絵里「μ's――それは私が紡ぐ物語」 (39)

―部室―

穂乃果「はあ~やっと放課後だよ~」ゲッソリ

絵里「お疲れのようね、穂乃果」

穂乃果「だって直前の授業が英語だよ? イングリッシュだよ!?」
穂乃果「疲れないわけないよ……」グダー

海未「それは穂乃果がだらしないからです」
海未「普段の予習・復習を怠らなければ問題ありません」

穂乃果「うわーん!海未ちゃんがいじめるー!」ダキッ

ことり「よしよし」ナデナデ

にこ「まったく……テストで赤点なんて取らないでよ」

絵里「あら、にこも人のこと言えないんじゃない?」クスッ

にこ「ぐぬっ……!」

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絵里「……そういえば、英語で思い出したのだけれど」

にこ「何よ」

絵里「『understund』を『under』と『stund』で区切ると妙に意味深だと思わない?」

にこ「ごめん全然理解できない」

海未「『Assassin』を『Ass』、『ass』、『in』で分けるのと同じですね」

にこ「ほら、同族が反応しちゃったじゃない」

ことり「やっぱりみんな気付いてたんだね~」

にこ「これがあるあるネタだと思ったら大間違いよ」

絵里「あるある、というよりアナルアナルネタね」

にこ「バカバカしくてツッコミたくない」

海未「本来であれば肛門というのは突っ込む器官ではありませんからね」

にこ「わざとらしく履き違えてんじゃないわよ!」

understand?

>>3
いきなりやらかしてしまった……
『understand』が正しいですね

ポンコツでスミマセン

絵里「そう考えると『Assassin』は――」

ことり「アナルプレイ愛好者ってこと?」

海未「そうなりますね」

にこ「なんでそうなるのよ」

絵里「――ハッ! ちょっと待って!」ガタッ

ことり「絵里ちゃんどうしたの!?」

絵里「……『Assassin』には『ass』が二つ含まれているわ」キリッ

海未「――っ!?」

海未「人体に肛門は一つしか無いはず……」

絵里「だけど『ass』は二つある」

ことり「そ、そんな……そんなことって」ガクブル

絵里「……これは一体――どういうこと?」

にこ「アンタ達の頭がおかしいってことじゃない?」

このにこにーのツッコミと下ネタ、もしかして
『前回のラブライブ!』 絵里「私と希が滅茶苦茶セックスした」の人?
違ってたら、ごめんだけど

ガチャ

希「遅れてごめんね」

絵里「いらっしゃい、希――」
絵里「相変わらず抱き心地の良さそうな体ね」

希「も~おだてたって何も出ないよ」

にこ「もはやセクハラじゃない」

絵里「母乳も出ないの?」

にこ「アンタも何聞いてんのよ」

海未「…………のぞミルク」ボソッ

にこ「しれっと小ボケを挟まないでくれる?」

絵里「……あのぐらい大きければ挟めそうよね」ジーーー

希「えりちは一体何の話をしてるの?」

>>8
はいそうです
ちなみにそれ以外にも

絵里「希を快楽墜ちさせてやるチカ」

絵里「卒業、か……」

ってやつも書いてました(宣伝)

