上条「クラスの三バカの日常?」 (72)

禁書キャラによる学園もの

一連の騒動は収まり、何だかんだ平和になった設定

上条さんが高校二年生になったところからスタート

基本的にほのぼの

したらば掲示板 禁書板 クラスの三バカの日常 が好きで立てました

ただしオリキャラなどは登場せずに、人間関係も変化します

あくまでオマージュって感じでのスレタイです

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1404057121

新年度 新学期 初日

青ピ「ねえねえカミやん、知ってる?」


上条「いきなり知ってる?って聞かれても何のことか分かるわけねえだろうが。 それで何かあったのか?」


青ピ「今年度からうちの学校に転入生が七人も来るんやって。 それもみんな僕達と同じ学年」


上条「七人って、そりゃまた随分と多いな。 七人もいれば一人くらいは俺達のクラスに来てもおかしくねえかもな」


青ピ「また姫神ちゃんみたいに美人やったらどないしよう?」


姫神「呼んだ?」


上条「うおっ!? いつからそこにいたんだ?」


姫神「相変わらず君は失礼すぎる。隣の席なんだから登校してきたことくらいは気付いてほしい」


上条「悪い悪い」


姫神「それで何かあったの?」


青ピ「今日からうちの学校に転入生が七人くるらしいで」


姫神「……転入生。また私のアイデンティティが一つ失われる」ボソッ


上条「どうかしたか?」


姫神「何でもない。でも七人も転入生が来るって少しおかしいと思う」

青ピ「何で?」


姫神「はっきり言って。この学校は余所からわざわざ来るような特筆すべき点が何もない」

姫神「それが急に七人も転入生が来るのには少し違和感を感じる」


上条「確かに言われてみればそうかもな」


青ピ「別に理由なんて気にすることあらへんって。 僕は可愛い子ちゃんが来てくれればそれで満足や」


上条「可愛い子ちゃんって、まだ女子かどうかすら分からねえだろ?」


姫神「うちのクラスに転入生が来たら女子だと賭けてもいい」


上条「何か知ってるのか?」


姫神「君がこのクラスにいるのに。転入生が女子でない筈がない」


上条「何それっ!?」


土御門「おー、みんな揃ってるにゃー」


上条「おはよーって、どうしたのお前っ!?」


土御門「何が?」


青ピ「めっちゃ顔がやつれてるで?」


土御門「……ちょいと面倒事が舞い込んできてにゃー」


上条(あれっ、不幸の予感?)


土御門「カミやん、少し話があるんだけどちょっといいかにゃー?」


上条(もう間違いないだろ、これ)



