P「伊織がセレッソ大阪と対戦するって?」 (109)

・以前、ペルソナ3のSSを書いた者です。
・サッカー詳しくなくてもそれなりには理解できるように書くつもりです。
・ちょっとだけ書き溜めあり。
・PS3におけるアイマス(アイマス2とOFA)しか知らないので薄っぺらいところはご容赦ください。
・今頃の時期(7月)のお話

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1404742592

伊織「ええ、でもそんなにびっくりしないで、ちょっとした余興なんだから」

小鳥「余興?」

伊織「こんど、セレッソ大阪の監督がペッツァイオリっていう監督になるのよね。
それで、お父様がヤ●マーの社長と話しているときに、宴席で
『うちの娘も伊織っていうんですよ』なんて盛り上がったらしくて、
<伊織対ペッツアイオリ>っていうアオリで試合をするってことになったらしいのよ」

P「でも、もう再来週にはワールドカップが終わって、Jリーグ再開だよな、余興なんて付き合ってくれる相手はいるのか?」

伊織「実は、セレッソが1995年にJリーグに昇格して、こんど昇格20周年を迎えるんですって。
それで、同期昇格組の柏レイソルと、記念マッチをやってはどうかって、ヤ●マーと●立製作所のトップ会談で決まったらしいわ。
といってもプロ選手にこの時期、変なお願いはできないから、OB戦をやるって聞いてるわよ」

P「つまり、伊織は柏レイソルを率いて、ペッツァイオリ率いるセレッソ大阪と戦うってこと?」

伊織「ええ、●立製作所と水瀬産業は共同開発もやっていて、商売上も懇意の仲だから、
トントン拍子で決まったみたいね」

高木「そういうことなんだよキミぃ!」

小鳥「わ、社長!聞いてたんですか!?」

高木「聞いてたもなにも、昨日の段階で水瀬くんのお父様から話は聞いているよ。
そこで、私もティン!っと来てね。
ゲームのハーフタイムに我々765プロのミニライブを組ませて欲しい!と頼んでみたら二つ返事でOKしてくれたよ」

律子「さっすが社長、抜け目ない・・・」

高木「はっはっは、ということで、試合開催にあたってはうちもいろいろと提案していいそうだ。
キミも確か学生時代はサッカーをやっていたんだったね、この仕事はやりがいがありんじゃないかね?」

P「は、はい!頑張ります!」

律子「しかし、突如来週末にライブとは・・・準備が大変ね」

P(まあ、いつも週の頭に予定を決めてるんだし、大丈夫だろ」

律子「?プロデューサー殿?何かおっしゃいました?」

P「いや、なんでもない」(いかん、メタ発言は慎もう)

=全員ミーティング=

P「というわけでみんな、来月はサッカー場でミニライブを行うことになった。ハーフタイムの15分弱しかないので、
曲数は歌えないが、今まで765を知らなかった、新しいファンを増やすチャンスだ!よろしく頼んだぞ!」

真「サッカー場、ですか?運動場とか競技場とか、球技場でもなくて?」

P「お、真は面白いところに気がつくなあ」

真「エヘヘ///」

P「今回は2クラブ間でのイベントだし、伊織のお父さんと、両クラブの実質トップのノリで決まったらしく、
セレッソのホームスタジアムであるキンチョウスタジアムは予約できなかったんだ。
あと、会場費も抑えたい、ということで、柏レイソルの私有地である柏サッカー場が会場だ。

やよい「サッカー場が私有地なんてすごいですー!」

伊織「もともとは会社のサッカー部が使っていたところを改修してスタジアムにしたらしいわね。
まあ、うちの庭でもサッカーコートなんて4~5面はとれるんだけど、さすがに一般のお客さんに入ってこられると困るし、仕方ないわ」

柏狭いよな…

P「と、いうことだ。キャパは・・・約1万5千だ。J1の会場としては一番狭いところだけど、それでも日本武道館より席数は多いぞ」

千早「そんな大きいところで歌えるんですね!」グッ

春香「なんだかワクワクするね、千早ちゃん!」

P「そして、スタンドとピッチの距離が近いのも特徴だ。ボールを蹴る音が客席で普通に聞こえるくらいだからな」

雪歩「男のお客さんが目の前にいるんでしょうか・・・今から緊張しますぅ・・・」

真「雪歩、近いっていっても目の前ってほどは近くないから大丈夫だよ」

貴音「あの、プロデューサー、質問があるのですが」

P「ん、なんだ?」

貴音「サッカー場には、すたじあむぐるめ、なるものがあると聞きました」

P「おう、色々あるぞー。柏サッカー場の定番はレイソルカレーかな。焼き鳥や牛タン、ケバブなんかもあるぞ。」

※参考資料
http://www.jsgoal.jp/11mpark/posting/?c=022


あずさ(なんだかお酒に合いそうなメニューばっかりですね」

P「あずささん・・・ライブが終わるまでは我慢してくださいね」

あずさ「あらあら、私、声に出ちゃってたかしら」

スパム握りおすすめですよ~

春香「うーん、なんかガッツリ系の食べ物ばっかりなんですね。ちょっとカロリーが・・・」

P「カロリーはともかく、試合日はトルコアイスも出るっていってたな」

亜美真美「トルコアイス?」

P「しらないか?あの、びにょーんって店員さんが伸ばしてるやつ」

春香「あ、知ってます!屋台とかでよく売ってますよね!」

亜美「こりゃチャンスだね!真美!」

真美「うん、あのアイスビローーーー→ンと伸ばさしてもらおうぜ→!」

P「おいおい、頼むからトラブルだけは起こさないでくれよ・・・」

>>9
柏とセレッソ、どっちも狭いんですけどね。よりコンパクトな柏にしてみました。

>>12
年数試合は行くんですが、なんかいつもレイソルカレーにしちゃいます。
スパム握り、確かによさげですね(J’sGOALの写真で確認)

問題はフォルランが居るか居ないか

P「ところで真、けっこうスポーツ観戦も行ってるよな?」

真「え?はい、行ってますけど」

P「突如来週にイベントの試合を組んで、お客さんってくるもんかな?特にアウェーの人は大変じゃないか?」

真「確かに・・・」

伊織「大丈夫よ!そんなこと心配してるの?」

律子「・・・伊織、プロデューサーは慎重にものごとを考えているだけなのよ?むしろプロデューサーの考え方のほうがふつ「安心しなさい!」

>>15
OB戦ということで

伊織「最悪、●立製作所の社員にある程度はサクラになってもらうかもしれないけど、その場合でも
私たちのファンじゃない人を選んで、連れてきてもらうようにするわ。私たちのファンを増やすって意味では問題ないわよ」

