・安部菜々がPになるまでの話
モバP「もう一人のプロデューサー」
モバP「もう一人のプロデューサー」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1402855688/)

・事務所の人たち（今回の主な出演者）
プロデューサー（大人）
安部菜々（大人）※引退しており、「永遠の17歳」は封印

※「香草パン」
早坂美玲（14）※引退済み

※新人
原田美世（20）
涼宮星花（19）
五十嵐響子（15）
一ノ瀬志希（18）
池袋晶葉（14）

P「そう。岩手県のある牧場が作ったみたいなんですよ。」

安部「へー…アイドル業界はみんなの憧れですけど、そういう方法は初めて知りました」

P「菜々さんには今回、その牧場の偵察をお願いしたいのです。」

安部「ナナがですか？」

P「僕も見てみたいのですが、最近ちょっと手が話せなくてですね…」
菜々さんの担当するアイドルも少しずつ波に乗り始めましたし、本格的に忙しくなる前に気分転換なんてどうですか？」

安部「分かりました！ところで…」

P「どうしました？」

安部「どうせなら、アイドルも連れていきたいですよ！」

P「…申し訳ないですが、来週の大型ライブに向けて三人ほど手を借りたいです。
なので、二人まででお願いできますか？」

安部「はい！それじゃあ…」

（安価）誰を連れて行く？
・>>2の※新人の5人から選んでください

↓1・2

安部「じゃあ、美世ちゃんと志希ちゃんを連れていきますね！」

P「分かりました。涼宮さん・五十嵐さん・池袋さんはこちらに合流させます。
今日の最終ミーティングで伝えてください。」

安部「了解です♪」

P「経費に関してですが、3人の新幹線代とレンタカー代、それに加えて15000円までを経費扱いします。
それ以上は各個人の自腹としますよ。」

安部「はい！」

P「それじゃあ、偵察を頼みます。」

夕方／事務所

ｶﾞﾁｬ
原田「ただいまー！」
一ノ瀬「たっだいまー！」
池袋「戻ったぞ…今日もなかなかハードだったな」
涼宮「応用もそろそろ身に付いた気がしますわ」
五十嵐「ただ今戻りましたー！」

安部「あ、おかえりなさい♪早速ですけど、今日の締めくくりをしますよ！」

五十嵐「はい！」

安部「えっと、明日からプロデューサーさんの方で大型ライブを行う話になってます。
そちらに助っ人で、晶葉ちゃん・星花ちゃん・響子ちゃんにも参加してもらいます！」

池袋「分かった、プロデューサーの方の5人も忙しそうだしな」
原田「あたしと志希ちゃんはどうなるのかな？」

安部「美世ちゃんたちはナナと一緒に岩手まで視察です！」

一ノ瀬「突発だねー、でもいいかな？」
原田「やっぱり車で行く？」

安部「交通手段は新幹線とレンタカーです
美世ちゃんのテクニックは岩手についてから見せてください！」

原田「オッケー！」
一ノ瀬「たまには里帰りもいいかなー？」

安部「志希ちゃんの里帰り…余裕があったらで大丈夫ですか？」

一ノ瀬「それでいいよーん♪」

安部「三人は明日からプロデューサーさんの指示に従ってください
二人は明後日出発ですから、それまでに準備をお願いします
これで、今日のミーティングは終わりにします。お疲れ様でした！」

「「「「「おつかれさまでした！」」」」」

2日後／東京駅・新幹線改札口前

一ノ瀬「ファー…」
原田「早い時間だから仕方ないけど、もう少しシャキッとしよ！」
一ノ瀬「ごめんごめん…昨日は新しい香水を作っててさ…」

安部「切符を渡しますよ！予算の都合で自由席ですけど…」

一ノ瀬「きにしないきにしなーい♪」
原田「岩手ってことは、盛岡駅まで？」
安部「です！やまびこ号一本で行きますよ！」

原田「おー！」

・・・
車内・座席

一ノ瀬「くー……くー……」

原田「寝ちゃったね」
安部「美世ちゃんも今のうちに寝たほうが良いと思いますよ？」
原田「じゃあ、プロデューサーのお言葉に甘えちゃうよ……」

安部「…年長者というのも、良いのかもしれない…
ナナは永遠の17歳だったけど…今は、アイドルたちのプロデューサーの、立派な大人なんだから…！」

盛岡駅

一ノ瀬「ファァー…よく寝たー」
原田「ん、んんー…ありがとう、プロデューサー！」
安部「ナナは早寝早起きですから！それじゃ、レンタカーを借りましょう！」

原田「…あれ、あそこに誰かいる…」

？？「うう…事務所のやつ遅いぞ…！」

安部「事務所…あ！」
一ノ瀬「どうしたのプロデューサー？」
安部「美玲ちゃーん！」

？？「なんだ！…お前、知らないやつだ！」
安部「そうだった、香草パンが入った頃にはナナはいなかったんですよね…」
？？「キュート事務所のやつか？」
安部「そうです！…あった、これが名刺ですよ！」
？？「…本当に事務所のやつだな、ごめん」

