P「あなた様病……?何なんだ、その病気は?」 (49)

貴音「はい、この病を患うと…」


貴音「『あなた様』と呼んでいる人が、『あなた様』と呼ばれている人にいちゃいちゃしたくなる病なのです」


P「い……イチャイチャって、例えばどんな」


貴音「例を出すならば……共にらぁめんを食べたくなったり、あーんをして食べさせてもらいたくなったり」


貴音「そばに常にいたくなったり、近くにいて触れたくなったり、接吻を交えたくなったり」


貴音「常時、『あなた様』のことを考えてしまう、病です。」


P「そ、そんな、恐ろしい病気があるのか……」

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P「そんな面倒な病気、かかんなよ」


貴音「ウス」


その後、特に病に犯される事なく過ごした貴音であった



第2部


P「兄ちゃん病……?な、なんだ、それは?」


真美「違うよー兄(C)!」


亜美「兄(C)病だYOー!」


P「どっちでもいいよ。なんだよその病は」


真美「えっとねー!この病気になっちゃうとね!」


亜美「普段『兄(C)』って呼んでる人が、呼ばれてる『兄(C)』とラブラブになりたがっちゃう病気なんだって!」


P「ら、ラブラブって……そんな馬鹿な」


亜美「本当だYO!例えばぁ!」


真美「膝の上に乗っけてもらいたくなったりー、急に抱きつきたくなったりー」


亜美「頭なでなでしたくなったりー、名前呼んで「大好き」って言ってもらいたくなったりして」


亜美&真美「とにかく、頭の中が兄(C)の事でいっぱいになっちゃうんだYOー!」

P「ふーん、まぁ、予防対策しとけよ。そんな病気にかからんように」


亜美&真美「ウス」


その後、2人は何もなく、平和に暮らしました。


第3部


P「ハニー病?糖尿病の一種か?」


美希「そのハニーじゃないの!」


美希「あのね、いつも『ハニー』って呼んでる子が、『ハニー』って呼ばれてるハニーといちゃいちゃしたくなっちゃう病気なの」


P「は、ハニーって呼んでる時点でもう……」


美希「とにかく!この病気の症状はね…ハニーとデートしたくなったり、ハニーと一緒に家の中でゴロゴロしあったり」


美希「ハニーに膝枕してもらいたくなったり、ハニーにチューしてもらいたくなったり」


美希「ハニーの事で他のことが手につけられなくなる病気なの!」

P「ほー、まぁ、かからんかったらえぇ話なんよな。かかんなよ。」


美希「ウス」


その後、病気とはほぼ無縁な日々を送った、美希だった


P「ぷっ、プロデューサーさん病?もう、それ殆ど特定してるんじゃ……」


春香「ほ、ほら、芸能界によくある病気でして!」


あずさ「まさに、私たちがかかり得る病ですね~、ねぇ、小鳥さん」


小鳥「ウス」


P「で、この病はどんな現象が起きるんだ」


春香「この病になるとですね!普段『プロデューサーさん』と呼んでいる可愛い女の子が、『プロデューサーさん』にメロメロになっちゃうんです!!」


あずさ「一緒に散歩したくなったり、甘えたり甘えさせたくなったり、何もせず一緒に家にいたくなったり」


春香「転けそうになったならば受け止めてもらいたくなったり、手作りお菓子を食べさせたくなったり、リボン褒めてもらいたくなったり」


春香「とにかく、プロデューサーさんの事で頭の中が侵食されます!ね!小鳥さん!」



小鳥「ウス」


P「へぇ」

P「まぁ、言わなくてもわかってるよな、お前達」


春香&あずさ&ピヨ「ウス」


その後、皆いつも通り過ごして、小鳥さんは結婚出来なかった


第4部 完

P「だ、ダーリン病!?何だそりゃ…」


