モヒA「ジャギ様!恐れていた事が!」ジャギ「どうした」(140)

モヒb「北斗神拳の伝承者がジャギ様に!」

ジャギ「な、なにィ!…で、兄者達はなんと!兄者達が黙っておるまい!」

モヒc「は、はい!それはもう!」

ジャギ「くっ!!」

ケンシロウ「…む!?」

ジャギ「おい、そこに座れ」スッ

ケンシロウ「…」ドサッ

ジャギ「今ならまだ間に合う。親父に『ジャギが伝承者なのは不服だ、俺を指名しろ』と直談判して来い」チャキッ

ケンシロウ「…?」

ジャギ「だいたい俺がラオウやトキの拳なんぞ封じれるわけがねぇ!トキならまだしも、ラオウなんざとやり合ったら確実に殺されちまう!今ならまだ間に合う!ほら、さっさと行ってこい!」

ケンシロウ「…」ギロ

ジャギ「なんだあ!その目は!」グワッ

ケンシロウ「…俺は義兄さんが相応しいと思っていた」

ジャギ「な?!」ピタッ

ケンシロウ「ラオウはその野望ゆえ、トキはその優しさゆえ、俺はこの甘さゆえに暗殺拳である北斗神拳伝承者としての資質はない」
ケンシロウ「義兄さんは、その非常さ、俺にすら気付かせぬうちに背後を取る気配を消す能力、勝つ為に手段は問わぬ姿勢、そして何よりそのショットガンがある」

ケンシロウ「どう考えても、義兄さんが一番暗殺者としての資質を備えている…」

ケンシロウ「俺は自ら拳を封じよう。トキも同じ事をするはずだ。ラオウの拳は師父リュウケンが封じてくれよう。だから安心して継承してくれ。じゃ」スタスタ

ジャギ「…」

ジャギ「…」

ジャギ「…クッ」

ジャギ「フハハハハ!」

ジャギ「ヒャーッハッハー!」

ジャギ「ケンシロウとトキは自ら拳を封じ、ラオウは親父に拳を封じられる!」

ジャギ「親父も歳だ。放っておきゃそのうちくたばる!」

ジャギ「ラオウがのされた後は、親父がくたばるまで大人しく待ってりゃ…」

ジャギ「誰も俺様を止められる奴ぁ居ねぇ!俺様の好きにやり放題よ!」

ジャギ「ヒャアーッハッハ!俺様は誰だ!?名を言ってみろ!」

ジャギ「俺様は北斗神拳伝承者ジャギ様だー!!」

こうして、北斗神拳第64代伝承者・ジャギが誕生した!

199x年…世界は核の炎に包まれた!

水は枯れ、大地は裂け、あらゆる生命体は絶滅したかに見えた…

だが…人類は死滅していなかった!!

