穂乃果「にこちゃんは『愛』ってなんだと思う?」にこ「はぁ?」 (76)

※多少性的表現があるかもです

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にこ「あんた...熱でもあるの...?」ピタッ


穂乃果「穂乃果は真面目に聞いてるの!誰もはっきりと答えてくれないんだよね...」


にこ「それはそうでしょ。しかし、愛ねえ...愛って言われてもアガペー的な愛とエロス的な愛があると思うんだけどこの場合はどっちなのよ?」


穂乃果「そんな高尚なものじゃなくてさ...なんかこう、ね?」


にこ「ね、って言われても...にこだって分かんないわよ、そんなの」


穂乃果「そっかあ...なら愛って何か試してみようよ!」


にこ「試すって...いったいどうやって...?」


穂乃果「じゃじゃーん!ヤンデレになるおまんじゅう!」


にこ「...どうやってそんなの作ったのよ...」



穂乃果「それは企業機密だよ、にこちゃん!」


にこ「...はぁ、まあいいわ。それよりそれを使ってどうする気なのよ」


穂乃果「んもー、鈍いなあにこちゃんは!当然食べさせてヤンデレにするしかないでしょ?」


にこ「....誰に?」


穂乃果「もちろんμ’sの皆にだよ!」


にこ「...ばれても知らないわよ、しかし穂乃果もチャレンジャーね、ヤンデレに愛されるってことは刺されるかもしれないんでしょ?」


穂乃果「それはヤンデレじゃなくてただのメンヘラだと思うんだけど...それに対象は穂乃果じゃなくてにこちゃんだよ?」


にこ「....は?な、何で私なのよ!普通あんたでしょ!」


穂乃果「だって自分までその輪に入っちゃうと観察できないじゃん!それにもう遅いよ?さっきの皆で食べたおまんじゅうがこれだから」


にこ「勝手に人を巻き込んでんじゃないわよ!...効果はどれくらいで現れるのよ」


穂乃果「うーん、あと3時間くらいかなぁ」


にこ「こ、効果が切れるのはいつよ!」


穂乃果「さぁ?試作品だから微調整はしてないんだよね」


にこ「ふ、ふ、ふざけんじゃないわよ!どうするのよいったい!」


穂乃果「ふふふ、冗談だよ」


にこ「へ?」


穂乃果「そんなおまんじゅう作れるわけないじゃん!にこちゃんは騙されやすいね」


にこ「な、なんだぁ~、びっくりさせないでよ...じゃあにこ帰るから、またね」


穂乃果「うん...ばいばい....」


ーにこ宅



にこ「まったく、あほのかめ...人をおちょくって楽しむなんて...明日懲らしめてやるわ!」



こころ「お姉様!メールが着ていますよ!」


にこ「ん?ああ、こころありがと....うひゃあ!」


こころ「お、お姉様!?」


にこ「だ、大丈夫よ...ちょっとびっくりしただけだから...ほらここあが呼んでるわよ」


こころ「は、はい...」


にこ「....メール420件着信200件......」


にこ「全部真姫ちゃんからだ...な、内容は...?」


『にこちゃんにこちゃんにこちゃんにこちゃんにこちゃんにこちゃんにこちゃんにこちゃんにこちゃんにこちゃんにこちゃんにこちゃんにこちゃんにこちゃんにこちゃんにこちゃん』


『ナンで電話出てくれナいの?にこちゃんにこちゃんにこちゃんにこちゃんにこちゃんにこちゃんにこちゃんにこちゃんナンでねぇにこちゃんにこちゃんにこちゃんにこちゃんにこちゃんにこちゃんにこちゃんにこちゃん』