千早「水瀬さん!私たちのファンを増やしましょう!」

響「千早、目がギラギラしてるぞ・・・」

美希「千早さんは、ファン増加イコール歌を聴いてくれる人の増加だから、こういう話になると俄然張り切っちゃうの」

P「サクラ、か・・・あまりおおっぴらに話していいことじゃないが・・・」

伊織「●立の社内的には、こういうの好きな社員が楽しんでいくものらしいから問題ないわよ」

律子「楽しんでくれる、というのなら問題ないのかしら」

伊織「それに、スカパーの生中継を入れてもらうために、結構実績のあるOB選手に来てもらうことにしたから、サポーターはかなり来ると思っていいわよ!」ピラッ

P「どれどれ、メンバー表か。というかもう先発メンバー決めてあるのか?」

伊織「そうらしいわ。先発の選手が大物だったら、試合開始からお客さんが来るし、一般報道のテレビカメラも入るからってパパが両クラブにやらせたみたい」

小鳥「いおりんパパ、うちの社長よりヤリ手かも・・・」

>18
いえ、柏生まれの柏サポです。柏-セレッソ戦は、松木さんがセレッソ監督の時代に観に行ったことがあります。
松木さんの声がデカくてよく響く・・・。

P「えーと、柏のメンバー表は・・・」

監督 水瀬
コーチ 桐畑

先発
FW ストイチコフ カレカ
OMF 大野 酒井
DMF 下平 永井
DF 片野坂 洪 薩川 沢田
GK 土肥

ベンチ
DF 渡辺毅
DF 井原
DF 渡辺光
MF ラモス
MF 平山
FW フランサ
FW 北嶋

P「ストイチコフって!カレカって!」

亜美「兄ちゃん、なんかすっごく興奮してるけど、そのストイコフって人とか、凄い人なの?なんか顔写真、ちょっと怖そうだけど」

P「ストイチコフな。そりゃすごいなんてもんじゃないぞ!なんたってワールドカップアメリカ大会の得点王だからな!」

やよい「得点王ってことは王様だから、一番偉い人なんですか?」

P「まあ、そういうことになるかな。アメリカ大会は得点王が同点でもう一人いたんだけどな。」

真美「このおじさんには、さすがにいたずらする勇気はないかな・・・」

P「顔の割には温厚な人だと思うが・・・まあやめておいたほうが無難だぞ」

真「あれ、この桐は響「ねえ、なんで柏のベンチにGKがいないの?」

伊織「どうしても他のキーパーのOBはスケジュールが合わなかったらしいのよね」

P「まあ土肥さんはちょっと前まで現役だったし、控えのキーパーは不要ってとこか。ていうかお前ら、土肥さんには色々聞いてこい!」

雪歩「どうしてですか?」

P「土肥さんはな、天才たけしの元気が出るテレビのオーディションを突破してJリーガーになったんだ」

律子「いったいどんなオーディションなのよ」

P「オーディションのコツなんかはスポーツもアイドルも変わらんぞ!」

小鳥(プロデューサーさん、ちょっと強引ピヨ。でもそんな強引なところがイイ!)

あずさ「あらあら、小鳥さんがどこかに飛んでいってしまったみたい」

真美「っていうかなんでラモスいるのー?」

P「ああ、いっときコーチやってたからな。柏コーチ時代の評判は微妙なんだけど、話題作りってことなのかな?」

響「あー!薩川さんいるさー!」

貴音「響、知り合いなのですか?」

響「この人、いまは沖縄のクラブの監督やってるぞー。柏にいた人なんだなー」

P「薩川さんは、真冬の試合でも半袖ユニしか着用しない、半袖男と呼ばれていたんだ。沖縄にはピッタリかもな」

ワイワイガヤガヤ

真(桐畑さんてほんとは現役のGKだよなあ。コーチ扱いでいいのかな・・・?)

P「確かにストイチコフとカレカの2トップはこれは話題になるなー。で、ラモスが適当に相手を挑発して、
柏のレジェンド北嶋がいて・・・素晴らしいじゃないか。んでセレッソは・・・?」パラパラ

監督 ペッツァイオリ
コーチ 松木安太郎

スタメン
FW 西澤 黄
OMF 尹 森島
DMF 名波 クアドロス
DF 河 鈴木悟 堀池 布部
GK ジルマール

ベンチ
GK 下川
DF 梶野
DF 廣長
MF 田坂
MF 山田卓
FW 徳重
FW 黒部

すいません、セレッソ史は詳しくないので、選出メンバーがいまいちかもしれません

>>27
懐かし過ぎて涙出そうw

春香「あー!松木さんが相手のコーチなんですか!」

P「おう。そういえば春香は仕事で何度か一緒になってるんじゃないか?」

春香「はい!バラエティ番組で何度か。あの強引に笑いに持っていく力、尊敬してます!」

P「そ、そうか」

伊織「さすがにペッツァイオリは日本語がしゃべれないし、選手はほぼ日本語オンリーの人たちだから、
日本語のできるコーチは必須だったみたいね」

真(松木さんvsラモスさんの場外乱闘になりそうなんだけど大丈夫かなこれ)

美希「キさんにイさんにカワさん?韓国人の選手が多いね」

P「ああ、ファンソノンにユンジョンハンにハソッチュと読むんだ。あと、FWの黄さんは柏にも在籍していたぞ。あと、実はDFの布部さんは現役の柏のコーチだ。
更に控えの梶野さんは、お兄さんもサッカー選手で、昔柏にいたんだ」

