エレン「もうみんなぶっちゃけて話さないか?」(26)

※原作10巻までの重大なネタバレあり


エレン「なんか、もう腹の探り合い疲れたわ」

エレン「隠し事とかなしにして、この際みんな全部暴露しあおうぜ」

アルミン「そうだね」

エレン「とくにお前らひどいよ、アニ ライナー ベルトルト」

エレン「俺お前らのこと仲間だと思ってたのに、実は巨人でしたーとか」

エレン「ひどくねーか?ちょっと泣いたぞオレ?」

アニ「その件は悪かったよ。こっちもいろいろあったんだよ」

ライナー「すまなかった…」

ベルトルト「ごめんね…みんな」

エレン「つかアニ、いい加減水晶の中からでてこいよ。声が聞こえにくい」

アニ「いやでれなくなっちゃってさ」


コニー「まさか同期に4人も巨人がいたとはな」

コニー「あ、いや5人か。ユミルお前もだったよな?」

ユミル「別にあんたらに言う義理はねーだろ?」

エレン「なんだよー。なんかオレだけ巨人化できると思って人類の希望とか言われてたことが一気に恥ずかしくなってきたっつの」

ミサカ「心配しなくても5人の中でエレンの巨人化が一番かっこいい。と思う」

サシャ「私もうびっくりですよ~!もっと早く言ってくださいよみなさん!」

サシャ「ぶっちゃけといえばクリスタ!!」

クリスタ「えっ…?」

サシャ「貴族の食事ってどんなご飯なんですか!?どんな味!?おいしいですか!?」ヨダレダラダラ

クリスタ「ごめん…昔のことはあんまり思い出したくないの」

サシャ「あ、すいません…」

クリスタ「ううん…」


アルミン「でも結構ここまでにいろいろ暴露されちゃってるから、今日ぶっちゃけることって実際もうないんじゃないのかな?」

ライナー「あー…」

エレン「だれかここでみんなを驚かせられる秘密もってる奴いねーのか?」

ジャン「……」スッ

コニー「じゃ、ジャン??」


エレン「ジャンか。今日お前全然しゃべらねーな。どうした?」

ユミル「この場を借りてミサカへの告白がぶっちゃける内容とか言うなよ?それ暴露っていわねーからな」

ジャン「ばっ、本人を目の前に言うんじゃねーよそばかす女!」

ジャン「そうじゃねえ…この際言うが」

ジャン「……俺も巨人なんだよ」

「「「えー!?」」」


ミカサ「どういうこと?」ジャキッ

ライナー「おいミカサやめろって。そういう場じゃねーからここ」

ミカサ「ごめん」スッ

ジャン「今まで言わなくて悪かったな」

エレン「でもお前巨人から遠く離れた内地で安全に暮らしたいって言ってたじゃないか」

アニ「あんたも巨人だとすると矛盾するね」

ジャン「いや、俺が内地に行きたいのは別の理由がある」

ジャン「これまで巨人は外からじわじわ人類を追い詰めていっただろ?」

ジャン「俺は逆に内側からズドーンと人類を滅ぼしたかったんだよ」

アルミン「ええ~…」

サシャ「ジャンって意外と腹黒かったんですね」ドンビキ

ジャン「まあそういうわけだ」

ジャン「次はだれいく?」

コニー「じゃあ俺」

エレン「コニーか。ジャンの話のあとだとプレッシャーが大きいんじゃないか?」ハハハ

クリスタ「まさかコニーまで巨人だったんなんて言わないよね?」フフ


コニー「いやそのまさかだ」

コニー「俺も実は巨人だったんだ」

「「「えー!?」」」


ライナー「おいおいさすがに冗談だろ?」

ミカサ「この場にいる約半数が巨人になってしまったわけだけれど」

アルミン「ちょっと頭痛くなってきた」

コニー「俺も最近まで知らなかったんだよな~」

エレン「じゃあオレと似たケースってことか?」

コニー「そうかもしれん。ほら、ウォールマリア陥落の危機の時に俺の村寄ったじゃんか」

ベルトルト「ああ、覚えているよ」

ライナー「確か…お前の母ちゃんが」

コニー「そう。母ちゃん見て思い出したんだ」

コニー「母ちゃんも父ちゃんも兄弟も俺も、巨人だったわ」

ユミル「まじかよ…」

コニー「でよ、普通に家族で暮らしてたんだけど、家族ん中でオレだけ背がちっこくてさ」

アニ「チビだもんな」

サシャ(人のこと言えないですよ…)

コニー「巨人のくせにチビチビからかわれんのいやでさ、それならいっそ人類の中でなら俺おっきいほうじゃね?って思って」

エレン「人類の中でもチビだったな」

コニー「うるせえ」


サシャ「はあ…じゃあ普通の人間は、えっと今のところミカサとアルミンとクリスタだけですか」

エレン「お前もだろ」

サシャ「いえ、私は違いますよぉ」

アルミン「へ?」

サシャ「私も巨人なんですー 驚きましたかっ?」

「……」

「……」

サシャ「あ、あれ?」


エレン「…ああ、なんとなくこの流れだったらそうくるかなって思ってた」

ジャン「さすがに耐性ついてきたぜ」

サシャ「そんな…」

クリスタ「サ、サシャ、私はびっくりしたよ!?」

ライナー(女神…)

ユミル(嫁…)


エレン「あ~やっぱ暴露大会開いて正解だったな!」

エレン「心の準備なしでこんなん一気に聞いたら頭パンクする」

ミカサ(なんかどうでもよくなってきた…エレン以外興味ないし。眠い…)


