アニ「布団よこせ!」アルミン「やめてよ~」(68)

進撃!巨人中学校を原作としたssです

アニ「(私の名はアニ・レオンハート。進撃中の一年生だ)」

アニ「(友達がいないわけじゃない…でもお昼は一人で食べることにしている)」

アニ「(だってチーズハンバーグ食べてるとこ誰にも見られたくないし…)」

アニ「(それに私は屋上が好き。心地よい風が癒しの、いつでも一人になれる空間…)」

アニ「(ここが私のパラダイス!)」ガラッ

アルミン「zzz……」スヤスヤ

アニ「」

チーハン! 支援!

アニ「そんな…先客がいる…しかも…」

アルミン「zzz…」スヤスヤ

アニ「布団で寝ているだと…!?」

アニ「くっ…学校に布団を持ち込むなんて相当な不良に違いない」

アニ「ここは生徒会の私が注意しなきゃ!」

アルミン「うぅ~ん…」ゴロン

アニ「!?寝返り打った…こ、これは何か…」

アルミン「ムニャムニャ…」

アニ「(…可愛い!?)」ズキューン

アニ「い、いや!そんな場合じゃない!これは規律が乱れてるという由々しき事態!」

アニ「そこのあんた!その布団よこしなさ~い!」ユサユサ

アルミン「ふえっ!?」ガバッ

アルミン「き、君はドッジボールの怖い人!やめてよ、布団とらないで!」グイグイ

アニ「布団を持ってくるのは規則違反!よって私が没収するよ!」グイグイ

アルミン「やめてよぉ!」

アニ「とったぁ!」バッ

アルミン「うぅ…うぇぇぇ~ん!」ポロポロ

アニ「えっ!?」

アルミン「うわぁぁん…」ポロポロ

アニ「ちょ…何で泣いて…あの、私はただ…」オロオロ

アルミン「うえぇぇん!」ダッ

アニ「あっ!ちょっと待って、布団…」

アニ「行っちゃった…この布団どうしよう…?」

アルミンかわいい

僕の布団に乱暴するつもりでしょ!?エロ同人みたいに!

~~放課後~~

ベルトルト「アニ、なんで今日は昼からずっと布団被ってたんだい?」

ライナー「凄い光景だったぞ」

クリスタ「あまりに可愛かったから女子の間で話題になってたよ」

ユミル「ギャップ萌えってやつだな」

アニ「うっさいなぁ…仕方なかったんだよ」

アニ「(あの子にこの布団返さなきゃ…明日も屋上にくるかなぁ)」

アニ「(返すまでずっと学校に持ってこなきゃいけないなぁ、布団…)」

ベルトルト「何があったのかさっぱり過ぎるよ。話してよ」

アニ「やだよ!(チーハンが好きなのがバレる!)」

ライナー「強情な奴だなぁ」

俺特

~~翌日・屋上~~

アニ「来てないなぁ…」

アニ「どうしようこの布団…でも直接返しに行くの恥ずかしいし…」

アニ「ふわわ…眠くなってきちゃった」ウトウト

アニ「せっかく布団あるしちょっと横になろう」ゴロン

おいおい……

ベルトルト「……ニ、アニ!」

ライナー「おい!起きろって!」ユサユサ

アニ「うぅん…もうちょっと…」ゴロン

アニ「…はっ!?あんた達、なんで…!」

ベルトルト「探してたんだよ」

ライナー「もうとっくに放課後だぞ」

アニ「寝過ごしたぁ!?」ガーン

アニ「なんてこと…生徒会の私が…」ブツブツ

ライナー「授業サボれたなんて羨ましいぞ」

ベルトルト「終わったことは仕方ないよ。先生に謝って帰ろう」

アニ「うん……」シュン

アニ「(やばいな…早く布団返さないと病みつきになっちゃう…)」

アニ「(ここで日向ぼっこしながらお昼寝…気持ち良すぎるよ…)」

アニ「(あの子もきっとこれが楽しみだったんだ…)」

アニ「(私がそれを奪っちゃった…どうしよう…)」

ライナー「随分思いつめてるな」

ベルトルト「自分に厳しいからねアニは」

支援

ちょっと時間空きます

期待して待ってるぜ

アルミンかわいい

支援

つもずく

中学校は読んだことないけど支援

もずくは受け取ったぜ!!

中学校のアルミンはなんで頭巾株ってんの?

