ほのえり「新婚一年目」 (126)

ラブライブ、ほのえりSSです。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1405246252

「行ってくるわね、穂乃果」

「いってらっしゃい!」

バタン


この瞬間はいつも淋しくなる。

家から二人分の温かみが消え、独りになる。

とはいえ、やることは沢山あるので悠長にしている場合ではない。

「さて、今日も一日ファイトだよっ!私!」

パチンと頬を叩いて、朝の家事をし終えて穂むらへと出かける。

絵里ちゃんに卒業式の日に告白して、早5年がたった。

お母さんや雪歩をはじめとするその他いろんな人に心配されけど、

最終的には、みんな納得してくれた。

ことりちゃんがウェディングドレスを用意してくれて、ささやかではあったものの式も挙げた。

今は小さいマンション暮しではあるけど、絵里ちゃんとの二人暮らし。

絵里ちゃんはお昼の番組のキャスター、私は穂むらのお手伝いをやっている。

とはいっても、基本的には店番だけで、本格的に継ぐのは雪穂になりそうなんだけどね。

穂「おはよう、雪穂」

雪「あ、お姉ちゃん。おはよう、今朝は早いね?」

穂「うん、まぁそれだけ慣れてきたってことかな?」

穂ママ「何言ってんのよ、そんなこと言って迷惑かけてるんじゃないの?」

穂「んもー!お母さんったら、私だってやるときはやるんだよ!?」

穂ママ「なら、今日はいつもより仕事量増やしても大丈夫かしらね♪」

穂「ぐっ……のせられた……」

雪「お姉ちゃんがのせられた事に気づいた!?」

穂「雪穂まで酷いよぉー!」ウワーン

穂ママ「まぁ、雑談はそのくらいにして、そろそろ始めるわよ」

穂・雪「はーい」

期待

ーー

(絵里の)先輩「あら、絵里。今日はお弁当?」

絵「えへへ、愛妻弁当ですよぉー」

絵「最近は余裕もできてきた見たいで良く作ってくれるんです」

先輩「へぇ、私は独り身だからね。自分で作るのも面倒だし…」

絵「そうですよね、私も独り身だったら栄養バランス考えた食事を摂ろうと考えても実践はなかなか…」

先輩「そうよね、なにかと考えることも多いしね」

絵「まぁその点私はあの子のこと考えるだけでいいんですが」ドヤァ

先輩「いやいや、仕事の事も考えなさい」ペシッ

絵「わかってます!でも私にとっての一番は穂乃果なんです」キリッ

先輩「絵里ってたまに変よね……特に嫁さんの話になると」

絵「えへへぇ……穂乃果ぁ……」ニヤニヤ

先輩(弁当見てニヤニヤしてるし、まぁでも仕事とのメリハリはキッチリしてるのよね)

先輩「それじゃぁ私は先に行っておくわね、遅れずに来なさいよ?」

絵「はい、わかりました」

先輩(もうキリッとしてるし本当なんなのかしらこの子……)

ーー昼休憩ーー

絵「さてと、お弁当お弁当……あら、着信?ことりから?」

絵「そういえば留学先から帰ってきたらしいわね」

プルルル…ガチャ

絵「あ、ことり?久しぶりね」

こ『絵里ちゃん、お久しぶりです♪』

絵「本当に久しぶりね、穂乃果から話はよく聞くけどことりの声を聞いたのは一年ぶりくらいかしら?」

こ『そうだね、なかなか直に電話することなんてなかったから』

絵「声が聞けてよかったわ、ところで何か用?」

こ『あ、うん、その……少し、絵里ちゃんに相談事があって』

絵「相談事?私に?穂乃果じゃなくて?」

こ『うん、できれば絵里ちゃんに相談したいなぁって』

絵「そうね、今日は早く上がれそうだしお茶でもどう?」

こ『相談、のってくれるの?』

絵「当たり前じゃない、じゃぁ場所は任せてもいいかしら?」

こ『わかったよ絵里ちゃん、ありがとう!』

絵「ううん、久々にことりの顔を見れるのを楽しみにしておくわ。じゃぁまた後でね」

こ『うん、またあとで!』

ーー

絵「と、ことりの指定した場所まで来たけど」

絵「……流石にメイドカフェではなく普通のカフェね」

絵「でも何かしら、この既視感。店の雰囲気というか」

こ「えへへ、ここの制服、私が作ったんだよ」ヒョコッ

絵「ことり、来たのね」

こ「うん、待たせちゃった?」

絵「いいえ、さっき着いたところよ。入りましょう?」

こ「うんっ!」

ほのえりやたーーー

絵「にしても、やっぱり」

こ「思い出す?」

絵「そうね、やっぱりことりの作る洋服はなにか纏っているというか…」

こ「あはは、言い過ぎだよ絵里ちゃん……照れるなぁ」

絵「本当のことを言ったまでよ、仕事はやっぱり服装を?」

こ「うん、こっちに帰ってきてからお母さんの知り合いのところで雇ってもらってるんだ」

こ「絵里ちゃんはよくテレビで見かけるよ、なにか不思議な感じはするけどね」

絵「うん、穂乃果もよく言ってるわ。家で会えるのに遠い存在に感じるとか」

絵「その点、しばらくことりは物理的に遠い存在だったけどね」

絵「またこうして会えてよかったわ」

こ「そうだね、でも穂乃果ちゃんが嫉妬しそうだね、その発言は」

絵「穂乃果はそこまで細かいこと気にしないと思うけど?」

こ「それもそうだね♪」


穂「うぇっぷしゅ!」

雪「どうしたのお姉ちゃん」

穂「なにか誰かにバカにされてる気がする…」

雪「正当な評価じゃない?」

ヒドイヨユキホー!ハイハイシゴトシゴト…

「の前は省略せんでもええで

絵「それで相談っていうのは?」

こ「……うみちゃんのこと何だけど」モジモジ

絵「海未?めずらしいわね、喧嘩でもしたの?」キョトン

こ「違うの、その、うう……///」

絵「ことり?どうしたの、顔真っ赤よ?……ってまさか相談って」

こ「う、うん……///」

絵「ハラショー、じゃなかった相談なのよね」

絵「ん?でも確か今貴方って」

こ「えへへ…まぁ職場に近いからって理由で居候?させてもらってるよ」

絵「よく親が許したわね」

こ「まぁ、その点は幼馴染だし信頼もあるからね」

絵「で、まぁその辺り掘り下げてもいいけど単刀直入に聞くわね」

絵「海未とはどうなりたいの?」

こ「そ、それはもちろん恋人……あわよくば結婚……///」

絵「でも告白する勇気はない、と」

こ「ううん、何度か挑もうとはしたんだけど……」


こ『海未ちゃん!今夜』

海『今夜の晩御飯ですか?それならーー』


こ『海未ちゃん!話が!』

海『ええ、聞いてますよ。少し大きい仕事が入ったそうですねーー』


こ「という感じで、はぐらかされたり、丁度話題があったりで…」

絵「なかなか気苦労耐えないわね…」

こ「絵里ちゃんはされた側なんだっけ?」

絵「ええ、とは言っても、私もするつもりではいたのよ?」

絵「でも穂乃果の速度には勝てなかったわね…」

こ「それはなにかわかる気がするよ」アハハ

絵「でも、いつまでもそうしてる訳にもいかないし」

絵「丸一日デートでもして、その締めに告白とか」

絵「ベタではあるけど、それなら話題がそれることもないんじゃないかしら」

こ「そうだね……問題は誘えるかどうかだけど……」

絵「そんなとこで弱気になってどうするのよ、伝えたいんでしょ。気持ち」

こ「うん…!ありがとう絵里ちゃん!」

絵「そうなるとプランね…鉄は熱いうちに打てと言うし、なるべく早い方がいいかしら」

こ「が、がんばってみるよ」

絵「ふふ、その意気よ、じゃぁ今日はこのぐらいにしておきましょうか。穂乃果も待ってるでしょうし」

こ「うん、相談にのってくれてありがとう!絵里ちゃん」

絵「いいのよ、また何かあったら連絡して、力になるわ」

こ「わかったよ、じゃあまたね。絵里ちゃん!」

絵「成功を祈ってるわよ、ことり」

こ「絵里ちゃんも穂乃果ちゃんによろしくね!」タッ

今日はとりあえずここまで


>>11
自分の書いてる環境だとなかなか一発で変換できないんです。
やっぱりフルで書いた方がいいんですかね?
何分初めてなもので

おつ
どっちでもいいよ

乙乙

おつおつ!
みんなフルで書いてるから慣れててその方が見やすいって人は多いかも

うーん……できれば次回以降も省略した形で書きたいと思います。
見にくい、直してほしいという方がいれば直す方向で

見にくいというよりフル表記に見慣れてるってことだよ

まあ若干見にくいけど好きにしてどうぞ
誤差の範囲内

内容面白いし問題全くないっす
乙です

ーー
穂「絵里ちゃん…遅い」

穂「早く上がれそうだってからお店に迎えに来てくれるって言ってたのに」

穂「まさか浮気とか……?」

絵「穂乃果!遅れてごめんなさい」ガラッ

穂「遅いよー、絵里ちゃーん」ションボリ

穂「浮気なんじゃないかって疑うところだったよ…」

絵「まさか私がするわけないじゃない」

絵(これはことりとの事黙って置いた方がいいのかしら…本人も恥ずかしくて相談しなかったんだしその方がいいわよね)

穂「む、何か隠してない?絵里ちゃん」

絵「な、何も隠してないわよ?さ、帰りましょう?穂乃果」

穂「うん」

穂「……この匂い、ことりちゃんと会ったんじゃないの?」

絵「へ?」ビクッ

穂「別に浮気を疑うわけじゃないけど、なんで隠したの?」

絵(ことりの言う通り穂乃果は結構細かいのかもね…いや私が気にしなすぎなのかもしれないけど)

絵(でも直接聞くのが恥ずかしいだけで、実際穂乃果の方が二人のことわかってるだろうし)

絵(やはりここは一つ穂乃果に頼って見るのも手かしら)

穂「絵里ちゃん?どうなの?」

絵「実はね、ことりから相談を受けていたのよ」

穂「ことりちゃんから?」

絵「ええ、海未との関係についてね」

穂「とんだ偶然もあったもんだ」ムムム

絵「え?」

穂「いや、ちょうど今日海未ちゃんが相談に…ね?」

絵「ハラショー」

絵「もしかして、いや多分そうなのよね?」

穂「うん、そうだったよ。海未ちゃんのあんな顔初めて見たよ」

絵「それは少し見て見たかったかも」

穂「む、そういえば絢瀬さんは海未ちゃんが好きだったんですっけ」

絵「ちょ、そんな話どこから!?」アセアセ

穂「それはまぁ…、そんなことより絵里ちゃんは私より海未ちゃんのほうが気になるの!?」ズイッ

絵(やっぱり結構細かいわね…でも嫉妬する穂乃果もかわいいわ)

絵「何言ってるのよ、今も昔も私は穂乃果一筋よ」ナデナデ

穂「えへへ…絵里ちゃん大好きー!」ギュッ

絵「私も大好きよ穂乃果、でも歩きにくいから帰ってからにしましょう」

穂「む…絵里ちゃんの意地悪…」

ガチャッ

穂「たっだいまー!」

絵「ただいま」

穂「えーりーちゃんっ!」ダキッ

絵「うわっ、どうしたのよ穂乃果まだ玄関よ?」

穂「だって帰ってからって言ったのは絵里ちゃんだもん」ムスッ

絵「でもそれだと私が作った晩御飯食べれないわよ?」ナデナデ

穂「うっ、それは嫌だよ!」

穂「でも絵里ちゃんとは離れたくない…そうだ、このまま料理すればいいんだよ!」

絵「何言ってるのよ、仕方ないわね。ご飯食べた後にならいいわよ」

穂「いーやーだー!離れたくないー!」ギュッ

絵「うーん困ったわね、このままだとさっき貰ったケーキがダメになっちゃうかもしれないわ」

穂「ケーキ!?」

絵「はやくれいぞうこにいれないとだめになっちゃうだろうなぁー(棒」

穂「わわわ…仕方ないわね。ご飯食べた後で許してあげるわ」エリィ…

絵「ナニソレイミワカンナイ」カミノケクルクル

ーー
穂「はー!お腹いっぱい、ごちそうさまー!」

絵「はーい、お粗末様でした、じゃぁ片づけるから少し待っててね」

穂「はやくはやくー!」

絵「はいはい、とりあえず洗っておきましょうか」




絵「お待たせ穂乃果」モッギュー

穂「えへへ、絵里ちゃぁん…」ギュウ…

絵「本当に穂乃果は甘えん坊ね」

絵「それで、海未からの相談はどんなだったの?」

穂「うーんとね、ちょうどお店が昼休憩に入る時間帯に海未ちゃんが突然…」

ーー
穂ママ「穂乃果、そろそろ休憩をーって海未ちゃんじゃない」

海「お久しぶりです、お母様」

穂ママ「あらあら、また一段と綺麗になったんじゃない?」

海「綺麗なんてとんでも…お母様こそお変わりなく」

穂「海未ちゃんも昔から言葉遣いは変わらないよね」

海「穂乃果、貴女はもう少し言葉遣いを気を付けてもいいと思いますが」

穂「うっ…手厳しいよ海未ちゃん……」



穂ママ「まぁでももうすこしお客さんに対する態度は硬くてもいいかもしれないわね」

雪「全くです」

海「だ、そうですが」

穂「うわーん!みんな酷いよー!」

海「全く、もういい年なんですからあまりはっちゃけた発言は控えてください」

穂「うん…で、海未ちゃんは何か買いに来たの?」

海「いえ。今日は穂乃果に用事が」

穂「穂乃果に?」

ーー
穂「はい、ほむまんどーぞ」

海「ありがとうございます」モグモグ

穂「相変わらず海未ちゃんはほむまん大好きだよね」

海「ほふはんはははふはふひはほへははふ…(私がほむまんを好きなのではなく)」モグモグ

穂「ほむまんが私を魅了してくるのです、だっけ?」

穂「とりあえず、口の中無くなってから喋ろうか」

海「……///」モグモグ

穂「あ、喋ることより食べることを優先するんだ……」

海「ふぅ…ご馳走様です」ツヤテカ

穂「お粗末さまだよ、ていうか海未ちゃん相談しに来たんじゃなかったっけ?」

海「はっ…そうでした、ほむまんに釣られてつい…」

穂(海未ちゃんがたまにすこしわからなくなる時があるよ)

穂「それで、相談って?」

海「ことりの事です」

穂「え?なに喧嘩でもしたの?」

海「いつも通りで安心したので、ばっさり本題からいかせてもらいますが」

海「私はことりが好きなんです、お嫁さんにしたいんです」ドンッ

穂「う、うみちゃん?」オロロ

海「あの艶やかな肌、本物の羽毛のように柔らかな髪、心をとかしてくれるあの声…」

海「全て私のものにしたいんです」

海「いつもそばにいて、私を支えて欲しいのです」

海「あの甘い声で私の脳をドロドロに溶かして欲しいのです」

海「ああ……ことり、ことりことり……」

穂「あ、あの海未ちゃん?」

海「なんですか?」

穂「酔ってる?」

海「何を言ってるんです穂乃果。私は至って通常です」

穂(この感じ……いつもの酔って自制がすこし飛んでる海未ちゃんにすごく似てる)

穂(まさか、ほむまん酔!?)

