サッズ「…！」

ファング「あいつ、ビクともしてねぇよッ…」

ドシンッ！（ベヒーモスが前足でサッズを押さえ込む。）

サッズ「お、おわぁッ！や、やめろぉッ！」

ドグシャアッ！（ベヒーモスの前足がサッズの顔面を踏み潰した。）

サッズ「ぶッ…！」

バシャアッ（サッズの脳ミソが飛び散る。）

ヴァニラ「……。そんな…サッズまで…」

へタッ（腰を抜かすヴァニラ。）

ヴァニラ「うッ…！うええええッ！おげええええッ！」

バシャバシャッ！（あまりの悲惨さに耐えきれずついには嘔吐するヴァニラ。）

ヴァニラ「かはッ！はッ…！はッ…！」

ファング「畜生ッ！てめぇよくもヴァニラを泣かしたなッ！」

チャキッ（槍を構えるファング。）

ホープ「ま、待ってくださいファングさんッ！」

ファング「はあッ！？何を待つんだよッ！？」

ホープ「きっとこのベヒーモスは飢えているんです。だから僕たちの食料を差し出せば大人しくなるかもしれませんッ！」

ファング「ホープ、お前…」

ホープ「さあ、お腹が空いてるんだろう？これをお食べ…」

スッ（ホープがベヒーモスに食料を差し出す。）

ベヒーモス『…』

グワシッ！（ベヒーモスがホープを鷲掴みにする。）

ホープ「う、うわあッ！あ、あれッ！？」

ファング「ホープッ！」

ヴァニラ「ああッ！」

ホープ「あああああッ！助けてッ！助けてッ！」

ベキャグキョバキョッ！（ベヒーモスがホープを握り潰す。）

ホープ「お…ぷぅッ！」

ヴァニラ「いやあああああッ！ホープッ！」

ファング「！！」

ポイッ（ベヒーモスがホープをゴミのように投げ捨てる。）

ドチャアッ（ホープは既に原型を留めていなかった。）

ファング「もう許さねぇッ！！」

ブアッ！（ファングがベヒーモスに飛びかかる。）

ヴァニラ「ファングッ！やめてぇッ！」

ガシッ（ベヒーモスがファングの脚を捕らえる。）

ファング「くそッ！」

ヴァニラ「ファングッ！！」

ドゴッ！
バギャアッ！
ドゴチャアッ！
ドグチャアッ！（ベヒーモスがファングを地面に何度も激しく叩きつける。）

ファング「がッ！」

ヴァニラ「…！」

ムシャムシャバリボリグチャグチャッ！（ファングを美味そうに食べるベヒーモス。）

ヴァニラ「あ…」

ギロッ（ヴァニラに狙いを定めるベヒーモス。）

ヴァニラ「い、嫌…嫌だよ…」

ズシンズシン（ヴァニラの方へゆっくり向かって来るベヒーモス。）

ヴァニラ「いやああああッ！」

ダッ（恐怖のあまり逃げ出すヴァニラ。）

グワシッ！（だがベヒーモスに脚を捕られるヴァニラ。）

ヴァニラ「いやあああああッ！！放してッ！！放してぇッ！！」

ガシッ（泣き叫ぶヴァニラのもう片方の脚も掴むベヒーモス。）

ヴァニラ「えッ・・・！？」

ビシィッ！（逆さになったヴァニラの両脚を無理やり広げるベヒーモス。）

ヴァニラ「あッ！！」

ミチミチッ！メキメキッ！（ヴァニラの両脚を引っ張るベヒーモス。）

ヴァニラ「きゃああああッ！！痛いッ！！いたいああああッ！！ぎゃッ…」

ブチィッ！（ヴァニラの体が真っ二つに引きちぎれる。）

ヴァニラ「…」

バリボリグチャグチャッ！（ヴァニラの千切れた体を残さず食べるベヒーモス。）

ザッ（そこへライトニングが現れる。）

ライトニング「き、貴様ッ…！よくもこんな…」

グオオオオオッ！（唸るベヒーモス。）

ライトニング「うああああああッ！！」

シュバッ！（怒りに任せてベヒーモスに突進するライトニング。）

ザシュッ！（ライトニングの刃がベヒーモスの腹をかする。）