エレン「………」ジーッ ベルトルト「……」(21)

10巻までネタバレあるかも



エレン「………」ジーッ


ベルトルト「……」


エレン「…………」ジーーッ


ベルトルト「…………?」キョロキョロ


エレン「………………」ジーーッ


ベルトルト「………………?…!」クルッ

ベルトルト(あれ…?なにこれ?)


エレン「…………」ジーーーッ


ベルトルト(み、見つめられてるのかな…?)

エレン「……………」ジーーーーーッ



ベルトルト「………」ジーッ


エレン「………」ジーッ


ベルトルト「………」ジーーッ


エレン「………」ジーーッ


ベルトルト「…………」ジーーーッ


ベルトルト(何これ、怖いんだけど)


エレン「………」ジーーーッ


ベルトルト(エレンに何かしたしかっけ…?見つめられている…というよりも)

エレン「…………」ジーーッ

ベルトルト(確実に睨んでいるよね)ハァ



ベルトルト(僕が何したって言うのかな、睨まれる事はしてないと思うけど…)

エレン「………」ジーーーーッ


ベルトルト(……まさかね)


ライナー「お、いたいた」


ベルトルト「…!ライナー」


エレン「…!」スタスタ

ベルトルト(あ、どっか行った)


ライナー「ん?どうしたベルトルト」


ベルトルト「…んー、何でもないよ(多分)」


ライナー「…そうか」

期待してる



ベルトルト「それより」


ライナー「ああ、問題ない」


ベルトルト「そう、ならよかった」


ライナー「にしても、こうも長くいると戦士としてなのか兵士としてなのか、見失いそうになっちまう」


ベルトルト「ライナー…」


ライナー「いや、しっかりと自覚はある、だが、たまにな」

ベルトルト「…ライナーは昔も今も、戦士だよ。道を誤ったときは、僕が正すよ」


ライナー「ああ、そうか」


ライナー「なんかすまない」

ベルトルト「……いや」



ベルトルト(…甘っちょろいなー)

ベルトルト(ライナーは優しい)

ベルトルト(でもそこが良いところであり、悪いところでもあるんだよ)


ベルトルト(だからと言って、彼等と仲良くするのは悪いとは言わない)



ベルトルト(でも、いざというときに、君は戦士として戦えるのかい?)



ベルトルト(…もし兵士として生きていくことにしても、僕らはもう…)



ライナー「…ベルトルト?」


ベルトルト「…何でもないよ、次は対人格闘訓練だね。急ごう」



ベルトルト(人としての過ちを犯しすぎた)



ベルトルト(対人格闘訓練か…)


ベルトルト(何かあったときには、役に立つかもしれないな)


トーマス「おい、よそ見すんなよー教官に見られちまうぞっ!!」ダッ


ベルトルト「あ、ああ…ごめん!」バシッガンッ

トーマス「…うっ」

ベルトルト「うわっ!ごめ…ト、トーマス?」オロオロ

トーマス「」




アニ「……(何やってんだい)」ハァ


エレン「…!(チャンス!)」


エレン「おりゃあぁ!!」ダッ

アニ「…甘い」スッ


エレン「…なっ!?(避け…っ)」


アニ「…っ」ゲシッ


エレン「うわっ!!……�・っ!」ドターン


アニ「…奇襲かけるのに、大声出すバカがどこにいるんだい」ハァ


エレン「くっそ…」イテテ


アニ「ほら」スッ


エレン「あ、ああ…悪い」ギュッ

アニ「……」


エレン「やっぱりアニの技はすげーなっ!」


アニ「…別に大したことじゃない」

エレン「そうか?俺は尊敬するぞ」

アニ「…!…そうかい」

アニ(私が少しうれしいと感じるなんて…)


エレン「もう一回やろーぜ」

アニ「全力でかかってきな」

エレン「何だと…後悔すんなよ!!」


ミカサ「」ジトー…

ライナー「おい、ミカサ…ちょ何する…っ!」


ミカサ「ふっ…!」ブンッ

ライナー「」ズドオォン

エレン「わっ!何だ?ライナーが降ってきたぞ」

アニ「…!……」ハァ




ベルトルト「………」

ベルトルト(アニがあんなに楽しそうにしている)

ベルトルト(初めて見…いや、小さい頃はもっと笑っていたな…)

ベルトルト(…久しぶりに見た…いつからだろうか、アニもライナーも…)

ベルトルト(……)


ベルトルト(何だろう、変な感じ)


トーマス「」

ベルトルト「…医務室」ボソッ


エレン「おいミカサ危ないだ…あ」

ミカサ「…?エレン?」


エレン「……」ジーッ



アニ「…?」クルッ

アニ(…ベルトルトがトーマスを背負っている…)

エレン「……」ジーッ

アニ(のを見てるのか?)


