蘭子(9)「ぽけます!」【ポケモン×モバマス】 (335)

注意

何番煎じか分からないモバマス×ポケモンです
基本思いつきで書いてます
妄想駄文注意
1つが1レス・2レスくらいの短編集的な何か
かなり緩いと思います
地の文、擬音アリ

等々…それでも良ければどうぞ。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1403700962

【すてーじ、いち!】

これは、とある地方に住む1人の女の子の話である。

「くくく……」

その女の子は、いつものように自分のベッドに座り、

「こよいもやみがおりたか…」

いつものようにお気に入りの洋服を着て、

「力がみちるのをかんじるわ…」

いつものように不敵な笑みを浮かべる彼女は、

「この、カンザキランコが、まじゅうをしゅべる王に………ぐすっ」←噛んだ

……どうやら、魔獣を統べる王に、と言いたかったようです。

彼女の名前は、カンザキ・ランコ。

ちょっと変わった、だけど心優しい女の子だ。











<ランコー、モウネナサーイ

「あう…ばれちゃった…」

でもこっそり夜更かしします。

【すてーじ、 に!】

<ランコー、アサヨー!

「……………むにゃ…」

全然起きる気配が有りません。

<ダメネー、オコシテキテー

<マニュ!

「……………くー……」

コンコン…コンコン………ガチャ

「マニュー」

お母さんのポケモン、マニューラがやってきました。

「マニュー」ユサユサ

「んう………くー…」

「マニュー」














[マニューラの こおりのつぶて(最小)!]

「ひゃあああああああ!?」

これも、毎朝の光景なのでした。

【すてーじ、さん!】

「……おはよう…おかーさん」

「おはよう、ごはん出来てるわよ」

「……ん」コクン

氷を当てられ、顔を洗ってもまだ眠そうなランコです。

「おとーさんも…おはよー…」

「おはよう、今日はフレンチトーストだよ」

「マニュー」

「ウィー」

「うん……ウィンディもおはよ…」

リビングではランコのお母さんとお父さん、さっきのマニューラとお父さんのウィンディが居ました。



「…………」モグモグ



「…………」モグモグ



「…………」モグモグ


朝はとても静かなランコです。

【すてーじ、よん!】

<イッテキマース!

<オルスバンヨロシクネー!

「はーい!」

ランコの両親は共働き、同じ会社に勤めてます。

そして両親が仕事に出てる時、ランコはマニューラとウィンディの二匹と一緒にお留守番をしています。

「んー…神のいこうよ!……なんかちがう」

ごはんを食べてすっかり調子が戻ったようです。

「あ、おそーじしないと」

家の掃除はランコの日課の一つです。

ちなみに毎日欠かさずにやればお小遣いが増えるそうです。

「…わが手にまけんを!……これだ!」

…たまに遊んでしまうようです。

【すてーじ、ご!】

「うー!……んー!」

引き続き掃除をしているようです。

「てんよりたかき……えっと…んー!」

スカッスカッスカッ

どうやら高い場所にある何かを取りたいようです。

しかし踏み台に乗っても届かない。

「ウィー」グイッ

「わわっ!?」

見かねたウィンディが背中に乗せてくれました。

「とれた!ありがとー!」

「ウィー」

これで掃除が進みますね。

「……ふかふかだぁ…」

「ウィー…」

おや?










「………………くー…」

魔乳って鳴くから雫がポケモンになったのかと思った

【すてーじ、ろく!】

「眠い…」

「ウィー」

すぐにウィンディに起こされたようです。

「マニュー」ビクッ

「……………あ」

台所にマニューラが居ますね。

……缶詰を持ってます。

「あー!?」

「マニュー!」

「だめー!かえして!」

「マニュー…」スッ

すぐに取り返します。

こういう所はしっかりしてるランコです。

「お昼はいっぱいあげるから、えっと…女神の、さばき?がおりちゃうよ!」

「マニュー」

「はい、もういいよ!」

「マニュー!」ササッ

ちゃんと言い聞かせもしました。











……ですが、結局マニューラが隠してた空の缶詰には気づかなかったようです。

【すてーじ、なっなでーす!】

「われにかかればこのてーどよ!」

色々有りましたが掃除が完了したようです。

「あ、もうお昼……今日はなにかなー?」

思いのほか時間が経ってました。

お昼ごはんは、いつも毎朝お母さんが準備してくれています。

「冬のまりょくをかんじるわ……あ、パスタだ!」

冷蔵庫の中から今日の昼食を発見、隣にはポケモン達の分とメモが置いてあります。

「あたためないで、食べてください…わ、つめたい…」

さっそく取り出しました。

「………こごえるかぜよ!」

こらこら、冷蔵庫を開けっ放しにしてはいけません。

















「マニュー!」

[マニューラの こごえるかぜ(弱め)!]

あ…

「ひゃあああああああ!?」

【すてーじ、はち!】

<クッ、ミギメガウズク!

「わあ…」キラキラ

「ウィー」

食後、食器も洗って今はテレビを見ながらポケモン達のブラッシングをしてるようです。

<コノママデハフウインガ!?

「…………」ワクワク

<ダメダ!トマレ、トマレェェ!!

「…………っ!」ドキドキ

「…ウィー……」

完全に手が止まってますね。

<ジカイ!ツイニアカサレルマガンノシンジツ!マタライシュウ!

「……はあー…かっこよかった…」

「ウィー…」

「あ…ごめんね」

やっとブラッシング再開です。

「……………」

毎日のブラッシングのおかげで、ウィンディとマニューラの毛並みは綺麗です。











「……くくく、われはまおうランコなり!」

……少し将来が不安です。

【すてーじ、きゅう!】

<タダイマー!

<イヤーツカレター

「あ!おかえりなさい!」

そんなこんなで夕方、両親が帰って来ました。

「ランコ!今日はお肉だ!」

「わあ!」

お父さんは奮発して肉を買ってきました。

「今日もお留守番ありがとうね、あとはお母さん達でするから休んでなさい」

「うん!」

ランコの1日のお仕事も、ここで終わりです。








「えっと……たいぎであった!…いまいち…」

「?…どうしたのランコ?」

「なんでもない!」

【すてーじ、じゅう!】

「……ふあ…」

ご飯を食べて、お風呂に入って、今は自分の部屋です。

「…にっき、書こ」

どうやら、毎日の終わりに日記をつけているみたいですね。

「今日も…朝からマニューラが……」

ウンウン。

「……つぎが、気になります…」

ウンウン。

「………まほうの ま の字を、書けるようになりたいです」

ウンウン…うん?

「……くくく、夜こそまおうの時間…」








「今こそ、かくせいの時!」

<ランコー、ソロソロネナサーイ!







「……………はーい…」

今日も1日、無事に終わっようです。

今回はここまで、こんな感じで書いていきます。

次はたぶん、蘭子(10)です。

>>10
その発想はなかった…!

おはようございます、何となく早起きしてしまったので書き上げた分を投下します。

【すてーじ、じゅういち!】?蘭子(10)?

「行ってきまーす!」

<キヲツケテネー!

本日は休日、ランコは友達の家に遊びに行くようです。

「………いまいましい光ね」

日差しが強いようですね。

今日は白いフリフリのワンピースに同じく白い日傘、どちらも自分のお小遣いで買ってます。

「………よ、よし」

歩くこと約百メートル、友達の家の前につきましたね。

「………しょうかんの音色を!」ピンポーン

「大げさに言ってますけどチャイムですよね」

「きゃあっ!?」

若干人見知りなランコが意を決してチャイムを押した途端、背後から声をかけられました。

【すてーじ、じゅうに!】

「さ、サチコちゃん!」

「おはようございます、ランコさん」

声の主はコシミズ・サチコちゃん。

どちらかと言うと控えめな性格で、ランコの友達の中では優等生の部類に入る子でした。

「あれ?なにやってんの?」ガチャ

「あ、サナちゃん」

更に家の中から、ランコの友達でいつもゲームをしているミヨシ・サナちゃんも出てきました。

「ランコとサチコじゃん、おはよー」

「おはようございます、ちょっとランコさんが大げさだっただけですよ」

「むー!」

「なんかしらないけど、とりあえず入ったらー?」

「そうですね、お邪魔します」

「うー…おじゃまします」

多少人見知りで、ちょっと怖がりなランコ。

大人しく、優等生気質で頭もいいサチコ。

ゲーム好きで、明るい性格のサナ。

一見バラバラな3人ですが、不思議と気が合うようでした。

【すてーじ、じゅうさん!】

「今あたししか居ないけどねー、なんか飲む?」

「ボクは大丈夫ですよ」

「わ、私も…」

「でもあたしが何か飲みたいからてきとーに持ってくるね、先に部屋いっててー」

そう言ってサナは奥に行ってしまいました。

「あいかわらずですね、とりあえず行きましょう……あ」

「?」

「エネー」

仕方ないので二階にあるサナの部屋に行こうとすると、階段の上からエネコが下りてきました。

「エネー…」ジリジリ

「………」ジリジリ

「サチコちゃん?」

どうやら、ランコからは暗かったりサチコの後ろだったりで見えてないようです。

【すてーじ、じゅうよん!】

「エネー!」ピョン

「……やっぱりですか!」

[エネコが とびかかってきた!]

「わっ!…と」サッ

[サチコは しゃがんでかわした!]

「え?…ひゃああああ!?」

[ランコは でおくれた!]










[ランコの あたまに エネコがのった!]

「エネー!」ガッシリ

「いやああ離れてえ!?」

【すてーじ、じゅうご!】

「頭がおもい…うぅ…」

「エネー」ガッシリ

「あっはは!今回もランコがやられたんだ!」

エネコは頭から降りてくれないようです。

「この前まではサチコがやられてたのにねー」

「流石に三回もやられたら学習しますよ」

「だよねー」

「………ぐすっ」←四回目

「よしよし、ほらエネコ降りなよー」

「エネー」ピョン

サナのおかげで解放されましたね。

「あう…髪が…」ボサッ

ただし、被害は甚大な模様でした。

【すてーじ、じゅうろく!】

「あーあ…仕方ないなぁ、これ使ってよ」

「ありがとう…」

コンパクトと櫛を貸してくれたようですね。

「さて、なにやる?スマッシュピカチュウズとかピッピパーティとかあるよ?」

「知ってますよ!…というか、今日なんで呼ばれたか分からないんですけど」

ランコもサチコも今日の朝に呼ばれたそうです。

「暇だったからにきまってるじゃん?」

「……一応、ボクはスクールの課題が残ってるんですけど」

「見せるノートのまとめでしょ?」

「くっ……確かに、そうですけど…っ!」

「仲良いなぁ…」セットセット

「エネー」ゴロゴロ

話に加われないランコのようです。

【すてーじ、じゅうなっなでーす!】

「だいたいさー、サチコはランコみたいにもう少しリラックスしても良いと思うんだ」

「!わ、我をもほうするという事はその身を魔王に…」セットセット

「ランコさんのはリラックスしてるんじゃなくて、何かが間違ってるだけですよ!」

「……ぐすん」

「そんくらいで良いと思うんだけどねー……なんならランコみたいな服着て、『ボクがいちばん つよくて かわいいんですよね!』とかやってみれば?」

「ななな何を言ってるんですかあなたは!出来るわけ無いですよそんなの!」

どんどん話がヒートアップしています。

「似合うと思うんだけどなぁ……」ツインテナオッタ

「エネー」ゴロゴロゴロゴロ

そしてやっぱり微妙に話に混ざれないランコです。

【すてーじ、じゅうはち!】

「じゃあこのピカチュウフードを被って『ピッピカチュウ!』てのは?」

「いやいやいやそれはそれでいやですよ!」

「ならこのマリルフードで!」

「だからいやです!」

「わがままだなー!ならこれは?マルノーム!」

「なんでそんなのまで有るんですか!いやです!」

この2人は一度こうなると止まりません、特にサチコは普段大人しいのが嘘みたいだそうです。

「じゃあ何なら良いのさ!」

「ボクは普通で良いです!」

「あーもー、ランコも何か言ってよ!」

「くくく……こどくも我がかてとなるわ…」

「エネー…」zzZ

「「あっ」」

【すてーじ、じゅうきゅう!】

「いや、ほんとーにごめんね」

「すいません、ランコさん」

「むー…」プンスカ

どうやら話についていけなくてランコは拗ねてしまったようですね。

「え、えーと……あー…そ、そうだ!あたしはランコの喋り方、良いと思うなぁ!」

「!…そ、そうですね!ランコさんには合ってると思いますよ!」

「………本当に?」

「ほんとーに!」

「ボクは嘘は言いませんよ!」

「……うーん…」

2人とも、もう一押しですよ。

「それにさ、ランコの服はほんとーに可愛いと思うよ!ね、サチコ」

「そうですね!」

「……えへへ…そうかな?」テレテレ

「「うんうん」」

「…ありがと」テレテレ

どうやら丸く収まったようですね。

【すてーじ、にじゅう!】

「エネー」スリスリ

「よしよし、エネコも放っておいてごめんね?」

一件落着、です。

「はあ…サイコソーダ貰いますよ」

「わ、我にもその…えと……サイコソーダを」

「いーよー……そう言えば、なんでこんな事になったんだっけ?」

「それは!………えーと?」

「……ぼうきゃくの彼方か…くくく」

「……………ま、いっか!メタルギギギアルソリッドやろ!」

この日、残りの時間は楽しくお喋りして過ごしたそうです。

投下終了、次は蘭子(11)の予定です。

…勢いで書きましたが、いかがでしたでしょうか。

そして…登場するキャラについては、自分でも未定なのでちょっと明言は控えさせてはいただきます、すみません;

…ただ、冒険には出ます、いや出したい;

何はともあれ、また次回で…早ければ今日中かも。

みなさんどうも、相変わらず勢いだけな>>1です。

投稿開始しますね!

……余談ですが、一応今までの話の舞台等はホウエンです。

【すてーじ、にじゅういち!】@蘭子(11)

「………うぅ…」

ただいま、ランコは森の中です。

「………えーと…」

今日のランコはいつものフリフリではなく、とても動きやすそうなシンプルな格好ですね。

「……もっと奥かな」

ちなみに、何故森の中に居るのかと言うと、

「……何も、出ない、よね」

明日がお母さんの誕生日で、

「……お花、見つかると良いな」

こっそりと、珍しい花を探しだしてプレゼントするつもりのようです。

ガサガサッ!

「ひう!?」ガタガタ

シーン…

「うううぅ…」

………道は険しそうです。

【すてーじ、にじゅうに!】

「…うぅ……天に見放されたか…」

実は、本当はサチコかサナに手伝ってもらう予定だったみたいです。

「……いや、これも試練ね…」

ですが、サチコは前から予定があり、サナは寝不足が祟って寝込んでいました。

「……まだ先…かな」

という事で、相変わらず怖がりなランコは勇気を振り絞っています。

ガサガサッ!

「ひっ…」

シーン…

「ま、また……?」

…………………………ヒ……

「………い、いまなんか……」

……………フヒヒ…

「な……なにものだ…」ガタガタ

どうやら、何か近くにいるようです。

【すてーじ、にじゅうさん!】

…………フヒヒ…ヒトーツ…

「…………」ガタガタ

………フターツ…ミッツ……

「…あ……あう、あうあう…」ガタガタガタガタ

……フヒヒ…ヨッツ………ヒャ…

「ううううううう」ガクブルガクブル

…………………………






「ヒャッハアアアアアキノコダァァア!!!!」

「ヒイヤアアアアアアアアアアアア!?!?」バタバタバタバタ





<フヒ!?……イ、イマナニカ…
<ア、ショーコサンコンナトコロニイタンデスカ!
<ハ、ハグレタラ……ダメ…
<フヒ…サチコ、コウメ…ゴ、ゴメン
<ホラ、ヨリミチシテナイデイキマスヨ!
<アノコガ……コ…コッチダッテ……

ガサガサ…

【すてーじ、にじゅうよん!】

「やだやだやぁだあああ!」ダダダッ

「ケムー!?!?」←踏まれたケムッソ

「ターネ!?」←蹴られたタネボー

「ジグザー!?」←巻き込まれたジグザグマ

「キノー!?!?」 ←タネボーがヒットしたキノココ

大惨事ですね、これ。

「うわああああん!こーなーいーでー!」

誰も追いかけて無いです…




「わああああっきゃあ!?」バターン!




あ……

「……ぐすっ……痛い……」

転んでしまったようです…

【すてーじ、にじゅうご!】

「おばけなんていないもんだいじょーぶだもん、まおーだかららんこちゃんへーきだもん」ハイライトoff

あれから十数分経ちました。

……全然大丈夫じゃありませんね。



「くくくくく……われにさからうおろかもn」グゥ-…



「…………ご飯食べよ」

こんな時でもお腹は空くようです。

肩から掛けていたポーチから、可愛いらしいお弁当箱を取り出しましたね。

今日の為に早起きして自分で作ったようですからね。

「…いただきます」

中身は……綺麗に整えられたらおにぎりに、おかずは玉子焼き、ソーセージにハンバーグと春巻き、プチトマトにレタスサラダ……なかなかバランスが良さそうで美味しそうですね。

「………………………やっぱり多い…」モキュモキュ

…ちょっと張り切りすぎたみたいです。

【すてーじ、にじゅうろく!】

「……………………うー…」コックリコックリ

走り回って、ご飯も食べたので眠いようです。

「…………くー…」ガクッ

あー、食べ残しを広げたまま寝てしまいましたね。

「……………………すぴー…」

こんな所で寝たら駄目ですよ。

「……わがまりょくのまえに……うー…」
 
…これは起きる気配が無いですね。



…………………………………



……………………………



………………………



仕方ないですね、このままだと迷子になりますし。

こういう時があるから、わざわざ遠くてもついてきた訳ですし。

ついでに一つとんで、オマケもあげましょうか。

【すてーじ、ni……じゅうなっなでーす!】

「ランコさん、ランコさん!」

「くー…うう……」

「起きて下さいランコさん!」

「…………うー…?」

「ほら、カワイイボクですよ!」

「……なんだゆめかー…サチコちゃんが自分からカワイイなんて……」

あらら……寝ぼけてますね。

「失礼ですね!こうしてあげますよ!」ホッペグニー

「いひゃいいひゃいやめひぇれえゆめじゃなひ!?」

「はい、夢じゃないですよ!」

刺激的な目覚めですね。

「あれー?確か私、森の中で走り回って、ご飯食べて……?」

「森ですか?ここ原っぱですよ?」

「えーと……??」

【すてーじ、にじゅうはち!】

「まったく、ボク達が通らなかったらずっと寝てましたよ?」

「う……うん……?ボク達?」

「ああ、そう言えばランコさんは会ったこと無いんでしたっけ?……2人とも隠れないで出てきて下さいよ」

「……フヒ…ちょっと、心の準備が」

「……う、うん…」

「あーもう、なにやってるんですか!」グイッ

「あ、やめ、サチコちょっと」ボテッ

「あ……爆発…しても」コテン

「えーと、わ、我が友サチコよ、この者達はいったい?」

「やっと目が覚めてきましたね……こっちのキノコ抱えてるのがホシ・ショーコさん、こっちの小柄で病弱そうなのがシラサカ・コウメさんです!それでこのフリフリでよくわからない話し方をするのはカンザキ・ランコさんです!」

「フヒ…よ、よろしく」

「……よろしく、です」

「あ、うん、よろしくね」

ランコ、素に戻ってますよ。

【すてーじ、にじゅうきゅう!】

「……あ、サチコよ、この日はえっけんが叶わぬと言ったのは、もしかすると…?」

「ランコさん標準語話して下さい、お二人が混乱します」

「む……ぜんしょしよう」

「フヒ…」ポカーン

「……あっ…」ポカーン

まあ、最初は誰だってこんな感じになりますよね。

「あーもう……まあこの二人につき合ってたからですよ!…そういうランコさんはどうしたんですか?」

「我は、明日は母なる者の生誕日ゆえ、花のくもつをと……」

「明日はランコさんのお母さんの誕生日だから、花を探しに来たと?」

「うむ……だが、良きささげものは見つからなかった…」

「そうだったんですか…」








「フヒヒ……え?…そ、それ……グラシデアの花じゃ…?」

【すてーじ、さんじゅう!】

「え?」

「そ、その、お弁当の上の花……良く、感謝の証とかに使われる、グラシデア……だと思う」

「い、いや……我は今日、一度も花を取って無いはずだ!」

「でも、あるよ…?」

「と、いうか……この辺で、グラシデアの花なんて……見たこと無い…フヒヒ…」

「……ほ…ホラー?」キラキラ

「………………い、いやいやいやいや、ききっと、誰か通りすがりの優しい人がくれたに違いありません!さあ、お互い目的は達成しましたしかえりましょう!」プルプル

「さ、サチコ……震えてる、ぜ?」

「わ、わくわく、する」キラキラ

「ほ、ほら、行きますよ!」スタスタ

「サチコ………ま、待って…」

「あ……おいてか、ないで」

「!ま、待ってぇ!…………あ、れ?」ヒョイ

「お弁当の食べ残し……あったはずなのに…」

不思議な事はありましたが、無事に済んで良かったですね。




………けぷっ。

投下終了!

……さて、ここで少し、謝らなければいけないことがあります。

実は、X・Yまでのポケモンを幅広く出したいので、オリジナルの地方を出す予定でしたが……注意書きに書き忘れていました、本当に申し訳ないです…

そして、次からは展開が急展開します…蘭子(12)、キーワードはぶっちゃけ[引越]です。

ちなみに、一度出したキャラは今後必ず話に絡みます、これは決まっています。

そして何人か、ポケモン側のキャラも出ます…ポジションは未定ですが

まぁ、ながながと書くのもアレなので、今はこれぐらいで…長文失礼しました。

皆さんどうも、今回も張り切って投下していきます!

