ナナバ「今日も大盛況だ」(71)

エレン「もっきゅもっきゅ」

コニー「もっきゅもっきゅ」

ジャン「おいお前ら、何食ってるんだ?」

エレン「ん?バナナだけど」

コニー「やっぱ朝はこれと牛乳に限るよな!」

ジャン「そんなもん、今朝のメニューにはなかったぞ」

エレン「ああ、この前コニーと一緒に街に買い物行ったとき、まとめ買いした」

コニー「美味い、甘い、柔らかい。それでいて栄養価も豊富だからな。思わず全財産はたいちまった」

エレン「このバナナ食い始めてから、すっげえ調子いいんだよ。もうバナナのない生活は考えられないな」

ジャン「はっ、こんな果物によくもまあそこまで……」

クリスタ「そんなに美味しいんだ、そのバナナ」

エレン「おう。クリスタも一本食べるか?」

クリスタ「え、いいのエレン?ありがとう!」

エレン「ほら」ムギュッ

クリスタ「んぅっ!?……ん、ふぅ……んむ……!」モゴモゴ

男一同「」ガタタ

エレン「どうだクリスタ?俺のバナナの味は?」

クリスタ「んっ……ん……はぁはぁ……思ってたより、ずっと大きいんだね」

クリスタ「でも、甘くておいしい……もっと欲しくなっちゃう……」トロン

コニー「お、クリスタもバナナの良さがわかるか!なら俺のバナナも少しやるよ」


ライナー「ちょっとバナナ買ってくる。あくまで兵士として、肉体を健康に保つために!」

アルミン「僕も行くよ。もちろん僕が食べて、屈強な肉体を得るためにね!」

マルコ「抜け駆けはさせないよ。バナナは全て僕が買い占めさせて貰う!」

ジャン「俺は正直者なんでな……ミカサのためにバナナを買ってやるぜ!」

フランツ「僕は遠慮しておくよ。バナナなんか目じゃない、自慢の大根をもっているからね」

ベルトルト「僕はライナーが無駄遣いをしないためにも一緒に行くよ……」


エレン「どうしたんだあいつら急に?」

コニー「やっぱこの芳醇な香りを嗅いじまったら、食いたくなるよなぁ」

クリスタ「はむはむ……どうしよう、美味しくて止められないかも……」

僕のバナナもくわえてください……

【商店街】

ナナバ「ゲルガー、在庫の方は大丈夫?」

ゲルガー「ああ。この前訓練兵が大量に買ってくれたからな。今日は多めに用意しておいた」

ナナバ「まさか私の気まぐれで始めたバナナ屋が、ここまで繁盛するとは思わなかったよ」

ゲルガー「俺のおかげだろ?ならもっと給料上げてくれても……」

ナナバ「君はただ私の名前を面白がって、バナナバとか連呼しただけじゃないか!」

ゲルガー「いやいや、そこから開き直ってナナバ印のバナナが生まれたわけだから、俺の功績……」

ナナバ「削ぐよ?」

ゲルガー「すまなかった」

ミケ「……二人とも、営業態勢に入れ。お客の匂いがする」スンスン

二人「「!!」」

ライナー「うおおぉぉぉぉぉ!バナナバナナバナナバナナバナナバナナナバナバナバナナバナバナバナナ……!」


ナナバ「……うん、ミケの鼻がなくても、彼がお客だということがよくわかるよ」

ゲルガー「どんだけバナナ食いたいんだよ、あいつ……」

ミケ「あれも訓練兵か……?」


ライナー「すまない!ここがバナナ屋かっ!?」

ナナバ「い、いらっしゃい」

ミケ「……ナナバ印のバナナ屋へようこそ」

ゲルガー「一本ばら売りからやってるが、何本買っていく?」

ライナー(考えろ、ライナー・ブラウン……!俺の予算はあまりない……どれが一番いいバナナなんだ……!?)

バナナ食いたくなったジャン!

