あずさ「すべてが計算通りです」 (18)

P「困ったな。」

あずさ「そうですねぇ~」

P(なんでこんなことになっいるんだろう。

  俺のプロデュースしているアイドル、あずささんはついにトップアイドルの座に君臨した。そして俺たちは今日、授賞式を終えてカフェで今後どうしましょうかねーとかだべりながら時間を過ごした。
  そしていい時間になったので近くにあった小洒落たイタリアンで夕飯を食べ、解散した。はずだった。)



アイマスあずささんSSです。短め?です。
生暖かくお願いします。

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P(あずささんもついにトップアイドルか。必ずなれると思ってたよ俺は。けどあずささんのあの感じ・・・

  引退とか考えてるのかもしれないな・・・止めるべきなのか・・・?俺は・・)ガチャ


あずさ「あら~?こんばんは~」


P(俺の家のリビングであずささんがくつろいでおられる。

  俺が乗った電車が出るとき、反対方向のホームにいたのを見たはずだ。

  これは誰だ?そっくりさんか?幻覚か?たまってんのか?俺)

P「あずささん・・・ですか?」

あずさ「はい、そうですよ~?」

P「えと、なぜうちに?」

あずさ「それが私にもさっぱり・・・なんでプロデューサーさんの家にいるのかしら~?」

P「ど、どうやって入ったんですか?」

あずさ「ドアからだったような・・・」

P「鍵しめ忘れたっけ俺・・・まぁいいや、多分いつもの迷子ですよね。

  駅まで送りますから、帰りますよ。」

あずさ「は~い」

P「じゃぁ、今日はお疲れ様でした。疲れてるでしょうしゆっくり休んでください」

あずさ「はい、わざわざホームまできてくださってありがとうございます~」

P「いえ不安だったので」

あずさ「それでは~」ノシ

P「はい、おやすみなさい」ノシ
プシュー
ガタンゴトン ガタンゴトン


-P宅-

P「ふぅ、今度こそ、乗った電車が発車するところまで見届けたし、大丈夫だろう。」ガチャ

あずさ「おかえりなさい~」

P「おおぅ・・・」

あずさ「ごめんなさいプロデューサーさん・・・」

P「ど、どうしました・・・?」

あずさ「勝手なことするのはどうかと思ったんですが・・・、お風呂、沸かしておきました~」


P「わぁほんとだありがとうございます!」


P「じゃなくてぇ!!」

P「電車乗ったよね!?手振ってたよね!?快速だよねあれ!?」

あずさ「私にはもうなにがどうなってるのやら~」

P「あれ!?しかも知らないバスタオルと歯ブラシが!?」

あずさ「あ、それ私のです~。なんか、私物まで迷子になるようになってしまったのかしら~」

P「ヤバくねえかそれ!?人として!!」

あずさ「でもプロデューサーさんの家ですから平気です~」ウフフ

P「はぁ・・とりあえず帰りましょう・・・今度は家まで送りますから・・・」

あずさ「はぁ~い。でも迷子になった荷物達は持っていくのが大変ですから、置いていっていいですか?」

P「まぁそうですね・・・バスタオル、スポンジ、歯ブラシ、シャンプー、コンディショナー、ボディソープ・・・

  お風呂周りのものばっかり迷い込んできてる・・・けど確かに結構な量ですな・・・こんど郵送します・・・」

あずさ「わざわざすいません~着払いで結構ですので・・・」

-あずさ宅-

P「つきましたね。」

あずさ「せっかくですし、お茶でも淹れますね。少し休んでいってください。」

P「んー、そうですね。まだ終電までは時間も余裕あるし、お言葉に甘えます。」

あずさ「じゃあ、良い紅茶いれちゃいますね~」

P(今日は一日中あずささんと一緒にいるなぁ~・・・ん?)

P「あのー?あずささん、あそこの紙袋、服がいっぱい入ってますけど、誰か泊まりに来てるんですか?」

あずさ「いえいえ、アレは今から泊まりにいk・・・あ、紅茶はいりましたからその話はもうやめましょうねー」

P「はぁ・・・?いただきます」ズズ





P「紅茶ごちそうさまでした、おやすみなさい」

あずさ「はぁ~い、おやすみなさいプロデューサーさん」







-P宅-

P(なんか仕事以外のところでくっそ移動したな・・・距離に換算したら東京ー静岡くらいいってんじゃねえかこれ・・・)
P「あー疲れた・・!もう1時か・・・ビール飲みながらワールドカップでも見よ・・・」ガチャ

あずさ「おかえりなさい、ビール冷えてますよ~?」

P「」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

P(そして今に至る、というわけだ。お分かり頂けただろうか。

  トップアイドルともなると時空をねじ曲げられるのだろうか。)


P「あずささん、その格好は?」

あずさ「これは部屋着です~。お気に入りなんですけど、どうですか~?すこし生地が薄すぎるかしら~?」

P「そうですね、そそります。じゃなくて!そんな無防備な格好で迷子になってさまよってたんですか!?」

あずさ「いえ~、普通にさまよってここにたどり着いたんですけど、洋服セットもここに迷い込んでて・・・」

紙袋「ヤァ」

あずさ「終電ももうないので、着替えちゃいました~」

P「」



あずさ「・・・プロデューサーさん、お昼間の話ですけど・・・」

P「え?どしたんですか、突然。昼間の話・・・あ、今後のこと、ですか?」

あずさ「はい・・・私やっぱり引退しようと思うんです。」

P「!!・・・そうですか。そう決めているのなら、俺はあずささんの第二の人生を応援します。

  たとえアイドルを引退しても、俺はあずささんの味方ですよ。」

あずさ「本当ですか!」

P「はい。これからのこと、なにか決めているんですか?」

あずさ「私、あの、プロデューサーさんと結婚します!!」

P「!?」

あずさ「前にも言いましたが、私は運命の人を見つけるためにアイドルになりました。

    プロデューサーさんが私の運命の人なら、私の夢はもう・・・目の前なんです!」

P「あずささん・・・」

あずさ「アイドルとプロデューサーという立場が問題だ、と言われるのは分かっていました・・。

    だから一度頂点を極めて、引退した後でなら、と思って・・・。」

P「そこまで考えて・・・わかりました、あずささん。

  いや、あずさ。女性に言わせてしまうなんて、申し訳ないですけど、結婚しよう!」

あずさ「プロデューサーさん!!」ダキッ

チュンチュン





あずさ(方向音痴キャラを演じ続けてかれこれ3年・・・

    長かったわ~こうして強引に押しかけても疑問に思われない下地作りは・・・

    ふふっ、こんな嘘ならいいわよね・・?)



お わ り

駄文失礼しました
html化依頼出してきます

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