【安価】おっさん「りんごを切ってひと儲けしようと思う」(110)

おっさん「みんな好きだよな、りんご。」

おっさん「しかしりんごを食べるにはまず切らなくちゃならん。そうすれば当然手やナイフを洗う必要があるし、ゴミの処理にも面倒がかかる」

おっさん「かといって切ったあと放置すればりんごは変色しちまう。まとめて切っておくのは無理な話だ」

おっさん「そこでだ。世界中のりんごを食べたいやつらのために、一人の人間が切ってやるのはどうだろうか?」

おっさん「削減できる手間は結構なものだと思う。数をこなせば金になるかもな」

おっさん「そのために必要なもの....>>2-5とかか。」

エイジャの赤石

おっさん「赤石から探していくとするか。」

おっさん「昔はローマ皇帝が持ってたんだっけな?今はどこにあるのか知らんが」

おっさん「ローマ人オトすならやっぱ風呂だろ、風呂。」

おっさん「知り合いに相談するか....>>7>>9だ」

鹿のおやっさん

ルシウス技師

おっさん「すごい風呂ができた。別にバサラ知らないからスルーしたわけじゃないぞ」

おっさん「ローマに渡るっ!....ローマってどこよ?」

>>11>>13に!ローマはある!」

隣町

全ての道の先に

おっさん「やはりそうなんですかね。」

農家一同「それしかな~い。逆に言えば適当でも道を行きさえすればローマには着く!」

おっさん「なるほど....助かりました。」

農家一同「行くのか?」

おっさん「ええ。この御恩はいつか必ず....お返し致しますので。」

農家一同「死ぬなよ。」

おっさん「努力します」

おっさん「そういうわけで延々歩き続け。国道15号に入ってしばらくだな....ここは>>16のあたりのようだ。」

>>18「あんちゃん何者かね?」

おっさん「りんご切りだ。」

ようじょ

安価間違えた

おっさん「ここは>>20のあたりのようだな」

トレヴィの泉

ようじょ「わかんねーよ。ところでコイン投げてかない?」

おっさん「いつの間にかローマはいっちゃってたのね。せっかくだから投げとこう。ていやっ」ポイッ

>>22「いてぇっ!」ゴチン

邪神

邪神「............キサマ」ゴゴゴゴゴ

おっさん「あーそこの人ね!ごめんね!当たっちゃったのね!」

邪神「ナメてるのかっ!キサマッ」

ようじょ「ほんとごめんなさい。わざとじゃなかったんで。」

おっさん「勘弁してくれ。な?そのコイン、あげるから。」

邪神「いいか、聞いておののけっ!私はかくも恐ろしき邪神!そう邪神!」

おっさん「あー、そんなすごい邪神ならさ。ことのついでに聞きたいんだが、エイジャの赤石って知らない?」

ようじょ「なんだそれ?」

邪神「時のローマ皇帝が....」

おっさん「そうそれ」

邪神「んー、見たことはあるんだが。今どこにあるのかまではなぁ」

おっさん「見たのか、その目で。」

邪神「あぁ。それはそれは大きな紅い宝石でな。僅かな曇りも見えず綺麗な卵形に磨かれ。金と宝石で装飾された豪華なペンダントだった。」

ようじょ「へー。これにそっくりだな」ジャラッ

邪神「!?」

おっさん「じ、嬢ちゃん....それ、どこで?」

ようじょ「スった」

>>26「見つけたぞ、スリ娘ッ!」

両さん

邪心「...げ」

両さん「子供とはいえ許さんぞ~...しょっぴいてやるっ!」グイッ

ようじょ「きゃあっ!?」

おっさん「...まずいな。」

両さん「ほー、今回はこれか。また立派なもんばかり狙いおって」チャリッ

おっさん「あー...こほん。いやぁ両さんありがとう、その宝石、俺のなんだ」ニヘラ

両さん「ほんとに?」

おっさん「ほんとほんと!」

両さん「ほんとのほんとに~?」ジロジロ

おっさん「>>28

ほんとのほんとに!