律子「ちょっと柏寄りの人選なんですね」

伊織「そこは、ちょっとオトナの事情もあるらしいわ、まあ会場が柏だし、ある程度はバイアスがかかっちゃうんじゃないかしら」

P「よし、とりあえず試合前やハーフタイム、試合後に会うかもしれないから、皆さんの顔と名前くらいは覚えておけよー」

全員「はーい(なの)(だぞ)」

P「じゃあ律子、セットリストを考えるのをちょっと手伝ってくれ」

小鳥(ソコソコのオジサマ方なのに意外にイケメンもいるのね・・・酒井×渡辺毅?渡辺毅×酒井?うふふ・・・」


律子「はいはい、わかりました。それじゃみんなはもうあがっていいわよー、小鳥さんは放っておいていいわー」

オツカレサマデスーナノー

今晩の投下はここまでで終わります。
>>28
にも書きましたがセレッソ事情には疎いので、柏に比べて内容が薄くなっております・・・。

>>29
鈴木悟はどっちかというとサイドバックのイメージの方が強いのですが、どうしても入れたかったのでセンターバック起用にさせていただきました。

1乙でした!
また柏行きたくなった。
でもうちとやる時は国立でやるんだよな…

>>34
ありがとうございます。一応、今週中には最後まで書く予定です。
今年は浦和も柏に来たし、新国立ができるまで、暫くは柏開催なのではないかと…

再開しますー

P「さて、律子、セットリストなんだが」

律子「はい。で、プロデューサー殿は何か考えがあるんですか?」

P「ああ、まあな。ベタかもしれないけど定番曲をしょっぱなに持ってきて、
あと2曲は新曲でアピール、ってとこかな。新譜の売上にもつながるしな!」

律子「定番ですか。じゃあREADY!!はどうですか?オープニングアクトにはいいんじゃないでしょうか」

P「うーん、確かに我々にとってはオープニングなんだけど、試合開始前ならともかくハーフタイムだから歌詞がなー」

律子「あ、そうですねー、じゃあ、エージェント夜を往くなんかは?」

P「それはやめておこう。サポーターは<エージェント>って言葉が嫌いなんだ」

律子「?そうなんですか?それじゃあ・・・」

・・・



P律子「よし!できた!」

P「これならいけるな!」

律子「ファンをガッチリ増やせますよ!よーし、今週はレッスンしっかりやらせなきゃ!」

P「俺もだな。律子、そっちも頼んだぞ!」

律子「はい!」

・・・
試合当日、柏サッカー場脇の事務所にて
P伊織「本日は、よろしくおねがいします」

桐畑「どうも、選手会長の桐畑です!今日は選手としてではなく、コーチとしてですが、よろしくおねがいします!」

P「あ、あの桐畑さん?」

桐畑「はい?」

P「その左手の包帯は?」

桐畑「あ、これですか?ちょっとおとといの練習で痛めちゃいまして。まあ全治2週間って診断されてますが、マイクを持つ分には問題ないですよ!」

伊織「マイク?あの、歌うのは私た「わかってますって!」

桐畑「僕は実況兼MC兼コーチとして頑張りますから」

P伊織「」


桐畑MCの活躍例
https://www.youtube.com/watch?v=ljs1PF8mr3I

伊織「あ、あの、コーチなのよね?私を補佐してくれるのよね?」

桐畑「大丈夫ですって。コーチとして采配のアドバイスはしますよ。むしろ、絶対勝たなきゃいけないんで、伊織ちゃんこそ宜しく頼むよ!」

P「絶対・・・ですか?」

桐畑「ええ、うちの本当の監督、ネルシーニョっていうんですけど、とにかく勝負に拘る人なんで、
余興だろうがなんだろうが絶対勝て!と言われてるんで・・・」

P「マジか・・・」

桐畑「あと、水瀬さん・・・あ、お父様にも、うちの社長経由で勝利を厳命されているものですから・・・」

伊織「だ、大丈夫よ!この伊織ちゃんにかかれば1勝や2勝は朝飯前よ!」

桐畑「そうこなくっちゃ!それじゃ、ちょっと放送機材のチェックがありますので一旦失礼します。今日はよろしくお願いしますね!」
スタスタ

P「伊織、なんか責任重大なことになってきちゃったが、大丈夫か?」

伊織「あら、なにが?勝てばいいんでしょ?勝てば!」

P「まあそうなんだが・・・。あと、ライブはハーフタイムに入れてしまったから、伊織はライブに出られないし・・・」

伊織「何?あんた、そんなこと気にしてたの?」

P「え?」

伊織「真が言ってたわよ?サッカーの中継ってのは、結構頻繁に、監督のアップが抜かれるって」

P「え、まあそうだな。特に点が入ってベンチが大喜びしてるシーンなんかはよく、監督のアップを中心に使われるな」

伊織「ライブは10分ちょっとしかできないけど、サッカーは90分。私がアップになる可能性は90分あるってんなら、そっちの方がおいしいじゃない」

P(90分伊織をアップで撮り続けたら、それはもはやサッカー中継じゃないが・・・本人がそう思ってるならいいか)

P「そうだな、頼んだぞ、伊織」

伊織「にひひっ、任せときなさいよね!」

P「さて、じゃあ伊織はそろそろ選手の皆さんのところに挨拶に行く時間か。俺はみんなの様子を見てくる。
まあ試合中も765プロのメンバーは、ベンチに入っていいらしいからさ、あとで誰か行くと思うがよろしく」

伊織「わかったわ」

P「さて、全員そろって・・・ないな。貴音は?」

響「スタグル全品制覇だーとか行って、屋台に行っちゃったぞ」

P「はぁ、仕方ないな・・・。わ、なんか巨大な桶が近づいてくる!みんな危ない!」

真美「兄ちゃん、大丈夫だよ→」

P「え」

亜美「あれ、お姉ちんだもん」

貴音「プロデューサー、遅れて申し訳ありません、しかし探している屋台がないのです!なんと面妖な!」

P「貴音、といあえずその桶とか置こうか」

P「貴音、うすうすわかってはいるんだが、いったいどんな屋台を探してるんだ?」

貴音「はい、きさく、というソーセージの屋台は、持って行った容器にソーセージを大盛りしてくれる、と。しかも500円でやってくれると伺いました」

やよい「500円なんて大金ですー!けど、この桶一杯で500円だったらお得なのかな?」

千早「高槻さん、私が買うわ」

P「貴音・・・言いづらいんだが・・・それは、柏にはない」

貴音「なんと!」

P「同じ千葉県でも、ジェフ千葉の本拠地、フクダ電子アリーナに出店するお店だよ。たまに味の素スタジアムにも出張するらしいけどな」

貴音「」

P「ついでにいうと、タッパーであることが条件だから、桶はダメな気がする」

※参考
http://www.jsgoal.jp/photo/00090100/00090186.html

貴音「しょっくです」

響「た、貴音、そんなに落ち込むなよー」

律子「しょうがないわね。とりあえずだけど、はい。Lチキバーガーよ!」

あずさ「この一瞬のうちにローソンまで行って買ってきたんですか?」

律子「実は、柏サッカー場内ってローソンの簡易店舗が入っているのよ。」

春香「さすが名誉店長ですねー!」

律子「名誉店長たるもの、ローソンの店舗データはおさえているわ」

千早「律子のこういうプロ意識は見習わなくては」

ローソンは柏レイソルのチケッティングパートナーなので、もうちょっと律子ネタをぶっこんでもよかったな。と思ったが後の祭り。
※柏主催のJリーグ戦、カップ戦はほぼローソンでしかチケットが買えないのです。

