桐ヶ谷和人「ポケットモンスターをやろう!」(213)

【設定など】

登場人物
桐ヶ谷和人(キリト)
結城明日奈(アスナ)
桐ヶ谷直葉(リーファ/スグ)
…など、本編ソードアートオンラインに登場している人物たち。世界観は現実世界のためアバター名ではなく本名で記載、時間軸はSAO、ALO両事件が解決し、皆現実世界に帰還した後の物語。アニメ版で例えるならば、第一期最終回(25話)以降のお話。
原作、アニメと相違なる点がもしかしたらあり。苦手な方はスルーで。

明日奈「ポケットモンスター…?」

和人「なんだ明日奈、知らないのか?ポケットモンスター通称ポケモン、1990年代からあの大手ゲーム*リークが開発して任*堂が販売してる、大人から子供まで幅広い世代に未だに愛されてる、日本が世界に誇るあの大人気ゲームシリーズだぞ!」

明日奈「いや、もちろん知ってるけど、でもどうして今頃になってポケモンの話が出てくるの?」

和人「ふふふ…、実はな、ここだけの話なんだが、近いうちにポケモンの最新作が発売されるって情報をエギルから聞いたんだよ!」
わくわくッ

明日奈「え!?でもポケモンってもう長いことシリーズ開発されてなかったのね?どうして今になって新しいシリーズが出ることになったの?」

和人「ああ、どうやらゲーム○リークも任○堂も経営があまり芳しくないだろ?だからSAOやALOみたくフルダイブ技術を使って今の時代にあったポケモンを出して勝負を仕掛けたいらしい。俺たちが仮装世界でモンスターと闘ったように、仮想世界のポケモン世界で実際にポケモンたちと一緒に旅をしたりバトルをしたりして、かつてのポケモンブランドを取り戻したいらしい」

明日奈「ふ~ん、そうなんだ。それで、キリト君はその新しいポケモン買うつもりなの?」

和人「あぁもちろん!なんたってあのポケモンシリーズがバーチャルMMOに殴り込みだもんな! 将来創る側になりたい俺にとっては勉強にもなるし、これは大ヒット間違いなしだ!」

明日奈「ふふ、キリト君らしいね。」ニコッ

明日奈「ふ~ん、そうなんだ。それで、キリト君はその新しいポケモン買うつもりなの?」

和人「あぁもちろん!なんたってあのポケモンシリーズがバーチャルMMOに殴り込みだもんな! 将来創る側になりたい俺にとっては勉強にもなるし、これは大ヒット間違いなしだ!」

明日奈「ふふ、キリト君らしいね。」ニコッ

和人「明日奈はやらないのか?」

明日奈「え、あたし!?う~ん…、確かにポケモンやってみたいかも。キリト君もやるっていうし…。」

和人「実は俺、中古ショップで昔のポケモンのソフトとハードを買いあさって一通りプレイ済みなんだ。個体値とか努力値とか、そのあたりも大体は把握したよ。」

明日奈「ふふ、さすがは団長を倒した黒の剣士様だね! ポケモン界も攻略ってわけかぁ」

和人「明日奈はやらないのか?」

明日奈「う~ん……、確かにピカチュウとか可愛いから会ってみたいけど、ALOのこともあるしなぁ~。」

和人「ユイのことか? それなら大丈夫だよ。 バーチャルMMO対応になったポケモンは捕まえたポケモンのデータをそっくりそのままALOへ連れてくることもできるんだ。」

明日奈「えっ!? それって、ゲットしたポケモンをALOに連れてきて、ユイちゃんと会わせることも出来るってこと?」

和人「あぁ、だから最近ALOにログインしてる時間よりこうやってリアルで過ごす時間の方が多い俺たちにとっては、ユイに寂しい思いさせないように、遊び相手を連れてきてやることも出来るってこと」

明日奈「へぇー、すごいねそれ! 可愛いポケモン捕まえたら、ユイちゃんきっと喜ぶね!」

和人「ま、そんなわけでかつてゲーム業界で天下を治めてた任○堂やゲーム○リーク様が、俺たちがプレイしてきたバーチャルMMOにどう殴りこむのか、お手並み拝見ってわけだ」

明日奈「でもキリト君、その新しいポケモンのソフトって、いつ発売なの? それにポケモンが出る話、今キリト君から初めて聞いたよ?」

和人「ふふふ…、驚くなよ明日奈? 実は俺、その新作ポケモンのテストプレイヤーに選ばれたんだ!!」

明日奈「えっ?テストプレイヤー!?」

和人「シッ、声がデカイよ明日奈、本当はテストプレイヤーであることは、他人にあまり言うなって言われてるんだよ」

明日奈「アワワ…ご、ごめんね(キリト君、ポケモンの世界でもベーターになっちゃうの?)」

和人「まぁ、SAOやALO事件のこともあって俺も明日奈もすっかり有名人になっちゃったし、それに目をつけた制作サイドが直々に依頼してきて、断る理由もなかったから引き受けたって感じ。明日奈は俺よりも目覚めるのが遅かったから、俺が選ばれたってことみたいだ」

明日奈「凄いねキリトくん、直々に依頼されるとは、さすがは二つの事件を解決した英雄だね!」ニコッ

和人「おいおい、なんかそう言われると照れちゃうだろ//」

明日奈「だって本当のことじゃない……ふふふ//」

ベンチに腰掛け仲睦まじいそうに話している若い二人、それを物陰からじーっと恨めしそうに見つめる少女が二人

???「ンン~~~、キリトとアスナの奴、真昼間からあんなに堂々とイチャイチャしてッ」ピキピキッ

??「ちょっとリズぅ…、里香さん。また覗きなんて趣味悪いですよ。」

里香「だってさぁ~、あんなに堂々と見せつけられちゃったら、いくら見慣れた光景でも、やっぱり気になってしょうがないわよ!そういうあんたはどうなのよ、珪子!?」

珪子「え!?そ、それは…私だってぇ…そのぉ…。」

里香「もぉー!!もったいぶらないでハッキリ言っちゃいなさいよ、アンタも気になってるんでしょ?」

珪子「うぅ~…そ、それより里香さん、キリトさんの話聞いてました?」

里香「ちょっとアンタ、何話題変えようとしてんのよ!」

珪子「いいからッ、キリトさんが話してたことですよ!」

里香「キリトが話してたことって、ポケモンのこと?」

里香「もぉー!!もったいぶらないでハッキリ言っちゃいなさいよ、アンタも気になってるんでしょ?」

珪子「うぅ~…そ、それより里香さん、キリトさんの話聞いてました?」

里香「ちょっとアンタ、何話題変えようとしてんのよ!」

珪子「いいからッ、キリトさんが話してたことですよ!」

里香「キリトが話してたことって、ポケモンのこと?」

珪子「そうです! 私ポケモンそのものは知ってますけど、もちろんプレイはしたことないので、興味津々です」 瞳キラキラッ

里香「私もポケモンの存在は知ってるし、動画とかで見たことあるくらいかな~」

珪子「キリトさんの話では、ゲットしたポケモンをALOへ連れて来られるってことですしね!」

里香「そらゃ~ますます興味深い話ね、使えるポケモンがいたらクエスト攻略や鍛冶屋の仕事もはかどるわねッ!」

珪子「私はピナの友達になれるような可愛いポケモンが欲しいです」

里香「ったく、キリトの奴、自分一人だけ抜け駆けなんかしてさぁ~、私たちだってSAOの世界で生き残ったプレイヤーだっつぅの!しかも私数少ない美少女プレイヤーにしてさらに数少ないマスタースミスだし…」 チッ

珪子「それ自分で言っちゃいますか…」 ボソッ

里香「なによッ、事実じゃない!」ドヤァッ

そんな彼女達の存在にも気づかずに、ベンチに腰掛け昼間の暖かな日差しを浴びながら照れあっていた若い男女の会話は弾んでゆう

明日奈「でもキリト君だけなんかずるいなぁ、私だってキリト君と同じ攻略組でしかも奥さんなのに…」プンプン

和人「いや、そう言われてもな~。まあ明日奈にはポケモンの情報なるべくたくさん話すからさぁ、そう怒るなよ」

明日奈「ふふ、まぁそういうことなら許してあげなくもないかなぁ~♪」ニコッ

和人「でも、本当はいっちゃダメなことなんだかな! 他人には言うなよ。」

明日奈「うん、誰にも言わないよ」

明日奈「」

和人「まあ俺も、テストプレイヤーといってもしょっちゅうダイブするわけでもないし、勉強もあるけどALOでユイやみんなと会う時間や、こうして現実で明日奈と会う時間もあるからな」キリッ

明日奈「キリトくん……//」きゅん

里香「ンアァーー、明るいうちからあんなにイチャつきやがって~~!!」

珪子「ちょっと里香さんッ、声が大きいですよ! ばれちゃいますよッ!」

和人「さて、そろそろ行こうか明日奈」

明日奈「ねぇキリト君、この間美味しいお店見つけたんだけど、今から行こうよ~!」

和人「おっ、いいね。ちょうど腹も減ってたしなぁ~。」
トコトコトコ……



珪子「行っちゃいましたね、あの2人」

里香「まったく、見せつけてくれるわね……、いつものことだけど」

その日の夜…

和人「ただいま、スグ」

直葉「あ、おかえりお兄ちゃん。今日は遅かったね。」

和人「あぁ、明日奈とご飯行って来たんでな」

直葉「ふ~ん………」
じ~~~~

和人「な、なんだよ…」

直葉「べっ、別に~(いつもより帰りが遅かったし、もしかして明日奈さんと変なことでもしてたんじゃ!?)」

和人「そういえば今日は母さんは出張で帰ってこないんだな、俺は明日奈と食べて来たし、このまま部屋に行くよ。明日は俺が飯を作るから、スグもおやすみ。」

直葉「え……、あっ、うん……」

スタスタ……バタン

直葉「今日のお兄ちゃん、なんとなく怪しい…、何かを隠してる?やっぱり明日奈さんとあんなことやこんなことを……//」

和人の自室にて…

和人「さて、明日は休みだし、課題もないし、早速ポケモンのテストプレイをやっておくか!」

和人「ポケットモンスター……リンクスタートッ!!」

ウウィィィィン…、ピコピコッ!