ミカサ「エ、エレン?どうしたの?頭打ったの?どこか痛いの?…!」オロオロ

ミカサ「私がいなくて寂しかったのならば問題ない、次は私と組もう」キリッ

アニ「…おい」


ライナー「」


どうしよう。オチが思いつかない。
ほのぼのなのか、シリアスなのかわからんぶりぶりざえもん



ベルトルト「よいしょっと」

ベルトルト(意外に重かった…)

ベルトルト「……大丈夫だよね?」ユサユサ

トーマス「…うぅっ」


ベルトルト(…意識はあるみたい…)ホッ


ベルトルト(そういえば、前にもこんなことあったなー…)


ベルトルト(たしか、ライナーとアニと三人で遊んでたときだっけ…)


チビトルト『天気いーねー』

ロリアニ『そーだねー』

チビトルト『ポカポカだねー』

ロリアニ『そーだねー』

チビトルト『……』ボー

ロリアニ『……』ボー

チビトルト『ひまだね』

ロリアニ『…うん』

ロリアニ『ライナーはどこいったの?』

チビトルト『うーん?』

チビナー『おーい!いたいた!』

チビトルト『あ、ライナーだ』

ロリアニ『あ、ほんとだ』

チビナー『なにやってんだよー、探したんだぞっ』


チビトルト『んー…ひなたぼっこ?』

ロリアニ『ひなたぼっこー』

チビナー『まったく、わかいんだから元気に遊べっておっさん言ってたぞー』

ロリアニ『何それ』キョトン

チビトルト『ライナーおっさんくさーい』アハハ

ロリアニ『おっさんくさーい』キャハハ


チビナー『ベルトルトからあくいを感じる…アニはわかってないだろ!』

ロリアニ『おっさーん』キャハハ トテトテ

チビナー『あっ!こら!逃げるなっ!』ダダダッ


ロリアニ『あははっ!おっさーん!』タタタタッ

チビナー『俺はおっさんじゃないっ!待て、このっ!』ダダダッ


チビトルト『アニ!あぶないよっ!』オロオロ

ロリアニ『おっさ…あっ!』ズサアァァ

チビナー『!おい、だいじょうぶか!』

チビトルト『アニ!』


ロリアニ『…�・っいたい』グズグズ

チビナー『思いっきり足すりむいたな…』

チビトルト『うわー…いたそー…』

チビナー『!ベルトルト!!』

チビトルト『あっ!しまっ…』

ロリアニ『…�・っうわあぁぁぁぁん!』ポロポロ


チビナー『…ア、アニ!だいじょうぶだぞっ!』アセアセ

ロリアニ『うああぁぁぁん!!』ポロポロ

チビトルト『あわわわ…』オロオロ

チビナー『ほ、ほーら!いたいのいたの…とんでけー!』バッ


ロリアニ『……っ』ウルウル


チビナー・チビトルト(……やったか!?)


ロリアニ『…うわあぁぁぁぁん!!いたいよおぉぉ!』ボロボロ


チビナー『ほ、ほーら、よしよーし』アセアセ

チビトルト『あわわわ…』オロオロ



チビナー『くっ…!こうなったら…』

チビトルト『やるんだね!今!ここで!』グッ

チビナー『ああっ!』

ロリアニ『うわあぁぁぁ…』ヒョイ

チビナー『ほらっ!』

チビトルト『アニのりなよ』スッ

ロリアニ『んっ…ふ?』オンブ

チビトルト『ほら高いよー!』スクッ

チビナー『おおー、アニ良かったな!』

ロリアニ『……っうん』パアァァ

チビトルト・チビナー(よかった…)ホッ



ベルトルト「…ふふっ」

ベルトルト(あの頃のアニは可愛かったな…アニにいっつも振り回されていたっけ?)

ベルトルト(一回アニをお嫁さんにするのはどっちだって、ライナーと争ったっけ?)

ベルトルト(結局、抜け駆けしないように同盟を作ったんだよな…)


ベルトルト(そしていつも、アニの親父さんに睨まれてたなー…怪我させた時なんてひどかった)

ベルトルト(『うちの娘を傷物にしやがってどう落とし前を付ける』と鎌を持ちながら来たときは、死ぬかと思った)


ベルトルト(結局庭の草刈りを手伝ったんだっけ…)


ベルトルト「……意外に覚えているものだね」フゥ

クリスタ「…あ」ガラッ

ベルトルト「…あ」

同郷組かわいい

かわいいな

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