律子「私も初めて知った時は、プロデューサー殿のような反応をしました」


P「な、なんだその病は…」


律子「概要は、普段『ダーリン』と呼びたくてもなかなか呼べない子が、『ダーリン』と呼びたい相手への想いが強くなる症状らしいです」


律子「具体例を挙げると、距離を縮めるために呼称の最後に『殿』を付けたり、ファッション等(メガネ可)に気合を入れたり」


律子「生活の世話をしたくなったり、ディナーを一緒に取りたくなったり」


P「ほぇー、そんな事が」

P「まぁ、そんなラムちゃんみたいなやつはいないから安心だな、律子?」


律子「…………」


P「……あ、あれ?律子?」


律子「…………」


P「な、なぁ?律子?」


律子「…………」


P「ま、まさか、律子、お前……」


律子「……そのまさかです、ダーリン」

P「て、てぇへんだ!早く病院に電話を!」プルルルプルルル



P「あ!もしもし!下田病院ですか!?実は、ダーリン病と見られる患者がいて…」



P「え!?ダーリン病は不治の病!?そ、そんな…」



P「と、とにかく、病院に……え!?病院のbedが足りない!?そ、そんな!?」


P「あ!?もしもし!?もしもし!?」



ツー…ツー…


P「そんな…律子は治らないのか…?」

???「お困りの様だな」


P「あ、あんたは!」


???「俺の腕なら治せるぜ」


P「ほ、本当か!?頼む!?」


???「2億だ」


P「えっ」


???「2億用意してくれりゃ、そいつは助けてやる」


P「そ…そんな…」


???「さぁ、どうすんだ」


P「…あぁ!払ってやるさ!俺の一生をかけてでもな!」


ブラック・ジャック「その言葉を聞きたかった!」

そして、手術は終わった



P「助か律子だな」


ブラック・ジャック「さぁ…約束の2億だが…」


P「ほらよ」ドンッ


ブラック・ジャック「えっ」


P「うちの事務所経営なめんなよ。2億なんてはした金、いつでも出せらい」


ブラック・ジャック「お、おぉ…」


こうして、律子は治った。再び症状が出るとかなかった。


第5部 完

第6部


響「ハァハァ……プ、プロデュ……いや、にぃに」///


P「ど、どうした響!?顔が赤いぞ!?それに、にぃにって……」


響「じ…自分、『にぃに病』になっちゃったんだぞ…….」///


P「にぃに病……?いったいそれは?」


響「にぃに病っていうのは…『にぃに』と思っている相手に、かなさんどな気持ちになっちゃうんだぞ……」///


P「なっ…なんだって!?」


響「にぃに病になると、家族になって一緒に過ごしたくなったり…、沖縄の海で一緒に遊びたくなったり…」///


響「自分の匂いを嗅いでもらっていい匂いって言ってもらいたくなったり….、辛い時に抱きしめてもらいたくなったり…」///


P「えらいこっちゃ!!」

P「だったら、実家の『にぃに』に会って来いよ。」


響「ウス」


こうして響は沖縄に旅立った


そして次の日、実の兄を好きになるのはおかしいと気付き、完治して戻ってきた


第6部 完

第7部


P「え、プロデューサー病?なんだぁ、それぇ」


真「はい、これは1人中1人がかかると言われる病です」


千早「プロデューサーとアイドルの関係が危ないと恐れられてます」


雪歩「とっても恐ろしいですぅ……」


P「ふーん、もしかして、『プロデューサー』って呼んでる子が、その『プロデューサー』って呼ばれてる人と深い関係になりたくなって」


P「一緒に運動したくなったり、可愛いって言ってもらったり、女の子扱いされるために勉強したり、いつだってこの自転車で好きな所へ連れて行くよどこまででもしたくなったり」