モヒd「ジード!偵察隊が何者かに!」

ジード「なんだとぉ!」

-ピシューィ-

辺りにはモヒ達の死体で埋め尽くされていた―

ジード「ジードのメンバーと知っての事かー!!」

モヒd「ジード、コイツまだ息があるぜ!!」

ジード「どうした!何があった!」ユッサユッサ

モヒe「お…俺の名を…」グニュー
ジード「あ?」

モヒe「いってれぼ!!」ボコォ

モヒd「な、何だ今のは!まさか小型の時限爆弾のようなものを…」

ジード「いや、今の時代そんな精巧なモンが残っているはずはねぇ…」ドシャッ

ジード「(い…一体何が…)」

ジャギ「み…水ぅ~…水を…」ドサッ

村人a「なんだ、行き倒れか?」
村人b「うわっ!なんて凶悪な人相だ!ジードの仲間に違いない!」

村人c「とりあえず長老がお帰りになるまで牢屋に放り込んでおこう。これだけ弱ってれば何も出来まい」

-ピシューイ-

バット「へっ!バカが、またドジ踏みやがったな!」

村人a「リン!水なんかやるんじゃないぞ!放っておけ!」

リン「」コクリ

ジャギ「(コイツら…後でガキ含めて全員ぶっ殺す!!」

ジャギ「」コトン

ジャギ「…あ?水…水ぅ!」

ジャギ「んごっ!んごっ!ぷはーっ」

ジャギ「ふ~…生き返ったぜ」

リン「」

ジャギ「礼代わりに名乗ってやるが、俺は北斗神拳伝承者ジャギ様だ!お前はなんて名だ?」

リン「」

バット「無理だよ。そいつはリンてーんだけど、目の前で親兄弟を殺されちまって、それからショックで喋れなくなっちまったんだ」
ジャギ「ほ~口が利けないのか…」スッ

リン「」ビクッ

ジャギ「動くんじゃねぇ!」ピブー

バット「お、おい何をし…へぐっ!」バキャッ

ジャギ「いちいちうるせえガキだ!しばらく寝ていろ」

リン「」ビクビク

ジャギ「おいお前…俺の名を言ってみろ」

リン「」

ジャギ「チッ!確かに秘孔は突いたはずだが…」

村人a「大変だー!ジードが!!」

村人a「リン!お前も戦うんだ!来い!」

リン「」コクリ

リン「」ジッ

ジャギ「あん?」

リン「」チャリーン

バット「へへ…あいつお前」ムクリ
ジャギ「」ギロリ

バット「あ、いや、じゃなくてジャギ…様にイカレちまったよーだぜ」

バット「殺されるとわかっているんで鍵置いて行きやがった」

ジャギ「むおっ!」グニャッ

バット「ああっ!鉄格子が飴みたいに!」

外に出たジャギとバットが目にしたのは、夥しい村人の死体とジードに捕まれ高く持ち上げられたリンの姿であった―

ジード「抵抗を止めろー!さもなくばこの娘の首を引きちぎるぞ!」

村人達が戦う姿勢を見せる中、1人の漢がゆっくりとジードに歩み寄る―

リン「…!」

ジャギ「」ザッザッ

リン「…うぅ…」

ジャギ「」ザッザッ

リン「…あぁ…」

ジャギ「」ザッザッ

リン「ジャギ様ー!来ちゃダメぇー!」

バット「リンが喋った!」

ジード「なんだてめぇは!」

ジャギ「おいお前!俺の名を言ってみろ!」

ジード「てめぇの名前なんぞ知る…はっ!貴様か!俺の仲間をやったのはー!」

ジャギ「そうか」ズドーン

ジード「いっ?!」

銃弾に倒れるジード―

リン「ぎゃっ」ドシャッ

そしてジードの手から離れたリンは受け止められる事もなく、頭から地面に落下―

リン「」ピクピク

ジャギ「おいお前ら、そこに並べ」

村人abc「は…はひっ!」

ジャギ「お前ら俺のツラ見て何つった?あぁーん?」チャキッ

村人a「あああいえ!わたくしは何も!」

村人c「あなたのお顔をどうとか言ったのはコイツです!」ピッ

村人b「あわわわ!お、お許しを!あなたはこの村を救ってくれた救世」

ジャギ「馬鹿が!もう遅え」ズドーン

村人b「しゅでぇ!!」ドシャッ

ジャギ「おいお前!」ギロ

村人a「は…はひっ!」

ジャギ「その救世主様が渇きに苦しみ喘いでいる姿を見ても、お前は水をやるなと言ってたな?」ギロ

村人a「そ、それはあなたがまさか村を救ってくれるとは」

ジャギ「言い訳すんなバカが!」ズドーン

村人a「おーもじばっ!」ドシャッ
ジャギ「最後はお前か」ギロ

村人c「わ、私は何も言ってないし、何もしてません!お助けください!」

ジャギ「ふむ…確かにお前には何をされた覚えもないが…」

村人c「ホッ…」

ジャギ「一匹だけ残すのも切りが悪いからとりあえず死ね」ズドーン
村人c「とぺっぱ!」ドシャッ

死体で埋め尽くされ、死臭漂う村に2人の子供だけを残して旅を続けるジャギが次に目にしたのは、今まさに野党に襲撃されんとする老人の姿であった―

老人「後生じゃ!助けてくれ!わしはこの種籾をどうしても村に届けねばならんのじゃ!」

スペード「なおさらその種籾を食いたくなったぜ」チャッ

ジャギ「おいお前!」

スペード「なんだぁてめぇは!」チャッ

ジャギ「俺の名を言ってみろ!」
スペード「てめぇ…このボウガンが見えないのかぁ~?…えっ?!」ギクッ

ジャギ「お前…このショットガンが見えないのか?」チャキッ

スペード「へ…へっ!今の時代、まともに撃てる銃なんざ残ってるわけが」

ジャギ「なら試してやろう!」ズドーン

スペード「ねぇっすかねー!」ドシャッ

老人「おお…ありがとうございます」

ジャギ「何を勘違いしている!この種籾は俺がもらった!」

老人「お、お待ちください!今ある食料はいずれ消えます!じゃがその種籾があれば毎年米が出来るのです!今日より明日」

ジャギ「長ぇわじじぃ!」ズドーン

老人「っころぴゅー!」ドシャッ

ジャギ「今日を生きなきゃ明日もねぇ!」

ジャギ「明日より今日だろうが!フハハハハ!」

老人から奪った種籾で空腹を満たし、旅を続けるジャギ―

ジャギ「この時代にも首吊り自殺する奴が居るたぁな…なんだ?」ペラッ

‐ショットガンを持つ男に告ぐ!貴様が逃げている間、この処刑は続く! king‐

ジャギ「んだこりゃあ?この俺様が誰から逃げようってんだ」

ジャギ「この北斗神拳伝承者の俺様にケンカ売ろうってんなら買ってやるとするか」

ダイヤ「貴様かー!我らkingに歯向かうマヌケ野郎はー!」

ジャギ「おい、そこの隈取野郎!俺様の名を言ってみろ!」

ダイヤ「グハハハハー!貴様にこの棒術が見切れるかー!この棒の動きが見える」

ジャギ「バカかてめぇは!」ズドーン

ダイヤ「かんぽーぅ!」ドシャッ

ジャギ「棒で銃に勝てるわけねぇだろうが」

ジャギはダイヤの部下から、自分探しているkingという組織が関東一円を支配する狂暴な組織集団である事、そして本拠地がサザンクロスであるという事を聞き出した―

クラブ「ん~?貴様この街の人間ではないな~?」

ジャギ「お前に聞きてぇ事がある!」チャッ

クラブ「ショットガン?!貴様がスペードとダイヤを倒したと言う!」

ジャギ「この俺様にケンカを売りやがったkingとかいう野郎は何処に居る!?」ガチャ

クラブ「へ…へっ!なめんなよ!俺は口が堅ぇんだ」

ジャギ「ほお~?」ズッ

クラブ「はがっ!」

ジャギ「その口の堅さ、この銃で試してやろうか?あぁ~ん?」

クラブ「わ…わかりまひた~いま!いいまふ~!」モガ

クラブ「キ…kingは居城に居まふ!」フダ

ジャギ「そうか…。素直に答えた褒美に貴様にも聞いてやろう!俺の名を言ってみろ!」カチャッ

クラブ「す…すみまへん~ショットガンの男としか聞いてまへん~た、助けて~」

ジャギ「なんだあ?!kingって組織は俺の名も知らずにケンカ売ったってぇのか!」ググッ

クラブ「やめてとめてやめてとめて」

ジャギ「…不発か」ブシュウー

クラブ「て…てら、てり、てろ」ドサッ

ジャギ「運の良い野郎だ…。ではその居城とやらに行くか」

ジャギ「あ?」

シン「む?」

ジャギ「なんだ…kingってのはテメェだったのかシン」

シン「ショットガンの男とは貴様だったのかジャギ」

ジャギ「…臭ぇな。豚でも飼ってやがんのか?」

ハート様「君がショットガンを使う男かね?人を豚呼ばわりするとは良い度胸じゃないか!」ズン

ジャギ「あ?豚はくたばって缶詰工場にでも行きやが」カチッ

ジャギ「れっ?」カチッカチッ

シン「頼りの銃も壊れているようだな」ニヤ

シン「…となればジャギ、貴様にその男は倒せん」

シン「その男は特異体質でどんな衝撃も柔らかく包み込む。秘孔に届く前にな」

ハート様「わたしはこの体で何人もの拳法家を殺して来たのですよ~」

ハート様「しになさい(^-^)」グワッ

ジャギ「バカめ!」

ジャギ「北斗千手殺!!」ドドドド

ハート様「ぶぶぶひひ!!」

ジャギ「」スタッ

ジャギ「脂肪が厚いのはその腹だけだろうが。だったら頭の秘孔突きゃ…

ハート様「ひー!」ボッ

ハート様「でー!」バッ

ジャギ「ボンッ」

ハート様「ぶー!」ボコォッ

ジャギ「よ!」

シン「どうやら昔のジャギではないようだな」ニヤ

ジャギ「昔のよしみだ。泣いて土下座すりゃ半身不随で許してやるぜ」ニィ

‐執念のブラッディクロス‐

殉星の男 シン!!

ジャギ「今は悪魔が微笑む時代なんだ!」

シン「死ねぇ!!」

ぶわぁ~とるぅ~…開始!!

シン「とりゃ!」ズバン!

ジャギ「せおっ!」ドガッ

シン「死ねぇ~!」ズバン!

シン「フッフッフッ…」

シン「たりゃあー!」ブワッ

シン「南斗獄屠拳!」ブワッ

ジャギ「フッ!」チャキッ

シン「壊れた銃を向けて何になる!死ぬがいい!」シャー

ジャギ「ブァカめ!」ズドーン

シン「ぐおわっ!」ドシャッ

ジャギ「まんまと引っ掛かりおって!初めから壊れてなかったのよぉ!」

シン「貴様!見え透いた演技をぉ…!」

ジャギ「貴様は俺の術中に陥ったのだ!どうだ、悔しいか!ヒャーッハッハッハ!」

シン「ユ…ユリア…」ガクッ

シンを半身不随にし、サザンクロスを壊滅させたジャギ―

ジャギが次に辿り着いたのは、人と活気に溢れるオアシスとも呼べる街だった―

ここがジャギの安住の地になるか―

ジャギ「水も食料も豊富にあるようだ…悪くねぇ」ニイッ

ジャギ「あの店で一杯やってくか」

golan「女は?」

店主「いえ…生憎今日は~」

golan「そうか…また来る」

ジャギ「…」

golan「…」チラッ

golan「…」カッカッ

ジャギ「おい待てこらぁ!」

golan「…」ピタッ

ジャギ「今俺様にガン付けやがったな?あぁ~ん?」

golan「もしや貴方は!」

ジャギ「あん?」

golan「《ショットガンのジャギ》様では?!」

ジャギ「後ろは合っているが前は違うわ!《北斗神拳伝承者のジャギ様》だ!」

golan「はっ!北斗神拳伝承者のジャギ様!失礼致しました!」カッ!ピシッ

golan「カーネルが貴方をお探ししております。是非ご同行を!」
ジャギ「ん~…ふふぅ。まあ何だかよくわからねぇが、俺様が聞く前に名前を言った褒美だ。一緒に行ってやろう!」

