【艦これ】狂人提督【安価】 (120)

大日本帝国海軍に、或る男がおりました。

彼は殺戮と破壊を最上の悦とし、美徳や道徳を不燃ゴミと吐き捨て、お徳用パックの柿ピーを心から愛しておりました。

彼は「殺していいよ」と言われた者は敵だろうと味方だろうと皆殺しにしました。

「殺していいよ」と言われていない者はとりあえず半殺しにしました。

「殺しちゃダメ」と言われた者はなんだかんだ生殺しにしました。

そんな悪魔のような、鬼畜生のような男が、大日本帝国海軍におりました。

そんなことを繰り返しておりますと、ある日遂に彼と行動を共にしたいと思う人間は一人も居なくなってしまいました。

困った軍のお偉いさんは考えました。

「あの人でなしの相手は、人外がピッタシだ」と。

そうして彼は、ある鎮守府に異動させられました。

人外が犇めく、とある鎮守府に。

それでも彼は潮風を浴びながら口元を歪ませ笑っておりました。

理由は簡単、彼にとっては殺しと破壊さえできれば場所なんて何処でも良かったのです。

かたや人外達は菓子類を囲み楽しそうに談笑しておりました。

「提督さんはどんな人でしょうね?」

これから訪れる、軍帽に収まりきらない程のトゲトゲヘアーを携え、これまたトッゲトゲな牙を並ばせた男が、『狂人』と呼ばれていることも知らずに――


※完全見切り発車書き溜め皆無のSSです
内容としては鬼畜な提督が艦娘をいぢめつつ敵艦隊をブッ殺していく痛快ハートフルボッコSSを目指すつもりです
山なし谷なし落ちなしの物語になってしまうかもしれませんがどうぞよろしくお願いします

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1403248764

早速ですが鎮守府について安価です

この鎮守府には艦娘は何隻在籍?