？？「ウチは早坂美玲、一時期キュート事務所で世話になってた」
安部「香草パン、引退中のナナの耳にも入ってましたよ！」
原田「あぁ、香草パンの人だったんだ！」
早坂「ウチは香草パンの人じゃない！」
一ノ瀬「まあまあ、あんまりカリカリしてると長生きできないよー？」
早坂「元からだ！」

原田「レンタルできたよ！」
安部「地図はプロデューサーさんから預かってます！」
原田「この車はカーナビがあるから、地図に書いてある住所を入力すれば大丈夫！」

ﾋﾟｯﾋﾟｯﾋﾟｯ
ｱﾝﾅｲｦｶｲｼｼﾏｽ

原田「それじゃあ、出発！」
一ノ瀬「おぉー！」

移動中・車内
早坂「お前ら、おいかわプロダクションが目的なんだろ？」

安部「おいかわプロダクション？」

早坂「おいかわ牧場の牧場主が起こしたプロダクションだぞ」

原田「噂の牧場付属のアイドル事務所って事？」
一ノ瀬「それが目的だねー♪」

安部「ナナたちは詳しい情報を知らないので、ちょっと教えていただけますか？」

早坂「良いぞ」

（安価）
早坂「おいかわプロダクションは「A」で、筆頭アイドルは及川雫と「B」、他にも何人かアイドルがいる」

A・Bそれぞれに当てはまる言葉を指定してください

A・選択肢から選択、↓1
1・牧場主さんが独力で立てたプロダクション
2・パッション事務所の支援の元立てたプロダクション
3・（自由指定、これの場合は文を上げてください）
※3の場合、倫理的に問題があると見た場合は安価をずらします

B・所属アイドルは？、↓2・3・4から>>1が一人選択
・モバマスのパッション属性アイドルであること
・ただし、第三回総選挙で50位以内にランクインしてること

早坂「おいかわプロダクションは、おいかわ牧場の牧場主が独自に立てたプロダクションだぞ」

安部「独力ですか…！」
一ノ瀬「チャレンジ精神があるね！」

早坂「勝算はあったみたいだけどな！ウチもトレーナーとして呼ばれたし！」

原田「確かに香草パンの実績がある美玲ちゃんなら、アイドルの育成も頼めるね！」

早坂「ウチは最初、あんまり乗り気じゃなかったけどな…」

安部「あれ、乗り気じゃなかったんですか？」

早坂「…事務所の相手を鍛える事になるし…」

一ノ瀬「あー、敵に塩を送ると♪」
早坂「う、うるさいな！」

安部「ライバルが増えることはプロデューサーさんも悪くは思わないと思いますよ♪」
原田「相手が強いほどエンジンのかけがいもあるよね！」

早坂「そういうことだと納得したらやる気が湧いてきたんだッ！」
安部「ナナも強いライバルがいると燃え上がりますからね！」

安部「それで、その事務所の筆頭格アイドルって誰かいますか？」

早坂「ウチが見たところでは二人だ
一人は牧場主の娘の及川雫、もう一人はその雫がスカウトしてきた喜多見柚」

原田「あー、そういえば「酪農系アイドル」として最近評判だね！」
一ノ瀬「目で見るだけでも牧場の匂いがしそうな子だねー彼女！」
安部「あの胸は反則ですよ！」

早坂「菜々みたいに胸に惹かれた奴が多数だけど、美世みたいに酪農家の星と見てる奴も結構いるぞ」

安部「ナナが活動してた頃に企画だけ上がってボツになった「アイドル村」…今なら各事務所が手を組めば簡単にできそうですね！」
原田「それならあたしトラクター！」
一ノ瀬「大型特殊免許は持ってるのかーい？」
原田「勉強するよ！」

