とあるステイルの日常茶飯 (133)

禁書SS
1~数レスの短編を複数
更新不定期
ステイルメインの若干ハーレム

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1404051197

『ステイルと弟子魔女たちと』



ステイル「ただい……」

弟子魔女's「お帰りなさいませ、お師匠様!」バッ

ステイル「………………」

マリーベート「おつとめご苦労様っす!」

メアリエ「お食事にします? お風呂にします?」

ジェーン「それとも……」

マリーベート「ル」

メアリエ「ー」

ジェーン「ン?」

ステイル「…………わけがわからないよ」


ステイル「……何をしているのか知らないが、君たちはどうして当たり前のように僕の部屋にいるんだい?」

マリーベート「いやだなぁ、ししょー。そんなのいつものことじゃないですかもー」

メアリエ「そうですよー。むしろ今更そこにツッコミます? って感じです」

ジェーン「というより今の今になってやっとそこにツッコミを入れるなんて、ししょーっておバカさんですの?」

ステイル「…………」イラッ

ステイル「…………どうやら僕の言いたかったことが伝わらなかったみたいだから改めて言おう」

ステイル「……君たちはっ、どうしてっ、当たり前のようにっ、僕の部屋にいてっ」

ステイル「“メイド服”を着ているんだっ?」


マリーベート(メイド服)「ししょーが喜ぶと思って!」

メアリエ(メイド服)「師匠が興奮すると思って!」

ジェーン(メイド服)「喜んで興奮したししょーがルーンの秘術をぽろっと口にすると思って!」

ステイル「するわけないだろ!」

弟子魔女's「えー」

ステイル「えー、じゃない!」

弟子魔女's「ぶー」

ステイル「ぶー、じゃない!」

マリーベート「ししょーのケチンボー」

メアリエ「鬼ー、甲斐性なしー」

ジェーン「かませ犬ー」

ステイル「えぇいうるさい! それとジェーンはあとでお仕置きだからな!」

ジェーン「何故ですの!?」


マリーベート「お仕置き(意味深)だって」ヒソヒソ

メアリエ「やだぁ、師匠ってば意外と……」ヒソヒソ

ステイル「そっちの二人もいい加減、僕が怒りに任せて“魔女狩りの王”を発動させる前にやめておくんだ……」ピキピキッ

マリ メア「「はーい」」


ステイル「……まったく」ハァ

ステイル「とにかく三人とも。そのメイド服をさっさと脱ぐんだ」

マリーベート「やだぁ、脱げだなんてししょーってば大胆///」

メアリエ「それも三人同時にだなんて///」

ジェーン「ししょーってばもぅ///」

ステイル「なんだい君たちはバカなのかい? 揃いも揃って頭の中がパッパラパーなのかい?」

ステイル「一回焼こうか? 焼いたら治るかな?」

マリーベート「ししょー怖い……」

ジェーン「目が据わってますの……」


メアリエ「ですけど師匠ぉ。このメイド服、必要悪の教会のメンバーの正装なんですよ?」

ステイル「なに?」

マリーベート「この間そういう案が出てー」

ジェーン「それが採用されましてー」

メアリエ「必要悪の教会の女子の制服は現在これになってます」

ステイル「なんだっ、その話は!? 僕は聞いてないぞ!?」

メアリエ「だっていつの間にか決まってましたしー」

マリーベート「ねー」

ジェーン「ねーですの」


ステイル「いったいどこのバカがそんな案を出した!」

ジェーン「陰陽師の土御門元春ですの」

ステイル「どこのバカがそんな案を採用した!?」

マリーベート「最大主教っす」

ステイル「何を考えているんだあのバカ共はっ!」


メアリエ「し、師匠落ち着いて……」

ジェーン「そうですの。いったい何をそんなに怒って……」

ステイル「一人でやるならまだしも周りを巻き込んでることに怒ってるんだっ」

ステイル「最大主教も土御門もウチの子達に変な格好をさせて……」ブツブツ

弟子魔女's「えっ」

ステイル「あっ」


マリーベート「ししょー今……」

メアリエ「ウチの子達って……」

ジェーン「言いましたの……」

ステイル「…………」


マリーベート「なぁんだっ。ししょーったら私達のために怒ってたんですかぁ」

ステイル「ち、違っ」

メアリエ「それなのに素直に言わないでツンツンして」

ステイル「誰がツンツンなんてっ」

ジェーン「んもぅ、ししょーってば」

弟子魔女's「可愛ぃー!」

ステイル「ーーーっ///」プルプル

ステイル「っぁぁあああ! イノケンティウスぅぅぅぅ!!」


ボフーン!!


キャーッ!?
シショーッ!?
ストップデスノー!


『ステイルと最大主教とメイド服』



ローラ(メイド服)「スッテイルゥ~! どうでありけるのよ!」

ローラ「この新コスチュー『うらぁ!』ムぅぅぅ!?」バッ

ステイル「チッ!」

ローラ「出会い頭に右ストレートとはどういふつもりにつき!?」

ステイル「知るかっ、このクソッタレ!」

ステイル「最大主教こそバカが考えたバカみたいな案をアッサリ通しやがって! このバカ!」

ローラ「バカバカ言うでないのよ!」

ステイル「しかも何自分も着てるんだ! 歳を考えろっ、歳をっ!」

ローラ「………でも可愛いと思ふのよ?」ウィンク

ステイル「…………よし焼こう」

ローラ「なにゆえ!?」

ステイル「自分の胸に聞けぇぇぇぇ!」ゴォォッ!