>>5

89

ほぼ全艦揃ってそうな勢いですね
流石に89隻全員とは絡ませきれないのでメインで活躍する一艦隊分だけ決めたいと思います

↓1~6艦娘安価、艦娘以外のレスは下で

卯月
三日月
青葉
榛名



でいきます

――――平和な平和な鎮守府執務室

三日月「そういえば今日でしたっけ、新しい司令官さんが来るのは」

卯月「そうだぴょん、うーちゃん楽しみぴょん♪」

暁「ふぅ~ん、そうだったの。そんなことすっかり忘れていたわ。私のような一人前のレディはいちいち新任司令官ごときじゃあたふたしないものなのよ」

電「楽しみすぎて昨日寝付けなかったのはどこのどいつなのです」

暁「い、電!」カァッ

青葉「青葉、聞いちゃいました! なんでも新しい司令官さんは旧型戦艦で深海棲艦の一個艦隊を退けた超新星らしいですよ~」

青葉「しかもなんとなんと! その輝かしい戦績以外はベールに包まれたナゾの人物……むふー取材のしがいがありそうですねぇ」

三日月「旧型戦艦って……私たち艦娘が開発される以前の通常の戦艦で? それはスゴイです……」

卯月「それは頼もしいね~♪うーちゃんとしてはくすぐりがいがある人だといいんだけどなぁ~♪」

榛名「どんな人であれ提督は私たちを導いてくださ」

電「電は……司令官さんが、優しい人であればそれで十分なのです」

暁「……そうね」

カツ、カツ

卯月「ぴょこっ! この足音はもしかしてもしかして~?」

青葉「間違いありません、新しい司令官さんのご登場です!」

三日月「紅茶とお菓子、お出迎えの準備は十分ですよ!」

卯月「ぷっぷくぷぅ~! 入り口で待ち構えて着任初ドッキリだぁ~☆」

榛名「あらあら、そんなにはしゃいじゃ」

電「榛名さんは元々存在感が薄いので隠れる必要がないのです」

暁「暁が一番ビックリさせてやるんだから!」ワクワク

カツ、カツ

皆一丸になってこれから現れる名も知らぬ提督を驚かそうとドアの脇に集結する。

ギッ

靴音が扉の目前で停止する。

今か今かと、艦娘たちのボルテージは急上昇。

しかし。

そのワクワクは思いも寄らぬ形で裏切られる。

ドアが、前に開いたのだ。

「「「えっ」」」

誰もが知っていると思うが普通、ドアというものは横に開くものである。

それが前に開いた――いや、厳密には倒れたということはつまり。

……蹴破られたということだ。

「ヒャッハー!」

奇声と同時に銃声が鳴り響く。

ニョッキリと当然のように頭を出したのは九二式7.7mm機銃。

「「「キャーッ!」」」

艦娘たちは散り散りに机の下、ソファの向こう、戸棚の影に隠れた。

青葉「て、敵襲!?」

違う。

そこにいた銃撃の主は間違いなく大日本帝国海軍軍服を崩し着ていた。

ついでに言うとその目つきはかなりキテいた。

提督「なあ、テメエら”艦娘”ってぇのはこんなん一発食らった程度じゃ屁でもねぇんだろ?」

ニヤリ。

男の口が耳まで裂けるのではないかというほどに釣り上がる。

提督「だからよぉ、実験させてくれよ……何発ブチ込めば、テメエらはブッ殺せるのかなァ!」

再び鎮守府に銃音と哄笑が響き渡る。

新任提督が着任してから数秒、早くも執務室と艦娘たちの淡い期待は、見事にブッ壊されたのであった……。

とりあえず今回は前座までに
提督のモデルはアイシールドのヒル魔君です

かっ飛んだキャラって書くの難しいですね

カチカチッ

提督「あぁ? チッ、弾切れかよ……あーあ、萎えたァ」ポイッ

ドサッ

軍服を着た悪魔は、自ら撃ち抜きボロボロになった高級そうな椅子に座り込み、机上で脚を組んだ。

提督「にしてもよ……」チラ

卯月「ぴょん……」ガクガク

卯月は涙目で腰を抜かしている!

三日月「」チーン

三日月は白目を剥いて泡を吹いている!

電「……なのです」

暁「ひいいいぃぃいいいぃぃい」ガクガク

電は無表情のまま呆然としている!

暁はそんな妹の影に隠れたまま出てこない!

青葉(私は木……私は木……そう、私はまさに青葉茂るデンドロカカリヤ……!)ジィッ

青葉は必死に観葉植物のフリをしている!

提督「”人外”、”帝国海軍の最新兵器”、”人類最後の希望”と嘯いていやがるからどれだけ殺し甲斐のあるヤツらかと思えば……」

提督「こぉんな乳臭いクソガキどもたぁ、期待ハズレもいいとこだ」

提督「どう責任取ってくれんだァ? あぁ?」

カチャッ

三日月「や……やめなさい……! 貴方一体なんなの……!?」フルフル

提督「へえ……」ニィッ

三日月「ひっ!」

提督「そいつを俺に向けてどうするつもりだ……? もしかしてさぁ、俺と殺し合いたいワケ?」

三日月(こ、怖い……!)ガチガチ

提督「どっかの誰かさんも言ってただろ、『銃は脅しの道具じゃアリマセン』ってなァ。単装砲ってのは……」

徐ろに狂人は単装砲を自分に向けた三日月の手を取り、その銃口を彼女の口内に押し込んだ。

恐怖のあまりか、幼い三日月は抵抗することすらできない。

提督「……こうやって使うんだ」ニヤァ

三日月「んぐ……!」ポロッ

提督「アヒャ、アヒャヒャ! なぁんてな、テメエらは今のとこ『殺すな』と念を押されてやがるから、生殺し程度にしておいてやるよ」

提督「だがなぁ、覚えておけ。俺の前には人間は二種類」

提督「”俺にブッ殺される人間”と”俺がブッ殺すために利用される人間”……その二種類だけだ。艦娘だろうと例外じゃねえ」

提督「テメエらが本当に噂通りの殺戮マシーンなら後者と見てやらねぇでもねぇ」

提督「テメエらを一回ブッ殺すより、テメエらで何万回も深海棲艦どもをブッ殺したほうがオ・ト・クだからなァ」

提督「ただし、テメエらが役立たずだった場合……テメエらは前者になる」

提督「ヒヒヒ、覚えておけよメスガキども。スプラッタなスクラップにされたくなけりゃあ、必死に尻尾振って俺の役に立つことだ……」

提督「クケケ、クケケケケ……」カツカツ

三日月「な、なんなの……」ヘタッ

卯月「うきゅぅ……」ピクピク

青葉「これは……命がけの取材になりそうです……!」ゴクリ

暁「びえええええびえええええ」ビエーン

榛名「……もしかしたら、私たちは」

電「……最悪なのです」

思ってたのとは違うけど……まあいいや、面白そうだし

提督「ああ、そうだそうだ。スッカリ忘れてたわ」ヒョイッ

艦娘「」ビクゥッ

提督「テメエらとは不本意ながらこれからなが~いオツキアイになるわけだしぃ? 自己紹介ぐらいしてみろや」ニタニタ

三日月(この人はどこまで……!)プルプル

提督「ホラ早くしやがれ、こちとらブッ殺しのドーグの名称がわかんねえと不便なんだよ。それとも製造番号まで余さず調べるため今ここで解体(バラ)しちゃってもいいんですかねェ?」

スッ

電「暁型駆逐艦4番艦、電なのです。以後お見知り置きを、なのです」ビシッ

提督「ほぉう。で、他のクソガキは? さっさとしてくんねぇかなァ、俺意外と短気でよぉ」ギロッ

暁「う、う……暁型駆逐艦1番艦、あ、暁よ。一人前のレディとして……見て、よね……」オズオズ

青葉「私は青葉型重巡洋艦1番艦、青葉ですっ! ……あのー大変恐縮ですがこの後お時間がありましたらインタビューでも……」

提督「テメエの痛覚にイロイロとインタビューするのと並行でなら考えてやってもいいぜェ?」

青葉「あ……やっぱり遠慮しておきますぅ……」

三日月「睦月型駆逐艦10番艦、三日月、です。どうぞ、お手柔らかに……」

榛名「私は

提督「オラァ!!」ブンッ

提督がブン投げた軍刀が、室床に横たわる卯月の首近くに突き刺さる。

卯月「うぴゃあ!」

提督「新人研修で習わなかったか? 職務中の居眠りは厳禁ってなァ。まぁいいけどよ? そんなに寝てたいってんなら、二度と起きなくて済むよう手配するが……どうする?」ギラッ

