真姫「私で遊ぶのはいいけど」 (992)

眠れませんでしたのでさくっとラブライブSS

真姫「…え?出張?二人で?」

真姫ママ「ええ、ごめんなさい、本当なら一人にさせたくはないんだけど」

真姫「もう私も高校生よ?一人でだって何とかなるわよ。お手伝いさんだっているんだし」

真姫パパ「それがな、あちらの家族の用事で今日と明日は休むことになったんだ」

真姫「つまり私一人ってこと?…別にいいけど」

真姫ママ「本当にごめんなさい。私たちは1か月ほど開けちゃうことになるけど、許してね」

真姫「いいのよ、お仕事なんだから」

真姫パパ「あとで帰ってくるまでのお金は用意しておくから、困ったら使いなさい」

真姫「うん」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1404326379

-翌日-

真姫「とはいったものの」

真姫「この家って、人がいないとこんなに広いのね……」

真姫「いつもはお手伝いさんが忙しく掃除とか庭の手入れしてたのに」

真姫「あ、掃除、どうしよう……」

真姫「よく考えたら私、料理もできないわよ」

真姫「別に興味がないだけで、できないわけじゃないけど……」

真姫「あぁもう、ということはご飯も買わないといけないのよね、面倒だわ……」

真姫「……外に出て空気でも吸いましょう」ガタ

-商店街-

穂乃果「あ」

真姫「ん?」

穂乃果「真姫ちゃんだー!ぐうぜーん!」

真姫「ん、そうね、どうしたの?」

穂乃果「えーとね、お母さんたちに用事頼まれて買い出しにいってたの!」

真姫「あぁお手伝い。えらいわね」

穂乃果「真姫ちゃんの家ってそういうのなさそうだよね」

真姫「あるわよ?病院の見回りとか」

穂乃果「ほぇー、やっぱり跡を継ぐって大変だね!」

真姫「あなたの家だって同じようなものでしょ?それにすごいもすごくないもないわよ」

真姫「それより、あなた戻らなくていいの?用事の途中なんでしょ?」

穂乃果「…………」ジィーッ

真姫「……何よ」

穂乃果「真姫ちゃん!うちに来ない?」

真姫「うえぇ?なんでよ?」

穂乃果「ちょっと人手が足りないからさ!お手伝いは一人でも多いほうがいいからねー!」グイッ

真姫「ちょ、ちょっと!まだいいなんて言ってないでしょー!」

穂乃果「かたいこと言わなーい!いこいこー!」グイグイ

真姫「あ、ひっぱらないでよー!」バタバタ

-穂むら-

真姫「結局、きてしまったわ……」

穂乃果「真姫ちゃんは頼んだら断らないからね」

真姫「私はいいとは一言も言ってないじゃない……」

穂乃果「でも、ちゃんと来てくれてるじゃん」

真姫「むぅ……」

真姫「もう、わかったわよ。で、何をすればいいの?」

穂乃果「……むっふっふ~」ニヤニヤ

真姫「……何よ、その顔」

穂乃果「穂乃果と一緒に、店番だよ!」

真姫「え……ええー!」

穂乃果「今日は豆名月だからね!いろんなお客さんが特製ほむまんを買ってくれる日なんだー!」

穂乃果「けどお父さんとお母さんは作るので忙しいし、雪穂は受験勉強中だからだめ、だから私一人なの……」ヨヨヨ

真姫「それで私に手伝わせようってこと?海未やことりを呼べばいいじゃない」

穂乃果「海未ちゃんは弓道の大会でいないし、ことりちゃんも用事があるんだって」

真姫「……どうしてこんな日に外に出てしまったのかしら……」

穂乃果「それはあれだよ、穂乃果に会うためでしょ!」デッショー!

真姫「違うわよ!……で、私なんかでいいの?」

穂乃果「もっちろん!一人でもいてくれれば大助かりだよ!」ニコニコ

真姫「……そう」

真姫「いいわよ、大変みたいだし」

穂乃果「やったー!穂乃果褒められちゃう~」

真姫「まったく、現金なんだから……」クスッ

穂乃果「じゃあ早速店番の説明するね!こっちきて!」グイッ

真姫「だから引っぱらないでってー!」

-10分後-

穂乃果「わぁ、真姫ちゃん割烹着似合うー!」パチパチ

真姫「あ、あんまり見ないでよ、恥ずかしいから……」

穂乃果「これから人様にみせるんだから恥ずかしがってちゃだーめ!」

真姫「うっ……」

穂乃果「お客さんの受け答えは穂乃果がするから、真姫ちゃんは品物の袋詰めをお願いしたいな」

真姫「なかなかに大変そうね、商品の種類多いんでしょ?」

穂乃果「大丈夫、今日は豆ほむまんと栗ほむまんがメインだから!」

真姫「この黄色のが豆で、茶色いのが栗?」

穂乃果「そうだよ!すごいや真姫ちゃん!まだ何の説明もしてないのに理解してるなんて!」

真姫「いや、ちゃんと書いてあるし……」

穂乃果「あ、それと怪我には十分気を付けてね!場合によっては商品全部捨てなくちゃいけないから!」

真姫「うぇ、そうなの?」

穂乃果「うん、お母さんが言うには血が病気のもとになっちゃうんだって」

真姫「そうなの……気を付けるわ」

穂乃果「いよぅっし!じゃあ声掛けの練習しよう!」

真姫「私もやるの……?」

穂乃果「大丈夫大丈夫、ライブの時と一緒だよ」

真姫「何言ってんのよ」

真姫「ライブは見てもらうもの、けど商売は人を見るものでしょ?似てるようで全然……」

穂乃果「そうかなぁ、精一杯頑張るものってことで同じだと思うけど……まあいっか」

穂乃果「じゃあ私に続いて声出してね! いらっしゃませー!」

真姫「い、いらっしゃい、ませ……」

穂乃果「声が小さーい!もう一回!いらっしゃいませー!」

真姫「い、いらっしゃいませ!///」

穂乃果「うん、やっぱり真姫ちゃんってすごいや」ニコ

真姫「私は恥ずかしくて死にそうよ」

穂乃果「えー?真姫ちゃんまだ恥ずかしいの?」

真姫「慣れないうちはそういうものなのよ……」

穂乃果「じゃあできないの?」

真姫「え?」

穂乃果「できないんだー?」ニヤニヤ

真姫「うっ……いいわよ!やってやるわよ!どーんと任せなさい!」

穂乃果「やったね真姫ちゃん!それでこそだよ!」

真姫(しまった、つい乗せられてしまった……)ズーン

-それから-

ほのまき「ありがとうございましたー!」

客「お姉ちゃんかわいいね、新しいアルバイト?」

真姫「え、えっと、そんな感じです」

客「へぇー!看板娘がこれで3人かぁ、穂むらの繁盛間違いなしだね」

穂乃果「えっへん、これからもご贔屓にしてくださいねー!」

穂乃果「…っと、だいぶ売れたね!」

真姫「そうね、でもあんなに人が来るのね」

穂乃果「なんせ今日限定のスペシャルほむまんだからね!」

真姫「まだ残りはあるのかしら、私も買っておきたいわ」

穂乃果「大丈夫大丈夫、どうせお父さんたちが張り切りすぎて残ってるよ」

ほのママ「残ってないわよ」ヒョコッ

穂乃果「え?」

ほのママ「さっきので全部、終わっちゃったの」

真姫「うそ……」

穂乃果「すごいね!私たちだけじゃいつも余ってばっかりだったのに」

ほのママ「これは西木野さんにうちで働いてもらうか……」

真姫「うえぇ!?」

穂乃果「駄目だよ、真姫ちゃんは大事な将来があるんだから!」ダキッ

真姫「ちょ、抱き付かないでよ」グイッ

ほのママ「うふふ、冗談よ、冗談。けど今日は手伝ってもらってありがとうね。おかげでだいぶ楽ができたわ」

真姫「いえ、そんな……」

ほのママ「よかったら今日うちでご飯食べていかない?」

真姫「え?いや、でも……」

穂乃果「いいじゃんいいじゃん、一緒に食べようよ、ね?」

真姫「……」

真姫「じゃあ家に連絡……あ」

穂乃果「どうしたの?」

真姫「今日、うちに誰もいないんだった……」

ほのママ「ほほう」キラン

穂乃果「ということは」キラン

母娘「断る理由はないね!」ビシッ

真姫「ええ!?」

ほのママ「よーっし!腕によりをかけて美味しいもの作るわよー!」ダッ

穂乃果「わーい!何が出るかな?楽しみだね!」

真姫「……」

穂乃果「…どうかした?」

真姫「ううん、ちょっと羨ましいなって」

穂乃果「どうして?」

真姫「だって、楽しそうだし」

真姫「私の家庭がつまらないってわけではないけど」

真姫「ほら、親子の壁がないなって思って」

穂乃果「そうなの……?」

真姫「ええ。私は少し、親に壁を感じちゃってるから」

穂乃果「ふーん……ご飯出来るまで、部屋で待ってよっか」

真姫「あ、ごめんなさい。暗い話しちゃって」

穂乃果「いいのいいの。ほら、いこ?」ギュッ

真姫「……ええ」

-穂乃果の部屋-

真姫「こうしてあなたの部屋に入るのは初めてかしら」

穂乃果「あ、確かにそうだね」

真姫「やっぱり女の子らしいというか、少女漫画がいっぱいあるわね」

穂乃果「読みたかったら読んでもいーよ?」

真姫「それはまたの機会にするわ。……ふぅ」トントン

穂乃果「お、お疲れですねぇ、お嬢さん」

真姫「そりゃ午前中からずっと店番させられていたら疲れるわよ……っていうかなんであなたはまだ元気なのよ」

穂乃果「よろしければ肩とかもんだりしやしょうか?」

真姫「……そうね、お願い」

穂乃果「へっへっへ、たっぷりたのしんでいってくだせえよ」

真姫「その下心全開の変な口調はやめてくれない?気持ち悪いわ」

穂乃果「ひどいっ!?」ガーン

穂乃果「…じゃあまずは肩から行くね」

真姫「うん」

モミモミ

真姫「あ、んっ……」

穂乃果「気持ちいい?」

真姫「うん……ちょっと、くすぐったいけど」

穂乃果「小さい頃ね、おばあちゃんやお父さんによくやってたんだー」モミモミ

真姫「そう……、んぅっ、そ、そこ……!」

穂乃果「だいぶ固いね、ちゃんとストレッチしてる?」

真姫「穂乃果と違って私は忙しい……んんっ!」

穂乃果「ひっどいなー、私だってこう見えて忙しいんだよ?」グイッ

真姫「い、いたっ!……んぁ、なにするのよ……」

穂乃果「真姫ちゃんが穂乃果のこと馬鹿にするからだよー」ブスッ

真姫「ごめん……」

穂乃果「いいもーんだ、今真姫ちゃんのせいさいごうだつけんは穂乃果の手の中にあるし」モミモミモミ

真姫「それを、いうなら、んんっ、生殺、ふぁっ、与奪権よ……くあぁっ」

穂乃果「ふふっ、真姫ちゃんかーわいい♪」モミモミ

シャッ

雪穂「ちょっと!なに部屋で変な声……」

真姫「あ……」

穂乃果「なぁに?ただ肩もんでるだけだよ?」ニコニコ

雪穂「……ごめん、なんでもない」パタン

真姫「……やっぱり帰る」

穂乃果「逃がさないって言ったでしょ~?」ガシッ

真姫「いやよ!こんな恥ずかしい誤解されるくらいなら帰ったほうがましよ!」グワーッ

穂乃果「真姫ちゃんが変な声出すからじゃん!」

真姫「うぐっ……」

穂乃果「はい、肩はおしまい」ポン

真姫「ん……なんだか軽くなった気がする」

穂乃果「でっしょー!また頼まれてもいいよ!」

真姫「……考えとく」

穂乃果「さぁ次は背中だよ!ほら早くうつぶせになったなった!」

真姫「ま、まだやるの?」

穂乃果「真姫ちゃんはお客さんだからね!うちのマッサージは全部受けてもらうよ!」

真姫「……わかったわよ」ペタン

真姫「ところで、どこまでやるの?」

穂乃果「……うーん、あと手と、足かな?」

真姫「なんで疑問形なのよ……」

穂乃果「ほらほら、いくよー」グイッ

真姫「うあぁ、すっごい……っ!」

穂乃果「おぉう、こっちも相当ですねぇ」グイグイ

真姫「んぐっ……あぁ、この、圧力が……心地、いい……!」

穂乃果「まだまだいくよー」グイッ

真姫「ふあぁ、と、鳥肌立っちゃう……」ゾクゾク

穂乃果「…………」グイー

穂乃果(真姫ちゃんの耳ってあんまりみたことないんだよね)

穂乃果(息吹きかけたりとかしたら、どういう反応するかな?)

真姫「はぁ、すっごい……」ウットリ

穂乃果「…………」ニヤリ

穂乃果「ふぅっ」

真姫「ふひゃああああぁあ///」ビクン

穂乃果「えっ」

真姫「んっ、ば、馬鹿!なんてことするのよ!///」ガバッ

穂乃果(こりゃ面白い。今度は耳をかんでみよう)

穂乃果「ご、ごめん、力入れる時に偶然耳に息が……」

真姫「……そう、まぁいいわ」ペタン

穂乃果(……今だ!)キラーン

穂乃果「ちょっと失礼」スッ

カプッ

真姫「んぁあああ///ちょ、穂乃果、ばか、やめなさいよ!」

穂乃果「うわー、真姫ちゃん耳弱いんだ……」

真姫「誰だって強くないわよ!ていうか怒るわよ!」

穂乃果「いいよー、真姫ちゃんのこともっと知れるなら」フーッ

真姫「んぁあ、だめぇ、吹きかけないでぇ///」

-それから数分後-

穂乃果「あぁ、面白かった!」ツヤツヤ

真姫「穂乃果、後で覚えてなさいよ……」グッタリ

シャッ

雪穂「もう!また真姫さんに変な声出させて!お姉ちゃんさっきからうるさいよ!」

穂乃果「雪穂もやる?すっごい面白いよ!」ケラケラ

真姫「ちょ、やめて、雪穂ちゃん!」ガクガク

雪穂「やらんわ!まったく、勉強の邪魔だからそういうの控えてよね!」

穂乃果「はーい」テヘッ

パタン

真姫「…穂乃果の馬鹿」

穂乃果「え?」

真姫「私に恥をかかせてそんなに楽しいの?」ムス

穂乃果「そういうつもりじゃなかったんだけど、なんていうか、ごめん……」シュン

真姫「あ……私で遊ぶのはいいけど、こういうのはほかに誰もいないところでやってよ、そしたら気にしなくて済むから」カミノケクルクル

穂乃果「それって……」

真姫「……何よ」

穂乃果「真姫ちゃんにこれからもいたずらしていいってことだよね?やったー!」ダキッ

真姫「ちょ、そういうことじゃなくてー!」

穂乃果「うへへ、真姫ちゃんは穂乃果のモノーってね!」ギューッ

真姫「うぅ……」

このあと高坂家で散々ネタにされる真姫だった

-おしまい-

いい感じに眠気きたんで寝ます
真姫ちゃんの耳っておいしそうですよね

おはようございます(6時間ぶり)
前作はHTML化したんでこちらで
長編は辛いのでこれからは短編メインになるかも
というわけでネタをください

部室で無防備に寝てる穂乃果を見つけてつい魔が差して
途中でみんなが来ること忘れちゃって云々

>>35を使おうかなと
とりあえずこのスレ使いつぶすくらいにはやります

-部室-

ガチャ

真姫「おはよう……ってだれもいないの?」

真姫「……」ツカツカ

ガチャ

真姫「あ、やっぱりいた」

穂乃果「スー……スヤスヤ……」

真姫「何で大の字になって寝てるのよ……」フッ

穂乃果「……ふへへ……」

真姫「もう、風邪ひくわよ?起きなさい、穂乃果」ペチペチ

穂乃果「んぁ…………」

真姫「ん……」

真姫(よく見るといたずらしたくなる寝顔してるわね……)ジーッ

真姫「…………」キョロキョロ

真姫「まぁ、穂乃果なら怒らないわよね」

真姫「…………」ツンツン

穂乃果「ゃぁ……くすぐったぃ……」

真姫「…………ふふ」ツンツンツン

穂乃果「やめてぇ……穂乃果おもちじゃないよぉ……」

真姫「どんな夢見てるのかしら……」クス

穂乃果「ん……」ゴロン

真姫「あっ……」ムッ

真姫「…そう、そういうことするなら」ニヤリ

コチョコチョ

穂乃果「んっ……」ピク

真姫「ふふふ、この真姫ちゃんを無碍にしたことを後悔しなさい」コチョコチョコチョ

ほのか「ん、ふぁあ……」ピクピク

真姫「うふふふふふ」コチョコチョコチョコチョ

ガタン

真姫「!?」ビクッ

ことり「真姫ちゃん、なにしてるの……?」

真姫「え?あ、いや!穂乃果が寝てるから起こそうと思って!」アタフタ

穂乃果「ふぇ?」ムク

ことり「…………じー」

真姫「…………」

穂乃果「……えっと、なに?これ?」

ことり「穂乃果ちゃん、大丈夫!?怖い目にあったりしなかった?」

穂乃果「え?なに?穂乃果襲われたの!?」ガーン

ことり「真姫ちゃん、穂乃果ちゃんに何をしたのか説明して!」

真姫「……穂乃果が気持ちよさそうに寝てたから起こそうとしたのよ。さっきも言ったじゃない」

ことり「ううん!絶対違うよ!穂乃果ちゃんを襲おうとしてたんでしょ!こんなにかわいいから!」

真姫「なんでそうなるのよ!」

穂乃果「あぁ、ごめんねことりちゃん、なんか日差しが暖かくて気持ちよかったから、ついお昼寝しちゃって……」エヘヘ

ことり「え……」ピタッ

真姫「……」ジー

ことり「あ……、ご、ごめんなさい!さらばっ!」ピュー

真姫「あ!逃げた!待ちなさーい!」ダッ

穂乃果「なんだったの……?まぁいっか」ゴロン

真姫「くっ、逃がしたわ……」トボトボ

穂乃果「あれ、おかえりー」

真姫「………」ジトー

穂乃果「ん?なあに?」

真姫「大体穂乃果も穂乃果よ!なんでくすぐられてんのに全く起きないのよ!」ガー

穂乃果「ええ!?なんで怒られるの!?」

真姫「あんたが無防備すぎるのがいけないのよ!少しは危機感持ちなさい!」

穂乃果「……ん?」

穂乃果「怒られてるのはこの際いいとして、真姫ちゃん、私の体であそんだの!?」

真姫「うっ!」ギクッ

穂乃果「……なにしたの?」ジッ

真姫「……顔つついたり、くすぐったり」カミノケクルクル

穂乃果「ふーん……」

穂乃果「じゃあ真姫ちゃんも同じ事されなきゃ不公平だよね?」ニヤァ

真姫「え、あ、ちょ、そういうのは」

穂乃果「問答無用!がおー!」ガバッ

真姫「きゃあああ!」

バターン

穂乃果「ほらほら、ここがええんか?ここがええんか~?」コチョコチョ

真姫「ちょ、やっ、あはは!くすぐった、やあぁ!」ビクビク

穂乃果「腰の次は足の裏だよ!」スポポーン

真姫「あ、脱がさないで!」

穂乃果「ほらほらほらほら~」コチョコチョコチョ

真姫「きっ、あっ、ひゃんっ!」ビクンビクン

穂乃果「どうだ、まいったか~!」コチョコチョ

真姫「だめぇ、降参!降参するから許して~!」

穂乃果「ふぅ、すっきりした」

真姫「はぁー、んぁ、はぁ、あう……」ピクピク

穂乃果「まったく、寝こみを襲うなんてダメだよ、真姫ちゃん」ナデナデ

真姫「ごめん……」

穂乃果「穂乃果はどこにもいかないからさ」ギュッ

真姫「ん……」ギュウッ

7人「…………」ジーッ

ほのまき「あ」

ことり「やっぱり二人はそういう関係だったんだね……」ホロリ

6人「どうぞごゆっくりー」

ほのまき「ちょ、ちょっとまってー!」

このあと誤解を解くのに30分かかった

-おしまい-

引き続きネタは募集中です
おやすみなさい

このスレはほのぼの中心?

>>50 ……うふふ

エロはやるきないです
つーかこのスレでやってるのが限界です

穂乃果「真姫ちゃん真姫ちゃん、人生ゲームしようよ!」

真姫「……二人で?つまんなくない?」

穂乃果「そこはあれだよ、一人二役!一蓮托生で!」

真姫「言葉の使い方間違えてるわよ……まぁいいけど」

穂乃果「やったー!じゃあちょっと待ってね!持ってくるからー!」ダッ

真姫「そんなに急がなくてもいいでしょー?もう……」




穂乃果「持ってきたよー!」ゴトン

真姫「へぇ、これが……」

穂乃果「もしかして、やったことないの?」

真姫「話に聞いたことあるだけで、実際はね」

穂乃果「へぇ、貧しい青春だね!」

真姫「……」イラッ

真姫(けど言い返せないくやしい)プルプル

穂乃果「じゃあルールは場とか作りながら説明するね」スッ

穂乃果「とりあえずなんか職業に就いてお金稼いでゴールを目指せ!終わり!」

真姫「ざっくりしすぎよ」

穂乃果「実際そんな感じだし……細かいルールはその場で教えるね。はい、真姫ちゃんのコマふたつ」

真姫「赤と青ね」

穂乃果「うっかり進めるやつ間違えないでよー?」ニヤニヤ

真姫「しないわよ、とりあえず交互になるように動かしましょう」

穂乃果「そうだね、じゃあ先攻と後攻を決めよう!」

真姫「ここはやっぱりじゃんけん?」

穂乃果「うーん、ここは真ん中のルーレットで大きい数を出したほうが先攻にしよう!」

真姫「なるほど、いいわね」

穂乃果「お先どうぞ」

真姫「ん」グイッ

カラララララ カツン

安価下 コンマ 0なら10

真姫「うそ、2……」

穂乃果「くふふふふふ、これは先攻はもらったね」

真姫「な、なに言ってんのよ、まだ穂乃果が1を出す可能性だってあるじゃない」

穂乃果「真姫ちゃん、負け惜しみはよくないよ~」ニヤニヤ

真姫「あ、そういえば同じ数が出たらどうするの?」

穂乃果「う~ん、そこはお互い回しなおそっか、な い だ ろ う け ど ね !」ニタァ

真姫(今日の穂乃果は一段とうざいわね……)

真姫「わかったわよ、早く回しなさい」

穂乃果「うん、悪く思わないでね!」グイッ

カララララ カチ

安価下 コンマ一桁 0なら10

※人生ゲームにしたはいいけどどうやって進めようか全く考えておりません、許してください

穂乃果「ふはははははははは!私の先攻だよ!」

真姫「はいはい、よかったわね」

穂乃果「ふふふふふ、こういうゲームは先攻を撮った人間が有利なんだよ」

真姫「そうなの?」

穂乃果「先にチェックポイントにたどりついたらいいからね!回す回数が多い人間ほど有利なんだよ!」

真姫「まぁボードゲームの常よね。ほら、早く回しなさい」

穂乃果「ふっふーん、このゲームを始めたからには、負けた者には罰ゲームを下さないとね!」

真姫「あとで後悔しても知らないわよ?」

穂乃果「穂乃果の運をなめちゃいけないよ!希ちゃんほどじゃないけどいい運持ってるからね!」

真姫「はいはい」

穂乃果「てりゃー!」グイッ

カラララララ カチッ

安価下 コンマ一桁判定 奇数ならいいこと 偶数なら悪いこと ぞろ目なら…?

判定【1】

真姫「ぶふっ、い、1って……」

穂乃果「こ、これはたまたまだよ!偶然だよ!それにまだ始まったばかりだし!」

真姫「それよりマスには……あら、3000ドルもらえるんですって、よかったじゃない」

穂乃果「資産は大事だからね!貧乏のままゴールしても仕方ないし!」パラパラ

真姫「それもそうね、お金は天下の回り物っていうし」

穂乃果「さぁ次は真姫ちゃんのターンだよ!」

真姫「はいはい」

カララララ カチ

安価下 コンマ一桁 0なら10

奇数ならいいこと 偶数なら悪いこと ぞろ目なら…?

判定【1】

穂乃果「真姫ちゃんも人のこと言えないじゃん!」

真姫「うるさいわね!好きで出してるんじゃないわよ!」

穂乃果「はい3000ドル」スッ

真姫「ありがと」

穂乃果「あ、所持金がなくなったら借金まみれになるから気を付けてね」

真姫「ん、どういうこと?」

穂乃果「この赤い紙があるでしょ?約束手形って言って、借金の証書なんだって」

真姫「穂乃果の口からまず出そうにない言葉が出てきたわね……」

穂乃果「馬鹿にしないでよー、このゲーム始めてもう7年はやってるんだから!」

真姫「悪かったわよ」

穂乃果「じゃあ気を取り直して白いほうで回すよー」グイッ

カラララララ カチッ

安価下 コンマ一桁 0なら10

奇数ならいいこと 偶数なら悪いこと ぞろ目なら…?

現在ステータス

赤真姫:所持金103000ドル 1マス

青真姫:所持金100000ドル スタート地点

黄穂乃果:所持金103000ドル 1マス

白穂乃果:所持金100000ドル スタート地点

結果【2】

穂乃果「このルーレット壊れてるんじゃないの!?」

真姫「お、落ち着きなさいよ……ふふっ……」

穂乃果「うわー!よりによってお金とられるマスだしー!」

真姫「えーと、5000ドル失うか……」

穂乃果「あーあ、何で白い私はいきなり人生谷から始まるの……」ヨヨヨ

真姫「少ししか進まないくせに金もとられるなんて散々ね……」

穂乃果「真姫ちゃん!早く私と同じ絶望を味わって!」

真姫「いやよ、あんたと一緒なんて」

穂乃果「ひーどーいー!」

真姫「まぁこの青い私が格の違いを見せてあげるわ」グイッ

安価下 コンマ一桁 0なら10

奇数ならいいこと 偶数なら悪いこと ぞろ目なら…?

現在ステータス

赤真姫:所持金103000ドル 1マス

青真姫:所持金100000ドル スタート地点

黄穂乃果:所持金103000ドル 1マス

白穂乃果:所持金95000ドル 2マス

結果【2】

真姫「穂乃果!このルーレット交換しましょう!」

穂乃果「真姫ちゃん……」ホロリ

真姫「なんで穂乃果と一緒じゃなきゃいけないわけ!?ありえないでしょ!」

穂乃果「5000ドル」

真姫「はい」スッ

穂乃果「まいどあり~」

真姫「あなたの金じゃないでしょ……」

穂乃果「じゃあ、気を取り直して黄色い私、行くよ!」グイッ

カラララララ

安価下 コンマ一桁 0なら10

偶数ならいいこと 奇数なら悪いこと

現在ステータス

赤真姫:所持金103000ドル 1マス

青真姫:所持金95000ドル 2マス

黄穂乃果:所持金103000ドル 1マス

白穂乃果:所持金95000ドル 2マス

同じ人にレス何度もさせるのはさすがに忍びないんで4時まででいったん打ち切ります
続きは4時の段階からで

結果【6】

穂乃果「やった!だいぶ進んだよ!」

真姫「よかったわね」

穂乃果「しーかーもー!?お金も手に入る!やったね!」

真姫「えっと、6000ドルね、いいじゃない」

穂乃果「ふっふーん、これが私の運の力だよ!あ、次のマスで強制イベントあるから回しても意味ないね」

真姫「えーと……就職ルート?」

穂乃果「うん、このエリアにはどんな数を出しても強制的にはいらなきゃいけないからね」

真姫「なるほど、それから次のエリアに入るのね」

穂乃果「ちなみに給料日マスで通過したらお金がもらえるよ!職業によってもらえるお金も違うんだー!」

真姫「へぇ、奥が深いのね」

穂乃果「一回しかお金をもらえないプロ野球選手とかもあるんだ……」

真姫「ふぅん……」

穂乃果「さぁさぁ真姫ちゃん、ルーレット回して回して!」ワクワク

真姫「はいはい、急かさないの」グイッ

安価下 コンマ一桁 0なら10

偶数ならいいこと 奇数なら悪いこと

現在ステータス

赤真姫:所持金103000ドル 1マス

青真姫:所持金95000ドル 2マス

黄穂乃果:所持金109000ドル 7マス 次のターン就職コース入り

白穂乃果:所持金95000ドル 2マス

同じマスについたらそのマスの効果優先にします

今考えると結構がばがばやな

結果【1】

真姫「……」

穂乃果「ま、真姫ちゃん、こういう日もあるよ!」

真姫「いきなり同情しないでよ!みじめになるじゃない!」

穂乃果「いや、だって少ししか進まないしお金はとられちゃうし……」ウルウル

真姫「いいわよ!後半でしっかり盛り返してやるんだからー!」

穂乃果「5000ドル」チョイチョイ

真姫「はい」スッ

穂乃果「真姫ちゃんの悲しみを背負って白い私は行くよ……」グイッ

真姫「だからやめなさいよ!」

カラララララ

安価下 コンマ一桁 0なら10

奇数ならいいこと 偶数なら悪いこと

現在ステータス

赤真姫:所持金98000ドル 2マス

青真姫:所持金95000ドル 2マス

黄穂乃果:所持金103000ドル 7マス 次のターン就職コース入り

白穂乃果:所持金95000ドル 2マス

結果【9】

穂乃果「あはは、ほんとごめんね真姫ちゃん」

真姫「いいわよ、まだ始まったばかりだから……」

穂乃果「と、ここからは就職コースだね、ここをスタート地点にしなきゃいけないから私のターンは終了だね」

真姫「うわ、私本当に不利ね」

穂乃果「だからいったでしょ?」

真姫「こうして不調だと痛感するわね……」グイッ

カララララ

安価下 コンマ一桁 0なら10

偶数ならいいこと 奇数なら悪いこと

現在ステータス

赤真姫:所持金98000ドル 2マス

青真姫:所持金95000ドル 2マス

黄穂乃果:所持金103000ドル 7マス 次のターン就職コース入り

白穂乃果:所持金95000ドル 就職コース

>>79「あれ?二人でなにしてるの?」

>>80「人生ゲーム?」

ゆきほ

ありさ

結果【8】

真姫「やったわ!やっとまともな数字が出たわ!」パアァ

穂乃果「良かったね真姫ちゃん!」ヒシッ

真姫「よかったわよ、本当に良かったぁ……」ギュッ

穂乃果「これで真姫ちゃんも就職だね!」

真姫「ええ」

雪穂「あれ?二人でなにしてるの?」

亜里沙「あ、これって人生ゲームというものですか!?ハラショー!」

穂乃果「あ、雪穂たちもやるー?ちょうど二人分あいてるんだー。いいよね、真姫ちゃん」

真姫「ええ。二人でやってたら退屈だったし」

亜里沙「本当ですか!?雪穂、やろ!」

雪穂「亜里沙……まぁいいけど」

亜里沙「ハラショー雪穂!」

雪穂「で、私たちはどれを使えばいいわけ?」

穂乃果「うーん、黄色いのは使いたいしなー、真姫ちゃんは赤のだよね?」

真姫「うえぇ!?どうしてそうなるの!?」

穂乃果「だって真姫ちゃんのイメージカラーだし」

真姫「そういうので選んでたわけじゃないわよ!」

雪穂「あぁ、でもこれ結構赤劣勢ですよね」

亜里沙「大丈夫です、真姫さんならひっくり返しますよ!ね?」

真姫「えっ……」

亜里沙「……できないんですか?」シュン

真姫「…うっ、で、できないわけないでしょ!やってやるわよ!」

亜里沙「ハラショー!」

雪穂(亜里沙、さりげなくハードルあげたね……)

穂乃果「あ、あの罰ゲームは私と真姫ちゃんの間では有効だからね♪」

真姫「わかってるわよ!」

雪穂「じゃあ私青いのもーらい」

真姫(あっ)

穂乃果(ドンマイ、真姫ちゃん……)シンミリ

穂乃果「ちょうど就職コースに入ったところだから次のターンから動かしてね」

雪穂「おっけー」

亜里沙「じゃあ私は白いコマをもらいますね♪」

穂乃果「次は亜里沙ちゃんのターンだね」

雪穂「亜里沙、やり方わかる?」

亜里沙「このルーレットを回すんですよね?」

穂乃果「そうそう、じゃあ早速行ってみよう!」

真姫(私の青コマ……)シューン

亜里沙「はい!…えいっ!」グイッ

カラララララ

安価下 コンマ一桁 0なら10

0:サラリーマン
1:店員
2:料理人
3:大工
4:科学者
5:アイドル
6:サラリーマン
7:店員
8:画家
9:スポーツマン

現在ステータス

真姫:所持金98000ドル 2マス

雪穂:所持金95000ドル 就職コース入り

黄穂乃果:所持金103000ドル 就職コース入り

亜里沙:所持金95000ドル 就職コース入り

※おやすみなさい

結果【2】

亜里沙「料理人ですね!」

雪穂「給料はマスを通過するたびに4000ドル、なかなかいいの引いたね」

穂乃果「あーっ!大事なこと忘れてたよ!」

真姫「どうしたのよ」

穂乃果「追突ルールっていうのがあるんだよ!」

雪穂「ああ、後ろにいた人が前の人と同じマスに止まったらその人は10000ドル払うってやつ?」

真姫「…………うっ」ウルウル

穂乃果「大丈夫だよ、これ次のターンからにするから」

真姫「でも、次もしわたしが5以上を出したら穂乃果ちゃんと雪穂ちゃんに10000ドル渡さなきゃいけないんでしょ……?」

穂乃果「強制ストップは払わなくていいから大丈夫だよ、よしよし…」ナデナデ

真姫「ほんとに?」

穂乃果「ほんとほんと」ニコニコ

真姫「良かったぁ……」グス

雪穂(真姫さんがしょっぱなから追い詰められてキャラが崩壊してる……)

亜里沙「えっと、これから私はどうすればいいんですか?」

穂乃果「おっと、職業が決定したから社会人マスに動かしてね!」

亜里沙「あ、ここですね!」コトン

穂乃果「ふふふ……」

真姫「どうしたの?不敵な笑い方して」

雪穂「この人生ゲーム、ここからが本当の地獄なんですよ」

穂乃果「さぁ、存分に楽しもう、波乱万丈の人生という名のゲームを……!」

穂乃果「よく考えたら私はパスだった」

真姫「じゃあ私が回せばいいのね」グイッ

カラララララ

安価下 コンマ一桁 0なら10

奇数ならいいこと 偶数なら悪いこと

現在ステータス

真姫:所持金98000ドル 2マス

雪穂:所持金95000ドル 就職コース入り

穂乃果:所持金103000ドル 就職コース入り

亜里沙:所持金95000ドル 職業:料理人(給料4000ドル)

結果【10】

真姫「ふぅ、これでようやく私も就職コースね」

穂乃果「真姫ちゃんもなかなかエンジンかかってきたね」

真姫「そうね」

雪穂「特筆すべきことが何もないので私いきますねー」

亜里沙「雪穂、ファイト!」

雪穂「別に頑張るようなことでもないけど……」グイッ

カラララララ

安価下 コンマ一桁 0なら10

0:サラリーマン
1:店員
2:料理人
3:大工
4:科学者
5:アイドル
6:サラリーマン
7:店員
8:画家
9:スポーツマン

現在ステータス

真姫:所持金98000ドル 就職コース入り

雪穂:所持金95000ドル 就職コース入り

穂乃果:所持金103000ドル 就職コース入り

亜里沙:所持金95000ドル 職業:料理人(給料4000ドル)コース:社会人

結果【8】

雪穂「画家か……」

穂乃果「給料3000ドル。でも恩恵の多い職業だしランクアップできれば強いよね」

雪穂「ランクアップねぇ、次のランクアップまで4ポイント分たまらないといけないのがつらいところだね」

穂乃果「ほかの職業もそういうものだから気にしちゃいけないよ!」

亜里沙「画家の雪穂……ハラショー」

雪穂「ちょっと似合わないかも」

亜里沙「今度ベレー帽つけて!」

雪穂「…気が向いたらね」

真姫(……この微妙なアウェー感)

亜里沙「あ、次は私ですね!えいっ」グイッ

雪穂「亜里沙、その掛け声はいらないんじゃないかな」

カラララララ

安価下 コンマ一桁 0なら10

偶数ならいいことが、奇数なら悪いことが起きる ぞろ目なら…?

現在ステータス

真姫:所持金98000ドル 就職コース入り

雪穂:所持金95000ドル 職業:画家(3000ドル)

穂乃果:所持金103000ドル 就職コース入り

亜里沙:所持金95000ドル 職業:料理人(給料4000ドル)

社会人マスの内容は安価でもらいましょうかね



結果【1】

亜里沙「……ハラショー」

雪穂「まぁこういうこともあるよね、で、なになに、『右隣の人にどう思ってるかを伝える。できなかったら5000ドルとられる』」

真姫「なんか趣旨変わってない?大丈夫なのこれ」

穂乃果「それがこの人生ゲームの面白いところなんだよ……」ククク

亜里沙「右隣だから雪穂だね!私は雪穂みたいにしっかりしてる友達ができてよかったって思ってる!これからも一緒にいようね!」

穂乃果「おぉー」

雪穂「こういう風に周りが見てる中で言われるとなんか恥ずかしいね///」

真姫「照れなくていいじゃない、いい友達なんだし」

雪穂「そうですけど……」

穂乃果「私も早くお仕事決めないとね!いっくぞー」グイッ

カラララララ

安価下 コンマ一桁 0なら10

0:サラリーマン
1:店員
2:料理人
3:大工
4:科学者
5:アイドル
6:サラリーマン
7:店員
8:画家
9:スポーツマン

現在ステータス

真姫:所持金98000ドル 就職コース入り

雪穂:所持金95000ドル 職業:画家(3000ドル)

穂乃果:所持金103000ドル 就職コース入り

亜里沙:所持金95000ドル 職業:料理人(給料4000ドル) 社会人マス1

結果【6】

穂乃果「サラリーマン……なんかパッとしない」

真姫「給料3000ドル、まぁ普通って言ったところね」

穂乃果「地味だよー!もっとましなのやりたかったよー!」

真姫「はいはい、そう怒らないの」

雪穂「これでお姉ちゃんも社会人マスだね」

穂乃果「いいもん、ランクアップしまくって課長になってやる……」

亜里沙「次は真姫さんのターンですよ!」

真姫「ええ。でもこれ医者がないのね」

穂乃果「>>1がサボっただけだから気にしちゃだめだよ」

真姫「……そう」グイッ

安価下 コンマ一桁 0なら10

0:サラリーマン
1:店員
2:料理人
3:大工
4:科学者
5:アイドル
6:サラリーマン
7:店員
8:画家
9:スポーツマン

現在ステータス

真姫:所持金98000ドル 就職コース入り

雪穂:所持金95000ドル 職業:画家(給料3000ドル)

穂乃果:所持金103000ドル 職業:サラリーマン(給料3000ドル)

亜里沙:所持金95000ドル 職業:料理人(給料4000ドル) 社会人マス1

結果【9】

真姫「スポーツマン……」

穂乃果「おぉ、この職業は最初の一回しか給料がもらえないんだ」

雪穂「その分もらえる額は大きいんですけどね」

真姫「えっと、200000ドル?すごいじゃない」

亜里沙「ハラショー!一気に大金持ちです!」

穂乃果「甘いよ、真姫ちゃん、亜里沙ちゃん、このゲーム、お金はあっという間に消えるから」

真姫「……まあこれしかないし別に後で文句言うこともないでしょ」

雪穂「これで全員社会人だね」

穂乃果「くぅ~ワクワクするね、雪穂!」

雪穂「お姉ちゃんだけだと思うけど……」

亜里沙「ほらほら雪穂、雪穂のターンだよ!」

雪穂「はいはい」グイッ

カラララララ

安価下 コンマ一桁 0なら10

偶数ならいいこと 奇数なら悪いことが起きる

1なら追突+亜里沙と同じイベント

安価下2

マスの内容(1つ上のコンマを参照してもいいしざっくりでも構いません。ヤバそうなのはスルーします)

結果【8】

雪穂「結構進んだね」

穂乃果「さぁさぁ注目のマスは?」

亜里沙「……5000ドルもらえる、だけですね」

穂乃果「ちぇー、つまんないの。はい」スッ

雪穂「はいどうも」

亜里沙「次は私ですね」グイッ

カラララララ

安価下 コンマ一桁 0なら10

7なら雪穂と衝突+同じイベント

奇数が出たらいいこと 偶数が出たら悪いことが起きる

現在ステータス

真姫:所持金298000ドル 職業:スポーツマン(年俸200000ドル)

雪穂:所持金100000ドル 職業:画家(給料3000ドル) 社会人マス8

穂乃果:所持金103000ドル 職業:サラリーマン(給料3000ドル)

亜里沙:所持金95000ドル 職業:料理人(給料4000ドル) 社会人マス1

はるぁしょー

すいません内容忘れてましたが>>105を使います

結果【4】

亜里沙「んー、あんまり進みませんね」

雪穂「それより内容は?」

穂乃果「えーっと、次の自分のターンまで口癖禁止、出すたびに罰金5000ドル……」

亜里沙「私の口癖って……」

穂乃果「えっ」

真姫「そりゃあ」

雪穂「あれでしょ」

亜里沙「……ハラショー」

3人「それー!」ビシッ

亜里沙「えぇーっ!」

穂乃果「というわけで5000ドルちょーだい」

亜里沙「……はい」スッ

雪穂「いい?自分の番が回ってくるまで絶対ハラショーって言っちゃだめだからね!」

亜里沙「ハラ……う、うん、がんばる」

穂乃果「よーし、私の番だね、いくぞー」グイッ

安価下 コンマ一桁 0なら10

5なら亜里沙と追突+同じイベント

8なら雪穂と追突+同じイベント

安価下2 マスの内容

現在ステータス

真姫:所持金298000ドル 職業:スポーツマン(年俸200000ドル)

雪穂:所持金95000ドル 職業:画家(給料3000ドル) 社会人マス8

穂乃果:所持金103000ドル 職業:サラリーマン(給料3000ドル)

亜里沙:所持金90000ドル 職業:料理人(給料4000ドル) 社会人マス5

結果【5】

穂乃果「あっ」

雪穂「追突しちゃったね」

亜里沙「えっと、まず10000ドルを穂乃果さんから頂けばいいんですか?」

真姫「そうね」

穂乃果「仕方ないよね……」スッ

亜里沙「おうおうねえちゃん何うちの車にぶつけてんだ!おお!?」

穂乃果「ふえぇ!」ビクッ

亜里沙「なーんてね、ちょっとやりたくなっちゃって」

穂乃果(亜里沙ちゃんって怒らせたら絵里ちゃんより怖そう……)

雪穂「それより、お姉ちゃんの口癖って……」

真姫「やっぱり『ファイトだよ!』かしら」

穂乃果「まぁこのゲームでは使わないだろうから大丈夫かな」

真姫(穂乃果って気を抜いた瞬間に使いそうよね……)グイッ

カラララララ

安価下 コンマ一桁 0なら10

安価2つ下 マスの内容

現在ステータス

真姫:所持金298000ドル 職業:スポーツマン(年俸200000ドル)

雪穂:所持金95000ドル 職業:画家(給料3000ドル) 社会人マス8

穂乃果:所持金93000ドル 職業:サラリーマン(給料3000ドル) 社会人マス5

亜里沙:所持金100000ドル 職業:料理人(給料4000ドル) 社会人マス5

スクフェスしてた

結果【6】

真姫「それなりに進んだわ」

穂乃果「むぅ、真姫ちゃんに抜かされた!」

真姫「あなたの運って、あてにならないわね」クス

穂乃果「そんなことないもん!絶対抜かす!」

真姫「はいはい、頑張んなさい」

雪穂(仲いいなぁ)

亜里沙「えっと、お金を拾う。3000ドルゲットって書いてありますね」

穂乃果「くぅー!もってけ!」スッ

真姫「ありがと」

雪穂「じゃあ私の番だね、いくよー」グイッ

カラララララ

安価下 コンマ一桁 0なら10

マスの内容

コンマ判定

00~49:お金がもらえる

51~99:お金をなくす

現在ステータス

真姫:所持301000ドル 職業:スポーツマン(年俸200000ドル) マス6

雪穂:所持金95000ドル 職業:画家(給料3000ドル) マス8

穂乃果:所持金93000ドル 職業:サラリーマン(給料3000ドル) マス5

亜里沙:所持金100000ドル 職業:料理人(給料4000ドル) マス5

結果【6】

雪穂「また6ですね」

穂乃果「あ、給料日マスすぎたから払われるね、あとは……」

亜里沙「家が全焼。10000ドル払う……雪穂、ハラショー」

雪穂「うわー、結構きついね。あと亜里沙、ハラショー禁止」

亜里沙「あぁっ!そうだった!うぅ、また5000ドルが……」

穂乃果「雪穂、亜里沙ちゃん、ファイトだよ!」

真姫「あ、馬鹿……」

雪穂「はい、お姉ちゃんも5000ドルね」

穂乃果「うわぁーっ!しまったーっ!」

真姫(本当にやるとは思わなかったわ……)

亜里沙「めげません!」グイッ

カラララララ

安価下 コンマ一桁 0なら10

マスの内容

コンマ判定

00~49:お金がもらえる

51~99:お金をなくす

現在ステータス

真姫:所持301000ドル 職業:スポーツマン(年俸200000ドル) マス6

雪穂:所持金88000ドル 職業:画家(給料3000ドル) マス14

穂乃果:所持金88000ドル 職業:サラリーマン(給料3000ドル) マス5

亜里沙:所持金95000ドル 職業:料理人(給料4000ドル) マス5

結果【10】

亜里沙「ハラショー!10も進んだよ!」

雪穂「よかったね、亜里沙」

亜里沙「で、給料も支払われて、マスは…わぁ、宝くじが当たって100000ドルもらえるって!」

穂乃果「うおぉ、やるなぁ亜里沙ちゃん」

真姫「私たちも負けてられないわね」

雪穂「現状一番お金持ちの人に言われても……」

穂乃果「いっくぞー!」

カラララララカチッ

移動数:安価下 コンマ一桁 0なら10

1なら真姫と接触+同イベント

9なら雪穂と接触+同イベント

10なら亜里沙と接触+同イベント

マスの内容 :コンマ判定

00~49:お金がもらえる

51~79:お金をなくす

80~99:謎のイベント

現在ステータス

真姫:所持301000ドル 職業:スポーツマン(年俸200000ドル) マス6

雪穂:所持金88000ドル 職業:画家(給料3000ドル) マス14

穂乃果:所持金88000ドル 職業:サラリーマン(給料3000ドル) マス5

亜里沙:所持金95000ドル 職業:料理人(給料4000ドル) マス15

結果【8】

穂乃果「やったぁ!8進んだよ!」

真姫「よかったわね」

穂乃果「えーっと、マスには……!?」

真姫「どうしたの?」

雪穂「こ、これは……!」

亜里沙「ハラショー……」ゴクリ

穂乃果「>>118するっ!」

ルーレットで出たかず×1000ドル失う

これしばらくやってて大丈夫なのか不安になってきた

穂乃果「る、ルーレットを回して出た目の数×1000ドル失う……!」

雪穂「まぁ、10が出てもダメージ少ないし……」

穂乃果「そういう問題じゃないよー!お金をなくしちゃうのが問題なんだよー!」

真姫「ふふふ、早く回しなさいよ」

穂乃果「うぅ……」ぐすぐす

雪穂(ここぞとばかりに真姫さんがほくそえんでる……)

穂乃果「じゃあ、行くよ……」クイッ

ガラガラガラ

安価下 コンマ一桁 0なら10

結果【6】

穂乃果「ろ、6000ドルさよならぁ……」スッ

真姫「ここまで来てて思ったけど、まだあんまりダメージ大きくないわね」

雪穂「でも、通り過ぎたやつに50000ドル失うとかあるし、まだましな方でしたね」

亜里沙「でも、この緊張感ドキドキしますね!」

穂乃果「うん、そうだね……」シューン

真姫「穂乃果、元気出しなさい、まだまだこれからあるでしょ?」ナデナデ

穂乃果「真姫ちゃあぁぁあん」ダキッ

真姫「あっ、ちょっと次私の番なんだから離れなさいよ!」グイッ

穂乃果「ふぇぇええぇ~ん」ギュー

真姫「あぁ、もう……ごめん雪穂ちゃん、この子慰めないといけないから代わりにやってもらっていい?」ナデナデ

雪穂「はーい」クイッ

雪穂(真姫さん、すっかりお姉ちゃんに捕まっちゃってる……)

真姫「ほら、そばにいてあげるから」ナデナデギュー

穂乃果「んー……」モギュー

真姫「よしよし」ナデナデ

カラカラカラカラ

移動数:安価下 コンマ一桁 0なら10

7が出たら穂乃果と接触+同じイベント

8が出たら雪穂と接触+同じイベント

9が出たら亜里沙と接触+同じイベント

マスの内容 :コンマ判定

00~49:お金がもらえる

51~99:謎のイベント

現在ステータス

真姫:所持301000ドル 職業:スポーツマン(年俸200000ドル) マス6

雪穂:所持金88000ドル 職業:画家(給料3000ドル) マス14

穂乃果:所持金85000ドル 職業:サラリーマン(給料3000ドル) マス13

亜里沙:所持金199000ドル 職業:料理人(給料4000ドル) マス15

真姫「あっ」

穂乃果「どーしたの?」グスグス

雪穂「ご、ごめんなさい、私のせいで」

真姫「穂乃果と同じマスに止まるなんてね……」

穂乃果「ほんとに!?じゃあ10000ドルちょーだい!」

真姫「はいはい、これで元気出しなさい」スッ

穂乃果「わーい!」

亜里沙「…ということはルーレットを回して出た分だけお金をなくすんですよね?」

真姫「……あら?」

雪穂「どうしたんですか?」

真姫「なんか、マスに書いてあることが変わってる……」

穂乃果「うそ!?」

真姫「えーっとなになに、>>124?」

雪穂「……ハラショー」

※きつめのやつがいいな

全財産失うか、誰にも知られてない秘密を一つ暴露する

真姫「ぜ、全財産を失うか誰にも知られていない秘密を暴露するですって……?」サーッ

亜里沙「……ハラショー」ゾクッ

穂乃果「うわー!うわわわわわ!うわー!真姫ちゃんの顔色がどんどん悪くなってるー!」

雪穂「とんでもないもの引きましたね、真姫さん……」

真姫「なんで穂乃果の時は軽くて私の時は重いのよー!」

真姫(……落ち着きなさい、私。まず状況の整理をしましょう。全財産を失えばまず間違いなく罰ゲーム)

真姫(穂乃果のことよ、どうせろくでもない罰ゲームでも考えてるに決まっている)

真姫(でも逆に秘密を暴露したら私の地位が揺らいでしまう。それも避けたい……)チラッ

穂乃果「ま、真姫ちゃん、大丈夫?」

真姫「へ、平気よ、大丈夫、心配しないで」

雪穂(めっちゃ動揺してるじゃないですか……)

真姫(どうすればいいの?どっちを選べばいいの?)