ローラ「きゃああぁぁぁ」バタバタッ

ステイル「逃げるなあぁぁぁ!」


『ステイルと四十路の子持ちとメイド服』



テオドシア(メイド服)「ステイル~。私もメイド服を着てみたのデスマス」

ステイル「お前はマジで歳を考えろっ!」ブンッ

テオドシア「オゥノゥっ!?」バキャッ


『ステイルと女教皇様とメイド服』



神裂(堕天使エロメイド服)「ーーーっ///」プルプルッ



メアリエ「…………師匠ぉ。あの人には突っ込まないんですか?」

ステイル「…………世の中には決して関わっちゃいけないこともあるんだよ」

メアリエ「……はーい」




神裂(堕天使エロメイド服)「何故私ばっかり……っ!」



マリ ジェ((私たちもいつかはあれくらい……!))ツルツルペターン

今日はここまでです。
よければ応援お願いします

ちなみに登場予定としては小萌、鳥道妹、オリアナ、必要悪の教会面々、etc…です

それではおやすみなさい

乙レス期待レスありがとうございます。

なんやかんやでステイルは魔術側じゃ一番女の子に囲まれてると思ってる

では投下します


『14歳と12歳』


ーーロンドン市内とある公園ーー


ステイル(……いい…天気だ)ポケーッ

ステイル(曇りや雨の多いロンドンにしては珍しいくらい、ほんといい天気だな)

ステイル(やわらかな日差しに、吹き抜ける爽やかな風が心地よい)

ステイル(今日は仕事もないし、適当に散歩しながら美味しい紅茶でも飲みに行こうかと思っていたんだが……)

パトリシア「あ! あそこに初めて見るクレープ屋さんが! これは是非とも食べませんと!」ウキウキ

ステイル(……どうしてこうなった)


パトリシア「ほらほら買いに行きましょう、ステイルさん!」

ステイル(いきなり絡まれて付きまとわれて)

パトリシア「ステイルさーん?」

ステイル(せっかくだからお話でもしましょう、と捕まって)

パトリシア「あれー? 聞こえてないのかな……?」

ステイル(だいたいこの子の周りには“明け色の陽射し”が張り付いているんじゃなかったのか?)キョロキョロ

パトリシア「…………むぅ」

ステイル(もし今も何処かで“あの姉”が見ているとしたら。下手な真似をすると……)

パトリシア「すぅぅぅ……」

パトリシア「ス テ イ ル さ ん!!」

ステイル「っ!」ビクゥ


パトリシア「やっと反応してくれました」

ステイル「あ、あぁ。すまない。少し考え事をしていてね」

パトリシア「考え事? 私でよければ何かお力になります!」フンスッ

ステイル「いや、大したことじゃないから大丈夫だよ」

パトリシア「そうですか……?」

パトリシア「それじゃあ今度こそ行きましょう!」

ステイル「行くって……いったい何処に」

パトリシア「あのクレープ屋さんです!」ビシッ

ステイル「………僕は甘いものは…」

パトリシア「行きましょう! さあさあ行きましょう!」グイグイ

ステイル「ちょっ、袖を引っ張らないでくれ! というか話をだね!」






パトリシア「わあぁぁ~……」キラキラ

ステイル「…………」ゲンナリ

パトリシア「とっても美味しそうですね! ステイルさん!」

ステイル「……そうだね」

ステイル(勢いに負けてつい買ってしまった……)

ステイル(甘い物はそれ程好きじゃないんだけどな)

パトリシア「あ! あっちのベンチに並んで座って食べましょうよ!」グイグイ

ステイル「わかった、わかったからまた引っ張らないでくれっ」


パトリシア「それでは、いただきます」

パトリシア「はむっ」

パトリシア「…………」モキュモキュ

パトリシア「…………」ゴクンッ

ステイル「…………どうだい?」

パトリシア「ふわあぁぁ~っ!」パアァァッ

ステイル(そんなに美味しかったのか)


パトリシア「美味しい! ものすごく美味しいです!」

パトリシア「薄くて柔らかいモチモチの生地に、甘過ぎないしっとりとしたクリーム」

パトリシア「素材本来の味を活かしていて、クリームと上手に調和したフルーツソース」

パトリシア「いったいどうすればこんな風に上手に作れるんでしょう……」パクパク

パトリシア「小麦粉とベーキングパウダーの比率とか牛乳や卵の分量以外にも何か秘密が……?」

パトリシア「マークさんかテオドシアさんなら知ってるかなぁ……」モキュモキュ

ステイル(……ここであの姉を頼りにしないあたり、姉の生活面での自堕落さが目に見え……)


『…………』


ステイル「っ!」ゾクゥッ

ステイル(……なんだろう。突然寒気が)

パトリシア「どうかしました?」

ステイル「いや、なんでもない」


パトリシア「それにしても、こんなに美味しいクレープは初めて食べましたよ!」パクパクモキュモキュ

ステイル「……それはよかったね」

パトリシア「あれ? ステイルさんは食べないんですか? とっても美味しいですよ?」

ステイル「……そうだね、せっかくだから食べるとしような」

ステイル「…………」パクッ

ステイル「…………」モキュモキュ


ステイル(……ふむ、これはなかなか)モキュモキュ

ステイル(思っていたよりも……いけるな)パクパク

ステイル(生地、クリーム、フルーツソースの全てが丁度いいバランスだ)モキュモキュ

ステイル(絶品と言っても過言ではないかもしれない)パクパク

ステイル(店の名前と場所は覚えた。今度あの子やメアリエ達も連れてきてあげよう)モキュモキュ


パトリシア「……物凄いスピードで食べてますけど、そんなに気に入ったんですか?」

ステイル「まぁ、悪くはないといった感じかな」

パトリシア「そうですか」ニコッ

ステイル「…………」ジィッ

パトリシア「……?」

ステイル「……君さえよければなんだけど。そっちのも一口貰えないかな? 違う味も試してみたくてね」

パトリシア「あぁ、もちろんいいですよ。食べ比べしましょう」

パトリシア「ではどうぞ」スッ

ステイル「ありがとう」


パトリシア(…………あれ? これってよく考えたら間接キスというものでは……?)