【すてーじ、さんじゅういち!】@蘭子(12)

「……な、波間に漂う運命も…うぷ」

早速ですが、ランコがピンチです。

現在地は大海原の上、旅客船の甲板です。

……どうもランコは船酔いしやすいようですね。

「う……かの秘薬の恩恵か……」  

どうやら事前に酔い止めを飲んでいたおかげで、すぐに良くなったみたいです。

「よこに、なりたい…あ」

ちょうどいい日陰にベンチを見つけたようですね。

「………………………はぁ…」

ただただぼーっと、澄み切った青空を見上げているようです。

………………………………………

「……………………鳥…?」

しばらくそうしていましたが、ランコは遠くの空に何か見つけたようですね。

………………あぁ、たしかに何かが、旅客船の斜め後ろから飛んできてますね。

「黒い……鳥?……………!」

それは、青空を切り裂くように飛んできています。

そして、ちょうど船の真上を通ろうかという時、




「…ちがう……ドラゴンだ!」キラキラ




悠然と飛んでいく、黒一色のドラゴンポケモン……よく見れば誰かが乗ってますね。

「……はじめて見た…ドラゴン…」

どうやら、ランコの目的地とは別の場所へと飛んでいるようですが……黒点になるまで食い入るように見ています。






…ホウエンを離れ、新たな家へと向かう途中の出来事でした。

【すてーじ、さんじゅうに!】

「ランコ!やっと見えてきたぞ!」

「まこt……本当に!?」

それから少し経ち、甲板にお父さんとお母さんが現れました。

長い長い旅客船の旅も終わりが近いようです。

「しかし、ジョウトでランコが生まれてから社長に頼まれてホウエンに異動したのに…………まったく人使いが荒い…っと愚痴っても仕方ないな……それにしても、なかなか面白い場所のようだな!」

「そうなのあなた?」

「ああ!このガイドブックだけでもだな…」

お父さんがなにやらガイドブックを取り出して、お母さんとランコに話をしています。

……ここからじゃよく見えませんね。

まあ、同じガイドブックをこっそり頂いてきたので問題ないですが……なになに?





……各地方を繋ぐ海上交通と貿易の要にして、神秘と科学を重ねたリゾート地。

『プロダク諸島』

【すてーじ、さんじゅうさん!】

「まずだな、プロダク諸島は諸島ってついてるけど、実際は大きな一つの島と、一つの人工島に特殊な砂浜、最後に中央の水上ドームの4つが隣接して出来てるんだ」

それぞれ、

人工島、クールフロート
自然島、パッションアイランド
砂浜、キュートコロニー
中央、セントラルドーム

と呼ばれているみたいです。

「で、最初に降りる港と、これから住む家があるのはクールフロートだ……そのクールフロートだけ見てもほら、ショッピングモールにグルメ街、アミューズメントによりどりみどりだ!」

「わあ…」キラキラ

「まったくあなたったら…ランコより楽しみにしてるみたい」

ふむ、さすが一冊3980もするガイドブック、事細かに書かれてますね。

「しかも!各地方から直接届くから食べ物もブランド物も安いんだ!ほらこれなんて…」

「…お小遣い足りるかな……貯金箱から…」ブツブツ

「まずは銀行……半分おろして…お父さんの方からも……」ブツブツ

「あ、あれ?おーい?」

基本的にカンザキ家は似たもの家族です。

【すてーじ、さんじゅうよん!】

「わあ…!!」キラッキラッ

「まぁ…」

「これは……実際に見るとまた違うな」

数刻後、港から出てクールフロートのメインストリートに出ました。

近未来的な雰囲気に、立ち並ぶ建物の数々、至る所から活気溢れる声が聞こえて……上手く伝えれないくらいに圧巻です。

特に目を惹くのは、高層ビルやデパートを空中回廊やモノレールでつなぎ合わせている所で、町全体が立体的な迷路のように感じますね。

「とりあえず、一度家に行かないとな……」

「んー!うぅー!」キラッキラッ

ランコはテンションが上がりすぎて声にならないくらいですね。

「もう、やっぱりあなたの子ね」サイフカクニン

「いやいや、母さんの子だよ…ほら、タクシー来たよ」

【すてーじ、さんじゅうご!】

「………こほん」

移動中のタクシーの中でも、食い入るように街並みを見ていたランコでしたが、新居に着いてやっと落ち着いてきました。

今は、お父さんとお母さんが新居の契約等の話をしているため、早速周辺を散策中です。

「…………♪」ワクワク

黒いゴシック服に黒い日傘で、あっちをうろうろこっちをきょろきょろしながら歩いていますね。

ランコの新しい家は、どちらかと言えば高級住宅街にあるらしく、どことなくオシャレな雰囲気ですね。

ちなみに新居は二階建て、ベランダ・ロフト・地下室・庭付き、家具完備でした。

……………ビュウーン!!

「……………あっ!」

「………ん?」

強い風で日傘が飛んでいってしまい、通りすがりの人の足元に落ちてしまいました。

【すてーじ、さんじゅうろく!】

「ご…ごめんなさい! 」パタパタ

「あぁ…気にしなくていいよ」

慌ててランコは拾いに行きます。

「………余計なお世話かも知れないけど、キミ迷子?」

「え?……ま、迷子じゃないです…」

「なら良いんだ……なに、キミがそんな素敵な格好で歩き回っていたから、気になってたんだ」

「!我が魔装の力を見抜けるのか!?」

「うん?」

「……あっ」カアアアア

服を誉められて、つい口に出してしまったみたいですね。

「あ……その…あう…」

「………クス、あははは!キミ、思った以上に面白い人だね」

「え、えと…うー…」

「いきなり笑ったりして悪かったよ、できれば気を悪くしないでほしい」

「…えーと……はい」

「そうだな…うん、キミとなら仲良くできる気がする……ボクはニノミヤ・アスカ、キミは?」

これが、プロダク諸島で初めての友達が出来た瞬間でした。

いったんストップ……間違えて残りを削除してしまいました……

書き直してきます

【すてーじ、sじゅうなっなでーす!】

「へぇ、ランコはホウエンから来たんだ……ならアレはホウエン弁なのかい?」

「戯れ言を!我が故郷でもこの言霊を操るものは我以外……あああ!?」

「やっぱりランコは面白いな」

「小悪魔め…」

さっそく主導権を握られてますね。

「あ、アスカくんだー!」パタパタパタパタ

「ん?…リカか」

「うん、リカだよー☆………あれ?アスカくんその人だれー?」

金髪で、いかにも元気いっぱいな女の子ですね。

「カンザキ・ランコ、新しく引っ越してきたんだよ」

「そうなんだー!アタシはジョウガサキ・リカ!よろしくー☆」

「よ、よろしくね」

「ところで、珍しく一人なのかい?」

「ううん、アリスちゃんとかと………あーそうだアスカくん助けて!マユちゃんとチエリちゃんがケンカして、ユッコが止めに行って、えーと、えっと」

どうやら、とにかく大変な様子ですね。

【すてーじ、さんじゅうはち!】

「だいじょーぶです!今こそこのエスパーユッコが真の力を出す時なんです!そんな感じがめちゃくちゃしますしケーシィも起きてるから行けますよ!」←ジャングルジム天辺

「ケシィ…」←抱えられてる

「大丈夫じゃないですよぉ……マユも反省してますから、考えなおして下さい…」オロオロ

「ユウコちゃん……気持ち…気持ちだけで嬉しいから…ね?」オロオロ

「ユウコさんに任せた私がばかでした…」ガックリ

「これはまた散々だね」

「これがカオスか……」

とりあえず収集がつきそうにない状態でした。

「しかしだ、なんでユウコに任せたんだい?」

「……なんとかなるかなーって、てへ☆」

「…まぁ良いさ」

「行きますよ!いざ、サイキックひ「ケシィ」」

[ケーシィの テレポート!]

「こう!……あれ?」チャクチ

「まったく、楽しそうだねキミ達」

絶妙なタイミングでアスカが混ざりましたね。

「あ、アスカさん」

「せっかくだから紹介するよ……ランコを」

「……………あう」

その場の全員の視線が、ランコに集まってしまいました。

【すてーじ、さんじゅうきゅう!】

「と、言うわけでランコはたまにホウエン弁が出るけど、気にしないでやってほしい」

「二度も言わせるな!これは正しく魔王のみが操れ……る……ううううう!!」プルプル

「おおー!なんか凄そうですけど、サイキックも負けませんよ!」

サイキックやらエスパーやらが口から離れないホリ・ユウコ。

「うふふ……また個性的な方ですねぇ…」

さっきの狼狽はどこへやら、リボンが可愛らしいサクマ・マユ。

「あ、あの……よろしく、ね」

ちょっとだけマユの後ろに隠れてる小動物的なオガタ・チエリ。

「…………ちょっと良いかもしれない……っ!何ですか、何もいってませんが?」

年不相応に大人びてるけど、年相応には憧れるタチバナ・アリス。

「あははは、何かわからないけどランコちゃん面白いかな☆」

とにかく明るく元気満点なジョウガサキ・リカ。

「良かったじゃないか、ランコ」

そしてニノミヤ・アスカ。

「あ、その…」

ランコ、囲まれて逃げ場がないですね。

ですが、なんだか楽しそうです。

【すてーじ、よんじゅう!】

そして、その夜。


『へえ、そんな事があったんですか』

『流石ランコだよねー』

「そうかな?」

さっそくランコはサチコとサナに、電話で今日の事を話していました。

『まぁランコはだいじょーぶそうだね……ならサチコはどうかなあ?アタシまでイッシュに行ったから寂しかったり?』

『まぁボクはカワイイので、心配ご無用ですよ!…というか、今ボク旅に出てるんですよね、一人で』

「え!?」

『あらま、どしたの急に』

『まぁ何て言うんですか?……負けられない相手が出来まして』

『おー、王道的な展開だ』

「だ、大丈夫なの?」

『大丈夫です!ボクが捕まえたポケモンも居ますからね!……………赤頭巾やら青頭巾やらには絡まれましたけれど…』ボソッ

『なんかいった?』

『なんでもありません!…さて、もう遅いのでボクは寝ますね!』

『あ、あたしもそろそろ寝るよ』

「うん…おやすみ」

プツ……ツー、ツー……

「………そっかあ…サチコちゃん、ポケモンもってるんだ…」

……新しい生活は、始まったばかりですよ、ランコ。

投下終了、途中ハプニングが有りましたがセーフです。

今回は、いよいよ冒険への複線があったり無かったり……とりあえず蘭子と飛鳥の組み合わせは一度は考えますよね。

さて次はいよいよ蘭子(13)です。

では、また!

どうも、いつもの>>1です。

今回で、とうとう一つの区切りを迎えます

では、投下開始!

【すてーじ、よんじゅういち!】

「…………………………」

「…………………………」

「…………………………」

…………コツン……

「!…動いた」ドキドキ

………………プルプル……

「!!…………もうすぐ…なのかな?…」

………………………シーン…

「…………どんな子が、生まれるんだろ」

プロダク諸島に来て、一年。

ランコは今、一つの転機を迎えようとしています。

……ランコの前には、ポケモンのタマゴが2つ。

親友である、サチコとサナから送られてきた、大事な誕生日プレゼントでした。

【すてーじ、よんじゅうに!】

とある1日。

「お邪魔します」

「お邪魔しまーす☆」

「ククク…よくぞ来た、我が居城へ!」

「最近磨きがかかってるよね、ランコのそれ」

今日は、リカとその姉、ミカが遊びに来ました。

「おー、今日もぐるぐる巻きだ」

リカはランコの部屋に置いてある、丁寧に毛布が巻かれた2つのタマゴをみていますね。

「悪いねランコ、リカがどうしてもまた見に来たいってきかなくてさ」

「案ずるな、その程度ならば造作もない事よ」

「…あ、今カタカタって動いたよ!」

「え、マジ?ちょっとリカアタシにも見せてよ!」

…ミカも実は興味津々だったようです。

「ねーねーランコちゃん!もうすぐ生まれるのかな?」

「生誕の時は近いわ…ククク、力が渦巻いているのが感じられる!」

「たっのしみー☆」

「生まれたら教えてよ★」

……………………………………カタカタ…

【すてーじ、よんじゅうさん!】

また別の日。

「サイキックお邪魔します!」

「ライラさんもお邪魔しますですよ」

「よくぞ参られた、我が盟友達よ!」

今日はもうユッコだからで説明がつくようになってきたユウコと、ランコの後に一人で引っ越してきたライラの2人が来ました。

「ムム!前よりもこう……サイキック的パワーを感じますね!」

「まことか!?」

「間違いありません、このエスパーユッコの名にかけてもいいですね!」

「凄いですねー、ライラさんにはちっともでございますですよ」

……………………………プルプル…

「おっと、私はあまり近づかない方が良さそうですね」

「……?…いらぬ遠慮は禁物よ?」

「いえいえ!このエスパーユッコにも事情がありますから!……ケーシィ!」ボムッ

「ケシィ」

「ではさらばです!テレポート!」

[ケーシィの かみなりパンチ!]

「ごふっ……なぜ…」ビリビリ

「綺麗な右ストレートでございましたですますね」

「ユウコさぁぁん!?」

…ユッコだから多分仕方ないです、きっと。

【すてーじ、よんじゅうよん!】

更に別の日。

「やあ、経過はどうだい?…ああ待った、口に出さなくてもその顔を見たら理解るからね、うまくいってて何よりだよ」

「ライラさんはまた来ましたでございますですよ」

「ご機嫌よう、カンザキさん」

「我が領域へたどり着いたか!」

今回はアスカとライラ、それにミカの友人で超がつきかねないレベルのお嬢様、サイオンジ・コトカが来ました。

「……これが、皆様が仰るポケモンのタマゴなのですね?」

………………………ピクピクピク…

「!か、カンザキさん!今動きました!」

「心なしか、前よりも激しい気がしますですね」

「きっと、キミ達の視線を感じたんじゃないかい?」

……カタカタ……

「あ、また動きましたわ!」キラキラ

「まるで最初の頃のランコみたいだね、コトカ」

「そうでございますですよ」

「……うう」

【すてーじ、よんじゅうご!】

別の日。

「……ぽかぽかだ」

今日はタマゴを抱えて背負って、いつもみんなが集まる公園にやってきました。

空は晴れ渡っていて、良い昼寝日よりです。

「うふふ……」

「む?」

「こんにちわぁ、ランコちゃん…」

レジャーシートを広げて、休んでいるとどこからともなくマユが現れました。

ただ、ちょっと顔色がよくありません。

「ククク…煩わしい太陽よ……何か異変でも?」

「ただの寝不足ですよぉ………隣、失礼しますねぇ」

……………カツカツカツ…

「……もうそろそろですねぇ、これは」

「然り、産声を上げんと足掻いているわよ」

「…おかげでランコちゃんはホウエン弁が治りませんもんねぇ」

「あう…」

「うふ……あぁ、すいません………少し、寝ます…」……スゥ…

「…安らかなる一時を」

ぽかぽか陽気は、人間にも効果抜群です。

【すてーじ、よんじゅうろく!】

「………あ、ランコさん」

「む?……煩わしい太陽ね」

「おはようかこんにちは……ですよね?」

「…うん」

「……あれ、隣で寝てるのってマユさんですか?珍しいですね…」

「…確かに」

…………………カタカタ…カタカタ…

「…2つとも、もうはっきりわかる位に動いてますね…明日くらいには生まれるんじゃないんですか?」

「…お父さんとお母さんも、そうじゃないかって言ってた」ウトウト

「…もしかしてランコさん、眠いんですか?」

「…………」コクリ

「…………はぁ…仕方ないですね、何かあったら私が起こします」

「………お願い」ウトウト





























………………カリカリカリカリカリ…………パキッ




























【すてーじ、よんとってじゅうなっなでーす!】

「………あ、ランコちゃんとアリスちゃん、それにマユちゃんだ……何やってるんだろ…」←チエリ

「わわわ、我が至宝が!?」アタフタ

「お、落ち着いて下さいぃ……あ、え、こういう時っていったい」オロオロ

「え、これ生まれるんですか?…え」ボーゼン

これはダメそうですね。

「やはりこうなりましたか」ヒョコ

「あ、ユウコちゃん」













「あ、なんかやってる!いこーよお姉ちゃん☆」

「あ、ちょっとリカ!ひっぱらないでって!」

「見張りをつけて正解でした…是非とも生まれる瞬間を!」

「見張ってたライラさんですよー、実はわたくしも気になっていますですねー」

「なんだ、皆居るじゃないか……クス、考えることは同じって事か、悪い気分ではないね」










……どこから出て来たんですか!?

【すてーじ、よんじゅうはち!】

何故か集まったみんなでタマゴをかこみましたね。

……………パキッ……ペキペキ…

2つのタマゴが、競い合うようにひび割れて行きます。

「……いよいよ、なんですわね」

………パキッパキパキ……

「……どんなポケモンが…」

パキパキパキパキ……

「……自分のポケモンじゃないのに、なんだかドキドキしますねぇ…」

ピシッ………コツン…

「わたくしも、これは初めてでございますです」

ピキピキ……パキンっ。

「あ……す、すごい…」

ペキペキ…コツン…

「サイキックと同じ位ワクワクします!」

プルプル…

「ほわー……☆」

………ピクン…

「……何か、スゴ」

…………………

「……ランコ、心の準備はいいのかい?」

……………ブルブルブル

「ひえ?え、あ………………うん」





ブルブルブル……パッキーン!!!!!










































「……ラルー!」

「……チムー!」

【すてーじ、よんじゅうきゅう!】

「…ラルー?」

「チムー…」

とうとう、タマゴからポケモンが生まれました。

白と黒の、対照的な二匹ですね。

「か……カワイー!☆」

「う…生まれた!」

「……感動ですねぇ」

「だね……いいなぁ」

「……なぜでしょう、とても言葉では表せませんわ…」

「…わたくしもです」

「………………わぁ…!」

皆、感動に浸っていますね。

「ラルトスとゴチムですか……エスパーユッコとしては正直羨ましいですね!」

「ほら、ランコ……呼んであげるべきだと思うよ」





「ラルー…」ビクビク

「チムー…」ビクビク

「…う…ん………お、おいで…?」











「…………」

「…………」



























「………ラルー!」トテトテ

「………チムー」トコトコ

「!!…ぐすっ」


ランコ、泣いてしまいました。

【すてーじ……………ふぁいなる!】

時は経ち……

「……………すぴー…」

<ランコー、アサヨー!

「…………くー………」

……ランコはやっぱり朝に弱いみたいですね。

<シカタナイワネー、オネガイネ

…………………ガチャ…トテトテトコトコ

「ラルー」ユサユサ

「……ふみゅー……」

「チムー」ユサユサ

「……すぴー…」

「………ラルー!」

「チムー!」







[ラルトスと ゴチムの ねんりき!]








「ひゃあああああああああ!?!?」


今日も、1日が始まります。

【すてーじ、完!】

投下終了…これにて、【すてーじ】シリーズは完です。

…この後は現時点で公開できる設定を投下してから、新シリーズ突入です。

…多分、文体が変わると思います、すみません。

では、いまはこれにて!

どうも>>1です

設定を投下してからとかなんとか言った気がしますが気のせいです。

ではでは、今回から文体もちょろっと変わって新章突入します!





今まで見てきたのは、ほとんどが時間の狭間からみた舞台上の彼女の「過去」の物語。



だけど、これから始まるのは紛れもなく彼女の「現在」の話。


















第二幕
【ライブ・シリーズ】

【開幕】







《ファーストライブ:魔界公演》





【1&イチ】

「………んん…!」

外に出ると、快晴の青空。

今日も1日、いい天気になりそうだなぁ。

そんな事を考えながら、今日もいつもの公園へと足を運ぶ。

……眠たい。

「ラルー!」

「チムー」

そんな私の両隣に、いつものようにラルトスとゴチムがついてきている。

…うん、いつ見てもかわいい。

「ラルトス、ゴチム」

「ラルー?」

「チムー?」

「よしよし」ナデナデ

「ラルー」ピョンピョン

「チムー」ジーッ

今日も、私、カンザキ・ランコの1日が始まります。

【1&ニ】

「煩わしい太陽ね!」

「ああ…確かに、何もこんなに爛々と輝かなくてもいいのにね」

「うん、もうアタシは何も言わない……おはよ、ランコ」

いつもの公園に着くと、アスカとミカさんがいました。

「ククク……アスカとミカか…他の者は?」

「チエリはスクール、アリスとリカは港の方で、コトカは家の用事、後は知らない」

「残念ながら、ボクもミカ以上の事はわからないよ」

「フム……全てを見通す事はかなわず、か」

「ラルー!」

「チムー」

ラルトスとゴチムも遅れて挨拶します。

「ラルトスとゴチムもおはよー★」

「……そうだな、そうしてみようか」

「いかがしたか?」

「なに、ちょっと二人に頼みたい事があるんだ」

【1&サン】

「我らに願いなどと……申せ」

「なになにー?」

アスカがお願い事……なんだろう?

「なに、難しい事じゃないよ……ボクと一緒に、自然公園に行って欲しいんだ」

「む?」

「あー……自然公園か…」

自然公園。

おそらくクールフロートに住んでる方は一度は立ち入ったはずの巨大な公園です。

…ただ、色々な意味で有名です。

「どこまで行きたいの?リカなら大丈夫なんだろうけど、アタシじゃ中層とかムリだから」

「我らもだ……あの魔界の底に挑むならば、我が従者達では荷が重すぎる」

「いや、ボクもそこまで行く気はないよ……ちょっと果樹園まで行きたいだけさ」

果樹園かぁ……

「んー……なら大丈夫かな★」

「ククク、その程度ならば雑作もないわ」

「なら、ちょっと付き合ってもらうよ、ボクの目的のために……ね」

【1&ヨン】

≪自然公園パンフレット≫

港から続くメインストリートの終着点、自然公園。

未来的な街並みのクールフロートにおいて、気軽に自然と触れ合えるようにと設けられた場所。

自然そのままの姿の再現を目指し改装と拡張を重ねた結果、クールフロートの四分の一を占める、下へと伸びた(*1)の立派な公園となった。

*1:分かり易い自然公園の断面図

 ┬──     ──┬  
 ├───   ───┤     
 └─────────┘  

以下………

「って、観光用のパンフレットには書いてあるんだけど、アタシは肝心な事を書いて無いと思うんだ、ホント」

私もそう思う……だって実際は

・自然を再現する事にこだわりすぎ、砂漠に洞窟、湖に熱帯林に雪原、海中トンネルに温泉まで作った。

・さらに物足りなかったのか何なのか野生のポケモンを大量に放った。しかもその後は放置で、無駄に環境がハイレベルな再現度なので縄張り争いが多発。

・そのせいでエレベーターや階段の半数が通行不可になった。

・仕方ないので捕まえて減らそうとエリートトレーナーを数人雇ったら下層どころか中層後半でボコられてた。

・極めつけに年に最低二回は大量発生や異常気象が起こる。

・おかげで誰が呼んだか通称「魔界」。

なんて言われてます。

……魔界…カッコいいです。

【1&ゴ】

≪自然公園・上層、第一区画≫

「さて、歩み始めようか…デルビル」ボムッ

「ビル-」

「たのんだよー、ココドラ★」ボムッ

「ココラー」

着いてすぐにポケモンを出すのはここでは良くあることです。

「…陽光が満ち溢れているわね……ならば、此処は白の従者に任せよう…出でよラルトス!」ボムッ

「ラルー!」

……ちょっとカッコよく決まった! 

