和(28)「部長!ご結婚おめでとうございます!」 (180)

結婚式場

久「もう…あれから何年経ったと思ってるのよ。部長はやめてよー。」

和「あっ、そうでしたね。私ったら…」

優希「和ちゃんも年をとったものだじぇ!」

和「ちょっと間違えただけじゃないですかっ!」

和「っと、では改めまして…」

和「久さん、一太さん、ご結婚おめでとうございます!」

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優希「ゴールインまで意外と長かったじぇ。10年近く交際続けてきたとは…」

一太「お互い仕事の都合がつかなくてね。プロポーズ自体は結構前にしてたんだよ。」

咲「長い間やってこれたんだから、これからも素敵な夫婦になれますよ。」

久「おっ、そう思う?」

咲「はい、とっても!」

まこ「久がよい奥さんかどうかはさておき…じゃがの。」

久「何言ってるの。私がいなければ一太は何もできないわよ。」

一太「ひどいなぁ!?今日の式の段取りだって、僕が決めて久は何もしなかっただろ。」

久「もう!式の段取りは一太が式場係の人と決めて、私は関係各位に連絡するって分担だったでしょ。」

優希「なんだ…息ぴったりだじぇ…」

京太郎「すみませーん、内木先輩、本日の司会進行なんですが…」

一太「あ、悪いね須賀君。司会役お願いしちゃって…、できれば知った顔に司会はしてほしくてさ。」

京太郎「いえ…お構いなく。ただ…」



京タコ娘「だぁだぁ」


京太郎「ゆーき、すまん、司会中は前に行かなきゃいけないから京タコ娘のことを頼む。」

優希「任されたっ!さぁ娘よ。ママの所へくるじぇ!」

京タコ娘「だぁだぁ、ままー」

まこ「しっかし、まさか、わしらの中で優希が一番に子持ちになるとはのぅ。」

久「あら…まこだって旦那さんを婿養子にして、rooftopは順調じゃない!次は跡取りを作らないとね!」

まこ「あはは、頑張ってはいるんじゃが…こればっかりはなかなかなぁ…」

咲「あんまり義務的になると夫婦仲冷めちゃうって聞きますものね。」

和「でも私も咲さんもまだ独身ですから…子供の話はまだ先ですねぇ。(咲さんが独身仲間で良かった…)」

咲「ん、そうだね。子供“は”まだ先だね。」

優希「あれ?でも咲ちゃんは…」

和「え?」

咲「あっ…実はちょっと忙しくて、まだゆーきちゃんにしか伝えてなかったんだけど…」

スッ 薬指キラリ

咲「先日プロポーズされました!」

和「」

「「おおーっ!!」」

まこ「こりゃ二重にめでたいのぅ!」

久「えーっ、日取りはいつなのよ?」

咲「まだ式場がとれてないので、正確には決まってないんですよ。今日は久さん達の式を見て参考にさせてもらおうかと…」

一太「おっ、じゃあ今日はぜひ僕の組んだ進行を見てってよ!」

アハハハハー

和「」ポツン

和「…」

咲「和ちゃん?」

咲「あっ…いえ…おめでとうございます!咲さん!

で、でも、今日は久さんの式ですし、まずは久さんと一太さんを全力でお祝いしましょう!!」

咲「ごめんなさい、そうでしたー」

久「あっ…そうだったわね、一瞬忘れちゃった。」

一太「おいおい…」

アハハ…

係の人「新郎新婦さん、そろそろ準備をお願いしまーす!」

久「あら、もう時間?」

一太「よし、じゃあ行こうか、久!」

咲「私達は席のほうに移ってますね。」

優希「素敵な式を期待だじぇ!」
京タコ娘「じぇー」

15は

和「あ…いえ…~」ですな。すみません。

結婚式進行中

京太郎「それでは新婦からのご挨拶です。」

久「…」カチコチ

京太郎(!?)

久「あ…っと…」カチコチ

京太郎(まさか…)

招待席

美穂子(ひ…久…固まっちゃってるわね…)

ゆみ(大舞台で緊張しやすいのはあいかわらずか…)

和(これは…大丈夫でしょうか…おや?)

一太「…」スッ

久(一太!?)

一太「皆様、久は…意外と緊張しやすい性分でして…」

一太「だから僕もこうやって…」ギュッ

久(あっ…手を繋いで…)

一太「久を支えていきたいと思います。」
一太(頑張って、久)ボソッ


イイゾー シンロウ-!