ステイル「それではいただきます」

パトリシア「あ、あっ! ちょっと待っ!」

ステイル「なるほど柑橘系のフルーツソースか。程よい酸味と甘味がなかなか」モキュモキュ

パトリシア「あぁ……」

パトリシア(ステイルさん。こういうの気にしないんですね……)ショボン


ステイル「ほらパトリシア」スッ

パトリシア「!」

ステイル「ストロベリーだ。食べ比べをするんだろう?」

パトリシア「は、はいっ」

パトリシア「えっと……」オロオロ

ステイル「どうしたんだい?」

パトリシア「ど、どこから食べようかなぁーって、思いまして……」

ステイル「? どこでも構わないよ」

ステイル「強いて言うならこの辺りかな。フルーツソースがたくさんかかっている」

パトリシア(あ、明らかにステイルさんがお口を付けたところ……っ!)

くっそ羨ましい


パトリシア(い、いやっ! 間接キスがどうとか気にしません!)

パトリシア(か、覚悟を決めます!)

パトリシア「では! いただき……」

パトリシア「いただき……///」プルプル

ステイル「?」

パトリシア「ううう……」

パトリシア「うわああぁぁ!! やっぱり無理です、恥ずかしいですううぅぅ!///」

パトリシア「ごめんなさいぃぃぃ!///」ダダダッ

ステイル「 」ポカーン

ステイル「……そうか」

ステイル「泣く程……」

ステイル「泣く程嫌だったのか」

ステイル「ストロベリー味」

今日はここまでです。

次回は年齢詐称キャラ登場予定

それではおやすみなさい


>>35
羨ましいってステイルとの間接キスがかな?

投下の前に禁書SP知らない人の為の簡単なキャラ紹介

テオドシア=エレクトラ
四十前の四男八女の母親。必要悪の教会のメンバーでステイルの同僚。
SP以外に旧約18巻とSS2巻に名前だけなら出てる

パトリシア=バードウェイ
レイヴェニア=バードウェイの妹。12歳。普通の一般人。
天才、純真無垢、泣き虫、可愛い。
ステイルに若干フラグが立ってる


『不良神父と歩く18禁』



ステイル「…………」タバコ スパァ~

オリアナ「あら坊やじゃない。お久しぶりね」

ステイル「…………何か用かい。オリアナ=トムソン」

オリアナ「用が無ければ話かけちゃダメかしら?」

ステイル「僕と君は世間話をするような仲じゃなかったと思うんだけどね」スパァ~

オリアナ「そんな冷たいこと言わないの。一度は熱く激しく身体と身体をぶつけ合った仲じゃない」

ステイル「紛らわしい言い方をするな。使徒十字を巡って闘った時のことだろう」


オリアナ「お姉さん、三人がかりで身体を蹂躙されてヤられちゃうって思っちゃった」

ステイル「実際上条当麻にやられていたね」

オリアナ「坊やのおっきなモノの一撃もなかなかだったわよ」

ステイル「身長はそれなりにあるからね。その分拳も大きいんだよ」

オリアナ「あの時はあまりにも激し過ぎてお姉さんびちょびちょに濡れちゃった」

ステイル「あんなに薄着だったのにそんなに汗をかいたのかい。そいつは驚きだ」


オリアナ「…………」ムスッ

ステイル「なんだい?」

オリアナ「坊やの反応がつまらなさすぎてお姉さんいじけちゃいそう」

ステイル「わざわざ僕が君を楽しませる真似をする必要はないからね」スパァ~

オリアナ「せっかく若くていい身体をしてるんだから、お姉さんのこともっと満足させて欲しいわ」

ステイル「お断りするよ」

オリアナ「つれないわね。お姉さんこのままじゃ欲求不満になっちゃう」

ステイル「はいはい」

オリアナ「んもう。ほんとつれないわね」


オリアナ「……ここまで反応が薄いとあの噂は本当だったと考えざるを得ないわね」

ステイル「噂?」スパァ~

オリアナ「坊やが小さな女の子にしか反応しないって噂よ」

ステイル「ごふっ、ごほっ!? な、なんだその根も葉もない噂は!?」

オリアナ「あら? その慌てっぷりはもしかして図星なのかしら?」

ステイル「そんなわけないだろっ!」


オリアナ「そうなの? ならお姉さんにもチャンスはあるのかしら?」

ステイル「いったい何のチャンスだ」

オリアナ「坊やをモノにするチャンスよ」ムギュッ

ステイル「!? な、何をしているんだっ、君は! ええいっ、腕を絡ませるな!」

オリアナ「ほーんと、太くてたくましいわね」ムニムニギュー

ステイル「む、胸を押し付けるんじゃないっ!///」


オリアナ「あらあら、顔を真っ赤にしちゃって。意外とこういうコトは慣れてないのかな?」

オリアナ「だったらお姉さんがエスコートしてあ・げ・……」

ステイル「いい加減にしろっ!」フゥゥーッ!

