エレン「本当にアニなのか…?」(2)(96)

エレン「本当にアニなのか…?」

の別ルートです
前回要望を頂いたんで書いてみました。

全体的にも少しずつ変えています



ライナー「ん?おい…、あいつ…」

エレン「ん?あぁ…アニか…。また教官にバレないようにうまいことサボってるな」

アニ「…」

ライナー「…。よーしエレン、アニにも短刀の対処を教えてやるぞ」

エレン「は?」

ライナー「あの不真面目な奴にも説教だ。兵士とはどうあるべきか…教えてやろうじゃないか」







アニ「…」

ライナー「教官の頭突きは嫌か?それ以上身長を縮めたくなかったら、ここに来た時を思い出して真面目にやるんだな」

エレン「は?何だその言い草…」チラッ

エレン(すげぇ怒ってる…。いつも怖い顔してると思ってたけど…本当に怒った顔は比じゃねぇな…)

ライナー「そら!始めるぞエレン!」






エレン「お前の倍近くあるライナーが宙を舞ったぞ…。すげぇ技術だな」

アニ「…!」

エレン「誰かから教わったんだろ?」

アニ「…お父さんが…」

エレン「親父さんがこの技術の体現者なのか?」

アニ「どうでもいい…」スタスタ

エレン「あ…。行っちまった…」



あんたとの出会いは本当に何ともないことだったね…

いつものようにライナーが私にちょっかいを出して来た時に、たまたま隣にいたってだけだ

こんなうるさい上に弱いやつは、本当にどうでもいいと思っていた



エレン「しかし、どうだ!俺の蹴り技は?見よう見まねだが、うまく決まったよな」

アニ「は…、全然駄目。全くなってない」

エレン「何だよ…。どこが悪いって言うんだ?」

アニ「…。そんなにこの技が気に入ったんなら、教えてやってもいいけど?」

エレン「え?やだよ。足蹴られんの痛いし」

アニ「……。遠慮なんかしなくていいって」







…それは単なる気まぐれだった

久しぶりに話しかけて来たやつに自分の足技を誉められて、気分が良くなったからなのか、それもよく分からない

とにかく気まぐれとしか言いようがなかった

でもそれは本当にいらない事をした
後でそう後悔したよ…

あんたの、言い出したら聞かない性格は、有名だったよね…

でもこんなにしつこいなんて思ってなかったよ…





それからというもの、あんたは格闘術の度、毎回毎回勝負を挑んで来たね…

エレン「おいアニ!今日も組もうぜ!」

アニ「…何回言えば分かるんだ。私はあんたとはやりたくない」

エレン「…でも俺はお前に勝つまで挑み続けるって決めたんだ」

アニ「勝手に私を巻き込まないでくれないか」

エレン「…頼む!!」

アニ「チッ…。やるからには手加減しないよ…」


それから私は1度も負けることなく、約1年が経って…

とにかくうっとうしい…そう思ってた

わざと負けようかとも思ったけど、それはしなかった

…なんとなくここまでバカみたいに真っ直ぐなあんたに、少し悪い気がしたから


だけど、私はそんなあんたみたいなヤツが一番苦手だった

自分が余計にひどいやつだって気付かされるから…



でもあの時、私は口が滑ったんだ…









エレン「チクショウ…また負けた…」

アニ「…そろそろ諦めたらどうだい」

エレン「いや…諦めねぇ…」

アニ「言っとくけど、こっちだって迷惑してんだ」


エレン「…悪い。…そうだ!訓練後に教えてくれよ!頼む!」

アニ「…え…あぁ…

エレン「やったぜ!!」

アニ「あっ……私はまだ…

エレン「じゃあ、飯終わったらまたここに集合な」タタッ

アニ「あ…おい!」






いつもそうだったよ。
…あんたは本当に強引でバカだ
勘違いして、なんでも自分で勝手に話を進める

