千早「プロデューサー」 ウルトラマンジャック「千早」 (39)

やよい「プロデューサー!!」 ウルトラマン「やよい」
やよい「プロデューサー!!」 ウルトラマン「やよい」 - SSまとめ速報
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伊織「プロデューサー!」 ウルトラセブン「伊織」
伊織「プロデューサー!」 ウルトラセブン「伊織」 - SSまとめ速報
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アイマスとウルトラマンのクロスです

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千早きた!これは期待だぁ

期待

ジャック「千早、機嫌直してくれよ」

千早「…」

ジャック「歌のコーナーが削られたのは謝る。だから…」

千早「大丈夫です気にしてませんから」

ジャック「はぁ…でも、何でそこまで歌に拘るんだい?」

千早「あなたに話す必要があるんですか?」

ジャック「僕は君のプロデューサーだ、だから君の事を少しでも知っておきたいんだよ」

千早「あなたに話す義理はありません…失礼します」

ジャック「千早!…はぁ、どうすれば…」

ジャック「千早」

千早「何ですか?」

ジャック「昨日はごめんな」

千早「別に気にしてません」

ジャック「ありがとう…それでな、ちょっとした昔話を聞いてほしいんだ」

千早「昔話?くだらないですね、私はそんな事聞いてる暇なんてありません」

ジャック「そう言わないで聞いてくれよ」

千早「…少しだけなら」

ジャック「助かるよ…」

ジャック「昔、兄と恋人同然の人を宇宙人に殺された男が居たんだ。その男は怒りに狂い宇宙人に立ち向かっていった。だが、そんな状態で勝てる訳もなく、手も足も出ず敗れた…」

千早「…」

ジャック「だが、兄さん達の手助けもあり何とか宇宙人を倒す事が出来たんだ。男は思った。これ以上自分と同じ思いをする人達を増やしたくないって…そして、ずっと戦い続けている、この星とこの星に住む人達を守る為に…すまなかったな、くだらない話を聞かせてしまって」

千早「くだらないなんて…そんな事ありません!だって、その人は今も戦い続けているのでしょう?立派な人です…くだらないなんて言ってすみませんでした…」

ジャック「気にしないでくれ…だから、聞かせてほしいんだ。君が歌に拘る理由を」

千早「…」

千早「私には弟が居たんです。私の下手な歌でも喜んで聞いてくれていた。私はそれが嬉しくて弟の為に歌っていたんです。でも…弟は…轢き逃げにあって…」

ジャック「もういい千早、それ以上話さなくても」

千早「プロデューサー…」

ジャック「辛い事を思い出させてしまってごめんな…」

千早「いえ、良いんです…お互い様ですよ」

ジャック「そうか?」

千早「そうです。だってプロデューサーも私と同じように、過去に辛い思いをしたんですから…でも、なんだかスッキリしました…ありがとうございます」

ジャック「感謝される事なんてしてないよ。僕もこれからはちゃんと歌の仕事取ってくるから、待っててくれ千早」

千早「はい、頼りにしてますよ」

ジャック「ああ、大船に乗った気持ちでいてくれ!」

千早「ふふ…頑張ってくださいね、プロデューサー」



「…ウルトラマン、今度こそ貴様を…」




『如月千早 夕日に死す』

ジャック「千早、最高のステージだったよ!」

千早「ありがとうございます!これも全て、プロデューサーのおかげです」

ジャック「僕は仕事を取ってきただけさ。千早が頑張ってくれたから成功できたんだ。ありがとう千早」

千早「ふふ…これからもよろしくお願いしますね」

ジャック「ああ!」

千早「ふぅ…あれ…何かしらこの手紙…」

千早「え…こ、これって…」

ジャック「千早、着替えたら家まで送っていく…どうしたんだ千早?」

千早「あ…プロデューサー…」

ジャック「その手紙は…」

ジャック「!?」


『弟の死の真相を知りたければ指定の場所まで来い』


ジャック「これは…」

千早「私、どうすれば…」

ジャック「この手紙は誰から受け取ったんだ?」

千早「帰ってきたら、いつの間にか置いてあって…」

ジャック「千早、これは罠だ。何者かが君を狙っている…でも、安心してくれ、僕が絶対に守るから」

千早「プロデューサー…」

ジャック「だから、何があっても相手の誘いに乗っちゃ駄目だ…犯人がわかるまで家から出ちゃ…」

「弟の死の真相を知りたいと思わないのかい?如月千早」

千早「え…」

ジャック「この声は…」

ジャック「やはり貴様か…ナックル星人!」

ナックル「ウルトラマン、久しぶりじゃないか」

ジャック「出来れば二度と会いたくは無かったよ」

ナックル「つれないなぁ…ウルトラマン」

ジャック「千早には指一本触れさせないぞ!」

ナックル「触れる必要なんてないさ。ここで全ての真相を語ってしまえばいいのだから…」

ジャック「何!?」

ナックル「如月千早、貴様の弟を殺したのは…この私だ!」

千早「!!」

ジャック「き、貴様!」

千早「お前が…お前が!」

ナックル「んふふふふ…かわいいかわいい弟を殺されてさぞ悲しかったろうなぁ…辛かったろうなぁ!弟は轢かれた瞬間良い声で泣いていたぞ。おねえちゃんいたい~、たすけて~ってなぁ!ははははははは!!」