少し場所を移して

上条「マジで勘弁してください、土御門さん!!」

上条「何とか進学できて、これからは上条さんも本気で普通の生活を謳歌するって誓ってるんだぞ?」


土御門「本気で普通の生活を謳歌するって、自分で言ってて悲しくならないかにゃー?」


上条「うるせえ! それで今度は何だよ?」

上条「どこぞの魔術結社が学園都市でテロを企ててるとか、まさかまた新しい魔神が現れたって言うんじゃねえだろうな?」


土御門「……そんな話がすぐに口から出てくるカミやんには確かに同情するけど、今回に限ってはそこまで気を張る必要はないと思うぜよ」

土御門「一応念のためにカミやんにも知っておいてもらった方がいいと思ってにゃー」


上条「もしかして転入生絡みか?」


土御門「何だ、知ってたのか」


上条「姫神が一度に七人も転入生が来るのはおかしいって言っててな」


土御門「そこまで分かってるなら話が早い。 もう察しはついてると思うが、今回の転入生はちょいと訳有りの連中だ」


上条「魔術サイドの人間ってことか?」

土御門「いや、全員科学側の人間だ。 ただどうにも癖のある人間ばかりでな」

土御門「今は大分丸くなってるが、万が一の可能性がないとは言い切れない」


上条「それでもしもの時は俺にも協力しろってことか」


土御門「まあそんなところだにゃー」


上条「でも学園都市の人間なら、何でわざわざこの学校に転入してくるんだ?」

上条「何かあったとしても、他にはもっと警備とかがしっかりしてる場所もあるだろうに」


土御門「さっきも言ったが今は全員が丸くなって、何か起こる可能性は限りなく低いぜよ」

土御門「この学校が選ばれた理由は、アイツらがカミやんのいる学校を選んだっていうのが大きいからにゃー」


上条「へ?」


土御門「さて、伝えるべきことは伝えたかにゃー?」


上条「ちょっ、待てって!! もしかして転入生って俺の知り合いなの!?」


土御門「少なくても今はカミやんが出席日数で困るような事態は起こってないにゃー」

土御門「安心して普通の生活を本気で謳歌するといいぜよ」


上条「いやいや、早くも暗雲が立ち込めてるんですがっ!?」


土御門「去年はなんだかんだ色々あったけど、二年になってもよろしく頼むにゃー」


上条「だから人の話を聞けって!! あー、もうっ! 不幸だーーーー!!!!」

とりあえず今は以上です

続きは明日の夜に投下します

続きを投下します

小萌「はいはーい、それじゃさっさとホームルーム始めますよー」

小萌「始業式まで時間が押しちゃってるのでテキパキ進めちゃいますからねー」


青ピ「小萌センセー、今日は転入生がいるって聞いたんやけど」


小萌「随分と耳が早いのですねー」

小萌「これじゃあ勿体ぶっても仕方ないので、早速新しい仲間の紹介に入りましょうか?」

小萌「今回は野郎どもにも子猫ちゃん達にも朗報なのですよ」

小萌「なんとこのクラスには男の子三人に女の子一人の計四人の仲間が一気に加わります!」


上条(七人全員がこのクラスってわけじゃねえのか)

上条(でも四人の転入生が一気に同じクラスに集まるって明らかにおかしいよな?)

上条(だけど小萌先生は生徒が増えていつも以上にニコニコしてるし、他の連中も特に気にした様子はないし)


小萌「とりあえず顔見せだけで、詳しい自己紹介は始業式の後にしますからねー?」

小萌「さあ転入生ちゃん達、どーぞー」


モブA「やだ、凄いイケメン!」

モブB「もう一人も線は細いけど、顔立ちが凄く整ってる!」

モブC「あの人、少しキツそうだけどメッチャ美人だな!」

モブD「スタイルもいいし」

モブE「そしてあと一人は……」

「「……う~ん」」


浜面「……うん、何となくこんな反応なのは予想してたけどさ」



小萌「はい、この子達が今日からクラスに加わる転入生ちゃん達です!」

小萌「それじゃあとりあえず、お名前だけ紹介してもらいましょうか?」


一方「……一方通行だ」ボソッ


垣根「……垣根帝督だ」ボソッ


麦野「……麦野沈利よ」ボソッ


上条(レベル5暗すぎるだろっ!?)


浜面「えーと、浜面仕上です。 よろしくお願いします」


上条(なんだろう、元スキルアウトなのに浜面が一番マトモに見える)

上条(ってかレベル5が一気に三人もやってくるって明らかに異常事態だよねっ!?)

上条(垣根にしても、まさかこっち側がやって来るなんて思ってなかったよ)

上条(……でもこんな状況なのに、思ったよりも落ち着いてる自分が何だか悲しい)


