モバP「塩見周子の休日」 (110)

アイドルマスターシンデレラガールズ 塩見周子のSSです。
複数P設定ありですのでご了承ください。

周子とひたすらいちゃつくだけ だらだら書いていきます

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1403851604

ブゥーン…

P「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛」

周子「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛」

ブゥーン…

P「ワ゛レ゛ワ゛レ゛ハ゛ウ゛チ゛ュ゛ウ゛シ゛ン゛タ゛」

周子「……ねーPさん」

ブゥーン…

P「な゛ん゛た゛あ゛あ゛あ゛あ゛」

周子「あっつーいー」グデー

P「言うな…それだけは言ってはならぬ…」グデー

周子「なんでこんなあっつい日にクーラーはんはやる気なくしてしまうかなー」

P「寿命だったのだ…新しいクーラーが明日には届くからそれまでの辛抱よ…」

周子「…ねーえーPはーん?」ベター

P「乗るな、しゅーこ、暑い」

周子「あーんいけずー」

P「…外には出ないぞー」

周子「なんでー?どこか涼めるとこいこーよーねーえー」ベタベタ

P「ええい暑いと言うとるに!」ガバァ

周子「あーれー」ゴロゴロ

P「見ろ!外の気温を!」

周子「…30℃越えてるね」

P「こんなんで外に出てみろ!俺はとろけて母なる大地に還るぞ!」

周子「あたしはちょっとくらい暑いのは慣れてるけど…」

P「いやだ!いやだったらいやだ!」

周子「子供か」

P「…夜になるまで待とう、それからどこか涼しいところで飯にするんだ」

周子「今から出たほうがいいよー」ゴロゴロ

P「分かってる…分かってるけどもだ…」

周子「じゃあなんでー?」

P「…うちの駐車場は、屋根がない」

周子「それがどうし…はっ!?」

P「気づいたか…そう」

周子「今の車は…サウナ状態…?」

P「ふはははは!今更手遅れよ!既に…飽きたわ」バタリ

周子「いきなり変なテンションになって途中で素に戻るのはあかんえー?」

P「だって暑いじゃーん…」ゴロゴロ

周子「だよねー」ゴロゴロ

P「…ベランダに水撒いてくる」

周子「今開けたらすごいよ…」

アヂイイイイ

周子「…遅かったか」

P「あつい…あつい…」

周子「もーあっつい空気入れんといてよPさーん」

P「風呂入ろう…」

周子「あたしも入るー」

P「だめ」

周子「えーなんでよー」

P「せまい」

周子「確かに」

P「順番にしよう」

周子「あっついのでおねがーい」

P「あいよー」

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P「はー」ゴロゴロ

周子「うあー」ゴロゴロ

P「アイス…」

周子「ないよ…」

P「なんでだ…」

周子「さっき食べたじゃん…」

P「そうだった…」

周子「…あっ、そーだ」

P「どうしたー」

周子「ちょっと待っててー」トコトコ

P「おーう…」

周子「あったあった、じゃーん」

P「そ…それはっ!?」

周子「こーおーりーまーくーらー」ババーン

P「でかしたしゅーこ!しかもそれは大きめ大人サイズっ!」

周子「タオル巻いて二人で寝よー」

P「まかせろ」グルグル

周子「セッティングかんりょー」

P「では」ゴロン

周子「いざ」ゴロン

P「……」

周子「……」

P「あぁ…」

周子「ひやこい…」

P「これが溶けるまでは極楽だな…」

周子「ふっふっふ、シューコにおまかせ」

P「お?」

周子「二つ買ってあるからこれが溶けても次があるのです」

P「しゅーこ…やるな」

周子「もっとほめろー」

