女「こうして会えるのは来年で最後です」男「え?」 (252)

男「明日で最後か……」

~~~~~~~~~~~~~~~~~
10年前

男「兄ちゃんのばか…べつに1日くらいいいじゃん!」トボトボ

男「なんだよ…みんなは遊べるのに…」グチグチ

女「うぅ」グスン

男(ん?誰だろう?)

男「川みてるの?」

女「!!」ビクッ

男「うわ!そんなおどろかなくても!」

女「え?あっ…」

男「ないてるの!?」

女「あ、これは」ゴシゴシ

男「これ…ハンカチ、使う?」サッ

女「あ、ありがとう」

男「どういたしまして!」ニコ

女「あ」ドキッ

男「どうしたの?」

女「ううん…何でもない…」

男「ふーん。変なの…」

女「ご、ごめんなさい」

男「え?怒ってないよ!」アセアセ

男「えっと…俺は男。お前は?」

女「私は女…」

男「女ね。よろしく!」

女「よ、よろしく…」

男「ここらへんに住んでるの?」

女「う、うん…向こうのほうの…」

男「うわ!あそこボンボン屋敷じゃん!」

女「ボンボン屋敷?」

男「うん。お金持ちの坊っちゃんが住んでるんだってみんないってる!女ってお金持ちなの?」

女「そんなことないと思うけど…」

男「でも坊ちゃんじゃなくて女の子なんだね」

女「そ、そうだね」

男「・・・」

女「お、男くん…」

男「ん?」

女「男くんはどうしてここにいるの?」

男「・・・兄ちゃんがすごい口うるさいから」

女「お兄ちゃん?」

男「うん。うるさいんだよ!早く帰って来いとか!あまり遠くに行くなとか!」

女「・・・きびしいの?」

男「知らない…かほごなんだよ!」

女「かほご?」

男「うち両親いないからさ、兄ちゃんが親がわりみたいなんだ」

女「そうなんだ…ごめん」

男「なんで謝るんだよ」アセアセ

男「そ、それより女はどうしたの?」

女「え?…私も、男くんといっしょ…」

男「いっしょ?」

女「うん…うちもお母さんいなくて…お父さんしかいないんだけどならい事多くて…」

男「あそべないの?」

女「あんまり…」

男「友達とかは?」

女「私…話すのにがてだから」

男「・・・じゃあさ!俺が友達になってあげるよ!」

女「え?」

男「だって1人でいるよりぜったい楽しいもん!」

女「う、うん」

男「じゃあ今日から友達ね!よろしく!」サッ

女「え?あ…」

男「あくしゅ、あくしゅ!」フリフリ

女「あっ…よろしく」ギュ

男「よろしく!」ニカッ

女「!」ドキッ


男「女って何年生?」

女「2年生…」

男「え!俺も俺も!」

女「ほんとに?」

男「うん!そっかいっしょの年か!」

男「女はゲームとかやらないの?」

女「うん…家では本読むか。勉強してる…」

男「うげえ。つまんなそう」

女「そうかな?」

男「ぜったいゲームのほうが面白いもん!今度俺の家でいっしょにやろうよ!」

女「男くんのおうちで?」

男「うん!女の家にくらべたらせまいけどさ」

女「…男くん、お家どこにあるの?」

男「うーんと、あっちのほうだね」ビシ

女「ごめん…私向こうにいけないの」

男「え?何で!?」

女「お父さんがね……橋の向こうはとなり町だからって」

男「でもそんな遠くないよ?」

女「ごめん…お父さん心配するから…」

男「そっか…じゃあここで遊ぼっか!」

女「え?ここで?」

男「うん!何もないけどね」アハハ

女「いいの?」

男「だって友達じゃん!」

女「あ、ありがとう!」

男「でも今日は何も持ってきてないからなあ」

女「私も…」

男「じゃあ、また明日学校終わったらここに来るよ!」

女「え?」

男「こんどはお互いあそべるものもってこよう!」

女「うん!」

男「じゃあ、またね女!」

女「ばいばい、男くん」ニコ

一昨日はうさぎを見たの。昨日はシカ。 今日はあなた。

>>6
え?何
怖いんだけど

男「ただいまあ!」ガチャ

男兄「おかえり。暗くなる前に帰って来いっていっただろ!」ハア

男「分かってるって!」

兄「じゃあご飯にするから手洗ってこいよー」

男「はーい」タッタ


男・兄「いただきまーす!」

兄「今日はどこいってたんだ?」

男「橋のところ!」

兄「ああ、あそこ何かあったけ?」

男「ううん。でも新しい友達できたんだ」モグモグ

兄「へえ。同じ小学校の子?」

男「えーっとね。違うけど同学年の子だよ」モグモグ

兄「引っ越して来た子かなんかかな?」

男「ううん。あのボンボン屋敷の子だよ!」モグモグ

兄「ボンボン屋敷ってあの大きな家か?」

シエン


男「そうそう!でも住んでるの女の子だったんだよ!」

兄「へえ!知らなかったなあ」

男「それでね、その子女っていうんだけど、女は橋の向こうにいっちゃ行けないんだって!」

兄「そりゃまた何で?」

男「お父さんが心配するんだって!うちといっしょだよね!」

兄「まあ、まだ小学校生だからな」

男「それで友達もいないからまた明日遊ぶんだ!」モグモグ

兄「そっか…あんまり遅くなるなよ?」

男「わかってるよ!」モグモグ

兄「心配だなあ」

男 モグモグ

男「ごちそーさまー!」

兄「はい。風呂入ったら早く寝ろよ?」

男「はーい」タッタ

>>9
サンクス

遅くなるのでトリつけとく
テスト

ガチャ

男「ふー…お兄ちゃんお風呂熱いんだよお」

男「えっと…明日は何もって行こうかなあ」ガサガサ

男「よし、これでいいかな」タッタ

男「お兄ちゃんおやすみー!」

オヤスミー


女父「ただいま」

女「おかえりなさい。お父さん」

侍女「おかえりなさいませ」

父「ご飯にしようか」

女「うん」

ーーーーーー

ーーーー

父「今日もしっかり勉強はしたか?」

女「…うん」

父「今のうちにやっておけば後あと苦労しないからな」

女「あ、あのね…明日お外に本持ってていい?」

父「何のためにだ?」

女「えっとね…今日橋の上でお友達ができたんだけど明日も遊ぶことになって…」

父「橋の上?」

女「あ、でも向こうにはいってないよ?」

父「あたりまえだ。…まあいいだろう」

女「ほんとに?」

父「少しは外で遊んだほうがいいだろう。ただし勉学を疎かにしてはいけないぞ」

女「う、うん!」

父「暗くなる前に帰ってくるように」

女「分かった!」


プルルル

父「失礼…もしもし?」

女(よかった…明日は何もっていこうかな…)

父「はい。はい。そうですか。」

父「女…食べ終えたら風呂に入って早く寝なさい」

女「うん。分かった」



ガチャ

女「明日何もっていこうかな…」

女「あ。そういえば昨日って」

次の日

男「あ!女ー」フリフリ

女「あ、男くん」

男「えへへ、今日は色々持って来たよ!」

女「そうなんだ」

男「女も持って来た?」

女「う、うん」

男「じゃあ俺からな!まずこれ!」サッ

女「これは?」

男「今はやってるカードゲームだよ!」

女「カードゲーム?」

男「そうそう!これとかすごいレアなんだよ!」

女「か、かっこいいね」

男「あとはね!これとか!ロボット!」

女「ロボット?」

男「そうそう!」ガチャガチャ

男「でもね…女にはこれを持ってきたんだ!」ジャーン

女「えっと…なに?」

男「ゲームだよ!女やったことないっていうから!」

女「難しそうだよ…」

男「大丈夫!大丈夫!教えてあげるから!ほら!」

女「男くんがそういうなら…」

ーーーーーーーー

ーーーーーー


男「そうそう!そうやって」ワクワク

女「こ、こう?」カチカチ

男「女意外とゲーム上手いね!」

女「そ、そうかなあ?」

ーーーーーー

ーーーー

男「あ、もう暗くなってきちゃったね」

女「うん…」

男「そろそろ帰ろっか」

女「あ、……そうだね」

男「そういえば女は何かもってきたの?」

女「え?」

男「バックもってるから」

女「あ…あのね、私も何か持ってこようと思って絵本持ってきたの」

男「絵本?」

女「男くんはあんまり好きじゃないかな…」

男「そんなことないよ!女がもってきてくれんだから!」ニカ

女「!……これ」サッ

男「これって…」

女「昨日ね……七夕だったんだよ…それで」

男「七夕の絵本なのか!」

女「うん…」

男「そういえば昨日短冊に願いごと書くの忘れちゃった!」

女「これねちょっと悲しい絵本なの」

男「そうなの?」

女「ひこぼし様とおりひめ様は7月7日にしか会えないんだって…」

男「あ!知ってる!聞いたことある!」

女「うん。だからちょっと悲しいけど…」

男「だよね。1年に1回じゃ悲しいね…」

男「でも俺たちは毎日会えるね!」

女「え?」

男「だって橋を渡ればすぐだもん!」

女「そうだね…男くんはまた遊んでくれるの?」

男「もちろん!女といると面白いし!」

女「そ、そうかな…私面白いこと話せないし」

男「そんなことないよ!だからまた明日遊ぼうよ!」

女「う、うん!」

男「今日は俺の好きなことばっかだったから明日は女の好きなことやろう!」

女「わ、私は男くんが好きなことでいいよ」

男「ほんと?」

女「うん…明日も絵本持ってきていい?」

男「もちろん!」

女「じゃあまた」ニコ

男「うん!」



女(今日も楽しかったな)

女「毎日会えるんだ…」

ガチャ

タダイマ

女「あ、お父さんだ」タッタ

女「おかえり。お父さん」

父「ああ、ただいま。まだ寝てなかったのか?」

女「うん。あのね、また明日も本持っていていい?」

父「昨日言っていた友達か?」

女「うん。」

父「……息抜きもたまにはいいが本分を忘れるなよ」

女「うん!」

次の日
男「女ー!」タッタ

女「男くん!こんにちは」

男「あれ?何かきげんいいね」

女「そ、そうかな?」

男「まあいいや!今日は女の絵本の話から聞きたいな!」

女「私の?」

男「うん!」

女「えっと。今日も昨日と同じ絵本なんだ…」

男「そうなの?」

女「うん…昨日時間なかったから」

男「あはは、ごめんね」

女「ううん、それでねこのお話ね悲しいって言ったけどとってもいいお話なんだよ」

男「いいお話なの?」

女「うん、お母さんがね…教えてくれたの。これは離れててもまた会えるっていうきぼうのお話だって」

男「きぼうのお話?」

女「うん。男くんもそういう人いないかな?」


男「うーん。俺はわかんないな、でも離れてるならじいちゃんばあちゃんかな?女は?」

女「わ、私はお母さんかな…」

男「お母さん遠くにいるの?」

女「お母さんは幼稚園の時にしんじゃったんだ…」

男「あ…」

女「!。ごめんね…こんなこと言って」

男「えっと…その」

女「男くんの両親は?」

男「わかんない…俺が小さい頃に2人ともいなくなったんだって」

女「え?」

男「でもべつにいいんだ!うるさいけど兄ちゃんいるし!」

女「そっか…男くんはお兄ちゃんのこと好きなんだね」ニコ

男「ええ、うるさくなければなあ」

女「あはは。次は何して遊ぶ?」

男「次はねー」

ーーーー

ーーーーーー

ーーーーーーーー

兄「最近良く遊びにいってるけど前言ってた子か?」

男「うん!すごい面白いんだよ!」

兄「へえ。そんなにか」

男「なんかねいろいろ知ってるんだ」

兄「ほう」

男「本の話とかいろいろ!」

兄「おお!そういうことに関心があることはいいことだ!」

男「えへへ、また明日もあうんだ!」

兄「そっかそっか。ずっと仲良くできるといいな」

男「うん!」

父「今日も遊びに行っていたのか?」

女「え?…うん」

父「少しは家で勉強したほうがいいんじゃないか?」

女「だ、大丈夫だよ…ちゃんとやってるもん」

父「そうか…まあいい」

女 ホッ

父「どうせすぐに会えなくなるからな」

女「え?」


男「女ー!」

女 グスン

男「どうしたの!?」

女「あっ男くん…」

男「泣いてるじゃん!」

女「あ、大丈夫だから」

男「大丈夫なわけないじゃん!友達なんだから…こまったら言ってよ」

女「……ほんとに?」

男「うん!男の子は女の子を助けなきゃね」ニコ

女「・・・あのね…私、引越すんだ…」

男「え?」

女「お父さんがね…会社の近いとしんにひっこすんだって」

男「会えなくなるの?」

女「うん…ごめんなさい」

女「それでね…今日はお別れを言いにきたの…」

男「そんなのやだよ…せっかく仲良くなれたのに…」

女「男くん…」

男「女は悲しくないの?」

女「うん…」

男「俺はもっと遊びたいよ…」

女「私は……」

次の日

男「女ー!」

女 グスン

男「どうしたの!?」

女「あっ男くん…」

男「泣いてるじゃん!」

女「あ、大丈夫だから」

男「大丈夫なわけないじゃん!友達なんだから…こまったら言ってよ」

女「……ほんとに?」

男「うん!男の子は女の子を助けなきゃね」ニコ

女「・・・あのね…私、引越すんだ…」

男「え?」

女「お父さんがね…会社の近いとしんにひっこすんだって」

男「会えなくなるの?」

女「うん…ごめんなさい」

女「それでね…今日はお別れを言いにきたの…」

男「そんなのやだよ…せっかく仲良くなれたのに…」

女「男くん…」

男「女は悲しくないの?」

女「うん…」

男「俺はもっと遊びたいよ…」

女「私は……」



女「私ももっと男くんといたいよ」ポロポロ

女「初めてできた友達なのに」グスン

女「もう会えないなんて…そんなのやだよ」ポロポロ

男「じゃあ…いっしょにいようよ!」

女「え?」グスン

男「女1人ぐらいなら俺の家に居ても大丈夫だもん!」

女「……無理だよ…お父さんがゆるしてくれないもん」

男「お父さんなんて俺がなんとかしてあげるよ!」

男「女が泣いてるのに何もできないのなんて悔しいもん!」グッ

女「男くん…」

男「だから俺の家にきなよ!」

女「え?でも…橋の向こうはいっちゃだめって…」

男「大丈夫!俺がなんとかするから!」

女「で、でも」

ギュ

女「え?」

男「俺がついてるから!橋の向こうなんてすぐだよ!」タッ

女「あっ、まって」

男「ほら!もうすぐだよ!」

女「あ、…!!」


キー

男「どうしたの?」

女「く、車…」

男「車?」

女「お父さんの…」

男「え?」

バタン

父「どこに行こうとしていた?」

女「あ、その」

父「どこに行こうとしていた!」

女 ビクッ

男「お、おい!女が怖がってるじゃんかよ!」

父「なるほど。君が娘をそそのかしたわけか。」

父「息抜きになればと思ったがこんかことなら遊ばせなければよかったな。いくぞ。女」ガシ

女「あっ」

男「お、おい!まてよ!」

父「なんだい?」ギロ

男「お、女は行きたくないって言ってるぞ…」

父「……そうなのか?女?」

女「あ、私は…」

父「行かないで1人でどうするつもりだ?」

男「それは俺の家に」
父「うるさいぞ。私は今娘に聞いている!」

男 ビクッ

女「私は……」


女「お父さんについてく…」

男「な、なんでだよ!」

女「ごめんなさい…」

男「だって!さっき!」

父「君はさっきから何を言っているんだ?」

男「え?」

父「君の家は君が支えているのか?子どもに何ができるんだ」

男「で、でも!」

父「それに女には橋の向こうには行くなと言っていたんだがな」

男「!」

父「娘を君と関わらせると良い事はないようだ。今後一切娘はここにはこさせない」

男・女「え?」

父「あたりまえだ。ルールも守れないような人間といてメリットなど何もない」

男「でも友達だって!」

父「女、友人は見極めるべきだぞ」

女「男くん…」

父「いくぞ」

女「あっ」




男「そんな……」

女「ま、まって!男くん!」

男「女!?」

女「明日、もう一回だけここに来て!お願い!」

男「な、なんで!」

父「もういいか?どうせ明日はもうここには来ないんだ。行くぞ」

女「大丈夫…絶対に来るから!」

バタン

ブーン……

男「明日…」

次の日

男「女……明日くるって言ってたけど」トボトボ

男「やっぱりいないや…」

「男くん!」

男 ボー

女「男くん!」

男「うわ!」ビクッ

女「うわ!……な、なんでそんな驚くの?」

男「え?あ……あれ?女?」

女「うん。どうしたの?」

男「いや……こないと思って」

女「絶対に来るって言ったじゃん!」

男「でも、女のお父さんが……」

女「うん…すごい反対された」エヘヘ

男「ごめん」

女「どうしたの?」

男「俺のせいでおこられちゃったから……」

女「男くんのせいじゃないよ…私も、ついていっちゃったし」

男「でも……もう会えないんだよね」

女「うん……毎日はね。男くんはまたあってくれる?」

男「え?」


女「昨日ね……お父さんとがんばって約束したの」

男「約束?」

女「私がね1年間、勉強も習い事もたくさんいろんなことがんばったらまたここに来ていいって」

男「ほんとに!」

女「うん!……でもね…行っていいのは1日だけだって」

男「……え?」

女「ごめんね……で、でも、それでもいいから会いたい…」

男「……俺も」

女「え?」

男「俺も頑張るよ!……次会う時はおとなになってる!」

女「おとな?」

男「うん!おとなは大変だけどすごいっていってたもん!」

女「へえ。じゃあ約束だね。また会う時はおたがい変わってよう」ニコ

男「うん!」ニカ

女「そ、それでね……会う時はいつがいいかな…」

男「うーん……じゃあ初めてあった日にしようよ!」

女「初めてあった日?」

男「うん!」

女「7月7日?」

男「そう!7月7日の夜に…待ってるよ!」

女「場所はここで?」

男「うん」

女「……わかった!…それでね最後に聞いていい?」

男「うん。いいけど」

女「お、男くんは……私のことどう思う?」ドキドキ

男「え?…うーん、よくわかんないけど面白い?」

女「へ?」

男「だっていろんな事知ってるし!」

女「そ、そう?」

男「うん!でももうちょっとハキハキ喋れるようになれば?」ウーン

女「わ、分かった…」

男「うん」


女「で、でね?そ、その他には?」

男「ほか?…えー」

女「じゃ、じゃあ好きか嫌いかでいったら?どっちかな」ドキドキ

男「それはもちろん好きだよ!」ニコ

女「!!」ドキッ

女「ほ、ほんとに?」

男「うん!」

女「わ、私も男くんのことが好きだよ!//」

男「ありがとう!」

女「う、うん…」

女「男くん…私そろそろ行かないと…」

男「あ……」

女「かなしい顔しないで…これ!持ってて!」

男「これって絵本?」

女「うん。また会おうって言う約束のしるし…」

男「分かった…ちょうど七夕の本だもんね」

女「うん…男くんありがとうね」

男「え?」

女「私……すごい楽しかった!男くんがいてくれたから昨日も勇気だせた!」グスン

男「うん」グスッ

女「バイバイ男くん!」

男「バイバイ女!」



女(男くんありがとう…私変わるから…もっと強くなるね)

ーーーー

ーーーーーー

ーーーーーーーー