真姫「わ、私は……」

コンマ直下

00~49 全財産を捨てる
50~99 秘密を暴露する

真姫「誰にも言ってないことなんだけど……」

穂乃果「ま、真姫ちゃんここは素直に全財産を捨てようよ!なんか真姫ちゃんの秘密とか複雑そうで聞きたくないよ!」

真姫「いいのよ、私の秘密なんて大したものじゃないから……」フッ

雪穂(うわぁ、なんかもう諦めてる顔だ……)

雪穂(あれ?このあと資産で逆転されたら秘密をばらした挙句罰ゲームも……)

雪穂「あの、真姫さん」

真姫「いいの!これは私が決めたことなんだから!」

亜里沙「……私、耳塞いでますから!」バッ

雪穂「…じゃあ私も」

穂乃果「穂乃果も聞かないでおくね!」

真姫「耳塞いだところで聞こえるでしょ?そんなことしなくていいわよ」

真姫「……気を取り直して言うわね」

真姫「私の秘密、それはね……>>130

サンタの正体を知ってしまった

ちょいと席外します
11時までには戻りたい

帰れそうもない……
続きは明日やります
約束破って申し訳ない

真姫「……知ってしまったの」

穂乃果「え?」

真姫「サンタクロースなんていないって、わかったの……」

穂乃果「……え」

穂乃果「えぇー!どうして?なんで!?何があったの!」ガシッ

真姫「…前、うちでホームパーティがあったの」

真姫「その時に、イギリス人の人が酔っぱらって」

イギリス人『よう真姫!俺の顔を覚えてるか?クリスマスでサンタのコスチュームしてるのは俺なんだ!15にもなってサンタ信じてるのなんていまどきお前しかいないぜ!ピュアっピュアの心持ってていいと思うけどさ!HAHAHA!』

真姫「って、英語で言ってたの」

まき「そうよね、少し考えればわかることだったのよ、この年になってまだサンタがいるかなんて調べればすぐわかるのに……」ズーン

穂乃果「oh......」

雪穂(ていうかその年でまだサンタがいるって信じてたんだ……)

亜里沙「……嘘です」

真姫「え?」

亜里沙「サンタさんがいないなんて嘘です!お姉ちゃん言ってました!サンタさんは存在するって!」

真姫「でも、本当にいないのよ?グリーンランドはアイスランドと名づけた人たちが住民が増えるようにと願ったからつけたのであって」

亜里沙「それでも!私はサンタがいるって信じてます!そうじゃないと、お姉ちゃんをがうそをついてるってことになっちゃう……!」

真姫「ねぇ、亜里沙ちゃん」

亜里沙「はい」

真姫「人間にはね、いつか大人にならなきゃいけない時が来るの」

真姫「それがただ、少し早いか遅いかだけなのよ……」

亜里沙「真姫さん……」

真姫「亜里沙ちゃん……!」ヒシっ

亜里沙「大人って、ずるいです……!」ギュッ

真姫「そうね、そうよね……!」ギュー

穂乃果「えーと……」

雪穂「……つづけようか、私の番だし」クイッ

穂乃果「そうだね」

穂乃果(なんで穂乃果のところに来ないのさ……)ムスッ

雪穂(亜里沙の馬鹿……)ムッ

カララララ

移動数:安価下 コンマ一桁 0なら10

マスの内容 :コンマ判定

00~49:お金がもらえる

51~99:お金が減る

現在ステータス

真姫:所持291000ドル 職業:スポーツマン(年俸200000ドル) マス13

雪穂:所持金88000ドル 職業:画家(給料3000ドル) マス14

穂乃果:所持金95000ドル 職業:サラリーマン(給料3000ドル) マス13

亜里沙:所持金199000ドル 職業:料理人(給料4000ドル) マス15

結果【3】

雪穂「あんまり進まなかったな……」

穂乃果「まぁでも10000ドルもらえるしいいじゃん」スッ

雪穂「それもそうだね」

亜里沙「ふぅ、すっきりしました!次は私の番ですよね!」

雪穂「立ち直りはやっ!」

亜里沙「真姫さんに慰めてもらったらなんかどうでもよくなっちゃって!」

真姫「……穂乃果、後で話があるんだけど」

穂乃果「ほぇ?別にいいけど……」

亜里沙「じゃあいきます!」グイ

カラカラカラカラ

移動数:安価下 コンマ一桁 0なら10

2なら雪穂と衝突+同じイベント

マスの内容 :コンマ判定

00~49:お金がもらえる

51~99:謎のイベント

現在ステータス

真姫:所持291000ドル 職業:スポーツマン(年俸200000ドル) マス13

雪穂:所持金98000ドル 職業:画家(給料3000ドル) マス17

穂乃果:所持金95000ドル 職業:サラリーマン(給料3000ドル) マス13

亜里沙:所持金199000ドル 職業:料理人(給料4000ドル) マス15

亜里沙「あ、雪穂と同じところだね」

雪穂「じゃあ亜里沙の損得は0だね、お姉ちゃん、10000ドルちょうだい」

穂乃果「ほーい」

真姫「なんというか、あまりいうことのないターンね」

穂乃果「人生ゲームなんて大体そういうものだし、きにしないほうがいいよ」

真姫「それより次はあなたの番よ」

穂乃果「よーし、ここで大きく真姫ちゃんから離れればアドバンテージが取れるはず!」

真姫「頑張んなさい」

穂乃果「とりゃー!」クイッ

カラカラカラカラ

移動数:安価下 コンマ一桁 0なら10

4が出たら雪穂&亜里沙と接触+同じイベント

マスの内容 :コンマ判定

00~49:お金が減る

51~99:謎のイベント

現在ステータス

真姫:所持291000ドル 職業:スポーツマン(年俸200000ドル) マス13

雪穂:所持金108000ドル 職業:画家(給料3000ドル) マス17

穂乃果:所持金95000ドル 職業:サラリーマン(給料3000ドル) マス13

亜里沙:所持金199000ドル 職業:料理人(給料4000ドル) マス17

結果【7】

穂乃果「よし、結構引き離した気がするよ」

真姫「今に見てなさい、追い越してやるんだから」

穂乃果「追いつけるもんなら追いついてみなーっと…さて、注目のマスは……こ、これは……」

亜里沙「この王様ゲームろくでもないコマばっかりですし、いまさら何が起きても驚きませんよ」

雪穂「マスの内容が変わることにはスルーなんだ……)

穂乃果「ふむふむ、>>144かぁ……」

親鳥を調教

穂乃果「親鳥を調教……?」

真姫「穂乃果の家ってペットいないわよね」

穂乃果「食べ物扱ってるからね」

亜里沙「わかりました!今うちにインコの親子がいるので連れてきます!」ガタッ

雪穂「あ、亜里沙ー!」

亜里沙「すぐ戻りまーす!」タタッ

雪穂「ちょっと心配だから私も行ってくるね」ガタ

穂乃果「行ってらっしゃーい」

-数十分後-

真姫「暇ね、何か面白いこと言ってよ」

穂乃果「えー!そういうこと言われたら浮かばないよぉ!」

真姫「もう、つまんないわね、こっち来なさい」チョイチョイ

穂乃果「えー?」モゾモゾ

真姫「ふふ、あなたを調教してあげようかしら」ガシッ

穂乃果「ほ、穂乃果真姫ちゃんに飼われちゃうの?!」

真姫「大丈夫よ、痛くしないから」

穂乃果「……優しくしてね?」

真姫「もちろんよ」

亜里沙「お待たせしましたー!」

ガタタッ

雪穂「……二人でなにしてんの」

穂乃果「ななななんでもないよ!」

亜里沙「はい、つれてきましたよ!」スッ

穂乃果「ありがとー、で、なにすればいいの?」

雪穂「エサあげたりとかすればいいんじゃないかな」

穂乃果「なるほど!じゃあ早速……ほーら、エサだよー」

チョイチョイ パクッ

穂乃果「わーい、気に入られてる気がするー!」

真姫「これでいいのかしらね……」

雪穂「いいんじゃないですかね」

真姫「っと、次は私の番ね」クイッ カラカラカラカラ

2なら亜里沙と衝突+同じイベント 4なら雪穂と衝突+同じイベント 7なら穂乃果と衝突+同じイベント
移動数:安価下 コンマ一桁 0なら10

マスの内容 :コンマ判定

00~49:お金がなくなる

51~99:謎のイベント

現在ステータス

真姫:所持291000ドル 職業:スポーツマン(年俸200000ドル) マス13

雪穂:所持金98000ドル 職業:画家(給料3000ドル) マス17

穂乃果:所持金95000ドル 職業:サラリーマン(給料3000ドル) マス20

亜里沙:所持金199000ドル 職業:料理人(給料4000ドル) マス15

結果【1】

真姫「むぅ……」

穂乃果「穂乃果のスピードには追いつけなかったね、真姫ちゃん」

真姫「しかも何よこれ、入院して100000ドル失うって……」

穂乃果「はい、ちょーだい」

真姫「仕方ないわねー」スッ

穂乃果「これで真姫ちゃんと差が縮まった気がするよ!」

真姫「まだ私が優位なのには変わりないけどね」

雪穂「次は私か」クイッ

亜里沙「頑張れ雪穂!」

カラララララ

移動数:安価下 コンマ一桁 0なら10

マスの内容 :コンマ判定

00~49:お金がもらえる

51~99:謎のイベント

現在ステータス

真姫:所持191000ドル 職業:スポーツマン(年俸200000ドル) マス13

雪穂:所持金98000ドル 職業:画家(給料3000ドル) マス17 (給料マス近め)

穂乃果:所持金95000ドル 職業:サラリーマン(給料3000ドル) マス20(給料マスまであと1)

亜里沙:所持金199000ドル 職業:料理人(給料4000ドル) マス15

結果【5】

雪穂「可もなく不可もなく……だね」

亜里沙「それより問題のマスは何?」

雪穂「……>>152

穂乃果「ほうほう」

真姫「穂乃果、この人生ゲームどこで買ったの?」

穂乃果「お父さんが酔っぱらって帰ってきたときに持って帰ってきたのは覚えてるけど……ね、雪穂」

雪穂「たしか商店街で買ったって言ってたよ」

真姫「なんか、いわくつきみたいな感じね」

亜里沙「……ハラショー」

隣の人の耳を噛む

雪穂「ねぇ、これはどっちにすればいいの?」

亜里沙「雪穂にされるんだったら私はいいよ!」

真姫「わ、私は別に……」

穂乃果「いいなー、穂乃果も真姫ちゃんの耳噛みたーい」ウズウズ

真姫「いや!絶対ダメよ!」

雪穂(ふーん、真姫さんって耳弱いんだ……)

亜里沙「さぁ雪穂!私の心の準備はできてるよ!」

雪穂「ねぇ亜里沙、自分が何言ってるか分かってる?」

亜里沙「友達がやることだもん!大丈夫だよ!」

安価下コンマ判定

00~49 雪穂

50~99 真姫

ぞろ目 両方

すまんな、雪穂じゃなくて亜里沙だった

雪穂「じゃあ、行くよ亜里沙」

亜里沙「うん……」クイッ

雪穂「……あむっ」カプ

亜里沙「ひゃああん」ビクッ

雪穂「…ごめん、もう無理」

穂乃果「えーっ!早いよー!」

雪穂「だって噛むとしか書いてないでしょ?だったらこれでおしまい」

穂乃果「ぶーっ!もっとやってよー!」

亜里沙「ゆ、雪穂、私は別に大丈夫だよ……?」ドキドキ

雪穂「亜里沙も余計なこと言わない!」ビシッ

亜里沙「いたーい……!」

真姫(もしかしたらこれを穂乃果にまたやらされるかもしれないのよね……)ドキドキ

亜里沙「ノリの悪い雪穂はもう知らない!」クイッ

カラララララ

移動数:安価下 コンマ一桁 0なら10

5なら穂乃果と接触+同じイベント

7なら雪穂と接触+同じイベント

マスの内容 :コンマ判定

00~49:お金がもらえる

51~99:お金が減る

現在ステータス

真姫:所持191000ドル 職業:スポーツマン(年俸200000ドル) マス13

雪穂:所持金101000ドル 職業:画家(給料3000ドル) マス22

穂乃果:所持金95000ドル 職業:サラリーマン(給料3000ドル) マス20

亜里沙:所持金199000ドル 職業:料理人(給料4000ドル) マス15

両方とは

あ、すまんしくった書き直す許してください何でもしますから

あとマスの動きは>>157参照にしますね

雪穂「じゃあ、行くよ亜里沙」

亜里沙「うん……」クイッ

雪穂「……あむっ」カプ

亜里沙「ひゃああん」ビクッ

雪穂「…ごめん、もう無理」

穂乃果「えーっ!早いよー!」

雪穂「だって噛むとしか書いてないでしょ?だったらこれでおしまい」

穂乃果「ぶーっ!もっとやってよー!」

亜里沙「ゆ、雪穂、私は別に大丈夫だよ……?」ドキドキ

雪穂「亜里沙も余計なこと言わない!」ビシッ

亜里沙「いたーい……!」

真姫(もしかしたらこれを穂乃果にまたやらされるかもしれないのよね……)ドキドキ

雪穂「あ、そういえば真姫さんも隣だからやらなきゃいけないよね」

真姫「っ!」ビクッ

雪穂「亜里沙の時は遠慮しちゃったけど、こっちなら」

真姫「ちょ、ちょっと!それはないんじゃないの!?」

穂乃果「そうだよ!真姫ちゃんの体は穂乃果のモノなんだよ!」

真姫「あんたは何勘違い生むようなこと言ってんのよ!」

穂乃果「でもー!だってー!」

雪穂「いや、でもルールに従わないと罰金とられちゃうんで……許してください!」

真姫「……わかったわよ」クイッ

雪穂「……行きます」スッ

真姫(んぁ、息が耳に入って……)

雪穂(真姫さん、いい匂い……)

カプッ

真姫「んひゃあああああん///」

雪穂(なるほど、お姉ちゃんが夢中になるわけだ……)あむあむ

真姫「ちょっ、あっ、だ、め、雪、穂ちゃん!んあぁ!」ビクビク

穂乃果「……」ムスーッ

亜里沙「…ハラショー」

雪穂「……あっ!ご、ごめんなさい、つい!」

真姫「はぁ、はぁ、い、いいのよ……、慣れてるから」

雪穂(絶対嘘だ……本当にしてもお姉ちゃんのせいだな)

結果【10】

亜里沙「ハラショー、また大きく進んだよ!給料日マスも越えてる!」

雪穂「亜里沙、残念だけど……」

亜里沙「ああーっ!70000ドル失うって書いてる!」

穂乃果「ごめんね、ゲームだから……」

亜里沙「はい……」スッ

穂乃果「さて、また私の番だね」クッ

カラカラカラカラ

移動数:安価下 コンマ一桁 0なら10

2なら雪穂と接触+同じイベント

5なら亜里沙と接触+同じイベント

マスの内容 :コンマ判定

00~49:お金がもらえる

51~99:謎のイベント

現在ステータス

真姫:所持191000ドル 職業:スポーツマン(年俸200000ドル) マス13

雪穂:所持金110000ドル 職業:画家(給料3000ドル) マス22

穂乃果:所持金95000ドル 職業:サラリーマン(給料3000ドル) マス20(給料マスまであと1)

亜里沙:所持金132000ドル 職業:料理人(給料4000ドル) マス25

結果【9】

穂乃果「わーい、どんどん進むよー……」

雪穂(なんか言葉と裏腹にテンション低いなー……)

真姫(…………)シュン

穂乃果「やったー、10000ドルゲットだよー……」ドヨーン

亜里沙「ど、どうかしたんですか?」

穂乃果「ううん、気にしないでー」

真姫「じゃあ次は私の番ね」クイッ

移動数:安価下 コンマ一桁 0なら10

9が出たら雪穂と接触+同じイベント

マスの内容 :コンマ判定

00~99:謎のイベント

現在ステータス

真姫:所持191000ドル 職業:スポーツマン(年俸200000ドル) マス13

雪穂:所持金110000ドル 職業:画家(給料3000ドル) マス22

穂乃果:所持金108000ドル 職業:サラリーマン(給料3000ドル) マス29

亜里沙:所持金132000ドル 職業:料理人(給料4000ドル) マス25

9%くらい違うよ

結果【7】

真姫「7ね……」

穂乃果「あれ、そこさっき穂乃果が止まった場所……」

真姫「あ、そういえば確かに……あ、また内容が違う」

雪穂「これお祓いに出したほうがいいんじゃないかな……」

亜里沙「それで、なんて書いてあるんですか?」

真姫「……>>165

うわ、完全にしくじった
今日のところは寝ます

両隣の人の首を噛む

とりあえず>>167使います

真姫「両隣の人の首を噛むって……」

亜里沙「ま、真姫さんは吸血鬼なんですか!?」

穂乃果「そうなの!?血を吸われちゃうの!?」

真姫「そんなわけないでしょ」

穂乃果「じゃあ穂乃果食べられるの!?」

真姫「しないわよ!」

雪穂(真姫さん、お姉ちゃんのテンションに引っ張られすぎですよ……)

真姫(とはいったものの、穂乃果にも雪穂ちゃんにやるのも気が引けるわね……)チラッ

雪穂「わ、私はいいですよ、強く噛みさえしなければ」

穂乃果「穂乃果もいいよー!……真姫ちゃん、優しく、してね?」ドキドキ

真姫「ば、馬鹿言わないでよ!///」

亜里沙「それで、どっちからやるの?」

穂乃果「うーん、後でもいい気もするし、先にやっちゃってもいいし……」

雪穂「私も」

安価下5まで多数決

多いほうが先

後に穂乃果が3つ埋まったんで

穂乃果「雪穂、じゃんけんで勝った方が先ね!」

雪穂「うん」

穂乃果「恨みっこなしだよ!じゃーんけーんぽい!」チョキ

雪穂「ほい」グー

穂乃果「だああ!負けたぁ~」

雪穂「というわけで私から先にお願いします」

真姫「う……わかったわ」

真姫「じゃあ、いい?」ドキドキ

雪穂「は、はい……」ドキドキ

真姫「ぁ……ん」カプ

雪穂「ふぁあ」

真姫「もうだめ!」バッ

雪穂「よかった、これ以上されたらどうしようかと」

真姫「あんな声出されたら恥ずかしくて無理よ……」

穂乃果「じゃあ次は私の番だね」

真姫「すぐ終わらせましょう」

穂乃果「やだ」

真姫「な、なに言ってんのよ、こんな恥ずかしいの何度もやる身にもなりなさい!」

穂乃果「真姫ちゃんは、穂乃果のこと、嫌いなの……?」ウルウル

真姫「うっ!」ドキン

穂乃果「真姫ちゃんがいやだったら、別にいいけど……」フイッ

真姫「わ、わかった!やるわよ!穂乃果の気が済むまでやってあげる!」

穂乃果「わーい!真姫ちゃん大好きー!」

雪穂(真姫さん、ちょろすぎ……)

真姫「……いくわよ」ジッ

穂乃果「ばっちこーい!」

真姫「……ん」チュッ

穂乃果「ん……」

真姫「んん……」レロレロ

穂乃果「ま、真姫ちゃん、舐めちゃダメ……///」

真姫「痛くしないようにしてるのよ、我慢しなさい」

雪穂(なんでそんなことしてるんだろ……)

穂乃果「く、くすぐったいよぉ……」

亜里沙「……ハラショー」

雪穂(見られてる自覚あるのかな、二人とも……)

真姫「……あむ」カプッ

穂乃果「ふあぁああん///」ピクピク

穂乃果(なんかジーンって来る……!)

真姫「……つづける?」

穂乃果「…>>177

yesかnoで

yes

穂乃果「…もっと、もっとぉ……」

真姫「…ん」チュッ

穂乃果「んくっ……!」ビク

真姫「んふ……」はむはむ

穂乃果「んぁ、だめ、そこ、あぁ……///」

真姫「ほら、もっとわたしに体を預けなさい」

穂乃果「ん……うん……」スッ

亜里沙「おぉ、ハラショー……」

雪穂「だんだん見てるこっちが恥ずかしくなってきたよ……//」

真姫「ちゅっ……れろっ……あむ……」ギュッ

穂乃果「はぁ、はぁ、んゃあ、あふん……」ピクピク

穂乃果「んんっ……もういいよ……」

真姫「ん……」スッ

亜里沙「……すごかったです!ふたりとも!」パチパチパチ

雪穂「しばらく二人のこと直視できないかも……」

真姫「あ……///」ボンッ

穂乃果「はぁ、気持ちよかった……真姫ちゃん、またやろうね///」トローン

真姫「いやよ!絶対いや!///」

雪穂「はい、お姉ちゃん、タオル」

穂乃果「ありがとー」

雪穂「次は私からだね」

移動数:安価下 コンマ一桁 0なら10

3なら雪穂と接触+同じイベント

7なら穂乃果と接触+同じイベント

マスの内容 :コンマ判定

00~49:お金がもらえる

51~99:お金が減る

現在ステータス

真姫:所持191000ドル 職業:スポーツマン(年俸200000ドル) マス20

雪穂:所持金110000ドル 職業:画家(給料3000ドル) マス22

穂乃果:所持金95000ドル 職業:サラリーマン(給料3000ドル) マス29

亜里沙:所持金132000ドル 職業:料理人(給料4000ドル) マス25

結果【9】

雪穂「すごく進んだね、次には給料マスがあるよ」

穂乃果「おぉ、4000ドルゲットだよ」

雪穂「ちょっと物足りない気もするけどまぁいっか」

亜里沙「……」ポー

雪穂「亜里沙?次亜里沙の番だよ?」チョンチョン

亜里沙「え?…あ、ああうんごめんちょっとボーっとしてて」

雪穂「もしかして、さっき見たやつ考えてたんでしょ」

亜里沙「ちちちちがうよ!そうじゃないから!」

移動数:安価下 コンマ一桁 0なら10

4なら穂乃果と接触+同じイベント

6なら雪穂と接触+同じイベント

マスの内容 :コンマ判定

00~49:お金が減る

51~99:お金がもらえる

現在ステータス

真姫:所持191000ドル 職業:スポーツマン(年俸200000ドル) マス20

雪穂:所持金114000ドル 職業:画家(給料3000ドル) マス31

穂乃果:所持金95000ドル 職業:サラリーマン(給料3000ドル) マス29

亜里沙:所持金132000ドル 職業:料理人(給料4000ドル) マス25

結果【2】

亜里沙「うーん、あんまり進まない」

雪穂「ん、でも9000ドルもらえるって」

亜里沙「…………」

雪穂「あーりーさー?」

亜里沙「あ、うん!そうだね!」

雪穂「もう、しっかりしてよね」

真姫(…………)

穂乃果「よーし、いっくぞー」

移動数:安価下 コンマ一桁 0なら10

マスの内容 :コンマ判定

2が出たら雪穂と接触+同じイベント

00~49:お金がもらえる

51~99:謎のイベント

現在ステータス

真姫:所持191000ドル 職業:スポーツマン(年俸200000ドル) マス20

雪穂:所持金110000ドル 職業:画家(給料3000ドル) マス31(次のマスが給料マス)

穂乃果:所持金95000ドル 職業:サラリーマン(給料3000ドル) マス29

亜里沙:所持金141000ドル 職業:料理人(給料4000ドル) マス27

結果【4】

穂乃果「うふふー、4だってー」

真姫「しゃんとしなさい」ペシッ

穂乃果「うーん」

雪穂「給料マスを通り過ぎてるし止まったマスが40000ドルもらえるだって」

穂乃果「わーい」ポケー

真姫(やっぱり、やりすぎたかしら……気のせいか亜里沙ちゃんの目もなんか変だし……)

移動数:安価下 コンマ一桁 0なら10

5が出たら亜里沙と接触+同じイベント

マスの内容 :コンマ判定

00~49:謎のイベント

51~99:お金が減る

現在ステータス

真姫:所持191000ドル 職業:スポーツマン(年俸200000ドル) マス20

雪穂:所持金110000ドル 職業:画家(給料3000ドル) マス31(次のマスが給料マス)

穂乃果:所持金95000ドル 職業:サラリーマン(給料3000ドル) マス33

亜里沙:所持金132000ドル 職業:料理人(給料4000ドル) マス25

結果【4】

真姫「ねぇ、さっきから思ったんだけどこのルーレット壊れてるんじゃないの?」

穂乃果「そんなことないよぉ、私が9とか出してるし~」ペチペチ

真姫「むぅ……」

雪穂「あ、真姫さんまた妙なマスに止まってますよ」

真姫「え?」

亜里沙「……>>192

>>190

おはよう、みなのしゅー

亜里沙「……水着に着替える?」

雪穂「なぜ……」

穂乃果「真姫ちゃん水着ある?」

真姫「あるわけないでしょ」

穂乃果「ふーむ、困った……」

真姫「取ってきたらいいのかしら」

雪穂「お姉ちゃんの使えばいいんじゃない?」

穂乃果「なるほど!それもありだね!」

真姫「私が穂乃果のを使うの?それは気が引けるというか……」

亜里沙「ムムム……」

穂乃果「ここは平和的に多数決だ!」

雪穂「民主的にの間違いじゃないかな……」

安価下3まで

おうちにかえる

穂乃果のを使う のどちらか

真姫「なんで満場一致で穂乃果のを使うになるのよ……」

雪穂「ほら、時間もかかっちゃいますし」

亜里沙「水着姿を早くこの目で見たいと思いまして!」キラキラ

穂乃果「というわけで私の部屋にゴー!」グイッ

真姫「はいはい」

亜里沙「わくわく、わくわく」

雪穂「たぶんお姉ちゃんの水着のセンスだからそこまですごくないと思うけど……」

-穂乃果の部屋-

穂乃果「さぁ真姫ちゃんどれにする?どれにする!?」ルンルン

真姫「なんでそんなに楽しそうなの…?」

穂乃果「だって真姫ちゃんが私の水着を使うんだよ?」

真姫「……だから?」

穂乃果「私のセンスが認められる!」フンス

真姫「あ、そう……」

穂乃果「一応これで全部だよ!選んだ選んだ!」

真姫「うーん……」

>>199 コンマ判定
0~10:青いビキニ

11~30:黄色いの

31~50:赤いの

60~89:白いの

90~99:ま さ か の ス ク 水






ぞろ目:あぶないみずぎ

赤髪には白が映える!

穂乃果「ねぇねぇ」チョイチョイ

真姫「…ん?」

穂乃果「これとか……どう?」スッ

真姫「」

真姫「穂乃果?」ポン

穂乃果「なに?」

真姫「何考えてんのよあんたは!」ガシッ

穂乃果「いやいやだって似合うかなーって思って!つい!」

真姫「そういう問題じゃないでしょ!あんた夏休みにこんなの使うの!?」

穂乃果「わあぁ、ごめんなさい、ごめんなさいいぃ!」

真姫「……」

穂乃果「…真姫ちゃん?」

真姫「いいわよ、それにすればいいんでしょ?」

穂乃果「……うん」

真姫「じゃあ、着替えるから先に行ってて」

穂乃果「はーい」

-数分後-

シャッ

穂乃果「お、待ってたよ!」

真姫「……おまたせ」

穂乃果「……」ジーッ

真姫「あんまり見ないでよ、恥ずかしいから」

穂乃果「やっぱり真姫ちゃんって何着ても似合うね!」

真姫「そんなこと、ないわよ……」

穂乃果「ううん、すごい可愛いよ!」ギュッ

真姫「うえぇ!」

真姫「ていうかあなた、いつの間にか正気に戻ってるのね」

穂乃果「?」

真姫「……何でもないわ」

穂乃果「おまたせー!」

雪穂「ん……んん!?」

亜里沙「スクール水着!ハラショー!」

真姫「…………///」ガシッ

穂乃果「ま、真姫ちゃん、痛いよ……」

真姫「やっぱりもうだめ!別のにするわ!」

穂乃果「ダメー!」

ワーギャーキャー

真姫「うう……」シクシク

雪穂「本当にいいスタイルしてますよね……」

亜里沙「データによるとμ’sでバストは中くらい、最もウェストが細くヒップは」

真姫「言わないで!恥ずかしいからぁ!」ウワーン

穂乃果「でも真姫ちゃんの体は穂乃果のモノだからね?」スリスリ

真姫「あんたも変なこと言わないでよ!」

真姫「あと太ももさすらないで!」

穂乃果「ふへへ……」サスサス

真姫「いやあぁああ!」

雪穂「ヤバいスイッチ入っちゃってる!亜里沙!真姫さんを助けるよ!」

亜里沙「え?う、うん!」

真姫「もう……」

穂乃果「やだー!真姫ちゃんと離れたくないー!」ジタバタ

真姫(えっ)

雪穂「くっついてたらセクハラするでしょ!いいから離れる!」

穂乃果「いーやー!」バタバタ

真姫「……穂乃果」

穂乃果「……ふえ?」

真姫「さっきみたいな、変なことしなかったら、隣にいてもいいわよ」

雪穂「駄目ですよ真姫さん!お姉ちゃんの頭の悪さわかってるんですか!?」

穂乃果「ひどい!」ガーン

真姫「……で、しないって誓う?」

穂乃果「……します」

真姫「本当に?」

穂乃果「嘘ついたら真姫ちゃんの罰ゲーム受けるよ」

真姫「…よろしい。おいで、穂乃果」

穂乃果「…………」プルプル

真姫「…穂乃果?」

穂乃果「まっきちゃーん!だいすきー!」ガバッ

真姫「あんっ、……もう」ギュッ

穂乃果「真姫ちゃん真姫ちゃん真姫ちゃーん♪」スリスリ

真姫「くすぐったいわよ、もう……」ナデナデ

亜里沙「ハラショー……雪穂、私も雪穂にやっていい?」

雪穂「だめ」

亜里沙「ハラショォ……」

移動数:安価下 コンマ一桁 0なら10

マスの内容 :コンマ判定

00~49:お金がもらえる

51~99:謎のイベント

現在ステータス

真姫:所持191000ドル 職業:スポーツマン(年俸200000ドル) マス24

雪穂:所持金110000ドル 職業:画家(給料3000ドル) マス31(次のマスが給料マス)

穂乃果:所持金95000ドル 職業:サラリーマン(給料3000ドル) マス29

亜里沙:所持金132000ドル 職業:料理人(給料4000ドル) マス25

結果【5】

雪穂「可もなく不可もなくだね」

亜里沙「うん」

雪穂「お、30000ドル」

穂乃果「ほい」

雪穂「ありがと」

穂乃果「ねぇ真姫ちゃん、どこだったら真姫ちゃんの体触っていい?」

真姫「いきなりなんてこと聞いてんのよあんたは!」ビシッ

穂乃果「あだっ」

雪穂「真姫さん……」

真姫「……まぁ考えておくわ」ボソッ

移動数:安価下 コンマ一桁 0なら10

マスの内容 :コンマ判定

00~49:お金がもらえる

51~99:謎のイベント

現在ステータス

真姫:所持191000ドル 職業:スポーツマン(年俸200000ドル) マス24

雪穂:所持金143000ドル 職業:画家(給料3000ドル) マス36

穂乃果:所持金95000ドル 職業:サラリーマン(給料3000ドル) マス29

亜里沙:所持金132000ドル 職業:料理人(給料4000ドル) マス25

※ヤバいところ以外のところで考えておいてね

結果【10】

亜里沙「ハラショー!」

雪穂「だいぶ進んだね」

亜里沙「給料コマも通り越して雪穂と1個差だよ!」

穂乃果「お、しかも20000ドルもらえるだって」

真姫「だんだんもらえる金額が多くなってきたわね」

穂乃果「その分変なマスに止まったら大参事だけどね……」

移動数:安価下 コンマ一桁 0なら10

マスの内容 :コンマ判定

00~49:お金がもらえる

51~99:謎のイベント

現在ステータス

真姫:所持191000ドル 職業:スポーツマン(年俸200000ドル) マス24

雪穂:所持金143000ドル 職業:画家(給料3000ドル) マス36

穂乃果:所持金95000ドル 職業:サラリーマン(給料3000ドル) マス29

亜里沙:所持金132000ドル 職業:料理人(給料4000ドル) マス35

結果【1】

穂乃果「たったの1……」

真姫「あら、でも10000ドルもらえるですって」

雪穂「まぁさっきのよりは少ないよね」

穂乃果「真姫ちゃん、慰めて」

真姫「私の番が終わったらね」

移動数:安価下 コンマ一桁 0なら10

マスの内容 :コンマ判定

10なら穂乃果と接触+同じイベント

00~49:謎のイベント

51~99:お金が減る

現在ステータス

真姫:所持191000ドル 職業:スポーツマン(年俸200000ドル) マス24

雪穂:所持金143000ドル 職業:画家(給料3000ドル) マス36

穂乃果:所持金105000ドル 職業:サラリーマン(給料3000ドル) マス34(>>187より)

亜里沙:所持金132000ドル 職業:料理人(給料4000ドル) マス35

結果【6】

真姫「ようやくみんなが見え始めてきたわね」

穂乃果「でも真姫ちゃん、罰金だよ、70000ドル」

真姫「うえぇ!?」

雪穂「うわぁ、インフレしてる分持ってかれる額まで半端じゃないね」

真姫「……仕方ないわね」

穂乃果「慰めてあげようか?」

真姫「いいわよ、あんたがほしいんじゃなかったの?」

穂乃果「いや、別にいらなくなったというか」

真姫「なによそれ!」

雪穂(お姉ちゃん、現金だなぁ)

亜里沙「雪穂、雪穂の番だよ」

雪穂「おっとそうだった」

移動数:安価下 コンマ一桁 0なら10

マスの内容 :コンマ判定

10なら穂乃果と接触+同じイベント

00~49:お金が増える

51~99:謎のイベント

現在ステータス

真姫:所持121000ドル 職業:スポーツマン(年俸200000ドル) マス30

雪穂:所持金143000ドル 職業:画家(給料3000ドル) マス36

穂乃果:所持金105000ドル 職業:サラリーマン(給料3000ドル) マス34

亜里沙:所持金132000ドル 職業:料理人(給料4000ドル) マス35

結果【8】

雪穂「お、結構進んだねー」

穂乃果「ちょうど半分終わったくらいだね」

雪穂「このあたりからお金がもらいにくくなってくるかな」

亜里沙「お金を温存できればこの後も安定しそうだね」

真姫「むぅ……」

穂乃果「うん、少しお金なくしちゃったもんね」

真姫「年俸でもらった分がほとんど吹っ飛んだわ……」

穂乃果「安心して、転職もできるはず!だから!」

真姫「はずって……」

移動数:安価下 コンマ一桁 0なら10

マスの内容 :コンマ判定

9なら雪穂と接触+同じイベント

00~49:お金が増える

51~99:謎のイベント

現在ステータス

真姫:所持121000ドル 職業:スポーツマン(年俸200000ドル) マス30

雪穂:所持金143000ドル 職業:画家(給料3000ドル) マス44

穂乃果:所持金105000ドル 職業:サラリーマン(給料3000ドル) マス34

亜里沙:所持金132000ドル 職業:料理人(給料4000ドル) マス35

※おやすみなさい 今日もいっぱいミスってた

結果【8】

亜里沙「ハラショー!また雪穂と同じくらいだよ!」

穂乃果「二人ともすごい進むねぇ」

真姫「私たちが進まないだけな気もするけど……」

雪穂「真姫さんはルーレットの運がないだけですしね……」

真姫「さっきからマスの運にも見放されてると思うのよ……」

穂乃果「穂乃果は眼福だよ!」

真姫「ばかっ」ベシッ

穂乃果「あだー!」

移動数:安価下 コンマ一桁 0なら10

マスの内容 :コンマ判定

9なら雪穂と接触+同じイベント

00~49:お金が増える

51~99:謎のイベント

現在ステータス

真姫:所持121000ドル 職業:スポーツマン(年俸200000ドル) マス30

雪穂:所持金143000ドル 職業:画家(給料3000ドル) マス44

穂乃果:所持金105000ドル 職業:サラリーマン(給料3000ドル) マス34

亜里沙:所持金172000ドル 職業:料理人(給料4000ドル) マス43

※月曜定休って素晴らしい

結果【6】

穂乃果「うんうん、いい感じに真姫ちゃんから遠ざかってるねぇ」

真姫「……みてなさい、必ず追いついて見せるんだから」

雪穂「お姉ちゃんは自分の心配したらー?」

穂乃果「え?」

雪穂「まーた妙な事書いてあるよ?」

亜里沙「…………このすごろく、ほしいかも……」

真姫「やめたほうがいいんじゃないかしら……」

穂乃果「えーと、…>>230?」

↑ 密着

穂乃果「えーと、隣とポッキーゲーム…?」

雪穂「負けたら罰金って……」

穂乃果「隣ってことは」

亜里沙「私か」

真姫「私ね」

穂乃果「どっちとやればいいの?」

安価下

穂乃果「じゃあ真姫ちゃん、やろ?」

真姫「えぇ?!」

亜里沙「わぁ、ハラショー」

雪穂(まぁ亜里沙とはやりづらいしね……)

穂乃果「……だめ?」

真姫「うっ……いいわよ」

穂乃果「わーい!」

雪穂「ポッキーとってくるね」

穂乃果「ありがと」



穂乃果「さぁいくよ、真姫ちゃん」

真姫「え、えぇ」

亜里沙「雪穂、どっちが勝つと思う?」

雪穂「うーん、お姉ちゃんはおっちょこちょいだから折りそうだし、真姫さんは真姫さんで顔が近くなったら折りそうだし」

真姫(聞こえてるけど……)

穂乃果「わたひからいくえー」サクサク

真姫「むー」

どっちが勝つ?

安価下3まで多数決

穂乃果「んふー、へっほうふふんあえ(んー、結構進んだね)」サクサク

真姫「ほうえ(そうね)」サクサク

亜里沙「そろそろ決着がつきそう…!」ワクワク

雪穂「どっちが勝つのか……」ドキドキ

真姫(こうしてると、顔が近くて……///)ポキッ

真姫「あ」

穂乃果「やっはー!ほのはの勝ちー!」モグモグ

真姫「むうぅ……」モグモグ

雪穂「あー、やっぱり真姫さん予想通りだったね」

亜里沙「雪穂、後で私たちもやろ!」

雪穂「さっきから亜里沙、妙に積極的じゃない?」

亜里沙「だってほら、穂乃果さんたちが楽しそうだし!」

雪穂「あ、そう……」

真姫のターン

移動数:安価下 コンマ一桁 0なら10

10なら穂乃果と接触+同じイベント

マスの内容 :コンマ判定

00~49:お金が増える

51~99:謎のイベント

現在ステータス

真姫:所持金121000ドル 職業:スポーツマン(年俸200000ドル) マス30

雪穂:所持金143000ドル 職業:画家(給料3000ドル) マス44

穂乃果:所持金105000ドル 職業:サラリーマン(給料3000ドル) マス40

亜里沙:所持金172000ドル 職業:料理人(給料4000ドル) マス43

結果【2】

真姫「このルーレット私に厳しいんじゃないの?」ポリポリ

穂乃果「本当だよね、でもほら、10000ドルもらえるからさ」モグモグ

真姫「ん」モグモグ

雪穂「こうなると罰ゲームに近いのは真姫さんですね」ポキッ

真姫「むぅ……」

亜里沙「これからのイベント次第で逆転もできますよ」ポリポリ

真姫「そうね、頑張るわ」

雪穂「じゃあ行くよー」

移動数:安価下 コンマ一桁 0なら10

10なら穂乃果と接触+同じイベント

マスの内容 :コンマ判定

00~49:お金が増える

51~99:お金が減る

現在ステータス

真姫:所持金121000ドル 職業:スポーツマン(年俸200000ドル) マス32

雪穂:所持金143000ドル 職業:画家(給料3000ドル) マス44

穂乃果:所持金105000ドル 職業:サラリーマン(給料3000ドル) マス40

亜里沙:所持金172000ドル 職業:料理人(給料4000ドル) マス43

結果【2】

雪穂「うお、私も2か」

亜里沙「ドンマイ雪穂」

穂乃果「まだトップなわけだし気にしなくていいんじゃないかな」

雪穂「どうせ次には抜かされちゃうよ、特に亜里沙には」

真姫「……」

雪穂「あ、ごめんなさい、つい」

真姫「いいのよ、私が出せないのが悪いのだし」

移動数:安価下 コンマ一桁 0なら10

3が出たら雪穂と接触+同じイベント

マスの内容 :コンマ判定

00~49:お金が増える

51~99:お金が減る

現在ステータス

真姫:所持金121000ドル 職業:スポーツマン(年俸200000ドル) マス32

雪穂:所持金143000ドル 職業:画家(給料3000ドル) マス46

穂乃果:所持金105000ドル 職業:サラリーマン(給料3000ドル) マス40

亜里沙:所持金172000ドル 職業:料理人(給料4000ドル) マス43

結果【9】

雪穂「ほーら、しかもかなり差をつけられたよ」

穂乃果「さっきから亜里沙ちゃんのペース早くない?」

真姫「その運を分けてほしいわ」

亜里沙「えへへ、偶然ですよ」

穂乃果「20000ドルゲットかぁ、あと給料マスも近いね」

雪穂「でもこうしてマスに止まれば大金もらえるしあんまり意味ないと思う」

穂乃果「今頃>>1もそう思ってると思うよ」

真姫「唐突にメタ発言しないの、ほらあなたの番よ」

移動数:安価下 コンマ一桁 0なら10

6が出たら雪穂と接触+同じイベント

マスの内容 :コンマ判定

00~49:お金が増える

51~99:お金が減る

現在ステータス

真姫:所持金121000ドル 職業:スポーツマン(年俸200000ドル) マス32

雪穂:所持金153000ドル 職業:画家(給料3000ドル) マス46

穂乃果:所持金105000ドル 職業:サラリーマン(給料3000ドル) マス40

亜里沙:所持金192000ドル 職業:料理人(給料4000ドル) マス52

結果【6】

穂乃果「あ」

雪穂「久しぶりに接触したね、10000ちょーだい」

穂乃果「ちぇー」

真姫「まぁプラスマイナスゼロだしいいんじゃないの?」

穂乃果「そうだね」

移動数:安価下 コンマ一桁 0なら10

マスの内容 :コンマ判定

00~49:お金が増える

51~99:お金が減る

現在ステータス

真姫:所持金121000ドル 職業:スポーツマン(年俸200000ドル) マス32

雪穂:所持金163000ドル 職業:画家(給料3000ドル) マス46

穂乃果:所持金105000ドル 職業:サラリーマン(給料3000ドル) マス46

亜里沙:所持金192000ドル 職業:料理人(給料4000ドル) マス52

結果【9】

真姫「よしよし、いい目が出たわ」

穂乃果「なかなか差がつかないね」

雪穂「そっちのほうが盛り上がるしいいじゃん」

亜里沙「あ、10000ドルもらえるみたいですよ」

真姫「ん、なおさらいいわね」

雪穂「ここで差をつけないと後ろの2人に追いつかれそうだなー……」

移動数:安価下 コンマ一桁 0なら10

マスの内容 :コンマ判定

00~49:お金が増える

51~99:お金が減る

現在ステータス

真姫:所持金121000ドル 職業:スポーツマン(年俸200000ドル) マス41

雪穂:所持金163000ドル 職業:画家(給料3000ドル) マス46

穂乃果:所持金105000ドル 職業:サラリーマン(給料3000ドル) マス46

亜里沙:所持金192000ドル 職業:料理人(給料4000ドル) マス52

結果【6】

雪穂「あ、亜里沙とくっついちゃった」

亜里沙「今回は多いね」

雪穂「そうだね、はい10000ドル」

穂乃果「むー、ちょっとうらやましい」

真姫「プラス10000だものね」

移動数:安価下 コンマ一桁 0なら10

マスの内容 :コンマ判定

00~49:お金が増える

51~99:お金が減る

現在ステータス

真姫:所持金121000ドル 職業:スポーツマン(年俸200000ドル) マス41

雪穂:所持金173000ドル 職業:画家(給料3000ドル) マス52

穂乃果:所持金105000ドル 職業:サラリーマン(給料3000ドル) マス46

亜里沙:所持金202000ドル 職業:料理人(給料4000ドル) マス52

結果【5】

雪穂「安定していい目を出すねぇ」

亜里沙「うーん、でもこのマス50000ドルなくすって書いてるし……」

穂乃果「わぁ、それは大きい」

真姫「本当になくすお金の量増えたわね……」

雪穂「でもここをしのげばあと少しでゴールですよ」

雪穂「亜里沙から見て15マス先の橋を突破できれば1位になるチャンスはあるはず」

真姫「……結構きついこと言うのね」

雪穂「あ……」

真姫「穂乃果、次にひどい目出したら慰めてね」

穂乃果「うん!」

穂乃果「その前に穂乃果のターンだよ!」

移動数:安価下 コンマ一桁 0なら10

マスの内容 :コンマ判定

00~49:お金が増える

51~99:謎のイベント

現在ステータス

真姫:所持金121000ドル 職業:スポーツマン(年俸200000ドル) マス41

雪穂:所持金173000ドル 職業:画家(給料3000ドル) マス52

穂乃果:所持金105000ドル 職業:サラリーマン(給料3000ドル) マス46

亜里沙:所持金152000ドル 職業:料理人(給料4000ドル) マス57(あと15マス先に橋)

結果【6】

雪穂「さっきからぴったり追いついてくるね」

穂乃果「まぁまぁ、姉妹だしいいよね?」

真姫「……羨ましい」

穂乃果「え?」

亜里沙「真姫さんって一人っ子なんですか?」

真姫「うん、妹とか弟がほしかったかも」

穂乃果「真姫ちゃん、ほらほら」クイクイ

真姫「え?でもまだ私の番じゃないし……」

穂乃果「それとこれとは別だよ、ほらおいで♪」

真姫「……うん」キュッ

穂乃果「よーしよし、穂乃果お姉ちゃんですよー♪」ナデナデ

真姫「ん……」ギュッ

雪穂(うーん、ああいうの最近されてないからちょっとだけ羨ましい)

移動数:安価下 コンマ一桁 0なら10

マスの内容 :コンマ判定

00~49:お金が増える

51~99:謎のイベント

現在ステータス

真姫:所持金121000ドル 職業:スポーツマン(年俸200000ドル) マス41

雪穂:所持金173000ドル 職業:画家(給料3000ドル) マス52

穂乃果:所持金115000ドル 職業:サラリーマン(給料3000ドル) マス52

亜里沙:所持金192000ドル 職業:料理人(給料4000ドル) マス57

※さっきからかぶってるのに注意入れなくてすまんな

結果【2】

真姫「お姉ちゃん、もっと慰めてぇ……」グスグス

穂乃果「よしよーし、元気出してー」ギュー

真姫「ふええぇん……」

雪穂「まーた真姫さんのキャラが崩れてる……」

亜里沙「でもこういう真姫さんもかわいらしくていいよね」

雪穂「スク水姿で泣きついてるって小学生みたいだけどね」

真姫「お姉ちゃぁん…」ポロポロ

穂乃果「雪穂!そういうこと言っちゃだめでしょ!」

雪穂「うっ、ごめん……」

雪穂(私ってお姉ちゃんのなんだっけ、妹だよね?)

穂乃果「あ、また妙なマスに止まってる」

穂乃果「……>>258

真姫「もうやだぁ……」

所持金が10分の1になる

真姫「」ポカーン

真姫「もうやだぁ……」ポロポロ

穂乃果「ま、真姫ちゃんが死んだ魚の目をしてる……」

真姫「もういいわ、私にはお姉ちゃんがいればいいもの……」ギュー

穂乃果「真姫ちゃん、諦めちゃだめだよ!ファイトだよ!」ユサユサ

真姫「いいのよ、勝てないってわかるの……」

雪穂「わぁ、もうやけくそって感じ……」

亜里沙「げ、元気出してください、真姫さん!」

真姫「うふふ、お姉ちゃーん、もっと撫でてー」

穂乃果「う、うん……」ナデナデ

真姫「お姉ちゃんの手、あったかくてきもちいー♪」ゴロゴロ

雪穂「ここにきて完全に真姫さんのキャラが崩壊している……」

雪穂「っと、私も自分の心配しないとね」

移動数:安価下 コンマ一桁 0なら10

5が出たら亜里沙と接触+同じイベント

マスの内容 :コンマ判定

00~49:謎のイベント

51~99:お金が増える

現在ステータス

真姫:所持金12100ドル 職業:スポーツマン(年俸200000ドル) マス43

雪穂:所持金173000ドル 職業:画家(給料3000ドル) マス52

穂乃果:所持金115000ドル 職業:サラリーマン(給料3000ドル) マス52

亜里沙:所持金192000ドル 職業:料理人(給料4000ドル) マス57

結果【1】

雪穂「うおお……ここにきて牛歩か……」

穂乃果「ど、どんまい雪穂」

真姫「にゃん」ゴロゴロ

亜里沙「ほら、10000ドルもらえるし」

雪穂「そうだね、何事もプラスに考えないとね」

真姫「にゃあ」

穂乃果「真姫ちゃん、そろそろ……」

真姫「やだ」ギュッ

穂乃果「あ、そう……」ナデナデ

雪穂「お姉ちゃんも流されないの!」

移動数:安価下 コンマ一桁 0なら10

マスの内容 :コンマ判定

00~49:謎のイベント

51~99:お金が増える

現在ステータス

真姫:所持金12100ドル 職業:スポーツマン(年俸200000ドル) マス43

雪穂:所持金183000ドル 職業:画家(給料3000ドル) マス52

穂乃果:所持金115000ドル 職業:サラリーマン(給料3000ドル) マス52

亜里沙:所持金192000ドル 職業:料理人(給料4000ドル) マス57

結果【1】

亜里沙「雪穂、私も1だったよ!」

雪穂「嬉しがるようなところでもないでしょ」

亜里沙「でもお金も20000もらえるし言うことなしだよ!」

穂乃果「真姫ちゃーん、私の番だからちょっと離れてもらってもいい?」

真姫「~♪」ゴロゴロ

穂乃果「もう、真姫ちゃん、そういうことしてると怒るよ!」

真姫「っ!」ビクッ ガバッ

真姫「ご、ごめんなさい!でも私のこと嫌いにならないでね?」ウルウル

穂乃果「あと真面目に人生ゲームをやること!」

真姫「はいっ」

雪穂(おお、お姉ちゃんがお姉ちゃんしてる)

雪穂(あれ?これ私のお姉ちゃんか?)