「さて、今日は何か注意報は………何も無いみたいだね」

入口すぐ横の電光掲示板は、何かしら異変があるとすぐに情報が流れます。

うっかり確認し忘れると大変な目に遭います。 



……………………………………………………………



はい、半日くらい砂嵐で動け無かったのは私です…

「何にも無いならパパッと終わらせよ★……あれ、ランコどうしたの?」

「在りし日の追憶よ……語るまでも無いわ」

「……うん、アタシじゃ何言ってるかサッパリ分かんないわ」

【1&ロク】

≪自然公園・上層、第二区画≫

午前中からせわしなく張られていくテントを横目に、私たちは歩きます。

第二区画はアウトドアパーク、キャンプも出来るエリアで休日は人であふれます。

「そういえば、何で果樹園に行きたかったのさ?今日何かあんの?」

「あぁ、大したことじゃあ無いさ…ちょっとモモンの実が必要になってね、母さんに頼まれたのさ」

「なる程…魔界産は内包する魔力が強大と聞くわ」

「店で売ってるのより美味しいからね、より良い方を選ぶのは当然だろう?」

「まあメンドくなかったらね」

「…空想が我に逆らってきた……更なる魔力を手に入れ押し止めねば…」

「……何て?」

「クス……考えたらお腹が空いたんだってよ」

「…………あう」マッカ

【1&ナッナミれーす!】<エ、ナナハ?

≪自然公園・上層、第三区画≫

「さて、次の区画に果樹園があるけど、此処からは本格的に野生のポケモンが出てくるよ」

[デルビルの にらみつける!]

[オタチは さっていった!]

「だよね、もうアスカのデルビルが追い払ったし」

「ククク…流石は魔界ね……未だ小さき者共なれど、油断は禁物よ」

やっぱり、丸ごと草原の第三区画から野生のポケモンがいっぱい出て来ます…て言っても、ほとんどちっちゃい子なんですけどね。

「ポッ!」
「オニッス!」

[ポッポが あらわれた!]
[オニスズメが あらわれた!]

「デルビル、ほえる」

[デルビルの ほえる!]

[ポッポは にげだした!]
[オニスズメは にげだした!] 

「ほえる使えるじゃん、デルビル」

「あまり使うと効果が薄くなるんだ…後は帰りの分にしないといけないな」

【1&ハチ】

≪自然公園・上層、第四区画≫

「3人と4匹も居れば案外大したこと無かったねー★」

「ココラー!」

第四区画に到着です。

草原のだいたい外側に果樹園が…人の姿も見えます。

ちなみに、あの後も何回かポケモンがきましたけど、結局全部デルビルが追い払いました……あれ、私たちいらない?

「まあ、全部小さいからね…たまに見かけるラッタとかだったら、流石にうまくいかないさ」

「その時こそ、我らが力を示す時ね」

「…さっきから思ってたんだけどさ」

「む?」

「ランコ、バトルしたこと有るの?」

「……………………ククク、クク、案ずるな、この身は魔王の写し身、時が来れば呼吸と同じ物となりよう」

「つまり一度もないと」

「…………………うん…」

ちょっと、怖いです。

【………レポートに書き込みますか?】
ニア はい
  いいえ
──────────────────


【カンザキ・ランコ】

手持ち
ラルトス(♀)
ゴチム(♀)

主人公。
ジョウト、ホウエン、プロダク諸島と渡ってきた。
ちょっと人見知りで恥ずかしがり屋、けど今では少しずつ堂々としてきてる。
ポケモン、人間を問わずすぐに仲良くなる事が出来るというある種の才能を持っている。
旧来の親友であるサチコからラルトスの、サナからゴチムのタマゴをプレゼントされ、孵化した。


【ニノミヤ・アスカ】

手持ち
デルビル(♂)

ランコのプロダク諸島で最初の友達。
ランコとはまた違う方向で独特。
基本的に皆のリーダー扱いだが、本人は性に合わないと言っている。
しかし一方で悩んでいる仲間に助言したり、さりげなくフォローするなど面倒見はいいらしい。
デルビルは自然公園で餌付けしたら懐かれたらしい。


【ジョウガサキ・ミカ】

手持ち
ココドラ(♂)

皆の頼れる姉さん、リカに付き合って行動するうちにすっかり仲間入りしたカリスマギャル。
だが、常識人だからかなんなのか、天然のコトカと例のユッコ、そして何となくで焚き付けるリカのおかげですっかり苦労人に。
手持ちのココドラは、街の路地裏で衰弱しているのを発見、ポケセンに連れて行きそのまま引き取った。

━━━━━━━━━━━━━━

【人工島 クールフロート】
ランコ達が暮らす、巨大な人工島。
上にも横にも広く、人が持てる科学の全てを投入してるとも言われている。
見どころは様々だが、蜘蛛の巣のように張り巡らされた空中回廊と、常識を超えてしまった自然公園が定番との事。

【自然公園】
公園の皮を被った魔境。
下へ下へと作られており、下るにつれて色々おかしくなる。
普通に野生ポケモンが出てくるし、普通に大量発生が起こるし、ときおり
下から上に猛吹雪やら砂嵐やらが発生するおかげで「魔界」なんて呼ばれる事も。
また、クールフロート各地に隠れた出入り口があるらしい。
ちなみに港から続くメインストリートの終点でもある。


───────────────

【………レポートの書き込みが完了しました!】

投下完了、以降はこんな形式出行こうと思っています。

後は……バトルはどちらかと言えばポケスペとかアニポケみたいな感じでやっていこうと思ってます。

とりあえず、まとまった休みがとれたので今日からガンガン書こうと思います、それでは!

はい、>>1です。

また書けたので投下します!

…ポケモンバトルはポケモン と バトルですから間違ってませんよ、きっと(メソラシ

【1&キュウ】

≪自然公園・上層、第四区画、果樹園≫

「モモンは……ああ、すぐそこか」

現在、三人で案内板を確認しています。

「あ、ザロクの実あるんだ…ちょっと取ろうかな」

「……………………………………」

……ゴスの実が……ない…マゴの実でいいや…

「さて、じゃあ収穫して来るけど……これはボク1人で足りるから、時間を潰してきてくれないかい?」

「じゃあアタシ、ザロク取りに行くから★」

「……我も豊穣の恩恵を授かりに行こう」

それぞれ別行動になりました。

……ゴスの実、期待したのに…

「ラルー」ピョンピョン

「…ありがとう、ラルトス」

励ましてくれました…かわいい。

【1&ジュウ】

「あ、そうだ…ゴチム」ボムッ

「チムー」

せっかくなので出してあげます、ラルトスだけなのは不公平だもんね。

「マゴの実は……奥の方かぁ…」

1人と二匹でテクテク歩きます、周りには他にも人が居てそこそこ賑わってるなぁ。

「あ、あった………えい」

目当てのマゴの実を見つけたので、適当に1つ採ってみました。

「……はむ…あ、美味しい」

普通にいつも食べてるのより瑞々しくて美味しい!

「はい、美味しいよ」

「ラルー!」モグモグ

「チムー」モグモグ

……癒される。

ガサガサガサガサ!

!?

「モジャー」
「ヒマナー」

【1&ジュウイチ】
?VSモンジャラ・ヒマナッツ?

[モンジャラが あらわれた!]
[ヒマナッツが あらわれた!]

「あ、あわわ!?」

なんか出て来ちゃった!?

「モジャー!」

「ヒマナー!」

「うう……凄くやる気だよ…」

「ラルー!」ピョンピョン

「チムー…」チラッ

「……大丈夫?…怖くない?」 

「ラルー!」

「チムー」

……そっか。

……不安なの、分かってるんだろうなぁ。

ラルトスもゴチムも、精一杯任せてって感じだ。

「……ククク、ならば今こそ!我が栄光への!最初の軌跡を刻もうではないか!」

なら………怖いけど、私も頑張らないと!

【1&ジュウニ】
?VSモンジャラ・ヒマナッツ??

[モンジャラは 様子を見ている]
[ヒマナッツは 様子を見ている]

来ない?……な、なら!

「ら、ラルトス!ねんりき!」

「ラルー!」
「モジャー!?」

[ラルトスの ねんりき!]
[モンジャラに ダメージ!]

「ヒマナー!」

[ヒマナッツの メガドレイン!]

「あ…ゴチム!」 

「チムー」ヒョイ

[ゴチムは かわした!]

うう…ドキドキして緊張するよぉ……

「ゴチム、はたく!」

[ゴチムの はたく!]
[ヒマナッツに ダメージ!]

「モジャー」

[モンジャラの からみつく!]

[ラルー!?]

[ラルトスは からみつかれた!]

【1&ジュウサン】
?VSモンジャラ・ヒマナッツ??

「ラルトス!? 」

ど、どうしよう!?

「ヒマナー!」

[ヒマナッツの メガドレイン!]
[ゴチムは かわした!]

「チムー」フンッ

「ヒマナー!」イラッ

「ゴチム、えーと、モンジャラにねんりき!」

[ゴチムの ねんりき!]
[モンジャラに ダメージ!]
[モンジャラは おもわず ラルトスをはなした!]

うう…次は、後使える技は確か、

「…!ラルトス、かげぶんしん!」

「ラルー!」シャキーン

[ラルトスの かげぶんしん!]
[ぶんしんができあがり かいひりつがあがった!]

「モジャー!?」

「ヒマナー!?」

驚いてる…今がチャンス!

【1&ジュウヨン】
(VSモンジャラ・ヒマナッツ) IV

「ゴチム、ラルトス、モンジャラにねんりき!」

[ゴチムと ラルトスの ねんりき!]
[モンジャラに ダメージ!]

「モジャー…」タタタッ

[モンジャラは にげだした!]

「ヒマナー!!」

[ヒマナッツの メガドレイン!]
[ゴチムに ダメージ!]
[ヒマナッツは かいふくした!]

「チムー!」

「あ、ゴチム!」

[ゴチムの はたく!]
[ヒマナッツに ダメージ!]
[さらに ゴチムの はたく!]
[ヒマナッツに ダメージ!]

[ゴチムは おうふくビンタを おぼえた!]

「ヒマナー!?」

「チムー」フンス

【1&ジュウゴ】
(VSモンジャラ・ヒマナッツ)V

な、なんだかよく分からないけど、

「ラルトス、ゴチム、もう一度一緒にねんりき!」

「ラルー!」

「チムー」

[ゴチムと ラルトスの ねんりき!]
[ヒマナッツに ダメージ!]

「ヒマナー…」ピョンピョン

[ヒマナッツは にげだした!]

[バトルに しょうりした!]

「…………お、終わった…?」

「ラルー」トテトテ

「チムー」トコトコ

「あ!大丈夫、痛くない?」

「ラルー!」ピョンピョン

「チムー」フンス

良かった…怖かったよぉ…

【………レポートに書き込みますか?】

ニア はい
  いいえ

──────────────────

【人工島 クールフロート】
ランコ達が暮らす人工島。
上にも横にも広く、人間の持てる技術の全てを注ぎ込んだと言われている。
また、プロダク諸島への玄関口である港もあり、活気が無い日は一日たりとも無い。
名物は蜘蛛の巣のように張り巡らされた空中回廊と、常識を越えてしまった自然公園。

【緑化公園】
良くランコやアスカ達が集まる公園。
特に変わった物は無いが、周辺に各種ショップがあるため便利。
とりあえず行けば誰か居る。

【果樹園】
自然公園上層、第四区画にある果樹園。
だいたいの木の実を網羅しており、さらには無料解放しているかなりお得な場所。
ただし、たどり着くまでに野生のポケモンに出くわすため注意。

──────────────────

【………レポートの書き込みが完了しました!】

投下終了、文字化けがあって申し訳ないです、

今回は初バトル回でした!

そして最近、各キャラの最終メンバーも決まってきて調子に乗ってます…早くだしたい…

では、いまはこの辺で!

はい>>1です

今日も無事に投稿しますね!

【1&ジュウロク】

≪自然公園・上層、第二区画≫

「そこで我が従者がその超力で」

「それは三回目だよ、ランコ」

「………真か?」

「それはアタシでも分かるわ」

「………あう」

そんなに話したかなぁ……?

「まぁ、それでも気持ちは分からないでも無いね、初めてのバトル…それも実質ダブルバトルを制したんだ」

「確かにねー、アタシも嬉しかったもん、勝った時は★」

「そうであろう!」

はい、あの後合流した私はさっきの出来事を話しています……安心したら今度は嬉しくなってきちゃいました。

「クス…そうだ、忘れずにポケモンセンターに行こうか……目に見えなくても、疲れてるだろうからね」

「そだね、ちょうど入り口の横にあるし」

「いざ、癒やしの楽園へ!」

「……それにしても、なんかアスカと同い年には見えないわ」

「それがランコだからね」

≪自然公園・上層、第一区画≫

「ククク……まさか再び舞い戻る事になろうとはな」

「すいません、手伝わせてしまって…」

「木の実アイスがライラさんを待ってますですよ!」ウズウズ

明けて翌日、今度はアリスちゃんとライラさんの2人と自然公園に来てます。

目的は今日も木の実です。

「気に病むことはない、我は我が意志で此処にいるのよ」

「ありがとうございます……私の調べによれば、間違いなく有るハズなんです………………チーゴの実は」

「ライラさんは木の実アイスを制覇するんですますよ!」

アリスちゃんがすごく真剣な表情で話す横で、ライラさんがはしゃいでます…

アリスちゃんは最近木の実、特にチーゴの実を使った料理を研究しているようでした。

ライラさんは本当にアイスが大好きで、ついに自作するらしいです。

……私も、何か食べ物作れるようになりたいな…

※一つ前はミス、以下訂正版

【1&ジュウナッナミれーす!】

≪自然公園・上層、第一区画≫

「ククク……まさか再び舞い戻る事になろうとはな」

「すいません、手伝わせてしまって…」

「木の実アイスがライラさんを待ってますですよ!」ウズウズ

明けて翌日、今度はアリスちゃんとライラさんの2人と自然公園に来てます。

目的は今日も木の実です。

「気に病むことはない、我は我が意志で此処にいるのよ」

「ありがとうございます……私の調べによれば、間違いなく有るハズなんです………………チーゴの実は」

「ライラさんは木の実アイスを制覇するんですますよ!」

アリスちゃんがすごく真剣な表情で話す横で、ライラさんがはしゃいでます…

アリスちゃんは最近木の実、特にチーゴの実を使った料理を研究しているようでした。

ライラさんは本当にアイスが大好きで、ついに自作するらしいです。

……私も、何か食べ物作れるようになりたいな…

【1&ジュウハチ】

「…忘れ物はありませんし、今日の公園はちょっと日差しが強い程度だそうです…ライラさんも居ますので問題なく果樹園まで行けるはずです」

「ライラさんにお任せなのでございますよー……出番でございますよ、ユレイドル!」ボムッ

「ユレーイ」

「私達も出来ることをしましょう……モンメン」ボムッ

「モメーン」

ライラさんのユレイドル、アリスちゃんのモンメンが出てきました。

アリスちゃんのモンメンも可愛いなあ。

…ライラさんのユレイドルも、いつ見ても、こう……なんか可愛いです。

でも、実は私達の中ではライラさんとユレイドルは一番強いんです。

最近はリカちゃんが互角になってきましたけど、それでもバトルの経験は間違いなくライラさんが一番です。

…あ、私も出さないと。

「ククク、出でよ我が従者よ!」ボムッ

「チムー」

ゴチムは今日も大人しいね……でもそこが可愛い。

【1&ジュウキュウ】

「さぁ、出発しんこーでございますですよ!」

「ユレーイ」ズズッ…ズズッ…

「……………………」

「ユレーイ」ズズッ…ズズッ…

「………………ライラさん、大変な事に気付きました」

「何でございましょうかー?」

どうしたんだろ、アリスちゃん。

「………………ユレイドル、動くの苦手ですよね」

「ユレーイ」ズズッ…ズズッ…

あっ……

「あー、心配ないでございますです、ライラさんはバッチリ対策してありますからー………ユレイドル、いつものお願いです」

[ユレイドルの ロックカット!]

「ユレーイ」ズザザザ!!

「「!?」」

【1&ニジュウ】

≪自然公園・上層、第三区画≫

無事(?)問題を解決した私達は、昨日と同じく第二と第三を経由して果樹園へ向かっています。

「ナゾノー」

「ユレイドル、エナジーボールです」

「ユレーイ」ザッザッザッ

[ユレイドルの エナジーボール!]
[ナゾノクサに こうかは いまひとつだ…]

「ナゾノー!」

[ナゾノクサは にげだした!]

「これで逃げてくれますですから、楽ですねー」

「モンメン、しびれごなです」

[モンメンの しびれごな!]
[ミネズミは まひした!]

「別に倒す必要もありませんしね」

「モメーン」

……………あれ、私いらない?

【1&ニジュウイチ】

≪自然公園・上層、第四区画≫

特に苦もなく到着です。

……私とゴチムの出番はありませんでした…

「ここまで来れば、果樹園に着いたも同然です」

「定番のモモンにしましょうか……いえいえ捻ってマトマは……」

完全に頭がそれだけになってます

──────────!!?

「…………?…何か果樹園、騒がしいですね」

ですが、いよいよ果樹園に近づいた時、何か様子がおかしい事に気づきました。

「……どうやら、楽をさせてはもらえないみたいでございますです」

「……………ついてないですね…はぁ」

「………ククク、これも世の条理、か……して、どうするのだ?」

「…とりあえず、ライラさんは少しだけ入ってみようと思いますですよ」

「同じく、ここまできて帰るのは腹立たしいです」

「ならば、止まる必要は無いわ!」

【1&ニジュウ二】

≪自然公園・上層、第四区画、果樹園≫

「うわぁ、ダメだ数が多すぎる!?」

「くっそ、やっぱ魔界は魔界か!」

「オター」
「オター!」
「オター」

「コラー」
「コラー!」
「コラーッ」

「…ライラさんちょっと唖然としてますですよ」

「なんですかこれ」

あたり一面を埋め尽くさんばかりのオタチとコラッタが争ってました…怖いよこれぇ…

「ああ!俺のタブンネが!?」

「嘘だろ…いわタイプのガントルが…」

止めようとしている方々から悲鳴が……

「…これが、地獄の再臨か……」

「正しく数の暴力ですね…」

「おい!そこの嬢ちゃん達そっちにもいったぞ!」

!!

【1&ニジュウサン】
(VSオタチ・コラッタ)?

[コラッタが ふくすう とびだしてきた!]
[オタチが ふくすう とびだしてきた!]

「今更引き返せませんか…」

「あわわ…」

「アリスさんとランコさんは、残ったのをお願いしますです!…ユレイドル、いわなだれ!木に当てないようにお願いしますよー!」

「ユレーイ!」

[ユレイドルの いわなだれ!]
[コラッタ×2と オタチ×2に ダメージ!]
[コラッタ×2 と オタチ×2は たおれた!]

「攻撃技はこれしかないですが……モンメン、メガドレインです」

「モメーン」

[モンメンの メガドレイン!]
[コラッタに ダメージ!]

「やはり一度では倒せませんか…」

「オター!」

こっちにもきた!

【1&ニジュウヨン】
(VSオタチ・コラッタ)II

[オタチの たいあたり!]

いきなり!?

「チムー」ヒラリ

[ゴチムは かわした!]

「良かった…ゴチム、おうふくビンタ!」

[ゴチムの おうふくビンタ!]
[オタチに ダメージ!]

「オッター!」

[オタチ(2)が とびだしてきた!]
[オタチ(2)の たいあたり!]
[ゴチムに ダメージ!]

「ゴチム!…ラルトス、お願い!」ボムッ

「ラルー!」

[ランコは ラルトスを くりだした!]

「ラルトス、ねんりき!」

[ラルトスの ねんりき!]
[オタチ(1)に ダメージ!]
[オタチ(1)は たおれた!]

「コラー!」
「オタァー!」

[コラッタ(1)が あらわれた!]
[オタチ(3)が あらわれた!]

またきた!?













「ザングース…ぶ、ブレイククロー!」

「うふふ…ハブネーク、ポイズンテールですよぉ」










【………レポートに書き込みますか?】

ニア はい
  いいえ

──────────────────

【タチバナ・アリス】

手持ち
モンメン(♂)

最年少ながらも、アスカが居ない時はまとめ役もこなす少女。
非常に大人びてるが、密かにランコやアスカの立ち振る舞いに憧れてる。
一応何でもこなせるのだが料理だけは時折怪しくなる。
モンメンは異常気象で自然公園が豪雨の時に水に流されてるのを偶然助けたらしい。


【ライラ】

手持ち
ユレイドル(♂)

言葉使いが拙い、遠い異国から来た元お嬢様。
どうやら何らかのトラブルから守るために両親が送り出したらしい。
意外な事に、特殊な石や古代の化石に関する事に詳しく、それらに関しては専門家に迫る知識を持っている。
そしてアイスが大好きであり、こだわりすぎてとうとう自作するとのこと。
ユレイドルとは実家に居たときから一緒に居たらしく、元々は父親が仕事中に偶然見つけた化石との話。
また、バトル経験は一番豊富で仲間内でも今現在トップクラス。

──────────────────

【………レポートの書き込みが完了しました!】

投下終了、バトル終わったと思ったら始まりました。

さてさて、だんだんと話すことが少なくなって来ましたが…まあ、毎回話せることも少ないので、この辺で。

ではまた!

どーも、>>1です。

少ないですが、キリが良かったので投下します。

【1&ニジュウゴ】
(VSオタチ・コラッタ)III

「ネーク!」
「ザーン!」

[ハブネークの ポイズンテール!]
[オタチ(3)に ダメージ!]
[ザングースの ブレイククロー!]
[コラッタに ダメージ!]

「ふえ?」

出てきたオタチとコラッタが、吹き飛ばされました。

「ちょっと見かけたから着いてきただけなのに…面白いことになってますねぇ」

「みんな……大丈夫?」

「え?」

振り返ると、赤いリボンが鮮やかな女の子と、気の弱そうなツインテールの女の子がいました。

「マユさん!チエリさん!」

「うふふ…手伝いますよぉ」

「うん…私も、頑張ってみる」

【1&ニジュウロク】
(VSオタチ・コラッタ)IV

「さぁハブネーク、ザングースより倒せば勝ちですよぉ…?」

「ネーク!」

[ハブネークの ポイズンテール!]
[コラッタに ダメージ!]
[コラッタは たおれた!]

「え?ま、マユちゃんそんなの聞いて」

「ザーン!」

[ザングースの ブレイククロー!]
[オタチ(3)に ダメージ!]
[オタチ(3)は たおれた!]