早坂「…肝心の雫はおいかわ牧場の方で手一杯だけどな！」

安部「それは残念ですね…
ところで、喜多見柚ちゃんに関しての情報はどうでしょう？」

早坂「柚は…テキトーさがあるな」

原田「適当？」

早坂「テキトーと言うか、気楽だな
アイドル活動をおろそかにしてるわけじゃないんだけと、あっちのプロデューサーやウチにも軽く絡んでくるんだ」

一ノ瀬「フレンドリーってやつ？」
早坂「なのか？」
安部「なんですよ、多分！」

早坂「それと何人かアイドル候補生が練習中だ…コイツラもそろそろ基礎が仕上がるぞ！」
原田「なるほどね…あ、牧場が見えてきた！」

早坂「おじさん！プロデューサー！美玲が来たぞ！」

「おう、よく来てくれた…って後ろの3人は誰だ？」
「おや、安部菜々さんかね？」

安部「え、えぇ！安部菜々です！」

「ということは他事務所の視察か？別に今は隠すようなこともないから良いけどよ」
「お客さんが来たのなら、少し早いけど昼餉にするかね？」
「よし！…そうだ、お客さんも一緒に食べるか？」

一ノ瀬「良いの？」
原田「良いんですか？」

「牧場の職員分も作るしな！牧場のメシを味わってくれよ！」
「雫やー！」

ﾄﾃﾄﾃ…
「はーい？」
「昼餉にすると伝えておくれ」
「はーい！」
ﾄﾃﾄﾃ…

安部「…デカい…」
原田「こう見ると迫力が凄い…」
一ノ瀬「…やっぱり牧場の匂いだねぇ♪」
早坂「…おーい？」

「あ、紹介忘れてた。俺はおいかわプロダクションのPaP！そしてこの人が」
「わしがおいかわ牧場の牧場主、兼おいかわプロダクション社長じゃ。」

安部「あ、どうも…ナナ、いえ、私はキュート事務所の安部菜々です！」
原田「同じくキュート事務所の原田美世です！」
一ノ瀬「一ノ瀬志希だよー♪」
早坂「ウチ…はいいか、車内で名乗ったしな」

牧場主「しかし、安部菜々がプロデューサーとしてアイドル業界に戻るとはのう」

PaP「765プロの秋月嬢の件もあるだろ？」

安部「ですねー、キュート事務所はアイドルが増える割に管理側の人間が足りませんからね…」

早坂「あれから増えてないのか？」

安部「ナナだけですね。事務員は協会からたまに来るちひろさんぐらいで、基本はプロデューサーさんとナナの二人体制です。」

原田「プロデューサー1人に5人体制だからね。」
一ノ瀬「今のプロデューサー…菜々ちゃんじゃない方は現在8人の面倒を見てるしねー」

早坂「ウチがいた頃はプロデューサー1人で6人の面倒見てたよな…」
安部「でも、古参3人が他の子の面倒も見てますから、負担が思ったより大きくないのは助かりますね。」

一ノ瀬「そろそろ新しい湿布を補充しないと♪」
安部「志希ちゃんのは強烈すぎます！特に臭い！」

PaP「俺達のところもだいたいそんな感じだな。
でも、基本的にプロダクションは家族経営だし、古参の雫は面倒見が良いから、実質的には3人で4人の面倒を見てる。」
牧場主「雫は自慢の孫じゃよ、後継ぎも連れてきたしのう！」
PaP「ちょ、じいさん！」

安部「後継ぎですか？」
PaP「あぁ、雫の親は確実に牧場を引き継げる状況とは言えないしな…これで察してくれ。」

原田「左手薬指の指輪、ね…」
一ノ瀬「ヒューヒュー♪」
PaP「まだ正式な婚約は出来てないけど、雫に誘われてな。俺もある意味では美玲と同じ境遇だよ。」
牧場主「正式じゃないと言っても、牧場でもプロダクションでも周知の事実じゃしな！」

安部「雫ちゃんの親御さん、何があったのでしょうか？」
早坂「…結構大きな怪我をしたって話だ。そろそろプロダクションだぞ！」

おいかわ牧場/プロダクション・共用食堂

牧場主「もう出来てるようじゃの」

「おー、社長サンとプロデューサーサンと美玲チャン！それにお客サン？」

早坂「柚は早いな！」
安部「もしかして喜多見柚ちゃん？」

「そーそー、喜多見柚だよ♪」
PaP「…よく考えたら今日の食堂担当は柚だったか」

喜多見「今日はカルボナーラパスタと牛乳！丁度よかったね、お客サン♪」
PaP「柚、そろそろ名前で…ってまだ名前を伝えてなかったんだっけ」
安部「あぁ、大丈夫ですよ！ナナは安部菜々、そしてこちらが原田美世ちゃんでこちらが一ノ瀬志希ちゃんです！」