P「ほれほれ」ナデナデ

周子「ふふふ」

P「しゅーこさんや」

周子「なにかねPさんや」

P「実はさっきお前さんが風呂に入っている間、車のエンジンをかけてクーラーを回しておいたのじゃよ」

周子「Pさん…やるね」

P「もっとほめれー」

周子「うりうり」ナデナデ

P「ふふふ」

周子「どこ行こっかー」

P「気になってたお蕎麦屋さんがあってだな」

周子「いいねえ、そこでご飯にしよー」

P「しゅーこはどっか行きたいとこあるか?」

周子「かな子ちゃんに教えてもらったジェラートのお店がありましてですね」

P「素晴らしい、デザートはそこで」

周子「晩ごはんどーしよ…」

P「いっそのことどっか泊まるか、今日」

周子「やだーPさんこんないたいけな少女をどこに連れ込む気なのー」

P「じゃあお前、クーラーのないこの部屋で寝たいか?」

周子「…わたし、今日は帰りたくないの」

P「わかればよろしい」

周子「でもさあPさーん、あたし達こんなだらだらしてていいのかなー」ゴロゴロ

P「何を言う、アイドルにだって夏休みくらいあってもいいだろう」

周子「Pさんははたらかなくていいのかー」ゴロゴロ

P「俺はしゅーこの専属だぞー、しゅーこが休みなら俺の仕事もほとんどなーい」

周子「営業とかさー」

P「個人が勝手に仕事持ってくるとちひろさん怒るんだよ…」

周子「…やっぱなんかヘンだね、うちの事務所」

P「言うな、俺ももう諦めた」

周子「…ふふふ、Pさーん」ギュッ

P「どうしたいきなり抱きついて」

周子「あれ、あついーって言わないの?」

P「枕のお陰で多少はマシだからな」

周子「そっかそっか」ギュ

とりあえず書き溜めここまで、あとはだらだらてきとーに書いていきます

P「……」

周子「……」

P「…やっぱ暑い」

周子「うん」パッ

P「はー」

周子「ひー」

P「…ふー」

周子「へー」

P「…ほー」

周子「……まー」

P「…!? み、みー」

周子「むー」

P「めっ!」ペシ

周子「あいた!もー」

P「まだ続ける気か」

周子「ちょっとしたお茶目だからーかんにんしてー」

P「全く」ゴロン

周子「ひまだよーPさーんかまってー」ゴロゴロ

P「落ち着きないなあしゅーこは…」

周子「あたしだってぼーっとするのは嫌いじゃないけどさーひまだよー」

P「佐城さんとこを見習え、あの二人は8時間も同じソファの同じ位置で一言も発さずに座っていたという伝説があるんだぞ」

周子「やだ!そんな事してたらあたし石像になる!」

P「毎日磨いてやるから安心しろ」

周子「やーだ、Pさんのことだから車洗うついでとかに決まってるもん」

P「そ、そんなことないぞ?」ギク

周子「車用の洗剤で体洗われるのは流石にやだよ」

P「ワックスも塗るから!」

周子「そういう問題じゃないー」

P「そうか」

周子「流すなー」ジタジタ

P「あーはいはいしゅーこはかわいいなー」ナデナデ

周子「そ、そんな撫でられたくらいでシューコちゃんは機嫌直さないからね!」

P「ほうほう」ナデナデ

周子「う、うう…なでなでなんかに絶対負けたりしない!」キッ

~数分後~

周子「ごろごろ…♪」

P「ちょろい」ナデナデ

周子「あーPはーん、手ぇ止まってますえー?」

P「はいはい、しゅーこちゃんは甘えん坊ですねー」

周子「Pさんじゃなきゃこーやって甘えたりしないもーん」

P「お…おう」

周子「お、照れたなー?あたしの勝ちだね」

P「うるせー」ワシャワシャ

周子「きゃー♪」

P「…そろそろ出るかー」

周子「そーだね、それじゃPさん運転よろしくー」

P「あいよ、任された」

周子「安全運転で、ね?」

P「わーかってるって」