でも…いつからだろうね…その性格も別にうっとうしくなく感じて来たのは…



夕食後、私は行く義理は全くなかったし
……むしろ断るつもりで行ったのに…


エレン「お、アニ!来てくれたんだな!ありがとう!」

アニ「いや、私は…

エレン「それより見てくれよ!いくぞ…フッ!」バキッ

アニ「……」

エレン「ほら、どうだ?かなり上手くなってないか?」

アニ「…まだ全然甘い」

エレン「そっか…じゃあ、やってみせてくれよ」

アニ「…しょうがないね。…ハッ!」バキィィ

エレン「……すげぇ。やっぱアニはすげぇな!」

アニ「フンッ…こんぐらい普通だよ」







エレン「…ふぅ。今日はありがとうな」

アニ「…フンッ。くだらない事に時間を使いすぎたよ」

エレン「そんなこと言うなよな。アニだって凄く生き生きしてただろ」

アニ「…そんなことはない」


エレン「いや、いつもつまんなそうにしてんのに、今は生き生きしてて、…なんていうか、すごく綺麗だった」

アニ「……。下らない。私は帰るよ」

エレン「アニ待てよ。…そうだ、また今度も頼むぜ!」

アニ「…あぁ」

ごめんなさい>>34






なぜだろうね…いつもあんたの勝手なペースに狂わされたよ……

そのせいで、いつの間にか一緒に格闘術を練習する、そんな変な関係になってたね…



でも気付いたら、あっという間に訓練兵団の解散式が迫ってた…

…いつの間にか、あんたといるのが、楽しく感じてたよ…

そんな時間がずっと続けば良かったのにね…

スレチです。申し訳ありませんm(_ _)m







エレン「もう明後日解散式で、訓練はないってのに、格闘術の練習してるなんてよく考えたら、俺らすごくバカだな」

アニ「あんたが誘ったんだろ…」

エレン「そうだな…。まぁ…今日は今までの、感謝の気持ちも伝えたくてな」

アニ「へぇ…あんたでもそんな気が回るんだ…」


エレン「おい、バカにすんなって!」

アニ「…で、何なのさ?」

エレン「あぁ…、俺昨日の寝る前にさ、アニとの訓練をずーっと思い返してみたんだ」

エレン「…でな、ここまで長い間頑張ってこれたのは、相手がアニだったからだ…って思ったんだ」

アニ「…」


エレン「最初の内はアニの事何も知らなくて、常に怒ってんのかなって思ってた…」

エレン「でも、…実はすごく優しいんだよな」

エレン「いやいややってるって言いつつ、ずっと俺の練習に付き合ってくれたしさ」

アニ「…それはあんたがしつこいからさ」

エレン「本当にありがとうな。結局勝てなかったけど、すげぇ強くなれたと思うし」

アニ「…フン。あんたはまだまだだよ」

エレン「あぁ…。」


エレン「アニ、お前は憲兵団に行くんだよな?」

アニ「…そうだけど」

エレン「俺は調査兵団に行く。」

アニ「知ってるよ」

エレン「俺は兵団が違うのはどうでもいい」

エレン「…でもアニと関われなくなるのは嫌なんだ」

エレン「アニと訓練できなくなる…ってだけじゃない」

エレン「俺にとってアニといる時間はすごく大切だった」


エレン「だから…アニといる時間を失いたくないんだ」

エレン「…アニの事が本当に好きになってた…」

エレン「だからアニ、俺と付き合ってくれな…

アニ「やめて!!」

エレン「えっ…」


アニ「私と付き合った人間は絶対に後悔する」

アニ「…特にあんたみたいなやつはね」

アニ「…私だって、あんたに特別な感情がなかったわけじゃない…」

アニ「でも、…あんたは私といると絶対に不幸になる。」

アニ「私は人と深く関わると…後で絶対に後悔するから」


エレン「…させない。」

アニ「は…?」

エレン「…俺は絶対に後悔しないし、アニにも後悔させない、不幸にもさせない」

エレン「だから、…俺を信じてくれないか?」