久(…そうね、ありがとう)クス

久「柄にもなく緊張してしまいました…

さて、改めまして皆様。本日は私達のためにお集まりいただき……」




京太郎(ひゅー、やるなぁ、内木先輩。)

ゆみ「ほぅ…なかなか頼りになる旦那さんじゃないか…」

美穂子「あの人がいれば、久も安心ですね。とってもお似合いです。えぇ、私は高校時代からわかっていましたとも、この二人はいずれこうなるって!」

咲「ど、どうしたんですか?(旧姓)福路さん?確かにあの二人はお似合いですけど…」

美穂子「いえ…このくらい強調しないと病院が…」

咲(病院?)

久「…というわけでこうして手を握ってくれている一太とともに、幸せな家庭を築いていこうと思います。皆様、今日は本当にありがとう!」

ワー パチパチ パチパチ



式終了後

まこ「はー、無事終わったのぅ…」

咲「久さんたち…とっても素敵でした。」

優希「次は咲ちゃんの番だじぇ」

咲「あっ…わたし見とれてて、式の進行とか忘れてた…」

まこ「まぁ、私の時のでよければ教えてやるけん…」

優希「っていうか、咲ちゃんのお姉ちゃんも結婚したんじゃ…」

咲「うーん、あの時も感動したんだけど…段取りなんかはわからなかったなぁ…」

咲(なにせあの時は…)

照の結婚式にて

界「…というわけで、私は良い父親とは到底言い難いけれど…」

界「照…お前の幸せだけは祈らせてほしい、以上。」

ワー パチパチ


宮永母「なかなか名スピーチじゃない」

界「そうか、でへへ…やった、母さんにいいとこみせれたよー」

司会「あの…お父さん?マイク持ったままで、電源もはいったままなんですが…」

界「あ…」

宮永母「ばか…」

回想終了

咲(お父さんがイマイチ決まらないっていうのがなぁ…)

まこ「はー…旧姓宮永照も今やママプロ雀士じゃからのう…」

咲「姪っ子ちゃんもそろそろ話し出すようになりまして…叔母ちゃん叔母ちゃんって言われてます。」


全員「「じゃーお疲れ様ー」」


和「…」ポツーン
(みんな家族や恋人と夕食をとるということで、二次会などはありませんでした…)

和「…」トボトボ

和(えっ…?咲さんが結婚しちゃうから落ち込んでるのかって?)

和(iPS細胞?宮永さんとずっと一緒にいたい?そんなのが許されるのは20までですよ…)

和(20を越えたころから彼氏がいないのを焦り…25を過ぎた頃から結婚してないのを焦りはじめ…)

和(気がついたらアラサーになってました…)

和(私も咲さんもプロ雀士になりました。所属は違いますが、同期でプロに入って、活躍も人気も同じくらい……ですが!)

和(かたや婚約中、かたや独り身…いったいどうして差がついたんでしょうか…?)

和(慢心…?環境の違い…?)

和(やっとできた彼氏にも愛想を尽かされちゃいますし…)

和(何が原因だったんでしょう?既成事実をつくるため偽の安全日を教えたり、婚姻届に判を捺させようとしましたが…それくらいはみんなやってますよねぇ)

和(こんなことならインタビューでもっと愛想よくしとけばよかったですね…)


和のインタビューシーン

アナウンサー「そういえば先日、小鍛治プロがご結婚なされて日本中は大騒ぎ!!式場にテレビ局が押しかけたり、麻雀協会はこの日を記念日にしようと提案したりしましたが…」

アナウンサー「原村プロはご結婚の予定はおありですか?」

和「結婚ですか…あまり考えてないですね…まぁ、私なんかより素晴らしい女性はたくさんいますから、男性とも縁がないですね。」ツーン

和(なーんて言ってた私のバカバカ!)

和(冗談でも「恋人ほしいです」とか言えれば…ああいう時、咲さんは素朴な可愛さが伝わって恋人ゲットしちゃうんですよねー。)トボトボ


(アラサー一人暮らしの家に)帰宅

和「ただいまをいう相手もいません…」ショボン

和「はぁー…今日は疲れました…」ヌギヌギ

和「服は…まぁ、明日でいいでしょう…」

和「結婚式の引出物でもチェックしましょうか…バウムクーヘンに、おっ!調味料は使えそうですね…」

和「あっ、引出物カタログ…どれがいいですかねー」

寝転びながらバウムクーヘンをかじり、カタログを眺める28歳

TELLL…

和「あら…電話?お父さん?」

恵「和…元気にしてるか?」

和「えぇ…いつも通りです。」

恵「プロでも…順調のようだな…」

和「はい、麻雀のプロとしてはとても充実してます。」

恵「まぁ私も今更反対はせんよ…ただ結婚

和(はっ!まずい!)