千早「うあああああ!!殺してやる!!殺してやる!!」

ジャック「落ち着くんだ千早!」

千早「離して!!」

ジャック「ぐっ!?千早!」

ナックル「かかったな!」

千早「あ…いやぁ!」

ジャック「千早!!ナックル星人、貴様ぁ!!」

ナックル「ははははは!この女を人質に取られては貴様も手出し出来まい!弟だぁ?地球人など今まで腐るほど殺してきたからなぁ…お前の弟を殺したかどうかなど覚えとらんわ!ちょっと弟の事を言ってみたら簡単に罠にはまって…馬鹿な女だ!ははははは!」

千早「プロデューサー…」

ジャック「千早を離せぇ!」

ナックル「うるさい!!ウルトラマン、ここで死ねえぃ!!」

ジャック「ぐああああ!!」

ナックル「ははははは!ウルトラマンは倒した。これで地球は我々の物だ!見せしめとして、その小娘と一緒に処刑してくれるわ!さぁ、早くウルトラマンを地球の小娘共々八つ裂きにしろ、バラバラしてしまえ!ふははは…ぐわっはははははは!!!」



ナレ「この宇宙の無限の闇が、如月千早とウルトラマンの墓場になってしまうのか?絶体絶命のピンチ…その時!」



「むね~につけ~てれぅ~ま~くはれぅせ~い!」


「は~るかなほしが~ふ~る~さ~と~だ~」


「「シュワッ!!」」


「「ジュワァッ!!」」

やよい「伊織ちゃん!!セブンさん!!」

伊織「やよい!ウルトラマン!」

マン「セブン、わかっているな?」

セブン「ああ、ジャックと千早ちゃんを助け出すぞ」

やよい「伊織ちゃん!!セブンさん!!千早さんを助け出すにはウルトラの星作戦しかありません!!」

伊織「ええ、それしかないわ…ウルトラの星を作るわよ!!」

マン「時間がない…行くぞやよい!!」

やよい「うっう~!!行きますよ~…えい!!」


ビカッ!!!


「「シュワッチ!!!」」

伊織「私達も行くわよ!!」

セブン「ああ!!」


「「ジュワッ!!!」」

やよい「いました!!」

マン「手筈通りいくぞ!」

伊織「言われなくてもわかってるわよ!」

セブン「ジャック、今エネルギーを分け与える!」

マン「目を覚ませジャック!」

やよい「起きてくださいジャックさん!!」

伊織「さっさと目を覚ましなさいよ!」

ジャック「……」


……コーン

       ピコーン……

   
  ピコーン…!


ジャック「うおお…うおおお!!」

ジャック「ヘアッ!!」

セブン「ジャック、千早ちゃんを助け出せ!!」

ジャック「はい!」

ジャック「ヘアァッ!」

ジャック「千早!」

千早「…プロデューサー…私…」

ジャック「言ったろ、絶対守ってやるって」

千早「ふふ…遅いですよ、来るのが…」

ジャック「寝坊したんだ…すまない」

千早「今回は…許してあげます…」

伊織「たく、人前でいちゃつくんじゃないわよ…」

セブン「そう言うな、さっさと周りのお邪魔虫達を倒してしまおう」

伊織「言われなくてもわかってるわよ!」


「「シュワァッ!!」」

「「ダァーッ!!」」


ドカーン!!

