斉木楠雄の奇妙な冒険 ~スターダストクルΨダース~ (30)

「この力 持っているけど やれやれだ」
今週の超能力標語 モデル:斉木楠雄さん(16)

パロディ&キャラ崩壊注意

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1405230615

斉木(僕の名前は斉木楠雄 超能力者…のはずだ)

「超能力とは!常人には不可能なことを可能にしてしまう現在の科学では説明できない不思議な力のことである!」

斉木(このナレーションのうるささからも分かるように僕は今、どこか分からない場所に飛ばされてしまっているらしい)

斉木(現に自分の部屋で寝ていたはずの僕はなぜか今飛行機に乗っている)

斉木(最初は夢だと思った。しかしいつもの通りこのうるさいテレパシーが入ってくるからそんなことはない)

斉木(最もそのテレパシーが僕に<この世界>について教えてくれたがな…)

???(DIOか…何者だか知らねえがこの俺がスタンドで直々にぶちのめしてやるぜ)

斉木(DIOという名前、そしてスタンドという単語。信じられないかもしれないが、僕はジョジョの世界、正確にはジョジョ3部の世界に飛ばされているらしい)

斉木(そもそも、僕はこの世界にいてはならない存在だ)

斉木(僕は超能力者。そんな僕が超能力が具現化したというスタンドが見えないはずがない)

斉木(もっといえば、ほぼ全てのスタンド能力を使いこなせるチートキャラなのだ)

斉木(その力は<ワールド21>なんか目じゃない。おっと、これはボツ設定だったかな)

斉木(その上、僕はこの漫画を読んだことがある。そんな僕がいればヌルゲー過ぎて漫画として成立しないだろう)

斉木(とりあえず、様子を見てトイレで瞬間移動してみるか)

斉木(ここにいては面倒ごとに巻き込まれかねないからな)

ブーウーン ブーン

斉木(早速敵スタンドのお出ましか)

斉木(最初は確か…<灰の塔>だったな)

花・ア・ジ・承「!」

承太郎「か…かぶと…いや…クワガタ虫だっ!」

斉木(もちろん、このスタンドなら僕は瞬殺だ)

斉木(だが、僕はこの争いに入るつもりもないし第一、虫に触りたくない)

斉木(戦いが終わったらこの飛行機を脱出するか)

ジョセフ「座席のかげにかくれたぞ…」

ブオーン!
花京院「JOJO!君の頭のよこにいるぞ!」

アヴドゥル「き…気をつけろ…スタンドだとしたら『人の舌を好んで食いちぎる虫のスタンド』使いがいるという話を聞いたことがある」

タワーオブグレー「くく…」フッ

承太郎「ぬ!またしても消えたぞ」

斉木(襲うんじゃないのか?)

斉木(まさか…この流れはまずい!)

グレーフライ(承太郎達を始末する前に乗客達をmassacre!してやるぜ!)

斉木(何てやつだ…原作よりたちが悪いじゃないか)

グレーフライ(舌をひきちぎってくるいもだえさせてやるぜッ!)

ブウウウウウウン

タワーオブグレー「ククク…」

花・ア・ジ・承(はっ!あそこに移動したッ!なにをする気だ)

ボッ

斉木(な、僕の席じゃないか!サイコキネシス!)

タワーオブグレー「グエッ」

斉木(やっちまった…)

花・ア・ジ・承「な、なにが起こってるんだッ!」

タワーオブグレー「な なにィィィ!」

タワーオブグレー「ま、まさか…あいつら以外にもDIO様に仇なすスタンド使いがいるとは!」

斉木(スタンド使いではない。超能力者だ)

タワーオブグレー「だがどんな能力を持っていてもDIO様の所へは行けん!」

タワーオブグレー「わしは事故と旅の中止を暗示する『塔』カードを持つスタンド!」

タワーオブグレー「なにも策を講じてないと…」

斉木(うるさい)

タワーオブグレー「べちあっ!」

斉木(派手にやってしまった…)

承太郎「そこの男、待て」

承太郎「お前、スタンド使いか?」

承太郎「あの虫のスタンドを倒したということはDIOの手下じゃねーようだが」

斉木(ここは正直に言うしかないか)