和「あーっと、私、今は仕事のほうが楽しいんです。それで行遅れたとしても何も…」

恵「ふむ…じゃあ見合いの話もやめておくか…」

和「えっ…?」

恵「割といい男性だと思ったがな…そろそろ孫の顔も見たいと思うが…仕方ない。和、体には気をつけるんだぞ。」

和「ちょっ…」

ガチャン

和「…」

和「で、出会いのチャンスが…」

和「はぁ…今更お父さんに、やっぱり結婚したいと泣き付くのも…」

和「はぁ…私、このままずっと独りなんでしょうか…」

和「そういえば最近、胸の張りも無くなってきたし…身体のラインも…」

和「今はまだ『原村プロはストイックですね』とか言われてますが…そのうち誰にも相手にされなくなって…」カタカタ




和「…なんてまだ先の話ですよね。今日はもう寝ましょう。」

和(今日は龍門渕さんの所へお呼ばれしました。龍門渕透華さんもいまや旦那さんを婿養子に迎えている身です。)


透華「待っていましたわ!原村和!わたくし、今は妊娠中のため、おとなしくしていますが、いずれ時が来れば、目立つ準備はバッチリですわー!」

一「ごめんね、原村さん。折角のオフなのに…」

和「いえ…妊娠中なら何かと不安もあるでしょうから、お話相手くらいならいくらでも…」

透華「その余裕も今のうちですわ。原村和!」

和「……(旦那さん持って、お子さんにまで恵まれた人を前に、独身女性が余裕持てる訳無いじゃないですか…)」

透華「いずれお腹の子供と共に鮮烈デビューして、貴女より目立ちますわよ!」

和「? 何にデビューするんですか?」

透華「公園デビューですわ!!」

一「透華、公園デビューの意味わかってる!?」

和「こ、公園デビューっ!?結婚できた上に、子宝にまで恵まれた、選ばれた女性にのみ許されるステージっ!!」

一「何か衝撃受けてるー!?(透華の旦那様も大変そうだけど…これは原村さんと結婚する人も大変そうだ…)」

和「悔しいですが、今の私(アラサー独身)には勝てる道理がありません…」

一「いつから勝負する流れになってたの?」

和「あ…そういえば国広さんは、まだ龍門渕さんにお仕えされてらっしゃるので?」

一「うん。ボクは結婚するより、透華に恩返ししたいから…」

和「…っ!」(仲間!)

一「…って言ったんだけど。」

透華「いけませんわ!家族同然の一を、いい年して女一人にさせておいては龍門渕透華の名がすたります!そんなわけで、わたくしがキッチリ仲人して縁談をまとめましたわ!」

和「えっ?あ、あの…国広さんの意思は?」

一「それが…ボクも現金なもので、相手の男性のこと気にいっちゃって…一緒になってもここで働くことを理解してくれる人だし、その人と一緒に改めて透華を支えていこうと思うんだ!」

和「ソウデスカ…」

和(悔しいですが…国広さんの龍門渕さんに対する気持ちは否定したくありません。)

透華「わたくしの出産と一の結婚、二重にめでたくしてさしあげますわ!」

和「あの…あまり興奮すると体に障るんじゃ?」

透華「ご心配なく!母子ともに健康に問題ナッシングですわ!」


透華「ねえ、ハギヨシ?」

シュタッ

ハギヨシ「そうですね…ですが、そろそろ屋内に戻ったほうがよさそうかと…」


ハギヨシ「透華さまのお世話は、我が妻にお任せを…」

女性「…」ペコリ

和「!?」

透華「あら…貴女の奥さんを私が独り占めしていいの?」

女性「透華さま…それが私の、いえ私達夫婦のお勤めですから…」


和「あ…ハギヨシさん、ご結婚されてたんですか…?」

一「うちのメイド長をしていた人だよ。すごく有能な人でお似合いなんだ。」

悪いけどハギヨシの奥さんはオリキャラね。
咲やまこや美穂子もだけど「生きて来た中で出会った異性」ってやつ。

和(ハギヨシさんまで…)


