もし小泉さんが主人公だったら 【ダンガンロンパ2】 (1000)

もし小泉さんが主人公だったら

ダンガンロンパ2

※注意

・これは、スーパーダンガンロンパ2の二次創作です。

・小泉が主人公の、IFの世界なので、島の構造や、キャラの性格が微妙に違ったりするかもしれません。

・最初の説明は結構丁寧になってますが、温かい目で見てください。

・本編で明かされなかった部分などに、個人のねつ造が含まれています。注意して下さい。

・最初からネタバレのオンパレードです。本編をクリアしてからご覧ください。

・基本的に、(非)日常編はギャグ&ほのぼの、非日常編はシリアス展開となってます。

・なるべくキャラの待遇を、(本編も考慮したうえで)平等にしようとしてますが、
全然平等じゃねぇよ!!って思うかもしれません。まあ、ご了承ください。

・(主人公含め)キャラ崩壊があります。キャラのイメージを壊したくない人はご注意ください。

・場合によっては、こんなの○○(キャラ名)じゃない!!ってなるかもしれません。ご注意ください。

・エログロは(基本的には)ないですが、女の子が酷い目に遭ったりは普通にあるので覚悟してください。

・カップリング要素が存在するキャラが数組あります(半数程度)。そういうのが嫌いな人は要注意。

・事実無根な話があったり、トリックに矛盾があったりするかもしれません。

・他にも、『これ、おかしくね?』みたいなところがあるかもしれませんが、希望があれば大丈夫だよね!!

それでもダンガンロンパ2が好きだぜ!!という人は見てやってください。





PROLOGUE 皆集まって!!『どっきどき修学旅行』が始まるよ!!ポロリ有り!!


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1404917911

私立、『希望ヶ峰学園』。それは、なんかこうキラキラとした雰囲気が溢れる学園。

政府公認の超特権的な学園だ。

全国からあらゆる分野の有能な高校生を集め、将来を担う“希望”に育てることを目的としている。

卒業すれば、人生において成功したも同然とまで言われている。

そのせいか、希望ヶ峰学園に入学したがる人間は後を絶たないとか。

しかしこの希望ヶ峰学園は、一般の学校が行っているような方法では生徒を募集してない。

学園側からのスカウトによってのみ入学を許可される。その条件は、2つ。

1つは、現役の高校生であること。もう1つは、各分野において超一流であること。

その超一流である才能は、“超高校級”などとうたわれるようになる。

そんな大それた肩書なんて、本当にアタシに釣り合うかどうかはわからない。

正直なところ、希望ヶ峰学園が過大評価をしているんじゃないかと、恐れ多いんだけど…



アタシの名前は小泉真昼。「超高校級の写真家」としてこの学園に入学することになった。


小泉真昼   超高校級の写真家



おもてだって自己紹介できるほどアタシは特別な存在だとは思えないけどね。

顔だって地味だし、はなぺちゃで、そばかすもあるし…。

写真を撮ることが、唯一の取り柄って言ってもいいかな。

その写真だって、人の笑顔くらいしか撮れないし…。

―希望ヶ峰学園前―

小泉「ここが希望ヶ峰学園か…。アタシみたいな地味な人間が、やっていけるのかな?
“超高校級”なんて言われているからきっと、イロモノぞろいなんだろうな。」

小泉「なじめなかったらどうしよう…。アタシ、すぐ男子に口うるさく言っちゃうし。」

小泉「こんな性格じゃなかったら、あの子も…いや、こんなことを考えるのはよそう。」

小泉「とにかく、希望ヶ峰学園の入学を機に、心機一転して、頑張って…」


と、希望ヶ峰学園に一歩踏み出したところで、意識がなくなった。




気が付くとアタシは、教室の中にいた。目の前には、人が何人かいる。

小泉「えっ…!?ここ、どこ…?」

見回してみると、そこにはいろんな人がいた。



猫をモチーフにしたリュックを背負っている女の子。

異常に小さくて、目線がいやらしい男子。

肌の色が褐色で、プロポーション抜群の女の子。

竹刀ぶくろを背負い、堅物のようなオーラを出している女の子。

忍者のような格好で、服の中からハムスターが見え隠れしている男子。

ちっちゃくで童顔なのに、なぜか背筋が凍りつきそうな威圧感のある男子。

ものすごく太っているのが特徴的で、やけに尊大そうな男子。

ピンク色の髪をして、一見チャラそうだけど、多分小心者な男子。

大きな鎖につながれたホイッスルを下げている、2M位はある巨漢な男子。

端正な顔つき、宝石のように美しい青い瞳で、いかにも高貴な人って感じの女の子。

髪がところどころ途切れて、包帯をいくつも巻いているのが痛々しい女の子。

着物を着ていて、和を重んじていそうだけど、なぜか金髪のちいさな女の子。

体に様々な装飾をつけて、靴下にはいくつも穴が開いていて、頭にはツノがある女の子。

そして目の前にいる、パーカーを着た、人当たりの良さそうなもやし髪の男子。

もやし「やあ。キミもこの学園の新入生?」

小泉「え?えっと…」

ぼっちゃん「ち…また人が増えたか…くだらねぇ馴れ合いなんてしたくねぇよ…」

なんかてるてるしてる人「ええ!?でも、せめて自己紹介はしないと、どう呼べばいいのかもわからないし…」

小泉「あ、じ、自己紹介?ア、アタシの名前は、小泉真昼。よろしくね…。」

小泉(やばっ。焦りながら自己紹介しちゃった。アタシの第一印象が悪くなったかな…。)

もやし「へえ。ボクの名前は…」

デブ「おい、お前ら。自己紹介は、もう1人が来てからしたらどうだ?」

もやし「え?」

デブ「ここに用意されている机は16つ。そいつで15人目だ。ならばあと1人、ここに来るはずだ。」

ガラッ。太っちょがそう言った直後、扉が開く音が聞こえた。そして、そいつは現れた…

アンテナ「え…?」

小泉「え?」
もやし「どうしたの?小泉さん。」

現れたそいつは、アタシと同様地味で特徴のない顔つきで、どこか頼りなさげで。
頭に触角のようなアンテナがたっているのはまあいいとして、
最も気になる事は、彼の頭には、女性用の下着が…

小泉「…」
アンテナ「えっと…?ここは、希望ヶ峰学園…で、あってるのか…?」
巨漢「ああ。お前さんも、この学園の新入生ってことじゃな。」
アンテナ「じゃあ、ここにいる皆も…?」
なんかピンクの髪の人「ああ。オレたちも、希望ヶ峰学園の新入生ってわけだ。」
アンテナ「皆が、希望ヶ峰学園の生徒…」
ゲリピーブサキモ女「これで16人か…。奴の言うとおり、これで全員のようだな。
…私の名前の表示、やけに酷くないか!?」
ガキ「じゃあ、これから何か起きるってこと―?」
非処女疑惑の人「やはり学校ですから、先生がやってきて、
入学式の会場まで案内してくれるのではないでしょうか。」
小泉(なんでアイツが被っているパンツに誰も触れないんだ?何?アタシがおかしいの?)

行間を開ける前に投下しちゃった。みにくいかもしれない




アンテナ「な、なあ。この中に、この教室にやってきた経緯を把握している人はいるか?
俺、その時の記憶がなくて…。なんかこの教室にも、違和感を感じているんだよな…。」

小泉「えっ?アンタも?」

ドリル「それ、唯吹もっすよ!!」

褐色「まあ、オレは大体どんなこともすぐに忘れるけどな。」

デブ「やはり、全員覚えていないのか…。この学園に足を踏み入れた途端、めまいに襲われ、気付けばこの教室にいると。」

もやし「もしかしたら、何者かがみんなをここに集めているのかもね。」

クソビッチ「じゃ、じゃあ、その集めた人は、何が目的なんですか!?
ちなみに私はクソビッチじゃありませ―ん!!」




「それを、これから説明しようと思いまーちゅ!!」



制圧せし氷の覇王「何者だ。」

ウサミ「あちしはウサミ!!フェルト地のぬいぐるみなんでちゅよー!!」

褐色「非常食が喋ってんぞ!!」

ウサミ「非常食じゃないでちゅ!!ウサギでちゅ!!」

なんかてるてるしてる人「やっぱり非常食だね!!」

ドリル「そうなんすか?」

なんかピンクの髪の人「んな簡単に信じてどうすんだよ!!」

小泉「そ、それで、アタシ達を集めた目的ってのは、何よ?」

ウサミ「あちしは、この修学旅行の引率の先生なんでちゅ!!」

ゲリピーブサキモ女「修学旅行だと…?」

アンテナ「何だよ…?お前は、俺たちに、何をしようとしているんだ…!?」

小泉(パンツ被ってるアンタこそ何がしたいのかわからないけどね!!)

ウサミ「まあ、とりあえず、今回の修学旅行で向かう、
ジャバウォック島へごあんなーい!!『どっきどき修学旅行』の始まりでちゅ―!!」

小泉「え…?」





ウサミがそう宣言したところで、アタシの意識は、唐突に途切れた。

需要があるかはわからないけど、とりあえず今日はこのあたりで。明日も投下する…と、思うよ?

基本的に、sageてもらえるとうれしいです!!では、おやすみなさい。

あれ?sageるとどうなるんだっけ?そういえば、よく考えずにsageてた。

そうなんだ。じゃあ、自分が投稿するときは、sage外しときますね。

ss投稿の初心者の自分に丁寧な説明をありがとうございます!!

じゃあ、投稿していきますね。

一日目




「…ねえ…聞こえる?」「…ねえ…」



気が付くとアタシは、砂浜で寝ていた。…砂浜?アタシがいたのは、教室だったはず。


―砂浜―


もやし「あ、やっと起きた?」

小泉「ここは…。」

もやし「ボクたちにもよくわからないんだけど、小泉さん、土下座してよ。」

小泉「はぁ?」

もやし「実はさ、小泉さんが気絶している間に、他のみんなはどこかへ行っちゃったんだ。」

小泉(さっきの発言はなかったことにする流れだね。)

小泉「っていうかなんでアタシは、砂浜にいるの?さっきの教室は、どこの建物にあったの?」

もやし「え?そこの記憶がないの?じゃあ、一応説明してあげるけど…。
ボクにもよくわからないんだ。教室にいたかと思えば、突然砂浜に飛ばされたんだよ。」

小泉「飛ばされた…?」

もやし「そう表現するしかないと思うよ。まあ、イリュージョンの類だろうけどね。」

小泉「なんでこんなことに…?だってアタシ達は、希望ヶ峰学園に入学するために…」

もやし「たしか、ウサミっていうのが言っていたよ。希望ヶ峰学園のことは忘れろって。」

小泉「なによ、それ…。完全に怪しいじゃない。
アタシ達、なにかの組織に悪用されようとしてるんじゃないの…?」

もやし「まあまあ。ことはもっと楽観的に受け止めようよ。
ウサミはこれを、“どっきどき修学旅行”なんて呼んでたし。」

小泉「“どっきどき”って、何よ…。まさか、命の奪い合いで、どっきどきするんじゃ…」

もやし「小泉さんは心配性なんだね。大丈夫だよ。
希望の象徴のみんななら、どんな絶望も些細なものだって。」

もやし「あっそうだ。ボクの自己紹介から始めるね。」



狛枝「ボクの名前は狛枝凪斗だよ。」

狛枝凪斗   超高校級の希望厨



狛枝「なんだこの肩書きはっ!?」

小泉「アンタを見てると、どうにも消化弾をぶん投げたくなるんだよね。なんでだろう?」

狛枝「まあ、そんなことより小泉さん。電子生徒手帳は見た?」

小泉「電子生徒手帳?」

狛枝「ボクら全員に配られているらしいよ。
ぬいぐるみのウサミが言っていたけど、ボクらがこの島に来た目的が書かれているらしいんだ。」

小泉「目的…?」

狛枝「ま、口で説明するより、実際に見てみたら?」

小泉「ん…。ポケットに入ってるこれか。」

小泉「なにこれ…!?アタシの身長、血液型、体重とか胸囲まで書いてあるじゃない!!」

狛枝「小泉さんのだけじゃないよ。この島にいる16人全員のが書かれているよ。」

小泉「プライバシーの侵害でしょ、これ…。」

狛枝「ちなみに小泉さんの胸囲は、女子の中で3番目にちいさ」


バキッ


狛枝「初対面の人に、平気で暴力をふるえるなんて、キミは相当な大物だね!!」ズキズキ…

小泉「アンタに言われたくないわ。」ボウリョクハキンシデチュヨー

狛枝「小泉さんの電子生徒手帳には…まだ、ボクのプロフィールしか載ってないね。
皆と自己紹介を終えれば、皆のプロフィールも埋まっていくみたいだよ。」

小泉「で、この“校則”ってのが、この修学旅行の理念になるわけね…。」

電子生徒手帳


校則


1.この島では過度の暴力は禁止です。みんなで平和にほのぼのと暮らしてくださいね。

2.お互いを思いやって仲良く生活し、“希望のカケラ”を集めていきましょう。

3.ポイ捨てや自然破壊はいけませんよ。この島の豊かな自然と共存共栄しましょう。
ポイ捨てをした場合は、島中にサイレンが鳴ってしまうので、注意してください。

4.引率の先生が、生徒たちに直接干渉することはありません。
ただし校則違反があった場合は別です。

小泉「希望のカケラ…?なにそれ。」

狛枝「どうやらウサミの目的は、ボク達を仲良くさせることらしいね。」

小泉「なんで急にこんな島に連れてこられて、そんなことを…?」

狛枝「ま、そんなことはおいおいわかっていくでしょ。」

小泉「あと、この監視カメラみたいなものと、モニターはなんだろう…?」

狛枝「それもよくわからないけど、気にしなければいいんじゃないの?」

小泉「そういうわけにもいかないでしょ…。」

狛枝「とりあえずキミは、ほかの14人とは自己紹介はまだだったね。
よかったらボクが付いて行ってあげてもいいけど。」

小泉「あんたくさいからやだ。」

狛枝「えっ」

小泉「それに、男子にたよるなんてアタシらしくないしね。」


狛枝「さすがは“超高校級のおかん”だね。その行動力も超高校級だね!!」


小泉「何よその肩書はっ!?アタシは写真家だよっ!?」

狛枝「でも、希望ヶ峰学園新入生スレによると、
世話焼きお母さんのスキルのほうが有名みたいだよ。」

小泉「なんで有名なのよ…。だれが書き込んでんのよそのスレ。」

とりあえず狛枝をおいて、適当にこの島を探索しに行った。

なんか後ろから「素晴らしいよ!!」とか聞こえたけど、聞かなかったことにした。


―ジャバウォック公園―


デブ「おい、そこのお前。」

小泉「え、アタシ?」

デブ「他に誰がいる。」

小泉「なによアンタ、やけに態度が傲慢なんだけど。」

デブ「貴様はどんな才能を持ってこの学園に入学したのだ?」

小泉(いやに横柄なやつね。横に大きいのは体もだけど。)

小泉「アタシの名前は小泉真昼。超高校級の写真家といえば、少しは名の通ってるほうだと思うけど…」

デブ「超高校級の写真家か…聞いたことないな。」

小泉(やっぱ写真家ってマイナーなのかなぁ。)


……


小泉「ちょっと!!」

デブ「どうした?もう自己紹介は終わったのではないのか?」

小泉「何言ってんの、まだアンタの名前を聞いてないでしょ!!ずっと待ってんだけど?」

デブ「この俺の名前を知らんとはな。ここにはこんな非常識なやつが混じっていたのだな。」

豚神「いいだろう教えてやる。俺の名は十神白夜だ…名前の表示がすでに違うような気がするが…。」

豚神白夜   超高校級の本物


豚神「超高校級の本物!?」

小泉「そっか…。アンタ、あの有名な、“超高校級の詐欺…ゲフンゲフン、“超高校級の御曹司”か…。」

豚神「すでに正体が割れている!?」


小泉「噂では、一見尊大そうだけど、
御曹司としての行動力と統率力、人の上に立つ者としての責任感は、
(かませメガネなんかよりこっちが本物だと思えるくらい)惚れるものがあるとかどうとか…」


豚神「この、少しひいきめに、親身になってほめたたえてくれる感覚、まるで…。
そうか…。君があの有名な、“超高校級のおかん”だったんだね…。」


小泉「だからなんでそっちは知ってんのよ!!」

なぜか急に一人称が“ボク”になった豚神と別れた。ここは“中央の島”らしい。

この島には豚神しかいないみたいね。じゃあほかのみんなは“1の島”にいるのね。


―空港―


小泉「ん、あそこにだれかいる。」

小泉「お―いそこの人!!」

なんかピンクの髪の人「へっオレ?」

小泉(こいつ、派手な格好してる割には、頼りなさそうね。)

小泉「そうよアンタよ。アンタとはまだ自己紹介してないでしょ。」

なんかピンクの髪の人「あ、ああそうか。じゃじゃあ、まずはおまえからな。」

小泉(なんかこいつ焦ってるみたいだけど…)

小泉(もしかして女子に話しかけられたことがほとんどないのかな?)

小泉(悪人面で、チャラそうなのに…。こいつ間違いなく童…)

小泉「アタシは小泉真昼。写し」

なんかピンクの髪の人「小泉真昼!?あの有名な“超高校級のおかん”の!?」

小泉「もうツッコむのもばからしいわ…。」

なんかピンクの髪の人「いや―、オレなんかが会えるなんて光栄だな―。あっ、じゃあ次はオレの番な!!」

小泉(こいつの焦りが完全に消えている…。これが“超高校級のおかん”の包容力か。)

小泉(しらんけど)

左右田「“超高校級のメカニック”といえば、このオレ、左右田和一のことよ!!」

酉って、これでいいのかな?


左右田和一   超高校級のツッコミ


左右田「いやおかしいだろ!!オレさっき自分で“超高校級のメカニック”って言ったじゃねえか!!」

小泉「さっそくツッコミを披露してるけど。」

左右田「な、なんだよそれ…。」

小泉「それはそうと、この空港の飛行機とかで島から脱出できないの?」

左右田「あ~。そりゃ無理だな。エンジンが全部抜かれてやがる。」

小泉「“超高校級のメカニック”がそう言うんなら、間違いないんだろうね…。」


左右田「まあ、そうはいってもよ、この島も結構住み心地は良さそうだし、
ソニアさんみたいな美人もいるし、事態はそこまで深刻じゃね―だろ!!」


小泉「ソニア?あの、高貴そうな女の子のことかな?」


左右田「ああ。いいよな金髪美人!!骨格を調べて―な!!
監視カメラがこんないっぱいあるんなら、今さら1つくらい増えても大丈夫なんじゃ…」


小泉「アンタ、堂々と問題発言しないでよ…。
そんなだから、皆から同情されて、“可哀左右田”なんてニックネームをつけられるんだよ?」


左右田「ニックネームでもねえし、明らかにオレを罵倒するためのもんだろそれ!!」

小泉「まあ左右田も、不細工なわけじゃないし、もう少し頼りがいがあれば、彼女の1人くらい簡単にできるんじゃない?」

左右田「え!?じゃあ小泉はオレと付き合えるってこと!?」

小泉「それはちょっと…」

左右田「…」


そろそろ飯なんで、ひとまず休憩。9時30分辺りから再スタートする予定です!!

その間に、見づらいなどの不満や意見があったら言っておいてください。

ネタバレになるようなことは極力言いたくはないんですが…

あるかないかでいえば、あるのうちに入るのかな…?

とりあえず投稿していきまーす

とりあえず左右田とは別れて、奥にいるもう1人の男子に話しかけることにした。

なんか左右田が泣いてるような気がしたが、気のせいだろう。


制圧せし氷の覇王「問おう…。貴様は誰の主なのだ…?」

小泉「はい?」

制圧せし氷の覇王「だれの主なのかと聞いている!!」

小泉(何言ってんのかさっぱり分かんない…。狛枝を連れてたほうがよかったかな。)


田中「答えられんか…。まあ無理もない。
貴様は今、世界最大最悪の害悪、田中眼蛇夢の前にいるのだからな…。
いやむしろ、俺様の前にいながらまだ正気を保っている時点で褒(ほ)め称(たた)えるべきなのか…。」

田中眼蛇夢   超高校級の厨二病



小泉「まあ、なんか納得だよね。」

田中「馬鹿な…。まさか貴様も邪眼の…」

ハムスター「チューチュー!!」

小泉「うわっ!!なんかアンタのストールから、ハムスターが出てきてんだけど!?」

田中「ハムスターではない。破壊神暗黒四天王だ。」

破壊神暗黒四天王「チューチュー!!」

小泉「なによ、その名前…。でも、よく見てみると、結構可愛いわね、このハムスタ―。」

田中「可愛い…!?可愛い…だと…っ!?」

田中「これが聖母の賞賛か。ふっ…。悪くない。」

小泉「ちょっと、聖母だなんて、そんなおおげさな…」

小泉「…」



小泉「それっておかんってこと!?」

とりあえず空港にはこれ以上人はいないみたいだし、別のところに行こう。


―牧場―


褐色「いってー。」

小泉「うわっ!?あそこに血を流してる子がいる!!」

小泉「ちょっと、大丈夫!?」

褐色「あん?この血のことか?心配すんなって。ただちょっとバトっただけだから。」

小泉「バトったって…。いったい何と?まさかこの島には、熊とかがいるの?」

褐色「熊なんて生ぬるいもんじゃねえ。化けもんみたいなおっさんだ。」

小泉「おっさん…?」

褐色「それはそうと、確かオメェとは自己紹介がまだだったな!!」

終里「オレの名前は終里赤音ってんだ。よろしくな!!」

終里赤音   超高校級の脳筋


小泉「ねえ、赤音ちゃんって、“超高校級の体操部”なんだよね。」

終里「まあ、そういう肩書だな。」

小泉「でも、本編でその肩書が発揮されたところってあったっけ?」

終里「…ないな。」


小泉「“超高校級の体操部”の意味が全くないよね…。
何かの事件に使われたのならまだしも…。
キャラづけでも、金稼ぎが理由で、体操部の必要ないし…。」


終里「まあ、自己紹介はこのくらいで終わりにすっか。終里なだけに!!」

小泉「何も面白くないよ!!」

赤音ちゃんとの自己紹介を終わらせ、次は近くにいる小さな女の子に話しかけてみた。


小泉「ねぇ。」

ガキ「あっ小泉おねぇだ!!」

小泉「えっ。アタシの名前を知ってるの?」

ガキ「うん。最初に狛枝おにぃに自己紹介してるところを見てたんだ。」

小泉「そっか…。じゃあ、アナタの名前を教えてくれるかな?」

西園寺「うん、いいよ。わたしの名前は西園寺日寄子っていうんだ。」

西園寺日寄子   超高校級のロリ


小泉「で、今何してんの?」

西園寺「ありタンつぶして遊んでたんだぁ―!!」

小泉(肩書に関しては何とも思わないのね…。さすがは西園寺家の家元。肝が据わっている。)

小泉「ん?なんか、変な臭いがする…。」

西園寺「変な臭い?わかった―!!きっと、あそこにいる終里の屁がここまで来たんだよ!!」

小泉「いや…。そういう臭いじゃなくて…。」

西園寺「…」

小泉(あっ…。もしかしてこの臭い…。この子の体臭…)

西園寺「…」


小泉「あ、ああ、えっと、やっぱり臭くなんかないよ!!
日寄子ちゃんの体から変な臭いがするなんて、カケラも思ってないから、安心して!!」


西園寺「びぇええぇえん!!小泉おねぇがわたしをいじめるよぉおおおぉお!!!!」

小泉(しまった…。雰囲気は最悪だ…。)

西園寺「良くする気ないだろ!!」

小泉「まあまあ、お詫びに一緒にシャワ―浴びてあげるから。帯の結び方も教えてあげる。」

西園寺「ホント!?わーい、小泉おねぇ大好き!!」

小泉(チョロいな。)

西園寺「じゃ、さっそく小泉おねぇのコテージに行こう!!」

小泉「あ、ちょっと待ってね。」E:戦刃ナイフ

ヒュオッ!!

アンテナ「うわぁ!!」

西園寺「!?日向おにぃ!?」

小泉「さて…。アンタが持っているそのマロン…。全部渡してもらえる?」

日向「え、いや、その、これは、男の、いや漢の情熱であって、そう簡単にわた」

小泉「いいから寄こせ。」

日向「ひぃっ!?“超高校級の極道”顔負けの恐喝っぷりだぁ!?」

日寄子ちゃんとシャワーを浴びた後、再び探索に行った。


―ロケットパンチマーケット―


小泉(まだ入ったばかりなのに、ものすごい視線を感じる…。)

クソビッチ「…」ジィー

小泉「あの…。」

クソビッチ「あっあふぃ…。」

小泉「…」

クソビッチ「ふぇぇん…。自己紹介の方法を5000パターンくらい考えてたのに、
いざ面と向かうと、頭が真っ白になっちゃいましたぁ。」

小泉(どうしよう…。これじゃあらちが明かないな。こんなときに狛枝がいれば…。)

小泉(!?)

小泉(どこからともなく声が聞こえてくる…。)


狛枝『彼女は罪木蜜柑。超高校級の保健委員だよ。
けがをしたときは彼女に任せるといいんじゃないかな。』

罪木蜜柑   超高校級のゲロブタ


罪木「うぅ、すみません。ゲロブタですみません…。」

小泉(相変わらずこの肩書きは容赦ないな。)

小泉「えっと、これからいろいろよろしくね…。」

罪木「は、はい!!ケガをしたら、いつでも私に相談してくださいね!!」

小泉「はは、さすがは“超高校級の保健委員”だね。頼もしいよ。」

罪木「ありがとうございます!!注射、いっぱいい―っぱい、してあげますから!!」

小泉(ケガをした場合は、1人で解決した方が良さそうね。)

蜜柑ちゃんと自己紹介を済ませた。なんか後ろにまだ、視線を感じるが…。


ドリル「ちらっちらっ」

小泉「あの子は…。」

ドリル「こんちはー!!そこの人とは自己紹介がまだだったっすね!!」

澪田「澪田唯吹の澪に、澪 狛枝「いつまでこんなみみっちいことをしてるんだか…。」

小泉「こ、狛枝!?」

狛枝「余興にこれ以上時間を割くのももったいないから、ボクのほうでサクッと終らせちゃうね。」


狛枝「実は彼女は、“超高校級の軽音楽部”と言われてて、
某バンドのメンバーの1人で、彼女が出した新作はミリオンセラーになったらしいよ。」


小泉「なんか語りだした…。」

狛枝「そろそろボクの出番じゃないかって思ってね。」

小泉「どういうこと?」

狛枝「まだわかってくれないの?しっかりしてよ、キミたちは希望の象徴なんでしょ!?」

狛枝「まあ冗談はさておき、小泉さんは今、困っているよね?」

小泉「どちらかというと狛ってる。」

狛枝「“狛る”って何?」

小泉「『狛枝のせいで困る』、かな。」


狛枝「それはどうでもいいけど、今までの自己紹介では、
おかん、希望厨、本物など、なんとかキャラを形容できる肩書を考えられた。」


小泉「今までの自己紹介を全部みてたの!?ストーカーじゃない!!」

狛枝「そうだっけ?ま、そんなことより、事件の話をしようよ。」

小泉「アンタのストーキングがすでに事件なんだけど。」


狛枝「しかし今回の場合、澪田さんらしさを残したまま彼女を形容できる肩書を未だに思い付けていない。
ゲロブタなんかのファインプレーももうできない。違う?」


小泉「それってアタシの問題じゃないと思うんだけど。」

狛枝「そこで、なんとか場をつなぎ合わせるために、ボクが出て来たってわけ。」

小泉「なるほどね。じゃ、次に行こうか。」


澪田「あれっ!?自己紹介も邪魔されたし、肩書も言われることなく、
唯吹の出番終わりっすか!?そりゃないっすよ真昼ちゃん!!」

名残惜しそうな唯吹ちゃんに、1時間ほど出番を与え、次はホテルに行ってみることにした。


澪田「いったい何の出番を与えたんっすか!?結局何の出番もなかったんすけど!!」



狛枝「じゃ、ここからはボクも一緒に自己紹介に付き合ってあげるよ。」

小泉「え~。アンタみたいな希望厨と一緒にいたくないんだけど。」

狛枝「でも小泉さん。キミは今までの自己紹介で、何回かボクの存在を必要としてくれなかった?」

小泉「確かに何度か…。っていうかなんでそんなこと知ってんのよアンタ…。」

小泉「まあいいわ。付き合わせてあげる。」

狛枝「いやぁ、鳥肌が立つほどうれしいよ!!小泉さんがボクみたいなクズ」

小泉「だまってて」論破

―ホテル前―


狛枝「う―んと、まずはあのがっちりした男子に話しかけてみようか。」

小泉「え?あの童顔の男子からにしたいんだけど。」

小泉(あのもっこりしたたくまし過ぎる股間は、正直生理的に受け付けないというか…)

狛枝「こ、小泉さん、消されるよ…?」

小泉「?」

狛枝「と、とにかくまずは弐大クンからにしよう。おーい、弐大クン!!」

弐大「応っ、どうしたんじゃあ?」

狛枝「キミはまだ彼女との自己紹介をしてないよね?ちょっといいかな?」

小泉「やっぱ全部見てたのね…。」

狛枝「大丈夫だよ、入浴シ―ンは見てないから。」

小泉「シャワ―を浴びたことまで知られてる!?」

弐大「成程のう、そういうことなら仕方ない。」

弐大「“超高校級のマネ―ジャ―”こと、弐大猫丸とは、ワシのことじゃあ!!」

弐大猫丸   超高校級のクソ


弐大「クソじゃぁああああぁあ!!!!!」

小泉「デリカシ―のないあの肩書を、ものともしないデリカシ―のなさ…。」

弐大「そんで、お前さんの名前は?」


小泉「アタシの名前は小泉真昼。
超高校級なんて、大げさで照れくさいんだけど、“超高校級の写真家”って呼ばれてるんだ。」


弐大「ぬうっ、その腹の奥から出す声…。日向のやつとは大違いじゃぁ…。
お前さん、写真家といったな?じゃがワシの目はごまかされんぞ。ズバリお前さんは“超高校級のおか」


小泉「黙れ!!その話はもう何回も出てきてんのよ!!」

狛枝「小泉さんがキレた…。」

弐大「そういえばお前さんら、終里のやつを見かけんかったか?」

小泉「え?赤音ちゃんを?なんで?」

弐大「あいつは何をしでかすかわからんけんのぉ。マネ―ジャ―としては、放っておけんけんのぉ。」

小泉(ん?化けもんみたいなおっさん?)

小泉「もしかして赤音ちゃんがバトったってのは…」

狛枝「え?知らなかったの?」

小泉「もう、先に言いなさいよ、使えないわね。」

狛枝「そんな無茶な…。」

小泉「やっぱりアタシ1人でも自己紹介できるんじゃないの?」

狛枝「いや、小泉さん。君は一度ボクに助けられているよ。」

小泉「?」

小泉「さて、じゃあ今度は…。」

狛枝「その前に小泉さん。彼の前では童顔とかは言わないほうがいいと思うよ。」

小泉「ねぇ、そこのアンタ。」

ぼっちゃん「…。ちっ。気安く話しかけてくんじゃねぇよ…。」

小泉「はぁ!?何よその態度!!この童が」

狛枝「はいはい、九頭龍クン。キミは彼女とは自己紹介がまだだったでしょ?」


九頭龍「ちっ、しゃあねぇなぁ。九頭龍冬彦だ…。
言っとくが、テメ―らとじゃれあうつもりはねぇからな…。」


狛枝「ふぅ…。なんとか丸く収まったね。」

九頭龍冬彦   超高校級の童顔


狛枝「うわっ、この下衆な肩書を忘れてた!!」

九頭龍「な、なんだこれは…。」

小泉「どこかで聞いたことあるよ。“超高校級の童顔”と呼ばれるヤクザがいるって。」

狛枝「!?」

九頭龍「なな…。」

小泉「または“超高校級のぼっちゃん”でも可。」

狛枝「あの…。小泉さん?」


小泉「なまめかしさを表現するほくろ…。眼帯、童顔、丸ほっぺなどのあざとい要素…。
本当に極道なのかよ!!一部の女子に爆発的な人気を呼びそうだね!!そのギャップで!!」


小泉「っていうのを、誰かから聞いたよ。」

狛枝「絶望的だ…。」

九頭龍「…」アゼン


小泉「誰かが言った。極道だけど、かりんとうみたいな甘いものは大好き!!牛乳は飲めない!!
でも背は高くなりたいらしい!!どうしよう!!シークレットブーツを渡そう!!キレられた!!」


小泉「…ってね。」

九頭龍「…は!!」

狛枝「ようやく正気を取り戻したみたいだ。」

九頭龍「て、てめぇ…。よっぽど小指がいらねぇと見える!!」

小泉「狛枝ので勘弁して。」

狛枝「えっ」

九頭龍「よぉし、狛枝、いますぐてめぇの左手を出しやがれ!!」

狛枝「なんでボクが!?」

狛枝「でも、いいの?九頭龍クン。だって、彼女はあの“超高校級のおかん”なんだよ?」

九頭龍「なっ!?…。ちっ、しゃ―ねぇなぁ。そういうことなら、多少の非礼は目をつぶってやらねぇとな。」

小泉(どんだけリスペクトされてんのよ…。“超高校級のおかん”。)

どうやら九頭龍も落ち着いたようだ。
そして次は、正面にいる…パンツを被った人は置いといて、ホテルの中に入った。


―ホテル ロビー―


狛枝「さて…。ここには2人いるみたいだけど、どっちから自己紹介しようか。」

小泉「あの竹刀を持ち歩いてる子…。何やら因縁を感じる…。」

狛枝「じゃ、まずは辺古山さんからにしようか。」

狛枝「辺古山さん。ちょっといい?」

辺古山「ふむ、そちらの者とは自己紹介がまだだったな。」

辺古山「私の名前は辺古山ペコだ。」

辺古山ペコ   超高校級のゲリ


辺古山「私の肩書、だいぶひどくないか!?」

狛枝「ほんとだよ、弐大クンと被ってる。」

辺古山「いや、そういう意味じゃなくてだな…。」

狛枝「パーティ中に便意を催す人間において、右に出るものなしとも言われているよ。」

辺古山「そんなの全くうれしくないぞっ!?」

小泉「正・義・完・了!!!!…っていう決め台詞のヒ―ロ―がいるみたいよ。」

辺古山「なぜ急にそんな話を!?そういうメタ発言は極力…。うっすまん、ちょっと腹部に…」

狛枝「やっぱり“超高校級のゲリ”だね。」

小泉「ペコちゃん大丈夫?よかったらこの薬を使って。」

狛枝「胃腸薬を常備してるなんてさすがは“ちょ」

小泉「黙ってて」論破

ペコちゃんは一目散にホテルから出て行った。

そういえばこの島、トイレはどこにあるのかな?ってあれ?ペコちゃん急に足を止めた。

そしてなんか、がにまたでふらふらしてる。




小泉「あの…。」

2次元「…」カチカチ

小泉「ねぇ…。」

2次元「…」カチカチ

小泉(ゲームに夢中だ…。こっちのセリフは聞こえてないのかな?)

2次元「…」グゥ

小泉「と思ったら、今度は寝ちゃった。ねぇ狛枝、この子は?」

狛枝「彼女の名前は七海千秋。彼女の才能は…。う―ん、ごめん。よくわからないや。」

小泉「へぇ、希望厨のアンタでも知らない才能があるの?」

狛枝「ま、ボクの情報源は全部希望ヶ峰学園新入生スレだからね。」


狛枝「才能の中でも、メジャ―なものとマイナ―なものがあるらしくってさ。
ボクの “幸運”なんてゴミみたいな才能は、当然載ってなかったしね。」


狛枝「メジャ―なところで言えば、“料理人”や“極道”、“おかん”や“王女”なんかは頻繁に見られたかな。」

小泉「さらっとおかんが入ってる…。」

七海「…う~ん。」

小泉「あ、起きた。」

狛枝「七海さん、今ちょっと、時間あるかな?」

七海「う~ん、ちょっと寝てたかも。」

狛枝「かもっていうか…。明らかに寝てたよね?」

狛枝「七海さんは、彼女と自己紹介はまだだったでしょ?」

七海「…」

七海「うん、そうだったね。」

七海「…」

小泉(やけにテンポが悪いわね。)

七海「七海千秋で―す。“超高校級のゲ―マ―”でーす。趣味はゲ―ムで―す。オ―ルジャンルで行けま―す。」

七海千秋   超高校級のAI


七海「ここはツッコんだら負け…だと思うよ。」

小泉「ゲ―マ―…。具体的に何をすれば超高校級になるんだろう?」

狛枝「1日15時間やってれば、とかじゃない?」

小泉「それってただのニートじゃ…」

七海「大丈夫!!未来は創れるから!!創ちゃんなだけに!!」

小泉「何が大丈夫なのかわからないよ!?」

狛枝「さて、いよいよあと2人だけだね。」

小泉「えっと、そうだっけ?…。あれ、アタシまだ、12人としか自己紹介してないけど。」

狛枝「あのパンツ被った人と自己紹介したいの?」

小泉「なるほどね。」


とりあえずレストランから声がしたので、そっちに行ってみた。


―レストラン―


なんかてるてるしてる人「だからさ、下半身の毒をだね…」

非処女疑惑の人「下半身…。ですか?」

小泉「何…?あの女の敵って感じなやつ…」

狛枝「相変わらずだね、花村クンは。」

花村「チッ、邪魔が入ったか…。」

小泉「何をするつもりだったのよ…。」

狛枝「するっていうよりさせるって感じだったけど。」

狛枝「彼は、花村輝々。”超高校級の料理人”で、料理にも性にも情熱を注ぐ料理人だよ。」

小泉「こいつとは永遠に分かり合えそうにないわ…。」

花村「そうかい?むしろぼくは君と通じるものを感じるよ。例えば、小泉さんがはいてる紐パンとかね!!」

狛枝「花村クン、いくらなんでもデリカシーがなさすぎるよ。それに小泉さんがそんな派手な下着をつけるはずが…」

小泉「…」

狛枝「小泉さん!?」

花村輝々   超高校級のギアス


花村「それ違う!!いろいろ間違ってるよ!!」

小泉「だって、まさか、同じ声優だなんて、思ってなかったし…。」

花村「そんな感想はどうでもいいよ!!」

非処女疑惑の人「では、次はわたくしが自己紹介をしますね。」

ソニア「わたくしの名前は、ソニア・ネヴァーマインドと申します。」

ソニア・ネヴァーマインド   超高校級の死神


ソニア「ゲロゲロ!?こんな不謹慎な肩書はよしこちゃんですよ!!」

狛枝「仕方ないよ。無意識のうちに何回も事件を起こす、コナンくんのような人だからね。」

ソニア「こんな不名誉を被ることなど初めてです!!不敬罪でしょっぴきます!!」


小泉「なに言ってんの。“死神”はどう考えてもほめ言葉だよ。
だって、“死神”のコナンくんを馬鹿にする人なんている?さげすんだりする人はいる?」


小泉「そんな人いないどころか、ツノのあるかわいい幼馴染に惚れられ、
なぞの組織の女にも魅入られ、サッカ―ができて、推理ができて、スケボ―ができて。」


小泉「絶対音感があって、のび太みたいなアホ毛があって…
なにこれ、どう考えても “死神”ってほめ言葉じゃん!!」


ソニア「そう言われてみれば…そんな気がしてきました!!」

狛枝「詐欺に騙されやすい人だね。」

花村「あれれぇ?さっそくぼくが仲間外れの流れかな~?」

小泉「大丈夫よ。狛枝を1晩貸してあげるから。」

狛枝「えっ」

花村「ありがとう!!ぼくは守備範囲が広いからね!!さぁ狛枝くん、パクパク行っちゃうよ!!」

狛枝「これは…逃げたほうがよさそうだね。犬死はごめんだよ。」ダッ

ソニア「ふふ、にぎやかでいいですね。」

ソニア「くるしゅうない!!」

こうして、全員の自己紹介を終えた。うん、終えた。終えたったら終えた。

さて、とりあえず自分のコテージに戻ろう…。はっ!?


―ホテル前―


日向「…」ジィーE:パンツ

小泉(しまった、うかつだった。コテ―ジに戻るには、必ずここを通らないといけないんだった。パンツ被んな。)

日向「あ!!オマエ、砂浜で倒れてた人だろ―!!」

小泉(うわっ、話しかけられた。)


日向「まったく…。しっかりしろよな。
女子だからって、誰かに守ってもらえると思うなよ。特に、こんな状況ではな。」


小泉(パンツ被ってる人に言われたくない。
っていうかこいつ、まさかアタシの男バ―ジョンをやってるつもりなの?そのパンツはアタシに対する侮辱よ…。)


小泉「えっと、その、ごめん…。」

日向「まあ、謝ることはないんだけどさ。」

日向「で、俺の自己紹介だろ?オマエとはまだだったからな。」

日向「え―っと、俺の名前は日向創だ。ま、これからいろいろよろしくな。」

日向創   超高校級のパンツハンタ―


小泉「…」

日向「オマエ今、パンツハンタ―を馬鹿にしただろ。」

小泉「えっ!?」

小泉(馬鹿にするというか…。そもそもパンツハンタ―ってプラスの側面なんてあるの?)

日向「あ―、言わなくてもわかるよ。会って9割のやつはそう言うからな。」

小泉(残り1割は何を思ってんだろう。)


日向「言っとくが、パンツハンタ―ってのはな、決して自分からパンツを要求したりしないからな。
盗むなんてもってのほかだ。」


小泉(なんか語りだした…。パンツハンタ―の美学か。シミのついたパンツをハントする人の、ね。)


日向「パンツハンタ―ってのは、“待ち”の一遍通しだ。
相手がこちらにパンツを渡して来るまで、じっとこらえる。
もちろん、相手が渡したくなるように、こちらが仕向けるんだがな。
何せパンツだ、高度な交渉術を要求される。」


小泉(ダメだ…。まったく話についていけない…。助けて狛枝。)

日向「そんな状況で、最も大事なのは何か、オマエにはわかるか?」

小泉「えっ!?…え―っと…。下ごこ」


日向「そうだ、相手を慈しむことだ。まず、相手と親しい間柄にならないと、パンツなんてもらいようがないからな。
そのために重要なのは、真剣に相手の言うことに耳を傾け、
彼に悩み事があるならば、親身になって相談に乗ってやることだ。」


小泉(“彼”っていうことは、男子も攻略の対象なんだ…。)

日向「俺が何でパンツハンタ―をやってるかわかるか?
この職業を通して、様々な人間と触れ合い、いろんな見聞を会得するためなんだ。」


小泉(パンツハンタ―って職業だったんだ…。)


日向「俺も、パンツハンタ―を通して、いろんなことを学んだよ。
やっぱり、人は1人では生きていけないんだって。人は、人とのつながりの中を生きてるんだ。」


日向「だから、他人を思いやることって、すごく大事なことだと思うんだ。
そして俺は、それを度々再確認させてくれる、この、パンツハンタ―という職業を、誇りに思ってるんだ。」


小泉(なんかかっこよくまとめてきやがった。パンツ被ってるくせに。)

日向「というわけで、小泉も俺にその紐パンをくれないか?」

小泉「自分から要求しないんじゃなかったの!?それになんでアンタ、アタシの…!!」

日向「ちぇっ、七海のは簡単に手に入れられたのに。」

小泉「まだ会って1日もたってないのに!?」

日向「いけね、このことは内緒な。これから澪田を攻略したいから。…な?」

小泉「“な?”じゃないわよ…。そんな最低なことほっとけっての?」

日向「でも、『日向は七海からパンツをもらってた』なんて言っても、ただの頭おかしい発言にしか聞こえないぞ。」

小泉「なんでそこは正常な思考で切り返してくんのよ…。パンツ被ってるくせに。」

日向「ま、とにかく、次からは気絶とかしないように頑張れよな。フォローしきれなくても知らないぞ?」

小泉「うん、ごめん…。」

そう言うと、日向は去っていった。…。そもそもなんでアタシ、気絶したんだっけ?



~回想~


左右田「な!?いきなり南国のようなところに!?」

豚神「どういうことだ…。」

ウサミ「希望ヶ峰学園のことは忘れて、ほのぼのと暮らしてくだちゃいね。」

日向「は、はぁ!?ふふふ、ふざけるな!!」ハヒーハヒュー

日向「こここんなの…。受け入れられるわけないだろ!?」←錯乱

小泉「ちょ、ちょっとアンタ、少し落ち着い…」

日向「黙れぇええぇえ!!!!」←右フック

小泉「ゴヘッ」バタッ

狛枝「小泉さん!!」


~回想終了~




小泉「あの野郎!!」

全員と自己紹介が終わったので、今日はこのくらいにしておきますが…。

更新スピードが速すぎるとか、文字が多すぎるとか、物語がなかなか進まないとか、

そういう風に感じている人はいるのでしょうか?

そういう意見がないのなら、これくらいのペースでこれからも更新していきたいんですが…

まあとりあえず、明日も夜の6~7時くらいに更新しようと思ってます。

見てる人いるのかな?まあ気にせず投稿します。




小泉「これで全員と話が終わったかな。」


ピンポンパンポン



ウサミ「みなさ―――ん!!最初の希望のカケラは集まったみたいでちゅね!!
では、みなさんが仲良くなる動機を与えまちゅので、最初の砂浜にもどってくだちゃい!!」


小泉「ふ―ん?」


―砂浜―


ウサミ「全員集まりまちたか?では、さっそく、みなさんにプレゼントをあげまちゅ!!」

終里「飯か!?」

ウサミ「じゃ―ん!水着でちゅ!!」

ウサミ「みなさんはこれで、ここの海を泳いでもらいまちゅ。みんなと一緒に泳いで、ら―ぶら―ぶになるでちゅ!!」

澪田「ひゃっほ―!!」

左右田「やっぱこうでなくちゃな!!」

みんなはダッシュでコテ―ジに向かった。アタシも、みんなと一緒にコテ―ジにむかった。

着替えが終わって砂浜へ戻ると、そこにはいち早く着替え終わったみんながいた。


西園寺「おねぇ…。わたしが泳げないからって皆がいじめるよぉ…。」

小泉「しょうがないわね…。教えてあげるわ。」

日向「お――い!!みんな!!まさか俺を忘れたんじゃないだろうな!!」

小泉「なんでアンタの水着だけ赤いの…?っていうかそれ水着なの…?」

澪田「は、創ちゃんダメっすよ、それは唯吹の…」

小泉「ここまで来ると神業ね…。」



なんやかんやあって、みんなは砂浜で、のほほ~んと遊んでいた。

それはまさに、普通の高校生が、普通の修学旅行で、浮き足たってはしゃいでいるように…



突然空が暗くなって、不気味なドラ…何者かの声が聞こえるまでは…

『え―、え―、マイクチェック!!マイクチェック!!』

『ちなみに、ボクの声を【ドラ○もんの声?】って思った奴はオシオキね!!』



小泉「なにいってんだろう?このドラえ○んは。」


『じゃあオマエラ、ジャバウォック公園にお集まりください!!』



西園寺「今度はなんだろうね?おねぇ。」

小泉「さ、さあ…。なんか、ウサミが妙に慌ててかけていったけど…」

弐大「どうやら、ワシらもジャバウォック公園へ、向かった方がいいようじゃのう…。」

澪田「え―!!せっかく楽しくなってきたとこだったのに!!」

田中「黙れ…。破壊神暗黒四天王が、突如襲い掛かる陰に、殺気立っているのだ…。」

辺古山「では、待ち受けている何者かは、よほどの猛者ということか?」

左右田「おいおい、何だよそれ…!!ただ楽しんでりゃいいんじゃなかったのかよ…!!」

日向「泳いでなかった皆は、もう行ったみたいだな…。俺たちも急ごう!!」

花村「パンツ被りながらなのに、すごい貫禄だ!!」

―ジャバウォック公園―


機械「キシャ―!!」

左右田「ぎにゃあああああああ!!」

ソニア「な、なんですか、この化け物は…!?」

ドラ○もん「化け物じゃないよ!!こいつらはモノケモノ!!」

小泉「着替えに時間がかかっちゃった。アタシが最後か…。あれ?なにこの白黒のパンダとモノミは?」

モノミ「なんで名前わかってんでちゅか!?」

モノクマ「パンダじゃないよ!!モノクマだよ!!お前らの、学園長なんですけど!!」


小泉(すでにウサミがモノミにされてる…。コロシアイ修学旅行のルートに入ってしまったか…。
アイランドルートを期待してたのに。)


小泉(でもその場合、アタシがほかの人を口説き落としていくの?
何人もの男と関係を持つなんて…。ソニアちゃんに劣らないビッチさだよ…。)


狛枝「でも、ビッグマザー的な意味で、ありなんじゃない?」

小泉「!?」


左右田「お、お前ら、なんでこの状況でそんなに冷静なんだよ…。
あんなわけわからない兵器が目の前にいんのに…。」

モノクマ「じゃ、ここで本題なんだけどね。どっきどき修学旅行というツマラナイ計画はお蔵入りとして…」


小泉(な、何…? からだ全身に悪寒が走る…!!ものすごく、嫌な予感がする…!!)





モノクマ「これから、“コロシアイ修学旅行”を始めま―す!!」




小泉「…!?」

狛枝「コロシアイ…?どういう意味?」

モノクマ「もちろん、そのままの意味ですよ!!この島から出たかったら、仲間のうちの誰かを殺してくださ―い!!」

小泉「なっ…!?」



血の気が引いていく。アタシの表情は、恐らく真っ青になっているだろう。

それは、他の人の顔を見れば一目瞭然だ。


殺せ…?この中の誰かを…?なんで…?誰がどんな理由で、そんなことをさせたがる?

ここにアタシ達を連れてきた人間は、殺し合いを楽しむ愉快犯だとでもいうのか…?

モノクマ「そして、学級裁判を逃げ延びてください!!」

辺古山「な、なにをわけのわからんことを言っている!!そもそも、学級裁判とはなんだ!?」

モノクマ「カワイイカワイイ生徒に聞かれたから、教えてあげよう。」


モノクマ「人を殺した人間は“クロ”と呼ばれます。そして、裁判の開廷が決定した場合、
生き残りメンバ―には、学級裁判に参加してもらうことになります。」


モノクマ「人殺しでない“シロ”は、自分なりに証拠を集め、自分なりに推理し、
正しい“クロ”を当ててもらいます!!正しいクロを当てられたら、クロだけがオシオキです。」


モノクマ「でも、正しいクロを当てられなかったら、クロ以外の全員がオシオキされ、
生き残ったクロは、この島から脱出する権利を得られるのです!!」


モノクマ「まあ、裁判のルールの詳細は、おいおい述べていくということで…」

罪木「ところで…。そ、その、オシオキというのは…」


モノクマ「簡単に言うと、処刑です!!電気椅子でビリビリ!!
毒ガスでモクモク!!ハリケーンなんちゃらで体がバラったりって奴だよ!!」


左右田「しょ、処刑!?そ、そんなの、嫌に決まってんだろ!!人なんか絶対殺さね―よ!!」


モノクマ「そううまくいくのかね。
自分以外のクロが学級裁判で勝利すれば、処刑されるのは殺さなかった人たちだからね?」


九頭龍「ちっ。他人のために死ぬなんて、そんなのたまったもんじゃねぇぞ…。」

モノミ「やいやい、モノクマ!!いい加減にしないと、許しまちぇんよ―!!」

モノクマ「お、ちょうどいいところにモノミちゃんが!!」

モノミ「え?」

モノクマ「ボクに逆らうとどうなるか、オマエを見せしめにして、わからせてやる~!!」

小泉「見せしめ…!?な、なにを、する気なの…!?」

モノクマ「やっちゃえ、モノケモノ~!!」

モノクマがそう言うと、モノケモノに仕込まれていた重火器がむき出しになり、その矛先のすべてがモノミへと向かう。

モノミがその威圧感に、ひるんでいると…


ダダダダダダダダ…


今までに聞いたことのない様な重火器の音。


映画などで聞いたことがあるはずの音だが、
今までの経験でアタシが頭の中に記録している物など、おもちゃのそれだと思える。


この場所で聞いた音は、それ程の、ずっしりと中身の詰まった、“リアル”を含んでいた。

アタシの頬をかすめた銃弾は、本物の“死”を雄弁に語る、説得力を持っていた。




ポロリ、と何かが落ちる。そこに残っていたのは、モノミのリボン。そのカケラだけだった。

澪田「ぎゃああああああ!!!モノミちゃんがプロローグで殺されちゃった―!!まだこれから何章も続くっていうのに―!!」

モノクマ「何章も続くほどこのスレが有名になるのかねぇ?」

七海「モノクマに逆らえば、私たちもああなるって事…。」

罪木「そ、そんなの絶対に嫌ですぅうう!!痛いのは大抵我慢できますけど、死んじゃうようなのはちょっと…」

モノクマ「うぷぷぷぷ…いい感じの見せしめだったね…」


モノクマ「ちなみに、殺し方は問いません。
撲殺刺殺絞殺毒殺射殺殴殺轢殺焼殺爆殺斬殺溺殺感電殺墜落殺呪殺…
お好きな方法で、自由に殺してください!!」


花村「な、なにを言ってるのかな―?ぼくは信じないよ…。」

豚神「ばかげている…。俺たちに殺し合いをしないといけない理由などない…。」


小泉「そ、そうよ!!いい加減にしなさいよ!!
だいたい、ここから出たいってだけで、人を殺すような人間がいるわけがないでしょ!!」


モノクマ「ま、殺すも殺さないも、オマエラ次第…。でも、これだけは言っておくよ…。」


モノクマ「殺すことを決意しない人間は、間違いなく、殺すことを決意した人間に劣るよ。
殺されてから文句言わないようにね。」



そういうと、モノクマと名乗るパンダは、モノケモノとかいう兵器とともに、去っていった…。

左右田「ど、どうすんだよ…。あんなのむちゃくちゃだ…。」

弐大「あんな怪物、どうしようもないぞぉおおお!?」

罪木「もう嫌ですぅ…。おうちに帰してくださぁい…。」

西園寺「うっさいんだよゲロブタ!!そんなこといってもどうしようもないんだよ!!」

罪木「うぇあ!?」

豚神「お前ら、落ち着け。」

辺古山「そうだな、ここで言い争っても無意味だ。」

豚神「それに、最も恐ろしいのは、モノクマでも、モノケモノでもない。」

豚神「ここにいる、俺たち自身のほうだ。」

豚神「今日は、もう解散しよう。そして一晩、よく考えろ。自分がどうするべきなのか…。」


小泉(アタシの頭には、豚神の言うことがほとんど入ってこなかった。
異常事態の連続で、既に頭が飽和状態だったのかもしれない。)


小泉(アタシは、この学園に、希望を持って入学したはずだった。
卒業すれば、人生において成功したも同然といわれているこの学園に…。)


小泉(でも、これは希望なの?)