説明しよう、ほむまん酔とはまぁなんか猫がマタタビででろんでろんになる。

あんな感じの症状が出るほむまんの中毒性からくる恐ろしいものなのだ!

穂「で、その気持ちを素直にぶつければいいと思うんだけど」

海「それができたら苦労しません」キリッ

穂「あ、あはは……」

海「だいたい今日もほむまんが無ければ相談できたかどうかさえ」

穂(あ、それであんなに頬張ってたんだね)

穂「でも、お嫁さんにしたいんだったら行動しなきゃ!」

海「一応穂乃果は行動したわけですからね…しかし私には」

穂「海未ちゃん?そんな弱気なこと言ってると掴める幸せも掴めないよ?」

海「うっ…なぜか今の穂乃果には説得力がありますね」

穂「そりゃぁ幸せ掴みましたから」ドヤァ

海「何か悔しいです」ムム

穂「でも私、ことりちゃんも海未ちゃんのこと大好きだと思うんだけど」

海「な、何をいきなり!///」

穂(あ、そろそろ酔いが醒めてきたかな?)

穂「実際職場が近いなんて理由で同棲しちゃうなんてことりちゃんも大胆だよね」

海「何を言い出すんです!?そんな…そんなこと////」

穂「あはは、海未ちゃん顔真っ赤だよー?」

穂(酔いがさめた後の海未ちゃんの照れっぷりは何度見てもかわいいなぁ)



穂「でも、何もしないままじゃ一生ただの同棲かもよ?」

海「それはそれで」キリッ

穂「いやダメでしょ、どんだけヘタレなの海未ちゃん…」

海「いいんです、ことりの傍にいられればそれで」

穂「いいこと言ってるようだけど告白できないだけだからね?」

海「なにか今日の穂乃果は手ごわいですね」ムムム

穂「気のせいじゃないかな…」アハハ

穂「それに、キスとか、したくないの?」

海「……////」ウツムキ

穂「やっぱり、告白したほうがいいよ」

穂「告白する前は絵里ちゃんといっしょで同じ場所にいれればそれでいいって思ってた」

穂「でも、それじゃ後で後悔すると思うよ?」

海「穂乃果…」

穂「さて、告白するとしたらやっぱりデートだよね!」

海「でっ、デート……ですか、そういえば二人でしばらく出かけられていませんね」

穂「二人ともお休みがなかなか被らないんだよね」

穂「でもたまには我儘言ってみれば?」

海「…少し、考えてみます」

穂「その意気だよ海未ちゃん、前に進むこと考えないとことりちゃん取られちゃうかもよ?」

海「ハッ…!それは考えていませんでした…、私としたことが迂闊でした」

海「そろそろ焦った方がいいのかもしれませんね……」

穂「そうだね、ってもうこんな時間!そろそろお店戻らなきゃ」

海「いえ、ありがとう穂乃果。やはり貴女に相談して正解でした」

穂「何、友達だもん。これぐらい頼ってくれなきゃ!」

海「ふふっ、穂乃果が友人で本当によかったです」

穂「えへへ、なんだか照れるなぁ//」

海「それでは私はこれで、また相談しても?」

穂「海未ちゃんなら大歓迎だよ!いつでも来てね!」

海「そういってくれると助かります、また来ますね」ガラッ

穂「うん!またねー!!」ブンブン

今日はここまでです。

おつ


ヘタレ海未ちゃんかわいい

なぜSSだと海未ちゃんはヘタレなのか

ーー
絵「え?ほむまんって酔うの?」

穂「そこ!?……まぁ、海未ちゃんだけがよくなる症状だからよくわかんないけど」

絵「そ、そうよね、でもあの中毒性は何か入ってるんじゃないかって疑いたくはなるわね」

穂「そりゃやっぱり私と家族の愛情がたっぷり?」

絵「それで酔っぱらうんだとしたら海未はよっぽどね…」

穂「あはは…」

絵「しかし、だとするとこれはかつてない好機ね」

絵(正直ハラショーを言うのを忘れるレベルで驚いていたわ)

絵「上手くいけば、というかもうあと一歩背中を押してあげるだけで十分なんじゃないかしら」

穂「何も、私たちが手伝うこともないのかもしれないけどね」

絵「それもそうね、でも」

穂「うん」

穂・絵「気になっちゃうよね(わよね)」

絵「ここまで聞いてさらにこの偶然の重なり方」

絵「簡単に手を引いてしまうには惜しいわね」

穂「なんだかんだ人の恋路は何とやらというけど」

穂「気になっちゃったら仕方ないよね!」

絵「穂乃果らしいわね…、まぁ今回は賛成だわ」

穂「でもあからさまにすると二人にばれそうだし…」

絵「それは別にいいんじゃないかしら」

穂「え?なんで?」

絵「私だって、海未やいろんな人に世話になったしというか割とお節介受けたし…」ゴゴゴ

穂「絵里ちゃん…少し仕返ししてやろうっていう表情になってるよ」

穂「結構絵里ちゃんって根に持つタイプだよね」

絵「う……冗談よ、私は真剣に二人の幸せの願ってるわ」

穂「そうだね、私もことりちゃんとかいろんな人に相談に乗ってもらったから」

穂「今度はあの時私を支えてくれた人みたいにできるかな」

絵「できるわよ、穂乃果なら」

穂「うん、幸せになってくれるといいよね」

絵「ところで、私はもう一度ことりと会って作戦なり立ててみようと思っているのだけど」

穂「あ、そうなの?じゃぁ私も海未ちゃんともう一回しっかり話してみようかな」

穂「お店の手伝いもあったし深くは話せなかったから」

絵「そうね。なら私は早速だけど、ことりに日程聞いて来ようかしら」

ピロリロリンッ♪♪

絵「あら、メール。ことりからだわ」

穂「え?すごいタイミングだねホントに…」

穂「なんだって?」




絵「…次の話し合いはデートプラン、立てる作戦会議になりそうだわ」

短いですが今日はここまで

ストック切れなので更新ちょっと止まります
今週中には再開しますので

乙乙

乙!

~デート当日~

穂「お待たせー!絵里ちゃん、海未ちゃん!」ダッ

絵「おはよう、穂乃果、ことり。よく間に合ったわね」

穂「えへへ、ことりちゃんが居れば遅刻はないよ?」

絵「それにしてはギリギリだったわね?」

こ「穂乃果ちゃんがあまりにも幸せそうに寝てて、起こし辛くって…」アハハ

絵「それは解るわ、私も毎朝心を鬼にして起こしているもの」

穂「絵里ちゃんはもうすこし朝は優しくしてくれてもいいと思うんだよ!」ムッ

海「それが社会人の態度ですか、自分で起きなければダメでしょう」

穂「いやまぁ、絵里ちゃんに起こされるまでが私の朝でもあるんだけどね」

こ「あはは、アツアツだね。二人とも」

絵「うふふー、あげないわよー?」

穂「えへへ、ぅ絵里ちゃあーんっ!」ダキッ

海「こ、公衆の中でそんな…、は、破廉恥ですっ!」

絵「お、久しぶりに聞いたわね。破廉恥」

こ「私も久しぶりに聞いたよ~♪」

穂「相変わらずウブだよね、海未ちゃん」

海「か、からかわないで下さいっ!」スタスタ

こ「ああ、海未ちゃん!どこ行くの?行き先逆だよ!」

海「……///」クルッ

こ「全く、海未ちゃんは恥ずかしがり屋さんだよね」

こ「また変なところに行かないように、手を握っておかなくちゃ」ギュッ

海「こ、ことり?///」

絵「あらら、お熱いですね奥さん」

穂「本当に、いいですわぁ…私達もしとこうよ!」

絵「ええ、そうね」ギュッ

海「絵里も穂乃果もことりも、こっ、こうし」

こ「でもそんなに人いないよ?」ニコニコ

穂「まぁまだ早朝だからね」ニコニコ

絵「誰も見ちゃいないわよ」ニッコリ

海「う、うう…わかりました……」

こ「そうこなくっちゃ!」テツナギ

海「しかし、こんな早朝からしかも朝食は済ませず」

海「早い時間から空いている店なんてありましたか?」

絵「ええ、前から一度行って見たかったのよ」

穂「なかなか朝は私が起きないから、行けなかったんだよね」

絵「本当に休日は昼まで寝てたりするものね…」

こ「あ、もしかしてあの店?」

絵「もうついたのね」

絵「そうよ、私たちの朝食はあの店で…」


ほのえり「「朝モスだよ(よ)!」」バーン!

