ベルトルト「愚かな…」(84)

注意:
進撃の巨人10巻までのネタバレ有
ベルトルトキャラ崩壊?黒いです
以上のことが癪にさわる場合は回れ右推奨

~~訓練兵団男子寮~~

エレン「…でさ!」

ライナー「あぁ、そうだよなぁ!」

ベルトルト「……」

アルミン「…ねぇ、ベルトルトはどう思う?」

ベルトルト「ん?僕、僕は別に…」

エレン「はぁ…ライナーと違って張り合いがねぇ

なぁベルトルトは…」

ベルトルト「はは…よく言われるよ…」

アルミン「……」

エレン「じゃあ、俺たちは寝るよ。お休み」

アルミン「……」

ライナー「ああ、また明日な」

ベルトルト「……」

ベルトルト「ライナー」

ライナー「どうしたベルトルト、早く寝…」

ベルトルト「馬鹿か?お前は」

ライナー「えっ…」


ベルトルト「必要以上に仲良くして何かメリット

があるのか?」

ライナー「い、いや…その…」

ベルトルト「はぁ…もういい。寝るぞ。」

ライナー「あ、あぁ…」

ベルトルト「(まったく…)」

―――――
―――
――

ベルトルト「僕の名前はベルトルト・フーバー。ちょっとした理由で今はアニ、ライナーと一緒に訓練兵団に属している。」

ベルトルト「僕達三人が訓練兵団に侵入してはや一年…」

ベルトルト「誰が、どういう能力を持っているかはだいたい理解した」

ベルトルト「僕達の障害となる人物、ならない人物…」

ベルトルト「ここらでもう一度確認しておこう」

ベルトルト「エレン・イェーガー…」

ベルトルト「基本的な体力、運動神経、立体機動技術…全てにおいて並。」

ベルトルト「ザ・平凡と言いたいところだが…目的意識をひとたび持つと急成長する面白いやつ」

ベルトルト「巨人に対する復讐心は尋常ではないようだ。が、この程度では僕たちの障害にはなり得ないだろう」

ベルトルト「ジャン・キルシュタイン…」

ベルトルト「安定した生活のために内地に行きたいと言っているおめでたいやつだ…」

ベルトルト「立体機動技術は訓練兵の中でも突出してるから戦場にでれば結構脅威になり得たのにな…」

ベルトルト「指揮の得意そうなマルコも憲兵団か…ま、この制度じゃ優秀な奴が内地に引き籠るのも仕方ないな」

ベルトルト「サシャ・ブラウスとコニー・スプリンガー…」

ベルトルト「身体能力、野生の勘…戦闘力はトップクラスだが団体行動が壊滅的にできない」

ベルトルト「いくら個人が強くてもこいつらは脅威になり得ないな…」


ベルトルト「クリスタ・レンズ…」

ベルトルト「教官からの扱いを見るにどう考えても訳ありだ」

ベルトルト「何か情報を持っているかもしれない…マークする意味はありそうだ。だが我々に不利な情報を持っていた場合は始末しよう。」

ベルトルト「問題はこいつだ…ユミル…」

ベルトルト「こいつは何を考えて動いてるのか全く読めない…」

ベルトルト「得体がしれないだけに怖さがあるな…」

ベルトルト「だが…怖さで言ったらもっとやばいのが二人いる…」

ベルトルト「同期にこんな怪物がいたなんて聞いてないぞ…?」

ベルトルト「…ミカサ・アッカーマン…!」


ベルトルト「僕達3人が本気でかかっても足元にも及ばない身体能力…」

ベルトルト「こちらがすくみ上るような目から放たれる本気の殺意…」

ベルトルト「こいつが調査兵団に入ったら…間違いなく脅威になるだろう…」

ベルトルト「正直、こいつが巨人と言われても驚きはしない…」

ベルトルト「だが…このミカサさらに注意が必要な怪物がいる…」

ベルトルト「その名は…」

ベルトルト「…アルミン・アルレルト…!」

ベルトルト「僕にはわかる。こいつは誰の、どんな些細な動作、違和感も見逃さない観察力…」

ベルトルト「さらには正解に確実にたどり着く論理的思考を兼ね備えている…!」

ベルトルト「正体を隠したい僕達にとっては天敵と言えるだろう…」

ベルトルト「…もし、アルミンの指揮でミカサが動くなら…」

ベルトルト「想像しただけで恐ろしい。この二人は僕らにとって最大の脅威」

ベルトルト「前線に出てくる前に…暗殺するのが望ましい。」

ベル……ベルさんが喋ってる!?