小泉(アタシには、まだよくわかっていなかった。
この状況が、幸運なのか、不運なのか…。希望なのか絶望なのか…。)



小泉(でも…。これだけは言える。
この状況が、“絶望”だったほうが、どれだけマシだったろう、と…。)

狛枝「それはそうと、小泉さん、少し手伝ってもらえないかな?」

小泉「え?」

狛枝「実はさ、モノケモノが出てきたあたりから、日向クンが失禁しながら泡吹いて気絶しちゃったんだ。」

小泉「ほんとにコイツ主人公なの…?」

狛枝「今はキミが主人公だけど。」

狛枝「というわけで、彼をコテージまで運ぶのを手伝ってくれない?」

小泉「なんでアタシが…。弐大あたりに頼みなさいよ。」

狛枝「だって人づきあいが怖いもん。」

小泉「狛枝ってそんなキャラだっけ!?それに、なんでアタシなら…」

小泉(って、この先を言ったら、どうせ…)

狛枝「あ、それと、ボクの靴下に穴が開いちゃったよお母さん。」

小泉「まったく、仕方ないわねこの子は…」

小泉「ってのせないでよ!!」

狛枝「のらないでよ。」

小泉「仕方ないわね。手伝ってあげるわ。」

小泉「はぁ。本来、こんな状況なら、男子が女子を助けるべきでしょ?逆に女子に助けられるなんて…。」

狛枝「小泉さんが頼りがいがありすぎるんだよ。」

小泉「まったく…。コイツは、『頼りない日向くん』に決定ね。」

日向「うぅ…。小泉…。パンツくれ…。」

小泉「!?」




PROLOGUE 皆集まって!!『どっきどき修学旅行』が始まるよ!!ポロリ有り!!   END

生き残り 16人

日向 狛枝 豚神 田中 左右田 花村 弐大 九頭龍
終里 七海 ソニア 西園寺 小泉 罪木 澪田 辺古山

TO BE CONTINUED….

これでとりあえず、プロローグ終了です。次からは、1章に入っていくのですが…。

1章では非日常編に入る前に各々の仲間との交流があるのですが、かなり長いです(プロローグの約2倍)。


ほのぼのなんて見たくない!!さっさと殺伐としたコロシアイが見たい!!
という方は、2、3日後に来てくれるとうれしいです。


他にも進行の上で質問があったら、言ってくれるとうれしいです。

自分の気力があれば、今日の深夜にも投稿します。

そろそろ、カップリングを発表しておいたほうがいいかな?

とりあえず、眼×ソニ←左、猫×赤、豚×澪、クズペコは確定です。

嫌いなカップリングがあった場合は…我慢してください。

んじゃ、投稿していきますね。

CHAPTER1 裁く者の権利、裁かれる者の権利 (非)日常編



二日目



―レストラン―


小泉「…」



校則


5.学園長ことモノクマへの暴力を禁じます。

6.死体が発見された場合、一定時間後に、学級裁判が開かれます。


7.学級裁判で正しいクロを指摘できればクロだけが処刑となりますが、
指摘できなかった場合は、クロ以外の全員が処刑されます。


8.生き残ったクロは、島から脱出する権利を与えられます。

9.3人以上の人間が死体を最初に発見すると、“死体発見アナウンス”が流れます。

10.監視カメラやモニターなどを許可なく破壊することを禁じます。

11.この島について調べることは自由です。特に制限は課せられません。

12.裁判に関する詳しいルールは、適宜(てきぎ)説明します。

13.なお、修学旅行のルールは、順次増えていく場合があります。



小泉「はぁ…」



朝、アタシは、レストランにいた。何が起こったかよく理解していない。

それは他のみんなだって同じのはずだ。

いきなりパンダとでかい機械みたいなやつが出てきて…殺し合いをしろ、とか…。

日向「なんか、みんな疲れ切っているな…。お前はまだマシな方みたいだな、小泉。」

小泉「そうかな…。この電子生徒手帳に追加されたルールを見ていると、なおさら気が滅入って来たよ…。」


日向「ルールの確認ができているだけマシな方だろ。
他の奴には、飯がろくに喉を通らない奴もいるし、完全に思考停止してる奴すらいるんだからな。」


小泉「そういう日向も、まだ結構余裕みたいだね。パンツ被ってるし。」


日向「…そうでもないぞ。もしかしたら今も俺は夢を見てるんじゃないか、
って思うくらいには精神的に参っているんだ。」


小泉「そんな状況でも、パンツは被るんだね…。」

日向「まあこれは、“超高校級の相談窓口”の俺にとっての、正常な世界の象徴だからな。」

小泉「“正常な世界の象徴”…?」


日向「これは俺が相談に乗った相手からもらったものだ。そいつとの“絆”の結晶なんだ。
まあ、もらったパンツにこもる感情は、1つじゃないけどな…。
それを常に身に着けるという行為を通して、俺が俺であることを証明しているんだよ。」


小泉「(ツッコミどころ満載なのは置いといて)自分が自分であることの証明…?」

日向「お前にもそういうのがあるんじゃないか?例えば、お前がずっと肩から下げているカメラとかな。」


小泉「そっか…。確かに、写真家っていう立場をなくしたら、アタシはアタシでいられるかなんて、わからないもんね…。
ここにいる皆だって、自分の才能にそういう思い入れがあるのかもしれないね。」


小泉「何かアタシ、日向に1つ教えられちゃったかな。パンツ被っているくせに。」

日向「ふふ…また1歩、小泉のパンツに近づいたな。」

小泉「なっ…!?まさかアンタ、それを狙って!?」

辺古山「…」

罪木「うう…」

小泉「み、みんな…。ずっとそうやっていても仕方ないし、ご飯でも食べない?」

花村「そういえばここ、すでにご飯がならべてある…。せっかくぼくの出番かなとおもったのに…。」

澪田「もしかして、モノクマちゃんの仕業っすか!?」

ソニア「だとすると、なにか毒のようなものでも盛られている可能性がありますね。」

西園寺「誰かに毒味させようよ―!!左右田おにぃみたいなモブキャラに!!」

左右田「モ、モブキャラ!?ふざけんじゃねぇよ!!誰が好き好んで毒味なんか…」



ガバッ!!ガツガツバクバクモグモグ!!ズギュ~ン!!

小泉「え?何この音?」


ソニア「ああ!?置かれていた料理(主に肉)が、ブラックホ―ルに吸い込まれるが如く、
豚神さんの口へと入り込んでいっています!!」


弐大「まるでカ―○ィじゃのう!!」

豚神「お前達は食わんのか?このような状況では、腹ごしらえをしておかんと身が持たんぞ?」

終里「あっ!?豚神、ずりぃぞ!!自分ばっかり肉をかき集めやがって!!」

豚神「ふん…。貴様は、余り物のパプリカでも食っているのがお似合いだ…。」

終里「ちくしょう、こんな喧嘩を売られたのは生まれて初めてだ!!」

左右田「それよりも、モノクマの用意したもんだぞ!?そんなガツガツ食って平気なのか!?」

豚神「だからこうやって毒味をしてやっているのだ。主に肉のな!!」

小泉「毒味ってレベルだとは思えないけど…」

七海「大丈夫だよ。ほら、手帳にも書いてあるよ。“引率の教師は、生徒に危害を与えません”って…。
だからモノクマは、私たちに手出しできないはずだよ。」


狛枝「あれ?引率の教師は、ウサミじゃなかったの?」

辺古山「モノクマが現れた後は、モノミと名乗っていたがな。」


モノミ「それがでちゅね…。
マジカルステッキが壊されたと同時に、“教師の権限”まで、モノクマに剥奪されちゃったんでちゅ…。」


終里「うお!?急に出てくんなよ、非常食!!」

モノミ「未だに非常食扱い…。しかも、もてなしもだいぶひどい…。」

弐大「そもそもお前さん、死んだんじゃなかったのか?」

モノミ「あちしはぬいぐるみなので、死にまちぇん!!」

花村「でも、モノクマをやっつけることはできないんでしょ?」

西園寺「役立たずのウサギはとっとと自分の巣に帰ってろよ!!」

モノミ「ガーン…。結局あちしは、のけ者なんでちゅね…。本編でもそうでちゅし…。」

モノミ「…は!!いま、初めてウサギだと認められた!?」

弐大「ところでこの料理は、どのように用意したものなんじゃろうな…?」

辺古山「夜の誰もいない時間帯に黒幕が置いておいたのではないか?」

花村「結局、謎は謎のままだね…。」

日向「それで、これからどうするんだ?ここで何もしなかったら、犠牲者を出すかもしれないぞ?」

澪田「犠牲者っていうのは…?」

田中「闇よりいでし不可視の敵に、己の身を焼かれる可能性を提示しているのだろう。」

罪木「そ、それって、すでに誰かが誰かを殺そうとしているかもしれないってことですか!?」

終里「殺す?なんでだよ。」

左右田「オメェ、状況わかってんのかよ…。」

小泉「だ、大丈夫よ。ただ出たいってだけで、人を殺す人なんているわけないし。」

九頭龍「ふんっ…」


豚神「しかし、モノクマとやらがいつどこで何をけしかけてくるかはわからん。
基本的に、常に2人以上でいたほうがいいだろう。」


罪木「え…?どうしてですか?」


豚神「卒業のルールによると、クロになるのは1人だけのようだ。
つまり、基本的に共犯者は存在できない。だから、集団でいれば、殺される確率は相当低くなるだろう。」


小泉「確かに…。2人でいれば、第三者に殺されることはまずなくなるよね。」

七海「相方も自分を殺すことはできないね。自ら怪しんでくれって言っているようなものだし。」

豚神「そうだな。だが、目的はそれだけではない。」

小泉「え?どういうこと?」

狛枝「きっと、仲間同士の絆を深めるために必要なんだよ。そうすれば、殺し合いなんてきっと起きないって!!」

九頭龍「はっ、くだらねぇ。」

ソニア「え、どういうことですか?」


九頭龍「殺されることにびくついて群れる…。そんなのはよわっちい奴がすることだ。
オレはもう行くぜ、これ以上付き合ってられっか。」


豚神「おい、まだ話は…。」

九頭龍「うっせぇ!!オレに指図すんじゃねぇ!!」





小泉「出てっちゃった…。もう、こんな時ぐらい、和を乱さないでよね。」

西園寺「でも、1人じゃ何もできないから、ど―でもいいんじゃない?」


豚神「そういう問題ではない…。今日のうちは、九頭龍を殺そうとする者も、九頭龍が殺そうとしている者もいなくても、
明日もそうだとは限らんのだ…!!」

小泉「え?」


豚神「九頭龍とまともなやりとりができそうな奴は…。
辺古山、悪いが奴の後について行ってやってくれないか?」


辺古山「!!…わかった。任せておけ。」



そういうと、ペコちゃんは追いかけていった。不思議と焦ってたような気がするが…



豚神「とにかく、単独行動は極力避けろ。犯人からも、モノクマからも無防備になるからな。」

田中「ふん、何を言っている。俺様は、孤高の戦士だ…。」

小泉「え?どういうこと?」

ソニア「あれは、『2人組つくって~。と言われるたびに泣かされてきました。』と言っているのですよ。」

小泉「なんで翻訳できるのソニアちゃん!?訳もかなり辛辣だし!!」




とりあえずアタシたちは、今日のところは解散した。

―牧場―



西園寺「おねぇ!!わたしと一緒に、ありタン潰さない?」

小泉「ありタン…?アリのこと?なんでアリを…」

西園寺「アリが嫌なら、砂浜に行って蟹タンを潰す?」

小泉「なんで生物を潰すことが前提に…日寄子ちゃん。そうやって生き物を粗末にするのはよくないと思うよ?」

西園寺「え―?どうして―?」

小泉「どうしてって…。だって、アリも蟹も、ちゃんと生きてるんだよ?」


西園寺「ただ生きているだけじゃん。生きていることに理由がなければ、殺すことにも特別な理由はいらないでしょ?
『家畜が生きる理由は、人に食われるためだけ』と思っているからこそ人間は、命ある家畜を平気で殺せるんだよ?」


西園寺「ありタンの場合は、『わたしの暇つぶしのため』っていうのが生まれてきた理由だから、
わたしに殺されることは必然的なんだ―!!」


小泉「そ、そんな考え方って…!!」


西園寺「小泉おねぇだってそうでしょ?自分の生きる理由を確実にするために、
数多いる写真家を蹴落として、何人もの写真家の生きる理由を奪って、
“超高校級の写真家”として希望ヶ峰学園に入学したんでしょ?」


小泉「えっ!?」


西園寺「つまり、わたしも小泉おねぇも、選ばれた血統の人間なんだよ!!
他の14人は知らないけど!!だから、わたしと一緒に、ありタンを…」


小泉「…」

西園寺「あれ?どうしたの小泉おねぇ?具合でも悪いの?じゃあゲロブタのところにでも行く?」

小泉「あ、その…ちょっと、昔のことを思い出していただけ…。」

西園寺「昔のこと?」


小泉「中学生のころの話なんだけどさ。
写真部の後輩で、アタシと仲の良かった子がいるんだけど、だんだんよそよそしくなっていったんだよね…。」


小泉「もしかしたら、日寄子ちゃんの言うとおり、アタシが写真家を生きる理由にしたのが、
だれかの生きる理由を奪っていたのかなって…」


西園寺「…その人、小泉おねぇが失いたくなかった人なんだね。
だから、小泉おねぇはそんなに顔色が悪いんだ。ごめんなさい、おねぇ。無神経だったね。」


小泉「いや、いいんだよ。それより、日寄子ちゃんにも、失いたくない人はいるの…?」

西園寺「もちろん小泉おねぇ!!って言いたいけど…。他にもいるんだ。
わたしのお父さんだけはね、どんな時もわたしの味方だったんだ。」


小泉「お父さん“だけ”…?」


西園寺「お婆ちゃんは、家元のわたしを大事にしてくれるんだけどね。
所詮それは、わたしが大事な“人形”だからなんだよ。」


小泉「人形…。つまり、『日本舞踊家の権威』としてしか、お婆ちゃんは日寄子ちゃんのことを見ていないってこと…?」

西園寺「ま、そんなところ。でもね、お婆ちゃんだけなら、まだマシな方だよ。」


西園寺「“日本舞踊”なんて、聞こえは華があっていいかもしれないけどね。
その実態は、胸糞悪いほどにドロドロとしたものなんだよ。」


西園寺「才能のある人をねたんで、汚い方法で有能な人を蹴落とそうとする、
プライドだけは一流で、なんの才能もないクズな連中が後を絶たないんだよ。」


西園寺「靴に剣山が入っているのなんか日常茶飯事。料理に毒を盛られていないか心配で、
ご飯を1杯平らげるのにも、油断のならない生活を今まで強いられてきた。」


西園寺「時には自分の身を守るために、影武者なんてものをたてたこともあるんだよ。」


西園寺「そんな中でもお父さんはわたしの味方でいてくれた。
まあ、ただの婿養子だから、何の発言権もないんだけどね。それでも、ただ傍にいてくれるだけで、すごく安心できた。」


西園寺「そんなお父さんを、わたしは失いたくない。
だからわたしは、もっと強くなって、お父さんを守れるようになるんだ!!」


小泉「そっか…。じゃあ、ありタンを潰すのは、今日はやめにしよっか。
ありタンの中に、失いたくない大事な人がいるかもしれないから。」


西園寺「わかったよ…。じゃあ今日は、かわりにおいしいお菓子を探しに行こう!!
ありそうなのは、ロケットパンチマーケットしかないけど、
探してみれば、きっとかわいくておいしい和菓子が見つかるよ!!」


小泉「うん、それならアタシにもできそうだから、よろこんで付き合うよ!!」

三日目



―レストラン―



終里「くっそ~。おっさんつえ~な。こんな強い奴がいるなんて、オレはワクワクしてきたぞ!!」


弐大「ふん、お前さんは体技の基本がなっとらん!!
天性の素質だけでは、基本を1からおさえとる連中には歯が立たんぞ!!」


終里「難しいことはわかんねえんだよな…。勝てばいいんじゃねぇのかよ…。」

小泉「っていうか2人はなんの話をしてんの!?」

澪田「困った戦闘民族っすね!!」

狛枝「みんな、昨日よりは顔色がいいみたいだね。」


七海「やっぱり、他人との交流を通して、みんなのことをよく知ることで、疑心暗鬼を解消できているんじゃないかな?」

辺古山「ふむ…。なかなか好ましいことではあるが…。花村がいないようだぞ?」

罪木「そういえば、弐大さんのおしりが気になるとか言ってたような気がしますけど…」

日向「なんでよりによって弐大なんだよ!?変態か!?」

小泉「パンツを被っているアンタが言う資格はない。」


弐大「なるほどのう!!
じゃあ、終里とトレーニングをしとる時にワシのケツにぶつかって吹っ飛んだ肉塊は花村だったんじゃのう!!」


豚神「肉だと!?」

狛枝「そこに反応するんだね…。」

ソニア「それよりも、弐大さんの話を聞く限りでは、花村さんの安否が心配なのですが…」

田中「心配はいらん。破壊神暗黒四天王が、鼻血を垂らした花村の息を確認している。」

左右田「吹っ飛ばされた状況でも興奮してたのかよ!?」

花村「呼んだかな?」

左右田「呼んでねぇよ!!」

澪田「お、輝々ちゃんも来たっすね!!これで全員がそろったっす!!」

豚神「どうやら昨日よりは、まともな話し合いができそうだな。」

九頭龍「あん?これ以上、何の話をするってんだよ。」

花村「ところで九頭龍くん。ぼくの下半身が腫れちゃって…」

九頭龍「海に沈めるぞ。」

花村「いや~~~~ん!!!!」

西園寺「うわ~、罵られて興奮してるよ~!!」

豚神「頭の悪そうなお前らも、昨日よりは冷静になり、思考回路もまともになったはずだ。」

小泉「1日置いたから、頭を冷やすこともできたんだよね…。」

小泉「って、頭の悪そうって何よ!!」


豚神「そこで、お前達に問う。殺し合いを命じられた俺たちが、
誰も死なないようにこの極限状態をくぐり抜けるために必要なものは、何だと思う?」


狛枝「やっぱり、皆との“絆”なんじゃないかな?」


日向「そうだな…。互いの素性を知らないからこそ疑心暗鬼に陥り、殺し合いなんて物に走ってしまうのかもしれないな。
俺たち皆が結束して、絆を深め合えば、全員でこの状況を切り抜けることも可能だよな!!」


日向「というわけで、“絆”の証拠にみんなのパンツを俺にくれ!!」

小泉「“絆”って言葉を私利私欲のために使ってんじゃないわよ!!」

豚神「確かに、絆というつながりも必要かもしれん。しかし、それだけでは足りない。」

豚神「大事なのは、明確なリ―ダ―による、秩序ある統率だ!!そして、俺がそのリ―ダ―を引き受けてやる!!」

小泉「え、ええ!?」

豚神「お前らは、俺を信じて俺について来い。約束してやる。お前らを、俺が導いてやる!!」

澪田「やベ―っす!!超かっこいいっす!!」


豚神「さてと…。俺は、もう1度このジャバウォック島を探索する。
お前らも、殺し合いなどくだらないことを考えている暇はないぞ!!」


豚神「よく考え、体を動かし、自分が何をするべきなのかを理解しろ!!
そうすれば、この島からの脱出にもつながるはずだからな!!」

小泉「う~ん…。豚神はああ言ったけど、具体的に何をすればいいんだろう…。」

狛枝「とりあえずボクらにできることは、ボク達仲間同士についてよく知る事なんじゃないかな?」

辺古山「ならば当面は、おたがいの交流に力を注いだ方が良さそうだな。」

九頭龍「ちっ。オレはそんなくだらねぇ繋がりなんてなくても1人で生きていけるんだよ。」


西園寺「なにいってんのアンタ。だって、アンタが本編で生き残ったのって、スタッフに優遇されたからで、
本来ならわたしの代わりに死ぬ予定だったんだよ~?」


小泉「日寄子ちゃん、なんの話をしてるの…?」


西園寺「スタッフ補正のないアンタが、何もしないで生き残れるなんて本気で思ってんの?
何も考えずに単独行動してたら、おそらく2章か3章あたりでぶっ殺されちゃうよ?」


九頭龍「んだとこらぁ!!つ―か2章とか3章とかってなんだよ!?」

花村「ところで九頭龍くん。ぼくの下半身が腫れちゃって…」

九頭龍「しつけ―んだよてめぇは!!」

―ジャバウォック公園―



小泉「あれ?あそこで遊んでいるの、豚神じゃない?」

西園寺「ホントだ―。探索するとか言っておきながら、実は息抜きをしていたんだね―!!」

豚神「ふっ!!ふっ!!ふっ!!」

小泉「なんか、ダンスしてるみたいだね。何のダンスだろ?」

西園寺「動けるデブか…。豚足ちゃん、もしかして日本舞踊の素質があるかも…」

小泉「うそぉ!?」

豚神「ダンスではない!!さっきから、執拗に追い掛け回す奴がいるんだ!!」

小泉「あ、豚神。誰に追い掛け回されているんだって?」

西園寺「あ、あそこにいるのは、澪田おねぇだよ!!」

澪田「ふふふ…。その、ふくよかな腹…。触ると絶対に気持ちいいっす!!
白夜ちゃん、観念してその腹をもませるっすよ!!非常食にもなるっす!!」


豚神「ふざけるな貴様!!そうやすやすとこの肉を譲るわけにはいかん!!
この肉体を手に入れるためにどれほどの金がかかったかわかっているのか!?」


澪田「甘いっすね白夜ちゃん…。
唯吹から逃げれば逃げるほど、脂肪を燃焼させて、白夜ちゃんの体はやせ衰え、魅惑の肉体は骨と皮だけになるんすよ!!」


豚神「なっ…!?なんということだ…。どっちにしろ絶望とは、このことか…!!
まさに悪魔の選択だ!!くそ、なんという策士だ、この女!!」


澪田「ふふふ…。遊びという遊びを知り尽くした唯吹に、読めない物はないんすよ!!
どんな逆境に立とうと、必ず逆転の1手を打てるのが、唯吹なんす!!」

小泉「なんか、楽しそうだね、2人とも…。」

西園寺「やせることをやせ衰えるって表現する2人に謎の共通の理解があってキモいよ―!!」

小泉「豚神は、やせたほうが絶対にかっこいいはずだもんね…。」


豚神「クソ…。澪田から逃げて自分の体を失うか…。澪田につかまって肉を失うか…。
これは、『卵が先か、ニワトリが先か』の問題にも通じるものがあるな…!!」


小泉「ないよ。」

西園寺「どちらかというと、『カレ―味のウンコか、ウンコ味のカレ―か』だよね!!」

小泉「こら、日寄子ちゃん。女の子がそんな下品なことを言わない。」

西園寺「ごめんなさい。」

澪田「隙あり―!!」

豚神「なっ…!?しまっ…!!」

ヒュンッ!!



澪田「あれ…っ!?さっきまでここにいた白夜ちゃんが、忽然と消えた…!?」

豚神「探し物は見つかったかな?」

澪田「なっ!?後ろ!?」

豚神「正直危なかったぞ…。ヤードラット星の人から教えてもらった瞬間移動がなければ、おそらく俺の負けだったろうな。」

澪田「クッ…!!『スピードなら私にも自信があるのだよ。瞬間移動とまではいかないがね。』っすね!!」


小泉「ちょっと!!推理物で超能力なんて出したら、ゲームとして成り立たなくなっちゃうよ!?」

西園寺「ツッコむところは、もっといろいろありそうだけど…」

澪田「負けないっすよ!!まだまだ勝負はこれからっす!!俺たちの旅はまだまだこれからだぁ!!」

豚神「応援ありがとうございました!!次回作にご期待ください!!」

小泉「2人って、実はけっこう仲良いよね…。」

西園寺「本編ではそこまで関係してるようには思えないんだけどね。」


小泉「あると言えば、1章で結構、カッコイイって言っていたことかな。
あと2章の初めに、いろいろほめていたよね。それと、デブとガリのコンビでもあるし。」


西園寺「5章の最後で、『ブタ語でカッコイイって言ったっす!!』とかもあったよ。」

小泉「それだけの縁なのに、意外に二次創作は多い…。ヒナコイよりも多い…。」

西園寺「豚足ちゃんに、澪田おねぇの通信簿の話をしてやりたいってのもあると思うよ。」

澪田「わかっているんすよ?白夜ちゃんの『BP(ブタポイント)』は機微な動きをするたびに減っていく…。
元の白夜ちゃんのBPが130(体重)だとすると、今は既に90BP程度しか残っていないはずっすよ!!」


小泉「よくわからないけど、40kgもやせたってこと?豚神、どんな体の構造をしてるのよ…。」


豚神(ご名答…。やりづらいジイさんだ。)


小泉「誰のマネ!?」

西園寺「豚足ちゃんが動くたびにドスドス音が鳴るの、何とかしてもらえないかな。」

豚神「クセになってんだ。音殺して歩くの。」

西園寺「みんな―!!アイツうそつきだよ―!!」


澪田「いい加減にしないと、かませメガネと同じ体重になっちゃうっすよ!?早く諦めないと、後悔しちゃうっすよ!?」


豚神「この体は存在を確かにできない俺にとっての唯一のアイデンティティだ。そうやすやすと手放すわけにはいかん。」


澪田「ならば、はやく諦めて、唯吹に揉ませ…」

豚神「それは、これを見てもまだ言えるか!?」

澪田「なっ!?どこからともなく、白夜ちゃんの両手に、骨付き肉のようなものが!!」


豚神「おらおらおらおらおらおらおらぁああああああああ!!!!!!」


小泉「すごい勢いで骨付き肉を食べていくよ、豚神…」


豚神「骨も残らないと思えよ貴様らぁあああああ!!!!!」


西園寺「誰に言ってんの!?」

澪田「そんなっ!?白夜ちゃんのBPが、どんどん上がっていく…!?110…130…150…信じられない、まだ上昇している!?」

小泉「それ以上上昇したら、本格的にやばいって!!肥満的な意味で!!」

西園寺「それ以前に、豚足ちゃんの体重の変動を察知する澪田おねぇにツッコもうよ…」


豚神「ふっ…これが、いくら努力をしても太れない貴様ら凡人と、ただ食うだけで太ることができる俺との差だ。」

澪田「むっき―!!何だか知らないけど、超悔しいっす!!」


小泉「そもそも普通の人は、なかなか太ろうとはしないよね…。ダイエットはするかもしれないけど…。」

澪田「しかし白夜ちゃん、ミスを犯したっすね…。」

豚神「何だと?」

澪田「BPが180もあると、俊敏なうごきを取りにくいっすよ!!」

小泉「180!?」

豚神「ふ、俺を誰だと思っている。通常より50多い程度の自分の体、動きを鈍らせる程…」


豚神「!?」


西園寺「おおっ!!ついに澪田おねぇが、背後から豚足ちゃんを羽交い絞めに!!」


澪田「ふふふ…捕まえたっすよ…」

豚神「馬鹿な…!?なぜ、この俺が…!?俺のスピードは落ちていないはず…!?」

澪田「白夜ちゃんは、自分のことばかりで、唯吹のことをおろそかにしていたんすよ…!!」

豚神「何だと…!?」

澪田「脂肪を燃焼していたのは、白夜ちゃんだけじゃないんす!!唯吹のBPは、既に35を下回っているっすよ!!」


小泉「ええ!?やばいってそれ!!ガリッガリで目も当てられない姿になっているよ!?」


澪田「BPが低下し、無駄な脂肪がなくなった分、俊敏性も高くなったんすよ!!」

豚神「なるほど…!!つまり貴様の卍解は、霊圧をスピードに変える能力を持っているのか!!」


小泉「だからそんなこと言っちゃダメだって!!」


澪田「とどめじゃあぁあああああ!!!!!うぉおおおお!!!絶妙な柔らかさっす!!こいつは癖になるっすよぉおおおぉおお!!!!!」

豚神「ら、らめぇえええええぇえええ!!!!!」


小泉「!?」

西園寺「!?」




豚神「クッ…。澪田に腹をもまれたことにより、脂肪が燃焼され、BPが130にまで戻ってしまったか…。」

小泉「簡単に言ってるけど、1時間もたたずに50kgもやせるなんて、有り得ないからね?」


豚神「ふ、しかし、悪くないな。愚民とのくだらない戯れに興じるというのも…。
俺はもしかすると、こういうところに、居場所を欲していたのかもしれないな…。」


小泉「え?なによ、それ。リーダーっていうポジションを真っ先に買って出たのはアンタでしょ?
なら、アンタのいる居場所がここなのは、当然じゃない。」


澪田「あまいっすね、真昼ちゃんは!!」

小泉「え?」


澪田「中には、そう思えない人もいるんすよ!!
本当の自分が分からないからって、自分ってのを手探りのように探していく人間を、唯吹は何度か見て来たっす!!」


澪田「まあ、そういう人の気持ちもわかるんすけどね。
難しいこと考えないでも、ここで今遊んでいる自分も、やっぱり本当の自分だって思うんすよ。
だって、自分ってのは、過去でも未来でもなく、今ここにいるんすからね!!」


小泉「じゃあ唯吹ちゃんは、それを豚神に伝えようとして…?」

西園寺「いいとこあるじゃ―ん!!」

澪田「ざんね―ん!!唯吹はそんな難しいことは考えてないっすよ―!!」

豚神「ふん、愚民め…。また誘え。暇なら付き合ってやる。」

西園寺「豚足ちゃんがデレた!!」

澪田「これは、攻略のフラグがたっちゃいましたかな!?」

小泉「ちょっと、あんまり豚神を煽っちゃ…」


澪田「白夜ちゃんは、瞬間移動で界王様のところまで逃げちゃったっす。」

西園寺「今頃豚足ちゃんは、『わりぃ、ここしかなかったんだ』とか言ってそうだね!!」

小泉「照れすぎでしょ…。」

ふう…。今日はこのくらいで。

明日も、おんなじくらいのペースでいこうかなと思ってます。

見苦しいかもしれませんが、なにとぞよろしくお願いします!!

四日目




―中央の島 モノクマロック―


左右田「う~ん…。」

小泉「あれ?どうしたの、左右田。」

左右田「ぎにゃあああああああああああああ!!!!!化け物だぁあああああ!!!!」

小泉「話しかけただけでビビりすぎでしょ…。」


西園寺「そんな調子で大丈夫なの?左右田おにぃ。
本編では何とか生き残ったみたいだけど、そんな調子じゃこの話じゃあ、最初の犠牲者になっちゃうかもよー?」


左右田「ふ、ふざけんじゃねぇ!!紆余曲折あって、やはりオレは生き残るんだよ!!
なにせオレは、数少ない貴重なツッコミ役だからな!!」


小泉「左右田の願望はまあいいとして、ここで何してるの?左右田。」

左右田「それがよぉ、最初にここに来た時、あんな彫刻あったかなって…」

小泉「彫刻?」

酉間違えた。ほかのに変えます。

左右田の指す方向を見ると、モノクマの顔をかたどったような石像があった。



小泉「確かに…。最初にはあんなのなかったよね。
たった数日であんなのを作れるなんて、アタシ達をここに連れてきた黒幕は、どんな技術を持っているのよ…。」


左右田「それだけじゃねぇぞ。2、3、4,5の島に続くゲートをとおせんぼしているモノケモノっていう化け物…。
あれにも、とんでもない技術が必要だ…。」


西園寺「ってことは、この事件は、何か大きな組織が関係してるってことだね。」

小泉「大きな組織…?」


西園寺「豚足ちゃんの十神グループとか、九頭龍の九頭龍組。
ソニアおねぇのノヴォセリック王国とか、それに匹敵する組織でもないと、
モノケモノとかモノミとかモノクマとかをつくる技術も財力もないってことだよ。」


小泉「アタシ達が巻き込まれている事件って、想像以上に深刻なんじゃないのかな…?」

左右田「オレ、不安だよ…。こんなわけのわからねぇ島で、殺し合いを命じられて、
いつ殺されるかもわかんねぇ状況で暮らせなんてよ…。頭がおかしくなりそうだ…。」


小泉「もう、しっかりしなさいよ!!アンタ、男子でしょ!?
女子の前で弱音ばっかり吐いて、みっともないと思わないの!?」


左右田「うっせうっせ!!殺し合いになったらどうせ、男も女も関係ないんだからな!!」

小泉「だ、だから、殺し合いなんて絶対に起きないって…」


左右田「そんなのわかんねぇだろ!!
殺されるのが怖いオレだって、正直誰も殺さないでいられるかわかんねぇんだしよ!!」


小泉「えっ…!?」


左右田「こんな島にいたらいつ殺されるかわかったもんじゃねぇ…。
だから、殺される前に殺して、こんな島から脱出してやろう…。
ここにいたら、そのうちこんなことを思っちまうんじゃねぇかって、オレは怖いんだよ…。」


西園寺「こ、こいつ危険だよ!!今のうちにどこかに閉じ込めておいた方がいいんじゃないの!?」

左右田「西園寺。お前は他人事みたいに言ってるけどよ。自分がそうじゃないって、本当に言い切れんのかよ?」


西園寺「ど、どういうことだよ!?
まさかわたしが、小泉おねぇを放っといて、自分だけが助かろうとするとか、本気で思ってんの!?」


左右田「人の心の中なんて、誰にもわかんねぇんだよ。自分のことだってわかんねぇのに。
西園寺、てめ―が殺さないって思っていても、小泉はそうじゃね―かもしれないぞ?」


西園寺「えっ…!?小泉おねぇが…!?」


小泉「ちょ、ちょっと、いい加減にしなさいよ!!
そんな風に考えていたら、本当に犠牲者がでちゃうかもよ!?」


左右田「ここには16人もいるんだ。島から出ようとするやつが、1人でもいたら
事件が起きちまう…。いくらその可能性を否定しようが、現実は変えられね―んだよ!!」

小泉「…その、“島から出ようとする奴”に左右田がなったら、アタシも殺すの?」

左右田「わかんねぇけどよ。所詮オレとお前は他人だから、見捨てちまうかもしれね―よ。」


小泉「じゃあ、アタシや日寄子ちゃんと、交流してみようよ。
親交を深めて、他人じゃなくなったら、見捨てられない存在の1人くらい見つかるんじゃないかな?
そうすれば、事件を起こそうとしても、思いとどまることができるかもしれないよ?」




左右田「…お前はいいよな。簡単に人を信じれるんだからよ。」


小泉「え?」

左右田「だから、なんのためらいもなく、西園寺と一緒にいられるんだろ?
もしかしたらそいつが元凶かもしれね―のによ!!」


西園寺「はぁ!?わたしが元凶って、どういう了見!?このクソ童貞!!」


左右田「オレたちをここに連れてきた黒幕は、殺し合いをさせるような愉快犯なんだ。
だったら、オレたちが殺し合っている様を間近で見ようとするかもしれねぇ。
だから、16人の中にオレらを陥れようとしている黒幕がいるかもしんねぇだろ!!」


小泉「なによ!!アンタ、アタシら仲間をそういう風に疑うの!?」


左右田「ないと言い切れるのか!?オレたちは各々の素性を何にも知らねぇのに、
お前のすぐそばにいる奴が元凶じゃないっていう確信は、どうやって持つんだよ!?」


小泉「そ、そういう風に疑っていると、本当に何もできなくなっちゃうじゃん。
それこそ、自分のコテ―ジにこもることくらいしか…」


左右田「…わりぃ。すこし、熱くなり過ぎた。
もしかしたらオレは、こんな状況でも仲のいい小泉と西園寺に嫉妬していたのかもな。」


左右田「でも、人をそう簡単に信じられねぇ人間だっているんだよ。そこはわかってくれ。」

西園寺「む―…。」



そう言い残し、左右田は去っていった…。

小泉「左右田…。どうしたら、心を開いてくれるのかな…?」

西園寺「別にいいじゃん。あんなやつ。」


小泉「そういうわけにもいかないよ。この状況じゃ、何が起きてもおかしくないんだから。
アイツを1人にしておくと、防げたはずの事件も防げないかもしれないからね。」


西園寺「『いつかやると思っていた』って近所の人に言われるパターンだね!!」

五日目



―レストラン―



花村「ふんふ~ん。」

小泉「あれ?花村、ここで何をしてるの?」

花村「えぇ?“超高校級の料理人”が厨房に立っていたら、することは1つしかないでしょ?」

小泉「でも、料理なら、モノクマが用意したものが…」

花村「ちょっと待ちんしゃ―い!!!!」

西園寺「うわっ、急にしゃべり方が変わった!!」

花村「ぼくのゴージャスな料理を、こんなクソまずい料理と一緒にしないでよ!!」

小泉「そう?普通においしいけど…」

花村「普通においしいだけの料理なんて、ぼくの料理と比べるのもばからしいよ!!ナンセンスだよ!!」

西園寺「ふ~ん。アンタが作る料理って、そんなにすごいの?」

花村「少なくとも、キミたちが今まで食べたことのあるどんなものよりもおいしい、とだけ言っておこうか。」

西園寺「なら、小泉おねぇの手料理よりもおいしいってこと!?そんなのあるわけないよ!!」

小泉「ちょ、ちょっと日寄子ちゃん。いくらなんでも、“超高校級の料理人”にアタシが敵うわけがないよ。」


西園寺「なに言ってんの、小泉おねぇ!!
わたし、いろんな高級料理を食べたことがあるけど、
小泉おねぇの手料理ほど家庭的で、安心できる料理なんて食べたことないよ!!」


花村「ふ~ん。家庭的ねえ。じゃあ、勝負してみる?」

小泉「え?アタシが?正直、花村に勝てる気しないんだけど…」

花村「審査員は西園寺さんだけにしよう。それだったら、小泉さんにものすごいひいきをするでしょ?」


西園寺「え―、いいの?そんなことをしても。
よっぽどのことがない限り、わたしは小泉おねぇに票をあげちゃうよ―?」


花村「まあ、そんなことは絶対にない。ぼくは断言できるね。」

小泉「相変わらず、すごい自信ね。さすがは、“超高校級の料理人”だね…。」





小泉「えっと…。とりあえず、ご飯に味噌汁。あと、お魚を焼いてみたけど…」

西園寺「おねぇはわかってるね!!こういう和食っぽいのが、わたしの好みなんだ~!!」

花村「じゃあ、まずは小泉さんの料理を食べていいよ。」

西園寺「いただきま―す!!」


西園寺「うん、この味噌汁の絶妙な味の濃さ!!
嫁をいびることが趣味な姑を世界中から集めて来たとしても、
その全員が閉口せざるを得ないような、素晴らしい一品だね!!」


西園寺「このお魚もおいしい!!さすがは小泉おねぇ!!どれが旬の魚なのか、きっちり理解してるね!!」


小泉「よくはわからないけど、恥ずかしいくらいにベタ褒めしてくれるわね…。」

西園寺「おいしすぎて、全部食べちゃった!!もうお腹いっぱいで花村のは食えないかもね―!!」

小泉「えぇ!?それはちょっとひどいんじゃ…」

花村「まあまあ、ただ見るだけでもいいからさ。」

小泉「見るだけ…?」

西園寺「なっ…!?」

そこで、花村が皿に盛っていた料理は…!!

全体的に、深淵の闇を表す黒で構成されているが、ところどころ公明な白の斑点が見えていて、

両端から紐のようなものが伸びている…紐?



小泉「なにこれ?」

花村「もちろん、紐パンだよ!!小泉さんのコテージから拝借」

小泉「返せ。」

花村「ごめんなさい。」

花村「冗談はさておき、ほら、これだよ。」

西園寺「だから、お腹いっぱいで…」

西園寺「え…?」

小泉「なに、これ?タッパーに詰められた、ただの肉じゃがと、ただのおにぎり…?」

花村「“ただの”?ふふふ、いつまでそう言っていられるかな?」


西園寺「ふざけてんの?こんなの、全然“超高校級の料理人”がつくる料理じゃないじゃん!!
こんな料理で、よく小泉おねぇにけんかを売ったもんだ…」

そう日寄子ちゃんが言いかけたとき、花村がタッパーを開ける。

そしてその直後、うんちくを垂れていた日寄子ちゃんの毒のある舌が、2回転くらい巻いてしまう。




西園寺「な、なに、この匂い…!?今までにかいだこともないような、すごく優しい匂いだ…!?」


小泉「遠くからでも食欲をそそるような…!!いや、そんな生易しい表現じゃ足りない。
この、人間の動物的な“食”への本能を駆り立てるような香りは、一体…!?」


花村「ふふふ、どうやらやっと、ぼくの料理の素晴らしさがわかってきたようだね。」

西園寺「ああっ!?お、お腹いっぱいなのに、ついつい箸をタッパーの中に突っ込んでしまう!?」


西園寺「お、おいしい!!箸が、全然止まらない!!しかも、おいしいだけじゃない。
なに、この感覚…!?一口食べる毎に、どんどん童心に還っていくようなカタルシスは…!?
どうして…?涙が、涙が止まらないよぉ!!」


小泉「ひ、日寄子ちゃん、アタシにも一口!!」

花村「はいはい、小泉さん。そう来ると思って、小泉さんの分も用意してあるよ。」


小泉「な、なんなの、このおにぎりは!?主に米と塩しか原料はないはずなのに、
巧妙に仕組まれた味付けのさじ加減!!そのうえ、何か遠い記憶を思い起こされるような…!!
子供の頃、お母さんに作ってもらった料理を思い出すな…。いわゆる、故郷の味ってやつ!?」


花村「…故郷の味、か。」





西園寺「小泉おねぇには悪いけど、花村の完全勝利、って言わざるを得ないかな…。」


小泉「しかし驚いたわね。“超高校級の料理人”っていう位だから、
名前もわからないような外国料理を振る舞ってくるのかと思ってたよ。」


花村「ふふ、肉じゃがは誰にでも作れるような基本的な料理だけど、
だからこそどんな料理にも通じるものがあるんだよ。
肉じゃがもろくに作れないような奴が、他の外国料理なんて作れるわけがないよ。」


小泉「“超高校級の料理人”が言うと、説得力があるわね…。」

西園寺「うう、まさか、花村の料理でここまで安心感を得るなんて、悔しいなあ…。」

小泉「さすがは“超高校級の料理人”ってところだね。家庭の味も、バッチリ出してる。」


花村「そうか…。それが、ぼくが料理人を目指した理由だったっけ…。」

小泉「え?」

花村「ぼくは今まで、大事なことを忘れていたような気がするよ。
弟たちがホストなんかで金を稼いでいることに負けまいと、お金のために料理の腕を磨いていたのかもしれない。
でも、ぼくの本当の目的は、そんなところにはなかったんだ。」


小泉「ふ~ん?じゃあ、花村が料理人を目指した理由ってのは、何なの?」


花村「ぼくは、ぼくの大好きなおかあちゃんを笑顔にするために、料理を始めたんだ。
平凡でド定番だけど、どんな料理よりも安心できる、家庭の味。
それが、ぼくの本当に求める料理だったんだよ。」


花村「ありがとう小泉さん。西園寺さん。この件で、ぼくの夢を思い出すことができたよ。」

小泉「ふふ、よかったね、花村。アンタなら、持ち前の料理の腕で、いろんな人をきっと笑顔にできる。」

六日目


―ホテル ロビー―



日向「くっそ―。強いな、七海。どのゲームをしても負けちまう。」

七海「ふふふ、どんなゲームもだいたい網羅してるからね。」

日向「ラッキーパンチで1回くらい勝てないかな…。」

七海「日向くんは、対戦ゲ―ムは嫌いかな?なら、協力プレイする?」

日向「いや、ここで引き下がったら男がすたる!!もう1回プレイだ!!」

小泉「日向と千秋ちゃん…。何をしてるの?」

七海「あ、小泉さんと西園寺さん。オッスオッス。」

日向「七海が持っているゲ―ムを色々やってみたんだけどよ、七海が強すぎるんだよな。」


西園寺「そりゃあ、ゲ―ムをすることだけが生きがいの根暗オタク女なんだから、
日向おにぃなんかには負けないでしょ。」


七海「…あれ?根暗オタク女って、もしかして私のこと?」

小泉「日寄子ちゃん、そんなこと言わないの。」

七海「あ、そうだ!!せっかく4人そろったし、パ―ティゲ―ムしようよ!!」

小泉「パ―ティゲ―ム…?ああ、マリオパ―ティね。」

日向「確かにそれを連想するけど、なんで断言するんだよ。」

七海「だから、早速4人で私のコテ―ジに行こうよ。」


西園寺「え―!?なんでわたしが、無個性の凡人やオタク女なんかと一緒にゲ―ムしないといけないの!?
小泉おねぇだけならまだしも!!」

日向「そう言うなよ西園寺。お前のパンツはまだもらってないんだからな。」

小泉「判断基準はそこなの!?」


日向「獲物を2人生け捕りにできるチャンスなんだぜ…?
それを、パンツハンタ―の俺が見逃すとでも思ってんのか?」


西園寺「わ―ん!!日向おにぃの目線が怖いよ―!!メチャクチャにされちゃうよ―!!」

小泉「確かに、貞操の危機を感じるね…。」

日向「安心しろ。俺はあくまで“待ち”に徹するだけだ。最終的にパンツを渡すのは、お前達の方だぞ。」

小泉「もはや洗脳なんじゃないの、それ?」

小泉「でも…。アタシと会う前は、日向は千秋ちゃんと遊んでたよね。
パンツを既にもらった相手ともちゃんと付き合うんだ。」


日向「当然だろ。自分の都合のいい時だけ付き合って、あとはポイッなんて、そんな不誠実な男じゃねえぞ俺は。」


七海「日向くんは、よく私と一緒にゲームをしてくれるよ。
他の人とも、積極的に交流しているみたいだよ。」


小泉「さすがは“超高校級の相談窓口”…。
パンツ被っていることがコミュニケーションにおいて何の妨げにもなってないし…。」


西園寺「むしろパンツ被ってないと日向おにぃって感じがしないよね!!」

七海「あと、日向くんの被っているパンツは、毎日変わってるよ。」

日向「ちなみに、今日のは終里のだ。昨日のは田中の、一昨日は弐大の、3日前は罪木の…」

西園寺「こ、こいつ、この短期間で何人攻略してんだよ!?」

小泉「まだ今日を合わせて6日しか経ってないのにね…。」

七海「だから昨日は、なにも被ってないように見えたんだね。(田中のパンツ)」

日向「一部の人間には、ちゃんと見えていたみたいだぞ。弐大とか、辺古山とか。」

小泉「もしかして日向、アタシと日寄子ちゃん以外の全員のパンツを手に入れたんじゃ…」


日向「そうでもないぞ。ソニアとか花村はあと一押しだな。
意外に左右田のガードが固くてな。5章にならないとゲットできないっぽいんだよな。」


小泉「5章!?」


日向「狛枝にものらりくらりとかわされるし、
九頭龍なんかはまともに取り合ってくれないな。小泉が死なないと九頭龍のパンツはゲットできないみたいだ。」


小泉「いったい何の話をしてんのよアンタ!!」

何はともあれ、千秋ちゃんのコテ―ジに集まり、(結局)マリオパ―ティを楽しんだ。



日向「七海…。2位とコイン1枚差で勝利ってなんだよ…?」

七海「今回は、自分なりの縛りプレイをしてみました!!」

小泉「僅差での勝利を最初っから狙っていたの!?この子、もはやゲ―ムを支配している…!?」

西園寺「2位か―。まあゲ―ムだし、こんなところかな。」

小泉「ゲ―ムとかあんまりやったことないけど、3位にはなれた。日向弱すぎじゃない?」


日向「う~ん…。俺ってこういうアクションが混じるゲ―ムは苦手なんだよな。
どちらかというと、タ―ン制のRPGとかの方が得意なんだよ。」


七海「そんな…。ゲ―ムの大半を占めるアクションゲ―ムができないなんて…!!
日向くん、そんなのでつらく感じたことはないの!?」


日向「えっと…。七海じゃあるまいし。」

小泉「ま、いいじゃない。ゲームなんてできなくても、なんの支障も…」

七海「それは違うぞ!!」論破



日向「それ、俺の決め台詞なのに!!」


七海「小泉さん、世の中には、ゲ―ムがすべての人間もいるの。
ゲ―ムは人生であり、人生はゲ―ムである人もいるんだよ。」


七海「そんな人にとって、ゲ―ムの好みとそれをプレイできる能力にギャップがあると、
人生においてなにか大切なものを失ってしまっているのかもしれないんだよ?」


七海「これは楽観的にとらえられるものなんかじゃないよ!!日向くんにとっては死活問題かもよ!!」


小泉「い、今までに聞いたこともない様なゲーム理論…。
さすがは“超高校級のゲーマー”だね…。」


西園寺「そう?けっこう本質的なところをついているかもよ?」

小泉「え?」

西園寺「要するに、自分の持っている才能が、自分の望んでいる物と一致しているとは限らないってことでしょ?」


西園寺「もしそうだとしたらわたしたちは、才能によって縛られて、
かえって自分の人生を制限してしまっているのかもしれないね…。」


小泉「日寄子ちゃん…。自分の家名に関して、考えるところがあるのかな…。」




日向「…才能、か。」

小泉「え?」

日向「小泉って、カメラとは関係ない所でも、ずっとカメラを持ってるよな?」

小泉「うん!!だって、いつシャッタ―チャンスが来るかわからないじゃん?」

日向「…俺さ、そういうのに憧れていたんだ。」

小泉「え?憧れるって、日向、カメラに興味あるの?」

日向「そうじゃなくてさ…。自分に胸を張れるような、素晴らしい才能を持つことにだよ。」


小泉「ん?それに憧れるっておかしくない?だって日向も“超高校級の相談窓口”なんでしょ?
実際、こんな状況でもいろんな人と深く交流できる素晴らしい才能だと思うけど?」


日向「俺が希望ヶ峰学園にやって来た理由は、憧れていたからなんだ。
子供のころから、希望ヶ峰学園の一員になる事を夢見ていたんだ。」


日向「でも、知らなかったな。才能がある人間には、そういう悩みもあったなんてな。
才能のない人間には、絶対に感じることのできない悩み…。」


小泉(…?いつもの日向らしくなく、話に脈絡がないな。
どこか、遠くを見ながら話しているような…なんか、アタシ達を敬遠するような…
もしかしたら、畏怖なのかもしれない。)


小泉「よくわからないけど、日向は日向でしょ?それだけで、十分胸を張っていいと思うよ。
だから日向はいつも通りの日向でいればいいんじゃないの?パンツを被った変態紳士のさ。」




日向「…小泉。本当は、俺はな。」

小泉「え?」

西園寺「大体アンタはあざとすぎんだよ!!萌え袖ニ―ソ、太ももに巨乳!?
おまけにゲ―マ―のくせに恋愛ゲームは苦手だと!?詰め込み過ぎて、わけわかんなくなってんだよ!!」


七海「えっと…。言っていることの意味が分かんないんだけど…」


西園寺「胸にほくろがあるとか、なにそれ、誰の趣味だよ!?
アンタ、本編じゃあいいとこばっかり取っちゃって!!6章にまで現れるとは!!
そのせいで、相対的にソニアとか終里とかの人気が下がっちゃうしよぉ!!」


日向「…いつの間にか、西園寺と七海の仲が良くなってんな。」

小泉「あれ、仲良いのかな…?」


日向「この調子ならきっと、殺し合いなんて起きないよな。
みんなの絆が、きっとそんな事態を払いのけてくれるはずだ。」


七海「うん、もちろんだよ。ゲームはみんなが楽しめなきゃダメなんだ。
殺し合いなんて、勝っても負けても虚しさしか残らないよ。殺し合いなんて私が許さない。
だから、私たちみんなで、殺し合いなんて止めてみせよう。」


日向「ふふ、頼もしい限りだな。」


小泉「日向だってそうよ。最初は頼りないなって思っていたけど、
16人の中じゃ、1番強い心の芯を持っているんじゃないかな?パンツ被ってるくせに。」


日向「はは、そう言ってもらえるのはうれしいな。」




小泉(でも…。あの時に言いかけた言葉は、何だろう…?)

今日はこれまで。また明日、暇だったら付き合ってください。

七日目


―砂浜―



終里「うぉりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃぁあああああ!!!!!!」


弐大「まだまだぁあああああああ!!!!!腰がはいっとらんぞぉ!!!!
もっと弩えれぇパンチを繰り出せんと、ワシに勝つことなど夢のまた夢じゃぞぉ!!」


小泉「あ。あそこにいるのって、赤音ちゃんを弐大だね。」


西園寺「脳筋2人組じゃ―ん。キモいから、とっとと離れようよ!!
アイツらの汁とかが飛び散ってきたら、嫌だしさ!!」


小泉「汁って…。せめて、汗って言おうよ。」

弐大「とどめの爆裂アッパ―じゃあああああああ!!!!!」

終里「ぎゃああああああああああああ!!!!!」


ドヒュ―ン!!


西園寺「ん?なんか、変な音が近づいてくるような…」

小泉「ひ、日寄子ちゃん、危ない!!」

西園寺「え?何が…」


ドガ―ン!!弐大に吹っ飛ばされた赤音ちゃんが、日寄子ちゃんにジャストミ―ト!!

