宇宙戦艦ヤマト2199【森雪&ヒルデ】(39)

森雪「う、うーん、ここは何処」

ヒルデ「お目覚めですか!?ユリーシャ様」

森雪「ユ、・・・・」ガバッ

森雪「・・・ここは何処」

ヒルデ「ここは帝星ガミラス首都バラレスです」

森雪「・・・・・思い出したわ」

森雪「あなたは?」

ヒルデ「私ヒルデと言います。デスラー総統の御用命で、ユリーシャ・イスカンダル様の世話役の付き人になりました」<(_ _)>

森雪「付き人・・」

ヒルデ「はい、なんなりとおめいじ下さいユリーシャ様」ニコ

部屋をキョロキョロと見回す森雪

森雪(結構広い部屋ね)

ヒルデ「ユリーシャ様、何かお飲み物をお持ちしましょうか」

森雪「そ、そうね何か冷たい飲み物を持って来てくれるかしら」

ヒルデ「はい、ただ今お持ち致します」パタパタバタン

森雪(とにかく今は周囲の状況把握が必要ね)

そっと立ち上がり窓のカーテンを開く森雪

森雪(間違いない!ここは敵地ガミラスなんだわ)

数分後
ガチャ
カラカラ(台車を押す音)

ヒルデ「ユリーシャ様、冷たいお飲み物をお持ちしました」

森雪「ありがとう・・」

室内にあるテーブル椅子に座る森雪

カチャ
ヒルデ「ユリーシャ様、どうぞ」

森雪「」

ヒルデ「ジー」

森雪「どうしたの?」

ヒルデ「あ、いえ、お飲み物がお口に合うかどうか」シドロモドロ

森雪「大丈夫よ。合うわ!」ニッコリ

ヒルデ(パア「ああ良かった!後宜しければフルーツデザートもご一緒にお食べになられますか?」

森雪「ええ、頂くわ」

ヒルデ「はい」ガッツポ-ズ

森雪(細かい事に気が効く子ね)クスッ

森雪「ねえ一つ聞いていいかしら」

ヒルデ「はいなんなりあと」

森雪「あなたガミラス人ではないでしょう」

ヒルデ「正解には二等臣民ガミラス人なんです」

森雪「二等臣民?」

ヒルデ「はい、あ、でも、一等ガミラス臣民の方でもめったに為れない名誉ガミラス臣民でもあるんです」

森雪「名誉ガミラス臣民?」

ヒルデ「はい、国家に特別な功労者とその家族に与えられる名誉なんです」

森雪「・・そう、あなたのお父さんかお兄さんが軍人なのね、それで」

暗い顔になるヒルデ

ヒルデ「兄はいません。父が軍人でした」

森雪「でした?」

ヒルデ「父はテロンの戦艦ヤマトと戦って戦死をしたんです」

ガチャ
目を見開く森雪
「」

森雪「そう・・・・辛い事を聞いてしまってごめんなさい」

ヒルデ「いいえ、ユリーシャ様そんな顔を為さらないで下さい。私気にしていませんから」

ガヤガヤ
アケナサイ
デスガキョカショヲ
キョカショナラ
ガチャ

セレステラ「目が覚めたようねユリー・イスカンダル」

森雪(やはり私をユリーシャと勘違いしている)

