アルミン「かまいたちの夜」(86)

ジャン「ようやく覚えた立体起動でなんとか麓のレストハウスまでたどり着き、俺は一息ついていた」

ジャン「ミカサはそんな俺の前で土埃をけたてて鮮やかに止まった」

ミカサ「ジャン、埃まみれ」

ジャン「どうせ俺は飛ぶより転がるほうが似合ってるよ!」

ミカサ「そんな意味ではなかった。ジャンは上達はやい」

ミカサはそう言いながら微笑む

数時間ぶりに見るその笑顔は、雲の向こうから顔をのぞかせている太陽の様だ

俺はあらためてミカサを見つめた。

茶色の制服に長い髪がよく映えている

どんな難所も軽々と滑り降りる彼女は、皆の中でも注目の的だった。

ミカサ「ジャンもう一回」

ジャン「えぇっ?まだやるのかよ?」

俺はげんなりして聞き返した

朝からの猛特訓で、俺はもう立っているのもやっとという状態だったのだ

ミカサ「これも訓練。さぁもう一回」

ジャン「もう帰ろうぜ、それにほら雲行きだって怪しいしよ」

俺はそう言って、空を指差した。

嘘じゃなかった。

さっきまで、雲の後ろを出たり入ったりしていた太陽はすっかりどこかに姿を隠していた

空全体が重くのしかかるように感じられる。

ミカサ「本当。今夜吹雪くかもしれない」

ミカサは眉をひそめた

ジャン「…じゃ今日はもう戻ろう」

俺たちは訓練所まで戻った。

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ミカサとは訓練兵団に入って知り合った。

果敢かつ執拗なアタックで、何度かデートする関係にまでこぎつけることができたのは最近の話だ

しかし押しても押しても手応えが無く、いいかげん俺のひとりずもうのような感じさえしていた

だから一緒に訓練合宿に行かないかと彼女の方から誘われた時には正直驚いた。

彼女の叔父さんのイェーガーさんという人がチュンソフト区でペンションを経営しているのだという。

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ペンションにたどり着くころにはもう日はとっぷりと暮れ、雪が降り始めていた。