終里「って―な。うん?西園寺、なんでおめ―がオレの下敷きになってんだ?」


西園寺「…脳筋は、わたしを潰して怪我させて。おまけに汗臭い体をベッタリくっつけやがって…
何だテメ―ら!?テメ―らは人に迷惑をかけないと生きていけね―のか!?」


小泉「ひ、日寄子ちゃん。それだけ喋れるのなら、とりあえず無事みたいだね…。」


西園寺「わ―ん!!わたしの高級な着物が脳筋のベトベトした体で汚される!!
終里、そのくっさい体を早く、わたしから離せ…」


終里「うわっ、西園寺、オメ―くせ―な!!ちゃんと風呂に入ってんのか!?」

西園寺「…」

西園寺「びえぇえええええええん!!!!!!小泉おねぇ~!!アイツがわたしをいじめるよぉ~!!!!」


小泉「一応一緒にお風呂には入ってるんだけどね…。
着物は、ここに来てから1回も洗ってないみたいで…」


終里「鼻がひん曲がりそうだぜ!!」

西園寺「終里にだけは絶対に言われたくなかったよぉ~!!」

弐大「無っ…。勢い余って、西園寺を巻き添えに…。今日の運勢はかなり悪いのう…。」

西園寺「運勢を占ってたのかよ!?っていうか人を巻き添えにしといて、詫びもなし!?」

弐大「この上なく悪いと思っとる。山の如く反省しとるわい。」

西園寺「嘘くさいよ!!」

終里「くさい?」

西園寺「もうやだコイツら~!!」

小泉「それにしても、弐大。ちょっとやりすぎなんじゃない?
赤音ちゃんは女の子なのに、アッパ―で10M近く吹っ飛ばすなんて…」


弐大「ふん。そいつはその程度でくたばるタマじゃないわい。
“超高校級のマネージャー”であるこのワシが、1週間ずっとトレーニングにつきあっとったんじゃぞ?
それくらいのことを見抜けんで、マネージャーなどやっとられんわい。」


小泉「マネージャー…。じゃあ、赤音ちゃんのことを十分に理解してるの?」


弐大「当然じゃ。終里は、脳筋と見せかけて、過去は壮絶。
日本とは思えない掃き溜めのようなところで生き、増減する兄弟のために、怪しげな仕事で働いたこともある。
迷いや悩みは人の弱さだと思っとるから常に弱味を見せないが、実はお化けが苦手じゃあ。」


小泉「いや、そういう生い立ちの話じゃなくて…」

終里「しかも、教えた記憶はねぇのに、ほぼ全部当たってやがる。」

小泉「えぇええ!!?嘘でしょ!?」


弐大「ふん。こんなもの、選手の本質をつかみ取る観察眼を応用した、
マネージャーとして持つべき当然の能力じゃあ。」


西園寺「弐大おにぃに近づいたら、何もかも見透かされる…?怖いよぉおおお!!!!」


終里「ただもんじゃねぇぞ、弐大のおっさんは。
身体的に強いだけじゃなく、精神的にもオレの1歩も2歩も先を行ってやがる。」


小泉「はは、アタシみたいな庶民派には縁のない話かもね…。じゃあアタシ達はこの辺で…」

終里「さてと…じゃあそろそろおっさん。アレしてくれよ!!」

弐大「ふん…。どうやらお前さん、アレなしじゃあ暮らしていけん体になってきとるようじゃのう。」

終里「だから早くコテ―ジに行こうぜ!!も、もう、我慢できねぇ…!!」


小泉「『アレ』?アレって何かな?」


西園寺「終里の奴、今までに聞いたことのない様な女の声を出していたね。
もしかして、高校生にあるまじき行為をとっているのかも…」


小泉「そ、それってどういう…?」

西園寺「え―?小泉おねぇ、まさかそれをわたしに言わせる気?」

小泉「え、えっと…どうしよう。放っておいていいのかな?」

西園寺「じゃあ、覗いてみる?」

小泉「覗く?」

西園寺「そう、覗く。」

小泉「い、いやいやいやいや…。さすがに、覗くなんて、そんなことをしちゃあ…」

西園寺「この島に来て、今さら道徳なんてどうだっていいんじゃないの―?」

小泉「で、でも、自分がされると嫌なことを、人にするってのは…」

西園寺「じゃあ、コテ―ジのそばに立っているだけにする?」

小泉「え?」


西園寺「弐大おにぃとか終里とか、スポーツマン同士の行為は、周りに凄い響くんだよ―?
だから、アイツらが行為をしていると、わざわざ覗かなくてもいいんだよ!!」



小泉(…どうする?この、悪魔の誘惑にアタシは乗っかるべきなのか?)




小泉「…」


小泉「そ、そうね!!もしアタシ達16人の間で不純異性交遊が起きていたら問題だもんね!!
それを、未然に取り締まるのも、アタシ達のような人間が果たすべき責務だよね!!」



西園寺「小泉おねぇ…わたしが言うのもなんだけど、若干残念な人間だね…」

―弐大のコテージ前―



小泉「ここに、2人は入ったよね…。よし、窓から覗いて…」

西園寺「そばに立つだけじゃないの?」

小泉「あっ!?い、いけない!!」

西園寺「小泉おねぇ…実はノリノリじゃん…。」


小泉「えっ…!?み、耳をすませば…!!」

西園寺「あの町に続いてる気がするカントリ―ロ―ド?」



ギシ…ギシ…



小泉「こ、これはいけないって!!ホントにいやらしい音が鳴ってるよ!?
コテージは防音仕様のはずなのに、外まで聞こえてくるなんて!!」


西園寺「小泉おねぇ…興奮しすぎ…。2人に聞こえるよ…?」

小泉「も、もう我慢できない!!2人を止めないと!!」

西園寺「そう言いつつなんで窓を覗くの!?」

小泉「…」


小泉「なんだ、ただ弐大がマッサ―ジしてるだけか…。つまんないの。」

西園寺「小泉おねぇ、さっきからキャラ崩壊しすぎだよ!!」


小泉「じゃ、今日はこれから日寄子ちゃんの好きなこんぺいとうでも作ってみよっか。
そっちの方が面白そうだし。アタシ、前に作ったことあるから、たぶん大丈夫。」


西園寺「なにを期待してたの…?」




九頭龍「おいおいおいおい…な、なにをしてんだ、小泉の奴!?」

辺古山「あれは…。弐大のコテ―ジを覗いていますね。」


九頭龍「ア、アイツそういう趣味があんのか!?
写真家だからって、人を見るのが仕事だからって、限度があんだろ!?
っていうかなんでよりによって弐大なんだよ!?」


辺古山「花村とかじゃないだけマシだと思いますが…」


九頭龍「ちくしょう、あんなもん見せられて、オレはどうすればいいんだよ!?
全員に知らせておくべきなのかよ!?」


辺古山「とりあえず、就寝の際は、ドアと窓に鍵をつけておくことはもちろんのこと、
カ―テンもしっかりと閉めておいてください。私も、仲間を切り捨てたくはありません。」


九頭龍「気をつけておかないと、オレまで標的にされるかもしれねぇってことか…。
畜生、なんだってんだよ、この島は!!こんなところに閉じ込めて、何をさせようってんだよ!!」



モノクマ「小泉さんのせいで、九頭龍クンはボクにまで矛先を向けてきた!!
言っておきますけど、小泉さんの奇行は、ボクとは一切関係ありませんからね!!」

八日目



―ロケットパンチマ―ケット―



西園寺「おねぇ!!今日は、ここにあるおいしいグミを教えてあげる!!」

小泉「グミか…。ここ、生活必需品は一通りそろってるんだよね。」


罪木「そうですね…。病人がでたときにも、軽い病気なら何とかなりそうですが…。
ここがどんな場所で、どんな病原体があるのかわからないので、不安は残りますね…。」


小泉「風土病とかあるかもしれないもんね…。油断はできないよね…。」

西園寺「ためしにゲロブタがかかってみればいいじゃん!!不治の病でも、ゲロブタなら大丈夫でしょ!!」

罪木「ふぇえええええ!!?わ、私ですかあ!?」

西園寺「だって―、ゲロブタなんてそれくらいしか役に立たないじゃ―ん!!」

罪木「な、なんでそんなに私に厳しいんですかぁああ!?」


小泉(保健委員よりも日本舞踊家の方が、サバイバルじゃあ絶対に役に立たないってのは、
言っちゃダメなんだろうな…。)

西園寺「このグミが1番おいしいんだよ―!!小泉おねぇも食べる?」


小泉「後でね。それにしても、この島に来てからもう1週間くらい経ったのよね。
それでも、一向にここにある物が減ってないような気がするな…。」


西園寺「そうだね。黒幕が定期的に商品を仕入れているんじゃないの?
黒幕って、殺し合いをさせようとしている以外は、結構いい奴なのかもしれないね―!!」


罪木「あ、あの…。黒幕なのに、いい人なんていないと思うんですけど…。」

西園寺「ああん?てめ―には話しかけてないんだよ、このゲロブタ!!」

罪木「ひえええええん、すみませぇ―ん!!脱ぎますから嫌わないでくださ―い!!」

西園寺「なんでこの状況で脱ごうとするんだよ!!汚い脂肪の塊を2つ見せつけようっての!?」

小泉「もしかして、胸の大きさに関して嫉妬してるの?」

小泉「あと、蜜柑ちゃん。そんな簡単に脱ぐとか言っちゃダメ!!もっと自分を大切にしなよ!!」

罪木「で、でも、今までの人は、こうしておけば大抵嫌わないでくれましたから…。」

小泉「蜜柑ちゃんの前の学校は女子高だったんでしょ?脱いで喜ぶ人なんていたのかな…。」


西園寺「いじめっ子の嗜虐心をくすぐるという点では、喜ぶこともあり得るかもね。
はむっ。おいしい!!4種類の味を楽しめるなんて、作った人は良く考えてるよね―!!」





小泉(ちなみに、ダンロンで1番いじめたくなるキャラは日寄子ちゃんだよね。)

罪木「なんなら、ウミガメの産卵のマネもできますよ!!そうしたら皆、喜んでくれますよね?」

西園寺「どれ、ここにあるピンポン玉で実演してもら…」

小泉「日寄子ちゃん。怒るよ?」

西園寺「ごめんなさい。もぐもぐ。」


小泉「日寄子ちゃん、あんまり蜜柑ちゃんをいじめちゃダメだよ?
蜜柑ちゃんだってアタシたちの仲間なんだから。
蜜柑ちゃんも、日寄子ちゃんに対してもうちょっと強気に出れたらいいんだけどね。」



罪木「…小泉さんは、見たくないんですか?」

小泉「え?」

罪木「小泉さんは、見たくないんですか?私の芸。」

小泉「い、いや、蜜柑ちゃんの言っていることは、芸ってレベルじゃ…」


罪木「そうやって、私をいじめないのは、私に興味がないからですよね?無関心だからですよね?
私をかばっているように見せかけて、本当は私のことどうでもいいんですよね?」


小泉「え、えっと、そんなことないよ…ちゃんと、蜜柑ちゃんを1人の仲間だって…」


罪木「ここにいる人は、誰も私をいじめない。
それって、私のことを誰も気にも留めてないからですよね?私なんて、誰にも必要とされないし、
いなくてもいいような存在なんですね…。みんなは私のことを、そういう風に見ている…。」


小泉「み、蜜柑ちゃん…?」

西園寺「あ―あ。やっぱりこいつ、ただのヒステリ―女だったか。
おねぇ、こんな害虫と一緒にいると、気分を害しちゃうから、さっさとどこかへ行こうよ。」


罪木「…」

西園寺「ん?なんだよ、ゲロブタ!!なにこっち見て…」



西園寺「あれ…?」

小泉「?どうしたの、日寄子ちゃん。」

西園寺「な、なんか急に、体がだるく…。いや、むしろ、苦し…!!」



罪木「ふふふふ、どうやら、グミに仕込んでおいた毒が効いてきたみたいですね…。」

小泉「え?」

蜜柑ちゃんがそう吐き捨てたのとほぼ同時に、何かとてつもなくおぞましいものに耐えきれなくなったらしく、
所構わず日寄子ちゃんは地面に崩れ落ちる。


西園寺「ぐ、ぐるじい…!!だ、だれか、たす…!!」


罪木「あれ?あれあれあれあれ?西園寺さん、もしかして今、誰かを必要としてます?
体の異変がどのようなものか自分にはわからないので、
医療の専門知識を持っている人間が、早急に必要になったりしちゃいましたぁ~?」


西園寺「え…?え…!?」


罪木「おっとっと。あまりしゃべらないでください。
もしかしたら命に関わるかもしれませんからね~。大丈夫ですよ、西園寺さん。
言葉に表されなくても、西園寺さんが今、私を必要としているのはわかってますから。」




小泉(…あれ?蜜柑ちゃんって、こんな怖いキャラだっけ?状況に全くついていけない…)

罪木「とりあえず、全身の痛みを抑える為の麻酔っと。
あ、といっても、意識だけは鮮明ですから、私っていう存在の必要性を思う存分かみしめてくださいね!!」


ブスッ!!日寄子ちゃんの弱々しい細い腕に容赦なく注射針が突き刺さる。


西園寺「…!!…!!」


小泉(日寄子ちゃんの体がガクガクと波打っている。なんなんだこの光景は。
どうにか止めたいけど、蜜柑ちゃんが怖すぎて、止めようにも止められない。)


罪木「よしよし。これで、痛みによる失神は避けられましたね。
じゃあ次は、私が用意した簡易的な診察台に西園寺さんを乗せて…」


西園寺「や、やめ、やめ…!!」

ガッ!!カチカチ!!ギシ…ギチ…半泣き状態の日寄子ちゃんは、診察台に拘束されて…拘束?



小泉「ちょ、ちょっと!!診察台に乗せただけの音には聞こえないよ!?何が起きたの!?」


罪木「長椅子と女王の拘束衣を融合させた、患者さんが私から絶対に逃げられないような工夫を凝らした診察台ですよ~。
拘束に慣れてない人は、少し抵抗するかもしれませんが、どちらにせよすぐに麻酔で動けなくなるから安心ですよ~。」


西園寺「……」フルフル…


小泉(日寄子ちゃんが、2章のクライマックス推理でアタシの死体を発見したときのような顔でこっちを見ながら、
必死にアタシに助けを求めてる…。)


↓ 参考文献

http://i.imgur.com/6IVc9ff.png


小泉(チワワみたいでかわいいけど、アタシには助けようがないよ。
助けたところで、蜜柑ちゃんが仕込んだ毒はアタシにはどうにもできないし。ごめん、日寄子ちゃん。)

罪木「じゃあ西園寺さん。私のコテ―ジに行きましょうか。
そこで私がじっくり、西園寺さんの開拓…治療に精を注ぎますから!!」


小泉「開拓!?開拓って言いかけた!?一体日寄子ちゃんのどこをどのように開拓するの!?」


罪木「ふふふふ…治療の後は、静感マッサ―ジもしてあげますからね―。
そうすれば西園寺さんは、これからも私を必要としてくれますよね!!」


西園寺「あ…嫌…いや…」

罪木「病人は、私の言うことを絶対に聞かないといけないんですよー。だから西園寺さん。」




罪木「あまり私を困らせないでくださいね…?」

西園寺「…」



日寄子ちゃんは最早何も言葉を発せないが、血の気がどんどん引いているのだけはわかる。

罪木「では小泉さん。今日はこの辺で。西園寺さんは、預かっておきますね。」

小泉「…」




そう言って蜜柑ちゃんは、診察台(?)に乗せた日寄子ちゃんを連れて、去っていった…。


日寄子ちゃん、大好きなグミをほおばったがためにこんな仕打ちを受けるなんて、可哀そ過ぎるよ…。
トラウマにならなければいいけど。


っていうか、日寄子ちゃんのグミをもらっていたら、アタシもああなっていたのか…?



…うん、日寄子ちゃんと蜜柑ちゃんが仲良くなれそうでよかった!!今日はそれで十分だね!!

いったん終了。

若干グダグダになってきたかもしれませんが、もう少しでみんなとの交流が終わります。

そうしたら非日常編に入ります。

もしかしたら、深夜にも投稿するかも。

画像が見れない…?おかしいな。自分で確かめると見れるのに。

とりあえず、見れない人はこれ。→ http://i.imgur.com/lWv3e3F.jpg


まあ、見れなくても全く支障はないので、これでダメならあきらめてください。


あと、公式設定資料集を見てみると、やはり赤音であっているようなのですが…。

こんばんは。1です。あと交流してない仲間は誰だっけ~。

と思いながらでもいいですから、付き合ってやってください。

九日目



―ホテル前―


小泉「ここにある旧館って、ずっと閉鎖されているけど、いつか中に入れたりするのかな?」


ソニア「そうですね…。行動範囲は広いことに越したことはありませんから。
でも、窓を鉄板張りまでしてあるんですよね。それほど危険なんでしょうか。」


田中「大方、魔犬ケルベロスでも放し飼いにされているのだろう。
貴様らのような人間は、その瘴気にあてられて、一瞬で塵となるぞ。」


ソニア「そうですよね…。これだけ放置されていると、
虫が相当食っているでしょうし、埃も溜まってそうで、体によくないでしょう。」


小泉「でも、ここに脱出の重要な手がかりが隠されているかもしれないよね。
入れさえすれば、掃除でもなんでもするから、探索してみたいな。」


西園寺「あ、じゃあ、ゲロブタにでも突撃させてみる?特攻隊みたいにさ!!」


小泉(…あれ?日寄子ちゃん、想像以上に平然としている。昨日の件はどうなったのかな?
もしかして、あまりのショックで記憶が吹っ飛んで…。ま、いいか!!)

モノミ「ごめんなさいでちゅ。旧館は改築工事予定なので入れないんでちゅ!!
老朽化が進んでて、危ないでちゅからね―!!」


西園寺「うわっ!!急に出てこないでよ!!」

ソニア「いま、モノミさんはどこから出てきたんですか…?」

モノミ「あちしは、神出鬼没なんでちゅよ―!!」

小泉「神出鬼没?いったいどんな技術なのよ…。」


田中「なるほどな。貴様は、空間的ワームホールを意図的に生み出す能力者か。
しかしその能力におごる者は、空間座標の演算を誤り、生き埋めになるのが世の常だ。」


ソニア「でも、モノミさんはスペアが何人もいるようですよ?
海に沈んだりして機能停止しても、特に問題はないのだと思います。」


小泉「何“匹”って呼んだ方が正しいんじゃない?」


田中「ウサギは何“羽”と数える。ふっ、貴様もまだまだ未熟だな、小泉よ!!
ハッ、俺様に狩られ、飼い馴らされてみるか!?」


西園寺「うわっキモ!!まさか、小泉おねぇを誘惑してんの!?
テメーみたいな奴が小泉おねぇをおとそうなんて百年早いんだよ厨二病!!」


田中「厨二病だと…?貴様、俺様の覇道をそのような低俗な言葉で愚弄する気か!?」


ソニア「田中さん、やめてあげてください!!
田中さんのオーラで西園寺さんが危険に瀕しちゃいます!!」

まだこんにちはだったかな?それともこんばんわだったかな?まあ、気にしないでください。




小泉「はは、ソニアちゃんは相当田中を評価してんのね。オカルト的な方向で。」


ソニア「ちなみに、田中さんが言っていたのは、動物についてちょっとした講義を受けてみないかと
小泉さんに提案することで、誘惑をしたわけじゃありませんよ。」


小泉「へぇ、そうだったんだ…ってなんでそうだってわかるの?」


ソニア「わたくしは、30ヶ国以上の言語を網羅しているのです!!
厨二病用語もばっちり把握しております!!」


小泉「そういう問題なの!?」


ソニア「小泉さん。言語習得は、まずはインスピレーションから始まるのです。
相手が言わんとしている事柄を、漠然とでも掴み取ることが大事なのです。
それができれば、後からでも言語能力に“知識”を肉付けできていくのですよ。」


田中「ふ、さすがは闇の聖母よ。無形の狂気である俺様の片鱗を読み取る能力の持ち主だ。」


小泉「それはつまり、この1週間くらいで、田中の厨二言語を大体理解したってこと?
さすがは“超高校級の王女”だね。異文化交流も迅速に行えそうだよ。」


西園寺「あれを異文化交流っていうの…?怪電波を発信しあってるだけじゃん。」

小泉「そう?2人の間にはなにやら独特の信頼関係が存在すると思うよ?」



田中「なにを言っている。俺様は、言葉を発する生き物は信じない。
俺様が意思を伝えあう存在は、破壊神暗黒四天王だけで十分だ。」


小泉「え?」

破壊神暗黒四天王「チュ―!!」

ソニア「わあ!!破壊神暗黒四天王が歓喜していますよ!!触ってもいいですか?」

田中「ああ、構わんぞ。」



そういうとソニアちゃんは、田中の肩にいたハムスターのうちの1匹を手に乗せた。

なるべく、田中の体には触れないように…

ソニア「今日のマガGは機嫌があまりよろしくないようですね。」


マガG「チュチュチュ~!!」


田中「ほう、マガGの心の内を少しだが読むことができるようになってきたのだな。
そいつは今日、サンDに魔獣の糧を強奪されたことを根に持っているのだ。」


ソニア「ヒマワリの種はいくらでもあるから、喧嘩しなくてもいいと思うんですけどね。」

田中「こいつらは手加減という物を知らんのだ。常に弱肉強食の精神を忘れていない。」

西園寺「っていうかそのハムスタ―、名前があんの!?暗黒神破壊四天王に飽き足らず!!」


田中「『破壊神暗黒四天王』だ。」


ソニア「マガGだけではありませんよ。田中さんの肩に乗っている3匹は、
左からサンD、ジャンP、チャンPですよ。」


西園寺「わざわざ覚えたの?破壊暗黒神四天王全員を?暇人だね―!!」


田中「『破壊神暗黒四天王』だ。」

ソニア「西園寺さんもどうですか?破壊神暗黒四天王は、もふもふしてかわいらしいですよ!!」


西園寺「調子に乗ってんじゃねぇよ!!そうやって、カワイイカワイイ連呼して、
本当はカワイイって言っている自分がカワイイとか思ってんだろ!?」


ソニア「ええ!?わたくしは、西園寺さんと仲良くなりたいだけで…」


西園寺「ふん。わたしは小泉おねぇがいれば、あとはどうなってもいいもん。
ソニアなんかと仲良くなる必要なんかないよ。
アンタは、そこの厨二病とずっとイチャコラしてろよ!!」


ソニア「え!?どうして西園寺さん、田中さんにマカンゴをとらえて欲しいと
わたくしが思っていることを知っているんですか!?」

小泉「マカンゴって何?」

ソニア「ノヴォセリック王国に生息していますよ!!この島にも、生息しているかもしれませんけど…」

西園寺「動物なんだ…。」


田中「ふん、ここには俺様をうならせるような魔獣は存在せんようだな。
未知の南国などと、聞こえはいいが、期待外れもいいところだ。」


ソニア「まだわかりませんよ田中さん!!
念入りに探せば、マカンゴの1匹くらい見つかるかもしれません!!」


ソニア「特に、黄金のマカンゴをとらえた勇者は、ノヴォセリックの民から王と称されることを約束されるのですよ!!」


田中「ふっ。丁度この島にも退屈していたところだ。
退屈のあまりこの島ごと焼き去ろうとも考えていたが、
そのマフーバとやらを探し当てるのも暇つぶしにはなりそうだ。」


ソニア「マカンゴです、田中さん!!」


田中「言っておくが、やるからには、中途半端では済まされんぞ?
この俺様を本気にさせたことを後悔しても知らんからな。
この島の緑が、一瞬にして焼け野原になる事も覚悟しておけ。」


モノミ「ダメでちゅ!!自然破壊はルール違反でちゅよ!!」

田中「そして、ノビタリック王国の民衆を、我が田中キングダムの傭兵としてくれるわ!!」

ソニア「すごいです、田中さん!!既に黄金のマカンゴをとらえることを念頭に置いてますね!!」

小泉「いいの?田中。ノヴォセリック王国の王なんかになっちゃって。」

田中「何がだ。」


小泉「だって、ノヴォセリック王国の王になったら、
王女のソニアちゃんと事実上結婚することになるんだよ?」



田中「へ?」



ソニア「当然です!!マカンゴを協力して捕まえることで、正式に恋人と認められるのですから!!」


田中「…すまんな。冥界の使者が俺様にテレパシーを送っているようだ。
俺様は行かねばならん。なあに、少し遊んでやるだけだ。俺様のことは気にせず先に進め!!」


ダダッ

西園寺「あ。ベタベタすぎる死亡フラグを立ててどっかに行っちゃった。」


ソニア「仕方ありませんよ。全身が毒となっていることが原因で、
制圧せし氷の覇王さんは、なかなか他人と交流することができないようなのです。」


小泉「あれだけ仲のいいソニアちゃんとでさえ、一定の距離を置いているよね、田中。
ハムスターをソニアちゃんに渡す時も、ソニアちゃんに触れないようにしていたし。
過去に、何かあったのかな…?」


ソニア「彼に触れることができるのは、“特異点”だけのようです。」

小泉「特異点?」

ソニア「わたくしもその特異点のなり方を教えてもらったのですが…。
どうやらそれは、先天的なもので、努力だけではどうにもならないもののようです…」



西園寺「体よく追っ払われてるだけなんじゃないの―?」


ソニア「え?」

西園寺「だからさ~。アンタが一方的にあの厨二病を慕っているだけで、
アイツの方は、実は迷惑してんじゃないのかって話!!
アイツは厨二病のボッチだろうから、相手のいなし方も知らないだろうしね!!」


ソニア「そ、そんな…!?わ、わたくしは、いわゆる左右田さんポジションだったのですか!?
左右田さんにされて嫌なことを、わたくしは無意識のうちに田中さんに…!?」




小泉「それ、左右田が聞いたら、左右田がショック死しそうね…。」

ソニア「わたくしはただ、普通の女の子のように接してくれる田中さんと話すことがうれしかっただけなのですが…
もう、話しかけないほうがいいのでしょうか…」


西園寺「普通の女の子のように…?闇の聖母とかいう発言が?」


小泉「そんなことないよ、ソニアちゃん。ソニアちゃんと話していた時、田中はいい笑顔をしていたから。
きっとソニアちゃんといるのも悪くないって思ってるよ。」


小泉「だから、これからもアイツにかまってやってよ。
あの難解な言葉を理解できるのは、ソニアちゃんくらいなんだしさ。」


ソニア「そうですよね…ありがとうございます、小泉さん。」



小泉「さてと…じゃあ、今日は中央公園にでも…あれ?あそこに誰かいない?」

西園寺「ん?ホントだ―!!旧館の陰に隠れて、いやらし―!!」

小泉「まさか、今までのやり取りを誰かが盗み聞きしてたんじゃ…」




左右田「」チーン



西園寺「ショック死してる…。」

小泉「とりあえず、蜜柑ちゃんのところにでも連れて行こうか…。」

十日目



―空港―



小泉「せっかく空港なんてものがあるのに、エンジンが全部抜かれてるんだよね…。」

辺古山「“超高校級のメカニック”である左右田が言うのだから、まず間違いはあるまい。」

小泉「島からの脱出も難しそうだし…。いつまでこの島で暮らさないといけないんだろう。」

西園寺「いいかげんに畳が愛おしくなってきたよ~。」


小泉「殺し合いをしろって言われてるんだよね…。
さすがにこんな話を真に受ける人がいるとは思えないけど、こんな異常事態、早く終わらせたいよ。」


辺古山「そうか?私は、結構この島の生活を気に入っているぞ?」


西園寺「はあ?それどういう意味!?アンタ、殺し合いを肯定してるの!?
これだから、ゲリピ―ブサキモ女は!!」


辺古山「待て!!確かに本編で私はトイレにこもったが、この話ではまだ…!!」


小泉「日寄子ちゃん、人の嫌がるようなニックネ―ムをつけちゃ…プッ、いけないよ。」

辺古山「今笑わなかったか、小泉!?」

小泉「それよりも、気に入っているって…?」


辺古山「お前達にとっては不思議な話かもしれんがな。
もともと私は島の外でも、常に生きるか死ぬかのせめぎ合いをするような世界で生きてきた。
それと比べれば、この島の生活はまだ生ぬるい方だ。」


小泉「そんな世界があるの…?一般市民のアタシには、理解しがたいものがあるわ…。
ペコちゃんって、“超高校級の剣道家”でしょ?剣道家とその世界って、何か関係あるの?」


辺古山「“剣道家”という能力は、所詮手段に過ぎない。
この能力により真に目指すところは、自分自身が1本の剣となり、守るべきものを絶対に守り通す盾になることだ。
無益な殺生は好まないがそのためには、望もうと望むまいと斬らねばならん時もあるのだ。」



西園寺「こいつ、あの厨二病と同等の厨二病患者なんじゃないの―?」

小泉「ところで、“守るべきもの”って…?」

西園寺「当然、法律だよ!!野グソは法律で禁じられてんだよ、辺古山おねぇ!!」


辺古山「西園寺の暴言はともかく…。私が剣である以上、それには当然所有者がいる。
私はその人に使われるためだけに存在する道具なのだ。」


小泉「…?言っていることの意味が分かんない。ペコちゃんは道具じゃなくて人間でしょ?
何かの比喩かな?それに、ペコちゃんの主って…?」


辺古山「その人が誰なのかは言えんな。彼の命で、それを禁じられている。
まあ、そもそも彼は、私をうっとうしく思っているようだがな。
権力にすがることを嫌い、1人狼を気取る彼は、私に守られることを嫌うんだ。」


辺古山「しかし、所詮私は道具。
その人が望むのなら、私はなんだってしてみせる。感情さえ排除する。悪に染まることもいとわない。」

小泉「う~ん。よくはわからないけど、ペコちゃんは、よっぽどその人を慕ってるんだね。」

小泉「でも、それがこの島の生活を気に入ることになるのかな?外よりはマシってだけでしょ?」


辺古山「そうか?むしろ私は、ここに来ないとできなかったことを、いくつもしてきたぞ?」

小泉「え?」


辺古山「いままで、普通の高校生として暮らしてきたことがほとんどなかったからな…。
普通の高校生として、同級生と交流ができることが、私にはうれしいんだ。」


辺古山「それに、ここにいる皆の結束力は素晴らしいと思うぞ。
殺し合いを命じられたにも関わらず、それに臆することなく、
豚神を中心に皆が一丸となって、毅然として黒幕に立ち向かおうとしている。」


辺古山「私は、そんな“絆”を間近で見られて、うれしいんだ。」

小泉「…」


小泉「ペコちゃん、それってなんか、他人事っぽくない?」


辺古山「何?」

小泉「ペコちゃん、無意識かもしれないけど、“皆”の中から自分を抜いてるような気がするんだよね。」

辺古山「…私はただの道具だ。人と結びつくような感情は…」


小泉「アタシも、ペコちゃんがどんな人間で、どんな風に生きてきた人間なのかはまだよくわかってないんだけどさ。
人との交流を楽しそうに語るペコちゃんが、仲間を思う気持ちを持ってないとは思えないんだよね。」


辺古山「…ふふ、そうかもな。不思議なものだ…。これが、仲間を思う気持ちか…。」


小泉「今だ!!」



パシャッ

辺古山「な、何だ今の光は!?」

小泉「やっと撮れたよ、ペコちゃんの笑顔。うん、良い笑顔が撮れてる。」

辺古山「笑顔…?」

西園寺「わー、何この顔、ババアくさ―い!!」


小泉「他の人の笑顔はみんな撮れたんだけどさ。ペコちゃんのだけは未だに撮れてなかったんだよね。
ペコちゃん、なかなか笑わないから…。」


辺古山「…そうだな。今までの殺伐とした暮らしでは、笑みなど不要と思っていたからな。
どうやらいままで、笑い方を忘れていたようだ。だが、なぜだろうな。
小泉とのやりとりで心が温まると、不思議と笑顔がやってきてしまったようだ。」


小泉「あはは、笑顔って、そんなものだよ。
やってくる理由は様々だけど、どんな笑顔でもきっと、皆に力を与えてくれるものに違いないよ。」


西園寺「1章で覚醒した時の狛枝おにぃの笑顔も?」


辺古山「お前達となら、この先も大丈夫のような気がする。
お前達と私との“絆”で、きっと16人でこの島から脱出しよう。」


小泉「もちろんだよ!!」





九頭龍「あん?なにやってんだよ、ペコ…山。」



小泉「ん?」


辺古山「ぼっ…九頭龍か。ちょうど今、小泉と話していたところだ。」



小泉(九頭龍…?いつも単独行動ばっかりとって、和を乱し続けているアイツが、今回は何を企んでいるのよ…?)

小泉「アンタ…。何しに来たのよ?」

九頭龍「あん?偉そうな口を叩いてんじゃね―よ。何をしようがオレの勝手だろ。」

小泉「そういうわけにもいかないでしょ…アンタは、何をしでかすかわからないんだから!!」


九頭龍「何かをしでかすって?誰かを殺したりすることか?
そうしたら、モノクマって野郎がどう出て来るか気になるな。できればお前にやって欲しいもんだな。」


小泉「なによ、その態度!!わざわざとげとげしく、嫌味っぽく言って!!
アタシ達は仲間なんだから、殺し合いなんて誰にも起こさせないよ!!」


九頭龍「へっ。お偉いこった。その虚勢が、いつまで続くか楽しみだぜ。」

小泉「だから、それがいちいち嫌味っぽいんだって…!!」

西園寺「それで、ちびっこギャング。何しに来たの?」

九頭龍「お前の場合、その質問をしたいわけじゃなくて、ただ背丈の話をしたいだけだろ!?」


西園寺「だって―。小さいゆえに需要のあるわたしとは違って、
小さくても何の需要もないアンタの背丈が哀れで哀れで…牛乳はほにゅうびんで飲もうか?」


九頭龍「てめ―、覚えてろよ…。いつか後悔させてやるからな。」

小泉「で?アンタはアタシ達の仲に水を差しに来ただけ?じゃあもうどっか行ってよ。」


九頭龍「あ?」

小泉「もうアンタと話すことなんてないから、アタシの前から消えてよ!!」


九頭龍「…なるほどな。小泉、お前は自分と意見が合わないような奴は排斥する。
そういうスタンスなんだな。よくわかったぜ。」


小泉「はあ?どういうことよ、それ!!」


九頭龍「お前は、うわべだけ取り繕って、仲良しごっこをしてるだけだ。
そしてその実、人と人との間に存在する溝から目を背けている。」


九頭龍「だから、オレに嫌味を言われるだけで、水を差された、と感じるんだ。
その程度のことで壊れる“絆”であることを認めているから、他者を排斥するんだよ。」


小泉「な、なによ、適当なことばっかり言って…!!
1番の問題は、アンタが一向に態度を改めないことじゃない…!!」

辺古山「九頭龍。小泉は、お前を排斥しようとしているわけじゃないと思うぞ。
小泉は基本、男子には厳しいから、ついそっけなく振る舞ってしまったのだろう。」


九頭龍「ふん。言っておくぞ。
お前らがいくら下らねぇ馴れ合いをしたところで、本当の意味で16人が結束することなんて有り得ねぇ。
たとえ、オレがいなくてもだ。」


小泉「アンタがいなければ、もっと簡単にみんなが結束するんだけどね。」



辺古山「…」

西園寺「小泉おねぇ。相当熱くなってるな。九頭龍の言うことなんか放っときゃいいのに。」

辺古山「いざとなれば、私がとめる。」

九頭龍「だから、オレはそんなもろい絆なんていらねぇ。そんなもんがなくても、オレは1人で生きていける。」

小泉「なによ。虚勢を張っているのはアンタの方じゃない。殺されてからじゃ遅いのよ…?」

九頭龍「虚勢なんかじゃねえよ。なんなら、その証拠を見せてやろうか?」

小泉「どういう意味よ?」


九頭龍「つまりだ、オレが誰かを殺してやろうかって言ってんだよ!!」

小泉「は、はあ!?」


九頭龍「誰かを殺せば1人だけ生き残るってルールだ。
お前ら全員の命を犠牲にすれば、オレはこの島から脱出できる。そうだろ?」


小泉「い、いい加減にしないと、本気で怒るよ!?」


九頭龍「ああ!?なに上から目線でものを言ってやがる!!いい加減にするのはてめぇの方だ!!
オレの命はお前の命よりもずっと重いんだ!!お前を犠牲にすることなんざ屁でもねえよ!!」


小泉「な、なんて奴…!!みんなにも伝えとかないと!!九頭龍は危険だってね!!」

九頭龍「安心しろ。オレは、陰でこそこそ殺すような真似はしねえよ。」


九頭龍「殺るときは面を向かい合って殺ってやるよ。なんなら今、お前を殺してやろうか?」



小泉「え…!?」


九頭龍「だから、お望みなら、お前を『殺してやる』って言ってんだよ!!」




小泉「…え?」



九頭龍「…あん?何かてめえ、急に勢いがなくなってないか?」




小泉「…アンタ、もしかして、妹がいる…?それも、アタシと同じで、写真に興味のある…」

九頭龍「…は?それがどうしたんだよ。ってか、なんでテメ―が知って…」

小泉「…」



小泉(何…?なにか、とてつもなく恐ろしい何かを忘れているような気がする…。
九頭龍とアタシの間に存在する、どうしようもない因縁を…。)



小泉(因縁…?)


小泉(違う…そんなものじゃない。アタシと九頭龍は、“対等”じゃない。)




小泉(もっと一方的な…“因縁”というよりは、“トラウマ”と言ったほうが、正しいような…!!
思い出してしまうと、足が震えて、立っていることさえできなくなってしまうような…!!)

小泉「ねぇ、九頭龍…。」

九頭龍「あぁ?」

小泉「もし、妹さんに、何かあったとしたら、どうする…?」

九頭龍「何言ってんだよ?」

小泉「この島に来ている間に、妹さんの身に何かあったら、どうする…?」


九頭龍「…バカ言うな。アイツは、オレがここに来る前日も、笑顔でオレを見送っていったんだ。
そんなアイツが、オレのいない数日の間に、くたばるわけがねぇ。」


九頭龍「ただ、ヤクザもんってのは、常に生きるか死ぬかの世界にいるんだ。
アイツも、誰かに殺されるかもしれねぇ。だからもしそんなことがあったら、アイツを殺した奴を…」

小泉「こ、殺した奴を…?」



九頭龍「切り刻んで、すり潰して、ミンチにして、その血をオレの妹の墓に添えてやる…!!」


小泉「…!!」



そう言った九頭龍の顔は…とても、“もし”の話をしているようには見えなかった…。


歯をグッとかみしめ、握りこぶしには爪痕が残るほどの力を入れられていて…


九頭龍の眼は、その眼力だけで、人を射殺す力を秘めていて…!!




小泉「はぁ…はぁ…」

九頭龍「ああ、そういうことか?テメーも、そう言う風に殺してほしいのか?」


小泉「あ…あ…」



西園寺「九頭龍、いい加減にしろよ!!大体アンタなんかに小泉おねぇを殺せるわけが…」






「いやぁああああああああぁああああああああああぁあああああ!!!!!!」





辺古山「!?」


西園寺「え!?」


九頭龍「あ?」

誰の叫び声だろう?と思う。でも、ここにいる3人は、誰も叫んでいるようには思えない。

しかも、その3人ともアタシの方に視線を向けているとなると、可能性は1つしかない。


これは、自分から発せられた声なんだ。


なんで?なんで急に、九頭龍にあんな質問をして、突然アタシは、叫び声をあげているんだ?

アタシには、まだその理由はわからなかった。


でも、わかる事が2つある。



アタシは九頭龍に対してどうしようもなく恐怖を感じていて、


アタシと九頭龍は永遠に相容れることはない、

ということだ。



自分の体重を支えきれなくなったアタシは、その場に崩れ落ちた。

小泉「ごめんなさい、ごめんなさい、殺さないでください…」



辺古山「ど、どうした小泉!?様子がおかしいぞ!?」


西園寺「おい、九頭龍!!お前のせいで小泉おねぇ、すごく怯えているじゃないか!!
女子を脅すなんてアンタ、人として最低だよ!!」


九頭龍「ま、待てよ、こいつは本当に、オレの言葉にビビったのか?何か違う理由で気が触れたんじゃねぇのか?」


辺古山「とにかく、小泉を落ち着かせるのが先だ!!」





小泉「はぁ…はぁ…」

辺古山「大丈夫か、小泉。」

西園寺「いったいどうしたの?小泉おねぇ。」

九頭龍「はっ。大方、オレの極道としての威厳に気圧されたんだろ。」

西園寺「ええ?それってギャグ?」

九頭龍「何でだよ!?」

辺古山「まだ顔色が悪いようだな。九頭龍、いい加減に喧嘩腰になるのはやめたらどうだ?」

九頭龍「ふん。怯えている奴に突っかかるほど、オレは卑劣なやつじゃねぇよ。」


九頭龍「これでわかっただろう。オレとお前たちは、わかりあうことなんてできねぇんだ。
オレは、単独行動をとらせてもらうぜ。じゃあな。」





小泉「はぁ…はぁ…」


西園寺「ふん。九頭龍なんて、こっちから願い下げだよ。
小泉おねぇをここまで怯えさせといて、詫びもなしときたもんだ。」



辺古山「すまんな。彼も、極道という立場上、バカにされないように神経質になっているのだろう。
何度か話し合えば、きっと小泉の言うこともわかってくれるはずだ。」


西園寺「この調子じゃその前に、小泉おねぇの気が変になっちゃうよ―。」

小泉「やっぱり…みんなで結束するなんて、無理なのかな…?」

辺古山「小泉、弱気になるな。私にみんなの絆の温かさを教えてくれたのは、お前なのだぞ?」

西園寺「そうだよ、小泉おねぇ!!おねぇはわたしなんかにも優しいからね!!」

小泉「…うん。そうだね。」



小泉(でも…それでも…九頭龍とだけは、やっていける気がしない。)




小泉(結局…殺し合いは、止められないのかもしれない。)

いったん終了。深夜にちょこっとだけ投稿するかも。


そういえば、そろそろ事件が起きるそうですよ。

せっかくなので、生き残り予想でもしておいてください。

一応ネタは最終章まであるにはあるのですが…。

果たして、そこまでこのssを読んでくれる人がいるのかどうか…。

ちょびっとだけ投下します。

十一日目




ピンポンパンポン


映像の中のモノクマ『お前ら、ジャバウォック公園にお集まりください!!』



小泉「モノクマ…!!ついに動き出したわね…。」

西園寺「今は、従った方がいいね。モノクマに逆らうと、どうなるかわからないし。」

―ジャバウォック公園―




左右田「くそ、なんだってんだよ、こんな時に。」

罪木「逆らうと、死んだりすることをされるんでしょうか…。怖いです…。」

終里「腹減ったな。早めに終わらせてくんね―かな。」

花村「そんな!?少しは緊張してよ!!」

豚神「気を引き締めろ…。モノクマが、何を仕掛けてくるかわからん。」

モノクマ「え―っと。コロシアイ修学旅行が始まってから、今日が11日目ですが…」



モノクマ「遅いよ!!なんで誰も人を殺さないんだよ!!
無人島でのサバイバルなんて、ミステリー要素はきっちりとそろってるのに!!」


小泉「なにいってんのよ!!アンタなんかに扇動されて、殺し合いなんてする奴、いるわけないでしょ!!
アタシ達の結束をなめないでよ!!」


日向「そうだ。俺たちはこの数日間、皆との絆を深め合ってきた。その絆は、俺たちで争いあう為の物じゃない。
俺たちの敵は、俺たちをこんなところに連れてきた、お前1人だけだ!!」

モノクマ「え?ボクがここに?キミたちを連れてきた?」

九頭龍「あん?」

モノクマ「失礼しちゃうな!!キミたちをここに連れてきたのはボクじゃなくて、モノミだよ!!」

モノミ「ええ!?きゅ、急に何を言い出すんでちゅか!?」

弐大「ふん、モノクマじゃろうとモノミじゃろうと関係ないわい。お前さんら、グルなんじゃろう?」

モノミ「違いまちゅ!!あちしとモノクマは、仲間なんかじゃありまちぇん!!」

モノクマ「しかもね、それだけじゃなくて、モノミは、お前達の記憶を奪っちゃったんだ!!」

辺古山「何だと?」


モノクマ「その記憶ってのは、この島に来た経緯なんて、陳腐なものじゃないよ。
オマエラが希望ヶ峰学園に入学してからの数年間の記憶を奪ってるんだ!!
つまりオマエラは初対面なんかじゃなくて、数年間を共に過ごしたクラスメートなんだよ!!」


ソニア「ええ!?わたくしたちは、つい数日前にここに来たばかりではないのですか!?」

澪田「そ、そんな、嘘っすよね!?」

田中「嘘かどうかは問題ではない。それを信じる奴がいるかどうかだ。」

花村「す、数年間の記憶を奪ったって…!!
じゃ、じゃあ、ぼくの帰りを待っているお母ちゃんはどうなったんだよ!?は、はやく、はやく確かめないと!!」


九頭龍「まさか、オレの妹が…!?ちっ、もどかしいな…!!」


豚神「お前ら、落ち着け。そうやって帰りたいと思わせることが、モノクマの意図なんだ。」

七海「殺し合いをしてまで、ね…。皆冷静になって。モノクマの罠にかかっちゃダメだよ。」


モノクマ「逆に、どうして殺し合いをしないのさ。外の世界には大事な存在がいるでしょ?」


モノクマ「家族とか、友人とか…。気にならないの?人を殺した人には、記憶を返してあげるのにな!!」

小泉「ふ、ふざけないでよ!!そんなことをしないために、アタシ達はみんなとの絆を深めてきたんだよ!?」


日向「そうだ。俺たちは、殺し合いなんて起こさない。
残念だったな、モノクマ。お前は、俺たちに時間を与えすぎたんだ。」


モノクマ「おろろ?それ、どういう意味?」


日向「俺たちが今日まで培ってきた絆は、お前が提示する動機なんかで覆るようなものじゃない。
たとえここから出たいって思う奴がいても、俺たちの絆が、きっとそいつを思いとどまらせてくれる。」


澪田「うっひょ―!!さすがは主人公!!言うことが違うっすね―!!」

小泉「ちょ、今回の主人公はアタシだって!!」


狛枝「日向クンの言う通りだよ。この程度の絶望、希望の象徴である皆が力を合わせれば、すぐに打ち破れるはずだよ!!
殺し合いなんて絶望的な物、きっと払いのけられる!!希望は、絶望なんかに負けないんだ!!」

モノクマ「へえ…。キミたちは、随分自分たちの“絆”を信用してるんだね…。」


モノクマ「でもさ…逆に考えてみなよ…。」

罪木「ぎゃ、逆にって…どういう意味ですか…?」


モノクマ「その“絆”があるにも関わらず、殺し合いが起きてしまったら…
いや、“絆”があるからこそ、殺し合いが起きてしまったら…」




モノクマ「それって、どれだけの絶望なんだろうね?」


小泉「な、何が言いたいのよ…?」


モノクマ「うぷぷぷぷぷぷ…中途半端な“絆”は、
人を効率よく絶望させるのに、ものすごく役立つんだよ…?」


モノクマ「まあ、オマエラはきっと、すぐにそれをかみしめることになるよ…。じゃね~!!」


小泉「くっ…」

そう言い残し、モノクマはどこかへ去っていった…。




ソニア「えっと…どうしましょう。」

豚神「とりあえず、今日は解散しよう。明日、またレストランに集合だ。」

小泉「モノクマはあんなことを言ってたけど…。どうせ、ハッタリよね…。」



小泉(殺し合いなんて…絶対に起きない…よね…?)






そう思っていたアタシは、どうにも考えが甘かった。



それを身にしみて理解させられるのは、遠くない未来だって、気付けなかった。




非日常の幕開けが、目前まで迫っていることに…

今日はこれで終了。おやすみなさい。

十二日目



―レストラン―



狛枝「やあ、小泉さん。」

小泉「狛枝か…。今、1人なの?」

狛枝「うん。ボクみたいな奴が、希望の象徴とも呼ばれる皆と一緒にいるのはおこがましいからね…。」

小泉「え?どういうこと?」


狛枝「だって、ボクは他のみんなみたいにちゃんとした才能でこの希望ヶ峰学園に来たわけじゃなくて、
幸運なんていうゴミみたいな才能で入学しちゃったんだもん。」


小泉「幸運か…。そもそも、幸運って才能なの?」


狛枝「さあ…?希望ヶ峰学園は毎年、全国の平均的な高校生の中から無作為に1人を抽出して、
希望ヶ峰学園に招待するんだってさ。」


狛枝「“運”なんかを調べるなんて、さすがは希望ヶ峰学園だよね…。
そのおかげで、ボクみたいな凡人でも入学できてうれしいんだけど…」

狛枝「その反面、才能あふれる皆の中に放り込まれて、気後れしちゃってるんだよね…。」


西園寺「お前みたいな“平均的な高校生”なんているわけないだろ!!」

小泉「日寄子ちゃん、それは言っちゃダメ。」

小泉「狛枝って、実はけっこうネガティブなのね。第一印象は、人あたりのいい好青年って感じだったけど。」


狛枝「はは、といっても、小泉さんは割と話しやすい方だね。
あくの強いみんなの中では、とびぬけて常識人だからね。
本編では常識人のポジションだった日向クンでさえ、パンツを被りだす始末だし。」


小泉「まあ、アンタが他の人に遠慮して、孤立しちゃうくらいなら、アタシにでも話しかけて来なさいよ。
話し相手になってあげるから。
才能とか関係なく、アンタも他のみんなと変わらない仲間なんだからね。」


狛枝「仲間、ね…。小泉さんは、この島のこととか、他のみんなのこととかは、だいぶ理解してきた?」

小泉「まあ、わかる範囲でね。脱出の手がかりは見つからなかったけど…。」

小泉「他の人との交流は、けっこううまくいってると思う。この調子なら、多分、殺し合いなんて起きないと思うよ。」

狛枝「さすがは希望の象徴だね。
そんな皆が結束すれば、どんな絶望も打ち破る、“絶対的な希望”を生み出すことも可能だろうね。」


小泉「“絶対的な希望”?」


狛枝「それはね、たとえどんな絶望がやってきても、そのすべてをことごとく打ち払うんだ。
それはまるで、戦隊物のヒ―ロ―のように…。子供が憧れる、正義の味方のようにね!!」


狛枝「ファンタジ―のような概念だけど、キミたちならそれを現実にできるんじゃないかな?」

小泉「狛枝って意外に子供っぽい所あんのね。その楽観的思考がうらやましいよ。はは…」

小泉「はぁ…。」


狛枝「あれ、元気がないよ、小泉さん。どこか調子でも悪いの?」


小泉「はぁ?そんなことあるわけないでしょ。…っていいたいけど。
昨日の晩、やっぱりいろいろ考えちゃってね。あまり眠れなかったの。考えたってしょうがないのに。」


狛枝「考えるって、昨日のモノクマの話?」

小泉「うん…。アタシも、いろいろ考えることがあってね…。お父さんとか、お母さんとか…」



小泉(思い出せないけど、九頭龍の妹さんのことも、気がかりだし…)


小泉「あはは、ダメだね、アタシ。殺し合いを止めなくちゃいけないってのに、こんなに弱気になっちゃ…」

狛枝「小泉さんは、心配性なんだね。でも、心配なんていらないよ。」

狛枝「だって、みんなは仲間なんだからさ!!殺人なんて起きるわけがないよ!!」

小泉「アンタみたいに、楽観的に考えられたらいいんだけどね…。」

狛枝「楽観的思考は、人間が生きる上で大事なことだよ。過去の歴史も、ずっとそうだったんだから。」

小泉「どっからその自信が出てくんのよ…。でも、言ってることは間違いないかも。サンキュ―ね。」


小泉「はぁ、男子に励まされるなんて、アタシらしくないなぁ。」

狛枝「まあ、ボクが相談に乗れることがあったら、いつでも相談に来てよ。
ボクなんかの意見じゃ、なにも変わらないかもしれないけど、
人にわだかまりを受け止めてもらうだけで、結構気持ちも楽になるものだよ?」


小泉「アンタ、どんだけいい奴なのよ…。じゃあさ、1つ聞いてもいい?」


狛枝「え?」



小泉「もしさ…。アタシ達が記憶喪失ってのが本当だとしてさ。」


小泉「その失った記憶の中で、アタシがどうしようもない罪を抱えていて、
今も誰かがアタシに恨みを持っていて、それが、思い出すのもおぞましいものとしたら…」



狛枝「…」

小泉「はは、ごめん!!なんか、突拍子もない話だったね!!こんな意味不明な質問して、困惑させちゃったね。
い、今のは忘れて。あんまり、深く考えさせると悪いから…。」


狛枝「あのさ、小泉さん。」


小泉「え?」

狛枝「もしさ、小泉さんの言う“罪”が、自分1人では抱えきれないようなものならさ。
他の人と共有してみたらどうかな?」


小泉「ほかの人と共有…?」

狛枝「重い荷物だって、2人で担げば軽くなるし、3人、4人と人が増えれば、どんな重荷だって背負えると思うんだよ。」


小泉「…他の人が、共有することを拒否したら?だって、抱えるものは、“罪”なんだよ?」


狛枝「大丈夫だよ。だって、たとえここにいる皆が拒否したとしても、ボクは共有してあげるから。」

小泉「アンタが…?共有して、何の得もないのに?そんな汚れ仕事を引き受けるっての…?」

西園寺「狛枝おにぃ、くさいね~!!もしかして、小泉おねぇに気があるんじゃないの?」


狛枝「だって、ボクみたいな才能のないクズが、希望の象徴である皆の役に立てるなんて、
こんなうれしいことってあるのかな!?汚れ仕事どころか、光栄すぎて恐れ多い仕事だよ!!」

小泉「…あはは。アンタって、自分をやけに卑下するけど、
いつもみんなのことを考えてくれる、仲間思いな奴よね。」


小泉「ふふ、ありがとう。狛枝に相談してみたら、気持ちが随分軽くなったような気がするよ。」


狛枝「ボクが日向クンだったら、小泉さんの下着を獲得していたのかな?」

西園寺「小泉おねぇはまだ攻略されてないもんね!!」

小泉「ちょ、ちょっと!!茶化さないでよ!!ア、アタシは別に、狛枝のことなんて…!!」



西園寺「…あれ? もしかして、こ、小泉おねぇ…。今のって、ツンデレじゃないよね…?」

小泉「まあ、狛枝には、日向とはまた違う独特の、人の心を安心させる力があるよ。
そこは、卑下するでもなく、胸を張っていいところなんじゃないかな。」


小泉「アタシは男子は基本嫌いだけど、アンタは特別ね。『頼りがいがある狛枝くん』ってとこかな。」


狛枝「はは、ガ―ルズ代表の小泉さんに一目置かれるなんて、光栄だなぁ。」



西園寺「ところで、そろそろみんなが集まるみたいだよ。豚足ちゃんの話が始まるんじゃないかな。」

小泉「ふふ、そうだね…。」


西園寺「…小泉おねぇ?やけに上機嫌だけど…?」

小泉「え?そ、そうかな…?」

西園寺「も、もしかして小泉おねぇ、本気で、狛枝おにぃを…!?」


小泉「は、はあ!?な、なに言ってんのよ!!
そ、そりゃあアイツは、顔は整っていて、イケメンの部類に入るんだろうけど…」


西園寺「その上、ちょっと優しくされたからって、すぐに落ちちゃったとか…?」

小泉「そ、そんなわけないでしょ!!ま、まあ確かに、カッコイイな、とは思ったけど…」

西園寺「ゆ、許せん、あの男…!!小泉おねぇをたらしこむなんて、百億光年早いんだよ!!」

小泉「光年は距離だって…。それに、たらしこまれたわけじゃ…」


西園寺「小泉おねぇと付き合う男は、まずはわたしと面接をさせて、
わたしが認めた奴だけにしないと!!小泉おねぇに心無い害虫がたかってくるかもしれないし!!」


小泉「なんかその過保護っぷり、アタシのお父さんみたいだね、日寄子ちゃん…。」

狛枝「それで、今日はなんの話をするの?」


ソニア「やはり、昨日の話を整理することでしょうか。
わたくしたち仲間同士で、殺し合いなど起きるとは思えませんが、念を押すことも必要でしょうし…。」


左右田「でも、話したところでどうにかなるわけじゃねぇしよぉ…」

豚神「昨日の話をゆっくりとすることも重要だ。だが、それだけでは足りない。」

弐大「足りんじゃと…?どういう意味じゃ?」


豚神「意味などはどうでもいいんだ。それより喜べ、愚民ども…。
今日の夜から、盛大なパーティを開催してやることにしたぞ。」


日向「盛大なパンティ!?」

豚神「ちなみにこれは、全員参加だ、欠席は許さん。」

小泉「はぁ!?なんでアンタが勝手に決めんのよ!!」

左右田「でも、いいんじゃねえか?楽しそうだしよ!!」

花村「パ―ティか…。なら、ぼくが“極上の料理”を用意するよ!!」

日向「盛大なパンティ!?」

田中「まさか、旧館自体が“極上の料理”などと言うのではなかろうな…。」

ソニア「旧館ですか…。確かにあそこならちょうどよさそうですね!!さすがは田中さん!!」

左右田「あれれぇ?勝手に好感度が上がってるぞ?そういう意味で言ったのか?」

弐大「しかし、あそこは確か、立ち入り禁止じゃなかったかのう。」

七海「それなら、私がモノミちゃんに頼んでおくよ。パ―ティに使ってもいいように。」

日向「盛大なパンティ!?」

終里「うめぇ飯が食えんのか!!それならオレもパ―ティに参加しないわけにはいかねぇな!!」

日向「盛大なパンティ!?」

小泉「しつこいよ!!」

辺古山「そういうことなら、私から九頭龍に伝えておこう。」

小泉「う~ん、みんながそういうなら…」

狛枝「それに、みんなの結束を高めるのにも、こういうことは必要だと思うよ。」

西園寺「え~、狛枝おにぃ、くさいよぉ~。」

狛枝「く西園寺さんに言われたくないな。」

西園寺「!?」


罪木「で、でも、旧館って、長い間使われてないんですよね…。
そんなところでは、埃とかもひどそうで、衛生的によくないといいますか…。」


狛枝「じゃ、誰かが掃除するってのは?」

澪田「え~、そういうのは、唯吹的にはパスしたいっす。」


狛枝「じゃ、くじで決めようよ。それなら公平でしょ。
こんなこともあると思って、作っておいたんだ。赤い印が付いてるのが当たりだよ。」


小泉「どんなことがあると思ってたのよ…。」





小泉「あっ、アタシのに赤い印が」



バシッ



小泉「!?」

狛枝「あれっ!?ボクが当たりだっ!!」

日向「はは、お前、幸運とか言いながら、全然幸運じゃないな。」




小泉「…」



狛枝「まぁ、任しといてよ。実はこうみえて、掃除とか得意なんだ。」



こうして、掃除は狛枝に任せることにした。






さっき、狛枝がかなり焦っていたのは、気のせいだよね。

狛枝的にはとんでもないハプニングが起きたとか、そんなことはないよね!!

