光「OEN!」杏「ODEN?」 (23)

シンデレラジオの外伝です
例によって、今回だけでも見れるのでよければどうぞ


本編
杏「杏・輝子・小梅のシンデレラジオ 第64回」
杏「杏・輝子・小梅のシンデレラジオ 第64回」 - SSまとめ速報
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外伝
輝子「ジメジメ雨の日に」
輝子「ジメジメ雨の日に」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1402580042/)

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1403619903

光「違う!応援!」

杏「あぁ。こんな暑い時におでんとか何を言い出すんだと思っちゃったよ」

光「全然言ってなかったよね!?」

杏「うん、まぁ。で、応援がどうしたの?」

光「実はアタシ、今度のトークバトルショーで応援係に任命されたんだ!」

杏「おー、やったじゃん」

光「ありがとう!アタシの応援でみんなが全力で戦うことが出来れば良いな!」

杏「がんばれー」

光「それで、何かカッコいい応援の必殺技とかないか色々考えてるんだけど…」

杏「応援の必殺技…?」

光「杏さん、何か無いかな!」

杏「それを杏に振る?」

光「い、いやー、事務所に来たら杏さんがいたから…」

杏「誰か他の人が帰ってくるの待てば?」

光「むむむ…」

光「じゃあ、杏さんがみんなを応援するとしたら、どんな応援にする?」

杏「えー、みんなを応援ねぇ…うーん」

光「……」ワクワク

杏「杏の代わりに頑張ってー。あと残った飴は杏のところに持ってきてね…とか?」

光「えー!?飴!?」

杏「いやー、だってあの飴美味しそうじゃんー?杏も食べたいなーって」

光「ダメだよ!アレは頑張ってトークバトルする人の為にある飴なんだから!」

杏「でも使い切らなかった分は回収してるじゃんー?それちょっとぐらい杏にくれても…」

光「そういう問題じゃ…って、飴じゃなくて応援の話!」

杏「あ、気付いた」

光「もう、杏さんってばー!」

杏「ごめんごめん。まぁでも、やっぱり杏に聞くのは無理があると思うよ」

光「むぅ、そっか…!」

杏「自分で色々考えて、他の子に試してみれば?」

杏「それで上手くいったのを採用すれば」

光「なるほど!それはグッドアイデアだ!よーし、それじゃあ早速行って来る!」

杏「お、おう。無理すんなよー」

光「ありがとー!」

杏「…大丈夫かな」

―レッスン場―

麗奈「ふー…ちょっと休憩」

麗奈「ごく……あー、水が美味しいわ」

光「麗奈ー!麗奈ー!」

麗奈「あ?何よ光、何か用?」

光「とうっ!」シュバッ

麗奈「!?」

光「応援戦隊!ガンバレンジャー!」

麗奈「……あれ、アタシもしかしてバカにされてる?」

光「違う!応援してるの!」

麗奈「じゃあ、このイラっとした気持ちは何なのかしら」

光「なんでだよー!」

麗奈「大体、戦隊ってアンタ1人じゃない」

光「うっ…あ、後で仲間が増える予定だ!」

麗奈「ふーん…どうでもいいけど」

麗奈「で、結局何の用なのよ?レッスンの邪魔しに来ただけ?」

光「違うってばー!」

麗奈「ふーん、応援の必殺技ねぇ」

光「色々、応援の必殺技とか名乗り口上とかやってみて、良いのを探してるんだ!」

麗奈「応援に必殺技と名乗り口上がいるの?」

光「いる!池袋博士とはぁとさんは持ってるんだよ!」

麗奈(あの二人の必殺技って…)