ここは仮想空間、ポケットモンスターの世界

アナウンスNPC『ポケットモンスターの世界をようこそ、これより、テストプレイヤーによるチュートリアルを開始いたします!!』

和人「お、早速初期設定か」

NPC『まずIDとパスワードを設定し、アバター名と性別を設定してください』

和人「え~と、ALOとの設定っと…」ピッ

NPC『ALOとのリンク完了、アバター名は同様、〝キリト〟となります。なお、本作品のアバターは自分自身がポケットモンスターの世界を冒険するためのリアリティの演出のため、リアルのあなた自身とまったく同じになります』

キリト「お、リアルの俺とまったく同じ姿に! ここはSAOと同じなのか…やるなゲーム○リーク!」

博士NPC『ポケットモンスターの世界へようこそ。私の名前はマウンテンブレード博士。この地方のポケモン研究の第一人者なんだよ、よろしくね』ニコッ

キリト「マウンテンブレード?……やけに長い名前だなぁ。どんなネーミングセンスだぁ」

マウンテンブレード博士()

博士NPC『ポケットモンスターの世界へようこそ。私の名前はマウンテンブレード博士。この地方のポケモン研究の第一人者なんだよ、よろしくね』ニコッ

キリト「マウンテンブレード?……やけに長い名前だなぁ。どんなネーミングセンスだぁ」

マウンテンブレード博士(以外博士)『ポケットモンスター縮めてポケモン、ポケモンがいかなる生き物なのかは、ここにいるプレイヤーなら問わずしても知っているかな?』

キリト「まぁそらゃーポケモンくらいみんな知ってはいるしだな…、俺なんて中古屋でハードとソフト買いあさったから、その辺のテストプレイヤーとは一味も二味も違うぜッ!」(`・ω´・)+


アスナ?「きゃー、キリト君かっこいいよぉ…///」

キリト「!!?ッ」

プレイヤーと化したキリト少年の背後に、明らかに明日奈と見られる美しき胡桃色の長い髪をかき分け、いとしき黒の剣士様を見て顔を紅くに染めた

キリト「どうして明日奈の声が!……ってあり、誰もいない?」

キリトは振り返りあたりを隈無く見渡すが、その声の主であるはずの自身の想い人の姿はどこにもなかった

博士『ふふ、驚いたかな?』

キリト「!?」

博士『これは試作段階だけど、このゲームのちょっとした遊び心仕様だよ。プレイヤーの心の中にある最愛の人のイメージを、旅のはじまりの時だけ具現化したってわけさ』

※重要なお知らせ

次からこちらで書きます!
http://sstokosokuho.com/ss/read/119

ご期待にお応えできず、申し訳ない。
もう新しいサイトで書いてるので。

by 作者

更新しました。
http://sstokosokuho.com/ss/read/119

作者です。

新しいサイトとあわせて、同時進行とすることにしました。
ただし、投稿は新しいサイト優先となります。よろしくお願いします。

てなわけで再開。

キリト「えっと…、その演出要りますかね?」

博士「ふふ、誰だって新しい門出を祝してもらいたいのは、やっぱり好きな人だったりするだろ?」 にこっ

キリト「は…はぁ。(制作スタッフの俺へのあてつけかぁ?)」ハァッ

博士「まぁ、その好きな人もこの世界にログインしてプレイヤーとしてダイブしたら、一緒に旅することもできるよ!ポケモンほ旅は、今やボッチだねじゃなくてね、カップルで楽しめちゃうってわけだよ!」

キリト「何!?そうなのか…、じゃ、アスナともこのポケモン世界を攻略できるかもしれないなッ!!」

博士「ふふっ、君のガールフレンドはアスナちゃんって言うのかい?まぁ、クエスト攻略頑張ってね!」

キリト「あぁ…ありがとう。……えぇっと~」

博士「あぁ、僕のことは普通に博士でいいよ!」

キリト「えっと…、じゃあ博士! 聞きたいんですけど、このテストプレイではどこまでゲームを進められるの?」

博士「あぁ、ポケモンの世界ではポケモンリーグ公認のジム戦や四天王、チャンピオンたちとの戦いや、プレイヤー同士の戦いが魅力だよね?だけどこれはあくまで体験版みたいなものだから、そこまではできない。最初のエリアに登場してくるポケモンたちをゲットしたり、そんな基本的なことかな。」

キリト「なんだ、SAOみたいに上まで行けるとばかり思ってたけど、そんな感じなんだなぁ」

博士「ふふ、でもね、テストプレイと言っても豪華な特典もあるよ! このプレイでゲットしたポケモンの経験値やアイテムや資金なんかは、正規プレイの時に引き継ぐことができるから、今のうちに気合入れてプレイをすることをお勧めするよ!」

キリト「何ッ*それはプレイしがいがあらそうだな!今のうちに、後々使えそうなポケモンを捕まえておくのも良さそうだな」

博士「ふふ、その通り!頑張っておくれよ、黒の剣士様!」

キリト「なッ** なんで俺のその呼び名を?」

博士「はは、SAOやALO事件のことで君は世間的にも知られてるだろ?このポケモン界でもそれは例外じゃないってことさ。もちろん、正規プレイのときは、他のプレイヤーの前でそのことをいじりはしないけど、アバターでバレちゃうだろうけどね」

キリト「うぅ…、なんだか先が思いやられるな…」ハァッ

博士「さて、無駄話はこのくらいにして、ポケモンマスターを目指す者なら誰もがお待ちかねの、最初のパートナー選びと行こうか!!」

キリト「おっと、そうだった!まずは肝心な御三家選びからはじめないとなッ!この先のジムリーダーや四天王たちがどのタイプの使い手なのかはわからないけど、どの御三家を仲間にするかは、ゲーム攻略の重大な鍵になるしなッ!」

博士「ふふ、さすがだねキリト君! ではお待ちかね、君の最初のパートナーとなる御三家ポケモンの登場だよ!」

キリト「このポケモン新シリーズの御三家は、どんなポケモンなんだ?」

博士「そのタイプは従来通り、草*水*炎の3タイプだよ。ではます、草タイプから紹介しようか!」

更新しました。

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キリト「おぉ~!」

博士「まずは草タイプの御三家、ウグイスポケモンのグラーバだッ!」

グラーバ「キュイーンッ!!」

キリト「おぉ、全身緑色でウグイスみたいな見た目をしているなッ! 羽の部分が葉っぱになっているのか!」

博士「グラーバは草タイプに加えてひこうタイプも合わせ持っているんだ。素早さが高くて育てやすいのが特徴だよ!」

キリト「う~ん、なかなか育てがいがありそうだな」

博士「続いて水タイプの御三家、シャチポケモンのキエールだッ!」

キエール「クウィーン!」

キリト「シャチがモチーフか、なんだか水族館にいそうだな!」

博士「キエールは攻撃力が高いのが特徴だよ」

キリト「へぇー、パワープレイヤー向けか」

博士「そして最後、炎タイプの御三家、火の犬ポケモンのクラッドだッ!」

クラッド「ワオォーンッ!」

キリト「うわぁ、なんだこいつ!?尻尾が刀みたいな形になってる」

博士「こいつは御三家の中でもバランスが取れていてね、所謂オールラウンダーって感じかな」

キリト「………、なるほど」

博士「さぁキリトくん、この3匹の中から君のパートナーとなるポケモンを選んでくれたまえッ!!」

キリト「………、ハイッ、決めたました!」

博士「お、もつ決まったのかい!?随分と即決だけど、時間をかけてじっくり考えてもいいんだよ?」

キリト「いや、一目見たときから直感でこいつだって思った…、俺がパートナーに選ぶのは………」

グラーバ(ドキドキ…)
キエール(ワクワク…)
クラッド(ソワソワ…)



キリト「お前だぁッ!!


時同じくして、ALO新生アインクラッド22層ログハウスにて…

ユイ「あ、ママ~」

アスナ「ユイちゃん、いい子にしてた?」

ユイ「ハイッ、あれ…、今日はパパはいないんですか?」

アスナ「あ、パパはね、ちょっと用事があって今日はログインできないんだ」

ユイ「そうなんですか…」しゅんっ

アスナ「元気出してユイちゃん、今日はパパはいないけど、ママと一緒に遊ぼうね~♪」

ユイ「……ハイ、そうですね!」


ピンポーン!!

アスナ「あれ?誰だろう、はーい!」
ガチャッ

リズベット「やっほーアスナ、遊びに来たわよー」
シリカ「こんばんわ、アスナさん」
リーファ「おじゃしまーす」

アスナ「あらみんな、いらっしゃい」
ユイ「こんばんわ、みなさん」

リズベット「あれ、キリトは?」

アスナ「あぁ、キリト君なら今晩はちょっと忙しいって…」

リズベット「ふ~ん、そうなんだ…」
シリカ「キリトさんがいないのは珍しいですね…」

リズベット(もしかして、早速ポケモンの世界にログインしてるのかしら…)
シリカ(きっとそうですね…) ひそひそ

アスナ「2人とも、どうかしたの?」

リズシリ「なんでもないわよ(です)ッ」

リーファ(え…、お兄ちゃんなら部屋にいるはずなのに、ログインしてないんだ…?)


ユイ「うぅ…、やっぱりパパとママ、2人が揃ってないとさみしいです…」
うるうるっ

リーファ「元気出してユイちゃん、お兄ちゃんはいないけど、今日は女の子同士でみんなで遊ぼうよ!」

シリカ「そうですね、キリトさんがいないのは寂しいですけど、みんなで何か楽しいことでもしましょう」

リズベット「たくぅ~、キリトの奴、こんな可愛い娘を放ったらかして、もしかしたら……浮気!?」

ユイ「えぇ!?パ、パパが浮気…」
うるうる…

アスナ「ちょ、リズぅーーー!」

リズベット「あははは、冗談だって、冗談。 こんな可愛い娘と奥さんがいるのに浮気なんてしてたら、この私がとっちめてやるんだからッ!!」

アスナ「もぉ~~~」

リズベット「まぁ、せっかく女子だけで集まったんだし、楽しくパァーっと女子会といきましょうかーー!」

ユイ「わぁ~い、なんだか楽しいです」

アスナ(ふふ、ユイちゃんが元気になってよかった)

リーファ(お兄ちゃん、やっぱり怪しい……)


一方その頃、ポケモン世界のキリトはというと…

キリト「じゃ博士、早速こいつのレベルアップがてらフィールド探索でもしてくるよ」

博士「あぁ、気をつけて行っておいで。と言うっても、この辺りはレベルの低いポケモンしか出てこないし、いざという時は私の研究室に戻ってポケモン回復マシーンを使えばいいし、まぁ君なら心配ないかな」

キリト「いよいよ始まるのか、俺とコイツの新しい冒険が!」

博士「ふふ、その子のこと、大切に育ててやっておくれ、それじゃ、また何かあったらいつでも立ち寄るといいよ」

キリト「あぁ、この世界も攻略してみせるぜ!」

博士「それと、ポケモントレーナーの旅のお供と言ったらこれ、モンスターボールとキズくすり、それとポケモン図鑑を渡しておくよ!」

"キリトは、モンスターボール5個、キズくすり3個、そしてポケモン図鑑を手に入れた!!"