イェーガー夫妻の経営する「シュプール」は外観はログキャビン風で、内装は白を基調にしたおしゃれなペンションだった。

俺とミカサはの部屋は残念な事に、というか当然、というべきか別々にとってある。

俺達はは一旦部屋のに戻って玄関脇の談話室で落ち合った。

大きな茶色のテーブルを囲んでソファが置かれている。

俺たちは夕食が始まるまでの間そこに座ってまつことにした。

ちょうど、俺らが腰を掛けた時、2階からがやがやと女どもの声がした。

ユミル「こんなに訓練場所から遠いなんて思わなかったぜ」

そう言ったのはやせて髪の長い女の子だった。

ちょっときつい目をしているがまぁ美人といってもいい顔つき

軽薄そうな印象

サシャ「…でも、お料理がおいしいって、ここにかいてありましたよ!」

丸めてあった兵団会報誌のページを右手のペン指した子は脇にスナック菓子をかかえ一人で食べている

この子もまぁ美人といってもいい顔つき

動物の様な愛嬌があった

ユミル「だからサシャに任せるのは嫌だったんだよ!」

クリスタ「まぁまぁいいじゃないの。雰囲気だって悪くないし」

それをなだめるのが金髪の女の子だった

背の低さとあいまってロングが良く似合っている美少女といった感じ

ミカサ「どの子が好み」

ミカサが冷たい声で聞いてきた

ジャン「愚問だぜハニー!俺の好みはベイビー、君だけさ!」

俺はちっちっちっと指を振った

ミカサ「…バカ」

ミカサが笑った


訓練キャンプより遠い事をぼやいていたきつそうな子がユミル

スナック菓子「ふかしイモ」を食べ続けている子がサシャ

そして金髪の天使の様な子がクリスタ

全員、訓練兵団の子だった。

ミカサは既に3人と仲良くなって話し込んでいる。

その時、入り口のベルが新しい来客があったことをつげる

ベルの音と共に大きな声が聞こえてきた

キース「何故こんなに吹雪く!?」

コートの方や頭の上に白い雪を積もらせて男女の二人連れが入ってきた

五十前ぐらいのはげで赤ら顔の男性と30代後半らしいほっそり背の女性

グリシャ「あぁキースさんいらっしゃい。遅かったですね。心配しましたよ」

オーナーのグリシャさんが奥から出てきて出迎える

キース「吹雪のせいであやうく迷う所であった」

窓の外を見ると、さっきはそれほどでもなかった雪がそどんどん勢いを増している。

壁の古臭い鳩時計は、7時を告げた。

アニ「…食事が出来た。食堂へ」

食堂からアルバイトのアニ・レオンハートさんが出てきた。

グリシャ「じゃあ、荷物と上着は運んでおきますからキースさんたちも食堂へ」

フロントではグリシャさんが記帳を済ませた夫婦に食事をすすめている

グリシャさんの奥さん、カルラさんとバイトのアニさんの二人が各テーブルに料理を運ぶ

泊り客は、俺たち、三人娘、そして遅れてきた夫婦…

だけかと思っていたのだが、もう一人こんなペンションには似つかわしくない客いた

食堂の隅、壁に溶け込むように座っているコートの男。

食事中だというのに上着も帽子も脱がず、あまつさえ黒いサングラスまでかけている。

兵団の人にはもちろん、仕事で来ている営業マンにもみえない

ジャン「一体何者だ・・・」

いずれにせよ俺たちの前に料理が運ばれてくるとそんなことはどうでもよくなってしまった。

ミカサ「おいしい!!」

ミカサはスープを一口飲むと声をもらした。

小さなふかしイモのたくさん入ったスープだ。

熱々のそのスープがほんとにおいしくて体の奥から暖まるような感じだった

その後に出てきた料理も、どれも味も量も満足のいくものばかりであちこちからため息に近い声が聞こえる

ペンションとしてではなくレストランとしてでもやっていけそうだと改めて思った。

実際あのサングラスや中年夫婦は食事目当てにやってきたのかもしれない

ジャン「これってカルラさんが作ってるのか?」

ミカサ「カルラさんは手伝ってるだけ。料理が好きなのはグリシャさん」

食事を終えた人たちが三々五々食堂を出ていく

ミカサ「さて。夜訓練にいこう」

ジャン「じょ、冗談だろ?こんな吹雪じゃあっという間に吹き飛ばされちまうぜ!」

アニ「天気予報聞いたと所では、立体起動注意報がでていた」

エプロン姿のアニさんが横から口をはさむ。

アニ「当分ここから出ない方がいいよ」

アルバイトのアニさんは年齢不詳だ。

多分20代なのだと思うが幼くも見える。

背は低いが顔はきれいだ。

ベルトルト「予報じゃ近年にない大雪になるかもしれない」

今度はもう一人のアルバイト、ベルトルト・フーバーさんがやってきた

懐かしいなー

ユミル・カーマイ…

いや、なんでもない

ジャン「ここに閉じ込められて飢え死に、なんてことはないだろうな?」

ベルトルト「それは大丈夫だ。街から離れているからね」

ベルトルト「食糧だけはいつも十分用意してあるんだ。これだけの人数なら3週間は腹いっぱい食べられるよ」

3週間もとじめられるなんてぞっとしない考えだった

…いやミカサと一緒ならそれも悪くない

ベルトルト「3週間ってのは大袈裟だけど明日の訓練は無理かもしれないね」

フロントのあたりで3人組の女の子達がグリシャさんに向かって何かをわめいている

グリシャ「ちょっとちょっと、落ち着いて話してください。いったい何があったんです?」

サシャ「だから!今部屋に戻ったら床に・・・・・・・こんなものが!!」

女の子たちが差し出した紙切れには赤いマジックのようなもので字が書きなぐってある



「こんや、12じ、だれかがしぬ」タララララーン

すごい楽しい!