麗奈「まぁ、やるのは勝手だけど、少なくともさっきのはナシでしょ」

光「うーん、ダメかぁ…」

麗奈「応援する側なのに戦隊とかどう考えてもおかしいじゃない」

光「なるほど、戦隊はダメ…と」メモメモ

麗奈「ちょっ、アンタ相変わらず字が汚いわね…」

光「立ちながらだから書きにくいの!」

麗奈「ノートだって大概じゃない」

光「うっ」

麗奈「はいはい、そろそろレッスンに戻るから他に用がないなら帰りなさい!」

光「あー、じゃあ最後に1個だけ!」

麗奈「何よもう」

光「麗奈が魔女っ娘で応援すr」

麗奈「叩くわよ」

光「うわあ、撤退だー!!」

麗奈「はぁ…休憩してたのに疲れた」

美玲「シュッシュ…!ふふんッ、今日もウチのツメは絶好調だな!」

光「美玲ー!」

美玲「ん、なんだ?光?」

光「とうっ!」シュバッ

美玲「おぉ!?」

光「仮面ライダーチアー、参上!」

美玲「な、なんだ!?やるのか!?」

光「えっ」

美玲「ヘヘッ、一番調子の良い時を狙ってくるとは良い度胸だな!」シュッシュ

光「いや、違」

美玲「負けないぞー!ガオーッ!」

光「わー!?」

美玲「なんだ、宣戦布告じゃなかったのか」

光「どう見てもヒーローの登場だったじゃないか!」

美玲「そ、そうなのか。ウチ、そういうのよく分かんないし…」

光「うーん、そっか…!」

美玲「よく分かんないけど、応援ってもっと分かりやすい方がいいんじゃないのか?」

光「なるほど…もっと分かりやすく」メモメモ

光「でも、どうしてもカッコいい必殺技みたいなのが欲しくて!」

美玲「それはいいと思うぞ。ウチだって、これだけは譲れないっていうこだわりがあるしッ」

美玲「分かりやすくてカッコいい応援にすればいいんだ!」

光「分かりやすくてカッコいい応援…!なるほど、ありがとう!」

美玲「フフン、頑張れ!」

光「ありがとう、美玲!ちなみに、美玲がみんなを応援するならどんな応援にする?」

美玲「えっ…ウチが…応援…!」

美玲「うーん…うーん……うーーーーーーん………」

光「あ…ご、ごめん、無理しなくて大丈夫だから!」

美玲「…うん」

―事務所―

光「そろそろ誰か戻って来たかな!」

フヒヒ…

光「む!この声は…」

輝子「キノコーキノコーボッチノコー♪フフ…今日も良い感じのジメジメだ…」

光「輝子さん発見!」

輝子「フヒッ!?ひ、光か…」

光「キノコ見てるの?」

輝子「フヒ…そうだよ。今が…一番大事な時期だからな…」

光「あ、湿気的な意味で?」

輝子「そう…今の内に、たくさんジメジメして…夏を乗り切る…」

光「なるほど、キノコも頑張ってるんだね!」

輝子「そうだな…フヒ」

光「よし、じゃあアタシがキノコを応援しよう!」

輝子「フヒ…応援?」

光「とうっ!」シュバッ

輝子「!?」

光「キノコ狩りの女、南条光!」デッデデーン

輝子「フヒ!?か、狩っちゃダメ…!」

光「あ、そうだった!」

輝子「な、なるほど…トークバトルの…応援…」

光「そう!カッコいい応援の必殺技を探してるんだ!」

輝子「カッコいい応援…」

光「輝子さんはいいアイデアある?」

輝子「わ、私は…応援とか…向いてないよ…」

輝子「するのも…されるのも…得意じゃない…フヒ」

光「うーん、そっか…!輝子さんにも喜んでもらえる応援…!」

輝子「あ、いや…私の事はお気遣いなく…他の人の為に頑張って…フフ」

光「そういうわけにはいけないよ!輝子さんだって大切な仲間なんだし!」

輝子「う…そ、そうか…仲間か…わ、悪くない響きだな…フヒ…フヒヒ」

光「なるほど、輝子さんは『仲間』がキーワードなんだね!」

輝子「キ、キーワードかどうかは分からないけど…嫌いではない…フヒ」

光「うん、ありがとう!仲間…確かに重要な言葉だ!」メモメモ

輝子「あ、あと…キノコ要素があると…私的に嬉しい…フヒッ」

光「キノコ要素…!?わ、わかった、一応メモしておくね…!」メモメモ

輝子「フフ…ヨロシク」

小梅「あ…そろそろ…来るかも…?」

紗南「えっ…ほ、本当に?」

光「二人とも何して…って…うわ!?」

小梅「あ…ひ、光さん…えへへ…ホラーゲームだよ…」

光「ホラーゲーム…だと…!?」

紗南「小梅ちゃん全然怖がらないんだよー!」

ガッシャーン!!

紗南「うわー!?ホントに来たー!?」

光「わああああああ!?」

小梅「わぁ…ゾンビ…沢山…」

紗南「ひぇぇ!こ、こんな数どうしろっていうのさー!」

小梅「えへへ…頑張って…」

光「う、うわー!うわー!」

紗南「小梅ちゃん代わってー!」

小梅「え…で、でも…私…操作するのは…得意じゃない…」

紗南「もう無理ー!怖いー!」

光(ハッ…こんな時こそ、アタシが二人を応援してあげないと!)

光「ふ、二人とも!逃げちゃダメだ!こういう時こそ協力して…」

ガシャーン!!

光「わああああああ!?」

紗南「逃げちゃダメって、こんな数どうやって…!」

光「そういう意味じゃなくて!ええと、何て言えば良いんだ…!」

小梅「か、完全に…囲まれてる…」

紗南「もう無理ー!」

光「あわわわわわ!!」

紗南「光ちゃんパス!」

光「えー!?アタシ!?」

小梅「が、頑張って…」

光「いや、アタシが応援する側で…うわー!?ゾンビ怖いー!?」

紗南「ほら、早く撃って!撃って!」

光「操作方法が分からないよ!うわー!」

小梅「とりあえず…目の前の…ゾンビを…」

紗南「こうなったら、自爆覚悟で手榴弾を…!」

光「必殺技!必殺技!」

小梅「必殺技は…な、ない…」

紗南「ふー…なんとか切り抜けたね…!」

小梅「アイテム…殆ど使い切っちゃった…」

紗南「弾もすっからかんだ…」

光「」

小梅「ひ、光さん…大丈夫…?」

光「はは……ははは……」

紗南「光ちゃん…!?」

小梅「目から…光が消えてる…」

紗南「光(ひかる)から…光(ひかり)が…!」

光「ハッ…!うおおお!!闇落ちなんてしてる場合じゃない!」

小梅「わぁっ…」

紗南「復活した!」

光「くっ、今回は負けてしまったけど…次こそは!」

小梅「え…えっと…何の…話…?」

紗南「そういえば光ちゃん、あたし達に何か用だったの?」

光「気にしないでくれ!アタシはもっと強くなって帰ってくる!それじゃあ!」

紗南「えっ…ええー?」

小梅「な…なんだったのかな…?」

光「ただいまー!」

杏「おー、おかえり。どうだったー?」

光「何人かに試して、教えてもらった事をメモにまとめてきたよ!」

杏「ほほう」

光「これがそのメモなんだけど…」

――――――――――――――――――――――――――――――――
・戦隊物はダメ

・わかりやすく

・仲間

・キノコ

・ゾンビに勝つ
――――――――――――――――――――――――――――――――

杏「………なにこれ」

光「う、うーん」

杏「このメモから導き出されるカッコいい応援の必殺技とは」

光「ううう…ぜ、全然分からない…!」

杏「杏よりはマシかもしれないけど、相手を間違えてる感が…」

光「くっ、やっぱり池袋博士に改造してもらうしか…!」

杏「杏は止めないよ」

―数日後―

光「応援ロボだよ。自動で応援してくれるすごいやつだよ」ガシャーンガシャーン

晶葉「うーむ、改造しすぎたか…」

麗奈「光ー!?」


おしり

なんだかよく分からない話になってしまった

なんじょーくん再登場&強SRおめでとう!
あと、ちょっと早いけど紗南ちゃんお誕生日おめでとう!

見てくれた人ありがとう

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