「ネーク!」バチバチ
「ザーン!」バチバチ

うわ、火花が見える…

「コラァ!」

[コラッタ(2)が とびだしてきた!]

あ、よそ見してる場合じゃなかった!

「ラルトス、ねんりき!続けてゴチムはおうふくビンタ!」

[コラッタ(2)に ねんりき おうふくビンタ!]
[コラッタ(2)は たおれた!]

【1&ニジュウナナミれーす!】
(VSオタチ・コラッタ)V

「ほう…子供にしてはなかなか筋が良い奴らが居るな」

「ああ……何となくアイツらを思い出すぜ」

「同感だが、気を取られて水浸しにするなよ」

「ハッ、そっちこそやりすぎて火の海にすんなよ!」

私達以外にも、まだ果樹園のあちこちで戦っている人がいました。

今も、木を挟んで反対側で戦ってる人が見えました。

「ランコちゃん、あっちはあの赤いスーツと青いバンダナの人達に任せて良いですよぉ」

「こ、こっちも…私とマユちゃんで何とかするから、ランコちゃんはアリスちゃん達の所に…!」

「わ、分かった!」

いつの間にかはぐれてた……

「どこ…」

「ラルー!」

「ラルトス?……あ!」

「モンメン、大丈夫ですか?」

「モメーン…」

ラルトスが見つけてくれた!

【1&ニジュウハチ】
(VSオタチ・コラッタ)VI

「く……」

「アリスちゃん!」

「ランコさん!助かりました…頑張ってくれましたけど、モンメンはもう限界です…」

「モメーン…」

モンメンのモコモコが汚れだらけ…

「コラー!」
「オター!」

う………まだ来る…

「チムー!」イライラ
 
「ラルー」オロオロ

[ゴチムの あくのはどう!]
[コラッタに ダメージ!]
[コラッタと となりのオタチを ひるませた!]

ゴチムがかなりイライラしてるよぉ……というかそんな技使えたんだ…

「それにしても……無限だとでも言うのか…」

【1&ニジュウキュウ】
(VSオタチ・コラッタ)VII

「いいえ、もうかなり減ったと思います……それに、今向こうでライラさんともう1人がボスのラッタとオオタチを追いつめてるはずです」

なら、後一息かな……やっと終わりが見えてきた……

「ランコちゃん、アリスちゃん!」

「チエリさんにマユさん!?来てたんですか!」

「アリスちゃん達を見かけましてねぇ……こっちはだいたい終わりましたよぉ」

「すごい強い人が二人も居たから…」

「ネーク!」バチバチ

「ザーン!」バチバチ

「……勝敗は決まらなかったみたいですねぇ」

「うん…」

「………どうやら、他もだいたい落ち着いたみたいですね…なら、あとは…」
















「出番が無くなったと思ったら大間違いですよ!!さあ今こそ!ミミミンミミミンマジカルシャイン!!」
















「ラタアアアア!?」
「オオチイイイ!?」

[ラッタと オオタチは たおれた!]

「「「「!?!!?」」」」

【………レポートに書き込みますか?】

ニア はい
  いいえ

──────────────────

【サクマ・マユ】

手持ち
ハブネーク(♀)

常にリボンを離さないオシャレな子。
読者モデルの仕事をしているので、たまに街中で声をかけられる。
チエリとは幼なじみであり、良くセットで居る。
基本的に優しいお姉さんタイプなのだが、時折凄まじく怖かったり、逆にめちゃくちゃ空回りしたりする。
ハブネークは、チエリのザングースと三日三晩木の実の取り合いをして共倒れした所を助けたらしい。



【オガタ・チエリ】

手持ち
ザングース(♀)

気弱で内気だけど心優しい、小動物とかマスコット系の女の子。
マユとは幼なじみ。
ポケモンスクールに通っているのだが、その庇護欲を掻き立てられるオーラと性格から、スクール内では天使とか言われてる。
また、一番本気で怒らせてはいけない子らしく、その事を知る人物は皆一様に口を閉ざしている。
ザングースはマユのハブネークと共倒れした所を助けたら懐かれた。

──────────────────

【………レポートの書き込みが完了しました!】

投下終了

……最後のはかなり勢いでやりました、しかし後悔も反省もしません。

と、言うわけで、それではまた!

ひゃっはー>>1だぁ!!

今回は怒涛の展開があります、話の流れ早いんじゃとか自分で書いてて思いましたがとりあえず投下します!

【1&サンジュウ】

「では、俺達はそろそろ戻るとしよう」

「ああ、早く戻って晩の仕込みをしねーといけねーからな、そっちのオーナーにはまた今度飲みにでも行こうやって伝えといてくれ」

「分かりました!」

「それじゃあな、アベさん」

「アベさんもたまには顔店に来いよ、上手い酒があっからよ」

「だから、ナナは17歳です!!」

「プクリー」ジトメ

あれから一時間くらい経ち、コラッタもオタチも蜘蛛の子を散らすように居なくなりました。

トレーナーの人達も次々に消えていき、最後に赤い人と青い人は頭におっきなリボンをつけたメイド服の女性(?)と話してから帰って行きました。

……あとから聞いたのですが、赤い人はパッションアイランドで温泉宿【マグマ荘】を経営していて、青い人はキュートコロニーで民宿【アクア亭】を経営しているそうです。

そして、このメイド服の人と隣にいるプクリンがさっきラッタとオオタチをまとめて倒したって話です。

「で、ライラさん……あの人はいったい」

「わたくしライラさんのおしゃべり仲間でございますですよ」

「……ライラさんも顔が広いですねぇ」

【1&サンジュウイチ】

「さて、ライラちゃんも大変だったねー、そっちのお嬢様方はライラちゃんの友達?」

「そうでございますよー」

「ほほー……うん、はじめまして!アベ・ナナ17歳!中層のホテルギャラクシーで給仕長をしてまーす!ヨロシクウサミン☆」

「アッハイ」

「プクリー」ジトー

何だろう……何も触れてはいけない気がします。

そしてナナさんのプクリンがジト目です…

「ナナは相変わらず面白いお方でございますです」

「ライラちゃんなんかヒドーイ!…あ、いけない!ナナも早く戻らないと……それと、さっき天候が崩れるみたいな事が掲示板に有りましたし、お嬢様方も今日は帰ったほうがいいですよ」

「そうですね……さっさと目的の物を見つけたら、かえるとします」

「はい、ではお気をつけて!…………さて、あの方の予感が当たりましたか…」ボソッ

こうして、ナナさんも去っていきました。

【1&サンジュウ二】

≪緑化公園≫

「……はあぁ…大変な目にあいましたね…」

「でも…無事で良かった」

「全くですねぇ…」

現在、いつもの緑化公園です。

色々あって、気づいたらもう夕日が空を照らしてました…

「…ところで我が友等よ、何故魔界にいたのだ?」

「そういえばそうですねー、おかげで助かりましたですがー」

ふと、マユさんとチエリさんに聞いてみました。

「ああ、それはですね……今度、チエリちゃんがスクールでバトルの実践をする事になったんですよ」

「だから、その……練習しようと思って…」

「そうだったんですか…」

「おかげで、かなりハードな練習になりましたぁ」

「あはは…」

この日は、このまま解散となりました。

【1&サンジュウサン】

≪カンザキ家≫
 
そして、その日の夜。

「炎精の力が溢れ出る!」ポカポカ

「ラルー」ポカポカ

「チムー…」グターリ

「…あれ?メール来てる?」

お風呂上がりに気分良く部屋に戻り、とりあえず端末を点けたらメールが来てました。

送り主は……ミカさん?

「なんだろ?……………リカちゃん?」

内容はリカちゃんが自然公園に行くと言ってから帰って来ないというものでした。

「………どうしたんだろ」

あんな事があったばかりなのに…

とりあえず、見てない事を伝えよう…










…………………次の日、ミカさんまで居なくなっていました。



【………レポートに書き込みますか?】

ニア はい
  いいえ

──────────────────

【アベ・ナナ】

手持ち
プクリン(♂)

クールフロートに住む自称17歳のメイドさんで、シンオウ地方出身。
メイド服は趣味だが、本職からメイド喫茶まで経験しているらしい。
現在はクールフロート最南端にあるホテルギャラクシーに勤めている。
バトルの実力があり、更に職場でも給仕長というそれなりのポジションに収まっているためスペックは高いはずだが 何故か 残念な扱いになっている。
しまいには上司からもアベさんと呼ばれる始末。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【ホテルギャラクシー】
少し前からクールフロートの最南端で営業しているホテル。
全体的な質は高く、何よりこだわっている「夜の景色」は一見の価値アリ。
オーナーの趣味なのか、宇宙に関する物や色々な機械が多い。
そしてたまに、天体観測などのイベントをしているときがある。

【マグマ荘】
一年ほど前からパッションアイランドの火山麓で営業している山荘。
温泉や山菜に力を入れており、営業当初から繁盛している。
いまではわずか一年たらずでアイランドの隠れた名スポットと言われている。
ライバルはキュートコロニーのアクア亭とクールフロートのホテルギャラクシーだが、オーナー同士で飲んでいるのを度々目撃されている。

【アクア亭】
キュートコロニーの商業激戦区を生き残っている民宿。
料理はうまいし、景色は良いし、値段は手頃だしとなかなか嬉しい民宿。
ただし、少しだけ従業員のガラが悪いのが玉に瑕。
ただ、良く海岸で清掃活動をしていたりするので周りからの評判は良い。
ホテルギャラクシーとマグマ荘との三つどもえの収入合戦の行方は今日もきまらない。

──────────────────

【………レポートの書き込みが完了しました!】

【1&サンジュウイチ・アナザー】

≪自然公園・???≫

[すなあらしが ふきあれている!]

「ヘラクロス、メガホーン!」

「ヘラーク!」

[ヘラクロスの メガホーン!]
[???に ダメージ!]
[しかし びくともしない…]

「これで四回目なのに…!」

「──!」

[?????の ほのおのキバ!]
[ヘラクロスに 大ダメージ!]

「ヘラーク…」

「ヘラクロス!?大丈夫!?」

[すなあらしが ふきあれている!」

「ヘラーク……」フラッ…

「──!」

[?????の かみくだく!]

「ビーク!」
「ピアー!」

[?????の エアスラッシュ!]
[????の ドリルライナー!]
[?????は ひるんだ!]

「ごめん!一度戻ってヘラクロス!」ピッ

[ヘラクロスは ボールに戻った!]

「ダメ、一回にげようよ!…………何とかするって言ったのに………ごめんなさい…」

[ビーク…]フルフル
[ピアー]フルフル

[??は にげた!]

「ケータイ落としちゃった……お姉ちゃん、心配してるかな…」

【1&サンジュウサン・アナザー】

《自然公園手前》

「…ごめん、付き合わせて」

「らしくないでございますよ、ミカ」

「……うん…なんだろ、やっぱり心配でさ……アタシが行ったところで何にも変わらないかもしれないけど…ジッとなんてしてらんないんだ」

「……家族ですからー、当たり前でございますです」

「……そうかな?」

「わたくしも、家族が大変な目にあってるなら我慢できないです……それに、」

「…それに?」

「帰ってきたら、ミカとリカにはいっぱいアイスを作ってもらいますですからね!」

「…あはは、うん…分かった★」

「なら、行きますよー!ちゃんとゴーグルつけて下さい!」

「オーケー、ライラ!」

断言します、ホテルと温泉宿と民宿の下りがやりたかっただけですはい!

…はい、投下終了しました。

今回から更に物語が加速しました、色々と。

そして…ちょっとした安価を今後取ろうかと思います、どうなっても物語の進行にはあまり影響が無いレベルでですが。

何はともあれ、ソレではまた。

ども、今日も投下してきます

【1&サンジュウゴ】

「………皆様」

どれくらいそうしていたのか、正確には覚えてないですけど、最初に声をあげたのはコトカさんでした。

「わたくし……やはりジッとしていられないのです」

「コトカさん……でも、私達にできる事なんて…」

「自然公園も、大規模な砂嵐で一般の人は数日間立ち入り禁止…どころか、捜索隊もはいれないんですよぉ…?」

そう、私達がこんなにも落ち込んでしまった理由。

それは、砂嵐によって公園へ入る事が不可能になっているからです。

「……入れます」

「……コトカ?」

「わたくし、ずっとずっと考えていました…そして思い出したのです」

いつもは柔和なコトカさんのひどく真剣な声が、響きます。

「…わたくしが知る限り一つ……お父様の話が真実ならばあるのです………裏口が!」

【1&サンジュウロク】

「お父様は、このクールフロート自体にとてつもない援助をしていました……それこそ、わたくしが及び着かないくらいに」

話は続きます。

「その中で幾つも、お父様はわたくしに興味をそそられる話をして下さいました……中でもわたくしが特に興味を持ったのが、フロート・アイランド・コロニー・セントラルに分散する【フロンティアポイント】と【ジム】です」

「えと…フロンティアポイントは、ホウエンやシンオウに存在するバトルフロンティアの流れを汲みつつ、独自の仕掛けを加えて立ち上げられた施設群………だよね?」

「そしてジムは、プロダク諸島公式ポケモンリーグへの八つの難関…だね、有名な話さ」

「それに最近では誰がフロンティアポイントを制覇するかの話題が流行していますね…同じようにフロートの魔界、アイランドの魔窟、コロニーの魔境、セントラルの魔城の4つを制覇する話題が流れてます……制覇した人物はリーグチャンピオンと同格というのが、共通の認識らしいですね」

「…魔窟……魔境………魔城…」ウズウズ

だめ、こんな時なのに……うぅ。

「ゴホン……それで、そのフロンティアポイントがどうしたんですかぁ?」

「はい…皆様、クールフロートのフロンティアポイント、【バトルプラネット】は存じて居ますでしょうか?」

【1&サンジュウナナミれーす!】

「バトルプラネット……常にポケモンを出しながら、どこにとばされるか分からないワームホールに飛び込んで進んでいくフロンティアポイントですね」

「はい……実はそのバトルプラネットの中にあるハズレ出口の一つが、自然公園に通じているらしいのです」

「なら、そこに行けば自然公園の中に行けるんですねぇ?」

「…ただ、問題もあります…まず、バトルプラネットにはあくまでも挑戦者として入らなければいけないこと、次にどのハズレ出口が自然公園にいけるのか不明な事、更に他のトレーナーや【プラネットエンプレス】のタカミネ様に遭遇してしまう可能性、そして一番の問題は…」

「………なんです、か?」

「……………バトルプラネットは今週、トリプルバトル方式なのです…つまり、最低でも三体ポケモンが必要になるのですわ…」

「………全員で行くのは無理ですね」

「はい…」

そんな……みんな希望が出てきたのに…

「………なら、答えは決まっているさ」

「アスカ?」

「………ランコとコトカが行くのが最適だろうね」

【1&サンジュウハチ】 

「え…!?」

「まぁ、そうなりますねぇ…」

「言い出したコトカさんと、手持ちが二匹のランコちゃん、だね」

「しかし…」

「まぁ、それもランコがいやじゃあ無かった等の話だけどね」

………………………………………………………。

「……ずるい…そんな訳ないよ」

「なら決まりだ…まずは行こうか、バトルプラネットに」






「どうやら話はまとまったようですね!」






!!

「この声は……」










「私も混ぜてもらいますよ!…この、エスパーユッコも!」

「「「「「ユウコ(ユッコ)!!」」」」」







【1&サンジュウキュウ】

「いやあ、なんか大変な事になってるみたいですね」

「ユウコ、いつ来たんだい?」

「ついさっきですよ!そうしたらなんか皆さん辛気くさい顔してるんですもん、このエスパーユッコをして隠れちゃいましたよ」

「何してるんですかぁ…もう」

「まぁまぁ、この分は働いて返しますよ!………さて、早速ひと仕事します!」ゴソゴソ

「む?…何をするつもりだ?」

「このエスパーユッコのが里帰り中に開花した力……未来予知によってこの事態は把握していたのです!……あれ…」ゴソゴソ

「…はぁ、スプーン曲げの次は未来予知ときましたか……」

アリスちゃんがあきれてます。

だけど、さっきまでの重苦しい感じは完全に無くなったし皆いつもの感じに戻っていってる気がします。

「えーと…………ああ、ありました!……そうですね……ムムッ!ランコちゃん!」

「は、はい!」

「この子を授けましょう!」

【1&ヨンジュウ】

「これは……?」

「サイキックパワーによって踏みつ………もとい導かれた末に捕獲した子です!」

カタカタ…

「…何か今、変な言葉が聞こえた気がしますが今回ばかりはナイスですね…」

「そ、そこはほら……ユウコちゃんだから…」

「さぁこれで大丈夫ですよね!四人もいれば誰かはゴールにつけるとサイキック直感が言ってます!」

「ふふ……不思議ですが、ユウコさんが言うと何だか本当にそう思ってしまいますわね」

「それは危険ですよ、コトカさん………ん、待って下さい今四人って言いましたか?」

「んー?……ああ!早く最後のひとりを決めないといけませんね!」

「???」

【1&ヨンジュウイチ】

「……ああ、そういうことか」

「えーと、アスカちゃんどういう事ですかぁ?」

「多分、こういう事さ……ユウコ、今手持ちは何匹なんだい?」

「え?出せるのは五匹ですけど?」

「……一気に四匹、増えたんだ…」

「いやぁ、まさかまだあんなに残ってるなんて思わなくて………もう忘れてると思ってたんでびっくりしましたよ」

「??…ご実家のポケモンなんですか?」

「そういえば、ユウコさんの家の話とか全くしりませんわ……」

「あー……まぁ、地図にも載らないようなちっさい集落なんで、アハハ……と、皆さん本当にいきましょうか!」

「…そうですね、今からいけばちょうど昼前ですから人は少ないかと………ランコさん、行きますよ?」

「え、あ……いよいよ出陣の時か…」ジー

カタカタ…カタカタ…

【………レポートに書き込みますか?】

ニア はい
  いいえ

──────────────────
【サイオンジ・コトカ】

手持ち
キバゴ(♂)

超がつくレベルのお嬢様、なのだが妙にアグレッシブに行動する。
元々はミカの友人らしいが、その出会いは自然公園で迷っていたコトカをミカが助けたから。
また、親の会社であるサイオンジグループはクールフロート一番のスポンサーなのは有名な話である。
手持ちのキバゴは、庭の木の実を狙ってしつこく忍び込んでいたのをコトカが気に入って捕まえたとのこと。


【ホリ・ユウコ】

手持ち
ケーシィ(♂)
?????×4

皆が認めるトラブルメーカー。
一番付き合いが長いアスカでさえ油断すると主導権を持って行かれるとか。
何があっても、もはや「ユッコだから」で全て説明されてしまう。
しかし、実は誰も彼女の過去を知らないし、全くと言って良いほど話してくれない。
のだが、基本的にただのトラブルメーカーなので誰も気にしない。
ケーシィ以外の手持ちは不明。
そしてケーシィは、なぜかテレポート以外の技を多用する…多分技マシンだと思われるが、ユッコだから…

━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【フロンティアポイント】
ホウエンやシンオウ地方に存在するバトルフロンティアの流れを汲む施設の名前。
プロダク諸島に計四カ所存在する。
できあがってから日が浅く、未だ制覇者は居ない。

【バトルプラネット】
クールフロートのフロンティアポイント。
あらかじめポケモンをボールから出し、テレポート装置を駆使しとにかく先へ先へと進むサバイバル施設で、ポケモンが倒れるまで交代できない。
挑戦者同士の戦いはもちろん、分岐によって道中に仕掛けがあったり、ハズレ出口に出たりする。
トップであるフロンティアブレーンは【プラネットエンプレス】タカミネ・ノア。

──────────────────

【………レポートの書き込みが完了しました!】

投下終了!

今回もまた大仰な名前が出てきましたが気にしないです。

さて、今回はちょっとチャレンジ、安価とってみたいと思います。

対象は>>173で、内容は
マユ、チエリ、アスカ、アリスの中から一人挙げて下さい。

初めてだけど大丈夫だろうか……それでは。

おつー

安価はアスカ

ども、パソコンですが作者です。

まずは安価アスカ了解です。

そして、投下する前に重大な報告を

急な家庭の事情により、しばらく投下ができないことになりました。

具体的にいうとギリギリ明後日からです。

ですが、せっかくここまで書いたので半端にしたくもありません。

なので、必ず戻ってきます、具体的な期間は自分にもわからないのですが…

そしてもう一つ、今のパートを中途半端にしてしまうのは自分にも読んで頂いた方々にも悪いと思いました。

なので、明日の朝九時までに書き上げ投下しようと思います…

本当に突然で申し訳ないのです…

長々と失礼しましたが、今からバトルプラネット前編を投下いたします。

【1&ヨンジュウ二】

≪バトルプラネット・星見の間≫ 

「…………………………」

今、私は一人でバトルプラネットにいます。

既にコトカさんと、話し合いとユウコさんのサイキックアンカー(?)の末決まった四人目のアスカは先へ行った後です。

私は三番目として、割り当てられた初期位置に待機しながらバトルプラネットに入る直前の事を思い出します。

≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫

『良いですか?なんとか私が集めた情報によると、週毎に違いますがどこに跳ばされるかはワームホールの近くにあるライトである程度わかるそうです』

そういいながら、顔は操作中のタブレットから離さないアリスちゃんが話します。

『そしてその中で、既に挑戦した方々がアップロードした情報を集めて失敗したパターンを集めてみました』

すーっと、滑らかに指が動きます。

『またこれに、同じように他の方が集計したパターンや経験談を総合すると、ある程度ですがハズレへ至るルートが浮かびます』

【1&ヨンジュウサン】

『……最初から青、緑、黄、茶…まずこれが最短でハズレに誘導されるルートです』

『続いて赤、桃、白……最後に灰、これが、私が出した私達だけのゴールへのルートです』

『…正直に言いますと、私は自信がありません……なので、頭の隅においておくくらいにして下さい……』

『……私はこれくらいしか力になれませんが…皆さん、無事に帰ってきて下さい…最近、やっとチーゴパスタがうまくできたんですから…モンメン、コトカさんをお願いします』

『うふふ……私達は本当に力になれませんが、ハブネーク……アスカちゃんの力になってあげて下さいねぇ』

『…でも、待ってるから、必ず無事に戻ってくるようにって……ザングース、コトカさんを助けてあげて』

『さて、ではアスカさんにはこのマーイーカをお貸ししますよ!この子ならアスカさんも扱いやすいと思いますし!』

【1&ヨンジュウヨン】

『うん、ありがたく借りるよ……クス、こういうのは、なかなか無い体験だな』

『そうですわね……では、まずはわたくしが』

『その次は僕、そしてランコ、最後にユウコだね』

『皆さん、大丈夫ですよ!信じていれば必ず!』

『では……参ります!』

≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪

「……コトカさんもアスカも、大丈夫だよね………でも…ククク…不思議な気分」

……意識を今に戻し、自然と口に出ます。

何故か…大変な事態なのに……ここに入ってから心が躍るような感覚が終わりません。

【1&ヨンジュウゴ】

────────────カウントダウン開始。

………始まる。

────────────III

………ククク。

────────────II

「…さぁ」

────────────I

不思議と、口が開きました。

────────────スタート!!!