golan「もったいなきお言葉!」

ジャギ「…ぬぅ!?」

カーネル「流石はジャギ殿。私の気配をも見切るとは」

ジャギ「テメェも中々の気配の消し方だ」

ジャギ「…で?俺様に何の用だ?」

カーネル「kingを1人で潰した貴方が我らの味方に付けば、私の目指す神の国(ゴッドランド)建国も加速すると言うもの!」

カーネル「我らに力をお貸しくだされ」

ジャギ「俺はそのゴッドランドなんて国にゃ興味はねぇ」

カーネル「女も食料も思いのままですぞ」ズイッ

ジャギ「…女!」ピクッ

カーネル「倉庫には最新式のショットガンも!」ズイッ

ジャギ「ショットガン!」ピクッ

まんまとカーネルに言い包められたジャギはgolanの特別顧問として招かれた―

ジャギ「これか~これが最新式のショットガンか~」

ジャギ「次は女だ!女を寄越せ!」

カーネル「ハッ!おい、ご案内せよ!」

マッド「ハハッ!此方です!」ピシッ

マッド軍曹に案内された部屋には多数のうら若き女がひしめき合っていた―

なんとそこには―

ジャギ「お!お前は!」

リン「あっ!ジャギ様!」

ジャギ「おい、このガキをここから出せ」

マッド「ほぉ~これはこれは。ジャギ様もなかなか良いしゅ」バギャッ

ジャギ「そんな趣味はねぇ!さっさと開けろ」

マッド「はぁひゃ~…は、はひっ!」ププー

リン「ジャギ様!会いたかった!会いたかったんだよっ!」

ジャギ「なぜテメェがここに居る?」

リン「なぜって…」

マッドの説明により、将来golanの子孫を残す為に攫われた事を知ったジャギ―

ジャギ「そーゆー事か。ならもういい。このガキを戻せ」

リン「えっ?そんな…ジャギさ」ガシャン

マッド「他の女はいかが致しますか?」ヒリヒリ

ジャギ「その気が失せたわ。今日はもう食って寝る!」

マッド「ではお部屋にご案内します」

翌朝―チュンチュン

カーネル「おはようございます」ピシャッ

ジャギ「その無駄にキレの良い敬礼はもう止めろ」

ジャギ「最新式のショットガンの試し撃ちがしてぇんだが、この辺に手頃な野盗でも居ねぇか?」

カーネル「そうですな…最近ウォリアーズとかいう輩の噂を耳にしております」

ジャギ「そいつらのボスの名は?」

カーネル「確か、ケンシロウ…と」

ジャギ「なにぃぃ!??」

ジャギ「ケンシロウ!?ケンシロウで間違いねぇか!?」

カーネル「ハッ!確かにそう聞きました!」

ジャギ「(あのケンシロウが野盗のボスだ?)おい、そいつらは何処に居る!?」

カーネル「度々オアシスで目撃される事があるそうです」

ジャギ「俺がスカウトされた酒場のある街か…行って来るぜ!」ダッ

カーネル「何人かgolanの精鋭も同行させましょう」

ジャギ「1人でいい。それより、バイク1台貸せ!」

野盗a「あんたがkingを1人でぶっ潰したというショットガンの男か」ズチャリ

野盗b「探したぜ」ズチャリ

ジャギ「おい、お前ら!ウォリアーズとかいう組織を知らねぇか?」

野盗a「俺達がそのウォリアーズですぜ旦那!」

ジャギ「なにィ!?ではボスの名を言ってみろ!」

野盗b「ケンシロウ様ですぜ旦那!」

ジャギ「(カーネルの言ってた事はマジだったようだな)そいつに会わせろ!いいな!」

野盗a「ところがそう簡単には行きませんぜ旦那!」ドシン

ジャギ「あ?探しといてボスには会わせねぇってどういう事だゴルァ!」ドシン

野盗b「その前にkingを潰した腕前を披露して頂きますぜ旦那!」ドシン

ジャギ「…さっきから何の音だ?」

野盗b「旦那!表に出てくだせぇ!」

デビル「ふぅ~…ふぅ~…」

ジャギ「はわわ!な、何だこのバカデケェのは!」

野盗a「過去700人を殺し死刑執行される事13回!」キリッ

野盗b「だがその尽くを生き延びた!」キリッ

野盗a・b「悪魔の化身!デビルリバース!」ズガーン

デビル「ふぉ~」ヒュルルル…ピシィン!
ジャギ「こ、この構えは?!」

野盗a「しかもただの巨体と怪力だけの男ではない!」キリッ

野盗b「5000年の歴史を持ち、あまりに残忍獰猛ゆえ、時の皇帝に禁じ手とされた拳法!」キリッ
野盗a・b「羅漢仁王拳の使い手なのだ!」ズカガ゙ーン

ジャギ「北斗神拳より歴史が古いじゃねぇか!」

野盗a「さあ旦那。コイツを倒せなければボスには会えませんぜ」
野盗b「仮に会ってもボスに用無し扱いされて殺されちまいますぜ」

ジャギ「じゃ、ケンシロウはこのバケモンに勝ったって事だな?」

野盗a・b「ヘイ」

ジャギ「…ならばこの正当伝承者の俺様がおのれらに北斗神拳の真髄をぉ~」

ジャギ「見せてやるわぁ!」

‐巨体と怪力だけの男と思うな!‐

悪魔の化身! デビルリバース

ジャギ「ケンシロウに倒せて俺に倒せねぇわけがねぇ!」

デビル「殺すぅ!」

ぶわぁ~とるぅ~…開始ィ!

ジャギ「てぇい!」ズガッ

ジャギ「せおっ!」ズガッ

ジャギ「死にやがれ!」ズガーン

デビル「ふぅ~…ふぅ~…」ブォォォ

ジャギ「(なんでだ!)」

デビル「風殺金剛拳!」ブォワッ

ジャギ「へぎいっ!!」ズバゴォン
ジャギ「ぐ…」ドクン

ジャギ「ぐぬ…」ドクン

ジャギ「ぐぬぬ…!」ドクン

ジャギ「ほおおおおおー!」パリーン!

デビル「おぉ~!」ビグッ

ジャギ「今こそおのれに最新式ショットガンの威力を見せてやるわぁ!」ズドーンズドーン

デビル「あっ痛゙ぇ~!」ドシーン

ジャギ「おお!こいつはいい!速射出来んのか!」

野盗a「お見事ですぜ旦那!」

野盗b「北斗神拳の真髄、しかと見届けやした!」

ジャギ「カーネルの野郎、全くイイモン寄越してくれやがったもんだぜ」

野盗a「ではボスのところまで案内しますので付いて来てくだせぇ!」

ジャギ「…で、お前らはなんてー名だ?」

野盗b「フォックスと言いやす。これでも多少の拳法の心得がありますぜ!」

野盗a「そして俺はジャッカル!南斗爆殺拳の伝承者にして、神をも欺く男!」

フォックス「ボスはこの扉の向こうでお待ちです」ギィー

ジャギ「おう!」

ジャッカル「」ニヤ…バタン!

ジャギ「なっ!?テメェら!!」
ジャッカル「言ったはずだ。俺は神をも欺く男だと!」

ジャッカル「ケンシロウの名を出せば必ず食い付いて来ると思ってたぜ!」ヘッヘッヘ

ジャギ「ぬくく!おのれ~!」

フォックス「ペシャンコになって死ね!ギャハハハハ!」ガコン!