和(みんな…)


和(みんな結婚していく……)


黄色いアラサー魔法少女の「世間体のため恋人いる設定三年目」はつらすぎるので外しましたよ。

またネタが思いついたら嫌われてもキモがられてもいいので書こうっと。

衣「ノノカー!」

和「あっ、衣さん!」

衣「今日ノノカが龍門渕に来ると聞いてな。衣も里帰りだ。
それにしても、衣の結婚式以来音沙汰無しとはひどいではないかー」

和「あ…ごめんなさい…でも衣さん、ここに来てずいぶん大人っぽくなりましたね。」

衣「衣とて人の妻となったわけだからな!」

衣「まぁ、殿方を知ったことで、この身も変わり始めているのかもな…まだ子供と間違えられることも多いけど…」ショボン

和「でも、幼く…いえ若く見えるならいいじゃないですか。」

衣「むむっ、いつまでも子供扱いしてもらっては困る!和食も洋食も作れるようになったし、洗濯ものだってできるぞ!」
(台所に立つときや服を干すときに、踏み台に乗らなきゃいけないのは内緒だ…)

衣「それに衣の手練手管、奇技淫巧で我が伴侶も大喜びなんだぞ!」

は?何このゴミSSは

小蒔「じゃあ、どうすればいいんですか!?みんなが幸せになる方法はないんですか!」

霞「速報でやれ」

小蒔「え?」

霞「速報で子ね」

和「ちょっ…ど、どこでそんなこと覚えたんですか!?」

衣「ん…覚えたというか…愛しの旦那様に教えてもらったというか…」モジモジ

衣「でも大事なのは技術ではなく落花流水…お互いに情を尽くすことというか…」ノロケノロケ



和「うわぁぁん!まさか衣さんにまでノロケられる時がくるなんてー!」ダダダッ

霞「彼らはね、咲のSSが好きなのではないのよ」

霞「自分の姿を須賀くんに重ね、咲キャラたちと絡みたいだけなの」

初美「そうなんですかー?」

霞「そうよ。須賀くんはかわいそうだわ。京豚の、自己投影の犠牲になってしまったせいでいろいろな人に嫌われてし亦野だから・・・」

霞「京太郎SSの『京太郎』を、『俺』に置き換えて御覧なさい」

霞「ほとんどのSSで、違和感なく話が進むはずよ」

初美「うわー・・・ほんとうなのですよー」

霞「こういったスレにはね、ただちにふんふむを召還しなくてはならないの」

霞「『悪』をのさばらせてはいけないのよ」

春「でも霞さん…」

霞「あら、春ちゃん?」

春「私、この間言われた…」

霞「何を?」

春「水橋かおり『はるる!賞味期限迫ってますよ!』って…」

初美「そ、それは黒糖かりんとうの話です、はるる本人のことじゃありませんよー」

霞「そうね…私達も…行遅れないうちに相手を見つけないとね…」ドンヨリ

初美「えー!?咲SSの話はどうするんですかー?」

霞「それどころじゃないわよ!」

京豚はキモいんだよ 神聖不可侵である百合漫画の咲に手を出すんじゃねえ チンポ脳どもが
百合は神聖なもので 男は汚いの わかる? お前らのしてることは いちゃついてる女の子達に うんこ投げつけて喜んでるようなものなんだ よ

こんな当たり前のことも理解できずに 性欲のためだけに喚き散らすから京豚は馬鹿にされるんだよ

性欲の為に作者や百合信者を傷つけつ良いと思ってんのか?この腐れイカレポンチが
立や百合信者がどんなに迷惑しているか貴様の>>1と京豚どもは
その一bit脳でよく考えろ

だまれ

和(プライベートな部分はともかく、プロ雀士としては負けられません。ベテ…いえ中堅、中堅のプロとしてしっかりしないと…)


対局中

和「…」シュッ タン

のどっち(28歳ver)(おはようございます、皆さん。のどっちです。私もそろそろヒラヒラな服はキツイ外見になってきましたが…未だに天使の格好してます。)

のどっち(早く本体さんが結婚して子供でも生んで、その子に天使の格好させればいいと思うんですけどね。おっと試合に集中しないと…)