移動数:安価下 コンマ一桁 0なら10

1なら雪穂と接触+同じイベント

5なら亜里沙と接触+同じイベント

マスの内容 :コンマ判定

00~49:お金が減る

51~99:謎のイベント

現在ステータス

真姫:所持金12100ドル 職業:スポーツマン(年俸200000ドル) マス43

雪穂:所持金183000ドル 職業:画家(給料3000ドル) マス53

穂乃果:所持金115000ドル 職業:サラリーマン(給料3000ドル) マス52

亜里沙:所持金192000ドル 職業:料理人(給料4000ドル) マス58

結果【3】

穂乃果「おおう、私も全然進まない……」

真姫「私に比べればまだまだ大丈夫だよ、お姉ちゃん」

穂乃果「んー、そうだね」

雪穂「ねぇお姉ちゃん」

穂乃果「んー?」

雪穂「なんで真姫さんにお姉ちゃんって呼ばれてるのに何も言わないの?」

穂乃果「雪穂で慣れてるからかな?」

雪穂「そ、そう……」

亜里沙「あ、穂乃果さんへんなマスに止ったみたいですよ」

穂乃果「ほぇ?」

真姫「……>>270

真姫と所持金を交換する

穂乃果「……真姫ちゃん、今持ってるお金、交換しよう」

真姫「え……?」

穂乃果「マスが左隣の人と交換しろって言ってるから」

真姫「駄目よ!そんなことしたら穂乃果が…!」

穂乃果「大丈夫だよ、私は大丈夫だから」

穂乃果「真姫ちゃんが沈んでいる方がずっと辛いしさ」

真姫「穂乃果……」

穂乃果「はいっ、真姫ちゃんのお金もーらい!はい、穂乃果のお金!」

真姫「あっ、まだいいって……」

穂乃果「ルールには従ってもらわないとね~」

真姫「むぅ……」

真姫(ありがとう、私なんかのために……)トクン

移動数:安価下 コンマ一桁 0なら10

10なら雪穂と接触+同じイベント

マスの内容 :コンマ判定

00~49:謎のイベント

51~99:お金が減る

現在ステータス

真姫:所持金115000ドル 職業:スポーツマン(年俸200000ドル) マス43

雪穂:所持金183000ドル 職業:画家(給料3000ドル) マス53

穂乃果:所持金12100ドル 職業:サラリーマン(給料3000ドル) マス55

亜里沙:所持金192000ドル 職業:料理人(給料4000ドル) マス58

結果【5】

真姫「5、可もなく不可もなく、ね」

穂乃果「私たちがちびちび動いて間に少しずつ差を詰めてるね」

雪穂「そんなところ悪いんですが残念なお知らせです……」

亜里沙「また嫌なマスに止まりましたね……」

穂乃果「えぇーっ、>>277しちゃうの!?」

コンマ判定

0~20:お金を誰かと入れ替える

21~40:職がなくなる

41~60:全財産消滅

61~80:モノマネ

81~99:誰かとマスの位置入れ替え

ぞろ目:問答無用でドベ

あ、安価下でお願いします

うい

真姫「ごめんなさい、穂乃果、私のために交換してくれたのに」

穂乃果「仕方ないよ、で、誰とするの?」

雪穂「ここは戦略的に言えば私か亜里沙の二択ですけど」

亜里沙「でも真姫さんは穂乃果さんに負い目があるし……」

穂乃果「私のことは気にしないで、ね?」

真姫「……きめたわ」

真姫「……>>281、お願い」

※3人のうちの一人でお願いします

ほの

真姫「……穂乃果、お願い」

穂乃果「えぇー!せっかく交換したのに!」

真姫「いいのよ、これで一つ目標ができたの」

真姫「ねぇ穂乃果、このかなり厳しい状況からもしあなたに勝てたら自信が持てる気がするの」

真姫「その時、私の話、聞いてくれる?」

穂乃果「……うん、わかった!でも穂乃果も負けないからね!」

真姫「当然よ」

雪穂(二人が燃え上ってる……)

亜里沙(これが友情……ハラショー)

移動数:安価下 コンマ一桁 0なら10

2なら穂乃果と接触+同じイベント

5なら亜里沙と接触+同じイベント

マスの内容 :コンマ判定

00~49:お金が増える

51~99:お金が減る

現在ステータス

真姫:所持金12100ドル 職業:スポーツマン(年俸200000ドル) マス48

雪穂:所持金183000ドル 職業:画家(給料3000ドル) マス53

穂乃果:所持金115000ドル 職業:サラリーマン(給料3000ドル) マス55

亜里沙:所持金192000ドル 職業:料理人(給料4000ドル) マス58

結果【1】

雪穂「うおぉ、牛歩に拍車が……」

亜里沙「あ、でも見て雪穂!職業ランクアップだって!やったね雪穂!」

雪穂「うーん、でもこのゲーム職業あんまりアドバンテージないし……」

穂乃果「でももう数マスで給料マス通るじゃん」

真姫「いいじゃない、私はもうもらえないんだし、もらえるものは多いほうがいいでしょ?」クスクス

雪穂「……それもそうか」

移動数:安価下 コンマ一桁 0なら10

マスの内容 :コンマ判定

00~49:お金が増える

51~99:お金が減る

現在ステータス

真姫:所持金12100ドル 職業:スポーツマン(年俸200000ドル) マス48

雪穂:所持金183000ドル 職業:名作画家(給料9000ドル) マス54

穂乃果:所持金115000ドル 職業:サラリーマン(給料3000ドル) マス55

亜里沙:所持金192000ドル 職業:料理人(給料4000ドル) マス58

結果【8】

雪穂「亜里沙ぁ、なんでそんなにガンガン進めるの?」

亜里沙「あはは、わかんない……」

真姫「あ、給料マス通り過ごしてるわね」

亜里沙「あ、でも5000ドル減るって、ちょっと残念」

穂乃果「私たちあれでもお金でだいぶ負けてるわけだし、負けてられないね…!」

真姫「そうね!」

移動数:安価下 コンマ一桁 0なら10

マスの内容 :コンマ判定

00~49:お金が増える

51~99:お金が減る

現在ステータス

真姫:所持金12100ドル 職業:スポーツマン(年俸200000ドル) マス48

雪穂:所持金183000ドル 職業:名作画家(給料9000ドル) マス54

穂乃果:所持金115000ドル 職業:サラリーマン(給料3000ドル) マス55

亜里沙:所持金191000ドル 職業:料理人(給料4000ドル) マス64

※あと2,3回で今日の分は終わりにします

結果【10】

穂乃果「ふぉー!亜里沙ちゃんを抜いたよ!」

穂乃果「あ、しかも出世だよ!やったね!」

真姫「でも次に適用なのよね」

穂乃果「気にしない気にしない」

真姫「私も負けてられないわ」

真姫「せめて追いつきたいところね」

移動数:安価下 コンマ一桁 0なら10

マスの内容 :コンマ判定

00~49:お金が増える

51~99:お金が減る

現在ステータス

真姫:所持金12100ドル 職業:スポーツマン(年俸200000ドル) マス48

雪穂:所持金183000ドル 職業:名作画家(給料9000ドル) マス54

穂乃果:所持金118000ドル 職業:係長(給料6000ドル) マス65

亜里沙:所持金191000ドル 職業:料理人(給料4000ドル) マス64

結果【4】

真姫「むむぅ……」

穂乃果「だいぶ差がついちゃったね」

真姫「いいわよ、絶対逆転して見せるんだから」

真姫「あ、でも5000ドル失うか……」

亜里沙「大丈夫です!まだ逆転はできるはずです!」

真姫「亜里沙ちゃん……ありがと」

雪穂「だんだん真姫さんの所持金が現実じみてきましたね……」

真姫「一泊二日の旅行に行けるくらいね」

移動数:安価下 コンマ一桁 0なら10

マスの内容 :コンマ判定

00~49:お金が増える

51~99:お金が減る

現在ステータス

真姫:所持金7100ドル 職業:スポーツマン(年俸200000ドル) マス52

雪穂:所持金183000ドル 職業:名作画家(給料9000ドル) マス54

穂乃果:所持金118000ドル 職業:係長(給料6000ドル) マス65

亜里沙:所持金191000ドル 職業:料理人(給料4000ドル) マス64

※続けるか続けないか

結果【8】

雪穂「やった、牛歩から解放された!」

穂乃果「良かったね、雪穂」

雪穂「お、しかもランクアップだよ」

穂乃果「これでもうランクアップはないね」

雪穂「初めてだよね、2回ランクアップなんて」

穂乃果「そうだね」

亜里沙「へぇ、雪穂凄い!」



移動数:安価下 コンマ一桁 0なら10

マスの内容 :コンマ判定

00~49:お金が増える

51~99:お金が減る

増減額コンマ2桁

1:10000ドル
2:9000ドル
3:8000ドル
4:7000ドル
5:6000ドル
6:5000ドル
7:4000ドル
8:3000ドル
9:2000ドル
0:職業ランクアップ(最高2回まで。できないなら100000ドル)

現在ステータス

真姫:所持金7100ドル 職業:スポーツマン(年俸200000ドル) マス52

雪穂:所持金192000ドル 職業:人間国宝(給料18000ドル) マス62

穂乃果:所持金118000ドル 職業:係長(給料6000ドル) マス65

亜里沙:所持金191000ドル 職業:料理人(給料4000ドル) マス64

結果【6】

雪穂「まだそこまで進むのー?」

亜里沙「えへへ、あ、橋が近づいてきたよ」

穂乃果「この橋を最初に通過した人は無料で通れるんだけど、それ以降にとおった人は最初にとおった人に20000ドル払わないといけないんだよねー」

真姫「うっ、どうにかしなきゃ……」

穂乃果「頑張れ、真姫ちゃん!」

真姫「ええ」

移動数:安価下 コンマ一桁 0なら10

マスの内容 :コンマ判定

00~49:お金が増える

51~99:謎のイベント

増減額コンマ2桁

1:10000ドル
2:9000ドル
3:8000ドル
4:7000ドル
5:6000ドル
6:5000ドル
7:4000ドル
8:3000ドル
9:2000ドル
0:職業ランクアップ(最高2回まで。できないなら100000ドル)

現在ステータス

真姫:所持金7100ドル 職業:スポーツマン(年俸200000ドル) マス52

雪穂:所持金192000ドル 職業:人間国宝(給料18000ドル) マス62

穂乃果:所持金118000ドル 職業:係長(給料6000ドル) マス65

亜里沙:所持金191000ドル 職業:料理人(給料4000ドル) マス70(2マス先で橋通過)

結果【5】

穂乃果「あ」

亜里沙「私とぶつかっちゃいましたね」

穂乃果「うわー、次亜里沙ちゃんが2以上出したら先に橋とおられちゃうよ!」

雪穂「私が10を出せば私にもチャンスがあるね」

真姫「うーん、私は払う方になりそうかしら」

穂乃果「まだまだ諦めるのは早いよ、もしかしたら2回連続で私たちが牛歩して真姫ちゃんが10を2回連続で出すかもしれない」

真姫「相当確率低いわね……」

移動数:安価下 コンマ一桁 0なら10

マスの内容 :コンマ判定

10を出せば雪穂と接触+同じイベント

00~49:お金が増える

51~99:謎のイベント

増減額コンマ2桁

1:10000ドル
2:9000ドル
3:8000ドル
4:7000ドル
5:6000ドル
6:5000ドル
7:4000ドル
8:3000ドル
9:2000ドル
0:職業ランクアップ(最高2回まで。できないなら100000ドル)

現在ステータス

真姫:所持金7100ドル 職業:スポーツマン(年俸200000ドル) マス52

雪穂:所持金192000ドル 職業:人間国宝(給料18000ドル) マス62

穂乃果:所持金106000ドル 職業:係長(給料6000ドル) マス70

亜里沙:所持金199000ドル 職業:料理人(給料4000ドル) マス70(2マス先で橋通過)

結果【4】

真姫「終わった……」チーン

穂乃果「ま、真姫ちゃーん!」

雪穂「まだです、7000ドルゲットですよ」

真姫「んー、まだ足りないわね」

穂乃果「恐怖の赤紙が来ちゃうよ……」

真姫「それは避けたいわね」

移動数:安価下 コンマ一桁 0なら10

マスの内容 :コンマ判定

10を出せば雪穂と接触+同じイベント

00~49:お金が増える

51~99:お金が減る

増減額コンマ2桁

1:10000ドル
2:9000ドル
3:8000ドル
4:7000ドル
5:6000ドル
6:5000ドル
7:4000ドル
8:3000ドル
9:2000ドル
0:職業ランクアップ(最高2回まで。できないなら100000ドル)

現在ステータス

真姫:所持金14100ドル 職業:スポーツマン(年俸200000ドル) マス56

雪穂:所持金192000ドル 職業:人間国宝(給料18000ドル) マス62

穂乃果:所持金106000ドル 職業:係長(給料6000ドル) マス70

亜里沙:所持金199000ドル 職業:料理人(給料4000ドル) マス70(2マス先で橋通過)

結果【9】

雪穂「くううううううっ!あと1!あと1なのにぃ!」

穂乃果「うーん、これは亜里沙ちゃんかなー」

亜里沙「わかりませんよ?私もそろそろ1を出しそうですし」

雪穂「こういうこと言う人ほど出さないんだよね、このゲーム」

真姫(少し羨ましい)

移動数:安価下 コンマ一桁 0なら10

マスの内容 :コンマ判定

1を出せば雪穂と接触+同じイベント

00~49:お金が増える

51~99:お金が減る

増減額コンマ2桁

1:10000ドル
2:9000ドル
3:8000ドル
4:7000ドル
5:6000ドル
6:5000ドル
7:4000ドル
8:3000ドル
9:2000ドル
0:職業ランクアップ(最高2回まで。できないなら100000ドル)

現在ステータス

真姫:所持金14100ドル 職業:スポーツマン(年俸200000ドル) マス56

雪穂:所持金192000ドル 職業:人間国宝(給料18000ドル) マス62

穂乃果:所持金106000ドル 職業:係長(給料6000ドル) マス70

亜里沙:所持金199000ドル 職業:料理人(給料4000ドル) マス70(2マス先で橋通過)

結果【2】

雪穂「くうううううう!」

穂乃果「ほらね!やっぱりこうなるんだよ!」バンバン

亜里沙「あはは……でもやっぱり牛歩でしたね」

雪穂「そういう問題じゃないっ!1だろうがここを突破されたことが問題なんだよ!」ダンッダンッ

穂乃果「ここだけは一番乗りで突破したかったっ……!」ガクッ

真姫(さすがにやり方が分かってる二人はこのゲームの戦術を熟知してるわね……)

穂乃果「ふぇーん、まきちゃんなぐさめてぇー」

真姫「いやよ」プイ

穂乃果「ふぇーん!真姫ちゃんが意地悪になったー!」

真姫「今の私たちはライバル、そうでしょ?」

穂乃果「うぅ、そうだね……」

真姫「ほら、早く回しなさい」

穂乃果「はーい」

移動数:安価下 コンマ一桁 0なら10

マスの内容 :コンマ判定

1を出せば雪穂と接触+同じイベント

2を出せば亜里沙と接触+同じイベント

00~49:お金が増える

51~99:お金が減る

増減額コンマ2桁

1:10000ドル
2:9000ドル
3:8000ドル
4:7000ドル
5:6000ドル
6:5000ドル
7:4000ドル
8:3000ドル
9:2000ドル
0:職業ランクアップ(最高2回まで。できないなら100000ドル)

現在ステータス

真姫:所持金14100ドル 職業:スポーツマン(年俸200000ドル) マス56

雪穂:所持金192000ドル 職業:人間国宝(給料18000ドル) マス71

穂乃果:所持金106000ドル 職業:係長(給料6000ドル) マス70

亜里沙:所持金199000ドル 職業:料理人(給料4000ドル) マス72 橋の通行権(一回20000ドル)持ち

結果【8】

穂乃果「さっきでてよ!なんで今更出るのー!?」

亜里沙「危なかったー、出られたら逆転もあったかも」

雪穂「くぅー、勝者の余裕がこんなにも鬱陶しいなんて!」

真姫「蚊帳の外にいる私には関係ないわね……」

真姫「私はなんとか現状の打破を目指さないと……」

移動数:安価下 コンマ一桁 0なら10

マスの内容 :コンマ判定

1を出せば雪穂と接触+同じイベント

2を出せば亜里沙と接触+同じイベント

00~49:お金が増える

51~99:謎のイベント

増減額コンマ2桁

1:10000ドル
2:9000ドル
3:8000ドル
4:7000ドル
5:6000ドル
6:5000ドル
7:4000ドル
8:3000ドル
9:2000ドル
0:職業ランクアップ(最高2回まで。できないなら100000ドル)

現在ステータス

真姫:所持金14100ドル 職業:スポーツマン(年俸200000ドル) マス56

雪穂:所持金192000ドル 職業:人間国宝(給料18000ドル) マス71

穂乃果:所持金106000ドル 職業:係長(給料6000ドル) マス78

亜里沙:所持金199000ドル 職業:料理人(給料4000ドル) マス72 橋の通行権(一回20000ドル)持ち

結果【4】

真姫「ここは少しでも歩数を稼いでお金を集めるしかないわね」

雪穂「そうですね、でもリスキーな戦術ですよね、場合によっては赤字に……」

穂乃果「ほら、なんか不穏なコマだし……」

真姫「うっ……」

亜里沙「これは……」

真姫「…………>>310

安価のコンマ判定

0~20:別のコースに飛ばされる(選ばれたら再安価)

21~40:ほかの人のお金を奪う(選ばれたら再安価)

41~60:ほかの人とお金を交換(選ばれたら再安価)

61~89:お金が無くなる(選ばれたら再安価)

90~99:お金が10倍になる

ぞろ目:問答無用でドベ

※こうしたほうが進行に支障なさそうだし最後までこの形式で行きます

こい

真姫「あら、プレイヤー間で持ってるお金を交換するらしいわよ、選ぶのは私みたいだけど」

ほのゆきあり「っ!」ドキーン

穂乃果(橋も通り過ぎたし私はそこまで痛手はないけどここで最も割を食うのはどう考えても雪穂)

穂乃果(あーでも真姫ちゃんと交換させられたらまず逆転されちゃうよねー……)

雪穂(まずい、これで真姫さんとお金交換したらまず間違いなく私は借金を握らされることになる)

亜里沙(あと2回分20000ドルもらえるといっても、ここで200000ドルをなくすのは厳しい……!)

ほのゆきあり(どう出る?どう動く?西木野真姫!)

真姫「…そうね、決めたわ」

真姫「>>312>>313が交換よ」

※4人の中から選んでください

>>312

ミス・・・・真姫

真姫「私と雪穂ちゃんが交換よ」

雪穂「え」




雪穂「え?」

穂乃果(うわぁ、真姫ちゃんが完全に勝ちに来てる)

亜里沙「ゆ、雪穂!」

雪穂「え?マジですか?マジで言ってるんですか?」

真姫「大マジよ、ほら、交換しましょ」

雪穂「う……」

雪穂「うわああああああああああああ!」ガタガタッ

亜里沙「雪穂!?」

雪穂「借金したらこのゲームとんでもないことが起きるんだよ!」

真姫「……どういうこと?」

雪穂「ほら、このマップの右端、ここのマップに飛ばされて延々と借金がなくなるまでループさせられるんです」

穂乃果「しかも運が悪いと借金がどんどん溜まっていくんだ……」

雪穂「まさに帝愛グループの地下王国なんですよ!」

真姫(たとえがよくわからないけど……一歩間違ってたら私はそこに行ってたってわけね)

真姫「でもゲームだし、ね?」

雪穂「わかってないです!このマップ現実で遂行しなきゃならないミッションもあるんですよ?」

亜里沙「……たとえば?」

雪穂「……これ以上は言えない!でもとにかくヤバいんです!」

真姫「……そう、はい、私のお金」

雪穂(あっさりスルーされたー!)

真姫(ごめんなさい、雪穂ちゃん、せっかく拾ったチャンスなんだから無駄にするわけにはいかないの)

移動数:安価下 コンマ一桁 0なら10

マスの内容 :コンマ判定

1を出せば雪穂と接触+同じイベント
7を出せば穂乃果と接触+同じイベント

00~49:お金が増える
51~99:お金が減る

増減額コンマ2桁
1:10000ドル
2:9000ドル
3:8000ドル
4:7000ドル
5:6000ドル
6:5000ドル
7:4000ドル
8:3000ドル
9:2000ドル
0:職業ランクアップ(最高2回まで。できないなら100000ドル)

現在ステータス

真姫:所持金192000ドル 職業:スポーツマン(年俸200000ドル) マス56

雪穂:所持金14100ドル 職業:人間国宝(給料18000ドル) マス71

穂乃果:所持金94000ドル 職業:係長(給料6000ドル) マス78

亜里沙:所持金219000ドル 職業:料理人(給料4000ドル) マス72 橋の通行権(一回20000ドル)持ち

結果【10】

雪穂「くぅぅうううううううううっ!ううううううううううっ!」

穂乃果「ゆ、雪穂、女の子がそういう顔しちゃ……」

雪穂「お姉ちゃんは黙ってて!」

穂乃果「はひぃっ!」ビクゥッ

亜里沙「20000、もらうね……」おずおず

雪穂「くうっ!うううううっ!」プルプル

真姫(うわー、本当に申し訳ないことしちゃったわね……)

雪穂「これで私は借金生活……逃れることはできないっ!くぅーっ!」

亜里沙「あ、でも待って雪穂!」

雪穂「なに?介錯なら……」

亜里沙「雪穂、100000もらえるって!」

雪穂「ほんとに!?よ、よかったー!」

亜里沙「わあぁ、やったね雪穂!日ごろの行いがいいからだよ!」ヒシッ

雪穂「ほんとだねー!」ピョンピョン

移動数:安価下 コンマ一桁 0なら10

マスの内容 :コンマ判定

1を出せば雪穂と接触+同じイベント

2を出せば亜里沙と接触+同じイベント

00~49:お金が増える

51~99:謎のイベント

増減額コンマ2桁

1:10000ドル
2:9000ドル
3:8000ドル
4:7000ドル
5:6000ドル
6:5000ドル
7:4000ドル
8:3000ドル
9:2000ドル
0:職業ランクアップ(最高2回まで。できないなら100000ドル)

真姫:所持金192000ドル 職業:スポーツマン(年俸200000ドル) マス56

雪穂:所持金94100ドル 職業:人間国宝(給料18000ドル) マス81

穂乃果:所持金94000ドル 職業:係長(給料6000ドル) マス78

亜里沙:所持金239000ドル 職業:料理人(給料4000ドル) マス72 橋の通行権(一回20000ドル)持ち

※この時間はこの辺で勘弁してやるにゃー おやすみにゃさーい

結果【5】

穂乃果「それにしても亜里沙ちゃんは安定して進むねぇ」

雪穂「ほんとにね、ここ一番!ってのがないけどその分ピンチになることもないから上位を十分狙えるよ」

亜里沙「えへへ……」

穂乃果「ただ最後の5コマがとんでもないんだよね……」

雪穂「……そうだった」

ゆきまき「?」

移動数:安価下 コンマ一桁 0なら10

マスの内容 :コンマ判定

3が出たら雪穂と接触+同じイベント

00~49:お金が増える

51~99:謎のイベント

増減額コンマ2桁

1:10000ドル
2:9000ドル
3:8000ドル
4:7000ドル
5:6000ドル
6:5000ドル
7:4000ドル
8:3000ドル
9:2000ドル
0:職業ランクアップ(最高2回まで。できないなら100000ドル)

真姫:所持金192000ドル 職業:スポーツマン(年俸200000ドル) マス56

雪穂:所持金94100ドル 職業:人間国宝(給料18000ドル) マス81

穂乃果:所持金94000ドル 職業:係長(給料6000ドル) マス78

亜里沙:所持金239000ドル 職業:料理人(給料4000ドル) マス77 橋の通行権(一回20000ドル)持ち

結果【7】

真姫「みんな遠くに行っちゃったわね……」

穂乃果「おっと、私はあと5マスでボーナスコマだね」

亜里沙「なんですか、それ?」

穂乃果「ルーレットを回して今の職業×出た目の数分もらえるコマだよ、強制ストップなんだけどね」

亜里沙「えー!じゃあ雪穂たちが有利じゃないですか!」

真姫「私ももらえるの?」

穂乃果「残念ながら……」

真姫「まぁこの額でもらえたらゲームが崩壊しちゃうものね」

雪穂「これの普通じゃないところはそこで強制的に止めておきながら残り5マスでお金を搾り取るマスがあることなんだよ……」

亜里沙「ハラショー……」

移動数:安価下 コンマ一桁 0なら10

マスの内容 :コンマ判定

3が出たら雪穂と接触+同じイベント

00~49:お金が増える

51~99:謎のイベント

増減額コンマ2桁

1:10000ドル
2:9000ドル
3:8000ドル
4:7000ドル
5:6000ドル
6:5000ドル
7:4000ドル
8:3000ドル
9:2000ドル
0:職業ランクアップ(最高2回まで。できないなら100000ドル)

真姫:所持金192000ドル 職業:スポーツマン(年俸200000ドル) マス56

雪穂:所持金94100ドル 職業:人間国宝(給料18000ドル) マス81

穂乃果:所持金94000ドル 職業:係長(給料6000ドル) マス85

亜里沙:所持金239000ドル 職業:料理人(給料4000ドル) マス77 橋の通行権(一回20000ドル)持ち

結果【2】

真姫「……」

穂乃果「ど、ドンマイ真姫ちゃん……」

真姫「いいのよ、ボーナスがもらえない以上、こうしてお金を稼ぐしかないし」

穂乃果「うん」

雪穂「でもこれ本当にすごい牛歩ですよね、私が牛歩牛歩言ってたのが申し訳なくなるくらいに」

亜里沙「このゲーム本当に面白いです!」

移動数:安価下 コンマ一桁 0なら10

マスの内容 :コンマ判定

4が出たら穂乃果と接触+同じイベント

00~49:お金が増える

51~99:謎のイベント

増減額コンマ2桁

1:10000ドル
2:9000ドル
3:8000ドル
4:7000ドル
5:6000ドル
6:5000ドル
7:4000ドル
8:3000ドル
9:2000ドル
0:職業ランクアップ(最高2回まで。できないなら100000ドル)

真姫:所持金199000ドル 職業:スポーツマン(年俸200000ドル) マス58

雪穂:所持金94100ドル 職業:人間国宝(給料18000ドル) マス81

穂乃果:所持金94000ドル 職業:係長(給料6000ドル) マス85

亜里沙:所持金239000ドル 職業:料理人(給料4000ドル) マス77 橋の通行権(一回20000ドル)持ち

結果【2】

雪穂「あー、同情したら真姫さんのがうつったー」

真姫「どういう意味ー?」

雪穂「特に意味はないです、スルーしてください」

亜里沙「亜里沙、なんかまた変なコマだよ」

雪穂「え?」

穂乃果「わー、面白そうだね!」

雪穂「>>330!?面白くないよ!」

安価のコンマ判定

0~20:着替える(選ばれたら再安価)

21~40:くすぐられる(選ばれたら再安価)

41~60:自分の思う恥ずかしい話をする(選ばれたら再安価)

61~89:ポッキーゲーム(選ばれたら再安価)

90~99:お金が10倍になる

こっそり加速

>>330取った人はなんか希望あったらそれ追加してもいいですよ

それ

雪穂「ごめん、面白くないなんて言ったけどありゃ嘘だわ」

穂乃果「所持金10倍だからね、面白くないわけないよね」

真姫「現金な子ね、お金で人生棒に振りそうだわ」

穂乃果「お金持ちの真姫ちゃんが言うとなんだか説得力あるね!」

雪穂「うっ……」

移動数:安価下 コンマ一桁 0なら10

マスの内容 :コンマ判定

3が出たら雪穂と接触+同じイベント

00~49:お金が増える

51~99:お金が減る

増減額コンマ2桁

1:10000ドル
2:9000ドル
3:8000ドル
4:7000ドル
5:6000ドル
6:5000ドル
7:4000ドル
8:3000ドル
9:2000ドル
0:職業ランクアップ(最高2回まで。できないなら100000ドル)

真姫:所持金192000ドル 職業:スポーツマン(年俸200000ドル) マス56

雪穂:所持金94100ドル 職業:人間国宝(給料18000ドル) マス83

穂乃果:所持金94000ドル 職業:係長(給料6000ドル) マス85

亜里沙:所持金239000ドル 職業:料理人(給料4000ドル) マス77 橋の通行権(一回20000ドル)持ち

結果【3】

真姫「あら、みんな私の呪いにかかったのかしら?」

穂乃果「真姫ちゃんが悪い顔になってる……」

亜里沙「もう、そういうのいりませんっ!」プクー

真姫「あはは、ごめんね、冗談だから」

雪穂(へぇ、真姫さんも冗談言えるんだ……)

真姫「なに?」

雪穂「あ、なんでもないです!」

真姫「…そう?ならいいけど」

移動数:安価下 コンマ一桁 0なら10

マスの内容 :コンマ判定

00~49:お金が増える

51~99:お金が減る

増減額コンマ2桁

1:10000ドル
2:9000ドル
3:8000ドル
4:7000ドル
5:6000ドル
6:5000ドル
7:4000ドル
8:3000ドル
9:2000ドル
0:職業ランクアップ(最高2回まで。できないなら100000ドル)

真姫:所持金192000ドル 職業:スポーツマン(年俸200000ドル) マス56

雪穂:所持金94100ドル 職業:人間国宝(給料18000ドル) マス83

穂乃果:所持金94000ドル 職業:係長(給料6000ドル) マス85

亜里沙:所持金239000ドル 職業:料理人(給料4000ドル) マス80 橋の通行権(一回20000ドル)持ち

結果【4】

穂乃果「うおぉ、ここは5が欲しかった……」

雪穂「次のターン強制終了だからスキップだね」

穂乃果「うぇー、退屈ー」

真姫「仕方ないでしょ、黙って待ちなさい」

穂乃果「ぶー」

移動数:安価下 コンマ一桁 0なら10

マスの内容 :コンマ判定

00~49:お金が増える

51~99:お金が減る

増減額コンマ2桁

1:10000ドル
2:9000ドル
3:8000ドル
4:7000ドル
5:6000ドル
6:5000ドル
7:4000ドル
8:3000ドル
9:2000ドル
0:職業ランクアップ(最高2回まで。できないなら100000ドル)

真姫:所持金192000ドル 職業:スポーツマン(年俸200000ドル) マス56

雪穂:所持金941000ドル 職業:人間国宝(給料18000ドル) マス83

穂乃果:所持金94000ドル 職業:係長(給料6000ドル) マス89

亜里沙:所持金239000ドル 職業:料理人(給料4000ドル) マス80 橋の通行権(一回20000ドル)持ち

結果【3】

穂乃果「真姫ちゃんも自分の呪いにかかってんじゃん!」

真姫「いいのよ、こうしてお金の回収してるの」

雪穂「なんか集金のおばちゃんみたい」

亜里沙「そのたとえはちょっと……」

穂乃果「ぶー、暇だよー」

移動数:安価下 コンマ一桁 0なら10

マスの内容 :コンマ判定

00~49:お金が増える

51~99:お金が減る

増減額コンマ2桁

1:10000ドル
2:9000ドル
3:8000ドル
4:7000ドル
5:6000ドル
6:5000ドル
7:4000ドル
8:3000ドル
9:2000ドル
0:職業ランクアップ(最高2回まで。できないなら100000ドル)

真姫:所持金200000ドル 職業:スポーツマン(年俸200000ドル) マス59

雪穂:所持金941000ドル 職業:人間国宝(給料18000ドル) マス83

穂乃果:所持金94000ドル 職業:係長(給料6000ドル) マス89

亜里沙:所持金239000ドル 職業:料理人(給料4000ドル) マス80 橋の通行権(一回20000ドル)持ち

結果【9】

雪穂「やった、一足早くボーナスに止まったよ」

穂乃果「あぁーっ!いいなぁー!」

雪穂「へへーん」

亜里沙「ここからもう一回回すの?」

雪穂「うん、ここで出したらその人のターンはおしまい」

真姫「でも雪穂ちゃん、もう回す必要ないんじゃないの?」

雪穂「甘いんですよ、真姫さん」

真姫「え?」

雪穂「さっきのデス5が理不尽なので少しでも多くのお金をキープしなければいけないんです!」

真姫「あぁ、そう……」

ボーナスコマ

安価下 コンマ一桁×給料
0なら10

亜里沙のターン

移動数:安価2つ下 コンマ一桁 0なら10

9が出たら穂乃果と接触+同じイベント

マスの内容 :コンマ判定

00~49:お金が増える

51~99:お金が減る

増減額コンマ2桁

1:10000ドル
2:9000ドル
3:8000ドル
4:7000ドル
5:6000ドル
6:5000ドル
7:4000ドル
8:3000ドル
9:2000ドル
0:職業ランクアップ(最高2回まで。できないなら100000ドル)

真姫:所持金200000ドル 職業:スポーツマン(年俸200000ドル) マス59

雪穂:所持金941000ドル 職業:人間国宝(給料18000ドル) マス90

穂乃果:所持金94000ドル 職業:係長(給料6000ドル) マス89

亜里沙:所持金239000ドル 職業:料理人(給料4000ドル) マス80 橋の通行権(一回20000ドル)持ち

雪穂「うっひょー!9倍だよ!9倍!うひょー!」

亜里沙「ゆ、雪穂、落ち着いて……」

雪穂「162000ドル!うっひょー!これ現実にならないかなー!」

穂乃果「ならないよ、これゲームだから……」

真姫(やっぱりこの子お金で道踏み外しそうね……)

亜里沙「私は私で4マスしか進まない……」

真姫「少しずつゴールに向かってるんだから気にすることないわ」

亜里沙「そうですね!」

亜里沙「でもお金が減っちゃうのは少し残念です……」

真姫「んー、それは仕方ないわよ」



穂乃果「穂乃果も雪穂に続かなきゃ……!」

穂乃果のボーナスコマ

安価下 コンマ一桁×給料
0なら10

真姫のターン

移動数:安価2つ下 コンマ一桁 0なら10

マスの内容 :コンマ判定

00~49:お金が増える

51~99:お金が減る

増減額コンマ2桁

1:10000ドル
2:9000ドル
3:8000ドル
4:7000ドル
5:6000ドル
6:5000ドル
7:4000ドル
8:3000ドル
9:2000ドル
0:職業ランクアップ(最高2回まで。できないなら100000ドル)

真姫:所持金200000ドル 職業:スポーツマン(年俸200000ドル) マス59

雪穂:所持金941000ドル 職業:人間国宝(給料18000ドル) マス90

穂乃果:所持金94000ドル 職業:係長(給料6000ドル) マス89

亜里沙:所持金233000ドル 職業:料理人(給料4000ドル) マス80 橋の通行権(一回20000ドル)持ち

穂乃果「3倍かぁ、微妙……」

真姫「もらえるだけありがたいと思いなさい」

穂乃果「ちぇー」

真姫「……うーん、私もあまり進まないわね、しかもお金も減っちゃう」

雪穂「何なら貸してあげましょうかー?」

真姫「いいわよ、そういうの」

亜里沙「雪穂、まだゲーム終わってないんだから」

雪穂「このゲームの中なら何でもできる気がするー!」

穂乃果(完全にデス5のこと忘れてるなぁ、これ……)

雪穂「さぁ私のターン!このまま逃げ切ってやるわー!」

移動数:安価2つ下 コンマ一桁 0なら10

マスの内容 :コンマ判定 1~4の時

00~49:お金が増える

51~99:お金が減る

増減額コンマ2桁

1:10000ドル
2:9000ドル
3:8000ドル
4:7000ドル
5:6000ドル
6:5000ドル
7:4000ドル
8:3000ドル
9:2000ドル
0:職業ランクアップ(最高2回まで。できないなら100000ドル)

5が出たとき:所持金の三分の一がなくなる

6が出たとき:所持金を半分左隣(雪穂から見て亜里沙)の人に渡す

7が出たとき:向かい側(雪穂から見て穂乃果)の人に所持金を半分渡す

8が出たとき:右隣(雪穂から見て真姫)の人に所持金を半分渡す

9が出たとき:所持金がなくなる

0が出たとき:ゴール(1位なので100000ドルもらえる)

真姫:所持金198000ドル 職業:スポーツマン(年俸200000ドル) マス61

雪穂:所持金1103000ドル 職業:人間国宝(給料18000ドル) マス90

穂乃果:所持金112000ドル 職業:係長(給料6000ドル) マス90

亜里沙:所持金233000ドル 職業:料理人(給料4000ドル) マス84 橋の通行権(一回20000ドル)持ち

※10倍はしたけど給料の分追加するの忘れちゃったんだぜ

結果【3】

雪穂「ちょっとしか進まないけどまぁいいよね!これでゴールできる確率がぐっと上がるわけだし!」

亜里沙「しかもお金ももらえるみたいだし、よかったね、雪穂!」

雪穂「でもこれ以上いらないかなー!」

穂乃果(雪穂楽しんでるなー)

真姫「ほら亜里沙ちゃん、あなたの番よ」

亜里沙「あ、はいっ!」

移動数:安価2つ下 コンマ一桁 0なら10

6以上を出したら強制ストップ+ボーナスルーレット

マスの内容 :コンマ判定 1~4の時

00~49:お金が増える

51~99:お金が減る

増減額コンマ2桁

1:10000ドル
2:9000ドル
3:8000ドル
4:7000ドル
5:6000ドル
6:5000ドル
7:4000ドル
8:3000ドル
9:2000ドル
0:職業ランクアップ(最高2回まで。できないなら100000ドル)

現在ステータス
真姫:所持金198000ドル 職業:スポーツマン(年俸200000ドル) マス61

雪穂:所持金1110000ドル 職業:人間国宝(給料18000ドル) マス93

穂乃果:所持金112000ドル 職業:係長(給料6000ドル) マス90

亜里沙:所持金233000ドル 職業:料理人(給料4000ドル) マス84 橋の通行権(一回20000ドル)持ち

結果【8】

亜里沙「わぁ、ボーナスコマ!やったぁ!」

穂乃果「じゃあもう一回回して!私はそのあとでやるから!」

亜里沙「はーい!」

真姫「楽しそうでいいわね」

穂乃果「始めてよかったね、真姫ちゃん!」

真姫「…そうね、でもまだ終わってないし」

穂乃果「うん、私もゴールちゃんと目指すよ!それで真姫ちゃんに勝つ!」

亜里沙のボーナスコマ

安価下 コンマ一桁×給料
0なら10

穂乃果のターン

マスの内容 :コンマ判定 1~4の時

00~44:お金が増える

51~94:お金が減る

増減額コンマ2桁

1:10000ドル
2:9000ドル
3:8000ドル
4:7000ドル
5:6000ドル
6:5000ドル
7:4000ドル
8:3000ドル
9:2000ドル
0:職業ランクアップ(最高2回まで。できないなら100000ドル)

5が出たとき:所持金の三分の一がなくなる

6が出たとき:所持金を半分左隣(真姫)の人に渡す

7が出たとき:向かい側(雪穂)の人に所持金を半分渡す

8が出たとき:右隣(亜里沙)の人に所持金を半分渡す

9が出たとき:所持金がなくなる

0が出たとき:ゴール(1位なので100000ドルもらえる)

真姫:所持金200000ドル 職業:スポーツマン(年俸200000ドル) マス59

雪穂:所持金1110000ドル 職業:人間国宝(給料18000ドル) マス90

穂乃果:所持金112000ドル 職業:係長(給料6000ドル) マス89

亜里沙:所持金233000ドル 職業:料理人(給料4000ドル) マス90 橋の通行権(一回20000ドル)持ち

すいません穂乃果のターンはこのレスの下でお願いします

亜里沙「やったぁ!5倍だよ!」

雪穂「ふふーん、それでも私の勝利はゆるぎないけどね」

穂乃果「うー、私は2しか進まないよぉ」

真姫「少しずつ前進してるって思いましょう?そっちの方がまだ気が楽よ」

穂乃果「うーん、このまま雪穂に1位取られたら勝ち目が少なくなるんだよねぇ……」

真姫「完全に運ではあるけど、面倒なコマが出なければ負け筋はうんと減るわ。そっちに期待しましょう」

穂乃果「うー、わかった」

真姫のターン

移動数:コンマ一桁 0なら10

マスの内容 :コンマ2桁で判定

00~44:お金が増える

51~94:お金が減る

増減額コンマ2桁

1:10000ドル
2:9000ドル
3:8000ドル
4:7000ドル
5:6000ドル
6:5000ドル
7:4000ドル
8:3000ドル
9:2000ドル
0:職業ランクアップ(最高2回まで。できないなら100000ドル)

真姫:所持金200000ドル 職業:スポーツマン(年俸200000ドル) マス61

雪穂:所持金1110000ドル 職業:人間国宝(給料18000ドル) マス93

穂乃果:所持金106000ドル 職業:係長(給料6000ドル) マス92

亜里沙:所持金233000ドル 職業:料理人(給料4000ドル) マス90 橋の通行権(一回20000ドル)持ち

結果【8】

真姫「ふぅ、まだ30マスもあるなんてね」

雪穂「真姫さんの遅さはお金じゃどうしようもないですなぁ~」ニヤニヤ

真姫「返す言葉もないわね」

真姫(この子お金なくなったらどうなるのかしら……)

穂乃果「ほら、雪穂の番だよ」

雪穂「ここでゴールを決めてやるわー!」

穂乃果(ちょっと雪穂が壊れるところ見てみたいかも)

移動数:安価下 コンマ一桁 0なら10

コンマ判定 1の時

00~41:お金が増える

51~91:お金が減る

増減額コンマ2桁

1:10000ドル
2:9000ドル
3:8000ドル
4:7000ドル
5:6000ドル
6:5000ドル
7:4000ドル
8:3000ドル
9:2000ドル
0:職業ランクアップ(最高2回まで。できないなら100000ドル)

一桁目に
2が出たとき:所持金の三分の一がなくなる

3が出たとき:所持金を半分左隣(雪穂から見て亜里沙)の人に渡す

4が出たとき:向かい側(雪穂から見て穂乃果)の人に所持金を半分渡す

5が出たとき:右隣(雪穂から見て真姫)の人に所持金を半分渡す

6が出たとき:所持金がなくなる

7以上が出たとき:ゴール(1位なので100000ドルもらえる)

真姫:所持金200000ドル 職業:スポーツマン(年俸200000ドル) マス61

雪穂:所持金1110000ドル 職業:人間国宝(給料18000ドル) マス93

穂乃果:所持金106000ドル 職業:係長(給料6000ドル) マス92

亜里沙:所持金253000ドル 職業:料理人(給料4000ドル) マス90 橋の通行権(一回20000ドル)持ち

結果【6】

雪穂「」チーン

穂乃果「あー!雪穂の魂がー!」

亜里沙「戻ってきて、雪穂ー!」

雪穂「あはははは、私の全財産が……」ポロポロ

真姫(予想できたオチね……少しかわいそうだけど)

真姫「なまじたくさん持ってたからダメージは相当大きいわね……」

亜里沙「ハラショー、雪穂……」

雪穂「亜里沙ぁ、後で慰めてぇ」

亜里沙「え……うん!」

真姫:所持金198000ドル 職業:スポーツマン(年俸200000ドル) マス69

雪穂:所持金0ドル 職業:人間国宝(給料18000ドル) マス99

穂乃果:所持金106000ドル 職業:係長(給料6000ドル) マス92

亜里沙:所持金253000ドル 職業:料理人(給料4000ドル) マス90 橋の通行権(一回20000ドル)持ち

移動数:安価2つ下 コンマ一桁 0なら10

マスの内容 :コンマ判定 1~4の時

00~44:お金が増える

51~94:お金が減る

増減額コンマ2桁

1:10000ドル
2:9000ドル
3:8000ドル
4:7000ドル
5:6000ドル
6:5000ドル
7:4000ドル
8:3000ドル
9:2000ドル
0:職業ランクアップ(最高2回まで。できないなら100000ドル)

5が出たとき:所持金の三分の一がなくなる

6が出たとき:所持金を半分左隣(雪穂から見て亜里沙)の人に渡す

7が出たとき:向かい側(雪穂から見て穂乃果)の人に所持金を半分渡す

8が出たとき:右隣(雪穂から見て真姫)の人に所持金を半分渡す

9が出たとき:所持金がなくなる

0が出たとき:ゴール(1位なので100000ドルもらえる)

結果【1】

亜里沙「うーん、少ししか進まない」

穂乃果「いいんだよ、これで!いいんだよ!」

亜里沙「穂乃果さん……」

穂乃果「真姫ちゃんも言ってたでしょ?こうして地道に進んで最後に大きいの出せばあのコマからは逃げられる!」

真姫「そう、地道な努力が成果を結ぶのよ」

亜里沙「二人とも……」

真姫「さぁ穂乃果、あなたの番よ」

穂乃果「うん!」

移動数:安価2つ下 コンマ一桁 0なら10

マスの内容 :コンマ判定 1~2の時

00~42:お金が増える

51~92:お金が減る

増減額コンマ2桁

1:10000ドル
2:9000ドル
3:8000ドル
4:7000ドル
5:6000ドル
6:5000ドル
7:4000ドル
8:3000ドル
9:2000ドル
0:職業ランクアップ(最高2回まで。できないなら100000ドル)

3が出たとき:所持金の三分の一がなくなる

4が出たとき:所持金を半分左隣(真姫)の人に渡す

5が出たとき:向かい側(雪穂)の人に所持金を半分渡す

6が出たとき:右隣(亜里沙)の人に所持金を半分渡す

7が出たとき:所持金がなくなる

8以上が出たとき:ゴール(1位なので100000ドルもらえる)

真姫:所持金198000ドル 職業:スポーツマン(年俸200000ドル) マス69

雪穂:所持金0ドル 職業:人間国宝(給料18000ドル) マス99

穂乃果:所持金106000ドル 職業:係長(給料6000ドル) マス92

亜里沙:所持金253000ドル 職業:料理人(給料4000ドル) マス90 橋の通行権(一回20000ドル)持ち

穂乃果「あっちゃあ。3かぁ」

亜里沙「ということは一番乗りは雪穂だね」

雪穂「ソウダネー」

穂乃果「うわわ、所持金の三分の一がなくなっちゃうよ!」

真姫「計算結構端数になっちゃうからキリのいい数字にしましょう」

穂乃果「うん」

亜里沙「これがデス5……!なんて恐ろしい」

雪穂「ねー?すごいでしょー?」

亜里沙「うん、最後のコマが一番すごいけど、どれも怖いね……」

雪穂「だからいくらお金を持っていてもダメなんだよ……」

雪穂「もう私回す必要ないし、亜里沙回しちゃって」

亜里沙「はーい」

亜里沙のターン

移動数:安価下 コンマ一桁 0なら10

マスの内容 :コンマ判定 1~3の時

00~43:お金が増える

51~93:お金が減る

増減額コンマ2桁

1:10000ドル
2:9000ドル
3:8000ドル
4:7000ドル
5:6000ドル
6:5000ドル
7:4000ドル
8:3000ドル
9:2000ドル
0:職業ランクアップ(最高2回まで。できないなら100000ドル)

4が出たとき:所持金の三分の一がなくなる

5が出たとき:所持金を半分左隣(真姫)の人に渡す

6が出たとき:向かい側(雪穂)の人に所持金を半分渡す

7が出たとき:右隣(亜里沙)の人に所持金を半分渡す

8が出たとき:所持金がなくなる

9以上が出たとき:ゴール(1位なので100000ドルもらえる)

真姫:所持金198000ドル 職業:スポーツマン(年俸200000ドル) マス69

雪穂:所持金10000ドル 職業:人間国宝(給料18000ドル) ゴール

穂乃果:所持金35400ドル 職業:係長(給料6000ドル) マス95

亜里沙:所持金253000ドル 職業:料理人(給料4000ドル) マス91 橋の通行権(一回20000ドル)持ち

結果【9】

亜里沙「ハラショー!ゴール!」

穂乃果「おぉー!すごいよ亜里沙ちゃん!」

亜里沙「でも2位だからもらえるのは……」

穂乃果「5000ドルだね」

雪穂「これは亜里沙が1位のまま終わりそうだね」

穂乃果「まぁまぁ、まだ真姫ちゃんがいるわけだし?」

雪穂「そうだね、ゆっくり待つか」

真姫「なによ、出せなくて悪かったわね」

穂乃果「あはは、仕方ないよ、運だもん」

真姫「どうせ私は運も悪いわよ」プイ

穂乃果「もー、卑屈にならないでよー」

移動数:安価下 コンマ一桁 0なら10

マスの内容 :コンマ判定 1~5の時

1が出たとき:所持金を半分左隣(真姫)の人に渡す

2が出たとき:向かい側(雪穂)の人に所持金を半分渡す

3が出たとき:右隣(亜里沙)の人に所持金を半分渡す

4が出たとき:所持金がなくなる

5以上が出たとき:ゴール(3位なので3000ドルもらえる)

真姫:所持金198000ドル 職業:スポーツマン(年俸200000ドル) マス69

雪穂:所持金10000ドル 職業:人間国宝(給料18000ドル) ゴール

穂乃果:所持金35400ドル 職業:係長(給料6000ドル) マス95

亜里沙:所持金258000ドル 職業:料理人(給料4000ドル) ゴール 橋の通行権(一回20000ドル)持ち

結果【7】

穂乃果「ふぃー、何とか私もゴール」

穂乃果「現状厳しいなー、真姫ちゃんが派手に自滅してもらうしか勝ち筋がないよ」

真姫「期待するだけしておきなさい、どうせ外すわ」

穂乃果(こういうこと言ってる真姫ちゃんってたいていひどい目に合ってる気がするんだよなー)

真姫「……なによ」

穂乃果「な、なんでもない!」

雪穂「んじゃー私たち部屋にいるから、片づけるとき手伝うから呼んで」

穂乃果「わかったー」

雪穂「いこ、亜里沙」

亜里沙「うん」

シャッ パタン



アリサァァァァァー!

ユキホ、ゲンキダシテ!



真姫「……よく我慢できたわね、雪穂ちゃん」

穂乃果「う、うん……また二人きりだね」

真姫「いいじゃない、最初に戻っただけよ」

穂乃果「うん」

真姫「さて、私もがんばるわ」

穂乃果「真姫ちゃん」

真姫「ん?」

穂乃果「ファイトだよ!」

真姫「ええ」

移動数:安価2つ下 コンマ一桁 0なら10

マスの内容 :コンマ判定 1~4の時

00~49:お金が増える

51~99:お金が減る

※いったん離席します、再開は12時ごろになるかと。

あとボーナスコマから始めるかこのままあと30コマ分進めていくか>>371-380までの多数決で決めようと思います、それでは

乙。個人的にはこのまま見たい。

結果【6】

移動数:安価下 コンマ一桁 0なら10

マスの内容 :コンマ判定 1~の時

00~49:お金が増える

51~99:お金が減る

真姫「6……まずまずね」

穂乃果「あ、橋とおったから亜里沙ちゃんに20000わたさないと」

真姫「あ、本人がいないから忘れてたわ」

穂乃果「真姫ちゃんも忘れるんだね」

真姫「人は忘れることで生きていけるっていうでしょ?」

穂乃果「おぉ、なんか深い」

移動数:安価下 コンマ一桁 0なら10

マスの内容 :コンマ判定

00~49:お金が増える

51~99:謎のイベント

増減額コンマ2桁

1:10000ドル
2:9000ドル
3:8000ドル
4:7000ドル
5:6000ドル
6:5000ドル
7:4000ドル
8:3000ドル
9:2000ドル
0:職業ランクアップ(最高2回まで。できないなら100000ドル)

真姫:所持金187000ドル 職業:スポーツマン(年俸200000ドル) マス75

雪穂:所持金10000ドル 職業:人間国宝(給料18000ドル) ゴール

穂乃果:所持金35400ドル 職業:係長(給料6000ドル) ゴール

亜里沙:所持金278000ドル 職業:料理人(給料4000ドル) ゴール 橋の通行権(一回20000ドル)持ち

結果【1】

真姫「んー……」

穂乃果「真姫ちゃん、足で回さなくていいんだよ?」

真姫「やってないわよ!みてたでしょ!」

穂乃果「そ、そういう意味じゃないよ~」

穂乃果「でも、本当に運がないね、真姫ちゃん……」

真姫「……うっさい」

移動数:安価下 コンマ一桁 0なら10

マスの内容 :コンマ判定

00~49:お金が増える

51~99:謎のイベント

増減額コンマ2桁

1:10000ドル
2:9000ドル
3:8000ドル
4:7000ドル
5:6000ドル
6:5000ドル
7:4000ドル
8:3000ドル
9:2000ドル
0:職業ランクアップ(最高2回まで。できないなら100000ドル)

真姫:所持金177000ドル 職業:スポーツマン(年俸200000ドル) マス75

雪穂:所持金10000ドル 職業:人間国宝(給料18000ドル) ゴール

穂乃果:所持金35400ドル 職業:係長(給料6000ドル) ゴール

亜里沙:所持金278000ドル 職業:料理人(給料4000ドル) ゴール 橋の通行権(一回20000ドル)持ち

※もしかして謎のイベント期待してるんですか?