喜多見「ナナサンって、あの？」
PaP「ああ、あの菜々さん。」
安部「あのって何ですか！？」

牧場主「ふむ、雫たちはまだみたいじゃのう」
原田「そういえば、雫さんに柚ちゃんに、後誰がいますか？」
牧場主「そうじゃなあ…」

（安価）この後食堂に誰が来る？
・モバマスのパッション属性、かつ14歳以下であること
・ただし、765プロ所属の双海姉妹と、メアリー・コクランは不可

↓1・2から>>1が選択

「はーい、食堂に入りますよー」
「お腹がペコペコでごぜーますよ…」

牧場主「おお、雫！」
「おじいちゃん、どうしましたかー？」
PaP「仁奈にメシを準備してあげたら、一旦こっちに来てくれ。」
「はーい♪」

安部「あの子供も、候補生ですか？」
PaP「いや、まだ全国区じゃないけどアイドルだ。」
牧場主「市原仁奈と言っての、最近売り出し中のアイドルなのじゃよ」

一ノ瀬「うちの事務所に13歳がいるけど、あの子はもっと小さいね」
PaP「9歳なんだよ、あいつ。
親御さんがかなり忙しくて家に中々いられないからか、託児所的な感じで預けられたな」
<ﾆﾅﾊｺﾄﾞﾓｼﾞｬﾈｰﾃﾞｽﾖ!
PaP「あぁ、すまんすまん！」

「おまたせしましたー」
PaP「改めて紹介するぞ、及川雫だ！」
及川「はーい、及川雫ですーっ！」
安部「安部菜々です！」
原田「原田美世だよ！」
一ノ瀬「一ノ瀬志希だよー♪」

及川「おじいちゃん、牛乳ってまだありますかー？」

牧場主「あるぞ！存分に振る舞ってやれぃ！」

及川「はーい！」

安部「あれ、お昼ごはんを頂いてもいいって話では？」

PaP「その前に1杯飲んでみてくれ！」

一ノ瀬「食前ミルクねぇ…」

安部「ところで志希ちゃん？」
一ノ瀬「なーに？」
安部「一人称が「うち」になってませんでした？」
一ノ瀬「あたしの事務所、の方が良かった？」
原田「…これはどうなんだろうね？」

及川「おまたせしましたー、ホットミルクですー♪」

安部「あ…いただきます。」
一ノ瀬「うーん、いい匂い♪」

ｽﾞｽﾞｽﾞ…

原田「…暖かい。」
安部「なんというか、ホッとします…」
一ノ瀬「でも、冷たい方も欲しかったかなー？」

喜多見「冷たい方はパスタと一緒にどうぞー♪」
ｺﾄｯ

「「「いただきます！」」」

ｽﾞﾙｽﾞﾙ…
一ノ瀬「うまーいっ！」

原田「このカルボナーラもやっぱり？」

PaP「そのやっぱりだぜ！」
牧場主「牧場の牛乳が原料じゃよ」

安部「なるほど、牧場ならではですね！」

市原「ニナも牛乳飲んでおっきくなるですよ！」

及川「牛乳を飲んで、もぉーっと頑張りましょー！」

安部「ﾓｸﾞﾓｸﾞ…ところでPaPさん」

PaP「ｶﾞﾂｶﾞﾂ…ん？どうした？」

安部「このプロダクションにはアイドルが5人いるって話でしたよね？」

PaP「あぁ、確かに5人だぜ
後二人は昼時が早くなったのをすっかり忘れてるんじゃないか？」

牧場主「まあ、あの二人はの。」

原田「熱心なんですね」

喜多見「雫サンが伝えてたし、やっぱり忘れてるのカナ？」

ﾊﾞﾀﾊﾞﾀﾊﾞﾀ…！

（安価）誰が来た？（一人分）／更に一人？二人？
・モバマスのパッション属性、かつ20歳以上であること
・ただし、以下の人は不可
トレーナー一族
エリアボスの浜川愛結奈・佐藤心
CV確定済みの姫川友紀
・何人来たのかも同時に指定してください。無い場合はずらします