和「ロン、12000です。」
女性プロ雀士「…っ!」

アナウンサー「決まった!原村プロ、トップで終了。さらに今期の勝率を伸ばします。」

和「ありがとうございました。」ホゥ

のどっち(今期の勝率は上がっても、婚期の勝率は上がらないんですよね…)

試合終了後

和(あっ、あれは先程対局した方の一人と…)


女性プロ雀士「ぐすん…あなた、ごめん…結婚記念日をトップで勝って迎えたかったけど…」

その旦那さん「原村プロにあそこまで食らいついたんだから、上出来だよ。さぁ、今夜は二人きりで過ごそう。」

女性プロ雀士「あなたぁ!」ダキッ


和(おかしいですね…涙が止まりませんよ…)

男性プロ雀士「原村プロ、本日の勝利、おめでとうございます。もしよければ、一緒に食事でも…」

和「えっ!?」クワッ

男性プロ雀士「ひっ」

和「ぜひ!!喜んで!!」ズズィッ

男性プロ雀士(怖っ、何かイメージと違う…)







和「本当に食事だけで終わってしまいました…」ポツン

のどっち(そりゃ、あんなに捕食者のような目で見てたら、ムードも色気もありませんよ…私もまだまだこの格好続けなきゃいけないようですねぇ…)

>>123
は?作者は私の質問に答えよ!

>>130
1ビットしかないから忘れてたよ。
お前がパスしてくれたおかげで、はるるの声優ネタも使えたよ!やったね!

和(今日は奈良で麻雀イベントがありましたので、ゲストとして出席しました。)

和(そして…)


穏乃「のどかー!」

憧「お待たせー!」

和「穏乃!憧!」

和(旧友二人と再会です。え?この二人は?もう二人とも旧姓高鴨、旧姓新子ですよ……)

和「二人とも、お子さんはどうしたんですか?」

穏乃「私のとこは旦那さんと山に行ってるよ。」

憧「うちはお姉ちゃんとこに預けてきたわ。と、いうわけで…」

穏乃「久しぶりに和を含めて女子会だー!」

和「それにしても穏乃はずいぶん落ち着きましたね…」

穏乃「そう?まぁ、私も憧も1児の母だから、そう見えるかもね。それに、旦那さんの前ではおしとやかでいたいよ。」

和「あらら…ぞっこんですね。羨ましいです(割と本気で)。」

憧「いや…しず…あんた子供が走り出すようになったら、一緒になって駆け回って、旦那さんを2倍疲れさせてたじゃない…」

穏乃「まかせて!!」

和「くすっ、そう簡単に人は変わりませんよね。変わらないといえば、憧も変わらず、お洒落で若々しいですね。」

憧「んー?母親になったからって、みだしなみには手を抜きたくないわよ。旦那に飽きられたくないし。」

穏乃「憧は旦那さんと出会った時はよそよそしかったのに、結婚したらアツアツだもんね。私なんて子供生まれてからは普段ジャージだよ。」

和「えっ!?」

穏乃「え?」


憧「あんたは結婚前も出産前も妊娠中もジャージだったでしょうが。出産祝いも子供用ジャージ贈られるし…」

穏乃「ティヒヒ」

和(憧は結婚して母親になっても容姿に気をつけています…そ、それにくらべて私は…)


回想


和(服は…片付けるのは明日でいいですね)ヌギステポイ

和(ゴキュゴキュ…プッハー、ビール美味しいですねぇ!)

和(あっ…ムダ毛の処理…まぁ厚着だし、誰かに見せるわけでもなし、見えるとこだけお化粧しましょう。)