周子「んふふ、それじゃしゅっぱーつ」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

周子「お蕎麦おいしかったー」

P「ああ、あそこは当たりだな」

周子「夏にお蕎麦ってどうなの?って思ったけど、意外においしかったね」

P「だろ?」

周子「ただちょーっとつゆが辛かったなー」

P「ありゃしゅーこがどっぷり浸して食うからだよ、つゆにちょっとつけるくらいでいいらしいぞ」

周子「なんか通っぽい食べ方であんまり好きじゃないんだよね、そーいうの」

P「まあ気持ちはわかるな」

周子「好きなように食べたいじゃーん」

P「…人のジェラートを勝手に味まで指定した奴のセリフとは思えんな」

周子「しょーがないじゃーん、あっちの味も気になってたんやしー」

P「まあ、旨かったからいいけどな」

周子「Pさんは何が食べたかったのさ」

P「…きなこ」

周子「やっぱり…もーウチの和菓子に洗脳されすぎじゃないのー?」

P「いやマジで間食は和菓子っていう刷り込みがされてそうで怖いわ」

周子「味を覚えさせてあわよくば跡取りに…みたいなこと絶対考えてるよおとんは」

P「しゅーこと一緒にいられるんなら俺は別にそれでもいいけど」

周子「嬉しいこと言ってくれるねーこのこの♪」ツンツン

P「こら、運転中なんだから大人しくしてろ」

周子「はーい」

P「どーすっか今から」

周子「んーちょっと中途半端な時間だよねえ」

P「だなあ」

周子「ゲーセンでも行く?」

P「ゲーセン…?ああ、ダーツね」

周子「そそ、確か駅前のトコに入ってたでしょ」

P「いいけど、今日ダーツ持って来てないぞ俺」

周子「あたしの予備あるけど使うー?」

P「おう、使う使う」

周子「そういえばPさんとダーツって結構久しぶりかも」

P「そんなにやってないか?」

周子「オフ自体久しぶりじゃん」

P「あー言われてみればそうだな」

周子「ふふん、負けないからね」

P「言ってろ、ボロボロに負かしてやるからな」

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周子「お店ついたーん♪」

P「こっち来るのも久しぶりだな」

周子「最後に来たのいつだっけ?」

P「しゅーこがデビューし立てくらいの頃じゃなかったか?」

周子「ああ…そういえばPさんと初めて投げたのもここかあ」

P「あの時はドの付く初心者だったからなあ俺も」

周子「上手くなったよねPさんも」

P「行くたびにボコボコにされてたら流石にな、プライドってもんがあるんだよ」

周子「ふっふー」

P「うわ腹立つなそのドヤ顔、絶対負かしてやる」

周子「てきとーにカウントアップ投げてからゼロワンでいい?」

P「それでいいだろ、俺もしばらく投げてないしな」

周子「よーっし、スタート!」デレレレン

P「ほい…やっぱ投げにくいなコレ」

周子「もー文句いわんの…よっ」

P「先に俺な、ほい、ほい、ほいっと…」トス、トス、トス

周子「Pさん結構リズムで投げるよね…っ」トッ

P「しゅーこは結構しっかり狙って投げるよな」

周子「そのほうが入る気が…しない?」ヒュッ

P「じっくり狙うほど入らない気がするな俺は…うお、20のトリプル」

周子「もっかい…よっ」ヒュッ

P「うわ、20のトリプル連続かよ」

周子「まだまだPさんには負けられないよ♪」

P「なにくそ、今日こそ負かしてやる」

~10分後~

P「あーだめだ、700ちょい」

周子「かなりいいじゃん、あたしもそれくらいだよ」

P「調子悪そうだな…勝てるか」

周子「ゼロワンで巻き返すよー」

P「いつまでも余裕でいられるかな?」

周子「なんだかんだ今まで負けてないからね、今日もあたしが勝つよ」

P「701でいいか?」

周子「おっけー」

P「っと」ヒュ

周子「ほい」シュ

