海未「私だけの凛」 (62)

凛「かーよちん!今日もラーメン食べに行くにゃー!」

花陽「うん、いいよ!凛ちゃん!真姫ちゃんも一緒に行かない?」

真姫「私も?別にいいけど」

ワイワイ ガヤガヤ

ことり「じゃあ、私達も帰ろっか。穂乃果ちゃん、海未ちゃん」

海未「・・・」

ことり「海未ちゃん?」

海未「え、は、はい!何でしょう!?」

ことり「どうかしたの?」

海未「い、いえ・・・何でもありません。帰りましょうか」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1405252223


穂乃果「そうだね、皆お疲れさま。また明日ね!」

花陽「おつかれさま!」

希・絵里「おつかれさま~」

にこ「ふ~疲れたわね。おつかれさま」

凛「かよちん、真姫ちゃん、早く行くにゃ!」

真姫「ちょ、ちょっと・・・引っ張らないでよもう」

海未「・・・」

凛はいつも、一年生同士で遊びに行っていますね。

どうして私じゃないのでしょう。

私が一番凛の事を分かってるのに。凛の事を思っているのに。

私が一番。

私が。

穂乃果「海未、ちゃん・・・?顔、怖いよ?どうしたの?」

海未「・・・なんでもありませんよ。さあ、早く行きましょう」ニコッ

~夜~

海未「はぁ・・・」

いつからでしょうか。こんなに凛の事が気になって仕方ないのは。

昔はただ、眺めているだけで良かったのに。

ですが今は。

凛に会いたい。他の人と喋っているとイライラしてしまう。

どうして私だけを見てくれないのでしょうか。

凛を独占したい。私だけを見てほしい。

おかしな事だとは分かっています・・・それでも。

海未「・・・おっと、もう二時ですか」

海未「そろそろ寝ましょうか。おやすみなさい」

今夜は、凛の夢が見たいです。

海未「1.2.3.4!1.2.3.4!」

穂乃果「あぁ・・・えっと・・・あれ?」

海未「穂乃果!毎回同じ所を間違えていますよ!」

穂乃果「えっへへー・・・ごめんね、海未ちゃん」

海未「全く・・・穂乃果がしっかりしないでどうするんですか」

絵里「まあまあ、ここは難しいところだし」

海未「そうやって穂乃果を甘やかすからこうなるんじゃないですか・・・」

穂乃果「もー・・・海未ちゃんは穂乃果に厳しいよー・・・」

ことり「あはは・・・それだけ穂乃果ちゃんの事が心配なんだよ」

希「穂乃果ちゃんの扱いに一番慣れてるもんなぁ」

凛「穂乃果ちゃんの事と言ったら海未ちゃんにゃ!」

花陽「良き理解者だよね」

にこ「あんたたち仲良いわよねー。もしかして付き合ってるんじゃないの?」ニヤニヤ


凛「えぇ、そうだったの!?」

真姫「からかうんじゃないの」

海未「・・・!」

海未「もう・・・からかわないでください」

違う。違う。私が好きなのは穂乃果じゃない。

私が本当に好きなのは・・・

絵里「はいはい。その辺にしておいて、練習を再開しましょう」

穂乃果「次こそ成功してみせるよ!」

海未「・・・始めましょうか」


海未「1.2.3.4!1.2.3.4!」

穂乃果「ふっ・・・!はっ・・・!やった!出来た!」

凛「おめでとうだにゃ!」

絵里「良かったわね」

海未「じゃあ、続きをやりましょうか」

穂乃果「うん!」


凛「かよちん、今日もラーメン食べに行かないかにゃ?」

海未(今日も遊びに行くのですか・・・一年生で)

花陽「ごめん、凛ちゃん・・・今日はちょっと」

凛「そうなの?じゃあ、真姫ちゃんはどう?」

真姫「ごめん。親がうるさくて」

凛「うーん・・・そっか。じゃあ・・・海未ちゃん!ラーメン食べにいこ!」

海未「え・・・!私ですか!?」

凛「うん!駄目かにゃ?」

海未「い、いえ・・・!私でよければ」

凛「決定!早速行くにゃ!」

穂乃果「そういう事なら私達は先に帰るね!じゃあね、海未ちゃん」

ことり「おつかれさま!」

海未(どうして、私なのでしょうか・・・ですが、すごく嬉しいです)