卯月「はわわわわ! うーちゃんは睦月型駆逐艦4番艦卯月っていうぴょん! できれば、『うーちゃん』って呼んでほしいなっ☆」アセアセ

提督「よぉし……じゃあ左から『ビリガキ』『チビガキ』『ポニガキ』『アホガキ』『ウザガキ』」

榛名「あの

暁「えーっ!? この私がチビガキってどういうことよ!?」プンスカ

卯月「せめてそこはウサガキが良かったぴょん……」

提督「ウルセエ、決定事項だ。……つーかこの鎮守府にはアレすらねぇのか、チッ、つくづく使えねー……」

青葉「はい?」

提督「わっかんねぇのか、ボンクラどもが。アレだよアレ! あー、アレがねぇとイライラするぜ……」

電「アレアレではわからないのです」

三日月(この人、危ないクスリやってるんじゃ……)

提督「アレっつったら一つしかねーだろうが! 『柿ピー』だァ!」

三日月「……は?」

提督「自前のはもう食っちまったからな……おい、ビリガキ、テメエこの金で一っ走り買ってこい」

提督「ケケケ、喜べよ。早速性能をアピールできるチャンスだぜ? 十分で買ってこい、一秒遅れるごとに指を一本ずつ切り落としてやるからそのつもりでなァ」

電(ぱ、パシられたのです!)

――――

電「ぜぇ、ぜぇ……」

提督「チッ、九分三十二秒……惜しいな」

提督「まぁいい。っと、コレコレェ! コイツがなくちゃ始まらねぇ」ポリポリ

電「はぁ、はぁ……あの……」

提督「あぁ? ンだよ、目障りだから消えてろ、ビリガキ」

電「お……お釣り……なのです」チャリン

提督「いらねぇ」

電「へっ?」

提督「小銭なんざ邪魔だから捨てるか犬にでも食わせとけよ」

電「あ、はい……なのです」キョトン

電(お駄賃……ということ、なのでしょうか?)チャリン

こうして、艦娘たちの長い一日が終わり、永い地獄の日々が幕を開けた――

ヒル魔よりもあの声が脳内再生してきたから「ガンダムOOのアリー・アル・サーシェス」が個人的にイメージしやすいな>この提督

>>29
どんな感じを想像しました?

>>32
ググりました
確かに藤原啓治っぽいキャラクターではあります

>>34 なんかこう……無口で殺気ビンビンで[ピーーー]ことに飢えたオオカミ的なイメージだった
これよく吠える殺気ビンビンのライオンじゃん

>>37
なるほど、そっち系ですか

提督については皆さんそれぞれのイメージで見てもらえばいいと思います

正直このSS書き始めたときは艦これアンチだと叩かれるんじゃないかと肝を冷やしました

狂人っていうから
いきなり独り言ブツブツ言い始めたり奇声を上げたり意味が解らない行動をとる提督を想像してたわ
狂人というより鬼畜って感じだな
どっちにしろやるからには徹底的にやってほしい。
フラグ立ての為に変に優しくなったり実はこの態度は提督の優しさだった!みたいな展開だと
狂人(笑)になるし。

ヒャッハーでもうあの人しか出てこなかったほ他五人はともかく三日月めっちゃ相性悪そう

>>43
難しいですよね
正直見通しはまったくついていないのですが、完全にキチガイで突然鎮守府内大虐殺が起こってもそれはそれで萎えますし
かと言っていきなり真人間になりだすのも不自然
ともかく、殺戮大好きっていう設定だけは通したいです