小萌「質問が山ほどあるのは分かりますが、ひとまず体育館に向かいますよー」

小萌「質問タイムはその後まで待っててくださいねー」





モブE「ねえ、一方通行って本名じゃないよね?」


一方「イヤ、これは……」


モブF「垣根君って彼女いるの?」


垣根「うっせえ、あっち行ってろ」


青ピ「ねえ、少し僕を罵ってくれへん?」


麦野「あぁ!?」



浜面「……俺も転入生なのに、大将以外誰も周りにやってこない」


上条「まあ、あの面子が一緒にいるんじゃな」

上条「というかアイツら目の前にいるのがレベル5だって気付いてんのか?」


浜面「流石にレベル5が四人も同じ学校に転入するのは無理があるからな」

浜面「レベルに関しては書類上も色々と誤魔化してるらしいぞ」


上条「あれ、四人? 他にもレベル5が来てるのか?」


浜面「いや、もう一人っていうか。 カブトムシ、えっと白い垣根が隣のクラスに来てるよ」

浜面「他には滝壺と番外個体も隣のクラス」


上条「……そっちも十分凄い筈なのに、何故か随分と平和に感じる」


浜面「元々暗部に所属してたレベル5が三人も揃ってるんだ」

浜面「事情を知ってる人間がこれで平和を感じる方がどうかしてるだろ?」



上条「とりあえず一方通行と垣根には後から話を聞くとして、何でお前らまで学校に来ることになったんだ?」

上条「確か資格か何か取って、働くって言ってなかったっけ?」


浜面「……大将、世の中そんなに甘くねえんだぜ?」


上条「?」


浜面「なあ、もし俺がこのまま社会に出たとしたら周りから見た肩書きは何になると思う?」


上条「どういう意味だ?」


浜面「何だかんだずっと表側で学生してた大将にはまだピンとこないかもしれないが、社会に出ればどうしても世間体っていうものが付き纏う」

浜面「その場合、俺は中卒の元スキルアウトでしかないんだよ」


上条「!?」


浜面「別に中卒だって真面目に働いて立派な人間はいくらでもいるさ」

浜面「でも滝壺やアイテムのみんなを支えていくためにも、働くとしたらそれなりの収入が必要だと俺は思う」

浜面「滝壺は身体が弱いからあんまり無理な仕事はさせらんないし、麦野だってまだ表の世界に馴染んだとは言えないだろう」

浜面「絹旗や黒夜だって本来ならまだ中学生だし、今ある蓄えだって永遠に底を尽きないわけじゃねえからな」


上条「でも無理にお前が稼がなくたって、高位能力者だったらいくらでも仕事があるんじゃねえの?」



浜面「確かに学園都市は進学なんかも高位能力者の方が有利だが、実際に働くとなるとそうもいかない」

浜面「いくらなんでも高位能力者ってだけで無条件に雇ってくれるような普通の会社はないだろうからな」

浜面「それとこれは俺の勝手な押し付けなんだが、あんまり研究機関のようなとこでは働いて欲しくないんだよ」

浜面「元暗部の高位能力者っていえば、口には出さないが能力開発でも過去に辛い経験はあったと思う」

浜面「過去に罪を犯した俺達が言うのはなんだけど、これからは前を見て明るい道を歩いていきたいんだ」

浜面「それだったら学生でいる内はまだ普通に生活を送るだけの奨学金は出るんだし、皆も学生生活を楽しみつつ社会復帰の下準備ができたらと思ってな」


上条「……」


浜面「どうしたんだ、キョトンとして?」


上条「いや、お前がこんなしっかりした考えを持ってるなんて思わなくて」


浜面「麦野達みたいに生き方を選べなかったならともかく、俺が自分の経歴や学歴なんかで悩むのは完全に自業自得なんだけどな」

浜面「俺にとっちゃスキルアウトや暗部での出会いや過ごした時間は掛け替えのないもんだけど、何にしろいつまでも馬鹿やってるわけにはいかなかっただろうし」

浜面「他のスキルアウトの連中も働いたり復学してる奴が増え始めてるよ」


上条(どうしよう、浜面が少しカッコよく見える)


浜面「この学校を選んだのはやっぱり俺の人生の転機になった大将がいたからかな」

浜面「あの後も結局汚れた道を進むことになっちゃったけど、あそこで一般人を殺すような真似をしなくて済んだのは大きいと思う」


上条「そっか」


浜面「ってことで、これからもよろしくな大将!」


上条「おう、こちらこそよろしくな!」

以上です

七人は元暗部+白垣根でした
このssじゃ垣根と白垣根が両方存在してます
ただこれからも学校に来るキャラクターは増えるかもしれません

あとカップリングがある場合は書いといた方がいいんですかね?