ことり「希ちゃんは胸が大きくて羨ましいな~」

希「ウチのチャームポイントだからね」
希「――でも、良いことばかりじゃないんよ」
希「しょっちゅう肩こりになるし」

海未「よく聞く悩みの一つですね」

絵里「それなら私が胸を揉んであげるわ」

にこ「肩揉みなさいよ」

ことり「そうだよ絵里ちゃん」
ことり「こういう時は『肩を揉んであげる』って言って胸を揉むんだよ」

希「胸を揉まれるという結果は変わらないんだね」

にこ「……それにしても、一年達はまだ来ないの?」

絵里「確かに少し遅いわね」

穂乃果「じゃあ穂乃果が電話かけてみるよ」

にこ「あ、穂乃果いたのね」

穂乃果「えぇ!? にこちゃんヒドイよ……」ガーン

にこ「だって全然会話に入ってこなかったから」
にこ「正直アンタ存在感皆無だったわよ」

穂乃果「うえーん!にこちゃんまで穂乃果をいじめるよー!」ダキッ

海未「ちょ、ちょっと穂乃果」アセアセ

穂乃果「海未ちゃん慰めてー」

海未「はぁ……仕方ないですね」ヤレヤレ
海未「では保健室のベッドに行きますよ」

にこ「穂乃果逃げなさい。慰み者にされるわよ」

プルルルル

穂乃果「お、凛ちゃんから電話だ」

ピッ

穂乃果「――もしもし凛ちゃん?」

凛『あ、穂乃果ちゃん?』
凛『実は、かよちんが急に具合が悪くなっちゃって……』

穂乃果「え!? 花陽ちゃん大丈夫?」

凛『うん。今はお家のお布団で寝てるよ』
凛『それで、真姫ちゃんもこっちに来ててかよちんの看病するから――』

穂乃果「分かった。今日、三人はお休みってみんなに伝えておくよ」

凛『ありがとう穂乃果ちゃん』
凛『ホントはもっと早く連絡しないといけないのに……ゴメンネ』

穂乃果「ううん、気にしないで」
穂乃果「それじゃあゆっくり休養してね。お大事に」

ピッ

にこ「……花陽の体調が良くないの?」

穂乃果「うん、そうみたい」

絵里「――となると今日は全体練習出来ないわね」

希「こればっかりはしょうがないね」

海未「しかし、この時期に欠員が出てしまうとは……」

穂乃果「花陽ちゃん心配だなぁ」

ガチャ

ことりママ「――μ'sの皆さん、少し良いかしら?」

ことり「お母さん!? どうしたの?」

にこ「り、理事長!?」ビシッ

ことりママ「フフ、そんな執拗に弄った乳首みたいに固くならなくて結構よ」ニコニコ

にこ(目上だからツッコミにくい……)

絵里「それで、ご用件は一体何でしょうか?」

ことりママ「実は――この学院をPRするためのビデオに出演してもらいたいの」

海未「ビデオ、ですか?」

ことりママ「ええ。と言っても別段難しいことはないわ」
ことりママ「μ'sの紹介と簡単な学院案内という内容だから」

ことり「でも……もう音ノ木坂の統廃合はなくなったんだよね?」
ことり「今からまた入学希望者を増やすの?」

ことりママ「確かに統廃合の危機は免れたわ……でも、それは向こう三年の話」
ことりママ「だから今から手を打っておこうと思ってね」

希「なるほど……」フムフム

ことりママ「お願いできるかしら?」

穂乃果「やります!」ガタッ

にこ「ちょ、ちょっと穂乃果!」
にこ「そんな簡単に引き受けちゃっていいわけ!?」アセアセ

穂乃果「だって、私がスクールアイドル始めたのは元々音ノ木坂の為だもん」
穂乃果「三年間は大丈夫だから私達は全員在籍出来るけど、それで満足しちゃダメだと思うんだ……」
穂乃果「学校の為に出来ることがあるなら――それが私達の役目なんだよ」

にこ「それは、そうかもしれないけど……」

希「にこっちはラブライブ一筋で音ノ木坂学院の事はどうでもいいんだもんね~」ニヤニヤ

にこ「そ、そんなわけないでしょ!?」
にこ「私だって音ノ木坂が大好きよ!」

穂乃果「それならにこちゃん――」ジー

にこ「うっ……わ、分かったわよ」

ことりママ「引き受けてもらえるようね」

にこ「ええ、まあ……」

ことりママ「安心して。ビデオもそこまで過激なのは期待していないわ」

にこ「どこまで期待してるつもりですか!?」

ことりママ「それじゃあ詳しい説明はまた日を改めて行うわね」

ガチャ バタン

にこ「…………はぁ」ガクリ

穂乃果「にこちゃんそんなに嫌だった?」

にこ「別に、イヤってわけじゃないけど――」

チラッ

絵里「μ'sの紹介ビデオ、か……」

海未「ということはインタビューのようなものもあるのでしょうか?」

ことり「お父さんの部屋にあるビデオで勉強しておかないと♪」



にこ(コイツらがボケる気満々なのが……)ガックリ

希「……にこっち」ヒソヒソ

にこ「なによ?」

希「期待してるよ♪」グッ!