キリト「おぉ、ありがとう博士!」

博士「モンスターボールとキズぐすりに関しては説明はいらないね。問題は図鑑なんだけど、今回から図鑑の仕様が変わったというか…」

キリト「なんだかこのポケモン図鑑、スマートフォンみたいな形だな…」

博士「ふふ、今回のポケモン図鑑はね、図鑑だけじゃないんだよ。本来のポケモン図鑑としての機能に加えて、マップとアイテムストレージ管理、ワンセグやラジオ機能、他のユーザーやキャラクターとの連絡の機能、それから近くでイベント発生があればお知らせしてくれる機能まで…、これ1台に集結しているんだよ!」

キリト「へぇー、それは凄いな!ポケモン界も随分とハイテクになったな~」

博士「他にも隠された機能があるから、それは旅をして自分で見つけてみてね、それじゃ、改めて、幸運を祈るよ、キリト君!!」

キリト「あぁ、行ってくるよ博士!」

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キリトが博士から初めてのポケモンを貰い、辺りのフィールドを探索してから数時間後…

和人「……う~ん、ログアウト完了っと、ポケットモンスター、なかなか攻略しがいがありそうだな…」

和人はポケモンの世界からログアウトし、時計を見てもうこんな時間かと思い、軽くシャワーを浴びて眠ることにした。

和人「さ~て、軽くシャワーでも浴びようかな……、あ、アスナからLINEだ」

何気無く自身の携帯端末の画面を眺めてみると、恋人明日奈からのメッセージが届いていた

明日奈『キリトくんへ、ポケモンの世界はどうだったぁー? 楽しかった? 可愛いポケモンとか見つかったかな? ユイちゃんがね、パパがいないって寂しがってたよ! 今度はポケモンを連れて一緒にALOにログインして、ユイちゃんのこと喜ばせてあげてね! それじゃおやすみ アスナより』

和人「そっかぁ~、ユイにはさみしい思いさせちゃったなぁ。よし、コイツを明日奈やユイに見せびらかしてやるかッ」

キリトはシャワーを浴びる前に、明日奈に返信した

和人『アスナありがとう、それとユイにはさみしい思いさせちゃったな。 今度ALOにログインする時は、新しく仲間になった俺の相棒を連れて行くよ! だから楽しみにしててくれ! それと、明日か明後日、何処か遊びに行かないか?特に課題も出されてないしさ。』

すると、しばらくして明日奈から返信が送られてきた

明日奈『ホントに!?すっごく楽しみ!ユイちゃんも喜ぶと思うよ! あと、明日だけど、じゃあ私ね、行きたいお店があるんだけど、買い物デートってことでどうかな?お昼前に原宿駅前に集合でいい?』


これを読み、和人はすかさず返信した

和人『わかった、じゃ明日原宿でな、おやすみ明日奈!』



明日奈とのやりとりを終えて、和人はシャワーを浴び、就寝した。

そして翌朝…

直葉「あ、おはようお兄ちゃん! 今日は早起きだね」

和人「おはよスグ、今日は明日奈と買い物する約束しててな」

直葉「え、そ、そうなんだ……(明日奈さんとデート…明日奈さんとの間に何か悪いことがあったわけじゃない。それに昨日も明日奈さんとお兄ちゃんは会っていてそれで帰りが遅くなった…でも昨日お兄ちゃんはALOにログインしなかった……どうして?)」

和人「お~~い、スグぅ?」

直葉「え、うわぁぁ~な、なにお兄ちゃん?(顔近ッ//)」

和人「なんか苦い顔してたけど、考え事か?」

直葉「な、なんでもないよぉ~//」

和人「そっか、ならさっさと朝ごはんにしよう。今日は俺が作る番だったな。軽い感じで、目玉焼きとトーストと、あとサラダの盛り合わせにスープでいいか?」

直葉「え、う、うん。それでいいよ!」


トントン…ガタガタ…チーン…

和人「それじゃ、いただきます」
直葉「いただきま~す!」

もぐもぐ…ごくごく…むしゃむしゃ…くちゅくちゅ…しこしこ…

>>1に苦手な方はスルーって書いてあるから野暮だけれど・・

・バーチャルMMO世代のキリトさん的にスマホ式は遥かにローテクだと思われ(SAOやALOでは空間にリストが出るし)
・バーチャルMMOの世界での情報伝達は全て現実世界のネットワークを介しているので仮想世界内に電波は存在しない(はず)でワンセグって言葉は明らかに電波を連想する(ポータブルテレビ的なニュアンスは分かるけど、将来にわたってワンセグという言葉がそういう意味で生きている可能性は現状の普及状態を見るに考えにくい。ただまあ世の中にはネットラジオとかいう意味不明な名前のものもあるから分からん。言いたいことはワンセグってバーチャルMMOの世界で有効な単語なのか?ということ)
・LINEと言われるよりはメッセージとかメールとかの方がすんなり読めるかな(ワンセグと違いLINEは固有名詞なのでワンセグ以上に生存率が低く、将来に存在するとは思えない)
・地の文と台詞でまったく情報が増えない地の文は要らない気がする(「アスナからLINEだ」→画面を見ると〜の2文はどっちかだけで通じる)

長々書いたけど一意見くらいに思って流してくれ
俺自身文章はゴミみたいなものしか書けないからな・・

>>69
これあくまでssだぞ。そんなんでいちいちつっこむとか、お前馬鹿だろww

更新しました
http://sstokosokuho.com/ss/read/119

直葉(う~~ん、明日奈さんとのことかどうかはわからないけど、でもお兄ちゃん、やっぱり私に何かを隠してるような……)
じぃ~~~

和人「な、なんだよスグ? さっきから俺のこと見て、どうかしてのか?」

直葉「え、えぇ~!? あ、あのねお兄ちゃん…その~(えぇい、こうなったらもうやけだ、思い切って聞いちゃえ!)」

直葉「あ、あのねお兄ちゃん!!」
バァンッ!!
和人「な、なんだよスグッ!?」

直葉「えぇ~と、どうして昨日の夜は、ALOにログインしなかったの?」

和人「………へぇ?」

直葉「だってね、昨日は明日奈さんとご飯食べてて帰りが遅かったんだよね?そして帰ってからお兄ちゃんずっと部屋にいたよね?」

和人「あ、あぁ…そうだけど」

直葉「いつもだったら、明日奈さんとデートした帰りや学校帰りでも、家に着いたらまずご飯食べてお風呂入って、課題や勉強がある時はそれを済ませて、そして寝る前の夜の時間にALOにログインしてみんなでクエスト攻略したり、遊んだりするよね?」

和人「あぁ…その通りだな。」

直葉「でも昨日のお兄ちゃん、いつもとは何か違ってた気がする…。私、昨日の夜はALOにいてね、みんなで集まってたんだぁ、明日奈さんもログインしてたよ」

和人「あぁ、明日奈から寝る前にメッセージがきてたよ!」

直葉「明日奈さんは、お兄ちゃんには用事があるからログインできないんだ~って、みんなに説明してたけど、お兄ちゃんずっと部屋にいたはずだよね?」

和人「え、あぁ…そうだ、昨日は部屋にいたぞ」

直葉「ユイちゃんもね、お兄ちゃんがいないから寂しがってたよ。」

和人「あぁ…、それも明日奈から昨日の夜言われたよ」

直葉「お兄ちゃん、昨日は自分の部屋でALOにログインしないで、いったい何をしてたの………?」

和人「え、え~と、それはだなぁ…」
(・_・;

直葉(明らかに動揺してる、やっぱりお兄ちゃん、私に何か隠し事してるんだ!)

和人(マズいなぁ、ポケモンのことは明日奈以外には言えないし、別にやましいことはしてないけどおかしな誤解を招くのも面倒になるしな…う~ん、どうやって切り抜けるか………)

直葉「んー、お兄ちゃん、私に何か隠し事してるのッ!?」
バァンッ!!
和人「いや、そのなスグ、え~と………(なんとか誤魔化すしかない!)」

直葉「お兄ちゃん、昨日の夜、ALOにログインしないで、自分の部屋で一体何して過ごしてたの?明日奈さんの言ってたその用事って、一体どんな用事なの!?」


和人「えぇ~も、スグ、いや直葉さん、君は何か勘違いしてるんじゃないかな?」

直葉「え?」

和人「俺は別に何もやましいことをしていたわけではないし、スグに心配や迷惑をかけることなんて本当にしてないんだ!」

直葉「う~ん……」

和人「その目は信じてないな…、俺たち血の繋がりはないけど世界でただ一人の大切な兄妹じゃないか! 俺のいうこと、信じてくれないのかい?」
うるうる…

直葉「うぅ、それは…その…私はお兄ちゃんのこと信じたいけどぉ//」

和人「だろ、だったらスグは何も考える必要なんてないんだよッ」(`・ω´・)+

直葉「いや…そんなドヤ顔で言われても…。なら、昨日何してたのか教えてくれてもいいじゃん! やましいことなんてないんでしょ!」

和人「あー、あれだよあれ、課題と勉強をしてたんだよ」

直葉「課題と勉強……、ホントにぃ~?(絶対怪しい…)」

和人「ほ、本当だってぇ!(信じてないな、こりゃ)」

直葉「課題なら、お兄ちゃん、いっつも明日奈さんの家かお兄ちゃんの部屋で、明日奈さんと2人でやってるじゃない?それに簡単な課題なら、ALOのログハウスでもアスナさんとやってるよね、いっつも?」

和人「あ、あぁ…昨日の課題は少し変わってたんだよ。俺1人でやらなくちゃダメだったというか、いつもみたいに明日奈に迷惑かけちゃいけなかったって感じでさ…勉強も、俺最近、将来のために英語の勉強をしてるんだよ。だからそれに時間かかっちゃったんだよ!」

直葉「むぅ~、なんか納得できないような…」

和人「ほ、本当なんだよぉ~スグッ!俺だっていろいろと今から将来のために準備をしているところなんだよ!」

直葉「うぅ~、なんか腑に落ちないような……、お兄ちゃんもともと成績良かった方だし、英語の勉強してるなんて話聞いたことないよ、私」

和人「まったく~、俺がたった一人の可愛い妹相手に、嘘なんかつくわけないだろ」(`・ω´・)+

直葉「えぇ!? お、お兄ちゃんが…わ、私のこと……可愛いって///」

和人「だから、直葉が余計なことなんて考える必要性はないんだよ」
アタマナデナデ…
直葉「ふぇえ、お…お兄ちゃん///」(//∇//)


和人「じゃ、俺は明日奈のところに行くから、夜ご飯までには帰るからなぁ~!!」 トコトコ…キィーン

直葉「…うん、い、行ってらっしゃい、お兄ちゃん///」


キィーン…ガタン、ガシャリッ


直葉「お兄ちゃん…行っちゃった…」
ポカーン…

直葉「まぁ、お兄ちゃんがあそこまで言うなら………、でも怪しいなぁ~、う~ん………、そういえばお兄ちゃん、原宿行くって言ってたような………」

桐ヶ谷家付近の街路にて…

和人「ハァハァ…、なんとか上手く切り抜けられたかな…、まったくスグの奴、明日奈以外には内緒でポケモンにログインしてただけっだっつの! さて、今から行っても少し早いかな? まぁ遅刻は良くないし、今から向かうか!」