ジャン「今夜、12時、誰かが・・・・死ぬ?!」

俺が読み上げると、みんな一様に息を呑んだ

グリシャ「誰かのいたずらでしょう」

ミカサ「悪趣味」

ユミル「でも誰かがわたしたちの部屋に入って置いていったんだよな!」

ユミル「気持ち悪くてあそこじゃ眠れねーよ!!」

グリシャ「床に落ちていたんならドアの下の隙間から差し込んだんじゃないですか?」

グリシャ「鍵はかけていたんでしょう?」

サシャ「そっか―中に入らなくてもよかったんですね!」

どうやらそんなことにも気が付かなかったようだ

クリスタ「…でもやっぱり気持ち悪い」

金髪のクリスタだ

グリシャ「何なら部屋をおとりかえしましょうか?」

結局、彼女たちは引き下がって部屋に戻って行った

かまい達の夜だね

ミカサ「でも誰が、こんないたずらをしたのか」

ミカサはいたずらっぽい目を俺に向けた

ミカサ「もしかして・・・ジャン?」

とんでもないこと言い出す

グリシャさんも驚いた目でこっちをみた

ジャン「冗談じゃないぜ!何で俺がよく知りもしないあいつらにそんなこと!」

俺は驚いて抗議した

選択肢が忠実

その時、フロントの電話が鳴り響く

グリシャ「はい、シュプールです。…あぁブラウン様ですか」

グリシャ「あいにく夕食は終わりましたがお部屋は取ってございます。」

グリシャ「…はい…はい…そこからですと立体起動で3,40分はかかると思いますが」

グリシャ「しかも今雪の方が相当ひどくなってますから…」

ミカサ「今頃人がくるみたい」

ジャン「迷って遭難…てなことにならなきゃいーがな」


グリシャ「・・・・そうですか。ではお待ちしています」

グリシャさんが電話を終えたところへ二階から中年夫婦が降りてきた

キース「貴様…今日の終値を知らないか?」

ジャン「は?オワリ…ネ?」

キース「株価のことだ。全く…早馬でも飛ばしてもらえば良かったか」

グリシャ「キースさん、仕事の事は忘れるって約束でしょう」

キース「あぁ…なんというか…習慣みたいなものだ」

グリシャ「奥さんはどうしたんですか。結婚してから仕事仕事で旅行の一つもしたことない」

グリシャ「一度ぐらい夫婦水入らずで旅行するのも悪くない…」

グリシャ「そうおっしゃったのはキースさんでしょう」

そこまで話して俺たちが見ていることに気付いた

グリシャ「やぁ、一応紹介しとこうか。キースさん、この子は私の姪でミカサといいます」

グリシャ「こっちは義理の甥になるかもしれないジャン君」

義理の甥・・・?

ミカサ「勝手に決めないで///」

どんどん決めちゃってください。

グリシャ「キースさんはわたしが前の仕事をしている頃お世話になったんだ」

グリシャ「内地で社長をされている」

キース「しかし、立派なペンションだ…ところでおまえらは訓練兵か?」

ジャン「はっはい!(なんなんだこのプレッシャーは)」

キース「叔父さんを見習え。ところで貴様。もう配属希望は決まっているのか?」

ジャン「一応けんぺ」

キース「まだなのか。まだなのであればうちにこないか」

キース「うちは良いぞ。実力主義だ。二年目の人間が十年目より平気で給料が高かったりする」

キース「その代り力のない人間は即刻開拓地いきだがな。家畜以下はいらん!」

キース「どうだ?うちにこないか?」

大声でまくしたてる

ジャン「はぁ・・・しかし・・・」

ジャン「まだ先の話なので…」

俺は無難な返事をしておいた。

…しかしキースさんは聞いていないようだ。

キース「今壁が後退したため不況不況と世間は騒いでいるが」

キース「うちにはそんなもの関係ない!!」

キース「何故ならうちは実力主義だからな!!どうだうちに来ないか?」

ミカサもグリシャさんもにやにやしてこっちを見ている…ちくしょうめ!