オリアナ「きゃっ!」


オリアナ「煙草の煙を吹きかけるなんて酷いじゃない」ケホケホッ

ステイル「ふん! ふざけて絡んでくる君が悪い!」

ステイル「煙草の火を押し付けなかっただけありがたいと思うんだね!」

オリアナ「んもう。冗談の通じないんだから」

オリアナ「でも坊やの面白い反応が見れてお姉さんは満足よ」

オリアナ「白く濁ったモノを顔にかけられちゃったのは驚きだけど」クスッ

ステイル「だから誤解の招くような言い方をするなっ」

オリアナ「はいはーい。気をつけまーす」

ステイル「チッ」

オリアナ「それじゃあそろそろお姉さんは行くわね」

ステイル「何処へでも行ってしまえ」

オリアナ「欲求不満になったらまた遊びにくるからー」

ステイル「二度とくるな!」


『邪道ショタと合法ロリ』


ーー学園都市ーー


小萌「ほらー! 早く持ってる物全部出すのですー!」

ステイル「…………この街では聖職者によるカツアゲが容認されているのですか」

小萌「カツアゲではありません! 未成年者喫煙の防止なのですよー!」

小萌「だから先生は神父ちゃんが煙草を出すまでこの手を絶っっっ対に離しませんよ!」

ステイル「はぁ…………」


ステイル「わかりましたよ。これでいいですか?」ポイポイッ

小萌「わわっ」

ステイル「では僕は行きますので」

小萌「こらこら! 颯爽と立ち去ろうとしないのです! 持ってる煙草はこれで全部じゃないですよね?」

ステイル「………………全部ですよ」

小萌「なんなのですか、その間はー!? 絶対嘘なのですー!」

ステイル「おやおや。聖職者ともあろうお人がこの善良で敬虔な子羊の言うことを信じないと?」

小萌「…………ポケットから新品の煙草の箱が見えているのです」

ステイル「………………チッ」

小萌「目を逸らして舌打ちしてないで残りの煙草も出すのですー! ほらほら早くー!」ガサゴソ

ステイル「わかりましたっ、わかりましたから身体中をまさぐらないでくれますか!」



小萌「まったく。相変わらずキザったらしい銘柄を吸って……」ブツブツ

ステイル「ですから僕の国ではその煙草が一般的なんですよ」

小萌「とにかくこれらは没収です!」

ステイル「面倒な……」

小萌「ルールを守ることを面倒くさがっちゃいけません!」

小萌「だいたい神父ちゃんは先生が何度言っても言うことをきかないんですから……」クドクド

ステイル(まさかこれは長くなるパターンでは……)


ーー1時間後ーー


小萌「……と言う訳です。わかりましたか?」

ステイル「え、えぇ……」

ステイル(ようやく終わった……。まさかこんなに時間がかかるとは……)

ステイル(よく我慢して話を全て聞いたものだ。自分自身を褒めてあげたいくらいだね)

小萌「おや、もうこんな時間なのです。先生はそろそろ夕御飯のお買い物に行かないと」

ステイル「! では僕はこれで……」

小萌「それでは神父ちゃん! お買い物にレッツゴーなのです!」

ステイル「はっ!?」

小萌「夕御飯を一緒に食べながらひと段落ついたお話の続きをしますからねー。ほらほら早く行きますよー!」

ステイル「はあぁぁぁぁ!?」

今日はここまでです。
次回はロリ教師とJKに囲まれるステイルさんじゅうよんさいです

それではおやすみなさい


『聖職者二人とJK二人と鉄板焼』



ーー小萌宅ーー


小萌「はーい、お肉が焼けたのですよー」

結標「いただきまーす」

姫神「いただきます」

ステイル「…………いや、あの…」

小萌「神父ちゃん? どうかしましたか?」

結標「何? 焼肉は嫌いだった?」

姫神「宗教上の理由で。お肉がダメとか?」

ステイル「そうではなく……」

ステイル「どうして僕が君たちと食事を共にするなんてことになっているんだ?」

なんか佐天さんとの絡みが見たくなってきた>ステイル


小萌「どうしてって……、ご飯はみんなで食べた方が美味しいからなのですよー」

ステイル「だからって僕が一緒に食べる理由には……」

小萌「はーい神父ちゃん。お肉盛り盛りなのですー」ヒョイヒョイ

ステイル「まだ食べるとは言ってませんが!?」

小萌「お野菜もたっぷり摂らないとダメダメですからねー」ヒョイヒョイ

ステイル「話を聞いてくれっ!」

結標「諦めなさい。こうなったら小萌はテコでも動かないから」

ステイル「くっ……」

姫神「お肉。食べないなら私がいただく」スッ

結標「こら」ペチッ

姫神「いたっ」

小萌「喧嘩しちゃダメなのですー」

ステイル(どうして僕がこんな目に………)ハァ


小萌「神父ちゃん……?」

ステイル「!」

小萌「先生と一緒にご飯を食べるのが本当に嫌なら無理しなくてもいいのですよ?」

ステイル「え……」

小萌「先生はできれば御一緒したいですけど、神父ちゃんがどうしてもと言うのなら先生は…先生はぁ……」ウルッ

ステイル「ちょっ!?」

結標 姫神「「あーー! 泣ーかした! 泣ーかした!」」

ステイル「えぇい! 子どもみたいな真似はやめろっ!」

ステイル「わかった! わかりましたっ、食べますよ! はいいただきます!」ガツガツ

小萌「!」パアァァッ

小萌「いい食べっぷりなのです! どんどん食べてくださいねー!」ニッコリ

ステイル「……っ!」

結標 姫神((ちょろい……))