~妄想・ライナー劇場~

ライナー「ほらクリスタ、お前が好きなバナナだぞ」

クリスタ「ありがとうライナー!わあ凄い、エレンのよりももっと大きいバナナだ!」

ライナー「はっはっは!俺のバナナは一味違うからな。もっとこう……じっくり舐めて味わってくれ」

クリスタ「んちゅ……おいひいよ、ライナー……」ペロペロ

ライナー「そりゃよかった!ところでクリスタ、実はもう一本、とっておきのバナナがあるんだが……」

クリスタ「食べたい!どんなバナナなの?」

ライナー「すごいぞ、大きさもさることながら、絶妙な歯ごたえも楽しめる鎧の巨大バナナだ。すぐに食べるか?」

クリスタ「うん!」

ライナー「よし、それじゃあゆっくり食べるためにも、まず俺の部屋に行こうか……」


~~~~

最近ssでもナナバさん達の出番増えてきたな。いいことだ。

ゴリライナーは帰れ

ライナー「うふぇ、うへへははは……!」

ナナバ「お客さんが奇声をあげ始めた!?」

ミケ「……バナナの匂いに興奮しすぎたのかもしれない。気持ちはわかる」

ゲルガー「バナナフェチ……いや、バナナ中毒かこいつ?」

ライナー(俺のバナナよりは小さく、かつさっきのエレンの持ってたバナナより大きいバナナ……どこだ!?)

ナナバ(……バナナを見定める目が、尋常じゃない)

ゲルガー(これもう、バナナ廃人じゃね?)

ミケ「…………今ならなんと、5本買うとおまけでもう1本」

ライナー「ああもう、ここのバナナ全部売ってくれ!(どのバナナも俺のバナナより大きそうだなんて計算外だ……!)」

ミケ「……毎度有り」フフン

ゲルガー「あー、んじゃお会計はこんだけになるんだが……」

ライナー「釣りはとっておいてくれ!」っベルトルトの財布

ナナバ「あ、ありがとうございましたー……速いね、もうあんな遠くに……」

ゲルガー「早く戻って思う存分バナナを食いたいんだろうな……すげえよあいつ。バナニストの鑑だ」

ナナバさんがスレタイになるのは初めてか?
何にせよ期待

ミケ「……開店から5分で売り切れるとはな」

ナナバ「いくらミケが煽ったからとはいえ、全部買うとは思わなかったよ」

ズダダダダダダダ!

ミケ「ん?」スンスン


男訓練兵共「「すみません、バナナ売ってください!」」


ナナバ「す、すまないね。さっきのお客さんので最後だったんだ」

男訓練兵共「「」」ガーン

ゲルガー「わりぃな。ま、次はもっと用意してくるから、またのご来店を頼むぜ」

シカタナイカ…

ナナバ「凄い淋しそうに帰っていく……そんなに私のバナナが食べたかったのかな?」

ゲルガー「あいつら全員、訓練兵だったぞ?ブームにでもなってるんじゃないか?」

ナナバ「……営業方針を見直す必要がありそうだね」

【訓練兵団食堂】

クリスタ「……けぷっ」

エレン「いやー食った食った。これで午後の座学もばっちりだな」

コニー「こんだけ美味いんだから、バナナ食ってれば頭もよくなるよな!」


バタン! ライナー「クリスタァァァァァ!お、俺のバナナを食べ――


ユミル「あよいしょー」ゴキッ

ライナー「な……何故……」パタリ

ユミル「お前はあの馬鹿二人と違っていやらしい下心丸見えなんだよっ!」ゲシッ

ライナー「おうふ」

クリスタ「ごめんねライナー。エレンとコニーに結構おすそわけしてもらったから、もうお腹いっぱいなの」