にこ「」


にこ「ど、どうなってるのよ...あっ!これひょっとして穂乃果が言ってたヤンデレになるおまんじゅうのせい....?」


にこ「嘘じゃなかったのね...これ怖くて返信出来ないんだけど...」


にこ「も、もう寝ましょう!きっと明日になったらみんな元に戻ってるはずよ!」


ー翌朝




にこ「うーん、今日もいい朝ね!...さて朝食の準備をしないと...」


海未「おや、起きたのですか?おはようございます、丁度朝食の準備が出来ましたよ」


にこ「...なんで海未がいるの?」


海未「ふふふ、細かいことはどうでも良いではないですか、さあ食べましょう」


にこ「全然細かくないんだけど...まあいっか、作ってくれたのは助かるしね」


にこ「...海未?なんか味噌汁に髪の毛らしきものが見えるんだけど」


海未「ええ、にこには私の味も知ってもらいたくて...ふふふ」


にこ(ああ、これはやばいわ、アウトだわ)


にこ「に、にこ今日は朝食いいや!学校行きましょう!海未!」


海未「そうですか?わかりました...ではこれを」


にこ「な、なんでにこに首輪を渡すのかしら?」


海未「にこが逃げ...迷子にならないようにするためですよ」


にこ(言った!今絶対逃げないようにって言ったよ!)