上条「それでお前達は何の目的でこの学校に来たんだよ?」


一方「何で俺達の場合は取り調べみてェな空気になってンだ?」


上条「そりゃ学園都市のトップ2がいきなりこんな普通の学校に転入してきたら警戒するのが当たり前だろうが」

上条「土御門から俺がいるからって聞いてるはいるんだが」


一方「べっ、別にオマエと同じ学校に通いたくて選ンだわけじゃねェよ!!」///


上条「」


垣根「何でテメェは頬を染めてんだよ、気色悪ぃ」


一方「あァ?」


垣根「ったく、俺までこんな茶番に付き合わせやがって」

垣根「現実を何も知らないガキ共とぬるい学生生活なんてやってられっかよ」


上条「えーと、垣根は来たくて来たわけじゃないってことか?」


垣根「当たり前だ」

垣根「上層部から手回しがあって、暗部の生き残りも全員が学校に行かされる羽目になってな」

垣根「一々学校を分けて手続きを取るのが面倒ってことで、纏めてここに放り込まれたって訳だ」



上条(土御門の奴、言ってることが違うじゃねえか)


一方「い、言っておくが、本当にオマエがいるからこの学校を選ンだってわけじゃねェからな」

一方「アイテムの連中がここにしたってェのもあるし、少なからず事情を知ってる黄泉川もいるから何かあった時に都合が良いンだよ」


上条「なるほどね」


垣根「しかしどいつもこいつも何の警戒もなしに近づいてきやがって」

垣根「俺達が過去にしてきたことを知ったらどんな顔をするのかね?」


一方「……」


上条「あのさあ、垣根」


垣根「なんだよ?」


上条「俺は過去にお前がしてきたことを詳しく知らないし、あんまり無責任なことは言えないんだけどさ」

上条「まずはお前自身が現実に目を向ける必要があるんじゃねえの?」


垣根「……どういう意味だ?」


上条「そりゃ俺だってこの一年間で起こった事件の裏側を見てきたし、その真相を知ってる奴が殆どいないことは分かってるよ」

上条「ずっと学園都市の裏側を見てきたお前からすれば、確かにクラスの皆は現実を知らないガキに見えるかもしれない」

上条「でも現実なんてそもそも人によって変わってくるもんだろ?」

上条「お前には下らないもんに見える生活だって、皆にとっては揺るがない現実なんだ」



垣根「だから俺にもその現実を受け入れろってことか?」

垣根「ふざけんな!」

垣根「テメェみたいな善人とは違って、俺がやってきたことは取り返しがつかないことだらけだ」

垣根「いくら胸糞悪い現実を知ってたとしても、俺とテメェじゃ住んでる世界が根本から違えんだよ!」


上条「最初から受け入れろなんて言わない」

上条「ただ今のお前みたいに端から拒絶してるようじゃ、これからずっと何も変わらないんじゃないか?」

上条「お前の言葉を聞いてれば、自分がやったきたことに後悔してることくらい俺にも分かる」


垣根「仮にそうだったとして、いくら後悔しても俺の過去が消えるわけじゃねえだろうが?」

垣根「確かに俺の知らない現実がここにはあるのかもしれない」

垣根「だが少なくてもそこに俺の居場所はねえよ」


上条「だからそれをすぐに自分で決めつけるなって言ってんだ!」

上条「当事者ってわけでもないし、何も知らない俺が何を言っても綺麗ごとだってことは分かってる」

上条「でもお前の過去は知らなくても、今のお前も垣根帝督って人間であることに変わりはねえだろ?」

上条「分かれたもう一人のお前だけじゃない、今目の前にいるお前の優しさも俺は確かに知ってるんだよ!」



垣根「だったらどうしろっつうんだっ!!」

垣根「気まぐれで見せただけかもしれない善意を免罪符にして、これからのうのうと暮らしていけって言うのか?」