ライナー「無念……」ガクッ


ベルトルト(……どうしよう、財布落としたかも)

ナナバさんだと
期待

ナナバさん好きなキャラなんだよな~
支援

俺の中ではナナバさんはカッコ良くてちょいオネエ

【調査兵団・分隊長私室】

ミケ「さあ……会議を始めるぞ」

ナナバ「ああ。さて、予想外の勢いで私のバナナが売れているわけだが……今後の方針を決めようと思う」

ゲルガー「今日の2倍の量を用意しても、多分売り切れるんじゃないか?」

ナナバ「だろうね……、多分これが嬉しい悲鳴というやつなんだろう」

ミケ「……うむ、こちらのバナナも丁度食べ頃だ」スンスン

ゲルガー「ナナバが育てて、ミケさんが鼻で食べ頃のものを厳選、そして俺が運搬してきたわけだが……」

ナナバ「このまま販売量を増やせば、ゲルガーの体力が底をつくのが先だね」

ゲルガー「従業員を増やすってのはどうだ?」

ミケ「……人件費は、意外とかかるものだ。安さと味を両立させるには……」

ナナバ「訓練兵の子供達が嬉しそうに買ってくれるんだ。値上げは極力避けたいところだね」

ゲルガー「せめて、俺達にもう少し時間の余裕があればな……」

ミケ「……二兎を追う者、一兎も得ず」

ナナバ「え?」

ミケ「いい案が浮かんだ」

鎧のバナナって
つまり被って…おや?こんな時間に誰か来たようだ

その後 >>18を見た者はいなかった・・・

~翌日~

エルヴィン「え?」

ミケ「世話になった」っ辞表

ゲルガー「流石に両立は無理って話ですよね団長」っ辞表

ナナバ「盲点だったよミケ。これでやっとバナナ売りに専念できる」っ辞表

エルヴィン「え?」

ソレジャアサッソク、ツギノギダイナンダケド…


エルヴィン「……え、辞表?これ、本物?」ガサガサ ポトッ

エルヴィン(む、封筒の中に辞表とは別の紙が……)

【ナナバ印のバナナ お試し無料引換券 お一人様2本まで】

エルヴィン「」

エルヴィン「」

エルヴィン「……落ち着け私」

エルヴィン「リヴァイがいるなら、大した問題じゃないじゃないか……うん、きっとそうだ」

ナナバさんって女だよね
ウドガルト城でけっこうはっきり胸描いてあった

未だにわからない
リバイさんも顎尖ってるし
ハンジは女っぽいけど

~さらに翌日~

コニー「あんなにあったバナナがもう無くなっちまった……」

クリスタ「ごめんね……二人が買ったものだったのに……」

ユミル「さすがに私も悪かったと思ってる。クリスタがはまるのも頷ける味だった……バナナ恐るべしだな」

エレン「別に気にしてねーよ。また買えばいいだけだからな。幸い俺はまだ金持ってるし」

クリスタ「今日は私とユミルもお金持ってきてるから、せめて私達が食べた分くらいは払うよ」

エレン「だから気にするなって――ん!?」


リヴァイ「安いぞー、うまいぞー。オラ、バナナ買ってけガキども。バナナ食わねえと俺みたいに大きくなれねえぞ」


エレン「」

コニー「」

クリスタ「」

ユミル「ぶふぅ!?」

今日はここまで。
今朝みた夢がこんな感じだったので勢いで書いてる

ssの兵長はどれも親しみやすさmaxだなwww

おい調査兵団事実上の崩壊だろこれwwwww

見た夢を参考にえを描いたいた天才がいたし
諌山先生も夢でみた内容を使うときがあるとなんかのインタビューで言ってたな