結果【9】

穂乃果「おぉ、すごく進んだね、足でやらなくなった結果だね!」

真姫「やってないって……」

穂乃果「真姫ちゃんって冗談あんまり通じないよね」

真姫「悪かったわね、まじめに生きてるだけよ」

穂乃果「物は言いようってやつだね!」

真姫「あなたにはできないでしょ?」

穂乃果「むーっ!穂乃果はそこまで馬鹿じゃないもーん!」

移動数:安価下 コンマ一桁 0なら10

マスの内容 :コンマ判定

00~49:お金が増える

51~99:謎のイベント

増減額コンマ2桁

1:10000ドル
2:9000ドル
3:8000ドル
4:7000ドル
5:6000ドル
6:5000ドル
7:4000ドル
8:3000ドル
9:2000ドル
0:職業ランクアップ(最高2回まで。できないなら100000ドル)

真姫:所持金187000ドル 職業:スポーツマン(年俸200000ドル) マス84

雪穂:所持金10000ドル 職業:人間国宝(給料18000ドル) ゴール

穂乃果:所持金35400ドル 職業:係長(給料6000ドル) ゴール

亜里沙:所持金278000ドル 職業:料理人(給料4000ドル) ゴール 橋の通行権(一回20000ドル)持ち

結果【5】

真姫「あら、あと1マスだったのに」

穂乃果「真姫ちゃん真姫ちゃん」

真姫「ん?」

穂乃果「止まっちゃったよ」

真姫「え?まさか」

穂乃果「……>>390

※ご自由にどうぞ

これ誰のだ

右隣の人に抱きつく

穂乃果「……右隣の人に抱き付く」

真姫「右隣ってことは」

穂乃果「ここには私しかいないし」

真姫「穂乃果よね……」

穂乃果「さぁ真姫ちゃん!カッモーン!」バッ

真姫「うえぇ……そういわれるとなんか気が引けるわね」

穂乃果「さっきお姉ちゃーんって抱き付いてきたじゃん!」

真姫「うっ……」

穂乃果「ほらほら♪穂乃果は逃げないからさ♪おいでおいで♪」

真姫「……ん」

ヒシ

穂乃果「うふふ、いいこいいこー♪」ナデナデ

真姫「……///」

穂乃果「はー、真姫ちゃんの髪って整ってて柔らかいから撫で心地いいんだよねー♪」

真姫「……のだって」ボソ

穂乃果「え?」

真姫「穂乃果のだって、いいのに……」

穂乃果「……真姫ちゃん大好きー」ギュッ

真姫「う……」

穂乃果「まーきちゃん♪まーきちゃん♪」

真姫「……ばか…」

穂乃果(聞こえてるよー♪素直じゃない真姫ちゃんかーわいいっ♪)

移動数:安価下 コンマ一桁 0なら10

マスの内容 :コンマ判定 

00~44:お金が増える

51~94:謎のイベント

増減額コンマ2桁

1:10000ドル
2:9000ドル
3:8000ドル
4:7000ドル
5:6000ドル
6:5000ドル
7:4000ドル
8:3000ドル
9:2000ドル
0:職業ランクアップ(最高2回まで。できないなら100000ドル)

移動数:安価下 コンマ一桁 0なら10

マスの内容 :コンマ判定 1~5の時

1が出たとき:所持金を半分左隣(真姫)の人に渡す

2が出たとき:向かい側(雪穂)の人に所持金を半分渡す

3が出たとき:右隣(亜里沙)の人に所持金を半分渡す

4が出たとき:所持金がなくなる

5以上が出たとき:ゴール(3位なので3000ドルもらえる)

※現在89で次のコマで強制ストップなので90からスタートになります

あーしくった


5が出たとき:所持金の三分の一がなくなる

6が出たとき:所持金を半分左隣(雪穂から見て亜里沙)の人に渡す

7が出たとき:向かい側(雪穂から見て穂乃果)の人に所持金を半分渡す

8が出たとき:右隣(雪穂から見て真姫)の人に所持金を半分渡す

9が出たとき:所持金がなくなる

0が出たとき:ゴール

こちらで適用になりますので所持金3分の1が消えます

真姫「あッ……」

穂乃果「真姫ちゃんもお金が消えた……」

真姫「まだ大丈夫よ、あなたよりは多いわ」

穂乃果(こうやって余裕かますと真姫ちゃんひどい目遭ってる気がするんだけどなー……)

真姫:所持金62000ドル 職業:スポーツマン(年俸200000ドル) マス84

雪穂:所持金10000ドル 職業:人間国宝(給料18000ドル) ゴール

穂乃果:所持金35400ドル 職業:係長(給料6000ドル) ゴール

亜里沙:所持金278000ドル 職業:料理人(給料4000ドル) ゴール 橋の通行権(一回20000ドル)持ち

移動数:安価下 コンマ一桁 0なら10

マスの内容 :コンマ判定 1~5の時

1が出たとき:所持金を半分左隣(雪穂)の人に渡す

2が出たとき:向かい側(亜里沙)の人に所持金を半分渡す

3が出たとき:右隣(穂乃果)の人に所持金を半分渡す

4が出たとき:所持金がなくなる

5以上が出たとき:ゴール


結果【4】

真姫「あッ……!」

穂乃果「ま、真姫ちゃんやっぱりそういうこと言っちゃうから……」

真姫「……私の負けね、穂乃果、あなたの罰ゲーム、受けるわ」

穂乃果「えぇ!?そんなこと言ってたっけ!?」

真姫「あなたが持ちかけたんでしょ?このゲーム中にも言ってたじゃない」

穂乃果「あ……そうだっけ」

穂乃果(本当は忘れたふりしてたんだけどな……)

穂乃果(あ!そーだ!)

穂乃果「わかったよ!真姫ちゃん!>>400しよう!」

真姫「…え?」

合宿

穂乃果「わかったよ真姫ちゃん!合宿しよう!」

真姫「…え?合宿って……」

穂乃果「私と真姫ちゃんだけで合宿だよ!いいでしょ?」

真姫「それって合宿っていうの?そもそも何をするの…?」

穂乃果「それはねー、お互いのことをもっとよく知る合宿だよ!」

真姫「……?」

真姫(まーた突拍子もないことを……)

穂乃果「あ、変なこと言ってるって顔してる!いいじゃんいいじゃん!やろーよやろーよねぇねぇねぇー!」

真姫「わかった、わかったわよ!…で、いつやるの?場所は?」

穂乃果「あ……」

真姫「…はぁ、やっぱり何にも考えてないのね」

穂乃果「面目ない……」テヘヘ

真姫「いいわ、うちでやりましょう」

穂乃果「え?」

真姫「うちの親も私が最近うちに友達を連れてこないって心配してるのよ、利害も一致してるしいいでしょ?」

穂乃果「……わーい!真姫ちゃんちでお泊りだー!」

真姫「やっぱりそうなるんじゃない……まったく」

-スピリチュアル人生ゲーム編 おしまい-

※ 安価スレって難しいね

-西木野邸-

ピンポーン

穂乃果「……」ワクワクソワソワ

ガチャ

真姫「いらっしゃい、穂乃果」

穂乃果「真姫ちゃん!今日はよろしくお願いします!」

真姫ママ「あら、高坂さん、今日はゆっくりして行ってね」

穂乃果「はい!あ、うちからつまらないものですが……」スッ

真姫ママ「あら、なにかしら?和菓子?いいわねぇ!」

真姫「あ、ママ、今日のお菓子は洋菓子がいいわ」

真姫ママ「えぇ?せっかくいただいたんだしこれでも……」

真姫「私たちだけで楽しみましょうよ、ね?」チラッ

真姫ママ「んー、真姫ちゃんがそういうならいいけど」

真姫「ほら、穂乃果も荷物ちょうだい、ここで立ち話もあれだし」

穂乃果「あ、うん」

穂乃果「お、お邪魔します!」

真姫ママ「ふふ、そんなにかしこまらなくていいのよ?」

穂乃果「え、いや、でも、あの……」

真姫ママ「後でちょっとお話がしたいの、いいかしら?」

穂乃果「え?はい……」

真姫ママ「真姫ちゃんね、最近今日のこととかあなたの話ばっかりしてたのよ」

穂乃果「え?」

真姫ママ「私が焚き付けたのもあったかしら、うふふ」

穂乃果「な、なんか恥ずかしいですね///」

真姫「二人とも何してるのー?」

穂乃果「ごめん、今行くー!」タタッ

※おやすみ

穂乃果「おぉー!広い部屋!なんか高そうなツボ!大きい窓!壁に貼ってある大きなテレビ!」

穂乃果「そしてやっぱりお金持ちの家にある暖炉!やっぱり真姫ちゃんの家はすごいねー!」

真姫「褒めても何も出ないわよ?」カミノケクルクル

穂乃果「だってだってすごいんだもん!うちじゃ見れないものばっかりなんだもん!」ピョンピョン

真姫「そう……」フイ

穂乃果(あれ?元気ないのかな?)

真姫「ねぇ、私の部屋に行きましょ」クイ

穂乃果「うん、いいよ!」

真姫ママ(あらあらうふふ)

-真姫の部屋-

穂乃果「わーい、真姫ちゃんのお部屋!ぬいぐるみとかいっぱいあるんだね!」

穂乃果「ベッド大きいー!ねぇねぇ、二人で一緒に寝ようよ!」

真姫「えぇ?来客用の布団ならあるわよ?」

穂乃果「いいじゃーん、いいでしょー?」

真姫「……それより」

穂乃果「ん?」

真姫「今日は私の家を見に来てすごいって言いに来たんじゃないでしょ?」

穂乃果「あ、そうだった!真姫ちゃんともっと仲良くなるためだったよね」

真姫「もう、あなたが言い出したことでしょ?」フゥ

穂乃果「ごめんごめん……」テヘヘ

真姫「で、具体的に何をするの」

穂乃果「うーん、真姫ちゃんの体は穂乃果のモノだし……」

真姫(この子は公衆の面前で言ったら恥ずかしいこと言ってるって自覚してるのかしら……)

穂乃果「真姫ちゃんがどうやって育ってきたのか知りたい!」

真姫「……例えば?」

穂乃果「う~ん、アルバム!」

真姫「あぁ、どこにあったかしら……」スクッ

真姫「探してくるついでにお茶持ってくるわ、待ってて」

穂乃果「はーい!あ、ねぇ」

穂乃果「はーい!あ、ねぇ」

真姫「なに?」

穂乃果「ありがとね!」

真姫「…何が?」

穂乃果「お菓子のこと!」

真姫「あぁ、いいのよ、私もカステラとか食べたかっただけだし」

穂乃果(やっぱり素直じゃないなぁ)ニコ

真姫「何で笑ってるの?」

穂乃果「何でもなーい!ほらほら、行って行って!」グイグイ

真姫「な、なんなのよ、もう……」

ガチャ バタン

真姫(うぅ、普通通りにできたかしら)スタスタ

真姫(今日が楽しみで夜はあんまり眠れなかったし)スタスタ

真姫ママ「真姫ちゃん?どうしたの?」

真姫「あぁ、お茶の用意と私のアルバムを探しにね」

真姫ママ「お茶なら私が持っていくわ、アルバムならリビングのビデオラックの中よ」

真姫「ありがと」スッ

真姫ママ「高坂さんは?」

真姫「部屋で待たせてるー」

真姫ママ「あんまり部屋で待たせちゃだめよー」

真姫「うん」トコトコ

真姫ママ(もう、他人事みたいに……)

-居間-

真姫「えーとアルバム、アルバム……」ゴソゴソ

真姫「あった、これね」ヒョイ

真姫「……」パラ

真姫(私が言うのもなんだけど、表情、固いわね……)

真姫「んー……」パラ

真姫「まぁいいわよね」スクッ

-真姫の部屋-

ガチャ

穂乃果「あ、真姫ちゃん」

真姫「私の部屋いじってたりしないでしょうね」

穂乃果「え!?そ、そんなことしてないよ!」

真姫「……」ジーッ

穂乃果「……はい、ぬいぐるみとかお部屋の写真とかいろいろ見てました」シュン

真姫「もう、正直なところがあなたの取り柄でしょ?…はい、アルバム」

穂乃果「わーい!真姫ちゃんの生い立ちだー!」パラパラ

真姫「あんまり面白くないと思うけど……」カミノケクルクル

穂乃果「わぁー!小さい真姫ちゃんかわいいー!」パアァ

真姫「やめてよ、もう……///」カミノケクルクル

穂乃果「…………」パラパラ

真姫(なんか言いなさいよ……)ムス

穂乃果「…………」パラパラパラパラ

真姫(課題やってよう……)

穂乃果「…………」パラパラ

穂乃果「みんな、なんで真姫ちゃんと一緒にいるのに楽しくないんだろう」

真姫「…………」ズキン

穂乃果「こんなに真姫ちゃんといるの、楽しいのに……」

穂乃果「あ、でもこの子はすっごく真姫ちゃんといるの楽しそう!」

穂乃果「よかったー、真姫ちゃんの魅力が分かる子が私たち以外にもいるんだねー」シミジミ

真姫「……」

穂乃果「真姫ちゃん、私、今すごく楽しいよ?」

真姫「え?」

穂乃果「こうして真姫ちゃんの家に来て、小さいころの写真を見れて、もっと真姫ちゃんのことを知れる気がして」

真姫「……穂乃果」

穂乃果「……あれ?真姫ちゃんの声が聞こえるのに、いなくなってる!どこにいるの!?」ガタッ

真姫「ここよ、こっちよ」フリフリ

穂乃果「あ、よかったー!真姫ちゃんがいきなり消えるから、幽霊になっちゃったんじゃないかって!」

真姫「もう、勝手に殺さないでよ」

穂乃果「えへへ、冗談冗談……って、何してるの?」トコトコ

真姫「忘れないうちに課題してるの」

穂乃果「わー、真姫ちゃんえらーい!」

真姫「当り前よ、普通じゃない、こんなの」

穂乃果「私は提出の一日前にやるか、海未ちゃんとことりちゃんに教えてもらってるなー」

真姫「ひとつ前のはさておき、いいわね、友達と課題やるって」

穂乃果「え?」

真姫「あんまり、そういうことなかったから」

穂乃果「でも、今は違うでしょ?」スッ

穂乃果「花陽ちゃんがいて、凛ちゃんがいて、私たちがいて、楽しいよね?」キュ

真姫「……ええ」ギュッ

穂乃果「へへ、真姫ちゃんの課題は何かなー……げっ、す、数学……」ヒクッ

真姫「これくらい簡単よ、2次関数なんだから」

穂乃果「私にはどうしてこのグラフが曲線を描くのか全く理解できないよ……」ヨヨヨ

真姫「仕方ないわね……ほら、教えてあげるからこっち来なさい」

穂乃果「わーいっ、真姫ちゃんせんせーの授業だーっ♪」

真姫「教わる気、ある?」

穂乃果「もっちろん!お願いします、真姫ちゃん先生!」

真姫「もう……じゃあ最初の方から行くわね、比例はわかる?」

-2時間後-

穂乃果「平方完成して、このかっこの数字の分だけ逆のほうにx軸移動して……」カキカキ

穂乃果「切片……は+2だからOから見て上に2個移動して、後はさっきのXのところとちょうど引っかかる場所で……」

穂乃果「できた!あとはかっこの左側の数で二次関数を作ればいいんだよね」

真姫「ええ、あと少しよ」

穂乃果「かっこの左側には何も書いてないから1なんだよね、あとはx^2のグラフを書けばいいから……」

穂乃果「で、できたー!先生!採点お願いします!」

真姫「……うん、よくできてるわ。あとはやり方を思い出しながら復習していけばできるわよ」

穂乃果「やったー!真姫ちゃんのおかげだよー!」ガバッ

真姫「きゃ、急に抱き付かないでよ!」バタバタ

穂乃果「真姫ちゃんの教え方がいいからすんなりできたよ~」スリスリ

真姫「んぁ……もう」

コンコン

真姫「はーい」

ガチャ

真姫ママ「ごめんなさいね、ちょっとお菓子きらしちゃってたから買いに行ってたの」

真姫「え?そんなのしなくてよかったのに……」

真姫ママ「うふふ、気にしないの」

真姫ママ「はい、ねんりんやのバームクーヘン」スッ

真姫「……ありがと」

真姫ママ「もう少ししたら夕食にするから、7時に降りてらっしゃい」

真姫「はーい」

真姫ママ「……高坂さん、楽しんでる?」

穂乃果「は、はい!勉強を教えてもらって!」

真姫ママ「それはよかったわ」パチッ

穂乃果「わ……」

真姫ママ「じゃあまた後でね」

バタン

真姫「もう」

真姫「……穂乃果?」

穂乃果「……」ポー

真姫「ちょっと、穂乃果」ユサユサ

穂乃果「え、ああごめん!ちょっと頭使ったら疲れちゃって……」

真姫「……もう、お菓子、食べましょ」

穂乃果「うん!……なにこれ!?バームクーヘン!?こんなの見たことないよ!」

真姫「ねんりんやっていう有名どころのバームクーヘンよ?知らない?」

穂乃果「バームクーヘンとか外が茶色いのしか見たことないよ!すっごーい!」

真姫「……そう」クス

穂乃果「ねぇねぇ食べよう食べよう!すっごくおいしそうだよこれ!」

真姫「あまりがっつかないでよ?みっともないから」

穂乃果「うん!…いっただきまーす!」サクッ

穂乃果「おぉ、外側がサクって…あーん」パクッ

穂乃果「……」モグモグ

穂乃果「んん~♪外がなんか白いのでコーティングされてて中はふわふわしてるぅ~♪」

真姫「口に合ってよかったわ」

穂乃果「こんなの毎日食べられるなんて真姫ちゃんいいなー!ねぇ、私を養子にしない!?」

真姫「な、なに言ってんのよ!」

穂乃果「こんな幸せな生活できるんだったら何でもするよ!」

真姫「……重圧も、すごいのに……」ボソッ

穂乃果「んふふ~♪」モグモグ

おやすみ

穂乃果「ん~美味しかったぁ~!」

真姫「よかったわ、和菓子じゃ退屈だと思ったし」

穂乃果「あ、やっぱり真姫ちゃん、穂乃果のために洋菓子にしてくれたんだね!」

真姫「あ、いや、その……」

穂乃果「真姫ちゃん、ありがと!」ニコッ

真姫「……どう、いたしまして」フイッ

穂乃果「でもさ、よく考えたら私が持ってきたものが洋菓子だったらそれが出されてたんだよね?」

真姫「それでも私は洋菓子を頼んだわよ」

穂乃果「どうして?」

真姫「……なんでかしらね」

穂乃果「…穂乃果って、信用ないの?」

真姫「さぁね、どうかしら」クス

穂乃果「……」プルプル

真姫「穂乃果?」

穂乃果「……」スクッ

真姫「どうしたの?立ち上がって……」

穂乃果「…まーきーちゃーん!」ガバッ

真姫「きゃあっ!」バタッ

穂乃果「もう!穂乃果のことあんまり馬鹿にするならこっちにも考えあるんだからね!」ムスー

真姫「えっ、それって」ゾクッ

穂乃果「うひひひひひ……」ニヤニヤ

真姫「え、いや、ちょっと……落ち着きましょう?」

穂乃果「がおー!」コチョコチョ

真姫「いひゃああああああっ!」

穂乃果「まずはこのくびれた腰から!それそれそれ~!」コチョコチョコチョコチョ

真姫「ちょっ、まっ!だめっ!あはは!」ビクビク

穂乃果「穂乃果の気が済むまでやっちゃうんだからね、どんどんいくよー♪」コチョコチョ

真姫「いやぁっ、おねっ、ううっ!がいっ!やめっ!くふふ!」

穂乃果「ふぅー、腰はこれくらいにしてつぎは脇の下!」バッ コチョコチョ

真姫「んぁっ!ああっ!いひゃっ!んふぁ!」ピクッ

穂乃果「うひひひ、もっともっと苦しめ~♪」

真姫(やっ、さっきと違う、なんか、体が、熱くなって!)

真姫「はぁ、はぁ、ひゃんっ!」ビクッ

穂乃果「ふぅ、疲れたからこの辺で勘弁してあげよう」スッ

真姫「あ、はぁ、ふぁ……」ピクピク

穂乃果「……ご、ごめん、大丈夫?顔真っ赤だけど……」

真姫「へ、平気よ……んん」ドクンドクン

真姫(危なかった……もう少しされたら変になりそうで……)ドキドキ

穂乃果「本当に大丈夫?ベッドに連れて行こうか?」

真姫「えぇ、お願い……」

穂乃果「うん、ちょっとごめんね」スッ

真姫「ふぇ?」

グッ

穂乃果「よっこい、しょ!」

グイッ

真姫「うええぇ!?」

真姫(え、いや、嘘、お姫様抱っこ!?)

穂乃果「真姫ちゃん、軽いんだね!」

真姫「そ、そう?」

穂乃果「うん、たまにお店のお手伝いで運ぶおもちより軽く感じるよ!」

真姫(私はおもちと比べられてるってわけ……?)ムス

穂乃果「よいしょっと……」ズルッ

穂乃果「あっ」

真姫「え?」

ボスン

穂乃果「ん、ご、ごめん!足滑っちゃって!」バッ

真姫(穂乃果の顔が……)ドキドキ

穂乃果「あ、あのさ」

真姫「ん?」

穂乃果「ごめん、ちょっとお手洗いに行きたいんだけど……」

真姫「あぁ、部屋を出て、廊下を左側に、行けば、あるわよ」

穂乃果「はーい、すぐ戻るねー!」

ガチャ バタン

真姫「はぁ、なんか少し疲れたわね……」スゥ

真姫「穂乃果のせいよ……、くすぐったりはしゃいだりして……」ウトウト

真姫「される方の身にもなりなさいよ……」スゥスゥ

ガチャ バタン

穂乃果「お待たせー……ってあれ?寝てる?」

真姫「スー……スー…」

穂乃果「元気なかったのは、そういうことだったのかな」

穂乃果「…ごめんね、くすぐったりしちゃって」ナデナデ

真姫「んぁ…………もっとぉ……」

穂乃果「えへへ、かわいい♪」ナデナデ

真姫「んふふ…………だいすき……」

穂乃果「わぉ……へへ///」ニコ

-3時間後-

真姫「……いけない、寝ちゃってたのね」

穂乃果「くー……かー……」

真姫「穂乃果……」

真姫「何でそんな恰好で寝てるのよ、もう」クス

真姫「……ありがとう、穂乃果」

真姫「あなたがいなければ、こんなに楽しく過ごせなかったと思う」

真姫「あなたが音楽室に来てくれたおかげで、私は私を受け入れられた」

真姫「本当に、ありがとう」

真姫「面と向かって言いたいけど、今はごめんなさい」ナデナデ

真姫「でも、いつかちゃんと伝えるから」

真姫「その時は……」チラッ

真姫「あ、そろそろ7時じゃない」

真姫「穂乃果、起きて、もうすぐご飯よ」ユサユサ

穂乃果「……ふえ?」ムク

真姫「おはよう、おなかすいてる?」モゾモゾ

穂乃果「……うん、だいぶ」ポケー

真姫「そう。じゃあ行きましょう」クイ

穂乃果「んー」ギュッ

いったんここまで
印象に残ってるって言われてモチベ上がった

長編にするとかは考えてなくって、一つのテーマを一貫するならスレを乱立するより一つのスレを使い切った方がいいかなって思った次第です
まだこれが終わってもしばらく続ける予定です

-ダイニング-

穂乃果「ふぇー!台所と食べるところが一緒なんだー!」

真姫「そんなに驚くこと?」

穂乃果「だってうちだと台所と居間が別々だよ!?すごいよ!」

真姫ママ「うふふ、高坂さんって面白いわね」

穂乃果「あぁ、す、すみません、こういうのに慣れてなくて……」ポリポリ

真姫ママ「いいのよ、むしろそういう子のほうが私は好きよ?」

穂乃果「えっ」

真姫「なに人の友達を目の前でナンパしてんのよ!」

真姫ママ「うふふ、ごめんなさーい」

真姫「まったくー、穂乃果、座りましょう」スッ

穂乃果「う、うん」ストン

穂乃果(ここでも真姫ちゃんって突っ込みにまわってるんだね……)

真姫ママ「さてと、今日のコースはフランス料理よ」

穂乃果「コース…?」キョトン

真姫「流れに沿って出される一組の料理のことよ」

穂乃果「ええぇ!?真姫ちゃんの家ではそういうものが出されるんですか!?」

真姫「そんなわけないでしょ、今日みたいな日ぐらいよ」

穂乃果「そ、そうなんだ……」

穂乃果(やっぱり真姫ちゃんの家はすごいなぁ……)

真姫ママ「さ、まずは前菜よ」スッ コトン

穂乃果「えーと、これは……?」

真姫「ラタトゥイユよ、野菜を煮込んだ料理なの」

穂乃果「こ、この緑色のものは……」

真姫「ピーマンか、ホウレンソウね」

穂乃果「ぴ、ピー……マン……?」ピクッ

真姫「どうかした?」

穂乃果「ピ、ピーマン、苦手で……」プルプル

真姫ママ「あらあらだめよ?まだ育ちざかりなんだから好き嫌いしちゃ」

穂乃果「で、でも……」

真姫「大丈夫よ、ピーマンの味はしないわ」

穂乃果「真姫ちゃあん、代わりに食べてよぉ」ウルウル

真姫「穂乃果、私のこと、信じてくれないの?」ジッ

穂乃果「うっ……!」ビクッ

真姫「ねぇ、私のこと信じてよ」

穂乃果「……わかった、穂乃果頑張るよ」

真姫「うん」クス

穂乃果「行くよ……!」プルプル

穂乃果「……あむっ!」パクッ

穂乃果「…………」モグモグ

真姫「…………」ソワソワ

穂乃果「……ほんとだ、おいしい!」パァァ

真姫「……ふふ、よかった」

穂乃果「ピーマンってこんなにおいしいんだね!っていうか初めて食べた料理だけどすごくおいしい!」

穂乃果「えーと、ラタトスクだっけ?」

真姫「ラタトゥイユよ……」

真姫ママ「気に入ってくれて良かったわ」

真姫ママ(真姫ちゃんがピーマンのことを言ってたから入れてよかったわ)

-食後-

穂乃果「はぁ、どれもおいしかったです……」ウットリ

真姫「パンもあっという間に消えていったわね」

穂乃果「だって美味しいんだもん!魚ってパンにも合うんだね!ご飯だけだと思ってたよ!」

真姫「当たり前でしょ?」

穂乃果「あぁ、本当に真姫ちゃんの家に住みたくなったよ……」

真姫「駄目よ、あなたのことだからだらけるだけでしょ?」

穂乃果「そんなことないもん!家の掃除とかちゃんとするもん!」ブーブー

真姫「学校でのあなたを見てたらとてもそうとは思えないけど?」

穂乃果「やるもーん!ちゃんとやるー!」ジタバタ

真姫「はいはい暴れないの」

穂乃果「むー」

真姫「ちょっとお手洗いに行ってくるわ」スクッ

穂乃果「いってらっしゃーい」

パタパタ ガチャ バタン

真姫ママ「……さて、二人きりになれたわね」

穂乃果「あ、はい……」

真姫ママ「あなた、家族といて楽しい?」

穂乃果「え?あ、はい!楽しいです!」

真姫ママ「そう……あなたを見ていたらわかるわ」

真姫ママ「それでね、真姫ちゃん、私たちのこと何か言ってなかったかしら?」

穂乃果「あの……話がよくわからないんですけど……」

真姫ママ「私たちは確かに家族。けど、ほかの家族と何が違うのかって思ってね」

真姫ママ「高校生になってから、真姫ちゃんがすごく楽しそうにしてるから、あなたたちに理由があると思ったの」

真姫ママ「教えて、あなたの家族と、私の家族、何が違うの?」

穂乃果「……私はお父さんやお母さん、妹の雪穂にいつも甘えて、迷惑かけてばっかりです」

穂乃果「でも、だからといって遠慮したりなんてしません」

穂乃果「前に真姫ちゃん言ってました、親子の壁を感じるって」

穂乃果「私は、真姫ちゃんがおばさんに遠慮してるんだと思います」

穂乃果「何でなのかとかはわからないですけど、たぶん、そうなんじゃないかなって」

真姫ママ「……そう」

真姫ママ「じゃあ、どうすればいいかしら」

※ねんりんやのバウムクーヘンは神

穂乃果「簡単です!お互いに歩み寄ればいいんですよ!」

真姫ママ「……具体的には?」

穂乃果「うーん……あ、そーだ!」ピコーン

真姫ママ「なに?」

穂乃果「耳、借りていいですか?」

真姫ママ「ええ……」

穂乃果「えーっとですね……」ゴニョゴニョ

真姫ママ「ふむふむ……おもしろそうね、いいわ、やってみましょう!」

穂乃果「やったぁ!」

ガチャ

真姫「おまたせ……どうしたの?」

穂乃果「なーんでもなーい!」ニコニコ

真姫「……怪しい」

穂乃果「なんでもないってばー!」

真姫ママ「ただ世間話してただけよ、気にしないで」

真姫「あ……そう。……先にお風呂入るわ」

穂乃果「ありゃりゃ、なんかテンション低い……」

真姫ママ「大丈夫よ、あれは少し拗ねてるだけ」

穂乃果「え?」

真姫ママ「きっとあなたのことが大切なのね、私と仲良くしてると思って妬いてるのよ」

穂乃果「…やっぱり、親子なんですね、真姫ちゃんのこと、ちゃんとわかってる」

真姫ママ「ふふ、あなたよりも一緒にいる時間は長いから」

穂乃果「今日、絶対やりましょうね」

真姫ママ「ええ、穂乃果ちゃん」

穂乃果「楽しみだなぁ……ん?」

真姫ママ「あ、後になってごめんなさい、名前で呼んでもいいかしら?」

穂乃果「もちろん!」

真姫ママ「ありがとう、これからもよろしくね、穂乃果ちゃん」

穂乃果「はい!」

おやすみ

-夜-

穂乃果「すっかり夜になっちゃったね……」

真姫「そうね」

穂乃果「何で楽しいことってすぐ終わっちゃうのかな?」

真姫「楽しいことって集中しちゃうし、集中したら時間なんてあっという間に過ぎるものよ」

穂乃果「時間って同じだと思ったら同じじゃないんだね、嫌いなことしてたら全然進まないのに」

真姫「あなたってたまに深い言葉を言うわよね」

穂乃果「穂乃果は馬鹿じゃないんだってばー!」

真姫「そうね、そうだったわね」クスクス

穂乃果「どうしよう、もう寝よっか」

真姫「明日も練習あるし、そうしましょうか」

穂乃果「一緒に寝ちゃダメ?」

真姫「駄目」

穂乃果「いいじゃーん、そのベッドで寝てみたいー!」

真姫「わかったわ、じゃあこのベッドで寝ていいから」

穂乃果「ホントに!?」

真姫「私はそっちの布団で寝るから」

穂乃果「えー?一緒に寝ようよー!」

真姫「嫌よ、ほら、使っていいから寝なさい」ポンポン

穂乃果「ちぇー……」

真姫「電気消すわね」

穂乃果「はーい」

パチン

真姫「……」モゾモゾ

真姫(もっと遊んでいたかったんだけどな……)

真姫(そういえば、私は穂乃果のことなんも聞いてない……)

真姫(いつでもいいわよね、まだまだ時間あるわけだし)

真姫「……」スゥ

穂乃果「……」モゾモゾ

真姫「んっ……」ゴロン

穂乃果「いひひ……」ゴソゴソ

真姫「何してんのよ」

穂乃果「うぇっ!?」ビクッ

真姫「気づいてないとでも思った?もう、なにがしたいの?」

穂乃果「んー、やっぱりなれないベッドで大きいし一人だと寂しいっていうか……」

真姫「なによそれ……わがままなんだから」

穂乃果「すみません……反省しております」

真姫「……いいわよ、一緒に寝ましょう」

穂乃果「わーい!」

真姫「……?」

穂乃果「その前にちょっと、お手洗いに……」ムク

真姫「もう、寝る前に行きなさいよね、場所は覚えてる?」

穂乃果「うん、ちょっと行ってくるね」ゴソゴソ

のそのそ ガチャン 

穂乃果「……」

真姫ママ「待ってたわ、さあ始めましょう」

穂乃果「……」コク

真姫ママ「さ、まずはこっちに来て……」

-30分後-

真姫「遅いわね、穂乃果」ソワソワ

真姫「…もしかしてお腹壊したのかしら」

真姫「…………」ガバ

ヒタヒタ ガチャ バタン

真姫「……穂乃果?」コンコン

真姫「…あれ?」ガチャ

真姫「……いない?どうしたんだろ」

ガタン

真姫「っ!」ビクッ

真姫「……なに、今の音」

真姫「…………穂乃果?」

穂乃果「…………うぁ」ドサッ

真姫「え……?嘘!?穂乃果!?どうしたの!?」

穂乃果「……ごめん、まきちゃ……」

真姫「しっかりして、穂乃果!えっと、脈は…弱くなってる!」

真姫「で、電話!へ、部屋に……!」バッ

穂乃果「いかないで……まきちゃ……」キュ

真姫「ほ、穂乃果……、待ってて、すぐ戻るから!」タッ

ガシャーン キュイーン ジャジャジャジャジャジャジャジャ

真姫「きゃあっ!」ビクッ

真姫(なに、なんなの!空き巣なの!?)

スゥ……

???「…………」

真姫「だ、誰……!」

???「……殺しに来た」

真姫「ほ、穂乃果も……あんたが!」

真姫「…………よくも穂乃果を……!」

???「……」

穂乃果「逃……げ……まきちゃ……」ハァ ハァ

真姫「いやよ!穂乃果を置いていくなんてできないわ!」

穂乃果「まき……ちゃ……」

???「はい、そこまでー」

真姫「え?」

パチン カッ

真姫「うぁっ……え?」

真姫「嘘、なんでママが……?え?え?」

真姫ママ「穂乃果ちゃん、迫真の演技だったわよー、女優もできるかも!」

穂乃果「えへへへ、ありがとうございまーす♪」

真姫「なに?なに?どういうこと?え?」

真姫ママ「実は……こういうものでして」スッ

真姫「ドッキリ……?」

穂乃果「実はね、真姫ちゃんをびっくりさせようと思っておばさんとやろうってなって……」

真姫「…………」

真姫「脈が弱くなってたのは……」

穂乃果「ゴムボールってすごいんだね!腕の脈を弱くさせるって!」

真姫「じゃあ、その赤いのは……」

穂乃果「メイクだよ♪」

真姫「……そう」スッ

真姫「ちょっと二人とも部屋に来なさい」ゴゴゴゴゴゴ

穂乃果&真姫ママ「はーい♪」

穂乃果「あ、その前にメイク落とさせて……」

-1時間後-

真姫ママ「じゃあ、お休みなさい」

真姫「……おやすみ」

穂乃果「んー、真姫ちゃんが取り乱した姿可愛かったなぁ♪」

真姫「明日早いんだからやめなさいよ!」

穂乃果「『穂乃果を置いていくなんてできない!』って、かっこよかったぁ……」ウットリ

真姫「も、もう茶化さないで!寝るわよ!」

穂乃果「はーい」

真姫「…………ばか」

穂乃果「ん?」

真姫「本気で、心配したんだから」グス

真姫「私のせいで、死んじゃうんじゃないかって、不安になったんだから!」

真姫「馬鹿、ほんと、ばか!」ヒック グスッ

穂乃果「あぁ……、うん、ごめん」モギュ

真姫「うん……」ギュウッ

穂乃果「ねぇ、おばさんと仲良くやっていけそう?」

真姫「ママ……?あんなに楽しそうなママを見たの初めてだった」

真姫「いろんなこと、話すようにするよ」

真姫「パパとももっと喋るようにする。話したいこと、いっぱいあるから」

穂乃果「うん、よかった、応援してるよ」

真姫「ありがと……穂乃果」

穂乃果「ねぇ、一緒にベッドで寝ない?」

真姫「……うん」

-翌朝-

穂乃果「じゃあ先に家に帰るね!」

真姫「ええ、また後でね」

穂乃果「うん!じゃあねー!」タタッ

真姫ママ「あら、帰っちゃったの?」

真姫「ええ、これから練習あるし、準備してから行くって」

真姫ママ「そう、ご飯食べていけばよかったのに」

真姫「いいのよ、本人がそうするって言ってたし」

真姫ママ「ねぇ、真姫ちゃん」

真姫「うん?」

真姫ママ「今度、一緒にお買い物行かない?」

真姫「……うん!」ニコッ

-二人だけの合宿編 おしまい-

次回予告だけちょっと

穂乃果「真姫ちゃんの馬鹿!もう知らない!」

※文体が激しく変わります (来るなら)スリップストリームでついてこい

今から駄文が始まるぞ

ブラウザバックかタブ消し、窓閉じの用意はいいか?

すまん、用事で11時から始める

ちょっとだけ待ってほしいんじゃ

穂乃果がうちに泊まりに来た 

それ以来、少しずつ穂乃果やほかのみんなととよく話すようになった気がする

名前で呼んでからもすこしだけあったみんなとの壁が、もっとずっと薄くなったと思う

そんなある日、今度は穂乃果が私を家に招待すると言い出した

私は最初は遠慮したけど、どうしても、というので仕方なく応じることにした

ダメだってはっきり言えなかったことはいけないのかなって、今にして思う……

-雨の後に-

少しだけ緊張している自分がいる

ここに来るのはもう何度もあるのに

多分、今までとは違うことがあるからだと思う

両手に抱えた荷物が緊張のせいかいつもより重く感じる

穂むら――――

高坂穂乃果の両親が開いている和菓子屋

両親も認める名菓の店を前に、私は少しだけ深く息を吸う

息が整ったところで、店の脇を通り、玄関の呼び鈴のボタンを押す

少しして、穂乃果の母親が顔を出す

「いらっしゃーい、真姫ちゃん。穂乃果なら上にいるわよ」

「こんにちは、今日はお世話になります」

相変わらず明るい性格をした女性で、この親にしてあの子あり、とも思ったり

「いいのいいの、うちの子も喜ぶし。荷物、預かるわ」

「あ、いえ、大丈夫です。それより、これ、うちから……」

母から預かった包みを穂乃果の母親に渡す

「あらあらあら、なに、これ?」

「チョコレートです。こっちがアルコール入りので、こっちが穂乃果や雪穂ちゃんにって」

黒いラッピングがしてあるアルコール入りのチョコレートが入った大きな箱と、小ぶりの青い箱のものが2つ

「まぁ、アルコール入りなんて粋なものをくれるなんて嬉しいわ」

「穂乃果たちには見せないようにしてくださいね?雪穂ちゃんはともかく、穂乃果は何個も食べそうだし……」

「りょうかーい♪」

いたずらっぽく見せる顔が、なおさら穂乃果を連想させた

「じゃあ私は店番があるから、あとはお願いね」

それだけ言い残して、彼女は箱をもってそそくさと退散した

私はあっけにとられて、引きとめることもできず、そこに立ちすくんだ

「ホント、似てるわね……」

気を取り直して、私は家の階段を一段一段上る

すこしずつ近づいている

緊張と、期待が入り混じった妙な感覚が私の足取りを確実にする

上りきって、奥のふすまの前までたどり着く

どんな顔して出てくるだろうか、どんな顔をすればいいだろうか、何を話そうか、とにかくいろいろなことが逡巡する

また呼吸を入れなおす

期待をもって左手で開いたふすまの先には、私の思いを粉みじんにする現実が待っていた

「くかー……」

私は絶句した

というより、あきれた

この状況を作り出した本人が、よもや部屋のど真ん中で爆睡しているなんて夢にも思わなかった

いや、私の想像力不足か?

その姿をみて、私の緊張はどこかへ消え去り、期待は怒りへと変わっていった

そして

「穂乃果ぁー!起きなさーい!この馬鹿ァー!」

と大声とともに私は右手にあった荷物を諸悪の根源めがけて放り込む

ちょうどお腹に入ったようで、うめき声が上がる

「ぐっへぇっ!な、なに!?」

飛び起きて、私の顔を見て、あっけにとられた顔をする

そうしたいのは私の方なのに

「ま、真姫ちゃん……おはよう!」

「おはようじゃないわよ!なんで寝てるの?何で玄関で待ってるとかしないの?!」

私の怒りはまだ収まることはなかった

穂乃果は取り繕った笑顔も私の怒号でどんどん縮こまっていく

それでも私は感情に任せて、穂乃果を糾弾する

「ひぃぃ、ご、ごめんなさい、あの、待ってたら眠くなっちゃって、つい……」

ただ、この親を亡くした子犬のような態度を取られたら、私にはどうすればいいのかわからない

結局、怒りの炎は自然と消え去って、いつもの少し冷めた私が戻ってくる

それから、穂乃果への罪悪感が後になってやってくる

「もう、連絡したでしょ?ちゃんと待ってなさいよね。それよりお腹大丈夫?」

「うん、へーきへーき。ごめんね、ほんとに……」

私は部屋に入って、穂乃果が私の荷物を部屋の隅に置く

「いいのよ、で、今日は何をするの?」

「うーん、いろいろ!」

本当にこの子はよくわからない

そこが魅力でもあるんだけど

「じゃあ真姫ちゃんは何したい?」

「そうね……あなたの小さい頃の写真が見たいかも」

「そう思ってですねぇ……はい!」

まるで私を見透かしたかのように机に置いてあるアルバムを私に差し出す

「昨日家帰ってからずっと探してたんだ、そしたらなんか余計に体力つかっちゃって……」

アルバムを手渡され、部屋のベッドに腰をおろす

寝ていた理由が分かって、なおさら穂乃果を責めることが恥ずかしくなって開いたアルバムで私は少し赤くなった顔を隠す

「どうかな?真姫ちゃんほどいいものでもないと思うけど……」

中に入っている写真一枚一枚をじっくりとみる。笑っている写真、泣いている写真、泥だらけになって遊んでいる写真、一つ一つが今の穂乃果を作っているとしたら、私はとてもいいものを見ている気がした

これをすぐそばでいつも見ていたことりと海未が羨ましい

「泥だらけだったり顔を汚したりでとにかく穂乃果って感じね」

「お見苦しいものばかりお見せしてすいません……」

困り顔で頬を軽くかく穂乃果だが、私は羨ましかった

穂乃果はああして謙遜しているけれど、私はそんなことはないって思う

「いいじゃない、小さい頃なんてこれくらい活発な方がいいと思うわ」

「泥んこになってはしゃいでる穂乃果、わ、私は可愛いと思う」

あまり言いなれない言葉のせいで少しだけ、声が震える

「そ、そうかな?綺麗な真姫ちゃんの写真を見てたらなんかそう思えなくって」

穂乃果の顔がちょっぴり赤くなっているのが少しずつ落ちてきたアルバムからわかる

「私も泥だらけになって、友達と日が落ちるまではしゃぎまわる生活、してみたかったかも」

「私、自転車だって乗れなかったのよ?親のせいだとかは言いたくないけど、もう少しだけ、自由が欲しかったな」

「そっかぁ、真姫ちゃんも大変だったんだもんね」

「今だって大変よ?勉強に歌にダンス。あなたのせいでとても忙しいわよ」

少し皮肉っぽく言うと、穂乃果は全然気にしない様子で、むしろ照れたようだった

「えへへ……」

「褒めてないわよ、まったく」

ため息交じりに穂乃果をアルバムで軽く頭を小突く

「あたっ!アルバムは武器じゃないよー!」

頬を膨らませて怒る、この子はいろいろな表情が面白い

「ふふ、ごめんなさい」

私はそんな穂乃果にいたずらっぽく笑う

「もー、アルバム返してっ!」

言うが早いか手が早いか、私の手からはするりと消えていた

「真姫ちゃんに武器をわたしたら危険だからね!穂乃果が痛めつけられちゃう!」

「しないわよ、ごめんって」

「まぁいいけどさ、次、何する!?」

「そうね……漫画、読んでもいい?」

「いいよ!あとさ、一緒に映画見ない?」

「映画?いいけど……何を見るの?」

「えへへ……これ!」

取り出したのは……ホラー映画

「……家族と見たら?」

私は暗に拒否する

「えぇー!せっかく真姫ちゃんがお泊りするからって借りてきたのにー!みようよー!」

「見る時間なら作れるでしょ?ほかのことしましょうよ」

「……もしかして、ホラー、嫌い?」

……しまった

「そ、そんなことないわよ!」

「そっかぁ、真姫ちゃんが苦手なら、仕方ないよね……」

しょげる穂乃果に、私は弱い

「わかった、わかったわよ!みましょう!」

すると穂乃果は元気を取り戻して「やったぁ!」と笑顔になるのである

その姿に安堵してしまう私は、いい意味でも悪い意味でも私は穂乃果に虜になっているんだなとわかる

本当に時間はあっという間に過ぎていった

漫画を読んだり、ふざけあったり。夢のように一瞬で時間は過ぎていった

夕食の炊き込みご飯はとても良いもので、穂乃果は我が家の食事のほうが羨ましいと言っていたけど

私は、こういう料理も羨ましいと思うのである

夜、この時間にとうとうあの悪夢はやってきた

「真姫ちゃん、そろそろ映画見よ!」

「う……」

了承した手前、断ることもできなかった

「楽しみだねぇ、あ、電気消すよー」

「えっ、ど、どうして!?」

「だって、そっちの方が雰囲気出るし……あ、ダメだった?」

「駄目じゃないけど……」

「ならいいよね♪」

と私のことは構わず電気を消す

それから映画の内容は最初に血だまりが床から出てきたところまでしか覚えていない

そして深夜、普通ならだれもが寝静まる時間

私は先にお風呂をいただき、今は穂乃果が入っているところ

「はー、お風呂気持ちよかったー」

髪をタオルで拭きながら、穂乃果が部屋に戻ってくる

「はい、ドライヤー」

荷物の中に入れてきたドライヤーを私は渡す

「わーい、真姫ちゃんのドライヤー♪」

何が嬉しいのかはわからないが、喜んでもらえてうれしく思う

「真姫ちゃんのふわふわした髪の理由がこれにあるんだよね?」

「ないわよ、そんなの」

「えぇー、そしたら穂乃果の髪もいい感じになると思ったんだけどなー」

「それは残念ね」

「あ、布団持ってくるね」

「えぇ」

ドライヤーで髪を乾かした穂乃果が、再び部屋を出る

私は、少しはまりつつある穂乃果の少女漫画に、夕食前以来、再び手を出した

真姫ちゃんが漫画を読むので少しだけ寂しい

ほかに何をすれば真姫ちゃんの興味をひけるかな?

人生ゲームはさんざんやったし、映画は真姫ちゃん気絶しちゃうし、ほかに遊べるものは……

なんて考えながら居間を通り過ぎようとしたら、夕飯のときにはなかった黒い大きな箱を見つけちゃった

何だろうと思って開けてみると

「チョコレートだぁー♪」

黒くて甘い、みんなが大好きなお菓子

我慢できなくなって、一つ、手に取って口に入れる

ただ、いつも食べるチョコレートとは少し違った

「んん?苦い……?ん、でもあんま~い~♪」

その味にすっかり虜になっちゃって、私はいくつかつまんだ

「んぁ~おいしい~」

なんて言ってないで、布団取りに行かなきゃ

あれ?でもなんでだっけ……

いいよね、布団なくたって

あれ?なんで頭ボーっとして、るんだろ

のぼせちゃったのかな、あはは……

「お帰り……って布団はどうしたの?」

ベッドに寝そべってうつぶせで漫画を読んでいた私は、穂乃果の様子がおかしいことに気づく

穂乃果は帰ってきて、返答もせず千鳥足でこちらにくる

のぼせたのかしら?でも今更すぎるし……

「まぁきちゃぁん」

「どうしたの?顔赤いわよ?」

「まきちゃん、すきありー」

突然の言葉とともに穂乃果は私に覆いかぶさった

「な、なに、どうしたの!?」

そもそもどうしてこうなったのか全く見当がつかなかった

思案している間に、穂乃果は私の体をからめとる

「つーかまーえた」

「だ、ダメ!お願い、正気に戻って!」

「まきちゃんがわるいんだよ?ほのかのことほっとくから……」

必死に静止を求めるも、穂乃果は上気づいた顔でどんどん私に近づく

そのくせ、力は強いから離れることもできない

「えへへ……、まきちゃん、だいすき」

普通ならとてもうれしいはずの言葉とともに、私はいつぞやの時のように耳に優しく息をかけられる

「ひゃあんっ!!」

耳の穴から背骨にかけて電撃が走る

そして、悪寒が全身を駆け巡って、ぞわぞわと鳥肌を立たせる

「や、やめなさいよ!」

「んー…………やだ」

逃げられなかった

でもこうなった訳が分かった

穂乃果からアルコールのにおいを感じる

酒を飲んだか、あるいは……

「んぁあ、ほの、か!食べたの?あのチョコレート!」

おそらく、何らかの理由で穂乃果がアルコール入りのチョコレートを口にしてしまったのだ

「うん、おいひかったよぉ……ん」

それで、こうなってしまったのだ

納得している間に容赦なく穂乃果は私の耳をいじめる

「んっ、ふぁっ……!」

必死に振りほどこうとしてるのに、彼女はそれを許さない

むしろ的確に私の体をとらえてくる

誰か、助けて……

「まきちゃん、わたしのこと、すき?」

「な、なにを……」

「すきっていうまではなさないよー」

助けて、と大声を出せばいいのだろう

でも、声が出なかった

恐怖心はもちろんある けど穂乃果はどうなる?いろいろ考え出して止まらなかった

そうしているうちに、すっかり心を許してしまっている自分に悲しみを感じてしまっていた

「もう、ダメよ、穂乃果ぁ……」

吐息交じりに入るアルコールが鼻にツンとくる

そのせいか私の思考も鈍り始める

体が熱くなって、心が切なくなっていく

逃れられないなら、いっそ……と思ったその時、穂乃果の首が落ちる

どういうことなのかわからなかったが、聞いてみると、寝息を立てていた

「助かった……」

大きく胸をなでおろして、絡みついた穂乃果から離れてベッドに寝かしつける

「ごめん、きちんと話していればこんなことしなくてよかったのに」

眠っている穂乃果の頭をなでる

すっかり寝入ってしまった穂乃果を前に私は安心と、前とは別の罪悪感を覚えた

「誰にも話さないから、どうか忘れたままでいて」

そして私はすぐさま着替えて、そそくさと家に逃げ帰った

翌日、部室に行くと穂乃果は案の定怒った顔で私を見ていた

「もう!どうして帰っちゃったの!いきなりいなくなって心配したんだから!」

「ごめん、ママに呼び出されて、ちょっと」

「でもおかしいんだよね、真姫ちゃんの寝る布団を取りに行こうとしたのは覚えてるんだけど、気づいたら朝で、真姫ちゃんは昨日帰ったっていうし……」

良かった、覚えてない

あんなこと、穂乃果が知ったらきっと責任を感じてふさぎ込んでしまうだろう

だから、黙っておこう

「ねぇ真姫ちゃん、どうして何も話してくれないの?何で何も言ってくれないの?」

「穂乃果、あんまり人の気持ちとかわからないけど、今の真姫ちゃんが何か隠してるんじゃないかってのはわかるよ」

いえない、絶対に言えない

「どうしても、言ってくれないの?」

私は黙ってうなずく

穂乃果の目に涙が溜まっていたのが、伏し目の私でもわかった

「……真姫ちゃんの馬鹿!もう知らない!」

穂乃果の言葉が、私の心にとても強く突き刺さる

まるで鋭い槍に貫かれたような感覚が私を襲う

こんなはずじゃなかったのに

あの人を傷つけることなんてなかったのに

「……ごめんなさい」

穂乃果の顔が、一瞬放心して泣きそうになる

絞り出した言葉が、こんなにも短く、あっさりと傷つける

直後、また眉間が狭くなった

あぁ、なんで私はこんなことを言ってしまったんだろう

「ふ……二人とも」

みんなが私たちを心配してる

出来たら時間を戻したい

戻して、仲良くありたい

「…ふんっ!」

穂乃果は私に踵を返す

あなたの気持ちはわかるけど、私はどうして認められない

どうして、私は不器用なんだろう

「もう帰る!真姫ちゃんの顔なんて見たくないっ!」

「えっ?」

やだ、行かないでよ、離れちゃいや

でも、引きとめる言葉が見つからない

私の言葉は今の穂乃果には通じない

「まってよ、穂乃果ちゃん!」

ことり、お願い引きとめて

お願い、行かないで

穂乃果は静止を振り切って、鞄をもって部室から逃げるように走る

ドアが開いて……閉まる

あっという間の出来事にみんな呆気にとられてた

「……いいのよ、放っておきなさい」

ばれてるかな、強がってること

「真姫ちゃん、真姫ちゃんのせいじゃないよ」

やっぱり、ことりにはかなわないな、全部わかってる

「別に、私は……」

つよがってるくせに、目を逸らしてしまう

そんなとき再び、ドアが開く

もしかしたら、穂乃果が戻ってきたんじゃ、と淡い期待を抱く

「遅れました……どうしたのですか?」

穂乃果じゃ、なかった……

「あ、海未ちゃん……」

弓道部に先に行っていた海未が来ただけだった

「穂乃果は……先にいたはずですよね?」

聞かないで、その名前の主がどうしたのかを

「帰っちゃったの、ちょっと、ね……」

花陽も私に目を配って、言葉を曇らせる

けど、それは海未にとって逆効果

「なんですか?はっきり言ってください」

みんなが沈黙する 私と穂乃果のために

でも、この静寂は破られなければいけない

「……私が悪いの」

私が口を開くと、ことり、花陽、凛がハッとしたあと、心配そうに見つめてくる

「私が、穂乃果を怒らせたの、それで……」

自分でもわかるくらい声が震えてる

「ごめん、なさい」

涙が出そう、言葉が詰まる

怒られてもいい、蔑まれてもいい、私のせいで空気を悪くしてしまったのだから、それくらいは覚悟していた

けど、海未は違った

「真姫、自分を責めないでください、怒っているわけではありませんから」

海未は私を優しく肩を抱く

そのやさしさが辛く刺さる

「うん……」

ただそれしか言えなかった

「ことり、事情を説明してほしいので一緒に来てください」

「花陽と凛は真姫といてやってください」

「うん」

「わかったにゃ!」

どうしてみんな優しいんだろう

私がもっと素直でいられたら、この優しさに傷つくこともなかったのに

そう思ったら、抑えていた涙が止まらなくなった




傷つけた

真姫ちゃんが悪いなんてそんなことちっとも思ってなかったのに

ただ、ちょっとカッとなったのが悪かった

本当に私って駄目だなって思う

足が止まらない、誰か止めてよ

「……穂乃果?」

心配そうな声で私の名前が呼ばれる

体がビクッとして、足が止まる

「……絵里ちゃん」

眉毛がゆがんで、心配そうな顔でこっちを見る絵里ちゃんだった

「どうしたの?」

「……絵里ちゃぁん……」

声がふるえて、涙が出る

「もう、どうしたの?何か悪いことしちゃったの?」

「うん、ちょっと……」

「すっきりするかもしれないわ、私に話してちょうだい」

胸のつっかえが、取れていく気がした

「あのね……」

それから、後に来た希ちゃんとにこちゃんにも全部話した

全部、全部話した

話したら、みんな困り顔だったけどすごく優しく声をかけてくれた

「仕方ないわよ、穂乃果にだって譲れないものがあったんでしょ?」

にこちゃんは私に同情してくれた

「気しすぎん方がええよ?沈んだ顔してる穂乃果ちゃんなんて穂乃果ちゃんらしくないよ?」

希ちゃんは私を励ましてくれた

「声をかけてよかったわ、悲しそうな穂乃果の顔なんて見たくないもの」

絵里ちゃんが、私を止めてくれた

「みんな、ありがとう、本当にありがとう……」

それしか、言葉が見つからなかった

エリーたちに連れられて穂乃果が戻ってきた

すっかり消沈している様子で、ずっと下を向いている

それから、全員で話し合いが始まった

私と穂乃果のこれからをどうするか

花陽や凛、ことりは私を休ませるべきだと主張し、

エリーたちは位置をできるだけ離して練習させようと主張した

どちらも間違ったことではない

ただ、相応のリスクを生じてしまうから、結局話は平行線になった

そんな時、穂乃果が口を開いた

「練習、するよ……頑張るから」

その一言で結局、全員での練習が決まった

この間、私と穂乃果は一度も目を合わせることはなかった

練習が始まる

配置としては私と穂乃果が対称になるようにと置かれたり、一緒のグループにならないようになった

そして休憩中、花陽は私に声をかけてきた

「真姫ちゃん、大丈夫?」

「大丈夫よ、穂乃果とはちゃんと仲直り……するから」

「そうじゃなくて、真姫ちゃんのことだよ、無理してない?」

「……」

核心を突かれて、黙ってしまう

「無理なんてしてないわよ、それにみんなと離れたら、一人だけ置いてけぼりになっちゃうし」

必死に体裁を取り繕う 私のこういうことはいつもワンテンポ遅れてしまう

「なら、いいけど……」

多分、感づかれたと思う

目の配り方や、花陽の態度からなんとなくわかる

それにしてもあの位置だと私からは穂乃果がよく見える

ダンスをする以上、仕方のないことだし、ターンするたびに穂乃果も私のことが見えているだろう

穂乃果は、何を考えているだろう

それだけが気がかりだった

それから3日目、雨の後

未だに私と穂乃果はまともに話せていない

私は負い目から距離を取っているし、第一何を話せばいいのかわからなかった

ごめんなさいとだけ伝えても、物足りない気もするし、じゃあどうすればいいのか、やはりすべてを話すべきなのだろうか

穂乃果の方は怒っているというより遠慮していると海未たちが言うようで、私に話しかけては来ない

そんなドライな関係がいまだに続いている

近くにいるのに、どうしてこんなに遠く感じるんだろう……

そんなことを考えながら勉強していて、

ふと携帯電話を見ると、メールが一通

誰からだろう?

