勇者「なんでもするんで許して下さい!」 魔王「じゃあ >>3 しろよ」[安価] (58)

魔王「あくしろよ」

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側近「」ちーん


魔王「なあ、お前がここに来る途中に斬ったのうちの嫁なんだよなあっ!! オイ!!」

勇者「すいません……」

魔王「どうしてくれんだよ、なあっ!? 自慢の嫁だったのによお!」

勇者「ごめんなさい……」

魔王「というわけでよぉ、俺の新しい嫁を探してくるんだ」

勇者「えっ?」

魔王「魔界でも人間界でもいいから探すんだよ!!」

魔王「あくしろよ」

勇者「は、はいっ」






勇者「なんて言っちゃったけど……どうしよう」

勇者「はぁ、とりあえず ↓2 に行ってみよう」

魔界市。
そこは魔界の中で最も栄えている都市の大部分を占め、多くの魔物で賑わう。
若い女性も多い。


勇者「というわけで変装して来たけど……」←全身ローブ

勇者「どうしようか。魔王の頼みごとをさっそく解決しようと試みる……?」

どうする ↓2

魔界都市の酒場。
冒険者が集い、旅の情報を集めたりナンパしたりやけ酒したりする場所。
勇者はやけ酒目的。

ごとん!

勇者「ぷはーっ!! 旨い、もう一杯っ!」

ミノタロ店主「お客さん飲み過ぎでない? もう六杯はいったけど……」

勇者「うるさい! お前に僕の気持ちが分かるか!!」

勇者「敵と相対しての第一声で『嫁返せ』とか言われてすっかり闘志を失った僕の気持ちが!!」

ミノタロ店主「苦労したんですなあ」

勇者「ふぅー……!」


勇者はいい感じに悪酔いしてきた。
次はどうしようか? ↓2

ミノタロ店主「それで、その敵とやらには何と要求されたんでしたっけ?」

勇者「ふんっ、新しい嫁を探せだと! いかにも万年発情してそうな顔してたよ!」

ミノタロ店主「へぇー……」

ミノタロ店主「だったらあんた自身が嫁になってしまえばいいんでないすか?」

勇者「はっ?」

ミノタロ店主「あぅ?」

勇者「僕は男だけど? 何、喧嘩売ってるの?」

ミノタロ店主「あ、いえ。立ち振舞いや声色が正に少女のそれだったので……顔は見えませんが」

勇者「ああん!? 顔はこんなだよっ!」

ばさっ←ローブ取った


ミノタロ店主「お、お客さん人間だったんすか!ほら 急いで隠してほら!」

勇者「な、なんだよ」

ミノタロ店主「今は魔物と人間がピリピリしてる時期です……! むやみやたらに魔物に顔を晒さないことですっ」

勇者「お、おう……」

ミノタロ店主「それで顔のことですが……」

勇者「?」

ミノタロ店主「正直やっぱり少女にしか見えません。性別詐称してますかい?」

勇者「なんでそんなこと! ……まあ、昔から中性的だとは言われたけど」

ミノタロ店主「それですぜ!」

勇者「んー?」

ミノタロ店主「女装したら化けますよ! 美女に!!」

勇者「な、なんてこというんだこの牛野郎!」

ミノタロ店主「ささ、そうとなれば急いで知り合いの服屋を連れてきましょう! ゼンは急げですぜ!」

ぐいぐい…

勇者「あ、おい待てって!」




女装の結果 ↓2

勇者「……」←とりあえずフリフリのドレスを着た


ハーピー服屋「う、うん? これは……」

ミノタロ店主「ヴォエッ!」

勇者「な、なんで吐くんだこのゲス!」

ミノタロ店主「なんではこっちの台詞ですぜ! なして可愛いのに女装したとたん……オロッ」

勇者「腹立つゥ!!」

ハーピー服屋「あの、もう一度このローブを着て貰えますか?」

勇者「んっ」

ぱさっ

ミノタロ店主「……あ、こっちのほうがいいですな」

ハーピー服屋「ですね」

