海未「死後シミュレーター?」 (227)

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SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1402838912

希「お、みんな集まってるな」

にこ「遅いわよ希、あんたが呼びだしたんじゃない」

真姫「そうよ、私はそんなに暇じゃないんだからね」

希「まあ、そういわんと」

穂乃果「でもけっこう急な召集だったね」

海未「ええ、見せたいものがあると聞きましたが」


希「そうなんよ、じゃあ早速……」

希「じゃーん!」デーデッデデー

ことり「えっと、DVDプレイヤーかな」

凛「旅行先とかでも見れるやつにゃ」

希「チッチッチッチ、えりちっち」

希「これはそんなちんけなモノやないで!」

絵里「ちょっと」


希「これは西木野病院のバックアップの下、神モブの技術力とウチのスピリチュアルにより生み出された傑作」

希「その名も死後シミュレーターや!」バーン

穂乃果「死後シミュレータ―?」

海未「ヒデコたちは何をしているのですか」ハァ

真姫「私なんも聞いてないわよ」


にこ「なんなのそれ」

希「みんなは自分が死んだら周りの人がどれだけ悲しんでくれるか気になったことはない?」

ことり「それは……まあ」チラッ

海未「気になるかと聞かれれば……そうですね」チラッ

穂乃果「?」

希「やろ?この装置は死せずしてそれを知ることができんねん」

花陽「な、なんか怖いね」

希「まあ西木野病院の協力で行った実験では実際にシミュレート通りになる確率は死後10日間以内で80%、その後はどんどん下がっていく感じやね。でも10年後くらいまでは3割キープしとるよ」

穂乃果「た、高いね、再現率」

絵里「そうね、でも悪い結果が出ても100%じゃないところに救いがあるってことかしら」

希「流石えりち、そのとおりやね」


希「でな、神モブのミカちゃんが今度学会で発表すんねんけど、ものがものだけにも批判を呼びそうやん」

真姫「まあ、普通はそうよね」

穂乃果「っていうかミカちゃん凄くない?!」

希「だから、そうなる前に使いたいならμ’sだけ特別ってことで持ってきたんよ」

希「で、どうする?」


海未「どうすると言われましても」

ことり「うーん」

「……………………………」


凛「はいはいはい!凛が使ってみてもいいかにゃ?」

花陽「凛ちゃん!?」

真姫「な、なんでよ!?」

希「ええの?凛ちゃん」

海未「きちんと考えないといけませんよ」

凛「うん、でもこんな機会なかなか無いし、それに……」

穂乃果「それに?」

凛「面白そうだから!!!」ドン!

にこ「馬鹿だこいつ!」

希「ふふ、凛ちゃんらしいね」

希「じゃあ早速いくな?ポチっとな」


ブーーーン

穂乃果「あ、映ったね」


『残念ですが、ご臨終です』

花陽『いやーーーー!!!凛ちゃん目を覚まして!凛ちゃん!!』

穂乃果『……凛ちゃん』ポロポロ

ことり『こんな、こんなのって……』ポロポロ

にこ『この馬鹿、なに満足げな顔して眠ってるのよ……起きなさいよ!!』ガシ

絵里『やめなさい、にこ!』グイ

にこ『っ……………っざけんじゃないわよっ』ボロボロ


凛「にゃ、にゃー////みんな泣いてくれてるんだ、すこしむず痒いにゃあ」

にこ「ちょっと、こっちのダメージの方がでかいんだけど」

ことり「あはは」


海未『なんでですか!?なんでなんですか!?』

海未『起きて下さいよ、いつもみたいに笑って下さいよ!希と一緒にいたずらして私を困らせてくださいよ!ねえ、凛!!』

海未『…………お願いですからぁ』ポロポロ

希『凛ちゃん』

希『うちはずっと一人っ子だったから、凛ちゃんのこと本当に妹ができたみたいに思ってたよ』

希『一緒に笑って、海未ちゃんのスパルタ特訓に耐えて、イタズラして回って……』

希『もう、それもできないん?うちは……うちは悲しいよ、凛ちゃん』ツー


穂乃果「おおー流石に同じユニットだと思い入れもちがうのかな」

希「にこっちもそうやけど、凛ちゃんのこと妹のように思ってる人は激しいんかなぁ」

凛「り、凛もみんなのこと、お姉ちゃんみたいに思ってるよ」ギュッ

希「ふふ、よしよし」

真姫『ばっかみたい』

凛「にゃ!?」


穂乃果『真姫ちゃん?』

真姫『だってそうでしょう?さぶろーの全増しラーメンを1週間も食べ続けるなんて真似したら誰だって死ぬわよ』

真姫『馬鹿だ馬鹿だとは思ってたけど最期まで大馬鹿だったわね』

凛「むむぅ!真姫ちゃんひどいにゃー!!っていうか凛の死因もうちょっと何とかならなかったの!!?」

真姫「ヴぇええ!?いや、死因は馬鹿すぎると思うけど、私、そんなひどいこと言うかしら?」

凛「言ってるにゃー!」

海未「二人とも、落ち着きなさい」


海未『真姫、それ以上言ったら許しませんよ』

真姫『なに?なにか間違ったこと言ってるかしら凛はホントにおおb』

海未『真姫っ!!』グイッ

花陽『やめて!』ギュッ

海未『花陽!?……ですが』

真姫『馬鹿よ……凛は馬鹿。こんなことで死ぬなんて。こんなあっさり死ぬなんて』

真姫『どうせ死ぬならなんでわざわざ私の心に入りこんでから死ぬのよ』

真姫『なんで掛け替えのない友達になってから死ぬのよ』

真姫『おかしいじゃない、友達なら何でこんなに悲しませるのよ、何でこんなに心を粉々に砕くのよ……』

真姫『……答えなさいよ馬鹿、なん、で……うぅ』ボロボロ

海未『真姫、あなた……』

花陽『…………』


花陽『凛ちゃん』

花陽『凛ちゃんはいつもひっこみ思案な花陽の手を引いて歩いてくれたね』

花陽『凛ちゃんの隣はいっつもポカポカしてて温かくて』

花陽『花陽が一番安心できる、一番大好きな場所だったよ』

花陽『凛ちゃんがいるから、帰る場所があるから花陽は頑張れたんだよ』

花陽『凛ちゃん、花陽はこれからどうすればいいの?』

花陽『ねえ凛ちゃん、花陽は怖いよ、寒いよ、寂しいよ、助けて凛ちゃん』

花陽『……凛ちゃん』ポロポロ

海未『花陽!』ギュウ


凛「うん、凛死ぬ気で生き返るにゃ!」

にこ「もう死んでんだけどね」

花陽「絶対死なないで、一生いっしょにいてね?」

凛「かよちん……うん!」ダキッ

希「いやー、それにしても真姫ちゃんは素直やないなあ」

真姫「こ、これ私じゃない!私じゃないから/////」

にこ「ぷふふ、真姫ちゃん優しいにこ!」

真姫「ヴぇああああああああああ!!!」

凛「真姫ちゃんも、ありがと。大好きにゃ」ギュ

真姫「ふ、ふん!この真姫ちゃんの友達になったからには100歳くらいまでは生きなさいよ!」

穂乃果「にやにや」

真姫「ちょっと!!////」


希「さてと、凛ちゃんどうする?一応10年後までは見られるんやけど、満足したならここで切るのもありやで」

真姫「も、もういいんじゃない?(また、変なとこ映ったらいやだし)」

凛「うーん、でもどうせなら10年後もみてみたいにゃ」

希「オッケー、じゃあいくよ」

ぶーーーん

絵里「これはお墓かしら?星空家のお墓って記してあるわね」

にこ「華も新しいし、結構手入れされてるわね」


花陽『凛ちゃん、ひさしぶり』

花陽『っていっても先月きたばかりだけど』

穂乃果「あ、花陽ちゃんだ。優しい雰囲気の美人さんになってるね」

ことり「キャワイイ」ピュアピュア

花陽「こ、ことりちゃん////」

凛「かよちん毎月来てくれてるみたいにゃ」

花陽『凛ちゃんがいなくなってもう10年だね』

花陽『早いなあ』

花陽『花陽ね、今でも思うの。凛ちゃんが生きていたらどんなに良かったかって』

花陽『一緒に大人になりたかったなって』

花陽『…………』

凛「かよちん……」


花陽『なんてね、こんなことばかり言ってたら顔向けできないよね』