上条「これからどう生きていくか決めていくためにも、お前は今の現実に目を向けなきゃいけないんだと思う」

上条「無責任かもしれないけど、それを最終的に決めるのはお前自身だ」

上条「ただお前がどんな選択をするにしろ、俺は仲間としてお前のことを支えたいと思う」


垣根「……」


上条「せっかくこうやって同じクラスになったんだ」

上条「お前には酷なことかもしれないけど、俺はお前とも一緒に学校生活を楽しみたい」


垣根「……チッ、分かったよ」


上条「垣根!」


垣根「これから先も俺が胸を張って歩けるような人間じゃないことに変わりはねえ」

垣根「でもそんな俺がこれからどうすべきか決めるためにも、テメェの言う現実から逃げないことにするさ」

垣根「色々と世話になることもあると思うが、当分の間はよろしく頼むぜ」


上条「ああ!」


一方(あれっ、何か俺って空気じゃねェ?)

今日は以上になります

カップリングは上浜、上垣、上土、上青







……冗談です

とりあえずメインで決まってるのは上琴、浜滝、そして番外通行よりの番外通行止めです
垣根は候補が二人いるけど、どっちになるかは未定
他には土御門兄妹と青ピにも誰かくっつけるかも?

すみません、説明不足でした
学園ものでカップリングも存在しますが、全員が全員とある学校に転入してくるわけじゃありません
学園ものっていうよりも日常生活って感じの方が正しいかもしれません

なんかスレッド一覧みていたら見ていたら懐かしいタイトルを見つけたな。
あえてトリップをつけさせていただきましたww 誰だか解りますかね?ww
楽しみにしていますww

このss自体は全然嫌いじゃないんだが、禁書板みたいに酷いキャラsageはあるの?
だとしたらそっ閉じするんだが

お久しぶりです、投下します

>>46さん、すみません
自分はスレに参加してたわけはでないので
いちゃいちゃと三バカが同じwikiにまとめられている頃にそこで読んでました
既にスレ自体はあまり機能してなかったようで
ただ三バカスレが好きだったのは本当なので、そこで書いてた方が読みにきてくれるのは嬉しいです
これからもよろしくお願いします

>>48さん
すみません、キャラsageって認識する範囲が人によって違うと思うので何とも
ただ自分は禁書キャラは基本的に皆好きなので、あからさまに人が不快になるような表現はないと思います
それもあくまで自分の感覚内ですが
キャラ崩壊などに関しては、そのうち多少は出てくるかもしれません

では投下します

土御門「ということで、今日の放課後は転入生達の歓迎会に決定だにゃー!」


青ピ「でも歓迎会って言ったって、どないするの?」

青ピ「何処かに遊びに行くんか、それともご飯を食べに行くんか」


吹寄「せっかくなんだから両方行けばいいじゃない?」

吹寄「麦野さんも時間は大丈夫?」


麦野「え、ええ」


浜面(麦野がまだぎこちないながらも普通に会話をしてる)

浜面(うんうん、やっぱりこの学校を選んでよかったな)


姫神「歓迎会なんだから親睦を深めるためにも。確実に別行動になるゲームセンターとかはあまり好ましくない」

姫神「どうせならボーリングとか。みんなで楽しめるものが良いかも」


吹寄「確か第六学区にボーリングや簡単なスポーツができるアミューズメント施設があったような」


土御門「じゃあそこで適当に時間を潰した後に、前に行ったすき焼き屋でどうかにゃー?」


「「「さんせーい」」」

一方(ボーリングか、やったことねェけど上手くできるかな)ワクワク


垣根(まさか初日からクラスの奴と遊びに行くことになるとはな)