ベルトルト「…以上の理由でアルミンを暗殺する。異論はあるか?」

アニ「…あいつは無害だと思うけど…」

ベルトルト「……」

アニ「余計な殺生はやめた方がいい。どうせ何もできやしないよ」

ライナー「そうだぞベルトルト。余計な動きを見せたら俺たちが疑われる」

ベルトルト「(…その疑いを持つほど状況が見えるのはアルミンだけだという話なのに…)」

ベルトルト「(こいつら…全く気付いてないのか?あいつの恐ろしさに…)」

アニ「とにかく私は反対だよ」

ライナー「俺もだ。やるならミカサのほうだろう」

ベルトルト「それができたら苦労はしていない」

ベルトルト「我々三人が束でかかってもあいつだけは無理だ」

アニ「…なら、結論は現状維持だね」

ベルトルト「何故そうなる。アルミン一人ならお前たちがミカサを引き付けていれば僕一人で殺れる」

ライナー「やめろベルトルト。アルミンが何をしたってんだ。おかしくなったのか」

ベルトルト「おかしいのはお前らだ。あいつを生かしておいたら必ず寝首をかかれるぞ」

アニ「…付き合っちゃいられないね。私はもう行くよ」

ライナー「…この話は聞かなかったことにする。」

ベルトルト「(…なんてことだ。あいつら…)」

ベルトルト「(情が移ってしまったのか…)」

ベルトルト「(今の日常を壊したくないと思っている…)」

ベルトルト「(馬鹿共が…自分たちが今まで何千人殺したと思っている)」

ベルトルト「(そうか…あいつらはもう…戦士じゃないんだな)」

ベルなんとかさんとか言ったら、殺されそうだ・・・・・・

ベルベルべさん黒いな

~~対人格闘訓練~~

ベルトルト「アルミン。今日は僕と組まないか?」

アルミン「えっ?いいけど…珍しいね?」

ベルトルト「たまには君とやるのもいいかなって…」

アルミン「じゃあ、僕からならず者をやるよ」

ベルトルト「……」

アルミン「えいっ!」シュバッ

ベルトルト「よっ…と」バシッ

アルミン「うわっ!?」ドサッ

ベルトルト「(こんな玩具の短刀でも…)」パシッ

アルミン「はは、さすがだね、ベルトル…?」

ベルトルト「(僕が持てば、凶器だ。)」ギラッ

((((;゚д゚)))))))こわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわい

確かにアルミン消えたらマジで詰むな

アルミン「ベ、ベルトルト!?何を…」ビクッ

ベルトルト「(…死ね。)」グォッ

アルミン「う、うわぁぁあ!?」


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アルミン「あ、ああぁぁ…」ズキズキ

ベルトルト「(チッ…心臓を狙ったのに、体を捻って肩で防ぎやがった…)」

ベルトルト「だ、大丈夫かアルミン!?すまない、つい条件反射で…」

アルミン「ぐ、うぅぅ…」

エレン「アルミン!大丈夫か!?」ダッ

ミカサ「……ベルトルト。何をしたの?」ギロッ

ベルトルト「(…事を急ぎすぎたか。あわよくば、で動くとは僕らしくない…)」

ベルトルト「あ、あまりにも綺麗に当て身技がきまったもんだから、反射的に追い打ちを…」

ミカサ「……」

エレン「お前なぁ、気持ちはわかるけど実力差を考えろよ!肩に刺さってるじゃねーか!」

アルミン「うぅ…」

ベルトルト「ご、ごめんよアルミン…!」

まぁ実際アルミンを敵に回すと非常に厄介だからな
アニは油断しちゃったせいで追い詰められたし

―――――
―――
――


ライナー「何してんだ!あの話は聞かなかったことにって…!」

ベルトルト「それは君が勝手に言ったことだろう」

アニ「あんな弱い人間を本気で殺ろうとするなんて…!あんた戦士として恥ずかしくないの!?」

ベルトルト「(全く、おめでたいやつらだよ…)」

ライナー「とにかく、これ以上アルミンに何かしたら、俺は黙っちゃいないぞ!」

アニ「私もだ!」

ベルベリトさんアルミンに手を出したのに生かしてるとまずくね?