『邪道ショタとショタコン痴女』


小萌「そういえば、姫神ちゃんだけでなく結標ちゃんも神父ちゃんとお知り合いだったのですねー」

結標「まぁ、ね」

ステイル「……以前“道案内”を頼んだことがありまして」

小萌「そうだったんですか。困っている人に親切にしてあげるなんて結標ちゃんはいい子ですねー」ナデナデ

結標「もう、小萌ったら。子ども扱いしないでちょうだい」

小萌「先生から見ると学生の結標ちゃんはまだまだ子どもなのです」

姫神「でも。見た目は完全に。結標さんが大人で。小萌先生が子ども」

小萌「姫神ちゃーん? いったい何処を見て言っているのですかー?」


ステイル(確かにこの二人を比べて、見た目がより大人なのは結標淡希の方だろう)ジッ

結標「…………?」

結標「私の方をジッと見つめてどうかした?」

結標「はっ! まさか惚れちゃったっ!?」

ステイル「安心したまえ、それはない。……それはない」

結標「何で二度も言うのよ」

ステイル「露出の多い女性にいい思い出がないものでね」

結標「ふぅん。ま、私も年上は好みじゃないしー。貴方に好かれなくても問題ないしー」ムッスゥー


ステイル「年…上……?」

結標「えぇ。私の好みは年下の少年なのよ」

小萌「結標ちゃーん。神父ちゃんは結標ちゃんよりも年下なのですよー」

結標「えっ」

ステイル「そういうことらしい。僕はまだ14歳だからね」

結標「なん……だと……?」


結標「それってつまり、実はショタだと言うこと? 見た目は大人、中身は14歳の少年で私のストライクゾーンってことなの?」ブツブツ

結標「でもまって。見た目が愛らしい少年で実年齢が思いっきり大人の合法ショタならありだけど」

結標「その逆はやっぱり違うような……」

結標「……そうよ、やっぱり違うわよ!」

結標「見た目が大人のショタなんて邪道よ、邪道!」

結標「邪道ショタなんて認めないわ!」

結標「と、言う訳でごめんなさい。貴方の気持ちには応えられないわ」

ステイル「うん、言いたいことは多々あるけどこれだけは言える」

ステイル「露出の多い女性は馬鹿しかいないと」


『捨て犬くんと■■さん』



ステイル「ふぅ……お腹いっぱいだ」

姫神「お茶。どうぞ」

ステイル「ああ、ありがとう」

姫神「こちらこそ」

ステイル「こちらこそ?」

姫神「大覇星祭でのお礼。まだ言えてなかったから」

ステイル「ああ……、別に気にすることじゃないよ」

ステイル「僕はたいしたことはしていない。君が助かったのはそこでビールを豪快に飲んでいる人と、適切な処置をした医師のおかげだ」

ステイル「それに……」


ステイル「もともと君がオリアナ……、襲撃者に攻撃されたのは僕たちの責任だ」

ステイル「文句ならともかく礼を言われる筋合いはないよ」

姫神「……それでも」

ステイル「!」

姫神「それでも。あなたは命の恩人。私のことを。二度も助けてくれた」

ステイル「…………」

姫神「だから。私はあなたに感謝してる」

姫神「ありがとう」


ステイル「…………はぁ」

姫神「どうかした?」

ステイル「……礼を言われるのに慣れていないせいか少し気恥ずかしくてね」

ステイル「でもせっかくの感謝の言葉だ。素直に受け取っておこう」

ステイル「どういたしまして」ニコ

姫神「…………」

ステイル「……なんだい?」

姫神「やはり。あなたはツンデレ」

ステイル「ぶふっ!? な、何を言って……」

姫神「くそっ。こういった意外なキャラクター性が。出番の回数を分けるのか……っ!」

ステイル「いや、本当に何を言っているんだい。シリアスな雰囲気が台無しだよ……」

姫神「空気を壊す空気。それが私」キャピッ

ステイル「ツッコミきれない……」ハァ


『ヘビースモーカーズと煙草の咥え方』



ステイル(そろそろ口が寂しくなってきたな)

ステイル(だけどここで吸い始めると彼女がうるさいし)

