男「東方キャラを仲間にして、ライバル達との戦いから生き残る…?」 (27)

紫「ようこそ!幻想郷へと招待されし100人の野郎共~!」

『うおお~っ!紫様ぁ~!』

男「……あれが紫かぁ。確かネットとかで有名なゲーム“東方”のラスボスだっけ。」


紫「貴方達にはもちろん私が誰だか分かるわよね?何故なら……貴方達は信者だから!!つまりここに集められた貴方達100人は皆、東方オタクなわけよ。」

男「オタクって……俺はかなりにわかだと思うけど……。
……大半のキャラの特徴ぐらいなら覚えてはいるけど……」

紫「さて、貴方達が幻想郷の存在を信じてたかどうかはしらないけど、現に貴方達は今幻想郷の地に立っています!
そして今宵、貴方達100人にはある祭りに参加してもらいます。簡単に言えば好きな東方キャラを仲間にして残りの99人のライバル達を倒しながら生き残るサバイバルゲームをしてもらいます。」



『『『うおおーっ!!!!』』』


紫「ルールは簡単。幻想郷の至るところにいる東方キャラ達に会いに行き仲間になってもらいましょう。ただし、1人のキャラは1人の人間としか仲間になれないので、早い者勝ちです。好きなキャラがいる人は他人に取られる前に契約しに行きましょう!

仲間へとする契約の仕方ですが、2パターンあります。ただ頼んで仲間になって貰うパターンと、無理矢理仲間にする強制契約パターンです。東方キャラの中には意地でも人間の仲間になるのを拒むキャラもいるでしょうから、そういう頑固者には強制契約しちゃいましょう。
強制契約は人間1人につき3キャラまでです。4人目の強制契約をしたい場合はその時点で強制契約をしている3人のキャラの中の誰かと交代で強制契約をしてもらいます。
つまり、人望のない人でも強制契約で3キャラまでは仲間に出来ますが、それ以降の契約には、相手との信頼関係の上での許諾が必要となります。
まぁ、東方キャラ大好きな皆さんなら上手く東方キャラ達と良い関係を築けるでしょうけど。
既に貴方達に配った三枚の黄色カード、それを東方キャラの前で手に持ち、『強制契約をしたい』と念じれば、例え相手が拒もうが強制契約が確立です。強制契約をすれば、東方キャラは契約者に逆らえなくなります。どんな命令でも聞いてくれるわよ!」


『『うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!』』


紫「ただし!エッチな命令は禁止ですからね~。」


『『ええ~……ブーブー!』』


紫「せいぜいパンツ見せてぐらいのセクハラにしときましょう。ヤらせて!とか頼んだら、その瞬間強制退場です。

後、強制契約なら契約者が解除するまでそのキャラを契約させ続けられますが、普通契約だと東方キャラだけの意思でも解除されかれないので注意してください。

次に戦い方を説明します。皆さんは人間ですが、安心してください。この幻想郷入った瞬間から皆さんの身体にはどんなに強大な攻撃を受けても怪我1つしないように魔方陣をはってあげてます。ただし、魔方陣へのダメージが致死量までくると、貴方達の身体は現実世界へと転送されます。つまり敗北です。敗北した場合、今まで契約した仲間の東方キャラがフリー状態へと戻り他の人との契約が可能になります。
好きな東方キャラを先に他人に奪われた場合は相手を倒しましょう。そうすれば再び契約することが可能となります。

また、仲間にできる東方キャラについてですが、私と霊夢以外のボス、中ボス経験者、或いは自機キャラとします。霊夢や私等は祭りの監視役なので仲間には出来ません。ごめんね~♪」

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紫「さて、祭りの優勝者についてですが、
優勝者はその時点で仲間になっている東方キャラを“好き”に出来ます。
この場合は『もうヤらせて』でも『しゃぶって』でもなんでもやりたい放題だからね。」