だって、みんなは仲間なんだから!!

日向「今日はパーティか。皆との仲を、さらに深めていきたいな。」

小泉「でも、なんで急に豚神は、パーティなんか開こうとしたんだろう。」

狛枝「確かに、すこし様子が変だったよね。…何もなければいいけど。」

小泉「うん…。そうだね…」




小泉(なんだろう、この感覚…。うまく言葉にはできないけど…。)


小泉(今日、夜のパーティで、とてつもなく恐ろしい何かが、始まるような…)



小泉(いやな予感がする…アタシの直感が、杞憂だったならいいんだけど…)

いったん終了。 

警戒せよ。今日の12時、誰かが死ぬ。

よく考えたら、投稿している間に12時過ぎちゃうな~。

とかどうでもいいことを考えながら、投稿していきます。

暇なら付き合ってください。





―旧館―



小泉「え!?ボディチェック!?」


豚神「凶器を隠し持っているかもしれんからな。
それらしきものはすべてジュラルミンケ―スに入れている。」


小泉「いくらなんでも、そこまで…」


豚神「そうでもないぞ。左右田のやつなど、レンチを隠し持っていた。
まったく、なにを考えているんだあいつは…」


小泉「で、でも…」


豚神「なぁに、恥ずかしがることはない。なにせ、俺は“超高校級の御曹司”だ。
貴様のような貧相な体の者に、欲情などはしない。」


小泉(それはそれで失礼ね。)

―大広間―



小泉「あれ、ここにいる人、足りなくない?」


狛枝「うん、豚神クンは日向クンと他の場所を調べてるし、花村クンは厨房にいて、七海さんは外の見張りだよ。
辺古山さんは事務室前を見張ってて、九頭龍クンは…まだ来てないみたいだね。」


田中「ふん。時間を守ることもできんとはな。
俺様は、何事にも15分前に行動をとるというのに…」


ソニア「九頭龍さんは皆さんとあまり交流しようとしないので、この機会に仲を深めたかったのですが…」

小泉「アイツねぇ。やたらと反発してたし、来ないんじゃない?」


終里「そんなことより、もういいだろ!?もう食ってもいいだろ!!
こんなうまそうな料理、目の前で待ってろなんて、もうたえらんねぇ!!」


弐大「お前さんってやつは…。もう少し、規律を守る精神を身に着けい!!」

終里「ちぇっ、わ―ったよ。」

小泉「でも、こんなボトル入りのぶどうジュ―ス、あのロケットパンチマ―ケットにあったっけ?」


花村「ふっふ~ん。それはぼくがもらってきたんだよ。」

小泉「うわっ、花村!?」


花村「モノミに、もっとおいしい飲み物がほしいって言ったらくれたんだ。
あそこにあるのなんて、コ―ラぐらいだったからね!!
コ―ラ程度じゃあ、ぼくの芸術とも呼べる料理には及ばないね!!」

ソニア「わぁ、これもまたおいしそうですねぇ。」


花村「当然だよ。何せぼくが作ったんだからね!!
ほっぺたどころか、小泉さんの紐パンすらもずり落ちるほどのおいしさだよ!!」


小泉「!?」


花村「と言っても、シュラスコ料理特有の、鉄串は使えないんだけどね。
豚神くんが、危険物だからって、没収していっちゃった。」

豚神「ふむ、みんな揃ったか?」

澪田「いや、冬彦ちゃんがいないっすよ。」

豚神「結局来なかったか…。まあいい。ほかの15人がここにいればな…。」

澪田「?」

終里「おい、豚神!!もういいだろ!!さっさとはじめようぜ!!」




豚神「予定より少し早いが…。まあいいだろう。では、これから、パ―ティを開催する!!」




パ―ティ開始



左右田「ひゃっほ―い!!」

澪田「うっきゃ―!!」

罪木「えへへ…。」

弐大「うぅ…。」

花村「足りなくなったら言ってね!!じゃんじゃん持ってくるからさ!!」

田中「飲み込んでやろう…。この世界…!!」

終里「うおおおお!!うめぇぞ!!」

ソニア「終里さん、少し落ち着いてください!!せっかくのジュースが倒れて、こぼれていますよ!!」

日向「ふふふ、今度の獲物は、小泉にしよう。」

西園寺「1人だけ全く無関係なことを考えてる!!小泉おねぇを汚すのは絶対に許さないよ!!」



小泉「ふふ、みんないい笑顔…。こんないい笑顔は、撮らないわけにはいかないね。
お―い、みんな!!写真撮るから、こっち向いて―!!」



パシャッ




皆、楽しそうに笑っていた。



何者かによって、こんな孤島に軟禁されて、コロシアイを無理強いされていることも忘れることができて…。



















そう…あのときまでは…

ピ――――







小泉「ん?」




ブツッ





小泉「え…。」

突然、大広間の明かりが消える。

大広間だけじゃない。

恐らく、廊下も、厨房も含め、旧館のすべての場所が、闇に包まれたのだ。

外の世界から隔離されたこの島は、街灯などもない。

だから建物内の照明がなくなると目の前は、一点の光もない、黒に染められてしまった。

「うわぁ!!停電か!?」


「電気つけろって!!飯が食いずれーじゃねーか!!」



「くそっ!!どさくさに紛れて、未回収のパンツを狙うぞ!!」



「ちょっと、今わたしのおしり触ったの誰!?」







暗黒の状況で、目が慣れるということもなく、ただただみんなは困惑している。



現状に、上手くついて行っていない。



だって、いままでの経験上、こんな事態は存在しなかったんだ。



こんな事態、まさか本当に起こるなんて、思ってもいなかったんだ。



それでもアタシは、なんとか平常心を保とうと声を上げる。例え、無駄な行為だとしても。

小泉「みんな、落ち着いて!!こういう時は、落ち着かないと!!」


「あ―ん、足ふまないでよ―!!」


「これって、ブレ―カ―が落ちたんじゃないですか?」


「よし、ちょっと待ってろ、オレが壁伝いに、ブレ―カ―をあげてくっから…。」

「うああああああああああああああああ!!!!!!」







小泉「!?」




小泉(な、なに、今の声…?いったい誰の悲鳴…?何が起こってるの!?)


ゴッ





そうして、アタシが、暗闇のうちで、なすすべなく戸惑っているうちに…

パッ




ソニア「あ…。電気、つきましたね。」

澪田「和一ちゃんが、ブレ―カ―をあげて来たんっすかね?」




罪木「ひゃああああああああああああああああっ!!?」





小泉「え?蜜柑ちゃん?そんな大声を出して、どう…し……た…………」













小泉「…………」

その先を言おうとしたが、突如アタシの舌は行動を停止してしまった。



代わりに、自分の耳に鼓動の音がはっきりと聞こえてくるくらいに、アタシの心拍数は上昇している。



アタシの周りだけ、時が止まったような…世界が、凍りついたような…




そんな、静寂に包まれる。




その分アタシの耳には、自分の荒い呼吸音と、不規則な鼓動の音が、鳴り響いていた。






何だ…これは…?



アタシはまだ、この状況を理解していない。



理解できない。



この島に来てから様々な謎に出会ったが、これほどの絶望を帯びた謎は、今までなかった。



その状況を見て未だに納得できないのは、そういう経験が、圧倒的に不足していたからだ。



だからアタシは、目の前の惨劇に、説明をつけることができないんだ。



腹部にナイフが刺さり、大広間のテーブルに、寄りかかるようにして、動かなくなっている…




























“超高校級の相談窓口”、『日向創』の死体に。

これで今日は終了です。次からは、非日常編に突入します。


読むだけなのは飽きてきた!!という方のために、


学級裁判では本編の議論等の部分は問題形式になっているわけですが、


その答えの部分だけ安価を取るという形でいいでしょうか?
(ゲ―ムオ―バ―なし、安価次第で結論や物語の筋書きが変わったりはしない。)


安価とか取ったことないので、質問やアドバイスがあれば言ってくれるとうれしいです。

CHAPTER1 裁く者の権利、裁かれる者の権利 非日常編




おかしいでしょ?




だって、さっきまで、普通に話し合っていた人なんだよ?



特にアイツは、とびぬけて社交的な奴だったから、アタシのように感じている人は多いはずだ。




そんな人が、動かなくなっている?




もう、2度と動くことはないの?






もう2度と、アイツの笑顔を見ることは、できないの…?









やがて、止まっていた時間が動き出し、静寂は打ち破られる。

小泉「あ…あ…」




小泉「いやあああああああぁああぁあああああぁああああああああああ!!!!!!」




西園寺「…!!」


罪木「な、なんで、なんでなんでなんで…!!」


澪田「あ、あ…。あぶあぶあぶあぶあぶあぶあぶああぶ…。」


小泉「ど…どうして、なの…!?」

左右田「いやぁ~、結局ブレ―カ―まで行けれな…。うぉおおおおおぉわ!?」


辺古山「どうした!?」



辺古山「うっ…。」


七海「ついに…起きちゃったんだね。」



狛枝「だ、だれが…。こんなひどいことを…。」←チマミレ




小泉「…」

狛枝「…」←チマミレ

田中「…」

ソニア「…」


狛枝「ボクは信じない、この中に犯人が」

小泉「黙れ」

狛枝「はい…。」

モノクマ「いやっほ―い!!ついに殺人が起きやがったようだな!!」

小泉「殺人…?」

左右田「な、何言ってやがる!!モノクマ、お前が殺したんだろ!?停電を仕掛けて、その隙に、日向を…!!」


モノクマ「何言ってんの。ボクは、日向クンを殺しなんかしないよ。
停電を仕掛けたのもボクじゃありません!!まあ、ブレ―カ―をあげたのはボクだけど…」


辺古山「ちょっと待て!!殺したのが貴様でないのなら、一体だれが…!?」

モノクマ「え?そんなの、決まってるでしょ?だって、そういうル―ルなんだから。」

花村「そ、それって、まさか…!?」

モノクマ「うんうん、もちろん、みんなの知っての通り、日向クンを殺したクロは、オマエラのだれかだよ!!」

狛枝「ボクらの…誰かだって!?そんな!?仲間同士で殺人なんて起こるはずが…!!」←チマミレ


モノクマ「何言ってんの…。あれをみて、どうして殺人じゃないのさ。
この中のだれかが、ここから出たい誰かが、殺したに決まってんじゃん!!」


モノクマ「ほら、見てみなよ!!日向クンの、無惨な、恨めしそうな死に顔を!!」



小泉「え…?」

そこで、テーブルに寄り掛かるようにして、力尽きている日向を見てみる。


どこから出てきたのかはわからないナイフ。それが日向を死に至らしめたのは明白だ。


でも、それだけじゃない。


日向の口は、驚愕のうちに大きく開いて、光を失った眼球は、どこも見ていない。




きっと日向は、驚きと恐怖の中で、苦しみながら死んだんだ。


それはつまり、日向の死が、覚悟の上とかではなく、理不尽に襲ってきたものだということを物語っていた。



日向は、死にたくなかったんだ。この先もずっと、生きたかった命なんだ。




だから日向は、殺した人間を、今もなお生きている人間全員を、アタシを、憎んでいるのかもしれない。

小泉「…」

西園寺「ねぇ、これは確かに殺人なんでしょ?じゃ、例の学級裁判ってのが始まるの?」

モノクマ「もちろんです!!…と、言いたいところですが…。まずは、例のやつをやっとかないとね。」

ピンポンパンポン



映像の中のモノクマ『死体が発見されました!!一定の捜査時間の後、学級裁判を、開きます!!』




小泉「何、今の…。」

モノクマ「公平に裁判を行うために、みんなに、死体発見を伝えるものだよ。」



モノクマ「ちなみに、このアナウンスは、犯人が自明の時は、流れないからね!!」




小泉(えっ…!?)



モノクマ「というわけで、オマエラには、学級裁判の前に、オマエラなりの捜査をしてもらいます!!
そこで得た情報から、クロを導き出してください!!」


狛枝「捜査って…。ボクらは素人なんだよ…?」←チマミレ

モノクマ「そうだね。だから、簡単な検死結果は、ボクのほうでまとめました!!」



モノクマ「その名も、“ザ・モノクマファイル[1]”!!」


モノクマ「と、言いたいんだけど、実はまだできてないんだよね。だから、しばらく捜査したら、あげるからさ!!」

小泉「…」



小泉(アナウンスは、犯人が自明だと流れない…?じゃあなんで、今回は流れたの…?普通に考えれば、犯人は…)

小泉(捜査か…。たしかに、必要かもしれないわね。)

捜査開始





ソニア「信じたくは、ないですけど…。わたくしたちの中に、日向さんを殺した人がいるのですよね?」

七海「その人を見つけないと、私たちは全員殺される…。」


罪木「でも、クロを当てると、その人が殺されるんですよね…?
捜査をして、犯人を突き止めることは、本当に正しい判断なんですか…?」


田中「ふん。正しいかどうかは問題ではない。
少なくとも、俺様が生き物である以上、生きることを諦め、死を傍受するわけにはいかん。
これは、クロとの生存競争なのだ。」


辺古山「ならば、やはりクロを突き止めることに力を注ぐか…。」

小泉「これしか、アタシ達が生き残る方法はないんだよね…?」

左右田「クソ、やるしかねぇのか…。」

澪田「でも、捜査なんて、なにをすればいいんすか?」

ソニア「こういう時は、現場の保全のために、見張りを2人程度付けるのが、映画では定石ですけど…。」

辺古山「ふむ、ではそれは私がやろう。捜査などは、よくわからないから、こんなことくらいしかできないが。」

七海「あと1人くらいはほしいね。弐大くん、どう?」

弐大「わ、悪いが…クソじゃぁああああ!!」

七海「行っちゃった…。じゃ、私がやるよ。」

罪木「じゃ、じゃあ、私は検死をします!!医療に携わる身ですから、このくらいは、我慢します!!」

小泉「う―ん、じゃ、アタシは、さっき撮った写真から、停電前のみんなのいた位置を割り出そうかな。」

豚神「…」

澪田「白夜ちゃん?どうしたんっすか?」

豚神「ボクは…何もできなかった…。」

澪田「ボク?」

豚神「あんなに頑張ったのに…。絶対に殺させないって誓ったのに…。」


豚神「ボクにはやっぱり…。あんな本物のような人間にはなれないのか…。
じゃあ、ボクはどうやって存在したらいいんだ…。」


澪田「白夜ちゃん!?いつもの白夜ちゃんらしくないっすよ!!
確かに殺人は起きちゃったっすけど、白夜ちゃんはやれることをやってたはずっす!!
本物のかませなんか目じゃないくらいに。」


豚神「…ん?今一瞬、標準語にならなかったか?」


澪田「とにかく、過ぎたことでへこむなんて、白夜ちゃんらしくないっす!!
そんなところでいじけてないで、創ちゃんの敵を討つために、1つでも多くの証拠を見つけるっすよ!!」


豚神「!!…そうだな。ふっ、俺としたことが、ただの愚民に言いくるめられるとは…。」

澪田「おおっ、白夜ちゃんらしさが戻ってきたっすかねぇ?」

小泉(さて、大体こんなもんかな。じゃ、そろそろ、ほかの人の話でも聞いてみよっかな。)

小泉「ねぇ、蜜柑ちゃん。検死のほう、終わった?」

罪木「ふゆぅ、一応、終わりましたけど、気になる点があるんですぅ…。」

小泉「気になる点?」

モノクマ「ありゃりゃ、検死を終えちゃった?じゃあ、この“モノクマファイル[1]”要らないかな?」

小泉「うわっ!?急に出てこないでよ!!」

モノクマ「ま、いっか!!とりあえずあげとくね!!」

罪木「いっちゃいましたね…。」

小泉「んー、じゃ、とりあえずモノクマファイルってのから調べてみようかな。」



モノクマファイル[1]

『被害者:日向創。胸囲91cm。隠れ巨乳。死亡推定時刻は午後11時半ごろ。
腹部に刃物が刺さっているうえに、首に殴打のような跡がある。』

小泉「11時半か…。やっぱり、あの停電の間に殺されたのは間違いないか。」


小泉「でも、首に殴打の跡があるって…?」


小泉「やっぱり、これはただの殺人じゃないんだ…。」

小泉(そもそも、首を殴打できるようなものなんかあったかな?)

罪木「うぅ…。モノクマファイルにあるように、日向さんの傷は、大きく分けて2つのようです。」

小泉「それの何が問題なの?」

罪木「それが、ですね…。」

罪木「え―とですね、日向さんの腹部のナイフ…。緑色の塗料が塗ってあるガムテープがくっついてるんですが…。」


罪木「それよりも気になるのは、腹部に刺さってはいるんですが、
刺されどころがよかったといいますか、奇跡的に臓器のほとんどを傷つけていないんです。」


小泉「え?どういうこと?」

罪木「つまりですね…。確かに放っておけば危険でしたが、10分やそこらでは、死なないような傷なんです。」


罪木「でも、日向さんは停電が治った時にすでに死んでましたよね。
だとしたら、凶器はナイフじゃないかもってことになるんですが…。」


小泉「他に死因になりそうなものがあるの?」

罪木「はい…。日向さんの首なんですが、首の骨が折れてるんです。」


罪木「おそらく、後ろからの殴打だったんです。でも、それって変ですよね。
だって、ナイフは前から刺さってるのに、首の殴打は後ろからなんですから…。」


小泉「うーん。聞けば聞くほどわからない話ね。ところで、殴打ってどんな凶器だったか、わかる?」


罪木「日向さんの傷からして、そんなに太くありません。
もしかしたら、角が立っている凶器だったのかもしれません。」


小泉「そんなもの、あったかなぁ…。もう、おかしいところはない?」

罪木「はい、私が見つけたのはそれだけです。」

小泉「そう、ありがとう。助かったわ。」

※言弾の詳細は、学級裁判の前にまとめます。ここで書くと、ごちゃごちゃするので。



言弾:モノクマファイル[1]を獲得!!

言弾:日向の死体の状況を獲得!!

言弾:罪木の証言(腹部の傷)を獲得!!

言弾:罪木の証言(首の傷)を獲得!!

言弾:ナイフを獲得!!

言弾:停電前の立ち位置を獲得!!

小泉(さて、日向の死体は…。調べたくないな。はっきり言って、近くによるだけで吐き気がする。)


小泉(…)

小泉(でも、ダメだ!!日向の死の真相をつかまないと!!
みんな死んじゃうし、死んでしまった日向に、顔向けできない…。)


小泉(それに、蜜柑ちゃんだって、みんなのために、検死なんてしてくれたんだ!!アタシが怖気づいてちゃダメだ!!)

小泉(じゃ、目に見える範囲でね…。ん?)


小泉「日向の足に、何かついてる…。」

罪木「え?」

小泉「ほら、かかとのほう…。なんだろう、何かの液体みたいだけど。」

罪木「あ。こ、これ、ぶどうジュ―スじゃないですか?」

小泉「ぶどうジュ―スって、確か花村がモノミからもらったってやつ?」

罪木「そ、そうです。そういえば、ここで終里さんがこぼしてました。」


小泉(これは、何かの証拠になるかもね。)



言弾:日向の足を獲得!!

言弾:こぼれた跡を獲得!!

小泉(あとは…。何を調べよう。)


豚神「おい、小泉。」

小泉「うわっ!!」

豚神「お前のほうの捜査はどうだ。」

小泉「いきなり声をかけないでよ…。う―んと、とりあえず、日向の状況をいろいろとね。」

豚神「では、ナイフのことはどうだ?」

小泉「そういえばあれ、緑色の塗料が塗ってあったんだ。」

豚神「そうか…。しかしそれより、あれはどこから持ち込まれたのだ?」

小泉「え?」


豚神「忘れたわけじゃないだろ?俺はボディチェックを全員に対して行った。
普通に考えれば、あのナイフはあるはずのないものだ。」


小泉「そういえば…。」


豚神「俺は、凶器がないか、厳重に調べていたが…。
パーティの前から、あらかじめどこかに隠してあったのかもしれない。さすがにすべてを調べたわけではないからな。」


小泉「そうだ。あのナイフの緑いの、夜光塗料なんじゃないかな。
ということは、停電中でもとれるようなところにあったのかも。」


豚神「ふん、それなら、もうほとんどわかったようなものだな。」




そういって豚神は、テーブルの裏を探し始めた。

豚神「ふん。ここに夜光塗料が塗られているテープがある。おそらく、前もってここに隠しておいたんだろう。」


言弾:テーブルの裏を獲得!!


豚神「あとは、俺が調べて得た情報をお前に分けよう。だからお前も教えてくれ。」

小泉「うん、わかった。」



言弾:ボディチェックを獲得!!

言弾:ジュラルミンケースを獲得!!

言弾:三台のアイロンを獲得!!

言弾:クーラーの設定を獲得!!

言弾:犯行予告を獲得!!

小泉「犯行予告…?どういうこと?」


豚神「そもそも俺が、パーティを始めるといったのは、これのためだ。
みんなを一か所に集めることで、互いを監視し合える場を作ろうとしたのだ。」


小泉「成程。大人数の中では、人を殺しにくいからね。でも、なんで先に相談してくれなかったの?」


豚神「事件が起きてしまった今だから言うのだが…。
本来は、犯行予告の件は、誰にも言わないつもりだったのだ。言ったところで、みんなが混乱状態に陥るだけだからな。」


小泉「そっか…。」




小泉(犯行予告を出した人物と、日向を殺した人物…。無関係とは、思えないな。)

小泉「ところで、豚神は停電中、なにをしてたの?」

豚神「ジュラルミンケ―スの中の暗視スコ―プを取ろうとしたら、鍵が付いているのを忘れててな…。」



~回想~



豚神(あれ、あかない、なんで!?開け、開け、開けよ!!)

豚神(あ、しまった、鍵開けるの忘れてた。)

豚神(あれ、どこにしまったっけ?ズボンのポケットにはない。後ろにもない。)

豚神(…あ!!やった!!胸のポケットにあった!!よ―し、これで…。)




パッ



ソニア「あ…。電気、つきましたね。」




~回想終了~




豚神「…ということだ。」


小泉(本編より使えないわね、この豚神。)

花村「でも、豚神くんはとてもいい人だよ。」

小泉「花村。どうしたの。改まっちゃって。」

花村「じ、実は…」



花村「ぼくの狂気を止めてくれたんだ。」

小泉「狂気?」


花村「ぼくさ、厨房に鉄串を隠してたんだ。それで、誰かを…」


花村「でも、豚神くんは、骨付き肉の中から、それを見つけてくれたんだ。
そして、そんなぼくでも、大切な仲間だって言ってくれた…。」


小泉(こっちはこっちで有能な部分もあるんだ。)

↓小泉さんが自分の写真から割り出した位置関係。割と重要かもしれない。

http://i.imgur.com/km3Z6RA.png

キ―ンコ―ンカ―ンコ―ン


映像の中のモノクマ『え―、もういいですかね。じゃ、そろそろはじめちゃいますか!!』

映像の中のモノクマ『ではみなさん、中央の島にある、モノクマロックまで来てください!!』



小泉「モノクマロック…?」

豚神「中央の島にあった、謎の彫刻のことだろうな。」

―モノクマロック―




ソニア「皆さん、そろいましたか?」

西園寺「ふん、もう16人全員そろうことはないよ。」


ソニア「…すみません。」

左右田「ソニアさんが謝ることね―だろ!!西園寺がよけいなことを言うのがいけねぇんだ!!」

西園寺「あれれ―?わたしはただ、事実を述べたまでだよ―?」


辺古山「言い合いをしている場合じゃないだろう。私たちはこれから、日向の死の真相をつかまねばならんのだ。
それが、日向のためになる事を信じて…。」

終里「わかったぜ…。拳で決めりゃあいいんだろ!?」

左右田「ル―ル聞いてたんかお前!?」

狛枝「えっと…。今ここにいるのは、14人か…。九頭龍クンがいないね…。」←チマミレ

澪田「冬彦ちゃんは、不参加なんすか?」

モノクマ「そんなことは認めません!!参加できる人間は、全員参加しなければなりません!!」


モノクマ「というわけで、連れて来ました!!」


九頭龍「ちっ、離しやがれ!!なんでオレがこんなことをしなきゃならねぇんだよ!!」

花村「こんなことって…!!九頭龍くんは、日向くんが死んだことを何とも思ってないの!?」

九頭龍「ああ?お前らの誰かが死のうと、オレの知ったこっちゃねぇんだよ。オレには関係ねぇんだからよ。」



小泉「は…?なによ、それ…!!」

九頭龍「あん?」

小泉「なんでそんな無責任なことが言えるのよ!!
アタシ達は、日向のために真相を突き止めようと、必死に証拠集めをしていたんだよ!?」


九頭龍「あぁ?日向のためだと?ちがうだろ。」

小泉「はぁ…!?」

九頭龍「お前はただ、自分が死にたくないだけだろ?そうしなけりゃクロ以外の全員が死ぬんだからな。」


九頭龍「つまりお前は、クロを犠牲にして、自分だけは狡猾に生き残ろうとしてるってことだ。」

小泉「な、なによ、それ!!そもそも、日向を殺した人間がいけないんじゃない!!」


九頭龍「ふん、人間が人間を裁くってのは、そう簡単じゃねぇんだよ。
特に、命が掛かっているのならな。人間を裁く時には、自分自身が悪に染まることを覚悟しとけ。」


小泉「何よ…!!ただアンタは、ろくに捜査してないことを責められたくないだけでしょ…!?」

狛枝「2人とも、そろそろやめた方がいいよ。仲間同士で争っちゃダメだって。」←チマミレ


九頭龍「…なんでこいつ、血まみれなんだ?」

小泉「それは言っちゃダメ―!!」

―裁判場―



小泉(いよいよ、始まってしまう…。アタシの左隣に、日向の遺影が飾られている…。モノクマの奴、悪趣味な…!!)




小泉(“超高校級の相談窓口”、『日向創』…。正直、パンツハンターってのはよくわからなかったけど…)


小泉(でも、何かしらの信念を持っていた。)


小泉(アイツはアイツなりに、自分の職業に情熱を注いでいた。その思いは、本物で、まっすぐだった。)



小泉(そして何より、誰よりも積極的に他人と交流していて、皆との“絆”を信じていた。
仲間との絆を育めば、殺し合いなんて絶対に起こらないって、皆を奮い立たせていた。)




小泉(そんなアイツが、殺されるなんて…。
日向、アンタ、一体、誰に殺されたの?なんで殺されたの?…どうして、殺されなくちゃいけなかったの?)


小泉(結局、アンタがどんな人間で、どんなことに喜びを感じる人間なのかとか、何にもわからずじまいじゃない…。)

小泉(アタシは、もっとアンタのことを知りたかったよ。もっと色々、話したかった…。)



小泉(そんな、ぐちゃぐちゃになった思いを抱えながら、アタシはやってきた。この、不気味な裁判場に…。)



小泉(いよいよ、始まる…。)


小泉(命がけの騙し合い。命がけの裏切り。命がけの謎解き。命がけの言い訳。命がけの信頼。命がけの…学級裁判…!!)

これでいったん終了。今日の11時に、学級裁判を開く予定です。暇な人は参加してください。


あと、まさかとは思いますが、ベタベタすぎるミスリ―ドに引っかかっている人はいませんよね…?


その人は、すでに真のクロの罠にかかっているんですよ。うぷぷぷぷぷぷ…

さあ、ついに始まりますよ。犯人はわかりましたか?


先日言ったとおり、裁判の途中で問題が提示されます。その安価を誰かが拾ってください。
(誰も来なかった場合は…{笑})


今回は、初めての学級裁判ということで、結構短いかも。といっても、今日中に終わるかは謎です。

まあ、長引きそうだったら、明日にまわします。

CLASSROOM TRIALS 1


モノローグ



遂に起きてしまった、初めての殺人。その被害者は、最も皆と積極的に交流していた日向創であった…。

皆のム―ドメ―カ―となりつつあった彼を死に至らしめた凶器とは?

そして、その犯人とは?

事件直後から血まみれの彼は、果たして事件にどう関係しているのか…!?

コトダマ一覧





1.モノクマファイル[1]

『【被害者:日向創。胸囲91cm。隠れ巨乳。
死亡推定時刻は午後11時半ごろ。腹部に刃物が刺さっているうえに、首に殴打のような跡がある。】』



2.日向の死体の状況

『腹部にはナイフが刺さっており、大広間のテーブルに仰向けに寄り掛かるようにしていた。
日向が寄りかかっていたテーブルは、小泉の見取り図(http://i.imgur.com/km3Z6RA.png)を参照。』




3.罪木の証言(腹部の傷)

『腹部にナイフが刺さっているが、罪木によると、致命傷にはならなかったらしい。』




4.罪木の証言(首の傷)

『日向は首を後ろからの殴打で骨折していた。こちらが致命傷である確率が高いようだ。』




5.ナイフ

『大広間の奥のテーブルに隠されていた。豚神のボディチェックの前からあった物だろう。』




6.停電前の立ち絵

『小泉が、自分の撮った写真から割り出したもの。詳細は、小泉の見取り図を参照。』




7.日向の足

『日向のかかとには、ぶとうジュースが付いていた。いつ踏んだかが鍵となりそうだ。』





8.こぼれた跡

『パ―ティ開始後、終里がこぼしたぶどうジュ―スの跡。事件と関係しているのだろうか。』



9.テ―ブルの裏

『大広間のテ―ブルの裏に、夜光塗料を塗った状態でナイフが隠されていた。
この状態なら、暗闇の中でもナイフを取り出せるだろう。』



10.ボディチェック

『パ―ティの参加者全員に対して、豚神が行ったもの。
これにより、豚神の監視下では、凶器は存在しないはずだが…。
ボディチェックを免れたのは、本人の豚神と、不参加の九頭龍のみ。』




11.ジュラルミンケ―ス

『旧館の危険物と、没収したものを豚神がすべてここにしまっている。
事件後も鍵がかかっていたので、事件とは関係なさそうだ。』




12.三台のアイロン

『事務室に3台のアイロンが稼働中だった。
恐らくこれにより、旧館の電気消費量がぎりぎりの状態だったのだろう。』




13.ク―ラ―の設定

『停電が起こった11時30分に設定されている。停電の原因はこれだろう。』




14.犯行予告

『何者かが豚神によこしたもの。これを見た豚神は、誰も殺させないためにパ―ティを開いた。』



モノクマ「まずは、学級裁判の簡単な説明から始めましょう!!
学級裁判の結果は、オマエラの投票により、決定されます!!正しいクロを指摘できれば、クロだけがお仕置き。
だけどもし、間違った人物をクロとした場合は…。
クロ以外の全員がお仕置きされ、みんなを欺いたクロだけが、この島から出る権利を得られます!!」

狛枝「始める前に確認しときたいんだけど、本当にこの中に犯人がいるの?」←チマミレ

小泉「いい加減にその服、着替えたら?」


田中「ふん、あの死者の刻印が物語っているだろう。
日向にカタストロフィーをもたらした罪人は、狛枝凪斗だ!!」


狛枝「ちょ、ちょっと待ってよみんな。返り血が付いてるだけで犯人扱いだなんて、あんまりだよ。
ボク以外の誰かが刺して、その返り血がボクに付いちゃっただけかもしれないし。」


小泉(やっとスペアのパーカーに着替えたか。)

西園寺「何言ってんだ!!ほかに返り血が付いてるやつなんていないし、
返り血を防いだようなものも見つかってないんだよ!!」


狛枝「そ、それに、仮にボクが刺したとして、どうやって刺すのさ?
そもそも、豚神クンのボディチェックで、凶器になりそうなものは、すべて没収されてるはずだよ。」


西園寺「えっとぉ…。どうしてだっけ?」

左右田「案外簡単に打ち負かされんだな…。」


田中「では、こういうのはどうだ?狛枝は、豚神のやつを使役していたのだ!!
豚神だけは、ジュラルミンケースの中に、凶器を潜ませていたからな!!」


豚神「ばかか、そんなわけあるまい…。」

小泉「共犯者は卒業できない…。それはみんなが知ってることだよ。豚神がそんなヘマはしないはずだよ。」

終里「はあ!?そんなル―ルがあったのかよ!!」

九頭龍「おいおい、ル―ルすら把握してねぇ奴がいんのかよ…。」

澪田「でも、それを解決しないと、凪斗ちゃんを犯人とは言えないっすよ!!」

豚神「おそらく、奴は掃除のときに、潜ませておいたのだ。テ―ブルの下に、その跡があったからな。」

西園寺「おら!!やっぱりお前が犯人なんじゃねえか!!」

左右田「急に強気だな、おい…。」


狛枝「うう、でも!!あの停電はいったいなんだったの!?
偶然おこる停電を利用して、その暗闇に乗じて日向クンを刺すなんて…少し無理があるよね?」


西園寺「おら!!なんでだ豚神!!」

左右田「堂々とした他力本願だな…。」

小泉「倉庫には、3台もアイロンがあったんだよね?
多分、それで電気消費量をギリギリの状態にして、ク―ラ―のタイマ―を引き金に、意図的に停電を起こしたんだよ。」


弐大「それらの準備をするのに、掃除当番は、うってつけだったというわけか…。
そういえば、掃除当番を決めるくじは、狛枝が用意したもんだったのう。」


狛枝「むむむ、でもでも、停電にしたとして、どうやってナイフを取り出すの?
真っ暗なんじゃ、ナイフなんて取れないと思うんだけど…。」


七海「あのナイフとガムテ―プには、夜光塗料が塗ってあったんだよ。
隠し場所を知っていれば、ナイフを取るのはそんなに難しいことじゃないよ。」


狛枝「ぐぐぐぐ、でも、暗闇から、どうやってテ―ブルまで近づくの?
停電前にテ―ブルにへばりついてたら、目立つから、誰かが気づくんじゃない?」


澪田「卓上ランプです!!電源コ―ドを伝っていけば、問題なくテ―ブルにたどり着けます!!」


狛枝「澪田さんに論破された!?」

左右田「諦めやがれ!!もうお前に反論の余地はねぇ!!」

狛枝「うう~ん…。」

狛枝「あっそうだ!!」

九頭龍「あん?」

辺古山「まだお前に反論の余地があるというのか?」

狛枝「そもそもボクが、右上のテーブルの近くにいたなんていうのが嘘なんだ!!」

罪木「えぇ!?」

ソニア「小泉さんの証言から疑うということですか?」

花村「そもそも、それは返り血のことを弁解できないよね?」

狛枝「あれはぶどうジュースなんだ!!

花村「んなむちゃな!!」

小泉「何言ってんの!!そもそも写真があるんだから、嘘も何もないでしょ!!」

狛枝「その写真は、合成写真なんだよ。小泉さんが、都合のいいように改ざんしたものなんだよ。」


小泉「馬鹿じゃないの!?そもそも編集ソフトがないから改ざんなんてできないし、
できたとしても、こんなに違和感なく合成写真なんて作れるわけないでしょ!!」


狛枝「でも、小泉さんは“超高校級の写真家”なんだよ?それくらいの離れ業もやってのけるかもしれない。」

小泉「そんなことあるわけ…」



豚神「…」

七海「う~ん。」



小泉「あれっ」

さて、ここで初めての議論が開始されます。


【】ではさまれているのが、ロンパポイント、[]ではさまれているのが、賛成ポイントです。

表示されている言弾の中から正しい言弾を選び、それを正解のポイントに撃ってください。

(ようするに、言弾とそれに対応するポイントの2つを書いてください、ということです。)

なお、言弾の記憶は、1章では一切使用しません。

PHASE1 議論開始!!




言弾:

停電前の立ち絵

日向の足

こぼれた跡




狛枝「間違いない…。【小泉さんの写真は合成写真だ!!】」

終里「そうなのか?」

小泉「そんなわけないでしょ!!」

豚神「PCがないから無理なんじゃないのか?」

澪田「真昼ちゃんならいけるっす!!多分!!」

左右田「たぶんかよっ!!」

西園寺「おねぇは犯人なんかじゃない!!狛枝おにぃが犯人だよ!!」

七海「写真を改ざんしたんだとしたら、具体的にどう改ざんしたの?」

狛枝「ええっと…。それは…。」

狛枝「いっそのこと、【全部だよ!!何もかも違うんだよ!!】」

田中「なっ、すべてだとっ!?やつも[邪眼の力]を…!!」




小泉(アタシの写真が本物だと証明するには…。
せめて1人だけでも、停電前の立ち位置を特定できる人はいなかったかな?)

>>288

間違えた。>>290でお願いします。

日向の足→【全部だよ!!何もかも違うんだよ!!】
かな?わからん

正解


日向の足→【全部だよ!!何もかも違うんだよ!!】



小泉「その推理はピンボケだよ!!」論破



BREAK!!



小泉「いや、全部違うなんてありえない…。
少なくとも、日向は、アタシの写真の通り、大広間の中心部分にいたはずだよ!!」


狛枝「えぇ?なんでそういえるのかな?それだけの理由があるんだろうね?」


小泉「日向の足には、ぶどうジュ―スが付いてたのよ。
ぶどうジュ―スがこぼれてたのは、大広間の真ん中だったし、つじつまはあうよね?」


狛枝「でも、パ―ティが始まる前に踏んでて、そこから別の場所に移動してたのかもよ。」


小泉「いや、それもあり得ない…。だって、赤音ちゃんがぶどうジュ―スをこぼしたのは、
パ―ティが始まった後だよ?パ―ティの後に移動してたら、かなり目立ってたはずだけど?」


罪木「た、確かに、パ―ティ中に自分の立ち位置を大きく動いた人はいませんでした!!」

西園寺「ゲロブタのくせにやるじゃん!!」

罪木「ゲロブタ!?」

辺古山「ふむ…。では、やはり小泉の写真の信ぴょう性は高いようだ。やはり、疑うべきは、狛枝か…。」

狛枝「…」

小泉「どうなのよ、狛枝!!はっきりしなさいよ!!」


小泉「正直言うと、アタシだって、信じたくないよ…。だって、あんなに優しい狛枝が…。
アタシを励ましてくれた狛枝が…日向を殺した犯人だなんて…!!」


狛枝「くっ…。」

九頭龍「はっ。これで、この茶番も終わりか…。」

狛枝「うう…。」

ソニア「ど、どうなんですか狛枝さん!!」



狛枝「んんん…。」

小泉「どうなのよ、狛枝!!」




狛枝「んんんんんんんんんんんんんんん…………。」





狛枝「…あはっ」


狛枝「あははははははははははははははははは!!!!」



狛枝「超高校級の才能を持つみんなが、ちか 小泉「そんなっ!?狛枝が希望厨だなんて!!」



狛枝「えっ」


弐大「仲間の死という絶望を乗り越えてこそ、真の希望じゃとぉ!?わけのわからんことを言うなぁあああ!!」


狛枝「いや、ボクはまだ何も…」

辺古山「日向を殺したのも、この学級裁判を、私たち全員の踏み台にするため、ということか。くっ、理解できんな。」


狛枝「みんなが予想以上にボクのことを理解してる…。なんだ、この敗北感。」


七海「すべては希望のため…。狛枝くんなら、やりかねないね。」


田中「ふん、希望のための殺人、か。貴様は勘違いをしている。
この世に、希望のための殺人など存在しない。殺人は殺人でしかない。」


田中「己のエゴにより、他者に死を強いる、下劣な行為…!!
暗黒の魔術師と恐れられた、この俺様でさえ、忌み嫌う行為だ…!!」


狛枝「ボクの理念を知ったうえで、説教食らわして来るとは…。」

九頭龍「もういいだろ!?この異常者を、とっととぶっ殺してやる!!」

澪田「プリーズ、モノクマちゃん!!」


罪木「ちょ、ちょっと待ってくださぁあい!!」

ソニア「どうしたんですか、罪木さん。」

罪木「あの、ですね…。少し気になることがあってですね…。」

西園寺「少しなら黙ってろ、このゲロブタ!!」

罪木「ひぃ、すみませ―ん!!」

ソニア「あの、聞くだけ聞いておきましょうよ。」

罪木「あの、ですね…。」

罪木「本当に、狛枝さんが犯人なんですかね?」

花村「えっと…。何言ってるのかな?彼はもう自白までしてるんだよ?」

狛枝「あれっ、したっけ…?」

終里「あの豹変は、自白してるようなもんだろ!!」

狛枝「その豹変、させてもらえなかったような…。」

西園寺「やれやれ、とんだゲロブタだね!!犯人なんて、狛枝おにぃしかいないってのに。」

小泉「…」


小泉「本当にそうなのかな?」


西園寺「え…?」


小泉「狛枝が犯人だとしても、まだまだ謎は残ってるよ。
その謎を、解き明かしてからでも、投票タイムは遅くないんじゃないかな?」



西園寺「謎…?そんなのあったっけ?」

PHASE2 議論開始!!



言弾:

モノクマファイル[1]

罪木の証言(腹部の傷)

罪木の証言(首の傷)

犯行予告




西園寺「[犯人は狛枝おにぃ]だよ!!」

罪木「あの…ですね…。」

西園寺「黙ってろこのゲロブタ!!」

罪木「ひぃあ!!」

辺古山「奴はすでに自白もしている…。」

澪田「ということは、あの犯行予告も凪斗ちゃんの仕業なんすね!!」

狛枝「うん、もちろんだよ。」

狛枝「[あんな汚い字]、書くのなんてボクくらいしかいないでしょ?」

罪木「いや…その…」

九頭龍「狛枝の野郎は…。【隠してたナイフでぶっ刺しやがった】んだ!!」

ソニア「【それが死因】で間違いなさそうです!!」

弐大「じゃあ、狛枝が犯人で間違いなさそうじゃな…。」

田中「ではそろそろ、投票タイムと洒落込むか…。」




小泉(狛枝が犯人…。“あの子の証言”を聞いてない人は、そう考えてもおかしくないかも。
だから、アタシが矛盾を暴かないと!!)

安価は>>299で。

罪木の証言(腹部の傷) →【それが死因】

正解


罪木の証言(腹部の傷) →【それが死因】



小泉「その推理はピンボケだよ!!」論破



BREAK!!




小泉「蜜柑ちゃんが気になってることって、死因のことだよね?」

ソニア「え!?どういう意味ですか?」

九頭龍「何言ってやがる。死因ならはっきりしてんだろ。日向の腹に刺さってたナイフが凶器なんだろ?」

小泉「確かに日向の腹部に、ナイフが刺さってたけど、それは致命傷にならなかったのよ。」

左右田「はぁ!?ありえね―って!!あんなにはっきりとぶっ刺さってたじゃないか!!」


罪木「あのですね…。あの傷は、見た目よりも浅い傷だったんです。
停電中の短時間で死に至るような傷じゃなかったんです…。」


西園寺「そういう大事なことはさっさと言えよこのゲロブタ!!」

罪木「ひやぁ!!だって、だって…!!」



狛枝「へぇ、そうだったんだ。ま、暗闇の中で気配を頼りに刺しただけだから、
実のところ、誰のどの部分に刺さったとかは、よくわかってなかったんだよね。」

(首の傷のの場合、骨折していると知っているのは小泉と罪木だけなので、死因とは受けとってもらいにくいのです。)




小泉(…狛枝。本当にコイツが日向を刺したんだ…。)


小泉(認めたくなかった…あの狛枝が、こんなことをするなんて…。)

小泉(いや。アタシが“あの狛枝”なんていえないか。もともとアタシは、なにも知らなかったんだ。狛枝の本性を…)



狛枝「そのわりには、いきなり“希望厨”とか命名してたような気がするけど。」





小泉(でも…あの時、アタシの重荷をともに背負うと言ってくれた狛枝まで、どこにも存在しない虚構だったなんて…。)




小泉(信じたく、ないな…)

辺古山「今までの話をまとめると…日向のナイフによる傷は、直接の死因とは関係ないのだな?」

花村「じゃ、じゃあ、本当の死因は何だったのさ!!」

七海「ほかに考えられるのは、1つしかないよ…。」

終里「お、なんかわかってるような顔してんな!!」

七海「小泉さん ここまで言えば わかるわね?」(五七調)

小泉「!?」


小泉(そうだ…。アタシにはもうわかってる…。その死因は…。)


1.出血多量

2.首の骨折

3.毒殺

選択肢を選んでください。

>>304

2.首の骨折

正解



小泉「これで証明できる!!」解



小泉「日向の死因は、首の骨折だよ!!」

辺古山「何っ!?」


左右田「ナイフのほうが、印象が強すぎたからな…。
首の殴打なんか、たいしたことないって思ってたけど、まさか、骨折までしてたのかよ…。」


小泉(そう、日向の死因は、アタシたちの思っていた以上に複雑だった。そして、この事件も…。)

狛枝「さて、どうしよっか?ナイフが凶器じゃないとわかった以上、ボクが犯人だっていう根拠は、なくなっちゃったね?」

辺古山「なっ!?貴様、自分が犯人でないとでもいうつもりか!?」


九頭龍「ふざけんな!!致命傷が首の傷なんて大した問題じゃねぇ!!
どうせ狛枝のヤロ―が、ナイフを刺した後に、適当なものでぶん殴りやがったんだ!!」


豚神「いや、それは考えられん。それに、もしそうだとしても、やはり疑問が残る。」

九頭龍「はぁ!?」

澪田「どういうことっすか?」


小泉「日向の首の傷は、首の後ろにあったんだよ。
前からナイフを刺した狛枝に、後ろから殴打なんて、できたはずがないよ。」


九頭龍「なんだと!?じゃあ、あの異常者は、犯人じゃねぇってことなのかよ!?」

西園寺「そんな!!これじゃあ、議論が振り出しに戻っちゃうじゃん!!」

左右田「いや、そうでもねえぞ。」

ソニア「え?どういうことですか?」

左右田「よぉし、ソニアさんのために、オレがびしっと解決してやんぜ!!」


左右田「要するによ、日向は後ろから殴られたんだろ?
それを踏まえたうえで、小泉の見取り図を確認するとだな…。」

小泉の見取り図→ http://i.imgur.com/km3Z6RA.png

左右田「容疑者は、だいぶ絞れるぜ…。それは、終里か罪木、おまえら2人だ!!」

罪木「ふええぇ!?」

終里「オレが何かしたって…?したらどうなるんだ?」

左右田「いい加減にルールを把握しろ!!オマエには殺人の容疑がかかってんだよ!!」

終里「はぁ!?オレが人なんて殺すわけがねーだろ!!ぶっ飛ばすぞ!!」

花村「そもそも、この図からして、ソニアさんも怪しい気がするけど…。」

左右田「ソニアさんが人殺しなんてするわけねぇだろ!!」

小泉「何よその理由…。」

弐大「なるほどのう、その3人の中に犯人がおるんじゃのう?」

ソニア「わたくしもですか!?」

罪木「ちょ、ちょっと待ってくださいよ!!」


左右田「は、図らずも、ソニアさんにまで疑いの目が…。
おい、2人のうちのどっちか、早く自白しやがれ!!」


終里「ふざけんじゃねぇ!!てめえ、いっぺん殴らせろ!!」

罪木「じ、自白しろなんて言われても…!!」

西園寺「口答えすんじゃねぇゲロブタ!!てめぇに拒否権なんてないんだよ!!」

罪木「そ、そんなのひどいですよぉ!!」

田中「いい加減にしろ。そんなもので自白などするはずがなかろう。」


田中「お前らのような目が2つしかない凡人には、
10の目を持つ俺様とは違い、広くものを見ることができんのかもしれんがな…。」


左右田「あんだよケンカ売ってんのか?ハムスタ―ちゃんよ!!」

ソニア「左右田さん、田中さんが喋っているのに邪魔しないでください。」

左右田「あれれぇ?」


小泉「田中、どういうこと?」


田中「つまりだ…。立ち位置から犯人を特定できないのなら、
日向を死に追いやった破滅の剣から特定すればいいということだ!!」


辺古山「なるほど。凶器から犯人を絞ればいいのだな?」

ソニア「さすがは田中さん!!」

左右田「チクショウ…。いつもいいとこばっかとりやがって。」

狛枝「でも、最初に言ったとおり、豚神クンのボディチェックで、凶器らしきものは全部没収されたんだよ?
日向クンを殴打した凶器なんて、ホントにあったのかなあ?」


狛枝「いや…。可能性がないわけじゃないか。そうだよね、小泉さん。」


小泉(一応、あるにはあるけど…。)


九頭龍「なんなんだよ、その凶器ってのは?」

今日はこのフェイズで終わりましょう。眠くなってきた人もいるでしょうし。



(虫食いになっている部分を完成させたものを書いてください。)



PHASE3 閃きアナグラム(改)開始!!



○どう○ュ○○のボト○


>>314

ぶどうジュースのボトル

正解


ぶどうジュ―スのボトル



小泉「よし、わかった!!」



小泉「可能性があるとしたら、1つしかないよ。花村が持ってきた、ぶどうジュースのボトルだよ。」

弐大「ぶ、ぶどうジュースじゃとぉ!?」

七海「あの状況で凶器になりそうなものは、確かにあれだけしかないね。」


罪木「凶器は、そんなに太くないはずなんですが…。
ボトルを縦に振って、ボトルの底の部分で殴打したなら、一応つじつまはあいますね…。」


澪田「ということは、ぶどうジュースを持ってきた、輝々ちゃんがあやしいっす!!」

花村「そんなぁ!?ただボトルを持ってきただけで怪しいだなんて、ひどいよ!!横暴だよ!!」


九頭龍「馬鹿かてめぇ。さっきの左右田の話を忘れたのかよ。
それに、花村はこの時大広間にいなかったみてぇじゃねぇか。」


辺古山「では、ボトルに手が届き、なおかつ日向の後ろにいた人物が犯人だな?」



九頭龍「ああ、その通りだ…。そして、そいつは1人しかいねぇ。」

なんか中途半端ですが、今日はこれで終了します。

これで学級裁判は、半分くらいはいったのかな…?

1章なので、わりと簡単にできています。後半は若干難しいかも。

あと、犯人わかっちゃったかな?