花陽『天国の凛ちゃんにも、ずっと支えてくれたあの人にも』





花陽「え?」

真姫「は?」

凛「にゃ?」

???『花陽』

花陽『あ、待っててって言ったのに』

花陽『凛ちゃん、私結婚したの。凛ちゃんが死んだあとダメダメだった花陽を励まして支えてくれた……』






花陽『海未ちゃんと』





海未「」

花陽「」

凛「」


海未『凛、花陽のことは私にまかせて安らかに眠ってくださいね』カタダキ

花陽『もう////凛ちゃんの墓前だよ』

海未『大丈夫です、凛なら笑って祝福してくれますよ。あの太陽のような笑顔で』ニコリ





海未「」

花陽「」

凛「」


希「えっと……映像はここで終わり、なんやけど」

にこ「どうすんのよ、この空気」

真姫「まさか横恋慕とはね」

絵里「ハラショー……」

花陽「わたしが海未ちゃんと////」

穂乃果「ま、まあ生きてりゃ色々あるよね!凛ちゃんだって死んでるわけだし」

凛「あ?」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

穂乃果「海未ちゃん、だめだよ!」


海未「な、なんで私が責められるのですか!」ヒイ

希「まあまあ、最初に言った通り絶対こうなる、というわけでもないから」

希「なっても30%、それも凛ちゃんが長生きすればなくなる可能性やから、な?」

凛「…………まあ希ちゃんが言うなら」チッ

海未(希、あなたが女神でしたか!)ウルウル

一旦ここまでです

次回更新までけっこう空くかも

今回くらいの文量を書きためて投下する予定


希「さ、気をとり直して次いこか」

凛「海未ちゃんやってみれば?」

海未「あなたは私の死に顔が見たいだけでしょう!?」

真姫「私はもう少し様子を見るわ」

花陽「わ、私も」

絵里「じゃあ……私がやっていいかしら」


希「えりち?」

にこ「意外ね、あんたも様子見派だと思ってたけど」

絵里「ええ、すこし……なんとなく他の子が亡くなった時と比べて、自分が死んだときの反応に自信がもてなくて」

穂乃果「え!?絶対悲しむよ!」

凛「そうだよ、きっと泣いちゃうにゃ!」

花陽「ファンクラブの子を入れると、海未ちゃんと並んで誰よりも泣かれると思うけど……」

絵里「あ、ごめんなさい。そうじゃなくてね」チラッ

希「?」

絵里「……とにかく見てみたいのよ、ダメかしら」

希「だめちゃうよ、ええんやね?」

絵里「ええ」

希「じゃあ、スイッチオン!」

ブーーーン


『残念ですが、ご臨終です』

亜里沙『いやっ!お姉ちゃん目を開けて!おねえちゃん!おねえちゃんっ!!』

海未『亜里沙!……っ、なんでこんなことに』ギュウッ

希『………………』

凛『そんな、絵里ちゃん!嫌だよ起きて!絵里ちゃん!』ポロポロ

花陽『凛ちゃん…………ぅう』ポロポロ

穂乃果「あはは、やっぱり泣いてるね」

凛「海未ちゃん、今度は亜里沙ちゃんを抱きしめてるにゃ」

絵里「海未?」ギロリ

海未「い、言いがかりです!」


ことり『え、絵里ちゃんは優しすぎたんだよ、あの量のバレンタインチョコを想いがこもってるからって』ポロポロ

真姫『日付が変わる前に全部食べようとするなんてね、ゆうに300個はあったのに……カッコつけすぎよ、馬鹿ぁ』ボロボロ

絵里「え、私の死因までそんななの?!」

凛「カッコつけるとかの問題じゃないにゃ、凛でもわかる」

にこ「一個くらい毒はいってそうよね」

希「こらこら」


穂乃果『うぁぁ、ほ、穂乃果は、絵里ちゃんと出会えて良かったよぉっ』ポロポロ

穂乃果『最初はちょっと冷たい人なのかなって思ったけどっでも、ホントは全然そんなことなくて』

穂乃果『優しくて、美人で、意外におっちょこちょいだけど頼りになって、誰よりも仲間思いで』

穂乃果『大好きだったのにっ!これからなのにぃっ!もっと一緒にいたかったのに!』

穂乃果『うえーーーーーん!!!』ボロボロボロ

絵里「穂乃果……ありがとう」ナデナデ

穂乃果「えへへ」スリスリ

ことり「穂乃果ちゃんの大好きはいりましたぁ」ボソリ

海未「はい喜んでー」ボソリ

穂乃果「え?みんな大好きだよ?」


にこ『にこは……正直さいしょ、アンタのこと大嫌いだったわ』

凛「おっとぉ!」

花陽「凛ちゃん、だめだよぉ」

にこ『お高くとまって見えたし、にこに無いものを沢山もってたからね』

にこ『でも、今は』

にこ『………………っ』グッ

にこ『………………親友だと思ってる』ボロボロ

絵里「にこ……」

凛「かーっこいいにゃー!」

花陽「り、凛ちゃん!」

にこ「に、にっこにっこにー!こんなのにこじゃないっていうかー……ぬおおおおおおおおおおお」ジタバタ

真姫「気持ちはわかるわ」

ことり「なんかこう、さらけ出されるよね」

希『…………』


絵里(…………希)

絵里(画面の中の希は、さっきから何も言ってくれない、涙も流してくれない)

希『みんな、そろそろご家族に時間を譲らんと』

絵里(気丈に振る舞ってるだけだと思うけど、こんな時くらい人目も気にせず泣いてほしかったわ)