>>44
あの中では三日月が一番真面目というか普通ですからね

――――

朝。

小鳥の囀る爽やかな朝。

そんな麗らかな朝に、栄光の第一艦隊六隻は暗い面持ちで執務室の前に集合していた。

三日月「……はあ」

卯月「執務室に入るのにこんな重い気分になるのは初めてぴょん……」

暁「ちょっと、最年長は青葉なんだから青葉が最初に入りなさいよ!」

青葉「ええー、年功序列はもう古いですよ! それに最年長といえば榛名さんがぁ!」

榛名「都合のいい時だけ視界に入れるのやめてもらえませんか?」

電「とにかく、ここに入らなければお仕事にならないのです! せーので入るのです」

「せーのっ」

ガチャ

艦娘たちが直されたばかりのドアを開けると、そこにはダーツを嗜む提督の姿があった。

早朝の木漏れ日が差し込む執務室の机に腰掛け、矢を構える提督の絵は、なかなかサマになっていた。

――その的が、目隠し猿轡されて壁にはり付けられている任務娘でなければ。

トスッ

任務娘「むぐ~~~! む~~~~!」ジタバタ

トスッ

提督「あぁ、当たんねーなァ。やっぱ慣れねえエモノじゃダメか? ん?」カチャ

パンッパンッパンッ

任務娘「む~~~~!?」ビクッ

提督「あっれェ~? 慣れ親しんだ拳銃でも当ったんねぇなあ、俺もズイブンとナマッちまったもんだなァ」ケラケラ

パンッパンッパンッ

提督「こいつは手が滑ってハンパなとこに当てちまうかもなァ。そうなっちまったらカワイソウだからよぉ、ちゃあんと一発で昇天させてやらねぇと……ヒャヒャッ!」

その光景を見た艦娘たちはゆっくりとドアを閉めようとした、が。

提督「よぉ、テメエらが遅えから新しいオモチャでヒマ潰してたんだ、さっさと入れクソガキども」ニタァ

艦娘(嫌だなあ……)

提督「ンじゃあ、さっさと今日のスケジュールだ、クソ秘書艦さんよぉ」

提督「……あぁ? 返事もマトモに出来ねえほど教育レベルが落ち込んでんのか? 艦娘ってヤツはよ?」

提督「パシリ一号、テメエだテメエ! さっさと本日のご予定を垂れ流せっつってんだよグズガキがァ!」

電「わ、私、ですか……?」

提督「テメエ以外誰がいんだよ。よぉく見てみろ、旗艦マーク出てんだろ」

電「あ、本当なのです」

提督「ケケケッ、俺のタイムアタックパシリダッシュを無傷で生還したのはテメエが初めてだからな。その根性を見込んでの人選だ」

電(やっぱりアレは無茶苦茶だったのですね……)