次は、明日の6時~7時くらいに再スタ―トしようと思ってます。

再開



小泉(えっと…。アタシの作った見取り図によると、ボトルは3本あったのよね…。
3本のうちのどれかの近くにいて、なおかつ日向の後ろにいた人物を考えると…)


小泉(九頭龍が指しているのって、あの人物だよね…?)



怪しい人物を指名しろ

>>323

ソニア

ソニア「…」

西園寺「わ―い、これで決まりだね!!」

ソニア「ちょ、ちょっと待ってください!!いったい何が決まったというのですか!!」


西園寺「え―、ソニアおねぇ、まさかしらばっくれる気?
だって、小泉おねぇの見取り図によると、ソニアおねぇのすぐ近くに、ボトルが落ちてるんだよ―?」


ソニア「そ、それは偶然です!!」


西園寺「この期に及んで、そんな言い訳なんて、見苦しいにもほどがあるよね―!!
あんなに都合よくボトルが落ちてるわけないじゃーん!!」


左右田「ちょ、ちょっと待てよ西園寺!!ソニアさんが殺人なんてするわけないだろ!!」

西園寺「黙れ!!脈無しの尻軽女に執着する精神奴隷のくせに!!」

左右田「精神奴隷!?なんじゃそりゃ!?」

花村「でも、けっこう的を得てるね。」

九頭龍「やれやれ、いつまで“王女様”に夢を持っていやがる。
所詮その女も、自分のために他人を犠牲にする、汚ねぇ人間の1人なんだよ!!」


ソニア「ま、待ってください!!
そもそも、証拠もないのに、犯人にされて、そんなひどいこと言われて…。こんなの、あんまりです!!」


弐大「しかし、ここまで物証がそろってしまっとるし、犯人じゃないと思うほうが難しいのう。」

弐大「おまえさんよぉ。男らしく、正直に話してくれんかのう…?」

ソニア「じょ、冗談はよしこ…」

田中「貴様ら、いい加減にしろ。」

九頭龍「あん?」

澪田「おやおや?眼蛇夢ちゃん、反論があるんすか?」

花村「そもそも、凶器から犯人を割り出そうといったのは田中くんじゃなかったっけ?」

西園寺「ふん、どうせこいつも、あの女に骨抜きにされてんだよ。痛い子のくせに、ナイトを気取っちゃってさ!!」


田中「貴様らは、忘れたのか?大広間を暗黒のベ―ルで包んだ者は、狛枝だったのだ。
つまり、狛枝以外にあの暗黒を利用できた者はいないのだ。」


辺古山「そういえばそうだな。その謎には全く触れていなかったな。」


田中「ふん、貴様ら…。有無を言わせぬほどの決定的な証拠もなきに、他者の罵倒に興じる…。
汚いと呼べるのは、むしろ貴様たちのほうではないか…?」


ソニア「た、田中さん…」


左右田「チクショウ、田中の株がどんどん上がっていきやがる!!オレだってソニアさんをかばったのに!!」

小泉「アンタの言うことが、何の説得力もない無意味なことばっかりだからでしょ。」

西園寺「そんなの、たいしたことないよ!!
どうせ狛枝おにぃに、犯行の予定を聞いてて、それを乗っ取ろうとしただけだよ!!」


弐大「狛枝は、自分は死んでもいいとか言っておったしのう。
ソニアのために、わざわざ自分が疑われるようなことをしたのかもしれん。」


狛枝「あれ?言ったっけ?」


九頭龍「あの異常者なら、共犯者にできる、ということか。」


田中「ふん、それはあり得ん。
なぜなら、俺様は今日、ずっとメス猫と行動をともにしていた。狂乱の宴が始まる前まで、ずっとな。」


罪木「でも、その前から聞いてたのかもしれないし…。」

田中「ふっ、愚者の考えそうなことだ。」

罪木「こ、今度は愚者ですか!?」


田中「そもそもあの宴を企画したのは、今日の朝のことだ。
そして、そのあとにグループ行動をしたのは、ここにいる全員が知っているはずだぞ。」


小泉「豚神が提案したグループ行動か…。
守ってなかった人もいたけど、たしかソニアちゃんと田中はそれを守っていたはずだよね。」


七海「う~ん。その場合は、狛枝くんの計画を知ることはできなさそうだね。
そしたら、ソニアさんは犯人じゃないってことになるけど…。どうかな?」


西園寺「そんなの認めない!!どうせあの痛い厨二病が、ビッチをかばってるだけだよ!!」

澪田「眼蛇夢ちゃんとソニアちゃん、仲が良かったっすからね!!」

田中「馬鹿なっ!?何を言っている、俺様は孤高の戦士だぞ!!」

小泉「孤高の戦士が他人と長いあいだ行動を共にするの…?」



小泉(田中の証言と他の人の意見…。どちらを信じるかで、裁判の結果が大きく左右されそうね…。)

PHASE4 議論開始!!



言弾:

犯行予告

停電前の立ち絵

モノクマファイル[1]

日向の死体の状況




田中「あのメス猫に殺人などできたわけがない!!」

田中「なぜなら俺様と[ずっと行動を共にしていた]のだからな!!」

西園寺「何言ってんの、【そんなの証拠がない】じゃん!!」

九頭龍「田中の野郎はソニアに夢中だった…。」

九頭龍「だがら、[田中はソニアをかばってやがる]んだ!!」

澪田「見事なラブラブぐあいっすね―!!」

左右田「それはもう、[憎いくらい]に…。」

辺古山「では、やはりソニアは、落ちていたボトルで…」

辺古山「【確かに日向を殴打することができた】のだな?」

七海「どうかな、その場合…」

七海「現場の状況と矛盾しちゃうかもよ?」

終里「はぁ?なんだよそれって。」

九頭龍「なにわけのわからないこといってやがる。」

九頭龍「とにかく、ソニアが日向をぶっ殺したんだよ!!」




小泉(田中の証言は曖昧で、確かめるのは難しそう…。なら、指摘すべきポイントは…)


>>330

不正解


辺古山「日向は確かにボトルの近くで倒れていたぞ。」

豚神「ナイフで刺された日向が停電前の立ち位置から移動することは不自然ではないな。」

小泉(しまった。間違えたみたいだ。)



小泉(もう一度よく考えよう。日向の殴打は後ろからだったんだ。
だとしたら、日向の体はどこを向いてないといけないのか…。
それを考えるべきじゃないかな?)

>>332

被った。

>>334

で。

【確かに日向を殴打することができた】←日向の死体の状況

正解



【確かに日向を殴打することができた】←日向の死体の状況



小泉「その推理はピンボケだよ!!」論破



BREAK!!



小泉「やっぱり、ソニアちゃんが犯人とは、考えられないんじゃないかな。」

花村「え!?ここまで来て、また否定するの!?」

田中「ふん、小泉にも、ようやく俺様の発言が理解できたようだな。」

小泉「う~ん、正直、田中の証言を援護する方法は思いつかなかったけど…」

田中「馬鹿な!?特異点となる存在だと思ってたのに!!」

澪田「今、地が出なかったすか?」

田中「気のせいだ。」

辺古山「それよりも、どういうことだ?どうしてソニアを犯人だといえないのだ?」

小泉「日向の状況を思い出してよ。たしか、テ―ブルに寄り掛かるようにしてたよね?」

花村「確かにそうだけど…何がおかしいのかな?」

小泉「殴打は日向の後ろからだったんだよ?つまり、テ―ブルがある方からだよね。」


辺古山「そういえば、妙だな。
後ろからの殴打を受けたなら、むしろテーブルとは反対側に、うつ伏せになっているのが自然のはずだが。」


七海「この矛盾を解明できない限り、ソニアさんを犯人とは言えないんじゃないかな。」

弐大「し、しかし…それ1つだけで、決めてもいいことなんか?本当にソニアがクロの場合、ワシらは全滅するんじゃぞ?」

ソニア「で、ですから、わたくしは犯人じゃありませんって!!」

豚神「強いて言うなら、ぶどうジュ―スのこぼれかたが不自然だな。」

終里「ぶどうジュ―ス?それの何が変なんだよ?」


豚神「ソニアのそばにあったぶどうジュースは、まだ中身が残っていたな。
その状況で、ボトルを縦に振った場合、ソニアの方向にぶどうジュースが散るはずだ。
ソニア自身にかかってもおかしくない。」


罪木「首の傷跡からして、ボトルは横に振ったわけじゃなさそうですからね…。」


七海「でも実際は、ジュースはソニアさんの前方だけにしかこぼれていなかった…。
だから、ソニアさんが犯人ってのには、無理がありそうだね。」


九頭龍「じゃ…じゃあ、ほんとにソニアは犯人じゃねえってのかよ…。」

ソニア「よ、よかったです。わたくしの疑いが晴れて。ありがとうございます、田中さん、小泉さん。」

左右田「あれれ、オレは?」

ソニア「邪魔者は引っ込んでてください!!」

左右田「あれぇ!?」


西園寺「でも、それじゃ今度こそ振出しに戻っちゃうじゃん!!もうほかに手がかりもないんだよ!?」


弐大「あのボトルが凶器じゃないんなら、ほかのボトルが怪しいのう。
小泉の見取り図によると、その付近にいたのは、小泉と、澪田と西園寺じゃが…」


澪田「うげげ!!唯吹っすか!?」

西園寺「何言ってんの!!そんなわけないじゃん!!」


七海「そんなの考えるまでもないよ。
どっちも日向くんから遠いから、あの暗闇の中をたどって、日向くんの後ろから殴打するなんて、ムリゲ―だよ。」


罪木「そ、それじゃあ、一体だれがボトルで殴打したんですか!?」

豚神「ふん、考えられる可能性は、1つしかあるまい。」


豚神「そもそも、ぶどうジュ―スのボトルが凶器ということ自体が、間違っているのだ。」



小泉(えっ…!?)



左右田「は、はぁ!?御曹司なんてやってるから、ついに頭がおかしくなったのか!?
ボトルが凶器じゃないんなら、もうほかの可能性なんてないじゃねぇか!!」


豚神「ふん、愚民め…。考えることを放棄するな。可能性ならまだあるはずだ。」



小泉(ボトルが凶器じゃない…?じゃあ、一体何が凶器だっていうの…?)

小泉(…)



狛枝「あは、小泉さん。何か思いつきそうな顔してるね?」




小泉(この推理は、おそらくこの事件の核心に迫るものだ…。)


小泉(でも、なんでだろう…。この謎は、解いてはいけない謎のような気がして…)



小泉(そう、アタシたちが開けようとしている箱は、パンドラの箱なんじゃないかって…)

※3択の問題が同時に3つ出てきます。その答えを、左から順に並べてください。(例: 赤 青 黄)



PHASE5 ロジカルダイブ開始!!



小泉(このミニゲーム…。日向の声優が、バーローな名探偵と同じだから成立するようなものなのに…。
なんでアタシがスケボーなんかしないといけないのよ…。)



狛枝「そんなことより、下着が見えないようにすることに神経を使ったら?」

小泉「!?」




Q 1 日向をナイフで刺したのは誰?

赤:狛枝 青:西園寺 黄:日向



Q 2 刺した人間と、日向が寄りかかっていたテーブルの間には何があった?

赤:料理 青:ボトル 黄:ぶどうジュース



Q 3 日向の首の骨折の原因は?

赤:ボトル 青:テーブル 黄:骨付き肉



>>342で。

赤、青、青

パンツハンターなんというド間抜け…




>>342

1つ違います。もう1度。

>>344

被っちゃったので、>>343をとります。



赤‐黄‐青



小泉「推理はつながったわ!!」



COMPLETE!!




小泉「その謎を解き明かすには、日向の状況を考えればいいんじゃないかな?」

終里「ただ倒れてただけだろ?」

小泉「その倒れ方を思い出してみて。日向は確か、テ―ブルに寄り掛かるようにしていたんだったよね?」


澪田「う~んと…。確か、殴打の跡は、後ろにあるんすよね。
でも、倒れ方は仰向けだったから、後ろの殴打とは考えられないんすよね。」


西園寺「じゃあ日向おにぃは、前から殴打を受けていたってこと?」

罪木「いえ…。日向さんの体には、前方からの殴打の跡なんか、ありませんでしたけど…」

西園寺「ゲロブタが嘘を言ってんじゃないの―?」

豚神「いや、俺も念のために調べたが、罪木の言うとおり、そのような跡はなかったぞ。」

終里「おいおい、おかしいじゃねぇか!?前方から攻撃を受けなきゃ、後方のテ―ブルに吹っ飛ばされることもねぇだろ!?」

弐大「ど、どういうことじゃぁ!?なら、どうして日向は、テ―ブルに寄り掛かっていたんじゃあ!?」

小泉「考えてみたら、本当はとても単純なことだったんだよ。」

罪木「た、単純…?」

花村「今まで誰にもわからなかったのに、いきなり、単純だなんて…」

花村「相当ウルトラCな犯行だったんだね!!」

澪田「真昼ちゃんはもうわかってるんすか?それってなんなんすか?」


小泉「事件の最中を想像してみてほしいんだけど…
事件は、狛枝が日向を刺したことから始まったんだよね?」


小泉「ナイフを刺された日向は、どうなるかな?」


ソニア「それはもちろん、あまりの痛みに、大声を出しちゃいそうです!!
あんな大きいものが刺さったら、一発で逝っちゃいそうですから!!」


左右田「ソニアさん、悪いですけど、もう1回…」


小泉「確かに、大声も出すかもしれないけど、それだけじゃない。」


小泉「おそらく、刺された勢いで、後ずさったんじゃないかな?
日向の停電前の立ち位置から、寄り掛かっていたテ―ブルに向かってさ。」

小泉「そして、何かのきっかけで、転んでしまった。」

左右田「転んだ?何言ってんだ?それで、なんで殴打と関係するんだよ?」


小泉「多分、仰向けになるように、相当の勢いで転んだんだよ。そして、日向の首に、運悪く当たってしまったんだ…。」


田中「当たっただと…?俺様は、あの女(お母さん)の料理で、幾度となく当たっていたが…。」

罪木「その当たったじゃないと思いますけど…。」

弐大「いったい、何が当たったというんじゃあ?」

小泉「“テーブルのふち”、だよ…。」

弐大「な、なんじゃとぉおお!!!?」

西園寺「じゃ、じゃあ、日向おにぃが首を骨折したのって、偶然だったの!?」

九頭龍「ば、ばかいえ!!たかが転んだだけで、首を骨折なんてあり得るか!!」

罪木「で、でも、それなら、日向さんの首の傷の跡と、ぴったり合います!!」

豚神「あまり太くなく、角が立っているようなもの…。だったな。」


澪田「そういえば唯吹、そんな感じの音を聞いたっす!!」

~回想~



左右田「うわぁ!!停電か!?」

終里「電気つけろって!!飯が食いずれ―じゃね―か!!」

日向「くそっ!!どさくさに紛れて、未回収のパンツを狙うぞ!!」

西園寺「ちょっと、今わたしのおしり触ったの誰!?」

小泉「みんな、落ち着いて!!こういう時は、落ち着かないと!!」

西園寺「あ―ん、足ふまないでよ―!!」

ソニア「これって、ブレ―カ―が落ちたんじゃないですか?」

左右田「よし、ちょっと待ってろ、オレが壁伝いに、ブレ―カ―をあげてくっから…。」



日向「うがああああああああああああああああ!!!!!!」



小泉「!?」

小泉(な、なに、今の声…?いったい誰の悲鳴…?何が起こってるの!?)



“ゴッ”




~回想終了~



澪田「今思い返してみればあの音は、テ―ブルにぶつけたような音だったっす!!」


澪田「あのテ―ブルには、いっぱい料理が置いてあったんで、
テ―ブル自体はそんなに動いてなかったっぽいすけど、コップの揺れた音とかも微妙に混じってたっす!!」


小泉「うん、これだけ証拠があれば、間違いなさそう…」





九頭龍「なめられてたまっかよ!!」反論




小泉「な、なによ!!いったい何がおかしいっていうの!?」

九頭龍「おかしいも何も、そんな現実味のねぇこと、信用しろって方がおかしいぜ…!!」





小泉(確かに、普通に考えたら有り得なさそうなことね…。
でも、それを裏付ける、決定的な証拠を、アタシは持ってるはずだ!!)

これから、小泉と九頭龍の1対1の戦いが始まります。

途中で相手がいくつかのウィ―クポイントを出すので、議論の要領で言刃で斬ってください。



反論ショーダウン(VS九頭龍)開始!!



言刃:

モノクマファイル[1]

罪木の証言(首の傷)

日向の足

こぼれた跡



九頭龍「常識的に考えてみろ…。」


九頭龍「たかが転んで、ぶつけただけで、首を骨折するなんて、そんなことあっかよ!!」


九頭龍「大体、転んだ先に、都合よくテーブルの角に首をぶつける確率なんて…」


九頭龍「【左右田に彼女ができるくらい低いだろうが!!】」


九頭龍「それに、本当にボトルでの殴打はあり得ねぇのかよ?」


九頭龍「ソニアの偽装工作を疑うほうが、有意義だと思うけどな…!!」

発展!!




小泉「さっきも言ったけど、ジュースのこぼれ方からして、ボトルでの殴打は考えられない…。
そもそも、ボトルで殴打したら、日向はうつぶせになるはずなのよ。」


小泉「確かに、テーブルで首を骨折する確率なんて、ほとんどないかもしれない…。」

小泉「でも、ゼロじゃない!!実際、それは起こったはずだよ!!その証拠を見せたら、納得してくれる?」





九頭龍「は、ないものねだりをするつもりはねぇよ…。」


九頭龍「そんな証拠があったら、もうとっくに出ているはずだからな!!」


九頭龍「大体、転んだっていうのも疑わしいぜ…。」


九頭龍「転ぶ原因になりそうなものも…。」


九頭龍「【転んだっていう証拠もねぇ】しな!!」



>>354

また被っちゃった。>>356で。

【転んだっていう証拠もねぇ】←日向の足

正解




【転んだっていう証拠もねぇ】←日向の足





小泉「その言葉…斬らせてもらうよ!!」論破



BREAK!!



小泉「いや…。あったんだよ。転んだっていう証拠がね…。」

九頭龍「は、はぁ!?なんなんだよそれ!!」


小泉「日向の足についてるジュ―スだよ。
多分日向は、狛枝に刺された後、ジュ―スを踏んで、滑って転んでしまったんだよ。」


辺古山「しかし…。停電の前に踏んでいたという可能性はないのか?」

小泉「それはおそらくない…。なぜなら…」




1.日向はそもそも踏んでない

2.かかとにしかついてなかった

3.まだ乾いてなかった

>>359で。

1

不正解


小泉「日向はそもそも踏んでいないんだよ!!」

九頭龍「お前さっき、自分で踏んだって言ったじゃねぇか。」

小泉「あれ?そうだっけ?」

九頭龍「…」


小泉(もう一度考え直そう。)

>>362

3

不正解



小泉「まだ日向の足のジュ―スは、まだ乾いてなかったんだよ。」

九頭龍「お前は、ジュ―スがどの程度の時間で乾くかを把握してんのか?」

小泉「…してない。」

九頭龍「…」



小泉(あと一択だけど、一応…)


>>364

2

正解


小泉「これで証明できる!!」解



小泉「日向の足には、かかとにしかジュースが付いてなかったんだよ。
普通に考えたら、こんな付き方、有り得ないよね?」


弐大「確かに、中途半端じゃのう。」

ソニア「で、では、なぜそのように妙な付き方になってしまったのですか!?」

小泉「おそらく、ジュ―スを踏んだ時、日向は正常な体勢をとれていなかったんだよ。
例えば、上半身が後ろにのけぞった体勢とかね。」


西園寺「そっか。かかとでしか歩けないような不安定な足取りだったなら、
ジュ―スを踏んで、すべってこけるのは、有り得ることなんだ。」


七海「そして、そんな体勢になるのは、停電中に刺された時しかない…。」


九頭龍「マ、マジかよ…。ほんとに日向は、偶然で死んだってのかよ…。」

左右田「ちょ、ちょっと待てよ。」

澪田「どうしたんっすか?」

左右田「小泉の話だと、結局のところ、殺したのは狛枝ってことだろ?」

小泉「…」

豚神「そうなるな…。」

花村「なんだ。結局、最初の結論であってたんだね!!こんなに議論を重ねる必要なんてなかったんだ!!」

九頭龍「小泉のヤロ―が、余計なことを言い出さなかったらな…。」

小泉「…」


ソニア「あ、あの、そんな言い方はないのではないでしょうか。
小泉さんはただ、謎を解明しようとしただけですし。」


九頭龍「しかし、こいつのせいで、間違った結論にたどり着くかもしれなかったんだぜ?
オマエだって1回犯人だと疑われたじゃねぇか。」


九頭龍「ったく、議論を散々かき回しやがって…。」

罪木「べ、別にいいじゃないですか…。結局、正しい結論に行きついたわけですし…。」

九頭龍「はん、ここにはお人よししかいねぇのかよ。」

西園寺「小泉おねぇは悪くない!!お前の心が狭いだけだ!!背が低けりゃ徳も低いのかよ!!」

九頭龍「な、なんだとこらぁ!!大体てめぇも人のこといえねぇだろ!!」

狛枝「ま、結局結論は出たんだよね?じゃ、そろそろ投票タイムを始めちゃわない?さあみんな、ボクに投票してくれ!!」

弐大「ふん、やっぱりお前さん、狂っとるのう。」

左右田「今すぐその息の根を止めてやるぜ!!」

澪田「モノクマちゃーん!!テイク2たのむっす!!」

モノクマ「はい、それでは、投票タイムに参りましょう!!」


モノクマ「オマエラは、お手元の…」




小泉「みんな、ちょっと待って!!」



モノクマ「すうぃ―!?」



左右田「!?」

西園寺「おねぇ!?」

小泉「…」

田中「どうした…。まだ何かあるというのか…?」

九頭龍「まぁたみんなを混乱させようってのか?」



小泉「何っていうのかな…。何か、とてつもなく重大な何かに気付いてないような気がする…。
誰かの、恐ろしい“悪意”に…。」


小泉「この学級裁判自体に、違和感を覚えるというか…。」


九頭龍「なんだぁそりゃあ?ンなわけわかんねぇ理由で、わざわざオレらを止めたってのかよ!!
いい加減にしないと、海外に売っ払っちまうぞ!!」


七海「ん―、じゃあ、もう1度、事件を最初から振り返ってみたらどうかな?
そこで何かおかしな点がないか、もう1回確認してみよう。」




小泉(事件をもう一度振り返る…。
これでアタシのいやな予感が、杞憂だったって、確認できればいいんだけど…。)


狛枝「いやな予感って、海外に売られること?」

小泉「海外はいやかな。」

狛枝「国内ならいいの?」

これからクライマックス推理に入るのですが、
問題の出し方がわかんなかったので、ただ小泉さんが延々と事件のまとめをしゃべるだけです。

これで、事件のおさらいをしてください。

クライマックス推理開始!!



act.1


小泉「事の始まりは、昨日の晩、ある人物が豚神に犯行予告を送ったことだった。」


小泉「それで、責任感の強い豚神は、みんなを死なせないために、パーティを開催したんだ。
それでも結局、殺人は止められなかったんだけど…。」


小泉「彼は、自分で仕組んだくじで掃除当番になり、
パーティの前に、ナイフ、アイロン、クーラーの準備をしておいた。」




act.2


小泉「そして、全員がそろったわけじゃなかったけど、パーティが開催された。
ぶどうジュースがこぼれたのも、開催の後だったと思う。」


小泉「そして、彼の仕組んでいた罠が、作動し始めたんだ。クーラーによって、停電が起こってしまったんだよ。」

act.3


小泉「停電で、豚神を含めみんなが暗闇に困惑している間に、
彼は卓上ランプの電源コードを伝い、テーブルに近づいた。」


小泉「そこで、予め隠しておいたナイフを取り出した。そして、そのナイフで、日向を…。刺したんだ…。」

小泉「でも、そのナイフの傷は、幸か不幸か、致命傷とはならなかったんだよ。」




act.4


小泉「じゃあ、本当の致命傷は、なんだったのか?それは、首の骨折だった。
それは、どうやって起きたかというと…。」


小泉「彼に刺された勢いで、日向は後ろにのけぞってしまった。
それで、バランスを崩してしまった日向は、後ろに後ずさる形になったんだけど…。」


小泉「そこに、不幸な偶然が重なるんだよ。」


小泉「たまたま日向の後ろにこぼれていたジュースのせいで、日向は滑って転んでしまった。
ただでさえ不安定な体勢だったから、あらがいようがなかったんだね…。」




act.5


小泉「さらに不幸なことに、転んだ先に、ピンポイントで首にぶつかるように、テーブルが待ち受けていたんだよ。」

小泉「それで、テーブルの縁に首を強く殴打した日向は、首を骨折して…。」

小泉「そのせいで、首に殴打のような跡があるのに、日向はテーブルに寄り掛かるようにしてたんだよ。」





小泉「そして、そんなことを引き起こした元凶こそが…」





小泉「狛枝凪斗!!アンタだったのよ!!」




COMPLETE!!

そろそろ用事があるので、終了します。夜に更新はたぶん無理かな…。

明日も6時くらいに始めます。

悲鳴に違いがあるのはミスです。(笑)



言弾を確認できるようにしといたほうがいいかな?

コトダマ→>>279>>280


再開




狛枝「すごい!!ボクみたいなクズでもよくわかるように、きれいにまとめられてるね!!」

七海「それで、何かおかしい点は見つけられたのかな?」


小泉「…」


左右田「なぁ、もういいんじゃねぇか?ここまで疑り深く考えても、しょうがねぇだろ。」


小泉「良くないよ!!」


左右田「うぇ!?」

終里「どうしたってんだよ?」

花村「犯人なんて狛枝くんで間違いないし…」

小泉「違う…。違うよ皆…」

狛枝「違う?何が違うのさ?」

小泉「…」



小泉(アタシの考えが間違ってないとしたら…。この事件は…。)


小泉(アタシに、こんな事実を受け入れられるの?本当に、この事件を解決していいの…?)




豚神「今までの推理のどこかが間違っているということか?」

小泉「いや…。推理自体は間違ってないと思う。」

花村「え―っと…。意見が一致してないと思うんだけど?もしかして、情緒不安定?」

九頭龍「もういいだろ。そんな奴の言うこと、本気で聞くことなんてねぇよ。さっさと投票タイムに入ろうぜ。」

ソニア「あの…。いちおう最後まで聞いてみましょうよ…。全員が納得していた方がよいでしょうし。」


小泉「アタシはね…。ずっとおかしいと思ってたんだ。
事件の直後から1番狛枝が怪しかったし、議論の結果も、狛枝だった…。」


西園寺「それがどうかしたの?おねぇ。」



小泉「いくらなんでも安直すぎないかな?こんな簡単な答えが、本当に正解なのかな?」

小泉「モノクマは、こんな議論をさせるために、わざわざ学級裁判なんて開いたのかな?」


小泉「だって、下手したら、学級裁判が始まった時点で、
反論する人が出ず、1分もたたずに終わっていた可能性もあったんだよ?」


小泉「そんな単純な方法でも、行きつけていた結論だったんだよ?」


小泉「それにもかかわらず、モノクマは、学級裁判を開いた…。
なんでモノクマはそんなことをしたのかな…。」


左右田「そんなの、うまくいけば、さっきみたいに話がねじれて、
違う奴がクロになるんじゃないかって、なかば博打のような気分でやっただけじゃないか?」


小泉「そうだといいんだけど…。ほんとにそんな結論でいいのかな…。」




小泉「そういう風に考えてたら…。“新しい可能性”が見えてきたんだ…。」

豚神「新しい可能性だと!?」

小泉「しかも、ただの可能性じゃない…。“とてつもなく恐ろしい可能性”なんだよ…。」

七海「恐ろしい可能性…?」

小泉「いまからアタシが話すことは、ただの可能性でしかない…。」


小泉「だけど、みんなにも考えてほしいんだ。だれが犯人なのか、だれに投票するべきなのか。
モノクマの意図は、なんだったのか…。」

小泉「そして、どんな結果が待っていようと、
落ち着いて、客観的に考えてほしいんだ。アタシたちが、一体どうするべきなのか…。」



田中「ふん。それで、貴様はどの部分に疑問を感じているのだ?」

小泉「それは…」




1.クロ

2.死因

3.凶器

4.犯行現場


>>386

1

不正解

左右田「クロは狛枝で決まりだろ。」

田中「そうでないというのなら、その証拠を提示しろ。」


小泉(もっともな意見だ。もっと具体的な話にもっていかないと。)


>>388

3

正解



小泉「これで証明できる!!」解



小泉「問題は、この事件、一体何が凶器になったかだよ。」

左右田「はぁ?そんなのナイフだろ?」

澪田「いや、ナイフは凶器じゃなかったはずっすよ!!ナイフの傷は、致命傷にはならなかったんすから!!」

九頭龍「じゃあテ―ブルが凶器ってことでいいだろ…。」

終里「テ―ブルが凶器なんて、なんかしっくりこねぇな…。」



弐大「ふぅむ…、凶器かぁ…。」


弐大「!!」


弐大「凶器…。凶器じゃと!?」

罪木「ふぇ!?」


弐大「ばっかも―ん!!そんなの、たいしたことじゃないわい!!そんなことを話し合うことなど、このワシが許さ―ん!!」


花村「ど、どうしたんだい、弐大くん?どうして急に、怒り出したの?」

弐大「じゃか―しい!!とにかく、この議論は終わりじゃ!!とっとと投票タイムに行くぞ!!」



小泉(そっか…。弐大は気づいちゃったのね…。無理もないか…。)


小泉(でも、それじゃダメなんだ…!!そんな結果は、誰も納得しない…!!)

これから、パニックト―クアクションが始まります。最後の言葉を並び替えてください。
並び替えた後の文を書くもよし、記号を並べた物を書くのも良しです。



PHASE7 パニックト―クアクション(VS弐大)開始!!



  「ばっかも―ん!!」

      「さっさと投票タイムじゃあああぁあ!!!!!!」

 「もうアレしてやらんぞぉ!!」

                       「承知できんぜよ!!」

  「校庭十週じゃぁ!!」

       「みんな仲良くせんかい!!」


「ギャランドゥ~!!」




「【凶器じゃと!?そんなもの、全然大した問題じゃないわい!!】」





            【△】
             アイ


【□】コロシ                のル【○】


             ―ル
            【×】


>>392

コロシアイのルール


コロシアイのル―ル




小泉「これで終わりよ!!」



BREAK!!




小泉「凶器の判明を、おろそかにはできない…。
なぜなら、コロシアイのル―ルはあくまで、『殺した人物』がクロなんだから。」


左右田「は、はぁ!?それこそ、狛枝じゃねぇか!?」


小泉「でも、狛枝がやったことは、日向をナイフで刺したことだよね?
その傷は、致命傷にはならなかったんだよ?」


小泉「そうだとしたら、狛枝は犯人じゃない、ということになる。」


花村「え、えぇ!?ここでまさかのどんでん返し!?」

ソニア「で、では、一体だれが犯人なのですか!?」



小泉(…)


PHASE8 議論開始!!



言弾:

ナイフ

こぼれた跡

モノクマファイル[1]

ジュラルミンケ―ス




ソニア「本当の凶器とはなんだったのですか!?」

辺古山「やはり[ナイフ]じゃないのか?」

澪田「ここはあえて、[ぶどうジュ―スのボトル]っす―!!」

罪木「ふつうに、[テ―ブル]でいいんじゃないですか…?」

花村「そういえば、終里さんは、[骨付き肉]が好きだったよね?」

終里「オレなら、1分でたいらげてやるぜ!!」

豚神「まだ、[何か見落としているもの]があるのか…?」

七海「実は[毒殺]…。なわけないか…。」

西園寺「もしかしたら、[まだ見たことのない凶器]だったのかも…。」

田中「ふん。凶器など、すでに決まっておろう。」

田中「つまり、世界最大最悪の害悪と恐れられた、この[田中眼蛇夢]こそが、真の凶器なのだ!!」

左右田「じゃ、おまえが犯人ってことかよ?」

田中「馬鹿な!?なぜそうなる!?」

九頭龍「じゃあなんでそんなこと言い出したんだよ…。」

九頭龍「そうだな…。豚神の持っていた、[ジュラルミンケースの凶器]が怪しいな…。」

狛枝「すごいよみんな。そうやって切磋琢磨している姿は、希望の象徴と呼ばれるにふさわしいよ!!」

弐大「…」



小泉(アタシには、もうわかってる…。やっぱり、もう、決めなくちゃ…。)


小泉(みんなに事実をつきつけるのか、そうでないのか…!!)


若干難しいかも。


>>396


肯定出来るなら
ぶどうジュースのボトル

こぼれた跡

不正解


澪田「自分で言っておいてあれだけど、やっぱりボトルは関係ないと思うっす…。」



小泉(しまった。間違えたみたいだ。)


小泉(そもそも、どうして日向は転んだんだっけ…?)


>>399

>>395

不正解


豚神「ジュラルミンケ―スにはずっと鍵がかかっていたぞ。」


七海「その中の凶器は関係なさそうだね。」


小泉(しまった。間違えたみたいだ。)


[]のなかは賛成ポイントです。(つまり、今回の議論では必ず賛成します。)


あと、1章では言弾の記憶は使用しません。

>>402

こぼれた跡で[何か見落としているもの]に同意

正解




こぼれた跡→[何か見落としているもの]




小泉「そうかもしれない…」同意




BREAK!!




小泉「仮に…。仮にだよ?
もし、凶器が“こぼれた跡”…。つまり、“ぶどうジュ―ス”そのものだったら、どうなるのかな…?」


左右田「は、はぁ!?あのジュ―スは、意図的にこぼされていたとでもいうのかよ!?」


小泉「そんなわけない…。あれは確かに、偶然こぼされたものだよ。
そもそも、日向があれを踏んで、首を骨折したこと自体が偶然だったんだから…。」



小泉「でも、もしこぼれた跡が凶器なら…。」


小泉「“自分の意思とは無関係に、日向を殺してしまった”っていう解釈も、できるかも…。」


九頭龍「馬鹿かてめぇ!!そんなもん、いくらなんでも疑り深過ぎだ!!」

小泉「…」


小泉「そ、そうだよね!!こんなの有り得ないよね!!ごめん、みんな、ちょっとアタシ、どうかしてたみた…」







モノクマ「あれぇ?みんな知らなかったの?」




モノクマ「そもそもこの裁判は、
“狛枝クンを利用して、日向クンをぶどうジュ―スの罠にひっかけたクロ”を当てる裁判だったんだよ!!」


小泉「!!」

豚神「なんだと…!?」

花村「え―っと…。言ってることがよくわからないんだけど…」


モノクマ「あれれ?じゃあもう1回言おうか?」




モノクマ「そもそもこの裁判は、
“狛枝クンを利用して、日向クンをぶどうジュ―スの罠にひっかけたクロ”を当てる裁判だったんだよ!!」


左右田「な…な…」


左右田「なんじゃそりゃあああぁああ!!!?」

ソニア「何回言ってもわからないものはわかりません!!」



モノクマ「何言ってんのさ…。ナイフを刺したくせに殺しきれなかった、
ヘタレな狛枝クンなんかより、あんなところにジュ―スをこぼしている方が、よっぽど有罪だよ…。」


狛枝「はは、ボクがヘタレっていうのは、だいぶ的を得てるね…。」

狛枝「それにしても、ドキドキする話だよね!!偶然に偶然が重なって、まさか犯人がボク以外の誰かになるなんて!!」

狛枝「こんな事件こそ、みんなの踏み台にふさわしいよ!!」


九頭龍「じゃ、じゃあ、そのこぼした奴ってのは、誰だったんだよ?」

小泉「そ、それは…」






西園寺「終里赤音…。アンタだったよね?」



終里「あん?オレか?」


弐大「ば、馬鹿言うんじゃないわい!!終里がクロなわけがない!!そもそもこいつは、殺意なんぞ抱いてなかったんじゃ!!」


終里「ん?オレがその“くろ”ってのになったら、どうなるんだ?」


弐大「お前さんはいつまでそんなことを言っとるんじゃあ!!クロになったら処刑されるんじゃぞ!?殺されるんじゃぞ!!?」


終里「は、はぁ!?なんでオレが殺されなくちゃならねぇんだよ!?オ、オレは嫌だぞ、死ぬなんて、絶対に嫌だぞ!!」


モノクマ「え―と、どうやら議論の結果が出たようですね。それでは、投票タイム、行っちゃいますか!!」

小泉「え!?ちょ、ちょっと待ってよ!!」

モノクマ「いやです!!待ちません!!」


モノクマ「では、オマエラは、お手元のスイッチを押して、投票してください!!」

モノクマ「投票の結果、クロとなるのは誰なのか…。その答えは、正解なのか、不正解なのか…。」

モノクマ「さあ、どうなんだぁ!!」



終里「い、いやだ、死にたくない…。」


終里「お、お前ら…。まさか、オ、オレに、投票なんて、しないよな…?」




VOTE


終里 終里 終里


CLASSROOM TRIALS 1   DISMISSED



モノクマ「え―と、投票の結果はというと…。」


モノクマ「なんということでしょう、大正解!!
2人の男をもてあそび、日向クンを死に追いやったクロは、終里赤音さんでした―!!」



終里「……は?」


弐大「…」


モノクマ「ちなみに、投票は、満場一致ではありませんでした。」

モノクマ「弐大クンだけは、自分に投票してました!!」


モノクマ「でも逆に言うと、弐大クン以外の全員が終里さんに投票したってことですよね!!
さすがは“希望の象徴”、みなさん優秀ですね!!」



終里「お…おかしいだろ…。こんなの…。」


辺古山「…」

七海「…」

豚神「…」


終里「なんでお前ら、オレに投票すんだよ!?ふざけんじゃねぇぞ!!」


罪木「…」

花村「…」

田中「…」


終里「オレは死にたくないって言ったじゃねぇか!!人の話聞いてたのかよ!!」


左右田「…」

澪田「…」

ソニア「…」


終里「お前ら、自分がよけりゃいいのかよ!?自分さえ助かりゃそれでいいのかよ!!
自分さえ助かりゃ、他人が死んでも構わないってのかよ!!」


西園寺「…」

九頭龍「…」

小泉「…」


終里「何とかいえよ、お前ら!!」


終里「何とかいえよ、小泉!!」

小泉「えっ!?」


小泉「…あ………」



狛枝「あるぇ?な―んか急に静まり返っちゃったね…。」


モノクマ「え―と、じゃ、もういいですかね。
特に語ることもないし、さっさとオシオキのほう、済ましちゃいますか。」


終里「!!」

終里「い、嫌だ…。死にたくない…。」


終里「いやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだ
いやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだぁあああぁああああぁあ!!!!」



狛枝「…」

狛枝「はぁ~あ。な―んかガッカリかなぁ。」

終里「っ…あぁ!?」

狛枝「見苦しい命乞いなんて、超高校級のキミらしくないよ…。それは希望とは、言えないんじゃないかな…。」

終里「ふ、ふふ、ふざけるなぁ…!!」

終里「こ、殺す!!ぶっ殺してやる!!」

モノクマ「残念、ぶっ殺されるのは、終里さんのほうです!!」

終里「ひぃ!!」

狛枝「そんなに怖い声出さないでよ。怒ってるならホラ、深呼吸、深呼吸。」


狛枝「大丈夫。心配いらないって。終里さんの死は、無駄にはさせないからさ。」


狛枝「キミはみんなの人柱として、みんなの踏み台になれるんだ!!
うらやましいなぁ、できるなら代わってほしいくらいだよ!!」


弐大「こ、狛枝…。だまってりゃあ、言いたい放題言いおって…。」

弐大「そもそも、お前さんがすべての元凶じゃろうが!!お前さんが、処刑されるべきじゃろうがぁ!!」


狛枝「いやね、断っておくけど、ボクだってつらいんだよ。」


狛枝「本来は、ボクがみんなの踏み台になって、処刑されるつもりだったのにな…。
ボクみたいなクズが、みんなの踏み台になれるなんて、とても光栄なことだからね。」


狛枝「それなのに、何かの手違いで、ボクみたいなクズが生き残って、
希望の象徴である終里さんが死ぬことになるなんて、こんなの絶望的だよ…。」


狛枝「でも、こんな絶望的なことが起きたからこそ、この先にやってくる希望は、
きっとキラキラと輝いている素晴らしいものにちがいないよ!!」


狛枝「だからさ、みんなもそう悲観的にならなくてもいいんじゃないかな?
終里さんにとっては、残念な結果になってしまったけど、ボクがそれを無駄にはさせないからさ!!」



狛枝「すべてはより輝く“希望”のために!!」


小泉(“希望”…?)



小泉(こんなのが、希望…?)



小泉(裁きと称して、潔白の赤音ちゃんを断罪することが、希望…?)



小泉(自分の命の惜しさに、赤音ちゃんを犠牲にすることが、希望…?)



小泉(結論から言うと、アタシの推理は間違っていなかった。)



小泉(だからどうしたんだ?)



小泉(そもそもなんで、アタシはこの謎を解いたんだ?)



小泉(赤音ちゃんを、犯人に仕立て上げたかったの?)



小泉(赤音ちゃんを、この手で殺すために、アタシは…?)




モノクマ「では、今回は、“超高校級の体操部”、終里赤音さんのために、
スペシャルなオシオキを、用意させていただきましたぞ!!」


弐大「!!」

弐大「ま、待て、やめてくれ!!そ、そうじゃ、な、なら、代わりにワシを殺せぇええぇええ!!!」

モノクマ「では、張り切って参りましょう!!オシオキタ―イム!!」

弐大「やめろぉおおおおおおおおぉおおおおおおおおおお!!!!!」




終里「お…お前ら…。一生、呪ってやるからな…。」




処刑執行 超高校級の体操部 終里赤音 森の赤ずきんは野生少女




森を模した場所に連れ去られた赤音ちゃんは、木の枝にぶら下がっている。


地面には、無数のオオカミが群れているからだ。


その枝が折れる前に、ほかの木の枝に飛び移り、それが折れる前に、また別のに移る…。


それを数回繰り返した後、近くに焚火があるせいか、オオカミの群れていない小屋を発見した。


そこに行けば助かると思ったのか、赤音ちゃんは意気揚々と、その小屋に近づいて行った。


そして、その瞬間…。猟師の姿を模したモノクマが小屋から現れ、手に持った弓で、赤音ちゃんを滅多打ちにした。


弓矢の雨を浴びた赤音ちゃんは、後ろにあった大木に、磔になるようにして、息絶えた…。


その顔は、この世のすべてに絶望しているような顔だった…。






弐大「あ…あ…」

弐大「わぁあああああああああ!!」

弐大「あああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!」





小泉(アタシたちは、赤音ちゃんの死を見送った…。それでも、いまだに誰も、動けなかった。)


小泉(いろんなことが一気におこりすぎた。今までのすべてを処理して、納得するには、時間が必要なんだ。)


小泉(時間があっても、それができるのかは疑問だけど。)



弐大「お、お前さんら…。どうしてじゃ…。」

弐大「どうして終里に投票したんじゃぁあああ!!?」


西園寺「はぁ!?見ず知らずの他人のために死ねっていうの!?そんなのできるわけないじゃん!!」

九頭龍「し、仕方ねぇだろ…。オレには、どうしても死なせれねぇ奴がいるんだよ…。」



弐大「そ、そうじゃ、そもそも、小泉があんなことを言い出さなけりゃ、奴は死なずに済んだんじゃ!!
狛枝が犯人じゃないなどと、言い出すからじゃぁああ!!!!!」



小泉「え…?」



小泉「だ、だって…。だってだって…!!」


小泉「し、仕方ないじゃない!!あのまま間違えた結論にたどり着くなんて、みんな納得しないって思ったんだもの…!!」

小泉「そ、そうだ、全部狛枝のせいだ!!最初っから、狛枝があんなことをしでかさなきゃ…!!」


狛枝「そっか…。それが小泉さんの希望なんだね…。」


狛枝「終里さんの死の原因を、ボクになすりつけてみんなが満足するなら、ボクは喜んで犠牲になるよ!!
弱者を吊し上げて正義を騙る!!最っ高だねぇ!!」


モノクマ「うぷぷ…。何言ってんの、小泉さん…。
日向クンはいざ知らず、終里さんは間違いなく小泉さん達の意思に殺されたんだよ…。」


モノクマ「自分は生き残りたいからこそ、終里さんを殺してやろうって思った気持ちが、投票に反映されたんでしょ?」


小泉「そ、そんなの、この学級裁判のせいよ!!」


小泉「赤音ちゃんを殺したのは、アタシじゃない!!」





小泉「アタシは、悪くない!!」



弐大「ふ…ふ…」




弐大「ふざけるなぁあああああ!!!!」




田中「!!」

田中「貴様ら、弐大を止めろ!!全員でだ!!」

澪田「え、あ、わかったっす!!」



アタシはものすごい剣幕の弐大につかみかかられた。

そして、アタシの顔の大きさくらいあるその拳が、アタシに振り下ろされそうになったところを…

田中に、身を挺して助けられた。

次いで、唯吹ちゃん、日寄子ちゃん、左右田、狛枝が、5人がかりで暴れまわる弐大を何とか取り押さえた。




…あの弐大、本当にアタシを、殺しにかかってた…。



モノクマ「ええと、オマエラは見事にクロを当てることに成功しましたので、
もうコテージに戻っていいっすよ!!では、さようなら…。」




田中「小泉よ、とにかく、1度冷静になれ。」


田中「落ち着くまでは、弐大とは顔を合わせないほうがいいだろう。
弐大のほうは、奴らにコテージへ帰らす。」


田中「だから貴様は、早めに自分のコテージへと戻り、十分な休息を取るのだ。
弐大と和解するにも、正常な判断が必要だからな。」チミドロフィーバー


小泉「う、うん…。ごめん、田中。ありがとうね。守ってくれて。」


田中「なぁに、礼には及ばん。貴様には、勝手に死なれると困るからな…。」チミドロ…

田中「なにせ、異世界の堕天使であるこの俺様の、従順な奴隷なのだからな!!」フィーバー!!



小泉(卑猥な発言は慎め。)


小泉「田中って、痛い奴だと思ってたけど、意外といい奴なのね。頼りがいがあるかも。」

田中「ふん、頼りがいか…。貴様には劣ると思うがな。マリア様のような貴様にはな。」


小泉「マリア様って確かキリストの母お…長いこと、このネタ使われてなかったのに…。」


小泉「しかし、意外ね。アンタが止めに入るなんて。」


狛枝「当然だよ。だって、あんなことで死者を出すなんて、ボクの本意に反するよ。希望のための殺人ならともかく。
あんな風に、自分が何のために他の希望を食らってるかもわかってないような殺人はさ。」


小泉「はぁ…。アンタの言ってることの基準が、いまいちわかんないわ。」


モノクマ「うぷぷぷぷぷ…みんな、いい顔をしてたね。絶望に染まった、美しい顔だよ。」


モノクマ「覚悟しておきなよ。
1度非日常の幕が開ければ、それはジェットコ―スタ―のように、止まることなんてないんだから。」





そして、アタシは自分のコテ―ジに帰った。




小泉のコテ―ジ




小泉「…」





ダメだ。いくら考えても、自分の心を落ち着かせることなんて、とてもできそうにない。



今日起こったことを、頭の中で整理しようとして、そうしても、自分の頭から、すべてが流れ落ちる感覚しかしなくて…。



赤音ちゃん…。もうアタシを永遠に、許してくれないのかな…。




でも、そうばかり言ってられない…。



だって、まだ終わってないんだ…!!



まだ続いてるんだ…!!





アタシたちは、生きていかなくちゃいけないんだ…!!




この、コロシアイ修学旅行の中で…!!







CHAPTER1 裁く者の権利、裁かれる者の権利   END

生き残り   14人
☨ヒナタ 狛枝 豚神 田中 左右田 花村 弐大 九頭龍
☨オワリ 七海 ソニア 西園寺 小泉 罪木 澪田 辺古山

TO BE CONTINUED….




とまあ、こんな感じで、2章以降も続くわけですが…。需要あんのかな?

まあとりあえず今日は終了。


質問や不満があれば、ここで言っておいてください。


あと、学級裁判をやっていて、ここは改善してほしい!!というところがあれば言ってください。


(例えば、小泉の掛け声とか。)



CHAPTER2 罪の重さの量り方 (非)日常編





十三日目



―小泉のコテ―ジ―



映像の中のモノクマ『オマエラ、朝です!!グッモーニン!!7時になりました!!』




小泉「朝か…。昨日の事件が起こったのが、11時半で、学級裁判もあったから、寝られた時間は、そんなにないんだ…。」

小泉「…」



小泉(レストランに行きたくないな。弐大、まだ怒ってるのかな…。)



小泉「…」



小泉「ダ、ダメだよね、そんなの!!問題を後回しにしても、何も解決しない!!」

小泉「とにかく、行ってみよう!!そして、償わなきゃならないことがあれば、全力で償おう!!」

小泉「レストランには、おそらく弐大がいるはずだ…。そこで、なんとか許してもらおう。」




そうして、意を決したアタシは、自分のコテージの扉を開けた。




小泉「えっ!?」




と思うと、突然ビクッと自分の体が後退した。なんだろう、全身の毛穴がブワッと広がった感じ。

アタシは、心臓が飛び出そうになった。

だって、そこにいたのは…



小泉「に、弐大…!!」



弐大「…」





そこには、アタシのコテージの前で、仁王立ちをしている弐大の姿があった。

その意図が読めず、アタシは、コテージと外の間で、立ち往生してしまった。





も、もしかして、アタシ、このまま殺される…!?



ガバッ




小泉「えっ…!?」


と思ったら、急に弐大が、アタシの視界から消えた。



弐大「こ、小泉。昨日はすまんかった…!!」




小泉(えっと…もしかして弐大、土下座、してるの…?)



小泉「や、やめてよ弐大!顔をあげてよ!!謝るのはアタシのほうだよ。
だってアタシは、自分の命惜しさに、赤音ちゃんを…!!ご、ごめんなさい。本当にごめんなさい…。」



弐大「そ、それは言わんといてくれ…。
たまたまクロが終里だったから、ワシはアイツに投票できんかっただけじゃ…。」


弐大「ほかの誰かじゃったら、ワシはきっと、お前さんらと同じように、そいつに投票しとったじゃろう…。」


弐大「だから、お前さんはそんなに気をもむ必要はないんじゃ…。少なくとも、ワシに謝ることはない…。」




弐大「ワシは、とんでもないことをしでかした…。
あいつらが止めてくれんかったら、お前さんを殺していたかもしれん…!!」


小泉「そ、それは、アタシがあそこであんな無神経なことを言っちゃったからだよ。
それに、アタシはちゃんと生きてるし。だから弐大、顔をあげて…?」


弐大「そ、そうか…。」




そういうと、やっと弐大は顔をあげてくれた。



弐大「ワシは、あの3人にコテージに運ばれてから、ずっと決めとったんじゃ…。」


小泉(3人?)


弐大「朝一でお前さんに謝ることと、もうひとつ。」


弐大「お前さんに、終里の奴に謝ってもらうこと。」


弐大「一言でも謝れば、何が何でも許すって決めとったんじゃあ…。」


小泉「朝一?アンタ、いつから待ってたの…?」

弐大「5時からじゃあ。」

小泉「そ、そんな無理しなくてもよかったのに…。」

弐大「いや、ワシはいつも5時に起きとるけん、なにもおかしいことはないわい…。」

小泉「そ、そうなの…?」



弐大「とにかく、このはなしはもうおわりじゃ!!辛気くさいのは、ワシの性分じゃないわい!!
ほかの奴にも言っといてくれ!!気を病む必要なんてないとのう!!」


小泉「そういってくれるのは、嬉しいんだけど…」




小泉(無理をしてるのが、見え見えだよ、弐大…。)


小泉(仕方ないよね…。赤音ちゃんと、仲が良かったもんね…。
何の罪もない赤音ちゃんが、犠牲になっちゃったんだから…。)




田中「朝から騒々しいな…。」

小泉「田中?」

田中「ふ、どうやら、弐大の奴を服従させることに成功したようだな。」

小泉「ずっと見てたの?もしかして、殴り合いとかになったら、止めに入るつもりだったとか…?」

田中「!?…仕方なかろう、貴様の血を眺めるのは、気持ちのいいことではないのだからな!!」




小泉(ここにいる人は、本当はみんないい人ばかりなんだ。)

小泉(田中はなんだかんだでいろいろ助けてくれる。)

小泉(弐大だって、人を殺すなんてありえない、みんなを安心させられるような人間なんだ…!!)




だから、だろうか…。アタシ達の間で、あんな凄惨な事件が起こるなんて、想像もできなかったのは…



―レストラン―




辺古山「…」

ソニア「…」


弐大「な、なんじゃいお前さんら、やけに湿っぽいのう!!これじゃまるでお通夜じゃわい!!
さっきも言ったじゃろう、もう気にする必要はないと!!」


罪木「で、でも、だって、私たち、その…」

弐大「む、むう…。」

七海「…」




小泉(さすがに、みんなギスギスしてる…。やっぱり、みんなも罪悪感にさいなまれてるのかな…。)

小泉(これが、モノクマの目的だったの…?)

小泉(こうして、みんなの心をむしばんでいくことが、学級裁判を通してモノクマがやろうとしていたことなの…?)

小泉(えげつないことするわね…!!)