――――――――――――――――――

アヴドゥル「ちょ、超能力者だと…?このアヴドゥル、聞いたこともない!」

花京院「テレパシー、サイコキネシス、透視、念写、パイロキネシス…スタンド能力のオンパレードじゃないか!」

斉木(最も、それはほんの一部だがな)

ジョセフ「名前は…斉木楠雄といったな?」

ジョセフ「わしらは娘のホリィを救うため、そして邪悪の化身DIOを倒すために旅をしているんじゃ」

ジョセフ「わしらに協力してもらえんか?」

斉木(断る…つもりだった。僕がいたらこの話は僕が無双するだけの壊滅的につまらない話になるからだ)

斉木(だが、この世界に飛ばされた理由が分からない今、彼らについていく事で何らかの事情が見えてくるかもしれない)

斉木(僕の力をほとんど使わないなら…同行してやってもいいな)

ジョセフ「本当か!これは頼もしい味方をえたな!」

斉木(やれやれだ)

承太郎「ところで、この飛行機傾いてないか?」

ジョセフ「まさか!」

斉木(そういえばこの機は…)

ジョセフ「舌を抜かれている」

承太郎「あのクワガタ野郎すでにパイロットを殺していたのか!」

ジョセフ「降下しているぞ…自動操縦装置も破壊されている…」

斉木(墜落するんだったな)

花京院「斉木!直せないのか!?」

斉木(勿論直せる。しかし復元能力と瞬間移動は使わないと僕は決めたんだ)

斉木(冒険をしないのは僕としてもつまらないからな)

ジョセフ「しかし承太郎…これでわしゃ、3度目だぞ。
人生で3回も飛行機で墜落するなんて、そんなヤツあるかなぁ」

承太郎「2度とテメーとは一緒に乗らねえ」

斉木(もう一回乗ることになるんですが)

To Be continued

ジョセフ「たしかに!我々はもう飛行機でエジプトに行くのは不可能になった」

ジョセフ「陸路か…海路をとってエジプトへ入るしかない…」

香港!香港島、九竜半島、新界及びその周りの235余りの島々で形成され、その夜景は昔から『100万ドルの夜景』と評されてきた!

斉木(香港か…僕としては本場の杏仁豆腐を食べたかったのだが…)

斉木(そもそも杏仁豆腐はどこで発祥したのか分からないからしょうがない)

斉木(幸いこの店にもあるようだし頼ませてもらうとしよう)

「すみません ちょっといいですか?私はフランスから来た旅行者なんですが」

ア・ジ・花・承・斉「!?」

斉木(なんだポルナレフか)

ポルナレフ「どうも漢字がむずかしくてメニューがわかりません 助けてほしいのですが」

斉木(お前いつからそんな真面目なキャラになったんだ)

斉木(なんとなくお前がいるとやかましそうだから向こうへ行ってろ)

承太郎「やかましい 向こうへ行け」

斉木(意見が一致したな)

ジョセフ「おいおい二人とも…まあいいじゃあないか」

斉木(チッ)

ジョセフ「わしゃ何度も香港は来とるからメニューぐらいの漢字はだいたいわかる」

斉木(僕は中国には来たことないが和訳くらい造作もなくできるな)

ジョセフ「で…なにを注文したい?エビとアヒルとフカのヒレとキノコの料理?」

斉木(あと杏仁豆腐も)

ドジャアーン

花京院「これは…」

アヴドゥル「どう見ても頼んだものとは違う気がしますが…」

ジョセフ「わははははははははは!」

ジョセフ「ま…いいじゃあないかみんなでたべよう わしのおごりだ」

斉木(どうやら僕の注文も届いたようだ)

斉木(ほう…これが本場の杏仁豆腐か…)

斉木(早速食べたいが食事の前に食べるのはさすがにみっともないな)

ジョセフ「なにを注文してもけっこううまいものよ」

承太郎「料金以下のまずい飯だったら料金を払わなくていいからな」

ポルナレフ「手まひまかけてこさえてありますなあ」

ポルナレフ「ほらこのニンジンの形」

ポルナレフ「星の形…なんか見おぼえあるなあ」

ポルナレフ「そうそうわたしの知りあいが首すじにこれと同じ形のアザをもっていたな…」


ゴゴゴゴ

花京院「きさま!新手の…」

ゴゴゴゴ
ボゴゴーン

アヴドゥル「斉木、危ないッ!」

斉木(僕の杏仁豆腐が!)

