アルミン「みんなでケイドロしよう」(66)

淡々としてるけどいきます
書き留めてるからすぐ終わる

~休日~

コニー「せっかくの休暇なのに暇だなー」

ジャン「朝飯食ったらなんもすることがねえ」

アルミン「じゃあさ、ちょっといいかな?」

アルミン「みんなでケイドロしよう」

エレン「ケイドロ??なんだそりゃ」

コニー「遊びか?」

ライナー「聞いたことないな・・・」

ベルトルト「僕も」

サシャ「おいしそうですねそれ」

アルミン「みんな知らないようだね、説明するよ」


   
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アルミン「ケイドロっていうのはね、簡単に言ってしまえば鬼ごっこなんだ」

ジャン「鬼ごっこぉ?んなガキくせえことしねーよ」

アルミン「まあまあ聞いてよ、でね。ふつうの鬼ごっことは違って二グループに分かれるんだ」

ライナー「ほう」

アルミン「一つ目のグループが捕まえる側の警察、もう一つが逃げる側の泥棒だ」

エレン「ただ鬼が増えただけじゃないのか?」

アルミン「そうなんだけどね、さらに面白いことがあって」

アルミン「泥棒グループの人がタッチされたら牢屋に入れられるんだ」

サシャ「ええ!絶対やりませんよ!!」

アルミン「みんなせっかちだね、本当に捕まったりしないよ」



アルミン「あらかじめ牢屋となる場所を決めておくんだ。円を描いてもいいし、この食堂内でもいい。そして警察が泥棒を捕まえたらその牢屋に連れて行く」

ベルトルト「なるほどね、鬼になるわけじゃないんだ」

アルミン「そう。さらに泥棒は牢屋にいても、捕まっていない泥棒にタッチされればまた逃げられるんだ。泥棒が逃げだしたら牢屋の周りにいる警察は20秒待たないと追いかけられないよ」

アルミン「あと、警察は円の中には入れないから注意してね」

コニー「おもしろそうじゃねえか!勝利条件はなんだ?」

アルミン「警察側は泥棒をすべて捕まえること、泥棒側は制限時間内まで逃げ切れれば勝ちだ。」

アルミン「どうかな?走って体鍛えられるし、チームワーク高めたり、作戦立てる練習にもなると思うんだ」



エレン「楽しそうだな!やろうぜ!」

ミカサ「エレンがやるなら当然私も」

ジャン「おう、意外といいな(ミカサに追いかけられるor追う展開来るか!?)」

クリスタ「でも私みんなに比べたらあんまり足速くないよ」

アルミン「大丈夫だよクリスタ、僕も遅いけどこのケイドロなら協力して相手を捕まえられたり、牢屋を守ったりできるからね」

クリスタ「そうなんだ!じゃあ私も参加するね」

ユミル「クリスタがやるってんならあたしも」


アニ「私もどうせすることないし、やろうかな」

アルミン「うん、人は多い方が楽しいからね!」

ベルトルト「11人か、半端だね」

アルミン「マルコも誘おうか、寮にいると思うから呼んでくる」

エレン「せっかくなら着替えないか?動き回るんだし」

アルミン「そうだね、じゃあ30分後にまたここで」

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30分後

アルミン「よし、集まったみたいだね」

サシャ「グループ分けはどうしますか?」

アルミン「グーとパーで分かれよう」

エレン「じゃあ行くぞ!グーっとパーでわかれましょ!!」

エレン「わっかれましょっ!」

エレン「わっかれましょっ!」

エレン「わっかれましょっ!」

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1時間後・・・


アルミン「や、やっとわかれたね」

ベルトルト「こうも数が合わないなんて・・・」

ライナー「俺たちチームワーク0だな、心配になってきた」

ジャン「サシャ!アニ!コニー!お前らのせいだぞ!コニーなんて途中でチョキだしやがって」

サシャ「私は協調性ありますよ!」

マルコ「逆にジャンは軋轢を生みやすいよね・・・」


エレン「俺もうのどからからだよー」

ミカサ「エレン、私と唾液交換すればうるお…」

アルミン「ええと!僕、エレン、ベルトルト、アニ、ジャン、サシャとライナー、マルコ、ミカサ、クリスタ、ユミル、コニーだね」

アニ「どっちがどっちを?」

サシャ「はい!私捕まえたいです!これでも狩人なんで!」

アルミン「うん、じゃあライナーたちが泥棒だね」


ジャン「ユミルなんかしっくりくるな」

ユミル「ああ??(そうだったけどさ)」ギロッ

ジャン「う、嘘だ」

マルコ(また余計な軋轢を・・・)

