サンガツ

神代小蒔

小蒔「この間のインターハイ、決勝の宮永さん素敵でしたよ」


咲「……そうでしたか？　準優勝に終わってしまいましたけれど」


小蒔「はい。　とても格好良かったと言いますか、とにかく闘っている姿が凛々しくて、」


咲「！」


小蒔「で、ですから……その……ど、どうか彼女に、」


咲「……」


小蒔「彼女にして下さい！」


咲「……」

咲「気持ちは、分かりました……」


小蒔「じ、じゃあ！！」


咲「……でも、お互い知らないことばかりですよ？　神代さんも私を美化しているだけかも、」


小蒔「そんなことありません！」


咲「！」


小蒔「この気持ちは本物なんです。　貴女が打つ様は一枚の絵みたいで、それに高鳴った私の想いを疑わないで下さい……」


咲「……」



咲「良いですよ」


小蒔「！」


咲「ただし……　取り敢えず、ですけれど」


小蒔「えっ」


咲「きっと本当の私を知ったら、貴女は私に失望すると思います。　だから一月……　そう一月のお試し期間を過ぎても、まだ私を好きだったら……」


咲「その時また告白して下さい」


小蒔「……」



小蒔「>>15」



１、嬉しいです！
２、嫌です……