アニ「………あんたは本当にバカだよ…」

アニ「…何も知らないくせに、分かろうともしない…それでいて勝手に突っ走る…」


エレン「…自分がバカだってのは知ってる。でも…俺は絶対にアニといない方が後悔する」

エレン「だから、アニ…俺と付き合ってくれ!!…どんなことでも俺は受け止めてみせる!!」

アニ「…………分かったよ。……あんたはしつこいんだったね…。」

エレン「アニ!」ギュ

アニ「…あんたは本当に大馬鹿だ…」グス

エレン「あぁ……。…アニ…好きだ」

アニ「……私も…」ギュ

アニ「エレン…私はあんたを信じてみる……」

エレン「俺は裏切らない…約束する」




こんな私でも…少しは幸せになってもいいのかな……

そんな風に思ってしまってたよ…








アルミン『トーマス・ワグナー ナック・ティアス ミリウス・ゼルムスキー ミーナ・カロライナ エレン・イェーガー』

アルミン『以上5名は自分の使命を全うし…壮絶な戦死を遂げました…』








………私はそう聞いたとき、もちろん悲しかった…

つい2日前にあんなことを言ったそばから…

でも、それと同時に、

…本当にこれで良かった。
そう思ってた
喪失感と同じか、もしくはそれ以上にね…


私の全てを知ったらあんたは絶対に私の事を憎む…

それがわかってたから、…心の底から、良かったんだって安心してた…

本気で好きになったあんたに、嫌われずに済んだんだ…って思ったから…

私は最低だね…
あんたに伝える勇気がなかったし、自分の使命に逆らう勇気もなかった…

…でもそれが一番いい終わり方なのかなって…








……でも、その安心はすぐに崩されたよ…








アルミン「共食い…?」

ミカサ「どうにかして、あの巨人の謎を解明できれば…、この絶望的な現状を、打開するきっかけに、なるかもしれないと思ったに…」

ライナー「同感だ!あのまま食い尽くされちゃ何も分からず終いだ!あの巨人にこびりついてる奴らを俺たちで排除して…とりあえずは延命させよう!」


ジャン『正気かライナー!やっと…この窮地から脱出できるんだぞ!?』

アニ「例えばあの巨人が味方になる可能性があるとしたら どう…?どんな大砲よりも強力な武器になると思わない?」

ジャン「!?…味方だと…!?本気で言ってるのか!?」


アルミン「…あいつは…トーマスを食った奇行種…!?」




『アアアアアアアアアアァァァァ』






ジャン「……オイ。何を助けるって?」


ジャン「さすがに力尽きたみてぇだな。もういいだろ……?ずらかるぞ!あんな化け物が味方なわけねぇ。巨人は巨人なんだ」

ジャン「…?…オイ」






目の前の巨人が、……なんであんたなんだよ…

せっかく…きれいに終われたって思ったのに…

…それは死んだことを聞いた時よりも……もっと…もっとつらかったよ…

……やっぱり私は幸せになっちゃいけなかったのかもね…

支援


~兵団決定から約1ヶ月~

「今回の壁外調査で勝負をかける」

アニ「…」

「アニは予定通りに頼んだ」

アニ「……分かった…」










この世界は残酷なんだね…

そのことをこれほどまでに感じたことはなかったよ…

……私は再び非情になるしかないんだ……

でも…せめて私だって事は気付かないで……








ズバッ!

リウ゛ァイ「オイ!ずらかるぞ!!」

ミカサ「エレン!!」

リウ゛ァイ「多分無事だ生きてる。汚ねぇが…。もうヤツには関わるな…撤退する」

リウ゛ァイ「作戦の本質を見失うな。自分の欲求を満たすことの方が大事なのか?お前の大切な友人だろ?」

ミカサ「……ちがう……私は……」

リウ゛ァイ「!?」
(……涙…か?)