ジャギ「ぬぬう!!」キョロ

ジャギ「やべぇ!逃げ場がねぇ!」キョロキョロ

ジャッカル「フッ!ふははは!!死ね死ね死ねーい!」

ジャギ「うっ…うわああああ!」ドシーン!

フォックス「へっ!バカが!な~にが北斗神拳の真髄を見せるだ!」

ジャッカル「全くだ。銃に頼ってな~にが拳法だ!」

ジャッカル「デビルがやられちまったのは計算外だったが…」

ジャッカル「いつまでもあんなデカブツ養ってられねーと思ってたし、やっかい払いが出来てよかったってモンよ」

フォックス「やっぱジャッカル様は頭の出来が違うぜ!」

ジャッカル&フォックス「わははははははは!!!」

ジャッカル「さあ、仕事が片付いた事を知らせに行くぞ!」

フォックス「はっ!」

ジャッカル「(いや待てよ…奴の事だ。用が済んだとなれば俺を始末しに掛かるかも知れん)」

ジャッカル「フォックス!お前が知らせに行って、褒美を受け取って来い!」

フォックス「は?」

ジャッカル「ただ知らせて物を受け取るだけだ。わざわざ大勢で行く事も無い」

ジャッカル「俺はアジトで宴の準備をしておくぜ」ニヤ

フォックス「ハッ!お任せをジャッカル!(けっ!誰がバカ正直にオメェに渡すかよぉ!)」

フォックス「(俺様が全部持ち逃げしてやるぜ)」ニヤァ

ジャッカル「ん!任せたぞ!」キリッ

ジャッカル「(お前の魂胆など筒抜けだバカが!)」ニヤ

しかしその時、2人の背後から凄まじい轟音が鳴り響いた―

ジャッカル「な!?」

フォックス「うおっ!?」

瓦礫の山と化した罠の部屋からの中央にあの漢が立っていた―

ジャギ「お・ま・え・ら~」グオゴゴゴ

ジャッカル「ひっ!ば、ばかな!?」

フォックス「ちょっと待ってくれい!最初にあんたを罠にハメようと言ったのはジャッカルだ!」

フォックス「俺は反対したんだ!信じてくれ!この通り!」

フォックス「こんな無抵抗の男を殺ろうってのか!?」

ジャギ「殺る!」ズドーン

フォックス「はびんびん!!」

ジャギ「言いたい放題言ってくれたなぁ?ん?おい!」チャッ

ジャッカル「ハ…ハハ…流石は北斗神拳伝承者!全ては奴を倒す為の策!」

ジャギ「あぁん!」ギロォ

ジャッカル「すまねぇ!奴を倒す為、あんたを利用させてもらうつもりだった」カパッ

ジャギ「ほお~?では、その奴とやらの名を言ってみろ」

ジャッカル「それは…」 シュボッ

ジャッカル「バカが!くらえ!南斗爆殺拳!」ヒュン

ジャギ「!」ドゴーン

ジャッカル「へっへっへ…バカ野郎が」

南斗爆殺拳!

それは南斗108派随一の破壊力を持つ必殺の拳法!

ダイナマイトに着火し、投げる!
ただそれだけ!

ジャギ「火薬に頼って何が拳法だ」ズドッ

ジャッカル「えぎっ!」ピブー

ジャッカル「あああ!脳みそに!脳みそに指がぁ~」ズブズブ

ジャギ「頭心命という秘孔を突いた」

ジャッカル「あ~頭が~頭が痛てぇ」ピキィーン

ジャギ「その奴とやらを殺さねばお前の頭はぁ~…」

ジャッカル「頭は?!」

ジャギ「ボンっ!!!」

ジャッカル「ぎゃあ!!」

ジャギ「だ」ニタァ

マッド「ん?何をしに来た!?」

ジャッカル「カーネルに会わせろ!」

マッド「お前ごとき野盗などカーネル様は相手にせんわ」

ジャッカル「うるせぇ!一か八かやらなきゃならねぇんだ!これやるからよぉ~」スッ

マッド「ん~…で?!」ジジジ…
ジャッカル「じゃあな!」

マッド「ひょお~…たわば!!」ドガーン

ジャッカル「南斗爆殺拳!」キリッ
ジャッカル「あ痛゙え!!」ピキィーン
ジャッカル「こんな事やってる場合じゃねぇ!急がねぇと俺の頭が、頭が~!」

ジャギ『ボン…!だ!』ニタァ

ジャッカル「ヒィ~!」ダダダ

ジャッカル「カーネルぅ!」ダダーッ

カーネル「そんなに慌ててどうした…。首尾よくいったのか?」

ジャッカル「あ…頭が痛ぇ~!だから死んでもらうぞ!」バッ!

カーネル「どういう意味…ん?お前、その頭はどうした?」

ジャッカル「だからお前を殺さないと俺の頭がぼ…」グニュウー

ジャッカル「ボン♪ボン♪ボボボボ♪ボボボボン♪」ドシャア

カーネル「ぬっ!?こっ、これは!?」

ジャギ「このやろ~…よくもこのジャギに一杯食わせやがったな~」ヌゥ

カーネル「貴様!」

ジャギ「貴様を地獄に送る前に聞いてやろう!なぜこんなふだけた真似しやがった!?」

カーネル「フッ…1人でkingを滅ぼすような危険な男を野放しに出来るか」

カーネル「貴様は我が神の国に必要ない!ここで死ぬがいい!」

‐神は我々を選んだのだ!‐

超能力者 カーネル!

ジャギ「貴様に生き地獄を見せてやろう!」

カーネル「フッ…俺に勝てる気でいるとはな!」

ぶわぁ~とるぅ~…開始ィ!!

ジャギ「でえぃ!」ブン

カーネル「行くぞ!」シャッ

ジャギ「ぬおおおお!!」ババババ

カーネル「ふぬううう!」ババババ

ジャギ「でぇい!!」バキン

ジャギ「ダハハハハァ!!」ボォォォ

カーネル「貴様も知っていよう…世界最強の暗殺拳、南斗無音拳を!」

カーネル「俺は貴様の動きを前もって読む事が出来る!銃も拳も通じんぞ!」

ジャギ「フッ…それはどうかな?」

ジャギ「風殺金剛拳!!」ビュオオオ

カーネル「なっ…なにィ!うわ…うわあああ」ドシャアッ

ジャギ「目に見える銃や拳は避けれても、目に見えぬ風圧は避けようがあるまい!」

ジャギ「まだまだ読みが甘いわカーネル!ファハハハ!」

カーネル「バカな!この俺がダメージを受けるとは!?」

ジャギ「先にあのデカブツを俺にぶつけたのは運が悪かったな」

ジャギ「北斗神拳奥義水影心!俺は一度見た技は自分の技に出来るのだ!」

カーネル「そ…そんな!?」

リン「ジャギ様ー!」ガタン

ジャギ「ん?」

リン「わたしも戦う!」

カーネル「(神は俺を見捨てなかった!)ふはははー!」ビュオッ

カーネルはリン目がけて槍を投げた!

リン「ああっ!」

リン「ぎゃあああ~」

槍はリンの右肩に命中!