森雪「あなたは?」

セレステラ「(知っているくせに)・・ガミラス帝国情報省大臣ミーゼラ・セレステラ」

森雪「そのお方が何の御用かしら」

セレステラ「少し様子を見に来ただけよ」

ヒルデ「」ハラハラ

セレステラ「お目覚めの気分はどうかしらユリーシャ・イスカンダル」

森雪「余り良いとは言えないわね」

セレステラ「でしょうね。テロン人の恋人とも引き離されて、ここに連れてこられたのだから」

森雪「何故彼の事を知っているの?」

セレステラ「譫言でコダイススムの名前を言っていたそうよ」

ヒルデ「あ、あのミーゼラ様」

セレステラ「なに?」

ヒルデ「何か冷たいお飲み物をお持ち致します」

セレステラ「結構よ。長いする気はないから」

ヒルデ「あ、はい」イシュク

森雪「」

セレステラ「基本、監視と護衛付きではあるけど、あなたの行動の自由は保証してあげる」

森雪「それはありがとう」タンタン

セレステラ(ムッ「しかし、バラレスからは一歩も外には出られないわ」

森雪「私は1日でも早くヤマトに帰り使命を果たしたいのだけれど」

セレステラ「本当は恋人の元に帰りたいのが本音でしょう」

森雪「悪いかしら?」

セレステラ「イスカンダル王家のお姫様がテロン人の恋人を持つなんて落ちぶれたものね」

ヒルデ「」ハラハラ

森雪「あなた好きな男に振り向いて貰えないでいるでしょう」

セレステラ(ピク)

ま森雪「あら、図星だったかしらクスクス」

セレステラ「」ギュッ

森雪「そんな自分が惨めだから、私に嫌みを言いに来た。違う!」

セレステラ「」

森雪「私はきちんと振り向いて貰えたわよあなたとは違ってね」

セレステラ(ギリ)

コツコツ
ガチャ
バタン
立ち去るセレステラ

ヒルデ「あ、あのユリーシャ様」

森雪「大丈夫よ。あなたには飛び火しないよう注意するから」

ヒルデ「あ、はい・・・」

ヒルデ「あの・・・・」

森雪「ユリーシャ様はあのテロンの戦艦ヤマトに乗って

ヒルデ「あ、あのユリーシャ様」

森雪「大丈夫よ。あなたには飛び火しないよう注意するから」

ヒルデ「あ、はい・・・」

ヒルデ「あの・・・・」

森雪「なあに?」

ヒルデ「ユリーシャ様はあのテロンの戦艦ヤマトに乗っていたんですよね!?」

森雪(ハッ)

ヒルデ「何故ユリーシャ様はあのテロン人の

途中で送信してしまった。

何とか完結したい

うむ、期待

ヒルデ「ユリーシャ様はあのテロンの戦艦ヤマトに乗っていられたのですよね!?」

森雪「ええそうよ。それがどうかしたの?」

ヒルデ「な

ヒルデ「ユリーシャ様はあのテロンの戦艦ヤマトに乗っていられたのですよね!?」

森雪「ええそうよ。それがどうかしたの?」

ヒルデ「なぜイスカンダルはテロンに味方をするのですか?」

森雪「何故って言われても・・」

ヒルデ「あのテロンの戦艦ヤマトは父を始め、多くのガミラス兵やザルツ兵を殺したんですよ。なのに何故!?」

森雪「もしかしてあなたのお父さんは」

ヒルデ「・・はい、お父さんはガミラス軍軍人で、惑星プラードの司令官でした・・」

森雪「そんな・・」

ヒルデ「イスカンダルは大小マゼラン銀河の希望であり、愛と平和の象徴的存在なんです」

森雪「」

ヒルデ「なのに何故そのイスカンダルが好戦的な野蛮な種族であるテロン人の味方をするのか私には理解出来ません・・」

森雪「あのね、イスカンダルが地球を助けようとするにはきちんとした理由があるの」

ヒルデ「理由って?」

森雪「失敗したなあ・・」

~回想~

ヒルデ「嘘です!、父がお父さんがそんな恐ろしい事をしていたなんて!私は信じません」

森雪「本当の話しよ。私は嘘を言っていないわ!、ガミラス軍は遊星爆弾の無差別攻撃で、何十億ものテロン人を殺したのよ。だからイスカンダルは惑星テロンに救いの手を差し伸べたの」