私はこの作戦に失敗した……

多分私は調査兵団に目星を付けられるんだ…

きっと、もう……次は正体がばれずには済まないだろうね……


……これで…あんたにまで後悔させることになる………

せめて…自分だけが不幸になるなら…
あんたまで巻き込みたくなかった……





ガチャ

エルウ゛ィン「遅れて申し訳ない」

エレン「いえ…」ガタッ

エレン「アルミン?ミカサも…」

エルウ゛ィン「女型の巨人と思わしき人物を見つけた」

支援








エルヴィン「女型と接触したアルミンの推察によるところでは、いわく女型は君達104期訓練兵団である可能性があり、生け捕りにした2体の巨人を殺した犯人とも思われる」

エルヴィン「彼女の名は」







『アニ・レオンハート』






エレン「アニが…?女型の巨人?」

エレン「何で…そう思うんだよ…アルミン」








リヴァイ「オイ ガキ。さっきから女型と思われる、だとか言ってるが、他に根拠は無いのか?」

アルミン「はい…」


ミカサ「アニは…女型と顔が似ていると私は思いました」

エレン「は!?何言ってんだ?そんな根拠で…」

リヴァイ「つまり…根拠はねぇがやるんだな…」

エレン「…根拠がない?何だそれ?どうすんだよ…アニじゃなかったら」


ミカサ「アニじゃなかったら…アニの疑いが晴れるだけ」

アルミン「そうなったらアニには悪いと思うよ…。でも…だからって、何もしなければ、エレンが中央のヤツの生け贄になるだけだ」

エレン「…。アニを…疑うなんてどうかしてる…」


ミカサ「エレンはアニと聞いた今思い当たることはないの?」

エレン「いや…





――
―――
――――



~訓練兵団解散式前日~

エレン「クソッ…、今日という今日は最後だし、勝てると思ったのになぁ」

アニ「…まぁ、強くはなってきてるかもね」

エレン「おっ、アニが誉めるなんて珍しいな。槍でも降んないといいけどな」ハハッ

アニ「…調子乗るんじゃないよ」フンッ


エレン「分かってるよ。…なんか嬉しくてさ」

アニ「まぁ…私は嘘は言わないよ」

エレン「ありがとな。……ところでさ、アニの夢ってなんなんだ?」

アニ「…なにさいきなり」


エレン「まぁ…なんとなくだな」

アニ「何だっていいじゃないか」

エレン「俺の夢は巨人を駆逐して外を旅する事だ。」

エレン「もちろんアニと一緒にな!」

アニ「…」


エレン「…どうしたんだよ?」

アニ「…いや」

アニ「……私の夢は、故郷に帰ること…かな」

エレン「故郷かぁ、いい夢だな。俺も、アニの故郷に行きたくなってきたよ」


アニ「……勿論…私がやらなきゃいけないことを済ませたら…あんたにも来て欲しい」

アニ「でも…それはあんたが私を受け入れてくれたらの話だ…」

アニ「……でもきっと…あんたには受け入れられない事だ…」

エレン「……何を言ってるんだ?」


アニ「……今は言わない…言えないんだ…」

アニ「でも…時期が来たら、全部話す…」

アニ「…私はそれでどんな結果になっても受け入れる」

エレン「……なら俺は、時期が来るまで待つよ」

アニ「…すまないね」


エレン「俺は…絶対にアニの故郷に一緒に帰るよ。どんな事も受け止めると昨日約束したはずだ」

アニ「………そうだっね……」

アニ「………私があんたを好きになったことは、本当だから…忘れないで…」スッ

アニ「……今日は私は先に帰るよ…」スタスタ

エレン「あぁ……」

―――
――





「アニ」





アニ「アルミン…」

アルミン「やあ…。もう…すっかり憲兵団だね」

アニ「どうしたの……?その格好は?」


アルミン「荷運び人さ。立体起動装置を雨具で見えないようにしてるんだ」

アニ「…!?アルミン?どうしたの?」

アルミン「アニ…。エレンを逃がすことに協力してくれないかな…」

アニ「……。逃がすって?この壁の中のどこに逃げるの?」






アニ「悪いけど…話にならないよ…」ザッ

アルミン「アニ!!」

アルミン「お願いだ!このままじゃエレンは殺される!」






アニ「…いいよ……乗った」



エレン「案外…楽に抜けられたな」

ミカサ「キョロキョロしない」

アニ「ねぇ…少しだけエレンと二人で話させてくれないか?」

ミカサ「その必要はない。今は一刻を争う」

エレン「…分かった」


ミカサ「エレン!?ダメ!捕まる可能性が高まる!」

アルミン「ミカサ!静かに…」

アルミン「アニ、だだし1分だけだよ…」

ミカサ「アルミン!危険すぎる!!」






ミカサ「アルミン!なぜあんな事を!?エレンが今にも拐われてもおかしくない!」

アルミン「ミカサ…今は下手にアニに不信感を抱かせてはいけないと思うんだ…」

ミカサ「しかし!」

アルミン「…今は様子を見よう」








エレン「何なんだよアニ、俺は早く逃げなきゃ行けないんだよ!」

アニ「…知ってるさ。」

アニ「……今からあんたには決めてもらわなきゃいけない事がある」


エレン「…は?何言ってんだよお前!?」

アニ「…あんたはもう私の正体分かってんだろ?」

エレン「な…正体ってなんだよ……」

アニ「いいよ、隠さなくても。様子を見れば分かるよ」

エレン「いや…」


アニ「…まぁいいさ。とにかく、あんたが私と故郷に来れば人類は助かる。だからあんたがそれに抵抗するか、しないかを決めてもらう」

