クリスタ「44浣腸ですか?」(79)

キース「サシャ・ブラウス。貴様は食糧庫に忍びこみ芋を盗んだ。間違いないな?」
サシャ「はい」モグモグ

キース「……どうやら反省の色はないようだな。そんな貴様に罰を与えよう」

サシャ(また走らされるのでしょうか……?)モグモグ

キース「44浣腸だ」

サシャ(……?)モグモグ

アルミン「教官、44浣腸とは何でしょうか?」

教官「知らぬか。ならば教えてやろう。ところでアルレルト訓練兵、憲兵団は二つの拳銃を常備しているのを知っているかな?」

アルミン「はい」

教官「一つ目は対人間用の銃だ。そしてもう一つが、最強の拳銃弾『44マグナム』を撃つための銃だ。ちなみに44マグナムで象を仕留めることもできる」

アルミン「44マグナム……まさか、44浣腸というのは……」

教官「そう、44浣腸の『44』は44マグナムからとってある」

ライナー「つまり、44マグナムをサシャのケツにぶち込むってことですか?」

サシャ「」ポロッ

サシャ「やめてください……死んでしまいます……」ガタガタ

キース「安心しろ、ブラウス訓練兵。流石に私もそこまで鬼ではない」

サシャ「ほっ……」モグモグ

キース「44浣腸とは、44マグナム並の衝撃を与える浣腸のことだ」

サシャ「やっぱり死ぬじゃないですか……」ガタガタ

キース「大丈夫だ、かつて44浣腸をくらった四人の少年たちがいたが、全員病院送りですんだ」

サシャ「ひーん」ガタガタ

キース「やるのは男子だ。呼ばれた者は私がやり方を教えてやる」

男「!」

キース「では、いくぞ」

キース「なにがでるかな♪なにがでるかな♪」

ズボッ

キース「……コニー・スプリンガー」

コニー「は、はっ」

キース「では来るがいい。やり方を教えてやろう」

コニー「よろしくお願いします」

キース「手の組み方はあーでこーで……」

サシャ「助けて……誰か……」ガタガタ

クリスタ「落ち着いてサシャ。きっと大丈夫よ」

ユミル「どうせ教官がホラふいてるだけさ。気にすんな」

サシャ「ううっ……そうでしょうか」

キース「では、この板で練習するがいい」
コニー「わかりました」

コニー「44浣腸―――!」

ズボッ

エレン「すっげー!厚さ一センチくらいある木の板を貫通したぞ」

アルミン「痛くないのかい?」

コニー「いや、全然だ。五センチあってもいけそうだぜ」

クリスタ「」

ユミル「」

サシャ「」ダッ

キース「逃げたぞ!捕まえて押さえつけろ!」

サシャ「やめて―――!父さん助けて―――!」バタバタ

エレン「うるせえ、大人しくしてろ!」

サシャ「いや―――!」バタバタ

キース「ふむ、それほどまでに嫌か。ならば選ばせてやろう」

サシャ「!」パァ

キース「このまま44浣腸を受けるか、それとも本物の44マグナムを尻にぶち込まれるか」

サシャ「」

キース「さあ、どうする」

サシャ「……浣腸がいいです」シクシク

キース「素直でよろしい」

キース「立て、ブラウス訓練兵。そして肩幅に足を開き、軽く膝を曲げて両手を股関節辺りに置け」

サシャ「はい……」スッ

キース「その体勢が一番奥まで入りやすい」

サシャ(その情報いらない……)ガクガク

キース「では、スプリンガー訓練兵。尻元に配置し、準備ができたら速やかに任務を開始せよ」

コニー「はっ」ササッ

コニー(こいつ、意外といいケツしてるな……)

サシャ(ああ、こんなことになるならもっと盗んでおけばよかった……)

コニー(なんかムラムラしてきた……)

サシャ(せっかく芋と一緒にハムが置いてあったのに……)

コニー(……おし、いくぞ!)

サシャ(あの噛んだ瞬間に溢れる肉汁がたまらなくおいしい……)

コニー「44浣腸―――!」

ぐちゃっ

サシャ「おぱ―――!!!」バターン

コニー「うおっ」ビクッ

サシャ「あー!あー!あー!」ボロボロ

コニー「おい、しっかりしろ!」

サシャ「けひゅっ、はぁー↓ヒュッヒュッ」バタバタ

コニー「ちょっ、今のおまえの顔ヤバいことになってんぞ」

エレン「すっげーブサイクだな」

アルミン「エレン……それはちょっとひどいよ……」

キース「では、解散」

ゾロゾロ

コニー「ちょっ、マジどうすんのこれ、ヤバいって!」

サシャ「あっ……カハッ……ハァ―――↑」ピクピク

その夜

クリスタ「サシャ、お尻大丈夫?」

サシャ「はい……何とか」

ユミル「もう食糧あさるのはやめとけよ」

サシャ「そうですね……あっ、ちょっとトイレに行ってきます」

ガチャ パタパタ

ユミル「……どっちなんだろうな?」

クリスタ「何が?」

ユミル「小便かくそかってこと」

クリスタ「もう、ユミルったら!」

<ヒエー

クリスタ「……」

ユミル「……どうやらくそだったようだな」

別の日

ライナー「ぐおっ」ドカッ

エレン「いてえ!何でお前が降ってくるんだよ」

アニ「……」

ミカサ「アニ……エレンにかけていた技、私にも教えて」

アニ「あんたには必要ないんじゃないか?でも、私の技があんたに効くのかは興味ある」ザッ

ミカサ「……」ザッ

エレン「おい、何か始まったぞ!」

ライナー「放っておけ」

エレン「どう見ても格闘訓練じゃなくて喧嘩だろ!あんなことしてたら……」

キース「貴様等!」

ミカサ「」ピタッ

アニ「」ピタッ

エレン「ほら来た!」

ライナー「ふん」

キース「訓練中に遊ぶとはいい度胸だな……そんな貴様等には罰を与えてやろう」

キース「なにがでるかな♪なにがでるかな♪」

ズボッ ズボッ

キース「……アッカーマン訓練兵にはジャン・キルシュタインが、レオンハート訓練兵にはライナー・ブラウンがやってもらおう」

ジャン「!」

ライナー「はっ」

コニー(俺じゃなくてよかった……あの時の罪悪感半端なかったからな)

キース「二人とも来い。やり方を教えてやろう」

ジャン・ライナー「よろしくお願いします」

キース「では、二人ともいくがいい。アッカーマン訓練兵とレオンハート訓練兵は構えろ」

ライナー「ふふふっ」

アニ「あんた、あんまり調子に乗ったらどうなんのかわかってるね?」

ライナー「おいおい、お前こそ今の立場がどうなのかわかってるのか?」

アニ「ふん」

ライナー「思えば、お前から理由のない暴力を何度も受けた。ミカサから受けることもあったが、それもお前が関わっていることが多かった……」

アニ「……」

ライナー「今が日頃の恨みを晴らすときだ。その仏頂面歪ませてやるよ」

アニ「……覚悟しときな」スッ

ジャン「ミカサ、悪く思うなよ」

ミカサ「……」スッ

ジャン(ミカサ……お前のことは本当に好きだ)

ジャン(だがな……※お前に埋めこまれちまったちんこの恨みがある)

ジャン(お前のせいで俺は小便をするたびに、風呂に入るたびに悲しい思いをする)

ジャン(『まんこちんこ』なんて屈辱的なあだなもつけられちまった……)

ジャン(いいケツしてるな……)

ジャン(今回だけは譲れねえぜ!)ギラッ

ジャン(あと、ミカサが悶絶するのを見てみたい……)


※原子力アンマ参照

キース「では、準備が整ったら各自任務を開始せよ」

ライナー(やってやるぞ……)ドクンドクン

ジャン(俺の恨みを……)ドクンドクン

ライナー・ジャン(思い知れ!)ギラッ

ライナー・ジャン「44浣腸―――!」

バキッ ギャルルルル

ライナー「ぐわ―――!」ボキーン

ジャン「ぎゃ―――!」グチャーン

アニ「ふんっ、私はほんの小さいときから鍛えてるんだ。人よりケツを強く締めることなんてわけないよ」

アニ(でもちょっと痛い)サスサス

ライナー「うごごごご……」ブルブル

ジャン「ぐげ―――!」ドピュピュ

ミカサ「ジャン、私は筋肉を自由自在に操ることができる」

ジャン「ひ―――!」ピュー

ミカサ「だから、肛門括約筋を操って電動鉛筆削りのように運動させることだって可能」

ジャン「あがが―――!」ピュッピュッ

キース「では、解散」

ゾロゾロ

ミカサ「アニ、さっきは悪かった」

アニ「こっちも謝るよ」サスサス

その夜

ベルトルト「ライナー、指は大丈夫かい?」

ライナー「ああ、骨までは折れてないらしい。まあ、ひどい突き指ってとこだな」

ベルトルト「よかった……」

ライナー「だがジャンのやつは……」

マルコ「ジャン、しっかりするんだ」

ジャン「」

ライナー「燃え尽きちまったぜ……真っ白にな」

ベルトルト「……」

別の日の夜

クリスタ(今日のご飯おいしかったな~)