回想終わる

和「……」アタマカカエ

穏乃「どうしたの?」

憧「気分でも悪い?」

和「いえ、なんでもありません……あれ?この道は…」

憧「おっ!覚えてる?」

和「私がいた頃と変わりませんねぇ。」

穏乃「田舎だからねぇ。」


和「変わらないものも…あるんですね」ホロリ




憧「でも和…多少は変わらないといつまでも独り身よ…」

穏乃「うん、相手との歩み寄りは必要だよね。」

和「浸らせてくださいよぅ!!」

松実館

和「わらひだって~…対局に集中して疲れるときらってあるんれすよぅ!精密機械の原村プロとか言われても~家に帰ったら気を抜いたっていいらないれすかぁ…」

玄「うわわ…和ちゃん悪酔いしてるねぇ…」

穏乃「和ってば…『結婚出来ないー』って嘆いてどんどん飲んじゃって…」

憧「私らも慰めて、飲み過ぎないよう止めたんだけどねぇ…」

玄「あらら…」

和「あっ!玄しゃん…おひさしぶりですー」

玄「お久しぶりー、大丈夫?」

和「もちろんれす…ほら、玄さんの大好きなおもちも…
男を知って熟れ熟れになった原村和のおもちれすよー」

穏乃「あ…和、一応彼氏いたんだ…」

憧「和があんまりにも迫りすぎて、愛想尽かされたらしいけど…」

玄「和ちゃん…違うよ…」

和「ふぇ?」

玄「大きい小さい固い柔らかいじゃないの…そんなふうに簡単に差し出すのは、私の好きな和ちゃんのおもちじゃないよ。」ババーン

和「はっ!?くろしゃーん!わらしがまちがってまひたぁ」エグエグ

玄「よしよし」ナデナデ

宥「玄ちゃーん!旦那さんが厨房のほうで呼んでるよー!」

玄「えっ、ホント?今すぐ行きますのだ!」スクッ

和「ふぇっ!?」ビターン


憧「ちなみに、宥姉も玄もそれぞれ旦那さんを迎えて、皆で松実館を盛り立ててるのよ。」

穏乃「あとインハイで和と戦った灼さんも、結婚して夫婦で鷺森レーンを切り盛りしてるよ。」

和「結局みんな結婚してるんじゃないですかぁ!」バンバン

夜も更けて

玄「和ちゃん、寝ちゃった?」

穏乃「はい…」

憧「結局あのあとも飲んでたけどね…」

玄「二人は泊まってく?」

憧「うん、家には連絡入れといた。」

穏乃「それに今日くらいは和についていてあげたいし…」

玄「和ちゃんも焦らず肩の力を抜いてみれば良い人見つかるよ。」

穏乃「そうですね…さっきみたいに本音を吐き出したほうがいいのかも…」



和「くぅ…くぅ…」
↑酒瓶抱いて寝てる28歳独身女性

憧「いやさすがにこれは見せられない!」

和(ファンの方からプレゼントをもらうこともあります。)


ファン「原村プロー!」

和「はい?」

ファン「あのっ…私、原村プロのファンで…よかったら、これもらって下さい!」

和「これは…ぬいぐるみ?」

ファン「はい!原村プロの持ってるペンギンさんの女の子バージョンです!もしよかったらその子のお嫁さんにと思って…」

和「……」
和「あ、ありがとうございます。とても嬉しいです。」

和(……よかったですね、エトペン。貴方は結婚できるようですよ…。)

帰宅後

和「はぁ…折角ですし…エトペンとこの子を並べておきましょう。」


エトペン・ペンギン(♀)


和「お似合いですよ…」

その夜

エトペン『和ちゃん…』

和「えっ?エトペン?」

エトペン『和ちゃん…今までありがとう…僕、この娘と幸せになるよ。さよなら和ちゃん。』

和「ちょっ…待ってください!一人に…一人にしないで…」



和「わあああっ!」ガバッ

和「はあっ…はあっ…夢?」


エトペン&ペンギン(♀)

和「全部夢ってわけじゃないですよね…」



和「……」



和「もう…いい…」

和「きっと私は…ずっと独身なんです…」

和「幸いプロはまだ続けられそうですし、蓄えもあります…」

和「そうだ…どうせ行遅れのピエロを演じる羽目になるなら…思いっきりヒラヒラな服を着てやりましょう…」フフ…フフフ(虚ろ)

数日後 和行きつけのお店
和(ここのお店はデザイナーさんがいい仕事してくれるんですよね。いつの間にか仲良くなって相談にのってくれたり…)







和「そのデザイナーさんにプロポーズされてしまいました…」


こうして、原村和は行遅れになることもなく結婚して子宝にも恵まれる。
旦那さんの趣味と実益を兼ねた方針で、いつまでもフリフリヒラヒラな服を着ていたが、本人に不満はないご様子。

お幸せに。

カン

すこやんが結婚してたっていいじゃない。
途中でまとめサイトの話が出たけど、こんな話はそもそもまとめられるかねぇ。
みんな大嫌いオリキャラと結婚してるんだから。
でも俺は同性愛よりはこっちのほうが好きだから書いた。

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年01月11日 (日) 01:54:46   ID: vfRVN9xh

京豚というわけじゃないけど30近くになってレズはキツいww

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