海未「やはり希は大人ですね、こういう時でも理性をたもっています」

にこ「どうせ家で泣きじゃくってるわよ」

希「なんやとー!どうやらワシられたいようやなあ?」

にこ「ひぃ」

希「でも、自分でも意外やね。うち、けっこうメンタル強いんやな」

絵里「…………」

ことり「絵里ちゃん……」

穂乃果「あれ、画面切り替わったよ?」

希「5時間後……その日の深夜の病室やね、なんか起こるはずやで」


ガラッ

絵里「!」

にこ「これ、希?」

真姫「一人でお別れしに来たのかしら、深夜にうちの病院に不法侵入して」ジト

希「あ、あはは、なんやろねー悪い子やなー」ダラダラ


希『えりち』

希『えりち、なんで死んじゃうんよ……うちを残して』

希『勝手に逝っちゃったらあかんやん、うちがいないと何もできないんやから……あほやなあ』

希『……まだまだ一緒にしたいこともあった、伝えたいこともあったのよ』

希『……絵里』

スッ チュッ

希『えへへ、キスしちゃった』

花陽「のぞえりキtブハァァア!!!」ブシャアアアアア

凛「か、かよちーーーん!!!」

真姫「は、花陽が、シミュレーションじゃなくなっちゃう!」

希「ちょ、うち、ええ!?////」

絵里「…………ハラショー////」


にこ「はぁ、あんたら……え、ちょっ、これ何しようとしてんのよ」

希『えりちは、意外と寂しがり屋さんやからね』

希『ホンマ、うちがおらんとあかんね!』

希『……私なんかの血で汚すのは、ごめんね』

希『今いくから』

穂乃果「あ、あ、何するの!?ねえ!あのナイフでなにしようとしてるの!!?」

にこ「ちょっと!やめなさいよ、ねぇ!」

絵里「希!だめよ!」



ガラッ ダッ


海未『やめなさい!!』ガシッ

希『……!?海未ちゃん!?いや!離して!絵里のとこにいかせてぇ!!』

海未『このっ……』

パシッ

希『あ……』

海未『絵里がこんなことを望むとおもっているのですか!』

海未『あなたは自分の弱さを絵里に押しつけようとしているだけです!』

海未『……お願いです、絵里の分までしっかりと生きてくださいよ……』ボロボロ

希『あ……だって、えりちには、うちがいないと、だって、うちは…』

希『うわぁああああああああああああああ』

海未『希……!』ギュウウウ


海未「」

希「」


希「ちょっと、うちには何がなんだか」

にこ「なんていうか、色々ショッキングだったわね」

穂乃果「うぅ……希ちゃんまで死のうとしたらダメじゃん、ばかぁ」

希「ごめんなぁ……まさか後追いしようとするとはな」ナデナデ


凛「あーあ、凛知ってるよ、これは10年後やばいパターンにゃ」

絵里「…………そうね、10年後を観ましょう」

海未「で、ですが」

絵里「観ましょう?」ニッコリ

海未(め、目が笑っていませんよ)


10年後 絢瀬家の墓

希『えりち、ひさしぶり』

希『なかなか会いにこれんでごめんな?』

希『ロシアまで毎月通うわけにもいかんくて……来るたびおばちゃんになっていくわ』アハハ

希『思い出のえりちはいつまでも若くてきれいなままなんにな?』

希『…………会いたいなあ』


絵里「希……」

にこ「ねえ、こんな時に言うことじゃないけど」

花陽「艶っぽいというか、すごい色気です」ゴクリ

凛「食べごろですかにゃ?」

海未「わ、私に聞かないでください!」


希『……実はうちな、プロポーズされてん……ずっと答えは待ってもらってたんよ?』

希『えりちのこと、今でも整理がつかないから……でもね』


希『受けようと思ってるんよ』

絵里「」


希『……その子はね、えりちのこと忘れられなくてもいい、全部含めてうちを愛しているって言うんよ』

凛「ほら来たにゃ!セリフがいちいちキザったらしいにゃー!」

海未「よ、余計なお世話です!!」


希『えりちのことは絶対忘れない、一生死ぬまで忘れない』

希『でも、うちは結婚するね。えりちがいなくなってからずっと支えてくれた』


希『凛ちゃんと』



絵里「」

希「」

海未「」

凛「」


穂乃果「あ、映像終わったみたいだね」

ことり「凛ちゃん、意外とロマンチストなのかな?」

凛「の、希ちゃんは好きだけど、あっれー?あ、あはは」

海未「ほら来たにゅあー!セリフがいちいちキザったらしいにゅあー!にゃにゃにゃにゅあー!」モノマネッ

凛「黙れハイエナレズ!」

海未「だ、誰がハイエナですか?!」


絵里「凛、今度いっしょに浅草巡りしましょう?腕のいい三味線職人を知っているの」

凛(む、剝かれるにゃ!?凛剝かれちゃうにゃ!??)ガタガタ

希「まあまあ、さっきも言ったけど10年後の再現率はそこまで高くないから」

絵里「……希」

希「あはは、ちょっとひいたやろ?」

絵里「バカ、勝手に死んだら許さないわよ」ギュウ

希「はいはい」ナデナデ

凛(た、助かったにゃ……あれ、助かったよね?)