ジャン「そ、そうですね・・・・考えておきます」

なんとかこの話題を終わらせたかった

「そもそも何故うちの会社が不況に強いか!それは・・・」

話はおわりそうにない

??「ご迷惑ですよ・・・あなた」

振り向くとキースさんの奥さんらしい綺麗な人が立っていた

ミカママ「困っていらっしゃるじゃありませんか」

キース「妻のミカママだ」

キース「こっちはグリシャの姪とそのフィアンセだそうだ」

…着々と既成事実が築かれつつある

ミカサも文句を言う気もなくしたようだった。

ミカママ「こんにちは」

ミカママさんはにっこり笑いながらキースさんの隣に腰掛ける

ミカサ「(なぜか親近感がものすごい)」

ミカママ「おいしい食事でしたわ」

グリシャ「お世辞じゃないでしょうね」

そういいながらもグリシャさんはまんざらでもないようだ

ミカママ「お世辞だなんて、とんでもない。本当に素敵でした」

グリシャ「奥さんにそう言って頂けると自信がつきます」

ひどく親密な空気がながれた

キース「のどが渇いた!ビールをもらおう!」

その空気をいらだたしげに破ったのはキースさんだった

グリシャ「じゃぁ君たちも飲むか?」

ミカサと顔を見合わせた

ミカサ「じゃあ、ちょっとだけ」

ミカサが親指と人差し指で両を示したので俺も…

ジャン「ただなのか?」

念を押した

ミカサ「ジャン。ぶしつけすぎる」

ドサッ
突然、窓の外でどさっと何か重たい物の落ちる音がする

ジャン「な、なんだ!?」

俺がびくんと体を動かすとミカサはくすくすと笑った

ミカサ「雪が落ちただけ」

ジャン「な、なんだよ…雪か」

―本当に雪だったのか?

疑いながら窓の外の闇をみつめていると遠くからワイヤーが飛んできていることに気付いた

イヤ…わからんな、貴様はなぜうちの会社に入らん?