P「一緒に音楽鑑賞したくなったり、歌以外の事を一緒に学んだり、家族関係を相談したり、OFAでありえないくらいラブラブしたり」


P「一生懸命書いた恋愛ポエムを読んでもらったり、苦手な男の人なのに好きになるギャップ見せたり、穴掘ったり、SPの最終オーディション後に……したくなったり」


P「そんなことしたくなる病気とか?」


真&千早&雪歩「ウス」


P「へぇ」


その後、特に変わったことはなかった。


第7部 完

第8部


P「あんた病?何だそれ、うまいのか?」


伊織「食べ物じゃないわよ!病気よ!病気!」



P「ふ~ん、それってどんな病気ぃ?」


伊織「聞いたところによると、『あんた』って呼んでる相手の愛情が、呼んでる方の可愛い子が欲しくなっちゃう病らしいの」


P「ふぅーん。」


伊織「よくある事例が、一緒に買い物やお話をしたくなったり、ツンツンしてるけど本心はデレデレしたくなったり」


伊織「婿養子候補にしたくなったり、ワガママを聞いてもらいたくなったり……」


伊織「頭の中が、『あんた』で構成される病気なのよ」


P「……なぁ、伊織、それって…」


伊織「えっ?」


P「普段のお前が、俺に対して見せてる態度じゃないか?」


伊織「!!?」

伊織「な、なにいってんのよ!?」///


P「俺の勘が当たっていたらだが……ちがうか?」


伊織「あ、あんたなんかに対して、そんな事、微塵とたりとも思ったこと、ないんだから!!」


P「ウス」


こうして、誰も病にかかっているわけではなかったが、何か伊織の元気が少しなかった。


第8部 完

最終部



P「………」


やよい「あの、プロデューサー。何だか辛そうですけど、大丈夫ですか?」


P「……じつはな、俺」



P「病気にかかっちゃったんだ」


やよい「えぇっ!?びょ、病気ですかぁ!?」


P「あぁ……」


やよい「何の病気ですか!?」


P「…………病名は」



P「お姉ちゃん病、なんだ」


やよい「お、お姉ちゃん病?」

P「お姉ちゃん病っていうのはな……いつもお姉ちゃんしている人に、甘えたくなっちゃう病気なんだ」



P「どんな風に甘えたくなっちゃうかと言うと、頭をなでなでしてもらいたくなったり、膝枕で耳掃除してもらいたくなったり」



P「元気良くハイタッチして笑いあったり、一緒にお風呂に入りたくなったり」


P「とにかく、お姉ちゃんに甘えたいの一心になっちゃうんだ」


やよい「そ、そんな病気があるんですね…」


P「しかもこれ…不治の病なんだ」


やよい「不治の病って……えぇぇえ!?」


P「治らないんだ……」


やよい「そ、それって、とってもつらいんじゃ……」


P「欲求不満みたいなもんだからね…精神的にくるよ」

やよい「そ………そんな……」


P「ははは、ごめんな、やよい。こんな事をお前に言っちゃって」


P「不安になっちゃうよな」


やよい「うぅ……そんな……」


P「なぁに、大丈夫、時期に慣れるさ」


P「さぁ、仕事仕事」


やよい「」

やよい「あ、あの!」


P「ん?なんだ?」


やよい「あの、私が…私が、お姉ちゃん役に、なれない…ですか?」


P「……え?」


やよい「わたし、プロデューサーより、年下ですけど…お姉ちゃんは普段からやってますので…」


やよい「それに…プロデューサーになら…甘えて欲しいかなーって」///


P「やよい……」

P「いや、俺ロリコンじゃないから」


やよい「ウス」


小鳥「な、なら、年上の私が!!」


P「2X歳はちょっと…」


小鳥「ウス」



最終部 完

番外部


P「そういえば、何か不治の病で、凄い難病があるらしいな」


P「なんだっけかな?確か……だめだ。思い出せん」


律子「あ、プロデューサー。ちょっといいですか?」


P「なんだ?」


律子「実はですね……」

どっかの部屋


P「……ここで待つ様に律子に言われたんだが……誰もいないな」


??「私が呼ぶように、秋月くんに頼んだんだ」


P「あ、社長」


高木「うむ」


P「あの社長、お話とは?」


高木「……じつは、私は病気にかかってしまってね……」


P「!?えっ!?」


P「な、なんの病気に……」

ガシッ


P「えっ」


高木「『キミ病』だよ……」



番外部 完

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