「始めようか!我らの戦いを──────」

「ゆくぞ、ラルトス!ゴチム!そして───我が新たな剣、ヒトツキ!」ボムボムボムッ

「ラルー!」

「チムー…」

「…ヒトーツ」

【1&ヨンジュウロク】

≪バトルプラネット・煌めく闇の星海≫

「!?……すごい…!」

一歩、ワームホールを通った先は巨大なプラネタリウム……まるで本当に宇宙に居るような、そんな場所でした。

そして、上からも下からも声や音が聞こえてきます。

「…ヒトーツ」ジッ

「…改めてよろしくね、ヒトツキ」

「ラルー」ブンブン

「チムー」チラッ

「…ヒトーツ」…コクリ

何だろ…何て言うかヒトツキに品定めされてる様な、そんな気がする…ユウコさんに渡されてからずっと視線を感じるし…

「…まぁいいや、いこっか」

でも今は気にしてる場合じゃないかな、悪い子じゃないみたいだし。

「一番最初は……青」

離れた場所に見える、青の光を目指します。

【1&ヨンジュウナナミれーす!】

≪バトルプラネット・青の泡影≫

「ッ……え?」

青の光の場所にあったワームホールに踏み込むと、そこは水中トンネルでした。

縦横無尽に走るガラスのトンネル、その中に私を含め複数のトレーナーと、どういう技術なのかトンネル内と水中をつなぐ穴、そしてその間を自由に行き来するポケモンが居ました。

「凄い……あ!」

思わず辺りを見渡してしまった時、斜め上の頭上に緑の光とワームホールが見えました。

「……行くよ、皆!」

……最初の戦いの幕が開きました。

<ウワァ!?
<チクショーニゲンナ!

「ヘーイ!」ジャポン

[ヘイガニが あらわれた!]

早速穴からポケモンが!!

早速穴からポケモンが!!

【1&ヨンジュウハチ】
(VSヘイガニ)Ⅰ

[ヘイガニの バブルこうせん!]

「ゴチム、サイケこうせんで打ち消して!」

[ゴチムの サイケこうせん!]
[バブルこうせんを そうさいした!]

「ラルトス、マジカルリーフ!」

[ラルトスの マジカルリーフ!]
[ヘイガニに ダメージ!]

「ヘーイ」ザポン

よし、逃げた!

「ヘーイ!」バシャ

[ヘイガニが とびだしてきた!]

!!別の穴から!?

「チムー」サッ

[ヘイガニの バブルこうせん!]
[ゴチムの サイケこうせん!]
[そうさいした!]

「ありがとうゴチム!」

【1&ヨンジュウキュウ】
(VSヘイガニ)II

「ヘーイ」ザポン

また逃げられた!

「…きっと来るよね」

……………………………。

「ヘイヘーイ!」ザバァ

[ヘイガニが とびだしてきた!]
[ヘイガニの バブルこうせん!]

「マジカルリーフで止めて!」

[ラルトスの マジカルリーフ!]
[バブルこうせんを うちけした!]

「ヘーイ!」ピョン

「今!ヒトツキ、おいうち!」

「ヒトーツ」

[ヒトツキの おいうち!]
[ヘイガニは にげようとしていた!]
[ヘイガニに 大ダメージ!]
[ヘイガニは たおれた!]

「よし…わざの事、聞いておいて良かった…ありがとうみんな!」

「ヒトーマン」

[ヒトデマンが あらわれた!]

次!?

【1&ゴジュウ】
(VSヒトデマン)I

[ヒトデマンの みずでっぽう!]

「ひゃあ!?」パタパタパタ

頭上すれすれのみずでっぽうは怖いですがとにかく走ります。

「ラルー」

「チムー」イライラ

「…ヒトーツ」

[ヒトデマンの みずでっぽう!]
[ヒトツキは かわした!]

「しつこい……!」

現在、水中からヒトデマンが穴を通してみずでっぽうを撃ってきてます。

水中で、しかも穴からヒット&アウェイをくり返すヒトデマンに対処する方法がない私たちは逃げることにしたのです。

[ヒトデマンの みずでっぽう!]
[ラルトスは かすった!]

「ラルー!?」

い、今のは危なかった…

【1&ゴジュウイチ】
(VSヒトデマン)II

「……!広くなった…?」

更に何度かみずでっぽうを避けていると広い場所にでました…どうやら通路同士の合流地点のようです。

「ヒトーマン」

[ヒトデマンが とびだしてきた!]
[ヒトデマンの こうそくスピン!]

「!!ヒトツキ、れんぞくぎりで迎え撃って!」

[ヒトツキの れんぞくぎり!]

「ヒトーマン!」ガンッガンッガンッ
「ヒトーツ」ガツッガツッガツッガンッ!

[ヒトツキは ヒトデマンを はじきとばした!]

「ゴチム、サイケこうせん!」

[ゴチムの サイケこうせん!]
[ヒトデマンに ダメージ!]

「ヒトーマン…」

倒せなかった…!

「ラルー!」

[ラルトスの かげうち!]
[ヒトデマンに ダメージ!]
[ヒトデマンは たおれた!]

「!…ありがとうラルトス!」

なんとかなったけど…まだ私のしらない技があったんだ………そして気づけばワームホールは目の前でした。

「……よし、行こう」

少し、呼吸を整えた後に近づきます。

………まだ最初なのに…ちょっと、キツい…

【1&ゴジュウ二】

≪バトルプラネット・災禍照らす緑≫

「っ………ここは?」

<シマッタ、ウゴケネェ…
<ココマデキテマヒカヨ!?

前方にはかなり広い広場とそこから伸びた道、その先にまた広場といった景色が見えます。

そして、このフロア全体を照らす緑のスポットライトと、それから逃げるように動き回るトレーナー達。

最後に、各所でマヒやねむり、こんらんなどの状態異常に陥っているポケモンとトレーナー。

また、よく見ればところどころに遮蔽物があって、隠れている人もいました。

「…あの緑のライトに照らされたらダメみたいだね……物陰に隠れて行くしかないかな…?」

ここも大変そう………とにかく一歩踏み出します。

【1&ゴジュウサン】

ビーーーーーーーーーーーー………

「…………せーふ」

三度目のスポットライト、三度目の遮蔽物。

ライトの動きに注意しながら、確実に進む。

途中危ない所も有りましたが、今のところはノーミスです。

ですが、目的の黄色の光は見つからず、更にこの先が厄介でした。

<ク、ソコヲドケ!
<ダレガドクカヨ!

物陰から頭だけだして様子を見ると、二人のトレーナーが戦って居ました。

その場所はドーム状で天井はあるのですが、必要以上に太い柱と柵が邪魔をし、更に天井のスリットから光が入り込みランダムに壁を作り上げていました。

<モラッタァ!
<マダダァ!

<ニョワアアア!!

!?

<ウ、ウワアアア!?
<ギャアアアア!?

いきなり別のトレーナーが乱入して、見るからに重量級のポケモンと共に先の二人をはね飛ばしてしまいました…

「でも……今だ!」

このタイミング、これを逃すわけにはいかないと頭のどこかで囁かれたような気がして、私は反射的に飛び出しました。

【1&ゴジュウヨン】
(VSスキンヘッズ)I

「おっと嬢ちゃん、抜け駆けはいけねぇなぁ」

[スキンヘッズが あらわれた!]

「ドガー」
「ヤミカー」
「ドテッコ」

「!?」

その瞬間、背後にあった別の遮蔽物からいかにも怖そうな人がでてきましたっていやぁ!?

「ヤミカラス!つばさでうつだ!」

[ヤミカラスの つばさでうつ!]

「ヒトツキ、つばめがえし!」

[ヒトツキの つばめがえし!]
[せんてを とった!]
[ヤミカラスに ダメージ!]

「なにぃ!?ならばドガース、スモッグそしてドテッコツはあの変な剣にマッハパンチだ!」

【1&ゴジュウゴ】
(VSスキンヘッズ)II

「ゴチムはあくのはどう!ラルトスはかげうち!」

[ドテッコツの マッハパンチ!]
[ヒトツキに 小ダメージ!]

「あァ!?そいつはがねタイプじゃねーのかよ!?」

残念、ゴーストも混ざってるそうです。

[ラルトスの かげうち!]
[ドガースに ダメージ!]
[ドガースの スモッグ!] 
[ゴチムに ダメージ!]
[ゴチムの あくのはどう!]
[ドガースに ダメージ!]

「ゴチム、ヒトツキ、大丈夫?」

「チムー」
「ヒトーツ」

大丈夫そう、かな。

どうしてもヒトツキが前にでちゃうから、できるだけカバーしないと…!

「ちい、なら後ろだ!ヤミカラうおっと!」ヒョイ

「ひゃあ!?」ピョン

スリットから光が!?…危なかった。

「…!ラルトス、ゴチム、ヒトツキ、今のうちに行くよ!」

いい感じに間に壁が出来てました…今はとにかく逃げてでも次の出口を探します。

「あ、待ちやがれ!」

待てと言われて待つ人は居ません!

「チムー!」

「っ!ありがとう!」

危うく見過ごしかけたわき道の先に黄色の光を発見、迷わず飛び込みました。

【1&ゴジュウロク】

≪バトルプラネット・黄の参道≫

───ヒュン、ドサポテポテポテ。

「いたたっ………?」

次に出た場所は、何というかトンネルのような場所でした。

そして、なんか箱のような物に入れられて…

…………………ガタン

「へ?」

……ガタン…ガタン…ガタンガタンガタンガタガタガタガタ!!

う、動き出したぁ!しかもちょっと早い!?

「あ、あわわわわ!?」

「ラルー!」キラキラ
「チムー」プルプル
「ヒトーツ」ジー

え、え、え!?

「ど、どうすれば……!」

【1&ゴジュウナナミれーす!】

「うう」

「ラルー!」キラキラ
「チムー」カクカク
「…ヒトーツ」ジー

ラルトスは凄く楽しそうで、ゴチムは逆にさっきから隅っこで固まってて、ヒトツキは……やっぱり視線を感じます。

「……………あ」

少しして、更に加速した後でした。

今度は突然、開いた場所に出たのです。

そして、そこは何というか…別々幾つものジェットコースターを同じ場所に作ったようと言えばいいんでしょうか、立体的にレールが絡み合っていて、そこを私が乗っているような箱…トロッコが走っていました。

<コレデモクラエ!
<ミラーコートダ!
<ナニ!?ウワアアアア!?

───ビヨンビョンビョン

「アリアー」

…攻撃を跳ね返されたトロッコが逆さまになって、中の人達が落ちていきました。

下は…どうやらポケモンが糸で作ったネットのようです、落ちた人をクモのポケモンが運んでいきました。

【1&ゴジュウハチ】

「……あ、説明書だ」

≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫

左カーブ……………左に重心を傾ける
右カーブ……………右に重心を傾ける
加速…………………前方に重心を傾ける
減速…………………後方に重心を傾ける
ブレーキ……………レバーを引く
でんじほう…………回数三回、後方装置
でんきショック……回数二十回、側面装置

※黄色のレール上は帯電エリア、速度上昇&装置回復。

≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪

………………。

<ピッピカチュー!
<アンタソンナトシジャ
<ギャース!ジュウナナサイダゴラァ!
<ギャアアアアア!!!ヤメロオチルダロガ!!?
<ナニヤッテンダカ…

………………なるほど、ああ使うんだ…ポケモンも撃てるようになってるし。

……それにしても、今の声どこかで…

「あはははなにこれ!こんなの有ったんだ!」

!!

【1&ゴジュウキュウ】
(VSポケモントレーナー)I

「ふぅ、探し人は見つからないけど暇つぶしは見つかるわねー…」

隣のレールにいつの間にか別のトロッコが来てました。

トロッコには帽子(?)で茶髪をふわふわポニーテールにしている女の人の姿と…

「ジャロー」
「チルゼー」
「コジョ!」

なんか強そうなポケモンいっぱい!?

「お?……ふむふむ…駆け出し?……うんうん、なんかあの子みたいね」

な、なんか気づかれたと思ったら独り言されてる…

「…よし、相手して貰おうじゃない!」

うわああああん!?やっぱりいいい!!

[ポケモントレーナーが あらわれた!]

「コジョンド、撃っちゃいなさい!」

[トロッコからの でんきショック!]

「ひゃああ!?」バチッ

ううう怖いよぉ…

【1&ロクジュウ】
(VSポケモントレーナー)II

でもこのままだとトロッコが…

「うう、ヒトツキ、でんきショックお願い…ラルトスはマジカルリーフ、ゴチムは…」

「チ、チムー」カタカタ

「うん…できる範囲で良いからね…」

まだ震えてました…

「ジャローダ、ソーラー──」

!!

「──ビーム!」

「ラルトス、マジカルリーフ!ゴチム、サイケこうせん!」

[ジャローダの ソーラービーム!]
[ラルトスの マジカルリーフ!]
[ゴチムの サイケこうせん!]

「きゃう!?」

[しかし うちやぶられた!]
[しかし いりょくをけずった!]

「あらら、いい勘してるじゃーん♪」

直撃したら間違いなく逆さまだった…

【1&ロクジュウイチ】
(VSポケモントレーナー)III

[自トロッコの でんきショック!]

「おおっと!」バチッ

[敵トロッコの でんきショック!]

「いやぁ!?」バチッ

「ゴチルゼル!シグナルビーム!」

[ゴチルゼルの シグナルビーム!]

「っ!ゴチム、あくのはどう!」

[ゴチムの あくのはどう!]
[シグナルビームを そらした!]

「おー、なかなかやるじゃない!」

タイプ相性でなんとかなった……

「なら次は………」

─────ヴン

【1&ロクジュウ二】
(VSポケモントレーナー)IV

「!?…ちょっと誰よトリックルームなんて使った奴!!」

「?」

なんか、だんだんあっちのトロッコが遅くなってるような…?

「……アイツかぁ邪魔したのは!ゴチルゼル、あくのはどう!」

「………?」

なんだろ、何があったんだろ……?

ちょっと状況についていけない私は、あくのはどうの先に目を向けました。



「…………」フヨフヨ

[?????の コメットパンチ!]
「あくのはどうを うちやぶった!」



青い、ポケモン?

「…チルゼー」チッ

「にゃにおー!ジャローダ、リーフストー……て、ああ待てー!?」

何だか良く分からないけど嫌です待ちません!





「…チルゼー」フイッ
「…チムー?」クビカシゲ



【1&ロクジュウサン】

≪バトルプラネット・焦げ茶げた農園≫

「はぁ……四つ目…」

あの後、無事女の人を振り切った私は運良く茶色のライトを見つけてワームホールに入る事ができました。

……既に精神的にちょっとキツいです。

「………よし、大丈夫、いけるいける」

ですが気合いを入れ直します。

きっと、コトカさんもアスカも先に行ってるはずですし、ユウコさんも既に追ってきてるはずだから。

<ヌワーー!?
<チョットナンナノヨコレ!
<オトシアナネ、ワカルワ

……ここでもトレーナーの叫びが…

ズゾゾゾ……ズボ!

「ダグ!」
「ディグ!」

休むヒマが無い…!

【1&ロクジュウヨン】

「ダグ!」キョトン
「ディグ!」キョトン

……あれ、襲ってこない?

<アァ!ミズキサンガ!?
<ワカラナカッタワ…

あ、また誰か落とし穴におちてる。

「落とし穴……この子達が作ってるのかな」

「ダグ!」エッヘン
「ディグ!」エッヘン

あ、かわいい。

「ダグ!」ズズズ…
「ディグ!」ズズズ…

潜っちゃった…

「……さて、どうしよっか」

見た感じ、ただ動き回るんじゃダメみたいだし…

<コンナンソラカライケバウギャアア!?
<ソラハ、ステルスロックガアルンダヨ…

「うーん……ダメだ、思いつかないや…」

【1&ロクジュウゴ】

「ラルー!」ピョンピョン

「ラルトス?…何かあるの?」

「ラルー!」

「…うん、ラルトスに任せるよ」

私じゃ思いつかないから…

「ラルー…ラルー!」
「チムー?」
「ヒトーツ…?」

…なんか相談はじめた。

「ラルー、ラルー!」ユビサシミブリテブリ
「チムー」ウンウン
「ヒトーツ」コクリ

なんか和むなぁ。

「ラルー……ラルー」ジタバタ
「…チムー」タジッ
「…ヒトーツ」アセタラー
「ラルー!」

あ、話が纏まったのかな?……なんか様子がおかしかったけど。

「ラルー?」クビカシゲ

「あ、うん、好きなようにやっていいよ」

「ラルー!」グッ

[ラルトスの かげぶんしん!]
[ラルトスの かげぶんしん!]
[ラルトスの かげぶんしん!]
[ラルトスの マジカルリーフ!]
[ダグトリオに ダメージ!]

…え?

【1&ロクジュウロク】
(VSダグトリオ)I

「ダグ!」イラッ

[ダグトリオの あなをほる!]
[ダグトリオは もぐった!]

え、なにする気なんだろ…

「……ダグ!」
「……ラルー!!」

[ダグトリオの あなをほる!]

[しかし ぶんしんだった…]

<ソーコーゲキノチャンスネ、ワカルワ

今の誰!?

[ラルトスの マジカルリーフ!]
[ゴチムの サイケこうせん!]
[ヒトツキの きりさく!]
[ダグトリオは ふくろだたきにされた!]

ええええええー!?!?

「チムー」フミッ

「ダグ!?……ダグ!?!?」グググ

【1&ロクジュウナナミれーす!】
(VSダグトリオ)II

[ダグトリオは にげられない!]
[ダグトリオは かげをふまれている!]

………………はっ!…あ、これゴチムが機嫌悪いときにやってくる奴だ。

「ヒトーツ」

[ヒトツキの つるぎのまい!]
[こうげきりょくを ぐーんとあげた!]
[ヒトツキの れんぞくぎり!]
[ミス!ミス!ミス!ミス!ミス!]

「ダグ…」ガクブルガクブルガクブル

うわ…あれわざとだきっと…

「…ダグー!!!」

[ダグトリオの じならし!]












[しかし アンコールがかかっていた…]

「ラルー」ニコニコ

「…ダグ……」

[ダグトリオは いろいろあきらめた…]

【1&ロクジュウハチ】

…………なんだろう、とてつもなく酷いものを見た気がします…

ラルトスってこんな子だったっけ……確かに頭はいいけど普段はとても大人しい子なのに…

…というか、バトルプラネットに入ってから普段は見えない部分がいっぱい見えてきました。

ラルトスは、今みたいに頭を使うことと、ほかの子と協力するのが得意なのかな?

ゴチムは、前からおこりんぼうだけど、ちゃんと周りを見て助けてくれるね。

ヒトツキは、まだ半日も経ってないけど素直に言うことを聞いてくれて、自分から前に出てくれたね。

「ラルー?」
「チムー」
「…ヒトーツ」

「…ありがとうね、みんな」

………この後、ダグトリオの協力による案内でここも突破できました。

残り、半分か…。

前半終了!

いやあ、存続の危機なのに複線ががが…

今回、いろいろでてきました、色々と

では、次は後編にて、また……今から書きます;

ども、作者です…みなさんありがたいお言葉感謝です…

そして報告…間に合わなかった……すみません…

……戻ってきて後編は必ず投下いたします…では、皆さんまた会うときまで、やみのまです!

Q:せんせーたいふうでよていがずれましたー、どうすればいいですかー?

Aとうか、とうかをするのです。

という訳で、まさかの台風で予定がずれました、なので延長戦のPK戦突入で後編投下します。

……皆さんも、台風にはお気をつけて。

【1&ロクジュウキュウ】

≪バトルプラネット・赤き明星≫ 

「……あつ!?」

めちゃくちゃ暑い!?

というか、目の前で巨大な篝火がこれでもかというくらい燃えてます。

そして、そこを中心に時計回りに全ての色のワームホールが見えます…

<アチィ…
<クッ…

「……みんな、集まって」パサッ

日傘持ってて良かった…。

<クソッ、ジャマダ!
<ナニシヤガルテメェ
<キャ、ヤッタワネェ
<オカシイ…ナゼカイライラスル

「……………な、なに…なんかぼーっとする…」

「……チムー!?」
「ラルー!?」
「…ヒトーツ」グイッ

「ヒトツキは ゴチムを もちあげた!」
[ゴチムの おうふくビンタ!]

「チムー!」ペチペチ

「!!?いた、いたいって!!」

[ラルトスの いやしのはどう!]

【1&菜々ジュウ】<ウサミンフィーバー!!

「あ……」

少し、頭がすっきりした…?

「ヒトーツ」ユビサシ
「チムー」バッテン

「…火を見たら駄目って事?」

「ラルー!」

…あ、もしかしたら火をみたからぼーっとしちゃったのかな?

「ジャマダー!」

「フハハハハー」

!?あちこちでバトル……ううん、これじゃあ乱闘だよ!

「ヒトーツ」グイッ

「ん…?……分かった、とにかく早く出よう…」

「マトメテアイテダァ!!」

「カカッテコイヤァ!!」

…桃色の光は………辛うじて反対側に見える…突破するしか、ない…!

【1&菜々ジュウイチ】
(VS乱戦トレーナー)I

「ラルトス、マジカルリーフ!」

[ラルトスの マジカルリーフ!]
[デデンネに ダメージ!]

「ゴチム、サイケこうせん!」

[ゴチムの サイケこうせん!]
[エネコに ダメージ!]

「ヒトツキ、きりさく!」

[ヒトツキの きりさく!]
[クルマユに ダメージ!]

はぁ、はぁ…暑いせいか……よけい体力が…

「トロピウス、はっぱカッター!」

[トロピウスの はっぱカッター!]
[ラルトスに ダメージ!]

「ラルトス!?」

「…ラルー」ピョン

よかった、元気そうだ…

【1&菜々ジュウニ】
(VS乱戦トレーナー)II

「ブニャット!みだれひっかきだ!」

「ヒトツキ、つばめがえし!ゴチムはあくのはどう!」

[せんてを とった!]
[ヒトツキの つばめがえし!]
[ブニャットに ダメージ!]
[ブニャットの みだれひっかき!]
[ヒトツキには こうかがない!]
[ゴチムの あくのはどう!]
[ブニャットに ダメージ!]
[ブニャットは ひるんだ!]

「ちいい、ならスコルピ―」

「ラルトス、かげうち!」

[ラルトスの かげうち!]
[スコルピに ダメージ!]

「な!?」

「ごめんなさいいいい!」

また一人、無理やりどいてもらいました。

…足が痛くなってきた……

【1&菜々ジュウサン】
(VS乱戦トレーナー)III

「メブキジカ、エナジーボール!」

「モココ、エレキボールよ!」

[メブキジカの エナジーボール!]
[モココの エレキボール!]
[そうさい された!]

「ちいい、メブキジカ!」

こっち!

「いくよ!」

「チムー!」

[ゴチムの サイコショック!]
[メブキジカに ダメージ!]

!!

「サイコショックだと!?どこからだ!?」

ゴチム、もう新しい技を覚えたんだ…!

ワームホールまで…もうすこし!

【1&菜々ジュウヨン】
(VS乱戦トレーナー)IV

「うわあ、ニョロボン!?」

[ニョロボンは たおれた!]

「ハハ!ノクタス1体でもやれるもんだな!オラァ!」

「く、調子に乗りやがって!」

「ヒトツキ、きりさく!」

[ヒトツキの きりさく!]
[ノクタスに ダメージ!]

「だれだあああ邪魔すんのは!?」

「蛮人が!そこに跪け!!」

[ヒトツキの きりさく!]
[ノクタスに ダメージ!]
[ノクタスは たおれた!]

「のくたああああああすううううう!?」

「ハ、ざまぁねえな!漁夫の利だ、ランターン、スパー―」

「貴様もだ!ラルトスはかげうち、ゴチムはサイコショック!」

[せんてをとった!]
[ラルトスの かげうち!]
[ランターンに ダメージ!]
[ゴチムの サイコショック!]
[ランターンに ダメージ!]
[ランターンは たおれた!]

「らんたああああん!?」

「闇に飲まれよ、さらばだ!」

決まったああああああああ!!

……ワームホールににげよう…

【1&菜々ジュウゴ】

≪バトルプラネット・荘厳たる桃園≫

「……ここは?」

次の場所は、先ほどと打って変わって柔らかな雰囲気でした。

あたりにはモモンの木が乱立していて、甘い香りまで漂っています。

<イキカエルー
<モームリ…

……そこかしこに休憩してるトレーナーがいます。

「ラルー…」
「チムー…」
「…ヒトーツ」

「…ちょっとだけ、休憩しよっか…」

この先を考えると、今は休んだほうがいいかも…

とくに、バトルプラネットをうまく抜けられたら今度はあの砂嵐の中になるんだから…

………おなかもへったし…

「…モモン、食べれるのかな」

ひとつとってみよ…

【1&菜々ジュウロク】

「………はむ…あみゃい…」

モモンを一つ手に取り一齧り、とても甘いです。

「ラルー!」モグモグ
「チムー…」シャク…
「…ヒトーツ」ジー

モグモグモグモグ……

なんかのどが渇くなぁ…さっきまで暑い所にいたからかな…

「もう一個…」

もきゅもきゅもきゅもきゅ…

<フワァ……
<コウイイキモチダト…
<……グウ…

「…ラルー」ウトウト
「チ…ム…」スヤァ
「………」ジー

う…ん……あ…だ………め……zZZ…

【1&菜々ジュウナナでーす!】

ザ………ザザ…

う…ん……これ…?

ザザザ……ザー…

………ゆ、め…?

『さ……い…』

…かすかにみえる…これは……悲しい?苦しい?…

ただひとり、くらがりにみえるかげ。

ふかいそこのひろばにたつ、あおとくろとぎんときいろのかげ。

すべてがくずれてのまれていくあかいかげ。

あ…あぁ…

これは……なに…

これは…

【1&菜々ジュウハチ】

「…ヒトーツ」ユサユサ

………う…ん…?

「ヒトーツ」ユサユサ

……あ…れ…

「…私……ねて、た?」

「…ヒトーツ」

「あ……ヒトツキ、起こしてくれたんだね…ありがとう」

「…ヒトーツ」ユビサシ
「ラルー…」スヤァ
「チムー…」グゥ

<……zzz…
<……グゴォ…スピィ…

これは……みんな寝てる?

「…そっか…そういう罠だったんだ」

……でも、おかげで体が軽い…なにか悪夢を見ていた気がするけど。

……ラルトスとゴチムを起こして、次にいこう。

【1&菜々ジュウキュウ】

≪バトルプラネット・白亜の光彩≫

「………う…まぶしい…」

前のステージは、どうやら眠りの罠以外は何もなかったようですんなりと次のワームホールを発見できました。

「ラルー!」
「チムー!」

ラルトスとゴチムは元気になってます…うん、これなら残りもいけそうだね。

「それにしても……まぶしい…」

さっきからあたり一面真っ白で、ほかに何も見えません。

……なんだろう、ここ。

<ナニコレ…
<ナンニモミエナイ…
<アン?ダレカインノカ?

…姿は見えないけど声はたくさん聞こえる……

…なにかおかしい。

【1&ハチジュウ】

<…ダレカインノカ?
<コエハスルケドスガタガミエナイ…
<……メンドクサ、ナンデアンズガコンナコト…キラリハキエルシ…

<フンフフンフーンフフフンフーン…ハーイ、チュウモーク

ん?

<コノマンマジャラチガアカナイシサー、チョットタスケアオーヨ

<………シャアネーカ
<サンセイデス
<メンド…イケド……ハァ、イイヨ…

「……わ、わた………我も同意だ、姿見えぬ輩よ」

<オヤァ、ナンカオモシロイコガイルー!

………あううう…

<マイッカーイマハ…サテ、ダレカキヅイタコトアル?
<キヅイタコトカ……マブシクテナンニモミエネェクライダナ
<ソウデスネ、シカモカロウジテミエルハンイデモ、カナリヒロイトオモイマスヨ?

他の人も同じ状況なんだ…

【1&ハチジュウイチ】

「我は……他の者と同じだ」

<ウーン…ソッカァ…

…なにかあると思うんだけどなぁ。

<…ソウイエバサ、オモッタンダケド
<ン?ナニカナァ?
<アシモト、ミエナインダヨネ。アタシセガヒクイノニジブンノカゲサエミエナインダケド

足元…?

「あ…ほんとうだ」

「ラルー?」
「チムー」
「ヒトーツ…?」

<…タシカニ、ミエネエナ
<…コレハ…ミストフィールドデショウカ?
<……ミストフィールド…ナニモミエナイ…

ミストフィールド…たしかフェアリーの技だっけ…

【1&ハチジュウニ】

<…ミストフィールドッテ?
<ジョウタイイジョウニカカラナクナルノト、ドラゴンワザヲヨワメルワザデスネ
<……ナンダ、ナラモウカンタンジャン

「……え?」

<チョットジメンマデアタマサゲテミレバ?ソレデワカルトオモウカラ……アァヤッパリ

「………?……あ!」

いわれたとおり頭を下げると…今まで見えなかったはずのほかの人が!

皆頭を下げてきょろきょろしてます。

<オオ、ミエルゾ!
<ナニコレー、ドウナッテンノ?
<コレキット、ウエハアヤシイヒカリトナンカノアワセワザダネ、ダカラマッシロクミエルンダトオモウケド

な、なるほど…そんなこともできるんだ…

<サテ、アンズハモウイクヨ、ハヤクカエッテネタインダ
<メルシーアリガトネー!…フンフンフフーン、アタシモイクヨ、ミンナアリガトネー!
<オウ、タマニハコウイウノモワルクナカッタゼ…ンジャアナ
<ハイ…デハワタシモ、ミナサンカンシャシマス

「…我も至上の感謝をのべよう…さらばだ!」

……灰色の光…近い!

【1&菜々ジュウキュウ】

≪バトルプラネット・灰被りの階段≫

「……ここが…最後!」

やっと、やっときた最後のステージ!

ここを抜ければ、きっと魔界にでれるはず……アリスちゃん、信じるからね…!

周りをみれば、階段、階段、階段……上を見上げても階段…

…たとえるなら、巨大な螺旋階段を囲いにして、内側に阿弥陀くじのように階段を作った…といえばいいんでしょうか?

「ラルー!」ピョン
「チムー」チラッ
「…ヒトーツ」ジー

「……いくよ…ここを抜けて、助けに行くんだから!」

上から、激しい音と声が聞こえてきます……けど、突破してみせる…!

「お?…よう嬢ちゃんまたあったな!」

!!

【1&ハチジュウ】
(VSスキンヘッズ・2)I

緑のときの…こんなところで!?

「こんどはにがさねぇぜ!ヤミカラス、ドガース、ドテッコツ!」

[スキンヘッズが あらわれた!]

……やるしかない!

「ドガース、スモッグ!」
「ゴチム、かわしてサイコショック!」

[ドガースの スモッグ!]
[しかし ゴチムはかわした!]
[ゴチムの サイコショック!]
[ドガースに 大ダメージ!]

「ちい!」

「ラルトス、ヤミカラスにマジカルリーフ!ヒトツキはドガースにきりさく!」

「ドテッコツ、あの剣野郎にグロウパンチ!ヤミカラスはラルトスにつばさでうつだ!」

[ラルトスの マジカルリーフ!]
[ヤミカラスに ダメージ!]
[ヒトツキの きりさく!]
[ドテッコツに ダメージ!]
[ドテッコツの グロウパンチ!]
[ヒトツキに ダメージ!]
[ドテッコツの こうげきりょくが あがった!]
[ヤミカラスの つばさでうつ!]
[ラルトスに ダメージ!]

……大丈夫、戦えてる…!

【1&ハチジュウイチ】
(VSスキンヘッズ・2)II

「ゴチム、ドテッコツにサイコショック!ヒトツキは下がってつるぎのまい!」

「にがすな!ドガース、ヘドロ―」

「ラルトス、アンコール!」

[ラルトスの アンコール!]
[ドガースは スモッグしかつかえなくなった!]

「なにい!?」

…なんだろう…すこしだけど…何をすればいいのか…わかるような…?

[ゴチムの サイコショック!]
[ドテッコツに 大ダメージ!]
[ヒトツキの つるぎのまい!]
[ヒトツキの こうげきりょくが ぐーんとあがった!]

[ちい、ならドガースはスモッグ打ちまくれ!ドテッコツはいわなだれ!ヤミカラスははねやすめだ!]

…いわなだれ!?

[ドガースの スモッグ!]
[ラルトスに ダメージ!]
[ドテッコツの いわなだれ!]
[ラルトス ゴチム ヒトツキに ダメージ!]
[ヒトツキは わりとへいきのようだ!]
[ヤミカラスの はねやすめ!]
[たいりょくを かいふくした!]

【1&ハチジュウ二】
(VSスキンヘッズ・2)III

「ラルー…」ヨロッ

!!

「ラルトス、いやしのはどうで回復して!ゴチムはサイコショックでドテッコツ、ヒトツキもきりさくで!」

ドテッコツから倒す!

「ちい!ドガース、スモッグ!ヤミカラスはつばさでうつでドテッコツは耐えていわなだれだ!」

[ラルトスの いやしのはどう!]
[たいりょくを かいふくした!]
[ドガースの スモッグ!]
[ゴチムに ダメージ!]
[ヤミカラスの つばさでうつ!]
[しかし ゴチムはかわした!]
[ゴチムの サイコショック!]
[ドテッコツに 大ダメージ!]
[ヒトツキの きりさく!]

もう一度いわなだれがきたら………お願い…倒れて…!

[……………]

[きゅうしょに あたった!]
[ドテッコツは たおれた!]

「な……マジかよ…」

きた…!

【1&ハチジュウ二】
(VSスキンヘッズ・2)IV

「ちい、ドガース、ヤミカラス、あのゴチムに集中攻撃だ!」

させない!

「ゴチムはドガースにサイコショック!ラルトスはヤミカラスにマジカルリーフ!

[ゴチムの サイコショック!]
[ドガースに 大ダメージ!]
[ドガースは たおれた!]

「なん……だとぉ…!」

[ヤミカラスの つばさでうつ!]
[ラルトスに ダメージ!]

ラルトス……!

[ラルトスは たえた!]

「!!ヒトツキ!きりさくでトドメ!」

「ヒトーツ!」

[ヒトツキの きりさく!]
[ヤミカラスに ダメージ!]
[ヤミカラスは たおれた!]

「………チ…やるじゃねぇか」

………あ…?

「………かった…?」

[スキンヘッズとのしょうぶに かった!]

【1&ハチジュウサン】

「…まさか、ここまできてやられるとはな、俺もヤキが回ったか…おい、嬢ちゃん」

「は、はひ!」

あわわわわわ…

「……アンタもっと強くなるぜ、そいつらのツラ見たらわからぁ」

「ラルー?」
「チムー…」
「…ヒトーツ」

「あ、えっと………ありがとう、ございます…?」

「は、変な嬢ちゃんだ……そら、さっさと行きな………ああいやちょっと待て、行く前に一つ聞かせな……ソイツ、何タイプだ?」

「…ヒトーツ」

「……はがねとゴースト、です」

「…ハ、ナルホドな!通りでかくとうが効かねえ訳だ!…そら、俺に勝ったんだ、最後まで進みやがれ」

「は、はい!」

恐いけど……思ったより悪い人じゃないのかな?

【1&ハチジュウヨン】

「…みんな大丈夫?」

「ラルー!」
「チムー」
「ヒトーツ」

大丈夫そう…だね。

「……あ」

階段を上って上って上って、そうした先に不思議な色を放つ光が見えました。

「……あそこが、ゴールなのかな?」

………………………。

歩いて歩いて、たどり着きました。

「……………………着いた」

最後の、ワームホールが目の前に有りました。

…………………よし。

「…行くよ!」

[ワームホールに とびこんだ!]














「くっ…ヘルガー、かみなりのキバ!」

「グラエナ、ふいうち」

「オノンド、ドラゴンクローですわ!」

「甘い!マリルリ、アクアテール!」











「……………!…あなたは…?」

「……え?」







バトルプラネット突破編、最終戦に続く……















「あのゴチム見て、サナに渡した卵の子の事でも考えたー?」

「…チルゼー」チッ

「あー!今コイツご主人様に向かって舌打ちしたぁ!!」ジタバタ

「ジャロー!」ヤメテー
「コジョ!」ガクガク









投下終了

……はい、まだ魔界突入しないどころかバトルプラネット突破篇さえ終わりません;

……突破篇は、筆が進めばギリギリ明日投下できるかどうかです。

なので、すぐ見れればラッキーぐらいに期待してください。

ちなみに明日投下が無い場合は、そのまま長期不在になります。

…自分でもこの予定のズレは予想外でした…それでは。

はい、計算して約、60×60×24×11=ぶりの>>1です……秒数ですが。

……思いのほか予想外に早く戻って来れました!偶然が重なっただけですが内心ほっとしてます。

まぁ前置きはこのくらいで、さっそく投下します。

【1&ハチジュウゴ】

≪バトルプラネット・魔星への回廊≫

「!ランコ、来たのかい!」

「カンザキさん、無事に来れたのですね!」

「…はぁ…なに、また新しいの?」

「そんだけ仲間思いってこったろ」

「ですが、それでも行かせる訳にはいきません……この先は本当に危険ですから……ランコちゃん、でしたね確か」

「あなたは……ナナさん!?」

え、なんで…?

「なに、知り合い?」

「ええ…昨日、少し」

「あぁ、もしかしてボス……じゃねぇ、オーナーが言ってたのか?」

……………え、と。

【1&ハチジュウロク】

アスカとコトカさんが居て、何故か昨日会ったナナさんと赤いフードを被った女性、青いバンダナを巻いた男性がいて、それでアスカとコトカさんがバトルしてて…え、どうなってるの…?

「あの…いったい…?」

「ランコ……どうやら、ボクらだけがあんな考えをしていた訳ではなかったみたいなんだ」

「わたくしが着いたすぐ後にこの方達がいらっしゃって…訳を話したところ、危ないからと…」

「それで、ボクが着いた時にはもう始まっていてね……ボクだってみんなから任されて来た訳だし、三匹も…デルビルなんて、進化してしまうくらい頑張ってくれてね…だから、今更戻るなんてカッコ悪い事はしたくなくてね」

「ルガー!」
「イーカ!」
「ネーク!」

「わたくしもですわ…誰かほかの方がいらっしゃるからと言って、のうのうと待つだけなんて事、出来るわけはありませんわ!」

「オノー!」
「モメーン!」
「ザーン!」

【1&ハチジュウナナミれーす!】

「…はぁ…これだから厄介なのよね、子供って奴は……キュウコン、かえんほうしゃ」

「良いじゃねーか!俺は好きだぜこういう奴ら…まぁそれとこれとは話が違うけどな……フローゼル、アクアジェット!」

「ヘルガー、こっちもかえんほうしゃ!」

「オノンド、受け止めてドラゴンクローです!」

[キュウコンの かえんほうしゃ!]
[ヘルガーの かえんほうしゃ!]
[ヘルガーは おされている!]
[フローゼルの アクアジェット!]
[オノンドに ダメージ!]
[オノンドは はじかれた!]

「…見ての通り劣勢だけど、ね……」

「ですが……それでもわたくしは…!」

二人とも…

「…あなたも、ですか?」

「…ナナさん、どうしてここに?」

「あー…それを聞かれると答えづらいのですが……上からの指示と言いますかなんと言いますか」

「……?」

【1&ハチジュウハチ】

「あーもう、とにかく、この先は危ないので行かせるわけには行きません!どうしてもというなら!─プクリン!」

「プクー!」

…!!

「マジカルシャイン!!」

[プクリンの マジカルシャイン!]
[ラルトスに ダメージ!]
[ゴチムに ダメージ!]
[ヒトツキに ダメージ!]

「みんな!?」

「ラルー…」ボロッ
「チムー…」フラッ
「ヒトーツ…」ヨロッ

……同じフェアリータイプのラルトスとあまり効かないヒトツキまで……!?

「…このナナを倒していくことです!」

「プクー!」
「ブニャー」
「ゴルバー」

「う………」

そんな…

【1&ハチジュウキュウ】

「…ラルー!」

「…ラルトス?」

「ラルー」ポンポン

………………………。

「…もしかして……任せろ…って?」

「ラルー!」

「…チムー」

「ゴチム…」

「……ヒトーツ」

「…ヒトツキまで」

「…ポケモン達も、ボクらと変わらないんだよ」

「わたくし達は、みんな思いは一つですわ」

「…ランコ、君はどうだい?」

…………そんなの。

【1&キュウジュウ】

「…そんなの、私だって……同じだよ」

「…クス…聞くまでもなかったね」

「カンザキさん…」

………なんだか、良くできた劇とか…マンガや小説みたいなお話だけど…本当の事、なんだよね。

「………みんな」

「ラルー」ピョンピョン
「チムー…」チラッ
「…ヒトーツ」ジー

「…………すー………はー…………!」スッ

「……我が従者達に命ずる………彼の者を退け道を切り開け!」

「ラルー!」ググッ
「チムー!」ググッ
「ヒトーツ…!」ググッ























ビカアアアアアアアアアアン

【1&キュウジュウイチ】

[おや? さんひきの ようすが…]

「……!」

光が……………!

「……クス…本当に、ランコはボクの予想外の事をしてくれる」

「…綺麗、ですわね」

「…流石に、驚くわ、これは」

「……同時って…マジか」

「………ウソ…」











これって……まさか…

















「……リア!」

「……ミールー!」

「……ニーギル」














[おめでとう!]
[ラルトスは キルリアに]
[ゴチムは ゴチミルに]
[ヒトツキは ニダンギルに]
[しんかした!]

【1&キュウジュウ二】

「……みん、な…?」

「キルリアにゴチミル、ニダンギル……まさかこうも一斉に進化するなんて、ね」

「…それだけ、カンザキさんの気持ちに答えようとしていらっしゃるのでしょう、きっと」

「………きる、りあ?」

「リア!」

「…ごちみる…」

「ミールー」

「……にだんぎる」

「…ニーギル」

……………………………。

「…ぐす………ありがとう…!」ゴシゴシ

………泣いちゃう……けど…やらなきゃ…私だって…

「……行くよ…みんな!」

「リア!」
「ミールー…!」キラン
「…ニーギル」

「……………ハッ!」

[メイドの ナナが たちふさがった!]

【1&キュウジュウサン】
(VSメイドのナナ)I

「ぷ、プクリン!マジカル──」

…キラン!

[プクリンに みらいよちの ダメージ!]

「プクー!?」

「な!?」

「ミールー…」フンス
 
ゴチミル…だね、いまのは。

「ニダンギル、プクリンにきりさく!キルリアはマジカルリーフ!」

「ぁ!…ブニャット、えー、の、のしかかりです!ゴルバットはキルリアにかみつく!」

[ニダンギルの きりさく!]
[プクリンに ダメージ!]
[ブニャットの のしかかり!]
[ニダンギルには こうかがない!]
[キルリアの マジカルリーフ!]
[プクリンに ダメージ!]
[ゴルバットの かみつく!]
[キルリアに ダメージ!]

「っ!やっぱりノーマルは効きませんか!」

【1&キュウジュウヨン】
(VSメイドのナナ)II

「ゴチミル、ゴルバットにサイコショック!ニダンギルは続けてきりさく!」

「なら、ブニャットはだましうちです!プクリンはその隙にリフレクターを使ってください!」

[ゴチミルの サイコショック!]
[ゴルバットに 大ダメージ!]
[ブニャットの だましうち!]
[ニダンギルに 大ダメージ!]
[プクリンの リフレクター!]
[プクリンは ぶつりに つよくなった!]
[ニダンギルの きりさく!]
[プクリンに ダメージ!]

「ニーギル…」

ニダンギルが…ううん、きっとまだ大丈夫…!

「なら、ブニャットもう一度です!ゴルバットも同時にかみつく!」

「…ニダンギル!」

「…ニーギル」

[ニダンギルの てっぺき!]
[ぼうぎょが ぐーんとたかくなった!]
[ブニャットの だましうち!]
[ニダンギルに ダメージ!]
[ゴルバットの かみつく!]
[ニダンギルに 小ダメージ!]

「てっぺきですか!?」

…ナイスだよ、ニダンギル!