クリスタ「あ、あの、次は私が話していい?」

サシャ「あれ?クリスタはまだ秘密あったんですか?」

クリスタ「うん…今のうちに言っときたくて」

クリスタ「私実は人間じゃないの」

ユミル「!?まさか巨人!?」

ライナー「そんな…クリスタが…!」

クリスタ「巨人じゃないの。天使なの…」

「「「えー!?」」」


コニー「てててててて天使ってどういうことだよ?」

アルミン「確かにクリスタは天使だけど」

ライナー「女神でもあるな」

ミカサ「……zzz」

クリスタ「架空の存在として語られてる天使のことだよ。うっかり空から落ちちゃって」

クリスタ「なんだかんだでレイス家にもぐりこんだの」

ユミル「そうだったのか。道理で尋常じゃないかわいさだと思ってた」

ベルトルト「なんか巨人とか人類とかいう分類から大きく外れた存在でてきちゃったけど…」

エレン「巨人がいるなら天使もいるだろ」

ベルトルト「そ、そうなんだね」


アルミン「ん~みんな結構すごいね」

アルミン「じゃあそろそろ僕もいいかな」スッ

エレン「アルミンの秘密だと…?幼馴染のオレさえ知らないことなのか?」

アルミン「うん…僕、女の子なんだ///」

ジャン「ハァー!?」

アルミン「あとミカサは男の子だよ」

ジャン「うそだあああああああああああああああああ」ブクブク

サシャ「ジャンが泡吹いて気絶しました!」


エレン「いや…ないないwww流石にそこまでオレも馬鹿じゃないぞ」

エレン「アルミンの冗談笑えねーよwww ほらお前の胸こんなにぺったんこ………」フニ

エレン「」

アルミン「うわあああなにするんだエレン!!!///」バキッ

ライナー「まじ反応かよ…(僕っ子か…///)」

ベルトルト「ライナーがキモイ」

アニ「ミカサ、ちょっと起きてよ」

ミカサ「…?」

アニ「あんた男だったの?」

ミカサ「そうだけど」

エレン「ええ~… なんで女のふりしてたんだよ」

コニー「確かにミカサのイケメン度は今期トップだしな」

ミカサ「エレンが最初私を女と勘違いしてたから、そのままでいいかなって」

ユミル「よくねーだろ」


ライナー「これで全員もう言ったか?」

?「いや、まだ僕がいるよ」

サシャ「!?だ、だれですあなた!?」

マルコ「僕だよ、マルコ」

コニー「お前なんで生きてんだよ」

エレン「さらっとでてくんなよ。半身食われて死んでただろ」

マルコ「あれはね…双子の弟さ」

ユミル「なんでもアリか」


マルコ「僕も巨人なんだ」ハハハ

クリスタ「でしょうね、うん」

マルコ「あの日、ベルトルトが壊した壁の穴から混乱に乗じて入ってきた双子の弟と入れ替わって」

マルコ「僕は暴れまわった。正直ずっと訓練で鬱憤がたまってて、はっちゃけたかったんだ」

マルコ「でもなんか弟が馬鹿やっちゃって、僕は出るにでれなくなったってわけだよ」

エレン「まあ、久々に会えてうれしいぜマルコ」

ジャン「俺なんかお前の死がきっかけで調査兵団に入ったっていうのによぉ…失恋はするし今日は最悪だぜ…」

クリスタ「ジャン泣かないで…」


ギィィィィ

「「「!」」」

キース教官「貴様ら、全部聞かせてもらったぞ……」ゴゴゴゴ

アルミン(きょ、教官!?やばい!)

サシャ「教官、わ、私がさっき言ったこと全部冗談です!!!!!」

コニー「ずっりーぞサシャ!お、俺もです教官!俺人類に心臓捧げてます!」

教官「……いや、よい」

教官「私も巨人だったのだ」

エレン「なんだよかった」

ユミル「びびったぜ」


ハンネス「ついでに俺もだぜ、エレンミカサアルミン」ガチャ

エレン「そんな気がしてたよハンネスさん」

リヴァイ「ちなみに俺もだ」ガチャ ゲシッ

エレン「出会いがしらに蹴らないで下さいよ」イテ

ペトラ「私も!」

エルド「俺も」

グンタ「俺もだな」

オルオ「チッ俺もだぜ…」  オルオキモイッテ

エレン「えーまじすか」

ハンジ「あと私も!」


ワー ソウダッタンデスカー ビックリー

キャッキャウフフ


エレン「じゃあもうほとんど俺ら人外だな」

ミカサ「私はエレンがいればなんでもいい」

ライナー「意外とみんなわかりあえるもんだな」

ベルトルト「僕たちはいったい何と闘っていたんだろうね」

アニ「ほとんど巨人vs巨人ってことになっちゃうな」

ジャン「まあでもいいんじゃねーか?なんかもうどうでも」フッ

コニー「失恋したからって自棄になるなってジャン」

サシャ「おいしいご飯が食べられればいいです!私そのために人間の姿でこっち来たんですから」

ユミル「私もクリスタがいればなんでもいいや」

クリスタ「みんな仲よしが一番いいよね!」


エレン「じゃあ和平の証にみんなで旅行にでも行こうぜ!」

ライナー「いいな!」

アルミン「壁なんかぶっこわしちまおうぜ!ヒャッハー!」

ミカサ「私海に行きたい!」

「よっしゃ海に行こう!」「レンタカーで行く?」「運転できるやつだれかいんの?」
「水着買わなくっちゃ」「俺運転できるぜ」キャッキャ キャッキャ


エレン「俺たちの戦いはこれからだぜッ!」


おわり

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