エルヴィン息してない

ナナバさん喰われるシーンで胸辺りが膨らんでた
リーネさんはでないの?

バナナ売ってるんだろうなと思ったらやっぱりバナナ売ってた

ゲルバナコンビか

兵長がツッコミ待ち過ぎてつらい

>>29そうだよね!
ナナバさん男派の人がけっこう多くて驚いた
あんなにはっきりおっぱいがあったのに…

29です

ナナバさんはぶっちゃけ女でしたーみたいな?
そんな展開がマンガ番外編で女湯登場的なのがあってほしい!щ(゜▽゜щ)

リヴァイ「おい、そこのお前……何故吹き出した?」

ユミル「うぇ!?わ、私のことか!?」

リヴァイ「他に誰がいる?」

ユミル(いやだって、俺みたいに大きくって……ぷふっ、私やエレンより背ェ低いじゃんかよ!?)

リヴァイ「お前が考えていることは大体わかるが……オルオ!」

オルオ「はっ!」

リヴァイ「俺の身長をそのメジャーで測れ」

オルオ「このオルオめにお任せを!……1、161.5センチです兵長!!」

リヴァイ「ふふん」ドヤァ

エレン「」

コニー「」

クリスタ「」

ユミル「(今度笑ったら流石に殺されるな……)」

グンタ「そうか、訓練兵には事の凄さがわからないか」

エルド「俺達も未だ信じられないんだが、兵長はバナナを食べ始めてから、身長の限界値を突破したんだ」

コニー「ま、まじかよ!?こ、これで俺もチビって馬鹿にされずにすむのか……!?」

リヴァイ「その通りだ。わかったらどんどん買ってけガキ共」

クリスタ「お、女の子でも身長は伸びますか!?」

リヴァイ「あん?……絶望的にチビだな、お前」

クリスタ「むー……」プクゥ

ユミル(クリスタはこのサイズのままがいいなぁ……)

リヴァイ「心配するな。女の場合は程よく身長が伸びると同時に……ペトラ!」


ペトラ「は、はい兵長!」ボイーン


リヴァイ「このようなメロンを手に入れることができる」

クリスタ「バ、バナナでメロン……!?」

グンタ「全く……罪作りな女だぜペトラ……」ボタボタ

エルド「ああ、公衆の面前で思わず下半身が立体機動しそうだ」ボタボタ

オルオ「ペトラよ……お前のバナナで得たメロンに俺のバナナを挟んで……」ボタボタ

ペトラ「凍らせたバナナで頭叩き割るぞ男共!?……へ、兵長のバナナでしたら私はいつでも……」テレテレ

リヴァイ「……なら今夜、メロンの先端のイチゴも収穫してフルーツカーニバルと洒落込むか」

ペトラ「」プシュー


ナナバ「こら、子供達の前でそういうことは言うものじゃないよ」

ゲルガー「まあいいじぇねえか。宣伝してくれてるんだしよ」

コニー「お、この前の店員さんだ」

ナナバ「君らは、初めてバナナをまとめ買いしてくれた子と……後ろは?」

エレン「ああ、同期のクリスタとユミルですよ。彼女達もここのバナナにはまってしまったんです」

ナナバ「ありがたいね。今日もいいバナナが揃っているよ。どれくらい買うのかな?」

クリスタ「この袋一杯に詰め込んでください!」

ユミル「おいおい、買いすぎじゃねえかクリスタ?……私もこの袋一杯に頼む」

ナナバ「おおう……」

ゲルガー「な、俺の言ったとおり、5倍のバナナを用意してきて正解だったろ?俺はこう見えて戦況を的確に判断する力が――

エレン「あ、すみません。俺とコニーも同じくらいバナナお願いします」