真姫ちゃんと話さなくなって3日が過ぎた

おこったことが恥ずかしくて、未だに真姫ちゃんに話しかけられていない

今日も練習で目が合いそうになっては逸らしてを繰り返して、なんでこんなことをしてるんだろう

どうして、何も言ってくれないのかな?

私が何か真姫ちゃんに悪いことしちゃったのかな

どうして怒ってくれないのかな

寂しいな……

ってテレビを見ながら思っていると、お母さんが楽しそうに黒い箱をあけていた

「あぁ~、もうこのチョコレート終わっちゃうの?美味しかったからまた頼まなくっちゃ♪」

「チョコレート?」

私も反応する だって、チョコレートだよ?

「だーめ、これは大人のチョコレートなの、子供の穂乃果にはまだ早い!」

右手でこっちを指をさしながら、左手でチョコをつまむお母さん、あんまりかっこよくない

「えー?ちょっとくらいいじゃーん」

「だめだめ、このチョコお酒はいってて慣れてない子が食べたらすーぐよっちゃうんだから」

酔う?

「まぁ、おかげで久々にお父さんと楽しく過ごせたり……」

「ねぇお母さん、酔っぱらうと記憶が飛ぶって本当?」

私はお母さんの話を無視して、お母さんに話を聞く

「お父さん結構激しくって……え?まぁ程度にもよるけど……」

つながった、全部わかった

「ちょっと出かけてくる」

お母さんにそう伝えて私は居間を飛び出し、急いで部屋着から着替えてケータイを取る

間に合ってなくてもいい、一言会って、伝えたい

伝えなきゃいけないんだ

湿った空気が夜風の冷たさに乗せられて肌寒さを感じさせる

夜の公園はなんだか寂しい

日があるうちなら小さい子が泥だらけになっているこの場所も、夜には街灯が公園の一部を照らすだけ

その街灯も年季が入っているのかついたり消えたりを繰り返している

太陽のありがたさがよくわかる気がする

私の太陽は未だに昇ってこない

どうしてこんな場所に私を呼び出したんだろう

そのくせ、本人はまだ現れる気配がない

私が場所を間違えたのかしら

なんて待っていると、息を切らして走ってくる少女が見えた

多分、メールをよこしたあの人だ

「はぁ、はぁ、はぁ、お、おまたせ!お母さんに出かける前に説教されちゃって!」

「……」

「あのね、いきなり呼び出しちゃってごめん!どうしても言いたいことがあって!」

私はただ黙っていた

「わかったの、なんで真姫ちゃんが帰っちゃったか、なんで真姫ちゃんが何も言ってくれないのか」

「え?」

私は動揺する

それを穂乃果が言ったら、彼女は自分を傷つけてしまう

「穂乃果のせいなんだよね?」

心臓が飛び出そうになる

一番聞きたくなかった言葉

「穂乃果がお酒の入ったチョコレートを食べて、酔っぱらって、真姫ちゃんになにかしちゃったんだよね」

「それで、真姫ちゃん怖くなって帰っちゃったんだよね」

ちがう、そうじゃない

「そんな姿見たら、怖くなっちゃうよね」

お願い、それ以上自分を傷つけないで

「だからその、ごめんなさい!私のせいで」




私の体が勝手に動く



吸い寄せられるように穂乃果の体を抱きしめる



「言わないで!それ以上もう自分を傷つけないで!」

「ま、真姫ちゃん、でも……」

「でももだってもない!私が言わなかったから、あんなことになったんだから……!」

体が震える

どうして?

寒いの?怖いの……?

「真姫ちゃん……」

「もういいの、私も悪いの、だから、一人で抱え込まないで……」

「……ごめんね」

穂乃果の腕が私を包む

穂乃果の声も震えてる

「穂乃果、黙っていてごめんなさい」

「ううん、私の方こそ、怒ったりしてごめん」

お互いに謝りあって、そのあと静寂が訪れる

「…ねぇもし、よければ、穂乃果と仲直り、してくれる?」

穂乃果が震え声で私との関係を戻そうとする

私はそんなんじゃ満足できない

今だから言えることだってある

今しか言えないことだから

「……仲直りじゃ、いや」

「え?」

「一度しか言わないからよく聞いて。私は……」

大型トラックがけたたましく公園の前を何台も通り過ぎる

それでもかまわず私は言葉を紡いだ

「……いいかしら?」

言い終わって、穂乃果の顔を窺う

「……うん!」

穂乃果は満面の笑みでうなずいてくれた

「良かった……」

また二人で抱きしめあう

冷えた心と体がどんどん暖かくなっていく、満たされていく

……おかえり、私の太陽

「じゃあ、これでもう真姫ちゃんの心も穂乃果のモノだね」

「……ばか」

口ではこういうけど、この人になら私の心、持っていかれてもいいかも、なんてね

-雨の後に おしまい-

始めて地の分使ってみたけどどうだっただろうか……

-キスの味-

穂乃果「ねぇねぇまきちゃん、ちゅーしよ、ちゅー」

真姫「……何言ってんのよ」

穂乃果「だってさ!私たちが恋人になってからもう一週間だよ?でもなんもしてないじゃん!」

真姫「仕方ないでしょ?みんなには隠すって決めたんだから」

穂乃果「でもさー」

真姫「……それにそういうムードでもないでしょ?」

真姫「焦らなくたっていいじゃない、時間はまだまだいっぱいあるんだから……ね?」

穂乃果「むー」

穂乃果「ねぇ、もう一回、お泊りしない?」

真姫「えぇ?」

穂乃果「だってさ、前に真姫ちゃんが来たときは帰っちゃったでしょ?だからまたやり直したいなーって」

真姫「あぁ……けどうち、今私以外誰もいないし……」

穂乃果「ほほう?」

真姫「あ……」

穂乃果「じゃあなおさらやろうよ!ねぇねぇいいでしょ?」

真姫「……仕方ないわね」

穂乃果「やったぁ!」

-西木野邸-

真姫「で、ご飯どうするの?パスタとかなら作れるけど」

穂乃果「うーん、そうだ、一緒に作らない?」

真姫「……いいわよ」

穂乃果「冷蔵庫にはー……わぉ」ガコッ

真姫「調味料以外なにもないわね……」

穂乃果「買いにいこっか!」

真姫「仕方ないわね、そうしましょうか」

穂乃果「手、繋いでいこ?」

真姫「……」

穂乃果「どうしたの?」

真姫「みんなに見つかったら、どうしようかなって」

穂乃果「あ、そっか……」

真姫「でも、考えてても仕方ないわよね、いいわよ、行きましょう」スッ

穂乃果「わぁ……うんっ!」ギュッ

真姫「もう、いちいちリアクションしすぎよ」

穂乃果「だって嬉しいんだもーん」♪

-HANAMARU store-

穂乃果「何食べよっか!」

真姫「何でもいいわよ」

穂乃果「そういうのが一番困るのー!おばさんに言われなかったのー?」

真姫「わかったわよ、じゃあ……オムライス」

穂乃果「おっけー!じゃあ卵とウィンナーと……」

真姫「お米はあるはずだからそれを使いましょう」

穂乃果「そうだね、あとはサラダ!レタスとか使いたいよね!」

真姫「そうね!あとトマトとかもいいわよね!」

穂乃果「おぉ、真姫ちゃんがノリノリ!」

真姫「あ、そ、そんなことないわよ!」

穂乃果「いいのいいの、私といるときは楽しくいようよ、ね?」

真姫「……そうね、そうする」

穂乃果「よーし、早く買い物終わらせちゃお!」



にこ「……穂乃果と、真姫ちゃん?」

真姫「買いたいものは大体買ったわね、これであとは作るだけね」

穂乃果「うん!じゃあ早くかーえろ!」

真姫「ええ」

穂乃果「じゃあ手つないで帰ろ!」

真姫「はい」スッ

穂乃果「わーいわーいえへへへへっ♪」ギュー

真姫「喜びすぎ、作る前に疲れちゃうわよ?」

穂乃果「はーい♪るーんたーったったーるーんるーんるーん♪」

真姫「まったく……ふふっ♪」

にこ「……」ジッ

穂乃果「あ、ちょっと寄り道していい?」

真姫「どこに?」

穂乃果「自分の家!着替え持ってこなきゃ!」

真姫「あぁ……」

穂乃果「ほら、急ご!」グイッ

真姫「はいはい、引っ張らないの、転ぶわよ?」

穂乃果「むー」プクー

-穂むら-

穂乃果「お待たせー!」

真姫「早かったわね」

穂乃果「そう?いいや、早くもどろ!」

真姫「ええ」

穂乃果「あ」

真姫「どうかした?」

穂乃果「荷物もうちょっと減らすべきだったな、両手ふさがって手つなげない……」シュン

真姫「…………」

真姫「じゃあこっちの取っ手を手首に提げて」

穂乃果「え?」

真姫「こうしたら、手、つなげるでしょ?」

穂乃果「……うんっ!」

真姫「……ふふふっ」

-西木野邸-

穂乃果「よーし!始めよう!」

真姫「まずは玉ねぎとか野菜を切るところからね」

穂乃果「玉ねぎ……どうしても涙が出ちゃうんだ」

真姫「切るときに顔が近いんじゃないかしら」

穂乃果「なるほど、じゃあ出来るだけ離れてやってみるよ!」

サクッ サクッ

穂乃果「…ほんとだ!涙でないよ!」

真姫「よかったわ、じゃあ私は卵といてるわね」

カンッ バリッ 

真姫「う……」

穂乃果「真姫ちゃん、力入れすぎだよ、もうちょっとリラックスリラックス」

真姫「う、うん……」

カンッ パキッ

真姫「出来たわ!」

穂乃果「やったね真姫ちゃん!」

真姫「ええ!」

穂乃果「何とかできたね!」

真姫「そうね、穂乃果が焦がしたりしないか心配だったけど」

穂乃果「真姫ちゃんだって指きりそうだったじゃん!」

真姫「……ふふ」

穂乃果「あははっ」

ほのまき「あははははははは!」

真姫「……食べましょうか」

穂乃果「うん!」

ほのまき「いただきます」

穂乃果「………」モグモグ

真姫「……」モグモグ

穂乃果「……おいしいねっ!」

真姫「そうね、このサラダもおいしい……」

穂乃果「なんか、初めて恋人っぽいこと、できたね」

真姫「……そうね」

穂乃果「あーっ、しまった、写真撮るべきだったなー」

真姫「いいじゃない、記憶に残るほうが素敵でしょ?」

穂乃果「……それもそうだね!」


穂乃果「はぁ、美味しかったぁ……」

真姫「えぇ、料理を作るのも悪くないわね」

穂乃果「また一緒にやろうね!」

真姫「うん」

穂乃果「じゃあ、お風呂はいろっか」

真姫「一緒に入るの?」

穂乃果「恋人なんだから!」

真姫「……わかった」

じゃあの

-風呂場-

穂乃果「真姫ちゃんちのお風呂ってオシャレだから一緒に入りたいなって思ってたんだよねー」

真姫「なによ、それ……」

穂乃果「ほらほらこの……アロマキャンドル?とか、すごい雰囲気出てるし……」

穂乃果「ねぇ、これって9個あるけど、もしかして」

真姫「…………」コク

穂乃果「嬉しいな、こんな形で真姫ちゃんも私たちのこと大事にしてくれて」

真姫「……今はその中でもあなたが一番大事よ」

穂乃果「……あ、あらいっこしよ」

真姫「別に一人でもできるでしょ?」

穂乃果「…………」プクー

真姫「はいはい、じゃあやりましょ」

穂乃果「わーい♪」ニコニコ

真姫「じゃあ先に穂乃果の背中流してあげる」

穂乃果「うん、お願い」

コシコシ

真姫「綺麗な背中ね」

穂乃果「そ、そう?それより真姫ちゃんの洗い方、くすぐったい」

真姫「ん、もう少し力入れたほうがいいかしら?」

穂乃果「うん、もうちょっとだけ」

真姫「はーい」ゴシゴシ

穂乃果「うん、それくらいでいいよ」

真姫「もう結構洗ったから流すわよー」

穂乃果「うん」

ジャバー

穂乃果「はぁ、気持ちいいー」

真姫「じゃあ、次、お願いしていい?」

穂乃果「お任せあれ!」

真姫「……後ろにいるからってまた耳とかいたずらしないでよ?」

穂乃果「保証はできませんなぁ……」ニヤニヤ

真姫「背中、流させないわよ?」

穂乃果「もう、冗談だってば」

真姫「わかってる。お願いね」

穂乃果「うん!」

ゴシゴシ

穂乃果(ほんと綺麗な背中、くびれた腰、羨ましいなぁ)

真姫「あなたってこういうのうまいわね」

穂乃果「そう?喜んでもらえてうれしいな」

真姫「えぇ、その調子でお願いね」

穂乃果「はーい」

穂乃果「ところで真姫ちゃん、いたずらってどんなことしちゃだめなの?」

真姫「んー?例えば、鳥肌が立ったりとか、気持ち悪い感じがするとか」

穂乃果「なるほど……」

真姫「ねぇ、変な事しようとしてるんじゃないわよね?」

穂乃果「そうじゃない、と……思う」

穂乃果(……これなら、いいよね)

真姫「ねぇ、ちょっと……ひゃっ!」

穂乃果「…………」ツー

真姫「な、なにしてるの!?」

穂乃果「……おまじない」ツツー

真姫「な、なんの?」

穂乃果「ん、おしまい」

-真姫の部屋-

穂乃果「また一緒に寝られるね」

真姫「そうね」

穂乃果「ねぇ、キス……しない?」

真姫「えぇ?でも……」

穂乃果「今なら二人きりだよ?……だめ?」

真姫(……えぇい、どうにでもなれ!)

真姫「わかった、いいわよ」ムク

真姫「感謝しなさい、この私のファーストキスをもらえるんだから」グイッ

穂乃果「……うん」

穂乃果「でも、穂乃果が下なの?」

真姫「別にいいでしょ?」

穂乃果「いいけど、私一応年上だし……」

真姫「気にしないの」

真姫(あぁ、このたまに見せる大人っぽい顔がたまらない)ゾク

穂乃果(真姫ちゃんの唇、すごくやわらかそう)

穂乃果「……ん」ドキドキ

真姫「…………」ドキドキ

真姫「……ん…」チュッ

真姫(ん……ミントの味がする、歯磨きしたからかしら)

穂乃果「……んぅ……」

真姫「ん……ふぅ……」

穂乃果「はぁ……あむ……ちゅ……」

真姫(穂乃果の唇、とっても気持ちいい)

穂乃果「ん……んんっ!」バッ

真姫「ゃっ」

穂乃果「はぁ、はぁ、ご、ごめん、息が、続かなくて」

真姫「……いいのよ、いくらでも、できるでしょ?」ギュッ

穂乃果(あ、真姫ちゃんの手が……)

穂乃果「うん……」ギュウッ

真姫「どうする、つづける?それともやめる?」

穂乃果「……もちろん、まだまだ」

真姫「……寝られるなんて思わないでね?」

穂乃果「きゃあ♪」

-キスの味 おしまい-


ブーッブーッブーッ

プルルルルルルル

にこ「…やっぱり、出ないか……」

いいね!

サラダバー

あとこれやりたかったけど忘れてた

        ヾ  /    < 仮面ライダー555が>
       ,. -ヤ'''カー、   /Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Yヾ
 ー―ァ  /r⌒|:::|⌒ヾ
   _ノ オ{(  |0|  )} オオオォォォォ!!!!!
     __,ヽ,ヾ,_|V|,_ノ、/ ,r-,,=
    ,゛==ゝ_ViV_ノ~i/ 〃 `ー―-、

    /  /⌒`//´⌒c/^^^ ))))))))))
 ,,―イ  {ー''"~{ {~゛`ー`/'`'~/ー--―'
))   ,./ゝ_/∧ゝ_ノ  ノ

 ー''"  |ロ  ロ    |
 人,_,人,_,人,_,人,_,
< >>558ゲットだ>

ええんやで
元々こっちのミスだし

>>554>>555の間にこれ入れるの忘れてたんだぜ

真姫「ねぇ、私の背中に何してたの?」

穂乃果「……当ててみて?」

真姫「むぅ……字を書いていたのはわかるけど……」

穂乃果「お、いいねぇ、いい線いってる!えっとね、4文字だよ!」

真姫「…………」

穂乃果「じゃあもうちょっとだけヒント!」

真姫「いらないわ」

穂乃果「え?」

真姫「カタカナで……ダイスキ」

穂乃果「わぁ……」

真姫「……違った?」

穂乃果「真姫ちゃん、だいすき……」ギュッ

真姫「あん、……私もよ」キュッ

穂乃果「今日、来てよかった」

穂乃果「真姫ちゃんが私のこと、ちゃんとわかっててくれてるのが分かってすごくうれしい」

真姫「当たり前でしょ?私たち恋人……なんだから」

次回予告

単刀直入に聞くわ。あんたと穂乃果って、付き合ってるの?

※ちょっとドロドロして長くなるかーもね

-バレた!-

真姫ちゃんとキスをしてから毎日がすっっっごく楽しい!

あれから二人っきりのときはずっと二人でキスしてるんだ♪

だーい好きだよ、真姫ちゃんっ

でもね、練習の時はみんなと息を合わせないといけないから離れなきゃいけないんだ

休憩中にももちろん気を配るよ?気づかれたら大変だからって真姫ちゃんが言ってたからね

穂乃果には考えもしなかったことをちゃんと考えているから真姫ちゃんはすごいや

そんな真姫ちゃんの会話を聞いてるとね

「真姫ちゃん、すごく動きよくなったよね」

「そう?調子がいいだけよ」

「いいなぁ、何か秘訣でもあるの?」

「みんなといるのが楽しいから……それだけかしら?」

「真姫ちゃんもホント変わったにゃ、明るくなった、ていうか」

「私だって何も変わらない人間なわけじゃないのよ?凛だって女の子らしくなってるし」

「えへへ、ありがと♪」

真姫ちゃん、本当に楽しそう

真姫ちゃんが楽しそうなら、私も楽しい

真姫ちゃんは私が楽しいなら真姫ちゃんも楽しいよね?

真姫ちゃんもそうだよね?

そうだったらうれしいな、なーんて♪

悩みの種が一つある

真姫ちゃんと穂乃果がこのところ急に仲良くなった

それだけならいい

グループ全体の結束が強まる事は私としても歓迎だし

けど、

スーパーでのあの二人のやり取りを見ていたら、なんというかとても距離が近いというか

まるで、恋人同士の関係といったほうがしっくりくる

経緯はどうであれ、どうしてあの二人が?

いずれにしても二人にガツンと言ってやらなくては

練習が終わったら真姫ちゃんを終わったら呼ばなくちゃね

「真姫ちゃん、終わったらちょっと話あるんだけど、いい?」

「え?いいけど……」

「じゃあ終わったら喫茶店でね」

「ええ……」

一瞬、真姫ちゃんの視線が穂乃果の方を向くのを、私は見逃さなかった

穂乃果も一瞬固まっていたのが見えた

真姫ちゃんがにこちゃんに連れていかれちゃったー!

どうしよう、これからの予定全部パーだよっ!

これから真姫ちゃんと勉強して、真姫ちゃんとおしゃべりして、真姫ちゃんとご飯食べて、真姫ちゃんとお風呂入って、真姫ちゃんとキスして、真姫ちゃんと一緒に寝て……

どうしよう、どうしようっ!?

とりあえず……あとを追いかけよう

あ、でも見つかったら駄目だよねっ!

ここは変装して……服とかも変えなきゃ

帽子もつけて……

家に帽子あるかな?あ、お父さんの借りよう!

とにかく家に帰ろう!

「それで話って何?」

にこちゃんに呼び出されて喫茶店にいる

本当なら家で勉強して、穂乃果と楽しく過ごしているはずだったんだけど……

あまり不機嫌な態度を出さないように出されたコーヒーを口にすると、次ににこちゃんは予想外の言葉を口にする

「単刀直入に聞くわ。あんたと穂乃果って、付き合ってるの?」

え?

え???

え?????

うそ

嘘でしょ?

見られた?

いつ?

どこで?

なんで?

「……どうなの?」

そんな私をしり目に、にこちゃんは追い打ちをかけてくる

コーヒー吹いてない?

取り乱してない?

ポーカーフェイスは大丈夫?

ここはどうやって切り抜ければいい?

何か、何かいい手は……

「つ、付き合うぅ?私たち女同士よ?ありえないわ」

ごめん、穂乃果、嘘ついちゃった

もしここにいたら、ほんとごめんなさい

「……本当に?」

しつこいなぁ……

「本当よ?何なら穂乃果にも……」

「え?」

え?

なんで穂乃果の声が聞こえるの?

「真姫ちゃん……」

どうして?

どうして……穂乃果がいるの?

「ほ、穂乃果?」

「ねぇ、私たち、付き合ってるんだよね?」

そう、そうよ!私たちは……

「…………」

にこちゃんやめて、そんな目で見ないで

いや、その嘘をついたことは謝る!

……あれ?何で声が出ないの?

「ねぇ、真姫ちゃん、あのお風呂でのおまじないの言葉も、部屋でしたキスも、全部うそだったの?」

「あ……ちが……」

「嘘だったの!?どうして!?ひどいよ!」

あ……あ……

私の中のすべてが崩れ落ちていく音がした

「いや、うそ、あれ?え?なに?なんで……?」

心が壊れていく

嘘をついたから?穂乃果と付き合ったから?穂乃果と出会ったから?

ちがう、ちがうちがうちがうちがうちがうっ!ぜんぶちがうっ!

「私、帰るわ。また明日ね」

なんで?!こうなった原因作ったのにこちゃんなのに、なんで帰っちゃうの?

まってよ!

にこちゃんがどんどん離れていく

待ちなさいよ!この疫病神っ!

「……穂乃果が悪いの?ねぇ、答えて?」

「穂乃果、頑張って直すから、ね?」

「……ごめんなさい」

「……ばか、ばかぁ!」

あっ!そ、そんなつもりじゃ!待って、行かないで!穂乃果ぁ!

結局、追いかけることもできず、私は椅子にもたれかかってぬるくなったコーヒーをひっくり返して泣いていた

人目を気にし始めたのはひとしきり泣き止んでからだった

しくじった

それ以上に二人の関係があそこまで進展しているなんて思いもしなかった

いや、あの二人の姿を見たら十分考えられることだったはずだ

穂乃果がどう動くかを考えなかったことが私のミスだ

明日から、どうなるだろう

μ’sのためにと思ってしたことがまさかこんなことになるなんて思わなかった

私のせいで、μ’sが壊れてしまうかもしれない

……痛っ!

あっちゃぁ、やっぱり考え事しながら料理してたら駄目ね

指切っちゃった

えーと、ばんそうこう、ばんそうこう……

(´-ω-`)Zzz...

やっぱり○○視点とか書いたほうが分かりやすいかしら

真っ白い天井ずっと遠くに見える

世界が灰色に見えるってこういうことを言うんだ

嫌われた 嫌われた 嫌われてしまった

当然よね

嘘つきが好かれるはずがない



初めての恋がこんな形で終わるなんてひどい


もう学校も

μ’sもなくなってもいい

…………

いや、ここからまた始めればいいんだ

サヨナラ私の恋

おかえり私のもとの生活

……おかえり

嫌われちゃったの?穂乃果、嫌われちゃったの?

そんなことないよね?

でも電話しても真姫ちゃんでないし、メールも帰ってこない

疲れて寝ちゃってるのかな

無視されちゃってるのかな

そんな簡単に穂乃果、捨てられちゃうくらい軽いのかな……?

……どうしてあの時逃げちゃったんだろう

あの時逃げ出したかったのは真姫ちゃんの方だよね

どうして受け止めてあげなかったんだろう

あの時辛かったのは真姫ちゃんだよね

明日どうやって練習に出ようかな

真姫ちゃんと約束した通りに動けばいいのかな?

でも、真姫ちゃんとどうやってお話すればいいのかな

どうやって、真姫ちゃんと顔を合わせればいいのかなぁ……

考えても仕方ないし、明日はちゃんと練習に出よう

そうだ、カラオケにでも行って思いっきり歌おう!

そしたら、少しは気分、晴れるよね

翌日、私の不安と裏腹に天気は快晴

朝練はいつも通り神田明神でみんな集まった

穂乃果も真姫ちゃんもいつもと変わらない様子で何事もなく練習に来ていた

みんなは微妙な変化に気づいていない

知っているのは私と穂乃果と真姫ちゃんだけ

あのことりと海未でさえ穂乃果の変化に気づけていない

……声をかけなきゃいけないかな?

「ねぇ、真姫ちゃん」

花陽が先に声をかける

「朝一緒に来てから気になってたんだけど、目、どうしたの?真っ赤だけど……」

心臓が跳ねる

「あぁ、これ?昨日眠れなかったから家にあった映画見てたらなんでか知らないけど号泣しちゃって、それでね」

「真姫ちゃんが無意識でなくって信じられないにゃ~」

「ホントよ、今度見せてあげるわ」

「穂乃果、すこし声がかれてませんか?気のせいか瞼も少し腫れていますよ?」

「あ?これ?昨日ボイストレーニングでヒトカラ行っちゃって、それでかな?」

「カラオケ行ったの?誘ってくれればよかったのに~」

「ごめんごめん、今度一緒に行こうね!」

どっちも嘘だ

私は全部知っている

けど言い出せない

心が痛む

罪悪感で押しつぶされそうになる

どうして私はここにきてしまったんだろう

今更ながら激しく後悔してる

「にこっち、どうかしたん?」

「なによ、なんか顔についてる?」

「マヨネーズ、ほっぺたについとるよ?」

「え、嘘?」

慌てて頬をぬぐう

何もついてないじゃない

……あ

「うっそー♪やっぱりなんか隠しとるね?」

「…………なんでもないわよ」

「嘘つくとワシワシするよ?」

「……好きにしなさい、今それどころじゃないの」

「……結構深刻な問題みたいやね。わかった、あとで話聞くよ」

「……うん」

こういう時の希は本当に頼りになる

「なるほどね、穂乃果ちゃんと真姫ちゃんが……」

朝練が終わって、学校の昼休み、希と絵里が私を囲う

「偶然二人が一緒に買い物してるところを見ちゃったのよ」

「それだけならよかったのよ。偶然会って、偶然同じことをしてるんだって思ったから」

「けど、あの時の二人はそうじゃないって、直感でわかったの」

「そんなに、凄かったの?」

片眉をひきつらせた絵里が問う

私がそれを言いたい

「ええ、それで追いかけてみたら、あの二人、手をつないで帰ってた」

「おぉ……」

あの希もだいぶ驚いているようだ

「それも、恋人つなぎよ?気づかない方がどうかしてるわ」

「なるほど、で、にこはそういうのがよくないから二人を引き離そうとしたのね?」

「……そうよ」

「スクールアイドルとして活動している以上はどんな形であれアイドル。アイドルは恋愛をしてはいけないの」

「……気になってたんだけど、どうしてアイドルは恋愛をしてはいけないの?」

「……テレビや雑誌に出るアイドルはゴシップ記事とかスキャンダルとか、自分のステータスにかかわることだから極力出ないようにする、それは当然だと思うわ」

「でもね、アイドルの本質として私は恋に心を奪われたらどうなるかってことを考えたの」

「恋に傾いて本来するべき活動に支障が出て、それでファンが離れていったら元も子もないじゃない」

「だから、アイドルは恋愛をしてはいけないのよ、どんな形であっても」

「ふーん、なるほど、ね……」

「希、絵里、私の言ってることって間違ってるかしら?」

吐き気がするほど嫌な質問をしてる

私が正しいか、穂乃果たちが正しいかを聞いているのも同じだ

「そうねぇ、真姫たちが一方的に悪いとは思わないし、にこの考えを否定することもないと思うわ」

「……どういうこと?どっちつかずってこと?」

「にこっち、こういうことって正しい、正しくないだけで済む話じゃないと思うんよ」

「希……」

「確かに、にこの言っていることにも一理あるわ。そんなことになったらみんなに迷惑かけちゃうもの」

「絵里……」

「二人が私たちに隠し事をしていたこと、真姫が体裁を取り繕うために嘘をついたこと、それは許されるべきことではないわね」

なぜか、糾弾される二人のことが、心地よく聞こえた

「けど考えても見て?あの二人、そんなにベタベタしてた?」

「あ……」

今になって考えてみると、二人は練習中でも必要以上にくっついてなかった

「多分、心のどこかでそういう事になるのを感じていたから、隠したんだと思う。たぶん真姫の発案だと思うわ」

私はうつむく

自分の視野の狭さに恥ずかしさを感じていた

何が上級生だ、何が先輩だ、何が部長だ

「じゃあ、絵里たちはどうすればいいと思う?」

「うーん……あっちから話してくれるのを待つかしら」

予想外の返答だった

というか、今の二人にそれを求めることができるだろうか

「ねぇ、ここまで話したら今日のあの二人がどういう風に映ったかわからない?」

「……確かに、見方を変えれば今朝のあの二人の様子はちょっと不気味やったね」

「まるで、何事もなかったかのように……」

歪んでいるのはどちらか

どちらも歪んでしまったのか

ただ仮面をつけているだけなのか

「ここまで来ると、私たちにできることってないと思う」

「そうやね、暗に刺激して二人が余計に傷つくのも見てられんし」

ここにきて、なんも出来ないなんて、なんて無力なんだろう

いや、なんて最低なんだろう

かき乱すだけして、後始末をつけられない自分に、無性に腹が立って涙が頬を伝った

夜、気づいたらあの公園に来ていた

私と穂乃果が結ばれたあの場所

あの日の通り一つしかない街灯は点いては、消えてを繰り返している

嘘が回りまわって私を傷つけた

みんなに言うべきだった

隠さないで正直にいるべきだったんだ

そうしたら、にこちゃんのことを疫病神なんて思うことも

大事な穂乃果を泣かせることもなかった

最低だ

あれだけ人前で泣いたのに、まだ涙が出てくる

人もいない、何もない

私の泣きじゃくる声しか聞こえない

公園の片隅で私は地面に座ってただただ泣いていた

「見つけたよ、真姫ちゃん」

……え?

「ごめんね、あの時びっくりして帰っちゃったけど、そのあと家で何でかなってずっと考えてたんだ」

どうして……

「ねぇ真姫ちゃん、穂乃果のこと、ほんとに嫌いになっちゃったの?」

私は泣きじゃくりながら首を横に振る

「そっか、よかったぁ……」

安堵した声で穂乃果は私を抱きしめる

駄目よ、離して

「やーだ、泣き止むまで絶対はなさないよ」

……ばか

「真姫ちゃんがね、なんで嘘ついたのかなって、ずっと考えてた」

「私より頭のいい真姫ちゃんのことだから、絶対口を滑らすなんてことはないって思ったし」

「多分、気づかれちゃったんだね」

……そう

「ごめんね、隠し通せなくて」

ちがう

「やっぱり穂乃果に隠し事は無理みたいだよ、えへへ」

まってよ、隠そうなんて言った私が悪いのよ

「うーん、どうしたら真姫ちゃんばっかり気にしないでいられるかな?」

いいのよ、あなたが苦しむことなんてない


「じゃあ私たちが悪いってことにしない?」

え?

「幸せは2倍、辛さは半分こ、こうしちゃわない?」

でも、でも!

「これが私たちの初めての辛さ。大丈夫だよ、私がいるから」

……うん

「ほらほら、元気だーして♪」

「ありがとう、穂乃果ぁ……」

穂乃果を抱きしめ返す

救われた気がした

壊れた心が治っていく気がする

「明日、みんなに言おうね」

「うん」

「なんて言われちゃうかな?」

「うん」

「もう、聞いてるんだよ?」

「うん」

「もう……」

穂乃果は私の頭をそっとなでる

「よーしよし」

優しい手、すべてを許してくれる、温かい手

「もっと……」

今は甘えたい

「はいはい」

撫でる手が心地いい

抱きしめてくれる体がとても暖かい

冷めきった心が再び熱を帯びる

「私、幸せ……」

「じゃあ終わったらご褒美のチュー、して?」

「もう、ここ外なのよ?せめてうちでやらない?」

「へーきだって、誰も来ないよ」

「ムードがないわよ、ムードが」

「じゃあムードがあったらしてくれる?」

「そういうことじゃ……あるけど」

目をそらした瞬間穂乃果は否応なしに私の唇を奪う

「ん……」

甘くて、永遠のようなキス

醒めるのは、一瞬

「ねぇ、続きはうちでやらない?」

「……うん」



-バレた! おしまい-

真姫ちゃんが笑ってたら、私も笑う

真姫ちゃんが悲しんでたら、私が慰めてあげる

穂乃果は真姫ちゃんが大好き

真姫ちゃんは穂乃果のモノだからね

心も、体も、全部、ぜーんぶ穂乃果のモノっ♪

うふふっ♪

だから穂乃果も真姫ちゃんに全部あげるね♪

だから、穂乃果が笑っていたら真姫ちゃんも笑っていてほしい

穂乃果が悲しんでいたら真姫ちゃんが慰めてほしい

真姫ちゃんも、穂乃果のことが大好きだからね♪

~カップル宣言!~

「おはよう、真姫ちゃん!」

「おはよう穂乃果、今日も元気ね」

「元気しか取り柄、ないからね」

「そんなことないわよ、あなた、可愛いんだから」

「もう、真姫ちゃんったらー」

穂乃果の手が私の腕を抱く

もう、そういうのは外じゃやらないって……

「真姫ちゃん、今日は私たちにとっても大事な日だよ」

「……そうだったわね、今日は大事な日」

「みんなとちゃんと向き合う日」

「認められなかったら、どうする?」

「認めてもらうまで、やり通す」

「そうね、頑張りましょう」

「うん!」

-部室-

「みんな、聞いてほしいことがあるんだけど」

口火を切る穂乃果

私は今は横で見守るだけ

にこちゃんは来たか、という顔をしている

にこちゃんだけじゃない、希とエリーも同じような表情でこちらを見る

ここで知らないのは凛、花陽、ことり、海未の4人だけだとこの時わかった

「どうしたんですか、穂乃果。藪から棒に」

「あのね……ま、真姫ちゃん」

「ええ」

震える穂乃果の手を私が握る

穂乃果は安心した顔でこっちを見る

きょとんとする4人、あぁ、そうかという顔をする3人

「い、行くよ、真姫ちゃん」

「ええ」

「わ、私たち、付き合ってるんです!」

言った

言ってしまった

顔を真っ赤にして、目も合わせられない

穂乃果の顔も見れない

あぁ、誰か何か反応して

せめて言い訳させてよ

「……おめでとう」

え?

「にこちゃん……」

「あんたたちが恋愛してるって知った時はやめさせようって思ったけど、ケンカさせた原因でもあるし、仕方ないから特別に許してあげるわ」

にこちゃん……

「でも、どうして?」

「アイドルが恋愛禁止っていったのはね、たとえば失恋したとき、本気で好きだった人にフラれたときでもファンを笑顔にさせられるパフォーマンスができるかわからないからよ」

「人々を笑顔にさせる仕事が、その時本気でできる?私にはできるかどうかわからない」

「だけど、あんたたちが今こうしているのを見たら遊びとか、冗談なんかじゃないってわかったから、だから許すの」

「ずっと続けなさいよ、それが私との約束」

「にこちゃん、ありがとう……」

「あの、すみません、話が飲み込めてないのですが……」

海未はやっぱり話についてこれていなかった

というか、事情を知らない4人は少なくとも何でこんな話になっているのかもわかってないはずだ

「とりあえず、まず、ほほほ穂乃果と真姫がつつつ付き合ってるというところからはなしてもらえましぇんか?」

海未、テンパりすぎ

「じゃあ、穂乃果から話すね。実は……」

それから、全部穂乃果が話した

私と付き合うようになった理由、それは私も初めて知ったんだけど

ケンカして、それから付き合うようになったこと

みんなに隠していたこと

それから二人で幸せに過ごしていたこと

私の家で初めてキスしあったこと

にこちゃんに見つかって破局寸前だったこと

全部、全部話した

「……というわけなの」

全部話し終わった穂乃果の表情は晴れやかだった

「……なるほど、よくわかりました。しかし」

「納得できないにゃー!」

「よかったね!穂乃果ちゃん、真姫ちゃん!」

「え、えっと、おめでとう、なのかな?」

「ことり、花陽!ここはやはり元の関係に戻すべきですよ!」

「で、でも……」

「真姫ちゃん、海未ちゃんがぁ……」

「大丈夫よ穂乃果、私がついてるから……」

「それに認めるまでやり通すって言ったのはあなたでしょ?」

あぁ、おびえる穂乃果が本当にかわいい 私は穂乃果を抱きしめる

「そうだね……」

穂乃果も私を抱きしめ返す

あぁ、幸せ……

「……女性同士が付き合うなんておかしいです……」

「じゃあ、海未ちゃんは男の人と付き合いたい?」

「そ、それとこれとは別です!」

「じゃあ、ことりは海未ちゃんをもらっちゃおうかな~」

「こ、ことり!今は冗談を言ってる場合では……!」

「海未ちゃん、ダメなの……?」

ことりが涙目で海未を誘惑する

海未はこうなったことりには弱い

「こ、ことり……」

「真姫ちゃん、穂乃果ちゃんのこと、よろしくね?仲良し3人組がこうしてバラバラになっちゃうのは残念だけど、しっかり者の真姫ちゃんがいてくれたらそれでいいよ」

「そのことなんだけど、ことり、私たちは……」

「確かに恋人だけど、海未ちゃんやことりちゃんといる時も楽しいから、離れようなんて思わないよ」

「え?」

「私たちはμ’sのことも大事。だから遠慮しないでほしいの」

「真姫ちゃん……」

「だから、これまで通り一緒に居よう?ただ、真姫ちゃんは穂乃果のモノだからあげないけど」

「ほ、穂乃果!」

「穂乃果ちゃん、恥ずかしいこと言ってるってわかってる?」

「えー?だってホントのことだし……」

「うぅ……」

言う場所とか、考えてよ、もう……!

「あ、真姫ちゃん顔真っ赤にゃー♪」

「からかわないでよ!」

「さて、真姫。あなたにちょーっとお仕置きをしないとね」

「え?」

「私たちに隠し事した落とし前、しっかりつけなきゃね」

「うっ……」

嘘をついた手前、私に拒否権なんてない

「やめて絵里ちゃん!悪いのは穂乃果だから!」

「いいのよ穂乃果、私は大丈夫だから」

「でもぉ……」

「大丈夫だから。で、エリー、なにすればいいの?」

「練習、2倍♪」

満面の笑顔で、冷たい言葉が贈られる

あぁ、これが怖い笑顔ってやつなんだ

でも、いいの

「いいわよ、やってやるわ!」

「真姫ちゃん、穂乃果もがんばるよ!」

「穂乃果……」

「駄目よ穂乃果、あなたは別」

「でも絵里ちゃん!」

「こんなピンチくらい、穂乃果なしでも乗り切って見せなさい?」

……そうよ、みんなといるときはみんなのために動かないと

「わかってるわ。心配しないで、穂乃果。そういう約束なんだから」

「う、うん……」

-練習後-

「はぁ、はぁ、もう、無理ぃ……」

屋上でみんなを前にへたり込む私

あぁ、情けない……

「まきちゃーん!死なないでー!かむばーっく!」

「穂乃果ぁ、私はもう……」

もう、体力の限界……

「まきちゃああーん!」

「ふふ、これに懲りたら二度と隠し事をしないようにね♪」

「…鬼ぃ……」

「大丈夫?真姫ちゃん、帰ろ?ほら、手伝ってあげるから」

こういう時、穂乃果が本当に女神のように見える

「う、うん……」

-帰り道-

「本当にあとをつけるんですか?」

「だって気になるじゃない」

「それはそうですが……」

「あ、ほら行っちゃうよ!」

「7人で固まると見つかるかもしれないわ!二手に分かれましょう!」

「いえっさー!」

「ふふ、楽しくなりそうやね!」



「真姫ちゃん、人も少なくなってきたよ」

「そうね……」

「じゃあ、いつもの、やっていい?」

「え?あぁ、うん……」

「えーいっ♪」

「あんっ……」

「むぅ、真姫ちゃんの反応薄いよ?」

「ごめん……今日はちょっと流石に……」

「謝らないでよ、真姫ちゃんのこと、わかってるつもりだから」

「ありがと……」

「おぉ、穂乃果ちゃんが手をつないで抱き付いております、希隊長!」

「うふふ、なんかお似合いのカップルって感じやん」

「ああいうの、眩しく見えるなぁ……」

「本当にラブラブだったのね」

「でも真姫ちゃんのテンション低いにゃー」

「ふらふらしてるね」

「絵里ちが無茶させるからやね……」

「うーん、私のせい?」

「どうせだったら甘々な二人を見てみたかったにゃ」

「……ごめん」


「わぁ、本当にらぶらぶ~」

「うぅ、今すぐにでも引き離したいですね……」

「海未、無粋なことすんじゃないの」

「わ、わかっていますが……」

「じゃあ海未ちゃんはことりとやろ?いいでしょ?」

「ここでやったら私帰るから」

「あ、ご、ごめん……」

-西木野邸前-

「はぁ、やっと着いた……」

ここまでの道のりがいつもより長かった気がする

「お疲れ様、真姫ちゃん。……中にはいろっか」

「ええ」

「おっじゃましまーす♪」


「あぁーっ!入ってっちゃった!」

「うーん、これ以上の追跡は不可能ね」

「でもいいもん見れたんやし、今日はこの辺にしとこ?」

「はーい」

「かよちん、ご飯食べて帰ろ!」

「うん!」

「ただいまー……って相変わらず誰もいないのよね」

「いつ帰ってくるの?」

「一週間後ね……あーもう無理、少し寝かせて……」

「こんなところで寝ちゃだめだよ、ベッドに行こう?」

「ん」

私は穂乃果に手招きをする

すると、穂乃果はニヤニヤしながら私の手を引くと

「……今の真姫ちゃん隙だらけだから、何してもいいよね?」

「え?」

「ふふふふふ……ていっ!」

「きゃっ!」

お、お姫様抱っこ?!

「ちょ、ちょっと!」

「あばれないあばれなーい♪このままお部屋までれっつごー♪」

「も、もう……」

-真姫の部屋-

「はい、とうちゃーく」

「ん……」

穂乃果は私をベッドに優しく寝かせる

「ふふん、今日はこれだけで終わらせる気はないよー?」

「え?ちょ、何を……」

「こんなにかわいい真姫ちゃん、独り占めできるんだから」

穂乃果は獲物を見る目で私を凝視して、私の腕をつかんで、私を逃げられなくする

逃げる気なんかないのに……

「キスだけもいいけど、もうちょっと別のことしてみたいな」

「例えば……こうやって制服を脱がせて……」

「あ、ちょ、勝手に……!」

「うん、すっごく色っぽい……」

「や、やめてよ、恥ずかしい」

上気した顔で穂乃果は私の鎖骨にキスをする

ビクッと体が動くけど、それだけしかない

体がもう完全にいう事を聞かなくなっていた

エリー、覚えておきなさい……

「もっと真姫ちゃんの体、いじめたいな♪」

「馬鹿……」

それから、穂乃果になすがまま、耳とか足をいじられたのは覚えてる

-カップル宣言!おしまい-

-わんわん、にゃあにゃあ-

「さぁ真姫ちゃん、9時になったら私としゃべるときは『にゃあ』って言うんだよ!」

「何でよ……」

「それはね、私たちがお互いどれだけ通じ合っているかを知るためだよ!」

「……そういわれても犬や猫だって意思の疎通を鳴き声で行っているのよ?」

「だからさ、それを私たちもやろうよっ!」

「…………」

顔をひきつらせて、なんか嫌そうって感じ

こういう事に真姫ちゃんはノリが悪い

だから穂乃果はね、こう言うんだ!

「真姫ちゃん、自分ができないから出来ないんだよね……」

「うっ……!」

ほーらね、こうすると真姫ちゃんは弱い

もっと追い討ちしちゃおう

「真姫ちゃん、私のこと、嫌いなんだ……」

「わ、わかったわよ!やるから!」

「わーい♪真姫ちゃん大好きー♪」

「じゃあ真姫ちゃん、『にゃあ』って言ってね!」

「穂乃果は『わん』とか、『くぅ~ん』とか使うから!」

「……わかったわよ」

こうして、真姫ちゃんが羞恥心と戦う日が始まった!

真姫ちゃんの恥ずかしがる顔、とってもかわいいからね!

-部室-

わんわん!(真姫ちゃん、何読んでるの?)

(これは……私が読んでいるものを聞いているのかしら)

「にゃあ(小説よ)」

おぉ、真姫ちゃん察しがいいなぁ

じゃあ、次はこれだ!

わんわんわん!(真姫ちゃん、頭撫でて!)

(頭を伏せた……頭を撫でればいいのかしら?)

「って穂乃果、あなたさっきから行動で示してない?」

「……」

「……何よ」

「真姫ちゃん、普通にしゃべってるよ」

「あ」

「あとで真姫ちゃん罰ゲームね」

「なによそれ!聞いてないわよ!」

「じゃあいいよ、今回は見逃してあげる」

「……にゃあ」

「わんっ♪」

「二人とも、何をしているのですか……」

「あ、海未ちゃん」

「あぁ、これ?穂乃果の発案よ」

「で、そんなのに真姫も乗っているわけですか……」

「仕方ないでしょ、穂乃果の考えることなんていつもいきなりなんだし」

「わんわんわんわん!ぐるるるる……(真姫ちゃんひどい!さっきのなかったことにするよ)」

「にゃ、にゃあ……」

「真姫ちゃん、何してるの?」

「あ、凛ちゃん」

「にゃあっ!?」

ぷくくっ、真姫ちゃん、テンパりすぎ!

「真姫ちゃんも語尾ににゃをつけるようになったのかにゃ?」

「ち、ちがっ!これは穂乃果にやれって言われたからで、別に口癖にしようとかじゃなくって!」

「真姫、落ち着いてください」

「にゃん……」

ふふっ、真姫ちゃんかーわいい♪

-わんわん、にゃあにゃあ おしまい-

お腹すいたんで夜食買ってきます

食べたら寝ます

おやすみなさい

(あとなんか話のネタあったらください)

最近投下してからもうちょっと出来ただろって思うことが多い

-続・わんわん、にゃあにゃあ-

「じゃあこの間のステップの確認から始めるから、3人一組に分かれましょう!」

エリーの掛け声でみんなが一斉に散る

なのに……

「なんで穂乃果がこっちに来るのよ!」

「わんわんわーん!(真姫ちゃんと一緒がいいんだもーん!)」

「わんわん、くぅーん(あと、このルール今日の九時までだからねー)」

……そういえば9時までだっけ、これ

「……にゃあ」

「ねぇ、穂乃果、真姫、あなたたちなにしてるの?」

「にゃっ!?」

「ま、真姫……」

「え、ああっ!ご、ごめんなさい!これはその……」

うわ、うわ、うわああああああああ恥ずかしい!よりによってエリーに見られるなんて!

「真姫、あなた疲れてるのよ……」

やめて!同情の目で見ないで!

「ふふふ……」

くっ、穂乃果……!

「はぁ、真姫ちゃんかわいい……!」

「ねぇ、穂乃果。ちょっと来なさい」

「ちょっと待って絵里ちゃん!まだ照れてる真姫ちゃんの姿を見させて」

くっ……!

「私に本気で怒られるのと今説教されるの、どっちがいいかしら?」

「すみませんすぐ行きます」

「ということだから真姫、すこーしまっててね」

あぁ、エリーの目がいつかの日と同じに……!

「待って、絵里ちゃん!話せばわかるよ!話し合おう!平和的に!」

「いいから、これから話し合いをするのよ?大丈夫よ~?」

「絵里ちゃん笑ってるけど目が笑ってないよ!怖いよ!助けてー!真姫ちゃーん!」

さよなら、穂乃果……必ず、帰ってくるのよ

「真姫ちゃんのうらぎりものー!」

「くくくっ、何今の、にゃあって」

「何でもにゃいわよ、気にしないで」

「ぶふふっ、何でもにゃい……!あはっ、あはははっ!」

「い、今のは噛んだのよ!」

「顔真っ赤ですけど大丈夫ですか~?」

くぅっ、ここにも邪な心を持った人間が……!

「真姫ちゃん!凛の口癖使わないでよ!」

「文句言うなら穂乃果に言って!私だってやりたくてやってるんじゃないんだから!」

「やってるの真姫ちゃんだし今穂乃果ちゃんいないもん!だから真姫ちゃんが悪い!」

「どうしてそうなるのよー!」

「問答無用!いつかのおかえしにゃー!」

凛は私の額に強烈な一撃を叩き込む、すっごい痛い

「いった~い!なにすんのよー!」

「真姫ちゃんが悪いんだもーん!ふーんだ!」

うぅ、海未やエリーに恥ずかしいところを見られたり、にこちゃんに嘲笑われるし、凛にはどつかれるし、もうこれ以上はないってくらいひどい日ね……

全部穂乃果のせいよ!穂乃果が悪いわ!