クリスタ(今日は一年に一回の特別な日とかで配られたクッキー。あんなにおいしいの昔でさえも食べたことなかったよ……)

クリスタ(……食糧庫にまだ残ってるかも……きっとバレないよね)

コソコソ

キース「そこにいるのは誰だ!」

クリスタ(しまった!)

翌朝

キース「クリスタ・レンズ。貴様は昨日、食糧庫に忍びこみ盗もうとした」

クリスタ「あの……その……」プルプル

男「!」

キース「どうした?違うのか?」

クリスタ「あっ……えっと……」プルプル

ユミル「教官、いいでしょうか」スッ

キース「どうした」

ユミル「私がクッキーを食べたかったので、クリスタに無理矢理盗ませようとしました。だから、罰を受けるなら私です」

クリスタ「えっ……」

キース「ほう、そうなのかレンズ訓練兵?」

クリスタ「えっ……あっ……その……」

ユミル「気にすんなよクリスタ。お前は何も悪くねえよ」ナデナデ

クリスタ「ユ、ユミル……」

キース「……ふん、いい友人を持ったなレンズ訓練兵。良かろう、お前が罰を受けるといい」

キース「なにがでるかな♪なにがでるかな♪」

ズボッ

キース「……エレン・イェーガー、貴様にやってもらう」

エレン「はっ」

クリスタ「ユミル、止めなよ!」

ユミル「いいんだよクリスタ。お前には胸を張って生きてほしいのさ」

クリスタ「でも、サシャは今でもうんちのときに叫んでるんだよ……」

ユミル「はっ、私の体へ頑丈だからな。エレンのやつなんか返り討ちにしてやるさ」

バコーン

コニー「すっげー!エレンのやつ厚さ十センチの鉄板ぶち抜きやがった!」

ユミル「」ダッ

キース「逃げたぞ!捕まえて押さえつけろ!」

ユミル「のしかかんじゃねえホモ野郎!さっさとどけよ!」バタバタ

ライナー「おまえには股間をスクランブルエッグにされた恨みがあるからな……死んでもどかないぜ……」グググ

ユミル「ちっ」バタバタ

キース「どうした、怖じ気付いたか?ならば予定通りレンズ訓練兵に罰を受けてもらおう」

ユミル「!やります!やらせてください!おらどけホモが!」

ライナー「ふん」スッ

ユミル「来いエレン!返り討ちにしてやるよ!」スッ

エレン「教官、本気でやりたいので助走をつけてもいいですか?」

ユミル「えっ」

キース「いいだろう、好きにするがいい」

エレン「ありがとうございます」スタスタ

アルミン「ちょっと待ってエレン!いくらなんでもあんまりだよ!ユミルだって女の子なんだよ!」

エレン「アルミン、これは訓練なんだ」

アルミン「どういうこと?」

エレン「ライナーが前教えてくれたんだ。巨人はうなじの他にもケツが弱点なんだって。これから先、もし丸腰で巨人と戦うことになっても大丈夫なように本気でやらなきゃいけない」

アルミン(エレン……)

ユミル(ライナーの野郎……今度はバターになるまで蹴ってやる……)プルプル

ライナー「……」ニヤニヤ

エレン「行くぞーユミル、そっちは大丈夫かー?」

ユミル「いつでも来やがれくそ野郎!」プルプル

クリスタ「ユミル……」スッ

ユミル「クリスタ……危ないから下がっておけよ」

クリスタ「いや。せめてあなたの側にいさせて……少しでも心の支えになりたいから……」

ユミル「……ありがとうクリスタ」

エレン「44浣腸―――!」ダッ

エレン「うおおおお!」ダダダダダ

ユミル(ケツに力を入れろ……!歯を食いしばれ!)グググ

エレン「うおおおお!」ダダダダダ

ユミル(来るぞ!)グッ!