【1&キュウジュウゴ】
(VSメイドのナナ)III

「なら、プクリン!」

「キルリア、アンコール!」

[キルリアの アンコール!]
[プクリンは リフレクターしかつかえなくなった!]

「なー!?」

「続けてニダンギルにいやしのはどう!ゴチミルはもう一度サイコショック!」

「えーい、ゴルバットはエアスラッシュ!ブニャットはまただましうちです!」

[ゴルバットの エアスラッシュ!]
[ゴチミルに ダメージ!]
[ゴチミルは ひるんだ!]
[キルリアの いやしのはどう!]
[ニダンギルの たいりょくが かいふくした!]
[ブニャットの だましうち!]
[ニダンギルに ダメージ!]
[プクリンの リフレクター!]

「ニダンギル、一旦下がってつるぎのまい!キルリアはマジカルリーフ、ゴチミルはあくのはどう!」

「ゴルバット、エアカッターです!ブニャットはつめと…いえ、キルリアにきりさくです!」

【1&キュウジュウロク】
(VSメイドのナナ)IV

[キルリアの マジカルリーフ!]
[ブニャットに ダメージ!]
[ゴチミルの あくのはどう!]
[ブニャットに ダメージ!]
[ブニャットの きりさく!]
[キルリアに ダメージ!]
[ゴルバットの エアカッター!]
[キルリアに ダメージ!]
[ゴチミルに ダメージ!]
[ニダンギルに ダメージ!]
[ニダンギルの つるぎのまい!]
[こうげきが ぐーんとたかくなった!]
「プクリンの リフレクター!」

「リア…」
「ミールー…」
「ブニャー…」

…やっぱり簡単には……けど。

「キルリア、いやしのはどうで回復して!ゴチミルはサイコショックでブニャットを、ニダンギルもきりさくで!」

「ゴルバット、エアカッター!ブニャットは一度戻ってきてください!」

[ゴルバットの エアカッター!]
[キルリアに ダメージ!]
[ゴチミルに ダメージ!]
[ニダンギルに ダメージ!]
[キルリアの いやしのはどう!]
[キルリアは たいりょくがかいふくした!]
[ニダンギルの きりさく!]
[ブニャットは かわした!]
[ゴチミルの サイコショック!]
[ブニャットに ダメージ!]
[プクリンの リフレクター!]

「仕方有りませんか…」スッ

……?

【1&キュウジュウナナミれーす!】
(VSメイドのナナ)V

[ナナは すごいキズぐすりをつかった!]
[ブニャットは かなりかいふくした!]

…!!?

「アベさんえげつねーなぁ」

「大人気ないわね」

「えーい、文句なら後で聞きます!ゴルバット、エアカッター!ブニャットはゴチミルにのしかかりです!」

「っ、キルリアはいやしのはどう!ゴチミルはあくのはどうでニダンギルはきりさく!」

[ゴルバットの エアカッター!]
[キルリアに ダメージ!]
[ゴチミルに ダメージ!]
[ニダンギルに ダメージ!]
[キルリアの いやしのはどう!]
[ゴチミルは たいりょくがかいふくした!]
[ブニャットの のしかかり!]
[ゴチミルに ダメージ!]
[ゴチミルは まひした…!]
[ゴチミルは しびれてうごけない!]
[ニダンギルの きりさく!]
[ブニャットに ダメージ!]
[プクリンの リフレクター!]

「ミールー…」ビリビリ

…もしかして…麻痺しちゃった!?

【1&キュウジュウハチ】
(VSメイドのナナ)VI

「…コレはチャンスですね」

[プクリンの アンコールが とけた!]

「プクー!」

「プクリンのアンコールも解けた様ですし…ここからはナナのターンです!」

う……

「…まだ、です!」

「……プクリン!マジカルシ─」

「皆さん、真打ち登場ですよ!」

………!!

この声は…!

「ユウコさ─」

[ケーシィの フラッシュ!]

!?

【1&キュウジュウキュウ】
(VSメイドのナナ)VII

「目が、目があー!?」

「ぐっ……やってくれたわね…!」

「ぎゃああ、ビカっときましたあ!?」

振り返った瞬間、ナナさん達と私達の間に強烈な閃光が…!?

「みなさん、すいませんが邪魔させて貰いましたよ!今のうちに行ってください!」

「ですが……!」

「今はリカさん達が最優先です!ここはこのエスパーユッコが引き受けますから行ってください!」

「…コトカ、ランコ、ここはユウコの言うとおりにしよう…行くよ!」ダッ

…アスカ!?

「…仕方…ありませんか……申し訳ございません、この決着はいずれ必ず…!」タッタッタッ

「ランコさんも、早く!」

「う……ごめんなさい!!」タタタッ

「あ、ちょ、ぷ、プクリン!」

「させません!…出番ですよ、─────!」ボムッ

…ユウコさん、ナナさん…ごめんなさい!

[メイドの ナナとの しょうぶから りだつした…!]

【1&ヒャク!!】

「はぁ、はぁ…」

「リア…!」
「ミールー…」ビリビリ
「…ニーギル」

「ランコ!」

「カンザキさん!」

「アスカ、コトカさん…」

すこし走って、曲がり角の前で待っていた二人と合流しました。

「カンザキさん、まずはこれを」

[ランコは かいふくのくすりを 3個うけとった!]

「この先はもう外だったよ…まだ砂嵐だったから、今のうちに使ってあげなよ」

「う、うん…」

[ランコは かいふくのくすりをつかった!]
[ポケモンたちは げんきになった!]

「ユウコさん、大丈夫かな…」

「…心配ないさ…ユウコなんだから」

「…ふふ、確かに、ユウコさんですからね」

「………うん」

……でもちょっと心配。

「……さあ、行こうか…ここまでこれたんだ、最後までやり通すよ?」

「そう、ですわね!」

「…もちろん!」

次回、魔界突入!

という訳で投下終了。

……改めて、戻ってまいりました!

早くに戻ってこれてほっとしてますが、またぼちぼち投下して行きますのでよろしくお願いします。

それでは、また!

はい、最近恥ずかしながら初めてプラチナをプレイした>>1です。

序盤のクロガネゲートでたまたま出てきたゴルバットを数合わせで捕まえたら、気づいときにはクロバットになって殿堂入りまで使ってました。

愛着って凄いですね…ではオチもなく今日も投下します。

【1&ヒャクイチ】

≪自然公園・中層、草原エリア≫

ザァァァァァァァ!!

[すなあらしが ふきあれている!]

「……うぅ」

「…かなり強く吹いていますわね」

「なるべく、頭を下げて行こう……確か、ここは中層の……西側、だって話だけど…」

一歩、踏み出しただけで強烈な砂の風が押し寄せてくる……キルリア達をボールに戻して正解、かな。

幸い、私達は凄く背の高い草が少しだけど砂嵐を防いでくれてるし…当たるとちょっと痛いけど…

「……天井が、見えますわね…きっと、第2か第3区画の下だと思いますわ」

「そうだね…さて、という事は北に行くか南に行くか、だけど…」

「…南には、大地を覆う深緑が支配する地があるはずよ……」

「……リカが居るとすればそのあたりだろうね…密林のエリアは基本的に虫ポケモンのエリアだから…それに変に開けた場所に出るよりも安全だと思うからね、砂嵐だから」

「ええ…離れないようにしていきましょう…!」

【1&ヒャク二】

[すなあらしが ふきあれている!]

「…それにしても、大雨や日照りなんてのは良く有ったけど…砂嵐は初めてだね」

「そうなのですか?」

「うん…少なくとも、こんなに大規模なのはボクでも聞いたことが無いよ」

…うーん。

「……あの小さき獣達の狂宴は、いわば予兆…であろうか?」

「果樹園での事でしょうか?…そう考えても、いいかもしれないですわね」

「ポケモンは、ボクたち人間よりも自然の変化に敏感だからね…っ」

ザァァァァァァァ!!

うぅ…

「…また少し強くなった…もしかしたら、原因に近づいてるのかもしれない…どちらにしろ、森の中に入るのが先だね」

「ゴホッ…はい……」

「ケホッ……」

ジャリジャリする…うぅ…

【1&ヒャクサン】

≪自然公園・中層、密林エリア≫

「…ふぅ、一度休もう」

砂嵐の中を進むこと約一時間、ようやくたどり着いた密林の中の木の根本で一度休むことにしました…

「…思っていたよりも、辛いですわね…砂嵐というのは……」

「忌まわしき砂礫よ…」

「そう、だね…正直、ボクももう歩くだけで精一杯さ」

二人とも、疲労が顔に出てる…私も結構体がだるい……

「でも…あの三人は半日以上…リカに至ってはもう丸一日はこの中に居るんだ、あまり文句は言えないさ」

「…ご無事でしょうか……いえ、何でもございません」

…………………………………。

…………………………………。

…………………………─……。

「……ん?…今何か聞こえなかったかい?」

【1&ヒャクヨン】

ザァァァァァァァ!!

[すなあらしが ふきあれている!]

「え?」

「わたくしは、なにも…?」

「……………………………」

ザァァァァァァァ!

……………………。

……………………。

……………─!…。

「……いや、聞こえる…ヘルガー」ボムッ

「ヘルー!」

「ヘルガー、何か……爆発音の様な音が聞こえてくるんだ、どこから聞こえて来るか分かるかい?」

「ヘルー………………!」クイクイッ

「分かったみたいだね…そっちは、ちょうど風上かな」

「……行きましょう」

「…うん」

「さて鬼がでるか蛇がでるか…どちらも遠慮したいんだけどね」

【1&ヒャクゴ】

≪自然公園・中層、岩山エリア≫

ザァァァァァァァ!

[すなあらしが つよくふきあれている!]

「う…荒ぶる風が…」

……ドォン!

「ですが、もう私達でも分かりますわ…あの音は!」

「確実に、何かが戦っているね…急ごう!」

「…ヘルー!」グルル

「………!」

「…え?」

[なにものかの すなかけ!]
[ランコは すなをかぶった!]

「きゃう!?」

「カンザキさん!?」

「ッ、何か居るよ、気をつけるんだ!」

















「………ヒポポ!」

[やせいの ヒポポタスが あらわれた!]

【1&ヒャクロク】
(VSヒポポタス)I

「うぇ……じゃりじゃりする…」

思い切り頭から被っちゃった…

「カンザキさん、大丈夫ですか?」

「な、なんとか…」

「………二人とも、ポケモンを出して…どうやらボク達は囲まれてるみたいだ」

「…ヒポポ!」
「ヒポ-!」
「ヒポポ-!」

「…オノンド!」ボムッ

「うー……キルリア!」

「オノー!」
「リア!」

「もう少しなんだ…悪いけど退いてもらうよ!ヘルガー、かみつく!」

「ヘルー!」ダッ
「ヒポポ!」

[ヒポポタスAの すなじごく!]
[すなあらしとあわさり さらにはげしくなった!]
[しかいが きわめてわるい!]
[ヘルガーは ヒポポタスをみうしなった!]

【1&ヒャクナナミれーす!】
(VSヒポポタス)II

ザァァァァァァァ!

[すなあらしが はげしくふきあれている!]
[しかいが きわめてわるい!]
[ヘルガーに すなあらしのダメージ!]
[オノンドに すなあらしのダメージ!]
[キルリアに すなあらしのダメージ!]

「く…やられたね…今のは多分、じめんタイプのヒポポタスだね」

[ヒポポタスBの とっしん!]
[オノンドに ダメージ!]
[ヒポポタスは はんどうをうけた!]

「オノンド!?ドラゴンクローで反撃です!」

[オノンドの ドラゴンクロー!]
[ヒポポタスBに ダメージ!]
[ヒポポタスBは すなあらしのなかにきえた!]

「よし、やりましたわ!」 

[ヒポポタスCの すなかけ!]
[オノンドは めいちゅうりつがさがった!]

「な、どこから!?」

み、見えない…

「ヘルガー、かえんほうしゃ!」

[ヘルガーの かえんほうしゃ!]
[しかし はずれた…]

【1&ヒャクハチ】
(VSヒポポタス)III

[すなあらしが はげしくふきあれている!]
[しかいが きわめてわるい!]
[ヘルガーに すなあらしのダメージ!]
[オノンドに すなあらしのダメージ!]
[キルリアに すなあらしのダメージ!]

「やっぱりだめか…」

「むう…見えればキルリアのマジカルリーフを当てれるのに…」

「ですが、こう砂嵐が強いと…!」

「ヒポポ!」

[ヒポポタスAの とっしん!]
[キルリアに ダメージ!]
[ヒポポタスAは はんどうをうけた!]

「ごめんキルリア、逃がさないで!」

「…リア!」

[キルリアの マジカルリーフ!]
[ヒポポタスAに 大ダメージ!]
[ヒポポタスAは すなあらしのなかにきえた!]
[ヒポポタスBの すなかけ!]
[キルリアの めいちゅうりつがさがった!]

【1&ヒャクキュウ】
(VSヒポポタス)IV

[すなあらしが はげしくふきあれている!]
[しかいが きわめてわるい!]
[ヘルガーに すなあらしのダメージ!]
[オノンドに すなあらしのダメージ!]
[キルリアに すなあらしのダメージ!]

「キルリア、いやしのはどうをお願い」

「リア!」

[キルリアは それぞれにいやしのはどうをつかった!]

「それにしても…本当に厄介ですわね……次に見つけた時は、確実に倒さないといけませんわね」

「なら…ヘルガーは一度戻って、頼むよマーイーカ!」ボムッ

「オノンドも、一度休んで下さい…力を借りますわね、モンメン!」

「イーカ!」
「モメーン!」

[アスカは ヘルガーとマーイーカを こうたいした!]
[コトカは オノンドとモンメンをこうたいした!]

【1&ヒャクジュウ】
(VSヒポポタス)V

[すなあらしが はげしくふきあれている!]
[しかいが きわめてわるい!]
[マーイーカに すなあらしのダメージ!]
[モンメンに すなあらしのダメージ!]
[キルリアに すなあらしのダメージ!]

「わ、私も…」

「いや、ランコはキルリアのままの方がいいよ、マジカルリーフは弱点を突けて、まず外れない技だからね」

「うん…分かった」

「ヒポポ-!」

「っ!来ましたわ!」

[ヒポポタスCの とっしん!]
[キルリアに ダメージ!]
[ヒポポタスCは はんどうをうけた!]

「リア…!」

またキルリア!?

「モンメン、はっぱカッターです!」

「マーイーカ、からみつく!」

[モンメンの はっぱカッター!]
[ヒポポタスCに 大ダメージ!]
[マーイーカの からみつく!]
[ヒポポタスCに 小ダメージ!]
[マーイーカは ヒポポタスCに からみついた!]
[ヒポポタスCは すなあらしのなかにきえた!]

【1&ヒャクジュウイチ】
(VSヒポポタス)VI

[すなあらしが はげしくふきあれている!]
[しかいが きわめてわるい!]
[マーイーカに すなあらしのダメージ!]
[モンメンに すなあらしのダメージ!]
[キルリアに すなあらしのダメージ!]
[すなあらしが すこしよわまった!]

「あ!?」

「逃がしてないよ!マーイーカ、そのまま連続でサイコカッター!」

[マーイーカは ヒポポタスCにからみついている!]
[マーイーカの サイコカッター!]
[ヒポポタスCに ダメージ!]
[マーイーカの サイコカッター!]
[ヒポポタスCに ダメージ!]

「ヒポポ-…」バタン

[ヒポポタスCは たおれた!]

「イーカ!イーカ!!」

「…どうやら、倒したみたいだね」

「砂嵐も、少し弱まったみたいですわね」

「ヒポポ!」ザッ
「ヒポー!」ザッ

出てきた…?

「仲間をやられて怒ったようだね…でも、これはチャンスだよ」

【1&ヒャクジュウ二】
(VSヒポポタス)VII

[すなあらしが ふきあれている!]
[しかいが わるい!]
[マーイーカに すなあらしのダメージ!]
[モンメンに すなあらしのダメージ!]
[キルリアに すなあらしのダメージ!]

「先手必勝ですわ!モンメン、はっぱカッター!」

「モメーン!」
「ヒポー!」

[モンメンの はっぱカッター!]
[ヒポポタスBに 大ダメージ!]
[ヒポポタスBの かみつく!]
[モンメンに ダメージ!]

キルリアのダメージは大きい…けど…!

「キルリア、マジカルリーフ!」

[キルリアの マジカルリーフ!]
[ヒポポタスBに 大ダメージ!]
[ヒポポタスBは たおれた!]

これで後一体!

【1&ヒャクジュウサン】
(VSヒポポタス)VIII

[すなあらしが ふきあれている!]
[しかいが わるい!]
[マーイーカに すなあらしのダメージ!]
[モンメンに すなあらしのダメージ!]
[キルリアに すなあらしのダメージ!]

「ヒポポ!」ザッ
「リア…!?」

「っ!キルリア、かげうち!」

[キルリアの かげうち!]
[ヒポポタスAに ダメージ!]
[ヒポポタスAの とっしん!]

倒せなかった…キルリア!!

「マーイーカ!サイケこうせん!」

「モンメン、はっぱカッター!」

[マーイーカの サイケこうせん!]
[ヒポポタスAに ダメージ!]
[モンメンの はっぱカッター!]
[ヒポポタスAに 大ダメージ!]
[ヒポポタスAは たおれた!]

「危なかったね、ランコ」

「キルリアも、大丈夫ですか?」

「ありがとう、二人とも…」

「リア…」

さっきのは本当に危なかった…

「ともあれ…これでやっと────」





ドゴォォォォォォン!!!

「きゃああ!?」






























「今の声は…ミカ!?」

「!!急ごう!」

「やれやれ…休むヒマが無いね、本当に…!」

投下終了。

いよいよ、ボス戦でございます。

…もっと戦闘に動きをつけたい……

それでは、また。

はい、最近暑すぎてたまらない>>1です。

ちょっと難産気味なので、一度前編という事にして投下します。

まとめて見たい方はとんぼがえり推奨。

それでは投下します。

【1&ヒャクジュウヨン】

[すなあらしが つよくふきあれている!]
[しかいが わるい!]

「……ミカ!」

「…!?コトカ!?ちょ、何でここにいるのさ!?」

「君たちがどうしても心配でね…ちょっと無理させてもらったよ」

「アスカ…それに、ランコまで!?」

「はぁ…はぁ…」

体力的に…もうキツい…

けど、何とか座り込んでいたミカさんを見つけました。

「コドラー…」ヨロッ

「っ…コドラ、大丈夫?」

「ミカ、この薬を使って下さい」

「アリガト…うわ、これ一番高いのじゃん」

[ミカは かいふくのくすりをつかった!]
[コドラは かんぜんにかいふくした!]

「…ミカ、いったい何が───」

……ドゴォォォォォォン!!

「!?…かなり近いね…ミカ、リカとライラは?」

【1&ヒャクジュウゴ】

「二人なら…この先に居るよ……ゴメン、アタシはいいからリカとライラを助けに行って!」

「二人に何かあったのですか!?」

「ううん、けど急がないと……アイツは三人でも倒せなかったんだ…」

「…アイツ?」

「ヒポポ!」
「ヒポ-!」

「…またヒポポタスか」

「っ…いたっ!?」ヨロッ

「ミカ…もしかして足を…」

「ちょっとドジしちゃってさ…挫いちゃったみたい」

「…ニノミヤさん、カンザキさん、先に行って下さいませ」

「そうだね…コトカ、ミカを頼んだよ……ランコ、大丈夫かい?」

「ケホッ……ゥ、うん、大丈夫…」

ちょっと喉が痛い…

【1&ヒャクジュウロク】

「ちょっと待って、アタシなら…」

「モンメン、ザングース!」ボムボムッ

「モメーン!」
「ザーン!」

「必ず追いつきますわ!」

「分かった、行くよランコ!」

「……」コクコク

「あーもう…リカとライラをお願い!」

「ヒポポ!」

[ヒポポタスの とっしん!]

「ザングース、でんこうせっか!モンメンははっぱカッターですわ!」

「コドラ、メタルクロー!」

「今の内に──」

ドゴォォォォォォン!

うわ……ゆ、揺れた!?

「……大地が振動するというのか…?」

「…まだ近い、かな」









▼ここから先、レポートは出来ません。
 よろしいですか?

 ニア はい
   いいえ







【1&ヒャクジュウナナミれーす!】

≪自然公園・中層、砂丘エリア≫

[すなあらしが つよくふきあれている!]
[しかいが わるい!]

「………ランコ!何か居る!」

「…え?」

「──────!」

……お、大きい!

「こっちにくる…っ!?ヘルガー!」ボムッ

「ヘルー!」

[?????の ほのおのキバ!]
[ヘルガーに ダメージ!]

「!!ニダンギル、お願い!」ボムッ

「…ニーギル」

「──────」ギロッ

[?????は すなをふきあげている!]

「…なるほど、ね……コイツが砂嵐の元凶みたいだね」

……………ごくり…!








「─────バールドーン!!」





























[砂丘エリアボスの カバルドンが あらわれた!]

【1&ヒャクジュウハチ】
(VSカバルドン)I

「……誰か、居るのでございますですか!」

「この声…ライラさん!」 

「!!ランコ、ランコでございますか!?」

砂嵐で姿が見えないけど、ライラさんが近くにいる!

「ランコ!来るよ!」

「バールドーン!」

「あ!ニダンギル避けて!」

[カバルドンの ほのおのキバ!]
[ニダンギルは かわした!]

「ヘルガー、ふいうち!」
「ニダンギル、きりさく!」

[ヘルガーの ふいうち!]
[ニダンギルの きりさく!]
[カバルドンに ダメージ!]
[……しかし カバルドンはピンピンしている!]

「…バールドーン!」

「!?…カバルドンか……直撃したはずなのに、まるでダメージを受けた感じがしないね」

「要塞の如きとでもいうのか…!」

【1&ヒャクジュウキュウ】
(VSカバルドン)II

[すなあらしが つよくふきあれている!]
[しかいが わるい!]
[ニダンギルに すなあらしのダメージ!]
[ヘルガーに すなあらしのダメージ!]
[カバルドンの すてみタックル!]
[ヘルガーは かわした!]
[ニダンギルは かわした!]

「危ない!」

「わわわ!?」

そ、そのまま突っ込んできた!?

「くっ…ランコ、無事かい?」

「な、何とか…」

慌てて逃げて助かったけど…アスカと離れちゃった…

「ランコちゃん!」

「…リカ!」

リカちゃんの声…良かった、無事だったんだ!

[すなあらしが はげしくなった!]
[しかいが きわめてわるくなった!]

「う……また強くなった…!」

【1&ヒャクニジュウ】
(VSカバルドン)III

[すなあらしが はげしい!]
[しかいが きわめてわるい!]
[ニダンギルに すなあらしのダメージ!]