~~~~~~~~~~~~~~

男「ああ、懐かしいな……」

男「あの時は1年に1回ってそんなたいしたもんじゃないと思ってたけ…」

男「そういえば次の年から女は今みたいになったんだっけ…」

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9年前ー7月7日ー

男(ちょっと早くきすぎたかな…)ドキドキ

男(学校終わったらすぐ来ちゃった)

「男くん」

男「!!」

女「こんばんは」ニコ

男「こんばんは、ってえ!」

女「どうかしましたか?」キョトン

男「えっと…髪伸ばしたの?女だよね?」

女「そうですよ。どうでしょうか?にあってますか?」

男「う、うん…ってえ!?」

女「?…何がおかしなところありましたか?」

男「いや…えっと言葉が…」

女「あ!これですか…これはその…今通っている学校がとても厳しくて…」

男「へ、へえ。何か別人みたい」

女「そうですか?」

男「うん…全然違う。」

女「男くんは変わってませんね」クスクス


男「え?そんなことないよ!俺だって大人になったよ!」

女「どこらへんが?」

男「えっと。とりあえず兄ちゃんに怒られる回数は減った!」

女「男くんはちゃんと門限守ってますか?」ニコニコ

男「だ、大丈夫だよ!それより女は…すごい変わったみたいだけど」

女「うん…やっぱりそうかな」

男「え?」

女「あ、いえ何でも…私はどうも英語が苦手で」

男「英語やってるの!?」

女「はい」

男「あっぽーとかおーれんじ?」

女「そうですね。AppleとかOrangeですね」クス

男「へえ…頭いいね」

女「そんなことないですよ」ニコ

男(やっぱり何か慣れないな)


女「あの絵本は大事に持っていてくれてますか?」

男「もちろん!今日持ってきたほうが良かった?」

女「いえ…あれは男くんにあげたものですから。大事に持っていてくれればそれでいいです」

男「うん。大事にもってるよ」

女「……男くんは変わりませんね」

男「え?」

女「正直少し不安でした…私は前と全然違いますし」

男「うーん、確かになんか変だけど」

女「へ、変ですか…」アハハ

男「でも女は女だもん!それに俺だっていろいろ変わったんだから」

女「ありがとう…」

女「それじゃあ今日はいろいろ聞かせてください」ニコ

男「うん!」ニコ

ーーーー

ーーーーーー

ーーーーーーーー

ーーーーーーーー

ーーーーーー

ーーーー

男「でな、そんとき~」

「お嬢様…そろそろお時間です。」

男「うわ!」

女「…もうそんな時間ですか?」

付人「はい。」

男「え?え?だれ?」

女「こちらは私の付き人の付人です。」

付人 ペコリ

男「へ、へえ。何かすごいね」

女「お父様は心配性でして」

男「ま、まあ夜に女の子1人にするのは危ないもんね…」

女「……男くん。また会えますか?」

男「もちろん…」

女「少し寂しいですね…」

男「俺もだよ…もっと話したい」

女「男くん…」

男「あはは!女はやっぱり変わってないや!」

女「ええ?」

男「大丈夫だよ!次もまた会えるもん!離れてても会えるっていう希望のお話でしょ?」

女「う、うん!」

男「また…来年、この橋に来るよ…」

女「はい。」

男「じゃあね女…」

女「さようなら。男くん」ニコ

男「ああ、いっちゃった…」

男「俺も帰ろう…」


ガチャ

男「だだいまー」

兄「おう。おかえりー」

男「うん。」

兄「何だ?元気ないな?てかこんな時間まで危ないぞ!」

男「わかってるよ…」タッタ

兄「なんだ?最近はあんまり遅くなることなかったのにな」


ガチャ

バタン

男「はあ…」

男「女、ちゃんと約束通りがんばってるんだな。」ボー

男「!!。そうだよ!俺も頑張んなきゃ!……次会う時はもっと大人になるぞ!!」

女「ただいま」

「おかえりなさいませ。御飯はどうなさいますか?」

女「お風呂に入ってからいただきます」

「わかりました。ごゆっくりどうぞ」

女(男くん…相変わらずでしたね…)

女(やはりこの喋り方は変でしょうか……)