その頃、再び桐ヶ谷家リビングにて…

直葉「う~ん、やっぱり気になっちゃうなぁ。そもそも明日奈さんは、そのお兄ちゃんの用事ってのを知ってたわけだよね…、お兄ちゃんは今から明日奈さんとデートだし、今明日奈さんに電話で聞くのもなんかなぁ…、どうしようかな」
(´・_・`)


そう、直葉は悩んでいて仕方がなかったのた。その悩みの種は言うまでもなく、自身の義兄和人のことであるが。

直葉「んあぁ~もう! やっぱりお兄ちゃんが昨日ALOログインしないで何してたのか、気になっちゃうよぉ~、本当に勉強してただけなのかなぁ?」(&

直葉の思いは複雑であり、葛藤していた。もちろん、あそこまで言ってきた兄の言うことを信じたいという思いもあるが、それと同時に抱くのは、兄の発言に対する腑に落ちない部分。その二つの狭間に直葉は揺れていたのだ、そう、彼女の胸部にある丸い二つの母性を感じるふっくらとした果実が揺れ動くかの如く…



直葉「う~ん、でもこのままモヤモヤしたままお兄ちゃんの帰りを待つんじゃ、何も変わらないよね!うん、そうだ、こうなったら……!!」

直葉はどうやら、何か決断をしたようであった。もちろんその決断の事実も、そしてその決断の果てに何があるのかも、彼女の悩みの張本人である義兄が知る余地などない…

午前10時45分頃、原宿駅前にて…
明日奈「あ、来た来た、お~いキリトく~ん*」

和人「やぁ明日奈、随分早いな!」

明日奈「ふふ、キリト君との買い物楽しみだから、待ち合わせよりも早く来ちゃったんだぁ~(^ ^)」

和人「ははッ、俺も…早く明日奈の顔見たいな~って思って、少し早めに家を出ちゃってさ」

明日奈「ふふ、キリト君ったら//」

和人(まぁ本当は、スグから逃れたくて必死だったってのが大部分なんだよな…) はぁ…

明日奈「ん、どうしたのキリト君?」

和人「いや、なんでもない。それよりこれからどうする?原宿で買い物って、服でも買いたいのか?それとも食事か?」

明日奈「これから暑くなるでしょ?だからこれからの時期に合わせた新しい服でも買おうかな~って思って、ランチは原宿で最近できた美味しいパンケーキのお店を調べて来たんだぁ~」にこッ

和人「ほほぉ~ん、下調べは入念にってわけですか?」

明日奈「もっちろん! 私だって女の子ですしオシャレにくらい人並みに興味あるわ。それにせっかくのデートだし、楽しまないとね!」

和人「女の子って、やっぱりみんな流行には敏感な感じなのかな?」

明日奈「んもぉ~、本当は私だけじゃなくて、キリト君にもいろいろと調べて欲しいんだけどなぁ」 プンプンッ

和人「えぇ…そんなこと言われてもなぁ、俺そういう流行りとかイマイチわかわないし」

明日奈「なら、次のデートはキリト君がいろいろと下調べして私をエスコートしてね!」

和人「え!? あぁ……、うん、わかったよ」

明日奈「ふふっ、やったぁー!」ニコッ

和人「それはさておき、早いとこ明日奈の行きたいお店に行こうぜ!」

明日奈「うんッ!」

和人と明日奈が買い物デートをしているその頃、直葉はというと……

直葉「うぅ~、やっぱり勝手にこんなことしちゃうのは罪悪感あるなぁ」



やはり兄が何か隠し事をしているのではないのかと仕方が無い直葉は、その兄和人の自室の前にいた

直葉「お兄ちゃんは今頃明日奈さんとデート中だし、お母さんもいないし、今この家の中にいるのは私だけ…。べ、別に何もやましい気持ちなんかないもん…// ただ、お兄ちゃんが何かおかしな隠し事をしてないか…気になるだけだもん//」


兄妹とはいえ、他人の部屋に勝手に入るのは悪いと思いつつも、直葉は自分にそう言い聞かせて、ドアノブを握りしめた

直葉「男の人が部屋で一人っきりになって、しかも他人には知られたくないことって…………、まさか////」

直葉は、兄が思春期の男子がよく1人部屋で勤しむであろうとある行為をしているのではないかと想像して悶々とした。しかし兄くらいの年齢の健全な男子がそういった行動をし、それを妹にしられたくないということは、桐ヶ谷家に限ったことではない、よくあることだ。それは直葉も理解している、しかし……


直葉「じゃ、じゃあ…お兄ちゃんの部屋のゴミ箱には、もしかして……///」

直葉は、改めて兄がSAOとALOの両事件を解決した英雄であると同時に、どこにでもいるような普通の男の子でもあるのだと思った…

直葉「うんん、まだそうと決まったわけじゃないし、それにお兄ちゃんには明日奈さんがいるし、でも1人の時でもしたい時ってあるかもしんないし………って、私は一体何考えてんのよぉ~//」


兄の部屋の前まできて、悶々として時間を無駄に浪費することの勿体無さに気がついた直葉は、決心して兄の部屋に入ることにした

直葉「そ、そうよ! 別にお兄ちゃんがそんなのをしていたとしても、私は軽蔑したりしないし、むしろありのままのお兄ちゃんを受け入れるもんッ// それに、明日奈さんだけでは処理しきれなかったっていうなら、その時はその分を私が……////」

直葉の悶々は、なかなか終わりが見えない。

直葉「と、とにかく! ここまできたら中に入って、軽く調べるだけ!そう、調べるだけよ! 私まで変になっちゃったらお兄ちゃんにも悪いし、覚悟を決めて、いざっお兄ちゃんの部屋ヘッ!」

ガチャッ!

直葉「おっじゃましま~す………って、お兄ちゃんは今頃明日奈さんとデートだし、いるわけないよね~」

時間はかかったが、どうにか和人の部屋に侵入することに成功した直葉、この部屋に入るのははじめてではないが、数分、いや数秒前までの悶々の影響か、罪悪感とともにおかしな緊張感が自分でも感じ取れる。しかし彼女がこの部屋に入った目的はただ一つ、兄が隠し事をしていないかを確かめること。
直葉は、一つ呼吸を置き、胸で疼く悶々を深く鎮め、部屋の中を見渡した


直葉「やっぱりまずは……ゴミ箱から//」

直葉は不安しつつも部屋の隅の方に置かれていた黒いゴミ箱を覗き込んだ。


直葉「じぃ………ん、あれ?ない…」

ゴミ箱の中には、直葉が不安に思っていたそれらしきものは見つからなかった。その中にあったのは、コンビニで購入したのであろう菓子の箱や包みがくしゃくしゃに丸められて、幾つか捨てられていただけだった…

直葉「ティッシュは……ない…ふぅ~第一クエストはクリアだッ!」ガッツ!

どうやら直葉にとって、兄の部屋のゴミ箱の中にはないでほしいものとは、ティッシュのようであった。
それがないと確認し、彼女は安堵した。それは、兄が何か怪しい隠し事をしていないかを確認するためのこのクエストにおいて、第一クエスト攻略を意味した。しかし、まだ怪しい何かがこの部屋の何処かにあるかもしれない。それを確認しない限り、直葉はグランドクエストを攻略できないのだ…

直葉「てかアタシ、何でティッシュがなかったからって安心したんだろう…。別にあったらあったで、まぁ…そのぉ//」


複雑な感情を胸の内で踊らせる直葉だが、ここは兄の部屋と言うなのダンジョン、グランドクエスト攻略のために、次の行動に出る

直葉「テーブルの上はっと? あれ、これって英語のテキスト…? お兄ちゃん、本当に英語の勉強やってるんだ…」

和人の机の上の状態は、まさに勉学に励む学生らしい散らかり方をしていたのだ。ペンや消しゴムなどは当然だが、直葉が一番目を奪われていたのが、比較的新しい英語のテキストと単語帳のようなものである。しかもそれは、ただ新しいのではなく、中をぱらぱらとめくってみると所々に蛍光マーカーで引かれた線が見れる。これを見て、この部屋の主が英語の勉強をしていないという結論に至る者はおそらく皆無であろう。
直葉も、その例外ではなかった……


直葉「お兄ちゃん………」

直葉は自分自身の行動に恥を感じた。兄のことを疑ってしまった自分自身が恥ずかしくて仕方がなかった…

直葉「お兄ちゃん……、本当に英語の勉強してたんだ。一生懸命マーカーまでつけて、それなのに私は…」


直葉は、兄は自分が心配しているようなことはしてないのだと思い、申し訳ない気持ちでいっぱいになった…


直葉「うぅ……ごめんね、お兄ちゃん。お兄ちゃんが帰ってきたらこのことは正直に言ってきちんと謝ろう…」


そう思い、直葉は部屋を出ようとしたが、テキストやノートの下に隠されている見慣れないパッケージの存在に気がついてしまった


直葉「ん、なにこれ……ポケットモンスターテストプレイ版…?」

その頃、デート中の和人と明日奈はとあうと、買い物を終えとある店でランチをしていた


明日奈「ふふ~♪ 一杯買っちゃったね」

和人「あぁ、その分荷物が大変だけど…」

明日奈「思わずたくさん買っちゃったね、キリト君は英語の本買ってたけど」

和人「新しいのが欲しくてな、なかなか大変だよ英語は」

明日奈「将来のために頑張ってるんだね~、えらいえらい」



そう、和人は本当に英語の勉強をしていたのだ。将来はフルダイブ技術に代わる新しいシステムを作りたいと考えている彼だが、英語はそのために必要となるので自ら勉強している。明日奈はそのことをなんとなくではあるが把握していたが、直葉は知らなかったのだ

明日奈「そういえばキリト君、ポケモンはどうだった?」

和人「あぁ、とりあえず進めるところまでは進めたよ。といっても、テストプレイだからまだ最初の方だけど。博士から最初のポケモンもらったから、そいつのレベルアップが主かな」

明日奈「御三家選びね! それで、どのタイプにしたの?」

和人「それはユイに見せるまでのお楽しみ。ALOにログインしたとき連れてくるよ。」

明日奈「えぇ~、早く見たいなぁー。じゃ今夜ALOにログインして見せてよ。ユイちゃんも喜ぶよ~!」

和人「そうだな、ユイには昨日会えなかったし、勉強も結構捗ってるし、今夜はALOにログインするか」

明日奈「あっ、でもポケモンのことってみんなには秘密にしておいた方がいいよね、どうする?」

和人「それじゃ、みんなにはバレないように俺と明日奈とユイの3人だけでこっそり集まるってことで」

明日奈「了解~!」

そしてその日の夕方

和人「ただいま」

直葉「あ、おかえりお兄ちゃん…」

和人「あれ直葉、今日は部活はなかったのか?」

直葉「うん、今日は体育館の点検でお休みだったの…それよりお兄ちゃん、今日はALOにログインするの?」

和人「え、あぁ~、今日はそのつもりだけど」

直葉「そうなんだ(ということは、やっぱりお兄ちゃんが昨日ログインしなかったのはあのポケモンのソフトのプレイのため…)」

そして夜、新生アインクラッド22層のログハウスにて…

ユイ「あ、パパァ~!!」

キリト「ユイ、昨日はごめんな。お詫びと言っちゃなんだけど、今日はユイとアスナにサプライズがあるぞ!」

ユイ「え、何ですかぁ?」

アスナ「ふふ、私も見るの初めてだから、楽しみだなぁ」わくわくッ

キリト「その前に、ポケモンのことについて説明しないとな」

ユイ「ポケモン…?」

キリトはユイに、ポケットモンスターについて説明した。

ユイ「なるほど、パパはポケットモンスターのテストプレイのために昨日はログインしなかったんですね、それで、どのポケモンを貰ったんですか?」


キリト「ふふふ…、これが俺の初めてのポケモンだ、出てこいッ!」

ブオォォン~~!!