スッ

ユミル(えっ)

ユミルは理解できなかった。隣にいたはずのクリスタが、急に自分の後ろに回り込んだことに。

誰かの叫び声が聞こえる。しかし、エレンは止まらない。

クリスタ(ユミル……あなたはさっき言ったね。胸を張って生きろって)

クリスタ(でも、もしあなたに罪をなすりつけてしまったら、もう二度と胸を張ることなんかできない)

クリスタ(だから、私の罪は私が償う)

クリスタ(ありがとう、ユミル。大好きだよ……)

エレン「くらえ―――!」ギュアッ

バコーン

『bgm:翼の折れたエンジェル』♪~

クリスタ「どうっ……グッ……ゲエエ!」ビチャビチャ

ユミル「クリスタあああああ!」

クリスタ「ガッ……ヒューッ、ゴッオエエ!」ビチャビチャ

アルミン「ヤバいよ!白目むいて泣きながら失神してる!」

ベルトルト「洪水みたいに吐いてるよ!」

ライナー「小便も漏らしちまってる!」

ジャン「糞もだ!」

コニー「くっせー、くっせー!」

ユミル「クリスタあああああ!」

キース「ちょっ、ヤバい!担架、担架ー!」

クリスタ「カッ、ハヒッ、フー!フー!……うっ、ゲエエ!」ビチャビチャ

エレン「ちょっ、クリスタ。なんで邪魔するんだよ」

アルミン「エレン貴様あああああ!」ガッ

エレン「えっ、なんでそんなに怒ってんだよアルミン?」

ベルトルト「なにをやったのかわかってないのか!?」

エレン「そうだよ、今度こそユミルに当てなきゃいけないだろ」

ライナー「いい加減にしろエレン!」

エレン「あっライナー、お前の言ってたとおりかもな。クリスタにあんだけ効くなら巨人も倒せそうだ」

ユミル「エレンてめええええ!」バキッ

エレン「痛っ!なにすんだよ!早く構えろよ!」

ユミル「死ねえええ!!」バキッバコッ

コニー「くっせー、くっせー、!」

ユミル(クリスタはなんとか一命をとりとめた)

ユミル(尻の穴も無事らしい。もしかしたら、クリスタは私以上に頑丈なのかもしれないな)

ユミル(あれ以来、44浣腸を罰にするのは禁止になった)

ユミル(それを聞いたクリスタは、『これでもうみんなが痛い目にあわなくてすむね』って喜んでいた。)

ユミル(やっぱりクリスタは女神だった)

ユミル(エレンは男共にひとしきり殴られた後、教官と一緒に営倉にしばらくぶち込まれた)

ユミル(流石のミカサも、あの惨状を見たあとなので、エレンを擁護しなかった)

ユミル(そして今は……)

クリスタ「あっ、そこいいっ……もっと上の方ほじって……」ピクン

ユミル「……なあ、ほどほどにしとけよ。また切れても知らんぞ」ホジホジ

クリスタ「だ、だって……自分でいじるのも慣れちゃったんだもん……それに、ユミルの指の方がずっと気持ちいいから……気にしなくていい……よ……うん!」ビクッ

ユミル「ったく、しょうがないなあ変態クリスタちゃんは」ホジホジ

クリスタ「そうなの……私はお尻の穴で感じる変態……あっ……だから、もっといじってください……!」ピクッ

ユミル「ふふふっ…今日もイカせてやるよ……」ホジホジ

<ヒエー


おわり

こんなの書いてるけど好きなキャラはジャン、ユミル、ライナー。
次は別の話を書く予定。

余談だけど、昔同級生を浣腸で失神させて先生にめちゃくちゃ怒られたことがある。そのときの同級生はサシャみたいになってた。
つまり、サシャのあれは同級生がモデル。
マジで浣腸で人殺せるから、やるとしても絶対に本気でやってはいけない。

お兄さんとの約束だよ

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年11月25日 (火) 16:03:10   ID: u1kS-zzT

なんか104期の女子たちかわいそうだな~。

2 :  SS好きの774さん   2014年12月04日 (木) 16:02:47   ID: zX_CMtna

キース教官鬼畜ですね。 

3 :  SS好きの774さん   2016年06月08日 (水) 00:14:54   ID: gSbkZYe2

44マグナムってものすごく痛いのかな。

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