今晩の投下はここまでで、続きは明日の予定です。

ちょっとだけ再開

P「さて、それじゃ今日のライブなんだが・・
いつもと勝手の違う会場だけど、リハーサルを見た感じでは問題ないだろう。
緊張せず、自分たちのパフォーマンスをお客さんに見せてくれ!」

全員「はい!」

P「それと、試合中なんだが」

貴音「はい、腹ごしらえですね、あなたさま」

P「まあそれもチャチャっと済ませて欲しいんだが、今日は交代で伊織のサポートをしてほしい」

やよい「伊織ちゃんをサポ―トするんですか?」

P「ああ。ピッチに女性一人というのもなかなか心細いだろうから、一緒にいてあげてほしいんだ」

あずさ「それじゃあ、交代でご飯を食べつつ、交代で伊織ちゃんのところに行けばいいのかしら」

雪歩「うぅ、男の人ばっかりのところに行くのは・・・」

P「雪歩はあまり無理するなよ、今日は全員集合しているので人は足りてるんだから」

真「僕といっしょに行こうよ雪歩!」

雪歩「うぅ、真ちゃん、ありがとう・・・」

P「それと真と響は大事なミッションがある」

真響「え?」

P「二人はそこそこサッカーをわかっているだろう?だから、サッカーを知っている人としての
目線で、伊織にアドバイスをしてほしい」

真「え、でも桐畑さんがコーチなんですよね?」

P「まあそうなんだが、どうもな・・・」

真響「?」

律子「桐畑さんは実況兼MC兼コーチ、なんですって」

P「律子も知っていたのか?」

律子「さっき社長からメールがきましたので。
『放送局の担当者から連絡が入ってね。
桐畑選手はサッカー界きってのトーク能力があり、
テレビ的には喋らせたい人材らしいそうなんだよ。
そこで、スカパーの放送席の八塚氏、玉野氏のほか、
両チームの桐畑コーチと松木コーチはピッチ解説として、
ガッツリ喋ってもらうことなったそうだ。伊織くんのフォローはよろしく頼むよ』と。


P「そういうことだ。ということで桐畑コーチは不在の時間帯が長いみたいだ。
そこで、その時間帯は2人でフォローしてあげてほしい」

真「うーん、自信はないですけど・・・」

響「自分は完璧だから大丈夫さー!」

×玉野
○玉乃

一旦お休み、続きは明日にまわします。

ファンタジスタ玉乃さんじゃないっすか……
八塚、玉乃だけでお腹いっぱいなのに松木……

ちょっとだけ再開します

>>58
あとで「下田-玉乃」のほうがよかったかも・・・と思いましたが・・・。
松木さんはちょっと意図的にぶっこんでます。

ヴェルディの初代監督が松木さん、2代目監督が>>42のネルシーニョだったりという関係があったりと。

<ロッカールームにて>

桐畑「ということで、今日は765プロの水瀬さんが監督を務めます。先輩方、ひとつ宜しくお願いします」

伊織「水瀬伊織と申します。宜しくお願いします」

北嶋「よろしくね、水瀬さん。ところでうちの息子にサインをお願いできないかな?大地くんへ、って」

平山「おっとキタジ、抜け駆けか?水瀬さん、うちにも」

桐畑「はいはい皆さん、それはあとでまとめて頼みましょう!水瀬さん、大丈夫かな?」

伊織「それくらいお安い御用よ。あとで765全員分のサイン色紙を用意するわ」

桐畑「で、今日の試合ですがスタメンは発表のとおりです。
ストイチコフさんとカレカさんは年齢的に、長い時間は厳しい・・・ですよね」

ストイチコフ「si」 カレカ「sim」(訳:その通りだ)

桐畑「ということでフランサとキタジさんは前半のうちに入ってもらいます。キタジさん、ひざの痛みの方は大丈夫ですか?」

北嶋「任せとけ!」

<スタジアム>

スタジアムDJ「・・・チケッティングパートナー、ローソン。スペシャルマッチスポンサー、水瀬産業。
続いて審判団を発表いたします。主審、西村雄一、副審、相良亨、名木利幸、4th official、前之園晴廣」


亜美「ねえねえ兄ちゃん、DJさんテンションサゲサゲじゃない?」

P「ん、大丈夫だぞ亜美、まあ聞いてろって」

パッパッパー パーパッパー パッパッパッパー
スタジアムDJ「「っっっお待たせしました、それでは両チーム、選手の発表ですっ!!!!」」」
『ワーワー』

真美「うわ、急にスイッチ入った!」

P「こういうテンションのオンオフ、演技の参考になるんじゃないか?」

貴音「ふぁっふぉと、ふぁんこうになりはふ」(真、参考になります)

P「貴音、食べ終わってからしゃべろうか」

春香「あ、あの審判の人ってブラジルワールドカップに派遣されてた人たちですよね?」

P「おぉ、よく知ってるじゃないか」

春香「時事ネタは押さえておかないと、トークのネタですから!」

千早(こういう春香の姿勢も見習うべきなのかしら)

スタジアムDJ「まずアウェーチーム、セレッソ大阪。ゴールキーパー、ジルマール、背番号1、ディフェンダー・・・」

あずさ「あらあら、またテンションが下がってしまいましたね?」

P「いいんですよ。あずささん。アウェーチームはちょっと淡々と、ホームチームには熱くDJをするってのが、定番なんです」

千早「ちょっと不公平なんじゃありませんか?」

P「うーん、まあでも次回は大阪開催らしいし、ホームとアウェーが入れ替わるので、1年交代でちょっと贔屓される、
つまり贔屓にされる順番は1回おきにやってくるから問題ないんじゃないかな」

千早「そういうものなんでしょうか」

P「さあ、そろそろスイッチが入るぞ」


スタジアムDJ「・・・コーチ、松木安太郎、 監督、ペッツァイオリ。」

スタジアムDJ「「お待たせしました、それではホームチーム、我らが柏レイソル、メンバー発表です!!!
守護神ゴールキーパー、どいーーーよういちーーーー!」」
『ドーイ、ドーイ、ドーイ!!』