ベルトルト「ふ~ん、言うねぇ。」

ライナー「俺は本気だぞ?」

アニ「無駄な殺生はさせないよ!」

ベルトルト「二人とも…僕に勝てると思ってるの?」ギロッ

ライナー「ウッ…!」ゾクッ

アニ「……っ!」タジ

ベルトルト「…まぁそこまで言うなら、生かしといてやってもいいだろう。」

ライナー「ほ、本当か!?」

ベルトルト「…条件付きでね。」

アニ「…なに?」

ベルトルト「アニ。君はアルミンの前で隙を見せすぎる。これからは一切の接触を断ってもらう。」

アニ「なっ…!?」

ベルトルト「(これ以上あいつに僕たちの情報を与えるわけにはいかないからな…)」

ベルトルト「(あいつの観察力ならいつ正体に辿り着いても不思議じゃない)」

アニ「…そ、それは…」

ベルトルト「嫌だってのかい?まさか本当に惚れたんじゃないだろうな?」

アニ「ち、違う!」

ベルトルト「まあ、残念かもしれないがエレンだけで我慢しておいてくれ」

アニ「ベルトルトぉ…!」ギロッ

ベルトルト「嫌なら訓練中の事故に見せかけてアルミンを殺すまでだ。ミカサに邪魔されないようにね」

アニ「く…!」

アニ「(アルミンは…アルミンは…殺したくない…!)」

ベルトルト「ライナー。君も自重しろ」

ライナー「何!?」

ベルトルト「訓練兵の連中に兄貴だのなんだの言われてチヤホヤされてやたらと君は目立っている」

ベルトルト「そのせいで作戦行動はし辛くなってるのに、慕われて悦に入ってる君は本当に滑稽だよ」

ライナー「……」グッ

次にエレン、ミカサ、アルミンの勇気、力、知恵トリオの連携を見られるのはいつになることやら…

ベルトルさんは本編でも実は猫被ってて本性は極悪とかだったら名前覚えてもらえるかもなw

ベルトルト「(…二人への処置としてはこんなものか。)」

ベルトルト「(しかしこれからアルミンとミカサは僕を警戒するだろう…まったく、しくじったよ)」

ベルトルト「(卒業までは行動に起こさない方がいいな…)」

ベルトルト「(巨人になれる人間を探すためにも…)」

~~卒業後・トロスト区戦~~

ライナー「アニ!怪我が無くて良かったぜ本当に…」

アニ「ああ、ライナーこそ…」

アルミン「……」

ベルトルト「(馬鹿が。人前では接触するなとあれほど…)