今回はここまで!割と間を空けずに投稿できました

でも、次はどうなるかわかりませんのでよろしくお願いします


希「ほんなら次やね」

花陽「わ、私はいいかな……凛ちゃんとの絆も、なんとなく確認できたから」

凛「うん!」

希「うちもええかな」チラッ

絵里「ふふ、そうね」

真姫「ふーん、じゃ、じゃあ私がやってあげても「しょーがないわねー」

にこ「ここは私がいくわ!」

穂乃果「おおー、にこちゃんかー」

真姫「ちょ、ちょっと、にこちゃん?今私がいこうとしてたでしょ?」

にこ「えー、真姫ちゃん言いがかり?怖―い」

真姫「はあ!?」

希「まあまあ真姫ちゃん、にこっちは真姫ちゃんの死ぬとこなんて見たくないんやて」

真姫「え////」

にこ「ちょ、ちょっと!?なに適当なこと言ってんのよ!」

凛「凛はそんなことないから安心してね」ニコッ

海未「うふふ、ありがとうございますー」ニコッ ピキピキ

希「ほないこか」ポチッ

ブ――――ン


『残念ですが、ご臨終です』


こころ『うわぁああん!!やだよにこにー、死んじゃヤダぁあ!!』

ここあ『にこにー!やだぁ!やだやだやだやだぁあああ!!』


穂乃果「うっわ、これ……」

凛「最初っからきっついにゃー」

にこ「が、ガチで心臓が痛いんだけど」


ことり『にこちゃんっ……!』ポロポロ

穂乃果『こ、こんなの嘘だよ……』ポロポロ

海未『……くっ、豊胸薬の過剰摂取に、にこの小さな体は耐えられなかったのです』

海未『ですが、にこは現実と立派に戦ったのです……私は…私はにこを誇りに思います!』ポロポロ


にこ「はあ!?なによこの死因!」

凛「海未ちゃんが理解を示しているところが妙にリアルにゃ」

海未「あ、あなたに言われたくありません!」



絵里『私にはわからないわ……にこ』

絵里『にこはそのままでも十分魅力的だったじゃない……なんでこれからって時に死んじゃうのよ』

絵里『私たち、やっとわかりあえたんでしょう?』ポロポロ


にこ「そらアンタにはわかんないわよ」ギロリ

絵里「お、落ち着きなさい」

穂乃果「あ、見て見てっ」



凛『にこちゃん……にこちゃん……』

花陽『なんで……グスン……うぅ、にこちゃん……』


ことり「ふたりが子猫みたいにして、にこちゃんにすり寄ってるよ」キャワイイ

希「慕われてんなーにこっち」

にこ「ふ、ふん!とうぜんでしょー!」

りんぱな「////」

にこ「なんか言いなさいよ!////」


希『うぁああああ、にこっち、嫌やぁ死なんといてぇ』ボロボロ

希『まだここは夢の入り口やんっ!これから宇宙一のアイドルになるんやろ!?』ボロボロ

希『辛いこと乗り越えて今までがんばってきたの、うち全部知ってるんよ!』ボロボロ

希『アイドル矢澤にこのファン第一号に、そんな情けないとこ見せんといてよぉ!!』ボロボロ


希「あ、や、これは……」

にこ「ふ、ふーん!希ってばー、普段ちゃかしてくるわりにー、にこのファンだったんだぁ?」

希「////」

にこ「だからなんか言いなさいよっ!!////」

絵里「チッ」

にこ「舌うち?!」



真姫『にこちゃん』

真姫『わたしは今ほど自分が情けなくなったことはないわ……なにが将来は医者になるよ』

真姫『肝心な時に大切な人も救えないんじゃ、なんの意味もないじゃない』

真姫『あなたが褒めてくれた歌声も、ピアノを奏でるこの指も、何の役にも立ちはしないわ……』

真姫『にこちゃん』

真姫『もしあなたが生き返ってくれるなら、わたし一生しゃべれなくていい』

真姫『この指だって未来だって全部いらないから』ポロポロ

真姫『おねがい、目をさまして?』ポロポロ


希「うわぁ、かわええなぁ真姫ちゃん」

穂乃果「そうだね、素直にかわいいって思ったよ」

海未「穂乃果のかわいい入りましたぁ」ボソリ

ことり「はい喜んでー」ボソリ


真姫「あーもう!あーもう!これっ……あーもう!!////」

花陽「ま、真姫ちゃん落ち着いて」

にこ「やーん、真姫ちゃんはなにを照れてるのかな~?」

真姫「に、にこちゃん!?なんでもないわよっ」

にこ「真姫ちゃん」ギュッ

にこ「ありがと、あんな風に言ってもらえてうれしいわ」

真姫「ヴぇ!?べ、べべべつに普通よ普通!」