ガチャ

女「あれ?お父様…今日は早いですね」

父「うむ。女、今日あの少年のところに行っていたのか?」

女「はい」ニコ

父「あまり良い事ではないと思うがな」

女「……ですが、約束は約束ですよ」

父「……まあ、いい。それよりそのことに関して1つ言っておこう。」

女「何でしょうか?」

父「・・・・・・・・」

女「え?」

つまんね

期待

8年前ー7月7日

男「女ー!」タッタ

女「この川は綺麗ですね…」

男「え?」

女「水面に星が映ってまるで星の海に浮かぶ橋みたいです」

男「川なのに?」

女 クスクス

男「?」

女「相変わらずですね。お久しぶりです。男様」ニコ

男「うん、ひさし……え!?」

女「どうかしましたか?」

>>42
すまんの

>>43
サンクス

男「いや、今…様って!?」

女「ああ、どうでしょうか?」ニコ

男「どうって!?」

女「私決めたんですよ…男様」

男「な、何が?…ってうわ!」

女 ギュ

男「ちょっと……え?な、なんで抱きついてるの!?」ドキドキ

女「それは男様のことが大好きだからですよ」ニコ

男「いや、ちょっとまってよ!!」アセアセ

女「あら、嫌でしたか?」サッ

男「い、いやじゃないって…いやじゃなくて!」

女「?」

男「えっと、その随分と積極的というか…」

女「そうですか?」

男「う、うん。昔はもっと大人しかったというか」

女「それは男様が悪いんですよ。男たるもの女の子に遅れをとってはいけませんわ」

男「ええ!いや俺だっていろいろと頑張ってるよ?」

女「ええ。分かってますよ。またたくさんお話を聞かせて下さいね」ニコ

ーーーー

ーーーーーー

ーーーーーーーー

ーーーーーーーー

ーーーーーー

ーーーー

男「でー、俺の絵はよくわかんないことになってさあ」

女「男様は絵が苦手なんですね」

男「うーん、女はどう?」

女「私も得意とは言えませんが描くことは好きですよ」

男「そっかあ」ジー

女「どうかしましたか?」

男「うーん、やっぱ女は女だなあ」

女「え?」

男「どれだけ変わっても一緒にいて落ち着くというか」

女「あ、ありがとうございます」カァァ

男「?」

女「……男様は、」

男「ん?」


女「……いえ、何でもありません。そろそろお時間ですね」

男「え?もう?」

女「はい。もう迎えが来てると思います。」

男「……そっか」

女「また、来年ですね」

男「うん」

女「男様…大好きですよ」ニコ

男「あっ」

女「では、また」ニコリ

ガチャ

バタン

女「ありがとうございます…」

付人「お嬢様あの事は伝えたんですか?」

女「いえ」

付人「早く伝えなければ」
女「大丈夫ですよ。必ず伝えますから」ニコ

付人「……」

女「ねぇ。付人」

付人「はい」

女「……いえ、何でもないわ。帰りましょう」

~~~~~~~~~~~~~

男「男様か…笑っちゃうよな。俺が様って」

男「今思えば女はどんどん大人になってたんだよな…」

男「あのときからもう…」

~~~~~~~~~~~~~

7年前ー7月7日

男「ひさしぶりだね…」

女「こんばんは」ニコ

男「………いつも思うけど女は緊張しないの?」

女「何がですか?」

男「その…いろいろ」

女「変な男様ですね。私はどんな男様で大丈夫ですよ」クスクス

男「え?う、うん」ドキドキ

女「男様はあまり変わってませんしね」ニコ


男「そうかなあ…でも女もあんま変わってないよな」

女「あんなに驚いていたのに?」

男「うーん、去年はすごかったから」

女「もう慣れましたか?」

男「かなあ。」

女「さて、今日はどんな話をしてくれますか?」ニコ

ーーーー

ーーーーーー

ーーーーーーーー

ーーーーーーーー

ーーーーーー

ーーーー

男「で、まあめっちゃ怒られたんだけどさ」

女「お兄様は元気ですか?」

男「うん。あの馬鹿兄貴最近は仕事忙しいみたいだよ」

女「大変ですね」

男「おかげで俺は家で1人だよ」

女「あら、寂しいんですか」クスクス

男「む!別に…兄貴がいてもうるさいだけだし」

女「1人で寝れますか?」

男「あ、あたりまえじゃん!」

女「私が隣で寝て差し上げましょうか?」ニコ

男「え?いや、それは」アセアセに

女「冗談ですよ」クスクス


女「……」

男「どうかしたの?」

女「いいえ、そろそろお時間ですね」

男「あ、もうそんな時間か…」

女「そんな悲しまないでください。ほら」ギュ

男「!?」ドキッ

女「また会いましょう」ニコ

男「う、うん」

6年前ー7月7日ー

女「こんばんは男様ー!」ギュ

男「うわ!」

女「ああ、懐かしいですね」ギュー

男「ちょ、ちょっと!」

女「?」

男「えーっと、とりあえず離してくれない?」

女「あら悲しいですね」

男「え!?いや」

女「冗談ですよ」クスクス

女「お久しぶりです」ニコ

男「うん。久しぶり」

男「って!」

ーーーー

ーーーーーー

ーーーーーーーー

ーーーーーーーー

ーーーーーー

ーーーー

女「それで、私2回も失敗してしまって」

男「うん…」ハア

女「そんなにショックだったんですか?」

男「え?」

男「まあ、だってまさかぬかれてるとは」

女「男の人はこれからですよ」ニコ

男「クラスでも小さいほうなんだよー」

女「大丈夫です。きっと大きくなりますよ」

男「ほんとに?」

女「ええ」

男「女よりは大きくなりたいな」

女「私は構いませんけどね」ニコ

男「それじゃあ俺がやなの!」

女「わかりました。大きくなってくださいね」ニコ

男「うん……もう…時間かな?」

女「……そうですね」

男「また会えるよね」

女「ええ…大丈夫ですよ」

男「次会うときは中学生だね」

女「はい」

男「そしたら少しは大人になるね」

女「そうですね」ニコ

男「うん、じゃあね」ニコ

女「はい。さようなら」ニコ

5年前ー7月7日

男「…久しぶり」

女「こんばんわ」

男「……今回は抱きつかないんだな」

女「あら?抱きついてほしかったですか?」

男「い、いや…って!まだ女のほうが大きいじゃん!!」

女「そうですね…」

男「なんで!」

女「ですが、私もけっして大きいほうではないですし、むしろ小さいほうかと」

男「わかってるよ…俺が小さいんだよ」

女「そ、そんなこより今日はどんなお話を聞かせてくれるのですか?」ニコ

ーーーー

ーーーーーー

ーーーーーーーー

ーーーーーーーー

ーーーーーー

ーーーー

男「で、先輩こわくてさ」

女「怖気着いたら負けですよ」

男「わかってんだけどさ、怖いものは怖いっていうか」

女「あら、男様は勇気のある方ですよ」

男「そうかなあ」

女「はい」ニコ

男 ドキッ

女「どうかしましたか?」

男「あ、いや何でもない…」


女「……時間ですか?」

男「え?あ、そ、そうだね」

女「はぁ、この時だけ時間が短く感じますね」

男「そうだね」

女「男様とずっと……いいのに」

男「え?」

女「何でもありませんわ!さあ男様も気をつけてくださいね」ニコ

男「え、ああ」

女「さようなら」ニコ

男「うん、また来年」ニコ

4年前ー7月7日ー

男「よう…」

女「こんばんは」

男「……元気にしてた?」

女「ええもちろん!」

男「そっか」

女「背…伸びましたね」

男「まあ、ちょっとな」

女「……おとなしいですね?」

男「まあ、もう子どもうおおお!」

女「あら?どうかしましたか?」ギュ

男「あ、いや!まて!ちょっといろいろ」

女「私も成長しましたから」クスクス

男「じゃなくて!」アタフタ

女「だって男様の表情が変わらないんですもの。つまらないですわ」

男「いやそうだけど……お前ってこんな性格だったけ?」

女「あら昔からそうですよ」ニコ

男「いや、絶対違う気が…」

女「それより学校のほうはどうですか?」

男「うーん、ぼちぼちかな」

女「進路はお決まりで?」

男「まだかな…女は?」

女「私は今のまま進学するつもりですよ」

男「そっか……そういえば学校ってどこなんだっけ?」

女「内緒です」ニコ

男「えー、なんで?」

女「そんなことより男様は何か変わったことはありましたか?」

男「いや、特には…みんな最近色気づいてきたけどさ」

女「そうですか…」

男「女は?何かないの?」

女「私は何度か告白されましたよ」

男「え?」


女「でも大丈夫ですよ!私は男様だけのものですから!」ギュ

男「うわ!いやまて!」バッ

女「あらら」

男「い、いきなり抱きつくな!あとそういうことは簡単にい、言うなよ?」

女「何でですか?気持ちは伝えなければ意味はないですよ?」ニコ

男「そうだけどさ…」

女「それより男様は他に好きな方がいるですか?」グイ

男「いや、いないけど」

女「……そうですか…」

男「?」

女「さて、今日はどんなお話を聞かせてくれるのですか?」ニコ

男「いつもそれだな」ハハ

女「ダメですか?」

男「いや、そっちのほうが俺ららしいな。さて何から話そっか」

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ーーーーーー

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ーーーーーーーー

ーーーーーー

ーーーー

男「で、テストひどい結果でさあ」

女「ダメですよ。しっかりやらないと」

男「分かってるけどさあ」

女「私も勉学は得意ではありませんがコツコツやることに意味があるのですよ」

男「ああ、兄貴にもそれ言われるわ」

女「お兄様は相変わらず忙しいんですか?」

男「みたいだね。最近は頼りにされてるみたいだし」

女「男様も頑張らないとですね」

男「まあ、頑張るよ…」

女「次会う時は受験生ですから、勉強のお話を聞かせてくださいね」ニコ

男「うげ、まあそんな期待しないでね」

女「はい。それでは失礼します」ニコ

男「うん。また、来年」

女「はい。また、来年」ニコ



男「やっぱ1年に1回ってつらいな…」

3年前ー7月7日ー

女「男様ーー!」ギュ

男「うわ!」

女「ずっと会いたかったですわ」ギュー

男「ちょ、ちょっとまて!」ドキドキ

女「はい?」

男「いや、その、えっと年々エスカレートしてない?」

女「それはもちろんですよ。1年に1回しか会えませんもの」

男「そうだけど…俺だって男だからその」

女「男だから何ですか?」

男「いや、何でも…」


女「勉強のほうはどうですか?」

男「むっ!一応志望校は決めて勉強はしてる」

女「そうですか」ホッ

男「心配してくれてんの?」

女「もちろんですよ!男様の結果は私の結果でもあるんですから!」

男「なんだそりゃ」ハハ

男「でもまあ」

女「?」

男「女がいると思うと頑張れるんだよな」

女「へ?」

男「何つーか女も頑張ってんだよなって思うと頑張れるっていうか、…だからありがとう」ニコ

女「え?え?//私はその…なにも」カァァ

男「え?、あ、いや別にそういう意味って」アセアセ

女「あ、す、すいません!取り乱してしまって」

男「あ、いや別に謝ることないから」

女 ドキドキ

男「落ち着いた?」

女「はい。……大丈夫です」

男「あ、あのさ!」ドキドキ

女「何ですか?」

男「お、俺…女のこと…」
女「そういえば、あの本はまだ持っていますか?」

男「す、す、ってえ?…持ってるけど」

女「そうですか…よかったです」

男「え?な、なに?」

女「いえ、それより男様のほうこそ何かあるんじゃないですか?」

男「いや、俺は何でもないよ」アハハ

女「……」

女「そろそろ行きますね」ニコ

男「え?早くない?」

女「そうですか?」

男「いや、女がそういうなら仕方ないけど」

女「ありがとうございます…また、来年会いましょう」タッ

男「え?あ!また来年!」

クルッ

女 ニコ!

男「!!」ドキッ

男「また、来年か……」





女「ごめんなさい…男くん…」


2年前ー7月7日ー

女「男様ー!!!」

男「!!」サッ

女「あら。連れないですね」

男「い、いきなり抱きついてくるのはやめろ!」

女「仕方ないじゃありませんか!1年ぶりですもの!」

男「はあ、こっちの身にもなってくれよ」

女「あら、お気に召さなかったですか?」

男「いや、そういうわけじゃないけど」

女「ならいいではないですか」ニコ

男「…お前…ずっとそのままなのか?」

女「そのままとは?」

男「喋り方とか振る舞い方だよ…昔はもっと大人しかったじゃん」

女「毎回男様はそう言いますね」

男「だって俺が様って…なんかなあ」

女「そうですか?」

男「お、女は俺のことどう思ってるの?」ドキドキ

女「……それは、大好きに決まってるじゃないですか!」

男「ほんとに?」

女「ええ」ニコ

男「お、俺も…俺も女のこと好きだよ」

女「はい。……ありがとうございます」ニコ

男「お、おう」ドキドキ

女「・・・・・・」

男「・・・・・・」

男(あれ?)

女「どうかしましたか?」キョトン

男「いや、えっと」

男(あれ?どうなったの今?)

女「それより、今日もたくさんお話を聞かせてください。この前は早く帰ってしまったので」

男「え!?あ、うん。えーっと何から話そうか」

ーーーー

ーーーーーー

ーーーーーーーー

ーーーーーーーー

ーーーーーー

ーーーー

男「んでまあ、球技大会頑張ったんだけどさ」

女 ジー

男「やっぱ3年は強くてさあ」

男「どうかした?」

女「いえ…背…伸びたなあと思いまして」

男「ああ、まあ成長期きたからな。それでこの前の球技大会も少し活躍できたんだけどさ」

女「ふふ、男様が楽しそうで安心しました」

男「女は何か話ないのか?」

女「私は聞いてるほうが好きなので」ニコ

女「あ、でも胸のサイズが大きくなりましたよ」ニコ

男 ブフォー

男「な、な、何言ってんだよ!!」

女「あら、ほんとですよ?」

男「そういうことじゃなくて!」

女「なんなら触ってもいいですよ?」

男「え?」

男(触る?俺が…女の胸を)

女 クスクス

男「!!」

女「冗談ですよ。男様ったらウブですね」クス

男「な!からかったのか!?」

女「いえいえ、半分本気でしたよ?」

男「ええ!?」

女「ですがそろそろお時間です…」

男「え?もう?」

女「はい。」

男「そっか…」

女「では。ま」
男「まって!」

女「何ですか?」

男「女は携帯とか持ってないの?」

女「持ってますよ?」

男「じゃ、じゃあさ」
女「男様、7月7日に1度だけという約束を忘れましたか?」ニコ

男「うっ」グッ

女「また、来年会いましょう」

男「わ、わかった…」

女「今日はとても楽しかったですよ」ニコ

男「うん。俺もだよ。じゃあな」ニコ


女 ボー

付人「中に入らないのですか?」

女「付人……私はずるい女ですか?」

付人「どうしたんですか?」

女「いえ……」

付人「まだあの事は言っていないのですか?」

女「……」

付人「中に入りましょう。ここはお身体が冷えてしまいます。」

女「そうね。…」

男「ゲラゲラポー」

女「ゲラゲラポー」

1年前ー7月7日ー

男「よう」

女「こんばんは」ニコ

男「……元気にしてた?」

女「ええ、もちろん…どうかしたんですか?」

男「いや、元気なさそうだったから」

女「そうですか?」

男「まあ、いつもが元気過ぎるんだけどな」

女「もう、9年ですね」

男「…うん。」

女「来年で10年になります」

男「長いよなあ。でも1年に1回だから数は少ないけどな」ハハ

女「そうですね。私はここでしか男様を知ることができません。」

男「何か今日は変だぞ?」ハハ

女「……男様に1つ言わなければならないことがあります」

男「何?」

女「……」



女「こうして会えるのは来年で最後です」

男「え?」

>>77
よくわかんないけど何かびびった


男「どういうこと?」

女「……すいません。黙っていて」

男「何で?最後って…」

女「ずっと前から言われてたことなんです。私が男様に言えなかったことが悪いのです…」

男「そうじゃなくて…え?だって」

男(嘘だろ…)

男「俺たち再来年には高校卒業するんだよ?」

女「はい…」

男「もう、自分でやりたいことやっていいはずだよ!何でそんな親の言うことに従うの」

女「すいません…」

男「……女がお父さんに強く出れないのはわかるけど…でも、女はそれでいいの」

女「…はい。分かってたことですから。」

男「…まだ、自由に橋は渡れないの?」

女「……はい」

男「俺に…」

男(大好きとかいっといてなんなんだよ…)

女「ごめんなさい……」

男「ごめん…俺、今冷静でいられないわ」

女「……」

男「帰る…」

女「!」

女「分かりました…また、来年…」

男「……なあ女、お別れはやっぱきちゃうもんなのかな」

女「……私は…」

男 ダッ



付人「よろしかったのですか?」

女「いいんです…私が悪いのですから。それにもう向こうに行ってしまいましたから」

付人「いつまでも引きずるのですか?」

女「そうね。たぶんずっと…」

女「男様にはもっとふさわしい女性が現れます。私は来年までにもっと…」

男「なんだよ…女のやつ…」

男「ずっと黙ってたって…なんで言ってくれなかったんだよ…」

男 ボー

男(でも、ほんとは俺が悪いんだよな…俺があの時女を連れてこうとしなければ)

男(それなのに…逃げてきて…来年が、最後か…)

書き溜めここまでなんで
1回ぬけます

見てくれてる人少しいるみたいなんでありがとう

2週間前ー6月23日ー

ガチャ

男「ただいまあ」

兄「おー、おかえりー」

男「あれ?兄貴早いね」

兄「今日は家でやれる仕事だったからさ」

男「珍しいじゃん。家では仕事滅多にやらないのに」

兄「まあ、何と言うかもしかしたらここ1週間家に帰れないかもしれないからさ」

男「え?そんな忙しいん?」

兄「ちょっと大事な取り引きがあってな…他にもいろいろあって…すまんな」

男「何で兄貴が謝るんだよ。俺は大丈夫だから家のことはまかせてくれよ」

兄「おお、頼もしいな!その調子でテストのほうも頼むぞ?」ニヤニヤ

男「げっ!覚えてたのかよ」

兄「あたりまえだ!…そういえば今年も行くのか?」

男「え?」

兄「ほら、七夕になるといつも出かけてただろ?」

男「あ、ああ」ドキッ

兄「どうかしたか?」

男「いや、何でもない……うん、出かけるかな」

兄「まあ気を付けろよ?」

男「うん…」


見てくれてる人ありがとう
そんな長くはならない

ただ今日は終わらないと思う

翌日

オハヨー ガヤガヤ

イケメン「おーっす、男」

男「おはよー」

友「ういー、おはよー2人とも」

男「おう、友もおはよー」

友「2人とも勉強した?」

イケメン「まあ、ぼちぼちかな」

男「まあ、俺もそんなもん…」

友「とかいいつつ、男はけっこうやってるタイプだかんなあ」

男「いや、今回はまじで危ないかも」

イケメン「まあ、1番危ないのは友かもな」

友「だったら勝負すっか?」

イケメン「おお、望むところだ」

男(勉強か…昔は嫌いだったけど本読むようになってからちょっと良くなったよなあ)

キーンコーンカーンコーン

イケメン「終わったー!」ノビー

男「おつかれー」

友「やべえ、今回はけっこういけたかも」

男「とかいいつつ、いつも通りな気がするけどな」ハハ

友「むっ!」

イケメン「そうだ2人とも今日うちで食べてかないか?」

男・友「まじで!?」

イケメン「おう!久々にこいよ!」

男「じゃあいくかあ」

友「おっしゃあ!イケメンの家の塩ラーメンきたー!」

ーーーー

ーーーーーー

ーーーーーーーー

イケメン親父「へい、お待ち」ガン

男「おー」

イケメン「召し上がれ」

友「いただきまーす」

ズルズル

友「やっぱ親父さんのラーメンは美味い」

男「全くだ。兄貴にも見習ってほしいぜ」

イケメン「まあ、一応店だからな」



友・男「ごちそうさまー!」

男「うまかったあ」

イケメン「…元気でたか?」

男「え?」

友「実はさ、男の元気がなかったから誘ってみたんだよ」

男「え?そうなの?」

イケメン「まあ、思い過ごしならよかったんだけどさ」

友「俺たちじゃ頼りないけどたまには頼れよな」

男「はは、2人ともありがとう」

男「でも、大丈夫だよ…ラーメン食ったら元気でたから」

友「まあ、親父さんのラーメンは美味いからな」

男「おう!」

イケメン「じゃあ、残りのテストも頑張りますか」

友「そうだったなあ…」

男「親が遅いからってゲームばっかしてんなよ?」

友「わ、わかってるよ」

イケメン「それにあんまりひどい点とると」ニヤニヤ

友「おい!なんだその笑顔は!」

男「あはは」

ーーーーーー

ーーーー

ガチャ

男「ただいまあ」パチ

男(勉強すっかあ)

男「女もこうやって学校生活送ってるのかな…」

頼むから日付変わる前に終わらして!
気になって仕事に行けない!

************

女「男様ー!」ギュ

男「うわ!ちょっとやめろ!」

女「なんでですか?」

男「み、みんながみてる」

ヒソヒソ ガヤガヤ

女「いいじゃないですか。減るものじゃありませんし」ニコ

男「いや、そういう問題じゃ」

女「でも、もう私は行かなければいけません」

男「え?」

女「今までありがとうございました」スッ

男「え?ちょと!」

************

ガバ

男「夢か……」

男(これで夢みるのも何回目か…夢でも会えたらいい何て思うのは……何てな)ハハ

男 「うーん!テストあけでつかれてんのかなあ」ノビー

男「さて、今日は掃除でもするか」

ブーブー

男「なんだ?兄貴?」

男「もしもし?」

兄貴『男おおお!!』

男「うお!?どうした?」

兄貴『実は家に大事な資料忘れちゃってな』

男「え?でも兄貴最近家帰ってきてないじゃん」

兄貴『そうなんだよ』

男「まさか、あんときに忘れてたのか?」

兄貴『ほんとすまん…』

男「謝るのは俺じゃなくて会社の人だろ?で、どれをどこに持ってくんだ?」

兄貴『ああ、俺の机の上の~』


男「はいはい、了解」

男「じゃあ、そっち行ったらまた連絡するわ」

>>95
すまん
これ一応七夕のssだから
明日に終わらせたいんだ
勝手ですまん

確かにそうだな!
勝手言ってすまん!
明日絶対見るわ!

ガタンゴトン

男(ったく兄貴のやつ大丈夫かよ)

ツギハー … ツギハー…

男(俺がいなかったらどうするつもりだったんだよ)

プシュー ゾロゾロ

男「うわ、やっぱ都心は人多いな」

男(えっと、兄貴が言ってた場所は)

ーーーー

ーーーーーー

ーーーーーーーー

>>100
いや、見てくれてるだけでありがたい
サンクス!

なんてこった
これから夜勤なのに気になるじゃねーか

ーーーーーーーー

ーーーーーー

ーーーー

男「ここか、でかいビルだな…」ピッ

プルルル

男「あ、兄貴?ついたよ?」

男「うん、そうそう」

男「えっと、花があるとこって…」

兄貴 キョロキョロ

男「お、いた。兄貴ー!」

兄貴「男!!」ダッ

男「大丈夫かよ?ほらこれ」

兄貴「うおおお!ありがとう!!」

男「はあ、ほんと大丈夫かよ」

兄貴「すまん!お礼はあとでするから!とりあえずこれ」サッ

男「は?金なんていいよ!」

兄貴「いや、何か美味いもん食って帰れ!なんかここらへんでイベントやってるらしいから」

男「はあ?でも」

兄貴「じゃあ俺はいくから!ほんとにありがとうな!」

男「え?ちょ!」


男「……行ってしまった」

>>103
すまんな
見てくれてありがとう

男「イベントってどこだよ…」キョロキョロ

男「かえろっかな…」

男(美味いもん…!)

男「せっかく来たんだ。少し探してみよう。」

男(とりあえず向こうのビル行ってみるか?)


ーーーー

ーーーーーー

男(んで来たけど…何か視線を感じる)

ザワザワ

男(そりゃそうかこの人たち服装がしっかりしてる)

男(俺は私服だし…)

男(絶対ここじゃないよな…てかたぶんこれ以上進んだら警備に止められそう)

男(帰るか…あれ?…)

男「!」

男「え?…なんで…」ダラッ

男(見間違い?いや…でもあれは女?)


男 「女!」ダッ

ザワザワ

男(やべえ、声に出しちゃったよ…)


警備「ちょっときみ」

男「あ、はい…」

警備「君、どうしてここにいるんだ?見たところ出席者じゃないみたいだね」

男「あ、えっと…その頼まれて!」

警備「なら、会員証があるはずだよ?」

男(そ、そんなもんもってねえよ!)

男「えっと…」

警備「怪しいやつだな…ちょっと話を聞いてもいいかな?」

男「いや、その」

男(やばい。これじゃ女のところにいけない…)

「待ってください」

男「!?」ドキッ

女「そちらの方は私がお呼びしました」

男「え?お、女?」アセアセ

警備「本当ですか?」

女「はい…」チラ

女「男様少し待っててください」ニコ

男「え?」

女「付人。男様にスーツを用意して差し上げなさい」

付人「はい。」

男「あ、あのときの!」

付人「こちらに」

男「え?あ、女は?」

女「私は大丈夫です。あとで向かいます」ニコ

ーーーー

ーーーーーー

ーーーー

ーーーーーー

付人「では、しばらくお待ちください」ペコリ

ガチャ

男「あ、はい…っていっちゃった」

男(なんだここ?控え室?)キョロキョロ

男(てか、女だよな…あれ)ドキドキ

男「七夕以外で会うのってあの日以来初めてか?」





ガチャ

女 スッ

男「!!」

女「……お久しぶりですね」

男「あ、ああ。」ドキドキ

女「男様がここにいってビックリしましたよ。スーツにあってますよ」ニコ

男「あ、ありがとう」

男(何か気まずい……)

男「あ、あのさ」
女「男様ーー!!」ギュー

男「ええ!?」ビクッ

女「ああ、男様ですわ…この感じ」

男「え?ちょっと待って!え?」

女「あら?やっぱり緊張してるんですか?」

男「まず、状況が…追いつかない」アセアセ

男(てか、そんな密着されたら!)

女「私もなぜ男様がいるのかわからないのですが…」

男「あ、えっとそれは…」

女「なるほど。そういう理由でしたか」

男「女は何で?」

女「私はこのパーティの出席者ですから」ニコ

男「ええ!?」

女「ほんとですよ?」ニコ

男「お嬢様ってすごいな…」

女「あら、でも今日は男様もそうですよ?」

男「へ?」

女「先ほど、私の秘書として伝えてきましたから今日はご一緒に出席してもらいます」

男「ええ!?あの付き人の方は?」

女「付人なら他の仕事があるので」ニコ

男「え?でも」

女「さあ、時間です。行きますよ」ニコ

男「え?ちょ!」

ザワザワ

男(まじかよ…秘書なんて何すんだよ)

女「男様。胸をおはりください。」 ボソ

男「え?あ、わかった」


「これはこれは女さんではありませんか」

女「あら男性さん、お久しぶりです」ペコリ

男性「どうも…ん?こちらの方は?」

女「こちら。私の秘書の男といいます」

男「あ、よ、よろしくお願いします!」ペコリ

男性「はは、若い人ですね。」

男(やべえ、何していいかわかんねえ…)

女「そういえば男性さん…」


男性 ハハ

女 ニコ

ガヤガヤ

男(すげえ、女こんなすごそうな人相手に対等に話してる…それに比べて)

男性「ではまた」ペコリ

女「こちらこそ」ペコリ

男「あ」ペコリ

女「さて、男様大丈夫ですか?」

男「ま、まあなんとか」

女「あと1時間ほどはこれになりますが」

男「ま、まじで?」

女「さあ頑張りましょう」ニコ

男「ひぃー」

ーーーー

ーーーーーー

ーーーーーーーー

ーーーーーーーー

ーーーーーー

ーーーー

男「つかれたあ!」ドサ

女「お疲れ様です」ニコ

男「女はすごいよなあ、完璧にこなしてたじゃん」

女「私はまだまだですよ」

男「そうかなあ」

女「男様とこうして会うのは初めてですね」

男「うん、まあ」

女「とても…新鮮です…」

男「女…」

女「今年の七夕もあと少しですね…」

男「うん…」

女「この前は」
トントン

「女入るぞ」

男・女「!」

父「……これはどういうことだ?」

女「お父様…これは」

男「ど、どうも…」

父「何故君がここにいる?」

男「それはその…」

女「お父様…これにはわけがありまして」

父「わけ?」

女「実は…」


父「なるほどな。だがそれがここにいる理由にはならんだろ」

男「え?」

父「元々出席者じゃないんだ。帰るのが普通じゃないか?」

男「うっ」

女「それは、私が」

父「女は黙っていなさい…」

父「君は娘の提案を断ることもできたはずだ。何故そうしなかった?」

男「そ、それは…」

父「もし何か会った時どうするつもりだったんだ?」

男「くっ」

父「……話にならないな。あの時と全く変わらない…もう帰たまえ」

女「お父様!」
男「いいんだよ」

女「男様…」

男「じゃあな女…頑張れよ…」

男「失礼します」ペコリ


父「待ちたまえ」

男「……何ですか?」

父「次の7月7日を過ぎたら、もう娘には関わるな」

男「!」

女「お父様!」

男「わかりました…」

ガチャ

ーーーー

ーーーーーー

ーーーーーーーー

ガチャ

兄「ただいまー男ありがとな!っておい!」

男「ん?」

兄「どうしたんだよ…こんな部屋真っ暗で…雨戸も閉めてないし」

男「ああ、ごめん」

兄「……何かあったのか?」

男「別に……大丈夫だよ」

兄「……なあ男」ドサ

兄「俺はお前もちゃんと育てられるか心配だったんだよ」

男「え?」

兄「小学生くらいまでは素直に育っても中学高校とそうなってくれるかわからないしな」

男「うん…」

兄「でもな、お前は道を逸れることなく生きてくれたよ…俺はそれがすごい嬉しかったよ…」

男「なんだよ…そんなあらたまって」

兄「だからな…たまには甘えてもいいんだぞ?」

兄「女ちゃんのことだろ?」ニコ

男「え?なんで?」

兄「ったく。兄をなめんなよ!それくらいわかるわ!!」

男「兄貴……」

兄「ほらいってみろよ」

男「俺……」

遅レスだけど>>6はクラナドだった気が

男「俺……今日女に会ったんだ…」

兄「え?」

男「たまたま会って、それで仕事の手伝いみたなことしたんだけど……何か女はすごい完璧にこなしてさ」

兄「うん」

男「俺も頑張ったんだけどなんもできなくて……それで休憩してたら女の父さんが来て……」

兄「うん」

男「女とはもう関わるなって」

男「俺…何も言い返せなくて…」ポロ

兄「男はそれでいいのか?」

男「よくないよ!でも……今日の女を見てたらなんか違う世界にいる気がして…」

兄「そんなことないだろ…それは男が1番わかってるはずだぞ?」

男「兄貴…」

兄「……俺は男じゃないから上手いアドバイスなんてできないけど誰かに話聞いてもらえるだけで楽になるだろ?」

男「うん……」

兄「…うし!じゃあ飯にすっか!今日は気合い入れてつくるぞー!」

ーーーー

ーーーーーー

ーーーーーーーー

>>119
おおサンクス!
といいたいが忘れてたのに思い出してびびったわ!www

男「兄貴ー、風呂でたぞー」

兄「おお。」

男「明日も早いの?」

兄「まあな、これがひと段落ついたら少しはゆっくりできるかな」

男「そっか……あ、ありがとな」

兄「え?」

男「話……聞いてくれて」

兄「はは!なんだやけに素直だな!」

男「う、うるせ!おやすみ!」

兄「はいよーおやすみ」 ニコ


兄「……さて、俺もできることはしてやるか…」


ちょっと今日はここまで
ほんとはもっと進めたかったけど

見てくれてる人ありがとう
おやすみ

コンコン

女「はい」

付人「お父様がお呼びです」

女「……わかりました。」

ガチャ

コンコン

父「入れ」

女「失礼します」

父「何故呼ばれたかわかるな?」

女「はい…」

父「最近はお前も積極的に社会の場に出るようになったんだがな…まさかあの男と一緒にいるとはな」

女「男様はそんな方ではありません」

父「どうだろうな…」

女「お、お母様が生きてたら許してくれたはずです」

父「!……今は関係ないことだろう」

父「とにかく、次であの男とは縁を切りなさい。」

女「私は……私はお父様が何故そこまで男様を嫌煙されるか理解できません。」

父「何?」

女「たしかに……私が心配なのは分かります。ですが男様がこの10年間で私に何かしたでしょうか?」

父「っ!」

女「お父様……1つ約束をしていいでしょうか?」

父「約束……?」






支援サンクス

少しずつ更新します

「失礼します」

ガチャ

女「ふぅ…」

付人「よろしかったのですか?」

女「何がですか?」

付人「少々無謀かと…」

女「あら、盗み聞きですか?」

付人「すいません…」

女「……たしかに少し無謀かもしれません。でも大丈夫です。私たちの10年間は伊達じゃありませんよ?」

付人「……お嬢様がそういうなら…」

女 ピタ

女「ねえ付人…」

付人「はい」

女「男様も…あの人もきっとこの月を眺めているでしょうか?」

兄 ボー

「兄くん?」

兄(やっぱやめたほうがいいかなあ)

「兄くん!」

兄「はい!」ビクッ

社長「大丈夫かい?今日は大事な取り引きなんだよ?」

兄「す、すいません!」

社長「まあ、君とは長い付き合いだから大丈夫だとは思うけど」

兄「はい…」

社長「取り引き先の方は厳しい人みたいだから気をつけるように」

兄「はい」

コンコン

「どうぞ」

社長「失礼します。本日はお忙しいところお時間頂いてありがとうございます。」

「いえいえ。こちらこそわざわざ遠いところを…」

兄(この人が…)

父「今日はよろしくお願いします。」

社長「よろしくお願いします」ペコリ

兄(女ちゃんの父親…)

4日前

ガサガサ

男「おはよー……」

兄「あれ?起こしちゃったか?」

男「今日早いの?」

兄「まあな。なあ男……家族と仕事ってどっちが大事かな?」

男「え?……まあ家族だろうけど……迷惑かけるなら仕事優先しなきゃじゃない?」

兄「はは、じゃあ俺はだめだな」

男「なんかあったの?」

兄「いや、ないよ…いってくる」ガチャ

男「ふーん。いってらっしゃい」

兄 ボー

「兄くん?」

兄(やっぱやめたほうがいいかなあ)

「兄くん!」

兄「はい!」ビクッ

社長「大丈夫かい?今日は大事な取り引きなんだよ?」

兄「す、すいません!」

社長「まあ、君とは長い付き合いだから大丈夫だとは思うけど」

兄「はい…」

社長「取り引き先の方は厳しい人みたいだから気をつけるように」

兄「はい」

コンコン

「どうぞ」

社長「失礼します。本日はお忙しいところお時間頂いてありがとうございます。」

「いえいえ。こちらこそわざわざ遠いところを…」

兄(この人が…)

父「今日はよろしくお願いします。」

社長「よろしくお願いします」ペコリ

兄(女ちゃんの父親…)

支援サンクス

>>133はミス

>>134-135
がほんとです

エー コチラノ… ソウデスネ…

兄(とは言ったものの俺がどうこうできる話じゃないんだよなあ)

兄(実際俺は女ちゃんのこと知らないわけだし…)

社長「そういえば、女父さんには娘さんがいるそうですね」

兄(!)

父「はい。立派に育ってくれましたよ」ハハ

社長「最近では会社のほうにも顔を出しているとか」

父「まあ、娘にはいい社会勉強になると思いますし、何よりあの子には才がありますから」

社長「それはそれは、女父さんも大変喜ばしいことですね」

兄(こうしてみると優しそうな人なんだけど…)




父「ですが、まだ子どもでしてね。自分の立場をわかっていないようで…」

社長「そうでしょうか?まあ、年頃の娘さんですからね」

父「この前もいろいろとありましてね…まあ、娘にはきつく言っておいたんですが…ははこの話はあまり関係ありませんね」

兄(!)

社長「そうでした…」
兄「あの!」

社長「兄くん?」

父「なんだい?」

兄「娘さんのこととは……男のことですか?」

父 ピク

社長「ちょっと?え?男?」アセ

父「……何の話だ?」

兄「男ですよ。あなたの娘さんが毎年会ってる…」

父「なんのことだい?もしそうだとして君には関係あるのか?」

兄「それは…直接的に関係ないかもしれませんが男は俺の弟なんです!」

父「なるほど……社長さん。少し話が逸れますがいいでしょうか?」

社長「え?あ、はい」

父「……全く、そろいもそろって常識を知らない兄弟のようだな」ギロ

兄「!」ビクッ

父「君の弟だろうがなんだろうが女は私の娘だ。君にどうこう言われる筋合いはない」

兄「……たしかにそうかもしれません。でも家族が悲しい思いをしてるのに俺は見過ごせません」

父「はぁ、話にならん。普通ならこのような場でプライベートな話をするなど言語道断なんだが」

社長「す、すいません!」

父「いえ、それに関しては話にのったこちらも同じこてとです」

父「取り引き自体はとてもいいものでした。前向きに考えておきましょう。」

社長「あ、ありがとうございます!ほ、ほら男くんも!」グイ

兄「待ってください!」

社長「え!?」


父「この話は終わったぞ…これ以上するというなら」
兄「弟は…あなたが思っているほど子どもではありません。それはずっといた俺には分かります。」グッ

兄「だから…もし弟があなたの元へきたらどうか話だけでも聞いてあげてください!」

父「!……嫌だと言ったら?」

兄「お願いします…」

父「そもそも来るとは思わないが」
兄「きます!」

父「!?」

兄「絶対に来ます…だから」

社長「男くん?もういいから、少し落ち着いて?女父さんほんとにすいません!」ペコリ

父「……いえ。」

社長「本日は大変ありがとうございました。失礼します」アセ

父「こちらこそ…」チラ

兄「……」ペコリ

ガチャ

社長 タッタ

兄 テクテク

ウイーン

社長 ピタ

兄「あ、あの社長」
社長「だあー!怖かったああ!!!」ガクブル

兄「す、すいません!!」ガバ

兄「ほんとどんな罰でもうけるんで…いや、もうほんとすいません!!」

社長「何?あれ!?どうしちゃったの?」ガクガク

兄「すいません……全部の俺のせいです…!」

社長「いや、まあ何かあるのはわかるけど……あんまりいいことではないかな」ハハ

兄「社会人失格です…」


社長「はぁ、まあ全ては取引きの結果かな」

兄「え?」

社長「え?」

兄「あ、いや。解雇じゃないんですか?」

社長「な、なにいってんの?そんな優秀な人材をほいほい手放せるほど私には余裕ないよ!」

兄「す、すいません」

社長「まあ、次からは気をつけてね。以後絶対ないように」

兄「…ありがとうございます」

社長「はぁ胃が痛い…」

~~~~~~~~~~~~~~

ピピピピ

男「あれ…昨日寝ちゃったのか…」

男 チラ

男(今日で最後か…)

ー7月7日ー

男「おはよー…って兄貴いねえのか」

男(結局答えは出なかった…俺は今日でお別れなのか?)

男(いや違う……ここで考えててもしかたないんだ)

男「とりあえずいくか…いってきまーす」

ガチャ

~~~~~~~~~~~~~

女「おはようございます」

付人「おはよございます。今日ですね…」

女「はい…そのことで頼みがあります」

~~~~~~~~~~~~~

やっと追い付いた
期待

ガヤガヤ

オハヨー

友「うーっす」

男「おはよー」

イケメン「おーっす、今日は七夕か」

友「だな」

イケメン「友は予定ありか?」ニヤニヤ

友「!!…そんなもんねーよ!」

男 ボー

イケメン「男?」

男「ん?」

友「大丈夫か?ボーッとしてたみたいだけど」

男(そうだな…1人で考えててもしかたないんだ)

男「あのさ、…昼休み少しいいか?」

友・イケメン「?」


>>145
サンクス
遅いけど今日でおわるからゆっくり見てってくれ

ーーーーーー

ーーーー

キーンコーンカーンコーン

メシクイイコーゼ オー

ガヤガヤ

イケメン「男ーどこいく?」

友「広場でいっか?」

男「おう…悪いな」

友「にしても男が相談って珍しいな」テクテク

男「かもな…」テクテク

イケメン「まあ、俺たちでよければなんでもきくぜ」テクテク

男「実はさ」バサ

男「俺……好きな子がいるんだ」

友・イケメン「!」


友「男に好きな人か…」ドキドキ

イケメン「意外だな…でなんでお前はドキドキしてんだ?」

友「いや、ほら…こっちまで緊張しちゃって」

男「相変わらずだな…」ハハ

イケメン「それで?その子のことで何かあるのか?」

男「実はさ俺、その子と1年に1回しか会えないんだ」

友・イケメン「え?」

夜勤終わりに見てみたら更新してるじゃねーか
今度は気になって寝れん

ーーーー

ーーーーーー

友「なるほどなあ」

イケメン「それは複雑だね」

友「まるで、彦星と織姫みたいだよな…」

男「ああ、そうだな…でも…会えるのが今年で最後なんだよ」

イケメン「どうして?」

男「いろいろあって…女の父さんを怒らせちゃってさ」

友「そっか…男はそれでどうしたいんだ?」

男「どうすればいいんだろうか……それを聞きたかったのかな」ハハ

イケメン「男…」

友「なあ、男。俺たちそんな仲良くなって長いわけじゃないけどさ。隠さなくていいと思うぜ」

男「え?」

友「昔、俺も言われたことがあるんだよ。たった一言で関係が変わるって」

男「どういうこと?」

友「それはまあ、ちょっと状況が違ったけどさ…俺は何でも口にすることは大事だと思うんだ」

友「もし、男が何か今考えてるなら俺たちにいってくれよ。ちゃんときくぜ?」

男「友…」

イケメン「俺もだ。何ができるかわかんないけどさ」

男「イケメン…」

男「実はさ」


男「俺……今日学校終わったらその父親の会社に行こかなって考えてたんだ」

イケメン「会社に?」

男「うん、この前場所はわかったからさ…でも、いって意味があるのかなって」

友「あると思うぞ」

男「え?」

友「男がちょっとでもそう思ったら意味があるんだ」

イケメン「俺もいいと思うけど」

男「でも何て言えばいいか…」

イケメン「そんなこと何とでもなるよ。気持ちぶつけてこいよ!」

友「そうだよ!男はできるやつだろ!」

男「2人とも…」


友「……つか、これ恥ずかしいな」ハハ

イケメン「つい熱くなったな」

男「いや、ありがとう…言ってみることは大事かもな!」


友「おう!」

イケメン「また何かあったら言えよ?」

男「ああ、ありがとう」ニコ

>>149-150
終わるの今日の夜ギリギリになりそうなんだ
でも今日おわらせなきゃ意味ないから待っててくれ
見てくれてありがとう

すまん
ちょっと時間合わせて投稿したいから
もうちょっとまってくれ
その分書き溜めしてるから
一気に投下できるとおもう

見てくれてる人ありがとう

お、そうなのか
すまん
何時に始まって何時に終わるの?

>>164
たぶん、4時ごろ一回投下できると思う
そのあとは10時~11時のギリギリになるかもしれん
そこで終わらせると思う
毎度毎度遅くて申し訳ない
どうしても予定が外せなくて

ーーーー

ーーーーーー

キーンコーンカーンコーン

男(よし、おわった)

男(ここから会社までは1時間ちょっと)

男(掃除終わらせて…充分まにあう!)

「おーい、今日は教室大掃除するぞー」

男「!?」

友・イケメン「!!」

またせてすまん
ただ充電ないから
途中で消えるかも


「えーなんでですかー?」

先生「ちょっと教室きたないしなあ」

男(大掃除…予定外だけど)

友「男…大丈夫か?」サッ

男「え?まあ、大丈…」
友「遠慮するなよ」ビッ

男「え?」

友「こういう時の友達だろ?」

男「いや、別に」

友「先生ー!男体調悪いみたいなんで俺がやりまーす!」

男「え?ちょっと」

先生「男が?大丈夫か?」

男「え?いやまあ。あはは」

先生「でも友より男のほうが真面目だからなあ」

友「な!?」

男「いや、だったら俺が…」

「ふっふふ、なら俺も加わりましょう。先生」

友「お、お前は!」



友「……イケメン!!!」

イケメン「やっぱり友じゃ心もとないからな」

友「な、何をー!」

男「あ、いやだから…」

イケメン「先生これならいいでしょう?」

先生「まあ、イケメンがやってくれるなら」

友「くそぉ。俺じゃ頼りないってのかよ」

男「そもそも変わる必」
イケメン「まあまあ、友。ここは利害が一致してんだ…力を合わせようぜ?」

男「はあ?」

友「…しゃあねえーな。今回だけだぜ」フッ

男「何この茶番」


友「……頑張れよ。男」ビシ

男「……あぁえーっと、なんか元気でたわ」ハハ

イケメン「うまくいったらラーメン食いにこいよな」

男「そうだな……2人ともありがとう」ダッ

友「行ったな…」

イケメン「あとは男次第…さて掃除するかー」


男(ほんとにありがとな、友、イケメン)

男「女…全部終わらせたら会いにいくよ」グッ

「お疲れ様です」

女「わざわざ迎えにこなくてもいいのに」

付人「仕事ですから」

女「そうね…」

付人「今日はほんとに大丈夫ですか?」

女「大丈夫ですよ。それよりも、あなたに悪いことをするわね…」

付人「いえ、大丈夫です。」

女「ねえ、付人……この前男様と会った時…思ったんです。」

女「私は男様のことは10年前から知っていますが……それは7月7日の男様だけで…他は何も知らないんだと」

付人「そうですね…」

女「今、男様が何をしているのかも私にはわかりません…それでも」

付人「お嬢様……私はあなたとずっとにいました。」

女「?」


付人「だから、あなたの男様への気持ちが本物だとわかります」

女「え?」

付人「もう少し素直になってもよろしいかと」

女「……私はずっと…素直ですよ?」

付人「受け入れることも大切です」

女「付人…私は」

付人「私は応援していますよ」ニコ


女(受け入れる……私は逃げてたのでしょうか…)


男(さて…ついにここまできたわけだけど)

男「どうやって会うんだ…」

ウィーン

男(やっぱ行くなら受付か)

男「あ、あのお…」

受付「はい」ニコ

男「えっと…社長に会えますか?」

受付「え?」

男(うわあああ、これは絶対無理なパターンだ!)

受付「えっと…前もって連絡されましたか?」

男「いや、してないです…」

受付「当日の面会だと厳しいですね…」

男「そうですよね、はは。失礼します…」

受付「はぁ」


ウィーン

男(無理だろ……)

男(いや、言葉にすることが大事なんだ!)

ウィーン

男「すいません!」

受付「今度はどうしました?」

男「お願いです!社長に会いたいんです!男って言えばわかるはずです!」

受付「えっと」

ザワザワ

受付「どうしますか?警備の方を呼んだほうがいいですかね?」ヒソヒソ

男「…くっ」

「その必要はありません」

男「え?」

付人「どうも。」ペコリ

男「あれ、あなたは女の……ってことは女も?」

付人「いえ…今日は私だけです。」

男「そうなんですか…」

付人「社長に会いたいんですか?」

男「!……はい」

付人「わかりました。案内します。」

男「ほんとですか?」

受付「えっと…」

付人「こちらは大丈夫です。私は女お嬢様の付き人です。これを」サッ

受付「あっ。えっと…少々お待ちを」

男「何かありがとうございます」

付人「……」

男(無視!?)

受付「あの、確認が終わりました…どうぞ!」ペコリ

男「!」

付人「ありがとうございます」ペコリ


男「……」

付人「……」

男(き、気まずい…)

付人「先程…お礼を言われましたが」

男「?」

付人「私ができるのは案内することだけです」

男「…それで、充分ですよ。俺がやるべきことですから」ニコ

男「まあ、付人さんがいなかったら何もできなかったんですけどね」ハハ

付人「つきました」

男「はい」ドキ

付人「……お嬢様はけっして強い人ではありません。毎年男様に会うことを目標に努力をしていました」

男「大丈夫です。俺は終わらせたりしませんよ」ニコ

付人「……そうですね。では」

コンコン

付人「失礼します」

男 ゴクリ


父「…なんだね…いきなり…」

男「どうも…」

付人 ペコリ

父「……いろいろ言いたいことはあるが、付人何故君がここにいる?」

付人「お嬢様に男様を助けるよう命じられました」

父「女の護衛のお前がここに来て女に何かあったらどうするんだ?」ギロ

付人「……」

父「はぁ、もう良い下がれ…」

付人「失礼します」ペコリ

男 ジッ

父「さて…君はどうしてここにいる?」

男「俺は……認めてもらうためにここに来ました」グッ

父「……認めてもらう?何をだ?」

男「俺は今日女に自分の気持ちを伝えようと思います…」

父「ふん、それで?」

男「でも、これで最後なんて嫌です。俺はまだ女といたいです」

父「何を言うかと思えば……君は娘の何を知っている?」

男「それは」

男「何も知りません…あの時も女は会社の中の役割をこなして、ただ学校に行ってるだけの俺とは違うと思いました。」

父「それが分かっていてなぜ、娘に関わろうとする?」

男「……たしかに、俺と女は住む世界が違うのかもしれません。何もお互い知らないのかもしれません。」

男「でも、…女は女です!どんなに変わってもあいつは…女なんです…」

父「……」

男「俺が…大好きな女なんです。だから…俺はずっと一緒にいたいんです」グッ

父「……なぜ君は諦めないんだ?」

男「え?」

父「私の気持ちが変わると思っているのか?」

男「わかりません…でも何もしないよりはそっちのほうがいいって分かったから…前は俺も諦めてました」

父「じゃあなぜ?」

男「みんながいてくれたから…俺には支えてくれる人がいました。家族や友達…」

男「その人たちが勇気をくれました。それに俺にとって1番の支えは女です。だからもう諦めません。」

父「周りの支えか…」

男「あの時、俺が橋を渡ろうとした時俺に女を守る力はありませんでした…」

男「でも!今は守ってみせます。俺を女の隣にいさせてください!」

父「……」

父「……先日、君の兄が私のところへ来たよ」

男「え?」

父「君が来たらあってくれとも頼まれたよ」

男「兄貴…」

父「だが、それだけなら別に会う気はなかったのだがね…」

父「君の兄は君がここに絶対来ると言っていたよ。何故そこまで言い切れるのか不思議だったがね」

男「……」

父「実はもう1人、君の兄がそう言う前にそう言った人間が1人いるんだよ」

男「え?」

父「それは…女だ」


~~~~~~~~~~~~~~

父「約束?」

女「はい。もし男様がお父様の所へきたら話を聞いてあげてください」

父「そんな義理はないと思うが」

女「わかってます。だから…もし来なかった時はもう我儘は言いません。」

女「男様のことも忘れます…」

父「……来るとは限らないが?」

女「来ます。絶対に。」

父「何故そう思う?」

女「分かるからです。この10年間男様だけを私は思っていました…だから…なんとなくわかるんです」ニコ

父「……いいだろう…」

女「!」

父「ただし話を聞くだけだ。どうするかは私が決める」

女「わかりました」

~~~~~~~~~~~~~~


~~~~~~~~~~~~~~

父「約束?」

女「はい。もし男様がお父様の所へきたら話を聞いてあげてください」

父「そんな義理はないと思うが」

女「わかってます。だから…もし来なかった時はもう我儘は言いません。」

女「男様のことも忘れます…」

父「……来るとは限らないが?」

女「来ます。絶対に。」

父「何故そう思う?」

女「分かるからです。この10年間男様だけを私は思っていました…だから…なんとなくわかるんです」ニコ

父「……いいだろう…」

女「!」

父「ただし話を聞くだけだ。どうするかは私が決める」

女「わかりました」

~~~~~~~~~~~~~~

父「……私はね、君が来ても会うつもりはなかったよ」

男「え?」

父「それは、君がここまで来れないと思ったからだ。だが君はここに来た…」

男「でも、それは付人さんがいたから」

父「その付人は女がおくったものだ。そして女がそうさせたのは君が来ると信じていたからだ…」

父「だからそれは君の実力といえよう…」

男「……」

父「君は…周りにめぐまれているな」

男「え?」

父「そうやって何かをやってくれる人というのは少ないものだ…だがそれは自分が真面目に生きてきた証でもある…」


男「そんな、俺は…約束をやぶって…何もできない子どもです…」

父「……その通りだ。」

男「……はい。」

父「……女は…娘はお前にどんな顔を見せる?」

男「え?」

父「母親が死んでから娘はどこか元気がなかった…私自身どう接していいかわからなかった。娘は私のことを怖がっていたしな」

男「……」

父「だが、君と橋で会った日…初めて娘は私に面と向かって話をしてきたよ」

男「え?」

父「あれ以来、娘は強くなった…立派に育ってくれたよ…」

父「男くん。私は君を認めたわけじゃない。人を認めるというのは簡単なことではない」

男「はい…」

父「だが、10年間頑張った娘を認めないほど非情でもないんだよ」

男「え?」

父「君の気持ちがどのようなものかはわかった。だがそれだけじゃ認めることはできない」

男「そんな…」

父「だから、…約束をしよう。男と男の約束だ」

男「約束?」


男「今日はありがとうございます」ペコリ

父「お礼なら君の周りの助けてくれた人たちに言うんだな」

父「私は話を聞いただけだ」

男「はい」

父「兄君と言ったかな?」

男「え?」

父「彼はいい家族だ…大事にしたまえ」

男「!…はい!ありがとうございます!」

男「失礼します」

ガチャ

父(なあ女母…娘は強くなったぞ?そして守ってくれる人もいる…本当に強くなったよ…)

男(待っててくれ女、今会いに行くから)

ザワザワ

男(なんだ?人がいっぱい)

ーーーーーーーーーーーー

女(ここに来るのももう10年目ですか…私は変われたでしょうか)

ブー

女「はい、もしもし」

付人『お嬢様の言う通り男様を案内しました』

女「ありがとう。無理をいってごめんなさい」

付人「いえ……もうあの場所に?」

女「はい。どうかしましたか?」

付人「実は…」

ーーーーーーーーーーーー

タダイマ…エキデ …ノタメ… ウンテンヲミアワセテ

男(運転見合わせ?)

エー マジカヨー

男(こんなときに!)

ーーーーーーーーーーーー

付人『おそらく電車の時間もあわせると2時間ほど待つことになるかと…」

女「そうですか…」

付人『大丈夫ですか?』


ーーーーーーーーーーーー

男(いや、落ち着け…焦ったらダメだ)

男(たかが2時間)

ーーーーーーーーーーーー

女「大丈夫ですよ。私は」

ーーーーーーーーーーーー

男「そうだよ…だって俺は」

ーーーーーーーーーーーー

男・女「待つことには慣れているから」


 
 

いったんぬけます

最後は夜遅くなると思う

でも今回は伸びたりしないので大丈夫です
みてくれる人ありがとう

みんなすまん
ちょっとまってて

見てくれてる人ありがとう


ーーーー

ーーーーーー

ーーーーーーーー

ーーーーーーーーーーー

男「やっとついた…」

男(すっかり暗くなったな…)

男 スーハー

男「落ち着け…俺…。今日で最後だ」グッ

Milky Way/UnLimited

http://youtu.be/mxMeAS0tfz0

曲はれてるかな
七夕なのでBGMを
興味なかったらスルーで

再開する
またせてすまん


ーー夜空に輝く天の川のほとりに一人の、それは美しい布織りの天女がすんでいました。ーー

女「うぅ」グスン

男(ん?誰だろう?)

男「川みてるの?」

女「!!」ビクッ

男「うわ!そんなおどろかなくても!」

女「え?あっ…」

ーー神サマは布織りに何かご褒美をあたえようと、彦星という名の牛飼いと巡り逢わせました。ーー

男「えっと…俺は男。お前は?」

女「私は女…」

男「女ね。よろしく!」

女「よ、よろしく…」

ーー二人は必然的に惹かれあって、
毎日をずっと二人で居ることに決めました。ーー

男「でも俺たちは毎日会えるね!」

女「え?」

男「だって橋を渡ればすぐだもん!」

女「そうだね…男くんはまた遊んでくれるの?」

男「もちろん!女といると面白いし!」

ーー機織りをやめた織女にその神サマは怒って、
東西を繋ぐ先の天の橋を壊しだして、二人を離れさせました。ーー

女「・・・あのね…私、引越すんだ…」

男「え?」

女「お父さんがね…会社の近いとしんにひっこすんだって」

男「会えなくなるの?」

女「うん…ごめんなさい」

女「それでね…今日はお別れを言いにきたの…」

ーー「夢でも会えたらいいなんて、思うのは僕だけでしょうか?
あなたがずっと愛おしくて苦しくなるよ。」ーー

女「私がね1年間、勉強も習い事もたくさんいろんなことがんばったらまたここに来ていいって」

男「ほんとに!」

女「うん!……でもね…行っていいのは1日だけだって」

男「……え?」

女「ごめんね……で、でも、それでもいいから会いたい…」

男「……俺も」

女「え?」

男「俺も頑張るよ!……次会う時はおとなになってる!」


ーー「七月七日の夜 そうだ、今日だけ許された魔法の橋を渡って、
あなたのもとまで会いに行くよ。」ーー

女「7月7日?」

男「そう!7月7日の夜に…待ってるよ!」

女「場所はここで?」

男「うん」

ーそれから二人は今まで以上に仕事に励んで、
七月七日に一度にだけ会える日を待っていました。ーー

あ、いえ何でも…私はどうも英語が苦手で」

男「英語やってるの!?」

女「はい」

男「あっぽーとかおーれんじ?」

女「そうですね。AppleとかOrangeですね」クス

男「へえ…頭いいね」

女「そんなことないですよ」ニコ

ーーつらい時には夜空に浮かぶあの月を眺めて
「あの人もきっとこの月を眺めているでしょう。」ーー

女「水面に星が映ってまるで星の海に浮かぶ橋みたいです」

男「川なのに?」

女 クスクス

男「?」

女「相変わらずですね。お久しぶりです。男様」ニコ


ーー会えないことで二人の想いは募りあって、
苦しさに流れ出る涙は川を作った。ーー

女「こんばんは男様ー!」ギュ

男「うわ!」

女「ああ、懐かしいですね」ギュー

男「ちょ、ちょっと!」

女「?」

男「えーっと、とりあえず離してくれない?」

女「あら悲しいですね」


ーー上弦の月は、涙の川にわずかな灯かりと、
共に来たるべきその日の為に月の舟人を二人に与えました。ーー

女「あら、男様は勇気のある方ですよ」

男「そうかなあ」

女「はい」ニコ

男 ドキッ


ーー、「今日あなたと会えるコトを僕はどれほど待ったでしょう。
できれば僕は、二度とあなたを離したくはない。」ーー


男「お、女は俺のことどう思ってるの?」ドキドキ

女「……それは、大好きに決まってるじゃないですか!」

男「ほんとに?」

女「ええ」ニコ

男「お、俺も…俺も女のこと好きだよ」

女「はい。……ありがとうございます」ニコ


ーー「星の海に浮かぶ橋のに、今日だけ結ばれた二人も、
明日にはきっと離れ離れになってしまうのでしょう。」ーー


女「こうして会えるのは来年で最後です」

男「え?」


ーー「夢でも会えたらいいなんて、思うのは僕だけでしょうか?
あなたがずっと愛おしくて苦しくなるよ。」ーー

男(なあ、女…お前はどんな気持ちで待ってたんだ?)タッタ

男(俺は…ずっと…)


男(大丈夫…絶対最後になんてしないから)

ーー「七月七日の夜 そうさ。今日だけ許された魔法の橋を渡って、
あなたのもとまで会いに行くよ。』ーー

男「女…」

女「男くん…」


ーー会いに行くよ。ーー


ーー「夢でも会えたらいいなんて、思うのは僕だけでしょうか?
あなたがずっと愛おしくて苦しくなるよ。」ーー

男(なあ、女…お前はどんな気持ちで待ってたんだ?)タッタ

男(俺は…ずっと…)


男(大丈夫…絶対最後になんてしないから)

ーー「七月七日の夜 そうさ。今日だけ許された魔法の橋を渡って、
あなたのもとまで会いに行くよ。』ーー

男「女…」

女「男くん…」


ーー会いに行くよ。ーー

夜ー7月7日ー

男「久しぶり…遅くなった…」

女「大丈夫ですよ」ニコ

男「……」

女「……」

男「やっぱいつもと違うな…」

女「そうですね…一回会いましたからね」

男「あの時は本当にびっくりしたよ。女はああやって生きてるんだね」

女「あれはたまたまですよ…普段は普通の学生です」ニコ

男「俺…女のこと全然知らないんだよな…」

女「それは…私もですよ」


男「なあ、あの絵本覚えてる?」

女「もちろんですよ…」

男「女がさ、希望の話だって教えてくれたよな」

女「はい」

男「俺もそれと一緒で…女に会えるから頑張れた…だからありがとう」

女「そ、それは…私もです。私のほうこそありがとうございます…」

男「でも、やっぱり1年に1回は寂しいよ」

女「男くん…」

男「だから…」


男「こうして会えるのは来年で最後だ」

女「え?」

女「どういう意味ですか?」

男「……俺の友達がさ、言ってたんだけど、たった一言で関係が変わるんだって」

男「でも…女はその一言をいつも言うことで関係を変えることをしないようにしてたんじゃないかな」

女「一言?」

男「……女!」ギュ

女「え?あっ…」

男「はは、抱きつくのはいつもお前からだもんな」

女「そ、その…これは?」ドキドキ

男「……俺も決めたんだよ」ニコ

女「え?」

男「好きだ…女」ギュ

女「あ、あの…」

男「女の気持ちを教えてほしい…俺は全部受け入れるから」

女「わ、私は……」


女「だめですよ…」ポロ

男「女?」

女「私は…いつか会えなくなると知っていたのに…好意をもったことを伝えていました」ポロポロ

男「それがどうしたんだよ……」

女「男様は他にいい人がいたかもしれないのに」

男「そんな…ことないよ」

女「本当は分かっていたのに……男くんのことを諦められなくて」ポロポロ

男「うん…」

女「それなのに…男くんは私のこと好きだって……」ギュ

男「いいんじゃないかな?俺たちは特別なんだから」

女「…特別?」

男「1年に1回……そこでしかあえないなんて、伝えきれないよ」

男「俺が何をしてるのか女が何をしてたのか。俺たちは何も分からない」

女「……そうですね」

男「だから、……俺はこれからはたくさんいろんなことを伝えたい」


男「ずっと一緒にいてほしい!」

女「…男くん」



男「…そのために約束してきたんだ」グッ


女「……約束?」

男「うん…俺、女に比べたら全然頑張ってなかった」

女「そんなことは…」

男「いや、そうだよ…会えることもあたりまえになってたのかもしれない…だからいつか終わりが来るなんて思ってなくて」

男「でも、それじゃダメなんだ。俺はもう一度変わろうと思う」

女「…え?」

男「目標を立てたんだ……その目標が達成できたら女のところにもう1度くる…」

女「…もう1度?」

男「ああ、来年の7月7日…絶対にくるから…そしたらもうこの関係は終わりだ…」

男「だから、だから!次は恋人として…ずっと一緒にいよう!」ニコ

女「!……はい」ニコ


女「待ってます。私…もう1度ここに男くんが来てくれることを」ニコ

男「うん、必ず会いに行くよ」

女「…はい。……男くん。」

男「…なに?」

女「大好きですよ」ニコ

男「!」

男「…俺もだよ」ニコ

実はこのSSは僕の10年間の遠距離恋愛がベースになっています。
もちろん、七夕と絡ませるためや特定を防ぐために、無理やり時系列や場所、内容はいじっています。
でも各キャラの言い回しなどは当時のをそのまま使っています。そしてこのSSに登場するキャラにも全てモデルがいます。
ちなみに男はSSの内容を盛り上げるためにモテる設定でしたが、僕は一度も告白されたことがありませんし、
告白したのも小学生の時からずっと好きだった女のモデルになっている女の子に中学の時に告白をしたのが唯一です。
そしてこれからもずっと死ぬまで好きでい続けたい子もその子です。
ちなみに女父のモデルの人も本当にあんな厳しい人で男兄のモデルになった人は怒られました。

じゃあ何でこんなことを蛇足で書くかというと、『あのお話』だけが遠距離恋愛の結果じゃないということを知って欲しかったからです。
すごく上からな発言になってしまっていますが、『距離』に負けなかった『二人』が少なからず実在するんだってこと、
そしてその『距離』に勝つためには、このSSでもキーワードになっていますが、『想いをちゃんと伝え合うこと』、そして『大事な二人だけの約束を交わし、果たすこと』、
これが『距離』に勝つために大切なことなんじゃないかということを僕の実体験をもとにこのSSで皆さんに伝えたかったからなんです。

以上で蛇足は終了です。気分を害された方がいたら本当に申し訳ありません。
でもこれから、遠距離恋愛に挑もうとしている方、もしくはすでに途中の方、そして遠くに好きな人がいる方になんらかの考えるきっかけになればと思っています。
また、あの『七夕』というお話には僕自身とても考えさせられました。確かに僕もあの映画を見て凹みましたが、「あんな結果にならないためにも」と、遠距離恋愛に絶対に負けないという気持ちが逆に強くなったきっかけにもなりました。
そのおかげで僕は10年という年月を乗り越えて彼女と一緒になれました。なので、皆さんにもそういう風にあの映画を捉えてもらえれば、あの映画を見たことも決して無駄ではないと思えるのではないかと思います。

では長々と書いてしまいましたがこれで本当に本当に終わりです。ここまで読んで頂いて本当に本当にありがとうございました。

良かったよ、感動した!
お疲れ様でした

ってことで一応終わりです

曲はあれをイメージしたので貼りました
今回はこの前みたいに1ヶ月かかんなくてよかったです

見てくれた人ありがとう
よい七夕を

乙でした!




最後の後書きが秒速5センチメートル引用した有名なコピペ後書き思い出したからやめれwwwwww

でも面白かったよー!
乙乙乙!

これか
本当にまったく内容被ってんだけどどういうことなの?




実はこのSSは僕の7年間の遠距離恋愛がベースになっています。
もちろん、秒速5センチメートルと絡ませるためや特定を防ぐために、無理やり時系列や場所、内容はいじっています。
でも各キャラの言い回しなどは当時のをそのまま使っています。
そしてこのSSに登場するキャラにも全てモデルがいます。
ちなみに男はSSの内容を盛り上げるためにモテる設定でしたが、僕は一度も告白されたことがありませんし、告白したのも小学生の時からずっと好きだった幼馴染のモデルになっている女の子に中学の時に告白をしたのが唯一です。
そしてこれからもずっと死ぬまで好きでい続けたい子もその子です。
ちなみにイケメンのモデルの奴も本当にあんなくそ野郎で幼兄のモデルになった人にボコられました。

じゃあ何でこんなことを蛇足で書くかというと、『あの映画』だけが遠距離恋愛の結果じゃないということを知って欲しかったからです。
すごく上からな発言になってしまっていますが、『距離』に負けなかった『二人』が少なからず実在するんだってこと、
そしてその『距離』に勝つためには、このSSでもキーワードになっていますが、『想いをちゃんと伝え合うこと』、そして『大事な二人だけの約束を交わし、果たすこと』、
これが『距離』に勝つために大切なことなんじゃないかということを僕の実体験をもとにこのSSで皆さんに伝えたかったからなんです。

以上で蛇足は終了です。
気分を害された方がいたら本当に申し訳ありません。
でもこれから、遠距離恋愛に挑もうとしている方、もしくはすでに途中の方、そして遠くに好きな人がいる方になんらかの考えるきっかけになればと思っています。
また、あの『秒速5センチメートル』という映画には僕自身とても考えさせられました。
確かに僕もあの映画を見て凹みましたが、「あんな結果にならないためにも」と、
遠距離恋愛に絶対に負けないという気持ちが逆に強くなったきっかけにもなりました。
そのおかげで僕は7年という年月を乗り越えて彼女と一緒になれました。
なので、皆さんにもそういう風にあの映画を捉えてもらえれば、
あの映画を見たことも決して無駄ではないと思えるのではないかと思います。

では長々と書いてしまいましたがこれで本当に本当に終わりです。
ここまで読んで頂いて本当に本当にありがとうございました。

どういうことっつーかそれのコピペ改変なんだろ
本編が良かっただけにコピペ改変の後書きはいらんかった

なんかスレ自体が過去作のロンダかもって疑惑が出てきた
萎えるからやめて欲しかった

1年後ー7月7日ー

男「よう」

女「こんばんは」

男「……つ、月が綺麗ですね」

女「そうですね」ニコ

男「あ、あれ?」

女「どうかしましたか?」

男「いや、女知らないの?」

女「知ってますよ」ニコ

女「でも私は死にたくありませんから…やっと男様と一緒にいられるというのに」ニコ


男「そういうことね……けっこう恥ずかしかったんだぞ?」

女「ええ、知ってます」クスクス

男「それより…ずっと一緒っていうけど…別に1年ぶりじゃないだろ!」

女「何がですか?」

男「何がって!あの後何回か会っただろ!」

女「あら、それはお父様が許してくれたので」

男「まあ、たしかに約束を果たすまで会うなとは言われなかったかもしれないけどさ…それって約束の意味あるのか?」

女「お父様も男様に期待してますから」ニコ

男「まあ、たしかに…女がいたおかげで大学に合格できたんだけどさ」

女「勉強しておいてよかったですわ」ニコ

男「ほんと助かったよ…どうしても行きたかったからさ」

女「そろそろ理由を教えてくれても良いのでは?」

男「ああ、そういえば言ってなかったな…その、あの大学は通過点でしかないんだけど」

女「通過点?男様はまだ目標があるんですか?」

男「俺さ…兄貴と同じ会社に入りたいんだ…」


女「お兄様と?」

男「うん…いつも助けてもらってきたから少しでも力になりたくて…それでその勉強ができるのがそこだったから」

女「でも…男様にはレベルが高かったですよね?」

男「まあ、それくらいじゃないと目標とは言わないしさ」

女「そうですね…合格おめでとうございます」ニコ

男「何を今さら……それで久々に会ったわけだけどこれでずっと一緒にいられんだよな…?」

女「はい…私、ずっと待ち望んでいました」

男「ちゃんと女の父さんとの約束も果たして…ほんとに待たせちゃったな…」

女「でもいいんです。これからたくさん男様と会えますから」

男「会えるって言っても…特にすることあるか?」

女「あら!それはありますよ。ほら」ギュ

男「え?ちょ!」ドキッ

女「ふふふ、これからはたくさんこういうことができますからね」ギュー

男「いや、嬉しいんだけどさ、やっぱね」

女「だからこうして会えるのは今年で最後です」

男「え?」

女「だってこれからはずっと一緒ですから」ニコ

えっとおまけみたいな

あとコピペに関してはほんとすまん
この前盛大にすべったから今回こそリベンジしたかったんだが
また失敗しました

>>233
すまん。
見てくれてありがとう!

>>234
それはないぞ
まあ、疑われるようなことした俺が悪いんだが
見てくれてありがとう!

後書き滑りわろたwwwwww 

乙でした!
もしかして幼馴染もの書いてた人かな

>>228
見てくれてありがとう!

>>230
やっぱコピペはまずかったか
とにかく見てくれてありがとう!

>>242

男「やっぱ付き合うなら幼馴染だよな」幼馴染「え?」

もしこれのことならそうです
コピペはやめたほうがいいですかね?

>>244
やっぱりそれの人か!
後書きコピペで前も滑ったって言ったから思い出してたwww

前作も今作も本編めちゃくちゃ良かったから、
わざわざ痛い後書き改変しないで普通に自分の言葉で後書き書いた方がいいんじゃね?
前回も痛い後書きコピペの元ネタ知らない人が見て、あれ?ってなってたし

まぁ細かい事はどうでも良い
面白かった

見てくれた人ほんとにありがとう
支援してくれたから七夕にギリギリ間に合った

またいつか書いたらよろしくたのみます
その時はコピペはしないと思います

>>245
それでバレるってやっぱそうとうスベッてたのかwww
わかりました
次はやりません
見てくれたありがとう!

他の人もほんとにすいません

>>246
ありがとう!
次は気をつけます!

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2016年04月07日 (木) 08:35:23   ID: kZd_CcWC

こんなドラマみたいな恋愛したいw

2 :  SS好きの774さん   2016年07月10日 (日) 11:07:26   ID: r6nzFYXn

この二人のその後のストーリーが気になる!

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