ベルトルト「(全部アルミンに観察されてるんだぞ…!やはり殺しとくべきだった…!)」」

ベルトルト「(…もう仕方がない、今は引き上げるしか…)」

ベルトルト「……ん?」

ミカサ「……」

ベルトルト「ミカサ、何を抱えて…!?」

エレン「……」

ベルトルト「(エレンが…あの巨人の中身だと…!!)」

ベルトルト「(そうか…そうだったのか!!)」

ベルトルト「こんな…こんなに近くにいたとはな!」

ベルトルト「クク…ハハハ…」

ベルトルト「ハァーッハッハッハ!!運が向いてきたぞ!」

ベルトルト「こんな愉快なことがあるか!?もう故郷は目と鼻の先だ!」

アニ「…故郷に……帰れる?」

ライナー「だがここからが問題だ…聞くところによると、2体巨人が捕獲されたらしい」

アニ「余計な情報を得られる前になんとかしないとベルトルト…どうする?」

ベルトルト「そうだな…アニ、君が言って巨人を始末してこい」

アニ「だが立体機動装置は使えない。調べられれば一発でわかる」

ベルトルト「大丈夫だ。検査されたら僕が用意してある予備を提出すればいい」

アニ「……誰の?」

ベルトルト「詳しく聞きたいか?」

アニ「……」

ライナー「……」

~~検査後~~

アニ「ベルトルト…あれって…」

ライナー「(ベルトルト…お前ってやつは…)」

ベルトルト「アニ。君は憲兵団に入る君だけが自由に動ける。頼んだぞ」

ベルトルト「必ず、エレンを拉致しろ。」

アニ「……」

確かにアルミンの頭で得た情報だけで、人類の得た利益はリヴァイ兵長10人分は下らないよな

―――――
―――
――


ベルトルト「…失敗したか」

アニ「悪いね…あと一歩だったんだけどミカサと兵長さんにやられたよ」

ベルトルト「……アルミンはどうなった?」

アニ「…っ!いや、別にどうも…」

ライナー「普通に、生きてるぞ…?」

ベルトルト「…右翼から攻めたんだよな?なんであいつを殺さなかった?」

アニ「い、いや…」

イナー「実はかくかくしかじかで…」

ベルトルト「…お前ら二人揃って何やってたんだ…」ギロッ

アニ「……!?」ビクッ

ベルトルト「アニ。お前はもう絶対にアルミンに接触するな」

アニ「な!?」

ライナー「ベルトルト、それはあまりに…」

ベルトルト「まだ分からないのか!?あいつにはもうアニの正体はばれてるんだよ!」

アニ「う…そ…」

ライナー「そんな馬鹿な!そこまでの情報は与えてない!」

ベルトルト「それでもアルミンには十分すぎる。お前らが迂闊すぎた。すべてはそこに尽きる」

ベルトルト「その証拠に104期訓練兵団はアニ、ジャン、エレン、ミカサ、そしてアルミンを除いて召集がかかってる」

ベルトルト「召集されてない4人は別働隊として女型の正体を完全に炙り出す気だ。アニ、絶対に尻尾を出すなよ!」

アニ「(……アルミン…本当に…!?)」

ベルトルト「行くぞライナー」

ライナー「し、しかし…」

ベルトルト「アニはもうだめだ。切り捨てるしかない」ボソッ

ライナー「なんだと!?」

ベルトルト「アルミンからは逃げられない自業自得だ。」

ベルトルト「…言っておくが僕らだって絶体絶命なんだからな?はら、早く行くぞ」

アルミンの扱いがモンスターのそれだな

―――――
―――
――

~~ウトガルド城~~

巨人「……」ワラワラ

ベルトルト「分かってるなライナー」

ベルトルト「エレンがいない今、僕ら以外の全員が戦死するまで絶対動くなよ」

ライナー「しかし…」

ベルトルト「…もうこれ以上足を引っ張るな。頼むから」

ライナー「くっ…」

クリスタ「ユミル!何を…!?」

ベルトルト「!?」

ユミル「クリスタ…お前は胸張って生きろよ!」バッ

カッ

ライナー「!!あの巨人は…」

ベルトルト「あの時の…!」

ベルトルト「…こりゃいい。ライナー、エレンの代わりが見つかったぞ!今すぐ変身だ」

ライナー「ま、待ってくれ!今は…」チラッ

クリスタ「二人とも!何をしてるの?」

ベルトルト「……クリスタに嫌われるのがそんなに嫌か!?目的を見失うな!」

ライナー「頼む!今は…」ガシッ

ベルトルト「(…カスが…!)」

ベルトルト「離せ!巻き込まれたいのか!?」

ライナー「待ってくれ…頼む!」

ベルトルト「くっ…」

ザクッ!