花村「み、みんな―!!そんなに落ち込んでばかりいないでさ!!ぼくのゴージャスな料理でも食べてさ、元気出してよ!!」

左右田「そ、そうだな…。そうだよな…!!よし、ちょっくら気分を入れ替えて、飯でも食うか!!」

田中「ふん、“超高校級のシェフ”、花村輝々の実力…。しかと見させてもらうぞ…!!」




小泉(花村も、左右田も田中も、必死に雰囲気をよくしようとしてる…。)

小泉(でも、1番元気に花村の料理を食べていた、あの子の笑顔を見ることは、もうできないんだな…。)




小泉(あれ…。食べる奴と言えば…)



小泉「豚神は、まだ来てないの…?」

辺古山「そういえば…妙だな。こういう時こそ、リ―ダ―の奴の出番だと思うのだが…」



小泉(そもそも昨日、弐大を止めに入った人の中に、豚神はいなかったな。
おかしいな、豚神なら、真っ先に止めに入りそうなものだけど。)


澪田「それがっすね…。白夜ちゃん、だいぶ参ってるみたいっす…。」

小泉「え?」




澪田「ほとんど不可抗力とはいえ、赤音ちゃんに投票してしまったことを、人一倍後悔してるみたいなんす。」

澪田「唯吹は、それでも朝食に誘ったんすが、みんなに顔向けできないって…」


小泉「そっか…。無理もないね…。責任感の強かった豚神が…。だれも死なせないって言ってた豚神が…
仲間を犠牲にしてしまうようなことをしたのなら…」


澪田「だから、しばらくそっとしてやってほしいっす。
そして、白夜ちゃんが戻ってきたら、絶対に受け入れてやってほしいっす…。」


ソニア「そんなの当然です!!」


左右田「そうそう、豚神の奴は、オレなんかができないこともいっぱいやってくれたしな!!」




西園寺「ふん、馬鹿正直すぎるんだよ、アンタら。」


ソニア「え!?」

左右田「ど、どういうことだよ、西園寺!!」

澪田「…」


西園寺「ここは馬鹿の見本市なのかなぁ~?」

西園寺「それとも、“敵”をもったことのない、温室ででも育ったような奴しかいないのかなぁ?」


小泉「ひ、日寄子ちゃん…?」

西園寺「わたしの経験で言えば、豚足ちゃんのような種の人間はね。
1度挫折するとね、コロッと意見を変えたりしちゃうのよね―。」


西園寺「だれも死なせないなんてきれいごと言ってた豚足ちゃんが、
いきなり殺人鬼に豹変しちゃうなんて、簡単に想像がつくと思うんだけど?」


罪木「そ、そんなの、ひどすぎますよぉ!!」

西園寺「黙れゲロブタ!!お前には話しかけてねぇんだよ!!」

罪木「ひゃわわあ!?」


小泉「ちょ、ちょっと日寄子ちゃん、そんな考え方駄目だよ。
蜜柑ちゃんだってアタシたちの味方だし、豚神だって、きっとみんなのために頑張ってくれるはず!!」


西園寺「む―、小泉おねぇがそういうなら、仕方ないんだけどさ…」





九頭龍「ん―?どうせお通夜みて―なんだろうなって思ってきてみれば、やけに賑やかじゃねぇか。」


小泉「く、九頭龍…。」


九頭龍「ってことは、傷のなめあいはすんだってことかよ?」

小泉「なっ!?」


九頭龍「どうせそうだろ?じゃなきゃ正気でなんかいられねぇはずだ。
テメ―らみて―な凡人はな。おおかた、大体の責任を狛枝やモノクマになすりつけようって魂胆だろうよ。」


九頭龍「そんなせせこましい方法で、自分を正当化しようなんて、やっぱりてめぇらは弱ぇ。」

九頭龍「オレは違う。極道として、はっきり断言してやるぜ。」




九頭龍「終里赤音は、オレが殺したってな!!」




小泉「!!」



小泉「ちょ、ちょっと、やめてよ…。」



小泉(そんなにハッキリと言われたら、赤音ちゃんを殺したのは、本当にアタシたちってことに…!!)



小泉(コ、コイツは、アタシ達のことを仲間どころか屁とも思ってないくせに…!!何がしたいのよ、コイツは…!!)




小泉「やめてよ!!なんでそんなこというのよ!!アンタは結局、みんなを混乱させるために来たってわけ!?」


九頭龍「何だとこらぁ!!大体テメ―に言われたくね―!!」

九頭龍「そもそも、オレは何にも間違ったことは言っちゃいね―だろ―が!!」

九頭龍「終里の死の原因を他の奴になすりつけるなんて、そんなの男じゃねぇ!!そんな奴は極道失格だ!!」


小泉「だからって、時と場合を考えなさいよ!!せっかくみんなが、やっと落ち着いてきたところだったのに…!!」

小泉「アンタには、空気を読むってことができないの!?この無神経!!童顔!!」


九頭龍「てめぇ、いい加減にしやがれ!!マジで東京湾に沈めてやるぞ!!」


小泉「…」





小泉「やってみなさいよ。」


九頭龍「あぁ!?」

西園寺「お、おねぇ!?なにいってんの、少し落ち着いてよ!!」


小泉「“超高校級の極道”だか何だか知らないけど…。
こんな状況だし、アンタの後ろ盾の九頭龍組だって、何の役にも立たないよ?」


小泉「今のアンタは、背伸びしたがり屋の、ただのはなたれガキよ!!」


九頭龍「ふ、ふざけんなよこのアマ…!!」




辺古山「おい、いい加減落ち着いたらどうだ、2人とも。」

九頭龍「これが落ち着いていられるか!!」

弐大「小泉も、お前さんらしくないぞ。そんな風に言い争いをしていたら、モノクマの思うつぼじゃぞ。」


小泉「う、うん、ごめん…。ちょっと頭に血がのぼってたみたい…。」


九頭龍「ったくよ、気をつけやがれ!!」

辺古山「そういうな、九頭龍。」


辺古山「悪かったな、小泉。」

小泉「え?ペコちゃんが謝ることないよ。アタシと九頭龍の問題だし。」


辺古山「あ、あとひとつ。」




辺古山「“九頭龍組が何の役にも立たない”というのは、少し違うと思うぞ…?」


小泉「え…?」





そう言ったペコちゃんの顔は、普段の冷静なペコちゃんのそれとは違った、不気味にゆがんだ笑顔だった…。




七海「あれ?そういえば、もう1人足りなくない?」

ソニア「え?誰ですか?」

花村「あれれ?そういえば、肝心なやつが足りない気がするなぁ。」


小泉「狛枝…。アイツ、どこにいるの?まさか、またよからぬことでも考えてるんじゃ…」




左右田「な、何言ってやがる!!旧館になんか居ね―からな!!」

小泉「やけにボロをだすのが早いわね…。」


澪田「ん―とっすね。猫丸ちゃんをコテージに送った後、和一ちゃんに誘われたんすよ。
凪斗ちゃんを放っておけないって。」


西園寺「日向おにぃを殺したのは、実質狛枝おにぃだし、妥当な選択だって思ってね。」

辺古山「確かに、奴を放っておくと、何をするかわからないからな…。」


小泉「ん―でも、やることがちょっと極端なような気もするな。アイツの食事はどうするの?」

左右田「あんな奴に飯なんて食わせる必要ね―って!!」

小泉「でも、それって人殺しになるんじゃない?」

左右田「指示をしたのはオレだが、実際には西園寺と澪田にやってもらったからな!!」

小泉「アンタそれでも男なの!?っていうかそもそも人間なの!?」




七海「う~ん。確かに狛枝くんを野放しにしておくのは危険かも。でも、ずっと放っておくわけにもいかないし。」

ソニア「では、当番で食事を持っていくことにしたらどうですか?」

罪木「ふふふ、身動きの取れない人への介護ですか…。最高です!!そういう人は、私よりも弱い存在ですからね!!」



小泉(大丈夫かなぁ?)



モノミ「パンパカパ―ン!!みなさんに朗報でちゅ―!!」

田中「何者だ、貴様。返答によっては、ただでは済まさんぞ…。」

モノミ「えぇ!?登場が久々過ぎて、すっかり忘れられてるでちゅ!!」

澪田「本編では、学級裁判で結構絡んでくるけど、今回は全く出てこなかったっすからね!!」

辺古山「いや、名前だけは出ていたぞ。ぶどうジュ―スを花村に渡したといったところでな。」

モノミ「たったそれだけでちゅか!?」

花村「ぼく的には、澪田さんの『カ、カセットコンロォ!?』を聞けなくて残念かな。」

弐大「お前さんの意味不明な方言がなかった方が問題ではないか?」


小泉「アンタら何の話をしてんのよ!!」




モノミの余計なお世話により、第2の島に行けるようになったらしい。

この島から脱出できる方法を探すため、アタシたちはそこへ行ってみることにした。




モノミ「ダイジェスト風にして、あちしの出番が終わらされた!?しかも、余計なお世話って!!」




この辺でいったん終了。11時くらいにちょっとだけ投稿するかも。



少しだけ投下します。




―ダイナー―



小泉(うわっ…。ダイナ―に九頭龍がいる。)


小泉(どうせ顔を合わせたら言い合いになるだろうし、今は探索に集中したいから、ここは後回しにしよう。)







―図書館―



ソニア「キラキラちゃんという殺人鬼がすごいんです!!」

小泉「何か聞くだけでメ―ンな気がするけど…」

ソニア「メ―ン?」

小泉「ま、多分事件には関係しないから。」

ソニア「事件!?」

小泉「ここにはいろんな本があるのね。何かこの島に関する手掛かりはなかった?」


ソニア「う~ん。それが、このジャバウォック島について言及されている本は、あるにはあったのですが…。」

ソニア「わたくしたちがいる島とは別の島のようです。本物の島には、中央の島に大きな建物があるらしいのですが…」


小泉「そのへんは、本編と同じね。」

ソニア「さっきから、本編ってなんですか!?」

小泉「結局、ここにも大した手がかりはなしか…。」

ソニア「庶民に無視されるなんて…」




―薬局―



罪木「すごいです!!殺虫剤から取扱注意な薬品とかもあります!!」

小泉「そんなにあったら、毒になるようなものもあるんじゃないの…?」

罪木「そうですね…。でも、知識のない人間では、ここの薬を毒としては使えないと思います。」


罪木「殺すというのは、自分の命を賭けた行為なわけですから、
殺せるかどうかも分からない毒を使えるとは思えません。」


小泉「じゃ、もし毒殺が起こったら、蜜柑ちゃんが犯人ってこと?」

罪木「はわわっ!?」



小泉(聞かなかった方がよかったか…。)




七海「小泉さん。みんなを呼んで、遺跡に来てほしいんだ。」

小泉「本編と被るところは、なるべくはしょりたいんだけど…」

七海「そんなこと言ってるから、1章で裏切り者の存在を言うのを忘れちゃったんでしょ。」

小泉「いっけない。ごめんね千秋ちゃん。千秋ちゃんのことをほのめかすの忘れてたよ。」

左右田「さっきからメタ発言ばっかしてんじゃねぇよ!!」





―遺跡―



花村「これって、遺跡…なのかな?その割には、扉が近代的っていうか…」

ソニア「中に入るためには、パスワ―ドが必要そうですけど。」

罪木「ここに、黒幕が隠れているという可能性はないですか?」

弐大「それか、島民がいないのは、ここに全員隔離されとるからかもしれんな。」

澪田「どうしてシェルタ―に隠れるの!?それじゃあ、外にいる唯吹たちの方が危険っすよ!?」

九頭龍「所詮、どれも推測の域を出ねぇな。」



西園寺「あと、『未来』って書いてあるように見えるけど?」

モノクマ「おっ!!いいところに目をつけたね!!」

辺古山「モノクマ…?何の用だ。」

モノクマ「ほら、言っていなかったでしょ?オマエラが戦うべき黒幕について。」

田中「戦うべき敵だと…?」

小泉「何言ってんのよ!!黒幕は、アンタでしょ!?」

モノクマ「うん。殺し合いをさせたのは、ボクですね。」

モノクマ「でも、ここに連れてきたのが、ボクとは限らないでしょ?」

左右田「確か、記憶を奪ってここに連れてきたのはモノミで、お前じゃないと言ってたな。」

モノクマ「具体的に言うと、モノミはね、黒幕の手下なんだ!!」




モノクマ「その名も、『未来機関』だよ!!」




九頭龍「未来機関だと…!?その組織が、オレらを閉じ込めた理由はなんだよ!?」

モノクマ「それは、ボクなんかに聞くよりも、オマエラの中の誰かに聞けば?」

花村「な、何を言ってるのかな?ぼくらにそんなの知っている人がいるわけないよ。」

モノクマ「それがね、いるんだよ…。」



モノクマ「モノミと同様、オマエラを陥れようとしている未来機関の手下が、オマエラの中に!!」


田中「何っ!?」

左右田「いわゆる、裏切り者ってやつか!?」

九頭龍「確かに、いてもおかしくねぇな…。」


九頭龍「効率よく殺し合いを起こさせようとして、黒幕がオレ達の中に刺客を紛れ込ませているってのも、
想像に難くねぇ…。」


弐大「だ、誰じゃ、その裏切り者というのは!!黙っていると、ロクなことにならんぞ!!」

モノミ「み、みなさん、落ち着いてくだちゃい!!モノクマの言うことなんか信じちゃいけまちぇん!!」

西園寺「うるさいんだよ!!アンタがいるとややこしくなるから話しかけてくんな!!」

モノミ「きゃあ!!なんという叱咤!!そこにしびれる憧れる~!!」




小泉「み、みんな、あんまり憶測だけで、物事を判断しちゃダメだよ。」


小泉「未来機関ってのも記憶がないってのも裏切り者ってのも、モノクマの嘘かもしれないし。
アタシ達は、これ以上殺し合いを起こさせるわけにはいかないんだよ!?」


七海「そうだね…。今日は、心を落ち着かせるために、もう解散しよう。」





何なのよ…。未来機関とか、シェルターとか、裏切り者とか…。



謎が謎を呼んで、結局何も解決しないままだ…。外の世界では、一体何が起きてんのよ…?




今日はこれでおしまい。おやすみなさい。



※2章以降は、基本的に1章よりも日常編は短いです。このペ―スなら、2日後には非日常編に突入するかな?




十四日目



―レストラン―




左右田「…」

小泉「左右田?いつになく真剣に考え込んでいるけど、どうしたの?」

左右田「ああ。とんでもない大問題が発生してんだよ。」

小泉「だ、大問題…?裏切り者とか、未来機関とかについて、何かわかったの…?」

左右田「いやよ、せっかくビ―チがあるのに、女子の水着姿が見れねぇってのがよ!!」

小泉「…アンタにちょっとだけでも期待していたのが間違いだったわ。」




左右田「でもよ、チャンドラビ―チだっけか?せっかく大層なビ―チがあるのに、
なんでビ―チ大会を開こうっていう案が誰からも出て来ないんだよ!!」


小泉「アンタが開けばいいじゃない。」

左右田「オレが開いたらどうせ野郎しか集まらねぇだろ!!」

小泉「納得した。」

左右田「納得すんなよ!!」



左右田「そうだ、いっそ小泉が開催してくれよ。それなら、男女両方集まるだろ。」


小泉「なんでアタシが…。そもそもアタシ、ビ―チあたりはまだ探索してないから、地理もよくわかってないし。
男どもの嫌な目線を感じるためにビーチを探索なんて嫌だよ!!」


左右田「安心しろよ。オレはソニアさんの水着しか見ねぇから!!」

小泉「それはそれでなんか嫌だ!!」


左右田「まあ、前座はこれくらいにしてだ。」

小泉「今までのは前座だったの!?」




左右田「覚えているか?学級裁判でのオシオキをよ。」

小泉「…たしかに、真面目な話のようね。」


左右田「あれはよ、モノクマがスイッチのようなものを押して、
クレ―ンみたいなものを動かして、クロを処刑場に送るって感じの物だったろ?」


小泉「…うん。それがどうしたの?」




左右田「オレは思うんだけどよ。あのオシオキが恐ろしいゆえに、殺人を犯してしまう奴もいるんじゃないか?」


左右田「誰かに完全犯罪をされると、自分は処刑されちまうんだからな。
誰かに殺人を犯される前に、自分が殺人を犯そうってやつが出て来るかもしれねぇ。」


小泉「…なによ、それにアンタがなろうっていうの?」


左右田「そうじゃねぇ。逆に言うと、オシオキが機能していなければ、
防げたかもしれない事件だって、これから出て来るんじゃねぇかと思うんだよ。」


小泉「…それは一理あるかもね。そもそも、人の命を弄ぶようなシステムなんか、
機能していないに越したことはないわ。」


小泉「でも、それってただの願望じゃないの?
アタシ達の力じゃ、オシオキを止めるようなことはできないと思うけど…」



左右田「オレを誰だと思っている?“超高校級のメカニック”だぜ?
あともうちょっと、処刑のメカニズムが分かれば、オシオキってのを止めることも夢じゃねぇよ!!」


小泉「本当に!?今、アタシの中でアンタの株がどんどん上がってるよ!?」

左右田「いや、あんまり期待されても…。肩透かしかもしんねぇからよ。」

小泉「ちょっと、そこは男らしく、断言してよ…。」


左右田「まあ、オレのやれることはやってみせる。
オレなりに処刑のメカニズムを解析して、できることならモノクマに処刑をさせないようにして見せたい。」


左右田「だから、オレが死んだときに、オレが得た情報を引き継ぐ奴が欲しいんだよ。」

小泉「し、死ぬって…!!縁起でもないことを言わないでよ!!」

左右田「もしもの時のためだよ。一応、弐大や花村には、この話をしたんだけどよ。」


左右田「この先、いくらの犠牲が出るかはわかんねぇから、小泉にも覚えていてほしいんだよ。
オレのコテ―ジに、オレなりに得た情報をまとめた資料が残ってるからよ。」


小泉「え?なんで全員に言わないの?」




左右田「裏切り者ってのが、誰かが分からねぇ。
オレなりに判断して、裏切り者じゃなさそうなやつに話を持ちかけているってわけだ。」


左右田「オレは、これでも小泉を評価してんだぜ?小泉は、1番裏切り者からは遠そうだ。」

左右田「だから、オレの死後も、小泉に情報を託せるってわけよ。」


小泉「うん…。わかった。でも、死なないことを、1番に考えてよ?」


左右田「当然だろ!!死ぬのは怖いからな!!
こういう死亡フラグを立てておけば、逆に生き残りやすいだろ!?」


小泉「何の根拠があって言ってんのよ、それ…。
途中まではけっこうかっこよかったのに。やっぱり左右田は左右田ね。」


左右田「仕方ねぇって!!オレってこういうキャラだし!!」

小泉「まあ、本人が開き直っているなら、それでいいか…。」








モノクマ「オマエラ、エマージャンシ―!!至急、ジャバウォック公園まで来てください!!」



―ジャバウォック公園―




澪田「なんなんっすか、いきなり呼び出して…。」

左右田「どうせ、ろくなことじゃねぇ…。」

西園寺「じゃあ、なんで来たの―?」

左右田「従わなかったら後が怖え―だろ!!」




モノクマ「あれ、豚神クンと狛枝クンがいないね。ま、いっか!!」

モノクマ「それよりオマエラは、そこにあるゲ―ムをご覧ください!!これがボクから贈る、今回の動機です!!」



モノクマ「その名も、トワイライトシンドロ―ム殺人事件!!」



モノクマ「今回は、動機はいらないって思ってたんだけどねぇ…。
まさか弐大クンと小泉さんが仲直りするなんて…。ま、予想の範囲内だけどね!!」



辺古山「貴様、ふざけているのか!?殺人が起きることがわかっていて、そんなゲームをする奴がいるわけなかろう!!」


モノクマ「ええ?どうして断言できるの?オマエラは、14人もいるんだよ?」


モノクマ「好奇心に負けて、プレイしてしまう人がいるかもしれない…。
そしたら死ぬのは、プレイした人間でなく、プレイした人間が殺そうと決意した人間だよ?」


辺古山「クッ…。」


モノクマ「そして、その好奇心をさらに大きくするための、ボクからの伝言!!」


モノクマ「このゲ―ムには、オマエラの記憶についてのヒントが混ざってるよ!!
そして、1番にクリアした人には、さらなるヒントとしての、特典が付いてきます!!」




小泉(なんか、とても嫌な予感がするゲ―ムね…。)





モノクマ「ちなみに、トワイライトシンドロ―ム殺人事件はホラ―ゲ―ムなので、お子様のプレイはお控えください!!
対象年齢20歳以上だよ!!」


小泉「それじゃあできないじゃん!!」

九頭龍「確かに本編のは、血が赤いし音楽も不気味で、けっこう怖かったな…。」

ソニア「まさかの既プレイですか!?」

七海「ちなみに、トワイライトのとあるアレはセロレ―ディング15歳以上だったよ。」

小泉「モノクマのより下じゃん!!」


モノクマ「ちなみに、本編も15歳以上である。
でもなぜかダンガンロンパ1では17歳以上になっている。2から始めた奴どうするんだよ。16歳だったらどうするんだよ。」


左右田「じゃあ西園寺と九頭龍はダンガンロンパをどっちもできないってわけだな!!」

九頭龍「はぁ!?てめぇも命がいらないようだな!?」

西園寺「わ…、わたし16なんだけど…。」

辺古山「ぼ…、九頭龍は18だ。」


みんな「ええええええええええええええええええええええええええええええええ!!!!!?」


左右田「マジかよ!?ぜってぇ年下だろ!?中学生だろ!?」

モノクマ「ここにいる人は全員高校生です!!っていうか話逸れてない!?」

小泉「あんたが逸らしたんでしょ―が!!!」




※みんなの年は適当です。公式ではありません。






小泉「と、とにかく、このゲ―ムは放置しよう!!」

花村「放置プレイだね!!」

小泉「そうよ、誰もプレイなんかしなかったら、すべて丸く収まるんだから…!!」




そんな根拠のないことを言いながら、アタシたちは解散した。

今思えば、アタシはどうして、あんなに、愚直なまでに、楽観的思考にしがみついたのだろうか…。

…ここに豚神がいれば、愚かな考えをしていたアタシを、一喝してくれてたかもしれないな…。




今日はこの辺で終了します。



十五日目



―レストラン―



小泉「…」

澪田「あれれ?みんな元気がないっすよ!!ここは唯吹の出番っすね!!」

澪田「モノモノヤシ―ンで出たウクレレで、一曲歌うっす―!!」



澪田「ケラケラケラケラ笑ってる。」


罪木「むしろ気が滅入りそうです…。」




花村「ねぇ、みんな。まさかあのゲ―ム、やってないよね?
あのゲ―ムをプレイして、誰かを殺そうとなんて、してないよね?」


弐大「ワ、ワシはしとらんぞ!!」

ソニア「わたくしもです!!」


西園寺「馬鹿じゃないの?やった奴がいたとしても、そんなこと聞いて名乗り出る奴なんているわけないじゃん。」

左右田「それもそうだな…。」



田中「そういえば、荘厳なる太陽の出づるひとときに、あの異常者に餌付けを演じる予定の役者は誰だ?」

ソニア「えっと…。朝食を狛枝さんに渡しに行く当番は、確か小泉さんではありませんでしたか?」

小泉「え、アタシ?」



小泉(正直言うと、あまり会いたくないな。アイツの考えてることは、アタシにはほとんど理解できないから…。)



小泉「じゃ、ここにあるものを適当に持っていくわ。」

七海「頼んだよ。」



―旧館 大広間前―



小泉(この先に、狛枝がいる…。うう、緊張するな。)


小泉(あれ?この言葉だけを聞くと、片思いの少女みたい。)

小泉(はぁ…。そんな状況のほうが、どれだけよかったか…。)



そして、意を決したアタシが、そこに入ってみると…





―大広間―



狛枝「もれるもれるもれるもれるもれるもれるもれるもれるぅううううぅううぅう!!!!!!!」ゴロゴロ



小泉「なに床をゴロゴロ転がってんの…?」

狛枝「あ、小泉さん大変だよ!!ボクのケツから希望が溢れてくるよ!!」

小泉「それってセクハラ?」


狛枝「だって、おとといから全くトイレに行けてないんだよ!?
1晩中便意と戦ってたけど、もう限界だよ!!ボクのケツが“超高校級の希望”だよ!!」


小泉「いや、なにもうまくないから。」




小泉「ま、どうでもいいから、はいこれ。朝食よ。」


狛枝「こんな状況なのに、さらにご飯を食べろって?
どうやら小泉さんは、どうしてもボクの希望を見たいよう…」



朝食:トムヤムクン 鍋焼きうどん 味噌汁 コ―ラ



狛枝「あの…小泉さん?なんで全部汁物なの?」


小泉「好き嫌いはよくないぞ☆」


狛枝「いや、“☆”じゃなくて…。ボク、手をふさがれてるから、パンとかしか食べられないんだけど…」


狛枝「小泉さん、キミはなんてドSなんだ!!
ボクが慌てふためいて、希望をまき散らすさまを見たいんだね!!それが小泉さんの希望なんだね!!」




小泉「希望、ね…。ずっと思ってたんだけど、アンタの言う希望ってのは、一体なんなの?」


狛枝「ふうん。ボクみたいなクズの言うことを気にしてくれるなんて、なんて小泉さんは優しいんだ!!
さすがは“超高校級のおか」



ドゴォ!!←腹キック



狛枝「かhjw@イオtじぇあpg真央3y☆句390t!!!!!!」




狛枝「ボクが敬愛しているのはね…。
キミたちのような人間が持っている、素晴らしい才能なんだ!!」


狛枝「あ、言っとくけど、これは“憧れ”なんかとは違うからね。
ボクのはなんか、もっとこう、純粋で…無償の愛みたいなものなんだよ…。」


小泉「何よそれ…。それと、殺人を犯すことと、何の関係があるっていうの!?」

狛枝「う~ん。前回の事件は、ちょっと事情が違うんだよ。少し消化不良って感じかな。」

小泉「消化不良…?そんなことで、日向達は死ななきゃいけなかったの!?」


狛枝「そんなに怒らないでよ。あの事件が起こったことをきっかけに、次の事件はがぜん起こりやすくなった。
その意味では、あの事件は成功だよ。」


小泉「…」ブオンッ!!←足の素振り


狛枝「あ、腹は勘弁して…。」




狛枝「確かに、ボクのような凡人がコロシアイなんてしても、まるで無意味だよ。」


狛枝「でもね、キミたちのような才能あふれる人たちが各々の希望をぶつかり合わせて、
切磋琢磨し合えば、その先にボクの大好きな“絶対的な希望”があるはずなんだ!!」


小泉「…」


狛枝「どんな絶望にも屈しない…。どんな絶望がやってきても、絶対にそれを打ち破る!!
そんな希望が、そこにはきっとあるに違いないなんだ!!」


狛枝「それを生み出す手助けができるなら、ボクはキミたちへの手助けは惜しまない…。
そのためなら、ボクは死んでも構わないんだ!!」


小泉「…」



小泉(コイツの言ってることは、さっぱりわからない…。でも…)




小泉「どんな理由があっても、アンタがやったことは、絶対に許されることじゃない。
いや、アタシが絶対に許さない。アンタはいずれ、罰せられるべきよ。」


狛枝「それなら、いっそここで、ボクを殺してくれない?
ボクが手伝えばさ、きっと素晴らしい謎に仕上がると思うんだけど…」


小泉「でも、それは今じゃない。少なくとも、この殺し合いが終わるまでは…」


小泉「アタシは、アンタのことがさっぱり理解できないし、
アンタのことなんか大嫌いだけど、状況が状況だから、そうも言ってられない…。」


小泉「ここで生活する限りは、嫌でもアンタの顔を拝むことになるんだし…」

小泉「だから、アンタのことを少しは理解してみようと思う。できるかはわからないけど。」

狛枝「…」




狛枝「はぁ~あ。断られちゃったか。それにどうやら、嫌われちゃったみたいだね。
やっぱり、女性をデ―トに誘うときは、もっと慎重にいかないといけないのかな。」


狛枝「それはそうと、小泉さんはもう、あのゲ―ムをやったの?」

小泉「あのゲ―ム…?」


狛枝「あは、知らないふり?ダメだよ、そんなこと言っても。ボクは知ってるもん。」

狛枝「“トワイライトシンドローム殺人事件”だっけ?あのシリ―ズ、ボクはファンだったんだよ。」


小泉「なんでアンタが、それを知ってんの…?」


狛枝「実はさ、モノクマが教えてくれたんだよ。今回の動機なんでしょ?
せっかくの、希望を生み出すチャンスなのに、やらないなんてもったいないな。」


小泉「ふざけないで!!アンタの安い挑発に乗って、あんなゲームをする気なんて、アタシには毛頭ないからね。」


狛枝「別に挑発してるわけじゃないんだけどな…。
ま、ボクの貧相な表現の仕方じゃ、そう思われてもおかしくないのかな…。」




狛枝「でもさ、これはボクの直感なんだけど。今回の動機だけは、小泉さんは知っておいた方がいいかもよ。」


小泉「え…?」



狛枝「なんていうのかな、今回の動機…。
小泉さんにとって、もっとも重要で、もっとも致命的になる動機のような気がするんだ。」


小泉「何よ、それ…。そう思う理由でもあるの?」

狛枝「もちろんないよ。でも、あるとすれば…」



狛枝「あまり見くびらないほうがいいと思うよ。
確かにゴミみたいな才能だけど、ボクの直感を生み出した才能は、“超高校級の幸運”なんだからさ…。」




小泉「…。ま、アンタの戯言なんか、真に受ける方がおかしいか。」

小泉「じゃあね。」



狛枝「えぇ?食べさせてくれないのぉ!?1人じゃ食べられないよ~。ほら、手が…」


狛枝「って小泉さん、少しはボクの言うこと聞いて!!せめてトムヤムクンを持ってって!!これ臭い!!」


狛枝「小泉さんってばぁ~。」


狛枝「…」


狛枝「行っちゃった…。」




狛枝「トムヤムクンって、う○こと似てるから、下半身付近にこぼしてれば、ばれないかな…。」




―小泉のコテ―ジ―



小泉「はぁ~あ。なんでアタシが、狛枝の面倒なんて見なきゃいけないの?男子なんだから、いい加減にしてほしい…」


小泉「あれ…?」




ポストに何か入ってる…?




小泉「!!」



手紙『今すぐトワイライトシンドロ―ム殺人事件をプレイしろ。
1回プレイした後に、最初の画面で5回、下を押せ。
忠告しておくが、これは命令だ。午前中にクリアしなければ、西園寺日寄子を殺す。』



小泉「な、なによ、これ…?」



狛枝のいたずら…?いや、そんなわけがない。アイツは旧館に監禁されているはずだ。



…じゃあ、一体だれが…?




小泉「今は、8時半…」


小泉「…」



小泉「やるしかないか…。」




―ジャバウォック公園―



小泉「誰も見てないよね…?」




トワイライトシンドロ―ム殺人事件…。

ゲームなんかは、あんまりやったことないけど、なんて言うか、独特の、嫌な雰囲気のゲームだ…。


やけにびくついてるA子、嫌に毒舌なB子、妙にテンションの高いC子、カメラを持っているD子。

そして、何かを隠しているような、E子…。



特に、このD子ってのが気になる…。

カメラを常備してるなんて、まるで…




小泉「あれ…?急にE子ってのが死んじゃったよ…?ゲ―ムオ―バ―?え、これで終わりなの?」



ごかいした…?何を誤解したっての…?




小泉「あ、ごかいしたって、5回下ってことか。」

小泉「なんだろ、妹ってのと、F男ってのがいる。コイツがE子を殺したのかな…?」

小泉「…」

小泉「…!?」




小泉(これが、失われた記憶…?)



小泉(じゃあ、この手紙を出したのって…)




今日はこの辺で終了。



十六日目



2時ごろ



―旧館 大広間―



狛枝「…」


狛枝「なんか、今まで我慢してたのが馬鹿みたいだよ…。
いざ出してみれば、こんなに気持ちのいいものだったんじゃないか。」


狛枝「たしかに、下半身がヌメヌメするのはよくないことかもしれないけど、
あの時の地獄に比べてみれば、全然大したことないよ!!」


狛枝「ボクはツイてる!!こんな大事なことに気付くなんて…!!小泉さんには、感謝しないと。」




豚神「何独り言を言っている。」

狛枝「あれ、豚神クンだ。澪田さんから聞いてたけど、心のほうはもう平気なの?」

豚神「ふん、愚民が心配する必要などない…。」

狛枝「そっか。で、なにしに来たのかな?」


豚神「聞いた話だと、貴様は3日ほど前から監禁されているのだったな。
奴らめ、こんなことをしてもしょうがないだろうに。…どうでもいいが、ここ臭くないか?」



狛枝「トムヤムクンのにおいでしょ?」




豚神「とにかく、状況は大体把握した。動機が出された以上、貴様をここに監禁しておくのはとても危険だ。
動機を得た人間が、貴様を殺しに来るかもしれんからな。」


豚神「たとえお前のような奴でも、絶対に殺させたりはしない…!!これ以上は、絶対にだ!!」


狛枝「はは、さすがは“超高校級の御曹司”さんだ。ボクみたいなクズでも助けてくれるなんて。」

豚神「悪いが、貴様にかまってられる時間はそんなにない。鎖が解けたら、せいぜい殺されないようにするのだな。」

狛枝「豚神クンはどうするの?」


豚神「動機が出されてから、1日以上経ってしまった。このままあれを放置しているわけにもいかん。
とりあえずあれをプレイし、犯人になりそうなやつを説得してみる。」


狛枝「す、すごい…!!豚神クン、希望に満ち溢れてるよ!!
どうしよっかな。豚神クンの希望と、犯人の希望、どっちを応援しよう…」




豚神「それはそうと、お前に聞きたいことがある。」

狛枝「ボクみたいなクズに答えられることがあるなら、なんでも答えるよ!!」

豚神「奴らは、グル―プ行動を守っているのか?」

狛枝「う~ん。ボクはずっとここに閉じ込められてたからよくわからないけど…。」


狛枝「ここに来た、辺古山さん、澪田さん、罪木さん、小泉さんは、みんな単独行動をとってたみたいだよ。
まあ、小泉さんを最後に、誰も食事を運んでくれなくなったけどね!!」


豚神「…そうか。」

豚神「無意味かもしれんな…。」

狛枝「え?」




豚神「聞きたいことはそれだけだ。じゃあな。」

狛枝「あ、豚神クン、頼みたいことがあるんだけど…」

豚神「パンツなら自分でどうにかしろ。」

狛枝「つ、冷たい…。しかもバレてた…。」




狛枝「さて…。せっかく自由になったことだし、何かしてみようかな?」


狛枝「いや、まずは自分のコテ―ジに戻って、下半身を再生させよう。
なんかヌメヌメするから、とりあえず、パンツとズボンを脱いで…」


狛枝「あ、ここで脱いだら、どうやってコテ―ジに戻るの?ま、いっか。
ここからならそんなに距離はないし、急いでいけば問題ないか。」


狛枝「いざ誰かと出会っても、パ―カ―やら煙やらで絶妙に隠れてくれるだろうし。ボクは本当にツイてるよ!!」




―ホテル前―



澪田「…」

罪木「…」





狛枝(いきなり女子2人に会うなんて、絶望的だ…。
でも、この不運はきっと、次に来る幸運の布石に違いない…。)




狛枝「いや、むしろこの状況自体が幸運かもね!!」


澪田「ち、痴漢の上にセクハラ発言っすか!?」

罪木「す、すみませ~ん!!それって、私にお世話しろってことですよね、すみませ~ん!!」

澪田「何の世話をするんっすか!?」


狛枝「大丈夫、心配なんていらないよ。だって、ボクは“超高校級の幸運”なんだよ?
たとえ全裸で歩き回っても、大事なところはマンガみたいに隠されるはずだから。」


澪田「その前に、誰にも会わない運がほしいっすね…。」




狛枝「じゃ。」


澪田「あ、行っちゃったっす。」




狛枝「…」ドドド


罪木「ひぃ!?帰ってきましたよ!?」

澪田「ま、今度はちゃんとズボンをはいてるから、いいんじゃないっすか?」

罪木「そ、そんなことより、どうして狛枝さんがいるんですか!?旧館に閉じ込めておいたはずなのに!!」

狛枝「実はさ、豚神クンに解放してもらったんだよ。」

罪木「と、豚神さんがですか!?」

狛枝「豚神って、どう読むの?」




澪田「ま、白夜ちゃんがやったことなら、仕方ないっすね。唯吹たちの及ばないところまで考えてるはずっすから。」

狛枝「それはそうと、キミたちは何をしてるの?」

澪田「唯吹は、ソニアちゃんに水泳大会に誘われたんっす!!だから今からダイナ―に行くんっす!!」

狛枝「水泳大会?」




澪田「おやおや、凪斗ちゃんも参加したいんっすか?でも残念!!
女子しか誘われてないから、どうしても参加したいなら、ソニアちゃんに頼むんっすね!!」


狛枝「いや、ボクは参加しなくてもいいよ。
だって、ボクみたいなクズが参加なんかしちゃったらきっと台無しになっちゃうからね…。」


澪田「はぁ~あ。凪斗ちゃんも暗いっすね~。もっとこう、何にも考えずに楽しめばいいのに。」

狛枝「ボク“も”?」

罪木「わ、私も断ったんです。だって、私の水着姿なんて、きっと誰にも需要がないですから…」









左右田「オレが整備してやるぜ!!」反論





狛枝「整備って、何を?」

澪田「じゃ、唯吹はもう行くんで。さよなら~!!」

罪木「じゃ、じゃあ、私もこの辺で…」




花村「ふっふ~ん。いいよね~。」

左右田「ああ、最高だぜ!!」

狛枝「いいって、何が?」


左右田「あん?なんでお前みたいな異常者に教えなきゃなんね―んだよ。
ちっ豚神のやつ、こんな奴を野放しにするなんて、どうかしてるぜ。」



狛枝「あれれ、左右田クン、そんなこと言っていいのかな?」E:男のマロン


花村「えぇ!?…どうしよう、左右田くん!?あんなものを見せられたら、狛枝くんも誘わないわけにはいかないよ!!」

左右田「た、確かにな…。仕方ねぇ。飛び入りだが、狛枝もチ―ムに入れてやるぜ。」




狛枝(さすがは超高校級。みんな優しい。)




左右田「今が大体2時40分だ。そして、女子が水泳大会を開くのが、確か3時だ。」


左右田「奴らは、3時にダイナ―に集合するらしい。
だからオレらが先回りして、なんとかして水泳大会に入れてもらうんだ!!」


花村「水着もすでに装備済みだよ!!」

狛枝「えぇ!?もう20分しかないよ?澪田さんももう行ってるみたいだし、もっと早く行動するべきだったんじゃない?」

左右田「仕方ね―だろ!!いまのいままで花村が来なかったんだから!!」

花村「ご、ごめんよ~。実は、準備に手伝わされてさ。」

狛枝「準備?」




―レストラン―




田中「なぜ、貴様しかいないのだ…?」


弐大「それがのう。ワシらが開催したジャバ鍋パ―ティと、ソニアの水泳大会が被ったようでのう。
全部、あっちの方に行っちまったわい!!」


田中「何だと!?これも因果律の定めか…。」


田中「ふん、まあよかろう。もともと奴らの士気を高めるために開催したものだ。
母なる海とじゃれ合うことで、奴らも元気になるだろう…。」


弐大「はっはっは!!お前さん、気に入ったぞ!!なかなか骨のある男じゃ!!」




田中「では我らも、海へ」


弐大「今日は男2人で、夜まで語り合おうぞ!!豪勢な鍋も用意されとるしのう!!」


田中「え、いや、その…」





田中「むさい男と2人きりなんて嫌だぁああぁああ!!!!!!」




―ホテル前―



左右田「ま、計画に支障はねぇ。恐らく、七海が10分から15分遅れるとみた。」

花村「七海さんはトロイから、きっとね。そしてソニアさんなら七海さんがやってくるまで待っているはずだよ!!」


狛枝「なるほどね。じゃ、ここで話してるのも時間がもったいないし、さっさとダイナ―へ行こうか。」

左右田「狛枝よぉ。お前、水着つけてんのか?」

狛枝「今、ちょうど全部の下着が洗濯中でさ。仕方ないから水着を着てたんだ。」

花村「都合がよすぎるよ!!」

左右田「それが“超高校級の幸運”の実力か…。」

花村「こんなことで発揮しなくても…」




―ダイナー―




左右田「でよ、結局のところ、花村は誰狙いなんだよ!!言っとくが、男はナシだぞ!!」


花村「ん~。罪木さんのくびれもエロくていいんだけど、やっぱり本命は七海さんかな!!
あんなにのほほんとしてるのに、あんなに胸(おっぱい)が大きいなんて、反則だよ!!」


左右田「かぁ~!!おまえ、やっぱり体かよ~!!ま、体のエロさじゃ、確かに2人はとびぬけてるもんな!!
ったくよ、今回罪木の水着を見れないのは超残念っていうか…。ま、その分七海に頑張ってもらおうぜ!!」


狛枝「頑張るって、何を?」

左右田「妄想の手助けだよ!!」




左右田「ま、しかし花村よ、いつまでも体ばかりに囚われてたら、ずっと二流のままだぜ?」

狛枝「何の二流?」


左右田「体はそこそこでいいんだよ!!
オレに言わせてみれば、ある程度の体はもちろん、顔、そして性格、なにより気品が大事なんだよ!!」


左右田「そんな条件を、すべてそろえてしまうのが、オレの一押しの…!!」


花村「ソニアさんでしょ?わかってるって。」

狛枝「ま、左右田クンのことは、みんなわかってるもんね。一生田中クンには敵わないことも。」

左右田「な、なんだよ!!そんなのわかんねえだろ!!」




花村「わからないといえば、狛枝くんのこともわからないね。
こんな談義に参加するようなキャラじゃないはずだけど。狛枝くんは一体だれ目当てなの?」


狛枝「ん~。強いて言うなら…」

狛枝「やっぱり小泉さんかな!!」

左右田「はぁ!?あんなまな板のどこがいいんだよ?」

狛枝「なんかこう、中性的な顔つきで、男らしい凛々しさがあるところかな!!」




左右田「お前、実はホモじゃないのか?」

花村「それって、小泉さんに失礼じゃないかな…?」

左右田「アイランドモ―ドですごく楽しんだ後は、ホテルに帰るときにホテルを“愛の巣”とか言い出すんだぜ?」

花村「通信簿の最後でも、『君(の中に眠る才能)を、心から愛してる』とか言い出すもんね。」


左右田「挙句の果てには、アナザ―スト―リ―で、
日向に対して『キミになら、何をされても甘んじて受け入れるよ』とか言っちゃうもんな。
ネットリボイスで!!やっぱお前、その気があんじゃねぇのか?」


狛枝「ボクはそんなつもりはないんだけどなぁ…」




狛枝「でも、楽しみだよ!!
あんなに凛々しい小泉さんが、水着を着て、どんな女性らしさを見せてくれるのかがさ!!」


左右田「あ?てめぇ、知らなかったのか?」


狛枝「え?」




花村「水泳大会に参加しなかった女子もいるんだよ。
西園寺さん、小泉さん、罪木さんは参加を拒否したみたいだよ。」


狛枝「え~、残念だなぁ。それにしても、小泉さん、参加を拒否したんだ。
西園寺さんや、罪木さんはともかく、彼女はこういうものには、参加しそうなものだけど。」


狛枝「まぁ、仕方ないか。それに、他の人の“希望(水着姿)”を見せてもらえれば十分だ!!」




左右田・花村「それに賛成だ!!」同意






澪田「あの~、その話、いつまで唯吹の前で続けるんっすかね…?」


狛枝「あれ?澪田さんいたの?」

澪田「先に行ったところ、見てたじゃないっすか~!!」

花村「申し訳程度に水着なんて着ちゃってるけど、ボディラインも貧相で、胸もぺったんこだね。
そんなんじゃ、落第点だよ。」


澪田「うう、基本誰でもイケるはずの輝々ちゃんにまでダメ出しされるなんて…。
こんなことなら、はりきって水着で来ずに、上に服を着てくれば良かったっす…。」


狛枝「まあまあ澪田さん。澪田さんもどこかに需要はあるって。
ボクのパ―カ―を貸してあげるから、体を隠したら?」


澪田「なんか自分自身を否定された感じがするっす!!」




左右田「ん?ビ―チハウスのほうから走ってきてんの、西園寺じゃないか?」

花村「あれ、本当だ。あんなに急いで…何があったのかな。」

澪田「よく見ると、泣いてなかったっすか?」

狛枝「澪田さんもね。」

澪田「泣いてないっす!!」グスン




七海「あれれ?みんな、なんでここにいるの?」

左右田「あれ?ソニアさんより早く来てる。」

狛枝「計算違いだね。」

花村「ま、いいんじゃない?結局、女子のみんなより先回りできたんだからさ。」

澪田「あれあれ?唯吹のこと忘れられてる?」




花村「しかし、いいよ七海さん!!その白ビキニ!!ニキビができちゃいそうだよ!!」

左右田「うんうん、いい感じだぜ!!」

花村「ほ~らみんな、下半身のほうに、S(ストレッチパワー)がたまってきただろう!!」


狛枝「うわっ、最低。」

澪田「今さらっすか…?」


七海「どうして男子3人がいるのかな?水泳大会は、女子だけのはずだけど。」

左右田「実はオレらも、混ぜてほしいんだ!!」

七海「う~ん、水泳大会を開いたのは、ソニアさんだし、ソニアさんに許可を取ってもらえるかな。」




ソニア「呼ばれて飛び出て~、ジェノサイダー!!」


花村「うわぁ!!」

狛枝「何?さっきの。」

ソニア「ジャパニ―ズ殺人鬼として有名な、ジェノサイダ―翔の名台詞です!!」

左右田「変わった趣味をお持ちで…。ウェットス―ツでは露出度が低い…。」

狛枝「実はソニアさん、ボクらも水泳大会に参加させてほしいんだ。」

澪田「唯吹が言った時は、『ボクみたいなクズは参加しない』とか言ってなかったっすか?」

狛枝「男のマロンの力さ。」

ソニア「仕方ないですね。わざわざ来ていただいたのに、むやみに返すわけにもいきませんから。」

左右田「よっしゃあ!!」

花村「これで、あとは辺古山さんだけか…。」




そして、ボクらが最後の希望(辺古山さん)を待って、しばらくたった…。



3時10分




狛枝「もう10分経ったね。」

ソニア「妙ですね。辺古山さんなら、時間通りに来てくださると思ってましたが。」

左右田「あ~なんか喉乾いた。飲み物ほし―な。」

花村「そういえば、左右田くんは、ビーチハウスのおいしい水が好きだったね。ぼくが取りに行ってあげるよ。」

左右田「ああ、すまねぇな。」

狛枝「飲み物と言えば、ここにはぶどうジュ―スがあるね。パ―ティの時の。これって、ダイナ―にあったんだ。」

ソニア「個人的には、あまり思い出したくない一品ですね…。」

左右田「ソニアさんが嫌がっている者を飲めるわけね―ぜ!!」










……




花村「アヴィリルラビーン!!?」




左右田「!?」

七海「今の声…。」

ソニア「花村さんの声、でしたね…。」

澪田「何かあったんすかね?」

狛枝「行ってみよっか。」




―ビ―チハウス前―



左右田「あれ?こっちからは開かねぇぞ?」

ソニア「じゃあ、砂浜のほうからはいりましょう。」

狛枝「…」







そして、砂浜側から入ったボクたちの目に、とても絶望的な光景が飛び込んできた。





気付けば、ボクの体は妙に火照っている。ボクは今、とても興奮している。



なんていうか、こう、RPGのボスと戦う直前に気持ちが高揚する現象に似ているのかな。








この絶望に、希望の象徴である皆が、どのように立ち向かっていくのかを想像すると、不思議と笑みがこぼれてしまう。




身震いがして、止めることができない。








―ビ―チハウス―




ソニア「そ、そんな…。どうして…。」


澪田「ば、ばたん。」キュ~


花村「あば、あばばばば…!!」




狛枝「す、すごいよ…。いったい誰が…。いったいどんな大きな希望を持った人が、こんなことをしたのかな…!!」









だって、そこに転がってた死体は1つじゃない。

















扉にもたれかかった九頭龍クン。














後頭部をかち割られている水着姿の辺古山さん。















そして…






















頭から血を流して倒れている、小泉さんまで!!




今日はこれで終了。明日は捜査、明後日に学級裁判という形になると思います。




主人公補正?なにそれおいしいの?




CHAPTER2 罪の重さの量り方 非日常編



ピンポンパンポン
映像の中のモノクマ『死体が発見されました!!一定の捜査時間の後、学級裁判を、開きます!!』


ピンポンパンポン
映像の中のモノクマ『死体が発見されました!!一定の捜査時間の後、学級裁判を、開きます!!』




左右田「な、なんだよ…。」





左右田「何なんだよこれ!!」




左右田「さ、さっきまで、いい雰囲気だったじゃねぇか!!
どこにでも転がってるような、平凡で、平和な雰囲気だったじゃねぇか!!」





左右田「それなのに、なんで…なんでこんなことになっちまってるんだよぉおおおおおお!!?」




狛枝「それよりみんな、ここにはまだ入らないほうがいい。」

七海「え?」

狛枝「匂わない?ア―モンドのようなにおいがさ…。」

狛枝「入れるとしたら、1人。」

ソニア「え…?」

狛枝「罪木さんだけだよ。」



花村「ど、どういう意味!?」

狛枝「この3人の中で、まだ生きている人がいる。」

ソニア「え!?なんでそんなことがわかるんですか!!」

七海「死体発見アナウンス…。」

花村「え…?」

七海「さっき、不自然に2回流れたよね?1回じゃないってことは、多分死体の数だけアナウンスが流れるんだよ。」

狛枝「ここに倒れている人は3人…。数が合わないんだよ。」

狛枝「ま、もしかしたら、“犯人は自明”ってやつで、流れなかっただけかもしれないけどね!!」




七海「誰かに罪木さんを連れてきてほしいんだけど…」



左右田「うぅ、もう嫌だ…。」

花村「こ、腰が抜けて…」

ソニア「こんなの、もう沢山です…。」

澪田「」←気絶


七海「仕方ないね…。私が行くよ。」

狛枝「そう?悪いね。」





狛枝「さて…。七海さんがいない間、なにをしてよう?」


狛枝「ま、さっそくビ―チハウスの中でも調べてみようかな。」

ソニア「ま、待ってください!!危険なんじゃなかったのですか!?」


狛枝「大丈夫。キミたちみたいな貴重な人間にはこんなことさせないから。
たとえボクが死のうと、たいした問題じゃないよ。」


ソニア「そ、そんな…。」




捜査開始





狛枝「さて、まずは誰が生きているのかの、確認だな…。」

狛枝「辺古山さんは…。ダメだね。死んでる。」


狛枝「じゃあ、九頭龍クンかな?特に目立った外傷はないし…。
と思ったら、腹部に殴られた跡があるね。やっぱり彼も死んでる。」

狛枝「ふ~ん。ということは…。」

狛枝「やっぱり小泉さんか。わずかだけど、まだ息がある。」

狛枝「う~ん。しかしこれは、ボクにはどうしようもないね。」


狛枝「罪木さんとは違って、ボクには医療の専門知識はないし、
そもそも小泉さんはなんで死にかけているのかってのもわからないんだし。見た目では、やっぱり頭からの出血かな?」


狛枝「ま、考えても仕方ないか。それより、現場を調べてみよう。
犯人を援護するにしろ、そうでないにしろ、内容を把握してないと、何もできないからね。」




狛枝「改めて見返してみると、このビーチハウス、ひどいありさまだね…。
血があちこち散ってるし、窓際に置かれていたと思われるガラス瓶が何個も割れている。」


狛枝「きっと、誰かと誰かが争った跡だろうね。」



狛枝「そして、ビーチハウスの外の足跡…。
ビーチハウスに入っていく足跡は、ボクらのだろうけど、出ていく足跡があるね。
割と小さな足跡だ。ま、誰のかは大体想像つくけどね。」




狛枝「あれ?シャワ―ル―ムの扉があいてる。」ガッガッ


狛枝「う~ん、閉まらないね。ねぇ左右田クン。これって最初っからこうだったの?」

左右田「そ、そいつは変だな。オレが探索した時は、固定なんてされてなかったぞ?」

狛枝「ふ~ん。誰かが後ろに留め金でも使ったのかな?ま、いっか。他を調べよう。」




狛枝「クローゼットか…。ここは特に何もないね。」


狛枝「そして、気になる凶器は…。」


狛枝「金属バットと…。なんだこれ、模擬刀かな?」


ウニ『模擬刀の先制攻撃だべ!!』


狛枝「!?」



狛枝「手で持つ部分の金箔が剥げている…。手の跡があるし、これは使用されたんだ。」


狛枝「そして金属バット。明らかに血がついてる。模擬刀にはついてなかったな。」

狛枝「う~ん。九頭龍クン、辺古山さん、小泉さんを殴打した凶器は、全部これだったのかな?」




狛枝「最後に、みんなの死体の状態だね。」



狛枝「小泉さんと、辺古山さんは、どっちもうつぶせに倒れてる。互いに向かい合っているような形でね。」


狛枝「えっと、小泉さんは、頭の傷以外は特に何もないし、九頭龍クンも、腹部の殴打以外は、なにもなさそうだね。」


狛枝「でも、辺古山さんは事情が違うみたいだ。
頭の傷があるうえに、右手を骨折してるみたいだ。それに、背中に何かの傷がある。」


狛枝「しかも、右手と背中には、金箔がついてるじゃないか。なるほど、この2つは、模擬刀でつけられた傷か…。」


狛枝「しかし妙だね。だって、辺古山さんは、“超高校級の剣道家”だよね?
相当の隙を突かない限りは、彼女に傷なんてつけられないはずだけど。」


狛枝「おや?小泉さんの両手に、金箔がついてる。…なるほどね。」




狛枝(さてと…。大体犯人の予測はついたかな。
どうしよっかな。“あの人物”の手助けを、ボクはするべきなのかな?)



狛枝(…)




七海「呼んできたよ!!」

罪木「ふえぇぇ!!どこですか!?」


狛枝「やぁ、早かったね。」

罪木「こ、小泉さん!!」

罪木「だ、大丈夫です!!私が来たからには、絶対に死なせません!!」




そういった罪木さんは、ソニアさんの血を取り、小泉さんに輸血していった。

そうすれば、小泉さんも助かると思ったけど…




罪木「ダ、ダメです!!一向に容態が安定する兆しが見えません!!こ、このままじゃ…!!」


ソニア「そ、そんな!!い、嫌です、もう誰かが死ぬのを見るなんて、絶対に嫌です!!」





モノクマ「やれやれ、“超高校級の保健委員”なんて、聞いてあきれちゃうね。」

花村「モ、モノクマ!?」


左右田「そ、そうだ!!お前なら、助けられんじゃねぇのか!!
モノケモノみたいなわけわかんねぇ技術を持ったお前なら、助けられるんじゃないのかよ!!」


モノクマ「何言っちゃってんの。オマエラが勝手に殺し合っただけじゃん。わざわざ助けてあげる義理はないね。」

ソニア「そ、そんな…」





モノクマ「と言いたいところだけど、今回は、出血大サービス!!小泉さんを助けてあげましょう!!」


七海「え…?」

花村「な、なんで…?」

モノクマ「え?助けてほしくないの?」

左右田「た、助けてほしいに決まってんだろ!!早く助けろ!!いや、助けてくださいお願いします!!」


狛枝「どうして急に助けようとしたのかな?何か裏があるとしか思えないよ。」

モノクマ「うぷぷぷ…。命あるものは、必ず学級裁判に出なければならない…。」

モノクマ「それに、今回の裁判は、彼女が必須だろうからね…。」




そういうと、突然やってきた救急車に乗せられ、小泉さんは行ってしまった。



モノクマ「う~ん、しかし参ったね。今回の犯人、張り切り過ぎだよね。まさか3人も殺そうとするなんてさ。」


モノクマ「皆殺しとかされても狛るので、新しいル―ルを追加します!!」


モノクマ「同一犯は、殺していいのは2人まで!!手帳を確認してね!!」




狛枝「前置きはその程度にしてさ。本題に入ってくれない?」

モノクマ「はいはい、わかりましたよ。」



モノクマ「“ザ・モノクマファイル[2]”!!」



狛枝「いちいち明言しなくていいからさ。さっさと渡してよ。」

モノクマ「ショボーン」




モノクマファイル[2]―1

『被害者:九頭龍冬彦。死亡推定時刻は2時30分ごろ。腹部の殴打が、致命傷と思われる。』




モノクマファイル[2]―2

『被害者:辺古山ペコ。死亡推定時刻は、2時40分ごろ。頭の傷が、致命傷だと思われる。』




狛枝「う~ん。相変わらず大した情報はないね。これってそもそも、必要なのかなぁ?」

左右田「ちょっと待てよ、2時40分って、発見からたった30分前じゃねぇかよ!!」

狛枝「え?気になる部分はそこなの?」

ソニア「え…?」



罪木「じゃ、じゃあ、私はまた、検死を行います!!」

狛枝「いや、検死は必要ないんじゃないかな。」

罪木「え…?」


狛枝「だって、前回とは違って、モノクマファイル[2]には、ちゃんと致命傷が書かれてるんだよ?」


狛枝「それに、罪木さんが来る前に、ボクのほうで大体調べちゃったんだ。
いつ学級裁判が始まるかわかんないし、罪木さんには他にやって欲しいことがあるからね。」


罪木「ほ、ほかにやって欲しいことですか…?もしかして、ダ―ツの的ですか…?」

澪田「凪斗ちゃん、蜜柑ちゃんをいじめちゃダメっす!!」

狛枝「今のは罪木さんの自虐でしょ。」




狛枝が作った見取り図。結構重要かもしれない。→ http://i.imgur.com/kN5YvSv.png




※2章以降は、言弾が異常に多くなりますが、8割近くは使いません。事件のおさらいをするときに使ってください。

コトダマの詳細が早く欲しい!!という方は、今日の投稿が終わってから言ってください。

欲しい人がいれば、早めに投稿しておきます。



言弾:走っていた西園寺を獲得!!

言弾:異様な臭いを獲得!!

言弾:モノクマファイル[2]―1を獲得!!

言弾:モノクマファイル[2]―2を獲得!!

言弾:九頭龍の死体の状況を獲得!!

言弾:辺古山の死体の状況を獲得!!

言弾:小泉の状況を獲得!!

言弾:争った跡を獲得!!

言弾:割れたガラス瓶を獲得!!

言弾:砂浜の足跡を獲得!!

言弾:固定された扉を獲得!!

言弾:模擬刀を獲得!!

言弾:金属バットを獲得!!

言弾:辺古山の模擬刀による傷を獲得!!

言弾:小泉の両手の金箔を獲得!!




罪木「そ、それで、私にやって欲しいことってなんですか…?ま、まさか、あんなことやこんなことを…」

狛枝「薬局の薬品について教えてほしいんだ。」

罪木「や、薬品ですか!?」

狛枝「ま、とりあえず、薬局に行こうか。」




―薬局―



罪木「なんで薬が関係するんですか…?毒殺された人なんて、いませんよ?」

狛枝「ま、そういうしかないよね。毒殺なら、毒の知識のある罪木さんが1番怪しいもんね。」

罪木「はわわっ!?」


狛枝「冗談だよ。毒殺なんてしてなくても、薬は使われた可能性はあるよ。」

罪木「そ、そうですか…。確かに、眠らせたりしたら、いろいろ便利そうですからね…。」


罪木「そういえば、ここにあったクロロホルムが、1つなくなってます。」

狛枝「クロロホルムか…。睡眠薬として使えることぐらいは、誰でも知ってそうだね。」

罪木「今回は、毒殺の線はなさそうですし、クロロホルムが使われたことぐらいが問題ですかね…。」

狛枝「うん、そうだね。」




狛枝(しかし、この薬局…。みんなは気付いてないのかな?)


狛枝(だって、モノクマが用意した薬局だよ?きっと何かあるに決まってるよ。)



狛枝(ほら、薬局に殺虫剤なんて、ふつう混ざってるかな…?)




言弾:睡眠薬を獲得!!

言弾:殺虫剤を獲得!!



狛枝「さて、1つ調べないといけないことができたな。」



―図書館―




ソニア「あ、狛枝さん…。」

狛枝「やあ、すごい量の本だよね、ここ。」


ソニア「狛枝さんがここに来るということは…。
ここも事件に関係しているのですか?犯人がここを使ったというのですか?」


狛枝「たとえ使ったとしても、こんな膨大な量の本から、犯人が使った本なんて、わかるわけがないよ。」

ソニア「そ、そうですよね…。」




狛枝「なんてね。」

ソニア「え?」

狛枝「ふ~ん。ここか…。」

ソニア「狛枝さん…?」



気体S『猛毒の気体。特異臭がある。空気より軽く、わずかな量でも死に至ることがあるが、致死量は、個人差がある。』



狛枝「ふふふ、素晴らしいよ…!!」

ソニア「どういうことですか…?」



言弾:図書館を獲得!!

言弾:毒ガスを獲得!!




狛枝「さてと…。今度は、豚神クンに頼んで、トワイライトシンドロ―ム殺人事件について聞いてみようかな。」



―レストラン―



弐大「げ、元気を出さんかい、豚神!!お前さんのせいではないわい!!」

豚神「1度ならず2度までも…。ボクは…。ボクは…。どうすればよかったんだ…!!」

弐大「ボク?」


狛枝「あ、豚神クン、こんなとことにいたんだ。探したよ。」




豚神「皮肉なものだ…。2回も止められなかったというのに、すでに殺人に慣れてしまっている自分もいる…。」


豚神「殺されたのは、小泉か…?それとも、辺古山か?九頭龍か?」

狛枝「ああ、まだモノクマファイルをみてないんだ。」


狛枝「でも、そこまでわかるんだ。それなのに、どうして止められなかったの?」


豚神「…」


豚神「遅すぎた…。」


豚神「トワイライトシンドローム殺人事件の真意をなんとか把握した俺は、とにかく小泉と辺古山と九頭龍を探した。」


豚神「そして、レストランを探している途中で、アナウンスが流れたということだ…。」




狛枝「へぇ、トワイライトシンドロ―ム殺人事件って、どんな内容だったの?」


豚神「おそらく、九頭龍の妹を殺した犯人の共犯者が、小泉なのだ。
これが事実かはともかく、それを信じてしまったかもしれない九頭龍を探していたということだ。」


狛枝「あれ、そこからどうやって辺古山さんが出てくるの?」


豚神「貴様は気付いていなかったのか?九頭龍と辺古山は、何かの絆でつながっていた。
今までの奴らの言動で、それくらいはわかるだろう。」


狛枝「う~ん、人の感情ってよくわからないんだよね。」

狛枝「ま、いっか!!ありがとう、聞きたいことはそれだけだから。」

弐大「やれやれ、豚神を慰めるのを、手伝ってほしいぜよ…。」



田中「…」グスッ


狛枝「何で田中クンまで泣いてんの?」

弐大「今まで男2人でずっとジャバ鍋パ」




言弾:トワイライトシンドローム殺人事件を獲得!!

言弾:九頭龍と辺古山を獲得!!

言弾:田中の苦痛を獲得!!




狛枝「最後に、小泉さんのコテージと、西園寺さんの足跡を調べよう。」



狛枝「うん、やっぱり西園寺さんの足跡が、ビーチ前のそれと一致した。」



言弾:砂浜の足跡を、西園寺の足跡に更新!!




狛枝「さて、最後に小泉さんのコテ―ジだけど…」


狛枝「ポストに何か入ってる。」



手紙1『今すぐトワイライトシンドローム殺人事件をプレイしろ。
一回プレイした後に、最初の画面で五回、下を押せ。
忠告しておくが、これは命令だ。午前中にクリアしなければ、西園寺日寄子を殺す。』


写真『女の死体?おそらく、九頭竜の妹。』


手紙2『お前と話がしたい。隠れてないで、姿を現せ。』



手紙3『真昼おねぇ。誰かが、わたしたちが会うことを邪魔してるみたい。
予定を変更して、午後2時半に、ビーチハウスで落ち合おう。』



狛枝「こんなにいっぱい手紙が…。とりあえず、筆跡が同じものはなさそうだね。
手紙1は、物差しで書いて、筆跡がわからなくなってるけど。」



言弾:手紙1(ゲームの強制)を獲得!!

言弾:手紙2・写真(会うことの催促)を獲得!!

言弾:手紙3(西園寺との約束)を獲得!!




キ―ンコ―ンカ―ンコ―ン


映像の中のモノクマ『ん―と、これくらいでいいですか?じゃ、はじめちゃいますか!!
モノクマロックに集合してください!!』




狛枝「ちょうどいいタイミングだね。」




―エレベ―タ―内―








狛枝(誰1人喋らない…。それも当然か。だって、エレベ―タ―にのっている人数が、11人しかいないからね。)



狛枝(異常に広くなった空間に、絶望しているのかな?)



狛枝(でも、その絶望こそが、今の皆にとって必要な物のはずだよ。
希望の象徴である皆が、さらなる高みを目指すために、ね…。)





狛枝「ふふふふ、どうやって、みんなの希望を高めてあげよっかな。楽しみだなぁ…。」




これで捜査編終了。明日から学級裁判が開かれます。

あと400レスで2章が終わるか不安。

このスレに需要があれば、2スレ目も立てる予定です。





今日はあんまり進めないかもしれない。




CLASSROOM TRIALS 2



モノロ―グ



再び起こってしまったコロシアイ…。今回は、立て続けに九頭龍、辺古山の2名が殺害されてしまった。


そして、まさかの主人公交代!?今も安否が不明の小泉は主人公を降格させられたのか!?


今回は、誰が得するかわからないあの人が、ネットリとロンパしていくのか…!?





コトダマ一覧



1.走っていた西園寺

『チャンドラビ―チからあわてて走ってきた西園寺を、ダイナーにいた狛枝、左右田、花村、澪田が目撃。
すぐにやって来た七海やソニアも目撃している可能性が高い。』



2.異様な臭い

『犯行現場として最初にビ―チハウスを訪れたとき、狛枝が何かに気付いたようだが…』



3.モノクマファイル[2]―1

『【被害者:九頭龍冬彦。死亡推定時刻は2時30分ごろ。腹部の殴打が、致命傷と思われる。】』



4.モノクマファイル[2]―2

『【被害者:辺古山ペコ。死亡推定時刻は、2時40分ごろ。頭の傷が、致命傷だと思われる。】
発見からたった30分前に事件が発生しているが、狛枝には他に気になる事があるらしい。』



5.九頭龍の死体の状況

『九頭龍から見て右の腹部を殴打された跡がある。他に傷らしい傷は負っていない。
九頭龍の死体がビ―チハウスのダイナ―側の扉を塞いでいて、証拠を残さずにビ―チハウスから出るのは難しいだろう。』



6.辺古山の死体の状況

『水着姿で、うつ伏せに倒れていた。
後頭部に殴打の跡があるうえに、右手首と背中に傷がある。手首と背中の傷は、模擬刀による傷。』



7.小泉の状況

『頭に殴打の跡があるが、致命傷は避けられたようだ。
辺古山の死体と向かい合うようにしてうつ伏せに倒れていた。』






8.争った跡

『ガラス瓶はいくつも割れ、血があちこち散っている。
まちがいなく、誰かと誰かが争った形跡が残っている。』



9.割れたガラス瓶

『もともとは窓際に置いてあった物(窓の位置は、狛枝の見取り図【http://i.imgur.com/kN5YvSv.png】を参照)。
恐らく、誰かが争った際に、落としてしまったのだろう。』



10.西園寺の足跡

『ビ―チ側の扉から出ていく足跡は、西園寺の足跡だけだった。
ダイナー側の扉からは出られないので、この事件の関係者を、何人かに絞れるか…?』



11.固定された扉

『ビ―チハウスのシャワ―ル―ムの扉がなぜか固定されていて、閉じられない状況だった。
左右田によると、事件前に左右田が探索した時には、固定などはされていなかったらしい。』



12.模擬刀

『ビ―チハウスになぜか落ちていたもの。
辺古山の体に金箔がついていることから察するに、この事件とは大いに関係しいそうだ。
しかし、血痕は付着していないようだ。持つ部分の金箔が剥げているが、誰かの手の跡が、きれいに残っている。』



13.金属バット

『ビ―チハウスに落ちていて、凶器になりそうなものはこれくらいか。
血痕が付いていることのほかには、異常はない。』



14.辺古山の模擬刀による傷

『右手を骨折しており、背中にも傷がある。
“超高校級の剣道家”である彼女に傷をつけるには、相当の隙が必要であるはずだが…』





15.小泉の両手の金箔

『小泉の両手に、べっとりと金箔がついていた。これに気付いているのは、狛枝だけのようだが…』



16.睡眠薬

『薬局にあった睡眠薬が1つなくなっていた。何者かが何らかの用途で使ったらしい。』



17.殺虫剤

『狛枝が薬局で見つけたもの。モノクマが用意したものだから、きっと何かとんでもない成分でできているのだろう。』



18.図書館

『様々な図書が眠っている場所。ここを使えば、一般人でも専門的な知識を得られる。』



19.毒ガス

『【猛毒の気体。特異臭がある。空気より軽く、わずかな量でも死に至ることがあるが、致死量は、個人差がある。】
狛枝が図書館で調べたものだが、事件に関係しているかは謎。』



20.トワイライトシンドローム殺人事件

『今回の動機であり、九頭龍の妹をサトウという人物が殺していたという事実を提示した。
そしてサトウの共犯者として、小泉がいたらしい。これを九頭龍が見ていたとしたら、どう思っていただろうか…?』



21.九頭龍と辺古山

『豚神いわく、九頭龍と辺古山は、何かの絆でつながっていた。
希望ヶ峰学園に入学する前から、2人は知り合いだったらしい。』




22.田中の苦痛
『田中は今日は、弐大とずっとジャバ鍋パ―ティをしていたようだ。
男泣きも映える男、田中眼蛇夢は英雄になったのだ。』



23.手紙1(ゲームの強制)

『【今すぐトワイライトシンドロ―ム殺人事件をプレイしろ。
1回プレイした後に、最初の画面で5回、下を押せ。忠告しておくが、これは命令だ。
午前中にクリアしなければ、西園寺日寄子を殺す。】

小泉のコテ―ジにあった物。何者かが小泉に、今回の動機をプレイすることを強制した。
ものさしで書かれているので、筆跡は特定できない。』



24.手紙2・写真(会うことの催促)

『【お前と話がしたい。隠れてないで、姿を現せ。】
小泉のコテージにあった物。これの差出人は、小泉に会いたがっていたが、なかなかそれが叶わなかったようだ。』



25.手紙3(西園寺との約束)

『【真昼おねぇ。誰かが、わたしたちが会うことを邪魔してるみたい。
予定を変更して、午後2時半に、ビーチハウスで落ち合おう。】

小泉のコテ―ジにあった物。ビ―チハウスで本来会う予定だったのは、小泉と西園寺だったらしい。
筆跡は、手紙2とは別物。』




モノクマ「まずは、学級裁判の、簡単な説明から始めましょう!!」


モノクマ「学級裁判の結果は、オマエラの投票により、決定されます!!
正しいクロを指摘できれば、クロだけがお仕置き。」


モノクマ「だけどもし、間違った人物を、クロとした場合は…
クロ以外の全員がお仕置きされ、みんなを欺いたクロだけが、この島から出る権利を得られます!!」



ソニア「そんなことより、確認しないといけないことがあります!!」





そう言うとソニアさんは、空席となっている小泉さんの席を指差した。



左右田「小泉はどうなったんだよ!!無事なのかよ!?」


モノクマ「え~、小泉さんはですね…。
しばらくは安静にしておかないといけませんが、どうやら一命は取り留めたようです。」


ソニア「や、やった…!!」





モノクマ「と言いたいところですが」



澪田「えっ!?」


七海「もしかして…」








モノクマ「何せ学級裁判ですから、無理にでも出席してもらいます!!」


罪木「えぇ!?」





モノクマがそういうと、頭に包帯を巻いた小泉さんが、裁判場に現れた。

車いすに乗って、後ろを別のモノクマが押していた。



狛枝「モノクマが変なことを言うから、死んじゃったかと思ったけど、よかったね。
別に死んだわけじゃなかったんだね。」


ソニア「よ、よかったです…!!」




左右田「はっ、狛枝が本当にそう思ってるのかは疑問だな。内心、小泉が生きててがっかりしてんじゃねぇのか!?」

ソニア「左右田さん!?」


左右田「だってそうだろ!!狛枝は、日向を殺したような奴だ!!
人を平気で殺せるような奴が、人の生還を素直に喜ぶはずがねぇ!!」


狛枝「はは、ひどい言われようだね。
まあ、もしモノクマの小泉さんを助けた行為が今回の犯人の希望を踏みにじるような行為なら、確かにがっかりかもね。」


小泉「…」




左右田「ほ、ほら見ろ!!やっぱりこいつは尋常じゃねぇ!!」


狛枝「でも今回は、ボクは素直に小泉さんの生還を喜ぶつもりだよ。
ボクの予測では、そのことでこの学級裁判がより複雑に、よりみんなの踏み台にふさわしい謎に仕上がったと思うんだ!!」


狛枝「だからさ、左右田クン。いまは、何も考えずに喜んでいよう?」

左右田「く、くそっ。わけのわかんねぇこと言ってごまかしやがって…!!」



七海「ねぇ、狛枝くんのことはいいからさ。早く議論を始めようよ。」

弐大「そうじゃのう。そいつの言うことになんでもかんでもかまってたら、日が暮れちまうわい…。」



田中「ふん、今回の事件など、取るに足るまい…。」

田中「なぜなら、地獄の淵より帰還せし、我が田中キングダムの一等兵がいるのだからな!!」


西園寺「おい、厨二病!!小泉おねぇは、事件の当事者で、死にかけて…!!
そんなおねぇに、そんな辛いことを話せっていうの!?少しはおねぇのことを考えろよ!!」


田中「貴様…。厨二病、厨二病と…。真の強者とは、多くを語らぬものだぞ…?」


花村「あれ?それって怒ってるの?」




ソニア「で、でも確かに、3人も殺そうとした殺人鬼ですからね。
そんな人にご対面したなんて、怖くて怖くて心臓がブットビ―です!!」


豚神「しかし、聞かないわけにもいかんだろう…。犯人を直に見ているのならな…。」

澪田「メチャ重要そうっす!!」

小泉「…」





小泉「ごめん、みんな…。」



罪木「え?」


小泉「覚えてないの…。アタシ、今日の昼あたりから、記憶が混乱してて…。」

狛枝「覚えてない?」

花村「まさか、ありがちな、記憶喪失ってやつ!?」

七海「確かに、頭を強く殴打されたんだから、記憶の1つや2つ、飛んじゃってもおかしくないかも…。」

弐大「そ、それじゃあ、犯人が特定できんぞぉおおお!?」


狛枝「う~ん、やっぱり、議論をショ―トカットするのは無理みたいだね。
じゃ、仕方ないから、地道に1つずつ議論しよっか。」


左右田「ちっ、やけに嬉しそうだな…。ゲ―ムじゃねぇんだぞ…。」




七海「じゃ、どの謎からいこっか?今回は、いくつかあるんだけど…。」

罪木「そ、それなら、やっぱり、今回の動機じゃないですか…?アレって結局、今回の事件に関係してるんですか…?」


狛枝「大いに関係してるはずだよ。
恐らく、小泉さん、九頭龍クン、辺古山さんがビ―チハウスに集まったのも、あれが原因のはずだからさ…。」



豚神「ふん、トワイライトシンドロ―ム殺人事件か…。
要約すると、罪木、西園寺、澪田、小泉、九頭龍、そして九頭龍の妹の、学園の記憶だったのだ。」


澪田「えぇ!?唯吹も関係するんっすか!?」

西園寺「学園時代の記憶…。記憶がなくなってるってのは、やっぱりホントなんだ…。」




豚神「ここで重要なのは小泉が、九頭龍の妹を殺したサトウという女の、共犯者だということだ。」

罪木「きょ、共犯者!?しかも、殺したって…。小泉さんは、人殺しだったんですか!?」

小泉「…」


豚神「共犯者と言っても、証拠を隠滅しただけだから、人殺しとは少し違うが…。
妹を殺されたかもしれない九頭龍は、相当焦っただろうな。」


狛枝「だから、九頭龍クンは、小泉さんと話をしようとしてたんだよ。」


狛枝「はい、これがその証拠だよ。」




写真『女の死体?おそらく、九頭龍の妹。』

手紙2『お前と話がしたい。隠れてないで、姿を現せ。』



狛枝「小泉さんのコテ―ジから見つけたんだ。
おそらく、ゲ―ムの特典を手に入れた九頭龍クンは、妹さんの死体を見てしまった。」


狛枝「それで、恐らくだけど、この真偽を知りたくて小泉さんと会いたがってたんだよ。
写真を送りつけたのは、小泉さんなら何か知ってると思ったのかな?」




ソニア「でも、この手紙から推測するに、九頭龍さんは小泉さんと会うのに、相当苦戦していたみたいですね。
小泉さんに、避けられていたのでしょうか。」


田中「どうなのだ、小泉。」


小泉「う、うん…。だ、だって、全く記憶がないし、気持ちが全然落ち着けてなくて…。
会うにしても、心を整理してからのほうがいいと思って…」


西園寺「小泉おねぇは悪くないよ!!九頭龍がせかしたりするからだよ!!」




花村「でも結局、小泉さんは九頭龍くんにあってるよね?
犯行時刻が2時30分から2時40分ごろらしいから、2時30分の少し前にあったのかな?」


小泉「わからない…。でも、少なくとも、九頭龍に会うつもりはたぶんなかった…。」

豚神「どういうことだ?」


狛枝「多分、本来は別の人物と待ち合わせてたんじゃないかな?」

左右田「あ?誰だよ、それ。」

狛枝「それは…」




1.西園寺

2.辺古山

3.狛枝



>>618


1



正解



狛枝「サクッと終らせちゃうね。」解



狛枝「たぶん、西園寺さんとじゃないかな。その証拠だってあるし。」



手紙3『真昼おねぇ。誰かが、わたしたちが会うことを邪魔してるみたい。
予定を変更して、午後2時半に、ビ―チハウスで落ち合おう。』



狛枝「小泉さんがあそこに行った時間は、大体2時30分だったよね?ほら、時間がぴったり一致してるんだ。」




弐大「なるほどのう。しかし、一体西園寺となにをするつもりだったんじゃあ?」

花村「もしかして、禁断の百合フィ―ルドを展開…」

澪田「それなら唯吹に、心当たりがあるっす!!」

花村「へぇ~…。何かな?ぼくの案より、信用できるものなのかな?」

左右田「お前のより信用のないものはないだろ。」


澪田「実は唯吹も、真昼ちゃんに相談に乗ってくれないか、頼まれてたんっす!!
ソニアちゃんの水泳大会と被っちゃったんで、断っちゃったんすが…」


罪木「トワイライトシンドロ―ム殺人事件の登場人物に、共犯者の件で、相談したかったんですね…。
私も頼まれたんですが、薬局の薬たちと戯れたかったので…。」




弐大「それで、西園寺だけが相談に乗ったというわけか。
しかし、そんな回りくどいことせんでも、ワシとの時みたいになんとか九頭龍と和解できんかったんか?」


小泉「そ、そんなの無理だよ…!!」

豚神「無理だと?妙に断言するな。」




小泉「だって…九頭龍、すごく怒ってた…。
弐大とは比べ物にならないくらい…。アタシの力じゃどうにもならないくらい…。」


田中「どうして怒っているとわかったのだ?会ってはいないのだろう?」

狛枝「うん、それは多分、これのことを言ってるんじゃないかな?」



手紙1『今すぐトワイライトシンドロ―ム殺人事件をプレイしろ。
1回プレイした後に、最初の画面で5回、下を押せ。忠告しておくが、これは命令だ。
午前中にクリアしなければ、西園寺日寄子を殺す。』



狛枝「これもまた、小泉さんのコテ―ジにあったんだよ。」

ソニア「まるで四次元ポケットですね!!」




罪木「で、でも、これって…」


七海「明らかな、脅迫だね。」


小泉「こ、これって、九頭龍が送ってきたんでしょ?」

小泉「ア、アタシ、こんな冷徹な…“殺す”なんて、簡単に言ってるこの手紙を見て、こ、怖くて、怖くて…!!」


狛枝「はは、普段はあんなに強気な小泉さんが、こんなに怯えているところなんて、めったに見られるものじゃないよ。」


弐大「なるほど…。確かに、これじゃあ話し合おうとは思わんか…。」




左右田「なぁ、ちょっと思ったんだけどよ。」

花村「どうしたの?」


左右田「手紙3によると、小泉は、西園寺に会いに行ったんだよな。」


左右田「じゃあビ―チハウスには、西園寺がいたってことだよな。」


狛枝「ま、そうだろうね。小泉さんの頼みとなれば、あれだけ慕っていた西園寺さんなら、きっと行くはずだよ。」




西園寺「行ってない。」

罪木「え?」


西園寺「あれぇ、ゲロブタには耳がなかったっけ?わたしは行ってないよ―!!」


西園寺「実はね、グミをあさってたら、小泉おねぇとの約束、すっかり忘れててね。
アナウンスがあるまで、ず―っと忘れてたんだぁ!!」


狛枝「あ~あ。そんなの、まるで意味のない言い訳だね。西園寺さんの希望って、そんなものなの?」


西園寺「な、なんだよこの異常者!!わたしが言ってることが嘘だっていうの!?じゃあ証明してみろよ!!」




左右田「オレ、西園寺がビ―チハウスから出てくるのを見た。」

花村「ぼくも。」

ソニア「わたくしも。」

七海「私も。」

澪田「唯吹も。」

狛枝「そしてボクも…。6人も証人がいるんだから、擁護のしようがないね。」


狛枝「極めつけは、ビ―チハウスから出ていく足跡は1つしかなかったけど、
その足跡は西園寺さんの足跡とピッタリ一致したんだ…。」


西園寺「は、はぁ!?何勝手なことしてんだよ!!このロリコン!!変態!!」


狛枝「ボクとキミって、同い年だよね?」




左右田「怪しい…。怪しいぜ…。」

西園寺「な、なにが怪しいんだよ!!頭悪そうな顔しちゃって!!」

左右田「か、顔は関係ねぇだろ!!」


左右田「だってよ、小泉、九頭龍、辺古山以外に犯行現場にいた、いわゆる第4者ってことだろ!?
じゃあ、もう犯人は西園寺で決まりじゃねぇか!!」


西園寺「は、はぁ!?そんなわけないじゃん!!
だって、小泉おねぇが来ることはわかっても、九頭龍や辺古山おねぇが来るかは分かんないじゃん!!」


花村「本来、標的は小泉さんだけだったとか…。」

西園寺「わ、わたしが小泉おねぇを殺そうとするわけないじゃん!!」




七海「う~ん。九頭龍くんがあそこに来るかわからない…。それって本当なのかな?」

澪田「何かあるんっすか?」

七海「実はね、九頭龍くんのコテ―ジを調べたときに、こんなものを見つけたんだ。」




手紙4『いい加減にアンタの顔を見るのもうんざりしてきたわ。
ビーチハウスに2時半にきて。そこで、決着をつけよう。 小泉』



小泉「な、なに、これ…。こんなのアタシ、知らないわよ…!!」


七海「うん、多分これは、犯人が偽装したんだよ。これで九頭龍くんを、ビ―チハウスに誘導したんだね。」

澪田「なんで偽装ってわかるんっすか?本当に真昼ちゃんが書いたわけじゃないんすか?」


七海「狛枝くんの手紙3を見て分かったんだけど…。これ、筆跡が同じなんだよ。」


豚神「小泉をビ―チハウスに呼び寄せる手紙3と、九頭龍を呼び寄せる手紙4か…。
確かに、2つとも小泉が偽装したとは思えんな。」




左右田「なるほどな。つまり西園寺は、小泉と九頭龍のいざござを知った。」


左右田「そこで、2人を呼び寄せて、2人を殺し、偶然やってきた辺古山も隙をついて殺したんだ!!」


左右田「ただ、西園寺はそこでミスを犯した。小泉だけは、殺し損ねていることに気付かなかったんだ!!」


西園寺「ち、違うって!!違うんだってば!!」

左右田「往生際が悪いぜ、西園寺!!いい加減に認めやがれ!!」

西園寺「はあ!?なに言ってんの!!クソ童貞のくせに指図すんな!!」

左右田「ど、童貞なのは今は関係ねぇだろ!!」

花村「何気に童貞だって認めちゃったよ!!」

弐大「ふうむ…。早速、決着が付きそうじゃのう…。」

田中「これで、今回の議論は終了か…。」



狛枝(みんなは早合点なんだね。この程度の謎、皆の踏み台にすらならないから、さっさと終わらせちゃおう。)




PHASE1 議論開始!!



言弾:(>>599>>600>>601>>602


25.手紙3(西園寺との約束)

8.争った跡

12.模擬刀

13.金属バット



澪田「【3人も殺そうとした犯人は、日寄子ちゃんだった】んすか!?」

西園寺「だから違うんだってば!!」

左右田「関係者4人の中で、【唯一自由に動けて…】」

左右田「ビーチハウスの足跡を残した西園寺が犯人だ!!」

ソニア「西園寺さんは、小泉さんと九頭龍さんに見つからないよう、隠れていたのですか?だとしたら、どこに?」

花村「やっぱり、【クローゼットの中】じゃない?」

弐大「なるほどのう、あそこなら西園寺の1人くらいは、十分入るからのう。」

罪木「で、では、西園寺さんは、【小泉さんと九頭龍さんが言い争っている間に…】」

罪木「【悟られないようにして、殺した】ということですか!?」

西園寺「ゲロブタのくせに、わたしを疑ってんじゃねぇよ!!」

罪木「ふえぇ、すみませ―ん!!」

左右田「そして、【辺古山の時も、同様】だ!!」

澪田「じゃ、[真昼ちゃんと冬彦ちゃんに手紙を宛てたのも、日寄子ちゃん]なんすか?」

花村「ま、そうなるよね!!」

田中「これで決まりだな…。」

西園寺「あ―も―!!みんな、なんでわかってくれないの!?[わたしは犯人じゃない]のに―!!」




狛枝(ま、西園寺さんが犯人じゃない理由はいろいろあるけど、この議論では、あの人の発言が矛盾してるかな。)


>>634




↑で



正解




狛枝「それは違うよ…。」ネットリ


BREAK!!



狛枝「罪木さん、忘れたの?現場には、争った跡があったんだよ?こっそり殺したなら、こんなことにはならないよね?」

罪木「そ、そういえば…。」

花村「ね、ねぇ。そういえば、アレって、誰と誰が争った跡なの?」

狛枝「う~ん。今の状況ではまだ断言できないかな。」


狛枝「でも、少なくとも西園寺さんではないと思うよ。
だって、西園寺さんは見るからに非力だし、隙でもつかない限りは攻撃なんてできないんじゃないかな。」


左右田「じゃ、じゃあ、西園寺はなんでビ―チハウスにいたんだよ!!」


狛枝「おそらく、真犯人が、西園寺さんに罪をなすりつけようとしたんだね…。
その証拠に、薬局の睡眠薬が、1つなくなってたんだ。」


狛枝「犯人は、西園寺さんを眠らせた後、クロ―ゼットに閉じ込めておいたんだよ。」


七海「そして、目を覚ました西園寺さんは、3人が倒れているところを見て、あわててビ―チハウスを飛び出した…。
うん、つじつまは合うね。」




弐大「う~ん、どうもまだ信用できんなぁ…。」

狛枝「じゃ、もう1つ証拠を出そうか。」

花村「え、まだあるの?」


狛枝「西園寺さんが犯人なら、手紙3・4は西園寺さんが書いたことになるけど、それだとおかしいところがあるんだよ。」


狛枝「ほら、ここだよ。」




手紙3『真昼おねぇ。誰かが、わたしたちが会うことを邪魔してるみたい。
予定を変更して、午後2時半に、ビーチハウスで落ち合おう。』



花村「え~っと?何がおかしいのかな?」

西園寺「あっ!!」

狛枝「西園寺さんも気付いたね。そう、この手紙は…」



1.字が下手

2.呼称が違う

3.小泉が書いた


>>638


2



正解



狛枝「サクッと終らせちゃうね。」解



狛枝「西園寺さんは、小泉さんのことを、『小泉おねぇ』か『おねぇ』のどちらかで呼ぶんだ。
人が人を呼ぶときの名前って、なかなか変わらないものなんだよ。」


狛枝「でも、この手紙3は、『真昼おねぇ』と呼んでいる。
これは、西園寺さん以外の誰かが、西園寺さんの名を偽って、小泉さんに手紙を宛てた証拠になると思うけど…。」


弐大「なるほど、すっきりしたぜよ!!」


西園寺「もう、やっとわたしの疑いが晴れたの!?もっと早く気付いてよ!!
わたしが小泉おねぇを殺そうとするわけないじゃん!!」




かなり中途半端ですが、今日はこれで終わりにします。疲れた人もいるでしょうし。

フェイズ1しか行かなかった…。大丈夫なのか?



再開


狛枝「はは、疑いが晴れたところで、もう1つ証拠を出してもらおうかな。」

左右田「新しい証拠だって?」

狛枝「多分、西園寺さんが持ってるんじゃないかな。差出人が小泉さんの手紙をさ。」

西園寺「う、うん…。じつは、持ってるの。」

澪田「え~、早く出したらよかったのに。」

西園寺「だって…。ビ―チハウスに行ったことがばれたら、疑われると思ったんだもん。」




手紙5『西園寺ちゃん。やっぱり予定を変更していいかな?ビ―チハウスに、2時に集合でお願い。 小泉』




豚神「これも、手紙3と手紙4と筆跡が一致するな。
やはり、西園寺も、九頭龍、小泉と同様に、犯人に踊らされたようだな。」


豚神「2つのと時間が違うのは、予め西園寺をクロ―ゼットに閉じ込めておくためか…。」


田中「そして、これも呼称が『西園寺ちゃん』になっているな…。小泉は西園寺のことを下の名前で呼ぶはずだ。」

花村「呼称をことごとく間違えるなんて、相当マヌケな犯人だね!!」

田中「つまり西園寺の時と同様、地獄からの招待状を送りだした犯人は、小泉でもないということか…。」




左右田「ちょ、ちょっと待てよ!!じゃあ、一体だれが犯人なんだよ!!」

ソニア「やけに焦ってますね?」


左右田「だってそうじゃないですか!!
九頭龍の死体がビ―チハウスのダイナ―側の扉を塞いでて、砂浜の足跡は西園寺のしかなかったんすよ!?」


左右田「被害者3人以外で、西園寺でもないなら、もう手づまりじゃないですか!!」

ソニア「そ、そうですね…。どうしましょう。」

狛枝「う~ん。そのためにはまず、手紙の差出人をもう1度確認してみよっか。」




手紙2・写真   九頭龍

手紙3・4・5   真犯人?

手紙1   九頭龍?




狛枝「ここで問題になるのは、やっぱり手紙1の差出人かな。」

小泉「えっ…!?」


狛枝「あれ?今までの議論でわかったでしょ?
九頭龍クンも、手紙に踊らされていたんだから、小泉さんがもらった脅迫状も、真犯人によるものかもよ。」


小泉「え…え…?だって、それじゃ…!!」


狛枝「ふふ、どうする小泉さん?九頭龍クンは、実はただ単純に…。
それこそ小泉さんが西園寺さんに相談したように、キミと写真について相談したいだけだったなら、どうする?」


小泉「や、やめてよ…。そんなこと聞いたって、どうにもならないじゃない!!」

狛枝「はは、冗談だよ。そんなに怒らないでよ。」

小泉「アンタの冗談は、人を馬鹿にしてるだけでしょ…!!」




狛枝「じゃ、ここでひとつ、仮説を立てようかな。」

田中「仮説、だと…?」

狛枝「もし、手紙1・3・4・5を出した人物が、あの人だったら、どうなるかな?」

罪木「あの人、ですか…?」



狛枝(あの人…。それはもちろん…)




1.辺古山

2.小泉

3.西園寺

4.九頭龍




>>653で。

1



正解


狛枝「わくわくするなぁ!!」解




狛枝「辺古山さん、だよ。」

澪田「ぺ、ペコちゃんっすか!?」


狛枝「だって、事件当時に、都合よく無関係な人がやってくることなんてあるのかな?
あるにはあるかもしれないけど、必然性を考えたほうがいいんじゃない?」


弐大「そういえば妙じゃの。
今回の動機のトワイライトシンドロ―ム殺人事件とはなんも関係ないのに、被害者に辺古山が混じっとるなんぞ…」




狛枝「彼女はね、無関係じゃなかったんだよ。ね、豚神クン?」


豚神「ああ。お前たちは気付いてなかったかもしれんが、九頭龍と辺古山はもともと知り合いだったみたいだ。
恐らく、希望ヶ峰学園に来る前から互いを見知っていたのだろう。」


田中「なるほど。前回の事件で、パ―ティの旨を九頭龍に伝えたのは辺古山だったな。」

澪田「真昼ちゃんと冬彦ちゃんが言い争ってた時も、冬彦ちゃんをなだめたのはペコちゃんだったっす!!」

七海「なぜ2人の関係を隠していたのかはわからないけど、確かになにかつながりがあったんだね。」




花村「そうだったんだ~。でも、おかしくない?だって辺古山さんって被害者でしょ?
なんで被害者が、みんなを陥れるような手紙を出すのさ?」


狛枝「ま、それは順を追って説明するよ。」


狛枝「九頭龍クンと辺古山さんは、要するに仲良しだったんだ。
それで、九頭龍クンが小泉さんに会えなくて困っていることを知ったとしたら、辺古山さんはどうするかなぁ?」


ソニア「やっぱり、2人を仲介しようと思うのではないでしょうか?」

狛枝「そう。なんかただのおせっかいって感じだけど、実際そうだったんじゃないかな。」




西園寺「でも、それっておかしくない?なんで仲介しようとして、あんな脅迫まがいの手紙を出すわけ?」


狛枝「今回の動機、小泉さんは絶対にやらないって断言してたよね。
だから、そうでもしないとあのゲ―ムをプレイしてもらえないと思ったんじゃないかな。」


七海「えっと、つまり…。九頭龍くんが最初に動機であるゲ―ムをプレイした。」


七海「そこで写真を見せられてしまい、そのことについて小泉さんと話そうしているところを、
辺古山さんの提案で、小泉さんにもあのゲ―ムをさせる計画を実行した…。っていうことかな?」


狛枝「ま、手紙4の差出人に九頭龍クンが気づいていたかは謎だけど、手紙1の差出人なら、知っていたのかもね。」




左右田「でもよ、手紙4も辺古山が書いたんならよ、なんでこんな手紙にしたんだよ?」




手紙4『いい加減にアンタの顔を見るのもうんざりしてきたわ。
ビーチハウスに2時半にきて。そこで、決着をつけよう。 小泉』




左右田「こんな、明らかに九頭龍を煽るような手紙…。本当に辺古山が書いたってのかよ?」


狛枝「う~ん、それはよくわからないけど…。
たぶん辺古山さんは、九頭龍クンのことをだいぶひいき目に見てたんじゃないかな?」


狛枝「たとえばあんな写真を見ても、小泉さんに怒りを覚えきれない九頭龍クンに、
怒っていいんだよって言いくるめるためとか…。まあ想像ならいくらでもできるよね。」


小泉「…」


澪田「たしかに、2人のいざござを知ることができて仲介に入れるのなんて、もうペコちゃんしかいないっすもんね!!
その理由なんて、大した意味はないんっすね!!」




罪木「で、でも、おかしくないですか…?」

花村「もしかしてあの日かな?」


罪木「わ、私の体調じゃなくてですね。
仲介をしようとしただけなのに、なんであんな人殺しが起きるんですか?」


罪木「そもそも、被害者3人のことを考えても、犯人には結びつかないと思うんですけど…。」


狛枝「あれ?まだわからない?」

罪木「え…?」



狛枝「あの3人の中に、『ただの被害者じゃない』人が混じってるんだよ…。」




小泉「…」

豚神「あの3人のうちに、犯人がいたと言いたいのか?」

西園寺「じゃあ、やっぱり辺古山おねぇが犯人だよ!!」

左右田「はぁ!?アイツは死んでるんだぞ!?犯人になれるわけね―だろ!!」

西園寺「ぷーくすくす!!そんな大声で自分の無能っぷりを公開するなんて、生きてる価値ないよね―!!」

左右田「な、なんだよそれ!!いったい何が言いてぇんだよ!!」

狛枝「その説明をするためにも、議論を再開させようか。」




狛枝「小泉さんと九頭龍クンの2人を集めることに成功した辺古山さんは、
まず西園寺さんをクロ―ゼットに眠らせておいたんだ。」


花村「え?なんで?」

狛枝「その理由は、そのうちわかるよ。」

ソニア「そのうち…?」


狛枝「で、話を元に戻すよ。集まった2人は、果たして衝突なく話し合いができたのかな?」

弐大「ワシとならできていたぞ!!」

豚神「しかし、九頭龍との場合はそうはいかないはずだ。」


豚神「なにせ、九頭龍は動機と手紙4によって少なからず小泉に敵意を抱いただろうし、
小泉などは、予期せぬところで九頭龍にあってしまったのだからな。」


西園寺「本当はわたしがおねぇを慰めてあげるはずだったのに…。
なんでこんなひどいことができるのかな…。」


左右田「おまえ、いつもの自分の発言に気付いてんのか?」




狛枝「そう。2人がうまくいくわけないんだよ。もともと犬猿の仲だったわけだし、終里さんのところでも見てたでしょ?
小泉さんが、素直に自分の非を認めるとは思えないね。」


小泉「…」


澪田「ん―と、そんな状況と、結果の争った跡…。は!!まさか、争ったのは、真昼ちゃんと冬彦ちゃん!?」

ソニア「確かに、2人ではやりかねませんね…。」

狛枝「いや、それはちがうよ。」

ソニア「え?どうしてですか?」


狛枝「問題の凶器である金属バットはね、辺古山さんの右手あたりにあったんだ。
つまり、争った中の1人には、辺古山さんがいるんだよ…。」




罪木「争った1人は、辺古山さんということはわかりましたが、どうして辺古山さんが…?」


狛枝「やっぱり、凶器にバットを選んでいたことも関係するのかな。
確かトワイライトシンドロ―ム殺人事件でも、九頭龍クンの妹さんは頭を割られてたんだったよね、豚神クン。」


豚神「ああ、それは確かだ。」

田中「つまり九頭龍と辺古山は、既に小泉を殺すための手段を潜ませていたということか。」


狛枝「用意したのが九頭龍クンか辺古山さんかはわからないけど…。
恐らく小泉さんが非を認めない場合、殺すことも辞さないって決めてたんだろうね。それも、妹さんの死になぞらえて。」


澪田「3人を呼び出したのはペコちゃんだったんすから、
バットを用意したのはやっぱりペコちゃんだったんじゃないんすか?」


狛枝「まあ、どっちだろうと正味問題ないよ。2人は知り合いで、つながりがあったんだったんだから。」




花村「そっか。だから辺古山さんは、いざという時に西園寺さんに罪を被せるために西園寺さんを眠らせていたんだね!!」

ソニア「それで先ほどのように、容疑が西園寺さんにかけられてしまったわけですね…。」

豚神「もっとも奴が狙っていたのは、小泉を殺したクロとして、だったのだろうがな。」


田中「まさか自分自身を殺したクロとして西園寺が疑われようとは、夢にも思っていなかったというわけか。
ふん、何とも妙な話だ。」




花村「でも、やっぱりおかしくないかな?
バットを用意したのも辺古山さんで、バットを使ったのも辺古山さんなら、どうして彼女が殺されたのさ?」


狛枝「う~ん。ここからはほとんどが想像になっちゃうね。小泉さんが記憶を失ってなければもっと確実なんだけどな。」


小泉「…」




狛枝「じゃ、辺古山さんの気持ちになって考えてみよっか。
九頭龍クンと小泉さんが言いあいになっている場面は容易に想像できるけど…」


狛枝「そこで1回目の学級裁判の時のように、小泉さんが無神経な発言をしたら…。辺古山さんはどう思うだろうね?」


小泉「…」


豚神「犯行現場から察するに…辺古山が小泉に殴り掛かったとしか、考えられないか…。」

ソニア「そ、それはいくらなんでも、安直すぎるのでは…?」

狛枝「でも実際、小泉さんはバットで殴られてるんだから、これはおそらく間違いないよ。」


弐大「うん?殴られたと言われて思い出したが、たしか九頭龍の奴の死因もバットによる殴打じゃなかったかのう?」

弐大「そうすると九頭龍を殺したのは辺古山となるが、2人の仲の良さを考えるとおかしなことにならんか?」






七海「もしかして…。九頭龍くんは、最初っから小泉さんを殺す気なんてなかったのかも…。」


小泉「ど、どうしてよ…。どうしてそんなことが言えるのよ!!」

澪田「ま、真昼ちゃん?どうしたんっすか?」


七海「一連の犯行が、すべて辺古山さんの独断だったとしたら…。
突然小泉さんを殺そうとした辺古山さんを見た九頭龍くんは、それを止めに入ったんじゃないかな。」


七海「だって、そうでもなければ、“超高校級の剣道家”の一撃を受けて、まだ生きてるなんておかしいじゃんか。」


田中「ふ、己の敵を守るとは…。なかなか奴も粋なやつよのう。」


左右田「じゃ、じゃあ九頭龍は、小泉をかばって死んだってことかよ!?」

小泉「ち、違うよ!!そんなのあるはずがない!!だって、九頭龍は、すごく怒ってて、アタシを殺そうとしてて…!!」




狛枝「あのね、小泉さん。いまはキミの感情論を聞いてあげる暇はないんだよ。」


狛枝「だって、皆待ってるんだから。裁判の先にある、素晴らしい希望をね…。」


西園寺「そっか!!それではっきりしたよ!!」

豚神「何かわかったのか?」


西園寺「辺古山おねぇは自殺だったんだよ!!」


澪田「じ、自殺ぅ!?」←カセットコンロ的な


西園寺「だってそうじゃん。
仲のよかった九頭龍を手違いで殺しちゃったなら、すごく悲しんで、後追い自殺するに決まってるよ―!!」




狛枝(ふふ、それが西園寺さんの希望か…。)




PHASE2 議論開始!!



言弾:(>>599>>600>>601>>602


6.辺古山の死体の状況

12.模擬刀

13.金属バット




西園寺「【辺古山おねぇは自殺】だよ―!!」

豚神「根拠を言ってみろ。」

西園寺「だってぇ、もう[それ以外に可能性はない]でしょ?」

西園寺「それに、そう考えると、すべての謎がつながるんだぁ~!!」


弐大「う~む、【九頭龍を殺してしまった罪悪感】に負け、自殺してしまったんか。
確かにそれなら、つじつまは合いそうじゃな…。」


罪木「でも、犯人が自殺しているのなら、誰に投票すればいいのですか…?」

モノクマ「基本的に考え方は変わりません。自殺者というのは【自分という大事な存在を殺した存在】ですからね。」

澪田「でもそれなら、争った跡はどうなるんっすか?」

西園寺「【小泉おねぇと辺古山おねぇが争った】末に、九頭龍が止めに入って、おっ死んだんでしょ?」


田中「2人が争っただと…?
小泉が俺様のしもべであることを考慮しても、[2人の戦闘力には大きな開きがある]と思うが…。」


ソニア「なにせ、【“超高校級の侍”】ですからね!!」

左右田「剣を持ってるだけで、侍扱いっすか。いわゆる[カルチャ―ショック]ってやつですね!!」


西園寺「たしか、辺古山おねぇはバットを持ってたんだよね?
竹刀とは勝手が違うから、【予想外に苦戦した】ってことじゃないの?」


花村「なるほど!!それなら納得だね!!」

七海「ほんとにそれでいいの…?」




狛枝(さてと…。西園寺さんには悪いけど、さっさと次に進ませてもらおう。)


>>672




正解


辺古山の死体の状況→【辺古山おねぇは自殺】



狛枝「それは違うよ…。」ネットリ



BREAK!!




狛枝「あのね、西園寺さん。辺古山さんが自殺とは考えられないよ。」

西園寺「え、どうして!?」

狛枝「辺古山さんの殴打の傷はね、後頭部にあったんだ。自分自身で後頭部に傷をつけるなんて、不可能だよ。」

西園寺「そ、そんな!?何かの間違いだよ!!」

狛枝「ま、犯人は辺古山さんじゃないってわかったから…」













西園寺「黙ってろこのダンゴ虫が!!」反論





狛枝「えっと…。なんで急におこったのかな?」

西園寺「後頭部には自分じゃ殴打できないって?そんなのわかんないじゃん!!」

狛枝「はぁ…。こんなことでもめるのは、時間がもったいないんだけどな。」

西園寺「黙れ、このど変態!!」


狛枝「…」





PHASE3 反論ショーダウン(VS西園寺)開始!!




言刃:


モノクマファイル[2]

辺古山の死体の状況

辺古山の模擬刀による傷




西園寺「確かに難しいかもしれないけど、不可能じゃないじゃん!!」


狛枝「…」


西園寺「たしか、辺古山おねぇは小泉おねぇを、動機になぞらえて殺そうとしたんだよね…。」


西園寺「なら自分で、それになぞらえた死因で死のうってのは、おかしいことじゃないんだ!!」


狛枝「…」


西園寺「だから、辺古山おねぇは、頭をかがめて…」


西園寺「【自分の後頭部を割った】んだよ!!」


狛枝「…」


西園寺「ていうかなんで反論してこないんだよ!!少しは反論しろよ!!」




発展!!




西園寺「なんで発展するの!?」

狛枝「あれ、喋っていいの?」


狛枝「じゃあ言わせてもらおっかな。西園寺さんは死体の状況を見たんだよね?」

狛枝「なら、辺古山さんの右のほうにバットが落ちてたことも知ってるんだよね?」






西園寺「うう、なんでわたしは、こんなに劣勢なんだ…。こっちのほうがガンガンしゃべってるのに…。」


西園寺「そうだよ、何か問題でもあるっての!?」


西園寺「バットが右か左にあったとか、そんなの全然関係ないじゃん!!」


西園寺「とにかく…」


西園寺「辺古山おねぇは自分自身の頭に、【右手でバットを振り下ろした】んだよ!!」


>>677

【右手でバットを振り下ろした】←辺古山の模擬刀による傷



正解



【右手でバットを振り下ろした】←辺古山の模擬刀による傷



狛枝「それがキミの運命だ…。」ネットリ



BREAK!!




狛枝「残念だけどそれは無理なんだ、西園寺さん。」

西園寺「な、なんで!?」


狛枝「辺古山さんの右手は骨折してたんだ。
その腕で自分にバットを振り下ろすなんて、やっぱりできないんじゃないかな。」


西園寺「そ、そんな…。」




狛枝「じゃ、話を戻すよ。辺古山さんは犯人じゃないってわかったから…。」


左右田「ちょっと待てよ!!骨折って、どうして骨折したんだよ!!」

豚神「おそらく、争った時に模擬刀で殴打されたのだろう。」


罪木「ちょ、ちょっと待ってください!!
一連の犯行を計画した辺古山さんも犯人じゃないなら、一体だれが犯人なんですか!?」


狛枝「はぁ…。それをずっと言おうとしてるんだけどな…。」




狛枝「でもさ、罪木さん。そんなのもうわかってるよね。」


狛枝「現場にいたのは4人だけ…。
そのとき、西園寺さんはクロ―ゼットで居眠り。九頭龍クンは、辺古山さんに殺されちゃった。」


狛枝「で、肝心の辺古山さんが、謎の死を遂げた…。じゃ、もう犯人は決まったね?」


ソニア「そ、それって、もしかして…」


怪しい人物を指名しろ


>>682


小泉
って主人公!





小泉「…」


狛枝「震えてるよ、小泉さん?ふふ、大丈夫?」


小泉「…」





きりがいいので今日はこのくらいで。明日もこのくらいのペ―スでいきます。




再開



左右田「マ、マジかよ…!?」


狛枝「そう、すべてご名答だよ。九頭龍クン、西園寺さん、小泉さんをビ―チハウスに集めたのは辺古山さんだったけど、
なんと辺古山さんはそこで返り討ちにあってしまったんだ!!」


弐大「な、なんじゃとぉ―!?じゃあ、本当に犯人は小泉なんか!?」



小泉「ち、違う…!!違うよ、みんな!!」




狛枝「へぇ、なにが違うの?言ってみてもらえる?」


小泉「だ、だって、相手は“超高校級の剣道家”でしょ!?
アタシみたいな一般人が模擬刀なんかを持ったところで、敵うわけがないじゃない!!」


田中「確かにな…。相手はあの辺古山だ。貴様らのような並みの能力では、歯が立つまい…。」

花村「まるで自分は歯が立つと言いたげだね~。」




狛枝「うん、そうだね。確かに、普通に戦えば、勝てっこないよね。」

小泉「そ、そうよ。それなら…。」


狛枝「でも、辺古山さんには、一瞬の隙があったはずだよ。」

小泉「え…?」

澪田「それって、なんすか?」

狛枝「それはね…」




1.ガラス瓶が割れたとき

2.九頭龍クンが死んだとき

3.あっUFO!!