アスナ&ユイ「おぉ~~~!!」


キリトは二人の目の前でモンスターボールを開いた。中から出てきたのは……

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その頃、リーファはというと…

リーファ「あ、2人とも~」

リズベット「やっほ~リーファ!」
シリカ「こんばんわ、リーファさん!」

リズベット「あれ、キリトとアスナは?」

リーファ「2人なら多分、ログハウスだと思うけど…」


リズベット「はぁ~、相変わらずお熱いことね…、こっちでもリアルでもイチャイチャしちゃってさ」

シリカ「何時ものことですけど、ラブラブですよね~」

リーファ「うん…(そういえばアスナさんは、ポケモンのこと知ってるのかな?)」

リズベット「なによリーファ? そんな顔して?」

リーファ「えっ!? 私そんな顔してました?」

シリカ「なんか難しい表情してたようなぁ…」

リズベット「もしかして、兄貴が今頃イチャイチャしてると思ってヤキモチぃ~?」ニヤニヤ

リーファ「そ、そんなんじゃないですよ// あの2人がイチャイチャしてるのは今に始まったことじゃないし!」

リズベット「んじゃ、なんでそんな顔してたのよ~?」

リーファ「え、そ、それは……」

リズベット「何かひっかかるわねぇ~、悩み事なら隠さないで言っちゃいなさいよッ!」

シリカ「そうですよ、私たちに仲じゃないですかッ! それとも、言いたくないことですか?」

リーファ「いや、そんなんじゃないけど…(ポケモンのこと、2人になら言ってもいいかな…)」



リーファは思い切って、2人にポケモンのことを告げた

リズベット「なるほど、ポケモンねぇー」

シリカ「やっぱりキリトさん、昨日はポケモンをやってたんですね!」

リーファ「えっ? やっぱりって…」

リズベット「実はね、昨日の放課後学校でね…」



リズベットは、リーファに知っている全てを告げた

リーファ「やっぱり、お兄ちゃん本当にポケモンのテストプレイしてたんだ!」

リズベット「そうなのよ! アイツ私たちには内緒でいち早くポケモンやってるのよ!」

シリカ「そうなんです! アスナさんにはそのことを伝えたんです。 しかもポケモンのことは本当はまだ内緒にしてないといけないらしいんです…」

リーファ「うぅ…、なんかズルいような。アスナさんには言ったのに、私たちには内緒にしてるところがまた…」

リズベット「まったくよッ、抜け駆けなんて許しておけないわッ!!」

シリカ「ポケモンもバーチャルMMO対応だから、ALOの世界に連れてこられるらしいですよ」

リーファ「へぇ~、それにしてもお兄ちゃん、SAOもベーダテスターだったのに、ポケモンでも選ばれるとは…」

リズベット「私だってSAOを生き抜いたプレイヤーだし、しかも数少ない美少女女性プレイヤーにしてマスタースミスよッ!! 誰よりも早くポケモンをプレイする権利くらいあってもいいじゃない!」

シリカ「私だって、数少ない美少女プライヤーにしてビーストテイマーですっ、それに加えてさらに希少な幼女! モンスターを扱うならビーストテイマーなる私の右に出る者はいませんッ!」


リーファ(それ自分で言っちゃうんだ…)

リズベット「とにかく、このまま納得しないわ! 早速2人のところへ乗り込むわよッ」

シリカ「そうですねッ、行きましょー!」

リーファ「でも私たちがお兄ちゃんたちのところに乗り込んだところで、ポケモンを出来るようになるわけじゃないような…」

リズベット「どのみち、ポケモンは発売されるわけだし、今のうちから情報を搾り取れる分だけ搾り取ったって無駄じゃないわッ!」

シリカ「そうですよッ、リーファさんだって置いてけぼりにされて悔しくないんですかッ!?」

リーファ「た、確かに、勘違いとはいえ心配はしたし、やましいことじゃなかったけど、やっぱり秘密にされてたのは」

リズベット「でしょ~ッ!」

リーファ「………わかった、私も行きますッ!」

リズベット「そうこなくっちゃッ!」

シリカ「そうと決まれば、レッツゴーです!」

再び、キリトたちがいるログハウスにて…

クラッド「ワオォーーンッ!」

ユイ「これがパパのポケモンですかぁ~!!」

アスナ「へぇー、子犬みたいで可愛いわねぇ!」

キリト「ふふ、これがこいつの情報だ!」

ポケモン図鑑
クラッド 火の犬ポケモン
タイプ:ほのお
高さ:0.5m 重さ:10.3kg
特性:もうか
夢特性:ぐれん(相性の悪いポケモンが相手の時、炎タイプの技を2回繰り出せる。2回目の技の威力は0.75倍で、PPの減りには影響しない)
※オリジナル特性

種族値
HP50.攻撃55.防御49.特攻55.特防47.素早さ52 合計308

尻尾が刀のような形をしており、そこから炎を発生させる。主人に忠実で、敵とみなした者には容赦無く吠えまくる。

アスナ「もしかして、この子を選んだのって尻尾が刀みたいだから?」

キリト「もっちろん!」(`・ω´・)+

アスナ「ふふ、キリト君らしいわね」くすくす

ユイ「可愛いですね~、ほーら、こっちにおいで」

クラッド「ワンッ!」

キリト「お、さっそくユイになついたな」

アスナ「私も~、お手!」

クラッド「ワンッ!」

アスナ&ユイ「かわいい~!」

ドンドンドンッ

キリト「ん、誰だ?」

リズベット「ちょっとキリト、アスナ、いるんでしょ~? 開けなさ~い!」

シリカ「無駄な抵抗はやめて、大人しく出てきてくださぁ~い!」

リーファ「お兄ちゃん、私もう知ってるんだからねッ!」

アスナ「リズたち!? なんだか様子がおかしいしような…」

キリト「もう知ってるって、もしかしてポケモンのことがバレたんじゃ…」

アスナ「嘘!? 私リズたちには言ってないし、キリト君リーファちゃんに話したの?」

キリト「まさか、とりあえずクラッドはボールに戻すか。ごめんなユイ、クラッドとはまた後で遊ばせてやるからな」

ユイ「わかりました」

キリト「戻れクラッド」

ブォォォン…

リズベット「お前たちは完全に包囲されているッ!」

シリカ「そうですッ! だから無駄な抵抗なしないでくださぁ~い」

リーファ「お兄ちゃん、可愛い妹に隠し事するなんてどういうことッ!」


キリト「あーもうわかったわかった、今開けるから」

アスナ「だから私たちを犯人みたいに言わないでよぉ~」

ガチャッ

リズたち「……………」

キリト「やぁ皆さん、あまり穏やかじゃないような…」

アスナ「どうしたのみんな?」

ユイ「なんだか皆さん怖いです」


リズベット「キリト…、あんた私たちに隠し事きてな~い?」

キリト「え、な…なんのことかな?」

シリカ「アスナさんだけずるいですー、私たちにも教えてくれてもいいじゃないですかぁ」

アスナ「ず、ずるいって言われても…」

リーファ「ひどいよお兄ちゃん、私にも教えて欲しかったな…」

キリト「………バレてる…よな…」

キリトは3人に、正直にポケモンのことを話した


リズベット「たくー、私たちに黙ってるなんて水臭いわね」

キリト「いやだって、他人には言っちゃいけないってことになってるし」

リーファ「でもアスナさんには話したんでしょ」

キリト「いやぁ、アスナには話してもいいかなぁーって思って、ついつい自慢したくなったというか」

アスナ「そ、そうよ! 私はキリト君の彼女だし、知る権利があるわッ!」

シリカ「うぅ~、そんなのズルいですぅ~」

リーファ「それなら私は妹だし、身内ってことで知る権利があるわッ!」

リズベット「私だってキリトの剣作ったし、知る権利があるわッ!」

シリカ「私だって、キリトさんに助けられたことあるし、知る権利がありますッ!」

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キリト「あぁーーーもうわかったわかった! 3人にもポケモンの情報教えるからッ!」

リーファ「ホントにッ!? やったぁ~~!」

リズベット「ふふ~んッそうこなくっちゃ~!」

シリカ「ありがとうございます、キリトさんっ」

アスナ「えぇ~、いいのキリト君?」

キリト「しかたがないさ、こうなったら。でも3人とも、ポケモンの情報は解禁になるまでは誰にも言うなよッ!」


リズベット「えぇ~、タダで黙ってろってゆ~の~?」

キリト「え?」

リズベット「そうねぇ~、じゃキリトが何でもいうこと一つ聞いてくれるっていうなら他の人には言わないでおいてあげる~」

キリト「なッ!?」

アスナ「…………えっ」

シリカ「キ、キリトさんが…なんでも///」

リーファ「いうことを…聞いてくれる///」

アスナ「ちょッ、リズぅーーーー!!」

リズベット「あはははは、冗談だってばぁ~。そうだなぁ、じゃ狩り手伝ってくれるってことてどう?」

キリト「まぁそれくらいなら…、いいだろアスナ?」

アスナ「うん! 狩だったらわたしも手伝うよ!」

リズベット「ふふッ、ありがとう2人とも!」

リーファ「うぅ…なんかちょっと罪悪感が…」しゅん

シリカ「やっぱりご迷惑でしたよね…ごめんなさいキリトさん、アスナさん、それにユイちゃん」 うるうる

キリト「いや別に、謝ることなんて…」

リーファ「よく考えたら私も、お兄ちゃんが変なことしてるって勘違いして、ポケモンのことだって隠そうとして隠してたわけじゃなかったし、それにポケモンのことをアスナさんにだけ教えてそれになんかヤキモチ焼いちゃって///」