コニー「牢屋はどうすんだ?」

アルミン「じゃあ半径5mの円の中。この中ならどんなに動いてもいいから助ける状況に応じて動いてね」

マルコ「あと、どこまでなら逃げていいんだい?」

アルミン「そうだね・・・ここから200mくらいまでかな。食堂内もありだよ」

アルミン「あと、実は勝った方は特典があるんだ」

コニー「え!?まじかよ!」

サシャ「も、もしかしてお肉とか・・・うへへw」

ジャン「やる気でできたな」

アルミン「楽しみにしておくといいよ」


警察:アニ・アルミン・エレン・サシャ・ジャン・ベルトルト
泥棒:クリスタ・コニー・マルコ・ミカサ・ユミル・ライナー


エレン「よっしゃ!じゃあ数えるぜ!」

アルミン「制限時間は30分だよ!」

ユミル「逃げるぞクリスタ!」

クリスタ「うん!」

コニー「どう逃げるつもりだ!?」タッタッタ

マルコ「30分間だからね、うまく隠れながら体力を維持しよう」タッタッタ

ライナー「ひとまずここから一番遠い藪のなかに行くぞ」タッタッタ


エレン「1、2、3、4…60!」

エレン「行こうぜみんな!」

ベルトルト「どう攻めようか」

アルミン「隠れられるところから行こう。
北にある藪、西の食堂付近、東は訓練機材や資材がいっぱいおいてあるから怪しいな。
南は広場だからたぶんいないはず。二人ずつ散開して探そう」


              藪
                 
             
        食堂    牢屋     機材
    
             
              広場

まだ本当なら皆中学生くらいだもんな
これが本来のあるべき姿

ジャン「よし、ベルトルト。俺らは東に行くぞ」ダッ

ベルトルト「わかった!」ダッ

サシャ「アニ!私たちは食堂に行きましょう!」

アニ「あまりものとか狙ってないよな?」

サシャ「ま、まさか!」

エレン「俺たちは北か、なんか燃えてきたぜ!」

アルミン「行こう!」

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ジャン「・・・。」

ベルトルト「見つからないね」

ジャン「ここなら逃げも隠れもしやすいからいそうなのにな」

ベルトルト「他と合流して正確性を高めよう」

ジャン「だな」


クリスタ(行ったみたいかな・・・?)

ユミル(機材の裏なら案外バレないな)

ユミル「クリスタ……」

クリスタ「何?」

クリスタ「きゃ!?///ちょ、どこ触って・・・」

ユミル「あ、すまんすまん。狭いから手が滑った」

クリスタ「もう!」


ピーン

ベルトルト「ジャン、待ってくれ。」

ジャン「あ?どうしたよ」

ベルトルト「僕の耳に間違いがなければ今クリスタの声がした!!」

ユミル・クリスタ「!」

ユミル「逃げるぞ!」ダッ

クリスタ「もー!ユミルのバカ!」ダッ

ジャン「ほんとだ!待ちやがれー!!」ダッ

ベルトルト(僕もライナーみたいになってきたな…)


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アニ「あのさ、食堂誰もいないよな?」

サシャ「ええ、そうですね」ムシャムシャ

アニ「なんでいつまでもここにいるんだ?」

サシャ「パンがおいしいからじゃないでしょうか」ムシャムシャ

アニ「あんたさっき協調性って言ってたよな」

サシャ「それがどうかしましたか?」モグモグ

アニ「意味知ってるか?」

サシャ「周囲の人とうまく協調できる性質と教わりましたけど」モグモグ

アニ「知ってるんだな、じゃあ今の状況理解できるよな?」

アニ「私がなにを言いたいのか」


サシャ「ふむ・・・」モグ

サシャ「!」

サシャ「そういうことですか!早く言ってくださいよぉ」

アニ(ホッ・・・)

サシャ「パン食べたいんですよね、半分どうぞ(1:4)」

サシャ「フッ・・・」

アニ「」

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エレン「あいつらどこだー!?」

アルミン「思ったより木が深いね」

コニー「エレンとアルミンの声だ!」

マルコ「二人とも西から入ってきたんだね…。これ以上北に行くと範囲オーバーだからもういっそ東から藪を抜けよう」

ライナー「藪を抜けてどうするんだ?」

マルコ「うまくもの陰に隠れながら撒こう」

ガサッ

コニー「しまった!」

こっちから音したよエレン!!
よし、これはチャンスだ!絶対逃がすな!!