真姫「ほら!さっさと10年後を見せなさい」

穂乃果「そんなに恥ずかしがらなくてもいいじゃーん」ニヤニヤ

真姫「はーやーく////」

希「はいはい」


ぶぅーーーーん


真姫『…………』


穂乃果「あれ?今回はお墓じゃないんだね」

海未「ここは何かの研究施設でしょうか、怪しげな水槽がたくさんあります」

真姫「これ、たぶん西木野病院傘下の研究所ね」

凛「真姫ちゃん髪がストレートなってるにゃー」

にこ(さてと、今回の横恋慕野郎は誰かしらね)ギラリ


真姫『やっと……やっとここまできたわ』

真姫『ここまで10年……か。ふふふ、ちょうど10回忌に完成するなんて、希だったらスピリチュアルやねって言うのかしら』

真姫『なんにせよ、前の誕生日と日付が変わらないのはいいことよね』

真姫『ねえ、にこちゃん?』


ばしゃーーーーーーーーーーーーーーー



ことり「えっ!?水槽の水が抜けて出てきたあの子って……」

凛「にこちゃん!?」

希「…………クローン」ボソッ


にこ「」

真姫「」



にこ?『…………あ、…………わた、しは?』

真姫『あなたの名前は矢澤にこ。……そして、私は西木野真姫よ』

真姫『あなたの恋人のね』ギュッ

にこ?『こい、びと?』

真姫『にこちゃん……やっと会えたわ、もう絶対離さないから』ギュウウウ

にこ?『うぅ、く、くるしい、よ』

真姫『会いたかった……ずっと、ずっと、うぅ、うわぁああああああ』

にこ?『あ………………』

にこ?『………………』

にこ?『………………』ギュー


穂乃果「あ、映像終わったみたいだね」

にこ「」

真姫「」


穂乃果「よ、よかったね!にこちゃん」

穂乃果「真姫ちゃん他の人にとられてなかったよ!」

にこ「……とられてたわよ……自分のクローンに」

希「まさか、クローン作っちゃうとはなぁ」

絵里「正直、それだったら泥棒猫でもμ’sメンバーにとられた方がいいわね」ジロリ

凛(に、睨みながら言わないでほしいにゃ)ガタガタ


にこ「大体、真姫ちゃんもクローンなんてなに考えてんのよ」

真姫「………………………るい」ポソリ

にこ「ん?」

真姫「にこちゃんが私を寂しくさせるのがわるい!」ナミダメ


キュンっ


穂乃果「うんうん、これはにこちゃんがいけないね」

にこ「は?」

ことり「だめだよ?にこちゃん、真姫ちゃんが可哀そう」

にこ「へ?」

希「ほんっま甲斐性なしやな」

にこ「ちょっと」

花陽「もっとしっかりして下さいよ!にこまきの危機なんですよ!?死んでる場合ですか!信じらんない!!」ガー!

にこ「ひぃ!」

凛「園田が悪いにゃ、園田がー」

海未「なんでですか!」

とりあえず、ここまで

更新遅くなってごめんなさい

次はあまり開かないはずです、多分


穂乃果「なんかスゴく濃い時間を過ごしてる気がするなあ」

花陽「観るだけでも体力つかうもんね」

希「そうやね……次、誰か使う?」

真姫「私はいいわ。もう十分」

にこ「そうね」

絵里「ということは、あとは2年生組が使うかどうかかしら」

凛「どうするの?」

穂乃果「私たちかぁ。ね、どうしよっか?」

海未「そうですね……」


海未(正直、私は穂乃果が誰かにとられるのを見るくらいなら、使いたいとは思いません)

ことり(だけど、にこちゃんのシミュレートでは重要なことがわかったよ)

海未(ええ、想い人が必ずしも他人にとられるとは限らない事実……まあ、にこの場合やや変則的ではありましたが)

ことり(でも、だったら是が非でも見てみたいよ)

海未(そうですね、私が死んでショックを受ける……)

ことり(穂乃果ちゃんの姿を!)


海未(まあ、何といっても生まれる前からの幼馴染、私の死はより衝撃的でしょうが)

ことり(甘いよ海未ちゃん、砂糖を入れ過ぎたミルクティーのように甘い)

ことり(穂乃果ちゃんには、ことりが留学しようとしただけでμ’s脱退という凶行に走った実績があるんだよ?)

海未(ふふ、まあやってみれば分かりますよ、ことりのお子様舌には少々刺激的な現実がね?)

ことり(悪い結果がでても再現率80%って数字にすがりついていいんだよ?泣き虫海未ちゃん)



バチバチバチバチッ!!!!