ヒルデ「嘘です!ユリーシャ様は

ヒルデ「嘘です!ユリーシャ様は嘘を付いていらっしゃるんです。私は絶対に信じません」

怒りと涙を浮かべて部屋から飛び出すヒルデ

警備兵a「ユリーシャ様、いったい何があったのですか」

森雪「何もないわ」

警備兵a「はあですが・・」

森雪「下がっていて」

警備兵a「・・わかりました」

森雪「あ、待って!」

警備兵a「はい」

森雪「あなた達もザルツ人兵なの

ヒルデ「嘘です!ユリーシャ様は嘘を付いていらっしゃるんです。私は絶対に信じません」

怒りと涙を浮かべて部屋から飛び出すヒルデ

警備兵a「ユリーシャ様、いったい何があったのですか」

森雪「何もないわ」

警備兵a「はあですが・・」

森雪「下がっていて」

警備兵a「・・わかりました」

森雪「あ、待って!」

警備兵a「はい」

森雪「あなた達もザルツ人兵なの?」

警備兵a「はい、そうです」

森雪「わかったわ。ありがとう」

警備兵a「失礼をします」

ガチャバタン

~回想終了~

森雪「ストレートに言い過ぎたかなあ・・・。子供からしたら、自分の親が大量虐殺者だなんて信じたくないものね・・」テーブルにうつぶせ寝

森雪「ハア~、これから先、あの子とどんな顔をして会えばいいんだろう・・」

森雪「ヤマトの皆どうしているのかなあ~古代君に会いたい」次第にうたた寝

大島さんは出ますか?

(ユリーシャ様起きてください。このまま寝ていてはか

(ユリーシャ様起きてください。このまま寝ていては風邪をひいてしまいます)

(う、う~ん)

ヒルデ「お目覚めですか?ユリーシャ様・・」

森雪「やだ。私あのまま眠ってしまったのね」

ヒルデ「・・・入浴と御夕食のお支度ができましたのでお知らせに参りました・・」

森雪「そう・・・」

ヒルデ「どちらを先になさいますか?」

森雪「入浴のほうを先に」

ヒルデ「かしこまりました。では浴場に御案内を致します」

森雪「わかったわ」カタン

ヒルデ「後それから」

森雪「なあに」

やや警戒心

ヒルデ「先程は御無礼な態度を取って申し訳ありませんでした」

深々と頭を下げるヒルデ

森雪「」

ヒルデ「」

森雪「いいのよ別に謝らなくても」

ヒルデ「ですが」
 
森雪「誰かに言われたの?そうしろと」

ヒルデ「ツ」

森雪「余計な事を言う人がいるものね・・」

ヒルデ「ですが、ユリー

ヒルデ「ですが、ユリーシャ様はイスカンダル王家の御方、その御方に非礼な態度を取るのは許されない事なのです・・」

森雪「・・(イスカンダルは大小マゼラン銀河ではどういう存在なの?)」

森雪(まるで愛と平和の象徴を言われながらも、その一方では・・・)

ヒルデ「あの・・・ユリーシャ様・・」

森雪ハッ「ああそうねごめんなさい、浴場に案内して」

ヒルデ「はい」

浴場

メイド一同「ようこそユリーシャ・イスカンダル様」

森雪「・・・この人達はいったいなんなの・・」

メイドa「私共はユリーシャ・イ
スカンダル様にお仕えする者達です」パチ

一斉に森雪の服を脱がし始めるメイド一同

森雪「あ、あの自分のこと

浴場

メイド一同「ようこそユリーシャ・イスカンダル様」

森雪「・・・この人達はいったいなんなの・・」

メイドa「私共はユリーシャ・イ
スカンダル様にお仕えする者達です」パチ

一斉に森雪の服を脱がし始めるメイド一同

森雪「あ、あの自分のことは自分でするから」

メイドa「いいえ、私共がいる限り私共にかしずかって貰います」

森雪

浴場

メイド一同「ようこそユリーシャ・イスカンダル様」

森雪「・・・この人達はいったいなんなの・・」

メイドa「私共はユリーシャ・イ
スカンダル様にお仕えする者達です」パチ

一斉に森雪の服を脱がし始めるメイド一同

森雪「あ、あの自分のことは自分でするから」

メイドa「いいえ、私共がいる限り私共にかしずかって貰います」

森雪「でも私そういうの余り好きではないから・・」

メイドa「では慣れて頂きます」

森雪(慣れたくない)