上条「あのー、ちょっといいか?」


一方「オイ、三下! まさか何か用事があって行けねェとか言うンじゃねェだろォな?」


上条「うおっ、いきなりどうした!?」


青ピ「カミやん、本当に何か用事があるん?」


上条「転入生が来るなんて思ってなかったからな」


垣根「割り込む形になった俺が言うのもなんだが、どうしても今日じゃなきゃならない用なのか?」


上条「特にそんなことはねえと思うけど」

上条「ただあっちの都合もあるし、一応確認だけはしとこうと思って」


浜面「こればっかは無理強いできないから無理しなくても……」


上条「いや、別に会おうと思えばいつでも会える奴だから多分大丈夫だと思う」

上条「とにかく少し電話してくるわ」






??『も、もしもし、御坂です』


上条「えっと、上条だけど」


美琴『ど、どうしたのよ、急に?』

美琴『アンタから電話なんて珍しいじゃない』


上条「いやー、今日の件で少しさ」


美琴『あっ』


上条「どうかしたか?」


美琴『……そのことなんだけど私も謝らなきゃいけないことがあって、こっちもちょうど電話しようとしてたとこだったのよ』


上条「何かあったのか?」


美琴『そのー、今日は学校の方で用事が入っちゃって』


上条「もしかして無理になったとか?」


美琴『……うん、ゴメンね』

上条「マジか、ラッキー!」


美琴『ちょっ、ラッキーってどういう意味よっ!?』バチバチ


上条「うおっ、電話越しでもバチバチ言ってるのが聞こえるんですけどっ!?」


美琴『何よ、こっちは楽しみにしてたっていうのに……』


上条「いや、別に御坂と会えなくなったのが嬉しいってわけじゃなくてな」

上条「俺も急に用事が入ったから別の日に変えてもらおうと思って連絡したんだよ」


美琴『……本当に私に会わなくて済むのが嬉しいわけじゃないの?』


上条「今日は進級するための課題を手伝ってくれた礼ってことで俺から誘ったんだろうが?」

上条「それがチャラになったって喜ぶほど上条さんは恩知らずじゃありませんことよ」


美琴『そ、そう、それだったらいいんだけど』


上条「しかし御坂がそんなに俺と会うのを楽しみにしてくれてたなんてな」


美琴『へ?』


上条「まあその方が俺としても嬉しいし、また後でこっちから連絡するよ」


美琴『えっ、あの、その……』


上条「じゃあまた『ちょっと待って!』」

上条「どうした?」


美琴『本当に楽しみにしてるから!///』


上条「お、おう」


美琴『じゃ、じゃあ連絡待ってるわね』ツーツー






浜面「どうだった?」


上条「え? ああ、大丈夫だったけど」


土御門「何やら神妙な顔をしてるけど、何かあったのかにゃー?」


上条「いや、別に何もねえよ」

上条「それよりあんまりちんたらしてると、時間がなくなっちまうぞ」


一方「オマエのことを待ってたってェのに随分な言い草だな」


上条「ははっ、悪い悪い」


吹寄「まあ上条の言ってることも尤もだし、さっさと出ましょうか?」


上条(美琴の奴、何かいつもと感じが違ったな)

上条(何もなければいいんだけど)





黒子「お姉様、転入生達の歓迎会のことですけど」


美琴「……ふ」


黒子「お姉様?」


美琴「ふにゃああああああぁぁぁぁ」バチバチバチバチ


黒子「あばばbbbbbbbb」

以上になります

ここで少しお詫び
最初に基本的にほのぼのって書いてありますが、少しシリアスば場面も出てくるかもしれません
一応今まで判明してる原作の内容は反映した内容となりますので
初めの内は某キャラ間の関係が辛辣な部分もあると思います
また三バカスレのようにはっちゃける部分ははっちゃけたいと思うのですが
なにぶんギャグなんて書いたことがないので寒いことも多々あるかも
生暖かい目で見守ってください