アスナ「ヤ、ヤキモチ!!?」

リーファ「わ、わぁ!! と、とにかく、お兄ちゃんもアスナさんも、なんか…その…ごめんなさい」ぺこりっ

シリカ「私もごめんなさい…ユイちゃんがせっかくキリトさんとアスナさんと3人で過ごしてたのに…」しゅん


キリト「べ、別にいいんだよ。だから謝るなって! リーファもシリカも」

ユイ「もちろんパパとママと3人で過ごす時間は大切ですが、こうやってみなさんと一緒にいるのも楽しいですーー!」

アスナ「ほら、ユイちゃんもこう言ってるからさ!」



リズベット「ちょ、ちょっとーーー!なんか私だけ悪者みたいじゃないッ!?」

フィールドにて…

リーファ「ヤアァァァァーーッ!」

リズベット「チェストーーーッ!」

シリカ「やぁ~~~っ!」

モンスター「グオォォォッ!」


ユイ「うわぁ~、みなさん強いですッ」

リズベット「って、キリトッ! 手伝うって言ったくせに高みの見物!?」

キリト「いやぁ…だって、その程度のモンスターならリズたちだけで十分だし」

リズベット「なによ~ッ、可愛い乙女たちにだけ狩りさせといて、自分は百獣の王気取りってわけ~ッ!!」

キリト「べ、別にそんなつもりは」

アスナ「まあまあリズ、強いモンスターが出たら私とキリト君でやっつけてくれるって!」

リーファ「まぁこの辺りは強いモンスターあまり出てこないんだよね~」

シリカ「えへへ、せめて強いモンスターがもっとたくさん現れるといいんですけどね~」

リズベット「ったく、こんな雑魚モンスターばっかり倒してもレアアイテムなんか出てこない、どうせならもっと強いモンスター出るフィールドかダンジョン行こうよ~ッ 」

強いモンスター「グオオォォォンッ」

シリカ「うわぁ、リズさん!都合良くなんだか強そうなのが出てきましたよッ!」

リズベット「まってましたぁ~、さぁ出番よキリトッ!!」

キリト「へいへい」

アスナ「あれキリト君? まだストレージから剣出してないの?」

キリト「剣は使わないよ。」

アスナ「えッ!?」

キリト「ふふ、ちょっと試したいことがあるんだ!」 (`・ω´・)+

強いモンスター「グオォォォォン!!」

シリカ「うわぁ~~~、キリトさん、危ないッ!!」

リーファ「お兄ちゃん、逃げてぇーッ!!」

リズベット「キリトッ! 剣使わないでどうするつもりよッ!?」

アスナ「キリト君ッ!!」

キリト「大丈夫さ、俺が使うのは剣じゃない……コイツだぁッ!!」

ブォォォォンッ!

クラッド「ワォォーンッ!!」

リーファ「な、何あれッ!?」

シリカ「子犬の…モンスター?」

ユイ「あの子はクラッドです、パパの最初のポケットモンスターですッ!」

リズベット「あれが、キリトのポケモン?」

キリト「お前の強さをアスナたちに見せてやるぜッ クラッド、あのモンスターに向かってひのこだッ!!」

クラッド「ワーオーッ!!」
ボォォー

強いモンスター「グアァァァァ~~!」

アスナ「凄い、効いてるわッ!」

強いモンスター「グオォォォーーッ!」

リズベット「敵の反撃よ、キリトーーッ」

キリト「かわすんだクラッドッ!」

クラッド「ワンッ!」 シュッ

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シリカ「は、速いッ!」

リーファ「かわしたッ!?」

キリト「よし、もう一度ひのこだッ!」

クラッド「ワオー!」

強いモンスター「グァァァァー!」

リズベット「つ、強いッ!」

キリト「トドメだクラッド、ひっかくたいあたりッ!!」

クラッド「ワオーーーッ!!」
バンッ!

強いモンスター「グァァァァァア~~!!」

パリ~ンッ!!



モンスターは消滅した…

キリト「よくやったぞクラッド!」よしよし

クラッド「ワンッ!」

アスナ「凄いキリト君、ポケモンで強いモンスターを倒しちゃった!」

ユイ「わぁー、パパ凄いですぅ~」

キリト「いやぁ俺は何もしてないさ、クラッドのおかげさッ!」

クラッド「ワンッ!」


リーファたち「………………」

キリト「あ、そういえばリーファたちにはまだ見せてなかったな。俺の初めてのポケモン、クラッドだッ!」

クラッド「わんッ!」


リーファたち「か…………」

キリト「?」

リーファたち「かっわいぃ~~~!」

リーファ「これがお兄ちゃんのポケモン!?子犬みたいで可愛いー!」

シリカ「わぁー、ピナと遊ばせてあげていいてますかッ!?」

リズベット「何よキリトッ、こんなポケモンがいるんなりさっさと教えなさいよッ!!」


キリト「お、おい、そんなみんなで寄ってたかって、クラッドが怯えてるだろ」

クラッド「わぉ~(´・_・`)」

リズベッド「なによ~ケチケチしないのッ、だいたいアンタ何もしてないじゃないの」

リーファ「怖がらないで~、お~よしよし」ヨシヨシ( ,,´・ω・)ノ)

シリカ「ふふ、すっごく可愛いです~」
なでなで

クラッド「ワンッ!」

リズベット「ほらぁ~、もうすっかり私たちに懐いてるじゃない! 飼い主に似て美女に弱いのね~」

キリト「か、飼い主に似てって…」

その後リーファたちはクラッドたちとたくさん遊んだのであった。そして翌朝…

和人「ふぅ……、昨日はあの後クラッドとみんなを遊ばせるために遅くまでダイブしたから寝不足だな~、まぁ明日奈やユイも楽しんでくれたからいいけど……」

直葉「あ、おはよお兄ちゃん。昨日はたくさん遊んだねー」

和人「おはよスグ、おかげで寝不足だよ~」

直葉「ふふっでもユイちゃんもすっごい楽しそうだったよ」

和人「まぁな、明日奈にも自慢できたし俺的には満足ではあるかな」


直葉(むぅ~~、また明日奈さんばっかり、私には自慢したくなかったの?)ぷくっ

和人「ん、どうかしたかクズ?」

直葉「お兄ちゃん、なんで私にはポケモンのこと教えてくれなかったの?」


和人「いやーだって言っちゃいけないことになってるし、それにテスト段階って言ってもポケモンが発売されるのはそんなに遠くないって話だし…」

直葉「えぇ~なにそれ!? 明日奈さんには教えたの妹の私には黙ってるなんてひどい!

和人「いや~だって、明日奈は特別というかなんというか…」

直葉「むぅ……明日奈さんだけなんかズルイなー」ぷんぷん

和人「いや…悪かったって。まあ別に隠そうとして隠してたってわけでもないけどさ……それよりもスグ、ちょっと気になることがあるんだけど」

直葉「ん、何?」

和人「どうしてスグは俺がポケモンのベータテスターだって気づいたんだ?」

直葉「えぇッ!? そ、それは…そのぉ…リ、リズさんたちから聞いたからよッ!(お兄ちゃんの部屋に忍び込んだなんて言えない//)」

和人「なんだそうだったのか、それにしてもリズたちも酷いよな。影に隠れて俺と明日奈の会話を盗み聞きだなんて、まったく良い趣味じゃないよ」

直葉「あはは、そうだね~(お兄ちゃんがやましいことしてるんじゃないかと勘違いして勝手に部屋に入る妹の方が趣味悪いよね…はぁ…)」

和人「まぁ、約束通り内緒にしてくれればいいんだけど」

直葉「それよりお兄ちゃん、お兄ちゃんのポケモン可愛かったねッ!! 私ポケモンって言ったらピカチュウとかイーブイとか、あのあたりくらいしか思いつかないから、新しいポケモンもたくさん出るんのかな?」

和人「俺もくわしくは知らないけど、それなりに新ポケモンは出ると思うぞ。まあ俺たちの世代だとやっぱりピカチュウとかイーブイとか、あの辺りがポピュラーだもんな。 既存のポケモンももちろん出るだろうしなッ!」

直葉「クラッドみたいな可愛くて強いポケモンならたくさん捕まえてほしいな~、ALOのクエストでも役にたつもん!」

和人「あぁ、でも昨日試してわかったんだけど、ALOでモンスターを倒しても、ポケモンの経験値にはならないらしい。あくまでも連れて来られるだけみたいだな。もちろんポケモン世界での強さは反映されるけど、俺的にはバトルでの経験値のためにポケモンのほうで鍛えたいな」

直葉「え~そうなんだ、ALOでは経験値もらえないんだね。あのモンスター、結構強かったのになぁ。」

和人「ま、まだテストだからな、これからどうなるかはわかんないし、俺も出来るだけ時間を割いてやるつもりではいるけど」

同時刻、結城家の明日奈の自室にて…

明日奈「ふわぁ~、昨日の夜はつい楽しくて遅くまでダイブしてたなさから夜更かししちゃった~。でもユイちゃんも楽しそうだったし、たまにはいいかな~。それにしてもキリト君のクラッド、子犬みたいなのにすごく強かったなぁ。 可愛い見た目なのに強いって、なんだかキリト君に似てるかも…ふふっ*」




さらに同時刻、別の場所では…

里香「昨日はつい遅くまではしゃぎちゃったわね~、まあ楽しかっからいいんだけど。それにしてもキリトのクラッドは確かほのおタイプかぁ……、炎ってことは鍛冶に使えるわよね? 私もポケモン始めたら御三家はクラッドにしようか………、べ、別にキリトと同じのにしたいってわけじゃないし// あ、あくまでも鍛冶に使えると思って炎タイプにしたいだけだしねッ// …………うぅ~何考えんよのアタシ////」


珪子「ふぁ~、昨日は楽しかったなぁ、夜遅くまでログインしちゃったけど。それにしてもキリトさんのクラッド可愛かったなぁ~、他にも可愛いポケモンとかたくさんいるのかな~? ふふっ、私も早くポケモンやってみたいかもッ そしたら私もキリトさんと一緒に……///」

再び桐ヶ谷家にて…

直葉「そういえばお兄ちゃん、今日の予定は?」

和人「あぁ、特に用事はないけど……、明日奈と逢おうかな~」

直葉「えぇ~!? 今日も明日奈さんとデートッ! お兄ちゃん昨日だって明日奈さんと夕方までデートしてたじゃんッ!!」

和人「別にいいだろっ、俺と明日奈は付き合ってるんだし………//」

直葉「むぅ~(またそうやって明日奈さんばっかり、たまには私にも構って欲しいのにッ//)」

和人「あのぉ……直葉さん?」

直葉「きょ、今日はやめておいた方がいいんじゃないッ? ほらぁ、昨日はみんな遅くまでダイブしてたから明日奈さんだってきっと疲れてると思うしッ!」

和人「えッ………まぁ確かにそうだけどな」

直葉(よしッ!! じゃ今日はずっとお兄ちゃんと2人で…///)

和人「なら、俺の方から明日奈の家に行こうかな。それなら二人でまったりできるし!」

直葉「…………、なんでそぉ~~やるのッ!?」

和人「えっ、あの……直葉さん?」キョトンっ

直葉「もぉ~~~お兄ちゃんのばかぁ~
、なんでそうなるのよっ! それじゃ明日奈さんゆっくり休めないでしょ? 」

和人「いやぁ~だから、明日奈の部屋で二人でゆっくり休めばいいかな~って」

直葉「あ、明日奈さんの部屋で…ふ、2人で休むぅぅぅッ!?………/////」
カァァァァァア///////

和人「お、おいスグ大丈夫かっ? 顔真っ赤だぞ……?」


直葉「お、お兄ちゃんッ!!?」

和人「はっはい!?なんでしょう直葉さん……」

直葉「明日奈さん家に行くって言うなら、わ…私も一緒に行くッ!!」

和人「えぇッ!?」


と、いうわけで……

明日奈「ふふ~、キリト君いらっしゃ~い*」

和人「よっよぉ~明日奈」

直葉「こんにちわ明日奈さん」

明日奈「あれ、直葉ちゃん? キリト君、直葉ちゃんも一緒だったの?」

直葉「いやぁ…私も明日奈さん家見てみたいな~って思って(本当はお兄ちゃんが明日奈さんとエッチなことするんじゃないかと心配で…//)」

明日奈「そ、そうなんだぁ~いらっしゃい直葉ちゃん(もぅ~、せっかくお父さんもお母さんもいないからキリト君とS○Xやり放題だと思ったのに……)」


そしてここからしばらく、正妻明日奈と妹直葉の修羅場?……が始まった。

>>142
妹の事をクズって言ってる………

>>157
誤字ですね。気づきませんでした。
気をつけます!

直葉「あのぉ~お手洗い借りてもいいですか?」

明日奈「トイレならあっちだよ~」

直葉「あ、ありがとうございまぁ~す」
スタタタタ…

なんだか少し不機嫌そうな明日奈の顔を見て、和人は彼女の心境を即座に察した

明日奈「もぉ~キリト君ったら!! 直葉ちゃんも一緒ならそう伝えてよね」 プンプンッ!!

和人「いやぁ…スグがどうしても一緒に行くって聞かなくてさ」

明日奈「キリト君と2人っきりだと思ったのにぃ…(もしかして、私が昨日のポケモンバトルを見て思いついた獣プレイをキリト君としようと思ったことを察したの……やるわね直葉ちゃんッ!)」

直葉「……何故だろう、なんか嫌な胸騒ぎかする…ついて着て正解だったわ。明日奈さんお兄ちゃんに変なことしようとしてた気がする!なんとなくだけど。」

なんとなくではあるが、その直葉のなんとなくでした読みはズバリ当たっていた。明日奈の家に行こうとしたのは和人であったが、明日奈は昨日見せられたクラッドのバトルを見て、「今度、キリトくんとあんな感じで激しい獣プレイもいいわね…//」と思っていた。和人一人で結城家に訪れていたら、今頃間違いなくそのプレイが現実のものとなっていただろう…

直葉は、結城邸のトレイの個室内で一人、用も足さずに1人決意を固めたのであった。



和人「それにしても明日奈、今日はご両親は?」

明日奈「今日はお父さんもお母さんもお兄ちゃんもいないんだ。だから私だけだったの」

和人「へぇ、そうなんだ」

明日奈「それなのにキリト君、せっかく家で二人っきりだと思ったのにさぁ~、直葉ちゃんもついて来るならそう言ってよね」ムッ~~~

和人「わ、悪かったってぇ、今度この埋め合わせはするからさ。2人っきりでまたデートでもしよう!」

明日奈「ふふっやった~♪ (仕方がない
キリト君との獣プレイは次回のお楽しみっと!)」

和人「直葉には「昨日はみんなで遅くまでダイブしてたから明日奈さんも疲れてるよ」って言われてさ。だからどこが出かけるよりも家に行って2人でのんびりしようかなって思って」

明日奈「え、そうだったんだぁ~(フッ甘いわね直葉ちゃん、そんなことで私たちの邪魔をすることができるとでも?)」

和人「迷惑じゃなかった?」

明日奈「そんな迷惑だなんて、 キリト君がウチに来てくれるならいつでも大歓迎よッ! 私全然疲れてもないし~(そうよ、いつでもキリト君とヤレるように常に体力は温存してるよう管理してるんだからッ!)」

和人「よかった! それにしても初めて来たわけじゃないけど、明日奈の家は本当に広いよな~! ウチもこれくらい広いとな」

明日奈「そんなことないよ、キリト君の家も立派じゃない!道場まであるし!」

更新しました!
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ガチャッ!

直葉「あっ、お手洗いありがとうございましたー」

和人「あ、俺もトイレ借りていい?」

明日奈「うん、いいよ」

和人「それじゃ俺も…」
スタタタタ…ガチャ!


明日奈「………」

直葉「………」

2人の間にはどこか気まずい空気が流れていた。もちろん和人のことを通して直葉は普段明日奈とも仲が良く、ALOでもプライベートでも会うのだが、どうやら和人のことになると少し違うようである

直葉(うう…なんか変な空気だなぁ)

明日奈(今頃キリト君と獣プレイのはずなのに直葉ちゃん、侮れないわね…でもまだまだ甘いわッ!)

直葉「あはははっ、それにしても明日奈さんの家大きいですね~。」

明日奈「ふふ、そんなことないよぉー。ついさっきキリト君も同じこと言ってたよぉ~」

直葉「えっそうなんですか~。ふふふ」



直葉はどこか嬉しそうだった。兄が自分と同じことを言ってることが。

直葉(お兄ちゃんったら私と同じこと言ってたんだ…やっぱり私たち義理だけど兄妹だよね。仲良しだもんね///)

明日奈(直葉ちゃんなんだか嬉しそう…でも所詮は兄妹よ、キリト君は私のものよッ!)




ここから、和人がトイレから戻ってくる少しの間だが、2人の戦いが始まった

明日奈「ふふふ、直葉ちゃんがトイレに行ってる間キリト君と話してたんだ。将来結婚して、この家よりも大きくて立派なお家建てて一緒に暮らそうって!」

直葉「えっえぇ!!?」

明日奈「ふふっ、私たちまだ未成年だねど、大人になったら早く結婚したいなぁ~。あ、もちろん式には直葉ちゃんも来てくれるよね?(ふふ、先手は貰ったわ!)」
ニコッ

直葉「でも、お兄ちゃんと明日奈さんだけでそんな大きな家に住むなんて…、なら私泊りがけで遊びに行きますよっ!!」

明日奈「大丈夫、キリト君との赤ちゃんたくさん作るつもりだから、子供部屋は多い方がいいしその分お家も大きくしないとねッ! ニヤニヤ

直葉「えぇッ!? お兄ちゃんと赤ちゃん…た、たくさん作るって……////」

明日奈「えぇ、キリト君赤ちゃん何人欲しいかなぁ~?
(そうよ、キリト君に孕まさられる権利と義務があるのは世界でただ一人この私、結城明日奈だけなのよッ!! ふふふ…ごめんね直葉ちゃん妹であるあなたには認められない…そう私だけに許された特権なのッ!!)」

直葉「お、お兄ちゃんと……子作り…//」 プシュ~~~~//

明日奈「今のうちから練習しとかないと…キリト君いっつも外に出すから」 ボソっ

直葉「!!!!!??? そ、そんなのダメェェェ~~~~~~ッ!!」

明日奈「わぁっ、どうしたの直葉ちゃん、いきなり大声出して?(ふふ、効いてるようね)」

直葉(今、明日奈さんさらっと凄いこと言った……いっつも外に出すって……やっぱりお兄ちゃんはとっくに明日奈さんと身体の関係を…//// このままじゃ危ないッ! わ、私がいても目の前でお兄ちゃんが襲われるッ!!)




第一ラウンドは明日奈の圧勝に終わった。しかし続く第二ラウンド、直葉の反撃が始まる!!

直葉「で、でもお兄ちゃんならそんな豪邸よりももっと庶民的な伝統のある、そうまさにうちみたいな古風な創りの家の方がいいと思いますよ!」

明日奈「えっ……まあ確かにキリト君と私新婚生活はログハウスで暮らしてたけど…」

直葉「それにお兄ちゃん、私の剣道の練習にたまに付き合ってくれるし、やっぱりうちみたいな道場があるといいですね!」

明日奈「えっ!!? キ、キリト君と……つっ突き♂合う…ですって……//」
グッ!!

直葉「そう、お兄ちゃんったら私に激しく突いてくるですぅ~」

明日奈「キッキリトくんが…私以外の女に突く♂って、しかもその相手が妹だなんて…」 アセアセ

直葉「しかもお兄ちゃんの竹刀って硬くて大きいから痛いんですよねぇ~」

明日奈「えッええええぇぇぇ~~~ッ!!!!??」

直葉「あれ~どうしたんですか明日奈さん?(ふふっ明日奈さん焦ってる…)」 ニヤッ

明日奈(ど、どうして直葉ちゃんがそんなことを知ってるの!? 確かにキリト君のは大きくて硬いけど……/// それは私だけが……もしかして直葉ちゃん、私がいないところでキリト君とッ!?)

直葉「お兄ちゃんの子供ならきっと剣道やるだろうから、その時は道場で私とお兄ちゃんが先生になって教えてあげないとぉ~」

明日奈「………」

直葉の反撃により状況は一転したかに思えたが、この瞬間明日奈の目の色が変わった





明日奈「剣道もいいけど釣りなんかもどうかな?」

直葉「えっ、釣り?」

明日奈「キリト君結構釣りにはまってた時期があってね、意外にアウトドアなところもあるから、楽しめるかな~って思って」

直葉「でもお兄ちゃんが釣りしてるところなんか、私見たことないし…」

明日奈「あっ、SAO時代の話よ、私たちが新婚生活してた時にね、キリトくんが釣ってきたお魚を私が料理してたの~、そういえば直葉ちゃんはSAOでのキリトくんのこと詳しく知らないわよね?」

直葉「えぇ……まぁ」

明日奈「私リアルでも釣りってしたことなかったし、どんな感じかと思って触らせてもらったんだ…キリト君の竿を!!」ドヤァ

直葉「ええぇッ、お兄ちゃんの…さ、竿を///」

明日奈「キリト君の竿、硬くて太くてなんかゴツゴツしてたかな~。でもね私の手によく馴染むのぉ~~」ニコッ

直葉「な…馴染むって……//」

明日奈「こうね、キリト君の竿を思い切ってギュッてしたときの感触と言うか、凄く良かったの。その時確信したんだ、この竿は私にピッタリだって!!」

直葉「うぅ…うわぁぁぁ//」

明日奈「でも急にビクッてなるから、私も思わず強く握っちゃって、そしたらキリト君に「アスナぁ…そ、そんなに強く握っちゃダメだぁー」って怒られちゃったのぉ~」 てへぺろっ

直葉「そそ…そんなことまでぇ////」

明日奈「ふふ、今度のデートは思い切ってキリト君と釣りデートなんかもいいかなぁ~。 あっ、ALOでユイちゃんと3人で釣りができる湖にも行きたいな! そういえばポケモンにも釣竿ってあったよね…それもいいかなぁ~」

直葉「………」

明日奈「ふふッキリト君のすごいつりざお、早く握りたいなぁ~」ハァハァ…


直葉(あ…危ない!! このままじゃ、お兄ちゃんのが……、危ない/// やっぱりお兄ちゃんのは……私が守らないとッ//)

直葉「えっと…その時は私も呼んでくださいね」ニコッ

明日奈「え? そうだね~最初はキリト君と二人きりで行って、その次はユイちゃんも一緒にALOでやって、その次の時に呼んであげるね~」ニコっ

直葉(明日奈さんはいつでもお兄ちゃんのことを襲うつもりなんだ…こうなったら私も徹底的にやらないと!!)

明日奈(ごめんね直葉ちゃん、お兄ちゃんのことが気になる気持ちはわかるけど、でもキリト君は私だけのものよッ!! もぅ、キリト君のことを考えたらまた湿ってきたわ//)


ガチャッ

和人「ふぅ~スッキリした……って、どうしたんだ二人とも?」

明日奈「あ、キリト君。なんでもないよ~~」 ビリビリッ

直葉「そうだよお兄ちゃん、ちょっと明日奈さんとお話してただけだよ~」ビリリッ

和人「え、あぁ…そう」

この時、明日奈と直葉の間に発生したビリビリと音を立てる黄色い稲妻のようなものを、和人は己の視覚と聴覚でしっかりと感じ取った…
結局この日は夕方まで3人で結城邸で過ごした。帰宅時、和人は楽しい時間を過ごせたと満足していた。しかし明日奈は和人と自室で2人きりで過ごせなかったこと、そして直葉は自分が目の前にいたにも関わらず和人と明日奈が終始イチャイチャしていたことにやや不満であった。


明日奈「それじゃキリト君、直葉ちゃん、またね。」

和人「それじゃまたな、明日奈」

明日奈「ふふ、今度はキリト君1人で来てね~。2人だけで私の部屋で勉強会ついでにまったりしたいな~//」

和人「あぁ、楽しみにしてるよ」 ニコッ

明日奈「あ、あとそれとは別に、ちゃんと今度デートに連れてってよ! 私、キリト君と行きたいところあるんだ~♪」

和人「ああッ任せておけっ!!」

明日奈「ふふっ楽しみにしてるね♪」

直葉(むぅ~また私の前でイチャイチャしてぇーーー、まぁカップルだから当たり前だけどさぁ)

和人「ん?どうかしたかスグ?」

直葉「え! ううん何でもないよお兄ちゃん。それより明日奈さん、私もまた明日奈家にお邪魔していいですか?」

明日奈「もっちろん! 直葉ちゃんも歓迎するよ。キリト君について来るんじゃなくて、直葉ちゃん1人で遊びに来てもいいんだよ~」ビリビリ

直葉「あはは~私はお兄ちゃんと遊びに行く方がいいかな~」ビリビリ

和人「?」



この時和人は、また再び明日奈と直葉の間に先ほど見たのと同じビリビリとした電撃がぶつかり合うのを感じたのであった…。
2人の女の戦い?は、続く…のだろうか


そして帰宅後、桐ヶ谷家にて…


和人「ふぅ~、今日はほとんど明日奈の家で過ごしたから、もう夜かぁ~」

直葉「じゃ夜ご飯にしないとね。お兄ちゃん何食べたい?今日は私が作る番だし」

和人「そうだな~すぐ出来るのだと炒飯とかかな?」

直葉「オッケー!じゃチャーハンとあとは適当にサラダにするね。」


そして十数分後…

和人「いただきます!」パクッ

直葉「ふふ、いただきます」あん

和人「うん、直葉の料理は相変わらず美味いな~」

直葉「…………ねぇお兄ちゃん?」

和人「なんだ直葉?」

直葉「私と明日奈さんの手料理、どっちが美味しい?」

和人「えッ!? な、なんだよいきなり…」

直葉「だってぇ~、私負けたくないんだもん、明日奈さんにッ!」

和人「えッ!?」

直葉「むぅ~、お兄ちゃんったら私が目の前にいたのにさぁ、あんなに明日奈さんとイチャイチャしちゃって~」プクッ

和人「いやぁ…べっ別にいいだろ//俺と明日奈は恋人同士なんだし」

直葉「でもぉ~可愛い妹の前では少しは遠慮してよね! 」

和人「あのなぁ~、別にスグの目の前で明日奈と仲良くしてたって迷惑かけてるわけじゃないだろ?」

直葉「もぉ~~ッ!! お兄ちゃんって本当そういうところわかってないんだからッ」 プンプンッ

和人「えッえぇ~と…ごめん(スグはなんで困ってるんだろう?)」

直葉「もうーーお兄ちゃんッ!」ドサッ

和人「は、はい! なんでしょう直葉さん…」

直葉「別に私は明日奈さんとイチャイチャしてることに怒ってはないよ。そりゃお兄ちゃんと明日奈さんは恋人同士だしsaoの中では結婚までしてたし、だからその…そういう行為をするのも当たり前だとは思うけど…//」

和人「は、はぁ……」

直葉「でもぉ、なんかこう妹の目の前であんなに堂々と見せつけられるとなんか悔しいというか、なんか比べられてる気がするのッ!!」もじもじ

和人「いや~比べるとか言われてもな、明日奈は明日奈でスグはスグだからなぁ」

直葉「うぅ、それはそうだけどさぁ~」

和人「ま、まぁ直葉の前ではTPOには気をつけるように努力はするよ」

直葉「むぅ~~~、お兄ちゃんって本当女心わかってないというかデリカシーないというか、よくそれで明日奈さんみたいな綺麗な人と恋人になれたよね」 ハァ

和人「うぅ…俺ってそんなに女心わかってないのかなぁ~(確かにデートしてる時とかにたまに明日奈にも言われるけど)」

夕食後、直葉の自室にて…

直葉「はぁ…、やっぱりお兄ちゃんは私のこと妹としてしか見てないというか、まあお兄ちゃんのそういう鈍感なところ嫌いじゃないけど…///」 もじもじ

直葉「もちろんお兄ちゃんには明日奈さんがいて、私も普段明日奈さんと仲良くさせてもらって、だからあの2人が愛し合うのには嫌悪感は全然ないけど、もうちょっと構って欲しいというかさぁ、そういうところでは明日奈さんに負けたくない感じがあるというかさ、う~~~ん…、とりあえず宿題も終わったし、ALOにでも潜ろうかな」


ウィィィィン!
直葉「リンクスタート!」

一方、和人の自室にて…

和人「直葉のやつ、いったい何がいけなかったのかな~? てゆうか俺はそこまで乙女心がわからないのか? 明日奈とだって仲良くやってるし、リズやシリカやシノンとだって仲良くしてるつもりなんだけどな~」

和人は、相変わらず微妙な乙女がイマイチわからないでいた…

ALO内にて…

リーファ「あっリズさん、シリカちゃん」

リズベット「やっほ~リーファ!」

シリカ「あれ、キリトさんは?」

リーファ「あぁ、お兄ちゃん今夜はポケモンだって。なんか任○堂に提出しないといけないレポートみたいなのがあるんだってさ」

リズベット「へえ~なんか大変そうね」

シリカ「私たちももっと早く知ってればキリトさんのお手伝いできたのにな~」

リーファ「ところで、今日はどうします? 」

リズベット「そうね~、とりあえずアスナたちのログハウスにで行こうか」

シリカ「そうですね」

一方その頃、ポケモンをプレイ中のキリトはというと

キリト「さてと、今日は任○堂にいろいろと提出しないといけないレポートがあるから、ダンジョン攻略でもしようかな」

クラッド「ワンッ!!」

キリト「ここから1番近くて手頃なダンジョンは……、ここから少し離れたところにあるこの洞窟かな。行ってみるか!」

クラッド「ワンッ!」

キリト「しかしこのポケモンの世界、本当によくできてるよな~。なんというか、SAOやALOとはまた違った世界観というか、あの博士もNPCとは思えないほどの完成度だったし、バーチャルMMOもここまで浸透したんだなって改めて感じるよ」

クラッド「!? ワンワンッ!」

キリト「ん?一体どうした?」

クラッド「ワンワンッ!!」

ざわざわ……

キリト「あそこの草むらに何かいるのか…もしかして新しいポケモンか? よし、行ってみよう!」

タタタタタッ!

ざわざわ…ざわわ

キリト「やっぱり何かいるな、行けクラッド、あそこに向かってひのこだ!」

クラッド「わおーー!」

ボオォォォ~!!

???「チューーーー!!」

キリト「こ、このポケモンはッ!」


再びALOにて…

アスナ「そういえばキリトくん今日は任○堂に提出しないといけないレポートがらあるからポケモン進めるって言ってたっけ、今頃頑張ってるんだろうな~」

ユイ「ポケモンはどこまで進められるんですか?」

アスナ「パパが言うには、まだベータ版だからジム戦は出来ないみたいだよ。簡単なフィールドやダンジョンなら攻略出来るんだって!」

ユイ「新しいポケモンにも早く会ってみたいです~」

アスナ「ふふ、そうだね。たくさんいた方がなんだか楽しそうだもんね。ユイちゃんも私たちがログインしてない間寂しくないもんね(キリト君との新しいプレイスタイルも浮かぶかも……//)」

ピンポ~ン

アスナ「あっリズたちかな?はぁ~いどうぞ。」

ガチャッ

リズベット「やっほーアスナにユイちゃん、遊びに来たよ~!」

シリカ「今日も楽しく女子会ですぅ~」

リーファ「お、おじゃましま~す」

アスナ「みんないらっしゃい!」

ユイ「いらっしゃいです~!」

アスナ「ちょっと待っててね、お茶でも淹れるわ」

ユイ「私も手伝いますよママ~」

アスナ「ありがと~ユイちゃん」


トントンッ!

リーファ「ん、誰だろう?」

アスナ「シノのんかな? 最近学校のことで忙しくてログイン出来なかったらしいけど、今日は来るかもって言ってたし!」


ガチャッ!

シノン「あら、みんな揃ってるのね」

更新しました↓
http://sstokosokuho.com/ss/read/119

このSSまとめへのコメント

1 :  Light   2014年12月01日 (月) 13:13:11   ID: hrUqPgpv

なかなか面白いなwキャラの個性がよく分かってる良い作品だった

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