ことうみは目だけで会話してんのか

>>137
そういうことです

続きは今夜。今日中に完結します

園田がわるいにゃ、園田がー

>>150
ふふっときた

始めます


海未「私がいきます!」

穂乃果「おお、海未ちゃんかぁ」

凛「キタにゃキタにゃー!!この時を待ってたんだにゃ!」

花陽「り、凛ちゃぁん」

ことり「ふふふ、せっかちさんだねぇ」クスクス

海未(くっ、この動物コンビ……)イライラ

希「なんか知らんけど、もうひと盛り上がりありそうやね!」

希「いくでー、ぽちっ」



ぶーーーーーーーん


『残念ですが、ご臨終です』



凛『嫌にゃーーーーー!!!海未ちゃん死なないでぇええええええ!!!』





凛「」


にこ『凛っ!落ち着きなさい!』

凛『なんで!?なんでなんでぇ!?凛が悪い子だから!?もうイタズラなんてしないにゃあ!!練習も勉強もマジメにするから、だから、起きてぇっ!!』ボロボロ

花陽『凛ちゃん……』ポロポロ

希『凛ちゃん、海未ちゃんは死んだんや……それは誰のせいでもない』

凛『でもぉ……っ』

ギュッ

希『でも、あの優しい怒鳴り声がもう聞けんなんて……』

希『つらいね』ツツー

凛『のぞ、みちゃ…………うわぁああああああああああん』ギュゥウウウウ





凛「」


花陽「あはは、凛ちゃん、実は海未ちゃんのこと大好きだから」

真姫「花陽、それトドメ」

海未「へー、ほー、うんうん、ん? あ、なるほどなるほどー」

凛「は、はは……笑えばいいにゃ!さんざん悪態ついといてこのザマなんて、アナタは何木野さんですかって笑えばいいにゃ!」

真姫「おい」

海未「…………凛、言っておきますが」

凛「なんにゃ!?」フシャー

海未「私も大好きですよ」ニコッ

凛「////」ボンッ

凛「ぐ、ぐぬぬ、うう、海未ちゃんのアホンだらーーーーー!でべそっ!」ガチャッ ダダダダ

花陽「あ、凛ちゃーん」

にこ「ほうっておきなさい、そのうち戻ってくるわよ」

海未「でべそではないですよー」ニコニコ

希「ふふ、続きいくでー」



亜里沙『海未さん……なんで…』ポロポロ

絵里『亜里沙……』ギュッ

真姫『ついさっきまで「しっかり食べないと夏をのりきれませんよ!」なんて、ほむまんをニコニコ頬張っていたのに』ポロポロ

絵里『本当にお腹がはち切れるまで食べるなんて……』

絵里『夏どころか今日という日さえのりきれてないじゃない……馬鹿ね』グスッ


海未「いや、ホントに馬鹿じゃないですか私」

ことり「穂乃果ちゃんちのお饅頭、中毒性のあるおいしさだから」

真姫「中毒性って……」

穂乃果「変なものは入ってないからね!」


ことり『海未ちゃん』

ことり『ことりね、海未ちゃんに憧れていたの』

ことり『凛とした姿勢、よく通る声、まっすぐに澄んだ瞳、全部ぜんぶ憧れだった……』

ことり『女の子らしい格好だってね、海未ちゃんが似合うって言ってくれたから自信をもてたんだよ?』

ことり『私と穂乃果ちゃん2人だけじゃだめなの、海未ちゃんと3人じゃないと……』ウルッ

ことり『海未ちゃん、お願いだから目を覚まして?』ポロポロ



海未「ことり……」

ことり「……し、仕方ないでしょ?海未ちゃんはにっくきライバルだけど、同時にことりの大事な人でもあるんだから」プイッ

海未「……はい、ありがとうございます」

ことり「だ、だけど譲らないものは譲らないよ!」

海未「はい、それは私もです!」



穂乃果『う……みちゃ……』フラッ

バタンッ

『きゃーーー!穂乃果ぁ!!』


真姫「ああっ、穂乃果が倒れたわ!」

絵里「画面が切り替わるわね」

希「これは……大体ちょうど1日後やね」



ことうみ「ごくり」



雪穂『あっ!目を覚ましたよ!』

雪穂『お姉ちゃん?』

穂乃果『……ここ、どこ?雪穂、いるの?』

穂乃果『何も見えない、見えないよ!真っ暗だよぉ』

雪穂『え?……』

医者『こ、これは……!園田のお嬢さんの死が余程ショックだったのでしょう。視覚を自ら閉ざしているようです』

雪穂『そんな!』


穂乃果『そうだ、海未ちゃん!……そっか、海未ちゃんはもういないんだ』

穂乃果『じゃあ、もういいや』

穂乃果『もうなにも見たくない、もうなにも……私は』



穂乃果『このままでいい』





海未「もう、穂乃果はだめですね!私がいないと!私がいないとっ!」バシバシ

穂乃果「イタイイタイ!なんで喜んでるの!?」

凛「顔がだらしないにゃー」

真姫「あ、戻ってきた」

ことり「穂乃果ちゃん、まさか視覚を閉ざすなんて……」

海未「これはもう勝負ありですね!」

ことり「くっ、まっ、まだだよ!」

希「海未ちゃん、10年後どうする?」

海未「あ、結構です。もう満足したので」

ことり「じゃあ次はことりっ!」

希「ほいほい」

希「スイッチー、オーン!」




ぶーーーーーーん


『残念ですが、ご臨終です』


理事長『そんな…………ことり、嘘でしょう?』

理事長『ほら、お母さんをからかわないで?ね、ことり、いい子だから』

理事長『目をあけて……』ボロボロ

絵里『理事長先生……』ポロポロ


ことり「……うぅ、いきなりキツイよぉ」キリキリ

絵里「お、親の反応はつらいわね」

にこ「そうね、また違ったものがくるわ……」


真姫『ことり……こんなのってあんまりよ』ポロポロ

凛『なんで?なんでことりちゃんみたいに優しい人が死ななきゃいけないの?』ポロポロ

希『ほんま、なんでやろな……』ポロポロ

にこ『幸せそうな顔して……アルパカの毛を100トンも集めてダイブして窒息なんて』

にこ『それが本当にあんたのしたいことだったの?…………ことり』グッ


ことり(も、もう驚かないもん!)