クリスタ「ミカサ!」

ミカサ「あとは私たちに任せて!」

ベルトルト「…くそっ!せっかくのチャンスが…!」

ライナー「……」

エレン「大丈夫かライナー?」

ライナー「ああ、なんとか…」

ベルトルト「(チッ…だが、エレンとユミルを両取り出来る好機…)」

ベルトルト「(ライナーと連携すれば…他の奴らを皆殺しにも…)」

ミカサ「ベルトルト。」

あの時の1コマに、ベルトルさんが手を噛もうとしてたんだよな。

こう見ると本編綱渡りだったんだなー

ベルトルト「ミカサ!さっきは助けてくれてありがとう。」

ミカサ「どうも。大変だったみたいね」

ベルトルト「地獄だったよ…生きた心地がしなかった」

ミカサ「あらそう…でもあなたにとっての地獄は…」

漫画的にはこれくらい外道な方がいざ敵に回った時に盛り上がると思うんだがな

ミカサ「…これからよ。」シャキン

ベルトルト「!?(バレてるか…!巨人化を!)」

ライナー「うおぉぉお!!」ガシッ

ベルトルト「!!ライナー、何をする!?」

アルミン「猿轡を!舌を噛ませないで!」

ベルトルト「…ライナァァァアア!!」

ライナー「…すまない、ベルトルト」

ベルトルト「裏切ったのか貴様!」

アニ「…ごめんね、ベルトルト。」スッ

ベルトルト「!?そうか、お前が…!」

アルミン「…そういうことだよ。チェックメイトだ。ベルトルト」

ベルトルト「アニ!お前…俺たちを売ったのか!」

アニ「…売ったのはあんただけだよ」

ベルトルト「!?」

ライナー「ずっと話してたんだ。俺とアニのどちらかが捕まったら…」

アニ「観念して人類側につこう…って」

ベルトルト「…愚かな……!!」

アルミン「二人なら人類と上手くやっていける。君とは違ってね」

ベルトルト「やはりお前は殺しておくべきだった…お前さえいなければ全ては…!」

ザクッ!

ベルトルト「がぁあああ!?」

ミカサ「あの時のアルミンの痛み…思い知った?」

ベルトルト「お前ら二人さえいなければ…!」ドクドク

アルミン「君がいなくなって、ユミルの協力を得られれば、平和はすぐそこなんだ」

ベルトルト「…僕は、故郷に帰りたかった…それだけだ…!」

ジャン「…お前はそのために殺し過ぎた。マルコまで…!」ギリッ

ベルトルト「笑わせるな!お前らだって食用の家畜を殺したり、蚊を殺すだろうが!それと同じだ、馬鹿め!」

ライナー「ベルトルト…!」

アニ「あんた…!マルコを殺しといてそんなこと…!」

ミカサ「二人とも黙って。あなたたちにそれを言う資格はない」

ライナー・アニ「……」

ミカサ「このことに関してはベルトルトが正しい。マルコが死んだことも、多くの人類が死んだことも…仕方のないこと」

ベルトルト「…目的のために、生き物を殺すのは自然現象と同じだ」

ミカサ「その通り。全くもって同意する」

ジャン「え!?」

アルミン「ちょっとミカサ!?」

ミカサ「だからこそ、分かってもらえると思う」

ミカサ「私がここであなたを殺すことも、至極当たり前のこと。」シャキン

ベルトルト「…故郷に帰りたかった。ただそれだけなんだ…」

ミカサ「わかってる。行動が一貫していた分、そこの二人よりあなたは立派。でも仕方ないの。この世界は…」

ベルトルト「…残酷なんだもんな…」




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―――
――


アルミン「(その後他の巨人を打倒し、人類に一時の平和がもたらされた…)」

アルミン「(アニとライナーは危険人物として地下施設に収容された…)」

アルミン「(…二人に聞いたが、ベルトルトは何度も僕を暗殺しようとしていたらしい。…もしそうなっていたらこの結果は…)」

アルミン「(恐ろしい人物だった…逆に言えば彼がもし人類側だったならどんなに心強かったか…)」

ミカサ「アルミン。お茶が入った。一緒に休憩しよう。」

アルミン「…うん。ありがとう(でも何だ…?まだ胸騒ぎが…)」

~~ウトガルド城跡~~

ザーザー…

ベルトルト「……」

ザーザー…

ベルトルト「……」

ザーザー…

ベルトルト「……」ムクリ…

まだ続くのか、期待。

ザーザー…

ベルトルト「…心臓は復元できたな…」

ベルトルト「…時は満ちた。俺を裏切った奴らへの復讐。そして故郷へ…」

ピシャアアアン!!

ベルトルト「…帰る!」ガリッ


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~終~


見直したら俺だの僕だの我々だの一人称が安定しなかった
ベルトルさんは一応この漫画の顔なのでこれからも頑張ってもらいたいです
フィギュア化も一番早かったしね。


>>74

期待させて非常にすんません。両親の仇!みたいになっちゃいました

乙です
やっぱり頭回る奴が一番怖いな


面白かったよ

なんというベルベルトのラスボス感

良いサスペンス展開とホラーオチだった

面白かった
終盤のベルトルトとミカサのやり取りがいいね

確かにベトベトンがラスボスかもな

とりあえずアルミンいなかったら人類詰むって事はわかった

恐ろしい話だったね

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