ニャル子「ウンコ……したいです」(8)

ニャル子「……」(よりにもよって授業中に……)

ニャル子「……」(きっと昼ご飯食べ過ぎたせいですね)

ニャル子「……」(「トイレ行ってきます」この一言が言えれば苦労しません……でも言えないです…ここは耐える闘いを選びますよ!!)

ニャル子「……」(幸い今は6時間目です。あと少し耐えればトイレにダッシュできます!ニャル子、上手くやれよ…)

ニャル子「!?」ぐぎゅぅぅぅぅ…

ニャル子「!?!!?!!」(ふごぉぉぉ!!!早くも第二波がぁぁ……腹痛の野郎!仕事が早いんですよ!!)

ニャル子「…うぐぅ…ぅ」うるうる

ニャル子「」(真尋さぁん…あなたのニャル子は苦しんでますよぉ……真尋さぁん)

真尋「」(ニャル子のやつ何でこっち見てるんだ?)

ニャル子「……」うるうる

真尋「」(しかも泣きそうな目で……僕何かしたかなぁ……そういえば最近邪険に扱ったりして構ってやらなかったな……)

ニャル子「……」(そうです!トイレの事を考えずに真尋さんとの濃厚な濡れ場でも想像してれば便意なんて忘れます!そうしましょう!)

~~~~~~~~~

どさっ

ニャル子「きゃっ……真尋さん…」

真尋「ニャル子……もう我慢できないよ僕……」カチャカチャ

ニャル子「いいですよ…真尋さんの全てを受け止めますよ!!」

真尋「じゃあ……」

ニャル子「はい!」

真尋「僕のウンコ食べてくれ」

~~~~~~

ニャル子「!?」(はぅあぁぁぁぁぁ!!!!)ぎゅるるるるるる

ニャル子「」(妄想とはいえ私と真尋さんの間に割り込めるモノが存在しようとは………)ぎゅるるるるるる

ニャル子「…………」(それにしても……授業終了まで保つのかすら危うくなってきました…)

ニャル子「」(思い切って言いますか!?言っちゃいますか!?……うぅ、言えないぃ……トイレ行きたいって言えないですぅぅ……)

真尋「?」(何か変だな…体調悪いのか?)

ぽんぽん

ニャル子「ひゃう!?」

真尋「ニャル子、どうしたんだ?具合でも悪いのか?」ぼそぼそ

ニャル子「まひろしゃぁん……」(やっぱり真尋さんは私の異常に気づいてくれるんですね……真尋さん…ニャル子は必ずあなたと添い遂げますぅ…)

ニャル子「!?」(はっ!!)

真尋「どうした?」ぼそぼそ

ニャル子(今真尋さんにトイレに行きたいと知られたら……)

真酷『なんだコイツ…ウンコ行きたくてもじもじしてたのかよ気持ち悪ぃ』

ニャル子「………」さぁー……

真尋「ニャル子?」ぼそぼそ

ニャル子「あははは…何でもないですよ!ニャル子は元気です!」ぼそぼそ

真尋「そうか?それならいいんだけどさ」ぼそぼそ

ニャル子「」(とは言ったものの……これはかなりピンチです。みるみるSAN値が下がってきました……)

ニャル子「」ぷぅ

ニャル子「!?」(ひぃぃい!!!少し気を抜いたらオナラが出ちゃいましたぁぁぁ!!!バレた!?バレましたぁ!?バレちゃいましたかぁぁぁ!!!!???)

ニャル子(ダメです!!涼しい顔してないと私がしたってバレてしまいます!!!平常心平常心平常心平常心平常心……)

ニャル子「」ぎゅるるるるるる

ニャル子「」(ふにゃぁぁ!!平常心がゲシュタルト崩壊しそうれすぅぅ……)

ニャル子(もぉ……ダメ……まひろさんに助けてもらいましよう……)

ニャル子「あにょ……まひろしゃん……」ぼそぼそ

真尋「どうした?やっぱり具合悪いのか?」ぼそぼそ

ニャル子「えっ……と…そのぉ……えっと…」ぎゅるるるるるる

ニャル子「なんでも…ないです」(あえて言おう……バカであると)

真尋「?」

真尋「具合悪いなら無理するなよ?」ぼそぼそ

ニャル子「はぃ…ありがとうございまふ…」(腸が保たん時が来ているのだ…)

真尋「」(たしかに昼休みにガツガツ食べてたから体調は悪くないのか……やっぱり僕が冷たくしたからなのか?)

ニャル子(おふぅ……漏れそうれす……あと五分…たかが大便一つ、気合で押し返してやる!)

ニャル子「」ぎゅるるるるるる

ニャル子「」(ふにゃぁぁ!!!むりぽ……。罰が当たったんでしょうか……昨日ハス太君とクー子の分のおやつ食べてしまったから…)

ニャル子(ぬぅ……しかし、私は邪神ニャルラトホテプ…退かぬ!媚ぬ!!省みぬ!!!這いよる混沌に後悔はないのだぁぁ!!!)

キーンコーンカーンコーン

ニャル子「!?」

ニャル子(やった!!!終わった!!!終わりましたよぉぉ!!!真尋さん!!私は耐え切りましたよぉぉ!!!!)

ニャル子「(さっそくトイレに…)」がたっ

真尋「ニャル子!」

ニャル子「…はい?」(真尋さぁぁん……ニャル子はトイレに行きたいんですよぉぉぉ)

真尋「帰りに買い物行くんだけど一緒に来てくれよ。晩ご飯はニャル子の好きな物作るからさ」

ニャル子「そうしたいんですが、大事な用が…」

クー子「ニャル子トイレ行きたいの?」

ニャル子「はぁ!?」

真尋「え?トイレ行きたかったのか!?」

ニャル子「い、いやですねぇ~!んなわけねーですよ!!」

クー子「でも、ニャル子…

ニャル子「うるせぇってんですよ……」がしっ

クー子「ニャル子…こわい」

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