コニー「やっべ、急げ!!」ダッ

エレン「見つけたぞ!!待て!」ダッ


~8分経過・東~

ユミル「おいクリスタ!もっと早く走れ」タッタッタ

クリスタ「ユミル早いよー」はあ はあ

ジャン「何が『みんなに比べたらあんまり足速くない』だ、十分速いじゃねえかあの女神様」ぜえ…ぜえ

ベルトルト「ジャン!しっかり!」タッタッタ

ジャン「お前も速いんだな…俺もう限界だわ…」ぜえ ぜえ

ユミル「ちっ、少しずつ距離詰められてるな…」

クリスタ「きゃ!」

ドテッ!

クリスタ「い、いたーい…」


ベルトルト(クリスタが転んだ!チャンスだ!)ダッ!

ユミル「あのドジっ子が・・・今助け」

クリスタ「私のことはいいからあとで助けに来て!!」

ユミル(あとで助ける・・・)

ユミル(・・・)


クリスタ『うぅ、誰か来てよぉ・・・ぐす』

ユミル『クリスタ!助けにきてやったぜ!』パシッ

クリスタ『なんて優しいの!ユミル大好き!!』ガシッ

ユミル『おい、よせよ。また捕まっちまうだろ?』

クリスタ『うん、一緒に逃げよ!永遠に!』


ユミル(これだ!!)


ユミル「わかった、またあとで迎えに行くからな!」ダッ

ベルトルト「(タッチ!」」

クリスタ「捕まっちゃった・・・」

ジャン「ベルトルト!ユミルを追え!クリスタは俺が連れてくッ…」

ベルトルト「え、うん、わかった」ダッ

ジャン「ふう、疲れたぜ・・・」


~8分経過・西~

サシャ「完食しましたー」

アニ「もういいな、行くぞ」

サシャ「う!」

アニ「今度はなんだ・・・」

サシャ「いっぱい食べた後に走るとおなか痛くなって・・・」

アニ「はあ・・・私はエレン達と合流する。やばかったら牢屋にでもいな」

サシャ「すみませんねアニ・・・ご迷惑をおかけして」

アニ「別にかまわないよ・・・じゃ」ダッ

タッタッタ




サシャ「・・・行ったようですね」

サシャ(・・・。)

サシャ「いつまで隠れてるつもりですか…?ミカサ」

ミカサ「!!」

サシャ「私の鼻は誤魔化せませんからね」

ミカサ「そう…」スッ

サシャ「一度ミカサとは勝負してみたかったんです」

サシャ「狩人としての本気・・・行きますよ!!」ダッ!

ミカサ「かかってきなさい」ダッ!


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~11分経過・北東~

ザアッ!

コニー「藪を抜けた!ここからが本当の勝負だぜ!」

マルコ「走りながらしゃべると舌噛むよ」

ライナー「追ってきてるか?」チラッ


エレン「うおおおおおおおおおお!」ダーーー!


ライナー「なんて勢いだ・・・!」


アルミン「待ってよエレン、作戦とか…ぜえ、ちゃんと考えて…ぜえ」

コニー「このまま振り切るぜ!」

マルコ「いや、これだと3人の体力が同時に無くなる。ここは散らばろう!僕は機材置き場に行くよ!」はっ、はっ、はっ

ライナー「じゃあ俺は西に向かう」

コニー「なら俺は牢屋あたり突っ切って広場行くぜ、ついでに誰か捕まってたら助けてやる!」

エレン「アルミン…、3人ともばらばらになったぞ?誰狙う?」

アルミン「マルコだ…、彼の、ぜえ、指揮は厄介だ。はあ」

エレン「よし!うおおおおお」ダァーーーー!


~14分経過・牢屋~

ジャン「ようし、この円から出るなよクリスタ」

クリスタ「うん。ジャンも入っちゃダメだよ?」

ジャン「わかってるよ(これ円の反対から泥棒来られたらわざわざ周らなきゃいけないのか、きついな)」

うおおおおおおお!

クリスタ「コニー!」

ジャン「やべえ!」ダッ!