ーー
海「へぇ、サンドイッチなどハンバーガー以外のメニューの方が多いのですね」

海「私はこの鮭のライスバーガーにしましょうか」

こ「本当に多いね、迷っちゃいそうだしことりも海未ちゃんと一緒のにしようっ♪」

海「別に迷ってもいいのですよ?ことり」

こ「いや海未ちゃんと一緒の方がいいんだけど……」ボソボソ…

海「?、何か言いましたか、ことり」

こ「ううん、何でもない!先に席座ってるね。穂乃果ちゃん、絵里ちゃん」

穂「うん、席取りよろしくね~」


トコロデナゼマダテヲ…イイジャンイイジャン…


穂「なかなかいい雰囲気だね」

絵「そうね、あの様子なら大丈夫そうだわ」

絵「私達は私達で楽しみましょう♪」

穂「うんっ!さて、注文決めて私達も席に向かおうか」

絵「そうね、お腹も空いたし早くしましょう」

ーー
店員「お待たせいたしました!」

穂「やったー!朝ごはんー!」

絵「朝からハンバーガーよ!ハラショー!」

こ「随分とテンション高いね絵理ちゃん」アハハ

絵「当たり前じゃない、久しぶりのハンバーガーなのよ」

海「久しぶり、ですか?」

絵「そうなのよ、栄養価が酷いとか変なものが入ってるんじゃないか……って」

絵「穂乃果が心配しちゃってね、モスはそんなことないのに」

穂「モスはそっちじゃ無くて高くて量が少ないからオススメしてないだけです」

穂「たまには食べに行ってるよ……先々週もいったよね?」

絵「それじゃあ足りないのよ!」

穂「私の手料理より絵里ちゃんはハンバーガーを選ぶんだね……」ションボリ

海「絵里……」

こ「絵里ちゃん……」

絵「うっ……」タジッ

絵「じゅ、十分でした……ごめんね穂乃果……」

穂「わふぁればよふぉしい」mgmg

海(穂乃果のマイペースは流石ですね…)

海(ことりにもあんな風に…)チラッ

こ「?どうしたの?海未ちゃん。ことりに何かついてる?」

海「ことりはかわいいですね(いえ、別になにも…)」

こ「…へっ?///」カァッ

海「へ?」キョトン

穂「海未ちゃんってたまに大胆だよね」

絵「そうね、たまに気づけていないのが残念ね」ハァ

海「な、何を言っているのです?」

こ「ぅ…海未ちゃんも……ゎぃ……///」ボソボソ

海「ど、どうしたのですことり、そんなに顔を赤くして?」


穂「これにはさすがの穂乃果も」

絵「苦笑いね」ハハハ…

アリガトウゴザイマシター!