雪歩「す、すっごい迫力ですぅ」ビクッ

真「すっごい、スタジアム揺れてる!」

P「もともとつくりが簡素なスタジアムで、鉄骨性の部分がむき出しだからな。共鳴とかしやすいのかもしれないな」

美希「さすがにこの反響音の中ではミキも寝られないの」

律子「寝なくていいの!」

P「さて、そろそろ伊織の名前が出るからみんな、コールの準備だ!」

スタジアムDJ「「コーチ、キリハターーーカズシゲーーー!」」
『(サポーターによる桐畑コール』
参考:
https://www.youtube.com/watch?v=4xgndLXzJ18&t=1m0s

スタジアムDJ「「監督、ミナセーーーイオリーーー!!」」
『イオリンイオリンイオリン!!』
765全員「伊織、伊織、伊織!」

やよい「すごーい!伊織ちゃんの名前を呼んでる人がたくさんいますー!」

P「ふむ、見た感じ伊織のことを知ってるお客さんが半分くらいって感じかな。残り半分は伊織を知らない人たち、
つまり765プロを知らない人が多いと思う。この人たちを今日は一気にひきつけるんだぞ!」

千早「任せてください!私たちの歌で!」

<スカパー放送ブース>
八塚『サッカーファンの皆様、こんにちわ。本日は柏レイソル対セレッソ大阪のOBチームの記念マッチを、
柏サッカー場から生中継でお送りします。放送席の実況は八塚、解説はおなじみ玉乃淳さんです。』

玉乃『宜しくお願いします』

八塚『そして今日は両軍のコーチに、ピッチ解説をお願いしています。ピッチの桐畑さーん、松木さーん!』

桐畑『はい、桐畑です!今日は絶対勝ちますよー!』

松木『いやー桐畑クン、今日のセレッソは強いですからねー、勝つのはウチですよ!』

八塚『ピッチのお二人のマイクのオンオフは、それぞれにお任せしますので、戦術的な話をするときは切ってくださいねー』

松木『うちは隠すことなんてなんにもないんだから!もう喋りまくりますよー!』

桐畑『うちは・・・適宜喋っておいしいところはいただきますよー!』

玉乃『私の仕事がとられないか心配です』

試合開始→前半14分
八塚『さぁ、名波から前線西澤へのパスだ、西澤ワンタッチで黄善洪へ、あーっと!倒れた!笛が吹かれました!』

松木『おーい!、PK、PK、今のPKだろ!』

玉乃『これは微妙ですね。洪明甫の足、かかってるかな・・・?』

八塚『あー主審の西村さん、ペナルティスポットを指差してますね、PKで・・・あれ、玉乃さん、ラモスさんが出てきましたよ』

ラモス『チョット、オカシイヨ、ファウルジャナイヨ!ドコミテンノ!』

桐畑「ラモスさん、ちょっと、まずいですって、あと僕のマイクとらないでくださいよ!」

松木『何言ってんだラモス、PKだよ!PKPK!』

八塚『ラモスさんが桐畑コーチと井原さんに羽交い絞めにされて、ベンチに戻っていきます』

玉乃『カードが出なくてよかったですね。本来ならイエローカードモノですが』


雪歩「ラモスさん怖いです・・・」

P「たぶんテレビを意識してる・・・んだと思うぞ。ホラ、ベンチに座ったら急に落ち着いただろ」

雪歩「これもプロデューサーがさっき言っていたオンオフなんですか?」

P「そうだな。そういう目線でみると、今日の観戦はとてもためになるかもしれないな」

八塚『さあキッカーは森島です。小さな助走からーーー、決めたーーーセレッソ先制1対0!』

柏レイソル0-1セレッソ大阪


律子「まずいですよプロデューサー!勝たないといけないって言われてるんでしょ?」

P「落ち着け律子、まだ時間はタップリあるさ。よしやよい、伊織が焦っているかもしれないからちょっとリラックスさせてきてく

れ」

やよい「わかりましたー!」

松木『よーしいいぞいいぞ!』


伊織「まずいわね、どうしましょう・・・とにかく点をとってもらわないと」

やよい「伊織ちゃーん!」

伊織「やよい!」

やよい「プロデューサーが、焦っちゃだめだぞって言ってましたー!時間はまだあるんだから、落ち着いていきましょー!」

伊織「そ、そうね。まだ始まったばっかりだもの、これから逆転すればいいのよね」

タタタタタ
桐畑「監督、ちょっとマイク置いて戻ってきました」

伊織「桐畑さん!ど、どうしましょう」

桐畑「サインください」

伊織「」

やよい「伊織ちゃんのサインが欲しいんですかー?私のじゃだめですかー?」

伊織「あ、あの桐畑さんが面白キャラだというのは伺いましたが、今このタイミングでのギャグはつまらないんだけど・・・」

桐畑「(面白キャラ扱い?)いや、そろそろ選手交代の時間なんですが、交代用紙に監督のサインがいるんです」

伊織「え、あ、そういうことなのね。それなら書くわ」スラスラ


※交代用紙には監督の署名が必要です。
http://www.gunma-fa.com/siryou/touroku_file/pdf_file/koutai.pdf

※伊織のサインの参考画像
http://www.idolmaster.jp/imas/character/07_iori.html


伊織「そういえばやよい、あとで765プロ全員分のサインを選手の皆さんにプレゼントするのよ。
みんなのところに戻ったら伝えておいてくれない?」

やよい「うん、わかったよ!」

八塚『柏は選手交代の準備をしているようですが、あーっと棚田が倒されてフリーキック!これはいい位置ですね』

玉乃『これはストイチコフのポジションですね』

八塚『西村さんが壁の位置をスプレーで指示します』

真美「兄ちゃん、あのスプレー何?石鹸?インク?」

P「あれはバニッシングスプレーって言ってな・・・春香、知ってるんじゃないか?時事ネタだし」

春香「はい!真美、あれはスプレーしても数分で消えてしまうスプレーなのよ。
この夏からJリーグでも使うんだって」

真美「へー、すぐ消えちゃうんだ、凄いね!」(これはいたずらに応用できそう!)