凛「んー、やっぱりここのラーメンは美味しいにゃ!」

海未「ええ、確かにとても美味しいですね」

凛「海未ちゃんのラーメンも美味しそうだね!ねえ、一口交換しない?」

海未「はい、交換しましょうか」

凛「はい、あーん!」

海未「・・・!?」

こ、これって・・・間接キス、ですよね

凛「あれ、どうしたの?」

海未「い、いえ、頂きます」

海未「・・・うん、美味しいです。ありがとうございます」

こんな恥ずかしい事を・・・何故サラっと出来るのでしょうか

・・・花陽や真姫にも同じような事をしているのかと考えると。

・・・・・・いけませんね。考えるのはやめましょう

凛「凛にも一口ちょうだい!」

海未「ええ、どうぞ」

凛「んー!美味しいにゃ!ありがとう!」

海未「いえいえ、こちらこそ」

凛「ところで・・・相談があるんだけど」

凛「こんなこと、海未ちゃんにしか相談できないんだけどね」

凛「かよちん、の事なんだけど」


・・・来た

凛「最近、かよちんを見てるとなんか・・・こう」

やめて。聞きたくない。

凛「胸がドキドキするっていうか・・・」

嫌。どうして。私じゃないんですか。

凛。凛。凛。

凛「はは・・・おかしいよね、女の子同士なのに」

海未「いえ・・・そんなことは」

凛「でも・・・やっぱり自分の気持ちに気付いちゃって」

凛「最初はね?ただの仲の良い友達だと思ってたんだけどにゃ」

やめてください。

それ以上は

やめて

凛「・・・凛、かよちんの事が好―」

バンッ!!