コニー「悪いなエレン。金は今度返すぜ」

ゲルガー「おおう……」

ナナバ「5倍でもすぐに底を尽きそうだね……」

エレン「そういえば、なんでリヴァイ兵士長がここに?」モキュモキュ

ナナバ「ああ、最近は私達だけじゃ経営が難しくてね。新しい従業員だよ」

ゲルガー「しかも給料はバナナ現物支給でいいって言うんだからすごいよな」

コニー「よーし、俺ももっとバナナを食って、この身長とおさらばだぜ!」モキュモキュ

ナナバ(……身長とバナナの因果関係、実は私もよくわかってないんだけどね)

【訓練兵団食堂】

クリスタ「もっきゅもっきゅ……」

ユミル「もっきゅもっきゅ……」


ライナー「俺のバナナも女神になら咀嚼されてかまわない」

ベルトルト「いやライナー、まず君はベッドの上に山積みの果物のバナナをどうにかしてくれ」

コニー「お、なんだよライナー?バナナ余らしてるなら俺にくれよ」

エレン「じゃあ俺にも頼む」

ライナー「お前ら……最近とりつかれたようにバナナを食ってるが、どうしたんだ?」

エレン「それがさ、人類最強のリヴァイ兵士長もバナナ愛好家で、バナナのおかげで身長が伸びたらしいんだ」

コニー「あそこの店員さんの一人、ミケさんだったか?あの人もバナナのおかげででかくなれたらしいからな」







???(バナナで身長が伸びる!?……だ、誰よりも速く、誰よりも速く買い占めないと!)

兵長の下ネタ酷すぎワロタ
私もペトラちゃんとフルーツカーニバルしたいです

~翌朝~

エルド「よいしょっと……ふぅー」

オルオ「俺様に汗をかかせるとは、まったく大したバナナだな……」

グンタ「これで品出しは終わりか?」

ペトラ「ええ。バナナって偉大よね」ツヤツヤ

ナナバ「早朝からすまないね。調査兵団精鋭の君達にも手伝わせてしまって……」

エルド「ああ、それなら問題ない。俺達4人も、リヴァイ兵長に従って辞表を提出してきた」

ナナバ「え?」

オルオ「ま、当然の選択だな。兵長が辞表を叩きつけたなら、俺はそれに従うだけさ……ふっ」

ペトラ「わ、私だってそうよ!」

ゲルガー(……あれ?調査兵団って今、誰が残ってる?この前リーネとヘニングも誘っちまったし……)

ミケ「……すまない、少し遅れた」

ナナバ「いや、まだ開店時間前だからいいけど……ミケが遅刻なんて珍しいね?」

ミケ「いや、先程から巨人の匂いがこちらに接近しているような……」

ド ド ド ド ド ド ド ド ド ! ! !

女型の巨人「キィヤアアアアアアアア!!!」



元調査兵団「「なにっ!?巨人!?」」



グンタ「く、くそ!何故こんなところに巨人が!?」

オルオ「リヴァイ兵長を待ってる余裕はないぞ!俺達だけで片付けるんだ!」

エルド「無理だ、あの奇行種の速さは普通じゃない……!立体機動も無しにどうしろと!」

ペトラ「へ、兵長……!」


女型の巨人「キィヤアアァァ!」

ゲルガー「ちくしょう、ここまでかよ……!」

女型の巨人「キヤアア……」チョンチョン

ゲルガー「え?」

どんだけでかいふくろ用意してんだ

ナナバ「バナナを……」

女型の巨人「アア、アー」トントン

ナナバ「口に投げ入れてくれ……??」

女型の巨人「ン」コクン

ナナバ(このままでは全滅だ……ここは少しでも時間を稼ぐべき……!)

ナナバ「みんな、あの巨人の口にバナナを放り込むんだ!」