※唐突なダーツ描写入ります 読みにくいと思うので適当に読み飛ばしてください

P「よし先攻いただき!」

周子「あちゃー今日はほんと調子悪いかも…」

P「いくぞ」

周子「おいでやす」

塩見周子 VS P START

ROUND 1

先攻 P

P「……」ヒュ

BULL・SINGLE19・BULL

後攻 塩見周子

周子「……っ」シュ

SINGLE16・BULL・BULL

ROUND 1 残点 P…582 周子…585

ROUND 2

P(まずは多少リード…っと)ヒュ

BULL・BULL・SINGLE6

周子(集中…)シュ

BULL・BULL・BULL

ROUND 2 残点 P…476 周子…435

ROUND 3

P(キツいな…)ヒュ

BULL・BULL・BULL 326

周子(よ…っし)シュ

BULL・BULL・BULL 285

ROUND 3 残点 P…326 周子…285

ROUND 4

P(首の皮一枚…)ヒュ

SINGLE5・BULL・BULL 221

周子(勝てるかな…)シュ

BULL・BULL・BULL 135

ROUND 4 残点 P…221 周子135

ROUND 5

P(まだ巻き返せない差じゃない、いけるいける)ヒュ

SINGLE8・BULL・SINGLE16 147

周子(このままいけば…!)シュ

SINGLE15・SINGLE20・SINGLE8 92

ROUND 5 残点 P…147 周子…92

ROUND 6 

P(いよいよマズいぞ…)ヒュ

SINGLE19・BULL・SINGLE4 74

周子(これはいけそうだね)シュ

SINGLE11・TRIPLE7・SINGLE20 40

ROUND 6 残点 P…74 周子…40

ROUND 7

P(やべえ負けそう…あっ)ヒュ

TRIPLE14・OUT・SINGLE16 

周子(動揺してるね…この勝負、もらった!)シュ

SINGLE20・SINGLE10・DOUBLE5 

ROUND 7 残点 P…16 周子…0

WINNER 塩見周子

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

P「うわーブレイクされて負けたよ…」

周子「残念、今日もあたしの勝ちー♪」

P「見てろよ…いつか、いつか勝ってやる」

周子「いつでも挑戦は受けるからね」

P「ぐぬぬ…」

周子「はいじゃあPさん罰ゲーム、ジュースおねがーい」

P「…はい」

周子「はー…ん?」ザワザワ

オイスゲエナアノコ

イッショニイタオトコモメチャクチャウマカッタナ

トイウカアノコドッカデミタコトナイ?

アレダヨ、アイドルノシオミシュウコジャナイ?

エーマジカー、サイントカモラエッカナ

周子(…やっば)

P「おーい戻ったぞしゅーこ…って」

周子「『プロデューサー』もう練習はコレくらいでいいんじゃない?」

P「…ああ、そうだな!コレで次の仕事もバッチリだぞ『周子』」

周子「じゃあ行こっか『プロデューサー』」

オイナンダツレッテプロデューサ-ダッテヨ

ジャアシゴトノサツエイトカナンカー?

エッマジカヨ、カメラドコダカメラ

ザワザワ…

P(まずいな)

周子(結構目立っちゃってるね)

P(とりあえず出るぞ、騒ぎになったら店にも迷惑がかかる)

周子(おっけ、じゃあ…)

男「あっ、あの!」バッ

P「あっ」

周子「…あちゃー」

男「あの、アイドルの塩見周子さんですよね?俺、ファンなんです!サイン貰えませんか!?」

P「……周子」

周子「…ばれちゃったかー、いいよサインくらいなら」

男「あ、ありがとうございます!」

ヤッパリアイドルダッタノカ

アタシモサインシテクダサーイ!

アクシュシテクダサーイ!

