ハンネスと壁の街(36)

なんか思いついたので書きます。

思いつきなのでほとんど何も決まっていませんが良ければお付き合いください。

ネタバレはまだ書いてないのでわかりませんが、ネタバレが困る方は読まないほうがいいかもしれません。

処女作のミカサ「エレンは私と一緒にいないと早死にする」もいい作品ではないかもしれませんが読んでいただけると嬉しいです。

今日も空は青い。

昨日も空は青かった。

明日もきっと空は青いのだろう。

日がな一日やることもなく友人と朝から酒を煽る毎日。

その行為にはこれといって理由はない。

何か理由をつけるのならば今日も世界は平和だから。

いつもと同じ普遍的な一日だった。

別に今の状況に不安を感じたことはあまり無い。

というよりも、生まれた時からそういうものだったから不満の感じ様もない。

今となっては、なんの為に兵士になったのか、あまり覚えてはいなかった。

特にこれと言った理由はなかった気がする。

とりあえずは食べるのには困らないから、そんな理由だった

触れることをタブーとされているから口には出さないが、壁の外に興味がないわけではない。

かと言って調査兵団に入る気は起きなかった。

そして憲兵団にはいるほどの成績でもなかったので、そのまま駐屯兵団に入った。

しかし兵士とは言ったものの、巨人を見たことはほとんどない。

最初に見たのは確かあの時だ。

駐屯兵の仕事である壁の補強の為に壁に登ることがある。

そこで始めて巨人を見た。

50mもの壁から見た巨人はまるで普通の人のように見えた。

普通の人を見たら米粒のようにしか見えないのだから十分異常ではあったが、だからこそ実感する。

壁の中がいかに安全かということを。

巨人は名の通り巨大な人だ。

だが、知能は低く、運動能力もそれほど高くはない。

大きさも様々で、5m級、7m級、15m級のようにに分類される。

大きいがゆえに力も強いが、とどのつまりは大きいというのが問題なのだ。

訓練兵時代に座学でやった内容だが、もう一度試験をやるとなると走らされるのは目に見えてる程しか覚えていくて少し情けなく思った。

>>6
始めてではなく初めてです。

何が言いたいのかというと、普通の人間さえ、自分の身長の3倍以上の垂直な壁を道具も無しに登るのは不可能に近い。

ましてや巨大ならなおさらだ。

ならば壁を壊すという方法もあるが、その為に自分たちが補強作業をしているのだし、明らかに壊せるとは思えないほどの壁だった。

>>7
これもなんか に が多いですね・・・

少し酔いを覚ましてきます。

>>9
これも巨大ならではなく巨大ならです。

見てる人もいなさそうですがとりあえず再開します。

・・・巨人ならです・・・。

この壁は過信はしないが安心はしていいものだと思う。

なんせ100年も何も起きていないのだから。

それこそ昼間から酒を飲んでいるから「タダメシ食らい」と言われたこともある。

気分のいいものではないが、みんなが平和に暮らせているということなのだから悪いことではないだろう。

ああ、あれは何年前のことだったろうな。

訓練兵を卒業し、駐屯兵になり、その後、年相応にして結婚をした。

幸せに暮らしていたが、あるときとある病が蔓延した。

そのとき、悪夢というのは寝ていなくても見ることができることを知った。

妻もその病にかかってしまったのだ。

だが、その病の為のワクチンは十分な数を確保できず、この街まで配給されるには時間がかかるとのことだった。

そもそもちゃんと配給されるかもわからない。

それでも配給されるのを待つ他ないが、ここは王宮から最も離れている街だ。

だからワクチンがやってくるのは時間がかかる。

しかし病は確実に妻の身体を蝕んでいった。

どうしていいかわからずに妻を看病していると、グリシャ・イェーガーと名乗る医者がやってきて、妻を治すと言い出した。

ワクチンがないのに、どうやって治すのか、懐疑的だったが、少しでも良くなるならと、藁にもすがる思いで頭を下げた。

結果、妻はみるみるうちに良くなっていった。

なんとかお礼のをしたかったが全て断られた。

それどころか彼はこの街の患者を全て治してまわっていったそうだ。

それ以来彼は私の恩人であり、この街の恩人だ。

そんなこともあった為か、イェーガー先生には頭が上がらない。

いつかこの恩を返そうとしているがなかなか機会はこない。

一介の駐屯兵に過ぎない自分ではできることもそれほど多くはない。

イェーガー先生のところには二人の子供がいる。

エレンとミカサだ。

エレンは小さい頃から知っている。

正義感の強いいい子供だ。

ミカサはある事情で一緒に住んでいるらしいが二人とも本当に仲が良い。

仕事中に酒を飲んでいるとよく怒られるが、これは仕方が無い。

特に門兵のときは一日ずっと門の前で過ごす。

すると必ず喉が乾く。

喉が乾いたなら潤わさなければならない。

その飲み物のなかにたまたま酒が混ざっていたのだから仕方がない。

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