『『『うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!』』』




紫「はい!では、スタート~!!!」











男「え?始まったのか?」

紫「あらあら。まだ事態がのみ込めていないのか、10人ほどが立ちすくんでいますね。
77番さん?」

男「え?俺のこと?」

紫「あ、言い忘れたけど、皆の首の後ろには番号を書いてるから。皆のことは名前ではなくその番号で呼ばせて貰うわね。」


77「は、はぁ……」

紫「77さん。なんで貴方はまだボーっとしてるのかしら?」

77「……いや、こんな場所でいきなり祭りって言われても、そもそも地図とかないし、行き先も定まらないし………」

紫「行き先?貴方が最初に仲間にしたいキャラの場所に向かえばいいじゃない。」

77「だから、そいつがどこにいるかも分からなければ、道すらまともに分からない状態じゃ………」


紫「なるほど……。でもね、こう話している間にもさらに何人かが走り出したわよ。」

77「え………」

紫「77、42、63。ついに貴方達3人だけよ。まだ動き出していないのは……。」


77「……マジか、皆もうどっかに行っちまったのか?地図もなんもないはずなのに、どこに向かったんだ?」

紫「うふふ。確かに、なんの目印も無しに知らない場所を走る回る気にはならないわよね、普通。
でもね、そうやってただボーっと立っていたって何ににもならないわよ?
たまには目標、目印もない状態でもいいから、道なき道をがむしゃらに走ってみたらどうかしら?」


77「え……?どういう意味だ?」

紫「つまりね、行動を起こさない者に手を差し伸べるほど、運命は優しくないってことね。
特に、この幻想郷では……」

42「………」

63「う~ん……。まずは竹林に向かうべきなんだが……」

紫「じゃあ、どうして向かわないのかしら?」

63「え?だって地図が……」

紫「そぉ……地図がないから動けないのね。でも、目的があるのなら早く足を動かした方がいいわよ。」

63「え?でも……」



紫「さて、42。貴方は何故動かないの?」


42「………」

紫「……。そぉ。貴方は何か作戦を持ってる様ね?」

77「作戦?」
63「?」

42「………」

紫「………そうね。貴方は運動神経が良くないのね?だからどれだけ頑張っても他のライバル達に先を越されてしまう……。」

42「………」

紫「……自分が東方キャラのもとに着くときには恐らく他の誰かが契約し終えている。」

63「ま、まぁ……契約は早い者勝ちだし……」



77「……あ……そっか。」

63「え?どうかしたのかい?」

77「誰とも契約していないフリー状態なキャラとは違い、契約されている東方キャラに近づくのは自殺行為だろ?なんたって、既にライバルの手先になってるんだから。」

63「え?ま、まさか……」


42「……そうだね。そういうことだよ。」

63「え?どういうこと……?」


紫「63さんはこういうバトルロワイヤル系サバイバルゲームはしたことないのかしら?
こういうのって、実は最初の時点で差がつくのよ。最初に早く契約した者がまだ契約してない者達を楽々倒せるから。
しかも契約しようとキャラに近寄ってくるライバルなんて格好のエサ。」


77「……人気キャラ、皆が契約したがる様なキャラを目指して動くのは危険ってことか。そのキャラが既に契約してる可能性が高いから……。
開始と同時に人気キャラ目指して走って行った奴は苦労するだろうな。」


紫「まぁ、だから皆には地図を与えなかったんだけどね。人気キャラのもとに向かって大人数が早々と脱落するのは面白くないから……」

紫「う~ん、だからと言ってスタート地点で未だに微動だにしないのも面白味に欠けるのだけれどね。
42さん。貴方はどうするの?一生ここにいるつもりかしら?」


42「………」


63「……え、え~と……」

77「………」





ガサガサ……



小傘「驚けーっ!!」





63「………え?」

77「……あっ!け、けいや」

42「強制契約!!」ピカッ!!

小傘「えっ?えっ!?な、何!?」


紫「あらあら、まさかこの娘が現れるなんてね……」

77「あれ?まさか……負けたのか?」

紫「おめでとう。早い者勝ちで42さんが契約したわね。唐傘お化けちゃんと……」


小傘「え……?契約……?
あ、ああ……。以前、巫女さんが言ってたやつかな?確か人間達と契約して戦うって……?
え?私、契約したの?」


42「……カードに、名前が書かれてる?」

紫「そうよ。1枚につき1人のキャラの名前が刻まれるわ。」


77「………」

63「へぇ~……。でも、小傘ちゃんを仲間にしたって……あんまり戦力にならないんじゃ……?」

小傘「なっ!?し、失礼な……」

77「………。やばいな……」

紫「63は事態が分かってないのね。でも77は意外といい反応したわね。
もっとも42の方が上手だったみたいだけど……」

63「え?な、何が……」

紫「さっきの話を思い出しなさい。こういうゲームでは如何に早く契約するかがポイントなの。何故なら、まだ契約していない他のライバルを楽々消せるから……」


77「小傘……は、確かに弱キャラだったはずだ。だが、仲間を持っていない俺からしたら……強敵だ。」


小傘「……な、なんか皆の私の扱いが酷い様な……。
だ、大体!強制契約だっけ?私、そんなのやだよ!契約するんなら、ちゃんとお願いしてくれれば……」


紫「まぁ、お願いする暇なんてないわよね。他のライバルが居る手前、如何に早く契約を済ませるかが決め手なのだから……。
ある意味、強制契約の正しい使い方よね。」

42「小傘さん。」

小傘「は、はい!何でしょう?」

42「いきなりの強制契約、失礼しました。」


小傘「え?……あ……でも、仕方なかったんだよね?な、なら仕方ないよ……」

42「では、改めて、僕の仲間になってください。」

小傘「……え?」

42「強制契約は……そもそもあんまり気持ちの良いものではないです。
仲間というのは強制ではなく、信頼関係の下で作るべきだから……」


小傘「あ………そ、そうだよね!私も、仲間になるんならやっぱりお互いに信頼しあうべきだと思うよ!
ま、まぁ……初対面の42さんを信頼できるかは……まだ何とも言えないけど……。

で、でも!私!!誰かの助けになるなら!別に仲間になっても良いけど!!」


紫「……小傘はかなり、仲間にしやすいキャラよね。一応、人間好きな妖怪の部類には入るし……」

63「……やっぱり良い子なんだね。小傘ちゃんは……」




42「……」

63「?な、何か用かい?」

42「どうして、まだそこに居るんだい?」

63「え?い、いや……生の小傘ちゃんを見てるから……」


紫「あらあら……77はとっくに逃げたというのに……63君は相変わらずね。」

63「え……?」


小傘「あ、そっか。この人は42さんのライバルなんだよね。ってことは、私、この人を………?」


63「え?……あ、え?
……………うわぁっ!?しまった!!」

紫「早くもライバル同士の戦い開始ね。片方は仲間無しで、片方は唐傘妖怪が仲間……か。」


小傘「え!?わ、私がこの人を……?
だ、だって人間なんだよね?弾幕とか撃ったら、死んじゃうんじゃ……」

紫「全く……。貴方は霊夢の話を真面目に聞いてなかったのかしら?」


42「祭りの参加者である人間達は如何なる攻撃を受けても傷つくことはない。ただ、ダメージをうければ存在が消えてしまうだけ。」

小傘「あれ?……あ、そんなことも言ってた様な……」


63「え?う、嘘………」

小傘「え~……?でも、人間を攻撃するのは……」


42「小傘さん。」

小傘「はい?」

42「僕を、勝たせてください。お願いします。」

小傘「え?あ………もちろんだよ!祭りに優勝すれば、私達も願いを叶えて貰えるし……」


63「……う、うわぁっ!!」

小傘「ごめんね……人間さん……。ま、まぁ!別に痛いわけでも死ぬわけでもないしさ!」

77「はぁ……はぁ……」



77「……ヤバいな……。好奇一転を逃したよな、あれを契約しとけば……。
くそっ……。もう既に契約してる輩も沢山いるだろうし……、早く俺も契約しないと………。」


77「……そういや、これから出会うキャラが未契約なのか既契約なのかは区別つくのか……?」



紫「あ、それなら大丈夫よ。契約してるかどうかは見ただけで感覚的に分かるように貴方達には魔方陣を組んであるから。
さすがに契約してるかが分からずに、ライバルの仲間に近付いてやられるなんて間抜けなのは見たくないから………」


77「……それがスキマ移動かよ。有名な……」

紫「うふふ。貴方も東方についてはかなり詳しいはずよね?にわかだろうけど。
でも安心して。そもそも完璧な知識なんてこの世に存在しないから……」


77「何?どういう意味だよ?」

紫「……まぁ、そんなに深く考えなくてもいいわよ。
そんなことより、貴方にいい報告と悪い報告をあるのだけれど。」


77「……悪い報告は?」

紫「あらあら、そっちから聞きたいの?」

77「不安の種は先に拭っておきたいんだよ。そういう性格だから……」

紫「あら、そうなの。なら悪い報告からね。近くに仲間を連れたライバルが居るから気をつけなさい。」


77「んなの分かってる。42だろ。」

紫「いいえ、彼じゃないわよ。つまりは、小傘じゃない仲間を連れてる別のライバルが居る。」

77「……なるほど。んじゃ、良い報告ってのは一体なんなんだよ?」

紫「42は63を見逃したわ。」

77「え!?」

紫「42は性格が少しあまいみたいね。あの場で63を倒すことに若干気が引けた様なの。」

77「そりゃまた……。」

紫「貴方も逃げずにあの場にいたら、42のあまさを間近で見れたのよ?だから、一応報告しに来てあげたの。」

77「……なるほど。ご苦労様。俺は少々あせり過ぎたのかな……」


紫「いいえ。貴方の行動は正しかったわ。」

77「え?」

紫「ここからは、さらに悪い報告の追加。63は敗退したわよ。さっき言った、この近くに居るライバルの手によって……」


77「……なるほどな。あのままあの場に63と一緒に居たらならば……」

紫「42が見逃してくれても、その63を倒したライバルに63もろとも消されてたでしょうね。」

77「……さすがはバトルロワイヤルってわけか。」

紫「ちなみに、もっと悪い報告も教えてあげましょうか?」

77「……?」

紫「その63を倒したライバルはね、42とも出会ったのだけれど、42は無視して行ったわ。何故だか分かる?」

77「……さぁね。42には仲間がいるから、倒すのが面倒だったからとかか?」



紫「そういうことよ。今近くにいるライバルは明らかに仲間をまだ持ってないライバルを狙ってるわ。
……と、いうより、他の契約出来た参加者達も同じような行動に出てる。仲間を持っていないライバル達を早々と消しにかかってる。」

77「……ヤバいな。さっさと仲間を見つけないと……」


紫「あら?どこに行くの?近くには仲間を連れたライバルが居るのに……」

77「これ以上ダラダラしてるわけにはいかない。
多少危ない橋になろうが、早く契約しないと……」

紫「そう。確かにね。
仲間を持っている人達は動き回ってさらに仲間を増やしてるでしょうし。
このままじっとしてたら、どんどん窮地に立たされるだけよね。」


77「まぁな。後は、ライバル達と出会わないことを願うだけだな。」


紫「………。」


紫「……あら?あー……あらあら……」

77「何だよ?まだ何かあるのか?」

紫「どうやら、願いは虚しくも……の、様ね。」


77「何!?」





「うわぁーっ!!!」

ドスッ


77「な、なんだ!?」



妖夢「斬り捨て……御免。」

77「……緑の……妖夢か……。」

「く……くそっ……こんなところで終わるなんて………」
シュン

妖夢「運命は残酷ですから。……外界では、お幸せに……」

77「消えた……。マジで現実世界に送りかえされたのか……」

妖夢「………」


77「……くそっ。俺もここまでか……」


妖夢「……さて、それはどうでしょうね?」

77「何……?」

妖夢「言葉のままです。……私が貴方を斬る、それが必然かどうかです。」

77「……?」


妖夢「……これ以上は言葉に出来ない。私も、“強制的に”とはいえ契約者をもつ者ですから……」


77「……お前……」

妖夢「……1つ言うなら、私は人間なんて斬りたくない……。
……契約者の命令がなければ……」



77「……契約者が命令しないと、他のライバルとは戦わないつもりなのか……?」

妖夢「少なくとも!生身の人間に刃を向けるなんて……気が進まない……。妖怪ならまだしも……。
我が契約者は先程の人間を斬れと命令した。だから私は斬った。
……貴様を斬れ、とは命令されてない……」


77「……なるほど。強制契約ってのもザルなんだな。勉強になったわ……。」


妖夢「………」

77「……是非、あんたを仲間にしたいな。もし、あんたがフリーになる様なら……」


妖夢「………私は、こんな祭りなんかに興味はない……」


77「……そうか、それは残念だな。
…………また、どこかでな……」


妖夢「……」

77「あんなカッコいいキャラだったのか……妖夢ってのは……。
それとも強制契約に腹を立ててただけなのか……?」

『~♪』

77「しかし、強制契約も完璧に相手を縛るものじゃないんだな。
それとも、妖夢が契約者のことがよっぽど嫌いなだけなのか……」


『~♪』


77「………」


77「……あれ?ここはどこだ?」

『~♪』

77「……やべっ。俺はなんで目的も無しに歩き続けてたんだ?
………つか、そもそも次の目的自体まだ決まってないが……」



『……~♪~♪~♪……ラララ~♪ラ~♪』

77「……?歌……?」


ミスティ(契約)「ふぅ~っ……。本日5人目のお客さんだね。」

77「……やば…。契約済みか……」


ミスティ「そうだね。私はライバルさん達を呼び寄せるのが仕事……」

勇儀(契約)「そして、そうやって誘われてきた奴らと一戦やるのがあたしの役目なわけだが……」

77「……げっ……豪腕の鬼……」

勇儀「しっかし、来たのは人間1人かい?仲間は?居ないのか?」

77「………」

勇儀「……あっちゃ~。せっかく楽しめると思ったのに……。ハズレかぁ~。」

ミスティ「でも、鬼さん。ライバルには違いないんだから、倒さないと……」

勇儀「人間1人相手に手を出すなんて……他の鬼に見られたら笑われるなぁ……。
まぁ、契約者に不利益を与える仲間の方がよっぽどタチ悪いだろうがね。」

77「お前らは強制契約じゃないのかよ……?」

勇儀「あたしは違うね。久々に楽しめそうな祭りだったから、積極的に参加したのさ。」

ミスティ「私は……出来れば見物客で居たかったんだけど、強制契約されちゃって……」

勇儀「人間を誘い出す能力をかわれたってとこだな。
まぁ、中々良い敵には出会えないけどね。」

勇儀「さてと、どうせ痛みも何も感じないんだから、安心しなって。」

77「……いやぁ……なんていうか……」

勇儀「ん?何か心残りでもあるのかい?」

77「………。せっかく祭りに参加したんだから、もっと祭りを楽しみたかったかな……」

勇儀「ははは。人間は祭りが好きだからね。」

77「……ホント、あんたらの契約者がうらやましいよ。祭りを楽しめて……」

勇儀「さ~て、ね。あたしを仲間にした限りは、そりゃ~優勝まで持っていってあげるつもりだけどさ……」


77「……へぇ……さすが、頼りになるな。鬼さんは……」

勇儀「ああ、如何なる勝負事にも負けるわけにはいかないから……鬼として。
だから、人間。悪いな……」


ミスティ「………」





ドサッ

77「!?」
勇儀「ん?誰だ?」



慧音「……鬼に、夜雀……」


ミスティ「けーね先生!?」

勇儀「あんた……白沢かい?」

77「ま……満月モードかよ……」


-続く-

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年07月03日 (木) 21:40:13   ID: qv1Ez5Wh

俺はこういうのめっちゃ好きです!続き気になります!

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