ステイル(電子タバコで我慢するか)スッ

小萌「むむっ! 神父ちゃん!? いったい何を取り出してるのですか!?」

ステイル「ご心配なく。有害物質ゼロの電子タバコですよ。口元が寂しいので何かを咥えたくてなりましてね」

小萌「電子タバコですか……、まぁそれなら特別に許可しましょう」

ステイル「ありがとうございます」パクッ

小萌「本当は電子タバコだって身体に絶対安全とは限りませんからお勧めはできないのですけど……」

ステイル「すぅー…………ふぅー……」

小萌「仕方ないですね」


結標「小萌もだけど貴方も重度の煙草好きなのね。ヘビースモーカーと言うやつからしら」

ステイル「ニコチンとタールのない世界は僕にとって地獄だよ」

結標「なるほど。私にとってショタのいない世界みたいなものなのね」

ステイル「君の性癖はいったいどうなっているのか疑問に思うね」

結標「私にとってショタはこの世で一、二を争うくらい大事なものなのよ」

ステイル「理解に苦しむな……」


姫神「…………!」

姫神「あなたの煙草の咥え方」

ステイル「ん? 咥え方がどうかしたかな?」

姫神「口の端に咥えてゆっくり上下にふる。小萌先生とお揃い」

小萌「ひ、姫神ちゃん!?」

ステイル「そうなのかい?」

結標「そういえばそうね。確かに小萌もそういう咥え方をしてたわね」

小萌「む、結標ちゃんまでいったい何を言ってるのですーっ!?」ワタワタッ

ステイル「へえ。それはすごい偶然だね。驚いた」


小萌「そ、そうなのです! 偶然なのですっ!」

姫神「……ちなみに。大覇星祭前までは違う吸い方だった。その吸い方は。大覇星祭より後からのもの」

小萌「姫神ちゃああぁぁん!?///」

ステイル「いったいどういう……」

小萌「ど、どうもこうもないのですよ!? 吸い方なんてコロコロ変わるものなのですから!」

姫神「黄泉川先生が。それは喫煙神父効果というものだと言って……」

小萌「はい姫神ちゃん! 鉄板の後片付けをしましょうねー!? ほらほら早くやらないとー!」グイグイ

姫神「ちょ。押さないで小萌先生。まだ全部暴露してない」

小萌「そんなものする必要はないのですーっ!?」

姫神「むぅ……。残念」


ステイル「……結局なんだったんだろうか」

結標「小萌の真っ赤な顔見ればわかるでしょ」

ステイル「…………ビールの飲み過ぎで酔っ払っていた?」

結標「…………ダメね、これ」

ステイル「??」

今日はここまでです。

あわきんと姫神は小萌先生経由で仲良くなってたとかってことで。

次回は必要悪の教会組の予定

それではおやすみなさい。


>>73多分連立方程式のSSが初めて読んだステイル主人公だった


『ステイルと最大主教と優雅なお茶会』


ローラ「ステイルー、紅茶の方はミルクにする? レモンする? あるいはストレートもありてよ」

ステイル「…………」

ローラ「んもぅ。早く選ばずとわたし手ずから淹れた紅茶が冷めるというのに」

ステイル「…………」

ローラ「あら? もしかして虫の居所でも悪しきかしら?」

ステイル「…………そりゃそうですよ」

ステイル「職権乱用で無理矢理貴女の暇つぶしに付き合わされれば機嫌も悪くなりますとも!」

ステイル「というか暇つぶしにお茶会なんてしてる暇があるなら働けっ、このすっとこどっこい!」


ローラ「むっ。茶会の何がいけぬと言うのよ。せっかく最大主教たる私がステイルのことを労おうとセッティングしたというに」

ステイル「貴女に他人を労うという発想があるわけない」

ローラ「何なのよ、その言い草はっ。それにステイル。貴方、私の淹れた紅茶が飲めないと申すの!?」

ステイル「なんですかその酒を強要する嫌な上司みたいなセリフは」

ステイル「あぁ、そういえば貴女は嫌な上司でしたね。これはうっかり」

ローラ「これほどまでに口が悪しき部下は貴方以外におらぬものね」

ステイル「ふん。性格の悪さなら誰も貴女に敵いませんよ」

ローラ「英国一素晴らしき性格の持ち主をつかまえてよく言えしものね」

ステイル「ははぁ、図太さも英国一ですか」

ローラ「…………」

ステイル(黙った……?)


ローラ「う……ぐすっ」

ステイル「!」

ローラ「ステイルがいじめるのよ……」シクシク

ステイル「バレバレの嘘泣きはやめろ。この糞上司」

ローラ「…………チッ」

ステイル「チッ、じゃありませんよ……」


ローラ「嘘でも心配する素振りは出来ぬのかしら!?」

ステイル「自分の気持ちに嘘をつくのはあまり好きではないのでね」

ローラ「むぅ……、ステイルはもう少し付き合いの良さを身につけるべきだといふのよ」

ローラ「でなければ器の小ささが露呈するわよ?」

ステイル「こうして貴女のような馬鹿に付き合う程度の大きさの器は持ち合わせてますよ」

ローラ「くっ……、ああ言えばこう言う……」


ローラ「私に対するこの対応の酷さはいったい何だと申すの!?」

ステイル「妥当だと思いますけどねぇ」

ローラ「しかし、幼い女児に対しては随分優しき対応をすると耳にしているのよ」

ステイル「!」ピクッ

ステイル「学園都市のなんちゃって少女や、明け色の陽射しのトップの妹とは食事を共にしたりクレープを食べ比べたりしてるというに」

ステイル「なんでそのことを知ってるんですっ!?」


ローラ「あぁ……、やはり噂通りステイルは小さし少女にしか反応せぬと認識せねばならぬというのね……」

ステイル「おい!」

ローラ「確か土御門の奴が言いたしロ…ロリ、……ロリコン?」

ステイル「その評価はやめろ! あの義妹に興奮する変態と同じにするなっ!」

ローラ「えー、でもでもー。今のステイルを見るにその評価をくださねばならぬというかー」

ローラ「そういふ事実がなきにしもあらずというかー」

ローラ「噂は真実だったと公表せねばならぬのよねー」

ステイル「それだけは本気でやめろぉっ!」


ローラ「あらあら、それが人にものを頼む態度といふの?」

ステイル「…………外道を人と認めてもいいだろうか」ボソッ

ローラ「えーと通信用の霊装は何処に……」

ステイル「申し訳ありませんでしたぁっ! 付き合わさせていただきます!」

ローラ「始めから素直になればいいものを」フッ

ステイル「このくそったれめ……」

ローラ「では其処に座りなさい」

ステイル「はいはいわかりましたよ……」


ローラ「ほらステイル、口を開けるのよ」スッ

ステイル「……なんですか?」

ローラ「最大主教たる私が直々に食べさせてあげるのよ」フンスッ

ステイル「いや、自分で食べれますし……」

ローラ「あーーん」

ステイル「なんでそんなに頑ななんですか……」

ローラ「あーーーんっ」グイッ

ステイル「もがっ!?」

ローラ「美味しい?」

ステイル「………ま、まぁ」

ローラ「それは良きにつきなのよ」パアァァッ

ステイル「ーーっ!」


ステイル(最大主教……、まさか本当に僕のこと労おうと……?)

