ベルトルト「僕はベロリンガじゃない！僕はベルトルトだ！」

ミカサ「どうしたのベロリンガ？いつもならすぐに食べるのに」

ベルトルト「ポケモンフードなんて食べられないよ！」ﾎﾟｲ

エレン「あっ、落とすなよ」ﾋｮｲ

エレン「もったいないぞ、ベロリンガ」

ベルトルト「いや、だから」

ベロリンガ「ンガ」

アルミン「ほら、ベルトルトももったいないってさ」

ライナー「おはよ」

アルミン「おはよう、ライナー」

エレン「おう」

ベトベトン「ベトー」

アルミン「ベルトルトもおはよう…って！？」

エレン「ベルトルトがもう一人！？」

ミカサ「ベルトルトはもういるのに、何故」

ベロリンガ「ンガ」

ライナー「！？なんで二人も！？」

ベルトルト「いやお前らな」

サシャ「本当に二人いますね」

コニー「おい、どっちが本物のベルトルトなんだ？」

ベロリンガ「ンガ」

ベトベトン「ベトー」

ジャン「どうやら今回はコニーがバカなだけってわけではなさそうだな」

マルコ「どうして増えたんだろ」

ユミル「めんどくせえ」

アルミン「教官には何て報告しよう」

ベルトルト「いや僕はここですよ」

クリスタ「ベロリンガも混乱してるみたい」

アルミン「ライナーはベルトルトと同郷だったよね」

エレン「ライナー、どっちが本物なんだ？」

ベトベトン「ベトー」

ベロリンガ「ンガ」

ライナー「うーむ…俺にも見分けがつかん」

ベルトルト「もしもーし、ライナー？僕はここですよー」

ライナー「ベロリンガもわからんか」

ベルトルト「ベロリンガじゃないってベルトルトですって」

ライナー「だよなぁ」

ベルトルト「だよなぁじゃねえよ何わかったような台詞吐いてんだ」

アニ「ベルトルトが二人なんて普通にありえないんだからどっちかは偽物でしょ」

アルミン「うん。僕もそう思う」

ベルトルト「待てアルミン両方偽物だ」

サシャ「今日のベロリンガはよく鳴きますね」

ユミル「愛しのご主人様が二人いて混乱してるんだろ」

ベルトルト「いや待て僕はベロリンガなんて飼ってた覚えはないぞ」

ユミル「ほら、本物に早くなでなでしてもらいたいってさ」

サシャ「言葉がわかるんですか！ユミルすごいですね」

ユミル「まあな」

ベルトルト「嘘ついてんじゃねえよ本当なら僕の言葉ちゃんと伝えろよ」

ベロリンガ「ンガ、ンガ」

ベトベトン「ベトー」

クリスタ「二人とも喧嘩はダメだよ」ｷﾞｭｯ

ベロリンガ「女神」

ベトベトン「神様」

ライナー「さすがクリスタだな」(結婚したい)

ベルトルト「おい今こいつら喋ったぞ」

エレン「さっきからベロリンガが落ち着かないな」

ミカサ「さっきもポケモンフード食べなかった。病気かもしれない」

アルミン「ベルトルトのことはよくわからないし、とりあえず僕はベロリンガを医務室につれていくよ」

エレン「そうした方がいい。な？ベルトルト」

ベロリンガ「ンガ」

ベトベトン「ベトー」

アルミン「よし、ベロリンガ。ついてきて」ｸﾞｲｯ

ベルトルト「もうどうでもいいや…」ｽﾞﾙｽﾞﾙ

ミカサ「やっぱり元気ない」

医務室

アルミン「先生を呼んでくるから、とりあえず寝ててね」

ﾊﾞﾀﾝ

ベルトルト(…)

ベルトルト(僕はベルトルト)

ベルトルト(そう、ベルトルト)

ベルトルト(ベロリンガじゃない。ベトベトンでもない)

ベルトルト(…)

ベルトルト(ていうかベロリンガとベトベトンてなんだ？)

ベルトルト(ポケモン？)

ベルトルト(ポケモンて何だよ)

ベルトルト(…)

ベルトルト(まさか…)

ベルトルト(これは夢なのか？)

ベルトルト(…)

ベルトルト(そもそもいくら僕の影が薄いからといって、昨日まで仲の良かった連中が僕を忘れるなんてあり得ない。しかもライナーまで)

ベルトルト(…夢なら納得がいく)

ベルトルト(試してみるか)

ベルトルト「…」ｶﾞﾘｯ

ﾄﾞｶｰﾝ

エレン「うわっ!?なんだ!?」

ジャン「地震か!?」

コニー「おい！あれ！」ﾋﾟｯ

超巨大ベロリンガ「…」ｽﾞｰﾝ

一同「!?」

超巨大ベロリンガ(どうしてこうなった)

ミカサ「大変。ベロリンガがでかくなった」

コニー「進化したのか」

エレン「おーい、ベロリンガー！」

超巨大ベロリンガ(…元に戻れない)

ベルトルト「はっ…！」ｶﾞﾊﾞｯ

ベルトルト「…」ｷｮﾛｷｮﾛ

ライナー「…ｺﾞｶﾞｱｱｱ」zzz

エレン「…ミカサ…苦しい」zzz

ミカサ「エレン…エレン…」ｷﾞｭｯ

アルミン「…ｽｰ…ﾌﾍﾍ」zzz

ベルトルト「…夢か」