ミカサ「校内イケメンランキング?」(64)

※進撃中ssです

アルミン「ってのを生徒会がやるらしいよ」

ミカサ「下らない…エレンが一位に決まっているのにやる必要はない」

エレン「俺も別にそんなのに興味ないぞ」

アルミン「まぁ偶にはそういう企画があってもいいんじゃないかな」

エレン「生徒会も暇なんだなぁ」

ミカサ「どういうシステムなの?アルミン」

アルミン「普通に一人の名前を紙に書いて投票するみたいだよ」

アルミン「それを一ヵ月ほど続けるんだって。つまり途中で投票する人を変えることだってでき

る」

エレン「公平でいいじゃん」

ミカサ「一回でいいんじゃないの」

アルミン「投票期間中に問題を起こしたら評判が下がって得票数が落ちるだろう?」

エレン「別によくないかそんなの」

アルミン「でも偶にいるアホな男子は問題を起こしまいとするわけだ。そうやって期間中だけでも治安を守るのが生徒会の狙いなんだと思う」

ミカサ「なるほど」

エレン「俺はそんなの気にしないぜ!駆逐してやるぞ巨人共!」

アルミン「というわけで僕らの分の投票用紙をもらってきたよ」

ミカサ「ありがとうアルミン」

アルミン「えへへ」

ミカサ「(迷いなし。エレン…っと)」サラサラ

アルミン「(ここはミカサをアシストするかな…エレンっと)」カキカキ

エレン「(う~んここは…リヴァイ…っと)」カキカキ

ジャン「(ジャン…っと)」

マルコ「(う~ん誰かな…自分の名前書くのはさすがに人間としてないし…3組のあいつかな)」

コニー「イケメンって何だ?」

マルコ「顔がカッコイイ人のことだよ。まあ行動がカッコ良くても言うかなぁ」

ジャン「とにかくカッコいいと思ったやつを書けばいいんだよ」

サシャ「あっ、そうなんですか?」

コニー「なるほどわかりやすい」

サシャ「(なら迷うことはありません。ミカサっと)」

コニー「(巨人をローキックで倒すぐらいだからな。ミカサ…っと)」

ハンナ「(フランツっと…うふふ♪)」

フランツ「(迷うからネタに走ろう。ミカサ…っと)」

マルコ「(あ~でもミカサって手もあるか…ミカサっと)」

――3組――

ライナー「(ライナー…っと)」

ベルトルト「(ここは友情で…ライナーっと)」

クリスタ「(ベルトルト…かなぁ?)」

ユミル「(まぁこの中じゃ一番マシだ。ベルトルトっと)」

アニ「(……どうしよう?ベルトルトかチーハンか…)」

ミカサ「エレン。身だしなみを整えて。第一ボタンをとめて」グイッ

エレン「なんだよミカサいきなり。やめろって」

ミカサ「しっかりしないとエレンの人気が落ちる」

アルミン「(エレンが気にしなくてもミカサが気にするのか~)」

ミカサ「(エレンが一位…絶対そうなはず…!)」

ジャン「(一位になればミカサも見直してくれるはず…!)」

~~数日後~~

マルコ「おはよう、三人とも」

ジャン「おはよう!ミカサ!」

ミカサ「おはようマルコ」

エレン「今日もかったるい授業が始まるなぁ」

アルミン「あっ見てよみんな!人気投票の中間結果が貼り出されてる!」

ミカサ・ジャン「何ィ!?」バッ

エレン「おい見えねぇよ二人とも!」

――第一回進撃中イケメンランキング(第一回中間)――

1.リヴァイ(3-x) 322票
2.ミカサ・アッカーマン(1-4) 105票※
3.ナナバ (2-x) 93票※
4.エルド・ジン(2-x) 82票
5.イアン(3-x) 67票
6.エルヴィン・スミス(3-x) 55票
7.ハンジ・ゾエ(3-x) 49票※
8.ミケ・ザカリアス(3-x) 42票
9.ベルトルト・フーバー(1-3) 37票
10.ネス(3-x)32票