にこ「い、いや流石にそれは恥ずかしいかなあ?」


海未「そうですか...なら手錠で妥協しましょう」ガチャ


にこ「えっ?な、何これ?本物じゃない!」


海未「意外と手に入るんですよ、では行きましょう...ふふふ」


にこ「は、はい...」


にこ「のわぁ!ちょっと海未!?玄関前で立ち止まらないでよ!ただでさえ手錠つけてるんだから...」


海未「....」


絵里「まさか海未に先を越されるなんてね...」


海未「ふふふ...おはようございます、絵里」


絵里「ええ、おはよう海未」


にこ「え、絵里じゃない!どうしたのよ...ここ私の家の前よ?」


絵里「にこを迎えに来たのよ...先を越されたみたいだけど」


にこ「そ、そうなの、なら絵里も行きましょう?さ、三人でも構わないですよね、海未さん?」


海未「なぜ急に敬語なんですか...別に構いませんよ」


にこ(ほっ、良かったあ...)ガチャ


にこ「ん?え、絵里?なんであんたも手錠付けてるの?ていうかなんで持ってるのよ...」


絵里「気にしないで...念の為よ」


海未「ふふふ...」
絵里「あはは...」



にこ「」


ー学校


にこ「さ、流石に学校に着いたら外してくれた...いや、来るまでに散々他の人に見られたからにこの楽しい学校生活は終わりを迎えたけど」


にこ「そ、それにしても他のメンバーまでああなってるのかしら...それやばくない?」


にこ「とりあえず穂乃果に何とかしてもらうしか...ああいや、ダメだ...同じ教室に海未とことりがいるわ...」


にこ「ど、どうすれば...」


希「何を考えてるん?」

にこ「の、希!?」


希「なんや...人を化け物でも見るような目で見て...傷つくなあ」


にこ「あ、ごめん...良かった希は普通なのね」


希「普通って...ウチはいつも普通なんやけど...あっ、そういえばえりちが昼一緒に食べようって言っとったよ」



にこ「え、絵里が?...ま、まあ大丈夫よね?」


希「?なんか今日のにこっちは変やね、どれどれ」ペロペロ


にこ「の、希さん?なんで舐めてらっしゃるんですかね?」


希「何でって...そこににこっちがおるからやん!...うん!今日もうまい!いやーにこっちは美味しいなぁ、さて次はR-18なワシワシいくよ~」


にこ「あ、にこ今すごく調子悪くなりそう!だから保健室行ってくるわ!」ダッ



希「ちっ、逃げられたか...ま、発信器はつけられたからええか」


ー保健室




にこ「はぁはぁはぁ、希までおかしくなってるなんて...早いとこ何とかしないと...」


真姫「やっぱりここに来たわね、予想通りね」


にこ「ま、真姫...」


真姫「にこちゃんったら酷いじゃない...私があんなにメールしたのに返信してくれないなんて...」


にこ「い、いや流石に限度ってモノがあるでしょ?400件はびっくりすると言いますか...」


真姫「...にこちゃんは私のこと嫌い?」


にこ「いや、嫌いな訳ないでしょ」


真姫「なら好きなのね、私も好きよ?」


にこ「あ、ありがとう...?」


真姫「....ねぇ?なんでにこちゃんから他の女の匂いがするの?ねぇ?なんで?」


真姫「これは絵里、海未、希...あとこころとここあもね」


真姫「なんでよ...にこちゃんは私が好きなのに....他の女どもは....」


真姫「おかしいわよね?にこちゃんは私のものなのに...しっかり私のものってことを分からせないと...」


にこ「ひぃっ!し、失礼しましたー!」ダッ




真姫「チッ...まあ、にこちゃんの家中に監視カメラつけてるから他の女が手を出すのは無理ね」

前作があるの?

ごめんなさいにこ!今日はもう眠さのピークがきたにこぉ、明日完結させるからよろしくにこ!



やっぱりヤンデレはいいモノですね

>>27

ちなみに今は作調全然違うけど

にこ「ユニット対抗!」穂乃果「一週間一万円生活!」凛「ポロリもあるにゃー!」っていうのも書いてるから良かったらどうぞ(宣伝)


ー部室



にこ「結局ここまで逃げて来ちゃったわね...とりあえずソルゲ組はヤンデレに親和性高過ぎよ...」


にこ「はぁっ、愛されるって複雑ね....」



花陽「ふふっ、そうなの?愛されてるね、にこちゃん!」


にこ「...花陽か...もう驚かないわよ...」


凛「凛もいるよ!ふぁぁ...にこちゃん良い匂いだにゃ~、襲ってもいい?」


にこ「ダメに決まってんでしょ...」


花陽「にこちゃん!髪の毛一本もらえないなぁ?」


にこ「か、髪の毛?そんなのいったいどうするのよ...」


花陽「えへへ、蒐集してるの!そうだ!私のコレクション、見る?」


・にこの使った綿棒×30
・にこの使ったティッシュ×100
・にこの(盗撮)写真×1000
・にこの歯ブラシ×3000
・にこのパンツ(当然使用済み)×5000
etc...


にこ「」

凛「あー!このパンツはにこちゃんがまだ8歳の頃のレアモノだにゃー!かよちん頂戴!」


花陽「....あ?いくら凛ちゃんでも多少は弁えてもらえないかな?親しき仲にも礼儀あり、だよ」


凛「にゃ、にゃー...許してかよちーん、凛別にかよちんとけんかしたくないにゃー、ただ凛のにこちゃんに近づかないで欲しいと思ってるだけだから」


花陽「あ、べ、別に怒ってる訳ではないんだよ?ただ『私のにこちゃんに触れるんじゃねえ!半殺しにしてやるぞこの猫野郎っ!』って思っただけだから...仲直りのお米食べよう?」


凛「うん!こ、これは....!」


花陽「えへへ、気付いた?昨日にこちゃんが入った風呂の水で炊いたお米なんだ!にこちゃんの味がするでしょ?」


凛「サイコーだにゃ!...でも凛はこのラーメンもいいと思うんだけど...」


花陽「へぇ、やるねぇ凛ちゃん!
にこちゃんのお小水でとんこつラーメン作るなんて...」


にこ「.....はっ!あまりに衝撃的なモノを見て現実逃避してしまった....」


にこ「とりあえず、ここから離れましょう....ここが修羅の国って奴ね」


にこ「それにしても、のぞりんぱなは私を食べる気なのかしら?二重の意味で」


にこ「ヤンデレってなんなの?愛していればそれはヤンデレなの?」



穂乃果「どうやら少しずつ分かってきたみたいだね、にこちゃん!」


にこ「!?あ、あんた...!これどうにかしなさいよ!にこの貞操どころか命に関わるわよ!」


穂乃果「にこちゃんの貞操....それは大変だね...」ギリッ


にこ「他人事ね...まだ死にたくないんだけど...」


穂乃果「にこちゃんは分かってないなぁ...ヤンデレっていうのは相手を愛して愛して愛しすぎるからなっちゃうんだよ、刺して心中しようとするのは自己中なメンヘラなんだってば...」