投下します

とりあえず適当なファミレスで昼食をとることになりました

垣根「それで何でテメエらまでいるんだよ」


白垣根「私達のクラスでも歓迎会を行ってくれるらしいのですが、皆さんの都合で明日ということになりまして」

白垣根「特に予定もなかったので、それならば知った顔が多いこのクラスの歓迎会に参加させていただけないかと」


垣根「ちっ」


滝壺「ごめんね、迷惑だった?」


浜面「そんなことねえって、大将達だって全然OKって言ってるんだからさ」

浜面「な、大将?」


上条「ああ、せっかくなんだし楽しまなきゃ損だぞ」


滝壺「かみじょう、ありがとう」

吹寄「それにしても転入生がみんな知り合いだったなんて」

吹寄「一体どういう関係なの?」


一方・垣根・麦野「「「お互いに殺そう(ォ)としてた」」」


吹寄「え?」


上条「い、いやいや、誤解を生みそうな言い方はするなよ!」

上条「あくまでゲームの話だよな?」


吹寄「な、なんだ、そういうことね」

吹寄「一方通行君と垣根君はともかく、麦野さんは女の子なんだから過激な発言は控えた方がいいかもよ」


麦野「そうかしらね?」


浜面(俺からすれば、麦野が一番野蛮な印象が強いんだけどな)


麦野「浜面、あとでお仕置きね」


浜面「ひぃっ!?」

姫神「それにしても。流石双子だけあってそっくり」


白垣根「そうですか?」


姫神「うん。見た目だけじゃ殆ど見分けがつかない」


青ピ「でも雰囲気は随分違うように感じるんやけどね」

青ピ「弟はんの方はいかにも優男って感じで、垣根はんは完全にチンピ「あぁ!?」」

青ピ「……垣根はんの方は男らしくて素敵やわ」


上条「なあ、一方通行」コソコソ


一方「どォした?」


上条「垣根の身体って確か能力でできてるんだよな?」

上条「やっぱり俺はあんまり近づかない方がいいのか?」


一方「それなら問題ねェみたいだぞ」

一方「回収した細胞の培養とケミカロイドとかいう技術の応用で、二人とも殆ど普通の人間の身体に近づいてるらしい」


上条「そっか、なら良かった」

番外個体「はい、第一位」


一方「……なンのつもりだ?」


番外個体「何のつもりってサラダを持ってきただけだけど?」

番外個体「黄泉川も一人暮らしに戻るので偏食にならないか心配してたし」


一方「それにしたって明らかに量がおかしィだろォがっ!?」

一方「嫌がらせ以外のなにもンでもねェぞ、こりゃ!!」


上条「あれっ、お前って黄泉川先生んとこを出たの?」


一方「あァ、建物は違うがオマエんとこの寮と同じ場所だ」


上条(一方通行が自炊してるのって想像がつかないな)