アスカが見えない…カバルドンも見失っちゃった…

「…ニーギル」

「…ニダンギル、気をつけてね」

…………………ちょっと、こわいな…

「バールドーン!」

「ヘルガー、かえんほうしゃ!」

[ヘルガーの かえんほうしゃ!]
[カバルドンに 小ダメージ!]
[カバルドンの ほのおのキバ!]
[ヘルガーに ダメージ!]
「ヘルガーは はじきとばされた!」

「ヘルー!?」

「ヘルガー!?」

「ユレイドル、エナジーボールでございます!」

「ユレーイ」

[ユレイドルの エナジーボール!]
[カバルドンに ダメージ!]
[カバルドンは すなあらしのなかにきえた!]

【1&ヒャクニジュウイチ】
(VSカバルドン)IV

[すなあらしが はげしい!]
[しかいが きわめてわるい!]
[ニダンギルに すなあらしのダメージ!]

「ライラ!」

「アスカもでございますですか!?」

「コトカも来てるよ、今はミカと一緒だけどね」

「お姉ちゃん大丈夫だった!?」

「足を挫いてたけど、それ以外は大丈夫そうだったよ」

「よ、良かったぁー…!」

何とか声だけ聞こえてくる…

「バールドーン!!」

「あ!ヘラクロスかわして!」

「ヘラーク…!」

[カバルドンの ほのおのキバ!]
[ヘラクロスは かわした!]
[カバルドンは すなあらしのなかにきえた!]

「あーもう、また隠れた!!」

「あのカバルドン、かなり戦いなれてますです……気をつけてくださいです」

「逃げる…事も難しそうだね、この砂嵐じゃあ」

【1&ヒャクニジュウニ】
(VSカバルドン)V

[すなあらしが はげしい!]
[しかいが きわめてわるい!]
[ニダンギルに すなあらしのダメージ!]

「それに、凄く頑丈だよ…全然ダメージ受けてる感じが無いし…」

「おかげで持ち込んだキズぐすりを、全て使い切ってしまいましたですよー…」

「…ニダンギル、今のうちにてっぺき」

[ニダンギルの てっぺき!]
[ぼうぎょが ぐーんと上がった!]

……アスカとライラさんは同じ方向から聞こえてきて、リカちゃんはまた別から聞こえてくる…ような…

「バールドーン!」
「ニーギル!」

「!?ニダンギル、かわしてきりさく!」 

[カバルドンの ほのおのキバ!]
[ニダンギルは かわした!]
[ニダンギルの きりさく!]
[カバルドンに 小ダメージ!]

う…動きは早くないのに、なんて言うか……威圧感が凄い…!

【1&ヒャクニジュウサン】
(VSカバルドン)VI

[すなあらしが はげしい!]
[しかいが きわめてわるい!]
[ニダンギルに すなあらしのダメージ!]

[カバルドンは すなあらしのなかにきえた!]

「ランコ、大丈夫でございますですか?」

「…ククク、この程度…問題ではないわ」

「アハハ…大丈夫、そだねー」

「リカ…やはり休んだ方が」

「ううん、だいじょーぶ…!ヘラクロス、メガホーン!」

[ヘラクロスの メガホーン!]
[カバルドンに 小ダメージ!]
[カバルドンの ほのおのキバ!]
[ヘラクロスは、かわした!]

「…バールドーン!!」

「…あ!皆離れて!!」




ドゴォォォォォォン!!





「キャアア!!?」
「う、わ!?」
「!!?あ、相変わらず強力です…!」
「ひゃう!?」

【1&ヒャクニジュウヨン】
(VSカバルドン)VII


[カバルドンの じしん!]


[ヘラクロスに 大ダメージ!]
[ヘルガーに 大ダメージ!]
[ユレイドルに ダメージ!]
[ニダンギルに 大ダメージ!]
[ヘラクロスは たおれた!]
[ヘルガーは たおれた!]
[ニダンギルは たおれた!]

「…ニーギル……」バタン

「に、ニダンギル!?」

そんな…一撃も当たって無かったのに!?

「じ、じしんか……凄まじい威力だね…戻ってヘルガー、頼むよ…ハブネーク!」

「ヘラクロス!?…ごめんね……お願い、スピアー!」

「ネーク!」
「ピアー!」キラキラ

[アスカは ハブネークをくりだした!]
[リカは スピアーをくりだした!]

「キルリア、お願い!」ボムッ

「リア!」

[ランコは キルリアをくりだした!]

「マユのハブネーク、ですか」

「ちょっと借りてるのさ…」

【1&ヒャクニジュウゴ】
(VSカバルドン)VIII

[すなあらしが はげしくふきあれている!]
[しかいが きわめてわるい!]
[キルリアに すなあらしのダメージ!]
[ハブネークに すなあらしのダメージ!]
[スピアーに すなあらしのダメージ!]
[カバルドンは すなあらしのなかにきえた!]

「ユレイドル、じこさいせいをお願いします」

[ユレイドルの じこさいせい!]
[たいりょくが かいふくした!]

「…ライラ、よくあんなのと戦って、今まで無事だったね」

「こういう場所は慣れてますですから…それに、リカもミカもセンスが良いのでございますよー」

「……あ、ランコちゃん!」

「…リカちゃん!」

アスカとライラさんの話を何とか聞き取っていたら、リカちゃんがいつの間にか後ろに居ました。

…髪はちょっとボサボサになってて、疲れが顔に出てるけど、リカちゃんだ!

「アハハ…ごめんね…迷惑、かけちゃったね」

「…ククク…我が友の為だ……今は共に砂塵の主を鎮めよう」

「…うん!」

投下終了。

はい、もしかしたら感づいた方もいらっしゃったかもしれませんが、ボスはカバルドンでした。

さて、今日は早々に退散しますね…それでは、また。

あれ……あああやっちまったああorz

すいません、ニダンギルへのすなあらし云々は間違いです…申し訳ございませんでした…

どうも、すいませんまだ投下には時間がかかる>1です。

時間軸の話が出たので…一応ですが

BW
二年前終了

LSE
二年前開始(サチコ旅、ランコプロダクへ、サナイッシュへ)

DPt
一年半前開始

BW2
ランコ(14)より少し前に開始

位に考えてます…暫定なので代わるかもしれませんが。
後は赤青緑、金銀水晶は二年より前、XYの時期が未定……て所です。

では、次はきっと投下の時に…

赤頭巾青頭巾は二年前にRSEの時間軸だから、グラードンカイオーガの失敗して解散して現在はプロダク諸島で民宿とペンションを経営してるんじゃないのかな?

ポケモン側からのキャラがボス……じゃねぇ、オーナーとそのメンバーっすか

……余裕があったらその人たちをスポットをあてた
(プロダク諸島に引っ越すまでの)スピンオフSSができそうな人選ですな
(訳:頑張って)

はい、>>1です。

えーとですね、まずは色々質問などをば…

とりあえず、ちょっとぶっちゃけると、赤頭巾青頭巾はだいたい>>306さんの仰った通りですね。

宇宙な人達もおんなじ感じです。

ちなみに本編の裏ではBW2の事件が現在進行形ですとあえて明言してみます。

>>307さん
スピンオフかー、新しい技かなぁ?(ありがとうございます)

とまぁコレくらいにして、では皆様に感謝しつつ投下します。

【1&ヒャクニジュウロク】
(VSカバルドン)IX

「…バールドーン!」

「来ましたね…ユレイドル、エナジーボール!」

[ユレイドルの エナジーボール!]
[カバルドンに ダメージ!]
[カバルドンの かみくだく!]
[ユレイドルに ダメージ!]

「バールドーン!」ググッ
「ユレーイ!」ググッ

「ハブネーク!ポイズンテール!」

[ハブネークの ポイズンテール!]
[カバルドンに 小ダメージ!]
[カバルドンの ほのおのキバ!]
[ハブネークに ダメージ!]
[カバルドンは すなあらしのなかにきえた!]

「それにしても、このままだと良くないね……こっちは決定打に欠けてるのが痛い、かな」

「そうでございますねー……現状一番有効なのはエナジーボールですが、それも正面からでは…」

「かと言って少しずつ削っていたら砂嵐で先にこっちがキツい、か…」

【1&ヒャクニジュウナナミれーす!】
(VSカバルドン)X

[すなあらしが はげしくふきあれている!]
[しかいが きわめてわるい!]
[キルリアに すなあらしのダメージ!]
[ハブネークに すなあらしのダメージ!]
[スピアーに すなあらしのダメージ!]

「スピアー、ダブルニードル!」
「キルリア、マジカルリーフ!」

[スピアーの ダブルニードル!] 
[カバルドンに 小ダメージ!]
[キルリアの マジカルリーフ!]
[カバルドンに 小ダメージ!]
[カバルドンの ほのおのキバ!]
[キルリアに ダメージ!]

「リア…」

「キルリア下がって!」

「…そこです!エナジーボール!」

[ユレイドルの エナジーボール!]
[カバルドンに ダメージ!]
[カバルドンは すなあらしのなかにきえた!]

「やっと合流できたね…」

「アスカ、ライラさん!」

砂嵐の中から二人が現れました…!

【1&ヒャクニジュウハチ】
(VSカバルドン)XI

「大丈夫かい、二人とも」

「へーきだよ!」

「ククク…この程度、案ずるな」

「良かった良かったでございますねー」

4人全員合流できた…良かったぁ…

ライラさんも、ちょっと疲れてるみたいだけど何ともなさそうだ。

「後は、あのカバルドンを倒せればいいんだけど……」

「……正直に言えば、きっとユレイドルは後一撃でも受けたらマズいですますよ」

「…スピアーも、本当はずっと戦ってたから……」

「となると、そうだね……次で倒さないとマズいかもしれないね…コトカとミカが来てくれれば確実何だろうけど…」

「……未だ、砂塵の彼方か」

……大丈夫、かな?

「とにかく、こうなったら全力をぶつけるしか無いよ…いくらタフでも一切ダメージが無いはずは無いんだ、勝ち目は有るハズさ」

「……そういえば、実はね、ちょっと気づいたことが有るんだ」

「リカ、なんでございますか?」

【1&ヒャクニジュウキュウ】
(VSカバルドン)XII

[すなあらしが はげしくふきあれている!]
[しかいが きわめてわるい!]
[キルリアに すなあらしのダメージ!]
[ハブネークに すなあらしのダメージ!]
[スピアーに すなあらしのダメージ!]

「あのね、あのカバルドン……何か、横から攻撃されるの嫌いなんじゃないかな?」

「…どういうこと?」

「うんとね……さっき思ったんだけど、カバルドンが逃げる時って横から攻撃されたりとか、そういう時が多い気がするんだ」

「ふむ……つまり、横から攻撃されたくない…という事でございますか?」

「うん…多分だけど…」

「横から、か…やってみる価値は有りそうだね」

「ククク……我が魂が高鳴るわ」

「…ランコちゃんは変わらないね」

「それがランコでございますですよー」

「クス…だね」

「……あぅ」

みんな、こんな時にまで言わないでよ…うぅ…

【1&ヒャクサンジュウ】
(VSカバルドン)XIII

[すなあらしが はげしくふきあれている!]
[しかいが きわめてわるい!]
[キルリアに すなあらしのダメージ!]
[ハブネークに すなあらしのダメージ!]
[スピアーに すなあらしのダメージ!]

「バールドーン!!」

「っ、来るよ!」

[カバルドンの すてみタックル!]
「ユレイドルに ダメージ!」
[カバルドンは はんどうをうけた!]

「ユレイドル、大丈夫ですか!?」

「ユレーイ…!」

「今だ!ハブネーク、ポイズンテール!」

「スピアー、ドリルライナーだよ!」

「キルリア、マジカルリーフ!」

[ハブネークの ポイズンテール!]
[スピアーの ドリルライナー!]
[キルリアの マジカルリーフ!]
[カバルドンに しゅうちゅうこうげき!]
[カバルドンに 大ダメージ!]
[カバルドンは どくをうけた!]

「バールドーン…!?」

「やった!効いてるよ!」

「このまま押しき───っ!マズい!?」

「バールドーン!!」ググッ

[カバルドンは じしんを はなとうとしている!]

【1&ヒャクサンジュウイチ】
(VSカバルドン)XIV

「ユレイドル、頑張って下さい…!エナジーボールでございます!」

[ユレイドルの エナジーボール!]
[カバルドンに ダメージ!]

だめ、倒し切れてない!?

ドゴォォォォン!!!

[カバルドンの じしん!」
[ユレイドルに 大ダメージ!]
[スピアーに 大ダメージ!]
[ハブネークに 大ダメージ!]
[キルリアに 大ダメージ!]
[ユレイドルは たおれた!]
[スピアーは たおれた!]
[ハブネークは たおれた!]
[キルリアは たおれた!]

「きゃああ!?」

「っ!!…く、しまった…」

「皆さん大丈夫ですますか!?」

「ううぅ…ぐ、ぐらぐらする…!!キルリア戻って!ゴチミルお願い!」

[ランコは ゴチミルをくりだした!]

「ミールー!」

「ハブネーク、戻ってくれ!…任せるよ、マーイーカ!」

「イーカ!」

[アスカは マーイーカをくりだした!]

【1&ヒャクサンジュウ二】
(VSカバルドン)XV

[すなあらしが はげしくふきあれている!]
[しかいが きわめてわるい!]
[ゴチミルに すなあらしのダメージ!]
[マーイーカに すなあらしのダメージ!]
[カバルドンに どくのダメージ!]

「う…油断しましたですよー…」

「ゴメン、二人とも…!」

「大丈夫さ…ランコ、いけるかい?」

「……うん…ゴチミル、あくのはどう!」

[ゴチミルの サイコショック!]
[カバルドンに 小ダメージ!]
[カバルドンの かみくだく!]
[ゴチミルは かわした!]

「がらあきだね!マーイーカ、サイケこうせん!」

[マーイーカの サイケこうせん!]
[カバルドンに ダメージ!]
[カバルドンは すなあらしのなかにはしりだした!]

「!?逃がすわけにはいかないね!」

「っ、ゴチミル!あくのはどう!」

[ゴチミルの あくのはどう!]
[カバルドンに 小ダメージ!]

ダメ…また逃げられる!






「──わたくしを、お忘れではございませんか?」

「同じく、ね★」





【1&ヒャクサンジュウサン】
(VSカバルドン)XVI

「ザングース、ブレイククローですわ!」

「ザーン!」

「コドラ、ブレイククローだよ!」

「コドラー!」

[ザングースの ブレイククロー!]
[カバルドンに 小ダメージ!]
[カバルドンの ぼうぎょがさがった!]
[コドラのメタルクロー!]
[カバルドンに 小ダメージ!]

「コトカ!」

コトカさん!良かった!!

「お待たせ致しましたわ、カンザキさん!ニノミヤさん!」

「お姉ちゃん!!」

「ミカ!?」

「二人とも、こっからはアタシ達の番だからね!」

「──バールドーン!!」

「負けないよね、コドラ!まもる!」

[コドラの まもる!]
[カバルドンの ほのおのキバ!]
[コドラは みをまもった!]

「ザングース、もう一度ブレイククローですわ!」

[ザングースの ブレイククロー!]
[カバルドンに 小ダメージ!]
[カバルドンの ぼうぎょがさがった!]

「まだまだ参りますわ!」

「ここで、倒すよ!」

【1&ヒャクサンジュウヨン】
(VSカバルドン)XVII

[すなあらしが はげしくふきあれている!]
[しかいが きわめてわるい!]
[ゴチミルに すなあらしのダメージ!]
[マーイーカに すなあらしのダメージ!]
[ザングースに すなあらしのダメージ!]
[カバルドンに どくのダメージ!]

「バール…ドーン……!」

「大分弱ってる…終わらせようか!マーイーカ、サイコカッター!」

「後少し…!ゴチミル、サイコショック!」

「しっかり働かせて頂きますわ!ザングース、きりさく!」

[マーイーカの サイコカッター!]
[ゴチミルの サイコショック!]
[ザングースの きりさく!]
[カバルドンに しゅうちゅうこうげき!]
[カバルドンに 大ダメージ!]

「バール……ドーン…」バタン

「これなら……!」

[──すなあらしが よわまった!]

「……すなあらしが…」

「………あ…」

[すなあらしが おさまった!]

【1&ヒャクサンジュウゴ】
(VSカバルドン)XVIII

「やった……のですか?」

「……砂嵐は…止んだ、ね」

「…終わった……んだよ、ね?」

「……アイスが…食べたいでございますですよ……」

「…あ、アハハ…つかれ……?…っ」

…かっ……た?

















「───バール…ドーン!!!」

[カバルドンの───]

【1&ヒャクサンジュウロク】
(VSカバルドン)XIX

「なっ!?」

「そんな!!」

「うそっ!?」

「まだ、なのですか!?」

だめ、本当にまにあわな…!?






「──これ以上、させない!!コドラ!」

「コドラー!」

[コドラの────]





[じし───]
[アイアンヘ───]

ドゴォォォォン!!!

【1&ヒャクサンジュウナナミれーす!】
(VSカバルドン)XX

[……………………………………………]


















[───コドラの アイアンヘッド!]
[カバルドンに ダメージ!]
















[カバルドンは たおれた!]

………投下終了。

今日のダークライの映画みたらスパッとかけました、不思議!

次回は後日談を書いて少し区切りになります、それでは。

ども、>>1です。

今回は短いですが、後日談を投下しますね。

【1&ヒャクサンジュウハチ】

「……………………あつい」クター

「リア…」グテー
「ミールー…」ダラー
「…ニーギル」

ただいま、いつもの公園です。

…暑くてたまらない……うぅ…

…………………………………あの砂嵐の事件から、もう三日経ちました。

「アハハ、ごめーん☆」

「まったく……本当に心配しました、リカ」

「ゴメンって!…でもでも、新しい友達も出来たんだよ!」

「ピアー」キラキラ

「…色違いのスピアーですか」

リカちゃんは、疲労で1日入院したけどすぐに元気になりました。

それで何でこうなったのか、詳しい事情を聞いたんだけど…

「あのね、森のみんなが困ってるから助けようと思って…みんなも手伝ってくれたんだけど、リカ一人じゃあ無理だったんだ…」

との事でした。

それでも、本当に無事で良かった。

【1&ヒャクサンジュウキュウ】

「今月どうしよ……ライラにアイス買わなきゃだし…あーもう、そりゃアタシも悪かったケドさ…」

「うふふ……ミカさん、いいお話があるんですけどぉ…?」

「え、マジ?なになに教えて★」

…ミカさんは、お父さんとお母さんからお説教を受けたようでした。

しかも、バツとしてお小遣いカット&家事手伝いだと言ってました。

……あの時、最後の一瞬、ミカさんだけはカバルドンの動きに気付いてたみたいです。

…かっこ、良かったです。

ちなみに、あのカバルドンは最終的に逃げるように居なくなりました。

ライラさんによると、一度痛い目に合えば大人しくなるそうなのでひと安心かな。

「……アイス買いにいこっか」

「リア…」
「ミールー…」
「…ニーギル」

【1&ヒャクヨンジュウ】

「はあー…ライラさんは幸せでございますですよー」

「た、食べすぎ…です」

「そんなことは無いですよー、ほら、智絵里も一口どーぞでございますよー」

ライラさんは、最近バイトを増やしたそうです。

どうもキズくすり代が痛かったそうで、頑張っているようでした。

ただ、ミカさんからアイスの約束をしていたみたいで今も両手に持って食べています。

…ライラさん、凄い元気だなぁ……

…あいす……はやくたべたい…

「っしゃいませー」

「…凍える風よ!」

クーラーがすずしいー!

何買おうかな?

「これが美味しいですねー」

「あ…」

いつの間にか横からライラさんがアイスを…………まだたべるんだ…

【1&ヒャクヨンジュウイチ】

「…………………ハァ」ペロペロ

「リア!」
「ミールー」
「…ニーギル」

生き返る…はぁ。

「あたまが……キーンといたしますわ…」

「コトカ…一気に食べすぎじゃないかい?」

「ホエルオー盛り…おそろしいものですわね……」

「クス…仕方ないな」

コトカさんとアスカも、今ではすっかり元気です。

特にコトカさんは、最近バトルについて学んでいるようで良く皆と特訓してます。

その時のコトカさんはどこか活き活きとしていて、楽しそうなんだよね。

アスカの方は相変わらずかな?

でも、なんていうか少しだけ雰囲気が落ち着いたかも…

本人は「それもボクってこと、さ」なんて言ってたけどね。

【1&ヒャクヨンジュウ二】

「ランコさん大丈夫ですか?」

「あ、ユウコさん」

「はい!エスパーユッコですよ!」

「ケシィ…」グッタリ

ユウコさんは、結局あの後引き返してアリスちゃん達の方に戻ったみたいです。

「流石に三人は無理ですよー、いや我ながら無茶してしまいましたね」とは本人談です。

「ここはこのエスパーユッコが真の力を発揮する時……ムン!」

「…ケシィ!」

[ケーシィの れいとうパンチ!] 

「ふぎゃ!?」

…ユウコさんだけは本当に変わりません。

というか、こんなに暑いのになんであんなに元気なんだろう……ユウコさんだからなぁ。

「リア…」グテー
「ミールー…」クター
「…ニーギル……」ボー

「……しゃくねつのかがやきよ」

夏だなぁ…もう。

【1&ヒャクヨンジュウサン】

………最後に、私。

家に帰ったらてっきり怒られるかなと思ってたんだけど、なんか

「ランコもなかなかいい経験したわねぇ」

「懐かしいなぁ、お父さんも砂漠を歩いてる時はね」

等々、何故かしみじみされました。

あ、でもニダンギルとか、キルリアとゴチミルを見せた時はちょっとびっくりしてたかな?

「……あっついなぁ…」

「ランコちゃんかくごー!」ピトッ

「ひゃあああああああ!?」

「あ、こらリカ!あたしのジュース返してよ!」

「クス…流石リカ、かな」

つめたいいいいいい!?

「マユちゃんもかくごー!」

「ひっ!?」

「ライラさんもやりますですよー」

「あ、わたくしのホエルオー盛りが…!」

「あわわ…落ち着いて、ね?」

「何やってるんですか皆さん…はぁ」

───長い、夏が始まります。






「…それにしても、なーんかざわつくんですよねぇ」

「ケシィ」





投下終了。

暑いですよね…ホント……

まあま暑さに負けずに書いていきますね!

ちなみに、次は一旦ランコから少し離れてチエリにスポットを当ててみようかと思っております…一応予定では。

それでは。

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