にこ「そう...でもそれだと逆にそれ以外ならなんでもするみたいに聞こえるんだけど...」


穂乃果「うん、そうだね、監禁くらいはするかもね......穂乃果もよくしたくなるし」ボソッ



にこ「か、監禁!?洒落にならないわよ!特にソルゲ組は!」


穂乃果「まぁいざとなったら助けるよ...なんとか頑張ってね」


にこ「頑張ってねって...本当に他人事ね...これあんたのせいなんだけど」


ことり「ふふ!にこちゃん良い匂い~」ダキッ


にこ「へ?こ、ことり!?いきなり抱きつかないでよ...」


穂乃果「....」ギリッ


穂乃果「ほ、穂乃果はもう行くね!じゃあ!」ダッ



にこ「あ、あんた助けなさいよー!!」


ことり「あぁ~ことりのオヤツにしたいなぁ、」


ーにこ宅



にこ「まったく散々だったわ...」


にこ「これの恐ろしいところはいつ終わるのか見当もつかないことね...ほんとにいつ終わるのよ....」


にこ「それにしても、穂乃果はいったい何がしたいのかしら?こんなので分かるのなんて精々歪んだ愛でしょ...」


海未「はい、にこ、粗茶ですが」


にこ「あ、どーも...なんでいるの?」


海未「?なんでとはいったい...?夫婦が同じ家にいるのは一般的には普通のことなのでは...」


にこ「あー、そうね...しいていえば私たちっていつ夫婦になったのかしら?」


海未「おや?そんなことも忘れたのですか?あれは、私がまだ5歳の頃でした...」


にこ「...回想に入ろうとしてるとこ悪いけど私たちってまだ会って一年も経ってないよね?」


ーーー


悪ガキA『おまえウジウジしててウザいんだよ!』


海未(5歳)『ひぇぇー、ごめんなさい』


悪ガキB『犯したるど?ワレッ!』


海未(5歳)『だ、だれかー』



にこ(7歳)『待ちな!それ以上の狼藉はこのアタシが許さないよ!』


悪ガキC『て、てめぇは...【芝小の狂狼】矢澤にこ!』


ーーー


にこ「ま、待って待って!いろいろおかしいけど、にこ別に小学生の時にそんな無駄にカッコいい二つ名持ってなかったわよ!」


海未「もう、にこ!人が気持ちよく妄想しているのに...邪魔しないで下さい!」


にこ「言った!今妄想って言ったよね!ねぇ!」

ーーー

悪ガキB『狂狼だかなんだかシラネェが...調子乗んなよ!テメェ!』


にこ(7歳)『遅ぇ...止まって見えるぜ』


悪ガキB『ぶべらっ!』


悪ガキC『あれは...まさかaikidoか!』


悪ガキA『おのれぇーならドスで突かれたらどうじゃ!』


にこ(7歳)『...弱い奴ほど無駄に吠えるな...』


悪ガキA『うぎゃあ!』


悪ガキC『う、嘘だろjudoだと...コンクリの上で一本背負いとは...死んだなAの奴...』


にこ(7歳)『あとはあんただけだな...』


悪ガキC『し、失礼しやしたー!』


海未(5歳)『す、すごい...』


にこ(7歳)『おい、大丈夫か?』


海未(5歳)『は、はい...あの!お名前を伺ってもよろしいですか?』


にこ(7歳)『...にこだ...おまえ、中々可愛いじゃねぇか!俺の女になりな』


海未(5歳)『は、はい...///』

ーーー


海未「ーという感動的なプロポーズから始まり...聞いてますか、にこ?」


にこ「えっ?ああ、ごめん寝てたわ」


海未「まったく...にこから聞いてきたんですよ?」


真姫「そうね、ただ愛し合ってるのはこの真姫ちゃんとだけどね」


にこ「....」


海未「...真姫、冗談も程々にして下さい、温厚な私でも怒らない訳ではないんですよ...?」