リン「痛い!痛いよぉ」ゴロゴローッ

ジャギ「やかましい!」ドスッ

リン「はうっ!」グッタリ

ジャギはリンの秘孔を突いて強引に黙らすのであった―

カーネル「(不憫だ…)」

ジャギ「俺があのガキを庇うと計算したんだろうが、俺はそんなに甘くねぇ!」チャキッ

カーネル「き…貴様ほどの力があったら何でも可能!一体貴様は何を目的に、何を目指して生きている?」

ジャギ「なにぃ~?」

ジャギはカーネルの問いに不意を突かれた―

白目を剥いて倒れているリンを放置したままなのも、カーネルに止めを刺すのも忘れて神の国を後にした―

ジャギ「目的…何を目指す…」…サマー

ジャギ「あまりに強えってのも困るもんだ。上を目指し様がねえ」…ジャギサマー

ジャギ「あん?」クルッ

リン「ジャギ様ー!」ダダダ

ジャギ「あのガキ…!あれだけの深手を負っていながら、全力で腕を振って!」

リン「わたしも付いていくー」ハァハァ

ジャギ「…目的は決まった!」

リン「えっ?なに?」ニコ

ジャギ「テメェの預け先を見付ける事だ!」

ジャギとリンは数日間の放浪の旅の末、水が豊富に湧きだし、花が咲き乱れる天国のような村に辿り着いた―

ジャギはこの間、リンに一口も水や食料を与えなかったがリンはフラフラになりながらも何とか耐えた―

リン「ジャギ様見て!花よ!」

ジャギ「食えもしねぇモンに興味はねえ」

女「こんにちは。花は好き?」

リン「はいっ!花なんてもう咲かないと思っていた…」

女「わたしはマミヤ。あなたは?」

リン「リンです」

マミヤ「リンちゃん、後でいらっしゃい。髪を洗ってあげる」

マミヤ「…」キラッ!

マミヤはジャギに刃の付いたヨーヨーを放った!

ジャギ「…ん?」グサッ

ジャギ「…いでぇぇ!」ピュー

刃はジャギの額に突き刺さった!

マミヤ「あなたは腕の方は用心棒として失格ね!」シュルルル

ジャギ「なんだと~!?」

マミヤ「ごきげんよう」スタスタ

ジャギ「待ちやが…」

レイ「今のはお前の女か?」スッ

ジャギ「あん?んだテメェは」

レイ「…違うようだな」フッ

レイ「俺の名はレイ。覚えておくがいい」スタスタ

ジャギ「…この村は気に食わねぇ!ガキ置いてさっさと消えるか」

イライラしながら村を出たジャギは獣の皮を被った武装集団に出くわした―

この辺りを荒らし回る牙一族である―

牙一族a「なんだお前、村から出て来たって事は俺達の邪魔をしようってのか?」

牙一族b「言っとくが俺たちゃ強いん」

ジャギ「うるせぇ!」ズドーン

牙一族b「だんばっ!」ドシャア

ジャギ「今の俺様はすこぶる機嫌が悪い!テメェら皆殺しに憂さ晴らししてくれるわ!」チャキッ

牙一族a「あ、兄貴ィ!」

ケマダ「肝の座ったいい男じゃねぇか…気に入った!」

ケマダ「俺たちはこれから、今あんたが出て来た村を襲ってやるつもりなんだが…」

ケマダ「俺たちと一緒に暴れねぇか?」ニヤ

ジャギ「ほぉう~…悪くねぇ」ニタァ

牙一族a「いいんですかい兄貴!あんなよそ者を引き込んで!」ヒソヒソ

ケマダ「俺にはわかる!あいつは俺たちと同じ匂いがする!」

ケマダ「ヤツはとんでもねぇ大悪党よ!」

一方その頃…―

リン「こんなに…髪が洗えるほど水が」バシャーッ

マミヤ「リンちゃんはなぜあんな人と一緒に居るの?」

リン「ジャギ様の事?」

リン「うーん…」

リン「なんだか暖かいの(*´∀`)」テヘ

マミヤ「あの人が暖かい?(ならこの虐待されたかのような肩の大きな傷や痩せ細った体は一体…)」

村人d「あばばばば…」ドシャア

ジャギ「次に死にてぇ奴ぁ前に出ろ!」チャッ

村人e「この男化け物か!」

レイ「」スッ

村人e「おおあんた!どこに行ってたんだ!あの化け物をやっつけてくれ!」

レイ「ヒョウ!」スパッ

村人e「れ!れ…?れれれの…」ズルー

村人e「れいっ」ブシャア

ジャギ「ぬ!?こ…これは南斗水鳥拳!」

レイ「気が変わった」ニヤッ

村人f「くそおっ!」グワアッ

レイ「むっ!」

ジャギ「慌てんな。もう死んでらぁ」

村人f「おっぺけぺ!」ボコオッ

レイ「これは!貴様!北斗神拳を!」

ジャギ「!」デン!

レイ「!」バン!

ケマダ「(この2人、ただの悪党とは違う!奴らは一体…)」

騒ぎを聞いて駆け付けたマミヤとリン―

マミヤ「こ…これは一体どういう事!?」

レイ「この男とお前らとでは勝負は見えている。俺は強い方に寝返っただけだ」

ジャギ「テメェは俺を怒らせた…!それがこの結果よ!」

マミヤ「うっ!(この2人を同時に敵に回したら勝ち目なんてないわ!)」

マミヤ「(どうしたら…)」

長老「そこまでじゃ!!」

長老「よくもわしらの大切な村の衆の血を流してくれたのぅ!」ガバッ

リン「ああっ!」

マミヤが振り返ると、村人全員を引き連れた長老がリンを人質にしていた!―

マミヤ「長老様!いったい何を!」

長老「ブサイクな方の男!この娘の命が惜しくば、そのイケメンな方の男を殺すのじゃ!」

ジャギ「誰がブサイクだゴルァ!」

レイ「(自覚はあるようだな)」

マミヤ「いくら村を守る為とはいえ、こんな小さい娘を人質にするのは許せない!」ダッ

長老「動くでない!動けばこの娘の右肩はどうなっても知らんぞマミヤ!」

リン「右肩はもうやめてー」

マミヤ「うく!」

長老「早く殺れぃ!さもないと…!」ググッ

ジャギ「そんなガキなんぞ知るか!好きにしろ!」

マミヤ「あなたって人は!」

~回想~

リン『暖かいの(*´∀`)』テヘッ

~回想終わり~

マミヤ「(リンちゃん…)」

マミヤ「(リンちゃんは私が!)」キッ

マミヤ「リンちゃんの代わりに私が人質になります!だからその娘を放して!」

長老「その男と関係の無いお前が人質の用になど足りぬわ」

マミヤ「なるわ!だって、私この人と婚約したんだから!」

ジャギ「なっ!」

マミヤはそう言うとジャギに口づけをする―

長老「うーむ、よしわかった!」

ジャギ「ド、ドウイウツモリダ」ドキドキ

マミヤ「リンちゃんは任せて」パチリ

マミヤ「あと、ちゃんと歯磨きしてね」ダッ

レイ「(熱い女だ)」

マミヤ「さあ、放してください」

長老「…」バッ

リン「マミヤさん!」ダッ

マミヤ「もう大丈夫…ついでに長老様には大人しくなってもらおうかしら」

長老「そんな事だろうと思っておったわ…あれを見ぃ!」ピシッ

マミヤ「はっ!?」

レイ「あ…あれは!?」

長老「おぬしの素性は調べさせてもらった!こんな事もあろうかと用意しておったのじゃ」

レイ「アイリー!!」

アイリ「兄さん!兄さんなの!」

レイ「貴様ぁ!!」

長老「さあブサイクな男!連れの娘と婚約者を助けたければイケメンを殺せ!」

長老「イケメンな男!可愛い妹を助けたければブサイクを殺せ!」

長老「(北斗と南斗が奥義を尽くして戦ったらその結果は相討ち!」

長老「(意図せず邪魔なマミヤを消す大義名分も出来おった)」

長老「(これでこの村はわしのものじゃ…なんとわしの頭の良い事よ)」グフフ

レイ「すまぬジャギ!覚悟!」ブワァッ

ジャギ「おわっ!!」

レイの凄まじい斬撃を前に、背後の岩壁に追い詰められながらも辛うじて避けるジャギ―

だが…―

ズバァァァ!