提督「さあ報告しろビリガキ、今日はどこの愉快な敵をブッ殺して、見るも無惨な前衛的アート作品に変身させてやるんだ?」ニヤァ

電「ええと、前任の司令官さんのスケジュールを引き継ぐなら、今日の予定は……海上護衛任務なのです」

提督「ハァ!? テメエわかってんのか? ソイツぁ遠征任務だろうが!」

電「はい、今日は一日遠征で資源を……」

提督「違え! 俺が聞きてぇことはそんなことじゃねえ。何時、何処で、誰を、何で、どうして、どうやってブッ殺すか! それを聞いてんだよ」

提督「5W1Hって知ってっかバカガキさんどもよぉ?」

電「しかし……」

提督「しかしもへったくれもねえ! 遠征? 演習? そんなモンはクソ食らえだ!」

提督「外洋に出て深海棲艦のクズカスどもをブチ殺す、その為だけに俺はこんな海軍なんてゴミ溜めみてえな組織にいるんだからなァ」

提督「オラ、さっさと出撃の準備しろクソガキども。こうなったら近海のイ級辺りを嬲り殺しにしてやらぁ」

暁「え、出撃……?」

提督「あ? 文句あんのかチビガキ。そんなにオンモが怖かったら部屋の隅で指しゃぶりながら待っててもいいんだぜ、一人前のレディさんよぉ?」

青葉「そんな突然出撃だなんて言われましても……」

提督「オイオイオイオイ、まさかテメエら――艦娘なんつーナリで初陣(ヴァージン)だなんて言うんじゃねえだろうなァ?」

電「……一度だけ、なのです」

提督「あぁ?」

電「前任の司令官さんの意向で電たちが出撃したのはただの一度きりなのです……『君たちのようなわけのわからないものに命は預けられない』と」

三日月「…………」

卯月「……うきゅぅ」

提督「……チッ」

提督「あーあ、萎えたァ。もうテメエら今日は勝手にやっとけよ。出撃は明日からだ」

電「しかし、遠征を行わなければ資源が集まらないのです」

提督「資源なんざ放っといたってそこらの愛国心溢れる大日本帝国国民サマが命削って持ってくんだろ」

提督「クソッタレが、ウサ晴らしに工廠行って妖精を何匹か捻り潰してやるか……」

電「それはやめてほしいのです!!」

電「……それにしても遠征なしとなると電たちのすることがなくなってしまうのです」

榛名「それはいけないわ、艦娘としての活動は私たちの職

卯月「えーっ、することないのはヒマぴょん~」

三日月「確かに、仕事をサボるというのもよくないですし」

青葉「でも肝心の司令官さんが”ブッ殺し”以外の作業にヤル気ゼロですからねー……」

暁「私は……寝るときに指しゃぶったりしないもん……」ブツブツ

電「うーん、困りましたね。では>>58をする、というのはどうでしょうか。司令官さん」

民間人狩り

今日は安価置いて終わりです
狂人具合控えめでお送りしました

電「……民間人狩り、というのはどうでしょうか。司令官さん」

暁「み、民間人狩り!? 何言ってるのよ電!」

三日月「そうですよ! 軽い冗談のつもりでもこの人はきっと真に受けて――」

提督「クカ、クカカカ! いいねぇいいねぇ! テメエも少しはわかってきたじゃねぇか、ビリガキィ!!」

青葉「ひええええ! このままだと青葉たち、逆に取材される立場になる羽目に!?」

提督「――と、言いてぇトコだが、カタギの連中に手ェ出すとイロイロと面倒だ」

卯月「……ふぇ?」

提督「なぁんで俺がテメエらクソガキどもの飼育係なんざやってっかわかんねーのかよ」

提督「合法的にブッ殺し活動ができるからだ」

提督「誰にも文句を言われずにィ! この真っサラな軍服を真っ紅に染め上げられるからに決まってんだろォ?」

提督「ンなのにワザワザ殺し甲斐のねぇパンピーなんざブッ殺すかよ。俺は量より質にこだわる男なんでなァ」

提督「ケケケ、それになァ……同じ轍を踏んじまうほど、俺はバカじゃあねぇんだ」バタン

三日月「あ、あの人がちょっとまともなこと言ってる……いや、これをまともと感じられる私たちがちょっとずつ狂ってきてるのですかね?」ゾワワ

電「……やっぱり」

電「やっぱり、司令官さんは根は悪い人ではない気がするのです」

電「言ってることとやってることは無茶苦茶ですけど……悪人には見えないのです。むしろ……」

青葉「あ、あの~電さん、それはちょっと無理が……」

暁「そうよ、電! あなたあの男に毒されてるのよ! あの男がかつてなんて呼ばれてきたか知ってる!? ”狂人”よ”狂人”!」

青葉「あ、ちなみにそのネタあぶり出したのは私ですから」ヒョコ

電「でも、本当に狂っているなら、誰彼構わず殺しているはずなのです」

電「きっと、司令官さんにも色々あるのです……信じて待っていれば、きっと電たちにも心を開いてくれるはずなのです!」

三日月「電のそういうところはいいと思うのですが……流石にあれは難しいと思いますよ?」

電「少しずつコツコツと、なのです! というわけで今日は司令官さんの好きなものとかを調査してみるのです」

青葉「おっ、取材ですか! ならば恐縮ながらこの青葉にお任せ!」ビシッ

三日月「うーん……弱点とか調べておけば役に立つかも、です」

卯月「うゅ……うーちゃんは怖いから遠くから見守ってるねっ☆」

榛名「確かにお互いのことを知るというのは

電「粘りの青葉さんと空気の榛名さんのツートップがいれば余裕なのです。暁はこないだおねしょしたことをバラされたくなかったらついてくるのです。あざといのは問答無用でつれていくからな、なのです」ガシッ

卯月「うきゅ!?」

暁「酷い! 私なにも口答えしてないのに!」

任務娘(早く誰か助けてください……!)

危険度は民間人を狩ろうとする電>提督だよなこれ

>>70
電は提督を試すつもりで提案をしただけなので危険ではないのです!

ここから先胸糞注意かもしれません
妖精さん好きな人は退避推奨

――――

電「調査の基本は尾行なのです。というわけで司令官さんの後を皆で尾けてきたのです」コソコソ

暁「本当にこんなことしていいのかしら……」コソッ

カツカツ

電「あ、司令官さんが工廠に入っていくのです!」

暁「デイリー任務かしら。意外と仕事はちゃんとやる人……とか?」

卯月「むむっ、司令官さんが妖精さんをわしゃわしゃし始めたぴょん!」

青葉「あーわかります。妖精さんって可愛いからついわしゃわしゃしたくなるんですよねー」

三日月「いや、さっきのあの人の発言からして嫌なフラグはビンビンなのですが……」

ベキ……グキ……

暁「えっ」

三日月「……やっぱり」

――――

提督「オラ、どうしたァ? 提督サマがワザワザ遊びに来てやってるんだ、愉快な鳴き声上げてオリジナリティ溢れる挨拶でもしやがれっつーの」ケラケラ

手のひら大の妖精が、今にも潰されそうなほどに提督の手に握りしめられている。

彼女の身体はミシミシと音を立て、その表情は苦悶に満ちていた。

妖精「ぐ、え……助けてください! 骨がイッちゃう! 逝っちゃいます!」ギリギリ

提督「なんだよ? 俺ぁまだテメエを掴んでるだけだぜ? ……さて、ここで問題だ、このままでも苦しいのにテメエの首にかかったこの人差し指と親指に力を込めたらどぉなっちゃうでしょうかァ?」グッ