穂「絵里ちゃん」

絵「?どうしたの穂乃果」

穂「私、アイスティーにガムシロップいれてなかったよ」

絵「奇遇ね、私もよ」

こ「うーみちゃぁん!」ダキッ

海「なぜ腕に抱きつくのですことり!?///」バッ

こ「…だめぇ?」

海「ダメです」キッパリ

こ「うみちゃぁん……おねがぁい……!」ウワメヅカイ

海「だっ…だめです…」タジッ

こ「……」シュン

海「ですが、手を、繋ぐ程度なら……」スッ

こ「!」パァッ

海「とっ、特別ですよ!?」

こ「えへへ、海未ちゃーん!」スリスリ

海「……///」

絵「甘いわね」

穂「わ、私達も負けないよ!」ダキッ

絵「ふふっ、そうね」ナデナデ

穂「絵里ちゃんっ!」

絵「まぁでも程々にね」

穂「えー、もっと絵里ちゃんとイチャイチャしーたーいー」

絵「そんなに慌てなくても、夜は存分にできるじゃない」キリッ

穂「……絵里ちゃんったら大胆///」

絵「ふふん、それよりも今はあの二人を見届けなきゃ、でしょう?」

穂「そうだね、次の場所へレッツゴー!だよ!」




…寝落ちしましたすいません

おまけに誤爆のミラクルコンボやらかしたのでちょっと死んでくる

誤爆ワロタ
けどなんか違和感なかったわwwww

ーー
ガタンゴトン…ガタンゴトン…


海「ことり…何故私に抱きついているのです」

こ「何でって、何でだろうね?」ギュッ

海「仮にもここは公共の場なのですが」

こ「いいでしょ?他に誰もいないようだし」

海「ま、まぁ少しぐらいなら…//」ギュッ

こ「えへへ、うみちゃーん」ダキッ

海(ことりの匂いで鼻血でそう)ナデナデ

穂「一応私達はいるんだけどね」

絵「ハラショー…あの二人って付き合ってないのよね?」

穂「うん、でも割とよく3人だけでいるとイチャイチャしてたかも……」

穂「まぁ私も…って絵里ちゃん、顔怖いよ」オヨヨ

絵「い、いえ。昔の話ですもの、気にしてないわ」

穂「意外と絵里ちゃん脆いよね」

穂「でも今の私には絵里ちゃんだけだからっ!」ギューッ

絵「…ほのかぁ、そうよね。私も愛してるわ」ギュッ




絵「ってそうじゃないでしょ、何で東京の列車が昼にガラガラなんてことがあえりえるのよ」

こ「こ、細かいことは気にしない方がいいんじゃないかな……」アハハ

マモナク…ニトウチャク…ワスレモノニ…


穂「お、ついたみたいだよ」

海「…ここは、どこです?あまり連れてこられたことのない場所ですが」

穂「そうだね、海未ちゃん達を連れてきたのは初めてだよ」

絵「そうね、私も久しぶりにきた気がするわ」

こ「?」

海「ああ、何度か話には聞いていましたがもしかしてここが?」

穂「海未ちゃん正解っ!よくわかったね」

海「穂乃果の話は理論より感情がよく伝わってきますから、なんとなく」

こ「え?話が見えないんだけど…」

海「ことりには話していなかったんですね」

穂「うーん…話したような話してないような…」

絵「ここは私に穂乃果が告白した卒業日の後、2人きりで初めて来たところなのよ」

絵「あの時の穂乃果はちょっと無理して私を喜ばせようと、頑張ってこの場所を探してくれたのよ。まぁ私の想像だけどね」

穂「ぅ絵里ちゃん!?」

絵「ここは騒がしいけど、近くに静かな公園もある。結構いい場所なのよね」

こ「穂乃果ちゃんが探した場所かぁ、何があるのか楽しみっ♪」

海「そうですね、行きましょうか」

ーー

海「い、いくらなんでも短すぎませんかねことり!?」

こ「大丈夫だよ海未ちゃんっ!まだまだかわいいっ」

海「まだまだと言われる程年は食っていないのですが…」

海「それはそうとして、いくらなんでもこれは無理です!あの頃の衣装より短いのでは!?」アセアセ

こ「んー?あの頃と大差ないと思うよ?」ニコッ

海「そういう問題でもないと思うのですが!?」

穂「なるとは思っていたけど完璧に予想どうりだったよ」

絵「あの二人もあの頃と変わらないわね」

穂「そうだね、外見は少し変わったけど中身は変わらないかもね」

絵「穂乃果のおっちょこちょいも治らないしね」

穂「そういう絵里ちゃんもあんまりポンコツ治ってないよね」

絵「ポンコツって……あの頃の私とは流石に違うでしょ?」

穂「んー、いや寧ろ悪化してるかも…?」

絵「それちょっと酷くないかしら……」

ーー

こ「穂乃果ちゃん!絵里ちゃん!」

絵「あらことり、もう買い物は済んだの?」

こ「うんっ、洋服はお店のモノを参考に私が作っちゃうから買わなくても全部作れるからね!」

穂「うわぁ…相変わらずだけど、ことりちゃんをお嫁さんに貰えば服には困らないね…」

海「そんなこと言って、また異常に丈が短いもの作らないでくださいよ?」

こ「だって海未ちゃん似合うんだもんっ」ニッコリ

海「こ…ことり///」

こ「(ちょろい)」

穂「(ちょろい)」

絵「(ちょろすぎじゃないかしら…)」

穂「結局なに買ったの?」

海「これです」スッ

絵「帽子?」

こ「今日の服に似合うかなって♪」

穂「そうだね、今から外行くしちょうどいいかもね」

海「外ですか?中で昼は済ませるのでは…」

こ「ううん、穂乃果ちゃんとお弁当作ってきたの」

絵「それでここだったのね……、納得したわ」

海「公園へ行くのですか」

こ「お口にあうといいんだけどね、行こう?」

海「ええ、行きましょう」


http://i.imgur.com/j6viedt.jpg?1

今日はここまで

乙です

乙です

乙です

連投してしまった
申し訳ない

可愛い

http://i.imgur.com/j6viedt.jpg?1.jpg

--
こ「はい、海未ちゃん。あーん?」

海「…(なにかもうなされるがままですね)」アーン

こ「どう?美味しい?」

海「いつもの味です。本当においしいですよ、ことり」モグモグ

穂「あらあら聞きました奥さん」

絵「ええ、”いつもの味”ですってね」

こ「……」///

海「ちゃ、茶化さないでください!」

穂「うは、顔真っ赤。トマトより赤いんじゃない?」

絵「そういえばこのトマトって」

穂「うん、真姫ちゃんからのお裾わけだよ」

海「真姫からの?」

穂「そう、家庭菜園?ガーデンプラントだっけ?そこで育ててるみたい」

海「そ、そうなのですか(真姫って変なところにこだわったりしますよね)」




真「クシュン!」

に「どうしたのよ真姫ちゃん、今日はずいぶん暖かいのにクシャミなんて」

真「…なにか誰かが私のトマトを食べて悪口を言ってる気がするわ」

に「ず、随分具体的ね…」

穂「…にしてもいいお天気だねぇ」

こ「そうだね…なんだかことり眠く…」ファア…

海「膝、貸しましょうか。ことり」ポンポン

こ「うん…借りるぅ…」ストン

海「ふふっ…」ナデナデ

絵「穂乃果もする?」ポンポン

穂「うんするー…」ストン…



ことほの「…」スヤスヤ

絵「(眠っちゃったわね)」

海「(そうですね)」

絵「ところで海未」

海「どうしました?」

絵「顔、にやけっぱなしよ?」

海「…!」///

絵「あらあら…自覚なしかしら、相当ね」

海「…いいじゃないですか、こうしてことりを独り占めしてる時くらいは」

絵「おお、大胆ね。そんなこと言って同棲してるんだし常に独り占めしてるようなもんじゃないのかしら?」

海「そういうことではなくて…なんというか、私が一方的に尽くしている状況というか」

絵「なるほど、海未は尽くすタイプだったか」

海「どちらかといえば、尽くしたい方かもしれません」

海「私はいつも、ことりと穂乃果に引っ張られてばかりでした」

海「そんな二人の役に立てればと昔から何かと尽くしてきましたからね」

絵「それであの厳しい態度だったってわけ?」

海「…はい。私にはああすることが尽くすことだったのかもしれません
  今も二人には世話になりっぱなしですからね。
  せめてこういう時ぐらいは尽くして悦に浸ってもいいのでは?」

絵「愛されてるわね、二人とも」

海「ええ、自慢の幼馴染ですから」

絵「なんだか申し訳ないわね。穂乃果を取ってしまって」

海「何を言ってるんですか、そんなことを考えるのではなくもっと幸せにする方法を考えてください」

絵「本当に海未は幼馴染関連の話題だと途端に厳しくなるわね」

海「そうかもしれませんね、しかしそれは必然でしょう」

絵「愛ゆえに?」

海「…そんなところです」

絵「…しっかし起きないわね」

海「ええ、名残惜しいですがそろそろ起こしましょうか」

絵「海未はどうやっていつも起こしているの?」

海「…へ?」

絵「へ…?って、朝よ朝。それとも起こされているのかしら?」

海「い、いえ大体ことりが朝食を作っている時間帯に私が起きるので…」

絵「へぇ…ことりが食事を作っているのね」

海「いえ、朝と晩を交代交替で作っています」

海「他の家事は割と私がやることが多いのですが」

絵「なるほど。穂乃果にも見習ってほしいわね」ハァ

海「そんなにしてないのですか?」

絵「いや、食事は大体穂乃果が作ってくれてるんだけど…家事はまるっきし…」

海「あの頃から掃除は苦手でしたからね…、ぜひとも直して欲しいところではあります」

絵「まぁそれでも私は割と好きでやってる部分もあるからね」

海「あまり甘やかしすぎないで下さいよ?」

絵「加減が難しいわね…」


海「それじゃぁ起こしますか」

絵「そうね、まだ行きたいお店があったとか言ってたし」

ーー

絵「へぇ、ここってこんなアクセサリーショップもあったのね」

こ「かわいい雑貨がいっぱい♪みんな素敵っ」

穂「ねぇ、一つ提案があるんだけど」

海「どうしました、穂乃果」

穂「うん、今日の記念にプレゼント交換とかしたいなって思って」

絵「いいわね、この4人で集まった記念に…ね」

こ「うんっ!ことりも賛成っ!」

海「そうですね。では30分後に集合で」

穂「よーし、一番かわいいの見つけるぞーっ!」オーッ

こ「負けないよ、穂乃果ちゃん!」グッ

絵「張り切ってるわね」フフッ

ー30分後ー

穂「あ、海未ちゃん!これでそろったね」

海「皆もう選び終わっていたのですね。お待たせしました」

絵「それじゃぁちゃっちゃと交換…って、交換方法はどうするの?」

穂「うーん、どうしよう。特に考えてなかったや」

海「穂乃果らしいですね…」ハァ

こ「じゃぁ、クジでも作る?」

絵「クジ?私書くものとか持ってないわよ?」

こ「ううん、ペンは私が持ってるからちゃっちゃと作っちゃうね」ガサゴソ




こ「これでそれぞれのプレゼントに番号を振って…完成っ」フゥ

穂「よーし、引こう!」

海「…自分のを引かないといいのですが」

絵「1/4だしなくは無いわね…、まぁ大丈夫でしょう」

海「そうだといいのですが…」

今日はここまで

明日も更新できるかと

海未ちゃんデレデレじゃないですか……

乙!