↓直近3つのうち、コンマの一の位が1番高いもの
同数だった場合は>>1が選択

時子、一人

芽衣子さん、早苗さん の二人

早苗さん、夏実さんの二人

ちょっと安価の説明が悪かったみたいなので一部再安価します

（安価）「一人は」誰が来た？／その人だけ？それとももう一人いる？
・制限・決定条件は>>25を参照
・「もう一人」は>>1が既に決めてるので、名前は一人だけ書くこと
・ただし、既に候補に上がってる財前時子も指定不可とする

↓直近2つ

早苗

安価の動きがないのでそろそろ再開します。
採用安価は>>26とします。
（>>27と>>28は指定過多、>>30は来た人数の指定がないため、ずらされました）

ﾊﾞﾀﾊﾞﾀﾊﾞﾀ…!

「はぁ…はぁ…この私を差し置いて先に食事とは…良い度胸ね…」

市原「ちゃんと話を聞かなかったおねーさんがわりーでごぜーます」
喜多見「そーそー、雫サンがちゃんと伝えたよ？」

PaP「…今来たのが財前時子、この事務所のアイドルとしては最年長だ」
財前「呼び捨て…！？」
牧場主「客人の前じゃ！少しは落ち着けぃ！」

財前「…チッ…財前時子よ。」
安部「安部菜々です！あんまりカリカリしないでいきましょ！」
財前「……！」

早坂「…悪いな、時子はいつもあんな調子なんだ」
原田「こう…ドS？なのかな？」
一ノ瀬「このプロダクションの子たちだとみんな流しちゃうんだねー♪」

PaP「そこまで悪いやつじゃないんだけどな、時子は。
ただ志希の予想通り、このプロダクションは気にせず接するか、他人の世界に引きずり込まれるかでサディスティックな心を封殺されてるからな。」
牧場主「わしや婿の睨みもあるしのぅ！」

早坂「あれ、光がまだだぞ？」
PaP「光はまた熱中しすぎたんじゃないか？」

ﾊﾞﾀﾊﾞﾀﾊﾞﾀ…!

「遅れたー！…柚さん！いっぱい頼む！」
喜多見「はいよー♪」

PaP「…光のやつ、また衣装で食堂に来ちまった！」
安部「なんだか戦隊ヒーロー…というより仮面ライダー？みたいな服ですね！」

PaP「光ー！衣装はちゃんと脱いでから来いって言ったろー！」
「…あっ！」
ﾊﾞﾀﾊﾞﾀﾊﾞﾀ…

牧場主「光はそそっかしくての。」
一ノ瀬「確かに面倒な気分はわかるけどね♪」

ﾊﾞﾀﾊﾞﾀﾊﾞﾀ…
「ただいまっ…はぁ…はぁ…」
喜多見「先に座ってて、落ち着いたら持っていくから！」
「ごめんっ…はぁ…はぁ…」

PaP「…そして加減を忘れる。そんな彼女が最後の一人、南条光だぜ」

一ノ瀬「忙しいねー」

PaP「ま、わんぱく坊主が一人いるくらいでちょうど良いんだよ、ここは」

・・・・・

安部「ごちそうさまでした！」
一ノ瀬「ごちそうさまー♪にゃーおいしかったー！」
原田「ごちそうさまでした。」

牧場主「自慢の牛乳ランチは堪能してもらえたかの？」
PaP「おいかわプロダクションの売りの一つだぜ！」

安部「こんなに美味しい牛乳なら、ナナもガンガンいけまずっ！？！？」
原田「どうしたの！？」
安部「うっ…あっ…！！」

PaP「…もしかして腰をやっちまったか！？」
安部「だ…だいっ…じょ…！」
牧場主「婿よ！救護室を開けるのじゃ！」
PaP「了解！ちょっとごめんよ…！」
一ノ瀬「あたしもついてくよ、湿布持ってきたから！」
原田「あ、あたしも！」

・・・・・
おいかわプロダクション・救護室
原田「大丈夫？」
安部「はーっ…はーっ…なんとか落ち着きましたよ」

牧場主「腰をやってしまうと激痛が走るからのぅ…」
PaP「しかも一生再発の恐れがあるから…立てるか？」

安部「んっ…だ、大丈夫ですよー…」
一ノ瀬「全くー…湿布持ってきててよかったぜい♪」
早坂「車内でなんかスースーすると思ったらそれだったのか」
一ノ瀬「お、鼻が鋭いねー！今回は臭いを極限まで抑えた微香タイプ！」
原田「あたしは気づかなかった…最近の湿布って臭いが薄いんだね！」