両さん「ウーム...おいスリ娘。こいつからとったのか?」

ようじょ「ハイソーデス」

両さん「本当はしっかり確認とらなきゃならんのだがな。そういうならばここで返しておこう」チャラッ

おっさん「おお、ありがとうございま...」

>>31「その、なんていうかですね」

両さん「だれだっ!?」

>>31「その宝石はわたしが彼女にとられたものですよ、おまわりさん」

ジョセフ・ジョースター(三部)

おっさん「だ、だれだこのジジイは....」

ジョセフ「ジョセフ・ジョースター。ジョジョって今更呼ばれると面倒だからやめてね」

両さん「この宝石がお前のものだと?ウソついてんじゃあないぞ!」

ジョセフ「嘘じゃあないさ。見ろ、ペンダントの裏」

両さん「ジョースターと書いてあるな」

ジョセフ「じゃろ?」

両さん「うーむ、どうやらこいつの言うことは本当か」

おっさん「えー....マジかよ」

ジョセフ「どっかに売っぱらっちまう前に見つかってよかったのう」ジャラッ

両さん「てーことは....」ゴゴゴゴ

おっさん「まずっ」

両さん「キサマら共犯かっ!」

おっさん「じ、邪神!なんとかならないかっ!」

邪神「....逃げるんだよォ?」

おっさん「やっぱりかよォォーッ!」ダダダダッ

おっさん「はぁ....はぁ....に、逃げ切った、か」ゼェゼェ

邪神「あいつばっかりは邪神もかなわん」

ようじょ「使えねーな、邪神」

おっさん「なんでいるの!?」

邪神「寄るなこの疫病神っ!」

ようじょ「ひどい言い草だなぁ」

おっさん「ひどいものかっ!おかげで俺ぁお尋ね者だ!」

邪神「それは半分お前の責任だよ」

おっさん「しかし....赤石は持っていかれてしまったな」

邪神「あのタイミングで元の持ち主現れるとは。運がなかったな」

ようじょ「赤石がいるんだろ?どうするんだよ」

おっさん「>>36

別の赤石探す

おっさん「スーパー・エイジャと呼ばれるあの赤石。力は強力だし魅力的なんだが....他にも赤石はあるんだ。」

邪神「意外と知られてない事実だがな。」

ようじょ「ほー....で、アテはあるのか?」

邪神「>>38

ヘルサレムズ・ロット

おっさん「異界と現世が交わる場所?」

ようじょ「知らん」

邪神「宝石屋を知っている。おそらく赤石も置いているだろう」

おっさん「マジか」

ようじょ「宝石屋って誰よ」

邪神「>>40

輪島繁

おっさん「今の希望はそれだけだな。とにかく行ってみよう」

邪神「目指すはニューヨーク」

ようじょ「うむ。いよいよ出発のようだな...」

3人「行くぞ!」バーン

おっさん「お前はくんなよ!」

ようじょ「やだよ!ついてくよ!」

邪神「...何故に?」

ようじょ「そこんところだが...私にもよく分からないんだがね」

おっさん「ならくんなよ!」

ようじょ「ノリ悪いおっさんは嫌われるぞ!」

おっさん「そんなこんなで飛行機です」

邪神「パスポート偽造できたのは私のおかげだからな。」

ようじょ「神なら直接飛ばしたりしてくれよ...なんかショボいぞ」

邪神「それより...突然敵のようだぞ」

おっさん「何?いきなりだな」

ようじょ「座席の影に隠れたぞ。あれは>>44のように見えた」

G

おっさん「ふぇぇ...虫嫌いだよぉ」ウルウル

ようじょ「そっちじゃなくて。」

ぬいぐるみ「ナデナデシテーナデナデシテー」トテトテ

邪神「ぬいぐるみが歩いてきたぞ。和まざるを得ないな」

おっさん「しかし可愛いじゃないか。なでてやろう」

ようじょ「待てっ!それはワナだっ!!」

ぬいぐるみ「>>46

アイワナビーアワナ!なんつってな!ダハハ!

おっさん「な、何だコイツ!?」

ぬいぐるみ「コッチヲミロッ!」コォォォォ

ようじょ「おっさん逃げろーっ!!」

おっさん「な...」ドッカァァァァン

ようじょ「おっさぁぁぁぁあああん!」ウワァァァ

邪神「なんだ!?なんだ今の爆発はっ!?」キョロキョロ

邪神「...おいおいおいおい。ぞろぞろ来るぞ」

ぬい軍団「ナデナデシテー」「ナデナデー」「コーフコーコーフコー」ゾロゾロ

邪神「くそっ!逃げ場がないっ!」ゲシッゲシッ

ぬい軍団「豆乳を投入!」「ケーキ屋は好景気や!」「ダハハハハッ」ドッカーンドッカーン

ようじょ「ぬいぐるみを相手にしていてもキリがない...本体をたたくっ!」バッ

G「無駄だ...この狭い機内で何ができるというのか」

邪神「ダメだどうにもならんっ!どうするんだようじょ!?」

ようじょ「あたしの力は...この事態打開に向いている」

邪神「ち、力だと?」

ようじょ「名は『>>50』ッ!」

ようじょ「その能力は>>52ッ!」

テスティスボンバー

触った相手の睾丸を操る

邪神「....バーカ。それが何の役に立つんだ」

ようじょ「まだ分からないのか?私の力は....『飛び道具』だっ!」ガシッ

おっさん「............」ピクピク

ようじょ「おっさんの睾丸我が手のもとへっ!『テスティス・ボンバー』ッ!」ブワッ

おっさんの金玉「ぐぐぐっ....」

さんタマ「すぽーん」ブオオオ

ようじょ「ふふふ....」ドドドドド

邪神「ここからが....本当の地獄だ」ゴクリ

ようじょ「さんタマっ!ぬいぐるみを蹂躙だっ!」ビシィッ

さんタマ「びゅいぃぃぃん」ドゴッガコッ

ぬい軍団「タマタマがナッシーや」「G.G.B!」「ダハハハッ」ドッカンドッカン

邪神「す、すごい...飴玉のような睾丸が高速で宙を舞い、ぬいぐるみを爆発させている」ゴクリ

邪神「........でもあれって」チラッ

おっさん「うぎあっ!ぐえぇっ!おぶろろろろ」ビックンビックン

ようじょ「活路を切り開くぞ。しかしあたしはおっさんから離れることはできない。」

邪神「あぁ....私が進み、Gを見つけ出そう」

邪神「........おっさんの血筋が絶えてしまう前にな」

ようじょ「ひとつ言っておく。GというのはGKBRのGではない。」

邪神「なに?」

ようじょ「GRRのGだ。」

さんタマ「イィィーッハァァー!!」ドガガガガ

邪神「機首側の通路に道が開けたっ!」ダダッ

邪神「....GRRのG。そうすぐ見つかるかな....?能力を使うべきかもしれん」ダダダ

邪神「この場合だと....『>>57』がふさわしいか」

シャル・ウィ・ダンス

邪神「『シャル・ウィ・ダンス』張っていくっ!」ゾゾゾゾゾ

G「....居場所には....気付いていない....か?」

ようじょ「さっさと決めてくれよ....相手が柔らかいぬいぐるみとはいえ」チラッ

おっさん「あがががっがが」ビクンビクン

ようじょ「タマは物理には弱いんだからよ....」

邪神「探すべきはぬいぐるみの発生源!能力は保険だ....敵の位置は推理で見つけるべきだ」ダダダ

邪神「ぬいぐるみは座席に隠れ縦横無尽に走り回っているようだが。出処は1箇所!違和感を拭い去ることはできないっ!」

邪神「そしてここが....『機長室』....」ゴゴゴゴゴ

ぬいぐるみ「ナデナデー」トコトコ

邪神「....機長室から出てきたなら!敵の居場所はここ一点に....」ビビビビビビビビ

邪神「....な....この音は」ビビビビビ

邪神「通路を走りながら仕掛けておいた....この能力は罠だ」

邪神「>>61>>63>>65した瞬間っ!こいつはそれを私に知らせてくれる」

邪神「反応は....機尾に....」

邪神「どういうことだ!?これではGが『二人』だっ!」

対象

ささくれ

取り除く

G「やだ....手荒れ」ペリペリ

邪神「まさかこの爆発の中、ささくれを気にする呑気さんはいないよなぁ....」

邪神「しかし....目の前の扉からは今もぬいぐるみが湧いているっ!」

邪神「........ん?なんだかさっきから....獅子舞のぬいぐるみしか見ていないような....」

邪神「決めたぞっ!私は>>67のGの元へ向かう!」

右の方

邪神「ちなみに俺は飛行機、進行方向を向いて右側の通路を走っていた。」

邪神「そっから機の中央を向く形で右の方!てことだ。つまり機首側。誰に説明してるんだろうな」

邪神「とにかく行くぞっ!出てこいG!」ガチャッ

ハーレム「ん~....?いきなり俺んとこ?」

邪神「こ、こいつがG....?」

ハーレム「ったく....四分の一ってとこで....よりによって俺か」ユラァ

邪神「く、来るか....!」バッ

ハーレム「やっちゃっていいんだよなぁ?えぇおい?」

邪神「....誰に話して....」

ハーレム「ガンマ砲」ボッ

邪神「なっ....」ボグオァァッ

邪神「うぐ....ぃ....」ブスブス

ロッド「あれ、生きてるね」

マーカー「危ないから機内では撃つなとあれほど....」

G「....何者だ」ツンツン

邪神「こ....こっちの....セリフだ....」ブスブス

G「俺たちはっ!」

ハーレム「ガンマ団特戦部隊だ。」

邪神「ゴ、ゴリラのGは....」ググッ

G「....失礼な。」

ハーレム「あんだそりゃあ、俺らのGはガンマのGだろ?」

ようじょ「ならあたしらのGはっ!」

おっさん「ガ...ガッツのG....だ」ゼェゼェ

邪神「よ....ようじょ」

ようじょ「四人....全員出てきたようだな。」

ハーレム「なぜわかる?」

ようじょ「ぬいぐるみだ。放たれたぬいぐるみは獅子舞、蛇、鳥、熊の四種類だった。」

ようじょ「お前ら四人がそれぞれ機内に隠れ、少しずつ流していたんだろう?」

ロッド「大正解。」

ハーレム「それで?分かったからどうするって?」

ようじょ「おっさん。根性見せろよ」

おっさん「お、おう....ガッツだぜ」ガクガク

G「地爆波!」ドカ-ン

ロッド「羅刹風!」ブワァァッ

マーカー「蛇炎流!」ボォォォ

ようじょ「この時を待っていたっ!突っ込めさんタマっ!」クイッ

さんタマ「えっ、死なない?」ギュイ-ンバフッ

邪神「さんタマが敵の攻撃と正面からぶつかったっ!お、おっさんは...」

おっさん「フ、フフ...」

ようじょ「火でも!風でも!爆発でもっ!この金の玉には物理以外の攻撃でキズをつけることはできんっ!」

さんタマ「余裕だぜェェーッ!」ギャン

G「ぬ、抜けたっ...ギャッ!」ガンッ

ロッド「ぐあっ!」ゴンッ

マーカー「うおぉっ!」ズドム

ようじょ「一網☆打尽」

邪神「す、すごい...速いそして重い」

ハーレム「金の秘石...?」

ようじょ「言うと思った」

おっさん「ぐおお...が、ガッツ!」ゼェゼェ

ハーレム「やってくれたじゃねーか...」ゴゴゴゴ

邪神「お、おい...敵の大将がおこだぞ」

ようじょ「どちらが先に...一撃叩き込むかの勝負だ」ドドドド 

邪神「ま、待て!ヤツはノーモーションで...」

ハーレム「ガンマ砲ッ!」ブオオッ

ようじょ「なっ!?」ゴォォォ

邪神「マズい消し済みになってしまうっ!」

邪神「『>>78』ッ!ようじょを守れェェーッ!」

さんタマ

さんタマ「俺の『体』じゃ攻撃を防ぐことはできねェー!」

さんタマ「たがよ!だったらよっ!よそから『防壁』を持ってくるだけだぜえェーッ!」バ-ン

おっさん「...うおっ!?」ズキュウウウン

邪神「タマのもとへおっさんが引き寄せられるっ!これでおっさんが防壁に...ってダメーーーっ!」

おっさん「うぐぇぇええーっ!」バオオオオッ

ようじょ「少しだけだ...ほんの一瞬!こらえてくれればそれでもうっ!」

さんタマ「お終いだァーッ!」ドガ-ン

ハーレム「うぐぁっ!!な...」ドバッ

ようじょ「タマは二つあるんだぜ...一つがあたしを守り、一つがおめーをぶっ飛ばせはいい話だっ!」

ハーレム「バ、バーロー...」ドグシャア

ようじょ「あたしらの勝ちだ」ドォ-ン

おっさん「ひどい目にあった...マジでこの嬢ちゃんが関わるとロクなことがないな」ブスブス

ようじょ「おいおい...生き残れたのはあたしのおかげだぞ?」

邪神「今回一番の功労者は誰だか、迷うなぁ」

おっさん「お前じゃないことは確かだよ」

ようじょ「そうだ役立たず。それでも邪神かよ」

邪神「(´・ω・`)」ショボ-ン

おっさん「いつつ...タマはもうなんともないが、ひどい火傷だ」ヒリヒリ

邪神「ここで私の出番ってわけだな!」ガバッ

ようじょ「な、なんだよいきなり。治療でもしてくれんのか」

邪神「ようじょ...『針と糸』をもってこい。おそらく船尾に置いてある」

ようじょ「え?なんで分かるんだ?」

邪神「あのぬいぐるみ...全部手縫いだったからな。ささくれの野郎がチクチクやってたんだろう」

ようじょ「ほら、あったぞ...てなんだそりゃあ!?」ガビ-ン

邪神「おお、早かったな。いやお前を待ってる間に腹が裂けちまって」デンデロリン

ようじょ「モツが出てる、モツが...トラウマもんだぞこんな幼女の前で」プルプル

邪神「それよりほら、針と糸よこせ。」

おっさん「何をする気だ?」

邪神「この邪神第二の能力、『>>84』だ」ニヤリ

ヌイヌイチクチク

邪神「ヌイヌイヌイヌイヌイヌイヌイッ!」ドスドスドスドス

おっさん「あだだだだだっ!?な、何しやが...」

邪神「ヌイヌイヌイヌイヌイヌイヌイヌイ」シュルシュルシュルシュル

おっさん「おっ...おっ?おぉっ?」

邪神「どんなもんだ」ドヤァ

邪神「傷口を針で突きまくり>>86っ!続いて糸を使いそこを>>88だっ!」

肩こり解消のツボを刺激

生命繊維で埋める

おっさん「体が軽い」グリグリ

邪神「疲労回復、および怪我の治療に効果があります」チクチク

おっさん「自分の腹は普通に縫うんかい」

ようじょ「ほんとつくづく邪神っぽくないな...おまえほんとに邪神か?」

邪神「..................ほんとだよ。」チクチク

おっさん「とにかく、これで何事もなくニューヨークに...」ガダガダガダ

ようじょ「なんけ揺れてるんだけど」ガダガダガダ

邪神「おいパイロット!ちゃんと操縦...」

パイロット「>>90

また間違えた

パイロット「>>92

機体が巨大なテディベアにしがみ着かれているーーッ!

邪神「...な、なに言ってんの?」

パイロット「マジなんですー!」

おっさん「...またヘヴィな状況だな。Gの最後のイタチっ屁か」

G「力作...だ」ガクッ

パイロット「こんなんで飛べるわけがないッ!」

邪神「落ち着け落ち着け...いいか、冷静にだ、クールになれ。安全に着水させればなんとか...」

ようじょ「つかさ、そのテディベア爆発しないよね?」

一同「え?」

テディベア「...>>94

『爆発』スルノハッ!コイツノ『ジェットエンジン』ノ方ダゼェェーーッ!!!ギャーハハハァーッ!

右翼「おりょ?」ドッカ-ン

邪神「うおっおぉぉ!?」ガク-ン

おっさん「爆発が始まったっ!くそ...もう片翼折れちまったぞ!」ガダガダガダ

ようじょ「揺れがますますひどくなってやがる....おい邪神!おめー飛んで脱出とか....」

邪神「できるわけないだろ....この邪神に」ショボ-ン

ようじょ「落ち込んどる場合かァーッ!!」

左翼「いい?爆発いい?」

おっさん「パイロットよ、念の為に確認なんだが....飛行機ってのは両翼折れちまった場合」

パイロット「飛べませんよ....ファンタジーやメルヘンじゃあないんですから」

おっさん「ならやることは一つだな」

ようじょ「どうすんだ?」

おっさん「俺たちが飛ぶ」

パイロット「脱出用パラシュートは二つだけ備え付けられてます」

おっさん「全然足りんじゃないか。俺が言ってるのはそういうことじゃない」

邪神「どういうことだよ?おっさん?」

おっさん「飛ぶってのはつまりだな....」

左翼「言わせねーよ!」ドッグオオ-ン

一同「うおおおっとぉっ」ガグ-ン

おっさん「この時を待っていた」

おっさん「ようじょ。さんタマを」

ようじょ「え?あぁ。どうする気だよ」

おっさん「あいつ挑発は上手いし....適任だと思うんだよな」

さんタマ「ヘイッ!そこのクマちゃんよォォーッ!」ギュイ-ン

テディベア「タマタマー?」

さんタマ「オメー、爆発するのはエンジンの方だッ!とかドヤ顔で言ってたけどよォォー」

さんタマ「オメー自身は爆発もなんもできねーんだなァッ!」ギャハハハ

テディベア「ウルセェーッ!テメーラニハ墜落死ガオ似合イナンダヨォーッ!」

さんタマ「エエーッ?なんだってェー?つまりオメーじゃ俺らは直接殺せねえッ!てことだな!」ゲラゲラ

テディベア「ダマレッホザクナァーッ!」

さんタマ「弱虫クマちゃんがァーッ!自分から爆発する勇気もネー甘ちゃんがッ!そのまましがみついて、震えなから落ちていきやがればァ?」キ-ッヒャッヒャッヒャ

おっさん「よし飛べっ!」バッ

邪神「うおおおおぉぉっフリーフォオーーールッ!」ゴォ-ッ

ようじょ「ほんとに助かるんだろうなぁっ!?」ゴォ-ッ

おっさん「さんタマっ!どんな様子だ!?」

さんタマ「ダメだぁーッ!あのクマ公なかなか爆発しやがらねぇッ!」

邪神「俺らが落ちるのもどんどん加速しちまうっ!」

ようじょ「風で前が見えねぇっ!どうなってんだ!?状況を教えろっ!」

邪神「もう機体が海に落ちちまうぞっ!」

おっさん「さんタ....うっ!?............
」ガクッ

邪神「お、おっさん!?」

ようじょ「ご、ごめん....勢い余ってさんタマが水面に超スピードで....」

さんタマ「機体も海に入ったぞォーッ!」ザッブゥゥ-ン

さんタマ「オイ!コラ!どうしたッ!?」

テディベア「挑発ナンゾ乗ルカ....マヌケッ!」

さんタマ「クソォ....も、もー海だッ!」ザプ-ン

テディベア「水面ッ!ブチ当ッテ砕ケヤガレェーッ!」ズブザバァァァッ

邪神「しっ....失敗かっ!?」

テディベア「ギャハハハハハァーッ!粉々ダァーッ!」

さんタマ「....ふひっ」

さんタマ「ざ、残念ッ!よく見な、全員生きてるぜェーッ!」

テディベア「ナ、ナニ!?ドコニ....」

さんタマ「そして!周りは海なもんだから、みんな散り散りに泳いで逃げ出したッ!」

テディベア「バ、バカナッ!」

さんタマ「このドマヌケがーッ!オメーの体をクッションにみんな助かってんだよォーッ!」ドギャ-ン

テディベア「....コノ機体カラハ『燃料』ガ漏レ出シテイル」

テディベア「ッテコトハココデ爆発ガ起キリャアヨォーッ!」コォォォ

さんタマ「き、来たッ!」

テディベア「火ノ海ッテヤツダァハハハハハハハァーッ!」

さんタマ「成功したぜ....『ハッタリ』かましてよォッ!」

邪神「備えろ、爆風が来るぞっ!」

ようじょ「うおおぉぁぁあぁっ」ドググオオァァン

邪神「み、水しぶき....弾丸のようにっ!この上空まで飛んでくるぞっ!」ドドドドドド

ようじょ「あだだだだだだっ!!」バシバシバシ

邪神「これでいい、これで........ハッ、おっさん!?」

おっさん「................」チ-ン

ようじょ「おい、目を覚ましてねぇのかっ!」ドドドドド

邪神「くっ....おおおぉっ!!」ガシッ

おっさん「....................」ザッパァァァン

おっさん「........................あぁ....」プカプカ

ようじょ「よぉ....目ぇ........覚めたかよ........」プカプカ

おっさん「すげぇ衝撃だった....ところでよ」

ようじょ「........あん?」

おっさん「爆風で落下速度弱めて....って作戦....水しぶきでも....速度は落としてもらえた....けどよ....」

おっさん「ひとつ問題....増えたよなぁ....あぁ....」ドッ

ようじょ「あぁ....水は....空気じゃねぇもんな....」ドッドッ

おっさん「落ちてくるんだよ....今度はなぁ....!潜れみんな!海にできるだけ深くもぐるんだっ!」ザバッ

邪神「................」ドドドドド

おっさん「邪神潜れっ!水の弾丸が、また襲って....」

ようじょ「う....うそだろ............邪神....」

おっさん「お前....下半身........どこやった....?」

邪神「................」プカ-

ようじょ「おっさんをかばって落ちたから....クソッ!」ザブン

おっさん「チクショオッ!上半身だけでも....」ザブン

おっさん「(機体の下に潜るんだ!)」ドドドドド

ようじょ「(周りが....嵐だ)」ボッボッボッボッ

おっさん「(邪神....い、息をしてねぇぞ)」

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