※女性または性別不明者

ミカサ「」

ジャン「」

エレン「すげーさすがリヴァイ先輩だな。ぶっちぎりだ」

アルミン「いや、凄いのはミカサだよ…どうなってんのこれ」

マルコ「一年で、しかも女子なのに2位って…うちのクラス結構ミカサに入れたのかな…」

ミカサ「おかしい!こんなことは許されない!」

ジャン「そうだ!断固抗議するぜ!」

ミカサ「生徒会室に殴り込みあるのみ!」

ジャン「おうよ!」

アルミン「ちょっとやめてよミカサ!」

マルコ「ジャン!見苦しいからやめようよ!」

ミカサ「たのもう!」バンッ

マルロ「うわっ!?」

ヒッチ「びっくりした…なんなのあんた」

ミカサ「そこのタラちゃんカット!貴様が票を操作したのか!?」ガシッ

マルロ「ぐ、ぐるじい…お、俺にはなんのことかさっぱり…!」ジタバタ

ヒッチ「ちょっとやめなって…いきなり何?」

ミカサ「はぁ…はぁ…」

ジャン「(すげぇ剣幕…俺が口を出せる状況じゃない…)」

アルミン「すみませんいきなりごめんなさい」ペコペコ

マルロ「ゲホゲホ…いったい何なんだお前ら…」

アニ「なにしてんのあんた達」ガラッ

ミカサ「!!」

ミカサ「貴様か女狐…まだエレンの邪魔をする気!?」

アニ「はぁ?何言ってんのあんた…」

ミカサ「とぼけるな!あんたがエレンの票を操作したに決まってる!じゃなきゃエレンが一位じゃないなんて…」

アルミン「あの、アニ、だっけ?エレンの得票数を教えてくれないかな?」

アニ「チーハン野郎の得票数?」

アルミン「そうすればミカサも納得すると思うんだ」

アニ「プライバシーは保護しなきゃならない」

ヒッチ「でも教えないとこの子マルロの首絞め続けるよ」

ミカサ「……」ギロッ

マルロ「ヒィッ!?」

アニ「しょうがないなぁ…ちょっと待って」ガサゴソ

アニ「あった集計表。えっとね…」

アニ「3票」

アルミン「………は?」

ミカサ「???!!!???」

アニ「だから3票だよ。チーハン野郎の得票数」

ミカサ「さ…ん…?」

ジャン「ジャンは!?ジャン・キルシュタイン!」

アニ「1票」

ジャン「い…ち…?」

ミカサ「………」ヒュオオオオオ

ジャン「………シニタイ」

アルミン「ああ…ミカサが哀愁漂わせてるからクラス中の雰囲気が重いよ…」

マルコ「まぁ当然といえば当然の結果なんだけどね」

エレン「ミカサ!いったいどうしたって言うんだ!?」

ミカサ「………」ドヨーン

アルミン「ミカサ!まだ手はあるよ…」ヒソヒソ

ミカサ「……?」ドヨーン

アルミン「組織票だよ!僕とミカサが一杯エレンの票を出せばいいんだ!」

ミカサ「………!!!」ピコーン

マルコ「お、哀愁が消えたぞ」

ミカサ「しかしアルミン!それは少々卑怯なのでは…」

アルミン「(だってこうしないとミカサの哀愁が伝染するし…)」

アルミン「いや僕だってそう思うけどさ…今はエレンの名誉が大事だろ?」

ミカサ「違いない!アルミン!今すぐ投票用紙500枚貰ってきて!」

アルミン「い、いやそれは無理だよ…コピーで済ませようよ…」

エレン「お前ら何話してんださっきから…」

~~数日後~~

マルコ「おはよう、エレン、ミカサ、アルミン」

ジャン「おはよう!ミカサ!」

ミカサ「おはようマルコ」

エレン「今日の一時間目体育だな!やるぞ~!」

アルミン「あっまた中間結果が貼り出されてる!」

ジャン「何ィ!?」バッ

ミカサ「(アルミンと二人で500票書いた…今度こそエレンが一位のはず!)」

――第一回進撃中イケメンランキング(第二回中間)――

1.リヴァイ(3-x) 452票

2.ミカサ・アッカーマン(1-4) 345票※

3.ナナバ (2-x) 176票※

4.エルド・ジン(2-x) 152票

5.イアン(3-x) 133票

6.エルヴィン・スミス(3-x) 120票

7.ハンジ・ゾエ(3-x) 97票※

8.ベルトルト・フーバー(1-3) 87票

9.ミケ・ザカリアス(3-x) 67票

10.ユミル(1-3)58票※

※女性または性別不明者

ミカサ「たのもう!」バンッ

マルロ「何だまたおまグエエエエ!?」ギリギリ

ミカサ「ふざけるな!500票は出したはず!」グイグイ

ヒッチ「やっぱりあんたの組織票だったかぁ。コピーの跡があるやつは無効にしたよ」

アニ「悪いけどさすがにあれは認められないよ…一票としてカウントさせてもらった」

アルミン「ええ!?じゃあ今のエレンの得票数は!?」

アニ「6票。ちなみにジャン・キルシュタインとライナー・ブラウンの組織票も同様の措置をとった」

ジャン「……」

アニ「ていうか余計な仕事増やさないでよ。あれ見分けるの大変だったんだから」

ヒッチ「ていうか徹夜だったんですけどー」

マルロ「こっちの身にもなってくれよ。校内2番目のイケメンさんよぉ」

ミカサ「………」

アルミン「ミカサ、行こう…」

ミカサ「うん…」