その穂乃果はまだ帰ってこないの!?

「きゅう、くぅ~ん」

「にゃあ……?」

穂乃果……?

「くぅ~ん、くぅ~ん(絵里ちゃん、怖かったよぉ~)」

私にすり寄る穂乃果、可愛い

「穂乃果が悪いのよ、真面目にやらないんだから」

「きゃいーん!(ひいぃ!)」

「エリー、私からも謝るわ、ごめんなさい」

「……仕方ないわね、珍しく取り乱した姿に免じて許してあげるわ」

くっ、傷をえぐってくるとは……

「さ、時間がもったいないからステップの練習、しちゃいましょ」

「はーい」

-練習後-

「じゃあ、また明日ね!」

また明日、そういってみんな散り散りになっていく

そんな中、私と穂乃果に近づくのが一人……

「ちゅんちゅん!(穂乃果ちゃん!)」

「わん!?」

「ぴーぴー!(穂乃果ちゃんたちのやり取り見てたら混ざりたくなっちゃったの!)」

「わんわん!くぅ~ん!(いいよ!真姫ちゃんノリ悪いし!)」

「ちょ、ちょっとことり!」

「ちゅん?(なぁに?)」

「うっ……!」

まずい、穂乃果の行動パターンは大体読めるけど、ことりは全然読めない!

というかこの子普段何を考えてるの!?

「ちゅんちゅん、ぴよ?(穂乃果ちゃん、ことりがもらっちゃうよ?)」

くぅっ!何が言いたいのよ!

「ちゅんちゅん♪(穂乃果ちゃん、いこ)」

「わん!(うん!)」

え!?な、なんでことりが穂乃果の腕を!

「ちゅーんちゅん♪(ほーのかちゃん♪)」

「わーんわん♪(こーとりちゃん♪)」

「にゃあああああああああああっ!」

-夜・穂乃果の部屋-

「はぁ、もうこりごりよ」

「えへへ、やっぱり真姫ちゃん私のことわかっててくれたんだね」

「私からすれば穂乃果ってことりのこともちゃんとわかってるのが分かって、やっぱり幼馴染って羨ましいにゃって思ったわ」

「…………」

なに、こっちのことじっと見て……

「真姫ちゃん、にゃが定着しちゃってるわん!」

「もう!こんなのいやー!」

-続・わんわん、にゃあにゃあ おしまい-

-逆襲のマッキー Maki's counter attack-予告

「最近ね、思うことがあるのよ」

「どうしたの真姫ちゃん、いきなり深刻そうな顔して」

「……私、穂乃果にいじられてばっかりで私は何もしてないのよ」

「それは真姫ちゃんがいじられキャラだからにゃ」

「どういう意味?」

「そのまんまの意味にゃ」

「……そう、そういうことだったのね」

「真姫ちゃん?」

「わかったわ、これからは私がいじるキャラになる!」

「真姫ちゃんそういうの無理だと思うにゃー」

「見てなさい凛、私は必ずやり遂げるわ!そして穂乃果をわが手中にッ!」

「穂乃果ちゃん相手だと逆に手玉に取られちゃいそうだよね」

「うんうん」

「大丈夫よ、私には秘策があるわ!」

(空振りしそうな予感……言わないでおこうっと)

スクフェスできねぇ!寝るしかないじゃない!

すまん、またミスった
>>644と645の間にこれが入る

「にゃあっ!にゃにゃにゃっ!(ダメっ!穂乃果は私のもの!)」

「ちゅ、ちゅぅん……」

「にゃああっ!」

私は一心不乱にことりから穂乃果を引きはがす。そして

「にゃあんっ!」

穂乃果を背中から抱きしめる

「にゃにゃあっ!(見なさい!)」

「わんっ!?(真姫ちゃん!?)」

「…はぁ、楽しかった。じゃあね、穂乃果ちゃん、真姫ちゃん」

そういってことりは私たちから離れていく

私たちは、そのまま、ことりが去っていくのを見ていることしかできなかった

1時から更新始めます

~逆襲のマッキー~

凛「ところで、秘策って何?」

真姫「穂乃果をおびきよせるわ」

花陽「そのあとは?」

真姫「穂乃果と二人きりで……」

凛「二人きりで?」

真姫「穂乃果をしかりつける」

花陽(逆効果だと思うな……)

凛「えー、それだけー?」

真姫「なによ?」

凛「ふっ、やっぱり真姫ちゃんはヘタレだにゃ」

真姫「はぁ!?どういう意味よ?」

凛「そのまんまの意味だにゃー」

真姫「じゃあ凛のやり方、教えなさいよ。それだけ言うなら自信あるんでしょうね?」

凛「ふっふー、でもこれは切り札にしてほしいにゃ」

真姫「いいわよ、さ、早く教えなさい」

凛「んー、教えてもいいけど、やっぱり態度っていうものがなってないにゃ~」

真姫「うっ……教えてください、お願いします」

凛「ラーメンおごってくれたら教えてあーげる♪」

真姫「わかった!わかったわよ!」

花陽(凛ちゃんなんか楽しそう……)

凛「ふふーん、えっとねぇ……」

-1日目-

真姫「穂乃果、帰りましょ」

穂乃果「うん!」

あぁ、穂乃果のこの甘えん坊な子犬のオーラ、とってもかわいい

しかし、今日はこの子犬をしっかり躾してあげなくては

穂乃果「今日なにしよっかー?」

真姫「課題でもしなさい」

穂乃果「真姫ちゃん手伝って!」

真姫「いやよ、自分でやんなさい」

穂乃果「えーっ、いつもみたいに手伝ってよ!」

真姫「私だって自分の勉強があるの、たまには自分の力でやりなさい」

穂乃果「……真姫ちゃんが海未ちゃんみたいになった」

真姫「みんなだって同じことしてるのよ?」

穂乃果「むーっ、そういうこと言う真姫ちゃんきらーい」

真姫「いいの?困ったとき教えてあげないわよ?」

穂乃果「ふーんっ!いいもん!真姫ちゃんなんか知ーらなーい」

……あれ?

あれ?

失敗したのかしら……?

穂乃果「まきちゃーん!おいてくよー!」


真姫「あ、まちなさいよ、もう」

穂乃果「えへへ、手、繋いで帰ろ?」

真姫「……ほら」

穂乃果「わーい♪」

穂乃果「じゃあ、また明日ね、真姫ちゃん」

真姫「ええ、また明日」

穂乃果「……むー」

穂乃果が私にキスをせがむ

私に拒否権なんてない

真姫「……ん」

穂乃果「んむっ……また……明日ね」

真姫「ええ」

最近、穂乃果の浮き沈みが激しくて少し心配

けど、穂乃果の笑顔がなくなったわけじゃないから、いいのかしら

と、穂乃果のことばかりじゃいけないわ

今更わかったけど、穂乃果にきついことを言うとかえって反発を生んでしまうのね

次は……あまり気は進まないけど、凛の案でいってみましょう

-2日目-

真姫「ほーのかっ」

穂乃果「ま、真姫ちゃん?」

真姫「ねぇねぇ、練習終わったらあなたの家に行ってもいい?また漫画の続き、読みたいの」

凛曰く、相手になりきってみよう作戦……

うう、こういうのがらじゃないから全然好きじゃないのに……

凛には穂乃果の真似したら腹抱えて笑われたし、花陽もさすがに苦笑いしてたし、通りがかったにこちゃんにも笑われるし

凛にはあとできっついお仕置きしてあげないとね……

穂乃果「別にいいけど……真姫ちゃん、なんか、変だよ?大丈夫?熱とかない?」

うっ……そうなるわよね

って、え?

穂乃果「うーん、熱はなさそうだね」

額同士くっつけるとか、顔近い……

穂乃果「よかった♪……んむ」

真姫「あ……」

油断してたらすぐキスする……

ともあれ、これも失敗ね……

穂乃果「ねぇねぇ、終わったら一緒にパフェ食べに行かない?美味しそうなのできたんだって!」

真姫「へぇ……いいわよ。それよりあなた、そろそろ中間試験近いけど勉強できてるの?」

穂乃果「うっ……大丈夫だよ!海未ちゃんやことりちゃんがいるし、真姫ちゃんも数学教えてくれるから前よりできるようになったし!」

真姫「ならいいけど……」

ともかく、次は……最終手段ね……

-3日目-

真姫「ねぇ、穂乃果」

穂乃果「んー?」

真姫「あ、あの、私のお願い、聞いてくれない?」

穂乃果「おお、真姫ちゃんからお願いしてくるってなんか新鮮だね!なあに?」

真姫「……あの、その…………」

穂乃果「ん?」

真姫「……ごめん、なんでもないわ」

あああ!やっぱり無理!私が頭下げるなんて性に合わないもの!

穂乃果「えー?真姫ちゃんのお願いだったらなんでもするのに~」

真姫「……あなた、私が死ねって言ったら死ぬの?」

穂乃果「うーん……って真姫ちゃん!そういう質問はひどいよ!」

真姫「冗談よ、冗談」

穂乃果「もう……そんなことよりねぇねぇ真姫ちゃんお願い、して?」

真姫「え?」

穂乃果「真姫ちゃんがお願いしてくることって見たことないからさ、お願い♪」

真姫「お願いすることをお願いするってどうなのよ……」

穂乃果「ほらほら、早く早く♪」

真姫「……仕方ないわね。……あ、あのね、明日一日中、わ、私のいう事、全部聞きなさい!……うぅ」

は、恥ずかし……

穂乃果「……ああ、なるほど、いいよ!」

え?嘘でしょ?

本当にわかっているのかしら、この子……

…でも、結果オーライよね

-4日目-

穂乃果「真姫ちゃん!きったよー!」

真姫「ようこそ穂乃果。うふふ、今日はたっぷり楽しんでいきなさい」

穂乃果「はーい!……で、今日は何するの?」

真姫「ねぇ穂乃果、今日一日中、あなたに甘えたいの」

穂乃果「え……」

穂乃果「ま、真姫ちゃんやっぱり何か悪いものでも食べたんじゃ……」

……そうよね、そうなるわよ

でも、ここでへこたれる私ではないわよ!

真姫「そんなことないわ、でも……お願い」

穂乃果「う、うん……」

真姫「ほら、入って」

穂乃果「ねぇ真姫ちゃん、何する?」

真姫「そうね……ふふ」

穂乃果を部屋に招き入れた私は早速穂乃果を抱き寄せ、ベッドへと押し倒す

穂乃果「わっ、ま、真姫ちゃん?」

真姫「今日は、今まであなたにされたことのお返しをしようと思うの」

穂乃果「え?それって……」

真姫「さ、まずはマッサージよ」

穂乃果「でも、体凝ってないし……」

真姫「大丈夫よ、痛くしないわ」

穂乃果「……優しく、お願いします」

真姫「もちろん♪」

穂乃果はしおらしく私のベッドにあおむけに寝そべる

私は穂乃果に馬乗りになって背中を圧す

これでいいのかしら?

穂乃果「んっ……」

穂乃果がそっとうめく

痛いかしら、くすぐったくないかしら?不安になる……

真姫「大丈夫?人にやるのは初めてだからよくわからなくって」

穂乃果「うん、大丈夫だよ?」

真姫「本で見たとおりにやるのって難しいのね、練習は一応したつもりなんだけど……」

穂乃果「平気平気、すっごく……くぅ~っ、いいよ~」

穂乃果はつたない私を励ますように明るく言葉をかけてくれる

それが嬉しい分、これからすることに少し抵抗を覚えてしまっている

いたずらや不正ができないって、こういう時、損な気がする

でも、そういうのはもうおしまい

穂乃果「はぁ、いいきもち~」

真姫「気に入ってくれて何よりだわ」

ここで油断していた私は耳に息を吹きかけられ、思う存分いじられた

ここで私も……

真姫「ふっ」

穂乃果「ひゃあ!ま、まきちゃん!」

真姫「うふふ、まだまだ、あーん」

間髪入れず耳を甘く噛む

穂乃果「ひゃやぁっ!ちょちょ、ストップ!」

真姫「んむっ……何言ってるのよ……これからよ?」

穂乃果「ねぇ、真姫ちゃん、もしかして……」

真姫「覚悟なさい、今日はたっぷり仕返ししてあ・げ・る」

穂乃果「ひゃあ……」

真姫「うふふっ」

穂乃果「ひゃんっ」

真姫「どう?私だってあなたに振り回されてばかりじゃないのよ?」

穂乃果「い、いいよっ……真姫ちゃんの、ひゃっ、ためなら……」

真姫「え?そう……」

……なんだろう

すごく、むなしい

どうして抵抗してくれないんだろう

こんなことをしたかったわけじゃないはずなのに……

ただ、いつもあなたがしていることをあなたみたいに楽しみたかったはずなのに

真姫「ねぇ、どうして、抵抗してくれないの?」

穂乃果「だって、穂乃果は真姫ちゃんのモノだもん、嫌なはずないよ」

真姫「でも、気持ち悪いことされてるでしょ?」

穂乃果「ううん、真姫ちゃんのやることなら全部、受け入れる」

真姫「……!」

本当にこの子の考えることはわからない

私はそれと同時に虚しさの理由が分かって少しスッキリした気もする

穂乃果は私を拒絶しない

だから、抵抗する姿を見れなくて退屈なこと

そして私には、他人をいじったり、おちょくる才能がないのね

だから、私は……

真姫「ねぇ、今度はあなたがマッサージ、して?」

穂乃果「えー、もう終わりなの?」

真姫「ええ、私の肩が疲れちゃったの。いいかしら?」

穂乃果「うん!いいよ!じゃあ肩から行くね」

真姫「ええ」

これでいいのよ、立場を逆転するとか、どっちが上かなんて、そんなもの必要なんてない

たまにふざけあったりするくらいで十分よ

だって、穂乃果はどこにもいかないから……

穂乃果「ふへへ、楽しんでいってくだせえよ」

真姫「その口調、やっぱり気持ち悪いわ」

穂乃果「あー!ひーどーい!」

真姫「ふふっ、ふふふふふ」

穂乃果「ねぇ真姫ちゃん」

真姫「なに?」

これでいいのよ、立場を逆転するとか、どっちが上かなんて、そんなもの必要なんてない

たまにふざけあったりするくらいで十分よ

だって、穂乃果はどこにもいかないから……

穂乃果「ふへへ、楽しんでいってくだせえよ」

真姫「その口調、やっぱり気持ち悪いわ」

穂乃果「あー!ひーどーい!」

真姫「ふふっ、ふふふふふ」

穂乃果「ねぇ真姫ちゃん」

真姫「なに?」

穂乃果「真姫ちゃんがいろんな話し方してくれて、穂乃果、すごくうれしかった」

真姫「あ、あれはいわないでよ、恥ずかしいから……」

穂乃果「ううん、すごく、可愛かった」

穂乃果「だから、もっと見せてほしいな、真姫ちゃんのいろんな姿」

真姫「あ……」

もう、穂乃果の馬鹿……

そういう人たらしなところ、本当に、ずるい

穂乃果「今度、お洋服一緒に買いに行かない?真姫ちゃんのセンスで、穂乃果を可愛くしてね?」

真姫「……いいわよ、この真姫ちゃんのファッションセンスにおののきなさい?」

~逆襲のマッキー おしまい~

仰向けでどうやって背中のマッサージするんですかね
イミワカンナイ

~お買い物!~

真姫ちゃんとお買い物しに行くことになったよ!

そしてなんと!真姫ちゃんが私の服を選んでくれるんだって!

真姫ちゃんってお金持ちだから服のセンスとかすっごくいいんだろうな

ん~、楽しみ~♪

なーんて思ってたら……外は雨!

せっかくのお買い物なのに~

雪穂「お姉ちゃん、そろそろ真姫さんとショッピング行くんでしょ?いかなくていいの?」

穂乃果「何で楽しいショッピングのはずなのに雨なのー!もー!」

雪穂「むくれたって仕方ないでしょ?雨なんだもん」

穂乃果「むぅ~!こうなったら雨よ、やめ~、やめぇ~」

雪穂「無駄だと思うけど……」

なーんて外に念を送っていたら、うちの呼び鈴が

雪穂「あ、誰だろ」

穂乃果「いいよ雪穂、私が行くから」

いそいそと階段を駆け下ってドアを開くと……

真姫「やっぱり」

真姫ちゃんが傘をさしてあきれ顔で私を見る

穂乃果「真姫ちゃん!えっと、やっぱりって……?」

真姫「その恰好見ればわかるわよ。雨だからぶーたれてたんでしょ。なんでまだ部屋着なの?」

あっちゃあ、ばれてる……

穂乃果「ごめんごめん、すぐ仕度するね!」

真姫「いいわよ、時間もまだあるし、ゆっくりなさい」

穂乃果「うーん、じゃあ外は雨だし、真姫ちゃんも上がって待ってて」

真姫「……そうね、そうさせてもらおうかしら」

よく見ると今日の真姫ちゃん、いつもよりずっとめかしこんでるなぁ

ねずみ色のジャケット、白にピンク色の花柄のワンピース、ハートマークの銀色のネックレス、雨だからなのかロングブーツ……

すごいなぁ、私には真似できないや

私はどんなのにしよっかな?真姫ちゃんにバカにされないようにしなきゃ……

-15分後-

穂乃果「おまたせー」

結局、悩みに悩んであんまり移動に苦労しないパンツルック

いいもん、動きやすいし

真姫「ん、煎餅もおいしいのね、このお店。あとで買いに来てもいい?」

居間でおせんべいかじりながらテレビ見る真姫ちゃんってなんか面白いかも

穂乃果「いいけど、今じゃないの?」

真姫「これからショッピング行くのに余計な荷物を増やしたくないのよ」

穂乃果「おぉ、なるほど」

真姫「さて……行きましょうか」

穂乃果「はーい」

真姫ちゃんなんも言ってくれなーい、さびしい~

って、いつもとあんまり変わらないから仕方ないのかな

-銀座-

真姫「さてと……穂乃果、私に何も言わずについてきて」

穂乃果「?どういうこと?」

真姫「着いてみればわかるわ、さ、行くわよ」

真姫ちゃんが私の手を握る

そして人ごみの中を駆け抜ける

穂乃果「わわっ!ちょ、ちょっと真姫ちゃん!」

真姫「いいから着いてきなさい!」

そのまま私は真姫ちゃんの手を握ったまま、途中何度か人にぶつかったりして、着いた先は……

穂乃果「はぁ、はぁ、はぁ……」

真姫「ふふん、着いたわよ。早くここに来たかったから、早くここに来たかったからつい走っちゃった」

すごく感じのいいブティック

私なんかが絶対行きそうにないキレイなお店

穂乃果「で、でも穂乃果、お金ないし……」

真姫「大丈夫よ、ほら、行きましょ」

穂乃果「わわっ」

真姫ちゃんが私の背中を押してお店に入る

今日の真姫ちゃん、すごく積極的……

ドアを開くとイギリス?フランス?っぽい、とにかく外国の雰囲気をしたお店が待っていた

店員「いらっしゃいませ」

うわー、背が高くてきれいな美人さんが店員だ……

真姫「どうも、西木野です」

店員「お世話になっております、西木野様。そちらのお方は……」

真姫「ゲストです。以前連絡を入れた」

店員「少々お待ちください……」

あ、どっかいっちゃった

すごいなぁ、ゲストだって

ここって会員制っていうやつなのかなぁ



真姫「…どう?入ってみた感想は」

穂乃果「……あ、え、えっとそうだね、なんか外国のお店に来たみたい」

真姫「ふふ、あなた外国に行ったことあるの?」

穂乃果「…ないけど、テレビで見たことはあるよ!」

真姫「あぁ、そう……。海外旅行も行ってみたいわね、みんなで」

穂乃果「いいね、それ!」

なんて立ち話をしていたらさっきの店員さんが戻ってきて

店員「お待たせいたしました。高坂穂乃果様でよろしいですか?」

穂乃果「はい、そうです」

真姫「かしこまりました、どうぞ店内をご覧ください。何かありましたらお気軽にお声をおかけください。それでは」

穂乃果「あ、行っちゃった……」

真姫「じゃあ穂乃果、行きましょ?今日はあなたのファッションセンスを上げるいい機会になるし」

穂乃果「えっと、一応聞くけど、今のこの恰好、どうかな?」

なんか、いまさら聞くのも恥ずかしいかも……

真姫「そうね、穂乃果らしいんじゃないかしら。でも、あなたもっとかわいい格好しても罰は当たらないんじゃない?」

穂乃果「え?」

真姫「……ほ、ほら、行くわよ」

また穂乃果の手を握って先を歩く真姫ちゃん

でも穂乃果は見逃さなかったよ

真姫ちゃんが顔真っ赤にして恥ずかしがってるところ♪

-30分後-

真姫「じゃあ、これ全部試着してみましょうか」

穂乃果「いいけど、大丈夫かな?笑われたりしないかな?」

真姫「大丈夫よ。それとも私のセンスが悪いって言いたいの?」

そうじゃない、そうじゃないんだけど……

穂乃果「穂乃果にこんな綺麗な服、似合わないんじゃないかなって……」

真姫「…………」

真姫ちゃんの顔が曇る

私が不安にさせてるからだよね

でも、どうすればいいのかな

なんて言ってあげたらいいかな

真姫「ねぇ、穂乃果。聞いてくれる?」

穂乃果「……なあに?」

真姫「ここね、前ママと一緒に来て、その時に今度つれてきたらどうかって言われたの」

穂乃果「へぇ……じゃあ2度目?」

真姫「そうね、そうなるわ。穂乃果が私とママとの距離を縮めてくれたからこうしてここにいるのよ」

真姫「だから、これは……」








真姫「私の、小さな恩返し」

真姫「思えばあなたにはいろんなことをさせてもらったわ」

真姫「腕立て伏せしたり、作曲したり、みんなと合宿したり」

真姫「最初は変な人、鬱陶しいなって思ったけど、あなたを知るたびにどんどんあなたに憧れていた」

真姫「何事にも恐れない、ひるまないあなたが、とてもかっこよく見えたの」

真姫「そんなあなたに、私は夢中になった」

真姫「そして、今私とあなたは恋人同士。このことに何の後悔もないわ」

真姫「だから、その、えーと……」

真姫「前向きにすすむあなたをもっと見たいから、この服、着てみて?」

真姫ちゃん……

真姫「ご、ごめんなさい、うまく伝わったかしら?言葉があまり出てこなくって……」

顔を赤くして目を伏せながら髪の毛をいじる真姫ちゃん

その姿がすっごくかわいい

真姫ちゃんの言葉一つ一つが穂乃果にエールをくれる

だから、穂乃果も応えなきゃ

穂乃果「うんっ!」

そういって真姫ちゃんを抱きしめる

この人を好きになって、本当に良かったって思うくらいの気持ちでぎゅーって

真姫「ほ、穂乃果、ちょっと苦しい、っていうか人が見てるから……!」

穂乃果「ありがとうね、真姫ちゃん」

真姫「もう……しょうがない人なんだから……」

穂乃果「えへへー♪」

真姫「もう、早く着替えてらっしゃい」

穂乃果「はーいっ」

-2時間後 喫茶店-

穂乃果「んふふー♪」

真姫「さっきからテンション高いわね、帰る前に疲れちゃうわよ?」

穂乃果「大丈夫大丈夫ー♪」

穂乃果「それよりさ、次どこに行く?」

真姫「そうね……当面の目標は達成されちゃったし……」

穂乃果「じゃあさ、穂乃果の行きたいところに行くのはどう?」

真姫「別にいいけど……」

穂乃果「真姫ちゃんもさっきは何も言わずに穂乃果を引っ張ったから今度は穂乃果の番ね!」

真姫「うっ……仕方ないわね」

穂乃果「よーしっ!さっそくいこっ!」

真姫「はいはい」

穂乃果「れっつごー♪」

-ペットショップ-

穂乃果「とうちゃーく」

真姫「ペットショップ?なんで?」

穂乃果「穂乃果のおうちってペットだめだからさ、見ることしかできないんだよね」

真姫「……それで?」

穂乃果「たまにはここにいるワンちゃんや猫ちゃんと遊びたいなーって」

真姫「そう……」

穂乃果「うわぁ~かっわいい~!ねね、このワンちゃん、可愛いよ~」

真姫「ふふ、ちょっと不細工だけど」

穂乃果「そこがまた可愛いんだよ!いいなぁ、うちで飼いたいなぁ~」

真姫「我慢なさい、おうちに迷惑かけちゃうでしょ?」

穂乃果「むぅ~」

真姫「……ねぇ、猫だけなら触ったりできる場所あるけど、どうする?」

穂乃果「ほんとに!?行く行く~!」

-猫カフェ-

にゃ~みゃ~

穂乃果「わは~猫ちゃんだ~!くぁいい~!」

真姫「ほんとね、人懐っこくて」

にゃあ~

穂乃果「ふふふ、こんにちは!」

にゃあ~ん

真姫「もうメロメロね、穂乃果……あら」

みゃあ~みゃあ~

穂乃果「わぁ~真姫ちゃんモテモテだねぇ~!」

真姫「も、もう……」

穂乃果「真姫ちゃんってネコ科っぽいからね、同族っぽいし!」

真姫「どういう意味よ?」

穂乃果「可愛いってことっ!」

真姫「ば、ばかぁ……!」

なんでそんな恥ずかしいことはっきり言えるのよ、もう……

これだけはどうしてもなれないなぁ……

穂乃果「わぁ、こっちにも来たよ!可愛い~!一匹持って帰っちゃだめかな!?」

真姫「駄目よ、お店の大事なスタッフなんだから」

穂乃果「だよねぇ、でもいいなぁ、こんなにかわいい子たちがお店のお手伝いしてるって!うちでも出来たらな~」

真姫「……出来たら、いいのにね」

穂乃果「うん!もしもできたら穂むらの売上絶対上がるよ!ニュースにも取り上げられちゃうかも!」

穂乃果「あっ、どこ行くの?待って~穂乃果も行く~」

一匹が離れたら穂乃果もつられてついて行く

すると私の周りにいた猫もつられて穂乃果についていく

私が猫なら、あなたは子犬ね

無邪気で、いろんなものに興味をもってみんなを巻き込む

みゃあ

真姫「……こんにちは、猫さん。あなたは行かないの?」

みゃあ~

真姫「あ、このクッキー食べたい?……はい、どうぞ」

私は注文した時にもらったクッキーを食べやすいように割って、猫に差し出す

すると、その猫はお辞儀をして私の指をなめるようにクッキーをもっていった

真姫「きゃっ、くすぐったい……はぁ、本当にかわいいわね。うちでも飼ってみたいかも」

頑張って噛み砕くその愛くるしさに、私はすっかり顔がゆるんでいた

真姫「うふふ、可愛いわね、あなた」

食べ終えた猫を私はひょいと持ち上げる

猫は嫌がることもなく私を受け入れる

私も足の上に乗せて、猫を撫でる

ゴロゴロゴロ

猫も気持ちいいのか、慣れているのか喉を鳴らす

真姫「うふふ、ほんと、可愛い」

ゴロゴロ

穂乃果「てーいっ!」

穂乃果の掛け声とともにパシャっというカメラのシャッター音が鳴る

穂乃果「えへへへへ、あまりにも可愛い顔してねこさん撫でてるからつい♪」

真姫「え、ちょ、あ……」

穂乃果「いいじゃん、前にも言ったよね?いろんな真姫ちゃんが見たいって」

真姫「う……」

穂乃果「恥ずかしがらないでよ、すごい可愛いんだよ?」

真姫「でも、似合わないし……」

穂乃果「そんなことないよ、可愛いって」

穂乃果「ねぇ、真姫ちゃん」

穂乃果「あのね、真姫ちゃん。私ね、真姫ちゃんに会えて本当に良かったって思ってる」

穂乃果「初めて音楽室で真姫ちゃんの弾き語りを聴いて、作曲を頼んで」

穂乃果「そのあともμ’sに入ってくれないかって何度も誘って、それから一緒に歌って踊って」

穂乃果「こうして今いられるのも、真姫ちゃんのおかげ」

穂乃果「真姫ちゃん、大好き!」

穂乃果「そんな真姫ちゃんがこれからもいっぱい見たいから、私の前で遠慮しないで?」

真姫「……うん」

穂乃果「じゃあ、そろそろでよっか、またねー!ねこさんたちー!」

みゃあ~

穂乃果「いいじゃん、前にも言ったよね?いろんな真姫ちゃんが見たいって」

真姫「う……」

穂乃果「恥ずかしがらないでよ、すごい可愛いんだよ?」

真姫「でも、似合わないし……」

穂乃果「そんなことないよ、可愛いって」

穂乃果「ねぇ、真姫ちゃん」

穂乃果「あのね、真姫ちゃん。私ね、真姫ちゃんに会えて本当に良かったって思ってる」

穂乃果「初めて音楽室で真姫ちゃんの弾き語りを聴いて、作曲を頼んで」

穂乃果「そのあともμ’sに入ってくれないかって何度も誘って、それから一緒に歌って踊って」

穂乃果「こうして今いられるのも、真姫ちゃんのおかげ」

穂乃果「真姫ちゃん、大好き!」

穂乃果「そんな真姫ちゃんがこれからもいっぱい見たいから、私の前で遠慮しないで?」

真姫「……うん」

穂乃果「じゃあ、そろそろでよっか、またねー!ねこさんたちー!」

みゃあ~

穂乃果「ふぁ~可愛かった~!また行こうね!」

真姫「そうね、今度はちゃんと予約していきましょう」

穂乃果「うん、30分って本当にあっという間だったね……あ」

真姫「どうかした?」

穂乃果「見て見て真姫ちゃん!雨やんでる!」

いつの間にか雨雲はどこかに行って、代わりに太陽が顔を出している

真姫「あら、本当ね。さっきまでしとついてたのに」

穂乃果「ん~……」

穂乃果は太陽を見てからあたりを見回している

真姫「なに探してるの?」

穂乃果「ん~あった!見て真姫ちゃん!雨上がりと言ったらやっぱり虹だよ!しかも2つもかかってる!」

穂乃果が指をさしたほうを向くと、小さい虹と、大きい虹が奥に一つかかっていた

真姫「…綺麗……」

思わず、私も口から漏れ出す

穂乃果「ねえ真姫ちゃん知ってる?恋人同士で虹が2つかかってるのを見ると、絶対結ばれるって」

真姫「初耳ね。でも、そういうロマンティックなの、嫌いじゃないわ」

穂乃果「…ずっと一緒にいてね?」

真姫「……考えとく」

穂乃果「えへへ」

真姫「次、どこに行く?」

穂乃果「ゲームセンター、かな?」

真姫「……うん」

穂乃果は右手を差し出す

私も左手を出して、穂乃果の手を握る

穂乃果「ゆっくりいこっか」

真姫「ええ」

-夜 公園-

電車を使っていろんなところを巡っていたら2人で見た虹も消えて、いつの間にかあたりは暗くなっていた

穂乃果「すっかり遅くなっちゃったね」

真姫「いろんなところに行ったもの、ゲームしたり、ご飯食べたし」

穂乃果「ふわぁ……」

穂乃果があくびをする

それに私もつられそうになる

やっぱり、この子はその場のテンションでぐんぐん進むから、すぐにばてちゃう

真姫「ちょっと、寝ないでよ?」

穂乃果「ねぇ、膝枕、してもいい?」

真姫「まさか寝るつもり?もう冷えてくるわよ?」

穂乃果「お願い、ちょっとだけでいいから」

真姫「……仕方ないわね、ほら、どうぞ」

穂乃果「わーい♪ネコさんが気持ちよさそうだったから穂乃果もやりたかったんだ~」

真姫「あぁ、そういう……」

穂乃果「真姫ちゃんあったかい……」

真姫「ちょっと、風邪ひいちゃうから寝ないでよ?」

穂乃果「んー……」

真姫「あ……もう……」

上着、かけてあげなきゃ……

うぅっ、寒い……

穂乃果「ふぇ~あったか~い……」

それに比べてこの子は本当にお気楽なんだから……

潤う夜風にあたって秋月を眺めていたら、光の筋が一つ、真っ暗な夜空に流れた

-お買い物! おしまい-

寝る

うげー見直したらかなーり間違えてんじゃんしにたい

~医者の不養生~

くしゅんっ!

うぅ、くしゃみが止まらない……

鼻水も出てるし……

これは風邪ね

医者の娘が風邪を引いたなんて医者の不養生ってみんなにバカにされちゃうわね

とりあえず薬を飲んで……

花陽「おはよう真姫ちゃん」

凛「おはようにゃ!」

真姫「おはよう、花陽、凛」

凛「……真姫ちゃん、なんか顔赤くない?」

真姫「そう?そんなことないわよ」

花陽「大丈夫?風邪ひいたんじゃ……」

真姫「私が?医者の娘がそんなことするわけないでしょ?」

凛「でも医者の不養生っていう言葉もあるにゃ~」

うぐっ、この子妙に核心をつく言葉を使うところあるわよね……

真姫「……念のため薬飲むわ、それでいい?」

花陽「真姫ちゃんがなんともないならいいんだけど……」

凛「バカは風邪をひかないっていうけど真姫ちゃんも引くっていう事は真姫ちゃんはやっぱり馬鹿じゃないんだにゃ」

真姫「…………そうね」

心なしかだるいせいで反応する気も起きない

無理は……禁物ね

何事もなく朝練が終わって、あっという間に放課後

真姫「ん……」

ちょっとだけ足が揺れる

足?ううん、頭かしら?

花陽「真姫ちゃん、部室いこ?」

真姫「あ……?…ええ」

凛「大丈夫?なんか朝より顔赤く見えるけど」

真姫「平気よ……」

花陽「無理しない方がいいよ?今日は休んだ方が……」

真姫「平気だってば。ほら、行くわよ」

凛「う、うん……」

こんなことでみんなに迷惑かけてられないから……

凛「きったにゃー!」

花陽「お、お疲れ様です!」

海未「お疲れ様です、凛、花陽」

ことり「お疲れ様~、クッキーあるよ~」

真姫「……」

海未「真姫?どうかしましたか?」

真姫「…えっ?あ、ごめん、ぼーっとしちゃって」

海未「大丈夫ですか?なにか体調が悪くなることでも……」

真姫「大丈夫だってば、もう海未まで凛たちみたいなこと言うんだから」

凛「凛は真姫ちゃんが心配なだけだにゃ~」

真姫「……ごめん」

穂乃果「……」

真姫「あ、穂乃果……」

穂乃果「ちょっときて」

穂乃果に袖を引っ張られ、奥の部室に連れていかれる

穂乃果、怒ってるかしら

穂乃果「本当に大丈夫?無理してない?」

部室のドアを閉められるなり、穂乃果は私を抱きしめて震える声で聞いてくる

真姫「ごめん、ほんとは少し無理してるかも」

私は穂乃果の耳に入るくらいの声で伝える

穂乃果「……風邪ひいちゃったの?」

真姫「……わからない」

穂乃果「ねぇ、今日は帰ったほうがいいよ。真姫ちゃんお願い、無理しないで」

真姫「駄目よ、花陽と凛に顔向けできないわ」

穂乃果「意地はっちゃだめだよ、ね?」

真姫「ここでみんなに迷惑かけられないの。私も危なくなったら下がるから」

穂乃果「無理しちゃだめだよ?絶対だよ?」

穂乃果の目に涙がたまってる

真姫「えぇ、絶対」

穂乃果「……わかった」

穂乃果が私から離れる

ただ、泣きそうな目はそのまま

真姫「もう、泣かないでよ」

穂乃果「だって、だってぇ……」

穂乃果が目を覆う

真姫「もう、わかったから」

今度は私が穂乃果を抱く

穂乃果「うん……」

真姫「さ、戻りましょ?」

穂乃果「うん」

泣き顔な穂乃果をハンカチで拭いて、ちょっとだけ間をおいてからドアを開ける

真姫「お待たせ、この通り元気だから練習には参加するわ、いいわよね?」

ことり「真姫ちゃんが言うなら止めないけど……」

海未「穂乃果、いいのですか?」

穂乃果「こうなった真姫ちゃんは止められないから、仕方ないよね。あはは」

海未「まったく……穂乃果の悪い癖がうつったのではないですか?」

絵里「お待たせー、練習始めましょう!」

最後にエリーたちが部室にやってくる

さぁ、練習が始まる

頑張らないと……

-1時間後-

どうしたんだろう、今朝の時と違ってまるで自分の体じゃないみたい

全身に錘がついたみたいに重い

真姫「はぁ、はぁ……うぅ」

あれ?目の前が暗く……

「真……だ……じょ……」

え?何?なんて言ってるの?

「し……て!……ま……」

なに……?なにいってるのよ……?

-穂乃果の部屋-

真姫「う……」

目が覚めたら、知ってる天井が見えた

あたりを見渡して、ここが穂乃果の家だということがはっきり分かった

真姫「あれ、なんで……」

起き上がると、濡れたタオルが掛布団の上に落ちる

それで大体の事情が分かった

真姫「……私の馬鹿」

私は練習中に倒れた

で、どういう経緯かはわからないけど、穂乃果の家に担ぎ込まれた

うちに今は両親がいないことも穂乃果なら知ってるし、むしろ当然だったかもしれない

穂乃果のベッドから這い出ようとすると、ここの部屋主がふすまを開けて鍋をもって部屋に戻ってきた

穂乃果「……大丈夫?いきなり倒れたんだよ?」

真姫「……ごめんなさい、私……」

穂乃果「………か」

鍋を机にそっと置く穂乃果が小さくぽつりと囁いた

私はなんて言ったのかわからなかったから聞き返す

すると



穂乃果「バカぁっ!」




いきなり大声でバカにされた

真姫「え、ちょ……」

穂乃果「ばかバカ馬鹿ばかバカ馬鹿ばかバカ馬鹿!あんなに無理しないでって言ったのに!」

あまりにバカと言われたのであっけにとられて、思わず私はごめんとしか言えなかった

穂乃果「ばかっ、ばかっ、馬鹿ぁ……死んじゃうんじゃ……ひっく、ないかって、ぐすっ……思ったんだから……」

真姫「ごめんってば……」

穂乃果「うん、いいよ……」

真姫「ねぇ、誰がここまで私を?」

穂乃果「……穂乃果と、海未ちゃんでだよ」

真姫「そう……あとで海未にもお礼しないと」

穂乃果「そんなことよりも早く風邪を治して!ほら、お粥食べるよ!」

鍋のふたを開けて、ぐつぐつ煮だったお粥をレンゲで掬って、私に向ける

穂乃果「はい、あーん」

真姫「じ、自分で食べるから!」

穂乃果「だーめ、病人は安静に、だよ」

むくれ顔でレンゲを口に近づけてくる穂乃果

いや、この場合は押し付けてくると言った方が正しいかもしれない

真姫「わかった、わかったから……」

レンゲのご飯を口に含むと、案の定というか

真姫「あっつ!あつ!あつつつ」

穂乃果「あ、あぁごめん、冷まさなきゃね。ふーっ、ふーっ」

真姫「うぅ……まああふかっはあゆふははいわお(また熱かったら許さないわよ)」

穂乃果「なんて言ってるかわかんないよ、真姫ちゃん。はい、あーん」

真姫「……あー」

言われるままにレンゲを口に入れる

もぐもぐ。さっきよりは熱くないけど、舌がしびれてどんな味かもわからなかった

穂乃果「美味しい?」

真姫「ん~」

穂乃果「ほら、まだまだあるから」

真姫「んー」

-30分後-

真姫「ふぅ、ごちそうさまでした」

穂乃果「はい、お粗末さまでした。いい食べっぷりだったね」

時間もたって、食べているうちに舌もどうにか機能して、穂乃果も穂乃果で機嫌を取り戻していた

真姫「朝もお昼もあまり食べてなかったからね」

穂乃果「ほら、汗かいたでしょ?お風呂はいろ♪」

真姫「一人で入れるから……」

穂乃果「だーめ♪穂乃果に捕まったからには真姫ちゃんは穂乃果の命令を聞いてもらうからね♪」

どうやら私はここでは何もさせてもらえないらしい

さながら、蜘蛛の糸に絡め取られた蝶のような、そんな気持ちになった

ただ、違うのはそこにいても私は逃げようなんて思わない

真姫「……はいはい」

穂乃果「それじゃあお風呂にれっつごー♪」

真姫「……おー」

-お風呂-

穂乃果「はぁ、気持ちい~」

真姫「……」

穂乃果「真姫ちゃんも入りなよ~、もう私たちが最後だからさ」

真姫「……狭いからいやよ」

穂乃果「え~、きてよぉ~」

真姫「だって、あなたに風邪移したら悪いもの」

穂乃果「今更そんなこと言うの?穂乃果、もう真姫ちゃんにベタベタくっついてるんだよ?」

真姫「…………」

確かに、今思い返してみたらそうだ

でも……

穂乃果「ねー真姫ちゃ~ん、来てよぉ~」

真姫「……どうしても?」

穂乃果「どうしても!」

真姫「……しょうがないわね」

穂乃果「わーい、いらっしゃーい」

真姫「…お邪魔します」

私が入って、お湯がどんどん外に溢れる

穂乃果「ねぇ、抱きしめてもいい?」

真姫「……どうせ嫌って言ってもするんでしょ?好きになさい」

穂乃果「がおー♪」

真姫「ん……」

穂乃果「……ごめんね、怒鳴ったりして」

真姫「いいのよ、謝らなきゃいけないのは私の方なんだから」

真姫「みんなに迷惑かけちゃいけないからって無理しちゃったけど、やっぱりそういうのはダメみたい」

真姫「逆にみんなに迷惑かけちゃうって、わかったわ」

穂乃果「……もしかしたらさ」

真姫「ん?」

穂乃果「あの公園で膝枕してくれた時に、真姫ちゃん風邪ひいちゃったのかな」

真姫「…………」

多分、そうだ

でも確信を持って言えることじゃないし、だからといってここではいと言って穂乃果を追い詰めていいものだろうか

……そうだ

真姫「じゃあ、私が風邪を引いたのは私たちのせいってことね」

穂乃果「え?」

真姫「前穂乃果が言ってたでしょ?幸せは二倍、辛さは半分って」

穂乃果「……うーん……」

まさか、覚えてないの?自分で言った言葉じゃない……

真姫「せっかく恋人同士だもの、こういうことも二人でいれば、辛くないでしょ?」

穂乃果「で、でも……」

真姫「私がいいって言ったら良いの!」

穂乃果「……うんっ!」

穂乃果「ところでさ、そろそろのぼせちゃいそうなんだけど……出ちゃダメ?」

真姫「だめ、私まだあんまり入ってないし、あなたが出たらお湯が少なくなるもの」

穂乃果「穂乃果の身がどうなってもいいのっ?」

真姫「その時は私が助けてあ・げ・る♪」

すかさず頬にキスをする

暑さのせいかはわからないけど、穂乃果の顔がどんどん赤くなっていた

穂乃果「……もう、真姫ちゃんなんか知らないっ」

真姫「なによ、不満?」

穂乃果「……なら、……がよかったのに……」

真姫「なぁに?」

穂乃果「……お先にっ!」

抱き付いた体を離して、そそくさと穂乃果はお風呂場から逃げるように出ていった

真姫「あ……お湯、少なくなっちゃってるじゃない」

私も出よう

ここで体を冷やして風邪をひどくしたなんて言ったら、もっとみんなに、穂乃果に迷惑をかけちゃう

それにしても、出る前に穂乃果はなんて言ったんだろう

あんなに近かったのに

-穂乃果の部屋-

穂乃果「まーきちゃん、今日は一生に寝ようね」

真姫「あなたのベッド狭いじゃない、いやよ」

穂乃果「えー?お風呂は一緒に入ってくれるのに?」

真姫「あなた寝相悪いから、蹴っ飛ばされたりするのがいやなの、わかる?」

穂乃果「うっ……」

なんていうのは嘘

真姫「狭いからむしろ蹴落とされるかもしれないじゃない、その時責任取ってくれるの?」

穂乃果「ううっ……」

少しだけ、しかりつける

真姫「……ま、しないって約束するなら、寝てあげてもいいけど」

本当は一緒に寝てほしい

今夜は少しだけ不安だから

穂乃果「わはぁっ!真姫ちゃん大好きー!」

真姫「わっ、ちょ……ちゃんとするの?」

穂乃果「しますしまーす!約束しまーす!」

真姫「……不安だわ…」

穂乃果「じゃあもう遅いし、寝ちゃおっか」

真姫「…そうね」

穂乃果「電気消すよー」

真姫「おやすみ」

穂乃果「えへへ」

真姫「ちょっと穂乃果、熱いんだけど」

布団に潜り込むなり、穂乃果は私を抱きしめる

穂乃果「今日の穂乃果は真姫ちゃん専用の抱き枕だからね」

真姫「……暴れないでよ?枕に蹴っ飛ばされるなんて夢見が悪いわ」

穂乃果「へへへ、はいーい」

真姫「でも、こんなにくっついていたら、あなたに風邪移しちゃうわよね」

穂乃果「もう、今更言いっこなしだよ」

真姫「むぅ……じゃあ、もしあなたが風邪ひいたら、今度は私があなたを看病してあ・げ・る」

穂乃果「……うん、お願い」

真姫「ねぇ、穂乃果」

穂乃果「んー?」

真姫「お風呂から出るとき、なんて言ったの?」

穂乃果「……聞きたい?」

真姫「当然」

穂乃果「……どうせキスするなら、口がよかったのにって思っただけ、それだけだよ」

あぁ、なるほど

じゃあ……

真姫「穂乃果、ちょっと起きて」

穂乃果「ふえ?」

抱き付いた穂乃果を起こして、今度は私が抱きしめる



そして



真姫「ん……」

穂乃果「まきちゃ……ん……」

真姫「んっ……ちゅ……」

穂乃果「むぅ……、んふ……」

真姫「ふ……はぁ」

穂乃果「ふぁ……」

真姫「これで満足?」

穂乃果「……もっとぉ」

真姫「しょうがない子ね……」

穂乃果「えへ……んむぅ……」

真姫「…ねぇ、舌、入れてみてもいい?」

穂乃果「……うん」

こうして、私たちの関係はまた一つ大人に近づいた気がする

~医者の不養生 おしまい~

2巻の鑑賞終わったら寿司食ってきます
じゃあの

~罰ゲームはご褒美?~

凛「ババ抜きするにゃー!」

穂乃果「いえ~い!」

真姫「ババ抜きって……」

花陽「でも面白そうだし、やらない?」

ま、3人が乗り気ならいいか……

真姫「いいわよ、始めましょ」

凛「じゃあカード配るにゃ~」

早速箱からカードを取り出してシャッフルする凛

ただ、どこでも見るような山札の下を上に乗せるやり方じゃなかった

花陽「凛ちゃん、何?それ」

凛「ショットガンシャッフルっていうんだって!テレビでやってるの見て凛も真似したくなったんだにゃ~」

穂乃果「おぉ~かっこい~!」

凛「えへへー、もっとほめて!」

凛「はい、シャッフルおわりにゃ!真姫ちゃん配って!」

真姫「はいはい」

凛から渡されたカードの束を丁寧に一枚ずつ4つに分ける

凛「真姫ちゃんもっと早く配るにゃ~」

真姫「うっさい」

文句を言われながらも私は配るのをやめない

花陽「だ、大丈夫だよ、花陽より早いし!」

真姫「花陽、そういうこと言わない」

花陽「あ、うん、ごめん……」

穂乃果「ふへへ」

真姫「……何よ」

穂乃果「いやぁ、真姫ちゃん変わったなーって」

真姫「そう?花陽の前では普通よ?」

花陽「うん、真姫ちゃん私のお姉ちゃんみたいで……」

凛「かよちん、凛は?」

花陽「凛ちゃんは私のとっても大事な親友だよ」

凛「か、かよちーん……」

真姫「はい、配り終えたわよ」

穂乃果「うむ、ご苦労~」

真姫「何言ってんのよ」

穂乃果「ともあれ、ゲームスタート!」

凛「いっくにゃー!」

-10分後-

凛「わーい、いっちばーん」

花陽「わ、嘘、2番目!?」

真姫「ということは……」

穂乃果「穂乃果と真姫ちゃんの一騎打ちだね!」

凛「かよちん、どっちが勝つと思う?」

花陽「う~ん、穂乃果ちゃんの運を信じるなら穂乃果ちゃんだし、駆け引きとかうまそうなのは真姫ちゃんだし……決められないよぉ」

凛「なるほど……」

真姫「なに二人で実況してんのよ」

穂乃果「よし、こっちだ!……あー!」

真姫「甘いわね穂乃果、ジョーカーよ」

穂乃果「むぅ~まだまだ負けないんだからね!はい、引いて!」

穂乃果が私に見えないようにカードを一枚一枚机の下で入れ替える

なんというか、その姿が少し面白い

穂乃果「よっし!真姫ちゃん引いて!」

甘いわよ、穂乃果

さっきあなたは左側にジョーカーを加えた

そして11回あなたは入れ替えを行った

つまり

今は右側にジョーカーを持っているんでしょ?