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

周子「疲れたーん…」

P「お疲れ」

周子「まっさかあたしだってバレるとは思わなかったよ…」

P「それだけ周子の人気が出てきたってことじゃないか?」

周子「そっかなー」

P「…どうした、元気ないな」

周子「うーん…」

P「珍しいな、しゅーこがそんな歯切れ悪そうにするの」

周子「…あたし、アイドルなんだよね」

P「当たり前だろ、何言ってんだ」

周子「そう、Pさんといると楽しいからつい忘れちゃう」

P「……」

周子「あーあ、何やってるんやろあたし」

P「周子」

周子「んー?」

P「…いや、その」

周子「…アイドルに手を出したPさんが悪いんだよ、なーんて」

P「…そうだな」

周子「…マジになんないでよ、ちょーし狂うなあ」

P「悪い」

周子「しっかり捕まえておかないと、狐はすぐに逃げちゃうよ?」

P「…だな」

周子「ね、Pさん」

P「ん?」

周子「おなかすいたーん♪」

P「…うっし、旨いもん食いに行くか!」

周子「やったー!ねね、おごり?おごり?」

P「任せろ、いくらでも出してやる」

周子「やーりぃ♪」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

周子「ひゃー食べた食べた、おなかいっぱい」

P「お前…ちょっとは遠慮をだな…」

周子「回らないお寿司とか久しぶりだったし、ちょーっと食べすぎちゃったかも」

P「ここぞとばかりに高いネタばっか頼みやがって」

周子「ごちそうさまでしたー♪」

P「ぐぬぬぬぬ…」

周子「それよりもさー、今日は外で泊まるんでしょ?」

P「だな…というかしゅーこはよく考えたら女子寮あるじゃねーか」

周子「やだ」

P「やだってお前…」

周子「やーだ、一人寝は寂しいもん」

P「ってもな…今日はあんなことあったばっかりだろ」

周子「うーん…」

周子「うーん…」

P「…しょうがない、どっか泊まるにしても部屋分けるか」

周子「えー」

P「えーじゃない」

周子「ぶー」プクー

P「ぶーたれんな、ほら行くぞ」

周子「…はーい」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

P「はー」ギシッ

『…あたし、アイドルなんだよね』

『Pさんといると楽しいから、つい忘れちゃう』

『しっかり捕まえておかないと、狐はすぐに逃げちゃうよ?』

P(アイドル…か)

P「あーだめだ、風呂入ろう」

P「……」ガチャ

P「……」シャー

P「……ふぅ」ザバー

P(担当Pとアイドルの恋愛…)

P(まあ、ありがちなスキャンダルだよな)

P(当事者でなければ…なぁ)

P(周子は、何考えてんだろ)