>>24
北風が寒いから

>>25
そ、そうか…

再開
~~翌日・屋上~~

アニ「……」

ベルトルト「(どうも昼休みはここでお弁当食べてるようだね)」コソコソ

ライナー「(一人になる時間が欲しいんだろ)」コソコソ

アニ「…今日も来ないなぁ…」

バーンッ!

アニ「来た?」

エレン「お前かぁ!アルミンをいじめた悪いやつはぁ!!」ドーン

アニ「なっ!?あ、あんたはチーハン野郎!私は別にいじめてなんか…」

エレン「嘘をつくなぁ!」

アニ「嘘じゃない!私は注意しただけで…」

ミカサ「エレン。落ち着いて」

エレン「アルミンの仇!くらえ!」

アニ「きゃあ!?」バサッ

アニ「スカートめくりとは随分古風な仕返ししてくれるね…」バキボキ

ミカサ「エレン。世の中には常識というものがあるの」

エレン「いてて…なんだよミカサまで…くそぅ!俺は負けん!」ボロボロ

ライベル「(とりあえずナイスだチーハン!)」

アニ「あんたらあの子の友達?男なら自分で来ればいいのに」プイ

ミカサ「アルミンは今不登校なの」

アニ「えっ!?」

エレン「なんか凄く怖いって言って部屋から出なくなっちゃったんだ」

アニ「(そんな…私のせいで!?)」

ミカサ「アルミンは小学校のときドッジボール大会でやらかしてクラスで孤立していた」

エレン「俺たちは必至でフォローしたけどアルミンは自分の中に壁を作ってしまった…」

ミカサ「そんなアルミンの唯一の楽しみが屋上でお昼寝したり本を読むことだったの」

エレン「屋上なら誰にも邪魔されないからな」

アニ「(…私と同じ…)」

ミカサ「でもその楽園もついには悪ガキにばれて行けなくなってしまった」

エレン「悪ガキはミカサが再起不能にしたんだけどついにアルミンは不登校になっちまったのさ」

ミカサ「中学校になってからのアルミンは、私たちが説得してようやく学校に来るようになった。でも…」

エレン「クラスの皆とは未だ馴染めず、最近は昼休みになると屋上にいっちまうんだ」

アニ「……」

ミカサ「でもこの前、『僕の心の安寧はもうどこにもないんだ!』って言って教室から出て行って…」

エレン「それっきり学校にも来なくなってしまった。俺たちはわけがわからなかった」

ミカサ「それできっと屋上に悪いヤツがいたに違いないってエレンが」

アニ「(そうか…やっぱり悪いことしちゃったな…)」

エレン「それアルミンの布団だろ?返しに行ってやってくれないか?」

~~アルミンち~~

アニ「(…よし!勇気を出して謝るんだ私!)」

アニ「ごめんくださ~い!」ピンポーン

じいちゃん「なんじゃね君は!」

アニ「あ、アルミン君の友達です…会わせていただけますか!?」

じいちゃん「ならん!孫は今大変心を傷めておるんじゃ!」

じいちゃん「どうしてもというなら…このわしを倒してからゆけい!」

アニ「入るよ、アルミン。」ガチャ

アルミン「ひぃっ!?」ビクゥ

アルミン「な、なんで君がここに…誰も入れるなって言っただろじいちゃん!」

じいちゃん「……」

アルミン「(返事がない…)な、何しに来たのさ!学校の外にまで僕を迫害しにきたのかい!?」

アニ「ち、違う!あんたに謝ろうと思って…」

アルミン「僕にとってあの屋上と布団はかけがえのない心の癒しだったんだ!」

アルミン「君はどうせ友達も多くて人気もあるくせに!恵まれてるくせに僕の楽園をかっさらっていった!」

アルミン「もう僕が安心できる場所は学校にはないんだ…うぇぇん!」ポロポロ

アニ「……そのことについては、申し訳なく思ってる…」

これはアルアニを期待してもいいんですかね?