PaP「大丈夫そうなら、レッスンルーム、見てみるか？」
安部「ええ…お願いします…！」

おいかわプロダクション・レッスンルーム

早坂「今日は全体の振付再確認だぞ！準備体操はやったか！？」

「「「「はいっ！」」」」
財前「…ええ。」

早坂「よし、それじゃあ最初からッ！」


安部「あれ…もしかして、新曲ですか…？」
PaP「いや、次の公演でやるのは試聴範囲に少し足したくらいだからな」
牧場主「明後日発売じゃしな」

原田「この5人はユニットを組んでるんですか？」
PaP「そうそう。基本個人活動だけど、たまに5人組なんだぜ！」
一ノ瀬「あたしたちとはちょっと違うね！」

PaP「そっちはユニット前提なのか？」
安部「ですね…ナナは個人でしたけど、以降は基本的にユニットを組んで、たまに行ったり来たりです。」
牧場主「まあ、一長一短だからわしらはあまり口を出せんけどな」

早坂「仁奈！動きが甘いぞ！」
市原「すまねーでごぜーます！」

一ノ瀬「結構スパルタだねぇ♪」
安部「美玲ちゃんは一匹狼だったって、プロデューサーさんから聞いてます…」
PaP「だから妥協が無い。雫もそうだけどオフは緩いから、流されないで引き締められるトレーナーが欲しかったんだよな！」

早坂「時子！光！ステップが速すぎだ！」
財前「分かってる！」
南条「分かった！」

安部「…そういや、時子ちゃんじゃ駄目なんですか…？」
牧場主「時子はちょっと違うからの。
そもそも彼女は婿と仁奈が引っ張ってきたんじゃよ。」
PaP「俺でもなんで採用できたのかよく分かんないんだよな…」

早坂「もう一周やるぞ！」
及川「はーい！」
喜多見「オッケー！」

安部「…元気ですね…」
PaP「元気がうちの取り柄だからな！」

・・・・・

早坂「一旦休憩するぞッ！」
「「「「「はい！」」」」」

PaP「おっと…休憩明けのプランはまだ公開してない曲の練習だな！」
安部「じゃあ、そろそろ帰ったほうが良いですかね？」
牧場主「牧場の方を楽しんで欲しいんじゃが、アイドル事務所の人なら強くは言えんのう」
原田「じゃあ、美玲ちゃんに挨拶しないと！」

早坂「帰るのか？」
PaP「次の練習は企業秘密だからな！」
一ノ瀬「美玲ちゃんもイキイキとしてるねー！」
安部「プロデューサーさんや悠貴ちゃん達にはきちんと伝えますよ！」
早坂「…なんか恥ずかしいな！言わなくてもいいぞ！」
原田「うん…頑張ってね！」

・・・・・

盛岡駅・はやて号デッキ
ﾌﾟﾙﾙﾙﾙ…ﾌﾟﾂｯ
P（はい、プロデューサーです。）

安部「もしもし、ナナです。」

P（菜々さんでしたか。どうでしたか、牧場付属のプロダクションは？）

安部「ええ、思ったよりキビキビとしてました！オンオフがしっかり出来てます！」

P（オンオフしっかりですか…前々のクール事務所※と並べて要注意リスト入りですかね…）
※「プロダクションマッチＨ＆Ｓフェスティバル？」の時の対戦相手

安部「要注意リストってなんですか！？」

P（いえ、強大な相手のリストって感じです。他に報告とかありますか？）

安部「…美玲ちゃんがトレーナーをやってましたよ♪」

P（早坂さんが…ですか。）

安部「向こうには結構馴染めてた感じです。」

P（馴染めてるのなら僕としては一安心ですが…後でレポートを出してもらえますか？）

安部「はいっ♪」

P（それではこれで。菜々さん達は明日も公休扱いとしますので、ゆっくり休んでくださいね。）

安部「分かりました！では、失礼します！」

ﾋﾟｯ


終

尻切れトンボなのは否定しません。
及川さんとゆかいな仲間たちを書きたかっただけなのも否定しません。

それではHTML依頼を出してきます。

最後の電話で出てきた「プロダクションマッチＨ＆Ｓフェスティバル？」はこちら

モバP「プロダクションマッチＨ＆Ｓフェスティバル？」（最初だけ安価）
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