エレン「…つまらない冗談はよせよ…

アニ「私は嘘はつかないって言っただろ?」


アニ「おとなしく来るなら町に被害は出さない様にする。でなければ、それ相応の覚悟はしてもらうよ」

エレン「………下らない話はよして、早く行くぞ。」

アニ「私は真剣だよ。早く決めな」

エレン『うるせぇ!!早く来い!!』


ダダッ

ミカサ『エレン!!何かあったの!?』

アルミン「エレン!騒いじゃダメだ。アニも時間だから、行こう」

アニ「アルミン…もう下らない芝居はいらないよ」

アルミン「…何を言ってるんだ?早く逃げなきゃ行けない」


アニ「…あんたにはいつか気付かれると思ってたさ」

エレン『お前ふざけてんじゃねぇ!!』

ミカサ「エレン!叫ばないで」

アニ「大丈夫でしょ?ミカサ」

アニ「さっきからこの辺には、なぜか全く人がいないから」



アニ「エレン…残念だよ。予想はしてたけどね」

ミカサ『エレン!!そいつから離れて!!』


アニ「…フンッ」 ガリッ

カッ!!!!!!




アルミン「…しまった。一歩遅かったんだ」

ミカサ『エレン!!』 ギュン

アルミン『1次捕獲は失敗です。エレン救出に全力を尽くして下さい!』

ハンジ『ミカサに続け!!何としてもエレンを救出せよ!』




ドォドォドォドォ

ミカサ『返せ!エレンを返せ!!』
ギュイィィ






アルミン「…ダメだ。ミカサでも追い付けないなんて…」

アルミン『エレン!巨人化して抵抗してくれ!』

ミカサ『エレン!!!!!』











…女型の巨人は壁外に逃げ去った。
…エレンを連れて

僕の作戦は最初から気付かれていたようだ。そのせいで人類の希望、親友であるエレンを失った…

アニは地形を利用し、立体起動が出来ないように、平地へ平地へと逃げた為、ミカサでも追い付く事が出来なかった。


でも…なぜエレンは巨人化しなかったんだろう?
単に気絶してしまっていたのか…他に理由があるからなのか…
あの時何を話していたのか…

僕には分からなかった…





エレン「…クソッ」 ハァ ハァ

アニ「…もう諦めな」

エレン『うっせぇぇんだよ!!』


アニ「あんたじゃ巨人になっても生身でも、勝てやしないよ」


エレン「……何でお前なんだよ」

エレン「何でアニ……なんだよ」

アニ「…」


エレン「おい!!答えろよ!!なぜ人を殺せた!!」

アニ「…もう何度も説明しただろう」

エレン「……俺は一生お前を許せない」

アニ「………私はこうなるのが分かってた。だから、…許してくれとは言わない。どうなったとしても、…私は受け入れる」




エレン「……何でだよ」

エレン「お前の事が憎い………なのに…何でお前の事を嫌いになれないんだよ……」

アニ「…」










俺はこのままアニが言う故郷に向かう事にした。

俺はあの時、何度も何度も巨人になろうとした。でも…なれなかった。


……きっとアニがした事は死ぬまで許すことはないだろう。
でも、…なぜか俺は皆の元に戻ろうとも思えなかった。

だから…
今はアニとの約束を果たそう……


~終わり~

良作!後日談!っていいたいけど、故郷じゃね・・・

乙!!


コメントありがとうございます!!
嬉しいです!


良ければ誰か完結作に張る方法教えてくれませんか?

張るとは?

>>90

1です
★完結作をまとめるスレ★
への貼り方が分からないので、教えて欲しいんです

ああそういうこと

エレン「本当にアニなのか…?」
エレン「本当にアニなのか…?」 - SSまとめ速報
(http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/internet/14562/1370946742/)

エレン「本当にアニなのか…?」(2)
エレン「本当にアニなのか…?」(2) - SSまとめ速報
(http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/internet/14562/1371299244/)

↑コピーして該当スレに貼ればおk


>>92
ありがとうございます!

もし良ければ前に書いた

エレン「催眠術ってなんだ?」

ミカサ「エレンを死なせはしない」
もお願いしていいでしょうか?m(__)m

エレン「催眠術ってなんだ?」
エレン「催眠術ってなんだ?」 - SSまとめ速報
(http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/internet/14562/1370526663/)

ミカサ「エレンを死なせはしない」
ミカサ「エレンを死なせはしない」 - SSまとめ速報
(http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/internet/14562/1370753554/)


>>94
ありがとうございますm(__)m

ここまでやってもらって
本当に厚かましいんですが、貼れなかったので、変わりに貼ってくれませんかm(__)m

>>94
ありがとうございました!!

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