ジャギ「はわわわ…」

村人g「おお!あの硬い岩を引き裂いてしまった!…でお前はどっちが勝つと思う?」ヤンヤ

村人h「もちろんイケメンな方だ!だがあのブサイクな方もよく無事だったな!」ヤンヤ

レイ「バカ野郎!なぜ戦おうとせん!仮にも南斗聖拳を極めた俺に無防備な男を殺せと言うのか!」

ジャギ「(これだけ拳が速くては銃を撃つ暇も無い!)まあ待てレイ!話せばわかる話せば!」

長老「なにをモタモタしておる!早く殺れぃ!早くせんとぉ~」

マミヤとアイリの喉元に、そしてリンの右肩に槍の先が向けられる―

レイ「うくっ!」

リン「(わたしさえ我慢すれば2人は戦わないで済むんだ!)えいっ!」グサッ!

自ら槍に身を投げるリン!―

リン「ぎゃあああー!やっぱり痛いよぅ!」ゴロゴローッ

マミヤ「リンちゃん!」

アイリ「(この娘も私と同じ事を!こんなに小さな娘が…)」グッ

村人g「ああっ!この女の人は舌を!」

長老「ぐぬぬぅ…」

マミヤ「ジャギ!レイ!もう私の事や村の事はどうでもいい!」

マミヤ「ただ、あなた達の愛する人を救って!お願い!」

ジャギ「!」

レイ「!」

ジャギ「愛だのヘチマだのは知らねぇが…」ユラァ…

ジャギ「こんな面倒な茶番はさっさと終わらせてクソして寝るぜ!」ピタッ

レイ「この構えは…!?」

ジャギ「この構えの持つ意味はオメェも知っていよう!」キリッ

レイ「いや知らん」キョトン

ジャギ「あら?(間違えた?!)」

ジャギ「ならばこいつはどうだ?」シャキン

レイ「知らん」

ジャギ「ならこれだ!こうか!」ホッ!ハッ!

村人h「なんだ?ブサイクな方が変な踊りを始めたぞ!」

ジャギ「(どうだったっけ…聖極輪の構えってどうだっけ~)」ダラーッ

レイ「(構えで何かを伝えようとしているのか?…もしや)」

ジャギ「ぬぅ~ん…はっ!」ピシッ(※注歌舞伎の首回しみたいなポーズを想像してください)

レイ「北斗神拳秘伝の聖極輪…?」

ジャギ「ハァハァ…」コクリ

このss(らしきもの)を書くに当たり、自らに一切の制限は課しておりません。

1レス毎にその時書きたいように書かせて頂いております。

さらに、このようなss(らしきもの)を書くのは今回が初めての事であり、読むに耐えない内容になる可能性が充分にある事も認識しております。

それを踏まえ、最後までお付き合いして頂ければ幸いです。

村人g「なんだあ!」

村人h「双方異様な構えを!」

長老「(覚悟を決めよったようじゃのぅ。最悪でもどちらかは間違いなく死ぬ!)」

長老「(こちらは人質がおる。死ななかった方も手出しは出来んわい)」グフフ

‐南斗水鳥拳‐

義星の男 レイ!

ジャギ「早く気付きがれ!バカ野郎が!」

レイ「お前が悪い」

ぶぁ~とるぅ~…開始ィ!!

レイ「ヒョウ!」シャッ

レイ「シャオッ!」シャッ

ジャギ「でえぃっ!」バキッ

レイ「はあっ!」ボォォォ

レイ「南斗虎破龍!」シャワッ

ジャギ「(俺はレイに秘孔を突かせるように動かなきゃならねぇ…)」スッ

ジャギ「えぎっ!」ドスッ

ジャギ「ぐ…(そして)」ドクン

ジャギ「ぐぬ…(今度は俺が)」ドクン

ジャギ「ぐぬぬ…(奴の秘孔を)」ドクン

ジャギ「…でへっ!」ドシャア

レイ「あ…おい」

こうして、北斗神拳2000年の歴史はジャギの代で幕を降ろした―

モヒa「ジャギ様!恐れていた事が!」ジャギ「どうした」

‐完‐

リン「ジャギ様ーーー!!」

ジャギ「!」カッ!

ジャギ「ふぬおおおおっ」グアアアッ

ジャギ「北斗龍撃虎ぉ!」

レイ「げふっ!」ズザザーッ

ジャギ「…ぐふぁっ」ドシャッ

レイ「や…やはり相討ちか…!」ドサッ

マミヤ「ジャギ!レイ!」

アイリ「兄さん…!そんな…私の為に…」

長老「(都合良く2人とも死におった!)念の為じゃ。2人の心臓を調べろ」

村人g「…」ソロリソロリ…

村人h「…」ピタッ

村人g「…」ホッ

村人g「大丈夫です長老!間違いなく死んでまーす」

長老「マミヤさんや…残念じゃが村に仇為した以上、ここを出ていってもらわねばならん」

長老「2人の死体を村の外に放り出すのじゃ!」

村人達「おー!!」

マミヤ「や、やめて!!」

長老「命だけは助けようと言うんじゃ!有り難く思わんか」

長老「次はこの女達を放り出せー!」

村人達「おー!!」

マミヤ「お願い!せめてリンちゃんとアイリさんだけは…はっ!」
村人g「はなはなは!」ボコオッ

長老「はあああ!?」

村人h「ち…長老…や…ヤツが…やややや…」グニュー

村人h「やきっぺ!」ボコオッ

長老「こ、これはどうした事じゃ!」

ジャギ「敵を騙くらかすのも北斗南斗の奥義ってヤツよ」

ジャギ「なあ?おい…」クルッ

レイ「」

ジャギ「チッ…加減を間違えたようだな。くたばりやがった」

ジャギ「まあいい、どの道ジジィ!テメェはもう終わりだ!観念しろ!」チャッ

長老「み…皆の者!かかれ!かかるのじゃ!」

村人i「あんな化け物に俺達が勝てる訳ない!」

一斉に逃げ出す村人達だったが―

ケマダ「お前達が俺達が生かしておかん!」ザクッ!ザシュ!