P「……乙女か俺は」ザバー

周子「お背中流しましょ」

P「……待て、どうやって入ってきた」

周子「フロントでちょいちょいっと」

P「部屋分けた意味ねーだろ」

周子「大丈夫だって、流石にここまでパパラッチさんは来ないよ」

P「…まあ、そうだな」

周子「Pさんのことだしまーたお風呂でうだうだしてるんだろーな、と思って」

P「慰めにきたと」

周子「んーん、あたしもちょっと話したいことあったし」

P「ん…」

周子「ほらほら、背中向けて」グイグイ

P「あいよ」

周子「結論から言うけど、あたしはPさんのこと好き」ゴシゴシ

P「…知ってる」

周子「でも、あたしはアイドルで、Pさんはそのプロデューサー」ゴシゴシ

P「ああ」

周子「それはやっぱり問題あるし、よくないよね」ゴシゴシ

P「…ああ」

周子「…だから、Pさんが決めて」ゴシゴシ

P「……」

周子「どうするのか、どうしたいのか」ゴシ…

P「しゅーこらしくないな、そういうのを他人に任せるのは」

周子「うん…」

P「聞かせろよ、結論以外のところも」

周子「…アイドルは、楽しいよ」

P「…」

周子「やりがいも、ある」

P「……」

周子「でも、あたしは大事なファンを裏切ってる」

P「…だな」

周子「アイドル、続けてていいのかな」

P「……」

周子「あたしには、選べない」

P「…周子」

周子「わかんなく、なっちゃった」

P「俺は…」

周子「どうすればいい?」

P「……」

周子「嫌なこと全部Pさんに押し付けて、逃げたい」

P「……俺は、それでもいい」

周子「Pさんはそう言うって思ってた」

P「ずるいな、しゅーこは」

周子「うん」

P「まあでも、人間誰しもそんなもんだ」

周子「……」

P「別にお前が綺麗でいる必要もない、ずるくていい」

周子「でも、あたしは」

P「アイドルの塩見周子はそうだろう、綺麗でいなくちゃいけない」

周子「…そうでしょ?」

P「けどな、しゅーこはしゅーこだ」

周子「……」

P「綺麗ごとかも知れんが、そういうもんだ」

周子「Pさんも、ずるい」

P「甘く見るなよ、俺はもっとずるいぞ」

周子「……へ?」

P「さっきしゅーこは俺に決めろって言ったな?じゃあ決めさせてもらう」

周子「……」

P「アイドルも続けろ、その上で俺と一緒にいるのもやめるな」

周子「でも、それは」

P「ダメだ、もう決めたからな」

周子「…かっこつけすぎじゃない?」

P「男だからな」

周子「……そっか、じゃあ、そうする」

P「そうしろ」

周子「気が変わったら、いつでも言うて」

P「あーはいはい、そのうちな」

周子「もう…ん」

P「ん…」

周子「…はぁ、呆れた人やねPさんは」

P「うるせえ」

周子「あーもうあほらし、悩んでたんが馬鹿みたい」

P「失礼な、これでも俺だって考えたんだぞ」

周子「どーせうちをどう言いくるめるかでしょー」

P「…そ、そんなことないぞ」

周子「こっち見て言え」

P「……」

周子「こっちを見ろお」

P「お、おれはいつでもしゅーこのことだけみてるし」

周子「ひっどい棒読み、今度一緒に演技のレッスンでもしよか?」

P「周子」

周子「なに…んむっ」

P「…好きだ」

周子「…ばーか」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

P「のぼせた…」

周子「うちも…」

P「みず…みず…」

周子「みみず…」

P「……」ゴクゴク

周子「スルーはあかんえ」

P「10点」

周子「え、ひどくない…?」

P「残念だが当然」

周子「冷たいなーもう」

P「もう寝るぞ、明日は朝一で帰らないとダメなんだから」

周子「えーもうちょっとお話ししよー」

P「ベッドでいいだろ、電気消すぞ」

周子「はーい」ゴソゴソ

P「ふう…」ゴロ

周子「ねーPさん」

P「どうした」

周子「狐は人を化かすって言うじゃない」

P「だな、詳しくは知らんが」

周子「Pさんはあたしに化かされてるの?」

P「…かもな」

周子「……こんこーん」

P「えらいテンション高いな」

周子「そう?そうかなー」

P「ニヤニヤしてるぞ」

周子「嘘、してた?」

P「今もしてる」

周子「…Pさんも」

P「嘘付け」

周子「やらしー顔してる」

P「こんなイケメン捕まえてよく言ったもんだ」

周子「10点」

P「え、ひどくない…?」

周子「ふふ、嘘だって」

P「かっこいい顔してるだろ」

周子「…台無し、やっぱり10点」

P「おい」

周子「オトナの癖にコドモっぽいよね、Pさん」

P「男はそういうもんだよ、どんだけ歳とっても根っこはガキなんだ」

周子「ふーん…」

P「馬鹿言ってないで寝るぞ、俺はもう眠い」

周子「そだね、あたしも…」

P「おやすみ」

周子「おやすみ…」

P「……」

周子「……」

P「……」スゥ

周子「…寝た?」

P「……」グゥ

周子「…寝てるね」

P「……」スヤァ

周子「……」スゥ

周子「……」ギュ

周子「…」

周子(狐は人を化かすもの)

周子(でも、誰彼構わずってわけじゃないからね)

周子(少なくとも、あたしは選んでるつもり)

周子(だから)









周子「しばらくはあたしだけに化かされててね、Pさん」








くぅ疲 これにて終了です

毎度まいどこういう薄っぺらい展開になってしまって申し訳ありません
ただ周子とだらだらいちゃいちゃするSSが書きたかったのにどうしてこうなった…

読んでいただいた方、ありがとうございました

しゅーこかわいいよしゅーこ

うわああああああガチャしおみーだああああああああ

わ、私ままゆPだから・・・(ガチャガチャ

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