アニ「でもね、私だってあの屋上が好きだったんだよ」

アルミン「え?」

アニ「あんたが学校に来る前、私はずっと一人でお弁当を食べてた。あの屋上でね」

アルミン「そんな…君みたいな人がどうして?」

アニ「私には…(チーズハンバーグが好きな)友達がいないから…」グスン

アルミン「(この子も…僕といっしょだっていうのか…?)」

アニ「私はあんたの邪魔をするつもりはないよ」

アニ「私はあんたと…友達になりたいの。」

アルミン「……!!」

アニ「明日、待ってるからね。お昼休みに屋上で」

バタン

アルミン「………」

アルミン「あ、布団返してもらうの忘れた…寒い…」

~~翌日・屋上~~

アニ「……こないなぁ」

アニ「今日はいい天気。日向ぼっこも気持ちいい。」

アニ「布団も干しておいたし、シーツも洗っといた。きっと寝心地がいいはず」

アニ「もずくもいっぱい持ってきた。準備は万端。」

アニ「でも…こないなぁ」

もうもずくに何の関係があるのか分からないwwwww

進撃中は安心して萌えられるな
かわいい

アニ「…そろそろ授業かぁ」

アニ「教室に帰ろう…」ガチャ

ガツン!

アルミン「ブッ!?」

アニ「あ、あんた…いつからドアの前に!?」

アルミン「が、学校には来たんだけど…怖くて、屋上にいけなくて…」キョドキョド

アルミン「でも、君が待ってるって言ってたから、行かなくちゃって…」ウルウル

アニ「……おいでよ。布団もあるから」

アルミン「え…でも授業が…」

アニ「大丈夫。半日休んだってどうってことないから」

アニ「一緒にお弁当食べよう。もずく好き?」

アルミン「き、嫌いじゃないけど…(好物がシブいなぁこの子)」

アニ「じゃああげる。はい、あ~ん」

アルミン「えっ」ドキッ

アルミン「あ、あ~ん…」パクッ

アルミン「あ、美味しい…」

アニ「あんたはもずくの良さが分かるようだね」

もずくは二位だろ……

そうだけど想像したら微笑ましい……

アニ「でもチーズハンバーグはあげないから」

アルミン「エレンと好きなもの一緒なんだね」

アニ「……誰にも言わないでよ?」ギロッ

アルミン「う、うん!」ビク

アニ「じゃあ口止め料。一口あげる。はい、あ~ん」

アルミン「あのさ、アニ。布団返して欲しいんだけど…」

アニ「あっごめん。忘れてた。はい。」

アルミン「やっと帰ってきた…あれ、これは…」

アルミン「凄い、フカフカだぁ…!」

アニの可愛さを今理解した

アニ「あんたがくるまでずっとここで干してたんだ」

アニ「今日は天気がいいから…お天道様の力はスゴイねぇ」

アルミン「凄く気持ちいい…こんなの初めて!」

アニ「シーツも選択しといたから。きっと気持ちよく寝られるよ」

アルミン「(アニのいい匂いもする…)」

>>51 ×選択 ○洗濯

アルミン「じ、じゃあちょっとお昼寝するね」

アニ「どうぞ。私はここにいるから」

アルミン「うん。」ゴロン

アニ「……」

アルミン「(あぁ…気持ちいい…幸せ…)」

アニ「……」ウズウズ

2人そろってかわいいだと…

(結婚しよ)

アニ「…ね、ねぇアルミン?」

アルミン「なに?」ニコニコ

アニ「…私も一緒にお昼寝していい?」

アルミン「…え?」

アニ「…その布団で」

アルミン「!!!???」

アニ「(あぁ…気持ちいい…幸せ…)」ゴロン

アルミン「………ッ」ドキドキ

アニ「zzz…」スヤスヤ

アルミン「(き、緊張して眠れない…!)」ドキドキ

アニ「うぅん…」ギュッ

アルミン「(ひゃあ!?抱き着いてきた!?)」ドクン

なんて羨ましい(お前らなにしてんだ!)

アニ「……」スヤスヤ

アルミン「……」ドキドキ

アニ「…ん…」ゴロン

アルミン「(か、可愛い…)」キュン

アルミン「(…これって、俗にいう…)」

アルミン「(…恋ってやつかなぁ?)」


その後、二人は仲良く午後の授業を寝過ごしましたとさ

――終――

終わり
アニは寝るとき絶対抱き枕してる
進撃中はアニを幸せにしやすくて便利


しかし屋上に布団敷いて寝てるって少しだけシュールだな

かんわええええ!!うわあああああ!!


ものすごく可愛かった

良いな実に良い
乙!

乙乙



つチーハン

思えば女型の頃まではアルアニの方がフラグらしきものが立ってたんだよな。

屋上で寝転がって真っ黒になったのはいい思い出



このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom