小鳥「プロデューサーさんが子供になった」 (30)

p「……」

春香「あの……小鳥さん?こちらの将来有望そうな子供は誰です?」

小鳥「プロデューサーさんです」

春香「え?またまたあ!いくらなんでもアニメや漫画じゃないんですから大人が急に子供になるわけないじゃないですかー」

小鳥「アポトキシン4869」

春香「?」

小鳥「プロデューサーさんが飲まされた薬の名前よ」

小鳥「プロデューサーさんは、謎の組織を追っていて……見つかってその薬を飲まされて子供になってしまったのよ」

春香「そ……んな……どこの組織ですか!!私が軽くプチッっとしてきます!!」ガタッ

小鳥「まあ、それは冗談ピヨ」

春香「バーロー」



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春香「それで本当のところどうなんですか?」

小鳥「この子がプロデューサーさんってのは本当よ。これはある病気が原因でね」

小鳥「ストレス性退行症候群、通称『もう一度あのころに戻りたい病』。それがプロデューサーさんの病気よ!」

春香「……」ジトー

小鳥「あ!その目は疑ってるわね!?私がいつも妄想ばかりのダメ女と思ったら大間違いよ!」

春香「自分で言ってて悲しくないんですか?」

小鳥「放っておいて!」

小鳥「オホン!それでね、朝、私が事務所に来たらブカブカのスーツを着たこの子が居たわけよ」

小鳥「名前を聞くとプロデューサーさんと同じ名前だし来てるスーツや下着の種類も同じだったからおかしいなって思ったわけね」

春香「待ってください。なんで、プロデューサーさんの下着を把握してるんですか」

小鳥「それで、嘘をついてるとも思えなかったしなんかの病気かもと思って病院に連れて行ったら」

春香「さっきのふざけた病気だったというわけですね?」

小鳥「別に私が付けたわけじゃないんだけどね……それで、この病気は過度の疲れやストレスによって子供の頃は良かったなあとか考えてると本当に子どもになっちゃうらしいのよ」

春香「えー……そんなんだったら、大半の社会人は子供になってますよ」

小鳥「まあ、プロデューサーさんの場合は特別ね。9人のアイドルを同時にプロデュース。しかも、自分はプロデューサーで相手はアイドルだから、スキャンダルにも気をつけなければならない」

小鳥「3徹5徹は当たり前。そんな毎日を送ってたら病気にかかってもおかしくないわ」

春香「改めて聞くと超ブラックですよね。うちの事務所」

春香「まあ……よく見れば、どことなくプロデューサーさんの面影がありますし血縁関係だなってのは分かりますけど」ジー

p「なんだよ地味子。俺の顔なんか見て」

春香「地味!?ちょっと小鳥さん!やっぱこの子がプロデューサーさんのわけが無いですよ!」

小鳥「……普通ってのもある意味個性よ?」

春香「フォローになってない!?」

小鳥「一応、実家の方にも連絡して写真をFAXで送ったら本人で間違いないとの事よ」

小鳥「それでお義母様から治るまでの間、そちらで面倒を見てほしいって頼まれたのよ」

春香「え?職場が原因なら実家とか病院で療養したほうがいいんじゃ?ていうか、さりげなく変な事言いませんでした?」

小鳥「気のせいピヨ。それでお母様曰く、せっかく女の子に囲まれた職場なんだからそっちに居た方がプロデューサーさんにとっても良いだろうって事なのよ」

小鳥「仕事自体はブラックでも、春香ちゃん達の事はとても大切だって実家にも話してたそうだし」

春香「私達が大切……ウヘヘ///」

小鳥「この病気は、ストレスとか疲労が原因だからそれを解消すればいいのよ」

春香「つまり、私達でプロデューサーさんを癒そうってことですか?」

小鳥「そう言う事。皆が来たら事情を説明して手伝ってもらいましょう」

小鳥「ちなみに、プロデューサーさんは大人の頃の記憶は無いから一人で生活もできない。この意味がわかるかしら?」

春香「!? 小鳥さん……私、頑張ります!」

律子「信じがたい話だけど……たしかに、プロデューサーに似てるわね」

亜美「へー、これが兄(c)の子供の頃か→」

真美「何歳くらいなんだろうね→」

千早「ねえ、プロ……君、いくつなのかな?」

p「ん?10歳だけど」

千早「じゅ、じゅじゅじゅじゅ10歳!?ああ、大人な雰囲気のプロデューサーも良いけど子供の頃の、少し生意気そうなプロデューサーも素敵……」ボタボタ

伊織「千早、あんた何子供相手に鼻血出してんのよ。なっさけない」

真「うわー、ちっちゃい頃のプロデューサー可愛いなあ!」ナデナデ

p「撫でんなよー。男に撫でられてもうれしくねーよ!」パシッ

真「」

雪歩「きゃー! 真ちゃんが気絶したー!」

p「ん?なんだお前、きったねえウサギのぬいぐるみなんか持って」ヒョイ

伊織「あ、ちょっとアンタ!返しなさいよ!!」

p「うるせーデコッパチ!今からそんなデコ広いと将来禿げて結婚できねえぞ」

伊織「」チーン

響「ああ!伊織まで撃沈したぞ!」

小鳥「子供の遠慮ない発言の破壊力……へぁんぱないピヨ」


あずさ「それで、この子どうするんです?」

p「はーなーせーよー!」ジタバタ

あずさ「あらあら、暴れちゃダメよ」ギュー

p「あ……し、しかたねーな!」

亜美「お?急に大人しくなったね」

真美「まあ、男の子ですからなぁ」ニヤニヤ

p「ばっ///うるせーし!そんなんじゃねーし!」

あずさ「あらあらまぁまぁ」

千早「くっ」

貴音「ふむ、ならば私が抱きしめても大丈夫と言う事ですね」ドタプ〜ン

貴音「さ、あなた様。私が抱きしめてあげますからこちらへ」

小鳥「はいはい!これ以上脱線すると話が進まないわ!」

小鳥「皆を集めたのはさっき説明した通り、今のプロデューサーさんは一人で生活することが出来ないわ。親公認で私達が世話を出来るのだから1日ずつローテーションで一緒に生活していこうと思うの」

小鳥「病気を治すにはプロデューサーさんを癒すこと。つまり……」

皆(治った時に一緒だった人がプロデューサー(さん)の恩人……つまり)

小鳥「ふふ、皆理解したみたいね。それじゃ、公平に順番をくじ引きで決めるわよ!」

最初に引いた人 >>13 765限定

あずさ

ぴよちゃん、りっちゃんもありですピヨ


あずさ「あらあら私ですかぁ」

亜美「おのれー、真美と2人で確率2倍だから行けると思ったのに→」

真美「真美達の魅力で兄(c)をメロメロにする予定だったのに!」

あずさ「うふふ、ごめんなさいね」

千早(いきなり、あずささんとはまずいわね。あの人は母性が強いから子供ならなおさら懐きやすいわ……そう、あくまで母性が強いから!)

あずさ「それじゃあ、P君?今日はお姉さんの部屋に泊まりましょうね?」

p「なんでだよ。俺、お母さんとこ帰りたいからもう離せよバ○ア」

あずさ「」ピクッ

小鳥「あ」察し

あずさ「あらあらあらあら」ガシッ

響(あら、がいつもより多い!?)ガタガタガタガタ

律子(プロデューサー……生きて帰ってきてください)

あずさ「あのねP君。私はまだ21歳なの。おばさんじゃないの、お姉さん、ね?」

p「バ○アにバ○アって言って何が悪いんだよー。あと、そんなにでかいと年取ってから垂れるからな」

あずさ「ふふふふふ、これは一晩かけてじっくりとお姉さんの良さを伝えないといけないわね」

律子「あの……あずささん?冷静に行きましょ?」

あずさ「あらあら、私は至って冷静ですよ?それじゃ、P君行きましょうか」ズルズルズル

p「離せー!離せよー!誰か!誰か助けてよぉぉぉぉぉ!」バタン

3時間後

あずさ宅

あずさ「ふう、やっと着いたわ」

あずさ「いつもはプロデューサーさんに送ってもらうんだけど今日は、これだし……ね」チラッ

p「スー……スー」

あずさ「うふふ、可愛い寝顔。こうして見ると大人のプロデューサーさんと本当にそっくりね。本人だから当たり前だろうけど」

あずさ「時間も遅いし今から起こすのも可哀想だし寝かせておいてあげましょう」

あずさ(布団は一つしかないし、仕方ないから一緒に寝るしかないわよね。相手は子供だから何にも問題は無いわ)