メイドb「なんて綺麗で滑らかなお肌なんでしょう」

メイドc「お香油を塗りましょう」

メイドd「お花を入れて置きます」

うつぶせ寝にされている雪

森雪(こんな毎日が続くのかしら・・)ゲンナリ

メイドf「ユリーシャ様の髪の毛はサラサラしていて赤ちゃんみたいですわあ」

メイドa「ヒルデ、よくユリーシャ様の両足をマッサージするのですよ」

ヒルデ「はい」

森雪「ねえちょっと」

メイドa「はい」

森雪「私毎日こんな目にあうわけ?」

メイドa「それが決まりですから」

森雪「誰が決めたのそんなのを」

メイドa「デスラー総統閣下です」

森雪「金無駄遣いとは思わないの

森雪「金の無駄遣いとは思わないのかしら?」

メイドb「ユリーシャ様、今度は仰向けになって下さい」

仕方なく仰向けになる森雪

メイドa「私共は高額報酬で雇わられている身、ですからせめてもの義務を果たせて頂きますユリーシャ・イスカンダル様」

森雪「」

明日6章観に行くけど読んでる。
なんか投下上手くいかないみたいだけどガンバレ

寝室

森雪「ハア~疲れた」

ソファーでぐったりとする

メイド長「それではユリーシャ様明日の御予定をお伝えします」

森雪(ゲンナリ)

余り耳に入らない

ヒルデ「直ぐに御夕食をお持ち致しますユリーシャ様」スタスタ

メイド長「・・ユリーシャ様、聞いておられますか?」

森雪「ええ聞いているわ・・」

メイド長「それでは明日に」<(_ _)>

バタン

森雪(皇族のふりも楽ではないわね)

コンコン

ヒルデ「ヒルデです。御夕食をお持ち致しました」

ガチャ

扉を開けるノラン

キュウウウウウウ

カートから漂う料理の香りにお腹は正直に反応

森雪はテーブルに移動

森雪(確か以前ユリーシャに料理作法やマナーは地球と同じと言っていたわね・・)

森雪「美味しそうね」

テーブルに並べられた料理を見た感想

ヒルデ「バレラスでも五本指に入るシェフの方が作った料理ですから」

森雪(少なくとも当面の間は毒殺される心配はないわね・・)

ヒルデ「お飲物はどうなされますかユリーシャ様」

ヒルデ「デスラー総統からの贈り物のワインも御座いますが」

森雪「ううんいいわ、食事中はお酒類は飲まないから」

ヒルデ「それではお飲物は果汁類に致します」

森雪「ええお願い」

森雪「そう言えばヒルデ、あなたは食事は?」

ヒルデ「私(わたくし)へのお気遣いの必要性は御座いませんユリーシャ様」

森雪(要は詮索するなと言う事かしら、でも少しでもいいから話しがしたい)

森雪「もし良かったら、私と一緒に食事にしない」サラッ

ヒルデ(◎-◎;)がたた

ヒルデ「と、とんでも御座いません!私(わたくし)がイスカンダルの皇女殿下とい、い、一緒にお食事だなんて」(*_*;

森雪「(左手を胸に当てながら)私は気にしないわ」

ヒルデ「いいえ、私(わたくし)は気に致します」

ヒルデ「それに」

森雪「それに?」

ヒルデ「私(わたくし)がメイド長のお叱りを被ります!」

森雪(やっぱりあのメイド長に何か言われたのね)

森雪(と言うかお叱りを被ったのねきっと・・・)

ヒルデ「(震え声)ユ、ユリーシャ様、兎に角お食事を、お料理が冷めてしまいます」フルフル

森雪「わかったわヒルデクスクス」

ヒルデ(ホッ)

森雪「でもある程度の会話は問題無いでしょう?」

ヒルデ「・・それでしたのなら・・」

ヒルデの両手を取りながら

森雪「ありがとうヒルデ」ニコ

ヒルデ《ドッキーン》

ヒルデ(やだ私、心臓が早くなって来てる。お父さんを殺したテロン人に味方を

森雪(と言うかお叱りを被ったのねきっと・・・)

ヒルデ「(震え声)ユ、ユリーシ様、兎に角お食事を、お料理が冷めてしまいます」フルフル

森雪「わかったわヒルデクスクス」

ヒルデ(ホッ)

森雪「でもある程度の会話は問題無いでしょう?」

ヒルデ「・・それでしたのなら・・」

ヒルデの両手を取りながら

森雪「ありがとうヒルデ」ニコ

ヒルデ《ドッキーン》

ヒルデ(やだ私、心臓が早くなって来てる。お父さんを殺したテロン人に味方をする御方なのに)は

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