男「俺って、不死身だったのか…」(9)

ある日

友「あー、今日もダルい授業が終わったぜ~っ」ハーッ

男「なあ友、今日どっか食べに行かないか?」

友「メシかぁ……誘ってくれてありがたいんだけどな、
  男、俺は今金欠中なのだ」

男「今ってか、年がら年中だった、お前の場合……」ガク

友「誰か他のヤツとでも食いに行けば?」

女友「おっ、なになに、男が奢ってくれるって?」ヒョコッ

友「あ、女友ちゃん。いいところにきたなぁ」

男「いや、奢るなんて一言も言ってな…」ムグ

友「やー、うれしいなーっ!みんなで、仲良く食いに行こうぜ~」グイッ

男(テメェ……)グググ

女友「まじ?一緒に行ってもいいの?やったあ」パァ

男「ぐっ……」(友のヤツ、汚い手使いやがって~~~っ)ムググーッ

女友「じゃあ、駅前に新しくできたそば屋さんがあるんだ、そこにしない?」

友「へーえ、女友ちゃんがソバねぇ」

男「なかなか渋いんだなあ」

女友「もう、なによ!私がそば食べちゃいけないっていうのお?」プンスカ

男「いや、だってそんなイメージなかったから…」

友「うんうん」

男「でも、お前といるといっつも肉ばっかだから、たまにはいいんじゃねえか?」

友「んだよ失礼な!肉は男の象徴だろがあ!」ムキッ

男「そんなんだからまともに彼女と長続きしたことねえんだろー」

女友「だろー」ワハハー

友「うがー!この馬鹿やろー」ジタバタ

女友・男「さっすがb型」

女友「じゃ、さっそくレッツゴーだね♪」

友「ワーイ、男ちゃん、車よろぴく~」

男「うがあ、ったく人任せなんだから……」

そして

店員「以上3人前で、2800円になります」

男(んだよ結構安いもんじゃん)

店員「3000円からお預かり致します」ピッ

友「いや~あの麺くそまずかったな~」

男「おいばか!店の目の前で言うやつがあるかっ」アセッ

女友「やばっ、店員さんがこっちに来ちゃったらどうするのーっ!?」アワワ

友「だーって、まじかったんやもん」

男「なんでお前はいっつも、そう自由気ままなんだよ…」

友「んなの、神にでも聞いてくれよ」

女友「そして同時に厨二病でもあったのだった」

女友「じゃ、そろそろ解散にしましょーか」

男「そうだなー」

友「今日もごっそさんでした」

男「お前、ほんと俺に感謝しろよな」

友「へえへえ」

女「じゃあねぇ」フリフリ

男・友「おーぅ」

男「あー、疲れたなあ」

友「だなーっ」カサコソ

友「そーいやさ、ガリガリ君の梨味、今年も出ねーかな」ペリペリ

男「お前それ地味に好きだよな……去年とか毎日ってほど食ってたような」

友「だってあれメチャクッチャうまいもん」モグモグ

男「いつのまに菓子食ってんだ!?」

友「うーん、だなーっってあたりから」

男「ほんと店出てすぐですね」

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