松木『壁!三枚!モリシ入って!』

玉乃『松木さんマイク切ってないんで作戦ダダ漏れですけど』

八塚『さあ、ストイチコフが長い長い助走をとって、いったー!入ったー!柏同点!弾丸シュートだ!』

松木「」


※参考 1998年のストイチコフのフリーキック 壁には森島
https://www.youtube.com/watch?v=q3Fx7Lakyxw


765全員「やったーー!」


柏ベンチ全員「やったー!」「やりましたー!」

柏レイソル1-1セレッソ大阪

八塚『さあ、追いついたところで交代用紙が提出されたようです。ここでカレカとストイチコフがout、フランサと北嶋が入ります




伊織「フランサさん、スパイクに穴が開いているじゃない。買い替えないのかしら?」

やよい「伊織ちゃん、履けるんだから捨てたら勿体ないよ?」

伊織「履けるったって穴開いてるのよ?」

桐畑「高槻さんのいうとおり、かな。フランサは、穴があくくらい履きなれたスパイクが、フィットしていいんだって。ただ、雨のときは足が濡れるのがしんどいらしいけどね。」

伊織「穴が開いてるのにフィットって・・・難しいわね」

ピッピー
八塚『いま前半終了のホイッスル、前半を終わって1-1のドローですが、玉乃さん』

玉乃『いやーほんと、まさにレジェンドの饗宴ってカンジでしたねー』

松木『まあフリーキックってのは事故みたいなもんだからしょうがない、切り替えていきますよ!』

桐畑『うちにはラモスがいますからねー。後半見ててください!』

というところで本日の投下はここまでにします。

実は>>74のリンクの、ストイチコフのフリーキックの時、実際に壁に入っていたのが森島で、
セレッソの監督をやっていたのが松木さんだったりします。

唐突にちょっと再開します

八塚『さて、普段はここでCMですが、本日はスポンサーのご厚意によりCMが入りません。ハーフタイムの間は765プロのみなさんによる
ミニライブです、間もなく開演です!』



小鳥「「ご来場の皆様、本日は私たち、765プロのライブを、是非ともお楽しみください」」

美希「あれ、小鳥もきてたの」

P「音無さんも含めて、765プロオールスターズだからな。さあみんな出番だ、行ってこい!」
(社長が電話番をすることでなんとか成立してるんだけどな)

春香「はい!それじゃいくよみんな、765プロ、ファイトー!『オー!』」

ライブの描写は自信がないのでとばします
セットリストは 自分REST@RT →ONLY MY NOTE→ ONLY MY NOTE のイメージでいます


小鳥「「以上、765プロ、ミニライブでした!本日歌った1曲目のシングルは、発売中ですのでどうぞCDショップ等でお買い求めください。
2曲目、3曲目の曲は○月○日発売のアルバムに収録されていますので、どうぞ発売をお待ちください」」


八塚『いやあ玉乃さん、素晴らしい曲でしたね!』

玉乃『鳥肌たっちゃいましたね』

八塚『さて、選手たちがピッチに戻ってきますが、選手交代がたくさんあるようですね』

玉乃『体力的に、さすがに90分はしんどいよ、という方もいらっしゃいますし、そもそもベンチの方だって試合に出たいですよね。あ、僕は三浦あずささんが一番よかったですね』

八塚『後半に臨む選手はご覧のとおりです』

玉乃『しかし、となりのDJブースにいる事務員姿の女性もキレイでしたねー。野郎どものフロアに一服の清涼剤といいますか』

八塚『柏はどうやら3バックに変更して、ついにラモス投入ですねー』

玉乃『はい』

後半メンバー


FW フランサ 北嶋
OMF 大野 ラモス
SMF棚田    渡辺光
DMF   洪
DF 渡辺毅 井原 薩川 
GK 土肥


セレッソ
FW 黒部 徳重
OMF 尹 森島
DMF 田坂 山田卓
DF 鈴木悟 梶野 廣長 布部
GK 下川

※一度下がった選手がまた交代出場してもよい

<バックヤード>
P「みんな、よくやったな!もの凄いハコユレっぷりだったぞ、お疲れ!」

美希「ハニー!ミキ頑張ったよ!褒めて褒めて!」

P「よしよし」ナデナデ

美希「はふぅ」

やよい「あープロデューサー!わたしもナデナデして欲しいですー!」

P「どれどれ」ナデナデ

他のメンバー(いいなぁ・・・)

千早(私もナデナデしたい・・・)

八塚『さて、後半が始まりましたが、両チームの監督にインタビューです。インタビュアーは、それぞれのコーチが勤めてくださるそうです。それでは松木さん?』

松木『はい!前半は追いつかれてしまいましたが後半はどう戦っていきましょうか』

ペッツァイオリ監督『後半柏は3-5-2とシステムを変更してきたようだ。
このミスマッチで数的有利のできる場面をうまく使って点を取りたいね』

松木『モリシがね、まだ走れるからね!ドンドン走って、数的優位作ってもらいましょう!』

ペッツァイオリ監督(なんかこの人捲し立てるな・・・)