ことうみいいね

ーー
ドアガシマリマス…

プシュー……


穂「ぷはぁっ!なんとか間に合った!」

海「穂乃果!走りすぎですよ、次のを待てばよかったじゃないですか」

穂「えへへ、なんだか走りたくなって」

穂「って、二人とも大丈夫!?」

こ「は…はひぃ…早いよ……穂乃果、ちゃん……」ハァハァ

絵「ホント…速すぎ……二人…とも……」ハアハア

穂「あはは…ちょっと張り切りすぎちゃったね」

海「ていうか穂乃果まだあんなに体力あったのですね」

穂「うんまぁ…とりあえず座ろうか」




海「…行くときほどではありませんが、随分空いていますね」

穂「そうだね、今日って何かあったかな?」

絵「特に覚えてないけどまぁ空いてることに越したことはないんじゃないかしら?」

穂「うーん……深く考えないことにするよ」

海「そろそろ開けますか、プレゼント」

絵「…そうね、穂乃果のダッシュに迫られて危うく忘れるところだったわ」

穂「わ、悪かったよぉ絵里ちゃん…」

こ「あはは…」

穂「(ことりちゃんちょっと目が笑ってない…)」

穂「これは…羊のストラップ?もこもこだね」

こ「あ、ことりのやつだね。もふもふでかわいかったから」

海「実にことりらしいですね…、私のはストラップのライトですかこれ」

穂「なんか割と役立ちそうだったから選んでみたよ。これで暗闇でも安心だよ!」

海「穂乃果のセレクトでしたか…なんか絵里のために選んだんじゃないかと思う節がありますが」

穂「…ちょっとは意識したかも?」

絵「そういうのは交換で出すものじゃないでしょ…、私のは青の砂時計?」

海「それは私のですね。青の色が綺麗に出ていたので、それにしました」

穂「わわわっ…海未ちゃんの髪の色そっくりだね、綺麗な青色…」

こ「ウルトラマリンブルー、だっけ?」

海「そうですね。こんなに鮮やかな青い砂時計は初めて見ました」

こ「その様子だと自分用にも?」

海「ええ、もちろん一つ買っておきました」

こ「ことりもちょっと欲しいかも。さてとなると私のは絵里ちゃんからの…ってこれ」

絵「そうよ、マトリョーシカよ」

穂「ずいぶん唐突なロシアぶっこんできたね絵里ちゃん…」

絵「い、いやついね」アセアセ

こ「わっ、これって」

絵「ん、気づいたのね。ことり」

穂「なになに?どうしたのことりちゃん」

こ「うん、それぞれの色が、ほら」

海「これ、3色ずつ…μ'sの学年別のイメージカラーですね」

絵「小さな奇跡よね、こんなもの見つけるなんて」

海「あの頃と同じような、ですか」

絵「……そうね、少し考えてしまうわね」

海「そうですか。最近私もよくそんなことを感じるんですよ」

絵「海未も?」

海「はい。私が出会ったささやかで、大きな奇跡でしたから」

絵「本当よね、あの9人でスクールアイドルをして…ってこの話何回目かしら?」

海「さぁ…もう私は数えていません」

穂「穂乃果も数え切れないね、たくさんしたよ」

海「でも、そんなに長々と話してはもういられないようです」

こ「?」

海「そろそろ秋葉原…、私たちの町に着きそうですよ」

ーー
穂「んーっ!遊んだ後に帰ってくるとなにかほっとするね!」

海「そうですね、何度帰ってきても感じます」


絵「さて、今日はここでお開きかしら」

穂「うん。そうだよ、今日はここまで」

絵「…そう、じゃぁあとはそれぞれ二人きりで……ね?」ニッコリ

穂「…」///

海「……」///

絵「あら、海未まで赤くなったわ」

絵「(…頑張んなさいよ、海未)」

海「(はい……、ありがとうございます。絵里)」

穂「ちょっと何?ヒソヒソ話?ずるいよ絵里ちゃん海未ちゃん!」

こ「そうだよ!何話してたの?」

絵「いえ、ことりはかわいいわねって」

海「ちょっと絵里!?」

絵「あはは、冗談冗だ…」

穂「絵里ちゃん?」ゴゴゴ

絵「わ、悪気は無いのよ!?悪気は!」

穂「……あとでお話があります」ゴゴゴ

こ「(穂乃果ちゃん目が割とマジだよ…)」

穂「じゃぁね!海未ちゃん、ことりちゃん!」

こ「うんっ!またね二人とも!」

海「ええ、…それじゃぁ行きましょうか。ことり」

こ「うんっ」ギュッ

海「な、なぜまた腕に!?」///

こ「えへへ、なんとなく?」ニコッ

海「…ずるいですことり」



絵「穂乃果、ちょっと痛いんだけど」

穂「待って話しかけないで、絵里ちゃん殺しちゃうかもだから」

絵「!?」ガタガタ

穂「…まぁ冗談だよ、この先のこともあるからとりあえず説教は後です」

絵「(説教はあるのね…)」

絵「GPS,反応はどうかしら」

穂「ん、ばっちりだよ絵里ちゃん」スッ

絵「おお、結構細かく出るのね」

穂「ふふふ…最新機種はすごいでしょう」

絵「…あんまり誇れることでもないような気がしなくはないけども、」

穂「うん、でもそんなことはさておき」

絵「そうね…」


ほのえり「尾行開始だよ!(よ!)」オーッ

海「…!?」ブルッ

こ「どうしたの海未ちゃん」

海「い、いえ何か悪い予感がします」

こ「大丈夫だよ、私がついてるもんっ♪」ギュッ

海「…///、そうですね。何事もないといいのですが」

こ「大丈夫だよっ♪」ニコッ

こ「(実は知ってるんだけどね、きっと海未ちゃんのかわいい姿を録画してくれることを信じてるよ二人とも!)」

今日はここまで

できれば今週末には終わらせるつもりです。

レスくれる方励みになります、本当にありがとう

ことりェ…
乙です

ーー
海「ふうっ、少し公園で休んでいきますか」

海「大分遊んだせいか、何か駅からとても遠かったように感じます」

こ「そうだね、大分遊んだね。」

こ「こんなに長い時間遊んだのはいつぶりだろう?」

海「そうですね…こうして、穂乃果と、絵里と、そしてことりと」

海「あの頃は、μ'sの面々でこんな感じでよく騒いだりしたものですね」

こ「うん、懐かしいね。みんな元気にしてるかな」

海「ふふっ、それなら問題ないですよ」

こ「うーん、私はしばらくみんなに会ってないからわかんないや」

海「そうでしたね、ことりが留学から帰ってきてまだ皆で集まってません」

海「夏休みかなにかで同じ時期に休みが取れればよいのですが…」

こ「そうだね、どんなふうにみんな成長したんだろう」

海「みんな立派になりましたよ、あの頃とは比べられないほど、大人に」

海「みな、それぞれμ'sの頃から輝いていましたが」

海「それよりも、いやそこでさらに磨き上げられたのかもしれませんね」

海「芯を強く持ち、それぞれの道をしっかりと踏みしめ、歩いていますよ」

こ「うん、きっとそうなんだろうなっていうのは、海未ちゃんから貰ったメールとかでわかるよ」

こ「でも、やっぱり会うことに越したことはないからね」

こ「早く…もう一度、会いたいな」

海「『ことりが戻ってきたら、新曲でも発表したいわね!』」

こ「にこちゃんのマネ?」

海「そうです、去年集まったときそういっていました」

海「酒の席の冗談でしょうが、あの時のにこの目は、半分ぐらい本気に見えましたね」

海「もしかしたら、この一年で作って持ってくるかもしれませんね」フフッ

こ「それで次の一年で海未ちゃんが歌詞を持ってきて」

海「もう一度、やってみたいと思わないわけではないですね」

こ「でも、もうさすがに」

海「ええ、そんなことを考える余裕は正直あまりないかもしれません」

海「とはいえ、少しぐらいはまだ夢を見てもいいのかもしれません」

こ「その時はまた衣装作りだね」

海「そう…ですね」

こ「もう一度、ラブライブ。か」

海「本当にもうはるか昔のことに感じますね」

こ「みんな変わっては無いけど、少しは変わってるもんね」

海「ええ、変り者も多かったですが」