真姫「凛なみの馬鹿ね」

凛「凛は流石にそんなことしないにゃー」

ことり「ことりだってしないよ!?」


花陽『ことりちゃん』

花陽『花陽ね、ことりちゃんのこと本当のお姉ちゃんみたいに思ってたんだ』

花陽『優しくって、お洒落で、美人で……自慢のお姉ちゃんだったんだよ?』エヘヘ

花陽『本当に、自慢の……おね、ちゃ……うぅ……』プルプル

真姫『花陽っ!』ギュー

花陽『うわぁあああああああん』


ことり「花陽ちゃん……」

花陽「ご、ごめんね?花陽、勝手なこと言って」

ことり「ううん、とっても嬉しいよ。ありがとう」ギュー

花陽「……えへへ」



海未『ことり……なんで死んでしまったのですか』

海未『私たちは、ずっと3人一緒でしょう?』

海未『もうあなたの甘い声も、あの柔らかな笑顔も見られないなんて、そんなのってないですよ』ポロポロ

海未『いやですよ……そんなのってないです……そんなのって、うぇぇぇ』ボロボロ


ことり「海未ちゃん……」

海未「……私だって、気持ちはことりと同じです」

海未「でも負けませんからね!」

ことり「……うんっ!」


穂乃果『ことりちゃん……』フラッ

バタンッ

『きゃーーー!穂乃果ぁ!!』


絵里「あっ、また穂乃果が倒れたわ!」

にこ「ここはテンプレね」

真姫「また1日後かしら」



ことうみ「ごくり」


雪穂『あっ!お姉ちゃん、目を覚ました?』

穂乃果『……あ、雪穂。ここ、病室?……そっか、私倒れたんだ』

雪穂『よかった……私、お姉ちゃんにまでなにかあったら』

穂乃果『もう雪穂、ちゃんとしゃべってよぉ……あれ、でも雪穂の声だけじゃない。何も……聴こえない?』

雪穂『え?』

穂乃果『聴こえない、聴こえないよぉ!』

医者『こ、これは……!南のお嬢さんの死が余程ショックだったのでしょう。聴覚を自ら閉ざしているようです』

雪穂『そんな!』


穂乃果『そうだ、ことりちゃん!……そっか、ことりちゃんはもういないんだ』

穂乃果『ことりちゃんの声は、もう、聴けない』

穂乃果『じゃあ……もういいよ、もうなにも聴きたくない、悲しい報せもなにも……私は』

穂乃果『なにも聴かない』

雪穂『お姉ちゃん!!』ギュー



ことり「えへへー穂乃果ちゃ~ん」ギュー

穂乃果「ちょ、ちょっとことりちゃん、苦しいよぉ」

海未「くっ、ことり!穂乃果が苦しんでいます、離れて下さい!」


ことり「えー、でも穂乃果ちゃんは、ことりがいなくなった方がショックだったみたいだし」

海未「なっ、どこに目をつけているのですか!?私がいないほうが絶望していました」

ことり「ことりだもん!」

海未「私ですよ!」

ことり「ことり!」

海未「私です!」

希「落ち着くんや2人とも!」ワシワシワシワシ

ことうみ「きゃあ!」

希「あ、ごめんな?止める時ちょっとだけ手が当たったわ」

にこ「いや、思いっきり揉んでたわよね?」



穂乃果「そーだよ2人とも!さっきから何いってるの!!」ガー!

ことり「ぴぃっ」ビクッ

海未「い、いや、これは」

穂乃果「これは、じゃないよ!!さっきからどっちがショックだとか意味わかんないこと言って」

穂乃果「どっちも大事に決まってるよ!」


ことうみ「あ……」

穂乃果「映像の2人もいってたでしょ!?3人一緒じゃないと意味がないって」

海未(……確かに、3人ずっと一緒と言いながら穂乃果を独り占めしようというのは……)

ことり(……なにか違うかも……)

穂乃果「穂乃果は怒ってるんだからね!次また意味わかんないこと言ったら穂むら出禁だから!」

海未「そ、それだけは!」

ことり「許して!穂乃果ちゃん」

穂乃果「……じゃあ、ごめんなさいして?」

ことうみ「え?」

穂乃果「ごめんなさいして仲直り!」


ことり「……海未ちゃん、ごめんね?ことりが間違ってたよ」

海未「私こそすみませんでした、これからもよろしくお願いしますね」

ことり「うん!」


絵里「一件落着ね」

希「せやね、穂乃果ちゃんには敵わんなぁ」


穂乃果「あー、怒ったらお腹すいてきちゃった!」

穂乃果「みんなで甘いもの食べに行こうよ」

凛「いいねいいね!行っくにゃー!」

にこ「はぁ、しょーがないわねー」

海未「まったく穂乃果は……行きましょう、ことり」

ことり「うん!」


絵里「希も行くわよね?」

希「うん、シミュレーターを片したらすぐ追いかけるから、先行っといて?」

絵里「わかったわ」


バタン  ガヤガヤ


希「………………」


希「…………ふぅ」


希「信じてはいたけど、変な確執が生まれたりせんでよかったなあ」

希「μ’sはみんな、ええ子ばっかりや」

希「むしろ、絆が深まったんちゃうか?」

希「さっすがのんたん!狙いどおり!」

希「………………」

希「ちょっとだけ……ちょっとだけ、ウチも使ってみようかな」

希「いや、別にビビってたわけちゃうけどね、今なら安心して使えるのも確かっていうか」

希「………………」

希「ぽちっとな」


ぶーーーーーん




『……………………なんで』


『……なんで死んでしまったの?』


『私を置いていくなんて…………』


『ああそうか、私があなたのもとへ行けばいいのね!』


『簡単なことだったわ』


『………………あっ、そうだ』


『あなたはμ’sが大好きだったから』


『みんなも連れて行きましょう』


『μ’sは9人そろってμ’s、だものね』


『そうでしょう?』



絵里『希』






希「」

以上でおしまいです

お付き合いありがとうございました!

レスありがとうございます
ことうみ10年後は最初から通しで読んだ時くどい感じがしたので削りました
でもSSなんだから書いてもよかったかもしれないですね

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年06月22日 (日) 00:52:48   ID: X9Nz5Bao

期待してます!

2 :  SS好きの774さん   2014年06月28日 (土) 13:08:57   ID: xm82jA7X

絵里さん……

3 :  SS好きの774さん   2014年06月28日 (土) 15:25:12   ID: YBV5oVjN

エリチぇ

4 :  SS好きの774さん   2014年07月02日 (水) 11:14:16   ID: ntBNdVBw

面白かったです!

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