元調査兵団「「うおおおおおおお!!!」」ポイポイ


女型の巨人「……」b グッ

ド ド ド ド ド ド ド ド ド ! ! !

グンタ「……あの野郎、バナナ食うだけ食って帰りやがった」

エルド「しかもご丁寧に、お金も払っていくとは……」

ミケ「……なんにせよ、全員無傷で済んだのは幸いだった」

ペトラ「バナナの巨人……あんな奇行種がいるなんて……」

ナナバ「あとでまた緊急会議を開く必要性がありそうだね……」

アニなにやってんだよwww

【その頃壁の外】



バナナの巨人「もぐもぐもぐもぐ……げふっ」

の中のアニ(ふふふ……巨人化したおかげで、バナナを買い占めると同時に、一瞬で摂取できる!一石二鳥!)

アニ(これだけ食べれば、きっとすごい身長伸びるよね……!しかもメロンにまでなれるとか……ふふ、これであいつも……)

アニ(明日もこの方法でバナナを……っ!?)

バナナの巨人「キィィィィヤアアアアアァァァァァ!?」

アニ(馬鹿じゃないの私!?巨人の身体には消化器官がないから……)


アニ(お腹一杯になったら全部吐き出しちゃうじゃない!)ガガーン


ガサガサ

野良巨人「アー?(呼んだー?)」

バナナの巨人「キェェェアアアゥ!(呼んでないよちくしょぅ!)」ブチュ

野良巨人「」

ワロタ

おばかさん

~数日後~

リヴァイ「……今日もこねえじゃねえか。俺はいつまでこの完全武装姿でバナナを売り捌くんだ?」

ナナバ「すまない、何しろ奇行種にも程がある奇行種だったから……」

ペトラ「まあまあ兵長、そうそう街中に巨人が現れたら大変じゃないですか」

ミケ「いや……!来るぞ、巨人だ!」スンスン


イケメン巨人「オオオォォォォ!!」
ブサイク巨人「オオオォォォォ!!」


リヴァイ「ほう、それなりにでかいが、バナナの力を得た俺には――

クリスタ「あ、ナナバさん。今日もバナナを買いに来ました!」

ナナバ「クリスタ!?それにコニー!?危ない、巨人がすぐ後ろに……!」

クリスタ「あ、これエレンとユミルだから大丈夫ですよ?」

コニー「左がエレンで、こっちのブスがユミ――うおっ!?俺の頭齧ろうとすんじゃねえよ!」

ナナバ「……は?」

エレン巨人「いや実は、昨夜バナナ食べてたら勢い余って指まで噛んじゃって。そうしたら何故かこんなことに」

ユミル巨人「同じく」

エレン巨人「これってあれですかね、やっぱりバナナの成長効果ですか!?」

ユミル巨人「ああ、きっとそうに違いない!(色々面倒だから、もうそういうことにしておこう)」

リヴァイ「ちっ……やっぱ若い奴が食ったほうが、成長効果も大きいってわけか……!」

ペトラ「だ、大丈夫ですよ兵長!兵長はまだお若いですから!」

コニー「くそー、俺もはやく大きくなりてー!」

ゲルガー「じゃあこの前のバナナの巨人も、そういうことだったてのか?」

ナナバ「なるほど……」

オルオ「ふっ、俺は最初から全て――

ペトラ「うるさい」

ミケ「……その身体、どうみても巨人に見えるが、自由に動かせるのか?」

エレン巨人「ええ。バナナの糖分のおかげか、体も脳もすんごいよく働いてくれています」

ユミル巨人「こんな姿でも、ぺらぺら喋れるからね。やっぱバナナって凄いと思う」

ミケ「それならお前達、少しやってもらいたいことがあるのだが……」