ギュイーン

斉木(スタンド…シルバーチャリオッツだったか…)

マジ赤「ギャアアアア!」

アヴドゥル「魔術師の赤!」

ポルナレフ(これぐらいの炎、空気を裂けば!)

シュゴオオオオオ

ポルナレフ「なにッ!」

ポルナレフ「なんという火力の炎だ!」

斉木(パイロキネシスだ)

斉木(手助けする気はなかったが僕のスイーツタイムを邪魔した罪は重い)

斉木(ブおと…アヴドゥルのスタンドは鉄を一瞬で溶かすらしいが、僕の力はそんなものの比ではない)

斉木(制御装置を外せばタングステンだろうと一瞬で気体にできる)

タングステンの沸点 およそ5500℃!

斉木(最も今の僕じゃそこまでの力は出せないがな)

アヴドゥル「占い師の私に奇襲を仕掛けようなどとは10年ははやいんじゃあないかな」

斉木(彼は一応自信満々でいるが、心の中ではこう思っている)

アヴドゥル(せっかく戦う機会が来たというのにC・F・H・Sすら出せなかった…)

アヴドゥル(昨日の飛行機の中で名前を考えたというのに)

承太郎「こいつは死んだな 運が良くて重症だな…いや運が悪けりゃかな…」

ジョセフ「我々は旅を急ぐ身…で、店側にはSPW財団が話をつけておいてくれるじゃろう」

斉木(死んだ…?そう決めつけないほうがいいんじゃないか?)

ボッショオ

ジョセフ「やつのスタンドがバラバラに分解したぞ!」

ドン

アヴドゥル「し…しんじられん」

花京院「やつが寝たままの姿勢で空へ飛んだッ!」

ポルナレフ「ブラボー!おお…ブラボー!!」

ジョセフ「こ…こいつはッ!」

花京院「ピンピンしている…」

承太郎「火傷もよく見るとほとんど軽傷だ…し…しかしやつの体がなぜ宙に浮くんだ!?」

ポルナレフ「フフフ…感覚の目でよーく見てろ!」

アヴドゥル「うっ!?これは!」

クルクルクル シュタァァ

ポルナレフ「これだ!甲冑を外したスタンド!戦車のカードの暗示をもつ『銀の戦車』!」バン

ポルナレフ「あっけにとられているようだがわたしの持ってる能力を説明せずにこれから君を始末するのは騎士道に恥じる闇討ちにも等しい行為」

斉木(さっきやってたじゃないか)

ポルナレフ「どういうことか…説明する時間をいただけるかな」

アヴドゥル「畏れ入る 説明していただこう」

斉木(それからポルナレフは長いこと語っていたが、要は甲冑があったから重くて攻撃をくらったが、そのおかげで火傷が軽傷だったらしい)

アヴドゥル「なるほど…説明メルシーボークーだ…ああーっと」

ポルナレフ「ポルナレフ…名のらしていただこう」

ポルナレフ「ジャンピエールポルナレフ」バン

斉木(まだ名乗ってなかったっけ)

その後!アヴドゥルとポルナレフの戦いは熾烈を極めた!
しかし、最終的にアヴドゥルが勝利を収めたのだった!

斉木(いい場面なのにナレーションで終わらせていいんだろうか)

アヴドゥル「あくまでも騎士道とやらの礼を失せぬ奴!」

アヴドゥル「殺すにはおしい!なにかわけがあるな…こいつ…」

アヴドゥル「JOJO!」

承太郎「うむ」

ドキューン

ビチャブチャグニッ

斉木(改めて杏仁豆腐食べてくるから終わったら呼んでくれ)

To Be Continued

斉木くんの中の人もジョジョに出てたっけ…ジョセフに蹴られた日本人旅行客として…

>>25
アヴドゥルの中の人は燃堂だったはず

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年02月11日 (水) 22:46:53   ID: bCc2lqb-

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