ステイル(なんだかんだ言って部下のことを考えてくれているのか)

ステイル(不器用というか馬鹿というか、それなりに気を使って)

ステイル(……どうしてこういう発想に至ったのかはわからないが)

ステイル(それでも案外いいところがあったんだな)シミジミ





ローラ(賞味期限がギリギリだったけどこれならまだ大丈夫そうね)ルンルン


今日はここまでです

必要悪の教会組編。続く

それではおやすみなさい


『天草男子と英国紳士』


建宮「だから………なのよ」

牛深「いやいや………の方が」

野母崎「やはり………が一番かと」

香焼「一番は………っすよ」

諫早「私としては………を推したいところだな」


ステイル(……あれは天草式の男連中か? 何をヒソヒソと話をしているんだ?)


建宮「だから…………」

ステイル「やあ。いったい何を話しているんだい?」

天草男子「!」

建宮「おぉう。誰かと思えば神父様じゃねえのよな。」

ステイル「こんな人気のないところでコソコソと。悪巧みでもしてるのかい」

建宮「悪巧みとは人聞きの悪いのよ」

香焼「でも人様にははっきり言えない話をしてたのは事実っすけど」ボソッ

牛深「こら香焼っ」


ステイル「人にははっきり言えない話……か」

建宮「い、いや別に怪しい話ってわけじゃねえのよ?」

建宮「ちょっとした議論をしていただけなのよ」

香焼「必要悪の教会メンバーで誰の胸が一番かって議論っす」

野母崎「香焼っ!」

ステイル「………君たちはなんてくだらない話をしてるんだ」

天草男子「くだらない?」ピクッ

建宮「おいおい流石に今の言葉は聞き捨てならねえのよな」


建宮「お前さんにはロマンってもんがねえというのか?」

ステイル「女性の胸部について語ることをロマンとは呼ばない」

建宮「いやいや男のロマンだろうが」

ステイル「君たちは仮にも十字教の人間だというのに……」

建宮「十字教徒の前に我らは一人の男……いや漢なのよな!」

天草男子「その通り!!」

ステイル「なんだこの団結力は……」


建宮「でもぶっちゃけ、お前さんも興味はあるだろ?」

ステイル「なに?」

建宮「だってお前さんも一人の男じゃねえのよ」

牛深「しかも青春真っ盛りの」

野母崎「14歳」

諫早「私が君くらいの歳の時はそれはもう毎日毎日……」

香焼「はーい諫早さんストップっす」


建宮「まあまあとりあえずお前さんも素直になって話に入るのよ」

ステイル「……悪いけど遠慮しておこう。僕はそんな話に興味なんてないからね」

建宮「…………そういえばお前さんは幼女好きだったのよな」

ステイル「 」ピクッ

建宮「貧乳どころか無乳好きのお前さんが興味持たなくても仕方ないのよ。すまんすまん、気づかないで」

ステイル「 」ピクピクッ

建宮「さてロリコン神父様はほっておいて我らで先程の話を続けるのよな」

牛深「そうですね教皇代理。ロリコン神父はほっといて話を続けましょう」

野母崎「えぇ。ロリコン神父はほっておきましょう」


ステイル「ーーーっ」

ステイル「……………はぁ」

ステイル「………わかったいいだろう」

建宮「!」

ステイル「どいつもこいつも僕のことをロリコンロリコンと」

ステイル「今ここでその根も葉もない噂を払拭するために僕もその女性の胸部論議に参加しようじゃないか!」

建宮「おぉ! 流石ステイル=マグヌス! お前さんもやっぱり漢なのよな!」

ステイル「ふっ」

香焼「うっわ、この人煽り体制まったく無いっすね」

諫早「まだ中学生だからなぁ」


建宮「よーし、なら早速お前さんにもこれらの写真を見てもらうのよな」

ステイル「写真……?」

ステイル「…………ぶっ!?」

建宮「ふっ、驚いたのよな。これぞ我ら天草式が集めに集めた秘蔵写真」

建宮「その名も『肌色写真集(シークレットブックレット)』!」

香焼「つまりただの盗撮写真集っす」


建宮「これには我ら天草式が誇る隠れ巨乳の五和や女教皇様のキワドイ写真は当然」

牛深「最大主教や元ローマ正教のシスター」

野母崎「女運び屋や結社予備軍の魔術師たちのものも網羅しています!」

諫早「これらを集める時は余りの緊張で命を削る思いでしたな……」

香焼「いやいや諫早さんノリノリで全然余裕だったじゃないっすか」

天草男子「はははははっ」

ステイル(法の書関連の時に、僕はこんな奴らに苦戦してたのか)