~~~~

写真ポスター【巨人もとびつく美味しさ!ナナバ印のバナナ!】

写真ポスター【人類最強の男の朝食は、やっぱりナナバ印のバナナ!】


街の子供達「「す、すげー!バナナ買いに行かないと!」」


ナナバ「ふふ……大成功。リヴァイのもだけど、エレンとユミルがバナナにダイブする姿はインパクト抜群だよね」

ゲルガー「ああ、ポスター作成費用が結構な出費だが、新規のお客を考えりゃおつりがくるぜ」

ナナバ「お客が増えれば、バナナの値段をもう少し下げられるかもしれないね。笑顔の子供達は見ていて癒されるよ」

ゲルガー「そうだな。ところでよナナバ」

ナナバ「なんだい?」

ゲルガー「ナナバ印のバナナも、栄養価で訓練兵、値段と広告効果で子供にうけた。そろそろ次の段階、大人向けを売る頃合いじゃないか?」

ナナバ「大人向けのバナナ……?すまないが、どういったものかまるで見当がつかないんだが……」

ゲルガー「まあ、俺に任せときな。いつまでも、お前やミケさんに遅れをとるわけにはいかないからな」

~後日~

ニック「はあ……今日もまた、誰も私の話を聞いてくれなかった……」

ニック「いかんな、こんなことでは……また酒に溺れた駄目な私に戻って――ん?」


ゲルガー「さあ、新発売だよー。元気が出るナナバ印のバナナの新商品だよー」

ゲルガー「爽やかな甘みのバナナ酒に、赤ワイン仕立ての焼きバナナだよー」

ニック(アレは……そう、酒ではない。バナナだ。バナナ屋で売っているのだからバナナメインだ。……バナナなら問題ないんじゃないだろうか?)

ニック「……残り全部を貰おう」

ゲルガー「毎度ー」


~さらに後日~

ニック「バナナ万歳!バナナ万歳!」ヒック


ゲルガー「あーあー司祭さん、飲み過ぎちまったみたいだな……」

ナナバ「ゲルガー……君の好む酒は総じて酔いやすい物だということを忘れたのかい?」

ゲルガー「でも見ろよ、演説?につられてさらにお客さんが集まってきたぞ!」

平和でいいなあ

――その後も、ナナバ印のバナナは――


ナナバ「今日はお客さんから頂いた投書を見てみよう」

『新しいバナナなら、ホワイトチョコバナナがいいと思う。――茶色い鎧』
『女神の口に合うのは純白だと思う。つまりバナナにホワイトチョコを。――ナイーラ』
『それが無理なら、もう白くてどろどろしてればなんでもいいんじゃないかな?――理由無き暴力反対』

ゲルガー「なんつー量だ。お客さんはこんなにもホワイトチョコバナナを欲していたのか」

ナナバ「決まりだな。確かに子供はチョコが好きらしいし、2色用意して売り出そう」




ナナバ「さあ、今日から新発売、チョコバナナとホワイトチョコバナナ――

ライナー「ホワイト全部!!!」

ジャン「させるか!」

アルミン「いつもいつも君に出し抜かれてたまるか!」

マルコ「ライナーから財布を奪え!」

ベルトルト「それ、僕の財布!?」

ワーワーギャーギャー

お客様の中にホワイトチョコバナナを食べる女神の
画像をうp出来る方はいらっしゃいませんか!?

――飛ぶように売れ続けた――

ミカサ「くっ……また、これだ……またバナナを買えなかった……」

アニ「……」モッキュモッキュ

ミカサ「……」

アニ「……」モッキュモッキュ

ミカサ「……」イラッ


ナナバ「今日の投書は……『宅配バナナを用意するべき――エレンの妻』……ん!?」


ヘニング「こんにちわー、ナナバ印のバナナお届けにきましたー……」ゼェゼェ

リーネ「ミカサ・アッカーマンさんはいらっしゃいますかー……」ゼェゼェ

ミカサ「待っていた。これでやっと私もバナナを食べられる」

ミカサ「しかしわからない。何故、立体機動装置を使って宅配しないの?」

リーネ(350本もバナナ抱えて飛びまわれるわけないでしょ!?)

ヘニング(やっぱ本店の売り子の方に志願しておくんだった……)

リーネきたあぁぁぁぁ!!

――噂が噂を呼び――

ニック「信者の一人が、私に土地を差し出してきた」

ニック「……ので、早速バナナ農園に開拓しておいたぞ」

リヴァイ「なかなか手際いいじゃねえか……よしオルオ、早速バナナの様子見て来い」

オルオ「はっ!」

ペトラ「本店の位置、機動宅配可能範囲を考えると、次の支店はこの地区に出すのが最善では?」

リヴァイ「いや、ミケがバナナの嗅ぎ過ぎで寝込んでる今は、待ちだな。新人教育を済ませてから支店を繰り出す」

ペトラ「なるほど……ところで兵長、また背が伸びましたか……?」





リヴァイ「ああ。なんと162センチだ」

――壁内でのバナナシェア率はぐんぐん上昇――

キース(ここ数ヶ月、訓練兵達は競うようにこのバナナを食べ続けていた……)

キース(今度のサプライズ企画、訓練抜きの2泊3日旅行……バナナはおやつに含めるべきなのだろうか……?)