立体起動だ。

この辺りにはほかに家もないし、どうやら遅れてきた客だろう

案の定、ガス音はペンションの裏手へ回り、そこで消えた

やがてドアの開く音が聞こえ玄関のベルがなった。

??「すいません!ブラウンですが!どなたかいらっしゃいませんか!」

銅間声がこちらまで響く

グリシャ「ライナー・ブラウンさんですね?ようこそいらっしゃいました」

大柄の男の客は靴を脱いで上がってきた。

グリシャさんは慌ててビールをテーブルの上に置くと、フロントへダッシュした。

ライナー「いやあ、一時はどうなることかと思いました。ガスは切れそうになるし…」

ライナーと呼ばれる男の人は、フロントで記帳しながらしゃべり続けた

グリシャ「夕食は終わりましたが、おにぎり程度の物ならご用意できます。お作りしましょうか?」

ライナー「あぁ…いえ、途中で食べてきたのでお腹はすいてません」

ライナー「何かあったかい飲み物でもいただけると、うれしいんですが・・・」

グリシャ「コーヒーとか紅茶みたいなものでも?」

ライナー「それじゃあ紅茶ください」

グリシャ「お部屋にお持ちしましょうか。それともそこの談話室で・・・?」

ライナー「あ、そこで結構です」

ライナーさんはこちらをみてちらりと頷く

グリシャ「そうですか。じゃあ、これが鍵です。荷物を置いたらまた降りてきてください」

ライナーさんは荷物をかついで二階へと昇って行った

ライナー「どうもこんばんは!」

さっき上がって行ったばかりのライナーさんが降りてくる

ライナー「ありゃ、皆さんはビールですか?参っちゃうなぁ。ここに凍えかけた人間がいるってのに」

あははと笑いながらミカサの隣に腰掛けた

グリシャ「あ、ブラウンさん。もう降りていらしたんですか。紅茶は今いれてますから・・・」

その言葉通り、奥さんのカルラさんとバイトのアニさんがティーポットとカップを持ってやってきた

ライナー「ああ、生き返るみたいだ・・・・・!」

ライナーさんはありがたそうに熱々の紅茶をふうふうふきながら飲む

声の喋り方からして、中年というにはまだ間があるだろうが多分30代前半だろう

ひげを落とすと案外俺たちと変わらないかもしれない

ライナー「泊り客はこれで全部ですか?」

グリシャ「いや、後4名程。。。そうだアニ君。彼女等もお茶がほしいかもしれない。ちょっと聞いてきてくれるか?」

アニ「はーい」

アニさんはぱたぱたとスリッパの音をさせてフロントへ向かった

アニ「あの男の人はどうしますか?」

グリシャ「あぁ田中さんか。一応聞いてきてくれ」

アニ「…」

グリシャ「嫌ならいいよ。人付き合いのよさそうなタイプでもなかったし」

アニ「!」パアア

アニさんは3人組の彼女たちを呼びに行った

アニ「オーナー!飲みたいそうです!こっちにくるって!」

グリシャ「もうちょっと丁寧な言葉づかいができんもんかな・・・」

グリシャさんが苦笑してつぶやく

ジャン「ほんとうだな…最近の女ってのは・・・・まったく・・・」

ミカサ「若い女…ということは私も入る」

ジャン「」

カルラ「じゃもう一度お茶を淹れなおしてきますね」

ライナー「いやぁここはえらくサービスがいいんですね」

グリシャ「いや…人をもてなすのが好きでここを始めたわけですから…」

グリシャさんはしきりに照れている

三人組はすぐに降りてきた

サシャ「ケ、ケェェエェェェキィィィィ!!!」

ユミル「ちょっと押すなよサシャ!」

クリスタ「もうケンカしないの!」

すぐに騒がしくなる

サシャ「ケーキの良い香りですっ!!」

クリスタ「前失礼しまーす」

ユミル「だからサシャ押すなよ!」

人が増えてきたので、俺たちは階段に腰帰ることにした

ほぼ同時にカルラさんが紅茶を持ってくる

カルラ「ベルトルト君にも声をかけたんだけど今はいらないそうです」

全員「いただきまーすっ」

犯人はライナー

透のポジションがジャンなのが納得いかない
わtミカサの相手はエレンだけ

―鳩時計が鳴る

みんなが一斉にそちらを見た

3・・・
4・・・
5・・・
6・・・
7・・・
8・・・
9・・・

9時だ。鳩が鳴きやむと、吹きすさぶ風の音がそれまで以上に大きく聞こええた

>>50
大丈夫だ
かまいたちにはntrルートがある

田中さん浮きすぎだろ

ジャンだしうまくいかないだろ

>>49 おいwwwww
>>50 ジャンのほうがやりやすいじゃん。エレンも後で出てくるよ

ユミル「雪崩なんか、起きないよな」

サシャ「縁起でもないこといわないでくださいよ」

サシャ「それでなくてもあんなことがあって気持ち悪いんですから・・・」

サシャちゃんは言いかけて、はっとしたように口を押さえた。

・・・まずい。

ライナー=田中
本物の田中は既にバラバラにされて殺されてる
雪の落ちる仕掛けを使ったトリックを使う

ライナー「あんなことって、何かあったのか?」

ライナーさんがのんびりとたずねる

俺はなんとかフォローしようと思い…

ジャン「大雪で閉じ込められて飢え死に、なんて言ってたんだよ」

ライナー「ええっまさかそれはないでしょうwwww」

すかさずクリスタちゃんがライナーさんに質問した

クリスタ「・・・あの、ペンションの方ですか?」

ジャンじゃbadendしか想像出来ねぇよ…


ライナー「俺?俺は泊り客ですよ」

うまくごまかせたようだ。

ライナー「…遅れたもんで夕食には間に合いませんでしたが…」

ライナー「一応自己紹介しとこうかな。若い女性もたくさんいるようだし」

ライナー「俺はライナーブラウン。フリーの絵師をやっている」

ライナー「風景画が主だけどヌードを撮ってほしいっていう人がいれば遠慮なく言ってくれればいいよ」

クリスタ「やだ、ヌードだって///」

女の子達は嬉しそうに嫌がる

やべっミスった、
ヌードを撮ってほしい    ×
ヌードをデッサンしてほしい ○

>>58 ジャンもやるときはやってくれるじゃん!

嬉しそうに嫌がるって一体どんな感じなんだ?

やだーって言いながら
指の隙間からガン見してる感じだろ

透はいざってときに頼りになるけど、原作のジャンはダメだからな

アルミン程の推理できる頭も無いから、確実に死ぬな

ジャンに一番似合うのは大阪就職end

ジャン頼りになるじゃん

ライナー「恥ずかしがることはないじゃないか。確かに今はみんな、肌だってはりがあってきれいだ。けどそのうち年をとった時に、あああのこれいな頃の記録があればよかったって、きっとそう思うようになるよ!」

