穂乃果「新生アイドル研究部、スタート!」 (20)

※注意!

このssの時間軸はアニメ2期後で、全員進級しています。

雪穂、亜里沙がアイドル研究部に所属しています。

独自設定も盛り込んでいますので、認められないわぁって方はお戻りください。

では、始めます。


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1405005451

第1話「海未と亜里沙の歌詞作り」


―――――――――昼休憩、3年教室


亜里沙「海未さん、今日もよろしくお願いします」ペコリ

海未「はい、分かりました。それでは、場所を移しましょうか」ガタッ

穂乃果「あっ、亜里沙ちゃんいらっしゃ~い」ヒラヒラ

ことり「今日も歌詞作りの続き?」

亜里沙「穂乃果さん、ことりさんこんにちは!(ペコッ)…はい、なかなか進まなくて」

海未「大丈夫ですよ、焦らなくても…最初はそんなものですよ」ニコッ

亜里沙「はっ、はい!ありがとうございます///」

穂乃果「うわ~んことりちゃ~ん、亜里沙ちゃんに海未ちゃんとられちゃった~」ギューッ

ことり「よしよし穂乃果ちゃん…大丈夫だよ、私は穂乃果ちゃんの傍にいるからね~」ナデナデ

穂乃果「うわ~い、ことりちゃんだ~い好きっ!」ギューッ

ことり「ことりも大好きだよ~」ギュッ

亜里沙「あわわっ、すいませんっ!」ペコリ

海未「亜里沙、気にしないでください…穂乃果も、からかわないでください」

穂乃果「だって~、亜里沙ちゃんがカワイイからつい~」

ことり「うふふ、穂乃果ちゃんったら」クスクス

亜里沙「そ、そんな…可愛いだなんて…亜里沙にはもったいないです///」

海未「それは私も同意ですね…亜里沙、あなたはとても魅力的な女の子ですよ」ニコッ

亜里沙「はわっ!う、海未さん…///」プシュー

海未「おや亜里沙、顔が赤いですよ…風邪ですか?」

亜里沙「い、いいえっ!大丈夫です、亜里沙は元気ですっ!」ブンブン

海未「そうですか、ならいいのですか」

穂乃果「早くしないと休憩終わっちゃうよ~」

海未「そうでした!全く、穂乃果が変な事言うからですよ!さぁ、行きましょうか亜里沙」

亜里沙「は、はい」

ことり「海未ちゃんにヘンなことされたら、大声で助けを呼ぶんだよ」

海未「ことり!何を言うのですか!」

ことり「だって亜里沙ちゃんカワイイから~…ねぇ」

穂乃果「そうだねっ!」

海未「んなっ、二人して…」

亜里沙「あ、亜里沙は…海未さんなら…///」ポッ

海未「亜里沙まで!」

穂乃果「って、冗談だよジョーダンッ」

ことり「うんうん!本当に休憩終わっちゃうよ~」

海未「…全く、あなたたちは全く!行きましょう亜里沙!」ガシッ

亜里沙「わわっ!はい、海未さん」

ことほの「いってらっしゃ~い」

穂乃果「ふぅ~、海未ちゃんにも困ったもんだね~」

ことり「そうだね~…亜里沙ちゃん、あれだけアプローチしてるのに」

穂乃果「まぁ、海未ちゃんが鈍いのも昔からだもんね~」

ことり「うん…亜里沙ちゃんには幸せになって欲しいね」

穂乃果「亜里沙ちゃん、海未ちゃんにはもったいないくらいイイ子だよっ!」

ことり「そうだけど…亜里沙ちゃん、海未ちゃんに憧れてるし…一緒にいたいと思って、歌詞の書き方教わってるんだろうし…」

穂乃果「ホント、あんなカワイイ子に思われてるなんて…海未ちゃんが羨ましいよっ!」