にこ「アンタも楽しんでないでやめさせなさいよ!」

穂乃果「学校案内って何をすればいいのかな?」

ことり「部活紹介とか?」

海未「……ハロウィンイベントの時に色々な部活のコスチュームを着ましたよね」

希「あの時は楽しかったね」

絵里「そうね」
絵里「確かことりは――」

ことり「○クロス部だよ♪」

にこ「わざわざ伏せなくていいから」

海未「ですが、想像の余地を持たせるのは大事かと」

にこ「そんな遊び心要らないわよ」

絵里「希と○クロスしたい」ハァハァ

にこ「下心が丸見えなんだけど?」

海未「絵里のチアリーダー姿もなかなか様になっていましたよ」

絵里「そうかしら?」

ことり「とっても似合ってたよ♪」

希「えりちはスタイル良いからね」

絵里「ふふ、ありがとう」
絵里「……でも、あの決め台詞はイマイチピンと来てなかったのよね」

ことり「えっと……『必殺のピンクポンポン!』ってやつだっけ?」

絵里「そう、それよ」
絵里「チアリーディングは確かに競技ではあるけど、どうしても応援パフォーマンス的な面が強いわ」
絵里「だから『必殺』っていうワードが不釣り合いな気がするの」

ことり「ふむふむ」

絵里「それにチアリーダーだからポンポンというのも少し安着な気がするわね」

海未「成る程……」

絵里「その点を考慮して再考すると――」

ことり「『必携のピンクタンポン!』って感じかな?」

絵里「全女子生徒を応援するってコンセプトで良い感じね。流石ことりだわ」

にこ「大前提のチアリーダー要素が無くなってるじゃない」

海未「――二人とも何を言っているんです」
海未「それではピンクではなく赤ではないですか」

にこ「アンタが何言ってんのよ」

ことり「希ちゃんのバレーボール部員姿も健康的な感じで可愛かったよね♪」

絵里「そうね」
絵里「と言ってもあの格好にならなくても、希には自前のバレーボールが二つあるけど」

海未「本物のボールと二つのダミーで相手を惑わせる――」
海未「『スピリチュアル東洋の魔女』の異名は伊達ではないということですね」

希「それってウチ褒められてるん?」

にこ「……ってもうこんな時間じゃない!?」ガタッ

穂乃果「あ、ホントだ」
穂乃果「じゃあそろそろ帰ろっか」

希「そうやね」
希「――そうだ、帰り道みんなで何処か食べに行かへん?」

穂乃果「おー!行くいく―!」

にこ「私は帰るからね」スタスタ

ガシッ

希「にこっち~、遠慮せんでいいよ」ニコッ

にこ「ちょ、ちょっと希!?」ジタバタ

穂乃果「よーし……では、しゅっぱーつ!」

にこ「離しなさいよおぉぉぉ!」ズルズルズルズル

―店内―

ワイワイ ガヤガヤ

にこ「」ムッスー

穂乃果「あはは……ほら、にこちゃん折角だし何か注文しようよー」

にこ「ったく、しょうがないわね」
にこ「とりあえず飲み物頼みましょ」

希「えりち達何飲む?」

絵里「ミルクセーキ」

海未「ミルクセーキ」

ことり「ミルクセーキ♪」

にこ「アンタ達ねぇ……」

絵里「にこ、勘違いしてもらっては困るわ」

海未「私達はおちんぽミルクが飲みたいわけではありませんからね?」

にこ「分かってるわよ!」

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