ジャン「お前ら所属兵科何にするか決めたか…？」

ジャン「俺は決めたぞ…俺は…俺は」

ジャン「調査兵団に入る」

ライナー「…え」

ライナー「えっ！？」

ライナー「嘘やん！！」

ライナー「一緒に憲兵団に入って内地で結婚式挙げようって言ったじゃん！」

ジャン「！？」

アニ「まじで？」

コニー「お前らホモだったのか！？」

ライナー「うっうっ」

アニ「婚約破棄なんていい度胸だね、ジャン」

ジャン「破棄も何も俺はそんな約束してねえ！！」

ライナー「ううう！」ポロポロ

ジャン「その前に恋人ですらねえよ！」

ライナー「酷い…酷いぞジャン」

アニ「よしよし」

ライナー「しくしく」

サシャ「…」

ライナー「ゥヮァァン」

サシャ「腹くくりましょうよ……ジャン」

ジャン「お前まで何言ってんだ！！ふざけてるのか！？」

ベルトルト「じゃあライナー！ぼくと結婚しよう！」

ライナー「よっしゃ！」

キャンプファイヤー「パチパチ」

ライナー「いくぞベルトルト！」ぬぎ

ベルトルト「さあこいライナー！」ぬぎ

アニ「何か凄いことが始まる…予感」

サシャ「ライナー…良かったですね」ほろり

ﾄﾞｯｺｲｼｮ ﾄﾞｯｺｲｼｮ

サシャ「どっこいしょ！どっこいしょ！」

ｿｰﾗﾝ ｿｰﾗﾝ

コニー「ソーランソーラン！」

ライナー「ヤーレンソーランソーランソーラん！」

アニ「ソランソーラん！」

ベルトルト「はいはい！」パンパン

アニ「沖の鴎に潮どき問えば！」

ライナー「わたしゃ立つ鳥！波に聞け！！ほい！」

ﾁｮｲ ﾔｻｴｴﾝﾔ~~~~ﾝｻﾉ

ベルトルト「ドッコイショ！」

ジャン「はぁ！？」

ジャン「ちょっと待てお前ら！！」

サシャ「なんですかジャン！！」

ジャン「いつソーラン節のながれになったんだ！？」

ジャン「その前に仲間を弔ってる最中になにやってんだよ！」

キャンプファイヤー「パチパチ」

ジャン「お前らだって今何をしたらいけないかくらい分かるだろ！？」

ジャン「仲間の死よりどんちゃん騒ぎのほうが大事だって言うのかよ！」

マルコ「パチパチ」

ライナー「…(あのジャンが、変わったんだな…)」パンパン

ベルトルト「…」パンパン

アニ「…」

サシャ「…」

コニー「…そう…だよな」

ライナー「気に触ったのなら…謝る、すまんジャン……」パンパン

ベルトルト「…」パンパン

アニ「…」

ジャン「………分かれば良いんだよ…」ﾄﾞｯｺｲｼｮ

サシャ「どっこいしょ！どっこいしょ！」

コニー「どっこいしょ！どっこいしょ！」

ｿｰﾗﾝ ｿｰﾗﾝ

アニ「ソーラン！ソーラン」

ライナー「ヤーレンソーランソーランソーラン！」

アニ「ソランソーラん！」

ベルトルト「はいはい！」パンパン

ジャン「てめえらァァァアアア！！！」

コニー「やばい！ジャンが怒った！」

ライナー「落ち着けジャン…」

ジャン「これが落ち着いていられるか！！とりあえず服着ろよ！」

ベルトルト「嫌だよ」

ライナー「ジャン…」

ライナー「皆が辛気臭い顔してたらマルコだって笑顔で天国にいけないだろ？」

ジャン「ふぁ！？」

ライナー「こうやって最後だけでも賑やかに見送ってやるんだ…」

サシャ「辛いかもしれませんが…これも大切な事だと思うんです」

コニー「そうだぞ」

ジャン「お、お前ら……」

ジャン「(弔うの意味分かってんのかこいつら)」

アニ「腹をくくりな…ジャン、あんたは笑顔になる事から逃げているんだ…あんたは弱い……」

コニー「そうだぞ」

ジャン「………」

マルコ『ジャンは強い人ではないから＿＿＿…

ジャン「…(いつ場の空気を…読むべきか……)」ググッ

エルウィン「やっているな……」

ハンジ「…」なむなむ

リヴァイ「…」

ﾄﾞｯｺｲｼｮ ﾄﾞｯｺｲｼｮ

エルウィン「…」

ハンジ「…」

リヴァイ「…」

サシャ「どっこいしょ！どっこいしょ！」

コニー「どっこいしょ！どっこいしょ！」

ジャン「ソーラン！！ソーラン」

アニ「ソーラン！ソーラン！」

サシャ「どっこいしょ！どっこいしょ！」

コニー「どっこいしょ！どっこいしょ！」

ジャン「ソーラン！！ソーラン(血涙)」

アニ「ソーラン！ソーラン！」

ライナー「ヤァ~~~~~~~レンソーランソーランソラン！！ソーラン」

キャンプファイヤー「ハイハイ！！」

リヴァイ「何をやってんだこいつらは……」

エルウィン「賑やかだ」

…… ……

エルウィン「君が昏睡状態だった3日間に起こったのはこれくらいか…」

エレン「…………そう…ですか……」

エレン「(…俺の一件であいつらと遠い存在になれて)」

エレン「(凄いハッピーなのかもしれない)」

エルウィン「…と、まぁ…」

エルウィン「そういう事だからこの子達も暫く牢獄に入れておくことになったんだ……」

リヴァイ「…」ポイッ


ライナー「うっ」ドサッ

ジャン「」ドサッ

ベルトルト「」ドサッ

コニー「」ドサッ

エレン「」

エルウィン「仲良くしてあげてくれ…それでは」

エレン「そんな！待って！！待ってください！」

リヴァイ「まぁ…頑張れ」

エレン「行かないで！！」

ライナー「うう……」

エレン「！！」

ライナー「ここは…」

ライナー「！エレン」

エレン「ラ、ライナー……おはよう…」

ライナー「お、起きろベルトルト！」ゆさゆさ

ベルトルト「うーん……ソーラン…」

ライナー「結婚しよ」

ベルトルト「ライナー！」ガバッ

ベルトルト「はっ…ここは…」

ライナー「ベルトルト…なんでか良く分からないが俺たちは牢獄にいる」

ベルトルト「なんでかって3日間全裸でソーラン踊り続けて…捕まって…」

ベルトルト「…くそ女子たち…団長が来た瞬間大人しくなりやがって…」

ライナー「そんな事はどうでもいい！」

エレン「…」

ライナー「それよりこれは絶好のチャンスなんだ」

エレン「……お前ら…ソーラン節踊って捕まるってどういう…」

ベルトルト「…！！！エレン」

ライナー「俺の言いたいこと…分かったか？」

ベルトルト「ああ…」

ライナー「………エレン」

エレン「何だよ…」

ライナー「俺たちもエレンと同じなんだ」

エレン「……？」

ライナー「俺がソーランの巨人で、こいつが節巨人ってやつだ」

ベルトルト「…」

エレン「は？」

ライナー「だからエレン、俺たちと一緒に来てくれ」

エレン「え？ちょ、俺鎖つながれてるし」

ベルトルト「…ライナー…」

エレン「お前らの言ってること意味わかんねえよ……」

ライナー「……そうか…そうだよな」

ライナー「ふん！」ブチ

鎖「」

ライナー「よしいこう！」ぐいっ

エレン「いやそういう問題じゃねえって！！離せよ！」

エレン「第一どこに行くんだよ！」

ライナー「俺たちの故郷！」

エレン「やだよ！！」

ライナー「！！」

ベルトルト「…ライナー」

ライナー「…」ゴゴゴ

ベルトルト「ライナー…やるんだな！？今、ここで！」


エレン「(アタマが限界だ…)」

エレン「(舌噛もうかな……)」

エレン「…」

エレン「…」ブチ

ドォオオオオン


ブワッ

ドンガラガラガシャーン

コニー「いでっ！！何だ何だ！？」

ジャン「ぶあっ！！」

その日 人類は再び思い出した

ヤツらに支配されていた恐怖を

鳥かごの中に囚われていた屈辱を


鎧の巨人「」ｿｰﾗﾝ ｿｰﾗﾝ

超大型巨人「」ｿｰﾗﾝ ｿｰﾗﾝ

エレン巨人「」ﾄﾞｯｺｲｼｮ ﾄﾞｯｺｲｼｮ


コニー「凄え…巨人達がソーラン節踊ってやがる」

ジャン「(ソーラン…節……)」

ジャン「………ソーラン」

完

お前絶対憲兵団のやつだろwwww
乙