真姫「それはこっちの台詞ね、だいたい海未より私の方がにこちゃんのこと愛してるのよ!」


海未「...残念です、仲間が一人消えるなんて...」チャキッ


にこ「ちょっ!包丁はだめよ!海未!」


真姫「まったくーしょうがないわねぇー」スッ


にこ「注射器!?何する気なのよ!」

にこ「ああもう!にこ、部屋に戻るわ!」ガラッ


絵里「はぁーこの部屋にこに包まれてる感じがして最高ねー、ただ他の女の匂いがするのが気に入らないわね...私の匂いで上書きしましょう」


にこ「...」バタン


にこ「....ウチのセキュリティガバガバ過ぎない...?」


にこ「....花陽?何してるの?」


花陽「あっ、にこちゃん!今お風呂沸かしたよ!」


にこ「....一緒にははいらないわよ」



花陽・凛「!?」


凛「な、なんでだにゃー!別にあわよくばセクハラしようなんて考えてないにゃー!」


にこ「凛は正直ね...でももうにこはツッコミ疲れたから残念だけど寝るわね」


凛「な、なら凛も...」



花陽「おい、猫野郎!私が一緒に寝るに決まってんだろ」


凛「ああ?にこちゃんは凛のモノなのになんで凛とにこちゃんの間にかよちんが入って来るの?」


花陽「上等だ!外でろ、コラ」


にこ「家の中は荒らさないでねー」


ー翌朝



にこ「ふぅ、朝ね...特ににこの身体が何ともないところをみるとヤンデレどもが複数いれば逆に潰し合うから安全みたいね」


絵里「にこ、遅いわよ、学校に行きましょう」


にこ「...そうね、なんで居るのかは聞かないわ」


絵里「...はぁ、にこって可愛いわね」


にこ「えっ、そ、そう?///突然なんなのよ///」



絵里「だから襲ってもいいかしら?」


にこ「ダメよ...早く学校行きましょう」


海未「絵里!あなた勝手に人の夫に話しかけないで下さい!....殺しますよ?」



真姫「はぁ、私のにこちゃんだってなんど言ったらわかるのにこちゃんは私のことを愛してるのにおかしいわよねおかしいわにこちゃんは私のなのににこちゃんにこちゃんにこちゃんにこちゃん」



にこ「わ、分かったわ...皆で行きましょう!」


ー学校



にこ「なんかあんなに嫌いだった授業が一番幸せだわ...メンバーいないからね」


先生「よし、じゃあ矢澤!この問題分かるか?」


にこ「えっ?ああ!...」


にこ(わ、分からない...)



希「答えは4や...」


にこ「!?希なんであんたここにいるのよ!」


希「愚問やね...にこっちがおるところにはウチもいるで」


にこ「それ別に自慢することじゃないから...迷惑すぎるわよ」


先生「ほらっ!矢澤答えは?」


にこ「えっと...4?」


先生「よく分かったな...正解だ」


希「答えを教えたんやから、にこっちのこと襲ってもええね?」


にこ「ダメよ、自分のクラスに帰りなさい」


にこ(希はヤンデレなの...?ただのストーカーじゃなくて?)

にこ(どうやら...ソルゲ組以外はそんなにヤンデレ化が深刻じゃなさそうね...人としてはアウトなんだけど...)


にこ(なんとかして逃げ切らないと...)


真姫(大丈夫、私が守るわ)


にこ(ま、真姫!なんで心の中にまで入って来るのよ)

真姫(愛よ)


にこ(愛だったかー)

真姫「ねぇ?にこちゃん?私たちって愛しあってるのよね?」


にこ「え、えーと..」


真姫「....ねえ、早く答えてよにこちゃん早く答えなさいよ私はこんなに愛してるのにねえにこちゃんにこちゃん早くにこちゃん早くにこちゃん」


にこ(まじで怖いんだけど...)

先生「あー、授業中なんだが...」


真姫「はぁ?私とにこちゃんの邪魔しないで!もしかして可愛いにこちゃんを狙ってるのね...許せない許せない....コロすわ」


にこ「ま、真姫ちゃん!落ち着いて!先生!保健室行ってきます!」

ー保健室


絵里「あら?来たわね」


にこ「...今授業中なんだけど...なんでいるのよ」


真姫「エリー...私のにこちゃんと喋らないで」


絵里「....真姫、にこは私のよ?....流石に調子に乗り過ぎよ」


真姫「.....仕方ないわね、にこちゃんは可愛いもの、みんなが欲しがるのも無理はないわ.....でも私の、私だけのにこちゃんなのよ....なんで他の女が寄って来るのよ....ええ!?」

にこ(最近どこ行っても心休まる場所がないなぁ)


絵里「あはは....おかしいわね、私のにこなのにまったく真姫は面白いんだから...面白過ぎて殺意が湧いたわ」


真姫「エリー...冗談はやめてだいたいにこちゃんは私のことを愛してるのに他の女がはいってくるのはおかしいわよねなんでエリーがはいってくるのよおかしいわねおかしいわおかしいわね」


絵里「....ねぇ?にこあなたはどっちの方を愛してるの?私よね私でしょ?私に決まってるわよね?」


真姫「エリーっ!私のにこちゃんに話しかけないでよ!私よね?私じゃなかったら....うああ私だけのモノよね?にこちゃん!どうなの!!」


にこ「ひぃっ、だ、だれか....助けて...」




穂乃果「にこちゃん!大丈夫!?」ガチャ

にこ「ほ、穂乃果!遅いわよ!」


穂乃果「ごめん...流石に授業中に抜け出すのは大変だよ...それと、ヤンデレ化を治すおまんじゅうができたよ」


にこ「ほ、本当!?早く食べさせてよ!」


穂乃果「....にこちゃんはヤンデレってどう思う?」


にこ「これで好きになる人はいないと思うけど....」


穂乃果「....そっか....」


穂乃果「とりあえずみんなに食べさせないとね...」

ーーー
ーー


にこ「これで元通りになったのかしら...」


真姫「うぅ、頭が...」


にこ「あっ、真姫ちゃん!やっと起きた...調子はどう?」


真姫「....ここ2日くらいの記憶が無いわね」


にこ「そっか...なら大丈夫ね」

真姫「はぁ?何も大丈夫じゃないと思うんだけど...」


にこ「まあ色々あったのよ...穂乃果のせいでね」


真姫「穂乃果...?そういえば2日前に穂乃果に妙な質問されたわね」


にこ「ああ、『愛』って何?とか聞かれたんでしょ?」

真姫「いや、確か『真姫ちゃんは好きな人が他の女の子と話してるのを見るとどう思う?』だったわね」


にこ「?私とは全然ちがう質問ね」


真姫「私はまだ好きな人とかいないからよく分からないんだけどね....穂乃果はどうやらいるみたいね」


にこ「そうなんだ...」

ー3日後



海未「では、今日の練習は....穂乃果?どうかしましたか?」


穂乃果「うん?ああごめん、ちょっと考えてごとしてて...ちょっと頭冷やしてくるね」ダッ


ことり「ちょっ!穂乃果ちゃん!...行っちゃった....」


絵里「なんか穂乃果3日前から様子が変ね...」


にこ「....」


凛「そういえば穂乃果ちゃんって好きな人が居るらしいね!『凛ちゃんは好きな人を自分だけのモノにしたくなったりする?』なんて聞かれたにゃー、結構大胆だよね」


ことり「まあ、穂乃果ちゃんってああみえて意外と独占欲が強いからね、ただ表にはあんまりださないけど...」



海未「そうですね...いわばヤンデレ気質な所はあるかもしれないですね」


にこ「!?ほ、穂乃果がヤンデレですって!?」


海未「え、ええ...自分の好きなモノを他人に触れられるのが昔から極端にキライでしたから...」



にこ「....はっ!まさか!」ダッ


海未「ちょっ!にこ!ミーティング中ですよ!?」

ー某神社



にこ「はぁはぁはぁ...やっと見つけたわ....」


穂乃果「...その様子だと気付いたみたいだね....」


にこ「まさか穂乃果がヤンデレ気質だったなんてねー、すごい意外だわ」


穂乃果「そう?たぶん穂乃果ってたぶんにこちゃんが思ってるほど明るくもなければ素直でもないよ...」


穂乃果「だって...だってにこちゃんが他の女の子と喋ってると我慢出来ないもん!それが例えμ’sの皆でも!」

穂乃果「にこちゃんが他の女の子に触られるとその子を怒鳴りつけたくなる...それににこちゃんが他の女の子といるだけでむしゃくしゃしてくるの...」


にこ「穂乃果....」


穂乃果「やっぱりおかしいよね?......でもひょっとしたらにこちゃんがヤンデレ気質な人でも好きになってくれるかな?なんて思ったんだ...」


にこ「だからあんなことしたのね....」

穂乃果「うん...皆には悪いとおもったけど...どうしてもこれだけは確かめておきたくて...」


穂乃果「...やっぱり予想通りだったけどね?こんなにいちいち嫉妬されたら大変だもん....にこちゃんが普通だよ」



穂乃果「でもどうしてもにこちゃんが好きって気持ちが止められないんだよね....ごめんね?重いよね...」


穂乃果「心配しなくても穂乃果はにこちゃんに手を出したりはしないよ...だからー」
にこ「待ちなさいよ...私がまだ何にも言ってないのに勝手に終わろうとするんじゃないわよ!!」

穂乃果「や、やめてよ!期待させるようなことしないでよ...」


にこ「確かに穂乃果は嫉妬深いみたいね、でも私だって嫉妬深いわよ!あんたがスクールアイドルを目指し始めたときなんかすごい嫉妬したわ」


穂乃果「そ、それは...」


にこ「そうね、これはあんたの感情とは少し違うわね、でも私はおかげであんたっていう太陽に出会えたのよ!退屈だった毎日を明るく照らす太陽にね」


穂乃果「にこちゃん...」


にこ「私と穂乃果はどこか似ているのよ....でも何かが違う、だから私たちは惹かれ合うの、きっと」

穂乃果「で、でも穂乃果はきっとにこちゃんが他の女の子と喋ってると不機嫌になるし、面倒くさいと思うよ...?」


にこ「そう?むしろ私は嬉しいくらいよ、だってあんなに人に好かれて友達も多い穂乃果が私に嫉妬しちゃうなんて....私が夢見た、まるでアイドルの典型みたいな穂乃果が嫉妬してくれるなんて、最高じゃない!」


にこ「それに、私はヤンデレが嫌って訳ではないわ、ただ好きな人以外に迫られるのが嫌なだけよ」


にこ「そして、私は穂乃果が好きよ....もう言わなくても分かるわね?」

穂乃果「に、にこちゃん!穂乃果も好きだよ!」ダキッ


にこ「はいはい、知ってるわよ」


穂乃果「もう他の女の子にデレデレしない?」


にこ「した覚えがないわね、そもそも」


穂乃果「いーや、真姫ちゃんとかにたまにしてるよ!穂乃果何度泣きそうになったか....」


にこ「分かったわよ....それじゃあヤンデレじゃなくてただの甘えん坊じゃない...」



にこ「....はぁまあ、たまにはヤンデレもいいかもね」



おわり

なんか最初に構想してたのとまったく違うものになってしまった...ただのヤンデレストーリーのつもりだったのに....後半のやっつけ感は異常だなぁ、そしてなにより性的描写がない...

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年07月07日 (月) 14:18:24   ID: TCtgnPbA

ソルゲ組のヤンデレとの親和性は異常過ぎぃ
特に真姫ちゃん……色々と自然過ぎるwww

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