コニー「クリスタァ!手伸ばせ!」

クリスタ「うん!」パシ

コニー「よし!逃げろ!」ダッ

ジャン「コニー!てめーーー!」ダッ

クリスタ「あ!ジャン、20秒数えないとだめだよ!」

ピューーーン

ジャン「あ、そうだった。ちきしょう!もう消えやがった」

~14分経過・東~

ユミル(一度大回りして機材置き場に戻ってきたはいいが、さすがに疲れたな)

ユミル(ベルトルトはまだ体力残ってそうだからここで隠れて休むか・・・)


ベルトルト「見つけた!」

ユミル「なっ!」

ベルトルト「タッチ!」

ユミル「だあー、くそ!なんでバレた!?」

ベルトルト「普通の人なら高さ的に死角になるんだろうけど、僕はちょっと大きいからね。上から見えたよ」

ユミル「あああーー、クリスタとの愛の逃避行が・・・」

ベルトルト「??」


~18分経過・南西~

ライナー「よし、このまま藪のそばを通って食堂に行き、体力を回復するか…、はあ」

ガササッ

??「そうはさせないよ」ヒュッ

ライナー「ぐほあ!!」

アニ「ふう、エレンたちと合流しようとしたらあんたが見えたもんでね」

ライナー「」

アニ「どうしたライナー?」

ライナー「なんでタッチじゃなくてキックなんだよ・・・しかもスネって・・・」

アニ「悪かった、だが牢屋行きだ」




~18分経過・東~

エレン「もう一息!!」

マルコ(エレン速い!けどここなら物が多くて撒ける、この倉庫の間を抜ければ・・・)


バッ!

マルコ「!?」

アルミン「タッチ!」

マルコ「くそー捕まったか、でもなんでアルミンが先回りして現れたんだ?」

アルミン「エレンに少し遠回りさせる感じで追ってもらったんだ」

マルコ「さすがアルミン、やられたよ」

エレン「お、捕まえたみたいだな、ふう」

アルミン「お疲れエレン。一度牢屋に戻ろう」

~18分経過・南西~


ミカサ(さっきから広場と食堂あたりを行き来してるけど、ちゃんとついてくる・・・)

ミカサ(ここはスピードを上げ・・・)

サシャ「ミカサァ!!待たんかい!」

ミカサ「!?」ズルッ

サシャ「チャンス!タッチです!」

ヒュン!


サシャ「な、交わされ!」

ミカサ「」ダッ

サシャ「逃げられた・・・・」

ミカサ(今のは危なかった・・・広場に行って態勢を整えよう)


~20分経過・牢屋~

エレン「お?ジャンにベルトルト、それにアニも」

アルミン「ユミルとライナーを捕まえたんだね」

ユミル「クリスタがいねえじゃねえか」

ジャン「ああ、コニーの野郎だ」

ユミル「チッ、許さねえ」

ジャン「捕まえるのに協力してくれたら釈放してやってもいいぜ?」

ベルトルト「ジャンを憲兵団に行かせてはいけない気がする」

マルコ「僕もそう思う」

ジャン「!?」


エレン「なんでライナーはうずくまってんだ?」

アニ「その、弁慶の泣き所ってやつ?」

アルミン(アニにスネ蹴られたのか・・・同情するよ・・・)