キース(ううむ、悩みどころだ……それに……)


キース(バナナの皮で滑って転ぶベタな手法で、訓練兵達を笑わせることはできるのか……?)


キース(よし、少し練習だ)

キース(最初はいつもどおり、威圧的に。そして次の瞬間転んで、笑顔のままで旅行に出発……)

キース(そう、ここだ、このタイミングでバナナの皮を踏ん――)ズルッ

ゴスッ

キース「」カタカタカタ


ミーナ「キース教官!この家畜以下の雌豚に教官のバナナを――――教官!?」

――あっという間に、バナナ業界の頂点に君臨することとなった――


ナナバ「……ふぅ」

ナナバ「ライバル企業の本社が倒産……これで、壁内に存在するバナナ店は私の店だけか」

ナナバ「頼れる仲間がいたからこそだけど……感慨深いね」

ゲルガー「あぁ……俺もまさか、俺のからかいがこんな大事になるとは思わなかったぜ」

ゲルガー「ところでよ、次の商品を思いついたんだが……ナナバ印のナボナなんてどうだ!?」

ナナバ「ゲルガー、酔ってるのかい?」

コンコン

ミケ「ナナバ、ゲルガー、これ以上は行列を伸ばせない。少し早いが、開店するぞ」

リーネ「今日は宅配の依頼がないから、私達も本店を手伝うわよ」

ヘニング「リヴァイ班はすでに配置についているからな」

ナナバ「ああ、みんな、行こう!」

ゲルガー(……ナボナいいと思うんだがなぁ)

――今日も壁の内側には甘い香りが充満している――

エレン「お、もう開店するみたいだな」

コニー「危ないところだったな……」

クリスタ「新発売のバナナケーキ、食べてみたいもんね」

ユミル「この行列の、どこまでの奴が食えるやら……ま、先頭4人の私らは安心して食えるわけだが」



エルヴィン「…………」コソコソ

???「あの……」

エルヴィン「!?」ビクッ

獣の巨人「みんなが買おうとしてる黄色いの……なんていうんですか……?」

エルヴィン「」

獣の巨人「なんか……俺の本能が、あの黄色いのがたくさん欲しいって叫ぶんだ……」

エルヴィン「」

獣の巨人「……あれ?聞こえてないのか?」

エルヴィン「」



――ナナバ印のバナナの甘い香りが――


ミケ「……」プルプル

リーネ「……お客さんの中に、明らかに一人妙なのがいるんだけど」

ヘニング(やっぱり宅配勤務の方がよかったかもしれない)

ゲルガー「なんかあいつ見てると……こう言いようのない不安に襲われるんだが……」

ナナバ「そうだね……変わったお客さんのようだが、確かなのは……」


クリスタ「ナナバさん!バナナケーキ4つください!」

エレン「あ、もちろんいつものバナナも!」


ナナバ「今日も大盛況だ」


――おしまい――

以上となります。読んでくださった方々どうもありがとう。
バナナっておいしいよね。



いやー良かったです
調査兵団の皆さんも出てきてくれて感激!!

次回作に期待します!!

乙、

ミーナが真の雌豚にwww


バナナ食いたくなった

乙!
終始ほのぼの平和でよかったわ
ちょっとコンビニでバナナ買ってくる

夜中になんて名作を見せてくれてんだ

こんなスレにいてたまるか!俺はバナナを買わせてもらう!

ワイン仕立ての焼きバナナがマジでうまそう

ほどよい長さで抜群のおもしろさのナナバ印
>>1お疲れさまです

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