俺はミカサの顔を覗き込んだ。

軽蔑した目でしかみていない。ほっとした。

ユミル「クリスタ、書いてもらえば~?」

クリスタ「えーやだ。自身ないの」

クリスタちゃん、激しく首を振りながらも、まんざらでもなさそうじゃねーか。
―ガチャンッ

キース「何だ?今の音は!!ガラスの割れた音なのか!?」

キースさんがびびっている

グリシャ「わたし、ちょっと見てきます」

やがて部屋から連れ出したのかベルトルトさんと一緒に戻ってきた

グリシャ「一階は異常ないみたいだ…すみませんがみなさん、ご自分の部屋を確かめてきていただけませんか?」

グリシャ「ほうっておいたら冷蔵庫になってしまいますのでね」

そりゃ大変だとばかりに全員で二階へ

>>62
なるほど、そういう感じか

ジャン「俺の部屋は問題ないみてーだな」ガチャ

ミカサ、キース夫妻、ライナーさん、そして3人娘も部屋から出てくる。

その顔を見れば、何もなかったらしいとは読心術の心得がなくても分かる。

グリシャ「空き部屋も問題ありませんでした。みなさん異常はありませんでしたか?」

グリシャ「…とすると、後は一部屋しかないか」

そう言って、ある扉を見つめる

あの田中という男の部屋だろう

謎の人物田中…いったい何ガールズなんだ…

>>61 分かりづらくてすまん
>>62 補足サンクス

ミカサ「そういえば、あの脅迫状…あの人が書いたのでは?」

ジャン「どういう意味だよ」

ミカサ「誰かを、その部屋で殺した」

他の人たちには聞こえない様、小さな声でささやく

ジャン「まさか、それにまだ9時過ぎだぜ?予告の時間は12時じゃねーか」

ミカサ「捜査を惑わす犯行予告」

グリシャ「お客様!田中様!」

グリシャさんは意を決したように歩み寄ると扉を強くノックした。

・・・しばらく待つが、返事はない。

耳をすますと中から風があおられている音がする

ジャン「やっぱりここで何かあったみてーだな」

グリシャさんはうなずくとドアノブに手をかける

グリシャ「ダメだ。鍵がかかってる」

グリシャさんは少しためらった後、手にしていた鍵を鍵穴に差し込んだ…

グリシャ「失礼します」ガチャ

グリシャさんは一応そう言った…が、開けた途端その部屋がおかしいことはみんなに分かった

ドアの隙間から、ひどい冷気と共に一陣の風が俺たちの間を吹き抜けたのだ

室内からは、ばたばたと揺れるカーテンの音と、ガタンガタンと何か叩きつけられている音。

グリシャ「田中さん!」

開け放たれた窓から吹き込む雪が、狂ったように乱舞していた

重いカーテンが、カーテンレールからひきちぎられそうなほど、ばたついている

窓際のベッドに少し雪とガラスの破片が散らばっているだけで、人の姿は―なかった。

グリシャ「お客さん!田中さん!」

グリシャさんは叫びながら、入り口脇にあるバスルームの扉を開けた

…いない。

ジャン「窓からでたんじゃねーか?」

グリシャ「何故?」

グリシャさんは当然の質問をしてきたが俺にももちろん分からなかった

ジャン「奥まで調べてみようぜ」

吹き込む雪と風から顔を守るように右手をかざし、グリシャさんは窓にたどり着いた

その途端、彼はぎょっとしたように立ちすくんだ

グリシャ「何だ・・・これは?」

窓とベッドの間は、数十センチ開いている。その床の上にマネキン人形の部品のようなものが落ちていた。

黒い布から突き出た手首。

その無造作に置かれた土気色をした足首。

そして青黒い顔の近くにはサングラスが落ちている…


グリシャ「なんてことだ…これは…これは…死体だ。人間の死体だ!!」

グリシャさんはもはや全身に吹き付ける雪も気にならない様子で叫んだ。

俺とミカサは声も出さずに雪の積もり始めた

その死体の山を見ながら立ちすくんでいた…


アルミン「かまいたちの夜 序章~惨劇のはじまり 終」

早くジャン死ねよ

なんで田中だけ田中なんだよw

エレンはー?

エレンは猫のジェニー役で出すつもりでした。

…がちょっと続き出来そうにないので

後はお任せしやすっ!!

煮るなり焼くなり放置なり~

え?

えっ

まだ?

早くぅー

中途半端にやるやつは作んなよ

もう「かまい達の夜」でいいよ

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