サシャ「はあ~、すいません。ミカサを取り逃がしました」

ジャン「お、サシャじゃねえか」

アニ「なんだ、腹治ったのか」

エレン「あいつは全員でかからないときついぜ」


アルミン「とりあえず警察が全員そろったね。あと10分しかないから作戦会議と行こう」

アルミン「残りはミカサ、クリスタ、コニーだね。えっと、誰がどの方向に行ったかわかる人いる?」

ジャン「クリスタとコニーなら広場の方へ向かったぜ、結構前だけどな」

サシャ「ミカサも広場の方へ行きましたよ」

アルミン「二人とも南か・・・、よし」

アルミン「僕とジャンで牢屋を守る。ベルトルトとアニは東の
機材置き場から、
エレンとサシャは西の食堂から、どちらも南下して挟み打ちをかけよう」

アルミン「クリスタとコニーが広場にいたのがすこし前なら今東か西にいて、
運がよければすぐ捕まえられるかもしれない」



ベルトルト「いいね。広場にいたらいたで3人とも追い込めるしね」

アルミン「取り逃がしても僕とジャンがいるからね大丈夫だと思う」

エレン「完璧な作戦じゃねえか!よし、3人とも駆逐してやるぜ!行くぞサシャ」ダッ

サシャ「狩人には退けない時がある・・・それが今です!」ダッ

ライナー「」

ベルトルト「僕らも行こうか」ダッ

アニ「ああ、思っていたより楽しいな」ダッ

ベルトルト「良かったね」

~23分経過・広場~


コニー「おい、俺たち以外に誰も来ないってことは他は捕まったんじゃ?」

クリスタ「たぶんそうだね。このまま逃げ切るか、助けに行くか、どっちにしよう」

ミカサ「待って、状況がわからない今、助けに行くのは危険。」

コニー「けどどうすんだ?ここにこのままいたら制限時間来る前にみんな来ちまうぜ?」

ミカサ「それでいい、向こうが何人かでかかってきたら、こちらは分かれて逃げる」

ミカサ「何人かでかかってくるということは牢屋に警察が少ないということ。そこで逃げ切った3人で総突撃をしかける」

クリスタ「そんなうまく逃げ切れるかな?」

ミカサ「大丈夫、私たちは今体力を回復してるけど、彼らは走り回って消耗しているはず」

コニー「おお、なんか妙に説得力あるな!いける気がするぜ!」

クリスタ「じゃあ誰か来るぎりぎりまで待機だね!」



~25分経過・広場~


見つけたぜ!行くぞサシャ!
ミカサ、先ほどの恨みを晴らさせていただきます!

コニー「エレンとサシャだ!」

いた!捕まえてみせる!
ああ、逃がさないよ・・・

クリスタ「ベルトルトとアニまで!!」

ミカサ「挟み撃ち・・・アルミンらしい」

ミカサ「北に向かって進撃!ある程度まで行ったらクリスタは左へ、コニーは右へ」ダッ

コニー「おう!」ダッ

クリスタ「わかった!」ダッ


エレン「先回りだ!!」シュッ!

サシャ「私たちはクリスタを!」

クリスタ「道をふさがれた!?」

コニー「こっちもだ!」

ミカサ「・・・」

ミカサ「牢屋には私一人で行く。二人は頑張って逃げて」ビュン!


ベルトルト「ミカサはアルミンたちに任せて僕らはコニーを!」

コニー「捕まえられるもんなら捕まえてみやがれ!」

クリスタ「負けないんだから!」


サシャ「この状況をどうやって切り抜けるおつもりで・・・?」じりじり

クリスタ「・・・。」

クリスタ「あんなところにパンが!!!」

サシャ「え!?パァン!」

クリスタ(今よ!)ダッ

エレン「サシャの馬鹿野郎!せっかく逃げ道ふさいだのに!」

サシャ「うへへー、パン、パアン・・・」


ベルトルト「もう逃げられないよ・・・」

コニー「」フッ

ベルトルト「なっ!?フェイント!」

コニー「とろいぜベルトルト!」

ベルトルト「ぐ・・・そっち行ったよアニ!!」

アニ「・・・。」

アニ「来な」サッ

ベルトルト(アニの戦闘態勢・・・!)


アニ「はっ!」

ッビュン!!


コニー「うお!っととと、あぶ・・・うわ!!」ドサァ

アニ「フッ・・・」

ベルトルト(蹴圧でコニーを倒した!)

ベルトルト「って、え!?アニ、捕まえないと!」

アニ「あ、しまった(吹き飛ばしたら満足してた)」

コニー「なんかよくわからねえけど、触られてないなら平気だよな!」ダッ


ミカサ「・・・」タッタッタッタッタ

ジャン「アルミン!ミカサだ!」

アルミン「正念場だ!絶対守るよ!」

ジャン「さあ来いミカサ!!俺がお前を受け止めてやる!」

アルミン(あれ?おかしい。そろそろ左右どちらかに逃げて様子をうかがうはず)

アルミン「まさか本当に突撃するつもりか!?」

ジャン「さすがのミカサでもここは通さねえ!」グッ


ミカサ「・・・。」

ミカサ「3人とも、円の北側へ!!」

アルミン(なに!?)

シュバッ!!