やよい「千早さん!!」

千早「高槻さん!?それに水瀬さんも!?」

伊織「全く世話が焼けるわね」

ジャック「兄さん達、ありがとう」

マン「礼は良い、早く千早と一緒に地球へ戻るんだ」

セブン「そして、決着をつけて来い」

千早「ウルトラマンさん、セブンさん、ありがとうございました…プロデューサー、行きましょう!」

ジャック「ああ…行くぞ千早!!変身だ!!」

千早「はい!!」


「「ヘアッ!!!」」

ナックル「ぐははは!これで地球は我々の物…」

「「たあぁー!!」」

ナックル「うおお!?…き、貴様らは!」

市民「見ろ、あれは!」

市民「帰ってきた…帰ってきたんだ!」


きくち電器商会社長「ウルトラマンが…帰ってきたぁ!!」

ジャック「ナックル星人!」

千早「決着をつけるわよ!」

ナックル「この死に損ない共が…来いブラックキング!」

ブラックキング「グオアアア!!」

ナックル「今度こそ死ねぇ!!」

ジャック「ぐぅ…」

千早「2対1ではさすがに不利…」

ブラックキング「グオアアアア!!」

ジャック「うわぁ!?」

千早「きゃああ!」


ピコーン……

       ピコーン……

ナックル「ははは!もうエネルギー切れか?死ねぇ!!」

ジャック「ぐぅ…」

千早「くっ…」


ナレ「ウルトラマンのカラータイマーが赤になった。だが、ウルトラマンと千早は負けない!やよいと伊織、マンとセブンの友情が二人を支えているからだ!」

千早「負ける…もんかぁ!!」

ナックル「うおお!?」

「「うおりゃあああ!!!」」

ブラックキング「グオオ!?」

ナックル「ぐあああ!?」

ジャック「まずはブラックキングからだ!」

千早「はい!」


「「スライスハンド!!でりゃあああ!!」」

ブラックキング「グ……オオ……」


バターン!!


ジャック「残るは貴様だけだ」

千早「お前だけは…絶対に許さない!!」

ナックル「き、きさまらぁ…」

千早「うりゃああ!!」

ナックル「ぐはぁ!?」

千早「はぁ!!でりゃあ!!」

ナックル「がはっ!!ぐああ!!」

ジャック「千早、とどめだ!」

千早「はい!」

ナックル「うおおおお!?」


「「ウルトラ投げ!!ヘアアァッ!!」」

ナックル「がはぁっ!!……はぁ…はぁ…こ、これで勝ったと思うなよ…もうすぐ東京は、地下に仕掛けた爆弾が爆発し、火の海になるのだ…」

ジャック「何だって!?」

千早「こ、この!」

ナックル「ふはは…ははははは!ぐっ…がはっ…」

ジャック「最後まで陰険な奴だ…」

千早「は、早く東京へ!」

「その必要はない」

千早「え?」

「爆弾は全部私達が片付けといたよ!」

「「その声は…」」

ジャック「ぞ、ゾフィー兄さん!」

千早「春香!」

春香「千早ちゃん、ジャックさん、もう大丈夫だよ!」

ゾフィー「ナックル星人も倒した事だし、早く事務所に帰ろう」

ジャック「そうですね…千早…」

千早「…」

ジャック「早く行こう、事務所で皆が待ってるよ」

千早「…はい!」

やよい「千早さん!!お帰りなさい!!」

伊織「遅いわよ、せっかく作った料理が冷めちゃうじゃない」

千早「え、これは…」

マン「二人の為に頑張って作ったんだ」

セブン「冷めないうちに早く食べよう」

春香「このケーキは春香さん特製なんですよ!早く食べてください!」

ゾフィー「春香の作ったケーキだ、絶対美味しい!いや、美味しくない訳がない!」

春香「も、もうプロデューサーさん、煽てたって何も出ませんよ!」

マン「やよいのもやし料理はいつ食べても最高だな」

やよい「えへへ…プロデューサーに褒められると、とってもうれしいかなーって!!」

セブン「いおりんの作った料理マジ○ョリーシャポーのハヤシライス!!」

伊織「…ジョリー○ャポー?」


 ワイワイ

     
      ガヤガヤ

千早「ふふ…」

ジャック「お気楽だなぁ、皆…」

千早「でも、とても暖かい…」

ジャック「765プロという家があり、仲間が居る…僕達は幸せ者だね」

千早「…プロデューサー…」

ジャック「ん?」

千早「もう少し、近くに居てください…」

ジャック「このくらい?」

千早「もう少し…」

ジャック「…これでいいかい?」

千早「はい…」

千早「プロデューサー」

ジャック「なんだい?」

千早「これからも…よろしくお願いします…」

ジャック「こちらこそよろしくな、千早」

千早「プロデューサー…あなたは突然遠くに行ったり、しませんよね…?」

ジャック「千早を置いて行くなんて絶対にしない!」

千早「ほんとうですか…?」

ジャック「ウルトラ兄弟の名にかけて、嘘は言わない」

千早「プロデューサー…嬉しいです…ずっと傍に、居てくださいね…」

ジャック「ああ…約束さ…」

終わりです。次は銀河連峰遥かに越えて光と共にやってくる予定です。拙い物ですが、読んで下さった皆様ありがとうございました

乙です

次回は北斗が出るのか……

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