妖精「かふっ!? か、は、息、できなっ……!」ジタバタ

提督「正解は”窒息する”でしたァ。残念ながら答えられなかったテメエには罰ゲームだ」ググッ

妖精「ぐぅっ!? う……ぅ……」ブクブク

パッ

妖精「けほっけほっ! ……はぁはぁ」

提督「どぉだ? 楽しいなァ、クイズごっこはよ?」ニタァ

妖精「げほっ……どうして……こんなこと……」

提督「どうしてだと? ケケ、ソイツはテメエの胸に聞いてみるこった」

妖精「え……? も、もしかして、戸棚にあった大福さんを食べちゃったことを怒ってるんですか……?」ビクビク

提督「へぇ、そんなことしてやがったのか。知らなかったなァ」

妖精「!? あ、あ……」

提督「ヒャヒャッ! わかんねぇなら教えてやるよ、なんで俺がこぉんな酷いことするのかよ……」ガシッ

妖精「ひんっ!?」プラーン

提督「……ただの、ヒマツブシだ」ニヤァ

一度は放した右手で提督はピンポン球ほどの妖精の頭を掴む。

それに少しずつ、万力を締めるようにゆっくりと、力を込めていく。

ギリギリッ

妖精「あ、ぐあああああ!! 痛いッ、痛いいいッ! なんで、なんで私がっ、あああああっ!!」ジタバタ

提督「だからよぉ、気まぐれだって言ってんだろうがァ……ってもう聞いてねぇか」

妖精「いやあああああ! 頭がっ頭が割れちゃいます!」バタバタ

提督「頭が割れる、ねぇ……違えねぇな、このまま力強めてったら本当に頭が潰れるなァ」

提督「プチトマトみてぇに潰れてザクロみてぇに脳漿が飛び散っちまうなァ! ヒャヒャ!」

妖精「やだ……いやだよぉ……」

提督「そうなりたくないならどうするか、その足りねえ頭で考えてみな。クケケ!」

ギリッ

妖精「あ゛あ゛あ゛あ゛! ごめんなさいごめんなさいごめんなさいっ!」

提督「学習しねえなテメエも……コレはただのヒマツブシだ、謝られたって困るんですけどぉ?」

ギリギリッ

妖精「あ、う……あ……」チョロロ

理不尽さと苦痛に耐え切れず、妖精がその場で失禁する。

それを見た提督は、まるで汚物を摘み捨てるように妖精を放り投げた。

ドサッ

提督「あーあァ、きったねえな」

妖精「あ……いや……誰か……助け……」ズッズッ

提督「逃げんな」ギロッ

妖精「ひっ!」ピタッ

提督「へぇ、さすがは妖精ってトコだな。ちゃあんとわかってんじゃねぇか」

提督「逆らって逃げようとすればそのための可愛いアンヨを潰されるってことがよぉ?」

提督「クケ、クケケケケケ!!」

妖精「もう……やめて……ください……」ガクガク

提督「じゃあよ、一つお願い聞いてくんねえかなァ?」

妖精「はい……なんでもしますから……!」

提督「あーあー、妖精サンともあろうものが節操ねぇなァ……ンで、俺の頼みってのは――」スッ

提督「――俺に殺されてくんねぇか?」ボソッ

妖精「――!」ゾクッ

瞬間、妖精の脳裏に在りし日の記憶が浮かんでは消え浮かんでは消えを繰り返す。

噂に違わぬ、走馬灯。

耳元で発せられた悪魔の囁きに、妖精は死を覚悟した。

それと同時に情けなきかな、本日二度目の粗相を致した。

提督「アヒャヒャ! ジョークだよジョーク、なにマジにしてやがんだァ? クケケ、最ッ高にイジメ甲斐があんなぁ、テメエはよぉ?」ゲラゲラ

妖精「ひっく……も……いや……」グスグス

提督「さぁて、こっからが本題だ。なぁ、テメエ――『回天』って知ってっか?」ニヤ

妖精「!? ま、まさか、それを……?」

提督「察しが良くて助かるぜぇ、妖精サン。俺は今、ソイツに興味津々でなァ」

妖精「だ、駄目です! あんなものを……それに、回天の設計図なんて――キャッ!」グシャ

提督「テメエの意見なんざ聞いちゃいねえ。したいしたくない、できるできないじゃねえ、やれ」グリグリ

妖精「い、いだい……」

提督「まァ? テメエがどうしてもやりたくねぇっつーんなら? ……今ここでテメエを床のシミにして他のヤツに同じように頼みに行くだけだけどなァ」

妖精「ひっ……!」

提督「妖精なんざ幾らでも換えが利くからなァ。テメエ一匹踏み潰したトコで……俺は一向に困らないんだぜ? クカ、クカカカカ!」