ことり「え~っ、穂乃果ちゃんにはことりがいるのに~」ブーッ

穂乃果「あぁっ、もちろん穂乃果の一番はことりちゃんだよ~」ギューッ

ことり「ふふっ、分かってるよ♪おやつのマカロン食べる?」

穂乃果「うん、食べる!あ~ん…うん、甘くておーいし~い」ニコニコ

ことり「穂乃果ちゃ~ん、私にも食べさせて~」

穂乃果「いいよっ!はい、あ~ん」

ことり「あ~ん…えへへ、穂乃果ちゃんに食べさせて貰うと何倍も甘くておいしいよ~」ニコニコ

穂乃果「穂乃果も、ことりちゃんに食べさせてもらった方がおいしいよ~」

テクテクテク…
海未「はぁ…あの二人にも困ったものです…」

亜里沙「でも…羨ましいです」

海未「…穂乃果と、ことりが…ですか?」

亜里沙「はい…ああやって、冗談を言い合える仲で…」

海未「…雪穂は、冗談とか言わないのですか?」

亜里沙「言ってくれても、私が真に受けちゃうから…いつも説明してもらうんです」

海未「なるほど…昔の私と同じですね」

亜里沙「…!海未さんも、そうだったんですか?」

海未「えぇ…今となっては全部冗談に聞こえて、どれが本当か分からなくなってますが…」

亜里沙「あはは、そうなんですか」

海未「はい…だから、心配しなくていいですよ。そのうちに分かるようになります」

亜里沙「海未さんが言うなら…はい、分かりました!」

海未「亜里沙なら、大丈夫ですよ…っと、着きましたね」ガチャ

――――――――――――アイドル研究部部室

海未「そういえば、雪穂は…」

亜里沙「雪穂は…今日も、凛さん達と…」

海未「なるほど…大丈夫でしょうか…凛が張り切り過ぎてなければいいのですが…」

亜里沙「花陽さんと真姫さんが着いてくれてるから、大丈夫だって雪穂は言ってました」

海未「あの2人がいれば、大丈夫ですかね…では、今日はどこまでできましたか」

亜里沙「はい!…色々フレーズを上げて繋げてみたんですけど…まだ歌詞とは…」

海未「どれ…ふむ、なるほど…亜里沙らしい詩ですね」ニコッ

亜里沙「はうっ!…そ、そう…ですか///」

海未「はい、どれも素直で綺麗な言葉で…まるで亜里沙の様ですね、やはり書いた人の人柄が表れるのでしょう」

亜里沙「あうぅ…ありがとう、ございます///」

海未「むっ…やはり亜里沙…調子が悪いのですか?顔が…」

亜里沙「あ、あぁっ!だ、大丈夫ですっ!」

海未「そうですか…体調が悪くなったらすぐに言ってくださいね」

亜里沙「は、はいっ!…あの、それで…海未は、こうやって並べた言葉をどうやって歌詞にまとまるのですか?」

海未「そうですね…曲のテーマを決めて、そこから合った言葉を選んでいきますね」

亜里沙「なるほど…」

海未「例えば私達の最初の曲『START DASH』は、始まりの曲ということでポジティブな言葉を並べ、これから進むんだ!という気持ちを込めて書きました」

亜里沙「ふむふむ」メモメモ

海未「今回の場合も、そういったテーマで書いてみてはどうでしょうか…亜里沙の『START DASH』となれるような歌詞に」

亜里沙「う~ん…確かに、そうすれば形になるような気がします!」

海未「えぇ、やはり何事もテーマを持たせると進んでいく気がします」

海未「あとは、言葉が重複していないか注意しないといけませんね」

亜里沙「ジューフク?」

海未「はい…言葉は違えど意味やニュアンスが似た言葉がありますので…聞いている人に分かり易い様、一つの言葉に統一した方がいいかと思います」

亜里沙「なるほど…それは、意味を分かってないとできませんね…」

海未「まぁ、そういうったことを意図的に行う場合もあったりするのですが…あまり凝ったことはしないほうがいいでしょうね」

亜里沙「ということは…私の言葉も…ジューフクしているものがあるんでしょうか…」

海未「えぇと…これとこれがそうですかね…あと、これも…これとかも…」

亜里沙「ハラショー…こんなにもあるんですか」

海未「特に日本語は、同じ言葉でも状況やニュアンスで意味が変わりますし…同じ意味でも、言葉は複数ありますから…これは勉強していくしかないですね」

亜里沙「はい…私は、まだまだ勉強が足りてないのですね」シュン

海未「でも、別に落ち込むことはないですよ…日本に来てまだそれほど経ってないのに、これほどの言葉を並べることができるのは凄いです」

亜里沙「えっ!そ、そう…ですか///」

海未「はい、間違いなく穂乃果より言葉は知っていますよ」

亜里沙「あはは…喜んでいいんですかね」

海未「おや、亜里沙もなかなか言いますね」

亜里沙「あっ!…べ、別に穂乃果さんをそういうわけじゃ…」アセアセ

海未「ふふっ、分かってますよ」





穂乃果「くしゅん!」

ことり「穂乃果ちゃん、かぜ~?」

穂乃果「う~ん…誰かが私を噂してるのかも!」

ことり「あ~…穂乃果ちゃん、カワイイもんねっ!」

穂乃果「え~、ことりちゃんのほうが女の子らしくてカワイイよ~」

ことり「穂乃果ちゃんのほうが、元気でキラキラしてカワイイよ~」

穂乃果「ことりちゃんっ!」

ことり「穂乃果ちゃんっ!」

ことほの「…っぷ、あははっ!」

穂乃果「これじゃあ、いつまでたっても変わんないねっ!」

ことり「それじゃあ、二人ともカワイイってことで!」

穂乃果「うんっ!」

亜里沙「ふーっ…大分歌詞作りが進んだ気がします」

海未「こればかりは慣れ、ですからね…何曲も書けば、困らなくなりますよ」

亜里沙「それにしても…海未さんは凄いです!これまでもμ'sの曲を歌詞を何曲も書いたのですから!」

海未「でもそれは、皆の助けもあってのことですからね…」

亜里沙「でもでも、どれもハラショーな曲ばかりですし、とても尊敬しています!」

海未「くすくす、ありがとうございます…私も亜里沙の勉強熱心な所、尊敬してますし、好きですよ」ニコッ

亜里沙「えっ…亜里沙のこと…好きって///」ボンッ

海未「きゃっ!亜里沙…また顔が真っ赤ですよ!」

亜里沙「あうぅ…///」シューッ

海未「もしや、熱など…失礼」ピトッ

亜里沙「(あれ…おでこが冷たい…それに、良い匂い…)…って、海未さぁんっ!?」

海未「う~ん…熱は、ないみたいですね~」

亜里沙「(な、何で海未さんのおでこが亜里沙のおでこに…って、近い近い近い~)///」ポッポー

海未「おや…亜里沙、更に顔が赤くなったような」

亜里沙「(あわわわ…こんなのが続くと、亜里沙の…リセイが…ダメッ!)海未さん、ごめんなさいっ!」ドンッ

海未「えっ…」ドサッ

亜里沙「あぁっ!海未さん、ごめんなさい!亜里沙はその…元気ですからっ!」

海未「えっ、あっ…はい」ポカーン

~♪~♪~♪~♪~♪~♪~♪~♪~♪~♪~♪~♪~♪~♪~♪~♪~(チャイム音)

