少年「お姉さんのためなら死ねる」(5)

少年「お姉さん....お姉さんお姉さんお姉さんお姉さんお姉さんお姉さん」

少年「大好きだよ....たまらないよ堪えきれないよ」ハァハァハァ

少年「お姉さんのためならなんでもできるよ....僕はお姉さんのためにいるよ」

少年「おねえ」

お姉さん「はぁ....気付けば三十路も目の前。あっという間だったなぁ」

お姉さん「いい加減....結婚、とか。でも彼氏と上手くいったためしがないよ」

お姉さん「そもそも男の人ってちょっと苦手だったり。この歳でこれじゃダメだよね」

お姉さん「なんとかならないかな....」

同僚「姉~?そろそろ上がる?」

お姉さん「えっ....あぁごめん、まだ片付かないや」

同僚「そっか、大丈夫?」

お姉さん「うんありがと。今日は先帰っちゃって」

同僚「うん....あんまり遅くならないようにね」バタン

お姉さん「ふぅ....さて、しあげないと」

お姉さん「かなり遅くなっちゃったな....もう電車ないや」トボトボ

お姉さん「明日も仕事だし....なんなんだろ。こんなのでいいのかな」

お姉さん「なんにもない毎日。あたしって何?」

少年「ふむふむ....ふふふ」ジ-ッ

少年「お姉さんお姉さん....お姉さんお姉さんお姉さんお姉さんお姉さん」

少年「大好き....愛してる....僕がなんとかしてあげるよ」

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