建宮「それで、お前さんはどの胸が一番だと思うのよ?」

神裂「そうですね……流石に優劣をつけるのは難しいです」

建宮「確かにそうなのよなあ。どれが一番かなんてそんなにすぐ決めれ……」

建宮「決めれ…………」

神裂「おや、建宮。顔色があまりよくないようですが」

建宮「ぷ、女教皇様……? い、いったいいつからそこに……」

神裂「そうですね……ステイルが貴方たちと合流した辺りでしょうか」

神裂「ところでこの写真集は?」

建宮「っ!」

建宮「全員今すぐ逃走準備!」

シーーーン

建宮「って、既にいないのよ!?」

神裂「逃げ足の速さは流石ですね」

神裂「まぁ逃がしませんが」

建宮「こうなったら写真だけでもなんとか……っ」

神裂「七閃!」ズババッ

建宮「ぎゃあああぁぁ! 我らの苦労の結晶がぁぁぁ!?」


建宮「あぁ……あぁ……」

神裂「さて、建宮含め天草式の面々は後でみっちり絞るとして……」ジロッ

ステイル「っ!」

神裂「ステイル。貴方も一応同罪として私自ら仕置きをします」

神裂「何か言い残すことは?」

ステイル「……そうだね。言わせてもらうとすれば……」

ステイル「…………堕天使エロメイドはやっぱり無いと思うよ」

神裂「………………このド素人がああぁぁぁ!!」

ステイル「救われぬ者に救いの手をぉぉぉ!!」


ゴシャ!

今日はここまでです

多分あと一、二回で終わります

それではおやすみなさい


『弟子魔女たちとステイルと』


ステイル「ーーー今回の任務は人身売買に関わっている魔術結社の制圧だ」

ステイル「小規模の組織だからといって油断しないように。いいね?」

弟子魔女's「はいはーい!」

ステイル「…………本当に大丈夫か?」


マリーベート「大丈夫に決まってるじゃないですかー」

メアリエ「これでも師匠の下で色々学んできましたし」

ジェーン「そこらへんの魔術結社なんてお茶の子さいさいですの!」

ステイル「…………心配だ」

マリーベート「まったくもう」

メアリエ「師匠ったら」

ジェーン「心配症なんですからぁ」

ステイル「そんなこと言ってると何かあっても助けてやらないからな」

弟子魔女's「はいはーい!」

ステイル「まったく……」

ステイル「ほら、そろそろ行くよ。気を引き締めて」

弟子魔女's「バッチコーイ!」


ーーーーー
ーーー




弟子魔女's「うぅ……」ボロッ

ステイル「……あれだけ注意しろと言ったのにその体たらくか」

マリーベート「だってトラップが用意されてるなんて思わなかったんですもん!」

メアリエ「敵の数も予想より多かったですし!」

ジェーン「突入前に聞いた情報と全然ちがいましたの!」

弟子魔女's「ぶーぶー」

ステイル「君たちは……」


ステイル「君たちもプロの魔術師ならもっとしっかりしろ!」バンッ

弟子魔女's「っ!」ビクッ

ステイル「トラップだの予想と違うだの、命がけの戦闘でギャーギャー喚くな!」

弟子魔女's「…………っ」

ステイル「注意を怠って突撃したり、自分の実力を過信して警戒をせずに攻撃したりして……」

ステイル「今回は僕がカバーに入れたから良かったものの」

ステイル「下手したらもっと大きな怪我を負ったり最悪死んでいたかもしれないんだぞ!」

ステイル「まったくっ」


マリーベート「………ですけど」

ステイル「?」

マリーベート「ですけどぉ……今度こそ私たちだけでもやれるってししょーに見せたくて……」

メアリエ「前に失敗した時とは違って頑張ったって証明したかったんです……」

ジェーン「私たちも成長してるってししょーに認めて欲しかったんですの……」

弟子魔女's「…………ごめんなさい」

ステイル「…………はぁ」


ステイル「君たちの言い分はわかった」

弟子魔女's「!」パアァァ

ステイル「…………が、それでも君たちの暴走行為を許すことにはならない」

弟子魔女's「…………」シュン

ステイル「まぁでも、今回は反省してるし痛い目にもあったし無事任務も果たせたしこれで良しとしよう」

弟子魔女's「し、ししょ~……っ!」ウルッ

ステイル「一応善戦もしてたし敢闘賞くらいの評価は与えてもいいかな」

ステイル「よくやったね」ナデナデ

弟子魔女's「ーーーっ///」


ステイル「ほら、後始末は他の部隊に任せて教会に帰るよ。報告なんかの仕事も残って……」

弟子魔女's「ししょー!」ダキッ

ステイル「な、なんだっ!? 急にっ!?」

マリーベート「ししょー! ししょー!」ピョンピョン
ジェーン「ししょー! ししょー!」ピョンピョン

ステイル「ちょっ! 2人とも抱きつくな引っ付くな身体にしがみつくんじゃなーいっ!」

ステイル「メアリエ!」

メアリエ「ツンデレ師匠かーわいいっ」ギュッ

ステイル「君もかっ!?」


弟子魔女's「ししょーっ!」スリスリ

ステイル「…………あぁ、もうっ!」

ステイル「歩けるならさっさと歩く! 流石にまた抱きかかえたりはしないからなっ!」

弟子魔女's「はーい!」

ステイル「まったく……ウチの子達は手のかかる」

ステイル(でも……)

弟子魔女's「~♪」

ステイル(……それもまぁ悪くはない………かな)フッ

終わりです。

鳥道姉とかシェリーとかも出したかっけどネタ切れがやばい

お付き合いいただきありがとうございました
おやすみなさい

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