亜里沙「あっ、予鈴ですね!海未さん、ありがとうございました!明日もお願いします!失礼します(ペコリ)」ガチャッ、タッタッタ

海未「あぁ…また、お願いします…」ポカーン

―――――――――――1年教室

ガラッ
亜里沙「はぁ、はぁ、はぁ…」

雪穂「あっ、亜里沙お帰りー。どうだった、歌詞作り進んだ?」

亜里沙「…」ガタッ、ドンッ

雪穂「ど、どうしたの…机に突っ伏して…どこか具合悪いの?」

亜里沙「うぅ~…わぁ~」ジタバタ

雪穂「わわっ、今度はバタバタして…亜里沙、どうしたの?」オロオロ

亜里沙「うぅ~…(海未さんと一緒にいれる時間が増えて嬉しいけど…こんな感じだと亜里沙の心臓がもたないよ~)」ドキドキ

亜里沙「このままだと死んじゃうよ~」

雪穂「えぇっ?!亜里沙、どっか悪いの?どうしよう…真姫ちゃんの相談しようかな…」オロオロ

亜里沙「そういうのじゃないんだよ~、雪穂~」

雪穂「えっ、それじゃあ冗談?…そっかー、亜里沙も冗談言うようになったか~」シミジミ

亜里沙「そうだけど…違うの~」


第1話「海未と亜里沙の歌詞作り」 完

おまけ


海未「はぁ…」ボケー

穂乃果「海未ちゃん、どうしたんだろ…」

ことり「お昼休憩から帰って来てずっとあんな感じだね」

穂乃果「亜里沙ちゃんと何かあったのかな…」

ことり「そうかも…」

穂乃果「ちょっと聞いてみよっか!」

ことり「うん、そうだね!」

海未「はぁ…」ボーッ

穂乃果「う~み~ちゃんっ!」

ことり「ずっとぼーっとして、どうしたの?」

海未「あぁ…穂乃果、ことり…」

ことり「もしかして…亜里沙ちゃんと、何かあった?」

海未「亜里…沙…うっ、うぅ~…ぐすっ、ひっく…」ポロポロ

穂乃果「わわっ、海未ちゃんが泣いた!」

ことり「本当に何かあったんだ!」

海未「うぅ~…亜里沙に…亜里沙に、嫌われてしまいました~」

穂乃果「えぇっ!?」

ことり「そんな…まさか…」

海未「でも、亜里沙に突き飛ばされたんですぅ~」グスグス

穂乃果「う~ん…それだけ聞くと、そうかもって思うけど…」

海未「やっぱりそうなんですね~、わ~ん」ビエーン

ことり「ホノカチャンッ、火に油を注がないでっ!海未ちゃん、とりあえず何かあったか教えて欲しいな」

海未「は、はい…実は先程、亜里沙の顔が赤かったので…熱を計ろうと私のおでこを亜里沙のおでこに当てて、確かめたんです」

穂乃果「お~、海未ちゃんダイタンッ!」

ことり「きゃっ、そんなことするなんてウミチャ~ン///」

海未「そうしたら、亜里沙に突き飛ばされて…何ともないって…でも、顔は赤かったんです…」

ことほの「…」

海未「その後、亜里沙に謝られて…亜里沙は教室に帰って、私は放置されて…」

ことほの「…(真顔)」

海未「あぁ…亜里沙に嫌われてしまったら…私はどうしたら…」

ことほの「…(真顔)」

海未「あ、あの…穂乃果、ことり…そんな真顔で見つめないで…何か言ってください!」

穂乃果「海未ちゃんさぁ…」

ことり「とりあえず…」

海未「は、はい…」

ことほの「1回死んでみれば?」

海未「はい…って、えぇぇっ!?」

穂乃果「あ~あ、心配して損したよ~」

ことり「ホント、亜里沙ちゃんが可哀そうだよ~」

海未「な、なぜそうなるのですか?私のどこに非があるのですか!」

穂乃果「それは言わな~い」

ことり「海未ちゃんが気付かなくちゃ意味ないもんね~」

海未「ど、どういう意味なんですか…私はいったいどうすれば…だ、誰か…助けてくださーい!」


第1話「海未と亜里沙の歌詞作り」  本当に完

天然無自覚鈍感イケメンな海未ちゃんカワイイ!
それに振り回される純粋な亜里沙ちゃんもっとカワイイ!
敬語ップル最高!
と思い作りました。

以前あったことほのうみメインの短編スレみたいな感じで、
ネタができたら投下していこうと思います。

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