あずさ「それじゃ、おやすみなさい……プロデューサーさん」チュッ



翌朝

p「うー……ん、なんか良い匂い」

あずさ「あら、目が覚めたのかしら」

p「あ!誘拐ばb「お姉さん」……お姉さん」

あずさ「うふふ、いい子ね。それじゃあ、朝ご飯食べましょうか」

p「はむっはふっはふっ」ムシャムシャ

あずさ「おいしいかしら?」

p「うん、おいしい!」

あずさ「ふふ。……ねえ、P君。P君には何か夢とかあるの?」

p「夢?」

あずさ「そう、将来なりたいものとか」

p「よくわかんない」

あずさ(まあ、まだ10歳だしね)

p「でも、強くなりたい」

p「お母さんが、そうなりなさいって。辛い時でも悲しい時でも絶対泣かない強い子になれって」

あずさ(それで、今のプロデューサーさんになったのね……私達は少しプロデューサーさんに甘えすぎてたのかもしれない。この人の優しさに甘えて……)ギュッ

p「? バ……お姉さん?」

あずさ「確かに、どんな時でもくじけないってのは大切な事よ?でもね、時には泣いたりしてもいいの。困ったら誰かに頼ってもいいの。私達は、それくらいでアナタを見捨てたり嫌ったりしない」

あずさ「むしろ、そういう弱いところを見せてくれた方がずっと嬉しいわ」

p「??? よくわかんないよ」

あずさ「今は分からなくていいの。けど、もし大人になっても覚えてたら絶対、自分一人で貯めこまないようにするのよ?私達は…アナタの味方だから……」

765事務所

あずさ「おはようございます」

律子「おはようございます、あずささん。あの……プロデューサーは無事ですか?」

あずさ「あらあら、律子さんは私を何だと思ってるのかしら」

律子「す、すいません、そんなつもりで聞いたんじゃ……」

あずさ「ふふ、冗談よ」

p「おはよう、○ーソンメガネ」

律子「ぐぬ!お、おはようP君。今日も元気ね」ピクピク

律子(我慢よ私!子供がくっそ生意気なのは当たり前の事。これを乗り越えてプロデューサーの病気を治せば)

P「ありがとう律子。君の愛のお蔭で無事大人に戻れた」

律子「愛だなんてそんな……私はただ」

P「律子……」

律子「あ///」

律子(なーんてなーんてキャー!)

美希(あふぅ……なんか、律子の小鳥化が進んでるの)

小鳥「さーて次回のお泊り先は!」

律子「ちょ、いきなり出てこないでくださいよ」

小鳥「Be quiet! さあ、お次は>>22の番よ!一度なった人はなれないからね!」


ちなみに、亜美真美はセットです。家が同じな為

かそく

ゆきほ

>>23でいきまつ
懐き云々は善処いたします。技量不足何であれですが

雪歩「や、やりました!次は私ですぅ」ピョンピョン

千早「くっ、今回もダメだったか」

美希「ちょっと待ってほしいなの」

伊織「ちょっとアンタ。不満かも知んないけど安価、じゃないくじ引きは絶対なのよ」

美希「違うの。雪歩が次って事は当然、ハニーを家に連れて行くって事なの」

伊織「泊めるんだから当たり前じゃない」

美希「雪歩の“実家”に連れて行くって事はどういう事かよく考えてほしいの」

雪歩以外(あっ……)

雪歩「だ、だから私の実家はそういう稼業じゃないですぅ!お弟子さんとかパパとか少し怖いですけど……とにかく大丈夫です!」

美希「信用できないの」

雪歩「ふぐぅ……」ウルウル

p「なんだ?今度はこの、痛いポエム書いてそうな姉ちゃんとこに行けばいいのか?」

雪歩「」

小鳥「ポエムは、何のことかわかんないけどそういう事ね」

p「俺は別にいいぞ。なんか、お母さんも皆んとこ泊まれって言ってたってあずさ姉ちゃんが言ってたし」

千早「あずさ姉ちゃん…だと」

あずさ「あらあら」

千早「ちょっとあずささん!何で急にそんな仲良くなってんですか!」

真美「昨日は、(自主規制)って言ってたのにね→」

あずさ「ふふ、それはちょっと恥ずかしくて言えないわ」テレテレ

全員「!?」(これは案外、ウカウカしてられないかもしれない)

雪歩「コ、コホン!と、とにかく私のお家の事は問題ないですから安心してください!」

真「まあ、雪歩がそう言うなら」

雪歩「それじゃ、P……君。後でお姉ちゃんの家に行こうね」

p「わかった、ポエム姉ちゃん」

雪歩「ポエムはやめて……!」


雪歩宅

弟子’s「おかえりなさいやせ、お嬢!」

雪歩「ただいま、皆」

p「おー、でっけえ家」

弟子A「? お嬢、そこのガキは誰です?」

雪歩「えっと、この子はプロデュ…じゃなかった、事務所の人の子で建設業に興味があるって言うから連れてきたんです」

弟子A「へえ、ガキンチョなのに見る目ありやすね。おい、てめえら!将来の同業者だ!親方に連絡して歓迎の準備だ!」

弟子’s「おう!」

雪歩「あ、そんな大げさにしなくても……あうう」

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