ジャン「跳んだ!?」

アルミン「しまった!北側はがら空きだ!!」


スタッ


パシ、パシ、パシ


ジャン「なっ!?全員に逃げられちまった!」

ライナー「サンキュー、助かったぜ・・・・」

マルコ「さすがミカサ。この円を飛び越えるなんて改めてすごい身体能力だ」

ミカサ「どうも」

ユミル「釈放されても、クリスタのいない娑婆なんて・・・」ズウン


クリスタ「みんなーー!」

ユミル「!!」

コニー「助けられたんだな!」






アルミン「二人も捕まってないのか!?」

ジャン「ったく、あいつらなにやってんだ・・・」

コニーは流石のスピード10だな


カーン カーン カーン


アルミン「あ、30分たったみたいだ」


サシャ「クリスタに騙されました・・・パンなんてなかったです・・・うぅ」

アニ「あんたまだ食うのか・・・」

エレン「なんだ?俺たち最終的に捕獲者0かよ」

ベルトルト「ミカサがいたんじゃ、しょうがないね…」


アルミン「僕たちも作戦とチームワークはよかったんだろうけど、やっぱり個々の力がでるね」

マルコ「機会があったら警察側でやりたいね、泥棒じゃあんまり作戦を練れない」

ライナー「俺は普通にタッチしていただきたい。(クリスタに)」

アニ「悪かったって」

エレン「いい訓練になったよな。次は勝ちたいぜ」

ミカサ「次は私がエレンを追いかける・・・どこまでも・・・永遠に」

エレン「」

コニー「ああ、絶対またやろうな!すげー楽しかった!」

クリスタ「私も!!またやりたい!」ニコッ

ユミル(ま、クリスタが喜んでるならいっか)

ジャン(体力つけないとやばいな・・・)


サシャ「あのぅ、ところで特典ってなんですか?」

ベルトルト「そういえばそうだね、僕たちはないけど」



アルミン「ああ、それはね・・・」


キース教官「アルレrッ、アルレルト!!(言いづらい名前だな)」


アルミン「はっ!」

エレン(なんでキース教官が?)






キース教官「結果を報告しろ」

アルミン「はっ!クリスタ・レンズ、コニー・スプリンガー、マルコ・ボット、
ミカサ・アッカーマン、ユミル、ライナー・ブラウン以上の6名を特別訓練・草むしりに推薦します!」

クリスタ「!?」

コニー「!?」

マルコ「!?」

ミカサ「!?」

ユミル「!?」

ライナー「!?」

キース教官「そうか、了解した・・・貴様ら、何をそんな腑抜けた顔をしている・・・」

マルコ「あのー、いまいち意味がわからないといいますか」

キース教官「特別に説明してやろう。成績上位者を集め、それを『ケイドロ』という遊びのような疑似訓練でさらにふるいにかけ、
えりすぐりだけを選出する。そして選びぬかれた強靭な訓練兵中の訓練兵だけに特別訓練を課すということだ」

クリスタ「その、それは大変喜ばしいことなんですが、特別訓練はなんと仰りました?」

キース教官「草むしりだ。」

クリスタ「・・・はあ」



コニー「なんで俺たちがそんなことをぉおおお!開拓地じゃねえのに!!」ズウン

ユミル「ちきしょう、すべては仕組まれてたってのか・・・」

ライナー「あの、私はスネを怪我しておりまして、そのような特別くんれ・・・」
キース教官「フン!!!」ガッ!

ライナー「ぬはぁい!!」

ミカサ「私は・・・エレンと一緒ならなんだってできる・・・」

エレン「話聞いてたか?俺は選ばれてないから。せいぜい頑張ってくれ」

ミカサ「」


サシャ「お肉じゃないんですねー、がっかりしました」

ベルトルト「もうお昼だし食堂行こうか」

サシャ「大賛成です!!」

アニ「まあなんだ、頑張ってくれ・・・・・・、wwww」

ジャン「ミカサがかわいそうだけど、こればかりは仕方ないな」

アルミン「ごめんね、恨むなら教官を恨んでほしいな」


キース教官「さあー貴様ら!ゆっくりしてる場合はないぞ!!範囲は訓練所の周辺すべてだ!
真面目にやらないと今日中には終わらんぞ!!」


アルミン(なーんかすっきりしたなあ)




終わり

はい、みなさん
早く寝ましょうね!でないとキース教官みたいな目になっちゃいますよ!!
お疲れ様でした


面白かった

アルミン黒いよ

面白かった


おおさかじゃんけん的なあれか、


ほっこりした

とてもおもしろかったです

面白かった~
おっつん

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