海未「・・・」

凛「ど、どうしたの?海未ちゃん。机なんか叩いて」

海未「・・・すみません、気分が優れなくて・・・帰ります」

凛「え・・・ちょ、ちょっと待ってよ海未ちゃん!」

海未「・・・失礼します」ダッ

・・・私を見てくれないのは何故ですか

・・・ああ、分かった

花陽のせいですね

花陽がいるから・・・花陽が

花陽さえいなければ

―次の日

穂乃果「海未ちゃん、どうしたんだろ?」

ことり「海未ちゃんが休むなんて珍しいねー」

凛「・・・」

絵里「あら、今日は凛が元気ないみたいね。大丈夫?」

凛「う、うん大丈夫だにゃ!」

花陽「・・・凛ちゃん、あとで私の所に来て」ボソッ

凛「・・・うん、わかった」

希「海未ちゃんが居なくても、ちゃんと練習しなきゃやね」

にこ「そうよ!私が仕切ってやってあげるから、覚悟しなさい!」

真姫「えぇ、にこちゃんが仕切るの・・・?」

にこ「何よ、不満そうにして!」

絵里「はいはい、そろそろ始めましょう」

凛「かよちん、話って何かにゃ?」

花陽「大体、察しはついてるでしょ?」

凛「・・・うん」

花陽「昨日、海未ちゃんと何を話したの?」

凛「・・・特に、何も話してないよ」

花陽「嘘。ちゃんと話して」

凛「ただ、ラーメンを食べに行っただけだよ」

花陽「いや・・・何か話したでしょ?」

凛「本当に何も話してないって・・・」

言えないよ。かよちんの事を相談しようとしたなんて・・・

どうして海未ちゃんが帰っちゃったのかは分からないけど。

これだけは言うわけにはいかない。

花陽「・・・そこまで言うなら、今回は何も無かった事にしておくけど」

花陽「けど、次こんな事があったらまた聞くからね」

花陽「何かされたら真っ先に花陽に相談してね。私は何があっても凛ちゃんの味方だからね?」

凛「何もされないよ~、心配しないで欲しいにゃ!」

・・・かよちんは、こういう時には少し口調が厳しくなる。

凛の事を本当に心配してくれてるんだなぁ。

だけど

・・・この優しさは、ただの友達としての優しさ。

私の気持ちには気付いてくれない。

でも、これでいいんだよね。ただの友達なんだから。

おかしいことなんだから。

花陽「じゃあ、帰ろっか」

凛「帰るにゃー!」

海未「おはようございます、皆さん」

絵里「おはよう。もう大丈夫なの、海未?」

海未「ええ、おかげさまで」

にこ「ちょっと、しっかりしなさいよねー!」

海未「はい。迷惑かけてすみません」

にこ「分かればいいのよ!」

花陽「あ、海未ちゃん!大丈夫だったの?」

海未「花陽ですか。ええ、大丈夫です。ありがとうございます」

花陽「・・・放課後、屋上に来て。話があるから」ボソ

海未「私もそのつもりでいました」ボソ


希「あれ、どうかしたん?」

海未「いえ。それじゃあ、練習をしましょうか」

穂乃果「えー・・・海未ちゃんの練習は厳しいからなぁ」

海未「穂乃果、まじめにやってください。全く・・・」

凛(・・・良かった、いつもの海未ちゃんだにゃ)


練習後

海未「花陽。話とは何ですか?」

花陽「白々しい。分かってるんでしょ」

花陽「もちろん、凛ちゃんの事だよ」

花陽「海未ちゃん、凛ちゃんの事が好きでしょ?」

海未「・・・」

私の沈黙を肯定と取ったのか、言葉を続ける。

花陽「はっきり言わせてもらうと」

花陽「凛ちゃんは私の物だから。貴女には渡さない」

海未「・・・いつから貴女の物になったんですか?」

海未「凛は、私だけのものです。同じ学年だからと言って、調子に乗らないでください」

静かに、ただ淡々と返したつもりだった。だけど。

花陽「声、震えてるよ」

花陽「凛が私の事好きなの、知ってるよね?」

海未「ええ。分かってます」

海未「だけど、それはただの気の迷いです。」

花陽「・・・ふーん。どうして?」

海未「だって。花陽は魅力的じゃないですから」ニコ

挑発。

私はここで引くわけにはいかない。

そして。その発言は相手の自尊心を大きく傷つけたようで

花陽「魅力的・・・じゃない?」

花陽「・・・だったら、その私に負けてる貴女は私よりも魅力が無いって事になるね」

海未「いいえ。だからただの気の迷いだと言ったはずです」

花陽「自分をどれだけ高く評価してるのかは知らないけど」

花陽「あまり、調子に乗らないほうがいいよ」

挑発に乗ってくる花陽。

花陽「現に凛は私に惹かれているわけだし」

海未「そうですか・・・そういうことにでもしておきましょう」

花陽「・・・いちいち気に障る言い方をするね。まあいいけど」

花陽「話はそれだけ。凜ちゃんは私の物」

花陽「それじゃあ」

それだけ言い残し、踵を返し歩いていく。

~数日後~

穂乃果「みんな、おつかれさま!」

ことり「つ、疲れた~」

海未「大丈夫ですか?お疲れ様です」

希「今日もしんどかったなぁ」

絵里「えぇ・・・中々ハードだわ」

凛(最近、海未ちゃんが冷たい)

凛(やっぱ前の事が関係してるのかにゃ・・・)

凛(どうして怒ってるのかは分からない)

凛(・・・話がしたいにゃ。誘ってみようかな)

海未「それでは、皆さんお疲れ様です」

凛「あ、う、海未ちゃん!ちょっと話が」

海未「すみません。忙しいのでまた今度にしてください」

凛「あ、う、うん」

海未「それでは」

凛(断られた・・・根気よく誘ってみよう)

~翌日~

凛「海未ちゃん、話があるんだけど」

海未「申し訳ありません。今日はちょっと」

~翌日~

凛「海未ちゃん。今日予定あるかにゃ?」

海未「すみませんが、今日は少し」

~翌日~

凛「海未ちゃん、少し時間あったりしない?」

海未「すみません。体調が悪くて」

凛(・・・逆効果だったかも知れないにゃ)

凛(ちょっとの間、様子を見ることにしよう)

海未「・・・」

花陽(どういう事・・・?)

花陽(急に、凛の事を避けたりして・・・)

花陽(何かする気なのかな。だとしたら、しっかり見張っておかないと)

花陽(凛は私が守るから)

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom