絵里「家庭教師?」 (189)

穂乃果『そうなの!絵里ちゃんにお願いしたいなぁって』エヘヘ

絵里「久しぶりに電話してくるから何事かと思ったら…急にどうしたの?」

穂乃果『いやぁ…そろそろ私も学生らしく勉学に励まなくてはと思いまして』

絵里「…」

穂乃果『別にテストの点が低すぎてお小遣い減らされたとかオヤツが抜きになったとかじゃ無いんだよ?うんうん!』

絵里「…なるほどね」

穂乃果『だからお願い!暇な時でいいから勉強を教えてください!!』

絵里「…」

絵里「わかった。引き受けましょう」

穂乃果『ホント!?やったー!!』

絵里「ただし!私の教えは厳しいから覚悟すること。いいわね?」フフフ

穂乃果『うっ…』







ほのえり、不定期です
お付き合いいただける方はよろしくお願いします

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・・・


絵里「えっと…確かこの辺に」ゴソゴソ

亜里沙「あれ?お姉ちゃんどうしたの?」

絵里「家庭教師を頼まれてね…昔の教科書を探してるのよ」ゴソゴソ

亜里沙「家庭教師!?」

絵里「うん。それで急に必要になっちゃったの」ゴソゴソ

亜里沙「へぇ~…相手はどんな人?」

絵里「高校生なんだけど…中学レベルから教えないとダメかなって」

亜里沙「ええっ!?そんな人いるの!?」

絵里「…穂乃果よ」

亜里沙「あっ…」

亜里沙「そ、そうだ!それなら亜里沙の使う?まだキレイだよ?」

絵里「…ハラショー!助かるわ」ナデナデ

亜里沙「♪」

亜里沙「でも大丈夫なの?」

絵里「ん?」

亜里沙「お姉ちゃんも大学で忙しいんじゃ…」

絵里「大丈夫大丈夫!家庭教師って言ったってそんなガッツリやるわけじゃないし」

絵里「夜にちょろっと教えてくるだけだから」ナデナデ

亜里沙「ならいいけど…」

絵里「ふふっ。心配してくれてありがとうね」ギュッ

亜里沙「…えへへ♪」

絵里「それより…亜里沙は大丈夫なんでしょうね」ジー

亜里沙「…」ギクッ

絵里「入学で満足してロクに勉強してないとか…ないわよね?」

亜里沙「…き、教科書持ってくる」ダッシュ

絵里「あっ!待ちなさい!」

・・・


穂乃果「~♪」

雪穂「機嫌いいじゃん。テストで赤点とりまくった人とは思えないよ」プッ

穂乃果「ぶー…」

雪穂「今日のオヤツも美味しかったな~…久しぶりのロールケーキ♪」

穂乃果「!?」ガバッ

穂乃果「よ、よ、洋菓子!?なんでこんな時に!?」

雪穂「たまたま安かったんじゃない?それかお姉ちゃんの分が私に回ってきた…とか」ニヤニヤ

穂乃果「…」

穂乃果「…」ブワッ

雪穂「!?」

穂乃果「ひ…酷い…酷すぎる…」ポロポロ

雪穂「えー!?泣くほどー!?」ガビーン

穂乃果「きっとお母さんは雪穂の方が好きなんだ…だから私にばっかり厳しいんだ…」ポロポロ

雪穂「ちょっ!?何子供みたいなこと言ってんの!?」

穂乃果「だって不公平でしょー!?出せー!私のロールケーキ出せー!!」ガバッ

雪穂「や、やめれっ!!」ジタバタ!!

穂乃果「食べ物の怨みは恐ろしいんだよ!うりうり!!」

雪穂「~っ!!」バタバタ!!

穂乃果「へへへ…私を甘くみたね…洋菓子だけに」ドヤァ

雪穂「全然上手くない!!」

穂乃果「なんだとー!!」ワシワシワシワシ

雪穂「ぎにゃー!!」/////

ほのママ「…何やってるの?」ジー

雪穂「はぁ…はぁ…」ビクンビクン

穂乃果「あ!お母さん酷いよ!!私がオヤツ抜きになったとたん雪穂のが豪華になってるんだけど!!」ウガー

ほのママ「いや…それは偶然…」

ほのママ「…ってアンタが赤点取るのが悪いんでしょうが!人のせいにするんじゃありません!!」

穂乃果「ぐぅ…」

ほのママ「文句があるなら人並みの点数取ってから言いなさい。まったく…」

穂乃果「…」

穂乃果「…わかった。お母さん、勝負しない?」

ほのママ「は?」

穂乃果「次のテストで私が平均点以上取れるかどうか。どう?」

ほのママ「…」

穂乃果「私が勝ったらオヤツに毎日洋菓子。あとお小遣いもプラス」

穂乃果「負けたら今後オヤツ無しで毎日家のお手伝い…どう?」ニヤリ

ほのママ「…」

ほのママ「アンタはそれでいいのね」

穂乃果「もちろん。二言は無いよ」

ほのママ「…」

ほのママ「面白いじゃない…乗ってあげるわよ」フフフ

ほのママ「あとで泣いたって遅いんだからね…?」ゴゴゴゴゴゴ

穂乃果「望むところだよ」ゴゴゴゴゴゴ

雪穂(あーあ…)

穂乃果(くっくっく…)

穂乃果(引っかかったねお母さん…)

穂乃果(私は既に絵里ちゃんに家庭教師を頼んでいる…)

穂乃果(この時点で平均点くらいなら狙えるんだよ…)

穂乃果(ここで私が平均どころか学年上位を取れば…)

穂乃果(お母さんの中で私の株はうなぎのぼり…)

穂乃果(そうしたらもうこんな仕打ちは出来ないハズ…)

穂乃果(あとはその貯金で卒業するまで贅の限りを尽くすだけなのさ…)

穂乃果「くっくっく…」ニヤニヤ

雪穂「えっ…何いきなり気持ち悪い」ドンビキ

――――――――――――――――――
―――――――――――――
――――――――
―――


-数日後-

穂乃果「というわけでよろしくお願いします!絵里ちゃん先生!」

絵里「ちゃんに先生って…どっちかでいいわよ」

穂乃果「…」

穂乃果「絵里」キリッ

絵里「」

穂乃果「私のモノになr」スパーン!!

穂乃果「痛っ!!…いきなり酷すぎるよ!!」ウエーン

絵里「バカなこと言う方が悪い」////

穂乃果「ちぇー…漫画の真似しただけなのに…」ブツブツ

絵里「漫画読んでる暇があったら勉強しなさいよ…」

穂乃果「それが出来たら今こうして困ってないよ」ドヤァ

絵里「…」イラッ

穂乃果のことは生徒とお呼びください!生徒と!

絵里「…で、何を教えればいいの?」

穂乃果「全部!」

絵里「…」

絵里「え?全部?」

穂乃果「うん!私の目標はかなり高いところにあるからね…一つも妥協したくないんだ」

絵里「!!」

絵里(穂乃果…少し見ない間に成長したのね)ホロリ

絵里「…わかった。私も全力で穂乃果をサポートするわ」

絵里「だから…しっかり結果を出すのよ?」

穂乃果「うん!ありがとう絵里先生!!」ダキッ

絵里「…」////

絵里(先生…悪くない響きね)ムフフ

絵里「じゃあとりあえず数学からやる?確か苦手だったでしょ?」

穂乃果「助かります…」

絵里「じゃあコレ、はい」スッ

穂乃果「えっ?コレって…?」

絵里「中学の教科書。多分このレベルでも厳しいんじゃないかと思って持ってきたの」

穂乃果「!?」

穂乃果「いやいや絵里先生!?流石の私でも中学生の問題が解けないなんてそんな…」


・・・


穂乃果「」

絵里(やっぱりね)

穂乃果「もうダメ…死ぬ…」ドサッ

絵里「早っ!!」

穂乃果「どうしよう…このままじゃ私…」ウルウル

絵里「…」

絵里「大丈夫。穂乃果はやれば出来るんだから」

穂乃果「そう言われ続けた結果がコレだよ…」シクシク

絵里「私もついてるわ。どんな目標かは知らないけど…2人で頑張りましょ?」

穂乃果「え、絵里先生…」ブワッ

穂乃果「ありがとう…ありがとう…っ!!」モギュー

絵里「…」////




雪穂「いや、さっさと勉強しなよ」

ほのえり「!?」

穂乃果「雪穂!?いつから…」

雪穂「そんな事より!せっかく絵里さんに教えてもらえるんだからもっとこう…さ」

雪穂「具体的にどこがどうわからないとか言わないと絵里さんだって困っちゃうでしょ?」

穂乃果「な、なるほど…」

絵里「あ…お邪魔してます」ペコリ

雪穂「いえいえ。ウチの姉がお世話になっております」ペコリ

穂乃果「絵里先生!ここがわかりません!」

絵里「どれどれ…」フムフム

絵里「ここはね、前のページの公式を使ってみたらわかるんじゃないかしら」

穂乃果「公式…?」ムムッ

雪穂「そうだよ。当てはめれば一発でしょ?」

穂乃果「…」カキカキ

穂乃果「ホントだ!キレイに答えが出た!これなら私にも…」

雪穂「いやいや…練習問題だから簡単だけどさ、普通の問題だったらそうはいかないんだからね。油断しないこと」

穂乃果「はぁい…」ショボーン

絵里「…」

絵里(あれ?これ私いらなくない?)

・・・


穂乃果「はふぅ…おしまーい」グデー

絵里「…頑張ったわね」ナデナデ

穂乃果「えへへ~」

雪穂「…」

絵里「じゃあ私は帰るけど…これ、次までに終わらせておいてね?」ドサッ

穂乃果「」

穂乃果「む…無理無理!絵里ちゃんと一緒じゃないと絶対無理!!」

絵里「わがまま言わないの!高い目標があるんでしょ!?」

穂乃果「!!う、うーん…」

絵里「私も次までにもっと分かり易い教え方を考えてくるから…ね?お互い頑張りましょ?」

穂乃果「…わかった」

絵里「偉い偉い」ナデナデ

穂乃果「♪」

雪穂「…」

今回はここまでで終わりにします
ありがとうございました

前々からお付き合いいただいている方には申し訳ないのですが似たような話になってしまうかもしれません…
なんとか頑張りますがご容赦ください

それでは

>>14-15
ネタがわからず拾えませんでした…すみません
気になります…

絵里「じゃあまたね」

穂乃果「…そうだ。送ってくよ!こんな時間に絵里ちゃん1人だと心配だし」

絵里「それはこっちのセリフ。いいから大人しく勉強してなさい」

穂乃果「えー…」

絵里「次会う時までに終わってなかったら…わかってるわね?」フフフ

穂乃果「…あいあいさー」


・・・


テクテクテク

絵里「目標…ねぇ」

絵里「お小遣いなのかオヤツなのかは知らないけど…まあ、頑張ってもらいましょ」クスクス

・・・


絵里「ただいま~」

亜里沙「おかえりー!どうだった?」

絵里「どうって…普通かしら?」

亜里沙「えー!つまんないー!」ブー

絵里「…むしろ何を期待してたのかしら」

亜里沙「

『絵里ちゃん…私もう…』ハァハァ

『だ、ダメよ穂乃果!私達は教師と生徒…』

『私ね…保健体育で…わからないところがあるの…』ギュッ

『あっ…』

『だから…教えて?絵里ちゃん…』ウルウル

『穂乃果…私も…もう…』



亜里沙「みたいなキンダンのカンケイ!ないの!?」キラキラ

絵里「」

絵里「亜里沙が…私の可愛い亜里沙が…」ガクガク

亜里沙「ジョシコーだからね」フンスッ

絵里「それ言っておけば許されると思ったら大間違いよ…」

亜里沙「むぅ」

絵里「まったく…変なことばっかり覚えて…」ナデナデ

亜里沙「変じゃないもん!頑張ってるもん!」

絵里「その頑張りをちゃんとした方向に向けてほしいわ…」

亜里沙「特に日本語は雪穂にマンガ借りていっぱい読んでるからね!もうジユウジザイだよ!」エッヘン

絵里(原因はそれか…)

絵里「…つまり日本語以外は頑張ってない、と」

亜里沙「」

絵里「…そうだ!私が亜里沙の先生もやってあげようか?」

亜里沙「…お姉ちゃん先生?」

絵里「そう!どう?」

亜里沙「…」

亜里沙「ま、またの機会に」エヘヘ

絵里「」ズーン

――――――――――――――――――
―――――――――――――
――――――――
―――


-数日後-

穂乃果「お、お久しぶりです」ゲッソリ

絵里「!?」

穂乃果「次からダイエットするなら走ったりしないで勉強することにするよ…」

絵里「いや…かなり不健康な痩せ方だと思うんだけど」

穂乃果「でも頑張ったんだよ…見てこれ」スッ

絵里「!!」

絵里「凄い…ちゃんとやってある」

穂乃果「えへへ…絵里ちゃ…先生との約束だもん」

絵里「穂乃果…」キュン

雪穂「ズルはしてないですよ。ちゃんと見張ってましたから」フンス

絵里(そしてすごいナチュラルに雪穂ちゃんが…)

絵里「…うん。じゃあ私からご褒美あげちゃおうかしら」

穂乃果「ご褒美!?わんわん!!」

雪穂「…」

絵里「はいこれ。シュークリーム」

穂乃果「しゅ、しゅ、シュークリーム!?」ガバッ

穂乃果「え、絵里ちゃん!私と結婚してくださぐへぁ!!」ドサッ

雪穂「アホな事言わない!」

穂乃果「実の姉に…何を…」ガクッ

雪穂「ありがとうございます!冷蔵庫に冷やしておきますね」

絵里「うん。ご家族分あるからみんなで食べてね」

雪穂「はいっ!」キラキラ

穂乃果「えー!私が頑張ったご褒美なんじゃないのー!?」ブー

絵里「穂乃果にだけ…ってワケにもいかないでしょ?後でゆっくり食べなさい」ナデナデ

穂乃果「はぁい…」

雪穂「でも…申し訳ないです」

絵里「?」

雪穂「お姉ちゃんの勉強を見てもらうだけじゃなくてこんな…」

絵里「気にしないで。私が好きでやってる事だし」

雪穂「…」

雪穂「すみません。ありがとうございます!」

雪穂「お姉ちゃんも感謝しなよ?」

穂乃果「言われなくてもしてるよ…絵里ちゃん大好き!」モギュー

絵里「ちょっ!?」////

雪穂「…」

雪穂「置いてくるね」テクテク

穂乃果「よろしくー!」

絵里「…」

・・・


穂乃果「いやー…やっぱり1人でやるのとは違うよ!」カキカキ

絵里「そう言ってもらえると私も教え甲斐があるわ」クスクス

絵里「あれ?でも雪穂ちゃんが見ててくれたんじゃないの?」

穂乃果「見てたっていうか監視されてたっていうか…怖かったです」

絵里「…」

雪穂「ひどい言われようなんだけど」

穂乃果「だってジーってこっち見てただけなんだもん!!」

雪穂「そりゃそうでしょ…サボらないように見張ってたんだから」

穂乃果「まったく…少しは信用してほしいよ」プンプン

絵里「そう思うなら普段から信頼されるように…ね?」

穂乃果「…はい」

・・・


絵里「うん。じゃあ今日はこんなところかしら」

穂乃果「ふぃ~頑張った~」ドサッ

絵里「そういえばこのペースで大丈夫?私の予想だと次のテストまでに…とかじゃないの?」

穂乃果「そうだった!!」ガバッ

穂乃果「ってえ!?私そんなこと言ったっけ?」

絵里「ふふん。穂乃果の事ならお見通し…ってね」ウィンク

穂乃果「さ、さすが絵里ちゃん…」

雪穂「…」ムムッ

絵里「じゃあちょっと変則的だけど…テストに向けた対策みたいなのもやっていきましょうか」

穂乃果「どうしよう…頭がパンクしないかな…」ガタガタ

絵里「それはほら…考えてくるから」ナデナデ

穂乃果「お願いします…」

絵里「ちなみに…さ」

穂乃果「?」

絵里「目標ってどれくらいなの?次のテストで平均8割とか?」

穂乃果「…え?」

絵里「それとも学年10番以内とか?」

穂乃果「え、ええっと…」キョロキョロ

絵里「?」

雪穂「平均点です」

絵里「え」

雪穂「平均点です。お姉ちゃんの目標」

絵里「…」

絵里「…そ、それは…高い目標ね!うんうん!」ニコッ

穂乃果「」

穂乃果「ゆ、雪穂ー!!そんなこと言う必要なかったでしょー!!」ウエーン

雪穂「しーらない」ベー

絵里「…」

今回はここまでで終わりにします

お付き合いありがとうございました!

穂乃果「それにまずは平均点だけど…本当の目標はもっと高いところにあるんだよ!!」

雪穂「ふーん…」ジー

穂乃果「ホントなんだから!!」

雪穂「はいはい。妄想するだけなら誰にでもできるからねー」

穂乃果「ぐぬぬ…」

絵里「ふふっ」クスクス

穂乃果「絵里ちゃんも笑ってないでなんとか言ってよー!!」ウエーン

絵里「なんで私が…」

穂乃果「先生でしょ!?」ウガー

絵里「先生をなんだと思ってるのよ…悔しいならしっかり勉強して見返しなさい。ね?」

雪穂「そうだそうだ!」

穂乃果「…」

穂乃果「…わかりました」シュン

絵里「というわけで今回の宿題」ドササッ

穂乃果「」

穂乃果「なんか…増えてない?」

絵里「ちょーっと増やしました」エッヘン

穂乃果「おぅふ…」

絵里「大丈夫。穂乃果ならできるって!」ナデナデ

穂乃果「うぅ…頑張ります…」

絵里「じゃあ今日は帰るわね。期待してるわよ」

穂乃果「うん…またね…」

雪穂「ありがとうございました!」


・・・


絵里「おじゃましまし…」

ほのママ「絢瀬さん!ちょっと」クイクイ

絵里「?」

ほのママ「雪穂に聞いたんだけど穂乃果の家庭教師をやってくれてるとか…ごめんなさいね」

絵里「いえそんな!私がやりたくてやっている事なので…」

ほのママ「でも絢瀬さんのおかげで、あの子自分から勉強するようになったのよ」

ほのママ「私が何回言っても聞かなかったくせに」クスクス

絵里「…」

ほのママ「それでね、親が介入するのもどうかとは思ったんだけど…これ、受け取ってもらえないかしら?」スッ

絵里「?」

ほのママ「少ないけど家庭教師代ってことで」

絵里「え!?いや、受け取れません!!」

ほのママ「遠慮なんてしないの。私は貴女に感謝してるんだから」

絵里「お気持ちは嬉しいのですが…やはりお金はいただけません…」

ほのママ「そうなの?なら何が…」

ほのママ「…あ!穂乃果をあげようか?」

絵里「!?」ガタッ

ほのママ「そろそろ初孫が欲しいな~…って思ってたのよねぇ」ニヤニヤ

絵里「え、ええっ!?」////

ほのママ「ね、どうかしら?」

絵里「そ、そ、それは…えっと…で、でも!!////」アタフタ

ほのママ「…」ニヤニヤ

雪穂「…こら!」

絵里「!?」ビクッ

雪穂「あんまり絵里さんに迷惑かけないでよね。もうこんな時間なんだし」

ほのママ「あら…じゃあ家まで送って行こうか?」

絵里「えっ?」

ほのママ「絢瀬さんに何かあっても困るし。それくらいはさせて頂戴よ」

雪穂「そうですよ。迷惑かけっぱなしじゃ流石に…」

絵里「…それなら、お言葉に甘えて」

・・・


絵里「すみません。ありがとうございました」

ほのママ「いえいえ。こちらこそ」

ほのママ「それより例の件、考えておいてね」ニヤニヤ

絵里「!!」////

穂乃果「例の件?」キョトン

絵里「なんでもないなんでもない!!」

穂乃果「ふぅん…私には秘密なんだ…」シュン

絵里「いいから!次までにしっかり宿題終わらせなさいよ?」ジー

穂乃果「ぶー…」プクー

ほのママ「じゃあそろそろ。本当にありがとうね」

穂乃果「ばいばーい!」

絵里「またね~」

・・・


穂乃果「そうだ!絵里ちゃんに貰ったシュークリーム食べよう!!」パァァァ

ほのママ「あのねぇ…今何時だと思ってるの?それにアンタはオヤツ抜きだってば」

穂乃果「」

雪穂「…」

穂乃果「だ、だってアレは私が頑張ったからって絵里ちゃんが…」プルプル

ほのママ「知りません。ダメったらダメ」

穂乃果「う…うぅっ…」

ほのママ「…」プイッ

穂乃果「お願い…お願いお母さん…」ウルウル

穂乃果「今回だけでいいから…私もっと頑張るからぁ…」ウルウル

穂乃果「おねがぁい…」ウワメ

ほのママ「…」

ほのママ「…」

ほのママ「…今回だけよ」

穂乃果「やったー!お母さん大好きー!」ダキッ

ほのママ「…」ナデナデ

雪穂(なんだかんだで甘いんだよなぁ…)

すみません!少し中断します
今日中には再開します…

・・・


穂乃果「おいひぃ」モフモフ

雪穂「…」ジー

ほのママ「…」ジー

穂乃果「?」

穂乃果「食べないの?」

雪穂「!?」ビクッ

雪穂「い、いやほら…太るし?」アセアセ

穂乃果「雪穂も大変だねぇ」mgmg

ほのママ「…」

雪穂「他人事じゃないでしょ…」

穂乃果「私はほら、勉強すればゲッソリするし」

雪穂「…胸から減ってないといいね」ウシシ

穂乃果「!!」ハッ

穂乃果「…って、別に胸なくても困らないしいいや」モグモグ

雪穂「ついに女を捨てたか…」

穂乃果「女は胸だけじゃないのよ」ウッフン

雪穂「うえー…ってほっぺにクリームついてるし。とってあげるよ」フキフキ

穂乃果「えへへ…ありがと」

雪穂「ったく。私より子供なんだから…」

穂乃果「むむ!それはお姉ちゃんとして聞き捨てならないよ!」

雪穂「はいはい」

ほのママ「ほら!そんな事どうでもいいからアンタは絢瀬さんにお礼言っておいてね。美味しくいただきましたって」

穂乃果「はーい」

穂乃果「じゃあごちそうさま!片付けは雪穂よろしくー!」ダッシュ

雪穂「あ!待てーっ!!」

・・・


穂乃果「電話…じゃ迷惑かもだしメールしておこう」

穂乃果「『今日もありがとう!シュークリームも美味しかったです』…と」

穂乃果「よしっ!」

穂乃果「…さて、勉強勉強!」



穂乃果「…」カキカキ

穂乃果「…」カキカキ

穂乃果「…」カキカキ

穂乃果「…」

穂乃果「絵里ちゃん…次はいつ来てくれるのかな」エヘヘ

――――――――――――――――――
―――――――――――――
――――――――
―――


-数日後-

穂乃果「えーりちゃん!」ガバッ

絵里「!?」

穂乃果「見て!見て見て見て!!」グイグイッ

絵里「ちょっ…落ち着いてって!」

絵里「心配しなくても見るから!じっくり見るから!!」

穂乃果「はーい!」スッ

絵里「…」ハァハァ

雪穂「…」

雪穂「…またズルしてないんですよね。お姉ちゃんらしくない」

穂乃果「ふっふっふ…これでもまだ監視が必要かね?」ドヤァ

雪穂「…」

雪穂「ま、考えておくよ」

穂乃果「というわけで!」ジャーン!!

絵里「おお…本当に終わってる…」

穂乃果「頑張りました!しかも痩せてません!」

絵里「…逆に太ったりしてないでしょうね?」ジー

穂乃果「大丈夫!!…って信じてる」ボソッ

絵里「…」

穂乃果「そんな事より!私、本当にがんばったんだよ!!」

絵里「…そうね。ちょっと多かったかなとは思ってたのよ」ナデナデ

穂乃果「だ、だから…さ」

絵里「?」

穂乃果「ご褒美…欲しいな」モジモジ

絵里「ご褒美?またお菓子とか?」

穂乃果「そ、そうじゃなくて…その…」

絵里「?」

穂乃果「私のワガママを…聞いてほしいなぁなんて」エヘヘ

絵里「ワガママ?」

穂乃果「うん…でも絵里ちゃんに迷惑かけちゃうと思う…」

絵里「…」

絵里「ふふっ」ナデナデ

穂乃果「!?」ビクッ

絵里「穂乃果に迷惑かけられるなんて今に始まった事じゃないでしょ?」ニコッ

穂乃果「うっ…」

絵里「だから遠慮なんてしないで?もちろんダメな事だってあるから過度に期待されても困るけど…」

穂乃果「…」

絵里「で、お姫様は何がお望みなのかしら?」

穂乃果「え、ええっと…」モジモジ

穂乃果「出来れば…私ともっと一緒に居てほしいなぁ…なんて」モジモジ

絵里「」

穂乃果「…」

穂乃果「あ、いや!変な意味じゃなくてね!」////

穂乃果「家庭教師の日にちを増やしてほしい…ってこと」エヘヘ

絵里「ふぇ!?あ、うん…?」

穂乃果「宿題をやってる時に思ったんだけど…やっぱり絵里ちゃんがそばに居てくれた方がやる気も出るし捗るの!」

穂乃果「だから迷惑かけちゃうのはわかってるんだけど…ご褒美ってことでお願いしたいなぁって」

絵里「…」

穂乃果「やっぱりダメ…だよね」シュン

絵里「…」

絵里「…わかった」

穂乃果「えっ!!」パァァァ

絵里「穂乃果がこんなに頑張ったんだもの…それに応えてあげなくちゃ。先生として」ナデナデ

穂乃果「…」ウルウル

穂乃果「ありがとう絵里ちゃん先生!!だいすきー!!」モギュー

絵里「…」////

絵里「そ、その代わり厳しくいくからね!ちゃんとついてくるのよ!」

穂乃果「もちろん!ビシバシお願いします!!」

絵里「じゃあそうね…とりあえず今日はいつも通りやって、明日の夜にまた来るからそこで今後の予定を決めましょう」

穂乃果「了解です!えへへ…嬉しいなぁ!」クルクル

絵里「…」

絵里(こんなに喜んでくれるなんて…)キュン

今回はここまでで終わりにします
ありがとうございました!

絵里「だからほら!今日の分はしっかり終わらせるわよ!」

穂乃果「あいあいさー!」

雪穂「…」

雪穂「あのー…イチャイチャするのは勝手だけどさ、私がいるの忘れないでよね」ジー

ほのえり「!?」////

穂乃果「い、いやいや!!」/////

絵里「そそそそうよ!別にそんなんじゃ…////」アワアワ

雪穂「…」

雪穂「まあいいや。絵里さんなら安心だよね」スッ

絵里「…?」

雪穂「お姉ちゃんを…よろしくお願いします」ニコッ

絵里「え、ええ…?」

雪穂「さて、邪魔者は退散するとしますか」

穂乃果「えー…こっちに居ればいいのに」

雪穂「いいから。しっかり勉強しなよ?」

穂乃果「うん…」

雪穂「じゃ、時々覗きに来るからね~」ガチャッ

絵里「…」


バタンッ


雪穂「…」

雪穂「お姉ちゃん…」ギュッ

穂乃果「ついに雪穂が私を信用してくれた…のかな?」

穂乃果「ちょっと寂しいけど」エヘヘ

絵里「…そうね」

絵里「私も雪穂ちゃんに頼まれちゃったし、これからは今まで以上に頑張るわよ!」

穂乃果「おー!」


・・・


穂乃果「…」カキカキ

絵里「よし!今日は終わりにしましょう」

穂乃果「!!」

穂乃果「ふ、ふふふ…ギリギリの戦いだったよ」ドサッ

絵里「頑張ったわね」ナデナデ

穂乃果「えへへー♪」

穂乃果「じゃあ車出してもらうように言ってくるよ!」

絵里「毎回ごめんなさいね…」

穂乃果「いいって!お礼を言わなきゃいけないのはこっちなんだし」

絵里「…そう言ってもらえるだけでも有り難いわ」フフッ


テクテクテク

穂乃果「お母さーん!車出しt…」

雪穂「!!」ビクッ

ほのママ「…」ナデナデ

雪穂「あ、いや、これは…その…」アワアワ

穂乃果「…」

穂乃果「ふふふ…雪穂もまだまだ甘えん坊さんですねー」ニヤニヤ

雪穂「」カァァァ

雪穂「だ、誰のせいだと!!////」ウガー!!

穂乃果「?」

雪穂「あ…」////

ほのママ「…」

ほのママ「はいはい車ね。ちょっと待っててー」

雪穂「も、もうお姉ちゃんなんて知らない!!」プンプン

穂乃果「あははは…ごめんって」

雪穂「ふんっ!」テクテク

絵里「…」

絵里「穂乃果、ちょっと」

穂乃果「?」

絵里「多分ね…雪穂ちゃん寂しいんじゃないかしら」ヒソヒソ

穂乃果「え?」

絵里「穂乃果が勉強ばっかりで構ってくれなくなった…とか」ヒソヒソ

穂乃果「そうかなぁ…特に変わったことはないと思うけど…」

絵里「きっとそうよ!だからちゃんと優しくしてあげなきゃダメよ?」

穂乃果「う、うん…」

・・・


穂乃果「じゃあね~!」

絵里「うん!また明日~」

穂乃果「…」チラッ

雪穂「…」ブスー

穂乃果「…」

穂乃果「ね、ねえ、雪穂…さん?」

雪穂「何?」トゲトゲ

穂乃果「肩を…お揉みしましょうか?」エヘヘ

雪穂「…いや、別に凝ってないし」

穂乃果「な、ならタンスに隠してあるお菓子…ちょっと食べる?」エヘヘ

雪穂「太るからいい」

穂乃果「」

雪穂(まったく…お姉ちゃんはまったく…)プンプン

ほのママ「ふ~ん…タンスにお菓子が…ねぇ」

穂乃果「」

すみません…今回はここまでで
ありがとうございました!

・・・


穂乃果「うえーん!!」グスグス

雪穂「…」

穂乃果「雪穂には嫌われるしお菓子は没収されるし…私はどうしたらいいのー!!」ビエーン!!

穂乃果「もうダメだぁ…このまま1人悲しく死んでいくしかないんだぁ…」オヨヨ

雪穂「…」

穂乃果「もうお菓子は返ってこないけど…せめて雪穂だけでも機嫌を直してくれたらなぁ…」チラッ

雪穂「…」

穂乃果「…」チラッチラッ

雪穂「…」プイッ

穂乃果「」

穂乃果「どうしたら…どうしたら許していただけますか…」ガクガク

雪穂「…」

雪穂「…じゃあさ、質問に応えてよ」

雪穂「そしたら許したげる」

穂乃果「ホント!?そんなの朝飯前だよ!!」

穂乃果「で、質問は?」ワクワク

雪穂「…」

雪穂「…」

穂乃果「?」

雪穂「…嘘ついたら、一生許さないんだからね」

穂乃果「え!?」

雪穂「…」スゥ






雪穂「私と絵里さん…どっちの方が好き?」

――――――――――――――――――
―――――――――――――
――――――――
―――


-翌日-

穂乃果「…」ジー

絵里「?」

絵里「私の顔に何かついてる?」

穂乃果「あ!いや!!別にそういうわけでは…」エヘヘ

絵里「…変なの」

絵里「まあいいわ。それで、これからのスケジュールだけど…」

穂乃果「…」ボー

絵里「…」

絵里「やる気がないなら帰るけど?」ジー

穂乃果「!!」

穂乃果「ご、ごめんなさい…」シュン

絵里「まったく…ビシバシ行くって言ったでしょ?」

絵里「何?寝不足なの?」

穂乃果「あ、いや…」

絵里「?」

穂乃果「ちょっと…ね」エヘヘ

絵里「…」

絵里「もしかして…体調が悪いとか?」

穂乃果「ま、まさか!元気100倍ですよ!!」ブイッ

絵里「…穂乃果には前科があるからね。おでこ出して」

穂乃果「…」グイッ

絵里「…」ピトッ

穂乃果「…////」

絵里「…ちょっと熱くない?」

穂乃果「あ、いや!!それは…」

絵里「さてはまた無理しようとしてるわね…」ムムッ

穂乃果「違う違う!本当に大丈夫なの!」

絵里「いいやダメです!今日はお休み!あったかくして早く寝なさい!」

穂乃果「えー!!」ブーブー

絵里「…」

穂乃果「この前、私のワガママを聞いてくれるって言ったよね!?」

絵里「いや…それを聞いたから今ここにいるんだけど…」

穂乃果「だ、だからその延長ってことで!!」

絵里「ダメです!寝なさい!!」

穂乃果「だ、だったらせめて…」

絵里「?」

穂乃果「…」

穂乃果「…一緒に…寝て?」ウルウル

短いですがごめんなさい!
今回はここまでで終わります

とにかく明日が怖いです…

それでは、お付き合いありがとうございました!

・・・


絵里「…」ドキドキ

穂乃果「…」ドキドキ

穂乃果「えへへ…あったかいね」

絵里「そ、そうね!」ビクッ

絵里「…ところで体調は大丈夫なの?」

穂乃果(だから風邪じゃないんだけど…)

穂乃果「…絵里ちゃんのおかげかな。絶好調だよ」エヘヘ

絵里「ならいいけど」ナデナデ

穂乃果「~♪」

絵里「…」

絵里(まずい)

絵里(頑張れ私の理性…負けるな私の理性…)

穂乃果「…」スリスリ

絵里「」

絵里「っ!!」ダキッ

穂乃果「わっ!!…急にどうしたの?」

絵里「…」

絵里「…時々無性に他人を抱きしめたくなる時、あるでしょ?」

穂乃果「?」

絵里「そんな感じ」ギュー

穂乃果「???」

絵里(これ以上はダメこれ以上はダメこれ以上はダメ…)

穂乃果「よくわからないけど…負けないよっ!」モギュー

絵里「」

絵里(まずいまずいまずいまずい…)

穂乃果「…」

絵里「…」ハァハァ

穂乃果「…」

穂乃果「ねえ、絵里ちゃん」

絵里「ん…どうしたの?」ハァハァ

穂乃果「…」

穂乃果「絵里ちゃんは…好きな人っている?」

絵里「」

穂乃果「ねぇ…どうなの?」ウルウル

絵里「」

絵里(え!?何これ!?何このタイミング!?)

絵里(つまりそういう事!?そういう事なのね!?)

絵里(そ、それなら…)

絵里「…」

絵里「…い、いるわよ」

絵里(あー!!言っちゃった!!////言っちゃった!!////)

絵里(どうしようどうしよう!まさかこんな急展か…ん?)

絵里(あれ?)

穂乃果「…そっか」エヘヘ

絵里「…穂乃果?」

穂乃果「昨日さ、雪穂と話…したんだ」

絵里「…え?」

穂乃果「それでね、お姉ちゃんは…好きな人いる?って聞かれたの」

絵里「へ、へぇ…」

絵里「それで…なんて?」ドキドキ

穂乃果「…」

穂乃果「私は雪穂も好きだし、絵里ちゃんも好き…お母さんもお父さんもμ′sのみんなも大好き」

穂乃果「…って言ったらさ、怒られちゃった。そうじゃないよ!!って」エヘヘ

絵里「…」

穂乃果「でもね…私、わかんないの。好きの違いが」

穂乃果「だからさ…しっかり好きな人がいる!!ってわかってる絵里ちゃんが羨ましいなぁ…なんて」エヘヘ

絵里「…」

絵里(この子は…本当に…)

絵里「…教えてあげようか?」

穂乃果「え?」

絵里「好きの違い」

穂乃果「教えてくれるの!?」

絵里「当たり前でしょ…私を誰だと思ってるの」ドヤァ

穂乃果「さ、さすが絵里ちゃん…先生」

絵里「無理して言わなくてもいいわよ」クスクス

穂乃果「そ、それで…違いとは?」

絵里「…」

絵里「ずっと一緒にいたい…とか、その人のことを思うと夜も眠れないとか」

絵里「でも、その感覚がわからなかったんでしょ?」

穂乃果「うん…」

絵里「じゃあもう…これしかないわね」

穂乃果「?」



絵里「その人と、えっちしたいかどうか」

穂乃果「」

穂乃果「っ!!////」ボフッ

絵里「ちょっ!やめっ…痛っ!!」

穂乃果「絵里ちゃんのバカ!セクハラ教師!!保健室の先生!!」ウガー

絵里「前二つはともかく保健室の先生には謝りなさい!!」

穂乃果「うぅー…」////

穂乃果「で、でもそんな…」

絵里「もちろん誰とでもしていい…なんて人は違うと思うけど、穂乃果はそうじゃないでしょ?」

絵里「雪穂ちゃんとかμ′sのメンバーとか…」

絵里「その中に何人…そういう事をしたい人がいる?」

穂乃果「…」

絵里「それが1人なら…穂乃果はその人のことが好きなのよ」

絵里「どう?」

穂乃果「…」

穂乃果「…」

穂乃果「ひ、1人だけ…いる…かも」////

絵里「…」

絵里「そっか」ナデナデ

絵里「あ…ごめん…ちょっとお手洗い借りていい?」

穂乃果「え、えー!?人にこんな事言わせておいて!?」

絵里「?」

絵里「と、とにかく、そういうことだから…おめでとう!穂乃果はちゃんと恋をしてるわよ!」グッ

穂乃果「////」ボンッ

絵里「じゃ、眠かったら寝てていいからね」ギイッ

穂乃果「寝てやる…絶対寝てやる…」ブツブツ

絵里「…」クスクス


バタンッ


絵里「…」

絵里「そっか…誰かいるんだ」

・・・


絵里「…」バシャバシャ

絵里「…はぁ」

雪穂「こんばんわ。絵里さん」

絵里「ひゃぁっ!!…びっくりした!!」

雪穂「そんなに驚かないでくださいよ…」クスクス

絵里「ご、ごめんなさい…」

雪穂「…」

絵里「…」

雪穂「…お姉ちゃんから聞きました?」

絵里「穂乃果は好きな人がいるのか…って話?」

雪穂「…」

雪穂「私は、私と絵里さんどっちが好きか…って聞いたんですけどね」

絵里「えっ!?」

雪穂「まあいいです…それより、少しお話しいいですか?」

絵里「…もちろん」

――――――――――――――――――
―――――――――――――
――――――――
―――


-翌日-

ゴソゴソゴソゴソ

穂乃果「んっんん~」パチッ

穂乃果「…ん?」

絵里「あ、ごめん…起こしちゃった?」

穂乃果「そっか…私本当に…」

絵里「熱も下がったみたいだし、ちゃんと学校行くのよ?」

穂乃果「はーい」

穂乃果「…」

穂乃果「と、ところで今日は…」モジモジ

絵里「もちろんやるわよ!それ、これからのスケジュール」

穂乃果「これ?」チラッ

穂乃果「!!」

穂乃果「お、おお…なかなかのなかなかですな…」

絵里「言ったでしょ?厳しくするって」

穂乃果「ふ、ふふふ…望むところだよ」

絵里「あ!でも体調管理だけはしっかりね!病み上がりなんだし」

穂乃果「…」

絵里「返事!」

穂乃果「は、はーい…」

テクテク

絵里「じゃ、また夜に」

穂乃果「うん。よろしくお願いします」

雪穂「…おつかれさまです」

穂乃果「!!」ビクッ

穂乃果「雪穂!?びっくりしたぁ…」

雪穂「…」

雪穂「絵里さん…昨日言ったこと、忘れないでくださいね」

絵里「もちろん。雪穂ちゃんもね」

雪穂「はい」

穂乃果「???」

絵里「じゃあ本当に帰るわ。お邪魔しました」ガラガラ

穂乃果「え、あ、ばいばーい!!」

雪穂「…」

穂乃果「…絵里ちゃんと何かあったの?」

雪穂「別に。お姉ちゃんには関係ないし」

穂乃果「ひどい!!」ガビーン

雪穂「…あ、そうそう」

穂乃果「?」

雪穂「前言撤回で…監視、続けるから」

穂乃果「えっ!?」

雪穂「なに?不満?」

穂乃果「そ、そうじゃないけど…なにかが後退してしまった気分」トホホ

雪穂「…」

雪穂「ううん。むしろ前進だよ」ボソッ

穂乃果「え?」

雪穂「なんでもない!勉強頑張れ!!」

穂乃果「…」

穂乃果「はぁい…」

今回はここまでで
あと1~3回で終わると思います

アニメが終わって寂しいですが…
最終話のあのシーン、よかったです

それでは、ありがとうございました

・・・


絵里「ただいま~」

亜里沙「…」ニコニコ

絵里「…」

亜里沙「ゆうべはおたのしみでしたね、ね!」

絵里「…残念ながら」

亜里沙「またまた~…穂乃果さんのところに行ってアサガエリだよ?何もないわけがない!!」キャー

絵里「いや…本当に何も…」

亜里沙「どうだった?ねえ、どうだった?」キラキラ

絵里「…」ハァ

絵里「ねぇ、亜里沙」

亜里沙「ん?何?」

絵里「亜里沙は…私のこと好き?」

亜里沙「うん!大好きっ!」モギュー

絵里「…ありがと」ナデナデ

亜里沙「えへへ~」

亜里沙「…ってそうじゃないよ!穂乃果さんとどうだったの!?」

絵里「だから何にもなかったって…」

亜里沙「ぶー…」

絵里「いいから!私の事より自分の事を心配しなさいよ」ウリウリ

亜里沙「うわー!やーめーれー!」ジタバタ

絵里「ふふふっ」

亜里沙「大体お姉ちゃんはズルいんだよ…亜里沙から2つも持っていって」モミッ

絵里「ちょっ!?」

亜里沙「亜里沙にもコレがあればな~」モミモミ

絵里「や、やめなさいって!」////

絵里「それに…女は胸じゃないでしょ?」

亜里沙「お姉ちゃんがそれ言ってもイヤミだよ…」ハァ

絵里「ん?」

亜里沙「?」

絵里「じゃあ好きな人はいるんだ」ニヤニヤ

亜里沙「!!」////

絵里「へぇ~…亜里沙がねぇ…」

亜里沙「あ、あぅ…」////

絵里「誰?ねぇ、誰?」ニヤニヤ

亜里沙「…秘密」////

絵里「えー!教えてよ…」

亜里沙「だ、ダメ!内緒ったら内緒!!」

絵里「…残念」シュン

亜里沙「…」

亜里沙「まあでも…お姉ちゃんが頑張ってくれるとちょっと助かるかも…」ボソッ

絵里「?」

亜里沙「今のがヒントです!」フンス

亜里沙「じゃ、学校の準備しなきゃだから!」ダッシュ

絵里「あ!私も!!」

・・・


穂乃果「…」ポケー

穂乃果「…えへへ」ニヤニヤ

雪穂「…」

ほのママ「…」

ほのママ「え?この子どうしちゃったの…?」

雪穂「…ごちそうさま。行ってきます」

ほのママ「あ、い、行ってらっしゃい!」

穂乃果「…」

穂乃果「ねぇ、お母さん」

ほのママ「!?」ビクッ

ほのママ「は、はい!なんでしょう?」

穂乃果「恋って…したことある?」

ほのママ「」

ほのママ「そりゃあ…でなきゃアンタ産まれt…」

ほのママ「な、なんでもない!!」

穂乃果「私ね…こんな気持ち、産まれて初めてなの」

穂乃果「だから…どうしたらいいんだろうって」

ほのママ「穂乃果…」

穂乃果「えへへ。調子狂うなあ…」

ほのママ「…」ギュッ

ほのママ「いつも通りでいいのよ。変に気負ったりしないで…ね?」

穂乃果「…うん。ありがと」

ほのママ「でもこの歳でようやくか…時間かかったわね」クスクス

穂乃果「そう?早いくらいじゃない?」

ほのママ「まさか!みんな小学生くらいには経験してるんじゃない?」

穂乃果「えっ!?みんなそんな早くからえっちしたいの!?」

ほのママ「…」





ほのママ「ん!?」

穂乃果「だ、だって恋ってそういうことなんでしょ?」////

穂乃果「その話を聞いてね、私、絵里ちゃんとなら…って思ったの」////

穂乃果「あ、あ!でもこれ内緒だからね!!誰にも言っちゃダメ…ってお母さん?」

ほのママ「…」ハッ

ほのママ「だ、大丈夫大丈夫…誰にも言わないから」

ほのママ(言えるわけないし)

穂乃果「えへへ…」

ほのママ「…」

――――――――――――――――――
―――――――――――――
――――――――
―――

絵里「お邪魔します」

穂乃果「いらっしゃーい」エヘヘ

ほのママ「…」

ほのママ「あ、絢瀬さん?ちょっといいかしら?」

絵里「はい…?」

ほのママ「穂乃果は部屋に行ってなさい」

穂乃果「えー!」

ほのママ「行ってなさい」ゴゴゴゴゴゴ

穂乃果「…はい」

ほのママ「じゃあちょっとこっちに…」テクテク

絵里「…?」テクテク

穂乃果「…」

ほのママ「…」

絵里「…」


シーン


絵里(え?なんなのこの空気は…?)

ほのママ「…」

ほのママ「…」

絵里「??」

ほのママ「…ごめんなさい」

ほのママ「穂乃果のこと、よろしくね」

絵里「えっ!?」

ほのママ「それだけ」エヘヘ

絵里「へ?あ…は、はい!もちろんです!!」

ほのママ「勿体ぶってごめんなさいね。あの子のために…いつもありがとうございます」ペコリ

絵里「そんな!こちらこそ…」

<マダー!?

ほのママ「…ったくあの子は…行ってあげて?」

絵里「は、はい…失礼します」

絵里(なんだったのかしら…)


タッタッタ


ほのママ「…」

ほのママ「…親の出る幕じゃないわよね」ハァ

穂乃果「遅いよー」ブー

絵里「ごめんごめん!」ナデナデ

穂乃果「…」////

雪穂「…お母さんは何て?」

絵里「……」

絵里「しっかり勉強させてね…だって。さあ!やるわよー!!」

穂乃果「おー!」

雪穂「…」


・・・


穂乃果「…」カキカキ

穂乃果「そういえば…さ」

絵里「?」

穂乃果「この前、絵里ちゃんと雪穂で…どんな話したの?」

雪穂「えっ!?」

絵里「なんでそんな事…」

穂乃果「だって2人ばっかり仲良くなってずるいんだもん!」ブーブー

穂乃果「ね?教えて?」

絵里「そ、それは…」チラッ

雪穂「ダメ」

穂乃果「」

雪穂「誰にだって秘密くらいあるでしょ?」

穂乃果「だからって私だけ仲間外れなんて…」ウルウル

穂乃果「絵里ちゃぁん…」

絵里「えっ…あ…いや…別に大したことじゃないし」アタフタ

穂乃果「じゃあ教えてよー!」ウエーン

雪穂「ダメったらダメ!」

絵里「…」

絵里「…じゃあ、次のテストで10番以内になったら…ってのはどうかしら?」

雪穂「絵里さん!?」

穂乃果「10番…」

絵里「元々人数が少ないんだもの。それくらいはやってもらわなきゃ」

雪穂「…」

絵里「雪穂ちゃん」

絵里「いつかは言わなきゃならない事なのよ?だったら…ね?」

雪穂「…」

雪穂「…」

雪穂「…わかり…ました」

絵里「ごめんね…」

穂乃果「…」







穂乃果「いや、10番はちょっと無理かなぁ…」テヘッ

ゆきえり「…」

ゆきえり「ええぇっ!?」ガビーン

雪穂「今のは普通『よーし!頑張るぞ!』ってなるところでしょ!?」

絵里「何!?今までのやりとりは何だったの!?」

穂乃果「だ、だってハードル高すぎるし…それに…」

ゆきえり「?」

穂乃果「雪穂が本当に言いたくないなら…私も無理には聞きたくないもん」エヘヘ

雪穂「…」

絵里「…」

雪穂「…バカ」

穂乃果「?」

雪穂「バカバカバカ!!」

雪穂「決めた。次のテスト10番以内じゃなかったらお仕置きだから!!」フンス

穂乃果「お仕置き!?」

雪穂「そう!だから絶対10番以内になること!!いい!?」

穂乃果「えっ…いや、だから…」

雪穂「返事!!」

穂乃果「は、はい…」

すみません体力的に無理そうなので今回はここで終わりにします…

お付き合いありがとうございました

・・・


絵里「…」

雪穂「…」

穂乃果「…」

ほのママ「…」

ほのママ「…」ゴクゴク

ほのママ「……ヒック」

雪穂「何でお酒飲んでるのー!?」ガビーン

ほのママ「ほのか…こっちヒック…きなさい…」

穂乃果「えっ!?」

ほのママ「きなさいよぉ…!」

穂乃果「は…はい…」テクテク

ほのママ「…」ジー

穂乃果「?」

ほのママ「ほのかぁ…こんなに大きくなって」ナデナデ

穂乃果「???」

ほのママ「そうよね…もうそういう年頃なのよね…」ナデナデ

穂乃果「え?何?」オロオロ

ほのママ「なんでもない…」ギュー

穂乃果「うわー!!」ジタバタ

雪穂「…」

絵里「…」

絵里「…お邪魔しました」

雪穂「はい…またよろしくお願いします」

穂乃果「あ!ば、ばいばーい!!」

――――――――――――――――――
―――――――――――――
――――――――
―――

-数週間後-

絵里「…」ソワソワソワ

雪穂「…」ソワソワソワ

雪穂「お姉ちゃん…遅いですね」

絵里「テストが終わったから生徒会の仕事が復活したんだと思うけど…」

雪穂「…点数悪すぎて逃げたりしてないですよね?」

絵里「まさか…うん」

雪穂「…」ソワソワソワソワ

絵里「…」ソワソワソワソワ

<タダイマー!!

ゆきえり「!!」ビクッ

ダダダダダダ

絵里「ほ、ほ、ほ、穂乃果!お帰り!!」グイッ

雪穂「どどどどうだったの!?」グイッ

穂乃果「!?」ビクッ

穂乃果「…」

穂乃果「…」

ゆきえり「…」ゴクリ

穂乃果「…」

穂乃果「…」




穂乃果「ぶいっ!」

絵里「」

雪穂「」

絵里「ほ…本当……?」

穂乃果「嘘なんてつかないよー!ほら」スッ

雪穂「お、おぉ…」

絵里「確かに…」

雪穂「ね、捏造じゃ…ないよね?」

穂乃果「信用してよー!!」ウエーン

絵里「…」ウルウル

絵里「っ!」ダキッ

穂乃果「わわわ!え、絵里ちゃん!?」/////

絵里「よく…よく頑張ったわね」ギューッ

穂乃果「…えへへ」////

穂乃果「絵里ちゃんと雪穂のお陰だよ」

雪穂「お姉ちゃん…」ウルウル

穂乃果「…」ニコッ

雪穂「…はっ!!////」ブンブン

雪穂「お、お…オヤツパワーは偉大だね」フンス

穂乃果「オヤツ…?あっ!!」

雪穂「って忘れてたんかい!!」

穂乃果「だ、だって…それより重要なことが…」

雪穂「え!?お姉ちゃんがオヤツより優先させる事なんてあるの!?」

穂乃果「…」

穂乃果「雪穂がお仕置きとか言うから頑張ったのにー!」ブー

雪穂「…そういえばそんな事を言ったような」

穂乃果「うん!…だから雪穂の期待に応えられるように、一生懸命頑張りました!!」エッヘン

雪穂「!?」

雪穂「い…いや私は……」アタフタ

穂乃果「…」

穂乃果「私が何年雪穂のお姉ちゃんだと思ってるの?それくらいわかるって」ナデナデ

雪穂「」

穂乃果「お姉ちゃん、すごいでしょ?」ドヤァ

雪穂「…」

雪穂「うん…うんっ!!」ダキッ

穂乃果「えへへ、両手に花ってやつだね!頑張ってよかったー!!」

雪穂「バカ…」グスッ

絵里「…」ギュッ

雪穂「…じゃあ、ご褒美あげる」

穂乃果「?」

雪穂「10番以内になったら教えるって言ったでしょ?」

穂乃果「あ、いや…別に無理には…」

雪穂「いいから!私が言いたいの!!」

穂乃果「な、なら聞くけど…」

絵里「…」

雪穂「…」

雪穂「絵里さん…ごめんなさい」

穂乃果「え?なんで絵里ちゃん??」

絵里「…」

雪穂「…」

雪穂「ねぇ、お姉ちゃん」

穂乃果「?」

雪穂「…」








雪穂「大好き」

今回はここまでで終わりにします

ありがとうございました!

穂乃果「…」キョトン

雪穂「…何?」

穂乃果「あ、いや…面と向かって言われると照れるなぁって////」エヘヘ

雪穂「そ。じゃ、そういうことだから」テクテク

絵里「え!?雪穂ちゃん!?」

雪穂「なんですか?」

絵里「だ、だって…」

雪穂「約束…守ってくださいよ?」

絵里「…」

雪穂「では、ごゆっくり」ガチャッ

穂乃果「…」

穂乃果「雪穂!!」

雪穂「?」

穂乃果「私も…大好きだよ!!」

雪穂「…」

雪穂「…お姉ちゃんのバカ!大っ嫌い!!」ベー

バタンッ!!

穂乃果「…」

絵里「雪穂ちゃん…」

絵里「…」

絵里「ねぇ穂乃果…私が言うべきじゃないとは思うんだけど…」

穂乃果「…大丈夫」

絵里「えっ!?」

穂乃果「雪穂の事なら…私が一番よくわかってるから」

絵里「な、ならどうして!!」

穂乃果「うーん…逆に雪穂も私の事がわかってる…ってことかなぁ」エヘヘ

絵里「???」

穂乃果「だから…さ」

穂乃果「…」

穂乃果「…絵里ちゃん」







穂乃果「大事なお話があります」

――――――――――――――――――
―――――――――――――
――――――――
―――


ほのママ「やっぱりやればできるじゃなーい!!」モギュー

穂乃果「く、くるひぃ…」バタバタ

ほのママ「しかも平均どころかこんな順位で…絢瀬さんにも感謝しなくっちゃ!」

穂乃果「うん…あと雪穂にも」

ほのママ「雪穂も?」

穂乃果「うん!2人のおかげ!!」

ほのママ「…よし、明日の夕飯は絢瀬さんも呼んで豪勢にいきましょう!!お肉よ!!」

穂乃果「お肉!?やったー!!」ピョンピョン

ほのママ「それとなんだっけ…オヤツとお小遣い?任せなさい!」ナデナデ

穂乃果「あ…」

ほのママ「ん?」

穂乃果「それなんだけど…やっぱいいや」

ほのママ「えっ!?」

穂乃果「でもね」

穂乃果「別のお願いが…あるの」

――――――――――――――――――
―――――――――――――
――――――――
―――


-翌日-

絵里「すみません。厚かましく…」

ほのママ「いいからいいから!絢瀬さんのおかげなんだし遠慮なんてしないで!」

雪穂「そうですよ。それに…」

穂乃果「フーッ!フーッ!!」ハァハァ

雪穂「…あの臨戦体制の人も喜んでると思います」

絵里「あ、あははは…」

ほのママ「…よし、そろそろいいわよ」

イタダキマース!!

・・・


ほのママ「…」ゴクゴクゴク

ほのママ「ぷはぁー!」

雪穂「また品のない…」

穂乃果「お、おいひぃ…」モグモグ

ほのママ「えへへ。ちょっと奮発しました」エッヘン

穂乃果「さすがお母さん!大好き!!」

ほのママ「褒めたって何も出ないわよ…と言いつつお肉あげる」スッ

穂乃果「やったー!!」

絵里(愛されてるわねぇ)クスクス

雪穂「…」モグモグ

ほのママ「雪穂も欲しい?お母さん好き好きー!って言ったらあげるけど?」

雪穂「酔っ払いが…」イラッ

ほのママ「ごめんごめん」ヒック

ほのママ「そういえば…穂乃果から聞いてる?」

絵里「?」

ほのママ「この子、生意気に絢瀬さんと同じ大学目指す…とか」

穂乃果「生意気!?」

絵里「…はい。聞いてます」

ほのママ「そっか」

ほのママ「前にも言ったけど…うちの子をよろしくお願いします」ペコリ

絵里「…こちらこそ」ペコリ

雪穂「ん?じゃあ家庭教師は継続なの?」

穂乃果「そういうことになるかな」エヘヘ

雪穂「…」

雪穂「じゃあ私の監視もより厳しくしなきゃ」

穂乃果「厳しく?」

雪穂「だって…私が見てないと2人で保健体育の勉強ばっかりするでしょ?」ニヤリ

ほのえり「!?」/////

雪穂「普通、告白でえっちしてくださいなんて言うk」

穂乃果「う、うわあああぁぁぁぁぁ!!」/////

雪穂「まあ、絵里さんが私との約束守って自分から告白し直してくれたのは嬉しかっt」

絵里「な、なんで知ってるのおおおおお!?」

雪穂「別に…壁が薄くて聞こえちゃっただけだよ?」

ほのえり「」

雪穂「というわけで…監視は継続です」ニコッ

ほのえり「…」

ほのえり「…はい」



ほのママ「…」

ほのママ「…飲まなきゃ」

グビクビグビグ
ゴクゴクゴクゴク


ほのパパ「」

――――――――――――――――――
―――――――――――――
――――――――
―――


-1年後-

穂乃果「絵里ちゃーん!」ダキッ

絵里「おはよう」ナデナデ

穂乃果「ん~♪」

絵里「じゃ、行きましょ」


テクテクテクテク

絵里「しかしまあ…穂乃果と一緒に登校できるなんてね」

穂乃果「頑張りました!」フンスッ

絵里「知ってる」

穂乃果「だよねー」エヘヘ

穂乃果「だからご褒美!」

絵里「え…また?」

穂乃果「何回でもいいでしょ?はい」ンー

絵里「…もう。甘えん坊さんなんだから」

チュッ


・・・


絵里「大学はどう?楽しい?」

穂乃果「うん!絵里ちゃんも一緒だし」ニヘラ

絵里「穂乃果…」キュン

穂乃果「あ、でも…」

絵里「?」

穂乃果「ほら、入学用に偏って勉強しちゃったから…ちょっとついていけない授業もあったり」エヘ

絵里「…」

絵里「それって…」

穂乃果「うん。久しぶりに保健以外で…ね?」

絵里「…バカ」////

穂乃果「雪穂にも頼まなきゃ。このままだとパンサーさんに何回も襲われちゃうから」クスクス

絵里「私、信用ないなぁ…」トホホ

穂乃果「なんででしょうね」ジー

絵里「…」

穂乃果「まあ、とにかくそういうことだから…」






穂乃果「またお願いね。絵里ちゃん先生♪」


おしまい

お付き合いありがとうございました!
アニメが終わって寂しいです…

次はほのえり風味なアルパカの交尾でも書こうかと思います。嘘です

それでは!

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