マルコ「ジャン、行こう」

ジャン「……うん」グスン

ミカサ「……今回の件は私が悪い。エレンのためを思ってやったとはいえ…」

アルミン「ミカサ…」

ミカサ「生徒会の皆に多大な迷惑をかけてしまった…常識が無いのは私の方…」ポロポロ

アルミン「泣かないでミカサ。ほらハンカチ」

ミカサ「ありがとう…」チーン

アルミン「(このままじゃミカサが可哀想。何とかしてあげなきゃ…)」

キーンコーンカーンコーン

アニ「……」スタスタ

アルミン「……アニ」スッ

アニ「うわっ!ビックリした…なんだ布団の子か。何か用?」

アルミン「君にお願いがあるんだけど、学年別に集計したのも作ってくれないかい?」

アニ「学年別?なんでそんなの…」

アルミン「それならエレンの名前が載る可能性があるだろ?じゃないとミカサが不憫で…」

アニ「う~ん…」

アニ「…わかった。何とかしてみるよ」

アルミン「えっ…いいの?」

アニ「ま、まぁ面白そうではあるし…先輩もやりたがってたしね」

アルミン「ありがとうアニ!」

アニ「でも10位までしか載せないからね。チーハンが入る保証もないし」

アルミン「わかってる!案外優しいんだね!それじゃ」ダッ

アニ「……」

~~数日後~~

マルコ「おはよう、3人とも」

ジャン「おはよう!ミカサ!」

ミカサ「おはようマルコ」

ジャン「……」ドヨーン

ミカサ「あ、おはようジャン」

ジャン「!!」パァッ

エレン「今日の一時間目国語か…寝よう」

ミカサ「エレン。ちゃんと授業は受けなきゃだめ」

エレン「ちぇーっ」

アルミン「あっ、イケメンランキングの最終結果出てるよ」

ジャン「もういいよそれ…」

ミカサ「一応見ておく」オソルオソル

エレン「どうでもいいから早く行こうぜー」

マルコ「まあまあ」

――第一回進撃中イケメンランキング(最終結果)――

1.リヴァイ(3-x) 640票

2.ミカサ・アッカーマン(1-4) 582票※

3.ナナバ (2-x) 338票※

4.エルド・ジン(2-x) 294票

5.イアン(3-x) 267票

6.エルヴィン・スミス(3-x) 228票

7.ハンジ・ゾエ(3-x) 175票※

8.ベルトルト・フーバー(1-3) 169票

9.ユミル(1-3)137票※

10.アニ・レオンハート(1-3) 125票※


※女性または性別不明者

アルミン「全体のランキングは相変わらずだね…」

ミカサ「でも問題は学年別ランキングのほう。ドキドキする…」ドキドキ

エレン「お前どうせ一位じゃんか。なんでドキドキするんだ?」

マルコ「こっちにあるよー」

ジャン「……!」

――第一回進撃中イケメンランキング(一年部門)――

1.ミカサ・アッカーマン(1-4) 582票※

2.ベルトルト・フーバー(1-3) 169票

3.ユミル(1-3)137票※

4.アニ・レオンハート(1-3) 125票※

5.マルコ・ボット(1-4)32票

6.トーマス・ワグナー(1-x)25票

7.フランツ(1-4)22票

8.エレン・イェーガー(1-4)12票

9.ジャン・キルシュタイン(1-4)9票

10.ライナー・ブラウン(1-4)8票

※女性

ミカサ「やった!エレンの名前がある!さすがエレン!」キラキラ

エレン「えー?どうでもいいよこんなの…」

アルミン「ふー、ひとまず助かった」ホッ

ジャン「良かった…本当に良かった…」グスン

マルコ「(名前載らなかったら落ち込むだろうから他の友達と相談してジャンに入れといてよかった~)」ホッ

アルミン「(今回の一年生の投票傾向は先輩に入れるか面白がって女子に入れるか、この二つだった)」

アルミン「(だから上位何人から下はかなり票数が少ないと僕は読んだわけだ)」

アルミン「(生徒会が投票用紙を配るのは一週間に一度だった)」

アルミン「(エレンにはコンスタントに3票入るのはわかっていたから…なんとか10位以内に入ったというわけだ)」

アルミン「(やれやれ助かった…)」グッタリ

ミカサ「エレン!早く教室に行こう!」ウキウキ

エレン「だからそう言ってるじゃねぇか。早く行こうぜ、アルミン」

アルミン「うん!(良かった…やっぱりミカサは笑ってなきゃ)」ニッコリ

アルミン「……ん?コンスタントに3票ずつ…?」

アルミン「エレンが自分の名前を書くはずがないし…もう一人は誰が?」

アルミン「う~ん…まぁいっか。」ダッ

アニ「やれやれ。世話が焼けるよ、まったく…」

――終――

終わり
ベルトルト…進撃中ではさわやかイケメンなので自然と
マルコ…ジャンのために奔走するぐらい友達思いなのが人気を呼んだ
ジャン…自分とマルコと友達の票
ライナー…自分とベルトルトの票
あとは適当
ちなみにミケさんは匂いを嗅ぎ過ぎて評判を落としました

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