こ「あはは…それはちょっと失礼な気もするけど」

海「そんなμ'sが私は大好きでした」

海「騒がしく、飽きのない日常が、大好きでした」

こ「海未ちゃん…」

海「過ぎてしまったものはもう思い出で、二度と当事者にはなれないのです」

海「本当に楽しい日常でした、それもこれもきっとあの子のお蔭なのですかね」

こ「穂乃果ちゃん…か、いっつもそうだったね」

海「我儘で、自分勝手で、猪突猛進で」

海「猪突猛進と言ったら字が可愛くないから嫌い、なんて言ってましたっけ」クスッ

こ「突っ込みどころが違うよね」アハハ…

海「最初は本当に嫌でしたが、今ではこんなに好きになってしまった。いや好きだった?」

海「不思議なものです、人の心とはこうも変わってしまうものなのですね」

こ「私も、最初はとっても不安だった」

こ「でも、穂乃果ちゃんを信じて本当によかった、海未ちゃんもそう思うよね」

海「ええ、本当に。最高の私たちの幼馴染です」

こ「最強の、じゃなくて?」

海「それでもいいかもしれませんね」フフッ

こ「この公園で出会って、もう何年なんだろう?」

海「さぁ…何年でしょうか、とにかく長いことだけは解りますが」

海「あの頃から穂乃果の軸は一切ぶれませんよね」

こ「海未ちゃんも、変わらないよね」

海「私が…ですか?」

こ「うん、姿は大きくなったし、可愛く…ううん、綺麗になった」

こ「留学中、海未ちゃんの姿を見てないからそう強く思った」

こ「でも、中身は何にも変わってなかった」

海「……」

こ「固く、誠実な性格。その裏にある優しさ、思いやり」

こ「でも、時々すっごく怖がりで…そのギャップがかわいい海未ちゃん」

こ「中身は、あの頃のままずっと変わっていないよ?」

海「…なんだか少し照れますね」

こ「うーん、もうちょっと照れてくれてもいいんだよ?」


こ「えへへ、照れ屋な海未ちゃんはいじり甲斐があるからね」

海「あまり茶化さないでください…」フゥ

海「私の外見も変わりましたが、ことりもだいぶ変わりましたね」

海「それこそ、大人びましたよ。ことりは」

こ「先生のお蔭かな?」

海「いいえ、きっと先生のお蔭というものも少なからずあるのでしょうが」

海「それ以上にことりは成長していると思いますよ」

こ「そんなことない、きっと4年分あってないから少しずれがあるように感じるだけだよ」

海「ズレ…ですか、だとしたらそのズレが成長なのでしょう」

海「それに、雰囲気が少し変わったようにも感じますね」

海「なにか、そうですね。穂乃果に似た、勝気な雰囲気といいますか」

こ「勝気…かぁ、先生にも別れ際に言われたような気がするな…」

海「それに比べ、私は内面に関してはあまり成長できなかったのかもしれませんね」

こ「え?」

海「あの日、留学からことりが帰ってきて迎えにいったあの日」

海「私はことりのその変わった雰囲気に気圧されてしまっていました」

海「同時に、もしかしてもうこのことりは私の知っていることりでは無いのではないのか」

海「そう考えてとても不安になりました」

こ「海未…ちゃん?」

海「…ことり、私はあなたが好きです」

こ「…!」

海「この感情はどうしても、伝える決心がつきませんでした
  断られたら、もうすぐにでもことりが遠くへ行ってしまうのでは。と
  でも、今日一日過ごしてみてわかりました」

海「そんなこと考えていたら後悔が来るのは解りきったことだと。
  伝えなければ、どこかへ行ってしまうことは無い。
  でも、どこかへ行くと決めたあなたを私は果たして止められるのか」

海「実際あなたは留学をするといい、私は止められなかった。
  あの時の私にはきっとこういう我儘を言って、貴女を惑わせる勇気が無かった。
  けれど、今は…」スゥ


海「好きです、ことり。あなたを愛しています」

こ「海未ちゃん、ってさ」

海「…?」

こ「私の気持ち、考えたこと。ある?」

海「それは…もちろん、気を使って来たつもりですが…」

こ「そういうことじゃなくて…、私の恋心…とか…」

海「恋心…ですか?いえ、あまり……」

こ「そうだよね、私もあんまり真剣に向き合ったことがなかった」

こ「私ね、昔から2人とも大好きで、どっちもお嫁さんに…あ、海未ちゃんはむしろお婿さんに?欲しかったんだよ」

海「私も、そんなことを思っていた時期はありましたね…」

こ「うん、ことりも少しは海未ちゃんの気持ちに気付けてた」

こ「でも、穂乃果ちゃんには特別好きな人がいた」

海「……それには私も気づいていました。あの頃からあの子の絵里を見る目はなにか違った色をして見えていました」

こ「そう。でもね、同時に私気づいたの。私は穂乃果ちゃんに恋をしてるんだって」

海「穂乃果に…ですか?」

こ「……絵里ちゃんに取られたくないって、私のところにずっといてほしいって」

こ「そんなことばっかり考える日常が続いてた時があった」

海「……」


こ「実はね、留学したのは少し穂乃果ちゃんと距離を置いて、気持ちを整理したかったこともあったの」

こ「告白が成功して、幸せそうな穂乃果ちゃんの横でそれを素直に祝える自信が…なくて…」

海「そうだったんですね……」

海「あの日、旅立つ日に浮かない顔をしていたのは気のせいではなかったのですね」

こ「海未ちゃん…気づいてたの?」

海「長い付き合いです、落ち込んでいる表情ぐらいはわかりますよ」

こ「留学しても少しの間はね、穂乃果ちゃんのことが忘れられなくて集中できない時期があったの」
  だからね、私は海未ちゃんの気持ちのことなんか忘れてどうしてこうなったのかってことしか考えてなかった
  少し…我儘、というか意地を張ってたんだと思う」

こ「ところで海未ちゃん、なんで落ち込んでる私を引き止めてはくれなかったの?」

海「……引き止める理由がなかったからです」

こ「どういうことか、教えてもらってもいい?」

海「スクールアイドルをやっていた頃、穂乃果がことりを止めに行きましたよね」

こ「…うん、すごく嬉しかった」

海「あれは、私が発破をかけたんですよ。止めるなら私よりも穂乃果の方が強引にでも止めてくれるだろうって信じて」

海「結果は大成功でした」

海「とはいえ、穂乃果がダメだったら別にそれで終わりにするつもりなど毛頭ありませんでしたよ?」

海「その時は強引にでも私が止めに行くつもりでした、ただ…」

こ「ただ?」

海「……私はことりの夢が叶うならその方がいいのではと、
  そんなことを思ってしまったから穂乃果に任せたのかもしれません」

こ「それが、私を止めてくれなかった理由?」

海「ええ、スクールアイドル”μ's”が終わり、私たちはそれぞれの道を歩むことに決めた」

海「私の我儘でことりを引き止める勇気は、ことりの人生を左右する覚悟は…あの頃の私には」

こ「…海未ちゃんのヘタレ」ボソッ

海「ヘタレで悪かったですね、でも私は信じていたんです」

海「ことりは、帰ってくる。きっと帰ってきてくれるって」

こ「海未ちゃんにしては珍しく、希望的な観測だね?」

海「そうですね、でもことりは帰ってきてくれました。それで十分です」

海「(それにこうして、自分の気持ちを伝えることもできましたしね)」


海「しかし、いきなり部屋に転がり込んできたときは何事かと思いましたよ」

海「帰ってくる日程よりわざわざ少し早く帰ってきて、驚かされました」

こ「えへへ…海未ちゃんに少しでも早く会いたくって、ね?」

海「そ、それは…」

こ「…うん、穂乃果ちゃんのことばっかり考えてたらね先生に怒られたの」
  『お前は何をしにここに来ているのか、広い世界が見たかったんじゃないのか』って」
  あの人は全部お見通しだったみたい」

