自宅

姉「お母さーん、おかえりー」

母「あら姉、帰ってきてたのね」

姉「うん。せめて家事でもやっといてお母さんに楽させてあげようかなーと」

母「相変わらずの孝行娘で助かるよ。お母さんもパートが忙しくなければねぇ」

姉「…父さんは早くに死んじゃったし、あたしくらいしか支えてあげられないじゃん…」

姉「…それに、あのプー太郎は上京してから全然連絡も寄越さないし」

母「姉……」

母「…あの子もきっと元気でやってるさ。あんまり冷たくしなさんなよ、あんたも姉なんだから」

姉「大した目標もないくせに上京なんかするからよ、まったく…」