マッシュ「魔法少女ぉ?」エドガー「レディーを戦わせるなんて」(31)

マッシュ「おっとっと、どこだ?ここは」

マッシュ「うーん、人も居ないし、そもそもこの変な空間は何なんだ?」

エドガー「マッシュ、ここに居たのか」

マッシュ「おぉ、兄貴!いったいここはどこなんだ?」

エドガー「分からないな、ただ言えるのは……」

使い魔「kikikikikiki」

マッシュ「うわぁ!なんだありゃ!」

エドガー「さぁ?ただ、こちらを敵視していることは確かだ!」

マッシュ「何なんだよ!気持ち悪いな!」

使い魔「ki!」

エドガー「数が多いな!」

マミ「だ、大丈夫ですか?」

エドガー「そこの君!耳を塞げ!」

マミ「え、えぇ」

マッシュ「やべっ!」

エドガー「ブラストボイス!」

グワァァァアン!

使い魔「gi!」

マミ「……!!な、何ですか?い、今のは?」

マッシュ「あぁ、兄貴の機械だよ」

マミ「あんな機械、見たことないわ」

マッシュ「お、戻ったみたいだな」

エドガー「いや、どこだここは?知らないところだ」

マミ「え?見滝原市ですけど……」

マッシュ「見滝原市?どこだ?」

マミ「知らないんですか?と言うか、あなた達は一体誰なんですか?」

エドガー「あぁ、自己紹介がまだだったね、私はエドガー・フィガロ、フィガロ王国の国王だよ」

マッシュ「で、俺が弟のマッシュだ、よろしくな」

マミ「お、王様ぁ!?え、えぇっと、その、と、巴ま、ま、マミと、も、申します」

エドガー「そんなにかしこまらなくてもいいよ、マミ、宜しければこの町を案内してくれるかな?」

マミ「え?あ、あぁ、わ、分かりました」

エドガー「さぁ、いこうかマミ」

マミ「は、はい!//」

マッシュ「あ、おーい、兄貴ー!……行っちまった」

QB「あ、マミ!……まさか魔法少女を誘惑するなんて、マミもついて行ってしまったし……」

マッシュ「ん?なんだぁ、白いの、おいてかれたのか」

QB「君、僕が見えているのか?ちょうどいい、僕と契約して魔法少女になってよ!」

マッシュ「魔法少女ぉ?俺が少女に見えんのか?お前は」

QB「ごめん、どうかしてたようだ、だからそんなに強く押さないでくれ」

マッシュ「いや、ただ撫でてるだけだぜ?」

QB「うぐ、ちょ、やめ、きゅっぷ、きゅっぷ……」

ほむら「……どういうことなの?」

ほむら「そこのあなた、その獣から離れなさい」

マッシュ「なんだ?そんな物騒なもん持って」

QB「た、助け、助けて!」

ほむら「いいから離れなさい!」

まどか「……こっちからだよ!」

ほむら「……くっ!」

マッシュ「こいつは渡さないぜ」

QB「く、首が……」

ほむら「……今回はいいわ、だけど、まどかには近づかないで」

QB「……」

ほむら「聞いてる!?」

マッシュ「すまん、気絶させちまった」

ほむら「……もう、いいわ」

マッシュ「おぉい、おきろー」

まどか「だ、大丈夫ですか?ペットがぐったりしてますけど……」

さやか「なにその可愛い白い猫!お兄さんのペットですか?」

マッシュ「いや、俺のペットじゃねぇが……ケアルガ!」

QB「う、うぅ……」

まどか「!?何したんですか?」

マッシュ「回復したんだよ、おぉい、起きれるか?」

QB「うぅ……ひどい目にあったよ」

さやか「しゃ、喋ったぁ!?」

QB「君たちは、僕の姿が見えるんだね、どうだい?僕と契約して……」

エドガー「なんだ、ここにいたのか」

マッシュ「お、アニキー!置いてくなんて酷いぜ」

マミ「キュウべぇも一緒に居たのね……あら、鹿目さん」

QB「死ぬかと思ったよ」

さやか「あ、マミさん、デートですかぁ?」

マミ「ち、違うわよ!」

エドガー「あぁ、マッシュ、マミが我々を家に置いてくれるそうだ」

マッシュ「本当か?それはありがてぇ、よろしくな」

まどか「うぅん、じゃあ私たちももう帰りますね」

さやか「不純異性交遊はだめですよ、マミさん」

マミ「だからそんなんじゃないってば!」

エドガー「さて、マミ、案内してくれるかい?」

見滝原市に滞在することになって、数日が過ぎた頃

マッシュ「ふぅ、今日もマミの淹れる紅茶は美味いな」

エドガー「あぁ、淹れた本人の性格に似て、優しい味だ」

マミ「ケーキも焼けたわよ」

QB「……マミ!魔女が出たよ」

マミ「分かったわ、行きましょう」

マッシュ「魔女って、なんだ?」

エドガー「ついて行こう、マミが心配だ」

マミ「今助けるわ!ティロ・フィナーレ!」

魔女「あーれー」

マッシュ「……なるほどな、こういうことか」

マミ「エドガーさんに、マッシュさん!?着いてきてたんですか?」

エドガー「君が時折居なくなるから、どこに行くのか追っていたんだが……随分と危ないことをしているね」

マミ「だけど、私がやらなきゃ……!危ない!まだ魔女が!」

魔女「恐怖が世界を覆……」

マッシュ「ばくれつけん!」

マミ「……っへ?」

エドガー「私たちだって君の力になれる、困ったときは私たちを頼ってくれ」

マミ「エドガーさん……!」

さやか「……私たち、蚊帳の外だね」

まどか「うん」

ほむら「……何かが変わっていっている」

ほむら「もしかしたら、今度こそ!」

エドガー「やぁ、こんな所で何をしているのかな?」

ほむら「!?……何故あなたがここにいるの?マミと一緒に帰ったはずよ」

エドガー「君の美しい声が聞こえた気がしたからさ」

ほむら「……そう、私はマミのように落とせはしないわよ」

エドガー「手厳しいね、私は別にそういう訳じゃないんだが……」

マッシュ「おーい、アニキー?」

エドガー「それじゃあまた後で、ミス・ほむら」

また数日が立ち……

QB「まずいよ!孵化しかかってる!」

さやか「私、マミさん呼んでくる!」

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マミ「ここね?」

ほむら「あなたはここの魔女には勝てないわ」

エドガー「大丈夫だよ、私たちがついているさ」

マッシュ「早く行こう、孵化したら大変なんだろ」

ほむら「……なぜだろう、すごい安心感があるわね」

シャルロッテ「……」

マミ「今回は速攻で決めるわ!」

マミ(マッシュさんやエドガーさん、鹿目さんもいる!もうなにも怖くない!)

マミ「ティロ・フィナーレ!」

シャルロッテ「うきゅっ!」

マミ「どうよ!」

マッシュ「……!危ない!マミ!」

マミ「へっ?」

エドガー「動いたら死ぬぞ!」

マッシュ「あ、アニキ!よし、今のうちだ!」

シャルロッテ「待てと言われて待つ奴が居ますか!」

マミ「ひっ……!」

マッシュ「……よっと、大丈夫か?」

シャルロッテ「ちくしょう、チクショウチクショウチクショウチクショウチクショウチクショウチクチクチクチクチクチクチッッッッッッッックショォォォォォ!」

エドガー「……動いたら死ぬと言っただろう」

まどか「やったぁ!さすがエドガーさん!」

さやか「ヒーローみたいだね!」

ほむら(……やはり、何かが変わっている)

マミ「ありがとうございます、マッシュさん」

マッシュ「いいって、さぁ、帰って飯食おうぜ!」
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??「ガウガウ!きょうこ、こっち、こっち!」

杏子「あぁ、分かったよ、この辺だろ」

??「懐かしいにおい!ござる、ござる!」

杏子「……何なんだ?ござるって」

魔女「死ぬまで味方を殴りなさ……」

マミ「ティロ・フィナーレ!」

マッシュ「しんくうは!」

エドガー「ドリル!」

仁美「……あら?私は一体……」

まどか「スピード撃破だ!」

さやか「やったぜ!」

QB(……あれ?何か忘れてる気がする)

ほむら(……何か忘れてる気がする)

マミ「ふぅ、こんなものかしらね」

マッシュ「そうだな、よぉし、帰ろう……」

「ガウゥゥゥゥゥ!」

マッシュ「うおわっ!」

ガウ「ござる!ござる!」

杏子「おい、待てってば!」

マミ「さ、佐倉さん!?」

マッシュ「ガウ!ガウじゃねぇか!」

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