村人達「ぎゃー!!」

ジャギ「確実な死は5秒後!念仏でも唱えるんだなぁ…」チャッ

長老「そんな…5秒だなん」

ジャギ「5!」ズドーン

長老「てんぺすとっ!」ドシャア

ジャギ「0だ…!」

リン「ジャギ様ー!怖かったよぅ!痛かったよぅ!」ガシッ

ジャギ「まったく…テメェの居る所はロクな所がねぇな」フッ

マミヤ「(あの人、今一瞬だけどとても優しい目を…)」キュン

アイリ「兄さん…兄さん何処?早く私を抱き締めて…」ヨロッ

レイ「」

村はマミヤを残して全滅し、牙一族のものとなった―

そしてレイは3日3晩生死の境を彷徨った後息を吹き返すのだった―

レイ「俺が仮死状態だった間、いろいろあったようだな」

アイリ「ええ、でも兄さんが生きていて良かった」

レイ「お前も無事でよかった」ナデナデ

レイ「ヤツには大きな借りが出来たな」フッ

牙大王「わしらもその男のお陰で村が手に入った!」

牙大王「ジャギとか言ったな。今日からお前もわしの息子だ」

マミヤ「長老や村の人は残念だったけど、結果的に丸く納まってよかったかも知れない」

マミヤ「弟のコウは無事だったし」ニコッ

コウ「姉さん」ニコッ

ジャギ「ふ…ふっふぅ~!そうかぁ?俺様のお陰かぁ?」デレデレ

ジャギ「じゃあおのれら!俺様の名を言ってみろ!」

リン「ジャギ様ー」ワーイ

レイ「ジャギ!」フッ

アイリ「ジャギ」フフッ

マミヤ「ジャギ///」

コウ「ジャギさん!」

ケマダ「ジャギの兄貴!」

牙大王「我が息子ジャギ!」

ジャギ「フッフ~(悪くねぇ気分だ)」

マミヤ「じゃあ、私たちはもう行くわ」

マミヤ「これから住む場所を見付けないとね」

牙大王「ん?息子から聞いたが、お嬢さんはジャギと婚約したんだろう?」

マミヤ「そっそれは芝居で…///」

牙大王「ジャギの婚約者ならわしの娘も同然!この村を出る必要はない」

牙大王「ジャギと共にこの村に住むがよかろう」

ジャギ「おい牙親父、それはなー…」

マミヤ「お言葉に甘えてそうさせてもらいます」

マミヤ「お義父さん」ニコッ

ジャギ「ダメだこりゃ…」

マミヤ「レイとアイリさんはこれからどうするの?」

レイ「うむ。2人でどこか静かなところで暮らすさ」

牙親父「水も食料も豊富なこの村で過ごすがよかろう」

牙親父「共に暮らせば家族も同然。そこのちっこいのも一緒に我が子になるがいい」

リン「わーい!家族がいっぱい!」

レイ「どうするアイリ?」

アイリ「わたしは兄さんと一緒ならどこでもいいわ」

レイ「じゃあよろしく頼む」

レイ「親父」フッ

牙親父「ところでギバラは何をしておる?根城の物資を回収に行ったまま3日も帰って来ぬではないか」

ケマダ「そう言えば確かに遅ぇな~」

牙親父「ケマダよ、ジャギと一緒に様子を見て来い」

ジャギ「おい、何で俺が行かなきゃならねぇんだよ」

牙親父「道中野盗に襲われんとも限らん。お前が付いておれば安心だ」

ジャギ「(どの口でほざいてんだ)」

ケマダ「兄貴!行くぞぉ!」

ケマダと共に牙一族のかつての根城に向かったジャギ―

そこで2人が見たのは多数の牙一族の死体のみであった―

ケマダ「あああ~!兄弟達が!兄弟たちがぁ!!」

ジャギ「ぬぅ…」

慌てふためくケマダを尻目にまゆひとつ動かさず、ジャギは死体の1つの傍で屈み込む―

ジャギ「こっ…これは!」

ケマダ「どうした兄貴!」

ジャギ「北斗神拳!」

ギバラ「ケマダの兄貴~…」ヨロヨロ

ケマダ「ギバラ!何があったんだ!何処のどいつが兄弟達を~!」ガシッ

ギバラ「マダラも簡単に殺られちまったぁ~ヤツは化け物…ばけ…ばけも」グニュゥ

ギバラ「にょおー!!」ドチャッ

ケマダ「ひっ!これは兄貴と同じ!」

ジャギ「ぬう!まだ近くに!?」キョロキョロ

ジャギ「(ラオウか!?トキか!?それとも…)」

ジャギ「(ケンシロウか!?)」ピカッ

その時一筋の稲妻が天を裂いた―

戦々恐々とするジャギであったが、その場に北斗の兄弟が現れる事は無かった―

2人はひとまずマミヤ達の元に引き返す事にした―

牙親父「なにィ!わしの可愛い息子達が!」

牙親父「ぬぅ~!身内を殺されて腸が煮え繰り返る思い、どう晴らしてくれよう!」

興奮する牙大王を尻目に思案に耽るジャギ―

ジャギ「(あんな真似しやがりそうなのはラオウかケンシロウのヤツだろう…)」

ジャギ「(仮にケンシロウだとしても、あいつは俺が伝承者になった時に反対してなかったから、俺と争う理由はねぇ…)」ハッ!

~回想~

モヒa「北斗神拳の伝承者がジャギ様に!」


ジャギ「で、兄者達はなんと!兄者達が黙っておるまい!」

モヒb「は、はい!それはもう!」

~回想終わり~

ジャギ「(ラ…ラオウ!)」ダラーッ

牙親父「我が牙一族の組織力と情報力をもってすれば、居場所を突き止める事など容易い事!」

ジャギ「ゲッ!(そんな真似されたらラオウに俺の居場所を教えるようなもんだ!)」

ジャギ「おい!レイ!オメェに頼みがある!」

レイ「フッ…例え妹をくれと言っても俺は拒まん」

アイリ「兄さんったら!」

マミヤ「」ムカッ

ジャギ「そのガキをオメェに預ける!」

レイ「連れて行かんのか」

ジャギ「当たり前だ!(そんな疫病神連れて歩けるか!間違いなくラオウに出くわしちまうわ!)」

レイ「(北斗神拳伝承者としての宿命にケリを付ける気か!そんな危険な旅には連れて行けぬと)」

レイ「わかった、リンは俺が守ろう…」

ジャギ「いいか!」ガシッ

ジャギ「くれぐれも!」

ジャギ「そのガキが村を出て俺を追い掛けるような真似はしないように!」

ジャギ「しっかりと見張れ!」

ジャギ「いいな!」

レイ「う…うむ(なんと必死な眼だ)」

マミヤ「(ジャギ、あなたはリンちゃんの事をそこまで…!)」

ジャギ「ふぅ~…(後は出来るだけ遠くに逃げるだけよ)」

ジャギ「牙親父も連中を殺ったヤツは探すな、いいな!」

牙親父「むう!なぜだ!沢山の息子を失ったのだぞ!」

マミヤ「お義父さん、ジャギの言う通りにしてあげて」

レイ「ヤツは己の宿命を己だけの手でケリを付けるつもりだ」

レイ「悔しいのはわかるが、ヤツに全てを任せてやってくれ」

牙親父「ぐぬ~!」

牙親父「…仕方あるまい」

牙親父「子が為したいと思う事は黙って見守るのも親の努め!」
牙親父「ジャギよ行くがよい!だが忘れるな、ここはお前の村だ」

牙親父「いつでも帰って来ていいのだぞ」

ジャギ「あ…ああ(バカめ!こんな危ねぇ所に誰が帰るか!)」

牙大王からの餞別として数日分の食料とバイクを与えられたジャギは、すぐさま村を出発した―

リン「ジャギ様ー!!」

リン「どうして…」

マミヤ「リンちゃん、彼はね…あなたの為を思ってあなたを私達に預けたのよ」

マミヤ「大丈夫。彼は絶対に帰ってくるわ」ニコッ

牙親父「マミヤよ、後を追っても良いのだぞ」ズンッ

マミヤ「追っても無駄…。あの人が気を掛けていたのはリンちゃんだけ」

マミヤ「私には一言もなかった」

牙親父「それだけお前を信用しておると言う事だろう」

牙親父「マミヤよ、お前の愛はきっとジャギに届く。それを信じて待つがよい」スッ

マミヤ「はいっ」

ケマダ「(親父…渋い!渋すぎるぜ!)」

ジャギが村を出て2日後―

ジャギ「この街で食料と燃料補給しておくか」ブロロロン…キィーッ

ジャギ「おい!ここに銃がある!水食料と燃料寄越せ!」

店主「は?あんた何言ってんだ。銃なんてもらっても」

ジャギ「なら弾をくれてやろう!」スドーン

店主「きゅもっきゅん!」ドシャア

ジャギ「ジジィ!勝手にもらっていくぞ」ババッ

「ぶぎゃあ!」ガッシャーン

ジャギ「ん?」

大男a「ああ!あんた助けてくれ~!頼むよ~」ヒィヒィ

大男b「ヘイ!掛かって来い!ぶっ殺してやる!」

大男b「俺は今日までの命なんだ~!何だってやってやるぞ」

ジャギ「おいお前!俺の名を言ってみろ!」

大男b「ああ~?てめぇなんぞ知るか!バカか~?」

ジャギ「そうか!」バゴッ

大男b「ゲエッ!」ビシイッ

大男b「か…体がしびれ…」ハッ!