番外個体「そういえば上条、この間はありがとね」


上条「あれから何か連絡はあったか?」


番外個体「連絡はちょくちょく来るけど、流石にあっちの方はまだみたい」

番外個体「まあミサカ達にとっては願ってもない話だし、これだけ人数がいるんだから待つのは当たり前でしょ」

一方「……何の話だ?」


上条「あれっ、聞いてなかったのか? 実は「待って!」」

上条「番外個体?」


番外個体「まだ第一位には伝えないってミサカ達の間で決めてるんだ」


上条「でも……」


番外個体「今までなぁなぁで済ませてきちゃったけど、せっかくお姉さまが用意してくれた機会だからね」

番外個体「これから前に進むためにも、他のミサカ達もちゃんとした段取りをつけときたいらしいよ」


一方「全く話が見えねェが、とりあえずオマエらに害があるわけじゃねェンだな?」


番外個体「ギャハ、第一位の心配性は相変わらずだね?」

番外個体「害があるどころか、ミサカ達にとっては100%メリットしかないよ」


一方「そォか、なら構わねェ」

一方「三下やオリジナルが関わってるなら、特に俺が口出すよォなこともねェだろォしな」

青ピ「なにやらあっちはシリアスな雰囲気やね」


土御門「意外とカミやんの周りではそういった話が多いぜよ」


浜面(意外っていうか、大将ほど色んな事件に巻き込まれてる高校生はいないだろ?)


青ピ「ところでヅラやん」


浜面「ヅラやんっ!?」


青ピ「うん、浜面だからヅラやん」


浜面「大将と似たようなあだ名の筈なのに、悪意しか伝わってこないんだけど?」


青ピ「さっきから滝壺ちゃんとえらくべったりしてるけど、二人ってどういう関係なん?」


ガタッ


浜面(あれっ、何だか急に視線が?)

青ピ「どうなん?」


浜面「いや、滝壺はその……俺の彼女だけど」


「「「「なっ!?」」」」


モブF「上条の知り合いだからまさかとは思ってたが」

モブG「一人だけ冴えない顔をしてるから親近感を持ってたのに」


浜面「おい、聞こえてるぞ?」


モブH「くっ、リア充許すまじっ!!」


土御門「ちなみに浜面もカミやんに殴り飛ばされた経験があるらしいにゃー」


モブI「まさかあの伝説は本当だったってことか?」


浜面「伝説?」


土御門「カミやんに殴られると、そのフラグ体質が伝染するって話ぜよ」


浜面「なんじゃそりゃ?」


モブF「背に腹はかえられない! こうなったら俺も上条に殴ってもらうしか……」


青ピ「早まったらアカンって!」

青ピ「僕なんてカミやんに何百回と殴られてるけど、フラグが立つ気配なんてまるでないで」

白垣根「殴られるとフラグ体質になるとは、中々興味深いですね」

白垣根「彼に一回殴られてみるというのも良い経験かもしれません」


麦野「あんたがそんなことに興味があるとは意外ね」


白垣根「せっかくこのように生活できるようになったのだから、何事にもチャレンジしてみたいんですよ」


麦野「ふーん」


白垣根「……失礼ですが、あまり楽しんでいないようですね?」


麦野「別にそんなことないわよ」

麦野「ただこんな風に大勢と何かするのは初めてだから、少し戸惑ってはいるかもね」


白垣根「境遇は色々と違いますが、私もあなたもこういった日常とは無縁の存在でした」

白垣根「私にも少しはあなたの気持ちが分かるような気がします」


麦野「その割には随分と前向きに見えるけど?」


白垣根「元々私は垣根帝督の一部に過ぎず、本来ならこうやって生まれてくることすらありませんでした」

白垣根「ですからできることは何事にも貪欲であろうと心掛けてまして」


麦野「いいんじゃない? 別にあんたが前向きに生きていくのを否定しないわよ」


白垣根「できれば同じはまづら団として、あなたにも今の生活を楽しんで欲しい」


麦野「……とりあえず話はそのはまづら団っていうのを止めてからね」

今日は以上で終わりです

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年06月30日 (月) 19:27:41   ID: V7wW_DtF

期待!

2 :  SS好きの774さん   2014年07月05日 (土) 02:56:08   ID: QME4jkCS

カップリングは書いてくれるとありがたいですね。
それによって読むかどうか決める人が結構いるので。

3 :  SS好きの774さん   2014年07月05日 (土) 07:50:58   ID: LuU0CZvn

期待度高すぎるじゃないですかやーだー(*´∀`)

4 :  SS好きの774さん   2014年07月05日 (土) 23:49:42   ID: EifQfiOh

期待して待ってる

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