勇者「なんでボロボロのローブの方が可愛く見えるんだおかしいだろう!!」


女装は結局意味が無かったようだ。
勇者はどうしようか ↓2

勇者「……腹が煮えたってしょうがない! おい店主」

ミノタロ店主「はい」

勇者「お前、ここで女装してみなよ」

ミノタロ店主「えぇッ!? ほ、ほ、女装ですかぁ!?」

勇者「ハーピーさん」

ハーピー服屋「は、はい」

ミノタロ店主「ちょっと待ってくださ……アッ!」




女装の結果 ↓2

ミノタロ子「あの……」モジモジ


勇者「うっわ何この魔法!」

ハーピー服屋「急に体が小柄になって……顔も人間の少女みたいに……」

ミノタロ子「死にたくなってきました」

勇者「よっしゃ、もう構わん! いこう!」

ミノタロ子「え、えぇ!?」

ハーピー服屋「お買い上げどうもー」



さっそく魔王のもとへ行こうとしますが、もう少し何かしたい勇者。
勇者はどうする? ↓2

魔界デートスポット。
大都市にある市場から少し離れたところにある、景観の良い風情溢れる道。
クレープ屋やスイパラといった、スイーツで溢れる。
若い女性は勿論多いためナンパスポット。


勇者 (でもこのミノ子を魔王のもとへ連れていったら……もしかしたらそのまま会えなくなるんだよね)

ミノタロ子「どうしました……?」

勇者 (……ちょっとぐらい話をしたいな。歩きたい)

ミノタロ子「あのっ?」

勇者「あのさ、ミノ子はさ、どこか行きたいところはある?」

ミノタロ子「そうですね……って、え? ミ、ミノ子とは!?」


どこへいこうか ↓2(デートっぽい場所)

勇者「……」

ミノタロ子 (急に公園に来たりして……一体……?)

勇者「……ミノ子はさ」

ミノタロ子「は、はい?」

勇者「好きな人いる?」

ミノタロ子「……」


ミノタロ子「……」アセダラー


ミノタロ子 (なんか思春期の子供みたいな質問がきた!!)

ミノタロ子 (なんて答えようか……)


なんて答えた? ↓2

ミノタロ子「そう、だね……ええと」

勇者「うん」

ミノタロ子「好き、というか尊敬しているのが……」


ミノタロ子「魔王様……かな?」


勇者「!!」

ミノタロ子 (あ、あれ? なんかショック受けてる……?)

勇者 (そんな……! これ尚更魔王のもとへは行けない!!)

勇者 (どうしようか……他の候補者を探して、ミノ子は連れていかないように、とか)

勇者 (ああ、でも! 女装までしてもらったし……そんな失礼なこと……うーん)


ミノタロ子 (苦悩してらっしゃる?)


勇者はどうしようか ↓2

おやすみ
続きはまた後で。ミノタウロスがここまでメインになるとは思わなかった。

勇者 (いや、待てよ。魔王がミノ子を気に入ると決まった訳ではない!)

勇者「よし」

ミノ子「……?」

勇者「ちょっとこっち向いてもらっていい?」

ミノ子「こうですかい」

勇者「おっけー」

ぱしゃっ

ミノ子「え?」

ミノ子 (空間から突然『音』が……!)

勇者 (後はこれを魔王に送信っと)メルメル




魔王「……ん?」ピロリーン


魔王の反応 ↓2

なんかレスが表示されない…
もうちょっと時間空けます…

メール本文『一応候補者です。どうですかね』


魔王「……おぉ、これは」

魔王「悪くない……悪くないぞっ!!」

魔王「よし、さっそく連れてきてもらおう!」




勇者「……あっ」ピロリーン

ミノ子 (な、なにこれ!? さっきからよく分からな音が……)

勇者「……ミノ子」

ミノ子「あ、え? なんすか?」


勇者はどうする? ↓2

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