大男b「あ、あんたもあの男と同じ魔術が使えるのか!?」

ジャギ「あの男ぉ~?」ピクッ

大男bは自分が死を待つだけの捨てられた村の生き残りであり、その村を救った救世主がトキである事を語った―

そして、そのトキが冷酷な殺人鬼に変貌し、木人形として狂気の秘孔実験を繰り返している事も―

大男b「俺は体を突かれ、3日で死ぬと言われたんだ!頼む、助けてくれ!今日がその3日目なんだ!」

大男b「たのわ!」ガバアッ

ジャギ「ゲッ!これは確かに北斗神拳!」

ジャギ「あのトキが狂っただと!?」

トキこそが北斗神拳伝承者となるであろうとジャギは確信していた―

それほどに彼の技の切れ、体の流れ、心・技・体は突出していた―

ラオウに加え、そのトキまでもが己を牙を剥くとなると―

ジャギ「もし本当ならヤバさはラオウどころじゃねぇ!」ワナワナ

ジャギ「ここからも早いえトコどんずらしねぇと!」

ジャギはラオウだけでなくトキからも逃げなければならなくなった―

ジャギ「ん~…だがまあ、日も暮れかけた事だ」

ジャギ「今日はこの村で休むか」ドサッ

物騒な小男「おいお前、強そうだな。勝負してみんか?」

ジャギ「ぁん?俺か?」ギロォ

物騒な小男「そうだ。勝てば食料を一ヵ月分やろう」

ジャギ「ほぉ~う」ガタッ

物騒な小男「なぁに…簡単なゲームだ。このギュウキと腕相撲してもらう」

ギュウキ「のぉほほ~!いい度胸だ!そんな細い腕で俺に勝てればいいがな…」グフフ

ギュウキ「さあ来なボウヤ!」デンッ

ジャギ「なんだ腕相撲か…」コキッコキッ

ジャギ「おら、来いハゲ」ガシィッ

ギュウキ「その腕…」ググッ

ギュウキ「ぶち折ってや」

ジャギ「バカが」ズドーン

ギュウキ「るんばっ!」ドシャア

物騒な小男「え!?」

ジャギ「俺の勝ちだな!約束通り食料寄越せ」チャッ

ジャギはハブと名乗る小男を銃で脅し、食料を受け取るべく夜道を進んでいた―

ジャギ「おい、まだか!」バキャッ

ハブ「ひ…ひぃ!あそこに見える建物がそうです」

ジャギ「まったく…賞品の食料くらい持って来ておけバカ野郎が!」バコッ

ハブ「ひ!いだ!一ヵ月分なんて大量の食料、持運びしてるわけないでしょぉ~」

ジャギ「それもそうだな」スパァン

ハブ「いちいちぶたないでぇ!着きました!着きましたからぁ!」

ジャギ「よし!じゃあな!」ズドーン

ハブ「ひでぇ!」ドシャッ

衛兵「ん!?なんだお前は!」

ジャギ「約束の食料一ヵ月分をもらいに来てやった!」

衛兵「何の約束だ」

ジャギ「勝負に勝ったら…ってコイツと約束したのよ」ポイッ

ハブ「」ドサッ

衛兵「!…なるほど…」ニヤッ

衛兵「少々お待ちを」

15分後―

衛兵「どうぞこちらへ。約束の者をお渡しする故、お通しせよとの事です」サッ

ジャギ「ん!ご苦労!ファハハハハ!」

衛兵「トキ様!新しい木人形を連れて参りました」

ジャギ「ん~ふふぅ…そうかトキか…」ハッハ

ジャギ「…!」

ジャギ「トキィ!?」ギクッ

トキ「うむ」

衛兵「この男拳法の心得があるようで、ハブを倒した程の男にございます」

トキ「そうか…」ニヤリ

ジャギ「(ひぃぃ~あの笑顔怖ぇ~!怖ぇよ~!」ガタガタ

トキ「ふむ…なるほど…いい締まりをしている」ジロリ

トキ「どうやら貴様は最高の木人形のようだ…」

トキ「実験の準備だ。連れていけ」

衛兵「はっ!さあ来」ガシッ

ジャギ「誰が行くか!」ズドーン

衛兵「ばやしっ!」ドシャア

トキ「なかなかの強さだが、無駄なあがきはせん事だ」

‐狂気の堕天使‐

北斗の次兄 トキ!

ジャギ「俺も昔のジャギじゃねぇ!」

トキ「戦ってみればわかる!」

ぶわぁ~とるぅ~…開始ィ!

ジャギ「どおっ!」ブンッ

トキ「ヒュッ!」シャッ

ジャギ「ぬおおおお!」ババババ
ジャギ「むうううん!」ババババ

ジャギ「でぇい!!」バキン

ジャギ「フハハハハァ!」ボォォォ

ジャギ「北斗羅漢撃!」ブオガガガ

トキ「」サッ

ジャギ「トキ!俺様の速い突きがかわせるかー!」

トキ「え?」

トキ「えひゃいっ?」ドドカドドカ
トキ「でぁ!」ドシャア

トキ「み…見えない!拳がまったく見えない!そんなバカな!」

ジャギ「見たかトキ!これが北斗神拳伝承者の拳よ!」

ジャギ「(あのトキを容易く!シンやレイとの闘いは無駄じゃなかったようだな)」

ジャギ「なぜあんたが変わったかは知らねぇが…」

ジャギ「今のあんたは危険な匂いがしてならねぇ!」チャキッ

トキ「はわわ!待ってくれ!俺はトキじゃねぇんだ!」

ジャギ「あ!?」

アミバ「俺の名はアミバ!拳王様の命令でトキに成り済ましていただけだ」

ジャギ「なんだとぉ!?(道理でトキにしちゃ手応え無さ過ぎたわけだ)」

ジャギ「だが、拳王ってのは何者だ?オメェがトキに成り済ましていたって事は、本物のトキは何処に?」

アミバ「トキはカサンドラに幽閉されている。そして拳王様とは、お前も良く知る男だ」ニヤッ

アミバ「その男の名は、北斗の長兄ラオウ!!」ピカァ!ゴロゴロゴロ…

ジャギ「なにィ!」

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年08月04日 (月) 23:53:41   ID: Wm5Tu0vD

きになるとこで終わってんな

2 :  SS好きの774さん   2015年03月04日 (水) 19:42:25   ID: Dr5TO9jT

このジャギ様が優しく??なっていくというかこののりが大好きw
続きはっ...!?

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