妖精「……わかりました、やります……やりますから命だけは……お願いします……どうか命だけは助けてください……」

提督「ハッ、初めから素直にそう言っとけっつーの。今週中だ。今週中に一基仕上げとけ。わかったか?」

妖精「はい……ハイ……はい……」

提督「じゃあ楽しみにしてるぜ? 妖精サンよぉ……クケケケケケ!」カツカツ

――――

電「…………」ボーゼン

暁「なに、あれ……」

三日月「あの……早速出鼻を挫かれましたけど……まだ続けます?」

電「と、当然なのです! きっとあれは、司令官さんなりの……ええと……そう、スキンシップなのです!」

青葉「パワハラとかいう次元じゃありませんでしたけど……アレ」

卯月「うーちゃんたちもそのうち潰されちゃうぴょん……?」プルプル

榛名「このままでは我が鎮守

電「とにかく! このまま尾行を続けるのです! きっと一つくらいは司令官さんのいいところを発見できるはず……なのです!」

暁「砂金でも掘り当ててたほうが早いかもしれないわよ……可能性的には」

書き溜めはここまでです
気が向けば夜にでもまた


おもらしする艦娘は見られますか

>>81
安価にもよりますが今のところは考えていませんね

これ、ヒル魔への風評被害だろ

>>84
あくまでモデルなので……
口調とかのイメージは参考にしましたが中身は別物です

ちょっとだけ投下します

――――

ブロロロロ……

青葉「大変です、提督が車に乗って何処かへ!」

電「何が何でも逃さないのです。ヘイタクシー!」

キキッ

運転手「はいよどこまで……って子ども!?」

電「早く前の車を追いかけるのです。全速力なのです」ガチャ

運転手「でもお嬢ちゃんたちお金払えるの……?」

電「うるさいのです。海軍特権で愛車を廃車にされたいのですか?」

運転手「えっ」

電「私が単装砲を発射する前にさっさと発車するのです。ハリー、ハリーなのです!」カチャ

運転手「は、はいぃ!」ブゥン

暁「せ、せまいわ……」ギュウギュウ

プロロロ……

――――

キキッ

電「ここは……」

三日月「牧場、ですね……これまた意外にも」

卯月「うしゃぎ……うさぎさんはいるぴょん!?」キョロキョロ

青葉「はっ、司令官が出てきますよ、みなさん隠れて隠れて!」コソコソ

――――

おじいさん「おや、また来てくれたのかい」

提督「よう、ジイサン。まだくたばっていやがらなかったか」

おじいさん「ほっほっほっ、見ての通りピンピンしておるわい」

おじいさん「ところで、今日もやりに来てくれたのかの?」

提督「あァ、ちょいと作業着とドーグ借りるぜ」カツカツ

おじいさん「ああ、好きなように使っておくれ」

おばあさん「いやあ彼は若いのに見上げた人ですねえ」

おじいさん「本当になあ。ワシももう年であの重労働はキツくてな……本当に助かっておるわ」

おばあさん「しかも軍人さんなんですってねえ」

おじいさん「うむ。彼のような人間がいれば大日帝国も心配あるまいて」

――――

暁「……なんか高評価ね」

電「自然豊かな牧場で年を取ったおじいさんおばあさんの手伝いを進んでやる……やっぱり司令官さんはいい人なのです!」

三日月「あまりフラグを建てないほうがいいのでは……?」

青葉「あ、司令官が出てきましたよ」

榛名「作業着、

卯月「ぷっぷくぷー! 軍服だと気が付かなかったけど司令官さんってスタイル良くてカッコイイんだぁ~♪」

暁「あら? でも畜舎を通り過ぎちゃったわよ?」

三日月「あのー、私もう既に嫌な予感が……」

青葉「あちゃ~、入っていきましたね……屠殺場に」

<ピギーピギー

提督『ヒャッハー! 逃げろ逃げろ、豚共ぉ! 俺ぁそこらの人間たぁ違って楽に殺したりなんかしねぇぞ?』

<ピギッ

提督『オラ、もう一匹捕まえたぜ、子豚ちゃんよぉ? 知ってっか、肉ってのは感情が高ぶれば高ぶるほど旨味が出るみたいだぜェ?』

提督『幸運なことに俺は恐怖と苦痛を引き出すのは大の得意でなァ、安心してブッ殺されなァ……クケケ!』

<ピギィィィイイィ!!