松木『はい、セレッソは以上です!ではお返しします!』

玉乃『中央はセレッソの方が手厚そうですから、中央をうまく使って攻めたいですね』

八塚『それでは続けて、柏です。桐畑さん?』

桐畑『桐畑でーす!水瀬監督、後半への意気込みをお願いします』

伊織『はい!前半は何とかおいつくことができました。このままの勢いで点をとって勝ちたいです!』

桐畑『イオリン、やる気満々です!』

伊織『ちょ、あ、はい!頑張ります!』

玉乃『イオリンって突然言われて照れるイオリンかわいいなー、ハンパない』

八塚『玉乃さん、帰ってきてくださいね。・・・さあピッチは後半6分をまわって1対1です』

765控室


やよい「わー、ごちそうですー!」

P「柏のスタッフさんが屋台でいろいろ買っておいてくれたんだ。さて、みんな食べてくれ!」

あずさ「あらあら、生ビールまであるじゃないですか?」

P「一応アイドルらしく、ほどほどにしてくださいね?」

美希「あ、これ!おにぎりっぽいやつはミキ食べるの!」

P「ああ、スパム握りな。旨いぞー!」

小鳥「あずささん、この煮込みで一杯やりましょう!」

あずさ「あら、小鳥さん降りてきたんですね?お疲れ様です」

春香「うーん、カロリー高そうだけど、ピザが食べたいかなー。打ち上げの定番、だよね?」

千早「わたしもピザにしましょう。チーズ・・・乳成分・・・」

あみまみ「わーすごーい!トルコアイス伸びるー」ビローーーン「アハハー!」

律子「コラ、食べ物で遊ば・・・こういうものだから遊んでもいいのかしら・・・?」ウーン

響「たかねー、そんなに食べれるのかー?」

貴音「らあめんがないのが残念ですが、ライブで汗を流したあとはしっかり食べないといけません」

雪歩「こんなところで牛タンが食べられるとは思わなかったですー」モグモグ

真「このカレー、マイルドで食べやすいよ。あとで伊織に差し入れようか」

P「ベンチは飲食禁止じゃないかな・・・」

後半30分

八塚『薩川タックル!森島からボールを奪った!』

玉乃『くぅー!現役でも通用するタックルですよ、すっげー!』

松木『おい!戻れ!戻れ!』

八塚『ボールはラモスへ!あーっとラモスがワンタッチ、ポーンとあげてフランサへ』

松木『寄せろ!うわだめだコース切れコース!』

伊織「行けー!うっちゃえー!」

八塚『フランサボレーシュート、決まった!!』

玉乃『うおー!ハンパない!』

伊織桐畑「やったーーー!」

柏レイソル2-1セレッソ大阪

※イメージ映像
https://www.youtube.com/watch?v=effkI284QbY

後半44分
響「いおりー、勝てそうでよかったねー」

伊織「響、真も。ありがとう!」

真「でも勝負は最後まで油断しちゃいけないよ」

伊織「もちろんそうね」


八塚『ここで黒部シュート!土肥弾いた!』

松木『あーダメかー、でもコーナーだコーナー!』

玉乃『あれ、土肥選手ちょっと手が痛そうですね』

P「え?」

ザワザワ

八塚『あー、これは・・・突き指、でしょうか?メディカルスタッフが行きましたが、スロー映像を見てみましょう』

玉乃『うーん、横っ飛びでシュートを弾いたあと、肩からヘンな落ち方をしていますね。指じゃなくて肩の脱臼かな?これ大丈夫かな』

八塚『柏は南選手とか吉田選手とか、実績のあるキーパーを輩出しているクラブなんですが今日は呼んでいないんですよね』

伊織「ちょっと、これどうすんのよ!」

真「伊織、ちょっと落ち着いて」

桐畑「まずいな、僕がケガさえなきゃ出れるんだけど・・・」

響「でも選手登録なんかしていないんだろー?」

桐畑「まあ今日は選手登録に関してはいい加減だから、関係者でさえあれば問題ないんだけど・・・」

真「関係者?」

桐畑「ああ、だって松木さんだってスーツの下にユニフォーム着てるよ?接戦じゃなかったら出るんだ、って行ってたから」

真「・・・」

あれ?柏ピンチじゃん?というところですが、本日はここで終了します

再開します

八塚『さあプレーはもう3分ほど止まっていますが』

真美「ねえ兄ちゃん、誰かがケガしたら、その人はほっといて試合再開するんじゃないのー?」 

P「ああ、ふつうはそうなんだけどキーパーだけは特別なんだ。キーパーのケガが治るか、代わりのキーパーが入るまでは試合はとまるんだ」

あずさ「キーパーさんはいつまでも待っててもらえる愛されキャラなんですね」

美希「ミキがキーパーだったら、気が済むまでお昼寝しちゃうかな。みんな待っててくれるんでしょ?」

真「伊織、響にやってもらおう」

伊織響桐畑「え」

真「響の運動神経と瞬発力ならバッチリだよ!」

響「え、それなら真のほうが 桐畑「我那覇さんは身長がちょっと・・・」

響 (ムカ)「むー、何いってるんだー、自分カンペキだから高いボールだってジャンプすれば届くぞー!ほらみてこのジャンプ力!」ピョーンピョーン

桐畑「・・・ふむ、確かにこのジャンプ力なら・・・。わかりました!僕はいいと思いますけど・・・」

伊織「わかったわ、そうしましょう」

桐畑「あの、でも大丈夫ですか?事務所的に・・・」

伊織「大丈夫よ、響に関しちゃちょっと過酷なことがあったって、うちのプロデューサーは
<お、こんどの響チャレンジに使えるな!>とかしか思わないから」

響(あれ・・・なんかハメられた・・・?)

真(うん、響ちょろい)

桐畑「ユニフォームは・・・裏にジュニアユース用のがあったな、ちょっと持ってこよう」

八塚『あー土肥は交代ですね。交代ボードは・・・背番号1から背番号1への交代、となっていますが?』

玉乃『ずいぶん小さい選手が・・・女の子?』

八塚『あれ、さっき歌ってた女の子ですよ!我那覇響さんですね』

玉乃『ひびきん!』

律子「プロデューサー!いいんですか!ケガとかあったらマズいですよ!!」

P「うーん、確かに危険だが、これでうまくいったらこんどの響チャレンジは、至近距離からプロのシュートとめられるかな、とか面白そうだな」ブツブツ

律子「聞いてなーい!」

雪歩「響ちゃん!頑張って!」

貴音「響、試練に勝つのです!」

律子「あーだめだ、これ全員響応援モードだ」

春香「・・・いいなあ響、おいしいなあ」ボソ

桐畑「えーと我那覇さん、行ってもらうけど、その前に確認を。サッカー経験は?」

響「年齢の離れたおじさんがサッカーやってて、その相手くらいはやったことあるけど、お遊び程度だぞ・・・」

桐畑「そうか。じゃあアドバイスね。ボールを捕ろうとはしなくていいから、パンチングで全部弾き返してしまって」

響「パンチ?キックでもいいの?」

桐畑「キックでもいいけど・・・」

響「わかった。じゃあ空手の要領だね!」

八塚『さあコーナーキックでプレー再開、すでにロスタイムに入っています』

玉乃『柏はもうとにかく弾き返すだけですね!』

松木『時間ないよ!もう全員上がって!!』

八塚『セレッソはキーパーも上がって捨て身の戦術です、さあコーナーキック!』

玉乃『キター!』

八塚『トリックプレーだ!中央の田坂に出した、田坂ミドルシュート!』

響「うわ、シュートきた!止めなきゃ!」(シュタッ)

P「響!なんで足から行くんだ!」

八塚『我那覇、スライディングで止めに行く!あーっとディフェンダーに当たって角度が変わった!』

桐畑『逆を突かれた!ダメだー!』

伊織「ひびきー!」

響「あー!そっち!?絶対止めるぞ!えーい!」ゴールポストケリ!