真姫「悪いけど穂乃果、この勝負もらったわ」

穂乃果「なにおー、穂乃果だってまだまだこれからだよ」

真姫「ふふふ、あなたが私に勝とうなんて百年早いのよ」

穂乃果「そういうのは勝ってから言おうよ!っていうか人生ゲームやったら負けたじゃん!」

真姫「はいはい……ふふん、私の勝ちよ、穂乃果」

穂乃果「あぁー!なんで真姫ちゃんこっちにジョーカーないってわかったの?エスパー?」

真姫「さぁね、まぁそうかもしれないわよ?」

なんていたずらっぽく笑ってたら

凛「エスパーだったらとっくに上がってるにゃ」

花陽「凛ちゃん、そういうこと言っちゃだめだよ……」

真姫「なに言ってんのよ、向かい側だった花陽が私の欲しいカード持ってたら捨てられないでしょ?」

凛「あ、そっか!真姫ちゃん賢いにゃ~」

穂乃果「…………」

花陽「…穂乃果ちゃん?」

穂乃果「…納得いかなーい!もう一回やろー!」

始まった、穂乃果の負けず嫌い

真姫「私はいいけど……、二人は?」

凛「凛はいいよー!」

花陽「うん、いいよ」

真姫「ありがとう」

穂乃果「はいはーい!ここで穂乃果は大富豪を提案しまーす!」

花陽「じゃあそうしよっか」

穂乃果「大貧民は罰ゲームね!」

真姫「穂乃果、そうやって罰ゲームを作らないの」

穂乃果「そうしたほうが緊張感が上がるじゃん!」

凛「いいよー!テンション上がるにゃー!」

花陽「ま、負けたらどうしよう……」

真姫「花陽、そういうネガティブ思考もだめよ、前向きにいきましょう」

穂乃果「大富豪だったら穂乃果負けないもんね!」

-さらに10分後-

真姫「はい、あがり。大富豪ね」

凛「おぉー、真姫ちゃんつよいにゃ~」

真姫「ま、今回は手札がよかっただけよ」

花陽「えっと、穂乃果ちゃんがあと一枚だから……4の2枚で!」

穂乃果「あぁー!」

凛「凛も6のダブルで行くにゃー」

花陽「じゃあ9のダブルで!あがりー!」

凛「そしたらこれが流れて凛の番で……残った5!あっがりー!」

穂乃果「みんなで穂乃果をいじめるぅ……」

真姫「……元気出しなさいよ穂乃果」

穂乃果「ふえぇん……」

あら、泣いちゃった

無理もないわね、自分で提案したゲームで負けちゃったんだもの

花陽「ご、ごめんね穂乃果ちゃん。罰ゲームって言われたら」

真姫「いいのよ花陽、言い出しのは穂乃果の方なんだから」

穂乃果「真姫ちゃんのいじわる~」

真姫「恨むなら後先考えない自分を恨みなさい」

凛「ねね、真姫ちゃんは穂乃果ちゃんに罰ゲーム、何をするのかにゃ?」

真姫「……そう言われてもね……」

穂乃果「いいもん、真姫ちゃんの罰ゲームだったら何でもやるもん」

ふふ、少しいじわるしようかしら

真姫「……そうね、じゃあ足でも舐めてもらおうかしら」

凛「おぉー!真姫ちゃん王様っぽい!」

真姫「なんてね、そんなこと穂乃果には……ひゃんっ!?」

冗談で済ませて、ジュースでも買いに行かせようとしたらそれよりも穂乃果は早かった

穂乃果「真姫ちゃん私、やるよ!!」

真姫「あっ、だめっ!やめっ!ひゃあっ!あんっ!」

穂乃果「じゅるっ……うむっ……はむっ……」

指の間をなぞるように舐め、足の裏を舌で撫でる

なんでこういう事ばっかりうまいんだろう

真姫「あぁ、んあっ!くすぐった!もうやめ、ほの、かぁっ!……んんっ!」

穂乃果「……うん」

真姫「あん……ふぁ……はぁ……」

花陽「う、うわぁ、真姫ちゃんの顔が……///」

凛「穂乃果ちゃん、すっごいにゃ~……」

真姫「はぁ、はぁ、うぁ……」

もう……これじゃあどっちが罰ゲームかわからないじゃないのよ……

穂乃果「まだだよ、もう片方もやらなきゃ」

真姫「い、いいから!もういいから!」

穂乃果「ううん、罰ゲームだからやらなきゃ……」

真姫「…慰めてあげるから、ね?」

穂乃果「……」

真姫「おいで、穂乃果」

穂乃果「……」

手招きに穂乃果は応じない

真姫「……もう、意地にならないの」

だから、私から行って抱きしめる

穂乃果「ふぇ……」

真姫「よしよーし♪」

穂乃果の頭を撫でる、柔らかくて、きれいな髪が手にとても気持ちいい

穂乃果「くぅ~ん……」

真姫「にゃ~ん♪」

りんぱな「…………」

……しまった、ついうっかり穂乃果とたまにするあれが……

真姫「…………」

凛「やっぱり恋するっていいにゃ~」

花陽「うん、真姫ちゃんがすごく暖かく見える」

真姫「……何よ、私がまるでいつもは冷たいみたいじゃない」

凛「初めて会った時の真姫ちゃんはそんな感じだったにゃ」

真姫「あ、あれは別に他人とつるむ気がなかったっていうか」

今ではいじられたくない、少し恥ずかしいことだから顔をそらす私

花陽「でも今の真姫ちゃん、すごくかわいいよ」

真姫「う……ありがと。穂乃果、そろそろ……穂乃果?」

可愛いとかって言われると気恥ずかしくなる

でも穂乃果はそんなそぶり見せないし、私だけなのかしら

穂乃果「くぅ……」

花陽「寝てる!?」

真姫「はぁ、仕方ないんだから、もう」

~罰ゲームはご褒美? おしまい~

~まきちゃん~

その日、私は何かに追いかけられていた

真姫「はぁっはぁ……!」

???「まきちゃん」

真姫「こないで!」

???「まきちゃん」

真姫「なんなのよ!もう!」

???「まきちゃん」

???「まきちゃん」

私は暗い建物の中をひたすら走る

途中光にさらされて、捕まりそうになりながら必死に走った

それから、目の前の扉を押し開けると、視界が開けて大広間にたどり着いた

急いでその扉を閉める

真姫「はぁ、はぁ……」

私は辺りを見渡しながら大広間を歩く

よかった、もう追っては来ないみたい

胸をなでおろそうとしたとき、突然鉄格子が頭上から落ちて、私を囲った

真姫「え、ああっ!」

私は逃げ場所を失った

まんまと罠にはまったのだ

その上、あたりにはさっきのあの奇妙な何かが私を鉄格子の外から囲っていた

???「まきちゃん」

???「まきちゃん」

真姫「あ、いや、嫌あ!助けて、誰かぁ……穂乃果ぁ……!」

このまま捕まって殺されるのだろうか

私は大好きなあの人の名前を力なく呼ぶ

諦めかけていた次の瞬間、奇妙ななにかと鉄格子は一瞬で消え失せた

代わりに私の目の前に立っていたのは……

穂乃果「真姫ちゃん」

真姫「穂乃果!」

穂乃果が助けに来てくれた









……はずだった

穂乃果「……お別れだよ」

真姫「え?」

私が絶句する隙に、穂乃果は私の胸を突き刺した

真姫「あ……?かはっ」

胸に激痛が走る

穂乃果「さよなら……」

涙を一筋流しながら胸に突き刺した刃を引き抜く

真姫「どう、して……」

穂乃果は問いに答えてくれない

背中から落ちているはずなのに、床に体がつかない

私の体が落ちているんだ

それに気づいたときには穂乃果の姿はどんどん遠くなっていって

そこで、私の……

真姫「はぁっ!」

すがすがしい朝……もとい、まだ夜明け前

隣には心地よさそうに寝ていた穂乃果がいる

汗びっしょりで、パジャマがすっかり濡れていた

ものすごい疲労感が私を包む

夢……だったんだ

そうよ、穂乃果がそんなことするはずがない、穂乃果が……

穂乃果「ん~?真姫ちゃん、どうかしたの?」

異変に気付いた穂乃果が寝ぼけ調子で目を覚ます

真姫「あ、な、何でもないわ……」

穂乃果「……おいで、真姫ちゃん」

起き上がった穂乃果は私の様子を察したのか、私を求める

不安を覚えていた私は穂乃果のもとへ飛び込まずにはいられなかった

穂乃果「おぉっとと……怖い夢でも見たの?」

勢いをつけすぎて少しのけぞる穂乃果

穂乃果はそんな私を受け止めて、撫でてくれる

質問にぎくりとする私

真姫「……うん、変な奴に追っかけられて、捕まって……」

隠しても仕方ないから、すべてを話すことにした

穂乃果「うわぁ、私も嫌だなぁ」









真姫「穂乃果に殺される夢」

穂乃果「……え?」

背中を撫でる穂乃果の手がピタッと止まる

撫でる手は、私を強く抱きしめる手に変わった

真姫「私も何が何だかわからないけど……そんな夢を見たの」

穂乃果「穂乃果が、真姫ちゃんを殺す……?む、無理無理、絶対できないよ」

真姫「うん、ただの夢だから」

穂乃果「穂乃果、夢でも真姫ちゃんがいなくなったら怖い」

真姫「私もよ」

二人で互いに体を抱きしめる

穂乃果「穂乃果、真姫ちゃんのこと絶対守るからね」

真姫「うん、うん……」

穂乃果「じゃあ、まだ外も暗いしもう一眠りしよ?」

真姫「その前にシャワー浴びてきていい?汗で服がベタベタになっちゃったし、また風邪ひいちゃうわ」

穂乃果「んー、じゃあこの際起きちゃおうよ」

真姫「そうね」

穂乃果「一緒にいこ♪」

真姫「ええ」

ベッドから出た私たちは、手をつないで、部屋を出た

~まきちゃん おしまい~

~サプライズは音楽で~

今日は真姫ちゃんたち一年生は遠足!

だから一日中真姫ちゃんたちとは会えない……

でも!真姫ちゃんがいなくても穂乃果にはみんながいるもん!

寂しくなんかないよ

穂乃果「でさ、真姫ちゃんにお洋服買ってもらってね~」

ことり「えぇ!?どんな服?」

穂乃果「本当にすごいの!普段ことりちゃんが選んでくれるような可愛いのじゃなくって、綺麗っていうか……」

ことり「ほぇ~ことりも真姫ちゃんとお買い物してみたいかも、今度一緒に行ってもいい?」

穂乃果「いいよ!真姫ちゃんがよければだけど……」

海未「穂乃果もとうとうのろけだしましたね」


絵里「いいんじゃないかしら、仲がいいって素敵なことだし」

希「うんうん、真姫ちゃんとってもかわいいしな♪」

穂乃果「そこで、真姫ちゃんに恩返しがしたい!」

にこ「で、なにするのよ?」

穂乃果「……う~ん……なにしよう?」

にこ「決まってないんかい!」

海未「いつものことですね……」

穂乃果「す、すみません……」

ことり「でも面白そう!真姫ちゃんってなにしたら喜ぶかな?」

絵里「そうねぇ……」

にこ「穂乃果、ジュース一本」

穂乃果「え?」

にこ「ジュースおごってくれたら、いいアイディアあげるわ」

穂乃果「わー!なになに!?」

にこ「いつもあの子がやっていることをあんたがやればいいのよ」

穂乃果「……例えば?」

希「うーん、ピアノの演奏とか?」

穂乃果「おぉ!それだー!」

そうと決めたら早速音楽室へゴー!

絵里「あ、……あの子ピアノ弾けるの?」

海未「……無理だったと思います」

にこ「ちょっと希、どうすんのよ」

希「まぁええんちゃう?面白そうだし」

にこ「あの子、どうせピアノのカバーに顔伏せて途方に暮れるわよ」

絵里「私が行くわ。ピアノだったら弾けないこともないし、別のモノ使ってみてもいいかもしれないし」

絵里「みんなは先に屋上に行っておいて、後で追いつくから」

-音楽室-

音楽室のピアノのカバーを開いて一番に思ったんだけど……

穂乃果「……どうしよう、穂乃果ピアノ、弾けないじゃん」

カバーを閉じて途方に暮れていたら、絵里ちゃんが来た

絵里「ふふ、やっぱりにこの言ったとおりになってるわね」

穂乃果「絵里ちゃん……」

絵里「穂乃果、ギターやってみない?やり方教えるから」

穂乃果「ほんとに!?」

絵里「ええ、うちに来ればギターもあるし」

穂乃果「うん!」

絵里「ただ、すぐにできるものでもないから根詰めて練習しないといけないわよ?」

穂乃果「大丈夫、穂乃果頑張るから!」

絵里「その意気よ!さ、みんな待たせてるから練習行きましょう」

穂乃果「はーい!」

真姫ちゃんがピアノで、私がギター!なんかちょっとミスマッチな気もするけど、いいよね!

-練習後-

絵里「穂乃果、うちに来て練習よ」

穂乃果「はーい!絵里ちゃん先生!」

絵里「あと、これは真姫には秘密にしましょうね、そっちの方がサプライズにもなるでしょ?」

穂乃果「おぉ、なるほど!」

海未「私も言っていいですか?絵里のギター、聴いてみたいものです」

絵里「私は構わないわよ?あ、海未が来たら亜里沙も喜ぶわね」

海未「ふふ、そうですね」

ことり「ことりはこれからアルバイトだから先に帰るね!じゃあねー!」

にこ「伝説のメイドも大変ね……」

希「あとで様子見に行ってみよっか」

にこ「いいけど、カップルジュースとか嫌よ」

希「わかってるって」

にこ「それより穂乃果!ジュース代!」

穂乃果「あー!ごめんにこちゃん!今わたすー!」

-数日後-

真姫「穂乃果、帰りましょ」

穂乃果「ご、ごめんね真姫ちゃん!今日は用事ですぐ帰らなきゃいけないんだ!じゃあね!」

真姫「あ、ちょ……」

凛「かよちん、かえるにゃー」

花陽「うん」

真姫「花陽、凛、私も一緒に帰っていい?」

凛「いいよー?穂乃果ちゃんとどうかしたの?」

真姫「……多分」

花陽「じゃあどこかいって話そっか」

凛「凛はラーメン食べたいにゃー」

真姫「飽きないわね、凛」

凛「えへへー♪ラーメンは世界を救えるはずにゃ」

花陽「白いご飯もみんなで食べれば幸せになれると思うな♪」

真姫「二人とも……」

-喫茶店-

花陽「それで、穂乃果ちゃんと最近喧嘩でもしたの?」

真姫「……してないわ、少なくとも穂乃果を怒らせることは一つも」

凛「そっか……いつからなの?」

真姫「う~ん……4,5日前かしら」

花陽「そっか……あれ?」

真姫「どうかした?」

花陽「……ううん、その日って確か私たち遠足あったくらいだよね?」

真姫「確かに……もしかしたらエリーたちなら知ってるかも」

凛「絵里ちゃんたちに聞いてみよっか」

花陽「うん、そうしよう」

真姫「…………」

凛「真姫ちゃん?」

真姫「なんか、こうして穂乃果に置いて行かれると、寂しいなって……」

花陽「でも、穂乃果ちゃんは真姫ちゃんのこと嫌いなわけじゃないんだよね?」

真姫「だと思うんだけど……ごめんって言ってたし」

凛「じゃあ心配ないんじゃないかにゃ?」

真姫「凛の言う通りね、でもこのまま待ってるだけなのも癪だし、穂乃果に直接聞いてみようと思う」

花陽「いいの?また穂乃果ちゃんに逃げられちゃったりしたら」

真姫「その時は追いかけるわよ、捕まえる」

凛「頑張って、真姫ちゃん!」

真姫「頑張ることでもないけど……頑張る」

真姫「二人とも相談に乗ってくれてありがと。このことはもう自分で決着付けるわ」

花陽「いいの?」

真姫「ええ。自分のことですもの」

-高坂家-

穂乃果「いたた……」

いやぁ、ギターってあんなに難しいんだね

綺麗な音を出すだけでも精一杯だよ

雪穂「大丈夫?指真っ赤だよ?」

穂乃果「絵里ちゃんの指導のおかげだよ」

雪穂「なにやってるの?」

穂乃果「えへへ、ちょっとギターの練習を……」

雪穂「お姉ちゃんが!?何で!?どういう風の吹き回し?」

穂乃果「えっとね、真姫ちゃんにサプライズで演奏したくて、そしたら絵里ちゃんが教えてくれるって」

雪穂「なるほどねぇ……」

ピンポーンってうちの呼び鈴が鳴る

お母さんは忙しいみたいで出れないみたい

雪穂は単語カードとにらめっこしてるし、私が出なくちゃね

穂乃果「私出るね」

雪穂「んー」



穂乃果「はーい……あ、真姫ちゃん」

真姫「今日はすぐ帰るから……上がってもいい?」

穂乃果「……いいけど」

-穂乃果の部屋-

穂乃果「えっと、それで、何の用かな?」

真姫「最近、私に隠し事してるんじゃないの?」

穂乃果「そ、そんなことないよ」

真姫「嘘おっしゃい」

穂乃果「ないったらないもん」

真姫「じゃあなんで最近私をほったらかしてほかの子と仲良くしてるの?」

穂乃果「ち、違うよ!絵里ちゃんとはそういう事じゃないから!」

真姫「……はぁ」

真姫ちゃんはため息をつく

穂乃果「……な、なに?」

真姫「やっぱり隠し事してるじゃない、私はエリーのことなんか一言も言ってないわよ?」

しまった、つい……

穂乃果「あ、あっちゃあ……」

真姫「さ、話しなさい。ここ数日私に内緒でなにをしていたの?」

穂乃果「実は……絵里ちゃんにギターを教わってたの」

真姫「?なんでまた?」

穂乃果「本当はもうちょっと弾けるようになってから話すつもりだったんだけど……」

穂乃果「サプライズでギターの演奏を真姫ちゃんに聴かせてあげようってことになったの」

穂乃果「で、絵里ちゃんに教えてもらってたんだけど……」

真姫「なるほどね……まぁまだそういう段階じゃないわよね」

穂乃果「お恥ずかしい話で……」

真姫「……いいわ、今のは聞かなかったことにする」

穂乃果「え、でも……」

真姫「その代わり、私を感動させるような演奏ができるようになりさいよ?」

穂乃果「……うん!」

真姫「最近穂乃果が構ってくれない理由が分かって良かったわ、嫌われたんじゃないってわかってほっとしたし」

穂乃果「そ、そんな真姫ちゃんのこと嫌いになるはずないじゃん!」

真姫「ふふ、冗談よ、冗談。話はそれだけ。じゃあ遅くなるといけないから今日は帰るわ」

穂乃果「あ、真姫ちゃん、ちょっとちょっと」

真姫「ん?」

立ち上がってふすまに手をかけた真姫ちゃんに私は後ろから抱き付く

穂乃果「穂乃果、頑張るから。だから、待っててね」

真姫「……楽しみにしてる」

真姫ちゃんも、優しい声で応えてくれる

穂乃果「真姫ちゃん、大好き。また明日ね」

真姫「ええ、また明日」

~サプライズは音楽で おしまい~

ちょっと新しい長編のネタが思い浮かんでそっち練るのに時間使うからこっちの更新すくなくなるかも

一応言っておくとほのまきネタじゃあないぜ

うっかりロット買いしちゃったぜ☆

~お弁当デート~

穂乃果「ねぇねぇ、今度お弁当作ってどこかに行かない?もう秋だしお山にハイキングとか!」

真姫「そうね……じゃあ私の天体観測に付き合ってもらおうかしら」

穂乃果「お星さま見るの?」

真姫「そうよ。夜になっちゃうけど……」

穂乃果「おもしろそー!やろう!」

真姫「いいの?星に興味ないと退屈なだけだと思うけど」

穂乃果「真姫ちゃんが教えてくれるんでしょ?」

真姫「……いいけど……でも」

穂乃果「でも?」

真姫「お弁当、夜だと食べづらいし」

穂乃果「いいの!で、星のこと教えてくれる?」

真姫「……」

穂乃果「教えて……ほしいな、真姫ちゃん」

真姫「…うん」

真姫「じゃあ、少しくらいは、勉強しておきなさい。たっぷり教えてあげるから」

穂乃果「うん!」

穂乃果「じゃあ、夜なら今日やっちゃおうよ!」

真姫「ええ……え!?」

穂乃果「決まりだね、早速家でお弁当作ってくるー!」

真姫「あ、ちょっと!……行っちゃった」

-西木野邸-

真姫「うーん……」

真姫ママ「あら、台所でお料理なら私がやるのに……って」

真姫「どうしたのよこれ!真っ黒!何を作ったの?暗黒物質?」

真姫「……違うわよ。……た、卵焼きを…」

真姫ママ「卵焼き!?どうしてこんな真っ黒になっちゃったのよ!」

真姫「う……ごめんなさい」

真姫ママ「……よくみたら手もボロボロじゃないの。話しなさい」

真姫「……ごめんなさい」

真姫ママ「今は謝罪なんてどうでもいいの。そんなに急ぐことでもあったの?」

真姫「はい」

真姫ママ「二回目にひっくり返すときは早めでいいわ」

真姫「……ほんとだ」

真姫ママ「少し長く焼きすぎなのよ、私もよくやったのよね……」

真姫「ママも?」

真姫ママ「一人暮らしを始めたときにね。料理は苦手だったのよ?」

真姫「ふふ、ママでも苦手なこと、あったんだ」

真姫ママ「そう?普通よ」

真姫「あ、ご飯炊けたみたい」

真姫ママ「どれどれ……真姫ちゃん、今日お弁当持っていくのはやめなさい」

真姫「え?どうして?」

真姫ママ「お米に対して水の量が多すぎてびちゃびちゃになってるわ。これじゃあ……」

真姫「……そんな……」

真姫「……行ってきます」

真姫ママ「……あまり遅くなるようなら連絡してね?」

真姫「…………うん」

真姫「はぁ、もうなんで私ってこんなにダメなのかしら」

真姫「料理くらい、ちゃんとできれば……」

真姫「はぁ……」

穂乃果「まっきちゃーん」

真姫「ううぇあ!」

穂乃果「うわお、驚きすぎだよ~」

真姫「びっくりするでしょー!もう!」

穂乃果「えー?そんなに?」

真姫「まったく……あ、それで」

穂乃果「穂乃果もお弁当、ちゃんと作ってきたよ!あとで食べさせあいっこしようね!」

真姫「あの、その……」

穂乃果「早速お星さまを見にれっつごー♪」

真姫「あ……うん」

穂乃果「荷物重そうだけど、持とうか?」

真姫「……大丈夫よ、あなたはお弁当のことを心配しておきなさい」

穂乃果「はーい」

真姫「…じゃあ、行きましょ」

穂乃果「うん!」

穂乃果「はぁ、着いたー」

真姫「穂乃果、空、見て見なさい」

穂乃果「ん?……ほぇー、きれいだねー」

真姫「この辺りは電灯も少ないし星がよく見えるのよ」

穂乃果「じゃあ早速望遠鏡を……」

真姫「はいはい、スタンド開いてもらえる?」

穂乃果「いえっさ!」

真姫「ありがと。ピント合わせとかに時間がかかるから、少し待ってもらっていいかしら?」

穂乃果「んー、なんかできることとかない?」

真姫「ありがとう、でも本当に何もないのよ」

穂乃果「そっかぁ、じゃあのんびりまってよーっと」

穂乃果「んー、いい風吹くなー」

真姫「…………ねぇ、なんでこっち見てるの?」

穂乃果「だってやることないし、真姫ちゃんがせっせと組み立ててるところ楽しそうだし」

真姫「恥ずかしいからやめてよ……」

穂乃果「いいじゃん、可愛いんだもん」

真姫「……ばか」

真姫「……よし、できたわよ」

穂乃果「まってました!」

真姫「レンズ見て、何が見える?」

穂乃果「わぁ、綺麗なお星さまがいっぱい見えるよ!」

真姫「真ん中に星が4つ見えると思うの。それが秋の四辺形って言われる星よ」

穂乃果「んー……ん?どれだろ……」

真姫「見えない?」

穂乃果「うん。真ん中……あっ!見えたよ!」

真姫「ちゃんと右上と左下で星が見えてる?」

穂乃果「うん!それだよそれ!うわー、きれいだなぁ……」

真姫「今日は雲もかかってないし、6つの星座も見れそうね」

穂乃果「6つもあるの?」

真姫「ええ、おひつじ座やうお座が見られるわ」

真姫「って、何も調べてないの?」

穂乃果「ごめん、お弁当作りに夢中になってて、それで……」

真姫「…そう」

穂乃果「……真姫ちゃん、なんか変だよ?どこか具合でも悪い?」

真姫「べ、別にそんなことないわよ」

穂乃果「ほんとに~?」

真姫「うん……」

穂乃果「真姫ちゃんがそういうならそうなんだろうけど……じゃあ、お弁当食べよ♪」

真姫「っ!」

穂乃果「真姫ちゃん?」

真姫「……穂乃果っ!」

穂乃果「わわっ、どうしたの?」

真姫「……あの、私ね、お弁当、持ってきてないの」

穂乃果「え……」

真姫「本当ならはやく伝えたかった」

真姫「電話でも、メールでも、……会った時でも伝えられたはずなのに」

真姫「隠すつもりはなかったんだけど……ごめんなさい」

穂乃果「はい、真姫ちゃん」

真姫「え?」

穂乃果「実はね、ちょっとお弁当作りすぎちゃって、二つ持ってきたんだ」

真姫「……」

穂乃果「あ、別に真姫ちゃんが作ってこないと思ったからじゃないよ!せっかくいっぱい作ったんだし、たくさん食べたいよねって思ったからで!」

真姫「……」

穂乃果「一緒に食べよ?」

真姫「……でも」

穂乃果「もう、ばか真姫ちゃん」

真姫「……むぅ」

穂乃果「…穂乃果だって星のこと調べようともしなかったんだよ?」

穂乃果「それでお相子。それじゃあだめ?」

真姫「……駄目よ。お弁当がメインだったんだから」

穂乃果「……もう、わからずや」

真姫「…ごめん」

穂乃果「いいよもう、食べるの?食べないの?」

真姫「……」

グウゥ

真姫「っ!」ビクッ

穂乃果「えへへ、体は正直みたいだねぇ」

真姫「……うるさいわね///」

穂乃果「食べよっか」

真姫「……ええ」

穂乃果「……じゃーん、中は炊き込みご飯!」

真姫「……おいしそう」

穂乃果「おかずもいっぱいあるよ!じゃんじゃん食べてね!」

真姫「ええ」

ほのまき「いただきます」

真姫「……美味しいわね、これ」

穂乃果「でっしょ?お母さんに教えてもらったんだ」

真姫「このお肉も……」

穂乃果「真姫ちゃん、あーん」

真姫「え?いや……」

穂乃果「ほらほら、あーん♪」

真姫「……あー」

穂乃果「えへへ、どーぞ♪」

真姫「……あむっ」

穂乃果「ほら、真姫ちゃんも穂乃果にやって?」

真姫「わ、私が?」

穂乃果「うん!はやくはやくー」

真姫「……仕方ないわね、はい、あーん」

穂乃果「あー、んっ」

真姫「…なんでそんな嬉しそうなの?」

穂乃果「だって、楽しいもん!」

真姫「私もお弁当、持ってこれればよかったな…」

穂乃果「もう、そういうの言いっこなし!悪い癖だよ?自分が悪いとかそういう事考えるの」

真姫「ごめん」

穂乃果「うー、謝らないでよ。怒ってるわけじゃないもん」

真姫「……ありがと」

穂乃果「まだいっぱい残ってるし、早く食べちゃお」

真姫「……ええ」

穂乃果「ふぁー、美味しかった」

真姫「そうね、とっても美味しかったわ」

穂乃果「ねぇ、真姫ちゃん」

真姫「……なに?」

穂乃果「今度、真姫ちゃんのお料理、食べたい」

真姫「私の?」

穂乃果「うん、真姫ちゃんなら絶対美味しいの作れるって思うから」

真姫「……」

穂乃果「だめ?」

真姫「だって、私、卵焼きもできないもの

穂乃果「出来るよ!絶対できるって!二人でやった時だってちゃんとできたし!」

真姫「あれは、穂乃果が焼いたりしたからで、私は卵を割ったり、野菜きっただけで……」

穂乃果「…一人じゃ、やっぱり不安?」

真姫「……」

穂乃果「じゃあ約束!」

穂乃果「穂乃果のために、作ってほしいな。それじゃあだめ?」

真姫「……そんなこと言われたら、頑張るしかないじゃない」

穂乃果「ファイトだよ!真姫ちゃん!」

真姫「…いつも、ありがとう穂乃果」

穂乃果「穂乃果の方こそ、いつもありがとう。真姫ちゃん」

真姫「そういえばそろそろテスト近いけど、大丈夫なの?」

穂乃果「うっ……す、数学が……」

真姫「仕方ないわね、また泊まり込みで海未たちと勉強会しましょうか」

穂乃果「お、お手柔らかに、お願いします」

真姫「何言ってんの、みっちりやるにきまってるでしょ?」

穂乃果「ふぇ~ん、真姫ちゃんの悪徳業者~」

~お弁当デート おしまい~

~元気のヒミツ~

穂乃果「ま~きちゃ~ん」ヨヨヨ

真姫「どうしたのよ、元気ないわね」

穂乃果「テストあんまりできなかったの……」ズーン

穂乃果「せっかく真姫ちゃんや海未ちゃんに教えてもらったところだったのに……」

真姫「はぁ……ん」チョイチョイ

穂乃果「……?」

真姫「んんー……」チョイチョイ

穂乃果「言ってくれなきゃわかんないよー」

真姫「っ……も、もう、言わせないでよ。…慰めてあげる」

穂乃果「!?」

真姫「……嫌ならやらないけど。私、用が」クルッ

穂乃果「ぎゅーっ!」ダキッ

真姫「わぁっ!」

穂乃果「えへへ、真姫ちゃんあったかーい」

穂乃果「穂乃果、元気百倍!だよ!」

真姫「…もう、後ろから抱き付かれたら……」

穂乃果「ん?なに?」

真姫「……なんでもない。気が済んだら早く離れて、私用事あるんだから」

穂乃果「えー?……すぐ戻ってきてよー?」

真姫「……また後でね」

穂乃果「うん!」


カツカツカツ


ピタッ

真姫「…後ろからじゃ、抱きしめ返せないじゃない。穂乃果のばか」

-音楽室-

真姫「うーん……」

真姫「次のライブまで時間があるって言っても……」

真姫「どうしよう、完全に手が止まっちゃった」

真姫「スランプ……なのかしら」

穂乃果「あ、いたいた、真姫ちゃーん」ガラッ

真姫「せっかく海未が頑張って作詞してくれたのに」

真姫「曲ができてなかったら振り付けもままならなくなっちゃう」

穂乃果「まきちゃーん」

真姫「……駄目よ真姫ちゃん!ここで弱気になってたら、できるものもできなくなっちゃうわ!」

真姫「……とはいっても……」

真姫「はぁ……」

穂乃果「まっきちゃーん!」

真姫「うぇええええ!」ガターン

穂乃果「きゃー!」ドサッ

真姫「きゅ、急に出てこないでよ!びっくりするでしょうが!」

穂乃果「いたたたた……何度も呼んだよー?そんなことよりふさぎ込んでたみたいだったけど、大丈夫?」

真姫「……平気よ」

穂乃果「むー……」クイクイ

真姫「……私のことなら大丈夫だから」

穂乃果「むぅー…………」クイクイクイ

真姫「……何よ」

穂乃果「……真姫ちゃんも人のこと言えないじゃん」

真姫「……なんのことよ」

穂乃果「ぎゅーっ」ギュッ

真姫「ん……」

穂乃果「真姫ちゃんもー」

真姫「……やだ」

穂乃果「やろうよー、ほかには誰もいないよ?」

真姫「……ぎゅ」

穂乃果「意地っ張り」

真姫「っ……!ぎゅー!」

穂乃果「えへへっ、ぎゅー!」

真姫「……あっ」

穂乃果「ん?どうかした?」

真姫「ええ、実はね、曲のアイデアが全然浮かばなくって」

穂乃果「もう、ほんと意地っ張り。みてれば分かってたけどさ」

真姫「うっ……」スッ

穂乃果「まぁそこが真姫ちゃんのいいところなんだけどね」

穂乃果「一人だから、自分しかできないことだから頑張ろうってする姿、私は好きだな」

穂乃果「穂乃果には作曲どころか、作詞も、振り付けも、勉強だってできないから。えへへ」ポリポリ

真姫「……何もできないってことはないと思うけど」

穂乃果「…でも」

真姫「私だって、できないこと、いっぱいあるわ」

真姫「あなたは、他人をやる気にさせる才能があると思う」ナデナデ

真姫「簡単にできることじゃないのよ?みんな、何か目的があるからやってるだけで」

真姫「それをみんなが楽しんでやるなんて、とっても難しいの」

真姫「誇りなさい?この私をやる気にさせたこと」ギュッ

穂乃果「真姫ちゃん……」

真姫「あなたは紛れもなく、μ’sのリーダーよ」

穂乃果「えへへ……元気づけてるはずだったのに、また元気づけられちゃったね」

真姫「私だって、あなたの元気たくさんもらってるから。それで、私にも……一つだけできたらいいなってことがあるの」

穂乃果「ん?なあに?」

真姫「ん……やっぱりなんでもない」

穂乃果「えー?隠し事はなしって決めたじゃん」

真姫「……忘れちゃったのよ、悪い?」

穂乃果(……頭がいい真姫ちゃんがこんなこと言うなんて、嘘つき。まぁいっか)

穂乃果「別にいいよーだ」プイッ

真姫「なに、怒ってるの?笑ったり沈んだり、忙しいわね」ナデナデ

穂乃果「ふーんっ」ギュッ

真姫「もう……」ナデナデ

~元気のヒミツ おしまい~

SIDイベントが自転車じゃなくてガチ切れしてます
おやすみ

~あの子の心がつかめない~

-二年教室-

海未「相談?曲についてですか?」

真姫「曲については出来上がったから。……その、穂乃果についてよ」カミノケクルクル

ことり「穂乃果ちゃんのこと?」

真姫「あの子の考えてることが、たまにわからなくなるの」

真姫「なんていうか、ふらっと遠くに行かれちゃう気がして」

海未「それで、私たちに相談ですか」

ことり「穂乃果ちゃん、面白いと思ったことには正直だし、見てないとすぐどこかいっちゃうからね」

真姫「そう、そうなのよ……」カミノケマキマキ

海未「そこは私もことりもだいぶ苦労したところですね。でも、大丈夫です。穂乃果はちゃんと真姫のところに戻ってきますよ」

真姫「無責任なこと言わないでよ、……不安なんだから」フイッ

ことり「……ううん、真姫ちゃんなら大丈夫だと思うな」

真姫「ことりまで……」

海未「幼馴染を取られた嫉妬心とか、面倒だからとか、そういうので言っているわけではありませんよ?これは経験則です」

ことり「うん、真姫ちゃんだったらできるって、そう思ってるから」

真姫「私が聞きたいのはそういう事じゃなくて……」

ことうみ「…………」ニコニコ

真姫「……もう」

真姫「わかったわよ、もうちょっと自分で頑張ってみる」

海未「ええ」

ことり「頑張ってね!真姫ちゃん!」

-同時刻・部室-

穂乃果「凛ちゃん、花陽ちゃん!ちょっと相談なんだけど!」

凛「なになにー?凛で良ければ聞くよー!」

穂乃果「あのね、…真姫ちゃんのことなんだけど」

花陽「真姫ちゃんのこと?」

穂乃果「うん、真姫ちゃんって希ちゃんとは違ったスピリチュアルなところあるでしょ?掴みどころないっていうか」

凛「んー、そうかな?」

花陽「スピリチュアルっていうより、ミステリアス、だよね?」

穂乃果「そうそう、それそれ!で、どうかな?そう思わない?」

花陽「真姫ちゃんクールだし、頭もいいしね。先のこととか、しっかり考えてそう」

凛「あ!でも、真姫ちゃんって案外考えてることわかりやすいよね?」

穂乃果「あー、うん、隠し事が下手っていうのはわかるかも」

花陽「え?どうして?」

凛「かよちんと一緒で、癖があるんだにゃ」

花陽「え!?そうなの!?」

穂乃果「花陽ちゃんも何かあるの?」

凛「うん!かよちんは隠し事があると指を合わせる癖があるんだー」

花陽「りんちゃ~ん、やめてぇ~」

穂乃果「へぇー。真姫ちゃんもね、隠し事があるとそっぽ向くんだ」

凛「へー!」

穂乃果「面白いよね!」

花陽「そこまで分かっているのに、なにがよくわからないの?」

穂乃果「……あのね、隠し事はしないって言ってるのに、それでも隠し事するんだ」

穂乃果「真姫ちゃん、照れ屋さんだから。だから知りたいんだけど、全然わからないんだ」

絵里「ずいぶん考えてるのね」

穂乃果「絵里ちゃん、希ちゃん、にこちゃん……」

希「愛しの真姫ちゃんがどうかしたん?」

穂乃果「愛しのって……えへへ。なんか、真姫ちゃんが私に素直になってくれないっていうか」

絵里「そう?随分あなたに甘えてる気はするけど」

穂乃果「そうかな?二人きりの時は海未ちゃんみたいにすっごーく怒るんだよぉ?」

希「そうやね、穂乃果ちゃんはせっかちすぎるんよ。たまにはじっと待ってみるのもいいんやない?」

穂乃果「みんな……うん。そうしてみる」

穂乃果「ちょっと海未ちゃんたち迎えに行ってくるね。多分用事が終わってこっち来るだろうけど」スッ

絵里「じゃあ私たちは先に着替えて準備してるから」

穂乃果「はーい」ガチャ

――バタン

絵里「…なんてね」

希「…えりち、趣味悪いんと違う?」

絵里「いいじゃない、μ’s公認のカップルよ?少しくらいのぞき見したってばち当たらないわ」

希「……まぁ、面白そうなのは否定しないけどね!」

凛「じゃあ凛は先行ってるにゃ!かよちんもいこー」

にこ「だめよ、女として生まれた以上、あんたもしっかり恋愛っていうものを見ておきなさい」

希「とかいって、本当は自分も見たいだけだったりー?」

にこ「うぐぅっ……!に、にこー♪にこの恋人はー、アイドルだからー、彼氏なんていらないっていうかー♪」

花陽「あ、あはは……」

穂乃果「待ってみる、か……うーむ……」

海未「穂乃果?」

穂乃果「あ、海未ちゃん、ことりちゃん!用事終わった?」

ことり「うん!穂乃果ちゃんはどうしたの?」

穂乃果「ちょうど二人を迎えに行こうと思って!」

海未「ありがとうございます、では私たちは先に部室へ行きますね」

穂乃果「あ、うん。絵里ちゃんたちは先に屋上に行ってるから!」

ことり「わかった~」

海未「穂乃果、本当に迎えに来てほしい人は、すぐ近くにいるんですからね?」ボソボソ

穂乃果「え?」

海未「ではまたあとで」

穂乃果「……?」

真姫「……うっ」ビタッ

穂乃果「……あ」

ほのまき「…………」ソワソワ

ほのまき「あ、あの!」

ほのまき「…………///」モジモジ

穂乃果「ま、真姫ちゃんどうぞ!」

真姫「……穂乃果から先でいいわよ?」

穂乃果「ううん!ここは後輩に譲るのが先輩の優しさっていうか!」

真姫「今更先輩後輩もないでしょ!もう、仕方ないわね……」

穂乃果「うん、お願い」

真姫「……」モギュ

穂乃果「?」

真姫「あんまり、ふらふらとどこかにいったりしないで」

穂乃果「え?」

真姫「あなたがたまに怒っているときとか、悲しんでることがよくわからないの」

穂乃果「……そっか、真姫ちゃんって案外にぶちんさんなんだね」

真姫「……そうよ、悪い?」ムス

穂乃果「ううん、そんなことないよ」ニコ

真姫「すぐ近くにいるのに、どこかに行ってしまうって思ったら、寂しいのよ」

真姫「あなた、すぐどこかにふらふら行っちゃうから」

穂乃果「そう、かな?」

真姫「そうよ?海未たちも認めてたわ」

穂乃果「うー、反省します」

真姫「もう逃がさないんだから。私だけを見ていて」

穂乃果「わがままだなぁ、真姫ちゃん」

真姫「私だって、できないことあるんだから」

穂乃果「あ、この前言ってたことって」

真姫「……うん」

穂乃果「そっか、じゃあ……」スッ

真姫「ん?」



オデコニチュッ

真姫「ちょっ、なっ、ななな!ここ学校よ!?」

穂乃果「穂乃果はいつでも本気だよってこと、伝えたかったんだけど……」

真姫「…………ばか、本気なら…その、口にやりなさいよ」

穂乃果「うんっ♪……ん」チュッ

真姫「ん!?……んん……ふぁ、久しぶりにキスした気がする」

穂乃果「……今日帰ったら、続きしようね///」

真姫「……うん///」

穂乃果「じゃあみんな屋上で待ってるから、いこっ!」タッ

真姫「え!?…ええ」

穂乃果「早く早くー!」

真姫「急がなくてもいいでしょー?」

穂乃果「私たち遅れてるんだよー!?」

真姫「焦らなくていいわよ」

ジーッ……

にこ「アイドルが恋愛ぃ?やっぱり認められないわぁ」ゴゴゴゴゴゴ

絵里「まさか学校で見せつけてくれるなんてねぇ、お熱いですこと」ニコォ

海未「そうですねぇ、私も久々に弓ではなく竹刀を持とうかと」ニコニコ

凛「な、なんか絵里ちゃんたちの目が笑ってないにゃ…」

花陽「三人とも怖い……」

ことり「とりあえず、海未ちゃん、落ち着いて?ね?」

海未「学校であのような破廉恥なことを認めるわけにはいきません!絵里!にこ!行きますよ!」

絵里「もちろん!」

にこ「きついお灸をすえてやるわ!」

希「ふふ、穂乃果ちゃんたちも大変やな♪」

~あの子の心がつかめない おしまい~

-真姫の部屋-

真姫「来週はあなたたち研修旅行ね」

穂乃果「うん!沖縄だよ、沖縄っ!楽しみだなあ~」

真姫「いまから楽しみにしてたら疲れるわよ?」

穂乃果「大丈夫だもん!ついたらもっと元気になるから!」

真姫「……そうだったわね、ふふ。楽しんでらっしゃい」

穂乃果「…………うん」シュン

真姫「……どうしたの?」

穂乃果「真姫ちゃんも一緒にこれたらなって…思って」

真姫「仕方ないわよ。学年が違うもの」

穂乃果「そうだけど……不安なんだ」

真姫「え?何が?」

穂乃果「……」

真姫「黙ってないで……聞かせて?」

穂乃果「私がいない間、真姫ちゃんが浮気しないかとか、誰かに言い寄られないかとか……」

ほのまき「…………」

真姫「………………ぷっ」

真姫「あはははははっ!なによそれ!」

穂乃果「わ、わらわないでよー!真剣に考えてたんだよ!?」

真姫「ご、ごめん、くくっ、だって、面白いんだもの!」

穂乃果「うぅ~真姫ちゃんのいじわるぅ……」

真姫「はぁー……、大丈夫よ。穂乃果。私は誰にもとられないし、どこにもいかない」

真姫「……だって、心も体も、あ、あなたのものだから……っ///」ナデナデ

穂乃果「真姫ちゃん……」

真姫「…………///」プシュー

穂乃果「ん?だ、大丈夫真姫ちゃん!?顔真っ赤だよ!?」ユサユサ

真姫(言ってから思ったけど恥ずかしすぎるわよ!なんであんたや漫画の人物はこんなことさらっと言えるの!?イミワカンナイ!)

穂乃果「真姫ちゃーん!かむばーっく!」ペチペチ

穂乃果「だめだ、こうなったら……!ごめんね真姫ちゃん!」バッ

真姫「……はっ!え?」

穂乃果「てりゃー!」バッシィーン





真姫「いったあぁーい!」

穂乃果「………………」セイザー

真姫「……………」ムスー

穂乃果「…………あ、あの……」ビクビク

真姫「………………」ムッスー

穂乃果「ま、真姫……ちゃん」オソルオソル

真姫「…………ふんっ」プイッ

穂乃果「」ガーンッ

穂乃果(うわーん真姫ちゃんおこってるよ~)

穂乃果(どうしたら機嫌直してくれるかな……)グス

真姫「っ!」ビクッ

真姫「ご、ごめん!そんなつもりじゃなかったのよ!ただ、反省してほしくて……」オロオロ

穂乃果「ふぇ?てっきり本気で怒ってたんだと思ってたんだけど……」

真姫「怒ってたら追い出すわよ!じゃあ、その、まだ痛いからさすりなさい!……うぅ///」

穂乃果「……!うん!」

真姫「や、優しくしてよ?まだ痛いんだから……」

穂乃果「……あ。えへへ。いたいのいたいのとんどけー♪」ナデナデ

真姫「な、なにその子供みたいなの?」

穂乃果「痛くなくなるおまじない!やったことない?いたいのいたいのとんどけー♪って」

真姫「……ないわね」

穂乃果「そっかぁ、でもいいよね?効いてると思うし」

真姫(効いてるわけ……あら?)

真姫「……痛くなくなってきたわ」

穂乃果「えへへへへ、いいおまじないでしょ?」スリスリ

真姫「……ええ、悪くないわね」

真姫「さてと、あなたの旅行が楽しくなるようにお買い物でも行きましょうか」

穂乃果「一緒に行ってくれるの!?」サスサス

真姫「買い物だけよ。ほら、行くわよ」スクッ

穂乃果「うぅ~、もうちょっと~」スリスリスリ

真姫「もう、動けないじゃない」ストン

穂乃果「えへへ、真姫ちゃんのほっぺたきもちいいんだもん~♪」サスサスサス

真姫「まったく……これじゃ動けないじゃない」

-おしまい-

今日は終わり

幽霊回収に戻ります

見直したらまたミスってる……
しにたい

>>843>>844の間にこれ

にこ「そりゃあんたがだらしないからでしょ……」

穂乃果「うっ、にこちゃんまでそう言う~」

花陽「でも、真姫ちゃんなら大丈夫じゃないかな?」

穂乃果「どうして?」

凛「凛もそう思うよー!」

穂乃果「え?なんでなんで?」

花陽「だって、好きな人に言いたくても言えないことって、本当は真姫ちゃんが隠したくないことだと思うよ?」

にこ「ま、意地っ張りだからねあの子」

凛「にこちゃんもそうだにゃー」

にこ「うっさい」

穂乃果「ん?んん~?よくわかんない……」ポリポリ

絵里「答えを焦りすぎる必要はないわ。真姫ならいつかちゃんと話してくれるわ」

誰も待ってないだろうけどお待ち

イベントはたぶん勝ったんじゃないかなって



凛「はぁ~、今頃穂乃果ちゃんたち楽しんでるだろうなあ、沖縄」

花陽「来年は私たちもいけるんだよね。楽しみだね」

凛「それよりも……」チラッ

花陽「……うん」チラッ

真姫「…………なによ」ムッ

凛「真姫ちゃん、穂乃果ちゃんがいないからって動揺しすぎにゃ」

真姫「ど、動揺?この私が?ありえないわ」

凛「ふ~ん……じゃあなんで英語のノートにアラビア語書いてるのかにゃ?」

真姫「……えっ!?あ、いや違くて!これは、その……」

凛「ほら、やっぱり嘘ついてる」

真姫「わ、私は嘘なんて!」

ガシ

真姫「っ!な、なによ!?」

凛「穂乃果ちゃん言ってたよ?なんか隠してるときはそっぽ向くって」

真姫「べ、別に私は!」グググ

凛「ほら、顔逸らそうとする」

真姫「……!……むぅ」

花陽「真姫ちゃん、私たちじゃやっぱり力不足かな?」

真姫「え?」

花陽「私、真姫ちゃんの寂しさがよくわからないから。だから、その寂しさも埋めてあげられないのかなって」

真姫「そ、そんなことない!あなたたちだって大切な私の友達よ!」

花陽「……そっか、よかった。じゃあ今日は久しぶりに一緒に帰らない?」

真姫「……ええ」

凛「一緒に遊んで帰るにゃー」

真姫「ふふ、そうね。……ありがとう、二人とも」

凛「えへへ、凛たち、友達だもん!」

花陽「うん!」

-同時刻・沖縄-

穂乃果「ついたー!おっきなわー!」

海未「穂乃果!みっともないからやめなさい!」

穂乃果「だって沖縄だよ?沖縄!海きれいだし、あったかい!」

海未「なっ、いきなり何をいっているのですかっ///」

穂乃果「へ?なんで海未ちゃんが赤くなるの?」

海未「え?」

ことり「海未ちゃんのことじゃないと思うよ……?」

海未「…………あ///」ボンッ

海未「帰ります!帰らせてください!ここから私を逃がしてくださいいいいい!」ジタバタ

穂乃果「う、海未ちゃーん!」

先生「高坂ー、園田ー。ついでに南もあとでこっちこい」

ことり「え?ええ~!?」

-学院・テニスコート-

真姫(私としたことが、なにやってるのかしら)

凛「真姫ちゃーん、いくよー!」パコーン

真姫「はーい!」パーン

真姫(穂乃果がいなくなったからなによ、もう会えなくないわけじゃないのに)

凛「えいっ!」パコーン

真姫(おかけで凛と花陽に心配かけちゃったし)

真姫「ふっ!」パーン

真姫(でも……)

凛「ていっ!」パコーン

真姫(やっぱり、寂しいかな)

真姫「やあっ!」ポコン

真姫(今日にも電話しようかしら)

凛「チャンス!必殺・凛ちゃんスマーッシュ!」スパァーン

真姫(あ。でも迷惑よね……)ボーッ

花陽「ま、真姫ちゃん!避けてー!」

真姫「え?」

ギュウゥーン

ベシィッ

バタッ

花陽「ま、まきちゃあーん!」

真姫「ん……」

花陽「あ、よかった!気がついた~」ナデナデ

真姫「あれ?私どうして……」

凛「ごめんね真姫ちゃん、凛がスマッシュ打っちゃって、それがおでこに……」

真姫「んー………んっ…いつつ」

花陽「ちょうどタオル交換するところだったんだ。はい」ペタ

真姫「ありがと……あぁもう、なんで避けられなかったのかしら」

凛「あの時の真姫ちゃん、なんかボーっとしてたよ?」

真姫「……私が?……そうかもしれないわね」

花陽「やっぱり穂乃果ちゃんのこと、引きずっちゃってる?」

真姫「……多分」

真姫「初めてだから、よくわからないのよ。こんなに人を好きになって、けど少しだけ会えないだけなのに、そう思ったら胸が苦しくなって」

凛「真姫ちゃん……」

花陽「なにかできることあったらなんでも言ってね?」

真姫「…じゃあもうちょっとだけ、そばにいて……」

花陽「うん。いいよ」

真姫「ありがと……花陽の膝枕、とってもあったかい……」スゥ

凛「思ったより真姫ちゃん重症だにゃー……」

花陽「どうしたらいいのかな……」

凛「穂乃果ちゃんたちが戻ってきてくれたら、いつもの真姫ちゃんに戻ってくれるにゃ。あとで絵里ちゃんたちにも相談しよ?」

花陽「…そうだね」

真姫「…………」スゥ、スゥ―――

一旦終わり

最近筆が進まないんですよね。とある作品をリメイクしたいっていうモチベの方が高い

小泉花陽が>>874をゲットですっ!           

             __/´ ̄ ̄ ̄: : . .、
            /.: :. :.: : : : : : : : : : : :.\
          /:.: : : : : : : : : : :. ィ: : : : : : :\        _

            |: : : : : : : : : : : / |: : : : : : : : : : .     ∠ノ
        _   |: : : : : : : : : : / ⌒\ト、: ⌒.: : :.|
       ∠ノ   j : : : : | : : : : ′    \:_」:.: :.:|
         /:. :. :. :iヘ : : : |  ┃    ┃/ : : |
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    ∠ノ   ⌒|: /: : : 人  丶.::::::::.┌─  .::|:/     _
            |/人:. : :.个‐、    | .ノ  人:|  ∠ノ
            ⌒^ア⌒卞-v __,.r<j:ノ
             __/⌒j/「 ̄l ̄} ト-─‐ァ
            /::〈  くノ^<儿ンー─‐v'
           ::::::::> ,__ス / /
            L:::::::::::::::/   〈
          <⌒厂7─‐=彡\      _
          _フ─ァ_|__」ィ⌒    ∠ノ

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  ┃  ┃┃. ┏━╋┓    ┗━┓.. ┣┓┃
  ┃  ┃.   ┗━┛      ━━┛.. ┃┗┛

放課後

にこ「は?真姫がグロッキー?」

花陽「うん。それも重度の」

絵里「あんまり想像できないんだけど……、どれくらいひどいの?」

凛「もうすっっごくひどいの!凛でも間違えないような英語の間違いしたりさ」

花陽「現文の音読でも穂乃果ちゃんの名前呼んだり」

希「まさに恋する乙女やん……」

にこ「で、その本人は今どこなのよ」

凛「先生に呼び出されてるよ。多分、お説教だにゃ」

にこ「あんたじゃあるまいし……」

絵里「とにかく、この件はあなたたちに任せるわ」

凛「えー、絵里ちゃんは!?」

絵里「私は生徒会の引き継ぎとか色々あるから」

花陽「そっか。じゃあ希ちゃんもだね」

希「ごめんね、できるだけ早く終わらせるから」

絵里「そう言うわけで矢澤部長、部員のケアをお願いします」

にこ「……仕方ないわね。遅かれ早かれこの問題には直面していただろうし、むしろ早くて助かったわ」

凛「?」

にこ「前も話したでしょ?失恋したアイドルのこと」

花陽「あ、うん。覚えてるよ」

希「今の真姫ちゃんはそう言う状態だってこと?」

にこ「ま、それに近い状態だとは思うわ。だから私たちで気を紛らわさせてあげましょ」

凛「うん、凛たちもそうしようって話してたんだ」

にこ「完全に立ち直らせられなくても、きっかけにはなるはずだわ」

絵里「話もまとまったみたいだし、真姫が来たら練習始めちゃってね」

ガチャ

真姫「お待たせー……どうかしたの?」

希「お、ちょうどいいところに」

にこ「遅れたんだから早く来なさい……ぶっ……な、なによそのおでこ!あっはは!」ケラケラ

真姫「な、わ、笑わないでよ!」ダッ ガンッ

真姫「いい~~~~~~~っ!」ゴロゴロ

絵里「ま、真姫……」

にこ「あははっあはははははっ!おっかしー!あははははは!」バタバタ

希「にこっち、笑いすぎよ?」

にこ「だって、だってあの真姫があんな……!」ゲラゲラ

希「それ以上笑ったら、わかっとるやろな?」ワキワキ

にこ「ひぃっ!」ビクッ

凛「真姫ちゃん、大丈夫?」

真姫「いったぁーい……も、もう少ししたら立てると思うわ……」

花陽「よく見たら頭にもいっぱい埃とかついてるけど、どうかしたの?」

真姫「……笑わない?」

花陽「うん」

真姫「先生に渡されたプリントを運んでて、……その、転んだのよ」

5人(重症だ……)

絵里「ま、まあ全員集まったことだし、練習始めちゃって」

真姫「なに言ってるの。まだ穂乃果たちが来てないじゃない」カミノケクルクル

5人(相当な重症だぁ……)

絵里「……とにかく、練習始めててね。私たちは生徒会の仕事があるから。じゃね」

希「部長、きばってなー」

ガチャ バタン

希「絵里ち、どうするん?」

絵里「あそこまでひどい症状だとは思わなかったわ……。とにかく、穂乃果に現状報告しないとね。」

希「うん……うちらだけでどうにかできるとおもう?」

絵里「……きっかけを作ることぐらいは私たちでも、できるはずよ」

穂乃果「海未ちゃんが暴れるからー」ムス

海未「穂乃果が騒ぐからでしょう、少しは自分の非を認めてください」

ことり「二人とも、そこまでにしようねぇ」ピキッ

穂乃果「」ゾッ

海未「」ビクッ

穂乃果「どうしよう海未ちゃん、珍しくことりちゃんが怒ってるよ」ヒソヒソ

海未「ここはもう意地を張り合っている場合ではありませんね」ヒソヒソ

穂乃果「ご、ごめんね海未ちゃん!穂乃果、もう勝手なことしないから!」チラ

海未「こ、こちらこそ取り乱しすぎました!なんとお詫びすればよいか……」チラッ

ことり「……うん、仲直りしてよかった♪」

ほのうみ(ほっ……)

ことり「それじゃ、いろんなところの見学いこっ♪」

穂乃果「うん!いこいこー!」

海未「やれやれ……」

ヴーッヴーッ


絵里「……出ないわね……仕方ない。時間を改めましょう」

希「そっか……ほな、うちらも仕事仕事」

絵里「……そうね」

にこ「ワンツースリーフォー」パンパン

凛「いい感じにゃ!」

にこ「ラストー気を抜くんじゃないわよ!」パンパン

真姫「……あっ!」ズルッ ドテ

花陽「真姫ちゃん!大丈夫?」タタッ

真姫「ごめん、次はちゃんとやるから」

にこ「次は次はって、もう4回目よ?真面目にやってる?」

真姫「やってるわよ!」

にこ「…………」イラッ

スタスタ グイッ

真姫「な、なにすんのよ!」

にこ「あんた!やる気がないならとっとと帰んなさい!練習の邪魔よ!」

真姫「なんですって!」バッ

凛「ちょ、ちょっとにこちゃん、真姫ちゃんも」

にこ「なによ、穂乃果がちょっといなくなったくらいでウジウジして!