提督『さぁてそんじゃあ……ん? テメエどこか目つきがあのポニガキに似てやがるな……』

<ピギィ…

青葉「えっ」

提督『クカカ……作戦変更だァ、テメエは手間隙かけて血の最後の一滴が流れ尽くすギリギリまで嬲り殺しにしてやらァ!』

提督『まぁずは[ピーーッ]を[ピーーッ]落として[ピーーッ]を抉って[ピーーッ][ピーーッ]して――』

※不健全ニツキコレ以降ヲ検閲ノウエ規制ス

電「…………」アゼン

暁「おええええ……」ゲロゲロ

卯月「豚さんの悲鳴が耳から離れないぴょん……」

三日月「……暫くお肉は食べたくないですね」

青葉「」

三日月「これでわかったでしょう、あの人は極悪人……いいえ、悪魔なんです!」

電「し、しかし屠殺自体は悪いことでは……」

青葉「それでも! それでもアオバをあんな惨たらしい、拷問紛いのやり方で殺すことないじゃないですかぁ!」シクシク

電「あ、アオバ!? 青葉さん、落ち着くのです、感情移入し過ぎなのです!」

卯月「もう帰りたいよぅ……」

暁「はあ、もうロクなことが――ん? あーーー!」

電「どうかしたのですか、暁?」

暁「た、タクシーが消えてる!」

三日月「ということは……」

青葉「帰りは徒歩、ですか……」

卯月「もうヤダぁーー!」ピョーン

あと三レスほど日常パートが続いてそこから出撃編ですね
明日にでもまたあげたいと思います

――――

青葉「はぁ……どっと疲れました……」トボトボ

暁「けーっきょく、いいことは一つもなかったわね」

三日月「せっかくの休みに私たちは一体……徒労です」

電「司令官さん……。――あら? この匂いは……」クンクン

卯月「カレーぴょんっ!」

電「そういえば今日はカレーの日、だったのです……まさか!」ダダッ

ガラッ

提督「よォ、遅かったなクソガキども」コトコト

暁「割烹着……」

三日月「意外と何着ても似合うんですね、あの人」

電「司令官さん、これは……?」

提督「豚肉を大量に掻っ払ってきたから今日はポークカレーだァ」

暁「や――やったー! カレーよカレー!」キャハー

卯月「みんなでごっはん! みんなでごっはん!」ピョーン

電「司令官さん……」ホロリ

提督「ギャハハ! どいつもこいつも食い意地の張った意地汚えガキどもだ――ただし」ドン

青葉「えっ」

提督が先までコトコトと煮込んでいた”それ”は、カレーと形容するには些かながら禍々しすぎた。

提督「テメエらがこれから臓腑に下すのは俺特製の『ヘブンカレー』だァ」ニヤリ

青葉「ええと……司令官さん? 恐縮ですが何故カレーが七色に発光してるんでしょうか……?」

三日月「なんか……目玉浮いてません? 幻覚?」

電「これじゃあ『ヘブンカレー』じゃなくて『ヘルカレー』なのです! 閻魔様も真っ青なのです!!」

提督「あァ、食ったら一発で天国にイけるから『ヘブンカレー』だァ」

青葉「もうそれ完全に劇物ですよね!?」

提督「クケケ……安心しな、これでも一応食いモンだ。命の保証はできねぇが、味の保証はしてやる」

そう言うと、提督は沸き立つ地獄の釜の中身のような液体に指を突っ込み、一舐めした。

提督「ほぉらなァ」

暁「ううん……生身の人間の司令官が口にしてもなんともないってことは意外と毒性は低いのかしら……」

卯月「それにうーちゃん、おなかすいちゃったぴょん」グー

榛名「そうね、食べ物を粗末

電「司令官さんがせっかく作ってくれたものを食べないわけにはいかないのです、みんなでありがたくいただくのです」

提督「あァ、遠慮すんなシッカリ食えよクソガキども」ニィッ

艦娘「いただきまーす!」

パクッ

卯月「――ッ!」

初めに異常をきたしたのは卯月。

ルーを絡めたご飯をスプーンで口に運んだ瞬間、彼女の顔色は一瞬青ざめ、すぐに土気色になり、やがて真っ赤に変化した。

卯月「びょん゛ッッッ!」バタッ

その言葉を最後に、卯月の意識はそこで途切れる。

そこから鎮守府は阿鼻叫喚の地獄と化した。

青葉「これは筆舌しがたい辛さです……と痛みに耐えながらアオバはアオバはグルメリポーターの職務を全うしたり――あれ、青葉ってグルメリポーターじゃない……?」グルグル

暁「ひょ、ひょれくらひのからは、いひひんはえのえでぃーのははひには――ゴフッ」

榛名「暁ちゃんが血を!」

三日月「」ピクピク

電「ナスは嫌゛い゛な゛の゛です!!」バンッ

提督「ヒャヒャ! テメエらホンット底抜けのバカどもだなァオイ!」

提督「俺が『ヘブンカレー』につけた指は薬指、だァが俺が舐めたのは中指だァ」

提督「こぉんな古典的なテにひっかかるようじゃ、この先が思いやられるぜェ? クカ、クカカカカ!」

提督「さァて……オラ、クソガキども起きろや。『ヘブンカレー』は大量に作っておいたからよぉ? 残さず食うんだぜ?」ニタァ

電「こ、これをこんなに……なのです……?」

提督「イヤならいいケドよぉ? 確か今日の解体任務は未消化だったような気がするんだよなァ……どうしよっかなァ?」

三日月「ひぃっ!」

暁「食べるわよ……食べればいいんでしょ!?」

提督「そうこなくっちゃあなァ……オラよぉ! おかわりもあんぞ!」ダバァ

「「「ギャーーーー!!」」」

こうしてまた、鎮守府の夜は更けていく……

――――

いなづま日記

今日から司令官さんの奇行を証拠となる文章で残していきたいと思うのです
司令官さんは皆から誤解を受けるようなことばかりするのです
助けてあげたいのですが、フォローのしようがないのです!

初めてみんなで食べたカレーの味は超激辛だったのです


今日の提督による被害者一覧
・任務娘(あの後夜まで放置)
・妖精
・青葉似の豚
・第一艦隊の皆さん

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年07月01日 (火) 21:20:49   ID: AIYohJv_

久しぶりに面白い作品を読んだ。

2 :  SS好きの774さん   2014年11月01日 (土) 21:14:10   ID: Z7nGpzE0

なかなか今までにないものでしたー
面白かったです

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