>>692


3!…ではなく2



正解


狛枝「わくわくするなぁ!!」解




狛枝「九頭龍クンが小泉さんをかばって死んだとき、辺古山さんの心がどうなったかを考えればいいよ。」


罪木「そ、それはもちろん、愛する人を自らの手にかけてしまったのですから、
きっと地面が抜け落ちていくような絶望感に浸ったはずです!!」


澪田「ということは…。まさか!!」


狛枝「そう…。その、辺古山さんが九頭龍クンの死を嘆く瞬間を狙ったんだろうね。『今なら勝てる』ってね。」


小泉「そ、そんなの…。ただの推論だよ!!」


アポ『証拠が無けりゃただのでっち上げだ!!』


小泉「!?」


狛枝「でも、そのくらいの隙でもない限り辺古山さんに傷をつけるなんて、無理じゃないかな。」

狛枝「実際には辺古山さんに背中と右手に模擬刀による傷があったから、今の推理に間違いはないよ。」

小泉「そ、そんな…。」




小泉「そ、そうだ!!アタシが模擬刀を持ってたなんていう証拠があるの!?」

狛枝「何言ってんの、小泉さん。小泉さんの両手には、金箔がべっとりついてたよ。」


ソニア「え?そうなんですか?」

澪田「初耳っす!!」


狛枝「あれ?ソニアさんたちは、ちゃんと小泉さんが倒れているところを見たよね。」

花村「た、確かに見たけど…。」

左右田「そんなことより、小泉の命のほうが心配だったからな…。いちいち手なんて見てね―よ…。」

罪木「わ、私もです…。」

七海「ちなみに、私も見てないよ。」

小泉「ほ、ほら!!やっぱり狛枝が嘘をついてるのよ!!み、みんな!!こんな奴の言うこと、信じちゃダメよ!!」




狛枝「う~ん、参ったね。小泉さんはすぐにモノクマに連れていかれたから、皆は手を見ることができなかったんだ。」

小泉「ね、これなら、アタシが模擬刀で殴ったなんて、言えないよね?」


狛枝「悪いけど、そうもいかないみたいだよ?小泉さん。」

小泉「な、なんでよ…。いい加減にしてよ…!!」




狛枝(さて…。追い詰められた小泉さんは、どんな希望を見せてくれるのかな?楽しみだなぁ!!)




PHASE4 議論開始!!



言弾:(>>599>>600>>601>>602


12.模擬刀

7.小泉の状況

13.金属バット

22.田中の苦痛

15.小泉の両手の金箔



小泉「なんでアタシが、模擬刀を使ったなんて言えるのよ!!」

花村「でも、[小泉さん以外に使える人なんていない]し…。」

小泉「だ、だって、[九頭龍が使った]っていう可能性だってあるでしょ!?」

田中「そういわれてみれば、[西園寺が使った]とは考えられんのか?」

ソニア「小泉さんと辺古山さんのいざござの時に、【既に西園寺さんが起きていた】と…?」

左右田「九頭龍の手には、金箔はついてなかったが、西園寺はわかんねぇな…。」

西園寺「手に金箔がついてないからって、模擬刀を使ってないとは言えないんじゃないの?」

弐大「どういうことじゃ?」

西園寺「[何か適当なもので手を洗った]んだよ!!」

七海「有り得ないわけじゃなさそうだけど…。」

小泉「ほ、ほら!!こんなに反対意見が出てきた!!」

小泉「【証拠もない】のに、変な言いがかりはやめてよ、狛枝!!」

澪田「[凪斗ちゃんは、結構ねじが外れてる]っすからね~!!」

罪木「じゃあ、[狛枝さんが議論をかく乱してる]のかも…。」

豚神「ふん、それでは、貴様には狛枝の推理のどこがおかしいかわかるのか…?」

罪木「す、すみません、わからないのにでしゃばって、すみませ~ん!!」




狛枝(ふふ、これをつきつけられたら、小泉さんはどうなるかな?ふふ、興奮してきた…!!)



>>698




正解



模擬刀→【証拠もない】



狛枝「それは違うよ…。」ネットリ



BREAK!!





狛枝「残念だけど証拠ならあるんだよ、小泉さん。」

小泉「え…?」

狛枝「現場に落ちていた模擬刀…。証拠になると思って、ここに持ってきてたんだ。」

澪田「それがどうかしたんっすか?」


狛枝「ほら、持つところの金箔がはがれてるけど、これにはきれいに『手の跡』が残ってるんだよ。
ちょうど、シスタ―が祈りの時に十字架を持った時のような跡だね。」





狛枝「この手の跡が、小泉さんの手と一致するか…。試させてもらっていいよね?左右田クン、手伝ってくれる?」

左右田「あ、ああ…。」


小泉「ちょ、ちょっと待ってよ、なんでアタシがそんなこと…」


七海「…」

豚神「…」



小泉「ひぃ…!!」





そして、小泉さんの手と模擬刀の手の跡を比べてみたところ…。見事に一致した…。




左右田「マ、マジかよ…!!」

罪木「じゃ、じゃあなんで小泉さんは模擬刀を使ってないと言ってたんですか!?」


狛枝「そんなの、皆を真相から遠ざけるためだよ。」

狛枝「だって、模擬刀を使いましたなんて言ったら、自分が犯人だって、ばれちゃうもんね?」




小泉「ち、違うよ…!!だ、だって、アタシは記憶がなくて…!!そんなことをした覚えなんてなくて…!!」

弐大「そういえば、そんなことを言っとったのう。」



狛枝「記憶がない、ねぇ。」






狛枝「ホントにないの?」



小泉「え…!?」


澪田「ま、まさか、真昼ちゃんは嘘をついてた、なんて思ってるんすか!?」


狛枝「当然でしょ。だって、そんな都合よく事件の記憶を失うなんて、変だもん。」

狛枝「自分にとって不都合な事実から、みんなの目を遠ざけようとした、と考えるのが自然だよ。」




小泉「な、なによ、それ…。」

小泉「なんでそんなことが言えるのよ!!ア、アタシは本当に覚えてないんだからね!!」

花村「ツンデレかな?」


狛枝「小泉さんは記憶を失ってない…。その根拠とは、シャワ―ル―ムの扉が関係してるんだ。」

左右田「扉って、あの開いていた扉か?」


小泉「は、はぁ!?そんなの最初っから固定されていたんでしょ!?
アタシは固定なんてしてないし、そんなくだらない言いがかりはよしてよ!!」


田中「たしかに、扉が関係しているとは、思えんが…。」




狛枝「いや、大いに関係してるよ。ふふ、小泉さん。
前回ではあんなに冷静に学級裁判をしてたのに、自分が標的になった途端、明らかに我を失ってるよ。」


狛枝「そのせいで、“致命的なミス”を犯したことに気付いていない…。」


小泉「な、なによ、それ!!アタシはなにもおかしくない!!おかしいのは全部アンタよ!!
アンタが出す結論なんて、みんな間違ってるに決まってる…!!アンタなんか…アンタなんか…!!」




狛枝(さてと…。小泉さんの希望も、底が見えてきたね。
あまり大したものじゃなさそうだから、とっとと終わらせよっと。)





PHASE5 パニックト―クアクション(VS小泉)開始!!



「いい加減にしなさいよ!!」


「お前も蝋人形にしてやろうかぁ!!」

「馬鹿!!」


「何なのよ!!」

「はい、チ―ズってね。」


「男子でしょ!!」


「何も知らない!!」





「【アタシの記憶喪失が嘘だって!?そんなの根拠ないじゃない!!】」









           【△】
            ネ


【□】リ                  ト【○】


            ッ
           【×】


>>707




ネットリってなんだよwww





狛枝「それは違うよ…。」ネットリ



BREAK!!




狛枝「そんな究極の自己正当化ゲ―ムは、これでおしまいだ!!」

ソニア「な、なにを言ってるのですか、狛枝さん!?」




狛枝「それはいいとして、小泉さん、忘れたの?キミは、致命的なミスを犯したって。」

小泉「な、なによ!!アタシを揺さぶろうとしたって無駄だよ!!」


狛枝「それも、ついさっきだよ。ついさっき、ポロっとはいちゃったんだ。記憶を失っていない根拠をね。」

七海「何のことを言ってるの?」

狛枝「ほら、思い出してごらん。」




小泉『は、はぁ!?そんなの最初っから固定されてたんでしょ!?
アタシは固定なんてしてないし、そんなくだらない言いがかりはよしてよ!!』



澪田「何がおかしいんっすか?」

小泉「なにもおかしくなんかない!!おかしいのは狛枝よ!!」







左右田「いや…。やっぱりおかしいのは、お前だぞ、小泉。」



小泉「えっ!?」


狛枝「はは、左右田クンは気づいたみたいだね。」



小泉「な、なによ…。何が、おかしいのよ…?」


左右田「だ、だってよ…。」






左右田「小泉はなんで、扉が固定されていたのを知ってんだ?」


小泉「え…?だ、だってあの扉、閉まらなかったし…」


左右田「お前は、ビ―チハウスでの記憶がないんだろ?
それなのになんで、まるでビ―チハウスにいたかのような発言ができるんだ?」


小泉「あっ!?…え、えっと、その、さっき左右田が言ってたじゃない。ほ、ほら、扉がどうとか…」

左右田「それでもおかしいぞ…。」

小泉「え、ええ…?お、おおお、おかしいって、な、何が…?」



左右田「オレはさっき、『扉は開いてた』とは言ったけど、
『扉は固定されていた』なんて、一言も言ってねぇんだよ…。」


小泉「!!」


小泉「あ…あ…」








小泉「あぁああああああああぁあああああぁああああっ!!!!!?」





狛枝「しかも、『最初から』固定されていたなんて言ったところから、
小泉さんが事件前にビ―チハウスを探索してないことがわかるね。」


狛枝「探索していたら、『犯人が』固定したって言いそうなものだから。」


狛枝「じゃ、いつ探索したのかな?
ビ―チハウスを探索してないなら、そもそもシャワ―ル―ムの扉が固定できるものなのかさえ分からないはずだよ。」


豚神「つまり今の発言は、“どこかの時間帯”で、
ビ―チハウスにいた記憶がある場合にしかできない発言だったということか…。」


弐大「その、“どこかの時間帯”っちゅうのは…。」

七海「犯行当時、ってことだね。」




罪木「え、でも、ということは、記憶と扉が関係してるというのは…」

狛枝「もちろん嘘だよ。小泉さんの失言を引き出すための罠だったんだよ。」

田中「ただのハッタリだったということか!!」




小泉「ちょ、ちょっと待ってよ…。アタシは、固定されてたのを誰かから聞いて…」

狛枝「誰かって誰?」

小泉「そ、それは…」


狛枝「答えられるわけないよね。だってキミは事件の後、ずっとモノクマの治療を受けていたはずだよ。
だれかから聞くことなんて、できるはずがないよね?」


小泉「うぅ!!」




ソニア「じゃ、じゃあ、記憶喪失というのは、やはり嘘だったのですね?」

小泉「う、うう…。」


弐大「ほ、本当に覚えとったんか…。なぜじゃ!?なぜ嘘をついた!?」

左右田「そ、そうだぜ、お前のせいで皆が死ぬところだったんだぞ!?」


小泉「だ、だって、だって…!!」





今日はこのくらいで。明日は、ちょっとくらいしか投稿できないかも。




再開



~回想~


2時30分少し前



―ビーチハウス前― 




小泉「約束は、1時半で空港だったのに…どうしてビ―チハウスなの?ま、いっか。」





―ビ―チハウス―



小泉「え!?」

九頭龍「早かったな…。」

小泉「な、なんで…なんでアンタがここにいんの!?」

九頭龍「あぁ!?てめぇが呼んだんだろ―が!!ったく、ふざけた手紙出しやがって…!!」

小泉「ま、まさか、アタシを殺す気なんじゃ…」

九頭龍「…」

九頭龍「返答しだいだ…。」

小泉「はぁ…はぁ…」



い、息切れが、止まらない…。ア、アタシ、ここで死ぬの…?




九頭龍「オレが聞きたいことはわかってんだろ!?どうなんだよ!!
お前はアイツのことを知ってんのかよ!?ア、アイツは、ホントに死んだのかよっ!?」


九頭龍「どうなんだ!!お前が、オレの妹を殺したのかよォおおを!!?」


小泉「…」


小泉「あのゲ―ムによると、サトウって子が、アンタに殺されてんのよね…。」


九頭龍「…あ?」


小泉「たしかに、妹さんのことは、不運なことだよ…。悲劇だよ…。
でも、だからって、殺すまでする必要があったの!?」


九頭龍「ふ、ふざけんじゃねぇ!!今はそんな話はしてねぇんだよ!!いいからオレの質問に…」


小泉「アンタにそんな権利はないはずだよ!!
他人の罪を裁くことなんて、だれにもできないのよ!!復讐なんて間違ってるよ!!」


九頭龍「ふ、ふざけんな―!!」


小泉「…」









小泉「ははっ」




九頭龍「…あ!?」





小泉「そうやって、人の悪いところだけ問い詰めて…。じ、自分のことはそっちのけで…。」


小泉「なにが“超高校級の極道”よ…。こんなの、その辺のチンピラのほうがまだ良心的じゃない…。」


九頭龍「は、はぁ!?何を言い出してんだてめぇ!?マ、マジでぶっ殺すぞ!!」


小泉「あはは、果たしてアンタにアタシが殺せるのかな?」


小泉「アンタなんてアタシよりも背が低いし、
アタシに襲って来ようと、アンタみたいなはなたれガキに人を殺すような度胸があるのかな?」


九頭龍「な、なんだよコイツ…?」




小泉「で、できるわけないわね!!だって、アンタには今、九頭龍組がいないもんね!!
1人じゃ生きていけないようなお坊ちゃまに、そんな大それたことができるわけないよね!?」


小泉「そ、そもそも、あの事件、そんなにアタシ、悪かったの?」


小泉「確かに殺人の証拠を隠滅した共犯者だったかもしれないけど、
結局アタシのかばったサトウって人は死んだんでしょ?」


小泉「いや、アンタが殺したんでしょ?なら、アンタがアタシを咎めることなんてできないじゃない…。」


九頭龍「ふ、ふざけんなよ…。」




小泉「な、なんでよ…。もう、うんざりよ…。」


小泉「もううんざりなのよ!!なんでみんな、アタシばっかり責めるの!?」


小泉「弐大も、赤音ちゃんも、アンタも!!みんなみんな、アタシが悪い、アタシが悪いって…!!」


小泉「もう、嫌だよ…。もうアタシには、こんなの耐えられないんだよ!!」


九頭龍「…」




小泉「ははは、そんなにアタシが憎いなら、大好きな大好きな、九頭龍組に頼んでみなさいよ。
アイツが悪いんだぁ~って、罪をなすりつけてみなさいよ!!」


九頭龍「!!」


九頭龍「て、てめぇ、もういっぺん言ってみやがれ…!!言っとくがオレは本気だぞ!!本気で殺すぞ!!」


小泉「まあ、跡取りがこんなところに軟禁されてるのに、助けにも来ないような、薄情な組だけどね!!」


九頭龍「やめろっつってんだろうがぁあああ!!!」




ここで、突然アタシの意識は途切れる。気付くと、アタシは地べたに頬を重ねていたんだ。


何が起きたのかよくわからなかった。



ただ、扉を開くような音が後ろから聞こえたのと、


目の前の九頭龍が驚いた顔をしながら、アタシの方へ駆けてきたことはわかった。


九頭龍が見ていたのは、アタシの後ろにあった物だろうが…






控えていたペコちゃんに、バットで頭を殴られたという事実にアタシが気付くのは、


意識がはっきりしてから数秒後だった。





小泉(え…。)


小泉(なにこれ…。)



ポタポタ…



小泉(…血?)







辺古山「どうして止めるのです?ぼっちゃん。」

九頭龍「ど、どうしてって…!!てめぇ、自分がやってることがわかってんのかよ!?」

辺古山「わかっているからやっているのです。あなたにアレをさせるわけにはいかない…。」

九頭龍「オ、オレが小泉を殺すと思ってるのか!?オ、オレはそんなことをしねぇから、少し頭を冷やしやがれ!!」




小泉「痛っ…。」



小泉「っぁああああああああああああああ!!!!!!」



小泉「痛い、痛い…!!痛いよぉおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!」



辺古山「ちっ、殺し損ねたか…。」


辺古山「小泉、貴様のご期待に添い、九頭龍組が貴様を成敗しに来たぞ。」

辺古山「九頭龍組を敵に回したことを、あの世で後悔しろ。」


小泉「え…?え…!?」


辺古山「どうする?貴様に選ばせてやろう。
死んでから、東京湾に沈むのがいいか、東京湾に沈んでから、死ぬのがいいか…。」


小泉「はぁ、はぁ、だ、誰か…!!」




九頭龍「ま、待てペコ!!小泉を殺す必要なんてねぇ!!」


辺古山「こそこそと隠れまわり、いざ捕まえてみると、ぼっちゃんと九頭龍組へのたびかさなる侮辱…。
九頭龍冬彦の剣であり、盾である私には、その女を殺す義務があります。」


九頭龍「こ、こいつは異常な状態だったんだ!!あの学級裁判のせいで、心が壊れかかってたんだ!!」


九頭龍「オレが話し合いたかったのは、こんな小泉じゃねぇ!!
あの学級裁判を、冷静な考えで解き進めていったような小泉だ!!」




小泉「た、助け…。助けを呼ばなきゃ…!!」


辺古山「今になってなお、愚かにも逃げ惑おうというのか。このドブネズミめ。もういい、先に死んでいろ!!」


九頭龍「やめろぉおおおぉおお!!!!!」




扉にしがみつこうとするアタシに、獰猛なチ―タ―の如く迫りくるペコちゃんを前にして、


死期を悟ったアタシは、祈るかのように目をつぶって、身をすくませ、頭を手で覆った。




“超高校級の剣道家”の攻撃をアタシの細い腕で防御したところで、


致命傷を避けることなど当然できるわけがないのだけど…







と思うと、アタシの前方に、影がかかったような気がした。




何か鈍い音が聞こえた。何が殴られたのかはわからない。ただ、アタシではなかった。






小泉(…!?)

辺古山「え…?」

九頭龍「あ、あが…」

辺古山「ぼ、ぼっちゃん、なにを…!?どうして!?」


九頭龍「お、お前に死んでほしくなかったんだよ…。処刑なんて、させたくなかったんだよ…。」




九頭龍「でも、ダメな奴だな、オレは…。オレが死んじゃ、意味ねぇや…。」


九頭龍「だ、だから、オレがこの扉を塞ぐから、
お前は予定通りに窓から逃げて、後は小泉にでも罪をなすりつけやがれ…!!」


九頭龍「お、お前は…。お前だけは、生きてくれ…。ぺ…」





ガクッ、と九頭龍の頭が力なく垂れる。


それが、人の死ぬ瞬間だとは、経験の浅いアタシは、上手く理解できていなかった。





辺古山「ぼ、ぼっちゃん!!ぼっちゃん!!…あああああああああああああああああああ!!!!!」



悲痛な悲鳴を上げたペコちゃんは、カラン、とバットを落とした…。




小泉(も、模擬刀?なんでこんなところに…?)


小泉(…)





小泉(か、勝てる…!!今のペコちゃんになら、勝てる…!!)




小泉「あああああ!!」

辺古山「!?」



そしてアタシは、ペコちゃんの右腕と、背中に一発ずつおみまいした。




辺古山「うっ…、やってくれるじゃないか、このアマ…!!」


辺古山「そうだな…。どうせ、もうぼっちゃんはこの世にいないのだ…!!」


辺古山「ならばこの世に未練などない!!貴様を道連れにして、私も自決してくれる!!」


小泉「アタシは死なない…。」



小泉「死 ん で た ま る も の か あぁあああぁあああああぁあああ!!!!!!」







丸腰のペコちゃんに、模擬刀で応戦した。窓際にあったガラス瓶が、いくつも割れた。


普通なら、アタシみたいな一般人が、“超高校級の剣道家”に敵うわけがないんだけど…。


相手は利き腕を骨折してたし、体にダメ―ジを与えておいたから、少しは善戦できたと思う。




でも、途中から気を失った。


血を流し過ぎたのか…。



アタシは、ペコちゃんに殺されたと思ったけど…




~回想終了~



狛枝「なるほどね。実は、辺古山さんを殺してた、というわけだね。」


西園寺「そ、そんな!?何かの間違いだよ!!小泉おねぇが、辺古山おねぇを殺したクロだなんて、そんなの信じられない!!」

豚神「本当にそれが真実なのか…?」

狛枝「でも、小泉さんも自白してるし、確かにつじつまもあうよ。」




小泉「ア、アタシって、そんなに悪かったの…?殺されなくちゃいけないくらいに、悪かったの…?
アタシは、あのままペコちゃんに殺されるべきだったの…?」



小泉「じゃあどうしてアタシを助けたの?どうして、あのまま死なせてくれなかったの…?」



左右田「…」

田中「…」

七海「…」


弐大「ク、クソ!!ワシがいたなら、仲介役として、小泉をなだめてやれたかもしれんのに!!」


狛枝「小泉さんは、頭に血が上ると、ついつい心にもないことを言っちゃうタイプだね…。
その辺は、九頭龍クンと一緒だったんだ。違う会い方をしてれば、2人は仲良くなれたんじゃないかな?」




小泉「た、確かにアタシは、九頭龍とペコちゃんに、酷いことをいっぱい言っちゃった…。」


小泉「で、でも、どうすれば最善だったかなんて、全然わかんなかったし…。
あまりに突然のことで、あ、頭が真っ白になっちゃって…」


小泉「だ、だから、どうしても、アタシが死ななきゃいけないなんて、納得できなくて…!!
そんな事実を、どうしても、受け入れられなくて…!!」


ソニア「だ、だから、記憶がないなんて、嘘をついたのですね…。」




小泉「ごめん、みんな…。みんなを陥れていいと思ったわけじゃないんだ…。
ただ、非情な現実に、流されるままになるのは、抵抗があって…。」


小泉「はは、赤音ちゃんを犠牲にしておいて、自分は生き残りたいなんて、虫がよすぎるよね…。」



小泉「ごめん…。」


澪田「う~ん…。」

罪木「こ、小泉さん…!!」






狛枝「で、どうするの?」



花村「え?」

狛枝「議論の結果は出たんでしょ?じゃ、もう投票タイムに行こうか?」


小泉「!!」



狛枝(今小泉さん、ビクッと身震いしたね。ふふ、わかりやすいな、小泉さんは。)



西園寺「え!?ちょっと待ってよ!!わたしはまだ納得してないもん!!」


狛枝「はぁ…。言っておくけど、今回のクロの小泉さんに、同情の余地はないからね。」


小泉「え…?」




ソニア「こ、狛枝さん!!そんな言い方はよしこちゃんですよ!!」


狛枝「いやね、情にほだされて適切な人物に投票できないのは困るからね。
そんなので希望を見失うなんて、こんな無意味なことはないよ。」


狛枝「まあ、みんなを犠牲にしてまで生き残りたいっていう小泉さんの希望を応援するのもいいかもしれないけど…」

小泉「み、みんなを犠牲になんて…」




狛枝「でも、今回の小泉さんの犯行は、明らかにお粗末だよ。」



狛枝「こんな簡単にたどり着けるような、単純なトリックになってしまった。
こんなことで、絶対的な希望なんて、笑わせるね。」


左右田「な、なにを言ってんだ!!さっぱりわかんねぇよ!!」


狛枝「あ~あ。だからあの時、小泉さんをデ―トに誘ったのにな。
ボクと組んでいれば、こんな茶番にならずに済んだんだよ。」


狛枝「きっと、誰にも解けないような謎に仕上がって、素晴らしい希望を体現することが可能だったはずだよ。」


弐大「わ、わけのわからんことを言うなぁあああ!!!!」



狛枝「みんな、投票に躊躇しちゃダメだよ。」




狛枝「ま、それも大丈夫だよね。だって終里さんとは違って小泉さんは、自分の意思で辺古山さんを殺したんだから。」

狛枝「それに、みんなは1度、終里さんを犠牲にしてるから、小泉さんを犠牲にすることも簡単だよね?」


狛枝「まあ小泉さんは、大した踏み台にはならなかったみたいだけど…。
一応ボクだけは、キミのことを忘れないでいてあげるからさ。」








小泉「い、いや…。いや…。」







狛枝「いや?何が嫌なの?」



小泉「し、死にたくない…。アタシ、死にたくないよ…。」



狛枝「あれぇ?さっきと言ってることが違うよね?意見ぐらい、はっきりさせてよ。」





小泉「だ、だって…!!アタシは死んでいくのに、皆がアタシを殺すことになんのためらいも持ってくれないなんて…。
だ、誰の記憶にも残らないなんて…。こんなの、嫌だよ…!!」



小泉「み、みんな、酷いよ…。どうしてアタシなの?
どうしてみんなは、よってたかって、アタシばっかりひどい目に遭わせるの…?」



豚神「クッ…!!」


左右田「や、やめてくれよ…!!オ、オレはどうすればいいんだよ…!!」






小泉「何とかしてよ!!アタシ、死にたくないよ!!まだ、何かあるんでしょ!?狛枝、お願いよ…。
助けてよ、助けてよぉおおおおぉおおぉおおおおおおおおおお!!!!!!」






狛枝「はぁ…。醜い…醜いよ…。この期に及んで命乞いなんて…。」







狛枝「ねぇ小泉さん。キミは、いつまで被害者を気取っているの?」


小泉「…!!」



狛枝「キミのせいで、九頭龍クンと辺古山さんの2人も犠牲になっちゃったのに。
しかも、最高の素材を最低の調理法で料理したような形でさ。」


狛枝「自分が殺した辺古山さんに、死んで詫びようっていう気持ちは一切ないのかな?」


小泉「ちょ、ちょっと待ってよ…。こ、殺したくて殺したわけじゃ…。う、うぅうう…」




狛枝「学級裁判でも、見え透いたくだらない嘘を振りまいて、あわよくばみんなを殺そうと思っていたんでしょ?
本当に考えが浅ましいよ。」




狛枝「キミ、本当に希望の象徴なの?」


狛枝「ボクなんかが言うのもなんだけど、キミからは何の可能性も感じないよ。」

狛枝「他の人からはしっかりと感じられる、超高校級のオ―ラってやつをね。」



狛枝「みんなの踏み台にすらなれないなんて、ボク以下の不良品だよ!!
そんなので、よくもまあ皆と同じ空気を堂々と吸えるものだね。」


狛枝「本当に胸糞悪い話だよ。こんな人のために、希望の象徴である存在が2人も犠牲になっちゃったんだから。」




西園寺「こ、小泉おねぇ!!耳をふさいで!!こんな奴の言うことに耳を傾けちゃダメだよ!!」



狛枝「小泉さん。いい加減に悲劇のお姫様のように振る舞うのはやめてくれないかな。」


狛枝「キミは、2人もの人間を死に至らしめた、純然たる加害者なんだ。」



狛枝「だからせめて最期は、おとなしく処刑されてくれないかな?」



小泉「そ、そんな、そんな…」



小泉「うっ、うっ、うぅうううぅううう………いぐっえぐっ…………」





ソニア「も、もうやめてください!!見てられません!!」


澪田「これ以上凪斗ちゃんの話を聞いてたら、頭がおかしくなりそうっすよぉおおおお!!!!」


狛枝「ふ~ん、そっか…。皆はやさしいんだね…。」


狛枝「でもね、学級裁判が開かれている以上、誰かを犠牲にすることは避けられないんだよ?
それも、ボクたち自身の手でね。いくらその現実から目をそらそうとも…。」


狛枝「じゃ、こんな裁判に時間を割くのももったいないから、さっさと投票タイムに行っちゃおうよ。」


狛枝「どうせ犯人は、小泉さんしかいないし…」










七海「それは違う!!」




七海「…と、思うよ。」



花村「え?」


澪田「ち、千秋ちゃん!?どういうことっすか!?」





七海「う~ん、ずっと考えてたんだけどさ…。よくよく考えてみたら、矛盾を発見したんだよね。」


罪木「矛盾…ですか?」


西園寺「ほ、ほらやっぱり!!やっぱり小泉おねぇは犯人じゃないんだよ!!」



狛枝「そう来ると思って、もう用意してるよ。」


左右田「ハ?」

花村「ハ?」




狛枝「実はさ、小泉さんが持っていた、模擬刀なんだけどね。あれには血がついてなかったんだ。
だから、辺古山さんを殺した凶器は、バットに絞られるけど…」


狛枝「肝心のバットには、金箔が付いていなかったんだ。」


狛枝「小泉さんは模擬刀を持っていて、手には金箔がべっとりついてたはずだから、
バットで辺古山さんを殺したなら、バットに金箔が付いていないとおかしい。」


狛枝「よって、小泉さんが犯人とは考えられないんだ。」




澪田「」ポカーン


小泉「な、なに、それ…。」



小泉「じゃ、今までのアタシの命乞いって…」


狛枝「無意味…。これほど絶望的な言葉もないよね…。」





狛枝「しかし小泉さん、前回の裁判のキレがあれば、こんなことくらいには気付けてたんじゃない?
もう少し冷静になってみたら?」


小泉「ア、アンタ、何のために、ここまで議論を止めてたのよ…?」

狛枝「小泉さんの困った姿が見たかった、じゃダメ?」

小泉「どちらかというと狛ってる。」



狛枝「冗談だよ。真相にたどり着くには、小泉さんの証言が必須だと思ってね。
小泉さんの証言の地盤を固めておこうと思ったんだ。ウォ―ミングアップを兼ねてね。」


狛枝「気を付けてね、小泉さん…。これからが本番だよ…!!」


七海「出番、取られちゃった…。」




これで、学級裁判は半分くらい行ったかな?

明日からは後半戦ですよ。

暇があれば付き合ってください。




再開


ソニア「でも、それだと議論が振出しに戻ってしまうのでは…?」

田中「何だと…?ここまで進んだというのに…?」


狛枝「いや、振出しなんかじゃないよ。小泉さんの証言がすべて真実だと仮定すると、ある事実が浮かび上がるんだ。」


田中「ある事実…だと!?」






狛枝「辺古山さんを殺したクロは、あの4人の中にはいないってことだよ…。」



罪木「えぇ!?それこそ、振出しじゃないですか!!」


七海「そんなことはないよ。
だって犯行は2時30分ごろだから、そのころのみんなのアリバイを確認すればいいんじゃないかな。」


ソニア「アリバイから崩していく作戦ですね!!」




左右田「え―っと、オレと花村と狛枝は、犯行時刻の2時40分ぐらいにホテル前にいたぞ。」


澪田「唯吹がいたことを忘れないでほしいっす~!!」

罪木「わ、私もそこにいましたよね…。」



弐大「ワシと田中は、ずっとジャバ鍋パ―ティをしとったぞ!!」

左右田「男2人で!?」

田中「し、静まれ、俺様の右腕に宿る黒い龍よ…!!」

花村「黒龍波でも撃つつもりかな?」




西園寺「え―っと。じゃ、アリバイがないのは、豚足ちゃんと、ソニアおねぇと、七海おねぇだけだね。」

ソニア「ま、またわたくしが疑われるのですか!?」

澪田「ソニアちゃんって、本編でも大体の事件で怪しいっすもんね!!」


狛枝「う~ん。でも、それじゃあ真犯人にはたどり着けそうもないね。
みんなのアリバイは、いったん置いておこうか。」


ソニア「アリバイから崩していく作戦は、失敗ですね…。」




豚神「では、どこから切り崩していくのだ?」


狛枝「やっぱり、殺した方法かな。」


罪木「そ、そうです!!犯人は、どうやってビ―チハウスに入って、どうやって出て行ったんですか!?」

田中「ビ―チハウスには、たしかシャワ―ル―ムに小窓があったはずだが…。かなり高い位置にあったな…。」

豚神「辺古山なら、竹刀を使って脱出もできたのだろうが…。」

西園寺「“超高校級の体操部”なら!!って、もういないんだっけ…。」




左右田「やっぱ、第5者がいたっていうのが間違いなんじゃねぇか?実は、西園寺か小泉が殺したんじゃねぇか?」

ソニア「左右田さん!!そんなひどいことは言わないでください!!」

左右田「で、でも、そうとしか考えられねぇ…。」



狛枝「ふ~ん。じゃ、新しい可能性を考えるために、今まで議論に上らなかった問題に取り組んでみようか。」

花村「え!?そんなのあったかなぁ…?」

狛枝「新しい議題…。それは…。」




1.固定された扉

2.割れたガラス瓶

3.モノクマファイル[2]―1

4.モノクマファイル[2]―2


>>773


1



不正解



花村「固定された扉って、小泉さんの失言を引き出すところで登場しなかったかな?」

狛枝「それもそうだね。」


>>775

2かな?



不正解


ソニア「割れたガラス瓶は、小泉さんが割ったと証言してました。」

狛枝「うん、そうだね。」

左右田「なんだよその反応…。」

>>778

4



正解


狛枝「サクッと終らせちゃうね。」解



狛枝「モノクマファイル…。それも、辺古山さんのほうだよ。」




モノクマファイル[2]―2

『被害者:辺古山ペコ。死亡推定時刻は、2時40分ごろ。頭の傷が、致命傷だと思われる。』




弐大「うん?いまさらこれに何の意味があるんじゃあ?
犯行時刻も致命傷も、間違っとるとは思えんし、何も問題ないじゃろう。」



狛枝「それがね…。問題大アリなんだよ…。」


花村「へ?」




狛枝「ここに眠る可能性はね、この議論を大きく左右するような問題なんだよ。
だって下手したら、ボクらのすべてのアリバイを破壊するからね。」


田中「す、すべてだと!?なら、俺様の苦痛は、何の意味があったというのだ!?」


左右田「心中察するぜ…。」




澪田「それで、それっていったいなんなんすか?」


豚神「そうか…。そういうことか…。」


澪田「ん?白夜ちゃんはわかったんすか?」

豚神「く、くそ…。どうしてだ…?」

澪田「白夜ちゃん?」



豚神「…狛枝が言いたいのは、最後の部分だろう?」


西園寺「最後の部分…?」




モノクマファイル[2]―2

『被害者:辺古山ペコ。死亡推定時刻は、2時40分ごろ。頭の傷が、致命傷だと“思われる”。』





狛枝「そう、その通り。
このモノクマファイルはね、致命傷なんて大事なものに『思われる』なんていう、非常に曖昧な言葉を使ってるんだよ。」


狛枝「前回は死因自体を書いてなかったから、変化をつけてきたのかな?」







左右田「ま、待てよ!!九頭龍の死因も辺古山の死因も、一目瞭然だったじゃねぇか!!
どっちも、バットで殴られたのが死因なんだろ!?」



狛枝「そうじゃなかったら?」



左右田「はぁ…?」


狛枝「小泉さんの証言から、九頭龍クンの死因はバットの殴打で間違いないかもね。」


狛枝「でも、辺古山さんの死因はそうはいかないよ。そこからは、何の情報もないからね。」


花村「バットが凶器じゃない…?ん~…。」




朗報です。ついに、『言弾の記憶』が解禁されます。


コトダマの記憶をできるのは【】内の発言だけですが、それを打ち込むのは、【】内でも[]内でも大丈夫です。

わかるとは思いますが、今回の議論では必ずこれを使います。





PHASE6 議論開始!!



言弾:(>>599>>600>>601>>602


5.九頭龍の死体の状況

6.辺古山の死体の状況

7.小泉の状況




花村「バット以外の、【新しい凶器】の可能性があるんだよね?」

左右田「ん~でもよ~。何で辺古山を殴打しようと…。」

左右田「【ビ―チハウスに入れない事実は変わんねぇ】ぞ?」

豚神「そもそも、殴打以外の死因を考えろ、ということだ。」

田中「殴打以外の死因、か…。」

田中「は、まさか、[呪殺]…!?」

田中「まさかこの中に、俺様と同様、[邪眼の力を有する人間が存在する]のか!?」

西園寺「どうせお前しかいないから、【お前が犯人】だね―!!」

田中「しかし、[小泉なら、その可能性はある]と考えていた…。」

小泉「な、なんでアタシ…?」

ソニア「もしかして、[遠くからでも殺せるような凶器]だったのでしょうか…。」

澪田「なら、鉄砲っすね!!実はペコちゃんは、[射殺だった]んすよ!!」

罪木「ふ、ふえ~ん!!私を的にしても面白くないですよ~!!」

左右田「なにされてきたんだよ…。」

七海「そもそも、【銃なんか、どこにもなかった】けど…。」




狛枝(さてと…。どうしようかな。今回の真犯人を援護するなら、ここは黙ってた方がよさそうだけど…。)


>>787






正解


【新しい凶器】→[遠くからでも殺せるような凶器]




狛枝「ボクもその意見には賛成だなぁ!!」同意



BREAK!!



狛枝「そう、その通り…。今回の凶器は、ビ―チハウスに入らずとも辺古山さんを殺せる凶器だったんだよ。」

澪田「やっぱり射殺っすね!!」

狛枝「みんながそう思うなら、それでもかまわないよ?」

左右田「おもわねぇから、続きを言いやがれ!!」



狛枝「毒殺だよ。」


澪田「ど、毒殺ぅ!?」←カセットコンロ的な




ちょっと早いけど、今日はこれで終わりです。

あんまりレスはできてないけど、いつもレスをくださる方にはとても感謝してます!!

こんな文でよければ、これからも付き合ってください!!




再開


花村「辺古山さんに毒を盛ったの?でも、そんなことできるのかな?」

弐大「どういうことじゃあ?」


花村「だってさ、辺古山さんは小泉さんと争ってたんでしょ?
その途中で何か食べ物を口にするなんて、有り得なくないかな?」


西園寺「あんたの料理に目がくらんだんじゃないの―?」

花村「あれあれ?急にぼくを犯人扱い?」




ソニア「きっと戦いの途中で休戦して、冷蔵庫のジュ―スを飲んだのです!!
腹が減っては戦はできませんからね!!」


残姉『呼んだ?』ニョキ


豚神「そんな和やかな雰囲気になるとは思えんが…。」

七海「それに、ジュ―スを飲んだなら空のペットボトルが落ちてるはずだよ。」

罪木「じゃ、じゃあ、毒殺っていうのは、なさそうですね…。」




狛枝「何かを食べさせなくても、毒殺は可能だよ。」


田中「ほう…?では問おうか。その方法とは、なんだ?」


狛枝「方法も何も、ただ現場にあるだけでいいんだよ。だってその毒は、現場では…」





1.固体だった

2.液体だった

3.気体だった


>>795


3



正解


狛枝「サクッと終らせちゃうね。」解



狛枝「その毒は現場では、気体の状態だったんだよ。」

罪木「き、気体…!?」




左右田「そうか…!!それなら、ビ―チハウスの扉の隙間から毒を流し込めばいいだけだ!!」


七海「いや、それはないんじゃない?」

左右田「は?なんでだよ。」


七海「だって、毒殺をするなら容器がいるよね?
ビ―チハウスの外から毒を流し込んだなら、その容器はどこに隠すの?」


左右田「そんなの、海にでも投げ捨てちまえばいいんだよ!!」




モノミ「いけまちぇ―ん!!ポイ捨ては、校則違反でちゅ!!」


左右田「いたのかよ、お前…。」

モノミ「最初っからいまちたよ!?」


左右田「じゃあ、マ―ケットあたりにでも置いておけば…」

モノミ「いえ、自分のコテ―ジに持っていく以外では、元の場所に戻さないと島中にサイレンがなっちゃいまちゅ。」

左右田「マ、マジかよ!!」


七海「私は一応、全員のコテ―ジを調べたからわかるけど、それらしきものはなかったよ?」


左右田「全員の!?まさか、オレのベッドの下も調べたんじゃ…!?」

七海「う~ん、あの本の意味は、よくわからなかったかな。」

左右田「や・め・て・く・れぇえええ!!」




狛枝「つまり、毒殺に使われた容器は元の場所から元の場所に戻ったんだよ。」

澪田「どういうことっすか?」

狛枝「ホラ、みんなも覚えてるでしょ?現場にあった不自然な物をね…。」

ソニア「不自然なもの…ですか?」



スポットセレクト


下の見取り図に、選択肢が用意されています。正しい選択肢を選んでください。



狛枝の見取り図 (http://i.imgur.com/0rD7Ere.png


>>800



5



正解



弐大「それの何がおかしいんじゃぁ?」

狛枝「他の2つの瓶は元の位置からそんなに離れてないけど、その1つだけは不自然に離れているんだよ。」

左右田「そ、そう言われてみれば…。」




罪木「なぜその1つだけはなれているんですか?」


狛枝「あるぇ?気付いてもらえなかったぁ?今は容器の話をしてるんだよぉ?」


罪木「な、なおさらわかりませんよぉ!!」


七海「もしかして…。一直線に並んでいる物が関係してるんじゃないかな…。」

澪田「一直線っすか?」



狛枝(一直線…。それは…)




1.クロ―ゼット‐瓶‐血痕

2.小窓‐扉‐瓶

3.九頭龍‐辺古山‐小泉


>>803


2



正解


狛枝「わくわくするなぁ!!」解



狛枝「そう。この瓶は、シャワ―ル―ムの扉と小窓から、一直線の場所にあるんだよ。」


弐大「一直線…。まさか!!」


狛枝「気付いたね…。」


狛枝「そう。犯人は小窓から…」




1.ビ―チハウスに侵入した

2.毒を流し込んだ

3.毒を瓶ごと投げ入れた


>>806


3



被った。>>808で。



また被っちゃったので、>>807を取ります。


正解


狛枝「わくわくするなぁ!!」解





狛枝「毒を瓶ごと投げ入れたんだよ!!」


ソニア「えぇ!?」




西園寺「そっか。そのために犯人は、予めシャワ―ル―ムの扉を固定してたんだね!!」

豚神「それなら、ここにいるすべての人間に犯行が可能だ。」

七海「現場にいた、小泉さんと西園寺さんは除いてね…。」


田中「たしかにその場合、全員のアリバイが崩れるな…。
遅行性の毒の場合、死亡推定時刻が2時40分でも、実際に毒を投げ入れたのはもっと前だったのかもしれん。」




花村「でも、ガラス瓶なんかが急に入ってきたら、ふつう中の人は気づくんじゃない?」


豚神「だから、今回の動機を利用したのだろう。」

西園寺「え―?どういうこと?」


豚神「どうやったかは知らないがクロは、九頭龍と小泉がビ―チハウスに集まることを知っていた。
辺古山がバットを用意していたことまで知っていたなら、争いごとになるのは必至だと目論んだんだな。」


豚神「そこで、辺古山の犯行を乗っ取る計画を思いついたんだろうな。争いごとに乗じて、毒を投げ込む計画をな…。」


弐大「かなり雑なアイディアじゃのう…。」

狛枝「でも、犯人のもくろみは、見事に成功したみたいだよ?」

七海「実際に辺古山さんが、毒で死んじゃったならね…。」




左右田「で、でもよお、その毒ってのはどこにあったんだよ?」

狛枝「そんなの薬局しかないでしょ?それらしきものはそこにしかないからね。つまり、今回の犯人は…」










罪木「ちょ、ちょっと待ってくださぁい!!」反論





狛枝「あれれ?どうしたの、罪木さん。」

罪木「ど、どうしたもなにも…。本当に毒殺だなんて、信じられませんよぉ!!」

狛枝「ふ~ん。それがキミの希望なんだね…。」




PHASE7 反論ショ―ダウン(VS罪木)開始!!



言刃:(>>599>>600>>601>>602


2.異様な臭い

17.殺虫剤

18.図書館





罪木「そ、そもそもいまの推理って、証拠が無いですよね…?」


罪木「瓶が遠くにあったからって、本当に毒殺だなんて、根拠がないです!!」


罪木「そ、それに、ここには【薬に詳しい人なんかいない】し…。」


罪木「薬局の薬をそこまで有効に扱えるとは思えません!!」




発展!!



狛枝「根拠ならあるよ…。固定された扉は、明らかに犯人の思惑によるものだよ。
だって、何の意味もないのに、急に扉が固定されるわけがないもんね。」


狛枝「それに、薬に詳しい人ならいるでしょ?ほら、ボクたちがよく知っている人物だよ…。」





罪木「わ、私は薬局にいたことが多いからわかりますけど…。」


罪木「薬局にそれらしきものはなかったんですよぉ!!」


罪木「た、確かに毒殺に使えそうなものは、ありましたけど…。」


罪木「常温で気化して、毒殺に使えそうな薬品は1つもなかったんですよぉ!!」


罪木「だ、だからあの薬局には…」


罪木「【毒殺に使えるものなんてない】んですよぉ!!」




安価↓1





正解


殺虫剤→【毒殺に使えるものなんてない】



狛枝「それがキミの運命だ…。」ネットリ


BREAK!!




狛枝「やれやれ…。薬にうるさい罪木さんでも、殺虫剤には気付かなかったと言いたいわけ?」

罪木「え…?」

狛枝「あの薬局は、普通じゃないよ…。この殺虫剤、中身は“ある毒”なんだよ…。」

弐大「ある毒じゃと?」




狛枝「原料名を見てみるとね。『気体S』って書いてあるんだ。」


澪田「なんすかそれ?」

花村「『気体S』って、そもそも正式名称なの?」


狛枝「本当は、元ネタの気体があったんだけどね。」


狛枝「本当にその気体の名前を出すと、いろいろと矛盾が出て来ちゃいそうだったから、
名前をぼかした結果、『気体S』なんて毒ガスができちゃったんだ。」


罪木「そんな裏事情、いちいち説明しなくてもいいですよ…。」




狛枝「で、その気体を図書館で調べてみたよ。ある本から抜粋してみたけど…。」




気体S『猛毒の気体。特異臭がある。空気より軽く、わずかな量でも死に至ることがあるが、致死量は、個人差がある。』




狛枝「実際殺虫剤としても使えるみたいだけど、この殺虫剤をいくらか使えば、人を殺せる薬が出来上がるんだ。」


左右田「はあ!?さすがに有り得ねぇだろ!!殺虫剤で人を殺すなんて…!!」


ソニア「いえ…。業務用の本格的な殺虫剤の場合、人間を殺せるような成分でできていることもあるのです。」


澪田「そうなんすか!?殺虫剤もなめられないもんっすね!!物理的にも!!」

西園寺「っていうかなんでそんな危険なものがたかが薬局にあるんだよ!!」


狛枝「ただの薬局じゃないよ。だって、モノクマが用意したものなんだから。
むしろこれくらいのものがあると、最初からにらんで探索するのが普通だと思うけどな。」




かなり中途半端ですが、今日はこれで終了です。

乙ん
<狛枝「あるぇ?気付いてもらえなかったぁ?今は容器の話をしてるんだよぉ?」
うっぜえwww



ま、まさかあなた(>>824)は、[モノクマ「死体が発見されました」]の作者様では…!?


再開



弐大「しかし…。本当にその殺虫剤を使えたんかのう?」

田中「どういう意味だ?」


弐大「狛枝が抜粋した説明によると、この毒は気体なのじゃろう?
この毒を殺虫剤の入れ物からガラス瓶に移すまではいいが、どうやって薬局からビ―チハウスまで持って行くんじゃあ?」




七海「ビ―チハウスで移した場合、殺虫剤の入れ物が証拠として残っちゃうもんね…。」


豚神「このトリックは何よりも時間が重要だ。
ビ―チハウスから薬局まで殺虫剤の入れ物を戻しに行くなど、時間のロスが多すぎる。」


田中「小窓を外から覗きこむとなると、脚立などの用意も必要になる。
毒を投げ入れた後のアリバイを早急に確保するには、行動を最小限に抑えねばなるまい。」


澪田「つまり…犯人が毒を移し替えた場所は、薬局で間違いないんすね。」

罪木「では、どうやって気体の状態の毒をビ―チハウスまで運んだんですか!?」




狛枝「先に言っておくけど。こういう資料に載っている、物質の状態ってのはね。
常温常圧での状態を記しているものなんだよ。」


澪田「常温常圧というのは…。」

豚神「温度がおよそ20℃で、圧力が大気圧とほぼ同じである状態だ。」


狛枝「だから、資料に気体だと書かれていても、実際は液体の状態で目にすることだってあるんだよ。
現にこの毒の沸点は、26℃くらいらしいんだ。」


ソニア「つまり、そこから少しでも温度が低ければ、その毒はすぐに液化すると言いたいわけですね。」

花村「でも、ここは南国だよ?普通の温度よりは高いはずだけど…」

狛枝「そんな問題、簡単に解決できるよ。推理物では定番の、アレを使えばね…」




PHASE8 閃きアナグラム(改)開始!!




○お○



安価↓1




正解


こおり



狛枝「そうか、わかったぞ!!」キリッ





狛枝「氷を使えばいいんだよ。」


花村「氷…?」

澪田「どういう風に使うんすか?」


狛枝「それはね…」




1.殴る

2.食べる

3.冷やす



安価↓1




正解


狛枝「サクッと終らせちゃうね。」解



狛枝「まず風呂敷状の物に、氷を適量入れる。」

ソニア「風呂敷状の物とは…?」

七海「恐らく、何でもいいと思うよ。例えば、着ている服とかね。」




狛枝「で、毒を移し終えたガラス瓶を、氷でうまく冷やせるように風呂敷状の物で覆うだけでいいんだよ。」

西園寺「それで、液体の状態に保ちながら、毒をビ―チハウスまで運ぶことができるんだね。」

弐大「しかしそれでも、氷が証拠として残ったりはせんかのう?」


豚神「その心配はないだろう。毒を投げ入れた後に、氷を粉々にして放置するだけでいい。
ここは南国だから、氷はすぐに水となり蒸発して、証拠は一切残らない。」


左右田「なるほどな…。なら、薬局の殺虫剤は、問題なく凶器として使用することができたってわけだな。」




花村「で、でも、おかしくない?」

左右田「え?何がだよ?」


花村「だって、あんなに薬局に入り浸っていた罪木さんですら、その殺虫剤には気付かなかったんだよ?
なんで狛枝くんは、その事実に気付けたのかな?」


罪木「ま、まさか、狛枝さんが犯人なんじゃ…。」


狛枝「そう、実はそうなんだ!!さあ、みんなボクに投票してくれ!!」

弐大「逆に怪しくないのう…。」




豚神「そいつを監禁から解放したのは、2時以降だ。
パンツ…。用事があったそいつに、そんな早業をできるわけがない。」


七海「狛枝くんは、ビ―チハウスに着いた時、何かに気付いたよね?」

狛枝「ボクみたいなクズのことを覚えててくれたんだ!!死んでしまいたくなるほどうれしいよ!!」


狛枝「そう。ビ―チハウスに着いたとき、ア―モンドのような変な臭いに気付いたんだ。
この臭いは、この毒ガスの特異臭らしいからさ。」




ソニア「えぇ!?わたくしは気付きませんでした。」

七海「私も。」

澪田「おやおや?凪斗ちゃんの発言が、嘘だという疑惑が浮上したっすよ!?」

左右田「いや、実はよ、オレも変な臭いがするな~って思ってたんだよ。」

花村「えぇ!?きみは狛枝くんを擁護するの!?」

左右田「オ、オレだってこんな奴を擁護したくねぇよ!!ただ、オレは事実を述べてるだけだ!!」


狛枝「ん~っとね。この特異臭には、個人差があるみたいなんだよ。
気付く人もいれば、気づかない人もいるみたいだね。」


弐大「なるほどのう。その臭いで毒ガスを疑い、薬局を調べてみたということか。」

田中「犯人でなくとも、不可能ではない、か。」




西園寺「なるほどね―!!犯人は毒を使って辺古山おねぇをぶっ殺したんだね!!」


西園寺「じゃ、その犯人も、もう決まったね―!!」





西園寺「ね、罪木。」




罪木「えぇ!?名指しですか!?」




罪木「ってそうじゃなくて、なんで私が犯人なんですかぁ!?わ、私が人を殺すわけがないじゃないですかぁ!!」


西園寺「だって、凶器は薬局にあったんでしょ?それに、薬の知識を持ってるのなんてアンタしかいないんだよ―?
おら、とっとと自白しろ、このゲロブタ!!」


罪木「結局ゲロブタに戻るんですね…。」





狛枝「でも、罪木さんが犯人ってのは、的を得てるかもよ。」



罪木「はわわっ!?」



狛枝「だって罪木さんは、ビ―チハウスに来た時、不自然な行動をとっていたでしょ?」


罪木「そ、そんな行動、とっていませんよぉ!!」

狛枝「いや、間違いなくとっていたよ。だって…」





~回想~



七海「呼んできたよ!!」

罪木「ふえぇぇ!!どこですか!?」


狛枝「やぁ、早かったね。」

罪木「こ、小泉さん!!」

罪木「だ、大丈夫です!!私が来たからには、絶対に死なせません!!」


~回想終了~




罪木「そ、それのどこがおかしいんですかぁ!?」

狛枝「それはね…。」



1.1人だけ生きていることを知っていた

2.小泉が生きていることを知っていた

3.2章の題名に“罪”の文字がある


安価↓1




正解


狛枝「わくわくするなぁ!!」解




狛枝「罪木さんは、ビ―チハウスに来るなり小泉さんのもとへ向かったね。」

罪木「そ、そうですけど…。」



狛枝「でも、それっておかしいよね。」


罪木「ふぇ!?なんでですかっ!?」


狛枝「だって…」






狛枝「どうして生きてるのが、小泉さんだとわかったの?」




左右田「あっ…。そういえばそうだ!!」


狛枝「まあ、辺古山さんは死んでいると思って問題ないけど…。」


狛枝「九頭龍クンについては出血もしてなかったし、
小泉さんと九頭龍クンの状態を見れば、まずは九頭龍クンのほうが生きてると思わない?」




罪木「ちょ、ちょっと待ってくださいよぉ!!だって、私は…」


狛枝「窓の外から、3人のいざござが聞こえてたんじゃない?
それを聞いていたから、九頭龍クンが死んでいることを既に知ってたんじゃない?」



罪木「ま、待ってくださいって言ってるじゃないですかぁ!!」


狛枝「…」