こ「でもね、そのおかげで気づけたの、広い視野で自分を顧みることができたの」

こ「…そしたらね、寂しさと嬉しさと。半分ずつの表情で私を見送ってくれる海未ちゃんが見えたの」

海「……なるべく寂しく見えないように努力したのですが、まだまだだったみたいですね」

こ「ううん、そうじゃない。きっと長年の付き合いだからわかる、雰囲気みたいなものがね?」

こ「そうしたらね、気づいたの
  『ああ、私には穂乃果ちゃんだけじゃない。最高にかわいい幼馴染がもう一人いた』って」

 「それに気づいたころからかな、留学して顔を見れないこともあって
  何っていえばいいんだろう…変な気持ち、もやもやした気持ちが続いたの」

 「そんなときにね、またあの先生は私の心を勝手に読んで
  『愛っていうのは、他のいろんな感情と勘違いしてしまうことがある。特に君のような若い子の場合は』って」

 「余計なお世話だーって、思ったりもしちゃったけど、おかげで気づかされたの」

 「私はずっと海未ちゃんが好きだったんだなって」

 「穂乃果ちゃんに対する感情も好きだったんだろうけど、少し違った。
  ずっと一緒にいたかったし、遊んでいたかった。
  でもね、それで十分だった、よく考えたら友達でいれば十分だったんだよ」

 「絵里ちゃんと一緒にいる時間が増えて、お話する機会や一緒に遊べる機会。
  その辺が全部なくなっちゃうんじゃないかっていう不安がね、好きって気持ちを錯覚させてたみたい」

 「でもね、海未ちゃんに対してはそうじゃなかった。
  海未ちゃんのことを考えるだけで自然と顔が緩んじゃって、暖かい気持ちになるの。
  その感情はなんか…澱みが無くて、綺麗で透き通った感情だった。今までに感じたことのないような感情だった」

 「そしたら早く海未ちゃんに会いたいって、思ってつい、早く帰ってきちゃったんだよね」

 「私はね…そんな感情を抱かせてくれた海未ちゃんのそばで、一生を添い遂げたいって
  海未ちゃんを支えて、生きていきたいってそう思ったの」
 

こ「海未ちゃん…私も、海未ちゃんが大好き…だよ!」





今日はここまで、一応明日(今日)終わらせるつもりです

PSO2緊急やらで更新まちまちになっちゃったのは秘密


…あれ?ほのえりは?

おつー

あと一回の更新で終わらせたいんですが、纏め終わってないので今日は更新しません

更新するって言った日は大体更新してないですね……すいません

ほのえりくっついたとき考えると、ことうみはやっぱりモヤモヤってしそう

乙、ゆっくり待ってる

ーー


海「……さて、二人とも。最期に言い残すことは?」


ほのえり「ほんの出来心だったんです許してくださいぃいい!」ドゲザッ


こ「あはは…」

希「まぁまぁ海未ちゃん、祝いの場なんやし多少はええやん♪」

海「そっ、そういう問題ではありません!犯罪ですよ!?」




海「盗撮なんて!」

ーー
穂「……絵里ちゃん、ここまできて言うのもなんだけど」

穂「本当にやるの?」

絵「らしくないわね、『やるったらやる!』が穂乃果のモットーでしょう?」

穂「い、いやそうだけど…これまず間違いなく派手に叱られるよね」

絵「仕方ないわ……でも私、割りと根に持つタイプみたいだし?」

穂「(目が笑ってない)」



穂「まさか私たちのあの日の告白が撮影されてて」

穂「さらに式で使われるなんて思って無かったけど…って絵里ちゃん大丈夫?手、震えてるけど」

絵「だ、大丈夫。ただの武者震いよ」ガタブル

穂「ちょっと、落ち着いて、バッテリーまだ入れてないから動かないよ!」

穂「(海未ちゃん……一応自業自得だから堪忍だよ…!)」

ーー

に「でも海未は、実際自業自得よね。自分だってあの日は結局積極的に参加してきたじゃない」

凛「そうだにゃ。編集作業にまで顔を出してきたのはどこの誰だったかにゃー?」

海「ぐっ……」

こ「そうだよ海未ちゃん、私はまた海未ちゃんのかわいい姿見れて楽しかったよ?」

海「………」ジトッ

こ「ど、どうしたの?海未ちゃん」タジッ

海「……正直に言ってください、ことりは気づいていたのではありませんか?」ギロッ

こ「ピッ…そ、ソンナコトナイヨ?」アセアセ

海「正直にお願いします」

こ「(やばい…この状況…やらねば……やられるっ!!だったら!)」

こ「ごめんなさいぃいいい!わかってましたぁああ!」ピィイイ

海「!?」

こ「うわぁあああん!何でもするからゆるしてぇえええ!」

海「ちょ、ちょっと泣かないでくださいことり!」ダキッ

海「許すも何も怒ってませんから!」

こ「……本当に?」

海「本当です!全く!」

こ「よかったぁ…」チュッ

海「……///」プシュウ



こ「(ギリギリセーフだったよ!)」グッ

ほのえり「(あざっす!)」ドゲザッ

ゴリ押しワロタ


ーーほのえり宅

ガチャッ

穂「ただいまーっ!」

絵「なんとか首の皮一枚繋がったわね……」

穂「本当だね…ことりちゃんがいなければ即死だったよ……」



穂「ていうかいくらなんでも告白から2週間で式って早すぎじゃない?」

絵「本当ににわかには信じ難い話よね」

穂「私たちなんか付き合い出して5年かかったんだよ!?」

絵「それは穂乃果が、式を上げるなら卒業してからがいい!って聞かなかったからじゃない」

穂「うっ…だってお金とか問題が」

絵「なにいってるのよ、実質ほとんどタダだったじゃない」

絵「司会は海未、料理はにこと花陽。衣装はことりで場所は真姫提供」

絵「自給自足…というか、ホームパーティに近かったわね。規模は結構あったけれど」

穂「そこだよ!なんであんなに立派だったんだろう!?」

絵「そ、それはまぁ親の財力とか桁違いだから…?」

穂「それにしたって、中身はそう簡…単……」

穂「ことりちゃんならやりかねない」

絵「……そう言うと思っていたわ」

穂「しっかしやっぱりというかなんというか」

絵「ええ、やって正解だったわね、告白映像垂れ流し」

絵「念のために上映設備を海未たちの席からかなり離しておいて正解だったわね」

穂「まぁ、海未ちゃん最後まで状況が飲み込めずに呆然としてたけそね」

絵「ふふっ……あの顔は傑作だったわね。あれも撮っておけばよかったかしら」

穂「懲りないね絵里ちゃん……今度こそ3枚におろされるかもよ」

絵「………」

穂「ちなみに」

絵「?」

穂「私たちのもあるよ?絵里ちゃんの式の時の唖然顔の写真も」

絵「!?」バッ

穂「あ、これタダのコピーだから」

絵「……まさか」

穂「もう言ってもいいかな……うん、みんな持ってるよ?」



絵「いやぁああああああ!?」



なお、ことうみ宅でも同じような現象に陥っていたそうないなかったそうな。


おしまい。

というわけで終わりです

途中間空いたりしてすいませんでした

読んでくれた方、レス下さった方、ありがとうございました

乙!甘甘いいよ~

おつ

ほのえりのおしおきをだな…詳しく

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