真姫「私は別にウジウジしてなんか……!」

にこ「私が知ってる西木野真姫は!恋なんかで腑抜けになったりしない、人一倍プライドの高い女よ!」

にこ「今のあんたは西木野真姫の皮かぶった別人よ、ていうかあんた誰?」

花陽「に、にこちゃん、言い過ぎだよぉ……」

真姫「……言わせておけばぁ……、にこちゃんのくせに生意気よ!」

にこ「生意気で結構!言われたくなかったらちゃんとやんなさい!」

真姫「言われなくてもそうするわよっ!ほら、花陽、凛、続きいくわよ!」

凛「わかったにゃ!」

花陽「う、うん!」

にこ「ふん、最初からそうしておけばいいのよ」

一旦終わり

にこちゃんは憎まれ役になってでもμ’s引っ張るスタイルが好き
SIDのぶりっ子スタイルも好き
漫画版のちょっと強引なところも好き

「やればできるじゃない、まったく」

「ふん、これくらい当然よ」

「もう辺りも真っ暗だし、今日はこの辺にしましょ」

「さーんせーい!お腹減ったにゃ~」

「うん、今日は一緒に帰ろうね、真姫ちゃん」

「ええ、なんだか久しぶりね。あなたたちと帰るの」

「私は妹たちのご飯作らなきゃいけないから先帰るわ。真姫、明日もこの調子でやんなさいよ?」

「わかってるわよ。……今日はその、ありがと」

「……元気になったんならいいわ、じゃあね」

「…うん」

「ねぇねぇ真姫ちゃん、浮気かにゃ?」

「ばっ、そんなんじゃないわよ!」

-カラオケ-

「で、なんでカラオケなの?」

「最近ダンスレッスンの方が多かったし、久しぶりに真姫ちゃんの歌が聴きたいなーって」

「別にこんなことしなくても、頼めば音楽室でやるわよ?」チュー

「だってお昼に行っても放課後に行ってもいっつも真姫ちゃん、穂乃果ちゃんと一緒にいるし」

「最近音楽室で真姫ちゃんと穂乃果ちゃん、ずっとキスしてるって噂だよ?」

ブファーッ!

「真姫ちゃん、飲み物吹くとか汚いにゃ~」

「げほっ、ごほっ!だっ、誰よ!そんな根も葉もない噂を流したの!するわけないでしょ!」

「誰だっけ……にこちゃんだったっけ?」

「ううん、いつの間にか流れてきたにゃ」

「……そう、そうなの……」

「実際はどうなの?」

「そりゃあ、ボイトレとか、たまにデュエットするくらいよ」

「…………」ジーッ

「…何よ」

「御馳走さま、おかわりはいらないにゃ」フッ

「なにその笑顔、どういう意味?」

「ふふ、真姫ちゃんが楽しそうだから」

「ちょっとぉ、はっきり言いなさいよ」

「さーって、歌うにゃー!」

「おー!」

「ちょっとー!話終わってないでしょー!」

「はぁ、調子に乗ってのどガラガラ……」ケホ

「今日はもう復習も終わったし、寝ちゃいましょうかね」

「……お休み、穂乃……いないんだった」

「……寝よ」

-一時間後-

「……んん」パチ

「……眠れない」

「…………」キョロキョロ

「今なら……問題ないわよね」チャッ

プルルルルルルル

「なんで出ないの……?」ムッ

プルルルルルルル――――

「……はぁ、ばっかみたい」ポイッ

「……おやすみ」ボスッ

-ホテル-

「ふぅ~いいお風呂だった♪」

「ふぁ~、ベッドに吸い込まれる~」グテー

「風邪ひきますよ?」

「わかってるよぉ~」

「今日楽しかったね!明日は平和祈念館行くんだって」

「ほぇ~」ゴロゴロ

「穂乃果、先人たちが築き上げた平和のもとに、私たちがこうして楽しめているのですよ?」

「そうだね~」

「まったく……」

「まぁまぁ海未ちゃん、今日は結構動き回ったし、ゆっくり休も?」

「…そうですね、穂乃果、寝ますよ」

「ぐぅ……」

「あ、もう寝ちゃってる……」

「掛布団もかけずに……ことり、電気をお願いします」

「はーい」

パチン

-穂乃果の部屋-

「あれ?お姉ちゃんの部屋の漫画ってこんなきれいに整えられてたっけ」

ヴーッーヴーッ

「ん?」

ヴーッーヴーッ

「あ、お姉ちゃんスマホ忘れてんじゃん!まったくー……」

「真姫さんからの着信だ……あ、切れちゃった」

「どうしよ、かけなおしたほうがいいのかな?」

「ひとまず、海未さんに伝えるか……」

プルルルルルルル

『もしもし?』

「あ、雪穂です。実は……お姉ちゃん、スマホ忘れてったみたいで……」

『本当ですかそれは!?……少し待っていてください。穂乃果、起きてください、穂乃果!』

『んぇ~、なぁに~?』

『雪穂から電話です、穂乃果の携帯が家にあると』

『…………』

「さっさと出ろ……」イライラ

『とにかく、代わってください』

『ん~』

「もしもし、お姉ちゃん?」

『んー、そうだよー……』

「真姫さんから何回か着信あったよ?」

『え?それ、ほんと?』

「うん、出なかった言い訳とか考えておきなよ?」

『……わかった、今日はもう遅いし明日するよ』

「ん、じゃあ連絡おしまい。じゃあね」

『あーい』

ピッ

「まったく世話が焼けるんだから……」チラ

「漫画借りていこーっと」

-翌日-

「ふぁー、よく寝たぁ……」

「おはようございます、穂乃果」

「うん、おはよう、海未ちゃん」

「穂乃果ちゃん、海未ちゃん、おはよ~」

「おはようございます、ことり」

「おっはよー!今日もいい天……」

ヒュゴォォォォォォォガサッガガッ

「じゃあ、ないね……」

「天気予報では今日には近くに来るとは言ってましたからね」

「これじゃあホテルに缶詰めだよぉ~」

「こんな時は……そうです、トランプでもしましょう」

「うん、いいよ」

「退屈がしのげるだけましかぁ……」

コンコン

「はい」

「お、三人とも起きてるな。さっき先生たちで話していたんだけどな―――」

~~~~~

「さよなら、真姫ちゃん」

「まってよ!お願い、お願いだから……」

「……違うよ、真姫ちゃん」

「え?」

「私を一人にさせてるのは、真姫ちゃんの方だよ」

「どういう事……?」

「真姫ちゃん、ずっと忙しくて、穂乃果のこと構ってくれないじゃん」

「そ、それは……」

「いいよ、仕方ないもん。真姫ちゃんは立派なお医者さんだもん」

「……けどね、私が欲しかったのは『お医者さんの真姫ちゃん』じゃなくて『私の真姫ちゃん』」

「あなたは、私からどんどん離れていったから。だから別れるの」

「そんな、そんなのって……ないわよ……」ジワ

「…………」フワッ

「ま、待って!」

「…………」スゥーッ

「行かないで!一人にしないでぇ!」

「ほのかあああああああああああ!」

チュンチュン

「……はっ!」ビクンッ

「はぁ、はぁ……」ガバ

「……また、嫌な夢」

「……さよならか……」ズキン

「ひどい汗、シャワー浴びましょ……」モソモソ

「……」

「私たち、このままでいられるのかしら……」

「このまま、医者になっていいのかしら」

「…………あー、もうっ!」

「どうしたの、真姫ちゃん」

「あ、ママ……おはよう」

「おはよう。それで、何か悩み事?」

「…………もし、もしもよ」

「どうしたの、そんなにかしこまって」

「…もし、私が医者にならないって言ったら……どうする?」

「……そう。……そしたら、家から追い出す。」

「……そ、そうっ、よね……」

「私たちは、今まであなたを医者として育ててきたつもり」

「けど、それが重圧になって、障害になるなら、私はやらせない」

「医者は常にプレッシャーとの戦い。命を何人も救わなければいけないわ」

「その覚悟もない人には私たちの家業を継がせるわけにはいかない」

「……」シュン

「……なんてね。あなたの人生だから、あなたが考えなさい」

「え?」

「……あなたの取るべき道、取りたい道は何か。結論はじっくり決めること。ママとの約束よ」

「……はい」

「さ、シャワー浴びてらっしゃい。そのあいだに朝ごはん作っておくから」

「……え?なんで…」

「汗びっしょりのパジャマ着てるんだからわかるわよ、それくらい。ほらほら、はやく行きなさい」

「あ……うん」

「私が考えろ、か……」

一人寂しくぽつり

確かに、医者になるってことは私にとってはパパとママがいたから

私のこの将来って、誰かからの受け売りでしかないのよね

自分でやりたいから――それは、やりたい仕事だけど

けど、そうしたら失うものも出てくる

あの夢みたいに穂乃果が――いなくなってしまうかもしれない

「そんなの……いや」

少し想像しただけで胸がギュッと締め付けられて、切なくなる

こんな気持ち、なくなってしまえばいいのに

ヴーッーヴーッ

「…電話?」

キョロキョロ

えっと、どこに……

そういえば昨日投げ捨てたんだっけ

それならベッドの辺りに……

「あった」

海未から?何かあったのかしら

「……もしもし」

『もしもし?おはよう真姫ちゃん』

「え?穂乃果?」

『そうだよー、まぁいろいろ事情がありまして……』

「…それはいいんだけど、どうしたの?」

『あのね、実は今日明日は台風のせいで動けなくなるんだって』

「……そう。仕方ないわね」

『だから、帰ってくるのが明々後日の土曜日になるって」

「あ、その日……」

『なにかあるの?』

「模試があるから、迎えに行けないわ」

『えー、そうなの?残念』

「……ごめん」

『仕方ないよ。台風が悪いんだし』

「……まだ何かある?」

『ん~、ないよ?』

「そう。じゃあ切るわね」

『あ、待って!』

「ん?」

『何か悩み事とかしてない?』

「どうして?急に聞いてくるなんて珍しいわね」

『なんか、真姫ちゃんの声、あんまり元気ないから』

そんなことない……けど

「……ありがとう、でも大丈夫よ。寝起きでテンション上がらないだけだから」

なんて誤魔化す

だって、悩みの種があなたのことなんだもの

『ならいいけど……』

「じゃあ、学校行くからきるわ。またね」

『あ、あと一個だけ!』

「もう、何よ」

『模試、頑張ってね!』

「……ありがと。それじゃ」

『うん、またね!』

ピッ

「……妙なところで嗅覚鋭いんだから」

でも穂乃果が元気そうで何より

私も元気もらえたし、今日もがんばろう

-ホテル-

「ふぅ、ありがと、海未ちゃん」

「いえ、真姫の様子はどうでしたか?」

「ん~、少し元気なかったかも」

「大丈夫なの?体調が悪いとか……」

「寝起きだからとか言ってたよ」

「そうですか」

――嘘だとおもうけどね

「あーあ、それにしても暇だなー。どうしようか」

「また、トランプでもして遊ぶ?」

「それしかやることないもんね。あ、ミカたち呼ぼうか」

「そうですね。人数が多いほうが楽しいですし」

「そういって、ババ抜きまた最下位になるよー?」

「今度は負けません!」

海未ちゃんって表情すぐ読めるから、ババ抜きしたらまた最下位になるんじゃないかな

「じゃあちょっと誘ってくるね」

「お願いします」

「行ってらっしゃーい」

海未ちゃんとことりちゃんは私を送り出す

部屋を出て、ちょっと考え事

真姫ちゃんが迎えに来てくれない

ほんとなら、真姫ちゃんと空港で待ち合わせして、どこかでご飯食べようとか考えてたんだけど

真姫ちゃんだって忙しいもん

勉強に、アイ活に―――

そうだ、いいこと思いついちゃった

-二日後-

いつも通りの模試だった

なんてことはない、私はいつも通りスラスラと問題を解く

それだけだった

お昼に集まったのに、外に出ればもう日は沈んで、代わりに星と月が煌々と輝いている

まわりの電飾のせいで星は全然見えないけれど

帰ったら模試の解き直しをしよう

今回はそんなに難しい問題もなかったけど、もしかしたらケアレスミスをしているかもしれないし

それに、一歩引いて分かることだってあるし

それが終わったら、曲を考えて……

今度はどんな曲調にしようかしら

やっぱり明るい曲がいいわよね

にこちゃんや花陽から借りたCDを聴いて、本当に良かった

人を元気にさせる曲も、悪くないって思えたから

お祭りみたいに、パーッと――

これも、穂乃果のおかげなのよね

穂乃果といえば―――

明日から研修旅行から帰ってきた3人が練習に復帰する

今頃ことりや海未はともかく穂乃果は長旅で疲れて寝ているかしら

なんて月を眺めながら考えていたら、もういつの間にか家の前

今日はゆっくりと終わるのを待とうって、家のドアを開いたら……

「おかえりなさーい!」

「え?」

なんで―――

「えっへへー♪」

玄関にいるのは……私の大好きな人

「なんで、あなたがいるの?……穂乃果」

「いいじゃんいいじゃん、気にしない気にしない」

「気にするわよ。どうやって入ったの?」

「さっきおばさんから許可もらったよ♪」

「あら真姫ちゃん、おかえりなさい」

「た、ただいま……」

「穂乃果ちゃんの家からおまんじゅういただいちゃったの、あそこの美味しいからまた頼んでもいい?」

「もちろんです、これからも和菓子屋穂むらをよろしくお願いしまーす♪」

「あらあら、こんなかわいい売り子さんに言われちゃったら行かなくっちゃね♪」

ていうか、何で、この二人ってこんなに仲良くなってるの……?

「どうしたの真姫ちゃん、そんなところで固まって」

「な、何でもないわよっ。それよりなんで穂乃果がうちにいるの?」

「真姫ちゃんが迎えに来れないっていうから、代わりに穂乃果が真姫ちゃんをお出迎えしに来ましたっ!」

いや、そんなドヤ顔で言われても……

「聞いたわよ、研修旅行から帰ってきたばっかりだって。長旅で疲れたでしょう?今日はうちで泊まっていっていいわよ」

「わーい!真姫ちゃんちにお泊りー♪」

「ちょっと!なに話をどんどん進めてるのよ!」

「あら、嫌だった?」

「えー、真姫ちゃん、ダメなの?」

「せっかく疲れてるところを追い返すの?性格悪いわね」

ぐっ……

「べ、別にそんなこと言ってないでしょ!」

「決まりね」

「わーい♪」

はぁ、どうしてもこうなっちゃうんだから……

それから、あっというまにもう寝る時間

ああん、もう、時間さん。もうちょっとだけ遅く進んでもいいじゃない

私はとっとと復習を切り上げて、穂乃果とベッドで寝る仕度してた

穂乃果は相変わらずウキウキした様子で私のベッドを転げている

「はぁ~、やっぱりこのベッドは格別だねぇ~。ふかふかで、いい匂いで……」

「ベッドなんてどこも同じでしょ?」

「そんなことないよっ、あ、そうだ。ねぇ真姫ちゃん」

「なに?」

「はい、おみやげ」

穂乃果から差し出されたのは―――

「ストラップ?」

「うん、中にお塩が入ってるんだ」

「へぇ、お札じゃないのね」

「うん、それで真姫ちゃんのは赤いので、穂乃果のはオレンジ!」

相変わらず安直ね……

でも、こういうのって気持ちがストレートに伝わるから、ちょっとうれしい

「ありがと。大事にするわ。……そうだ。ねぇ、沖縄での話、聞かせてよ」

「うん、いいよ!まずね、沖縄着いて、空港で私と海未ちゃんが騒いじゃって、ついでにことりちゃんも説教されちゃって……」

いきなり何してるのよ、まったく

「それでことりちゃんが珍しくご機嫌ななめだったから、なんとか取り直して……」

「ことりが怒るって珍しいわね」

「でしょ?それから、水族館とか、いろんなところ行って―――」

真っ先に水族館が出るのが、穂乃果らしいわね

穂乃果の喋るその姿がとても楽しそう

本当に、楽しかったんだろうな……

「あ、もうこんな時間。明日から練習だし、そろそろ寝よ?」

「ええ。続きは明日ね」

「うん」

「電気、消すわね」

「はーい」

リモコンで部屋の明かりを消す

「お休み、穂乃果」

―――だめ、待って、私

「おやすみー」

暗がりの中、穂乃果は眠りにつく

今なら、話せるじゃない

でも、私は穂乃果に背を向ける

胸の中のザラザラした、嫌な気持ちがおさまらない

どうしよう、疲れている穂乃果を起こしていいかしら

「ねえ、真姫ちゃん」

なんて考えていたら、不意に、寝ているかもしれなかった穂乃果が話しかけてくる

「……起きてたのね」

「なんか、やり残したことがあった気がして、寝られなくってさ」

「…そう」

何もないふりして、そっけなく返す私

「だからさ、ちょっとお話しよ?」

「別にいいけど……」

「おとといさ、電話したでしょ?」

「うん」

「あの時、本当に何にもなかったの?もう隠さなくていいんだよ?」

「……本当にいいの?」

「おねがい」

「…分かった…あの、本当はあの朝、嫌な夢を見たの」

「…どんな夢?」

「ほ、穂乃果と、その…別れる夢」

「え……」

「それでね、うん、私は医者になりたい。けど……」

「……けど?」

「そしたら、私は今よりもっと忙しくなって、あなたと一緒にいられなくなっちゃう」

「……うん」

「私、それが怖い。あなたといられなくなって、あなたに寂しい思いをさせる」

「……真姫ちゃん」

「私、あなたと別れたくない」

「ごめん、こんなに弱くて。ごめんなさい、こんなに、頼りなくて」

「……ねぇ真姫ちゃん、ちょっとごめん」

そういって穂乃果は私に覆いかぶさる

私は何も言わず、思わず視線を合わせないようにシーツに顔をうずめる

「……私、真姫ちゃんが今まで頑張って来たの、少しは知ってるつもりだよ」

「……」

胸の中がゴチャゴチャして、何を言っていいのかわからない

「今まで頑張ってこれたのは真姫ちゃんがやりたいって思ったからでしょ?」

「私のことなら大丈夫だよ。真姫ちゃんがいてくれたら、それだけで幸せだから」

ハッとして、私は思わず穂乃果の顔を見る

「応援する。どんなにすごくつらい道でも、私は隣にいるから」

彼女を支えるその腕が、私を抱きしめる

そのぬくもりが、とても暖かい

「この先もずっと一緒にいようね、真姫ちゃん」

「っ……うん、うんっ…」

無意識に涙がこぼれる

嬉しくて、悲しくて

どうしてこの人は私の心の隙間を埋めてくれるんだろう

私は何もしてあげられていないのに

どうして、この人は私に勇気をくれるんだろう

私はあなたに何かしてあげられているのかしら?

「……真姫ちゃん、泣いてるの?」

「…な、泣いてなんかっ、ないわよっ……」

嗚咽を必死に隠す

そんな私に、穂乃果は―――

「……ん」

「んんっ!?……んぅ」

「ん……ちゅ……」

「はぁ……あむ……れろ……」

「んぅ……ふぅ……」

「んっ、んんっ……んんんっ」

「ん…ぷはっ……えへへへへ、帰ってきたら、ずっとしたいって思ってたんだ」

「……いじわる」

本当にずるい

私の心の中にずいずい入ってきて、私を幸せな気持ちにさせてくれる

「今日は、ずっと一緒だよ、真姫ちゃん……」

「……離れちゃいやよ?…私を一人にしたら、許さないんだから」

「……らーじゃ♪」

穂乃果が私の耳元で優しく囁く

その甘く優しい声が、吐息が私だけのもの

体がゾクゾクする

もっと聞きたい

もっと抱きしめていたい

もっと、もっと聞かせて―――

「ん……」

私、いつの間にか、寝ちゃってたんだ……

「おはよう、真姫ちゃん」

気づけばもう朝

「……ふあぁ、おはよう、穂乃果」

「おねぼうさんだね」

ニコニコ笑顔で私の頬をつんつんつつく穂乃果

「くすぐったい……もう」

「なら起きてー、元気出せー!」

穂乃果は掛布団を引きはがす

朝の寒気が私の体を刺す

「きゃああっ、さ、寒い!」

もう、冬なんだ……

「これくらいへっちゃらへっちゃら!」

穂乃果はもう、練習に行く準備もできているようだった

「うう~。あなたが元気すぎるだけよ」

「えへへ、そうかもね。じゃあ朝ご飯食べにいこ」

笑顔で手を差しのべる穂乃果

私は、黙って穂乃果の手をとる

「よっこいしょっと」

握られた手からぐいと引っ張られる

「きゃっ」

思わずびっくりして、声が漏れる

そのまま手繰り寄せられた私の体は穂乃果の体と重なる

穂乃果の両腕は私をぎゅうっと抱きしめる

「どう?目、覚めた?」

「……ばか」

体がぐっと熱くなる

もう寒さなんてどこへ行ったのやら

すごく、ドキドキしてる

胸が重なって、穂乃果の胸の鼓動が私に伝わってくる

私の胸の音も、あなたに伝わっているかしら?

私、頑張る。あなたと一緒になら、どんなことだって耐えられるって、そう思えるから―――

この文体だと割とやりやすいんで相当めんどくさがってないときはこれで行こうと思います

読みにくいかもしれないけどあともうちょっとだけおつきあいください

それじゃあぴゃすみ

「穂乃果ー、そっちは終わったー?」

寒空の下、お母さんが私の名前を呼ぶ

私は今、お母さんと物置の整理をしています

年をまたぐのも近いし、年末の大掃除に使うものの用意しなきゃいけないからね

「うーん!これそっちに運んだら終わりー!」

って私は返す

うぅっ、寒いなぁ……

早く終わらせて炬燵であったまろーっと

「……あれ?なんだろ、これ」

目にしたのは小さい黒い箱

何が入ってるんだろう?

少しワクワクしながら開けてみると、中には―――

あれ?なんで眠く―――

翌朝。いい気分で家の戸を開く

すっごい晴れやかな気分。新しい自分ていうのかな?

少しだけ家を早く出て、ステップを踏むように軽やかにいつもの待ち合わせ場所に行く

するとその先には……いたいた

「真姫ちゃん、おはよーう!」

赤毛のあの子が、鞄を両手に待っている

私の声で、その髪がふわりと揺れる

「おはよう穂乃……果?」

「ん?どうかした?」

「どうしたの?頭でも打った?熱はない?なにか悪いものでも食べた?」

真姫ちゃんが私の額に手を当てる

「ちょっとちょっと。もう、ベタベタ触らないでよ。ちょっとイメチェンしてみたくてさ」

「……やっぱりあなたどこかで頭やっちゃったんじゃないの?」

「なんで?」

「いつも触ってくるのはそっちじゃない」

「別に?なんとなく」

「あなたねえ……」

「いいでしょ?」

「……だからって」

「あなたのトレードマークは!?サイドポニーはどうしたの!?なんでポニーテールにしてるの!?エリーと被ってるわよ!?」

「あ、まさかエリーに影響されたとか、そういうことかしら?」

あれ?そうだったっけ?

「そうじゃないよ、そうじゃないから」

「あと!なんでズボンなのよ!」

「い、いいじゃん、別に。校則は守ってるし、第一学校指定のズボンだよ?」

「そ、それはそうだけど……」

「それより、どうかな?……やっぱり、似合ってない?」

くるりと回って私を大きく見せる

真姫ちゃんは、少し顔を赤くして、

「そんなこと……ないけど」

と、絞り出すような小さい声でぽつり

似合ってないなんて言われたら、どうしようって思ってたから、少し安心

「うん、ならよかった。ほら、学校遅れちゃうし、早くいこ?」

嬉しくなって、手をつなぎたくなる

だから、思わず手を出しちゃった

「え、ええ……」

真姫ちゃんも、合いの手をおずおずと出して、私の手を握る

けど、私のことは見てくれない

うーむ、私の魅力不足かな?

「おはようございます、穂乃果」

「うわ~イメチェンしたんだね!すごい新鮮~♪」

待ち合わせ場所で少しおしゃべりしていたら、海未ちゃんとことりちゃんも合流して

「あ、二人ともおはよ。うん、少しね」

「ええ。凛々しく見えます。昨日までの穂乃果とは大違いですね」

「褒めてもなんも出ないよ?それとも、いつもと違う私に心奪われちゃった?」

「えっ!?」

真姫ちゃんがすごく驚いてる

ふふふ、もっといじっちゃる

「な、なにを言ってるのですか!?」

「うわ~カッコいい~♪ことり、真姫ちゃんから穂乃果ちゃんを奪っちゃおうかなっ?」

ことりちゃんのキャラって時々変な方向に行くよね

私のせいだけど

「こ、ことり、真姫が怒りますよ?」

「でもでも~」

私は手でことりちゃんの頬を撫でるしぐさから、唇に人差し指を当てる

「ごめんねことりちゃん、穂乃果の心はもう真姫ちゃんでいっぱいだから……」

「ふわぁ~!言われてみたいなそういう台詞~♪」

すっかり、ことりちゃんはこの私に夢中なよう

対する真姫ちゃんは顔を真っ赤にして、くちをぱくぱく、魚みたいにしてる

「この容姿は穂乃果で間違いないようですが……」

「…………か」

「真姫?顔赤いですよ?大丈夫ですか?」

「あ、あんな歯の浮くようなセリフ本人の前で言われたら恥ずかしくって……見てらんないわよバカー!」

「あっ、ちょっと!……行っちゃった」

へへ、やりすぎちゃったかな?

でも、手を振り払わなくたっていいのに

「いいのですか?追いかけなくて」

「んー、大丈夫だよ、真姫ちゃん怒ってるわけじゃないから」

「そうですか?バカと言ってましたが……」

海未ちゃん、私より鈍いかも

「……海未ちゃんに恋人が出来るのは当分なさそうだね」

「?何故です?」

「そうだね、恋愛映画もまともに見られないし」

「なっ!い、今は関係ないでしょうっ!」

「いこ、ことりちゃん」

「うん」

「あ、ことりちゃん、久しぶりに手つないでいく?」

「んー、ん~……する!」

「はーい」

「ちょ、二人とも!まだ話は終わってませんよ!」

「海未ちゃんもやろー!」

「わ、私は、結構です」

「素直じゃないなー」

こうして、少しだけ違う、不思議な私の一日が始まりました

「はぁ……」

教室に着くなり、私はまたぼんやりしていた

穂乃果が悪いのよ、穂乃果が

そこに、凛と花陽がやってくる

「真姫ちゃんまたぼけーっとしてるにゃ」

「わかってるわよ……」

「穂乃果ちゃんと何か悪いことでもあったの?」

「なんにも、ただ顔見られないくらい今の穂乃果と会いたくないって言うか」

「もしかして、穂乃果ちゃんのこと嫌いになっちゃったの?」

「まさか。そうじゃないわよ」

「じゃあどうして?」

「……会ってみればわかるわ」

なんていうか、口にもしたくないくらい今の私の心は複雑

いつもの穂乃果じゃないから……

「なんの話してるの?」

「ふわあぁっ!!」

「ひいぃっ!」

後ろから、穂乃果が音もなく忍び寄ってきていた

心臓が飛び跳ねそうになって、思わず私と花陽は叫ぶ

多分、花陽は私の声に驚いて、だと思うけど

「そんなに驚かなくてもいいじゃん、穂乃果はおばけじゃないよ?」

「急に出てこないでよ!」

「ごめんごめん、次は気を付けるよ。あぁそうそう、借りてたノート返しに来たんだ。はい」

右手に持ったノートを、丁寧に渡してくる穂乃果

わざわざここまで……

「…持ってこなくてよかったのに」

「本当は登校中に渡そうと思ったんだよ?でも真姫ちゃん走って先にいっちゃうんだもん」

「むぅ、悪かったわよ……」

「ま、逃げたらどこまでも追いかけるからね。絶対逃がさないよ」

心なしか、下から見るとポニーテールにした穂乃果の表情が、とても大人っぽく見えた

「ば、やめてよ……み、みんな見てるじゃない、恥ずかしいし……」

その顔がまぶしくて、見ていられなくて

「恥ずかしくなんかないよ。なんなら、みんなに見せつけてあげようか……」

穂乃果の顔が近づいてくる

「え、ちょ、だめ……」

席に座ってる私は、蛇に睨まれた蛙のように硬直する

「そんなに緊張しないで、大丈夫だから……」

穂乃果の右手はわたしの口元をそっと撫で、左手が髪をかすめて、体を絡め取るように私を抱く

期待してる。キスしてもらえる

怖がってる。みんなの視線と、後でなにを言われるか

結局、私は前者を選んだ

けれど、精一杯の抵抗のつもりで、両手を穂乃果に押し当てる

「だめ、だって……」

近づいてくる

待ちわびてる

けど、怖い

穂乃果の吐息が私に触れる

スイッチが入ったように体中が熱くなって、頭が溶けてしまいそう

「す、ストップー!」

そこに、見かねた凛が私を現実に連れ戻す

穂乃果を私から引きはがした

あぁ、もう少しだったのに

……じゃなかった、助かった……

「おっとっと」

「穂乃果ちゃん、積極的……」

「花陽ちゃんにもしてあげようか?」

ニシシといたずら顔で花陽を誘惑する穂乃果

「け、けけけ結構です!」

花陽が赤面してる

もう、そういう事は私だけにしてよ

「にゃー!かよちんは凛のなのー!」

「そっち!?」

「冗談だよ、じょーだん。あ、もうこんな時間。じゃあまたあとでねー」

教室の引き戸をスタイリッシュに引いて、台風の目は消えていった

「……見ての通りよ」

「う~っ、いつもの穂乃果ちゃんじゃないみたいにゃー」

「なんていうか、男の人っぽかった……」

「あんな恥ずかしいの、人前でされたら恥ずかしすぎるわよ……はぁ」

……本当だけど、嘘

悟られないように、両手で顔を隠す

今の私、絶対変な顔してる

「ねえねえ西木野さん、今の人誰!?うちの制服着てたよね?」

「なんか王子さまっぽいオーラだしてたよね!」

そこに、クラスメイトがいろいろ話しかけてくる

普段はあまり話さない、少し洒落っ気のある子たちだ

王子様?そんなんじゃない

なんて反論しようとして顔を上げると、気づいたら、教室にいた子たちみんなこっち見てる

あぁ、なんか消えてしまいたい

「……穂乃果よ、高坂穂乃果。2年の」

「え!じゃあイメチェンしたの!?すっごー……」

別に、そんなすごいことでもないと思うけど

「穂乃果ちゃんモテモテにゃー」

凛の何気ない一言に、私の心が不協和音を奏でる

モテモテ?私を置いていこうって?そんなの許さないんだから

「……とりあえず、なんでああなったのか、原因を探ってみましょう」

(かよちん、真姫ちゃんやきもち妬いてるにゃ)

(そっとしておいてあげよ?)

「……聞こえてるわよ、二人とも」

「にゃっ、にゃあ~あはは……」

「ご、ごめんね!わざとじゃないんだけど……」

「わかってるわよ、その代わり、協力してよね?」

「うん!」

「あの穂乃果ちゃんを野放しにしてたらかよちんがとられちゃうにゃー」

まだ言ってるし

「凛、一応あなたも割と恥ずかしいこと言ってるからね?」

「え?そうなのかよちん?」

「う、うん、学校ではちょっと……ね?」

「そっかぁ、わかったにゃ!」

分かってるのかしら、この子……

※ここで一旦ラスト

次の更新でこのスレラストにしようと思います

授業の終わるチャイムが鳴る

……と、私の中の記憶は言っている

とりあえず授業はまじめに受けたけど、なんせ数学が苦手だって

解けない問題ではなかったと思うけど……

「ほ、穂乃果?」

「ん?なにー?」

海未ちゃんが私に話しかける

その怪訝そうな顔に私は言い知れぬ不安を覚える

「本当に、あなたは穂乃果ですか?」

やっぱり。この子はそんなにも不真面目なんだろうか

偶然とはいえ宿主を間違えたかもしれない

でも、今の私は高坂穂乃果

ひとまず、ここは何とかうまく切り抜けないと

「ひどいよ海未ちゃん、何が違うってのさ!」

「え、いや、その……授業を真面目に数学を受けているのを見ると……」

「ふーん、私はまじめじゃないですよーだ」

「穂乃果ちゃん、あれは穂乃果ちゃんが苦手な数学を受けてるのが嬉しいんだよ、海未ちゃんは。ね?」

「そうなの?」

「うっ……そ、そうですが……」

「じゃあ不安な顔するよりむしろ褒めてよ!ひどいじゃん!」

「す、すみません……」

「なーんてね、気にしてないよ♪」

ふぅ、この場は切り抜けられたね

「それより、なんか今日の先生気合入ってたね。ことり、ちょっと疲れちゃった」

「ええ、板書も大量にありましたし」

この人たちは知らない

私がいるから、疲れているだけだって

-昼休み-

「希、いるー?」

「ん?あら真姫ちゃん。どうかしたん?」

「ちょっと、相談があるの」

「ふーん、穂乃果ちゃんのこと?」

「うぇっ」

相変わらず、すごい勘ね

思わずたじろいじゃった

私の心が読まれてるのかしら

……私って読まれやすいのかしら?

「……そうだけど」

「そっか。それで?」

「あの、穂乃果が変なの」

「ほうほう」

「ええ、なんか調子狂うというか」

「ちょっと、具体的にお願い」

「あ、絵里……」

「気になるじゃない、私にも教えてよ」

「……まぁいいけど」

「あら、真姫。3年の教室にいるなんて珍しいわね。どうしたの?」

「にこちゃん……とりあえず穂乃果には内密で」

「いいから、続けて」

「今朝、二度も穂乃果に誘惑されたのよ、それも人前で」

「おぉ……」

「なんだそんなこと。まぁいつかやるとは思ったけど、さ」

「ちょっと、私だってまだ混乱してるのよ?」

第一、人前でやることじゃないし……

「それだけじゃないのよ?なんか格好も全然違くて」

「あぁ、見たわよ。なんか女子高生らしからぬ制服ズボンだったわね」

「そう。なんかいきなりボーイッシュになったというか、男に目覚めたというか」

「ふむふむ。それに何か原因があるって思ってうちのところに来たんやね?」

「ええ、何かわかると思って」

「ふーむ、聞いてる限りでは人格が変わったみたいやね。記憶に関しては?」

「何もないわね。何かあった方が面倒だけど」

「無いなら、確証があるまでは下手に動かない方がいいわね」

「でも……」

「もしかしたら穂乃果ちゃんの気まぐれかもしれんし」

「きまぐれって、そんなことするような子でもないと思うけど」

「なんだっていいわよ、どーんと構えてればいいじゃない。穂乃果の彼女なんだから」

今更、穂乃果の彼女と言われて赤面してしまう

改めて、私と穂乃果の関係が特別なものなんだって思わされる

特別な関係、誰も介入できない私たち二人だけの楽園

そう考えたら、私の苦々しく結んだ口が、甘さを見つけて少しふやける

「あ、真姫ちゃん照れてる照れてる~」

にこちゃんに茶化されて、緩みかけた口がまた堅くなる

「て、照れてなんかないわよ!話はおしまい!じゃあねっ!」

逃げるように3年の教室から足早に出て行く私

教室から出ていくとき、ちらりと3人の顔がそろって微笑を浮かべていたのが見えて、余計に足は速く動いた

なによ、三人して私のことからかって!

それにしても彼女、か……

……少し、ううん、すごく心地のいい響きがするわね

「ふふっ、ふふふっ♪」

速足はいつのまにか普通に戻っていて、それに少しだけ歩調が軽くなった気がした

そんなところに、彼女は現れた

「どーしたの?真姫ちゃん」

「うぇっ!?」

「上機嫌だったけど、何かいいことでもあった?んん?」

「……何もないわよ」

「ふぅん……」

私が何も言ってくれないからか、目を伏せて眉を曇らす

その姿が、なんとなくしょげた子犬に見えて、少し愛らしい

もう少し見ていたい気もするけど、せっかく会ったことだし、今朝のことを注意しようかしら

なんて思っていたら、次に話しかけてきたのは、穂乃果の方だった

「ねぇ、ちょっと来てもらっていい?」

急にかしこまるなんていつもの穂乃果らしくない

いや、穂乃果のまじめな話なのかもしれない

どちらにせよ、聞いておくに越したことはないと思う

「いいわよ。じゃあ中庭で……」

「で、できれば、誰もいないところがいいな……」

目をそらして、顔を赤くしている

誰もいないところで話すこと……なら、今朝の話、というわけではなさそう

「そう。なら屋上に行きましょう」

手を差し出す

穂乃果は少しためらったあと、ゆっくりと優しく私の手を握る

暖かい手に少し安堵して、けれどいつもと違う穂乃果の様子に少し不安を覚えて、私は彼女の手を握り返す

「……うん!」

私の目に映るその笑顔は、まぎれもない穂乃果の物だった

-屋上-

「それで、話って?」

私は屋上の柵のところに腰かけて、単刀直入に問う

            ―――やっぱりいうのが怖い

穂乃果はこの問いに、目を伏せて、黙りこくるだけ

            ―――だって、こんなこと言ったら言われる言葉なんて決まってるから

「なによ、はっきりしてよ」

            ―――私は、どうであれ拒絶されてしまう

「穂乃果。しっかりしなさい」

「え?」

「話たいことがあるから、私をここまで呼んだんでしょ?」

「話してスッキリさせちゃいなさいよ」

            ―――この人は、私の不安を一緒に抱えようとしてる

「あの、私、高坂穂乃果じゃないんです」

「……は?」

            ―――あぁ、やっぱり

……少し意味が分からなかったけど、何となく言いたいことはわかった

正直、混乱しているけれど

            ―――言わなければよかった

「……それで、あなたは誰なの?」

            ―――…え?

「教えてよ、そんな呆けた顔してないで」

            ―――……言わなければ良かったなんて、思わなければよかった

「あ、はい!私は……」


それから、一言一句逃さぬよう真剣に私は彼女の話を聞いた

どうやら穂乃果は憑りつかれているらしく、憑りついているのは小さな霊らしい

「それで、あなたはどうしたいの?」

「……生前にできなかった、恋というものをしたくて……」

「……なるほどね」

「この人、いえ、穂乃果さんは羨ましいです、あなたみたいな素敵な人に恋をして」

「……女同士、だけどね」

「愛に性別は関係ありません!私の想い人も、同性でしたし……」

なんか、穂乃果の顔と声で丁寧に話されても違和感あるっていうか……

その、不思議な感じ。ふふっ

こんなことが起こるなんて予想もしてなかったから

            ―――そんなに、笑わなくても……

「わかったわ。それで……あっ」

立ち上がった瞬間、体が悲鳴を上げた

気づいたら、膝をついて、前につんのめっていて、何が起こったのか分からないでいた

「何で、どうして……?」

「あ、あの、私のせいなんです」

穂乃果が私を抱き起こして、柵の所に腰かけさせる

「……どういうこと?」

「私が近くにいると、周りの人の精気を奪ってしまうんです」

「どうにかできないの?」

「こればかりは、どうしようも……」

            ―――最後のごめんなさい、が言えない

            ―――こんなこと言っても許してくれないだろうから

穂乃果の顔が曇る

けれどここまで嘘偽りなく話していたことや、今自分に起きていることを考えたら、これも嘘ではなさそう

もとより、信じるほか道はないのだし

「……どうすれば抑えられるの?」

「…あまり、話さないようにすれば。多少は抑えられるかと」

「……そう。これが終わるにはあなたが成仏できるまで、私と恋人でいられればいいってことね」

「……端的に言えば」

この子の口から知的な言葉が出ると変

いや、厳密には穂乃果本人ではないのだけれど

でも、こんな知的な穂乃果もたまには見てみたいと思っていて……

そういえば……

「改めて聞くけど、どうしてあなた、ズボンなの?」

「あの、はい、生前は男として厳しく育てられたもので、そのせいで」

「何回か私に近寄ってきたのは?」

「恋人、というものが分からなかったのでどうしていいかわからず……」

バカらしさでため息一つ

この人、ある意味穂乃果よりバカかもしれない

安心で胸をなでおろす

こんなバカに憑りつかれて、穂乃果も不運ね

けれど、こういう真面目なバカは嫌いじゃない

「それじゃあ、よろしくね」

「……はい」

「先に行ってて。私は少し休んだら行くから」

「……はい」

「それと、私以外といるときはちゃんと穂乃果のフリしなさいよ?」

穂乃果は小さくうなずいて、私の前から消えた

直後、とてつもない疲労感で私はそこにうずくまる

心臓が握られてるかのようにぎゅうっと締め付けられて

汗が噴き出して、動悸が激しくなる

まるで全力疾走をした後みたい

「……つら」

辛い、けれど

穂乃果を取り戻すためなら、なんだっていい

放課後、いつも通りの練習……だったはずなのに

「な、なんで今日こんなしんどいの……」

「わ、わかりません……」

体力があまりない方のにこちゃんと花陽が、開始30分ほどですぐに根を上げた

無理もないと思う

今日のダンスステップはいつもより複雑だし、動きも多いし

けれど、それ以上にあの穂乃果がそばにいることが原因

「確かに……私も今日体、重いわね……」

「絵里ちの場合はそのボディが原因と違う?にしし」

「の、希……」

いたずらっぽく希は笑っているけど、当の希は眉ひとつ変えないでいる

こういうのにも耐性があるのかしら

「それより、ことりちゃんと海未ちゃん、あれ大丈夫なの?」

凛も案外平気そうだ

それよりも、凛が指差した先の……もはや死体と言っていいくらいの二人が、シートの上で倒れ伏していた

「ごめんねぇ……なんか、全然力はいらなくて……」

「すみません、私も疲れがたまっているようで……」

「無理することはないわ。……今日はまともにみんな出来そうもないし」

「えー!?凛もっとやりたいー!」

「仕方ないわよ。みんなと合わせなきゃいけないパートもあるし、一人が抜けていたらダメでしょ?」

「凛の言いたいこともわかるけど、こんな調子だと何もできない気がするわ。……私も含めて」

「今日のところは各自ゆっくり休養を取るほうがええな」

「さんせーい」

次々意見がまとまっていく

それより不安なのは、この中で唯一無言を貫いたあの子が、気がかりだった

「穂乃果、一緒に帰りましょ。今日、うちで泊まっていっていいから」

「ふぇっ!?あ、ああ、うん!」

「それじゃ、海未とことりを部室に連れていくの手伝うから、穂乃果は先に変える仕度しておいて。希、凛、手伝ってくれる?」

「はーい」

「任せとき。……ねぇ、真姫ちゃん」

やっぱり気づいてる

むしろ気づかない方がどうかしてる

最初に相談を持ち掛けた相手だし、こういう系統に関してはいろいろ頭が回るんだろう

「……私に任せておいて」

「……わかった、気ぃつけてな」

いつもハの字の優しい眉が、今回ばかりは心配そうに少しだけ歪んだ

多分、悪い予想をしている

彼女の予想は、当たる

練習を中止した、帰り道

私と穂乃果は二人であの公園に来ていた

まだ少し前のことなのに、なんだかずいぶん昔のように感じられる

「うぅっ、寒……」

穂乃果が手をこすり合わせて、手のひらに息をかける

あの時も少し肌寒さがあった

穂乃果は俯いて、消沈した様子をずっと続けている

「……ここね、私と穂乃果が初めて結ばれた場所なの」

穂乃果は何も答えない

「…初めて、恋っていうものを実感したわ。好きな人の体に触れたところが吐息が触れたところがものすごく熱くなって」

「胸が、ドキドキして、心がふわふわして。この気持ちを伝えられたらって」

「あなたも、覚えがあるんじゃないかしら?」

「……どきどき、ふわふわ」

思案する様子で、胸に手を当てて目を閉じる

            ―――……懐かしい

思い出に浸っているのかしら

嬉しそうな顔してる

「はい、よく、覚えてます」

穂乃果の顔が優しい笑顔を浮かべる

            ―――…けれど、私の恋は……

「けれど、恋って苦い」

また、穂乃果の顔が曇る

きっと、悲恋で終わったんだ

「……そうね」

私も、穂乃果を傷つけたことを思い出す

「……けれど、苦さは甘さに変わるわ」

「……そうですね」

穂乃果は、気まずそうな笑顔を浮かべる

元の記憶と、穂乃果の記憶が混在しているのかもしれない

ふと、目の前が真っ黒になりそうになる

「……ぅっ」

「あっ、大丈夫ですか!?」

「へ、平気よ、少し意識が飛びそうになっただけ」

思ったよりも体の消耗が激しい

もしかしたら明日はピクリとも動かなくなるかもしれない

それでも耐えなきゃ、この子のためにも、穂乃果のためにも

「さ、思い出話はこれくらいにして、帰りましょう?」

夜、私は今、穂乃果と一緒のベッドに寝ている

穂乃果は、もうすっかりこの家に泊まり込むために用意した寝間着を着ている

正直、今にも意識がなくなりそう

けれど、私たちにはやり残したことがあるから

「あの、接吻……いえ、キスしてもいいですか?」

彼女が、最も欲したもの

「…そういうのは聞くものじゃなくて、そういう風に仕向けるものよ」

なんて、私が言えた義理じゃないけど

「……どうやって?」

「……教えてあげる」

私は、穂乃果の体を抱く

穂乃果の胸の音と、私の胸の音が重なる

「あっ……」

穂乃果の顔が、カーテンから漏れる外の明かりで逸れるのが分かる

「緊張してる?」

「……当たり前です」

「私は、もう慣れっこ」

            ―――光に映る彼女の優しい顔。あの人を思い出させる

            ―――ほしい、その、唇が……

穂乃果が、待っている

慣れたとは言ったけど、相変わらず私の胸は大きく鳴りっぱなし

少しずつ、近づく―――

ぎりぎりまで近づいて、私は止まってしまった

「……ごめん」

「…どうしたんですか?」

「あなたとは、キスできない」

私が穂乃果以外とすれば

それは穂乃果を裏切ることになる

体が穂乃果なのはわかってる、けれど

「……」

穂乃果が、また黙りこくる

             ―――私はどうすればいいだろう

「ごめん、ごめんなさい……」

涙が、溢れる

             ―――泣いてる

「ひっく、ぐすっ……」

静寂の中、私の泣き声だけが部屋に響く

そんな中、穂乃果は私の頬を指でなでる

「……綺麗な涙、優しいんですね」

「違う……だって!」

「他人のために流せる涙は、美しいものだと以前教わりました」

「……私は、私は……」

違う、優しくなんかない、ただ自分の気持ちを優先してるだけ

あなたは穂乃果じゃないから

だから、できないだけ

             ―――この人のために、できることは

             ―――ごめんなさい、嘘つきになります

「……大丈夫だよ、私は、いなくなったりしないから」

「え?」

穂乃果?穂乃果なの?

「真姫ちゃん、私、真姫ちゃんとずっと一緒にいるから」

「うん、うん……」

どんな形でもいい、穂乃果がいてくれる

だから、私は……

「ん……」

「んん……」

「んっ……あむっ、んふ……」

「ふぅ、んう……」

「……ちゅっ、ふぁ……あん」

「ぁ……ふあぁ……」

              ―――これが、キスの味、私の追い求めたもの

              ―――これで、思い残すことはない

「……ありがとう」

              ―――私の、最後の言葉

それを最後に、穂乃果は眠りについた

私も……もう、眠い……

真姫ちゃんが眠ってから3日。真姫ちゃんは目を覚ましてくれない

私が目を覚ました時には、真姫ちゃんは寝ているふりをしているだけだと思った

けれど、そんなことはなくって

真姫ちゃんが何かしてたっていうのは覚えてる

けど、全部覚えているわけじゃない

なんで、なんでそうやってどこかに行っちゃうの

どうして、一人で無理するの?

「一人に、しないでよ……」

寂しいよ、真姫ちゃん……

涙が、瞼にたまる

そこに、ドアのノックが鳴る

「穂乃果、今日も来てたのね」

「絵里ちゃん……」

慌てて目をぬぐう

恥ずかしくて、見せられないから

「ホント、寝坊助ね、この子。みんな心配してるってのに」

にこちゃんが悪口と一緒に入ってくる

けれど、その右手のに提げてるお見舞いのものから、本気で心配してるってのはわかる

「真姫ちゃん、心配やね……」

「ただ、こん睡してるだけだって、お医者さんは言ってたけど」

「原因がわからないものね。だから対処しようがないし……」

「ま、王子様のキスでもすれば起きるんじゃないの?」

「にこっち!」

「……ご、ごめん、どうしても、ただ寝てるっていうのが信じられなくて」

「……邪魔したわね、そろそろ私たちは帰るわ。穂乃果もあまり遅くならないようにね」

「……うん」

王子様のキス、か……

眠っている真姫ちゃんにそんなことしていいのかな

患者さんに触っちゃいけないって、小さい頃に教わったことがある

私は、悪いことしようとしてる

けど、絵本で呼んだあの童話も……

今の真姫ちゃんを、起こせるなら……

誰もいない、やるなら、今しかない

どんなことでもいいから、なんでもやりたい

ぐっと身を乗り出す

息をのむ

冷たくなった左手をぐっと握りしめて、右腕で真姫ちゃんを抱きしめる

「……一生のお願い、起きて、真姫ちゃん」

ゆっくりと、少しずつ……唇に触れる

冷たい、唇

このまま、目を覚まさなかったら、死んじゃうのかな

死んじゃやだ、死んじゃやだ!

そんな気持ちで、ずっと、ずっとキスしてた

その時、少し左手を握り返された気がした

「え?」

びっくりして、思わず離れる

それから、ぎゅっと、左手がもう一度握られる

「……うそ」

「……嘘じゃないわよ」

心が跳ねあがって、怒りたくって、泣きたくなって

「ずっと、呼んでたでしょ?」

けど、すごく嬉しくって

「……おかえり、真姫ちゃん!」

もう一度、驚く真姫ちゃんを壊れちゃうくらい強く抱きしめて

私は、幸せを感じていた

-おしまい-

駄文に付き合ってくれてありがとな

じゃあの

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年07月12日 (土) 21:36:14   ID: -CUHQ7MO

楽しみにしてます!

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