玉乃『三角飛び!?』

真(ニヤリ)

八塚『我那覇、止めました!これを渡辺毅が大きくクリアー』

ピッピピー

八塚『ここで試合終了のホイッスル!柏勝ちました!』 

ワーワーワー

松木『え、ちょっと!もう終わり?何てふざけたロスタイムだ!』


765「やったー!」

柏ベンチ「やったー!」

桐畑「なんなんだいあの子・・・いくらダンスが上手とはいっても、あの身のこなし・・・」

真「伊織、ボクの見立て通りだったよ!」

伊織「真、あんたいったい・・・」

真「いや、ボク少女漫画だけじゃなくて少年漫画も読むんだけどさ。
ちょうどこの前キャプツバ読み返しててさ」

伊織「キャプツバ・・・?」

律子「キャプツバ・・・ですか?」

P「ああ、キャプテン翼、と言えばわかるよな」

小鳥「翼×岬ですよね」

P(なんか違う想像してそうだが)「・・・ええ。で、その中に若島津くんっていうすごいキーパーがいるんですが、
彼は実家が空手道場で、空手経験を生かしたプレーをするんです。
その中でも有名なのが、三角飛びっていう、ゴールポストを蹴って反動でボールを止めにいくっていう技で・・・」

千早「それって、今まさに我那覇さんがやった技ですよね」

P「ああ、びっくりした。響は三角飛びを知っていたのか、それとも自然と出たのか・・・?」

伊織「ひびきー!あんたすごいじゃない!」

響「エヘヘ・・・これくらい朝飯前だぞ」

真「さっすが我那覇家の娘だね、響」

響「え?」

桐畑「! まっまさか我那覇さん、年の離れたおじさんって・・・」

響「ああ、さっき話したカズさんのこと?」

真「やっぱりか。カズさんって、カズキさんなんじゃない?」

伊織「なんか話についていけないのだけど」

桐畑「ガナハ・・・カズキ!」

響「あれ、桐畑さん!カズさんのこと知ってるの?」

真「そりゃ知ってますよね・・・。元日本代表な上に現役Jリーガーだもの」

伊織「えー!響、あんたそういうの早くいいなさいよー!」

響「そうなの?カズさんこの前まで沖縄に帰ってたみたいだし」

桐畑「その沖縄のチームだって今年からJリーグに入ったし、我那覇さん、あ、えーとカズさんは今はJ2の讃岐にいるし、今でもすごい選手だよ」

八塚『さて、勝った柏レイソル、水瀬監督へのインタビューです、玉乃さーん、ミックスゾーンに着きましたか?』

玉乃『はい!両コーチもこちらにいます、そして勝利監督のイオリン監督です!』

伊織(もうそれで行くのね・・・)「はい。今日はとても楽しい経験ができました」

玉乃「間近でみるサッカー、どうでしたか?」

伊織「ええ、皆さんとっても格好よかったです。サッカーって素敵だなって思いました」

玉乃「えーと、それでは松木コーチ、敗戦の弁をお願いします」

松木「いやー、最後追いつけると思ったんだけどねー。これは悔しい!」

玉乃「そういう意味では最後、土肥さんがケガで交代せざるを得なかったようですが、代わりに入ったのがひび、我那覇さんでしたね」

伊織「ええ、響は私たち765プロの中でも1,2を争う運動能力なのだけど、」

桐畑「玉乃さん、なんかピンときません?サッカー上手、沖縄、我那覇」

玉乃「・・・え?まさか」

伊織(危ない、セリフとられる!)「そう、響のおじが実は
桐畑「我那覇和樹選手なんですよ!」
伊織(とられたー!)

玉乃「えー!そりゃすごい!しかしそれならサッカーセンスは潜在的にあったんだね」

松木「ほんとなのそれ!もう我那覇さんなでしこジャパンに入って欲しいね!」

ザワザワ

八塚『あれ、ふと気づくとお客さんまだ帰ってないんですね?そして客席が騒がしいんですが』

アンコール!アンコール!

伊織「!?」

タタタタタタ
亜美「もーいおりん、いつまでやってんのー!アンコールかかってるでしょー!」

伊織「ちょ、あんたこのインタビュー生で流れてるんだけど」

亜美「げ、りっちゃんに怒られる!」

あずさ(伊織ちゃん、そろそろ抜けてきて)テマネキ

桐畑(むむ、これは!)『はい、この後は引き続き、柏サッカー場から765プロライブをお送りします!』

八塚『えーと、進行台本に載っていないんですが・・・え、はい、このあと引き続き765プロライブの第二部だそうです!どうぞ!』

伊織「ちょっと、聞いてないわよ!」

あずさ「私たちも聞いてなかったんだけどね、アンコールって言われたらねぇ」

亜美「うちの鬼軍曹が、『お客さんのアンケートを断るような子は765の子じゃありません!』って」

律子「誰が鬼軍曹だってー!」

亜美「うあうあ、またやっちゃったよ!」

P「いいからもう行け!お客さんを待たせるなって。伊織、行けるだろ!」

伊織「あったりまえでしょ!私は今日歌ってないからウズウズしてるわよ!」

P「よし!行って来い!」


♪知らぬが 仏ほっとけない
くちびるポーカーフェイス・・・

=翌日=

P「いやー、昨日のライブは盛り上がったなー」

小鳥「しかし、あそこまでやってしまって良かったんですかね?」

P「そういわれるとちょっと不安なんですが・・・」


ガチャリ
高木「おはよう、二人とも」

P小鳥「おはようございます」

高木「昨日のライブ、延長戦も含めてよかったじゃないか、私みたいにテレビの前にいた人も、きっと満足したよ」

P「あ、昨日は電話番をお願いしてしまってすみませんでした」

高木「いやいや、気にしないでくれ。水瀬くんのお父様からも大満足の電話があったからね、私も君たちに任せて鼻が高いよ!」

リーンリーン
小鳥「あ、電話でますね。・・・はい765プロでございます。・・・はい、ええと、少々お待ちいただけますか?(ジュワキオサエ)プロデューサーさん、佐々木さんからお電話なんですがご存じですか?」

P「佐々木・・・?心当たりはないんですけど、いいですよ、代わります。
・・・もしもし、プロデューサーを務めております、Pと申しますが」

佐々木「はじめまして。突然のお電話失礼します。私、日本サッカー協会で女子代表チームの監督を務めている佐々木と申します」

P「え、なでしこの佐々木監督!?」

佐々木「はい。早速ご相談なのですが、我那覇響さんを女子代表チームU-17の合宿に招集したいのですが・・・」

このSSはこれで終わりです。

なんか響エンドになってしまった・・・。
おかしいなあ。伊織にはじまり伊織に終わるつもりだったんだけどなあ。



サッカーにある程度詳しくないと、面白くない内容になってしまったかもしれませんが、こんな内容でも、多少なりとも需要があったらいいなあ。

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